07/09/29 22:49:42 bUEW/eZC
闇が広がっている。
漆黒の闇だ。
俺は闇が好きだ。
闇は、自分を、自分の過去を、自分の宿命を、全て飲み込んでくれる。
闇の中に生きる俺に、闇だけが俺に安息を提供してくれた。
俺は、まどろみの中、夢と現の境を漂っているのだと思っていた。
その声を聞くまでは。
「そこに居るのかい、兄さん」
「……シンヤか」
朦朧としていた意識が、急激に覚醒する。
徐々に目が慣れてくると、周囲の様子がおぼろげに浮かび上がってくる。
どうやら、此処は広い部屋の中のようだ。
そして、この場には俺とシンヤ―テッカマンブレードとテッカマンエビルの他にも、多数の人間が居る様だった。
最初は衣擦れの音と呼吸音が、そして段々と人の声―不安げな会話音が場を満たす。
遠くでなにやら怒鳴り散らす声も聞こえるようだ。どうやらここは相当に広い空間のようだ。
だが、それ以上は分からない。
それらのことに気を裂く余裕は、俺には無かった。
最も危険で最も重大な存在は、既に俺の目の前に立っているのだから。
「コレは何だ? いつの間に俺を連れてきた? これもお前達ラダムの仕業か?」
「フフ、僕達にこんな真似が出来るのならば、とっくの昔に実行に移しているさ。兄さんを殺すためにね……」
その言葉には妙な説得力があった。
だが、ラダムの仕業で無いならば、一体これは……!?
そう思った、次の瞬間だった。
突然、目も眩むほどの光がその場を満たした。
地面が、円柱状のその部屋の壁が眩い光を放っている。渦巻きのような模様で……
「こ……これは!?」
「兄さん、あそこだ!」
シンヤが示すその先には……一つの椅子が、それも玉座と呼ぶべき大層な代物聳え立っていた。
そこに鎮座する一人の男を誇示するかのように。
「ようこそ諸君。初対面のものもそうでないものも居るようだが、一応名乗っておこう。
わが名は、螺旋王ロージェノム。覚えたければ覚えておくが良い」
男は低い、威圧感の溢れる声でそう名乗った。
「螺旋王? ロージェノム……?」
「何者だ……?」
ざわざわと、場が乱れる。それと同時に、殺気が周囲から溢れ出した。
どうやらこの場に居る人間の中には、血の気の多い者が多いようだ。
しかし、当の螺旋王は、全く動じる素振りも無く、言葉を紡いでゆく。
「だが、名前などどうでも良い事だ。大切なことは別にある。
よく聞くがいい。
重要な事は、お前たちは今から全員で、最後の一人になるまで殺し合うこと。
そして、その一人以外は、全員死ぬ、ということだけだ」
113:没OP案
07/09/29 22:51:20 bUEW/eZC
「!?」
意味不明で不穏な、だが有無を言わせぬその宣言が部屋中に木霊する。
周囲の混乱がピークに達してゆく。
そしてその混乱をさらに助長するかのように、螺旋王の言葉は続く。
「私は優秀な個体、優秀な螺旋遺伝子を求めている。
これは言わばそのための実験。お前達は、それを見定める上でのモルモットだ。
手段は問わん。貴様らの中から、最も優秀な一人を選び出せ。
そう、命を懸けてな……」
「そこまでにしておくんだな、思い上がった虫ケラめ!」
突如、何物かの声が響いた。
いや、俺はこの声を知っている。この声は―
「お前は―モトロフ!!」
そう、ラダムのテッカマンにして指揮官。
憎むべき俺の宿敵の一人、テッカマンランス・モトロフだ。
「ほう、貴様も居たのか、出来損ないのブレード。
好都合だ。貴様もあの世に送ってやろう……この虫ケラの次にな……!」
そう言うと共に、モトロフはロージェノムの元へと向かう。
他の人間達も、モトロフに続かんとばかりにいきり立っている者が多数居るようだ。
早くもロージェノムとやらの計画は破綻しかかっているかに見えた。
だが……
「ふむ、異星生命体に改造されし螺旋生命体か。
しかしサンプルは既に2体居る。
このまま一参加者の目に余る行動を見過ごすのも実験の妨げになるな……」
当の螺旋王は、さも当然とばかりに落ち着き払っている。
さながら。これも計算の内と言わんばかりに。
「まあよかろう。特別に貴様はこの螺旋王ロージェノムが相手をしてやろう。かかってくるが良い。
ああ、そういえば貴様達はコレが無ければ話にならんのだったな? そら、くれてやる」
そう言うと、ロージェノムはモトロフにあるものを投げよこした。
この光煌く結晶は……テッククリスタル!
そう、この螺旋王とやらは、わざわざ没収していたテッカマンにとっての核とも言える存在を、敢えてその持ち主へと返したのだ。
そして、ゆっくりと立ち上がるロージェノムの仕草は、面倒な仕事に望むかのようにすら見える。
絶対的な優位を確信した者の見せる、余裕だった。
そして、それがモトロフの苛立ちを臨界点に押し上げる。
「……言いたいことはそれだけか?
良いだろう! 宇宙の塵となって自らの過ちを悔い改めるが良い!! テーック、セッターーー!!」
次の瞬間、完全に臨戦態勢となったテッカマンランスが、ロージェノムへ向かって突進する。
「死ねぇ――ッ!!」
そして、激しい衝撃音が室内を轟く。
しかし―
「ちぃッ! バリアかッ!!」
ランスの攻撃は、ロージェノムの目前で、淡い緑の壁によって遮られ、届かない。
「螺旋力を利用したバリアーだ。その程度の攻撃では私には指一本触れられんぞ?」
「ほざけッ、ならばコレでどうだッ!!!」
そういうや否や、ランスのプロテクターが開き……不味いッ!!
「危ないッ!! 全員伏せろ――ッ!!」
「ボルテッカァァァ―――ッ!!!」
114:没OP案
07/09/29 22:52:49 bUEW/eZC
ランスの絶叫と共に、凄まじいまでの爆音と衝撃が室内に充満する。
砕けた床や壁の破片が、もうもうと立ち込める。
「クッ、これでは他の人間に被害が……!」
「いや、そうでもないみたいだよ兄さん」
「何!?」
シンヤに言われて改めて周りを窺う。
確かに、凄まじい衝撃の割には、周囲の人間は皆無事……それも、無傷に近いようだ。
「馬鹿な……あの爆発に巻き込まれていながら……!?」
「それだけ、あのバリアが高性能ということなんじゃないかな?」
「……では、まさか……!」
土煙が晴れてゆく。それと共に、ランスの姿が浮かび上がる。
「フッ……如何に強固なバリアと言えども、この至近距離からボルテッカを食らえば……」
ランスの周囲は、ボルテッカの軌跡が綺麗に抉り取られているようだった。
そして、その地面を抉る傷跡の先には……
「……何ッ!?」
螺旋王ロージェノムが、そこに居た。
先ほどと寸分たがわぬ、傷一つ無い姿で。
「この程度とはな。片腹痛いわッ!!」
「バカな―ぐはァッ!」
嗚咽と同時に、鈍い炸裂音が弾ける。
そして次の瞬間には、ランスの体は遥か後方の壁中へとめり込んでいた。
ロージェノムの一撃……そう、唯一撃の正拳が、ランスを弾き飛ばしたのだ。
「見ての通りだ。お前たちが足掻いたところで我が螺旋力の前では無力そのもの。
そして―もう一つ、首輪についても説明しておいてやろう。貴様たちの首についているそれだ」
「―!」
言われて始めて気付くほどに、その首輪は違和感なく、まるでそれが当然かのように、シンヤの首にも、俺自身の首にも嵌っていた。
一体、いつの間に嵌められたのか?
「その首輪には、特殊な反物質―爆薬が詰まっている。先ほどの男のように私に歯向かったり、実験に支障を来たす様な行動を取れば―」
その刹那。
壁にめり込むランスの体―その首が、閃光と共に爆発した。
「こうなる。
まあ、爆発自体は内向的なものだから他への影響は少ないが、本人は確実に生命活動を停止するだろうな。
それと、実験の円滑な進行の為に、禁止区域に侵入してもこの首輪は爆発する。肝に銘じておくことだ」
その時には、もう既にロージェノムの声だけが、その場を支配していた。
爆煙の中に残ったランス―モトロフの変わり果てた姿が、そうさせていたのだ。
「貴様らの中には、先ほどの男のように私に挑みたいものも居るだろうが……生憎と、貴様ら全員を相手にしていては実験にならん。
まあ、最後の一人に残ったならば、また私が直々に相手をしてやろう。爆弾だのバリアだのの小道具を抜きにな。
それだけではない。栄誉ある最後の一人は、私にとっても貴重な個体だ。
その者が望むことを何でも叶えてやることにする。億万長者にでも不老不死にでも、なんにでもしてやろう。
その栄冠を得るために、殺し合え。死力を尽くしてな!」
その場の人々は、怒りとも、悲しみとも、諦めともつかない混沌とした感情で沸きあがっていた。
だが、目の前の男―シンヤの感情は、その中でも一際異質で、その向けられる先も異なっていた。
「望みを叶える……? フフ、あの男は何を言っているのやら。僕の望みは、もう殆ど適ったも同然なのにね。
兄さんと命を賭けて戦える、このステージを用意してくれただけで僕はもう満足さ。
さあ、兄さん。始めようか?
僕が必ず兄さんを殺してあげるよ……」
目も眩むような闇が、その空間を侵食してゆく。
ドス黒い、憎しみという忌むべき闇が……
115:没OP案
07/09/29 23:05:38 bUEW/eZC
静かな部屋だった。何もなく、ただ広がるばかりの部屋。まだ何もない部屋。
そう――『まだ』何もない部屋。
カツン――
ところどころ闇の残るほの暗い部屋に、杖を突く音が響く。
その音と共に、何もない空間から、白い光がいくつも現れた。その総数は――82。
それは、この場に集められた生贄の数を示している。
白い光は、徐々に大きくなり……2mを超えたところでパチンと泡のように音を立てて割れた。
この空間に、音が生まれた。何も、誰もいなかった空間は人で満たされ、彼らの発する声や熱により、変化が生まれる。
あるものは、自らの知り合いを探して駆け寄り、あるものは自らの体を確かめるように己をさすり、
あるものは、当然のこの状況に慌てふためき、あるものは冷静の己の周囲に気を払った。
しかし、その場に集められたものはほぼ全員―ここで2度目の誕生を経験したものを除いて―何も分かっていなかった。
何故、こんなところに自分がいるのか?ここはどこか?首につけられているものは一体?
せいぜい分かるのは―照明が少ないせいか、この部屋が薄暗いこと。リノリウムのような建材で床ができていること。
壁が人工物とはかけ離れた、まるで何かの生命体の内壁のような……不気味な紋様の緑色の壁ということだ。
「聞け……矮小なる人間どもよ……」
唐突だった。天からの声とでも言うように、その場にいる人間たちの意思を無視し、これが流れ始める。
周囲の壁より反響し、さもあらゆる方向から声が聞こえているように聞こえた。
「わが名はテッカマンオメガ……地球制圧用テッカマンの長……」
最も奥の、まるで祭壇のように一段高くなった場所の壁が突然渦を巻き――巨大な異形が形を成した。
10mはある巨躯に、甲虫のような非金属の光沢を帯びた薄紫色の鎧を纏い、手にはその体躯に合わせたサイズの杖を持っていた。
「今からお前たちは……最後の一人になるまで殺しあってもらう!」
ここに、場の混乱とざわめきは最骨頂に達した。
テッカマンオメガと呼ばれた存在は、更に言葉を紡ぐ。
「ありとあらゆる方法を使い、生き残れ。
最後まで―『人としての』最期まで生き残ったものにのみ、元の世界に返る権利と、あらゆるしがらみから解き放つ力を与えようッ!
適者生存という言葉ある通り、弱肉強食の世界で生き残ったものこそがより強力な……完全なテッカマンにふさわしい!」
圧倒的な威圧感と存在感を放ちながら、オメガは宣言した。
116:没OP案
07/09/29 23:06:35 bUEW/eZC
ルールは単純。最後まで生き残ることこそが勝利。各人には、戦うための牙が与えられる。
よいものもあれば、悪いものもある。特定の誰かにしか意味のないものもある。一見、ハズレに見えてよいものもある……ということ。
食料は最初に渡されるが、会場内にもあるということ。会場からの脱出は不可能だということ。
禁止エリアがあること。今、首につけられている首輪は管理のためのものだということ。
―以上だ、ゲームのルールは単純だろう、会場への転送は――」
「待てッ!」
一通りの説明を終えて、オメガの言葉に口を挟むものがいた。
「これはなんの冗談だ、オメガ様……いやオメガ!より完全なテッカマンだと!?我々以上の完全体など存在しない、違ったか!?」
そう―我こそは完全なテッカマンと信じて疑わぬ、参謀型テッカマン―テッカマンランスことモロトフだ。
「ランス……それは間違っていたと、自らの身を持って知ったのではなかったか?一度は砕けたその身、最後に何を見た?」
う、と低い声でランスがうなる。そう、彼の脳裏に焼きついているのは、ブラスター化したブレードの姿―。
「お前は、テッカマンとして非常に不完全だ。故に―今回の『選別』の材料として用意した」
「黙れッ!言わせておけば……材料だとッ!捨て駒か、噛ませ犬のつもりかッ!」
ランスが、懐から幾何学系の形をしたクリスタルを取り出した。
「テックセッタァー!」
その声と共に、人間だった姿が、黄色い鎧に身を包んだ姿に変わる。
「これもいい機会か……」
突然壁より現れた触手が、格子状の網の壁へと変わり、ランスに続いてオメガと走り出そうとした参加者を阻んだ。
参加者が破壊しても、あっという間に再生し、また道を阻む。
策の中には、オメガとランスのみ。1対1の形だ。
一息に、距離を詰めると、テックランサーを振り下ろした。しかし、オメガの姿は一瞬揺らいだあと、ランスの後ろに逆に回る。
軽くオメガが腕を振るだけで、ランスの腹に腕が食い込み、木っ端の吹き飛んだ。
ただひたすら、常人では目で追うことすら難しい速度で攻撃を仕掛けるランスと、それを子供のようにあしらうオメガ。
ランスからすれば必死のそれは……オメガからすればただ自分の力を誇示し、逆らう意思を奪うための……
殺し合いを促進させるためのデモンストレーションでしかなかった。
「おのれ、おのれッ!」
胸のアーマーが展開され、3つの赤い球体が露出する。同時に、ランスはオメガにしがみ付いた。
「ボルテッカァァァ―――ッ!!!」
ランスがついに、伝家の宝刀―ボルテッカを放つ。
「フッ……如何に指令型と言えども、この至近距離からボルテッカを食らえば――」
――何ッ!?」
マントをばさりとひるがえし、赤い光の中から現れたのは―傷を負ったとはいえ、五体満足なオメガの姿。
「悪くない破壊力だ……しかし――足りん。それに、余興はここまでだ」
そう言うと、オメガが指を鳴らす。
ピ――とけたたましい警告音が鳴り響く。そして――ランスの首が、突然千切れ飛んだ。
117:没OP案
07/09/29 23:07:47 bUEW/eZC
「最後のルールを忘れていた。こちらの規定したルールを破ったとき―お前たちの首につけられた首輪が爆発するようになっている」
「ケンゴ兄さん……いやオメガ貴様ァァァァアアアア!!」
格子越しに、顔に傷を持つ青年が叫ぶ。
しかし、オメガはその声を無視した。
「…………以上だ。転送を開始する」
集まった生贄たちが、また光に包まれていく。彼らが運ばれる先は、修羅か地獄か―パンドラの箱か。
誰にも分からない。
とりあえず、家かえってやる気でたんで一時間ばかりで書いてみた。どうだろうか?
しばらく書いてないんで腕錆びてるかも……
118:没OP案
07/09/29 23:09:09 bUEW/eZC
依頼により張りました
119:本を取り戻せ ◆ARkjy9enog
07/09/29 23:36:17 J4ObJL8g
かつて人は、物事を伝えるために口伝を用いるしかなかった。
だが当然のように人から人、その人からまた別の人へと1つのことが伝わっていくにつれ、
やがて情報は今で言う伝言ゲームのように誰の悪意を一切受けることなく、自然と元ある形を歪ませていく。
このままでは間違った情報が蔓延してしまうことになると、当時の人々は頭を悩ませた。
そこで発明されたのが、本である。
様々な知識を正確に伝えるものとして歴史上他に類のないほど画期的な発明だったといえるこれは、
古代インカ帝国の石版を起源とし、中国における竹札、メソポタミアにおける粘土板文書、古代エジプトにおけるパピルス書物という風に
全世界に爆発的に広まっていった。
仮に世界中全ての本を読みつくすことが可能であれば、恐らくその人間は神と並べるほどの全知を有するであろう。
それどころかもしも運命的な本と出会えたならば、それまで自分が世界と信じてきたものの殻を一瞬で突き破り、新たな地平を見渡すことすらできる。
本とは世界。世界とは宇宙。宇宙とは全て。全てとは人。
嗚呼、神様。この世に本と、そして私をお作りくださって本当にありがとうございます。
「…………で?」
何やらどこぞの危ない宗教家のように語りだした眼前の女を、スパイクは冷めた視線で眺めていた。
工業区の波打ち際。コンクリートと海の段差はざっと見て2メートル前後か。
間違って足でも踏み外して落ちようものなら、少なくともここらへんでは二度と地上に上がってこれないだろう。
なのでスパイクは、海を背にして多少離れた位置にあぐらで座り込んでいた。
右手には相変わらず最初に支給された道具の1つであるやけに分厚い本を持っている。
昔の連中にとって画期的な発明だろうが至高の文化的財産だろうが、彼にとっては少なくともこの本は
せいぜい角で殴れば少しは武器になるくらいのただのゴミという認識でしかない。
それこそ古本屋に売るしか価値がない。
ただ、そんなゴミを意地で渡そうとしないというのもまた滑稽な話ではあるのだが……
ともあれ、まだ辺りは暗いというのにそこだけ天から光が舞い降りて輝いているように見える女……読子・リードマンは
先刻まで胸のあたりで指を絡めて明後日の方向を向きながら陶酔していたが、スパイクがそう半分投げやりな言葉をかけると
くるっとその長い黒髪を翻してこちらに向き直り、まったく邪気のない笑顔で要点を告げた。
「というわけでその○極○彦先生の本、読ませてくださいっ」
「なにが『というわけで』だ!? 前後関係まったくわかんねえよ!」
思わず体を前に乗り出して怒鳴り返す。
だが本人は特にその勢いに怯んだ様子もなく、形の良い眉を八の字に曲げつつ両手で黒縁メガネの端を押さえると
どこか舌ったらずな口調で先ほどの論調について解説し始めた。