07/09/27 07:26:41 PLcV1ngS
わざわざ全体主義の観察に居座ってる人もご苦労さんです
389:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 08:45:51 9dxmq29Z
主催者乙
390:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 15:09:59 +1+Qt1Yx
重複スレあるんだからそっちを再利用するとか
全く考えられないのかお前達は
391:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 15:27:50 bJT9TcGZ
考えるわけないじゃん
392:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 18:37:15 sEfRzlds
迷惑な話だな
393:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 19:06:18 73g33Pp+
おすすめ2chにロリショタが
394:ちょwww
07/09/27 19:17:12 V2StS3jo
ロリショタ、ギャルゲ、アニメかよ
しかもバトロワwww
もうちょっと健全な趣味もとうぜwwwwwww
395:厨が
07/09/27 20:10:36 4jNdCRgy
そろそろ戻る時間だな
396:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:32:27 PdAeN/pC
「それで、これからどうする気なのよ?」
つい先ほど、シモンと舞衣が出会った路地から数分歩いた位置にある喫茶店。
その店内に存在する椅子の一つに座りながら、舞衣がシモンに尋ねる。
「決まってる!!仲間を集めて、螺旋王をぶっ倒す!!」
テーブルを挟んで向かい合うようにしながら、答えるシモンの『言葉』は勇ましい。
だが、それは言葉だけだ。
喋っている彼の様子を見れば、大部分の人間はその言葉が信用に足るものではないと感じるだろう。
血走った目。青ざめた顔。絶えず音を鳴らし続ける白い歯。
そのどれもが、彼を『正常』では無いと証明している。
『おれ、こわいんだよ。
戦わなきゃ、戦いを止めなきゃ、仲間を作らなきゃ…
あんたを信じなきゃいけないのに、おれ、こわいんだ』
つい先ほど、彼自身が吐いた弱音。
運良く、最初の遭遇者である鴇羽舞衣を仲間にする事が出来た今でも、
シモンの中にある『疑心暗鬼』の黒い種は消え去っていない。
だが、そんな精神状態にあっても少年は、一心不乱に仲間を集めようとする。
『アニキならそうするから』『アニキに近づかなきゃいけないから』…まるで呪いの言葉のように、ただそれだけを唱え続けて。
それほどまでに、『アニキ』という人物が今まで彼に与えてきた影響は大きかったという事か。
先ほどの話を聞くに、今まで『アニキ』から受けた恩恵は、シモンにとっては計り知れない物だったのだろう。
しかし、その偉大な人物亡き今、少年の心は逆にその『アニキ』に縛り付けられてしまっている。
今のシモンは、悪い意味で後先を考えずに暴走している状態だ。
本来ならば、ここで舞衣が彼をなだめて押しとどめるべき立場にいるはずなのだが……。
(……ごめんね……私もさ、どうしていいのか…よく…わからないんだ)
自分が何をすれば、彼の中の黒い種を取り除く事が出来るのか。
冷静にそれを考える余裕は、今の舞衣には存在していなかった。
弟を殺され、弟を殺した自分の妹のように思っていた友人を殺して…
余りにも重過ぎる出来事を体験した舞衣の頭は、まだ薄ぼんやりと霧が掛かっている状態のまま、変わらない。
(何て言えば、シモンを止められるのか…何て言えば、シモンを救えるのかはわからない…でも)
ぐっ、とテーブルの下にある手を握り締める。
せめて、何があってもシモンは守る。今度こそ、守りきる。
もう……二度とあんな想いは味わいたくは無いから。
397:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:33:03 XQa4L59/
ほえ
398:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:33:04 8oStttwN
399:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:33:59 Ub4U0A9f
400:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:34:08 PdAeN/pC
「……そういえば…舞衣の武器って何なんだ?」
ふとそんな質問をされ、思わず舞衣がシモンの顔を見る。
「武器………?」
自分の持つ特殊能力、エレメントとチャイルドの事はまだ話していなかったはずだが…?
いぶかしげに目を細める舞衣に、今度はシモンが不思議そうな顔をした。
「コレの中に入ってなかったのか?俺のには、とりあえず武器になりそうなのはナイフしか入ってなかったけど…」
ああ、そういうことか。
ディパックを掲げているシモンを見てようやく合点が行く。
「支給された武器、って事ね……」
ふぅ、と思わずため息を付く。
つい先ほどまで茫然自失状態だった故に、支給品確認までは気が回っていなかった。
「ちょっと待って、今確認するから」
そういいながら自分のディパックを手元に引き寄せ、中を覗き込む。
コンパスや筆記用具にメモ用紙、ランタン、時計、水……大雑把に詰められているアイテムの中に、ふと奇妙な物を発見する。
「指輪…………?」
ディパックからその指輪をとりだししげしげと眺めてみるが、特に変わった点は見られない。
「もしかしてそれ、武器、とか……?」
「まさか……」
シモンにそう返事しながらも、なんとなく指に嵌めてみる。
そのまましばらく待ってみたが、特に何かが起きる気配は無い。
「どうみてもただの指輪ね……何でこんな物が支給されるんだか」
理解しかねる支給品に少し頭痛を感じ、思わず頭を抑えた。
指輪を外すのも億劫なので、気を取り直してそのまま再度物色を行う。
次に舞衣の目に入った奇妙なアイテムは……
「………ビニール袋?」
「は?」
「あ、待って。何か入ってる……」
ビニール袋ごと「何か」を取り出し、掲げ上げて中身を見てみる。
中に入っていたのは、木の枝とそれになっている幾つかの実。一瞬食料かとも思ったが、それにしては量が少なすぎると思い直す。
それにしてもこれ、どこかで見たような………?
「舞衣、今それを出したときにこれが零れ落ちたんだけど」
「え?」
声を聞きシモンの方を見ると、その手に握られているのは白い紙。
二つ折りされているそれを受け取り、中身を確認すると……?
401:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:34:28 9d/HQGx9
402:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:35:22 PdAeN/pC
『マタタビ:猫にマタタビ!これでシビアなアイツもイチコロだ☆』
思わず脱力し、顔面からテーブルに突っ込んだ。
「ま、舞衣!?どうした!?」
「あー……大丈夫よ……ちょっと主催者に対する疑問が湧いただけだから……はぁ…」
まさかこの殺し合いに自分に支給されたのが指輪にマタタビとは……。
螺旋王とやらは、自分に殺し合いをさせる気が本当にあるのか?
それにしてもマタタビね…そういえば昔、テレビの動物番組か何かで見たような記憶が……。
「け、結局それ……なんだったんだ?」
「あぁ、マタタビよマタタビ…参加者に猫でもいれば武器としても使えるだろうけどね…」
テーブルに突っ伏したまま、投げやりにシモンの質問に答える。
「マタ……タビ?マタタビって……何だ?」
「知らないの?よく言うじゃない、猫にマタタビって」
予想外の言葉に思わず顔を上げ、シモンの顔を見つめる舞衣。
まさかこのご時世にマタタビを知らない人間に出会うとは…。
舞衣の例えを聞いても、シモンは相変わらず顔をしかめて考えているままだ。
「結局、その…それ、食えるの?」
「ん?まぁ、食べられないって事は無いわ」
ふと、『マタタビ』なる名前の語源と言われる昔話を思い出す。
あの話が真実だとするならば、食べる事によるメリットはあれどデメリットは無いはずだ。
「むしろ体にいいかもね……精力とか付きそうだし」
「せいりょく?」
「あんた、精力ってのもわかんないわけ?精力って言うのは……」
ポカンとした表情のシモンに言葉の意味を解説しようとした舞衣の体が固まる。
『精力』……その言葉からまず最初に連想されたのは……まぁ……何というか……
花も恥らう年頃の乙女がそう簡単に口にしていい事では無いというか……
実際に日常生活でも使用される言葉であるし、今自分が考えている事の方がイレギュラーなのだろうが…
パッと思いついた物はそう簡単に頭から離れない訳で……
しかしこのまま意味を解説しないでいるというのも…目の前で不思議そうな顔をしている少年を見ていると無理そうで…
突然の極限状態の中で、舞衣は………………
「つ、つまりはその……気合いよ。気合い」
適当に思いついた近い意味の言葉を代用し、言葉を濁した。
間違いは言っていないはずだ…………多分。
「気合い………?」
鸚鵡返しに、シモンが呟く。
「そう、気合い……といっても、流石に申し訳程度だとは思うけどね…ハズレよ、これも」
このままこの話題を終わらせようと、マタタビをディパックの中に仕舞おうとする舞衣だったが………
「待ってくれ!」
その手を、シモンの悲痛な叫びが止めた。
「………どうしたの?」
思わず、シモンの顔を見る。呆然としてしまう程に、シモンの叫びには悲哀が満ちていた。
バッと、シモンが自分の手を舞衣に差し出す。
「た、頼む!!それ、俺にくれないか!?」
そう舞衣に懇願する少年の顔は、ただ事では無い。
息を荒くし、目を見開きながら必死の形相で舞衣に詰め寄ってくる。
「べ、別に構わないけど……」
シモンの様子に少し引きながらも、舞衣は彼にマタタビを渡した。
「あ、ありがとう……!」
手の上にマタタビが乗るや否や、それを握り締め、自分の胸元へ持っていく。
まるで、無くした自分の大切な宝物を、それで代用しているかのように。
403:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:35:47 9d/HQGx9
404:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:36:07 8oStttwN
405:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:36:28 PdAeN/pC
「シモン………?」
「……昔……昔さ…村から飛び出して……アニキ達と一緒に旅していた時……」
ポツリ、ポツリとシモンが呟き始める。
「一回…腹が減りすぎて、気合いも何も入らなくなった時が合ったんだ……」
誰に聞かれたでもなく。誰に聞かせるでもなく。
「でも、その時は……ブータが、自分の尻尾を俺達にくれて…それを食べた事で気合いが入って…それで、敵も倒せて…」
舞衣からしてみれば、よくわからない固有名詞が含まれる言葉で。
「ア、アニキはいっつも言ってた……気合いだって…気合いがあれば、大抵のことは何とかなるって、笑ってた……」
…………ああ、そうか。
「だ、だから……だから、俺も何かあった時は…コレを食べて、気合いを入れて…そ、そうすればきっとアニキみたいに…!!」
シモンは、言い聞かせているのだ。舞衣にではなく、他でもない自分自身に。
「そうだ……コレがあれば俺もアニキに近づけるんだ……!!」
舞衣は、黙ってシモンを見つめる。
いつまでも、いなくなった人間を求める浅ましい姿。
不安で、怖くて仕方なくて……そして、その『代わり』を別のものに求める、哀れな姿。
そして、そのネガティブで醜い姿が、舞衣の中の何かに引っかかる。
―――なんにもない、なんにも、ないよ。
―――信じてもいいよ、あたしのこと。
「…………っ…」
なんだ。わかってみれば、簡単な事だ。
自分も、この少年と何ら変わらない存在じゃないか。
いなくなった弟の事を、忘れられなくて、追い求めて。
こんな場所で偶然出会った少年に、弟の姿を勝手に重ね合わせて。
406:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:36:57 9d/HQGx9
407:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:37:30 8oStttwN
408:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:37:34 PdAeN/pC
「………私……もね……」
「え……?」
舞衣の呟きに、今度はシモンが反応する。
「……弟がさ、一人………いるんだ………」
―――お姉ちゃん。
「昔から、病弱でね………だから……私が頑張って守ってあげなきゃって思って……」
―――いつもごめんね、お姉ちゃん。
「いつも……あの子のために働いて……それで、不安にならないようにって、笑顔でいて……でも、それはさ…」
―――お姉ちゃんが、重いんだ。
「あの子にとって、全然良い事じゃなくて……逆に……重荷になって……」
森の中。戦っている二つの影。見知った顔。緑色の炎。消えていくチャイルド。光。緑色の光。忌まわしい記憶。
「それで……その後……巧海は………」
――お姉、ちゃん……
――嘘……!駄目だよ、こんなの………!!
――ごめんね……ありが……とう……
――っ……あ……あ……いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
「巧海………は…………」
――命………どうして……巧海を……?
――巧海………が……どうしたんだ……?
『アンタが殺ったんじゃない!!アンタが!!!巧海を……!!!カグツチィィィィィィィィィィィィ!!!!』
「…………ごめんね……これ以上は……言えない、みたい……」
409:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:38:05 9d/HQGx9
410:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:38:37 PdAeN/pC
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
気まずい沈黙が、喫茶店内を支配する。
俯いたまま、何も喋らない舞衣。
その舞衣を見てもどうしていいのかがわからず、ただ手の中のマタタビを弄ぶシモン。
先に口を開いたのは、舞衣の方だった。
それは恐らく、逃避からだろう。
これ以上黙っていると、あの忌まわしい記憶が次々に蘇ってきそうだったから。
「……私のほうの支給品は、今の二つでおしまいね」
何度目かのため息を付きながら、事も無げにそう言う。
元より、HIMEの能力を持っている自分に取っては武器など無用の長物だ。
特に重要な事では無いと自分の中で結論付けた舞衣だったが……その事実を知らないシモンに取ってはそうも行かなかった。
「舞衣には武器……無い、のか?」
唖然としながら呟いたかと思うと。
「じゃ、じゃあ!!俺の武器、変わりに使っていいから!!」
なんと、自分の持っているナイフを舞衣に差し出したのだ。
「え……でも、あんたさっき持ってる武器はそれだけだって…」
「い、いいんだよ!俺は、その、そこら辺で適当なのを調達すれば…だから、舞衣は丸腰じゃ……!!」
遠慮している舞衣を物ともせず、半ば強引に自分のナイフを受け渡そうとするシモン。
一体、何をこんなに焦っているのだろう?そこまでしてくれなくてもいいのに。
そこまで大事にして貰うほど、自分は―――。
「……別に……いいわよ、そんなの。私なんて……いつ殺されても、構わないんだから」
そう。そうなのだ。
自分にはもう、生にしがみ付くだけの気力など残っていない。
希望も、願いも、理由も、悲しみも…絶望すら、最早感じているのかどうかさえわからない。
胸の中にあるのはたった一つ、消えかけの蝋燭のような弱弱しい炎…目の前の少年、シモンを守りたいという想いだけ。
しかし、その炎は決して舞衣に希望を与えない。
今の彼女にとって、『誰かを守りたい』という事は、『誰かが無事ならば、自分はどうなっても構わない』という事と同意なのだから。
自己犠牲……エゴに満ちた贖罪とも言い換えられるその炎は、辺りを照らすことなくチリチリと舞衣の体を焼いていく。
まさしく、蝋燭の最後の灯火のように炎は更に燃え上がる。輝きを増しながら。さらに舞衣を傷つけらながら。
だが………………
411:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:39:40 PdAeN/pC
突如、テーブルが音を立てて揺れる。
「ふざけんなッッッッッッッ!!!!!」
目の前にあるのは、今までに無い強い表情をしたシモンの顔。
「え………?」
何が起きたのか、頭の理解が追いつかない。
「そんな……そんなふざけた事言うなッ!!」
シモンの怒号と共に、自分の体が強く引っ張られるのを感じた時、
ようやく『シモンが怒りでテーブルに拳を叩き付けた後に、舞衣の襟元を掴んだ』という事実に気づく。
だが、今の自分の言葉の何がシモンの逆鱗に触れたのか…それはまだ舞衣にはわからなかった。
「いつ殺されても構わないとか、死んでもいいとか、そんな事は絶対許さねぇ!!」
キッと舞衣を間近で睨み付けながら、シモンの叫びは続く。
「俺はもう、仲間が死ぬのなんて見たくないんだッ!!」
その顔のほとんどは、先ほどまでの病的な様子のシモンから変わらない。
しかし、今の少年の目の奥からは……先ほどとは明らかに違う、強い輝きが見えた。
今にも暴走しそうな危うい力が多分に含まれていながらも、それでも尚その光は強い。
荒い息を付きながら舞衣を見据えるシモンの手は、未だに彼女を離そうとはしない。
そのまま、しばらくの時間が流れる。
数秒だったか、数十秒だったか、数分だったか……それを正確に認識できる余裕は、今の彼らには無かった。
沈黙を破ったのは、またしても舞衣の方。
「………手…離して…苦しいからさ…」
ようやくそれだけ言葉を搾り出す。
それを聞いた瞬間、彼はハッとしたように舞衣を掴んでいた手を離した。
「あ、その……ゴメン……」
頭に上っていた血が下がり冷静になったシモンが、バツが悪そうに舞衣に謝る。
その目からは、もうあの輝きは消えうせていた。
「………………」
シモンには何も答えず、ただつい先ほどまで掴まれていた首元をさする。
彼女の脳裏にあるのは、今のシモンの言葉。
(………死ぬのは……見たくない、か……)
譲れない強い気持ちが込められた叫びを聞いた時……炎が、少しだけ揺らめいた。
所詮、自分がしたい事は自分が救われたいが為のエゴにすぎない。
だが、どうせ同じエゴなら……せめて、少年が望む道を選んでみるべきか。
412:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:40:32 9d/HQGx9
413:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:40:46 PdAeN/pC
――今の言葉は、シモンが自分のした事を知らないから言えた事だ。結局は、ただ死ぬのが怖いだけ。
心の中のどこかで、そんな声が聞こえる。
ああ、それも恐らくは真なのだろう。そして、舞衣はその事実を話す気にはなれない。
けど………もう、それでいいじゃないか。もう……それで。
投げやりのまま、乱暴にそう決め付ける。どうせ、今の自分には物事をまともに考える事など出来ないのだから。
だから、舞衣はシモンにこう言った。
「…わかったわ。私も、もう自分の命は捨てないようにする」
それでも………もし、誰かの命と自分の命のどちらかを選ぶならば、その時は……誰かの命を救う。
心の中で、そう一言だけ付け加えて。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
それから、舞衣は自分のHIMEの能力……すなわち、エレメントとチャイルドについてをシモンに説明した。
あまりにも突飛な内容に、流石のシモンも最初は不審そうな顔をしていたが、
実際に目の前でエレメントの生成を行い、軽い火炎放射や飛行をして見せたところ、驚きながらも納得してくれた。
シモンに話した内容は、以下の通り。
・自分のエレメントが出来る攻撃は、火炎放射による物のみ。
・また、腕を交差する事によりバリアーを作り出し、大抵の攻撃は防げる。ただし、守れるのは自分ひとりだけ。
・エレメントの効果で空を飛ぶことは出来るが、誰かを抱えたまま長時間飛行するのは難しい。よって移動には適さない。
チャイルドについては流石にこの場で呼び出す事はしなかったが、
とりあえず、『巨大な怪物を呼び出して攻撃させる』とだけ説明しておいた。
それを聞いたときシモンは『舞衣もガンメンを持ってるのか?』と言っていたが、
『ガンメン』なる物の意味を掴みかねた舞衣が逆に尋ねると、『じゃあ、別の物なのか…?』と言ったきり、黙り込んでしまった。
そして説明を終え、エレメントを消滅させた舞衣は、自分のディパックをテーブルの上に置きある物を探していた。
「仲間を集める、って言ってたわよね」
そういいながら、舞衣が自分のディパックから目的の物をを取り出す。
「あ、ああ……その…それ、何?俺のにも入ってたけど……」
舞衣が取り出したものを指差しながら、シモンが問う。
「見てのとおり、参加者名簿じゃない。もしかしたら、私の知り合いとかもいるかも知れないから…」
頭の中に、最初の犠牲者となった奇妙な鎧の男が浮かぶ。
あの男は、あの場にいた誰かと顔見知りのようだった。
ならば、自分の友人達も誰かがこの場にいるのでは……という簡単な推理である。
手早く、名簿の中に目を通す。
見知った名前は三つ。
すなわち……玖我なつき、結城奈緒、そして藤乃静留の三人である。
最後の人物の名前を見た瞬間、舞衣の表情に疑問が浮かんだ。
(どうして、会長さんが……?玖我さんに結城さんや私はHIMEだから呼ばれたとしても、会長さんには何も…?)
まさか、彼女もHIMEだと言う事か?…よく考えてみれば、その可能性は十分か。
「ま、舞衣…その……」
シモンが遠慮がちに舞衣に声を掛ける。
それを催促だと解釈した舞衣は考察を止め、名簿の中の名前を読み上げた。
「とりあえず、私の知り合いは三人いたわ。玖我なつきさんと、藤乃静留さんと、結城奈緒さん。
最初の二人は仲間になってくれそうだけど、最後の一人は……あまり期待しない方がいいかもね」
言いながら、最後に見た結城奈緒の姿を思い浮かべる。
414:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:41:49 Ub4U0A9f
415:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:41:51 PdAeN/pC
些細なトラブルから、片目を負傷したその姿。
……少なくとも、あのまま誰かと手を組めるほどの余裕は無かったはずだ。
「とりあえず、玖我さんと結城さんは私と同じ力が合って…この二人が出すのはそれぞれ銃と爪だけど…、
武器が無くても、十分に戦える人たち。それから、最後の藤乃さんももしかしたら同じ力を…」
「い、いやそうじゃなくて!!」
突然自分の台詞を中断され、舞衣がキョトンとした様子でシモンを見つめる。
「……どうしたの?」
「いや、その……俺、文字が読めないから……これに何て書いてあるのかわかんないんだ…」
そう言いながら自分の名簿を掲げてみせるシモンに、少なからず舞衣は唖然とした。
(文字が読めないって……小学校も出てないの?)
「そ、その……俺の仲間…大グレン団の誰かもここにいるかもしれないし…でも俺これ読めないし…どうすればいいんだか…」
滑稽なほどにうろたえているシモンを見ながら、恐らく今までで一番大きなため息を付く。
「……わかったわ。じゃあ、とりあえず思いつくだけ知ってる人の名前を言ってみて。私がその人たちがいるかどうか探すから」
「あ、ああ……えっと…まず男が……ギミーに、ロシウに、キタン…それにえっと…リーロン…も男だよな…?それから他には…」
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
結局、シモンが一通りの名前を言い終わるのには十数分程の時間が掛かった。
「……これで、全部のはず……多分……」
流石に数十人はいる大グレン団全員の名前がわかる訳では無いが、とりあえず主要のメンバーは一通り告げたはずだ。
少し痛くなった喉を押さえながら、シモンはそう考える。
「……その、それだけ苦労させておいて言うのもなんだけど、シモンが言った名前のほとんどはここにはいないわ」
それを聞いた瞬間、シモンの心に安堵とも絶望とも取れない感情が浮かび上がる。
こんな殺し合いに巻き込まれた仲間がいないという安心と、こんな場所に仲間がいないという絶望。
だが、次に舞衣の放った言葉を聞いた瞬間…………
「ただ、二人だけ……ニアって娘とヨーコって人は、この殺し合いに参加してるみたい」
絶望が、心の中の全てを覆った。
「ニ……ア……?ニアだっ……て………!?」
ニアが。自分があそこで偶然出会った、あの少女が。自分に優しく話しかけてくれた、あの少女が。
この殺し合いの中に………イル?
「何で……何でニアがここにいるんだよ!?」
思わず、両手を目の前のテーブルに叩き付けた。
どうしてだ?何故?だって、ニアは……あの男の………!!
「と、突然、どうしたの……?このニアって娘が、何か………?」
「………ニアは……螺旋王の実の娘だ………」
「娘……娘って……主催者の子供って事………!?」
自分の子供を、この殺し合いの中に放り込む?
螺旋王の常軌を逸した行いが信じられず、思わず呆然と舞衣が呟く。
「……そうだ……早く、早くニアを助けないと……」
そんな様子の舞衣を尻目に、シモンが自分のディパックの中を漁る。
その頭の中では、自身が考えうる最悪の想像が何度もリピートされていた。
ニアが………殺される。死ぬ。
アニキのように。また、自分がグズグズしているせいで、また。
ニアガ、シヌ?
「どこだよ……どこにいるんだよニアは……!?」
乱暴にディパックの中にある地図を引っ張り出し、テーブルの上に広げる。
その上をシモンの視線が目まぐるしく動き回るが、かといってそれで目当ての人物がどこにいるかわかる訳でも無く。
「舞衣!!これ、この地図に何が書いてあるんだ!?ニアの場所とか、載ってないのか!?」
地図の上に書かれた文字列を指差しながら、苛立ったままシモンが舞衣に叫ぶ。
言っている内容が支離滅裂な事にすら、今の彼は気づけない。
416:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:42:18 9d/HQGx9
417:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:42:20 8oStttwN
418:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:42:26 YWcUmsHS
419:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:42:54 PdAeN/pC
「え……い、いくらなんでもそんなのは載ってないわ。ただ、幾つか地名が書かれてるだけで……
ホテルとか、豪華客船とか…灯台とか……」
舞衣が例として読み上げた地名の一つを聴いた瞬間、シモンの頭に何かが引っかかった。
「ごうかきゃくせん……?」
「簡単に言えば大きな船よ…数千人単位で人が乗れるような豪華な…タイタニック何かが私は思い浮かぶけど」
大きな、巨大な船。その単語が、シモンの記憶の中のある物と結びつき……はじけた。
「………それだ……もしかしたら、そこにニアがいるかも!!」
「は、はぁ?何で、そこにその子がいるなんて事が……?」
突然シモンが導き出した結論に、舞衣が疑問の声を上げる。
「俺達大グレン団が暮らしてる本拠地、ダイグレンもでっかい戦艦だ!!
同じでかい船なら、ニアもそこを目指すかもしれない!!」
シモンの考察は完全にインスピレーションによるもので、根拠など何も無い。
だが、舞衣はそんな事よりも……シモンが言った、別の言葉が気になっていた。
「戦艦、ですって………?」
戦艦で暮らしている。確かに、今シモンはそう言った。
シモンが、最初にあった時から度々口にしていた単語……『大グレン団』。
その大グレン団なる組織の本拠地が、巨大戦艦?
シモンは、『アニキ』を螺旋王に殺されたという。
そして、その『アニキ』が生前に結成していたのが、他でも無い大グレン団で。
つまり、大グレン団という組織の正体とは…………
(螺旋『王』を倒す為に、行動している……ゲリラ組織のような物…!?)
まさか、こんな年端もいかない少年が、そんな組織に属しているというのか?
だが……もしそうだとするのならば、納得できる部分もある。
まず、シモンが余りにも当たり前の知識を知らなすぎる事。
つまりこれは、彼がそういった教育も受けられないような環境、
例えば……独裁者とそれに抗う民衆との争いが絶えないような貧しい内紛地域で生まれ育ったような………
(何を考えてるのよ私は…幾らなんでも、突拍子が無さ過ぎるわ)
思わず頭を抑え、荒唐無稽な考えを追い出そうと深呼吸する。
「そうだ、『豪華客船』だ……!早く行かないと、ニアが……!!」
そんな舞衣を尻目に、慌ててナイフを手に持ち、散乱している小物を自分のディパックに詰め込んで出発の準備をしているシモン。
だが、焦りで震える手は正確な作業を阻害し、手に持っていたディパックが軽いはずみで地面に落とされてしまう。
軽いディパックが落ちただけとは思えないような、激しい落下音が響き渡る。
そして、その拍子にディパックから零れ落ちたあるアイテムを見たとき………再び、舞衣の頭は混乱した。
420:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:43:44 9d/HQGx9
421:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:44:02 PdAeN/pC
「何よ……これ……」
思わず、そのアイテムを起こそうとそばに近寄る。
「ま、舞衣?それが何だか知ってるのか!?」
シモンにとっては、よくわからない存在だったらしいそれは…舞衣にとって…
いや、自分の知っている限りでは知らない人間はいないようなポピュラーなアイテムであるそれは………
「知ってるも何も……これ……バイクじゃない……!」
大人一人、いや、二人までなら乗せられるような、背もたれの存在する特徴的なバイク。
どう考えても、人が背負えるようなディパックに入る代物では無い。
だが……それでも確かに、このバイクは『今まさに舞衣の目の前でディパックから零れ落ちた』のだ。
「バイク?バイクって……」
「乗り物よ……それぐらいは、わかるでしょ…」
シモンの質問に機械的に答えながらも、舞衣の頭はまだ混乱から回復してはいない。
異常だ。何かが、異常だ。どこかがおかしい。
突然の殺し合い。そこで出会った奇妙な少年。そして、明らかに異常な特性を持つディパック。
わからない。何一つわからない。
「乗り物……つまり、これもガンメンか!!だったら、これに乗ってニアを……!」
今のシモンには、舞衣の混乱を察して行動する事など出来ない。
ただ、目の前に現れた、つい先ほどまでただのゴミだと思っていたそれに取り付き、どうにか動かそうと弄繰り回す。
(………違う……内紛地域とか、そんなレベルの話じゃない……)
必死でバイクのあちこちを調べ、動かし方を模索しているシモンを見ながらボンヤリとした頭で考える。
シモンの動きは、完全に『バイク』という物体を知らず、あたかも初めてそれに触れるような雰囲気が感じられた。
まるで、自分達とは違う文化……それどころか、自分達とは全く違う『場所』から来たような………?
「クソッ!!どうやったら動くんだよ!?」
苛立ったシモンの叫び。それを聞いた瞬間、ハッとした。
そうだ、少なくとも今は……そんな事を考えている場合じゃない。
シモンが『どこから来た』のであれ、今彼が感じている焦燥と恐怖は本物なのだ。
ならば、自分のすべき事は一つ。
「貸して。私も、バイクの運転なんかした事無いけど…少なくとも、アンタよりは動かせるわ」
目の前の少年を………シモンを、助ける事だ。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
422:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:44:19 YWcUmsHS
423:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:44:54 Ub4U0A9f
424:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:45:01 VDJ7bj5F
425:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:45:07 9d/HQGx9
426:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:45:29 PdAeN/pC
「……よし、エンジンはかかった」
喫茶店前の道路、そこでシモンと共にバイクに跨りながら、舞衣が呟く。
最初から刺さったままだったエンジンキーは問題なく回り、ご丁寧な事にガソリンも満タンの状態だ。
ついさっき見た地図を思い出しながら、豪華客船への道を考える。
「豪華客船に行く道は、二つあるわ。博物館前からモノレールに乗るルートと、このまま直に豪華客船に向かうルート」
前を見たまま、自分の後ろで背もたれに掴まって座っているシモンに話しかける。
「も、ものれーる?」
「モノレールの方を選んだら、豪華客船までは早く着くけど、途中でニアって子に会える可能性は限りなく低い。
直で行く方を選ぶのなら、目的地までは時間が掛かっても、もしかしたら途中でその子に会えるかもしれない」
詳しい施設の説明は省き、要点だけを素早く説明する。
「え、えーと……」
「今すぐ考えなくてもいいけど、このまま映画館に着くまでには決めておいて」
「わ、わかった!」
答える声には若干の不安が感じられるけれども、それでも理解はしていると判断した。
「それじゃあ……行くわよ……」
発進の合図を口で出した後で、ゆっくりとアクセルを入れる。
見よう見まねで騙し騙しの、非常に危うい発進方法だ。もしもバイク運転の心得がある人物が見たら、血相を変えて止めるだろう。
(そういえば、玖我さんってバイクの運転出来るんだっけ……)
この会場のどこかにいるであろう、自分の友人の顔をふと思い浮かべた。
今のシモンほど彼女達を心配している訳では無いが、それでも合流できるのならば早いに越した事は無い。
(どこかで、会えればいいけど……)
そして仲間を求める二人を乗せて……バイクは、勢いよく走り出す。
【B-5 道路上・交差点付近 一日目 黎明】
【鴇羽舞衣@舞-HiME】
[状態]:精神的消耗(先ほどよりは軽くなっている)、ずぶ濡れ、若干の混乱
[装備]:クラールヴィント@リリカルなのはStrikerS、ポスティーノのバイク@王ドロボウJING(運転中)
[道具]:デイバッグ、支給品一式
[思考]
基本:シモンを手伝う
1:シモンが決めたルートの通りに、豪華客船へ向かいニアを探す。
2:玖我なつき、結城奈緒、藤乃静留に会えたら仲間になってもらうよう交渉する。ただし奈緒は警戒。
3:とりあえず、生きる決心は付いた。だが、もし自分の命で誰かが助かるのであれば、その時は……。
4:シモンって…一体、何者?
[備考]
※「巧海を生き返す」ためゲームに乗るという手には、まだ思考が及んでいません。
※カグツチが出せないことに気づいていません。また、エレメントに制限が掛かっている事にも気づいていません。
※クラールヴィントの正体に気づいておらず、ただの指輪だと思っています。HIMEの能力と魔力に近い物があるかどうかは不明。
※参戦時期の影響で、静留がHIMEである事は知りませんでしたが、ゲームに呼ばれている事から「もしかしたら…」と思っています。
※シモンが別の世界からやって来たのではないかと考えていますが、荒唐無稽な考えだとも思っています。
※バイクは2~30km程のスピードで走っています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
427:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:46:35 PdAeN/pC
(ニア…………!!)
捜し求める少女の名を心の中で叫びながら、シモンは自分の胸元に手を当てる。
そこにはもう、故郷の土の中で見つけた、自分の大切なお守りは存在しない。
それでもシモンは、そこに何かがあるかのように、強く強くその場所を握り締めた。
(俺が、俺がニアを助けてやらなきゃ……!!今度は、俺がアニキにならなきゃ……!!)
たとえここに、今までずっと持っていた大切な物が無くても……
自分と、旅立つきっかけをくれたあのガンメンとの絆が無くても……
自分で、強くならなくてはいけないのだ。
(大丈夫、大丈夫だ……コイツもあるんだから……!)
ポケットの中に仕舞いこんだ、『マタタビ』なる実の事を思い浮かべる。
きっと、これを食べればあの時のように……アニキと一緒だった時のように……!
少年の言葉は、どこまでも勇ましい。だが、その心は未だに闇に包まれたまま。
それを払うであろう光……かの少女の姿は、まだ少年には見えていなかった。
【シモン@天元突破グレンラガン】
[状態]:健康、疑心暗鬼気味、焦り
[装備]:フィーロのナイフ@BACCANO バッカーノ!、マタタビ@サイボーグクロちゃん(?)
[道具]:デイバッグ、支給品一式、ランダム支給品0~1個(本人確認済み・武器以外ないし、シモンの理解できない物)
[思考]
基本:兄貴のように大グレン団を結成し、螺旋王を倒す
1:モノレールルートで豪華客船に向かうか、直行ルートで行くかを決める。
2:豪華客船へ向かい、ニアを探す。ヨーコの事も少し気になる。
3:仲間を集めたいが、やはり疑心暗鬼が抜けない。
4:俺の、コアドリル………。
[備考]
※かなり疑心暗鬼気味ですが、舞衣はある程度信用したようです。
※文字が読めないため、名簿や地図の確認は不可能だと思われます。
※カミナ、及びヴィラルが参加している事に気づいていません。
(死んでいるカミナの名と、敵であるヴィラルの名は舞衣に伝えなかったため)
※コアドリルが無いことに気づいていますが、今はそれどころでは無いと誤魔化しています。
【アイテム補足】
【クラールヴィント@リリカルなのはStrikerS】
ヴォルケンリッターが一人、湖の騎士シャマルの使用するアームドデバイス。別名「風のリング」。
攻撃能力は無いに等しいが、治療や通信、更に転送等の支援用途で本領を発揮する。
当たり前の事だが、魔力の無い人間には使用できない。
【ポスティーノのバイク@王ドロボウJING】
さすらいの謎の郵便屋、ポスティーノが愛用している緑色のバイク。
郵便物を入れるためだと思われる鞄が後輪の両サイドについているが、既に中身は没収されている。
ごく普通のバイクであり、他に特筆すべき点はないと思われる。
【マタタビ@サイボーグクロちゃん(?)】
何の変哲も無い、ごく普通のマタタビです。
疲れた旅人がこれを食べた所、元気が出てまた旅が出来るようになった…という逸話は有名ですね。
この逸話の通り、食べればちょっとは元気が出るかもしれません。
ちなみに、私達の良く知っているキウイフルーツもマタタビ科の植物なんですよ?
以上、CV遠藤綾でお送りいたしました♪
428:失ったもの/失いたくないもの ◆WcYky2B84U
07/09/27 21:47:37 PdAeN/pC
以上で投下終了ですー
429:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:52:21 FXxDk7ju
くそなげー
430:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 21:52:54 CFMwroBr
431:はい定時
07/09/27 21:54:36 D8TzhKcd
726 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/26(水) 23:35:34 ID:m4SiLvRQ
キレイにコピペされた件w
727 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/26(水) 23:38:31 ID:WO0GNVOv
NGワードに引っかかって削除されてたから、言われて始めて気が付いた。
728 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/27(木) 03:05:01 ID:7W0yOPeh
G…盗用連投が本格的に荒らし扱いされそうだからってビビってんのなw
支援してくれるとはまあ、糞虫にも使い道があるってことかwww
729 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/27(木) 03:12:34 ID:VYN2XzSr
さるさる規制を気にしなくて済むのは誠に楽だ。
専ブラのおかげでSSだけ読めるし、便利なもんだな。
730 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/27(木) 03:24:15 ID:iDDnE8Ec
あいつら名前欄変えても意味ないのわかってんのかよwww
731 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/27(木) 03:32:25 ID:7W0yOPeh
343 :甘い。:2007/09/27(木) 02:37:51 ID:d8/xZnJb
状況説明だけで書かれた典型的な厨房の文章
これが批評wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
糞虫様は相変わらず最高に笑いのセンスに溢れていらっしゃいますwwwwwwwwwww
732 名前:最低人類0号 投稿日:2007/09/27(木) 08:39:16 ID:3Tlhd2sn
相変わらず、自演会話が会話になってないから たった1人でアホやってるって良く分かる
いや会話しなくても、別の人が同時に書いてるならああはならんからな
432:んじゃこんなのも
07/09/27 21:58:05 tr2oIke+
1144 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 19:39:27 ID:???O
逆に云えば今回素晴らしき人がまともなマーダーやりだしたら
あからさますぎるサラマン候補勢に確実にしわ寄せがきそうだがなw
原作でも出オチな公m(ryとか常時油断しすぎな金(ryとか虻蜂のエビ(ryとか
1145 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 19:41:49 ID:???0
素晴らしき人は攻撃がワンパターンなのがな…
1146 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 19:44:55 ID:???O
指パッチンコンビor対決までは生き長らえてもらいたい
1147 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 19:47:11 ID:???O
不殺のサラマンダーは長生きしたんだぜ!
1148 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 19:59:01 ID:???0
>>1145
画像、映像なら映えるんだが、文章だけだと素晴らしさは伝わりにくいよな
1149 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:01:33 ID:???0
予約の中に出会うの無理な組み合わせがあるような気がするんだが……大丈夫だろうか
1150 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:05:25 ID:???0
イリア組みはmapの人のミスだからねねねの進行ルート上に確実にあの二人はいるはず。
1151 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:13:38 ID:???0
どの予約も正直マーダー返り討ちしか想像できん
どれだけのマーダーが仕事をこなせるか、どれだけのマーダーが2話で退場するか……
この日曜日は地獄だ
1152 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:20:09 ID:???O
>>1148
つ「オドー大佐」
つ「ヴァーミリオン・CD・ヘイズ」
1153 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:22:03 ID:???0
>>1150
いや別の組の話
だけどごめん、気のせいだった
片方に乗り物&片方に方向オンチ設定でなんとかなりそう
1154 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 20:39:49 ID:???0
>>1152
オドーは参考になるな。指パッチンで叩き潰す以外の技が全く無いし。
まあ、空間殴り潰して防壁にするとかの小技はあるが。
ヘイズは無理だろww
1155 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 21:19:54 ID:???O
乗り物か
どこのことだろ
1156 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 21:22:57 ID:???0
銃の予備マガジンってやっぱり支給した方がいいのかな?
1157 :やってられない名無しさん:2007/09/27(木) 21:24:52 ID:???0
いや、別に無くても良いよ?
限られた残弾で戦う、ってのができるから。
多分どっかに「予備の弾丸」って支給品が出ると思うし。
433:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 22:40:21 R3LJ2IRe
>>431
どうもしたらばの運営委員会さまの規格にあわない批評であったようですね
434:774
07/09/27 22:58:04 hVbQVWHa
こういう書き込みがいやならそもそも最初から2ちゃんでやるな
435:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 22:58:28 Gupyz9Nt
436:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 22:58:46 Ub4U0A9f
437:獣を見る目で俺を見るな ◆ZJTBOvEGT.
07/09/27 23:01:48 ipRCTNeM
表に出ると同時に、銃声を、ウルフウッドは聞いた。
とある中年男が変身すべく叫んだ合い言葉がそれによってかき消されたとも知らず、
現場に向かうべく駆け出す。
なじみの音だ。親代わりなどという肩書きをぶら下げたろくでなしを手にかけてからこっち、
ずっと、自分はあの音と共にあったのだ。そしてそれは、今とて同じ。
道を外した者は、外した道を歩き続けるしかない。
この手には銃、そして今や五体に染みつききった殺りくの業(わざ)。
ならばこの道、歩き抜く。生けども死せども、楽園(エデン)に踏み居ることの許されぬこの身なら。
なすべきことは決まっている。見敵必殺。今までと同じ。
頭に二発、心臓に二発。すみやかな安らぎをこの手で、即座に。
壁を背に、曲がり角に身を隠し、目的地に迫る…迫る。
そしてほどなく、ひとつの死体を発見する。
年端もいかぬ子供の死体と、血溜まりを。
孤児院で養っていた子供達と同じ年頃の少女が、
仰向けに天を見上げて、その長くもない人生を終えていた。
「けったくそ悪っ…」
ぼやきながらも、ウルフウッドはすでに状況の検分を始めていた。
心臓を貫通する銃弾の一撃。それに伴う失血、ショック死か。
仏にされた少女は見たところ、武器らしきものはひとつも持っていない。
殺されたあとに持っていかれたのかもしれないが、それにしては応戦した形跡すらもなかった。
一方的に殺害された可能性が非常に高いということだ。
続けて周囲を見よ。
円形に拡がった血溜まり、その先に点々と続く足跡を。
血を踏んでから去っていったそいつは、誰か?
ふところからタバコを取り出そうとし、持ち合わせがないことに気づく。
それと同時に聞こえてくる、時ならぬ幻聴。
(お腹の子にさわりますよ、あ・な・た)
「そらないわ、マイ・ハニー」
ミリィ・トンプソン。彼女にまとめて没収されたのかと、しょうもないことを考えた。
マッチもない。考えてみれば武器にもなるから、主催者に取り上げられたのだろう。
ウルフウッドはおもむろに死体を前にひざまずき、右手と左手、五本の指を組んで祈る。
一応、これでも牧師である。死んだものの安息を願ってやることくらいはできるのだ。
そして、これは同時に。
「すまんなぁ、ちびっ子」
純粋な謝罪の意味も兼ねていた。
死体の仰向けの襟首をつかみ上げ、乱暴にふり回す。
愛らしい死相が、ざくろのようにはじけた。
「なっ―――」
屋上に伏せったまま、クアットロは呼吸を数瞬止められた。
そして次には銃声二発。にぶい衝撃。
思わず狙撃銃を取り落としてから理解した。自分に何が起こったのかを。
438:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:02:55 Ub4U0A9f
439:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:02:57 Gupyz9Nt
440:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:03:01 FXxDk7ju
なんだこれ
441:獣を見る目で俺を見るな ◆ZJTBOvEGT.
07/09/27 23:03:17 ipRCTNeM
「っぎぃ?」
左肩に一発、銃弾がめり込んでいた。
認識した瞬間に襲い来る痛覚。
いやしくも戦闘機人の四番機たる彼女である。
それしきでまいってしまうことはなかったが、
標的のあまりの非常識ぶりに、不慣れな感情を脳内でもてあます羽目となっていた。
それは普段、彼女と姉妹達が常に供給する側にまわるもの。
時空管理局地上本部を蹂躙したときもそうだった。
すなわち、能力差による圧倒的恐怖。
クアットロ自身は、そのような力押しに近い方法で味わわせるそれを、
なんともやりがいなく面白味もないと思ってはいたが、
まさか自分の身にふりかかる日が来るとは夢にも思っていなかった。
何故だ、何故だ。
子供の死体を盾にするだと? それが人間のやることか?
何故、拳銃で狙撃銃に対抗してくる? 何故、当てられる?
反撃されるはずなんか、なかったのに!
「じょ、冗談じゃ…」
南下を決心して移動を開始するなり、ティアナと入れ替わりにやってきたあの黒服の男を発見し、ずっと見ていた。
『善良な人間』ならばさっさと取り入る方針に変わりはなく、あの死体を前にどうするつもりか、屋上からこっそり覗いていた。
そこでふと思いついたのだ。このゲームからの脱出を目論むのならば、死体の首輪を回収し、調べる必要があるな、と。
それは、『善良な人間』を疑心暗鬼に追い込んでいく上でひとつのアドバンテージとなる。
首輪、なんとも魅力的なアイテムだ。持っていたらいたで、なんとでも使いようがあるではないか。
誰かの荷物にそっと放り込んでおくもよし。つまりそいつは、他人の首をはねたことになる。
自分で持っていてもよし。見せびらかすことで敵の短絡的な行動を誘うこともできよう。
そして自分のISは幻影能力、シルバーケープ。どんな人間にも、どんな生物にも変身できる。
首を切り落とす現場を目撃されたところで痛くもかゆくもないうえに、全てが自分の思うがままに運んでいくのだ。
生唾を呑んだ彼女は、即座に行動に移った。
以上のプラン、首輪が多くて困ることはひとつもない。
あちらは拳銃、こちらは狙撃銃。しかもこちらだけ一方的に敵の位置を把握していたのだ。
撃てばそれで終わり、あとはゆっくり首を切断すればいい。
…だが、その結果はどうだ。
世界はいつも、こんなはずじゃなかったことばっかりなのである。
常に他人を思い通りに踊らせてきた彼女にとって、それは理解の外だった。
とにかくもう、こうなっては勝ち目がない。
狙撃銃、レミントンM700は眼下の茂みに落下し回収は不可能。
キャロから奪い取った支給品の中に優秀な武器があったところで、
片腕が動かないまま戦えるほど甘い相手ではとてもない。
動く右手でデイバッグを素早く回収。
ビルの反対側から、クアットロは飛んだ。そして逃げた。
いや、これは逃げるのではない。戦略的撤退だ。
まずは、あの男を始末せねばならない。
こんなところに拳銃などというもので命中弾を出してきた以上、こちらの顔まで丸見えだったと思うしかない。
一刻も早く『善良な人間』に合流し、充分な戦力がそろい次第、あの男にけしかけるのだ。
疑心暗鬼とか、そういう趣味的なことはすべて、あの男が斃れてからだ。
夜天は白む。
バトルロワイヤルは、ユルイ考えを許さない…
ことの最初からウルフウッドは、少女の死体の銃創はライフルによるものだと理解していた。
ゆえにそれを警戒し、暗視スコープの照り返しを視界に収めることができたのだ。
ごく一瞬のことだったが、それが生死を分ける世界で生きてきたのは伊達ではない。
彼の住んでいた星自体がそういう星なのである。
442:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:04:01 Ub4U0A9f
443:修整してみた
07/09/27 23:04:44 /Itr/Jxd
表に出ると同時に、銃声を、ウルフウッドは聞いた。
とある中年男が変身すべく叫んだ合い言葉がそれによってかき消されたとも知らず、
現場に向かうべく駆け出す。
なじみの音だ。親代わりなどという肩書きをぶら下げたろくでなしを手にかけてからこっち、
ずっと、自分はあの音と共にあったのだ。そしてそれは、今とて同じ。
道を外した者は、外した道を歩き続けるしかない。
この手には銃、そして今や五体に染みつききった殺りくの業(わざ)。
ならばこの道、歩き抜く。生けども死せども、楽園(エデン)に踏み居ることの許されぬこの身なら。
なすべきことは決まっている。見敵必殺。今までと同じ。
頭に二発、心臓に二発。すみやかな安らぎをこの手で、即座に。
壁を背に、曲がり角に身を隠し、目的地に迫る…迫る。
そしてほどなく、ひとつの死体を発見する。
年端もいかぬ子供の死体と、血溜まりを。
孤児院で養っていた子供達と同じ年頃の少女が、
仰向けに天を見上げて、その長くもない人生を終えていた。
「けったくそ悪っ…」
ぼやきながらも、ウルフウッドはすでに状況の検分を始めていた。
心臓を貫通する銃弾の一撃。それに伴う失血、ショック死か。
仏にされた少女は見たところ、武器らしきものはひとつも持っていない。
殺されたあとに持っていかれたのかもしれないが、それにしては応戦した形跡すらもなかった。
一方的に殺害された可能性が非常に高いということだ。
続けて周囲を見よ。
円形に拡がった血溜まり、その先に点々と続く足跡を。
血を踏んでから去っていったそいつは、誰か?
ふところからタバコを取り出そうとし、持ち合わせがないことに気づく。
それと同時に聞こえてくる、時ならぬ幻聴。
(お腹の子にさわりますよ、あ・な・た)
「そらないわ、マイ・ハニー」
ミリィ・トンプソン。彼女にまとめて没収されたのかと、しょうもないことを考えた。
マッチもない。考えてみれば武器にもなるから、主催者に取り上げられたのだろう。
ウルフウッドはおもむろに死体を前にひざまずき、右手と左手、五本の指を組んで祈る。
一応、これでも牧師である。死んだものの安息を、願ってやることくらいはできるのだ。
そして、これは同時に。
「すまんなぁ、ちびっ子」 という言葉には純粋な謝罪の意味も兼ねていた。
死体の仰向けの襟首をつかみ上げ、乱暴にふり回す。
愛らしい死相が、ざくろのようにはじけた。
「なっ―――」
屋上に伏せったまま、クアットロは、呼吸を数瞬止められた。
そして次には銃声二発。にぶい衝撃。
思わず狙撃銃を取り落としてから理解した。自分に何が起こったのかを。
同じ言葉はくりかえさない
444:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:04:57 8oStttwN
445:獣を見る目で俺を見るな ◆ZJTBOvEGT.
07/09/27 23:05:01 ipRCTNeM
銃こそ日常の世界の中で荒事を生業とし、その中にあってなお図抜けた能力の持ち主として人類完殺を望む存在に見込まれ、刺客となった男なのである。
質量兵器そのものが厳密に取り締まられ七十余年、火薬のにおいを忘れた世界(ミッドチルダ)の人間に、及びのつくものではない。
少なくとも、銃器というアイテムの扱いにおいては。
むろん、そのような事情をウルフウッドが知るわけもなかったが、聞こえたわずかな悲鳴から、
照り返しと弾道から割り出した方角に向けて撃った二発の両方、もしくはいずれかが命中したものと判断。とどめを刺すべく銃を片手にビルへと乗り込む。
この銃もまた、反撃できた秘密のひとつ。
名匠フランク・マーロンによって調整されたそれは、ウルフウッドの生きる世界においてもありえぬ精度を誇る名銃。
その性能を活かしきることができるのは、同じくありえぬ技量を持つ人間のみ。たとえば、ヴァッシュ・ザ・スタンピードのような。
たかが拳銃だが、されど拳銃。持つ者が持てば、それこそ狙撃銃すらもしのぐ可能性を持った至高の逸品だった。
「かんにんな」
ウルフウッドは行きがけに死体に振り向く。
なかば自らの手によって、後頭部が爆裂してしまった頭を。
やさしい色合いだった桃色の髪も、血に染まりきって見る影もなかった。
こぼれそうな目玉が、今やにごった水晶体にウルフウッドを映している。
「そないな目で、わいを見るなや。
呪わんでもええ、わいの行く先はどうあがいてもな…」
自動ドアの先に足を踏み入れ、
数秒して、死体との間に透明な隔たりが生まれた。
「地獄や」
【C-5 映画館近くの路地裏 一日目 黎明】
【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:銃撃を受けた左肩がまともに動かない、D-4に向かって飛行中
[装備]:
[道具]:支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:1:.勝ち残り、ドクターの元へ生きて帰る
2:まず全力で黒服の男(ウルフウッド)から逃げる
3:手段を問わず、黒服の男(ウルフウッド)を始末する。そのための人数を集める
4:善良な人間の中に紛れ込み、扇動してお互いを殺し合わせる
5:出来る限り自分は肉体労働しない
6:可能であれば『4』のために首輪を集める
※呼ばれた時期は地上本部襲撃後のどこかです
※キャロ殺害の真犯人です
※黒服の男(ウルフウッド)に恐怖を感じています。また、顔が割れた可能性が高いとも思っています
※レミントンM700はC-5、映画館近くの路地裏の茂みの中に放置されています
【ニコラス・D・ウルフウッド @トライガン】
[状態]:健康
[装備]:ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃@トライガン 弾数×四発
[道具]:支給品一式、不明支給品×1
[思考]
基本思考:ゲームに乗る
1:自分の手でゲームを終わらせる
2:敵には容赦しない
3:ビル内を捜索し、狙撃手(クアットロ)を殺害する
4:子供の死体(キャロ)をきちんと葬ってやりたい
※参戦時期は教会での死亡直前あたりから参戦
※どうすべきか少し迷っている所もあります
※クアットロの顔は見ていません
446:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:06:03 /Itr/Jxd
「っぎぃ?」
>左肩に一発、銃弾がめり込んでいた。 認識した瞬間に襲い来る痛覚。
いやしくも戦闘機人の四番機たる彼女である。
それしきでまいってしまうことはなかったが、
標的のあまりの非常識ぶりに、不慣れな感情を脳内でもてあます羽目となっていた。
>それは普段、彼女と姉妹達が常に供給する側にまわるもの、
時空管理局地上本部を蹂躙したときもそうだった。
すなわち、能力差による圧倒的恐怖。
>彼自身は、そのような力押しに近い方法で味わわせるそれをなんともやりがいなく
面白味もないと思ってはいたが、まさか自分の身にふりかかる日が来るとは
夢にも思っていなかった。
何故だ、何故だ。
子供の死体を盾にするだと? それが人間のやることか?
何故、拳銃で狙撃銃に対抗してくる? 何故、当てられる?
反撃されるはずなんか、なかったのに!
「じょ、冗談じゃ…」
南下を決心して移動を開始するなり、ティアナと入れ替わりにやってきたあの黒服の男を発見し、ずっと見ていた。
『善良な人間』ならばさっさと取り入る方針に変わりはなく、あの死体を前にどうするつもりか、屋上からこっそり覗いていた。
そこでふと思いついたのだ。このゲームからの脱出を目論むのならば、死体の首輪を回収し、調べる必要があるな、と。
それは、『善良な人間』を疑心暗鬼に追い込んでいく上でひとつのアドバンテージとなる。
首輪、なんとも魅力的なアイテムだ。持っていたらいたで、なんとでも使いようがあるではないか。
誰かの荷物にそっと放り込んでおくもよし。つまりそいつは、他人の首をはねたことになる。
自分で持っていてもよし。見せびらかすことで敵の短絡的な行動を誘うこともできよう。
そして自分のISは幻影能力、シルバーケープ。どんな人間にも、どんな生物にも変身できる。
首を切り落とす現場を目撃されたところで痛くもかゆくもないうえに、全てが自分の思うがままに運んでいくのだ。
生唾を呑んだ彼女は、即座に行動に移った。
以上のプラン、首輪が多くて困ることはひとつもない。
あちらは拳銃、こちらは狙撃銃。しかもこちらだけ一方的に敵の位置を把握していたのだ。
撃てばそれで終わり、あとはゆっくり首を切断すればいい。
…だが、その結果はどうだ。
世界はいつも、こんなはずじゃなかったことばっかりなのである。
常に他人を思い通りに踊らせてきた彼女にとって、それは理解の外だった。
とにかくもう、こうなっては勝ち目がない。
狙撃銃、レミントンM700は眼下の茂みに落下し回収は不可能。
キャロから奪い取った支給品の中に優秀な武器があったところで、
片腕が動かないまま戦えるほど甘い相手ではとてもない。
動く右手でデイバッグを素早く回収。
ビルの反対側から、クアットロは飛んだ。そして逃げた。
いや、これは逃げるのではない。戦略的撤退だ。
まずは、あの男を始末せねばならない。
こんなところに拳銃などというもので命中弾を出してきた以上、こちらの顔まで丸見えだったと思うしかない。
一刻も早く『善良な人間』に合流し、充分な戦力がそろい次第、あの男にけしかけるのだ。
疑心暗鬼とか、そういう趣味的なことはすべて、あの男が斃れてからだ。
夜天は白む。
バトルロワイヤルは、ユルイ考えを許さない…
447:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:06:42 YWcUmsHS
448:正文に直しました
07/09/27 23:08:24 /Itr/Jxd
銃こそ日常の世界の中で荒事を生業とし、その中にあってなお図抜けた能力の
持ち主として人類完殺を望む存在に見込まれ、刺客となった男なのである。
質量兵器そのものが厳密に取り締まられ七十余年、火薬のにおいを忘れた世界
(ミッドチルダ)の人間に、及びのつくものではない。
少なくとも、銃器というアイテムの扱いにおいては。
むろん、そのような事情をウルフウッドが知るわけもなかったが、聞こえたわずかな悲鳴から、
照り返しと弾道から割り出した方角に向けて撃った二発の両方、もしくはいずれかが
命中したものと判断。とどめを刺すべく銃を片手にビルへと乗り込んだ。
この銃もまた、反撃できた秘密のひとつ
名匠フランク・マーロンによって調整されたそれは、ウルフウッドの生きる世界に
おいてもありえぬ精度を誇る名銃。
その性能を活かしきることができるのは、同じくありえぬ技量を持つ人間のみ。
たとえば、ヴァッシュ・ザ・スタンピードのような。
たかが拳銃だが、されど拳銃。持つ者が持てば、それこそ狙撃銃すらもしのぐ可能性を
持った至高の逸品だった。
449:正文に直しました
07/09/27 23:10:23 /Itr/Jxd
「かんにんな」
ウルフウッドは行きがけに死体に振り向く。
なかば自らの手によって、後頭部が爆裂してしまった頭を。
やさしい色合いだった桃色の髪も、血に染まりきって見る影もなかった。
こぼれそうな目玉が、今やにごった水晶体にウルフウッドを映している。
「そないな目で、わいを見るなや。
呪わんでもええ、わいの行く先はどうあがいてもな…」
自動ドアの先に足を踏み入れ、
数秒して、死体との間に透明な隔たりが生まれた。
「地獄や」
【C-5 映画館近くの路地裏 一日目 黎明】
【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:銃撃を受けた左肩がまともに動かない、D-4に向かって飛行中
[装備]:
[道具]:支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:1:.勝ち残り、ドクターの元へ生きて帰る
2:まず全力で黒服の男(ウルフウッド)から逃げる
3:手段を問わず、黒服の男(ウルフウッド)を始末する。そのための人数を集める
4:善良な人間の中に紛れ込み、扇動してお互いを殺し合わせる
5:出来る限り自分は肉体労働しない
6:可能であれば『4』のために首輪を集める
※呼ばれた時期は地上本部襲撃後のどこかです
※キャロ殺害の真犯人です
※黒服の男(ウルフウッド)に恐怖を感じています。また、顔が割れた可能性が高いとも思っています
※レミントンM700はC-5、映画館近くの路地裏の茂みの中に放置されています
【ニコラス・D・ウルフウッド @トライガン】
[状態]:健康
[装備]:ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃@トライガン 弾数×四発
[道具]:支給品一式、不明支給品×1
[思考]
基本思考:ゲームに乗る
1:自分の手でゲームを終わらせる
2:敵には容赦しない
3:ビル内を捜索し、狙撃手(クアットロ)を殺害する
4:子供の死体(キャロ)をきちんと葬ってやりたい
※参戦時期は教会での死亡直前あたりから参戦
※どうすべきか少し迷っている所もあります
※クアットロの顔は見ていません
>>445 >>441
読みやすさをかんがえましょう
450:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:10:37 YWcUmsHS
451:白ロムさん
07/09/27 23:14:24 6MkUO2IG
782 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 14:44:28 ID:AUAkmWMIO
>>779
まとめGJ! すごく助かります。
783 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 14:47:00 ID:fp8UW1WQ0
マーダーまとめ乙
しかし16人もいるのか、一部どう転ぶか分からん連中もいるからどうなることやら
784 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:09:16 ID:sTSpqN6c0
割合的には16人ってそこまで多いとは思わないなぁ。
まぁ人外マーダーが多いからマーダー不足の心配はないだろうね。
なんとなくだけどラッドが1stのレヴィポジションになりそうな気がするw
785 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:14:01 ID:zUzSp6M.O
すこし失礼を。
今、書いているのですが、前の書き手さんの移動方針は厳守すべきでしょうか?
今のところ、移動開始直後に獲物を発見、そっちを追跡、という流れで書いているのですが。
786 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:17:25 ID:sTSpqN6c0
>>785
作中で納得できる理由が書かれていれば全然OKですよ。
というか前話と行動方針が矛盾してるって実は結構あったりするし。
787 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:18:21 ID:H4E1J9Hw0
マーダー目的で、獲物が見つかったから、そいつについていくのなら別にいいんじゃない?
いや、キャラによるとは思うけど…
788 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:24:10 ID:zUzSp6M.O
素早い返答に多謝。
このまま書き抜くとします。
789 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:34:15 ID:9b4.lHxIO
>>779
まとめ乙!
衝撃の人をマーダーと勘違いしてたw
790 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 15:37:38 ID:3Jbiwt8Q0
>>789
衝撃の人はとりあえず戴宋と決着を付けたいだけで脱出しようと考えてるからね
けどまぁ、脱出不可能だと判明したらばマーダー化するって言ってるけども…
791 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 20:07:24 ID:3ikSmPgw0
それにしても他のバッカーノキャラが全滅して
ラッド兄貴だけ帰還したら、
クレアもジャグジーもいない
↓
ずっとラッドのターン!!
↓
列車強盗成功 ヒャッハー!
な展開になるんじゃねww
792 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 20:09:18 ID:8BOLiitE0
まあ黒服相手にどこまでやれるかわからんけどな。
シャーネもいるし。
452:白ロムさん
07/09/27 23:15:38 6MkUO2IG
793 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 20:36:19 ID:WX9xlEi20
衝撃の人は今度こそ戴宗と決着つけてもらいたいものだ
794 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 21:37:06 ID:gfWGa/Sw0
しえん!
795 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 21:46:21 ID:wz.MR6gMO
支援
796 : ◆WcYky2B84U:2007/09/27(木) 21:48:22 ID:GuGLfsZo0
投下終了しました。支援ありがとうございます
気が付くと食料品ばっか支給してる罠…
797 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 21:51:44 ID:7TM5MfN60
投下乙でした!
グレンラガンと舞姫を知らなくてもビビッと来るぐらいこれは良いクロスオーバー。
思考と行動、どちらも自然で良かったです。
舞が微妙に爆弾持ちなのも今後に期待が出来るところですね。GJ!
798 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 21:55:18 ID:sd.ZWeSk0
投下乙です!!
舞とシモンの関係がいいなぁ。行動方針にも納得。
しかし、行き先が豪華客船ってテラ激戦区www
にしても、マタタビ=気合いにはワロタww
799 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 22:00:19 ID:kObnpCWU0
GJ
混乱状態の舞カワイソス。
二人の世界の差が良く出てて楽しかったです。
800 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 22:06:11 ID:AfptnpRU0
おつー!
シモンがちょっとやばいかもしれませんね。
でも舞が支えてくれるか?
頑張れシモンと舞!
801 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 22:25:50 ID:gfWGa/Sw0
乙です!
いつ爆発してもおかしくない二人の今後が恐ろしい。
文章からただよう欝な雰囲気も良かったです。
802 : ◆ZJTBOvEGT.:2007/09/27(木) 22:57:29 ID:C5AWfaOk0
>>796
ここまで見事にリレーをしていただけるとは…
綿密な描写に頭が下がります。
及ばずながら、私も投下を開始します。
803 :名無しセカンド:2007/09/27(木) 22:59:26 ID:FRhej3Lk0
sienn
804 : ◆ZJTBOvEGT.:2007/09/27(木) 23:06:04 ID:C5AWfaOk0
以上であります。
…キャロには生きていて欲しかったよ。
でもこれはロワだ、泣かない…
453:獣を見る目で俺を見るな ◆ZJTBOvEGT.
07/09/27 23:19:53 ipRCTNeM
修正。思考の数字を揃えます。
【C-5 映画館近くの路地裏 一日目 黎明】
【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:銃撃を受けた左肩がまともに動かない、D-4に向かって飛行中
[装備]:
[道具]:支給品一式、不明支給品×1~3
[思考]:1:.勝ち残り、ドクターの元へ生きて帰る
2:まず全力で黒服の男(ウルフウッド)から逃げる
3:手段を問わず、黒服の男(ウルフウッド)を始末する。そのための人数を集める
4:善良な人間の中に紛れ込み、扇動してお互いを殺し合わせる
5:出来る限り自分は肉体労働しない
6:可能であれば『4』のために首輪を集める
※呼ばれた時期は地上本部襲撃後のどこかです
※キャロ殺害の真犯人です
※黒服の男(ウルフウッド)に恐怖を感じています。また、顔が割れた可能性が高いとも思っています
※レミントンM700はC-5、映画館近くの路地裏の茂みの中に放置されています
454:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:23:25 qg5RgGDb
>804 : ◆ZJTBOvEGT.:2007/09/27(木) 23:06:04 ID:C5AWfaOk0
>以上であります。
>…キャロには生きていて欲しかったよ。
>でもこれはロワだ、泣かない…
たかが二次のネタ小説でなんのギャグ?
455:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:28:35 FXxDk7ju
お墓つくってやろうぜ
456:これでいいか
07/09/27 23:33:48 iXFW7bO7
£__
/ ̄ \
~ & | き :::|
~ | ゃ ::::|
| ろ ::::::|
| ::::::|
| の :::::|
| :::::::|
| 墓 :::::::|
| :::::::::|
| ∬ ∬:::| チーーン、、、
| ii ,,≦≧、 :ii :::::|
_ | 旦∥===∥旦::::::| _
-W-----┘二二二二二二二二二└--ff---\--
457:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:39:00 +zCaUImU
www
458:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/27 23:44:12 QZEnEM1c
癶.:
i;:.f ・。・。・ ゚・。・。・。・ ゚・。 (}}≡{{).: .
i;:.l ノ ・゚・。・ソ゚・゚・。・ ゚・。・゚ .:.//\\:: . ・。・。・。・。・ ゚・。・。・゚・
i;:.i ・゚・。・,,/⌒´ : ://|:::;;:::|\\:: . ・。・。・。・。・ ・. ・゚・。・。゚゚・。・。・゚・
i;:.vノf/ ..//ロロ.`-'´ロロ\\:: . 。・゚・。・・.゚・-。・。ノ・゚・ソゝ゚・。・。・゚・
i;:.rソ'' : .:;,//..ロロロロロロロロロロ.\\:: .。・゚・。・_ソ`⌒´⌒ \ii゚・。・・。・。
i;:.i .: :;_,,-''":../.ロロロロロロロロロロロロロロ.\'。・/'¨` .ヽ!l:.!:iY・。・。
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i;`ヽ \[ロ゚・゚・ソ・。・-゚・__・ノ´ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロヽヘ_..。ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=ロ=・゚・。・。゚・・。・ ヽ、i;:
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i;: ;) : : : : : : : :~ :..[二二二二二二二二| |,!=====( ,,)ムスカ戦勝祈願二二二二二二二二]・゚・゚゚・。・ゝ: : : : : : : :`):
i;: ;|: :; ;~ : : : ; : : : }:::| ̄ ̄|:| ̄ ̄|:| ̄`| |,!=====/ | =======| |´ ̄|:| ̄ ̄|:| ̄ ̄|:::{ ´⌒`ヾソ|: : : : : : : :~ ::
i;: ;|・.。・゚・:: ・゚・::。.・.}:::|, ,,..,..,|:|, ,,..,..,|:|, ,,.[二]====(ヽ_)=======[二], . |:|, ,,..,..,|:|, ,,..,..,|:::{。・。・゚・゚・|.|ii。・。。・。・゚・゚・
i;: ;|・ 。・゚・ ・゚・。・。・ ゚・。・゚・ 。・゚・ 。・゚゚・。・/|| 。・゚゚・。・・*。・゚・ ・゚・。・。・ ..゚||丶。・゚・. .・゚・。・。゚..。・。*・゚・。.・゚|.| )。・・.・゚・。・。゚・。・
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459:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 00:20:17 OR174cND
: : ,、 : 丶
: : : ,,, .,, 、 ": ;゙i、 .゙'.
: : ` ,.、‐',゙'",、'"′.'" ." : ヽ .'、
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:: : ‐:.、._,,,wlll゙゙゙゙″;;;;lll、 ′ lllll!"` .:|,,,jjョ|,,,,,,!'',,,|,,,,ー、.、`、``、``
丶 : ;;;;;;;;;;゙゚″ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;!l, .'っxr='" .,サ;;: ゙,il`゙’:,llll゚ト ``: ,."
丶 : ;;;"''-、;;、.′;;;;;;;;;;;;;;;;゙!ll,,,: : : : : ..i、";;;: lll .illll,,," .ir`
'. `;;;;;;;i'`、;;;:.丶;;;;;;;;;;;;;;;;;;: ゙゙゙゙゙゙゙サ'冖"` : .ll,, `: ~” :.y-、
`. :;;;;;;;;、‐;;;;;;;゜;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: :゚゙゙lllllll,ea,e│ 丶
`:、 、.;;;;;;'、`、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : 、 7: : >>458 呼んだかね?
`‐- `;、;`‐.′;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : -'";.ィ" .,".:
`丶 : ;;;;;;;`;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: 、 : : ,‐.、
`、 丶;;;;;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;: 、 ヽ.、 ∴:
`‐、`、、冫;;;;;;;;;;;;;;;;;: ``'''~、、,,,_ ,∵
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|;;;;;;;;;;、丶: ;;;;;;;;;;;;;;`ヽー-.-、、、、、,._ ._..‐冫
{;;;;;: : : : : : : : ``゙゙` .`
l゙;;: : : : : : : : : : : : : : : : `
460:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 00:24:37 Y5OUIXx+
でかっwww
461:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 01:41:16 UKa3MekZ
スレリンク(saku板:396-番)
暴れるdion軍
462:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 01:44:19 Y5OUIXx+
そういえば、過去にサブカルで
俺の>>1のやり方と違うとかなんだと叫んでdionが暴れてたなぁ
同じ奴か?
463:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 01:47:28 3wYlpZtG
>>461
…これなんてファシズム?
464:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 02:47:18 M1DozU7Y
こいつらの体制はいつまでたってもまったくかわらねーな
都合が悪いことは全て荒らしにする
同じことやって交流所で全部はじかれただろうに…
匿名掲示板のルールも、意味も全て潰してまで
交流所企画のロワを広めたいのかねこいつら
465:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 03:02:19 k7S4bPWy
もはや2chのよさを悉く潰してるよねこのバトロワの運営って
匿名掲示板なのに強制的に名前名乗らないと意見一切聞かないとか
煽りにいちいち削除以来だしたりとか
こいつらのやってる内容は何からなにまで潔癖すぎ
狂ってる。あきらかに。だから交流所でも削除人に無視られるんだよ(藁
キャプテンが荒らしだっていうけど、
キャプテンが削除依頼だされて
2chで規制されたことあったのか?一度もないだろ?
人を荒らしとののしるんだったらそのログを出せよ(笑)
そのキャプテンに荒らされる(というよりもキャプテンの支配が怖いから)
逃亡しただけなのに荒らしだとか
テラワロスwww
466:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 03:04:32 3wYlpZtG
>>458-459まで削除依頼とはな
参加者の応援も許さないって?
ムスカは立派にこのロワに参加してますしアニメキャラですが何か?
467:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 03:32:24 Y4Ui3mnj
>>461
『基本的に、』SSの投下のみ ということは
『応用的には』SSの投下以外もOK
したがってどう考えてもその削除依頼は違法ですが
468:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 07:13:07 4TJrhT8M
なるほど
削除依頼頼みの運営体質か
469:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 07:44:26 cadX86JP
根本的な問題は
今のバトロワ運営してる管理者とその仲間が
ちょっとしたことですぐに傷付きやすく
そのくせプライドだけは糞高いから
そういう人間としてはゆとり世代のクズが
書き手にまわると自分の書いたSSが世界最高だと常考してしまい
その常に気が張っている状態でまた運営に当たっているから
すぐにちょっとあおられただけで荒らしだってわめいて
削除依頼だしたり削除依頼が通らないからしたらばで
自分たちが我慢せずすぐに削除できる体制にしたり
してるだけじゃないかって気がしてきた
470:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 08:14:40 Kky5WdPl
お前たち、ここは基本的にSS投稿専用や、
意見は出るべき所に出てやりたまへ
471:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 09:28:03 kfqwap9U
ここが出るとこ
472:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 10:03:59 noYFmr8E
なんでしたらばは2chを無視するの?
473:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 10:40:14 EO/vpY88
>>470
ココではスルーすればいいよ、マジにイカレてる奴にはなに言ってもしょうがない
474:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 10:56:33 TzfNjaE8
とイカれた人が申しております
475:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 11:02:48 Uwi4Wn2u
2chの企画の運営は2chでやるというのは
イカれた意見でありスルー対象
476:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 11:18:06 Imr9ktYB
むしろしたらばの方が
バトルロワイアルしたいが為に
狂ってないか?
477:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:06:26 aP2K+aKF
事態が分からないまま、それでも何とかしようと周りを見渡して。
視界の端に見知った桃色の髪を見つけたような気がした瞬間……
僕はまた違う場所へと転送されていた。夜闇の中、周りには知っている人も知らない人もいない。
正真正銘の独りぼっち、音もしない……いや、何かが走っているような音がする。
ともかく落ち着かないと。こういう時自分がしないといけない事は……
「そうだ! 管理局に連絡を……」
そうして、ストラーダも連絡用の端末も何にも無いことに今更気付いた。
僕はちっとも冷静になれていない、と自覚しないわけにはいかない。
自覚できるだけ、ましなのかもしれないけれど……。
ともかく脇にあったデイパックを取り出して、一通り中身を確認する。
双眼鏡……捻れた剣……紙。説明書を見る限り、双眼鏡は結構高性能の物みたいだ。
一応剣は槍として使……うには短すぎるけど、ないよりはいい。
紙は防水性らしい。でも、どうやったらこれを武器にできるんだろう?
次に、名簿と地図を一通り確認。
「フェイトさんはいない、か……」
安心して呟いたのか、それとも不安になったのか……自分でも分からない。
だけど、どの道僕がすることは変わらない。変えちゃいけない。
今まで受けた訓練を思い出して、落ち着いてしっかり自分の行動を考える。
「まず、六課の皆と合流する。
できるだけ殺し合いを止めて犯人を確保・拘束しながら、外と連絡を付ける……」
……どうやったらそれができるか、は考えないことにした。今の状況じゃ考えるだけ無駄だ。
道端に設置されてる電灯とランタンで手元を照らして、双眼鏡のレンズを暗視用に取り替える。
ちょっと苦戦したけど、説明書が付いていたからなんとかできた。そのまま、周りを見渡して地形を確認する。
ふと聞こえた音に振り向くと、上の方で何か交通機関が走っているのが見えた。
双眼鏡もあの乗り物も、魔力が使われてる様子はないみたいだ……
「……え?」
そこまで考えたところで、僕はとんでもないものを見た。
……なぜか、モノレールから海へダイブする人を。
■
478:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:07:36 aP2K+aKF
とりあえず救助しようと近くの岸に向かうと、その人はとっくに泳ぎ着いていた。
いや、それはいいんだけど。
「何が平和主義者だ!ヴァッシュ・ザ・スタンピードォッ!」
「う、うわあ!」
何かに怒って叫んでいる。なぜか。
「あ、あのー……大丈夫ですか?」
「ん? なんだ、ガキか。
……いやなモン持ってるな、オイ」
「はい?」
「こっちの都合だ、忘れろ」
「???」
起き上がってこっちを見た青い人は、今度は僕を見るなりそんなことを吐き捨てていた。
よく分からないけれど、この人はこのドリルみたいな剣にはいい思い出がないらしい。
ともかく、こういう異世界を巻き込んだ事件は僕たちが解決しないといけないことだ。
落ち着いて自分の名前と役職を説明する。
「僕はエリオ・モンディアルっていいます。えっと……」
そこまで言って気付いた。管理外の時空の人に管理局の存在を喋っていいんだっけ?
いい場合と駄目な場合、一定の基準があるらしいけど……僕にはさっぱりだ。
仕方ないので、誤魔化すことにする。その辺は後ではやて隊長に聞くしかない。
「治安組織と言うか、そんな感じのものに所属してます。説明すると長くなるんですけど……。
ともかくこの事件を解決したいので、同行をお願いできますか?」
「……へぇ。俺はランサーだ。だが」
その瞬間。空気が、変わった。
僕だって、自分に向けられる敵意や戦場の空気ぐらいは知ってるし、感じ取れる。
……けどランサーさんが突然向けたのは、そんなレベルじゃなかった。
「……っ!?」
479:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 15:08:17 S3T4yMcc
またイタい文章がきたな
480:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:08:42 aP2K+aKF
影が動く。
とっさに後ろに目を向ける。できたのはそれだけ。腕を動かす余裕なんて無かった。
ほんの一瞬。その間に―ランサーさんは僕の後ろに回りこんで、僕の首に手刀を付きつけていた。
「へえ、ついて来れたか。確かに訓練は受けてるらしいな」
「いったい、何を……!?」
張り詰めた空気の中、それ以上言葉を発する余裕は僕に無かった。
もし下手な動きをすれば、簡単に首をへし折られる。それくらいは分かる。
それでも諦める気はない。こんな所に皆とお別れなんてできない。必死に、僕が打開策を考える中。
「ま、冗談だ」
あっさり、ランサーさんは手を離していた。
「ったく、根本的なことを忘れてるな。
螺旋王って奴に殺されたあの男。ここにはああいったレベルの奴が少なくとも二人はいるんだぜ?
少なくとも、坊主がそこまでの実力を持っているようには見えねえ。
生兵法で動いても死ぬだけだぜ。下手に気張るのはよしな」
「あ……」
緩んだ空気の中、そう言われて思い出した。
並み大抵のレベルじゃない砲撃を放った人物、そして螺旋王とかいう人物が言っていた台詞。
あの人は少なくとも、デバイスを持っていない僕が敵うレベルじゃなかった。それと同じタイプの人が二人いる。
この事実を警戒していなかった辺り、結局僕は全然冷静じゃなかったらしい。
「ごめんなさい……」
「謝ることでもねえさ。ほとんど不意を突くようなやり方だしな。
その年でそこまで鍛えてるんなら大したもんだろう。気に入った。
……ところで、地図と名簿持ってねえか?」
「はい?」
■
481:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:09:47 aP2K+aKF
「そういえば、なんで博物館なんですか?」
「原理は知らねえが、この舞台はどうやら俺が聖杯戦争って奴に呼ばれた時代に似てやがる。
となると、戦争で使う槍は過去の遺物になってるはずだ。
そういったものがあるとすれば博物館ってとこが一番ありえるんじゃねえのか?」
「……展示されてる槍って、あんまり武器として役に立たないんじゃ?」
「まぁ、その可能性もあるな。だが俺は銃や名剣より鈍ら槍の方が好みでね」
ランサーさんの提案で、僕たちはモノレールの駅に行って博物館へ向かうことになった。
駅を経由するのは「海に叩き落してくれた野郎が駅にいるかもしれない」らしい。
その人物については手配書を通じて顔を見せてもらった。それによると、
【レヴナント・ヴァスケス伯殺害およびG級器物破損容疑で指名手配中】とある。
……ただ、少し気になる部分もあって。
「気になったんですけど、あの手配書の平和主義者ってどういうことなんですか?」
「知るか。どの道俺を叩き落したのには変わりねえよ」
歩きながらそう質問した僕に、苦々しい声でランサーさんはそう返した。
名簿(僕が貸した)を見ながらだからその表情は僕には見えないけれど、多分渋い顔をしているんだろう。
……どうやら指名手配されてることより落とされたことの方が重要みたいだ。
とはいえ指名手配されるような危険人物なら、僕としても捕まえないわけにはいかない。
「気に喰わねえと言えばギルガメッシュと言峰綺礼、この二人もだな。
ちょうどいい機会だ。できれば俺自身の手でしっかり借りを返さねえとな」
その呟くランサーさんの表情は、さっき僕に見せたものに近いそれを放っている。
非殺傷設定が当たり前の世界じゃ珍しい、本物の殺気。
この人が借りを返す。そういう相手だからには、相手も殺しを躊躇しない相手ってことなんだろう。
考え込んだ僕に気付いているのかいないのか、名簿を返しながらランサーさんは質問を投げかけて来た。
「それより、お前の方は知ってる奴いんのか?」
「え、あ……
知り合いは八神はやて、スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、キャロ・ル・ルシエ、シャマル……の五人です。
危ないと思うのはクアットロって人で、管理局……
治安組織の名前ですけど、その本部に少人数で襲撃を掛けて壊滅させた一人なんです。
主犯格ですし、反省してる様子も無いって話でした。
出られないような場所に設置された牢獄に囚われてるはずだったんですけど……」
「……よくそんな奴を殺さないで捕まえられたな?
管理局って組織がどんなのかは知らないが、訓練された集団だろう?
それを壊滅させるような奴を殺さず捕まえるなんてかなりの手間が掛かる」
「その……僕たちの世界には非殺傷設定というものがあって。
デバイスにその設定をしておけば、それだけで殺さずに済むんです」
「なるほど……便利な道具だぜ。戦いの経験をどれだけ重ねても殺しの経験をせずに済む、ってわけか」
「…………?」
482:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:10:52 aP2K+aKF
思わず、その表情を見上げていた。
ランサーさんの口調がどこかおかしい。呆れているような、驚いているような、そんな感じ。
僕の視線に気付いたのか、答えるようにランサーさんは口を開いた。
軽い様子なんて欠片も無い―本物の戦士の重みが乗っている口調だった。
「覚えておけ坊主。
こうなったら絶対にあれをしない、とか絶対あれをする、って類の誓いは大抵難しくなる。
絶対殺したくないという覚悟を決めるか、それとも場合に応じて殺すのか。早い所決めた方が身のためだぜ。
例えそのデバイスって奴がすぐに手に入ったとしても、だ」
「え……?」
「普通に戦うだけなのに殺すか殺さないか簡単に決められる……確かに便利な道具だ。
だけどな、殺し合いの場ってのは戦場だ。ましてやここでお前を支援してやる奴がどれだけいるかはまだわからねえ。
冷静に人を殺す覚悟ってのは慣れてなきゃ身に付くもんじゃねえが……
だからって道具頼りの中途半端な考えで敵を気遣ってたら、死ぬぞ」
そう言っている彼の目は、まるで豹のように鋭い。
僕がランサーさんの敵だったとしたら、この人は子供だからなんて理由で手を抜かないんだろう。
視線だけでその事実が予想できるくらい、本当にその目は鋭かった。
もしキャロが敵だったとしても、絶対に僕は殺す気になんてなれない。ルーテシアの時だってそうだ。
なのはさんも同じだ。小さい時、フェイトさんと戦った時のことを僕はよく聞いてる。
―もし二人がこの場にいたとしたら、どうするんだろうか?僕には分からない。
黙り込んだ僕を見かねたのか、ランサーさんはさっぱりした明るい声で話題を切り替えた。
「―ま、その前に身の安全だ。俺たち二人分の槍を探さねえとな。
ちょうどいいのが見つかったら少し手合わせでもしてみるか?」
「あ……は、はい」
ほとんど反射的に声を上げた僕に、にやりと笑みを浮かべてランサーさんは駅の中へ入っていく。
ともかく、今はこの人についていくしかない。悪い人じゃないみたいだから。
……この人の言った事を認めるか、自分達が今までやってきたやり方を信じるかは、まだ決まっていない。
けれど……多分いつか決めなくちゃいけない時が来るっていうのは、分かった。
483:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 15:11:58 CYQIYPp+
これはもうしたらばで投稿されたもんだろ?
484:魔法少年ラディカルエリオHeaven's feel ◇2kGkudiwr6
07/09/28 15:11:59 aP2K+aKF
【F-5/駅手前 1日目 黎明】
【エリオ・モンディアル@リリカルなのはStrikerS】
[状態]:健康
[装備]:暗視双眼鏡@現実、偽・螺旋剣@Fate/stay night
[道具]:支給品一式、防水性の紙×10@現実
[思考・状況]基本:このゲームの破壊。
1.ランサーについていく。
2.仲間と合流。
3.いざとなれば敵を殺す覚悟を決めるべきなのかどうか、迷い。
【ランサー@Fate/stay night】
[状態]:疲労(小) 精神的疲労(小)
[装備]:不明
[道具]:支給品一式(地図と名簿を除く)、ヴァッシュの手配書(一枚)、
不明支給品1~3個(槍・デバイスは無い)
[思考・状況]基本:このゲームを管理している奴らとの戦いを愉しませてもらう。
1.言峰、ギルガメッシュ、ヴァッシュの三人に借りを返す。
言峰とギルガメッシュは殺す予定(ヴァッシュについては不明)。
2.ゲームに乗った強者と全力の戦いを愉しむ。
3.できればまともな槍が欲しい。
4.ゲームに乗っていない相手でも実力を測るくらいはしたい。まずはエリオと手合わせ。
※参加時期は本編での死後。そのため言峰の令呪は無効化しています。
【暗視双眼鏡@現実】
読んで字の如し。接眼レンズを交換することで双眼鏡としても使用可能(正確には逆だが)。
軍事用のため結構丈夫。第三世代と呼ばれるもので光に対しても耐性がある。そしてすごく高値。
【偽・螺旋剣@Fate/stay night】
本来のカラド・ボルグに改造を加えることで生み出された宝具。形状はドリルのような捻れた剣。
矢として使う他、刺突用の剣として使うことも可能。
【防水性の紙×10@現実】
これも読んで字の如し。画用紙程度の大きさの物が10枚ある。
出典は微妙に迷ったが、現実にあるので現実出典。
485:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 15:14:48 b1fbS2f6
月厨か
まあ削除依頼だな
486:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 18:58:46 sLKVztzE
つまんね
487:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 19:16:19 ZuY5enJs
おもしろい
488:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 19:25:40 mpHtS2lU
んなこたぁない
489:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 19:26:18 fJ+iq2dK
バーチャル2chネラー裕子の正体だよー。
URLリンク(www.id.yamagata-u.ac.jp)
490:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 19:51:51 aCed7oIv
こやつめわはは
491:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 19:56:23 MRFSxXKw
ハ,,ハ
('(゚∀゚∩_ おいらをどこかのスレに送って!
/ヽ 〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね!
/| ̄ ̄ ̄|.\/
| .モツ煮..|/
 ̄ ̄ ̄
現在の所持品:たばこ・ライター・コーヒー・ブラックブラック・枕・ケータイ電話
睡眠薬・聖教新聞 ・ダッチワイフ・外付けSCSI340MHDD・ネットランナー4月号
TYG02・小嶋進社長・ゲルトモ・ディプスファンタジア・抵抗1kΩ(黄紫橙金)・ MGサザビー
金縛り・みんす党・ロングソード+1(vsアンデッド+3)・ビグバン様・ワルサーP38・田中&藤岡
Nice Boat.
492:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 20:50:48 /NdO5e4j
つうか、これ全部自演で荒らしだと思える時点でどうかしてる
コピペしてる奴は完全に荒らしだとは思うが、それ以外の奴もみんな荒らし扱いだぜ?
削除依頼まで出すし信じられん
493:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:06:23 Z4TFezJ1
同意
494:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:21:51 KSfU/IUq
削除議論でフルボッコにされた人がいるスレはここですかwwwww
>>492
だったら削除議論スレに行って正しい日本語使って議論したらどうですかwwwwww
495:響け!フォルゴレの歌! ◇hsja2sb1KY(代理)
07/09/28 21:28:40 NQpu1/Gj
水族館玄関内。
うっすらと朝の日差しが目に眩しい。
「さーてと」
ねねねは大きく伸びをした。
「やることも決めたことだし、ぼちぼち出発しますかね、と」
『ひとつ、聞いておくことが』
マッハキャリバーが声をかける。
「ん、なあに?」
『これから先、あなたのことをなんとお呼びしたほうがよいでしょうか』
「ん、何急に。好きで呼んでいいって」
『じゃあ、仮マスターでよろしいのですか?』
「ちょっとまて」
『じゃあなんとお呼びすればいいですか?』
「脅しか。普通に名前でいいじゃん」
『いえ、私はあなたの戦いをサポートするパートナーになるわけですから、しっかりと呼び方を決めておかないと』
(仮マスターはアリなんかい)と心の中でツッコミつつ、
「え―と、ん―、あ―、と―」
思いつかずに、ねねねは頭を抱える。
「しょーがない、―じゃ、先生、で」
『わかりました、Teacher』
「よし!じゃあ決まったところで行こう」
『申し訳ありませんが、Teacher、もうひとつ報告を』
「今度はなに?」
『同エリア内、少し離れた場所から、こちらにゆっくりと接近する魔力的存在がいます』
「それを早く言わんかい」
ポリポリと頭をかきながら、歩き出す。
「じゃあ、出向くよ」
『大丈夫ですか?』
「いい。様子見て、ダメそうだったら即座に逃げる。魔力感知できるあんたもついてるなら、大丈夫だろ」
『了解しました』
* * * * * * * * *
「ぜーったい、イヤ!!」
先頭をで早足で歩くのはイリヤ。
「ゴ、ゴメンゴメン!!悪かったから!!アハ、アハハ」
泣き顔であとをおいかけるのはフォルゴレ。
「さっきは練習に一緒に歌ってくれたじゃないか!!面白ーいって!!だからお願いだ!!もう一度あの歌を歌おうよー!!」
手をあわせてイリヤを拝むフォルゴレと、
「ゼッタイ、許さない!!」
後ろを振り向かずに歩くイリヤ。
「だって、だって、……」
「ゴ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ!謝ってるじゃないか!!アハ、アハハハハ」
パッとイリヤが振り向く。
「だって水族館に行くのに反対するんだもん!!」
「だ、だって!こっっちは行き止まりじゃあないか!!引き返さなくちゃならなくなるよ!!ヘタに動くのは危険さ!!待ってればモノレールがきたのにー!!」
「でも行くのー!わたしは水族館に行くって決めたんだから!!モノレール待つのあきたー!!」
「ほ、ほら、そんなことより歌おう!心が晴れるさ!!踊ろうよ!さあ一緒に!!」どっちかというと、怯えてガタガタ震えているのはフォルゴレの方なのだが。
フォルゴレはガシッとイリヤの肩を掴む。フォルゴレの震えが振動して、イリヤまでガクガク震えてしまう。
「やー、はーなーしてー!!」
イリヤは目を回しながら思わず大声をあげる。
496:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/28 21:29:40 86ArhXfY
>494
日本語ておk
497:響け!フォルゴレの歌! ◇hsja2sb1KY(代理)
07/09/28 21:29:54 NQpu1/Gj
「ちょっ、ちょっと!!あんた?!なにしてんだ!?」
タッタッタッタっと駆け寄ってくる足音がして、
「この痴漢魔ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
突然の闖入者、ねねねの両足がギュルッとさりげなく回転をいれつつ、フォルゴレの胴体横を直撃した。
「ぐぉばぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「こ、こ、こ、こんなちいさな少女に、なにやってんだコラァァァッッッ!!!」
仁王立ちになるねねねと、地面にもろくも倒れるフォルゴレ。
ねねねはたった今、この場に来たばかり。どう見てもアゴの割れた金髪の怪しげな男が小さな少女に襲いかかっているようにしか見えなかった。
「あ……いや……私は彼女に歌ってもらおうと」
よろよろと顔を上げて弁解するフォルゴレの顔面に、
「んなわけあるかァ―!!!」
ねねねの拳が直撃する。
「げぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
そのままラッシュ。ラッシュ。
「がはふぅぅぅぅぅぅ!!!」
ねねねによる猛打の嵐が冴え渡る。
一方的に攻撃されるフォルゴレ。
(くっ、こっ、このままではっ、この私が死んでしまうぅ!!!)
フォルゴレは必死で叫んだ。
「い、今こそ、今こそ、イリヤ、あの歌をうたうんだぁぁぁ!!」
展開においていかれたイリヤがうろたえた声をあげる。
「え?ええ?え?」
げしげしと、ねねねの蹴りが容赦なくフォルゴレの体を襲う。
「早く、早くあの歌を歌ってくれえええ!!!」
「な、なんだっけ!!」
「だ、だから教えた歌をー!ピンチだからー!私ピンチだからー!!」
「わ、わかった!」イリヤはすうっと息を吸い込んだ。
左手を振り上げながら、かわいらしい声で歌い出す。
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
フォルゴレは左腕を振り上げながら立ち上がる。
「うお、立った」
「はっはっはっ、見たか、鉄のファルゴレは無敵さ!!!」
「すごーい……ファルゴレって強かったんだ……!!」
イリヤがパチパチと手を叩く。
「えい」
ボカン
「げはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
498:響け!フォルゴレの歌! ◇hsja2sb1KY(代理)
07/09/28 21:31:15 NQpu1/Gj
フォルゴレは左腕を振り上げながらまた立ち上がる。
「うお、立った」
「はっはっはっ無敵の戦士の力を見たかー!」
「きゃーすごーい!」
イリヤがパチパチと手を叩く。
イリヤとフォルゴレは左腕を振り上げながら、一緒に歌い始める。
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
鉄のーふぉるごーれ♪
無っ敵ーふぉるごーれ♪
二人は延々と歌い続ける。
「えーと。まったく状況がわからないんだけど。芸人かあんたら」
がっくりと脱力しきり、地面に崩れ落ちたねねねは言った。
* * * * * * * * *
ねねねが落ち着いたあと、それと、フォルゴレとイリヤがようやく歌い終わったあと、
「あー。一応悪かったね、あんた。誤解だったみたい」
「はっはっはっ鉄のフォルゥゴォレは無敵だぜ!!!」
「泣いてるじゃん、あんた」
ぽん、ぽん、とねねねはフォルゴレの肩を叩いた。「ま、どっかで手当してやるから」
(まー悪い奴らじゃなさそうだ)
ねねねは彼らと同行することにした。
「よ―し!!しゅっぱ―つ!!」
完全にご機嫌にもどったイリヤが音頭をとる。
「おー!!」「おー」『了解しました』
「それじゃあ、」
しゅびっと指を突きつける。
「まずはシロウを探しに水族館を探検―ん!!」
……
……一瞬の硬直ののち、ねねねは爆発しかける。
「……こーのークーソーガーキー何で戻らなきゃならねーんだ……」
『待ってください、Teacher』
「あ゛……!?」
イリヤの背後をみると、フォルゴレが必死の表情でなんらかのブロックサインを送っている。
(えーと、なに?小さい……胸……心臓……えーとつまり……。まだ小さい子供で、心細がっているってか?)ねねねはため息をつく。
ねねねが落ち着きを取り戻したのをみて、フォルゴレが大きく安堵した様子が見てとれた。
あれだけ震えて涙を流しているにもかかわらず、なぜか急にねねねは頼もしさを感じた。
ねねねは理解する。フォルゴレという男は、
(つまり、ものすごいお人好しなんだ、コイツ)
499:響け!フォルゴレの歌! ◇hsja2sb1KY(代理)
07/09/28 21:32:41 NQpu1/Gj
自分はどんなに怯えていても、周りの人間を気遣える人間だ。
(わたしがタコ殴りにしても全く武器も手もを出そうとしなかったし)
ねねねはよく知っている。どんなに馬鹿みたいに騙されても、困った笑顔で人を信じて気遣ってしまう、そういう人間がいることを。
(しょうがない、か)
極限状況下では、そういう人間のほうが得難く、なにより代え難い。
ねねねは仕方なくイリヤに笑いかける。
「わかった、わかったから」
「わーい!!ほら!!行こーフォルゴレー!!」
「はっはっはっよーし、もう一曲とっておきのを教えてあげよう!!」
仲良く水族館に向かう二人を見て、なんとなく、ねねねはこの二人をフォローしてやらねば、と思っていた。
ふたたび、ねねねはでっかくため息をつく。
「ふりだしに戻って、1回休み、と」
『私がついています、Teacher』
【E-1 /水族館近く/1日目/早朝】
【ねねね先生と愉快な仲間たちチーム】
【菫川ねねね@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康。
[装備]:マッハキャリバー(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、
[道具]:支給品一式、詳細名簿+@アニロワオリジナル、ボン太君のぬいぐるみ@らき☆すた
[思考]
第一行動方針: イリヤとフォルゴレを連れて、図書館に行く。
第二行動方針:誰も見つけられなければ本がある場所へ。
第三行動方針:アニタ、読子、スバル、ティアナ、キャロ、エリオ、はやて、シャマル、清麿、ガッシュ、士郎を探す。
第四行動方針:とりあえず、クアットロや詳細名簿に載っていた危険人物と思しき面子には気をつける。
最終行動方針:打倒タコハゲ、そしてハッピーエンド。
[備考]:詳細名簿+はアニタと読子のページだけ破り取られています。
※イリヤ、フォルゴレの探し人の情報を交換しました。
※詳細名簿+について
『詳細名簿+は、男女別男先あいうえお順に各参加者のプロフィールと顔写真が乗っています。
プロフィールの詳細はもう一つの詳細名簿と違い、各参加者との関係、これまで実行してきた行動、
技能や異能等を中心に事実関係を重視した情報が載っています。
ですが、なぜそういう関係となったのか。なぜその行動をしたのかなどの心理は書かれていません』
【イリヤスフィール・フォン・アインツベルン@Fate/stay night】
[状態]:健康
[装備]:ヴァルセーレの剣@金色のガッシュベル
[道具]:支給品一式、未確認支給品×1、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル
[思考]:シロウ何処かな?
行動方針:シロウに会うまで絶対生き残る
[備考]:魔鏡の欠片は3つ揃わないと意味がありません。残りも支給品として配布されている可能性があります。
※ねねね、フォルゴレの探し人の情報を交換しました。
※フォルゴレの歌を教えてもらいました。
500:響け!フォルゴレの歌! ◇hsja2sb1KY(代理)
07/09/28 21:33:44 NQpu1/Gj
* * * * * * * * *
(そうだ、私は殺し合いになんか乗るもんか!)
フォルゴレは思う。
(私はスーパーヒーローだから。ファンが悲しむマネは絶対にできない!)
彼に支給された品物、それは、
(だから見ていてくれ!)
キャンチョメの魔本。
(―一緒に行こう、キャンチョメ!)
彼にとって、なによりも重たすぎるモノ。
【パルコ・フォルゴレ@金色のガッシュベル】
[状態]:全身ズタボロ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、キャンチョメの魔本、未確認支給品×2(本人確認済)
[思考]:殺し合いは恐いがイリヤスフィールを守る
行動方針:清麿とガッシュを探す
[備考]:ねねね、イリヤの探し人の情報を交換しました。
※ねねねは戦闘向きの人間ではないため、本人の耐久力とあいまって、タコ殴りにされたダメージは意外と軽いです。
【キャンチョメの魔本@金色のガッシュベル!!】
フォルゴレのパートナー、キャンチョメの魔本。色は黄色。
記載されている呪文を読めば、持ち主であるキャンチョメは呪文が使えるが、このロワにはキャンチョメは出ていないので無意味?
ガッシュやビクトリームのものとは違い、普通に燃える。燃えたらキャンチョメは魔界に送還されるものと思われる。
【もう1曲のとっておき】
「チチをもげ!」 フォルゴレはまだイリヤに教えていません。ただし、フォルゴレが教えた瞬間、ねねねから断罪が下されます。
※水族館内は人の気配がないため、ねねねはさほど確認していません。イリヤが楽しめるようなものがあるかどうか、不明。
※3人は、とくにお互いの支給品の確認は行っていません。
※イリヤとフォルゴレはマッハキャリバーの存在について、あまり気に止めていません。
※なお、魔本に関する記述は、LXe12sNRSs氏の記載を参考にさせていただきました。申し訳ありません。