07/09/02 03:06:57 F7InihC7
↑
自演するなカス共め
704:男達の使い魔
07/09/02 03:07:39 ihN+H9DE
そこにはオスマンの他に一人しか男がいなかった。
「確か伊達と言ったかしら。他の者達はどうしたの?」
「他のやつらは、今住むところを作っている。」
そう短く答えた伊達は、少しルイズの評価を上げた。
こちらが名乗っていないにも関わらず、名前を覚えていたのだ。
それは、少なくとも、こちらのことに気をつかっている証でもあるのだ。
「お前のことはなんと呼べばいい?」
「人前ではルイズ様と呼んで。格好がつかないから。それ以外では任せるわ。」
その発言にも少し目をむく。
少女の表情や仕草などから判断すると、様付けのみになると思っていたのだ。
しかし彼女は、己が実力でもって、自分に様を付けさせるつもりのようだ。
その姿に伊達は好感を持った。
「さて、それでは本日以降のことについて話し合おうかの。」
流れを打ち切るように、オールドオスマンは本題を話し始めた。
今日一日は、住居作りのためルイズの使い魔をできない、そのことを確認したルイズは、
授業の鐘が鳴ったので教室に向かった。
正直、(一部を除いて)いかにも暑苦しい男、といった者達ばかりであったので、
ついて来ない事にむしろ清々していた。
まあ、使い魔がいないことで多少馬鹿にされるだろうが、今さらだ。
そう思うことにしたルイズは威勢よくドアを開けた。
705:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:09:02 lCESusCQ
支援させて頂こう
覇極流!覇極流!
706:男達の使い魔
07/09/02 03:09:11 ihN+H9DE
いつものように錬金の術の失敗の後片付けをしていたルイズは、遅れて食堂に入った。
そこで、何か騒ぎが起こっているのを見止めたルイズは近寄ることした。
周りの人間が話しているのを聞くと、どうやら二股がばれたギーシュが、
その原因となったメイドに八つ当たりをしているようだ。
(情けない。)
心底そう思ったルイズは、乗り気ではないがギーシュを止めることにして、騒ぎの中心へと歩み寄った。
「なに八つ当たりしているのよ。情けないから止めなさい、ギーシュ。」
そう声をかけると、周りから注目が集まるのが分かった。
そうして初めて気がついた。
ギーシュに八つ当たりをされていたのはシエスタだったのだ。
それに良く見ると、とは言ってもルイズと料理長のマルトー位にしかわからないだろうが、
シエスタの謝り方はたいへん職務的だった。
どうやら、八つ当たりを受けるのも、この職場では仕事の一つらしい。
前に、
(他の子が受けるよりはいい、自分は気にならないし。おじい様の方が何倍も怖かったですし。)
と言っていたのを思い出した。
そんなシエスタの良さを再認識すると同時に、ギーシュに対する怒りがふつふつとこみ上げてきた。
いかに抑えているとはいえ、このルイズ、沸点は低いほうである。
「ゼロのルイズは黙っていてくれないかね。
貴族が平民を庇うなんて、君は貴族としての意識もゼロなんだね。」
そのギーシュの台詞に、観客がどっと笑う。
その反応に気をよくしたギーシュはさらに続ける。
「まあ、そのメイドを攻めるのも確かに悪いかもね。
そのように気を使えないように育てた親を攻めた方がよいかな。」
ルイズが怒りのあまり手袋を投げつける前に、乾いた音が響き渡った。
シエスタがナプキンを投げつけたのだ。
一瞬前との本人との落差に、ルイズ以外の全員が絶句する。
メイドが貴族に決闘を挑むなど、前代未聞過ぎて、誰も状況についていけないのだ。
「やめなさい、シエスタ。
あなたのお祖父さんでもない限り、貴族に勝てるわけがないのよ。」
そう言いつつも、ルイズは強く杖を握り締めている。
シエスタが決闘を挑まなければ、まず間違いなくルイズがギーシュに決闘を挑んでいたはずだ。
本人とシエスタの名誉のために。
そのことに気がついたシエスタは、目には感謝を込め、しかし態度は凛として言った。
「お言葉ですが、ルイズ様。
家族や友人を馬鹿にされて黙っていられるほど、私は女をやめたわけではありません。」
そう言って、彼女は、決闘場であるヴェストリの広場へと向かった。
707:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:09:28 sDzkJ1Kt
日本男児の支援!!
708:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:11:00 kc8zu5SV
支援
709:男達の使い魔
07/09/02 03:11:19 ihN+H9DE
慌てて追おうとしたルイズだが、人ごみに紛れてなかなか進まない。
そこへ、住居作りが一段落したことを報告しに来た飛燕を見つけた。
駄目もとで事情を話すと、ひとしきり飛燕は感心し、ルイズを抱えて飛び上がった。
鎖のようなものをたくみに使い、空を駆け抜けていく飛燕とルイズ。
その速度は、生徒達のレビテーションを遥かに凌駕する。
そのことに驚いたルイズではあるが、今はシエスタの方が先だ。
しかし、初動の遅れが響いたのが致命的であった。
今まさに決闘が始まろうとしていた。
そして……
「さあいらっしゃい、いらっしゃい。男塾名物殺シアムだよ!!」
「ただいまの賭け率は、ギーシュが9に、シエスタが1だよ!!」
と動いている松尾と田沢の姿に、思わずずっこけた。
「あなた達、なにやってんのよーーー!
シエスタって、女のメイドなのよ!!
こんなことしている暇があったらとっとと止めに入りなさいよ!!」
その台詞に松尾と田沢の動きが止まる。
この二人、決闘と聞いて、二人とも男であると思い込んでいたようだ。
女性に対する思いやりだけは人一倍ある二人だ。
慌ててとめようと人垣をかき分けていった。
ルイズと飛燕もそれに続く。
ようやく最前列にたどり着いた四人であった。
思わず止めようとする三人を飛燕が止める。
「彼女の目は戦士の目です。
今止めるのは、彼女に対する侮辱になりますよ。」
どういう意味よ!と食って掛かったルイズだが、試合を見て驚いた。
「諸君、決闘だ!!」
ギーシュがそう宣言すると広場が盛り上がる。
中には、貴族に決闘を申し込んだ、勇気ある平民のメイドを応援する声もある。
そうしてギーシュが名乗りをあげて青銅のゴーレムを召喚した。
どうやら準備が整ったようだ。
ならば自分も名乗りをあげよう。
「大豪院流、大豪院シエスタ!」
710:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:11:36 cJUXlfpx
シエスタが決闘するのか!
新しすぎるぜ支援
711:男達の使い魔
07/09/02 03:13:22 ihN+H9DE
その名乗りを聞いた瞬間、ルイズの使い魔たちの、正確には見物に来ていた男塾の一号生たちの動きが止まった。
その名前は彼らにはあまりにも縁が深すぎた。
そう、かつて男塾の帝王と呼ばれていた男、大豪院邪鬼のことである。
一見すると、シエスタと名乗った少女と邪鬼には共通するところはない。
しかし、良く見ると、その目にたたえた不屈の光は、まさしく大豪院邪鬼のそれであるのだ。
シエスタは、今は亡き祖父のことを思い出していた。
このハルケギニアの水が合わなかったのか、祖父である大豪院邪鬼の子供達に拳才のある者はいなかった。
その孫でも、かろうじてシエスタだけが、大豪院流を修めるのに必要な素質を持っていただけだ。
(もっとも、シエスタ自身は自分に才能があるなどとは思っていないが)
幼いながらにも、厳しかった祖父。拳において孤独であった祖父。
少なくともこのハルケギニアには、祖父の願いを満たしてくれる者はいなかった。
シエスタがこの祖父の訓練に耐え、まがりなりにも戦えるようになったのは、
この祖父の孤独を癒したかったからだ。
シエスタが技を一つ覚えるたびに、優しく頭をなでてくれたその感触は、今も色あせることはない。
祖父が亡くなったあとも修練を欠かさなかった。
それは、技を通して自分の中に祖父が生きているのを感じることができたからだ。
ルイズは驚いていた。
シエスタが何かやっているのは知っていたが、一体とはいえ、ギーシュのゴーレムと互角に戦うとは思ってもいなかった。
それは、ギーシュも同様のようだ。
思わぬ展開に焦ったギーシュは、形振り構わずに全てのゴーレムを投入した。
寡兵になってしまったシエスタはジリジリと押されていく。
一撃、また一撃とダメージが体に蓄積されていくのが分かる。
しかし、反撃する余裕はまったくない。
それほど、このゴーレムの連撃は激しさを増していたのだ!!
ほとんど実戦経験のないシエスタにとっては、捌ききれないのもむりのないことだろう。
一度後ろに飛んで距離をとる。
そうして大きく息を吸うと突撃を敢行した。
その速さにシエスタを見失い、一瞬パニック状態になったギーシュは思わず前にこけてしまった。
しかし、それが当たった。
その一瞬後、ギーシュの頭上をシエスタの飛び蹴りが抜けていったのだ。
思わぬ展開に驚くギーシュとシエスタ。
立ち直ったのはギーシュの方が早かったのだ。
ゴーレムの一撃が、ついに彼女に致命的な一撃を刻む。
(肋骨が折られた!)
思わず前のめりになってしまったところに、左から拳が飛んできた。
何とか左手で受けるも、ついに折れてしまった。
そこにもう一体のゴーレムのタックルをくらい、大きく後ろへと吹っ飛んだ。
712:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:13:35 rFrq91Z7
>大豪院シエスタ
このスレに来て、今までで一番噴いたwww
これはシエスタのスケール比がおかしいかも分からんね。
713:男達の使い魔
07/09/02 03:15:20 ihN+H9DE
ヴェストリの広場は静まり返っていた。
観客とて、可愛い女の子がボロボロになるのを見たくはないのだ。
しかし、ギーシュに自分から止めるような余裕はない。
先ほど自分をかすった蹴りの音を覚えているのだ。
凄まじい音だった、アレがもし当たっていたら、自分は生きてはいまい。
そう思えるほどの音だったのだ。
そう、ギーシュは一種の恐慌状態だったのだ。
それに……
ギーシュはちらりとシエスタの方を見やった。
シエスタは立っていた。
ボロボロになり、目に光はない。
それでも立っていたのだ。
その光景にルイズは泣きそうになるのをこらえる。
シエスタは、自分の名誉のためにも戦ったのだ。
ならば、ここで自分が引いてどうする。次は自分が仇を討つ番だ。
そう考えたルイズは一歩前に出ようとして、松尾に道をふさがれた。
松尾だけではない。
ルイズが呼んだ男塾一号生、その全員がそこに立っていたのだ。
「それでは、この不肖、松尾鯛雄、エールを切らせてもらいます。」
「フレー!フレー!シエスタ!
フレー!フレー!大豪院!」
それはまさしく天を突くかのような豪声であった。
全員の息が完璧に合わさった、応援であった。
いつの間にかルイズも一緒になって声を出していた。
男塾名物大鐘援である。
714:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:16:08 sDzkJ1Kt
シエスタが戦うなんてすげえ珍しいw支援
715:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:16:26 cJUXlfpx
すげー笑えるけど、燃える!支援
716:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:16:46 kJxi9+TA
ガッツだ!支援!
717:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:16:48 kc8zu5SV
何という超展開
支援
718:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:17:11 lCESusCQ
この作者もアホだな(誉め言葉
719:男達の使い魔
07/09/02 03:17:15 ihN+H9DE
その声にシエスタは意識を取り戻した。
これほどの思いを込めて自分を応援してくれている人が、いるのが不思議で仕方がない。
その中にはルイズの姿もあった。泣きながら声を震わせていた。
ふと、シエスタは祖父から聞かせてもらった話を思い出していた。
(そっかぁ。これが大鐘援かぁ。)
体の奥から力が沸いてくるのを感じる。
否!これ程の応援を受けて力を振り絞れないなら女がすたる!
そうして、シエスタは、いまだ成功したことのない技の体制に入った。
いかに力が沸いてくるとはいえ、既に体は限界を超えている。
ならば、あと一撃で決めるには、この技しかない。
成功している、していないは関係ない。
シエスタの脳裏には、最後にこの技で天に帰った祖父の、神々しい姿が思い浮かんでいた。
そのシエスタの様子に不吉なものを感じていたギーシュは、慌てて自分の前にゴーレムを全て固めた。
七人のゴーレムによる完全防御隊形だ!
たとえ、トライアングルクラスの一撃であろうとしのげる自身がある!
それに、
チラッとシエスタの様子を冷静に観察したギーシュは結論を下した。
(これをしのげば僕の勝ちだ!)
シエスタの時間がゆっくりと流れる。
その中で、シエスタは、己の中でうねる気を、生まれて初めて感じていた。
あとは、この気を、全身全霊を込めて放つだけ!!
シエスタは叫んだ!
「大豪院流奥義 真空殲風衝!!」
その風は全てを吹き飛ばす。
メイジたちは見た。
何も魔法を使えないはずの少女の一撃が、七人のゴーレムを打ち砕き、
そしてついにはギーシュの手の杖までも打ち砕いたのを。
「私の勝ちですね。」
「……ああ、僕の負けだ。」
そして歓声が上がった。
男達の使い魔 第3話 完
720:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:18:15 dwxZcigL
ちょwwwシエスタw
721:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:19:12 cjLf9iTj
>大豪院シエスタ
すげえwww
斬新だが、設定上は十分にアリだな。
予想外の期待以上だ!
722:男達の使い魔
07/09/02 03:19:19 ihN+H9DE
NGシーン
雷電「こ、この術はまさか!」
虎丸「知っているのか雷電!」
雷電「これぞまさしく、中国において古代より伝わる豪檸無!」
一般にゴーレムとは、土や鋼などで作られた戦闘用の人形のことをさす。
しかし、この起源が中国であることをしるものはほとんどいない。
周の時代、豪檸無(ごうれむ)将軍はある難題にぶち当たっていた。
一万人の人間にわずか100人の人間で立ち向かえ、と言われたのだ。
常識で考えてはとても無理であると判断した豪檸無将軍はある術方を使った。
土で人形を作り、そこに兵士達の名前を刻んだのだ。
すると不思議なことに、その人形達はまるで生きているかのように戦ったのだ。
なお、この豪檸無将軍は、生涯この秘術については口を閉ざしていたが、
このエピソード自体は有名となり、古代ギリシアやハルケギニアに伝わり、
ゴーレムとなったのは、実に興味深い話である。
民明書房刊「人形の歴史」(平賀才人著)
723:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:20:27 m3t14R9Y
GJ!めっちゃ燃え笑ったぜwww
724:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:21:19 QSi14i4k
実際、兵馬傭とかあるしな中国
725:平面
07/09/02 03:21:37 ne3XKKOX
最後のシーンが脳内で宮下絵に変わった。
おかげでシエスタの印象ががらりと変わったよGJ!!
……ぐすん。
726:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:21:37 kJxi9+TA
おちゅかれ!
727:男達の使い魔
07/09/02 03:22:03 ihN+H9DE
という訳で投下終了です。
大豪院シエスタは一度やってみたかったネタですが、
ストーリーの変更すべき点が鬼のように増えたのでひるんでいました。
しかし!独眼鉄の死に様を読んでいたら、不思議と今のシエスタの姿が思い浮かびました。
支援ありがとうございました。
728:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:22:16 dwxZcigL
>>722また才人かwww
729:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:22:33 PC6P8yNS
色んな意味ですごすぐるwwwww
730:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:23:01 cJUXlfpx
これほどの超展開でありながら別に無茶って気もしないのがすげえ
731:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:23:03 sDzkJ1Kt
GJすぎるぜ!
売られた喧嘩を自分で買うシエスタ…斬新過ぎるw
732:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:24:09 AxMsojCX
乙!!
無意識下でルイズもシエスタも男塾入りしとるw
熱すぎるぜ
そしてやっぱりサイトとハルケギニアの関係がさっぱりだぜ。
733:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:25:02 lCESusCQ
そして真空殲風衝で消えたと思った老邪鬼がさも当たり前に日本に若い姿で戻って防衛庁長官になっていても不思議は無い
つまりは真空殲風衝が帰るための鍵なんだよ!
734:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:25:51 m3t14R9Y
>>732
一号生がごっそり居なくなった後、サイトが強引に塾長に捕まって男塾入りさせられたんじゃね?w
735:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:26:06 rFrq91Z7
間違いなくメイドガイより厳つい身長うんメイルのシエスタwww
736:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:27:37 9LdEELSM
シエスタすげぇぇぇ!?
そりゃ先代の総代がじいちゃんだったら怖いもんねぇわな
737:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:28:04 kc8zu5SV
GJ過ぎるwww
まさかこんな展開になるとは
738:男達の使い魔
07/09/02 03:30:40 ihN+H9DE
皆様、こんな遅い時間にも関わらずご支援いただき、誠にありがとうございました。
今回は、書きたかったネタではあるのですが、筆が進みすぎて止め時を見失ってしまい
このような時間になってしまいました
ただ、大豪院シエスタの説得力を出すのに時間がかかってしまいましたが、
楽しんでいただけたようで幸いです。
本当にご支援ありがとうございました。
739:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:31:42 TZKgYbUb
なにこの神展開ww
740:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:34:17 OeKt34wJ
あらゆる作品のシエスタを超えるすさまじいシエスタだwww
GJというしかない
741:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:37:25 rFrq91Z7
>>734
事情聴取の名目で拉致されて、そのままご入学という流れかとw
教官連中の情報網とフットワークの軽さは異常だからな!
742:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:50:10 TZKgYbUb
さてさて、3時55分から投下して平気でしょうか?
743:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:51:15 QKEh4NlR
何がくるんだ
744:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:51:33 MjHS/88Q
了解、これから支援を開始する。
745:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:51:49 7cWApxAT
そういや天挑五輪後の時間軸なら東郷総司や男塾と闘った面々も
何気に出てきそうで恐ろしいw
746:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:55:53 AxMsojCX
よし。
支援だ!
747:虚無の使い魔と煉獄の虚神
07/09/02 03:57:05 TZKgYbUb
【虚無の使い魔と煉獄の虚神2・英雄と悪鬼】
平賀才人はゼロのルイズの使い魔である。
使い魔であるから、様々な雑役を課せられている。
朝は主人であるルイズを起こして身支度を調えさせ、掃除、洗濯、ルイズのお供と忙しい。
が、授業の終わった午後からルイズの就寝準備をする夜までの合間には比較的自由な時間も多かった。
そして今日、召喚されて初めて虚無の曜日に街まで行って買ってもらった剣。
さっそく素振りというか、稽古のマネゴトでもしようかと思うのは、当然の流れと言えよう。
買ってもらったばかりの(ただしボロい)剣を掴めば、やはり手の甲に刻まれたルーンが光って身体が軽くなる。
ギーシュと決闘した時と同じだった。
羽のような己が身の軽さにまかせて身の丈に届きそうな大剣を振れば、ヒュンヒュンと風を切り裂く鋭い音がする。
二つの月光の下、学園の中央広場で演舞のように剣を振るうサイト。
とても中学と高校の体育で十数時間だけやった剣道が唯一マトモな剣を振った経験でしかない、平凡な日本人高校生の動きだとは自分でも思えない。
カッコ良く大剣を振る自分の姿にちょっとだけ酔って、思わずサイトは呟いた。
「やっぱり、あのピカピカの剣、欲しかったなぁ……」
「冗談ぬかせ相棒。あんなナマクラの何処が良いって言うんでい」
呟くサイトを怒鳴りつける大剣・デルフリンガー。
見かけはボロだが心は錦なチャキチャキのインテリジェンスソードは、口があったら唾を飛ばしそうな威勢でサイトに喰ってかかる。
「いや、だってアレを持ってたらもっとこう、カッコイイじゃねぇか」
「っかぁー! テメェ『使い手』のクセになぁーんにも判っちゃいねーなぁ!!」
剣は戦うための道具だから見た目なんぞに惑わされちゃいけない。
大事なのは外見よりも、真に一本鋼鉄が通った確かさだ。等々、達者な調子で喋る喋る。
あまりの喋りっぷりにサイトが易壁しかけた頃、それとは関係の無い倦怠感を感じてデルフリンガーを取り落とした。
「あ、アレ?」
「なんだよ体力切れかよ相棒。なさけねーなぁ」
デルフは呆れて言うが、思い返せば調子に乗って1時間近く剣を振っていたような気もするサイト。
正確には、地球の単位で1時間15分もデルフリンガーを振り回していたのだから、ある程度仕方が無い事だろう。
「でも俺、最後はあんま動いてないのに……何で?」
「そりゃあ相棒、その手のルーンは本来ありえないような力を無理矢理肉体に出させるモンなワケだしなぁ。
調子に乗って全速力で走ってたら、すぐにブッ倒れちまうのとおんなじこった。
オメーがなんにもしてなくても、ソイツがピカピカ光ってる間はドンドン体力を消耗しちまってるってワケだな」
取り落とされて地面に突き刺さったままでデルフがカタカタと笑う。
748:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 03:57:34 S/lwtA2c
グレン支援
749:虚無の使い魔と煉獄の虚神
07/09/02 03:58:25 TZKgYbUb
もちろん、サイトにとっては笑うどころでは無い。
「や……」
「や? 矢がどうかしたか、相棒?」
「役にたたねぇ」
ぐんにゃりと地面に臥したサイトを見下ろし、デルフのカタカタ笑いは収まらなかった。
「まぁそう言うな。なーに『使い手』の力の源は心の震えだ。喜び怒り悲しみ楽しみ、何でも良い。
相棒の心が震えれば、それだけ力もぐんぐん湧いてくるってモンよ」
「……意味わかんねぇよ」
「それでも不安なら、力の入れ加減を練習しとくんだな。
必要に応じて溜めてる力を出したり止めたり出来りゃあ、そうそうチカラが切れる事もねーだろう」
「なんかお前詳しいのな……練習ねぇ」
サイトは広場の芝生に座り込むと、不承不承といった感じでデルフリンガーを引き抜いた。
再び輝き始める左手のルーン。
「ってゆーかコレ、剣をもったら勝手に光ってるんですがー」
「だから練習するんだって。こう、噴き出して来るモンを押さえ込むカンジでだなぁ……」
そんな風に話している最中、とつぜん地面が揺れた。
地鳴りと共に現われたモノを見て、サイトとデルフリンガーは異口同音に叫び声をあげる。
「「な……なんだ、ありゃあ!?」」
****
ゼロのルイズはメイジである。
メイジである以上、ゴーレムという存在は良く知っている。
知ってはいるが、晩くなっても帰ってこない自分の使い魔を探しに学園本塔のそばに来ていたルイズは、
ゴーレムという存在を知らない自らの使い魔と同じ発言をついついしてしまった。
「な……なんなのよ、アレ!?」
見上げる姿は土の巨人。
本塔の真下から地面を抉って現われたのは、身の丈30メイルを越えるかという巨大なゴーレム。
立ち上がったその巨人が歩く度に、磐石なはずのトリスティン魔法学園の本塔がグラグラと揺れているような気がする。
――いや、本当に揺れているのだ。
塔の外壁には『固定化』の呪文がかけられており、魔法による変化も攻撃も受け付けない。
しかしその基部、地下部分はただの岩盤であった。
その弱点を土に変えられた上、ゴーレムの材料としてゴッソリ抜かれればどうなるか?
魔法に対しては万全と思える対策を講じていても、物理的な衝撃に対しては塔そのものとしての強度しかない。
子供にもわかる結論が、歴史あるトリスティン魔法学園の校舎の運命として待ち構えていた。
つまり、倒れてグシャリ。
「ふふん、こうしてポキっと倒せばいくら頑丈な壁でも粉々さ。そうしたらお宝も盗り放題。まぁちょっとスマートじゃないけど、ゴーレムで殴っても砕けそうも無い壁が悪かったと思って諦めてもらうしか無いねぇ」
ゴーレムの肩に乗った女、『土くれ』のフーケが笑う。
750:虚無の使い魔と煉獄の虚神
07/09/02 04:00:10 TZKgYbUb
ズシンズシンと音を立て、本塔をグラグラと揺らしながら、ゴーレムは出現した場所から丁度塔の反対側へと歩を進めた。
ダメ押しに押すつもりなのだ。塔を。こう、ポキっと。
運の悪い事に、フーケのゴーレムが塔を押せばポキっと行きそうな方向に座り込んでいる少年が一人。
左手の甲をピカピカ光らせて呆然と座り込んでいるマヌケが自分のマヌケな使い魔だと気が付いた瞬間、
ルイズは驚きから立ち直ってサイトの下へと駆け出していた。
「わっ、馬鹿、こっち来んな危ねぇだろ!」
「馬鹿はアンタでしょう! 早く逃げなさいよ!」
二人が怒鳴りあう間にも、フーケのゴーレムは塔の反対側に取り付いて、外壁に拳を叩きつけている。
それでもルイズはサイトを救おうとするのを止めない。
「お前こそ早く逃げろこの桃色馬鹿ムスメ!」
「メイジが使い魔を見捨てるわけが無いでしょう! このば――」
駆け寄ってサイトの服を掴んで引っ張ろうとするルイズ。逃げるように言うサイト。
その二人の上に影が差す。月光を遮る、巨大な塔の影が。
間に合わない。そう、二人と一本は思った。このまま二人とも下敷きになってペッチャンコだと。
確かに、そうなるはずだった。
次の瞬間壮絶な魔法が行使されなければ。
****
グレン・アザレイは『神に近き者』である。
その魔力は無限。
ゆえに、ハルケギニアの誰もが想像も出来ない強力な力を軽々と振るう。
夜遅く、学園の門から少し離れた辺りへと、紋章を付けない竜騎士に運ばれてきたタバサの到着を魔法で感知し、少女を迎えに行った帰路。
グレンは一緒にタバサを迎えに行くとついて来たキュルケも含めた三人で、本塔が倒壊させられようとしている場面に行き当たっていた。
751:虚無の使い魔と煉獄の虚神
07/09/02 04:01:20 TZKgYbUb
彼は瞬時に塔内部に少数詰めていた衛兵達や教師、それに塔の下敷きになろうとしていた二人に銀色の相似弦を結び付ける。
瞬間、サイトの視界を閉ざす霧を生み出し、その魔法消去を予防。
それは魔法によって間接的に自然現象として成立する現象を生み出し、魔法を消し去ろうとする地からとの間に『挟み込む』事で『消去』に抵抗する、
地獄の悪鬼達と戦った魔術師が生み出した技術である。
同時にグレンの周囲の土が盛り上がった。
土は結果を強要する概念魔術によって人の形に整えられたもの。
即座に土人形と人間が結び付けられ、その位置を瞬時に入れ替える。
衛視とルイズ、そしてサイトはグレン達の側に。土人形は塔の中と下の広場に。
相似である物体の位置を入れ替える事でおこされる物体転移魔法。
転移自体は相似魔術師にとって初歩の初歩だが、複数の他人をこれほどの速度で転移させられる者は、そうは居ない。
そんな魔術を操りながら、グレンの両腕は倒壊しかかる本塔の前面と背面の地面に銀弦によって結ばれていた。
巨大な――掌だけでゴーレムの身長よりも巨大な掌が、地面から生み出される。
それはグレンの両腕と『相似』する、グレンの腕の動きのままに動く巨大構造物。
地面から生えた右腕が塔を掴み、倒れかけたそれを押し戻す。
同時に左手がゴーレムを掴み、その胴を豆腐のように易々と握り潰した。
まさに『神に近き者』の御技。誰もが驚く事すら忘れてそれを見入る。
タバサですら、白い顔を更に白くし、目を見張っていた。
だが、本来それは起こりえない奇跡だ。
この場には地球から召喚された少年、平賀才人が居る。
相似魔法を消去する、地獄の『悪鬼』であるはずのサイトが。
だが、そのサイトすらも転移魔法によって救い出されたのだ。
「これは……?」
「た、助かったのか?」
救えぬと思った人間を救えたことに安堵しながらも不可解さに眉をひそめるグレンの前で、何がおきたのか理解できないがとりあえず自分もルイズも無事だと知って、
サイトは大きく息をつきながら握り締めていたデルフの柄から手を放した。
その瞬間、世界が魔炎に包まれる。
「魔法消去が――なぜ今になって!?」
魔術師にしか認識出来ない、サイトには見えない熱無き炎が吹き上がる。
相似魔術で造られた巨大な二本の腕がサイトの視線に耐えられず燃え、土くれとなって崩れ落ちる。
当然それに支えられていた本塔も同じ運命だ。
奇妙にゆっくりと倒れて地面と激突し、壮絶な音を立てて破壊される塔。
轟音と共に崩壊してゆく学び舎と、それを包んで幻の炎が踊る恐ろしい光景に皆が息を呑んで見詰める中、グレンだけはサイトの姿に視線を向けていた。
太陽の魔術師き自分がこの世界に来る前に戦って敗北した『沈黙する悪鬼』の存在を思い出す。
本来、あらゆる魔法を無分別に消去してしまう、魔法使いに対して絶対的とも言える力・魔法消去を、使う事も使わない事も選択出来る怪物。
この少年はその亜種。
ルーンが輝いている間だけ悪鬼では無い、魔法消去を行わない者になれる沈黙の悪鬼であるのかと、グレンの頭脳はほぼ確信に近い推測をした。
この世界に自分が呼ばれた事が天命であるとするのなら、
同時に『沈黙の悪鬼』もまた此処に召喚されて存在する意味はなんなのかと言う問いには、答えを出せぬままに。
****
『土くれ』のフーケはメイジである。
メイジではあるが盗賊であって貴族では無い。貴族だった頃もあるが、そんな過去はもう捨てた。
貴族の誇りなどという役に立たないモノもとうに捨て去ったつもりだ。
だから瓦礫の中からお目当ての『破壊の杖』と他の金目の物を見つけ出して奪い、
倒壊した塔の側に集まってきた学園教師や生徒の目を盗んで逃げ出したフーケは、二度と戻るつもりなど無かった。
使い方の判らない破壊の杖を前に一計を案じないでも無かったが、あの怪物、グレン・アザレイが討伐対に参加でもしたら命は無い。
だから使い方の判らないマジックアイテムを二束三文で叩き売る結果になろうとも、学園には、あの魔導師には、金輪際係わらないと決めて逃げている。
それでもいつもの犯行声明を残していったのは、フーケの盗賊としての誇りゆえだったのだろう。
その誇りが命取りになるとしても。
752:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:02:00 S/lwtA2c
フーケさん無茶しすぎだよ支援
753:虚無の使い魔と煉獄の虚神
07/09/02 04:04:03 TZKgYbUb
初日と比べると随分短いですが投下終了です。
夜分遅くにご支援ありがとうございましたー。
しかし、投下方法にちょっと馴れると、昨夜の改行やらの不手際が気になりますなぁ……
754:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:06:00 S/lwtA2c
乙……原作読んでないがここまで人外な力持ってるキャラ召喚は初めて見たような気がする。
755:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:06:42 ihN+H9DE
>>753
乙です!!
756:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:08:58 AxMsojCX
乙&GJ!
深夜帯には名作が集中しててこいつは嬉しい眠気だぜー!
まとめwikiにて編集が行えるので、
気になる所があれば編集作業の後、避難所内で報告すればいいですよー?
757:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:09:49 TZKgYbUb
なお、拙作はテンプレ外しを目標の一つにしております。
ルイズの召喚、ギーシュとの決闘、デルフ購入、虚無で亀裂の入る宝物庫などなど。
や、テンプレ展開がダメって意味じゃなくて、無しでも書けるかなぁって実験的な意味で。
そのせいでフーケさんが大変な事をしてしまってますが。
でも12巻で本塔の地下には錬金かかってないって書いてたし、出来るよね? ね?
758:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:13:19 Xtjht+YB
>>757
それはテンプレじゃなくて原作だw
759:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:13:39 S/lwtA2c
言いたい事は作品に込めると良いとお婆ちゃんが言っていた……
本塔の土台をぐらつかせるだけ奪うのは大変だろうとは思うが……
というか中に居たヤツは大丈夫だったんだろうか。次回も期待してみたり。
760:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:19:30 aC8UwTtl
>>749
トリスティンじゃなくてトリステインだっつーの
761:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:23:39 zy38L4ex
>>722
この作者は宇宙最高のアホだ(最上級の誉め言葉
762:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:34:50 AxMsojCX
はー、なるほど。
フーケの盗み場面で、恐らく巻き添え喰らって死傷者がでてるのは初めてじゃないかな?
それらを含めて大変な事をしてしまった、というわけか。
763:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:41:17 wpk6CQIq
神に近きものGJ!
ところで、タバサのおっぱいとキュルケのおっぱいを
相似の銀弦で結ぶと……
764:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 04:43:39 wpk6CQIq
>>762
ん?
魔法消去発動は全員が転移で助かった後では?
魔炎には殺傷能力ないしね
765:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 05:13:11 qcNaqOho
ジャイアントモールみたいな地中を移動する生物がいるのに
建物の地下の部分に固定化をかけてないのって無用心だよな
766:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 05:49:17 VEB9xOwW
男塾はスゴイなw
コマンドー3見て思ったんだけど、このタバサ母が飲んだ毒って
つよしスペシャルなんじゃないかと思えてきたんだけど、どうかなw
あと、オスマンは絶対プルプルしてるはずだw
767:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 07:14:57 T+uObuxX
男達の使い魔GJ!
期待していた以上に想像をぶっ壊していく展開に驚いたw
大豪院シエスタといい、良い意味でこれほどの衝撃はかのご立派以来だ
スタート以前にルイズとシエスタを絡ませたのは
召喚対象が一癖もある男塾の連中と考えると上手いと思った
作者さんの双方の作品への愛が伝わってきて読んでいて楽しい
虚無の使い魔と煉獄の虚神GJ!
作者さんはテンプレ外しを狙っているようだけど
万能系の最強主人公それ自体は一つのテンプレになっているので注意
サイトを相似魔法を消去する存在にしてグレンのキャラ付けをしたのは面白い
グレンの個性がどういうところで出てくるかに注目している
768:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 08:50:53 f0K60MNr
男達の使い魔読んでて思い出したけど、
暁だと邪鬼先輩はちゃんと死んでるんだよな。
天より高くだと防衛庁長官になってるけど
769:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 09:05:48 NAj9uvP5
>>757
わざわざ宣言するほどたいしたことじゃねーよ。
770:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 09:18:26 JUQOEOuA
>>754
こんな物は神に近き男にとってまだまだ児戯だぜ。
七万の軍勢だろうと、墓場から死体持ってきて死体と七万を相似にしてさようなら。
長距離転移をできるし、アバター、偏在も使えたよね?
高位円環魔術師で30人くらいだから神に近き男ならもっと行けるだろう。
ワルド涙目w
771:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:06:18 J7ZvYbHB
>>510
サガフロ世界のヒューマン種は寿命が短く基の身体能力が低い(といっても現実の人間と寿命も身体能力も変わらないが)
その代わり鍛えれば鍛えるほど際限なく能力値が成長し続ける種族なんじゃなかったっけ
772:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:06:19 GdDC7bYm
>>770
系統が違うから偏在は使えんはずだぞ。
アバターは、円環係の扇の一つだ。
773:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:22:18 utdeCUe2
男塾全員がいいならパプワ島のナマモノ達全員でもいけるはず…!
774:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:25:12 lDqUC9n+
準備完了!当方に投下の用意あり!
775:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:29:21 f0K60MNr
なんか知らんがとにかくよし!!支援
776:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:29:54 8TjdTp5+
支援!
777:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:31:04 lDqUC9n+
トリステイン魔法学院、その腹中に抱える数多の教室の一つから声が響く。
そこには2年生に昇級した貴族の少年少女たちが、大学の講義室のような
石造りのそこでそれぞれに談笑する様子。
そこへ平民の使い魔を召喚した『あの』ルイズが現われる。
そんな彼女をいつも通り馬鹿にしようと思ったクラスメイト。
が、しかし、
「汝、いきなり足蹴とは何様のつもりだ!」
「うっさい!!アンタが起こさないのが悪いんだから!!」
怒髪天、教室内に大怒号が響いた。
乱暴に開けられたドアが悲鳴をあげて石壁に叩きつけられる。
「何だと!?それが人の顔面に蹴りをかました者の物言いか!?」
「そうよ! アンタは使い魔! 嫌だけど使い魔! 何したって問題ないの!!」
「ふざけるな! 厄介になるとは言ったが使い魔になるとは言っとらん!!」
仁王立ちの両者共に大激怒の相、こめかみに青筋立たせて怒り狂う。
理由は分からんがとにかくやばい。
第六感で感じる鬼気、その場にいた全員が二人に声をかけるのを止めた。
「そっちこそふざけないでよ! 昨日使い魔するって言ったじゃない!!」
「厄介になるという意味で言っただけだ! 故に見返り分としてちゃんと
洗濯物を運んだろうが!!」
「朝起こしてって言った!!」
「言っておらんわ!!」
「言った!!寝る前に言った!!」
「言っとらん!!そのまま布団に入って爆睡しておったわ!!」
「言ったって私が言ったら言ったの!!」
「ならばいつ、どこで、誰が、何と、何時何分何秒地球が何回廻ったときに
言ったか言うてみよ!!」
「うるさいうるさいうるさいうるさい! アンタにそんなこと言う資格なんて
ないんだから! 使い魔はご主人様に絶対服従なんだから!!」
「だから使い魔ではない! ただの雇用契約上の雇われだ!!」
「うっさい! アンタは使い魔なの!!」
ルイズは見上げ、九朔は見下ろす。
にらみ合う両者に走る火花、触れれば火傷しかねない雰囲気。
九朔にしてみれば蹴られた恨み、ルイズにしてみれば起こさなかった恨み。
どっちもどっち、引く気など毛頭さらさらないのだ。
「そもそもアンタってば平民じゃない!!平民如きが私に意見しようなんて
百年……いいえ六千年早いのよ!!」
「それは残念だったな、我は別世界から来た故汝の言う貴族など関係ない」
「うっさい! ここでは私は偉いの、だからアンタ言う事聞くの!!」
「だが断る」
「っ~~~~~~~~~!!!」
手を震わせるルイズ、そして手に持つ杖にお得意のアレ発動の予感。
本能が叫んでいる、今日はヤバイと。
己の身の危険に生徒たちがぞぞぞぞとのけぞり緊急退避しようとした。
がしかし、
「そこの二人何をしているのですか、早く座りなさい!」
そこに扉を開けて現われた女性教師ミス・シュヴルーズに九朔とルイズは
口論を止め、同時に顔を顔を背けた。
教室内をいっせいに安堵の溜息が流れる。
全滅の危機は回避された。
「せせせ先生が来たから止めよ、止め。アアあンタここ、床だから。
使い魔は椅子なんかに座ったら駄目なんだから、だから床。
わわ、分かった?」
「ほう? ならば我はそこの椅子に座るとしよう。余っているからな」
床を指差すルイズを無視してややぽっちゃり系の少年マルコリヌの横に
ドカッと座る九朔。
「っっっ~~~~~!!」
自分の言葉と正反対の行動にいよいよ本気でブチ切れそうになる
ルイズ。
778:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:35:10 lDqUC9n+
だが、教師の目もあってか残っていた理性を総動員して耐え、そのまま
九朔を無視して席に着いた。
「おい、ここはメイジが座る席だぞ! 卑しくも平民で使い魔の君が―ひぃ」
ルイズの使い魔、しかも平民風情に座られて機嫌を害したマルコリヌ
だったが、軽く呻き、口から出かけた自分の意見を引っ込めた。
全身に冷水をぶっかけられ、背骨に氷を突っ込まれたかのような強烈な
悪寒が体内を駆け抜ける。
「汝……何か言ったか?」
ぎろりと自分を睨みつける瞳に皮膚が粟立つ。
こいつを怒らせたらヤバイと本能的な部分が危険信号を発していた。
ついでに、脳内で大爆発に巻き込まれてきりもみ回転しつつ宙を舞う
自分も幻視できた。
「え?ああ、いや!?なななにもないよ、うん!使い魔だしご勝手に!」
「……ああ、そうさせてもらおう」
咄嗟に出た言葉に後悔するマルコリヌだったが、誰にも気づかれる
ことなく授業は開始される。
「皆さん、春の使い魔招喚は大成功のようですわね。このシュヴルーズ、
こうやって春の新学期に様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」
それは良かったねと興味なさげにうなずく生徒達、先ほどの危機の
せいか全員の体から力が抜けていた。
が、
「あと……あの、あなた。あなたも使い魔でしたね?」
九朔に向かって微笑みかけるミス・シュヴルーズ。
実に空気の読めてない一言に溶けた筈の教室内の空気がまた凍り付く。
再び訪れる全滅の危機に、その教室に居た全員がシュヴルーズを
思い切り睨んだ。
しかし本人に気づいた様子は一つもない。
こりゃ駄目だと生徒の何人かが危機を感じ、逃げる準備を始める。
「ええと、何も言わないと言う事はそれで良いのでしょうか?」
「残念ながら我は使い魔ではない。其処におる娘に勝手に召喚されただけだ。
…………実に不愉快だがな?」
その言葉にビクリと体を振るわせるルイズ、三分の二の生徒が
のけぞった。
「あらあら、では貴女の使い魔なのですか?実に変わった使い魔を
召喚したものですね」
微笑みながら言うそこに悪意はないのだろうが、時と場合が悪すぎる。
残りの三分の一が更にビクリと震えたルイズにのけぞった。
ちなみに九朔の横にいたマルコリヌは、隣に座る使い魔から立ち上る
兇悪な波動に今すぐ逃げたい気分であった。
「それでは、授業を始めましょう」
そんな悲哀に満ちた生徒の様子に気づくことなく、彼女は授業を続ける。
空気を読めない事は時に幸福である。
通夜のような面持ちで授業を受ける気分にならなくて済むのだから。
「私の二つ名は『赤土』。赤土のシュヴルーズです。『土』系統の魔法を
これから一年間皆さんに講義します」
そう言って四大系統の魔法、失われた『虚無』を説明する彼女。
だが、その言葉を聞く者は誰もいない。
今にも爆発しかねないルイズのアレに恐怖しているからである。
いつもならここまで恐怖を感じる事はないのだが、どうしてだか今日は
いつもより酷いアレが起きると確信していた。
魔法は感情によっても威力を左右されることがある。
魔法を嗜む者ならそれくらいは常識である。
では、今にも怒髪天仏契(ぶっちぎ)りなルイズがアレをしたら?
答えはいうまでもない、考えるだけでゾっとくる。
しかしそんな生徒の思いを無視するように、
「では、あなた。ここにある石ころを望む金属に変えてごらんなさい」
シュヴルーズはルイズを指名した。
きっと彼女は状況を悪化させる天才だ、全員が思った。
779:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:37:02 lDqUC9n+
「ややややや、止めた方が良いですミスシュヴルーズ!!!」
がたんと席を立ち、豊満な胸を揺らしてキュルケが叫んだ。
その顔は蒼白と言うより真っ白。
そりゃそうだ、誰だって死にたくない。
「どうしてですか?」
「先生初めてですよね!? いつも止めたほうがいいですけど今回だけは
本当の本当に駄目です!!」
その時教室にいた生徒達の心が一つになった、キュルケが叫ぶのに
合わせて他の生徒も立ち上がる。
「危険です!!とっても危険です!!究極的に危険です!!」
「その通りです先生!!」
「机が消炭になっちゃいます!!!」
「椅子が木っ端微塵になります!!」
「教室が消滅します!!」
「メディーック!! メヂィィィィィック!!!」
全員がそれぞれに叫ぶがしかし、
「何て事を言うのですか貴方達! クラスメイトにそのようなことを言うとは
あなた達それでも貴族ですか!!
……さあミスヴァリエール、気にしないでやってごらんなさい。
大丈夫、失敗を恐れていては何も出来ませんよ?」
彼女には通じなかった。
余りの空気の読めなさに、この教師の息の根を今すぐこの場で止める
べきでは、と何人かの生徒が殺意を抱く。
そしてその様子に流石に九朔もおかしいと気づく。
ルイズ後生だから止めてと叫ぶ生徒達の異常に第六感よりもっと先に
あるという幻の感覚あたりがムズムズしてきた。
「お願い本当にこれだけは止めてねえお願い止めてルイズ」
「やります!」
キュルケの願い空しく名乗りをあげるルイズ。
それが決定打、とうとうクラスの中が阿鼻叫喚図になった。
我先にと逃げようとする生徒達、だがシュヴルーズは授業中ですよと
いって赤土を生徒達の足元にくっつけて拘束する。
空気が読めないだけでなく鬼であった、鬼畜であった。
生徒はいよいよ死を予感する。
「てけり・り」
「ああ、我も今すぐ退避した方が良い気がしてきた」
足元の赤土をはがそうと躍起になるマルコリヌを見て立ち上がり
教室を出る九朔。
それと同時、
『ぷぎぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!』
「なぁっ!?」
「てけり・り!!??」
シュヴルーズの叫び声が轟いた。
そして大爆音と共に吹き飛ぶ教室の扉。
もうもうと上がる黒煙、教室の中から飛び出す蛸人魚やら飛ぶ目玉、
カラスにふくろう、ついでに火トカゲも出てきて、いつの間にか
退避していたキュルケの足元でガタガタ震えていた。
中を覗いてみると実に惨酷無残絵巻な有様。
最下段にあったはずの机は跡形もなく、そこに近い机も木っ端微塵に
吹き飛んでいた。
かろうじて残った机もほとんど使い物にならない様だ。
教室に居た生徒はと言えばその爆発に巻き込まれてぴくぴく痙攣している
者も居れば顔をすすけて放心している者、恐怖のせいか部屋の隅でガタガタ
震えている者がいる始末。
爆心地と思われる地点では泡を吹きビクンビクンとやや命の危険を
感じる痙攣の仕方している教師の姿と制服がボロボロに破けたルイズが。
嗚呼、こういうことだったのか。
そう得心する九朔の後ろ、眼鏡をかけた青色の髪の少女がぼそりと
「無残無残」と呟いたのが実に印象的だった。
780:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:37:54 8TjdTp5+
支援
781:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:39:41 lDqUC9n+
*****
結局その後、ちょっとの失敗どころでない大爆発のお陰で錬金の授業は
お流れとなった。
結構ヤバゲな痙攣をしていたミス・シュヴルーズはどうにか命を取り止め
はしたが、当分授業はしたくないと言って自室に引きこもった。
生徒達もさすがに罵倒する気にもなれないレベルの爆発に疲れ果て、
ルイズに恨めしい視線を送るだけに留まった。
正直なところ重傷がシュヴルーズだけというのは奇跡であった。
「今日は……ちょっと失敗しただけ。本当ならちゃんとあの小石が
鉛になってたんだから」
「そうか」
「いつも失敗してるけど、でも成功するはずだったんだから」
「そうか」
「だって、アンタを召喚したんだから成功して当たり前なんだから」
「そうか」
部屋に戻って制服を着替えて戻ってきた後、ルイズは教室の隅、椅子の上で
体育座りをして呟いていた。
それに相槌を打ちつつ九朔は新しい机を運び込む。
机を運ぶ作業など、メイジであるなら『レビテーション』や『フライ』が
できて当然なので簡単な筈なのだが、何をしても失敗のルイズには
無理の一言。
おまけに華奢な細腕、机を持ち運びできる腕力なぞあるわけがない。
そういう訳でルイズに代わって九朔とランドルフが爆発の後片付けを
しているわけだが、それを眺めているだけなのがルイズ自身悔しかった。
平民ではあったが、自分は『サモンサーヴァント』には成功したのだ。
だから錬金も成功すると思ったのに。
「どうして………失敗なのよ」
聞こえないように呟く。
ボロボロの机、砕けた椅子、積み上げられた残骸、何も出来ない
『ゼロ』という事実をまざまざと見せ付けられているような気がして
たまらない気持ちになる。
だが、悔しい理由はそれだけではない。
「てけり・り?」
「ああ、この机ならこちらで良いだろう」
「てけり・り」
「……汝、思った以上に便利だな」
「てけり・り!」
九朔だ。
あれだけ罵りあったのに九朔は侮辱するどころか何も言わない。
あのぷにぷにと一緒に、平然とした顔で自分を無視して机を運び込む。
言われたわけでもないのに、自分から率先して。
それはまるで自分など眼にない、頼りにもならない、役立たずだ、
そんなことを言われているようで馬鹿にされるより何だか堪えた。
でも、だからといって手伝おうと言うのも嫌だった。
こちらから譲歩なんかして手伝ったら、それこそ自分が悪かったと
言ってるようなものだ。
そんなの貴族としてのプライドが許さない、でも見たままと言うのも嫌。
どっちつかずな思考が胸の辺りがもわもわとする。
「ねえ」
そして気づけば声をかけている自分がいる、なんだか変な気分だ。
「なんだ」
こちらに顔を向けることのない九朔、なんとまあ失礼な。
でも、聞く事が聞くだけに今はこっちの方が良いかなとも思う。
「なんであんた、私を手伝うの?私の事嫌いなんでしょ?」
自分で尋ねておきながら返答が少し怖いと思う。
782:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:41:01 lDqUC9n+
九朔はその手を止めない。
「そんなあんたがどうして私の代わりに教室を片付けるのよ?」
でも、聞かないではいられなかった。
初めての成功の後の失敗で弱気だった自分をもう一度信じたかったのだと
思う、目の前にある自分のたった一つの魔法の成功例に語りかけることで。
らしくない弱気が声色に出そうになるのを堪え、悟られぬように
とにかくいつものように強気な姿勢、胸を張り貴族らしく尋ねる。
「使い魔として仕事するのは良いんだけどね。何も言われないでやるって
事はやっぱり、自分の立場がわかったてことかしら?」
そこで初めて九朔がこちらを見た。
「違う。そんなの、後味が悪いからに決まっておろうが」
「え?」
つまらないことを尋ねるものだな、そんな風に九朔が溜息をつく。
翡翠の瞳があまりにも真直ぐで、一瞬たじろぎそうになるルイズ。
「ど、どういうことよ? それってつまり私を馬鹿にしてるわけ?」
「思いたければ勝手に思っておれ。汝に理解など期待しておらん」
勝手にやってろと机を運び続ける九朔にムカッ、ときた。
自分の方が上なのに、まるで見下されている。
さっきまでの悔しさとかなんか色々吹き飛んだ気分。
「ご、ごごご主人様になんて口をきくのよ、この馬鹿!!」
「ああ、雇用契約上のな。下僕ではない」
「違う! あんたは使い魔で私はご主人様!!」
「知らぬ」
「きぃぃ~~~~~!!」
なんか、怒りとか色々爆発した。
椅子から飛び降り教室を飛び出す。
それを九朔は追おうともしない、平然と机を運び続けている。
余計腹が立った。
「あんた昼ごはん抜き!! あと教室も全部綺麗にしなさい!!」
もう一度だけ戻ってこれだけ言ってやった。
すこし、気分がよくなった気がする。
「てけり・り?」
「ああ、追わなくて良いさ」
伸ばした触手20本に雑巾を持って蠢きながらランドルフが床を拭く。
それを手伝い、九朔も机を拭いていく。
別にルイズのためにやっているわけでなはなかった。
ただ、彼女のあの様子を見ていたらやらないではいられなくなっただけだ。
悔しそうな、それでいてずっと何かに耐えてきたようなあの鳶色の瞳。
ああいう眼をした人間を放っておけないのはいったい何故なのか
九朔自身にもそれは分からない。
ただ、こういうのを無視するのは自分的に後味が悪いのだった。
ただのお人よしなのかもしれないが。
「てけり・り」
「ああいう人種は下手に慰める必要はないさ、逆効果になる」
「てけり・り?」
伸ばした目玉が目の前にやってくる。
伸縮率自在なショゴスならではのワザである。
「まあな。記憶を失っておるので定かではないが、昔の我もああだった
気がする」
「てけり・り」
触手が肩を優しくたたく。
見た目から想像できぬほどに気配りがきく良い奴である。
「まったく、汝は本当に良くできておる喃?」
「てけ~り」
「謙遜するでない。我など汝ほど役にたってはおらぬさ」
「てけり・り!てけ~り!」
783:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:41:09 8TjdTp5+
支援
784:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:42:25 lDqUC9n+
「あはは。まるで主婦だな、汝?」
笑い合う一人と一不定形。
傍目から見れば実に背徳的である。
ついでに官能的で、網掛け3枚くらい冷蔵庫がけ。
ぐう、と腹の音が教室に響いた。
朝から何も食べていないことを思い出す。
「そういえば飯抜きであったな」
「てけり・り!」
「ん?シエスタ?ああ、あのメイドか」
ランドルフに言われて思い出す九朔。
そういえばお礼をしますとか何とか言っていた。
良ければ昼食でも頼んでみるのも良いかもしれない。
「良し、終わったらさきほどの洗濯場まで行ってみるか」
「てけり・り」
「よし。では、この教室をさっさと綺麗にしてしまおう」
「てけり・り!」
その後、天井から隅に至るまで教室は綺麗にし尽くされ磨きつくされた。
リフォームの匠と言われた魔法使いも驚きのこの現象、後に誰かがこう呼んだ。
『暗くくすんだ石壁だってごらんのとおりに家族の笑顔が明るい教室に!
劇的ビフォーアフター・オーギュメンター・ショゴス28剛DX現象』
……名づけた者にどんな電波が下りたかは知らない、知りたくもない。
何処かでエレキギターをかき鳴らす音がした。
785:ゼロの使い魔~我は魔を断つ双剣なり~ ◆vJSgYFYC6o
07/09/02 10:43:44 lDqUC9n+
投下終了なのであーる!
お前のハートにラヴでハートなギガドリルブレイクラッシャー!
786:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:46:54 Rc0OHjSD
いあ! GJ!
787:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 10:56:20 gWZkdOF9
GJ!
あなたの街のドクタァァ! ウェェェェストっ!
788:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:01:10 VIg3uFnI
GJ!!
789:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:07:44 hqU++bKl
E缶!!
790:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:08:25 8TjdTp5+
デモベ双剣の人GJ!
では私も、これからちょっとした小ネタを投下させて頂きます。
791:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:09:16 lDqUC9n+
支援仕る!
792:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:09:32 8TjdTp5+
「―ガリア王国に伝わる、旧い歌ですか。
ええ、その歌なら勿論知っています。
師から幾度となく聴かされ、私自身も幾度となく歌いました。
しかし、何故そんな話を? ……そう、歴史学者の方だったのですか。
確かに、あの歌の成り立ちについて知っているのは、私だけになってしまいましたからね。
良ければ聞かせて欲しいと? ええ、勿論構いませんよ。
それを語り継ぐ者がいれば、この歌も永遠に語り継がれましょう。
この歌に込められた想いと共に……。
では、早速お話ししましょうか。
これは今では誰からも忘れ去られた、旧い時代。
ガリア王国の王女とその従妹のお話です」
793:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:10:16 zRi/4xaP
支援!!
794:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:10:19 hqU++bKl
しEん
795:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:10:40 8TjdTp5+
その昔、ガリア王国には一人の王女がいました。名をイザベラと言いました。
ええ、そうです。かの『無能王』ジョゼフ一世の娘、イザベラです。
イザベラ王女の父ジョゼフ一世は、弟であるオルレアン公シャルルを暗殺し、王の地位を磐石の
ものとしたのです。国の多くの人々は、ジョゼフ一世よりもその弟の方が王に相応しいと思っていて、
彼が死んだ後もそれは変わらなかったそうです。
ジョゼフの娘であるイザベラも―今では魔法などというものは御伽噺の中にしか存在しませんが
―魔法の才能がなく、いつも、いつ自分が王女の地位を追われるか戦々恐々としていたのです。
イザベラ王女の従妹であり、父が殺した男の娘であるシャルロットが、自分よりも魔法の才能に
恵まれていた事も、彼女を追い詰めていた一因だそうです。
そんなイザベラ王女は、自分も使い魔を、それもとびきり凄いものを召喚すれば、皆自分を見直す
と考え、使い魔召喚を行ったのです。
この世界のどこかに居る、自分に従うべくして存在する使い魔を求めて、イザベラ王女は使い魔
召喚の儀式を行いました。
そして召喚されたのは―2メルクを超える大きな体の、青いゴーレムだったのです。
それはそれは、不思議な姿をしたゴーレムでした。
大きく張り出した肩、体の中心辺りについた大きな風車。体は見た事もない金属で出来ていて、
召喚に立ち会った全ての人が、等しく驚愕を隠せなかったとか。
イザベラ王女は、何やら凄そうな使い魔を召喚した事に大喜びで、早速契約しようとしました。
ですが。
事もあろうにそのゴーレムは、イザベラ王女との契約を拒んだのです。
私はイザベラ王女の召喚したものをゴーレムと言いましたが、ひょっとしたらガーゴイルか、あるいは
それとも違う何かなのかも知れません。そのゴーレムは人語を解し、そしてガーゴイルよりも明晰な
自我を持っていたと伝えられています。
イザベラ王女は、契約を拒まれた事に怒って、騎士団にそのゴーレムを倒させようとしました。
ですが、ゴーレムは不思議な力―あるいは、これが魔法なのかも知れませんが―を使って
竜巻や暴風を巻き起こし、ガリア王家の擁する腕利きのメイジ達を次々と打ち倒したのです。
ゴーレムの起こす竜巻はイザベラ王女の住む小宮殿を包み込み、青いゴーレムはあっという間に
その小宮殿を乗っ取ってしまいました。
796:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:11:15 QjXasmg8
支援
797:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:11:31 lDqUC9n+
おっくせんまん!?
798:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:11:47 8TjdTp5+
それから一ヶ月が経ちました。
一ヶ月経ってもイザベラ王女は宮殿を取り返す事が出来ませんでした。
自分の差し向ける騎士達は、次々とゴーレムに倒されてしまい、生きて帰ってきた者も怯えて
逃げ出してしまったからです。ゴーレムを倒して名を挙げようとする戦士達もいましたが、全員あの
ゴーレムに倒されてしまいました。
何とだらしのない、それでも誇り高きガリアの騎士か、と、イザベラ王女は怒鳴り散らしましたが、
あの青いゴーレムを倒せそうな者はもういなかったのです。
彼女の従妹である、シャルロットを除いては。
イザベラ王女はシャルロットが大嫌いだったので、自分の失敗の始末をシャルロットに任せるのは
業腹でしたが、それでもシャルロットに頼らざるを得ませんでした。
渋々シャルロットを呼び出して、イザベラ王女は命じました。
「あのゴーレムを倒してきなさい」
シャルロットは何も言わず、ゴーレムの居座っている小宮殿へ行きました。
しかし、やはりゴーレムは強かったのです。
傷だらけになって帰ってきたシャルロットを見て、イザベラ王女は慄きました。自分はとんでもない
ものを召喚してしまった。あのいけ好かないシャルロットにすら手に余るような怪物を。
ですが、シャルロットは他の騎士とは違い、逃げ出したりはしませんでした。
魔法で傷を癒すと、次の日も、その次の日も、ゴーレムを倒す為に小宮殿へ赴いたのです。
そして毎日毎日、ゴーレムと戦って、傷だらけになりながら帰ってくるのです。
イザベラ王女は、大嫌いなはずのシャルロットに対して、申し訳ないような気持ちになりました。
元はと言えば自分の不始末なのです。契約を拒まれ、小宮殿を乗っ取られ、いつまで経っても
それを取り返す事の出来ない自分が、とても情けなく思えてきました。
799:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:11:52 8tJnR3UR
支援
800:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:13:14 lDqUC9n+
支援
801:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:13:29 9rLdrvY9
E缶だけは最後までとっておく 支援
802:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:13:51 8TjdTp5+
やがて、イザベラ王女も決心を固めたのです。
魔法で傷を癒してまた小宮殿に向かおうとするシャルロットに、イザベラ王女は、私もついていくと
言いました。
シャルロットはイザベラ王女がそう言った事にとても驚きましたが、お前なんかに借りを作るのが
癪なだけだ、と憎まれ口を叩くイザベラ王女を見て、いつものシャルロットに戻りました。
ですが、ぎこちなくはありましたが、今まで嫌いあうだけだった二人とは何かが違いました。
イザベラ王女はシャルロットと共に、一ヶ月前まで住んでいた小宮殿に乗り込みました。
奥の部屋で待っていたゴーレムは、貴様らの魔法など我が風の前には無力、全て吹き飛ばして
くれようぞ、と凄みましたが、二人はゴーレムを恐れません。
イザベラ王女とシャルロット、そして青いゴーレムの戦いが始まりました。
ゴーレムの起こす風に何度も何度も吹き飛ばされながら、二人は戦い続けました。
竜巻に打たれ、暴風で壁に叩きつけられながら、それでも諦めずに。
イザベラ王女とシャルロットは、生まれて初めて力を合わせて戦っていました。
そして、二人は勝ったのです。
803:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:15:15 8TjdTp5+
「それから―
イザベラ王女の力を認めたゴーレムは、王女との契約に同意したのです。
力を合わせて戦った二人は互いを認め合うようになり、友情を築きました。
王宮の誇る精鋭揃いの騎士団すら打ち倒したゴーレムを使い魔にしたイザベラ王女は
国民に広くその力を認められ、本当の王女として君臨したそうです。
彼女と契約を交わしたゴーレムも、力を認めた主人に終生仕え、イザベラ王女の死後も
壊れて動かなくなるまで長い間王家の墓を護り続けたといいます。
この話を後世まで語り継いでいこうと、いつしか生まれたのが、この歌なのです。
……この話の時代から、長い年月が経ちました。
今では魔法は廃れ、科学がそれに取って代わっています。
ですが、力を合わせて頑張る事、その大切さは、些かも変わってはいないでしょう。
……そうですね。
であるなら、この歌も、それに込められた想いも、永遠のものとなりましょう。
私の話はこれまでです。
研究のお役に立てれば幸いです……ああ、ちょっと待って下さい。
折角ですから、ここでこの歌を聴いていって下さい。
いえね、旧き時代の王女とその従妹に、急に祈りたくなってしまいましてね。
……そうですか。ありがとうございます。
では、私の持てる全てを込めて、歌わせて頂きます―」
ある吟遊詩人の物語り
~エアーマンが倒せない~
Fin
804:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:15:16 8tJnR3UR
支援
805:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:15:19 zRi/4xaP
支援!!
806:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:16:15 hqU++bKl
おっくせんまん!!
807:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:16:28 8tJnR3UR
乙ッ!
808:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:16:34 zRi/4xaP
GJ
809:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:16:42 lDqUC9n+
おっくせんまんGJ!おっくせんまんGJ!
810:ある吟遊詩人の物語り
07/09/02 11:18:08 8TjdTp5+
エアーマンが倒せない怒りと悲しみとジレンマをイザベラにも味わってもらいました。
続くかもしれませんし続かないかもしれません。
支援ありがとうございました。
811:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:18:13 1vkpWUOO
GJ
でもその歌、E缶の部分はどうなっているんだ?
812:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:19:38 6R/V56EJ
>>811
はしばみ草
813:侍の使い魔
07/09/02 11:36:13 VIg3uFnI
GJ!!
これチャットで公開していた奴ですよね。
さっき男達の使い魔見て噴いた。
どこをどうやったら大豪院からシエスタみたいな孫ができるんだ。
遺伝子って不思議~
814:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:40:50 9rLdrvY9
イメージ画像が枢斬暗屯子になってる俺がいるのですが
815:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:46:59 fb+naDhF
男塾並みに死亡判定から何度も甦ってくる昭和仮面ライダーの中にあって、
問答無用に死んだままの紅一点、電波人間タックルを召喚してくれ
816:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:47:27 a8gtlPqF
やめてーーーーー
カイジ召還の時みたいにシエスタのイメージがそっちで再生されちゃうーーーー
817:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:54:16 f0K60MNr
>>814
事あるごとに「犯したるー!!」と叫ぶシエスタが脳内で固まっちゃったじゃないかw
818:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 11:59:13 AC2mWILr
>>816
(ぐっ……! 思い出しちまったじゃねえかっ……美心をっ……!)
ニコ……ニコ……
819:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:00:23 6R/V56EJ
>>817
そんなお前等の為に、イメージを上書きしてやろう。
まず、眼を閉じてそばかすのあるメイドさんの顔を思い浮かべろ。
そして、巨乳ボディを思い浮かべろ。
更に、それがメイド服を着ている姿を思い浮かべろ。
最後に、それを身長数十m位に拡大して本宮テイストを加えたら完成だ。
820:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:01:58 gWZkdOF9
>>819
駄目ー! その最後の一文が駄目ー!
821:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:03:49 f0K60MNr
>>819
女じゃわしゃあーッ!?
822:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:07:39 OEkt0ban
エアーマンGJ!
イザベラとタバサが仲良くなるというのは最高のエンディングだと思うよ?
タバサ母がどうなったのか気になるが
>>772
円環体系のアバターは「破滅の化身」
アバター自体は他の体系でも存在するぞ。効果はそれぞれ違うが
823:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:08:21 cKWTImyc
>>819
なんというUMA子
824:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:12:12 kJxi9+TA
>>819
最後の最後で台無しだこの野郎ー!
825:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:17:24 CqX9icWn
まず、眼を閉じてそばかすのあるメイドさんの顔を思い浮かべろ。 ←(´Д`;)
そして、巨乳ボディを思い浮かべろ。 ←(´Д`;)ハァハァ
更に、それがメイド服を着ている姿を思い浮かべろ。 ←(´Д`;)ハァハァハァハァ
最後に、それを身長数十m位に拡大して本宮テイストを加えたら完成だ。 ←(´Д`;)ウッ!
826:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:18:13 8TjdTp5+
あるあ……ねーよwwwwww
827:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:22:20 P49JNDM5
本宮テイストがよくわからんので某アルティメットガールみたいなシエスタを想像してみる。
828:819
07/09/02 12:22:24 6R/V56EJ
あーもう。
じゃあ、こんなの如何よ?
「何時見てもでかいなあ、シエスタ。」
「ああ、もう!! 恥ずかしいです、マルトーさん!!」
「はっはっは!! それがシエスタのチャームポイントって奴さ!!」
あまりにもでか過ぎて厨房に入れないシエスタ。
829:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:22:39 jxcUW6Lt
本宮→釘宮
で、なんとか自分を癒してるんだ……
830:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:24:16 CqX9icWn
本宮テイストの釘宮…?
(´Д`;)ウッ!ドピュ
831:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:25:24 UCl0rNBh
>819
んー? 書かれたとおりにすればいいのか?
「なんだか悪い予感がしてきたのう」
832:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:29:04 lCESusCQ
まあまて落ち着けお前等
大豪院ジェシカも控えておりますよ?
しかも大豪院の血とスカロンの血が混ざればそれはそれは恐ろしい(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
833:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:29:16 cKWTImyc
>>831
フラグ成立支援。
続きマダー?
834:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:32:50 hkRHceGC
>>819
眼を閉じたら読めません!サー!
835:819
07/09/02 12:37:32 6R/V56EJ
心の眼を……心眼を開くのだ!!
836:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:43:08 rmYlK2u+
てーか真面目な話エアーマンってそんな強かったか?
クイックマンの方が遥かに強かった記憶が。
837:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:49:53 iuOAfj03
攻撃食らいながらロックバスターごり押しで勝てるからエアーマンはそんなに強くないな
クイックマンは体当たり食らうくらいならブーメラン食らったほうがいいとか少し戦略考えないとつらい
838:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:51:25 AxMsojCX
有名なネタだよー。
ザコ敵でティウンティウンしすぎて投げたな俺は。
おっくせんまん、おっくせんまん
839:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:52:04 VWtA8hoG
結構強かったな
ヌルプレイヤーな俺にはあの竜巻何回やってもよけれなかった
ただロックマンはE缶ちゃんと集めれば下手でも全部倒せるしなぁ
840:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:54:53 pYHmJqbL
ノーダメージクリアを狙うなら最難関の敵だという話は聞いたことがある>エアーマン
まあ、ロックマン2事態がロックマンの中でもトップクラスに難しいんだが
841:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 12:55:22 n3hqqynf
無印ロックマンのワイリーステージで投げた記憶があるなぁ。
842:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:02:31 rFrq91Z7
>>832
むしろ大豪院スカロンが一番違和感ナスw
843:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:04:38 5tgmK9xW
店長があのサイズだったらどんな店になるんだよ
844:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:06:49 cKWTImyc
当然お姉ぇ言葉を操りシリを振りながら歩くんだなw
845:819
07/09/02 13:13:31 6R/V56EJ
従業員には蝙蝠もどきとか殺人手品師とかがいるんだな?w
846:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:25:59 5tgmK9xW
質問!
その従業員は男でしょうか女でしょうか。
847:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:33:48 cKWTImyc
胸板とか筋肉が凄いのは間違いない。
848:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:35:47 +/blsdUW
ギーシュの使い魔が倒せないを思い出した。
849:819
07/09/02 13:37:28 6R/V56EJ
>>846
そりゃあ勿論、妖精さんだ!!
850:男達の使い魔
07/09/02 13:39:08 QEueHKtI
盛り上がっているところ申し訳ないが、
投下してもよいですか?
今回は3,5話なので民明書房はありませんが。
851:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:39:24 Euomlo1X
『魅惑の漢妖精』ですか?
852:男達の使い魔
07/09/02 13:41:18 QEueHKtI
では、投下!!
その日、キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは娯楽に飢えていた。
タバサと二人で暇をつぶしていた彼女は、騒ぎを聞きつけると、タバサを伴い真っ先に駆けつけた。
騒ぎを見物するなら、特上席で。
そう考えた彼女は、シルフィードに乗せてもらうことにしたのだ。
タバサはお気に入りの本を読んでいた。
タイトルは
太公望書房刊「今日からあなたも漢方マスター!」(観余頭尼屠尼瑠无(ミョズニトニルン))著
である。
タバサ本来の目的の役にこそ立たなかったものの、素晴らしく実用的な本であるのは間違いなかった。
惜しむらくは、この本が数千年前に書かれたものであり、著者その人に会って話を聞けないことくらいだ。
他の誰でもない、自分の親友のキュルケの頼みだからこそ腰を上げたのだ。
そして彼女達は聞いた。そして見た。
天をも揺るがすようなエールを。
そして、素手でありながら、ついにはメイジをも倒してしまった少女の姿を。
最後の瞬間二人は思わず目を見張った。
メイドの少女が、実際の何倍にも大きく見えたのだ。
そして……
853:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:42:57 P6pk0q8D
漢支援
854:男達の使い魔
07/09/02 13:43:35 QEueHKtI
シエスタが目覚めたとき、見知らぬ天井と、心配そうにこちらを見つめている多くの視線があった。
(あれ?ここは?)
確か自分がギーシュという貴族に勝利して、歓声を受けたところまではおぼえている。
しかし、その後の記憶がない。
そこで、シエスタは近くにいた無精ひげを生やした男に声をかけることにした。
その男は、確か自分を応援してくれた男の一人であることにシエスタは気づいていた。
「あの、すいません……」
その声に気がついた男は、慌てて大きな声をあげた。
「おーい!お嬢さんが起きたぞ!!」
その声と共にルイズが、そして応援してくれていた男達が一斉にこちらを振り向いた。
無事に起き上がった姿を見たルイズは、何か言おうとして、そして言葉をなくした。
彼女が背負って闘ったものには、ルイズの名誉も含まれているのだ。
今は、照れ隠しに怒鳴る時ではない。
貴族として、感謝をする時だ。
だからルイズは行動にでることにした。
ただ、黙ってシエスタを引き寄せて、ありがとう、とささやいた。
そうして少し間時間がとまる。
男達も何も口を出さない。
今、主役はこの二人であると分かっているのだ。
その行動に呆然としていたシエスタではあるが、当初の目的を思い出した。
そこで、どうして自分がここにいるのか、そして大怪我をしていたはずなのにどうして治っているのかを尋ねることにした。
855:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:43:38 Y5smUskT
支援するかしらー
856:男達の使い魔
07/09/02 13:45:34 QEueHKtI
そうして、彼女達の会話が一段落したところで、今度は男たちも会話に加わることにした。
彼らのうち大半は普段女性と接触する機会がまったくなく、扱いに慣れていない。
そのため、あらかじめ飛燕が質問係として選ばれていた。
男塾一号生の中で、もっとも女性受けしそう、という理由だけでだが。
「シエスタさんでしたね。私は飛燕といいます。はじめまして。
そこにいるヴァリエール嬢の使い魔として働いているうちの一人です。」
などと、和やかに自己紹介を行った後、男達の一人一人を簡単に紹介した。
そうしていよいよ話は本題に入る。
「シエスタさん。あなたの祖父は、もしかして、大豪院邪鬼と名乗っておられませんでしたか。」
どうして祖父の名前を知っているのですか、と逆に聞き返したシエスタは気がついた。
男達がみな涙を流していることに。
不思議とその涙は美しかった。
その後、彼らは夜遅くまで話し込んだ。
彼らが祖父の後輩であると聞いた彼女は驚いた。
ただ、話しているうちに、彼らの纏う空気が祖父のそれに似ていることに気がついたシエスタは納得した。
年代が違う、世界が違う、そういった違いを跳ね除けて納得したのだ。
いつしかルイズも加わり、話は進んでいった。
彼らは、この世界に来てからの祖父の話に、時には涙を流し、時には大笑した。
一方、ルイズとシエスタもまた、彼らの破天荒な日常や戦いを楽しんだ。
そして夜がふけていった。
857:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:45:48 sxY9J+ja
王大人ならタバサママもちいねえさまも治せる支援
858:男達の使い魔
07/09/02 13:47:34 QEueHKtI
同じ夜、キュルケは自室のベッドで静かに横になっていた。
普段の彼女ならば、今頃恋人の一人でも自室に招いて、微熱に身を焦がしていただろう。
しかし、ここ数日はそういう気分にはなれなかった。
ギーシュと決闘したときのシエスタの姿と、まさしく全身全霊をかけて声援を送るルイズの使い魔たちの
姿が頭の中にこびりついて離れないのだ。
あれ程までに誰かを思いをぶつけることができるのだろうか。
キュルケの悩みはそこにある。
自分が今までしてきた恋に悔いはない。
全て、自分をいい女にするために必要なことであったからだ。
ただ少しだけ寂しいのだ。
(まあ、恋人ではないけどタバサがいるからいいか。)
そう結論付けた彼女は、今日はタバサのところで女同士の会話でもしよう、と考えて立ち上がった。
タバサの興味は、実務的なところにあった。
具体的にはシエスタの使った真空殲風衝だ。
あの時、彼女からは魔法の力をまったく感じなかった。
(人は鍛えればあそこまでできる。)
その現実に、タバサは希望を持った。
自分もあそこまでできれば、母を治す薬を取り返すことができるかもしれない。
普段のタバサなら考えないような過激な考えではある。
そう本人も自覚はしているが、止めるつもりはない。
少なくとも、希望は見えたのだから。
そこまで考えが及んだとき、部屋のドアから声が聞こえた。
キュルケだ。
そうして夜はゆっくりとふけていった。
男達の使い魔 第3.5話 完
859:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:47:48 DsEhg4m4
凄くどうでも良いことだけど宵闇の人って月厨なのか?
なんか避難所でちらほら
860:男達の使い魔
07/09/02 13:49:09 QEueHKtI
という訳で短いですが、今回の投下は終了します。
第4話は夜にでも投稿する予定なので、その時にまた、よろしくお願いいたします。
流石に前回山と谷を付けすぎたので、今回はおとなしめのエピソードでした。
それではまた!
861:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:50:11 MjHS/88Q
総代の生き様に敬礼!!
862:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:50:53 cKWTImyc
>>860
押忍!乙であります!!
次回の投稿をお待ちしております!
>>859
ホントにどーでもいいんで避難所で話そうね。
863:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:51:06 jBdU8WOu
>>859
どうでもいいことならわざわざ本スレに書くな。
864:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:51:29 cjLf9iTj
グッジョブ!!
865:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:53:29 VUyDnmKT
GJですよ!
なぁ…恐ろしい事に気付いてしまったんだが…学ランも、水兵ふくだよな…
866:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:54:47 12rhwyX8
残念、学ランは陸軍服だ
867:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:56:44 6R/V56EJ
>>865
いや、学ランは違う筈。
868:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:56:51 kSx9SBcZ
>>858
>(人は鍛えればあそこまでできる。)
>
>その現実に、タバサは希望を持った。
>自分もあそこまでできれば、母を治す薬を取り返すことができるかもしれない。
>普段のタバサなら考えないような過激な考えではある。
>そう本人も自覚はしているが、止めるつもりはない。
>少なくとも、希望は見えたのだから。
タバサの漢化フラグ?
869:男達の使い魔
07/09/02 13:57:08 QEueHKtI
つまりそれは!
挿入曲として
「もってけ陸軍服!」
を作れという要望でしょうか。
870:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:57:11 Y5smUskT
タバサも鍛えられて行くのか!
GJ!
871:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:57:32 12rhwyX8
途中で送信してしまった
旧陸軍の下士官服が元>学ラン
そしてGJ!
ルイズとシエスタの女っぷりに惚れた
872:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 13:59:18 6R/V56EJ
>>866
オランダ風の服装と言う隠語のランダから、
オランダ風の学生服と言う意味で学ランってなったらしい。
後に採用されただけであって、元々は陸軍服では無いそうだ。
873:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:00:00 9rLdrvY9
学生用蘭服で阿蘭陀=オランダの服がもとではなかったか?
874:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:00:31 Y5smUskT
>>872
マジでそうなのか!
いやーこのスレは(どうでもいい意味で)勉強になるぜ
875:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:00:46 12rhwyX8
>>872
語源はそうだが今の学ランのモデルは旧陸軍の下士官用制服
876:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:00:51 4Xzf1Tz+
今のこの流れ・・・
少年誌が少年誌だった頃の懐かしい匂いがする。
支援だ。
877:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:04:52 6R/V56EJ
それにしても、男塾の話の直後に薀蓄を開陳しても嘘臭く感じるなあ。
自分で書き込んだ内容すら怪しく見える。
>>875
成程。
そう言う意味での起源か。
878:865
07/09/02 14:05:13 VUyDnmKT
あ、陸軍でしたか。
もってけ陸軍ふく…メンツの吟味をくれぐれもお願いしますw
879:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:05:59 j6xDBi1e
語源云々は、事実なんだろうけど、末尾に付いてるはずの無い民名書房とかって
書き込み幻視してしまう
880:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:12:45 PC6P8yNS
男塾の人GJ!
>もってけ陸軍服
…ダメだ
男塾1号生が大鐘援で歌ってる姿しか思いつかねぇwww
881:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:13:11 cUPeukf2
>>859
月厨とはこんなもんじゃすみませんよ。
手に負えない程だから問題になったわけで…
ただ型月の単語一つでもでてきたら食いつくアンチが
なんでも月厨と騒いで荒れるからみんな自粛してる。
882:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:14:51 zzUaKFRN
「魅!男亭」の男亭名物の競技とか「魅!の学ラン」の話なんかありそう。
883:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:18:12 kSx9SBcZ
もし、ジョゼフが江田島塾長を召喚したら…
無能王が空導王化しそうだ。
884:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:19:40 y9smOp6w
>>881
男塾の生徒がらき☆すたのOPを振り付きで大合唱しとるのか・・・。
それはそれで見てみたいのう
885:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:20:51 tu2LD+/8
むしろシエスタの祖父が大豪院鐘鬼(邪鬼の祖父)でも良かった気がする
そういえば獅子丸の母親については外人だってことしか解らないな・・・誰かとくっつけるかww
886:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:21:31 nCeB9pOb
>>883
「なんでもジョゼフ王は、この戦乱を乗り切るために500人の宮下キャラを召喚するらしい」
こうですか?>空導王化
887:男達の使い魔
07/09/02 14:21:34 QEueHKtI
>>884
もし作るとするなら、
「わしが男塾塾長江田島平八である!!」
から始まって、男塾塾歌が流れる中、
各筆頭が雄たけびを上げながら踊り狂ふ内容になるかと。
888:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:24:30 tu2LD+/8
ジョゼフが呼ぶのは藤堂兵衛だと思う。
例の真っ二つにされたところを呼び出されて水系治癒魔法で復活したとか。
そして冥凰島化するガリア
889:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:25:34 CqX9icWn
作るなよ!?良いか!絶対作るなよ!?<もってけ陸軍服
890:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:28:11 UCl0rNBh
>888
つまりジョゼフと藤堂のキ○シーンがあるという事ですね
をえ
891:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:28:52 zzUaKFRN
それじゃ、男塾ふんどしは?
892:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:29:22 kSx9SBcZ
>>886
森砦じゃなくて幻砦の方の空導王様。
いざとなったら単騎突撃も辞さない。
「ふはははは、この余を倒したくば、ガンダールヴかヴィンダールヴでも連れてこい!」
893:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:32:43 PC6P8yNS
つまりきくたけが召喚されて1週間に1度は世界滅亡の危機が訪れるハルケギニアがお望みか?
894:883
07/09/02 14:40:16 kSx9SBcZ
よく考えたら、塾長の指導を受けて漢化したジョゼフと一号生の影響を受けて漢化したタバサなら死闘の末に和解しそうだ。
895:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 14:58:37 OhjtK0sv
和解直後に全ての責任を引っかぶって腹に巻いたマイトで大爆発
896:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:12:01 +BkOLPL4
月光とテファはあり?
897:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:16:50 cKWTImyc
うおっまぶし!
898:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:30:41 +BkOLPL4
「もってけ!陸軍服」だが何故かDSの応援団が最初に頭にうかんだぜ・・・
899:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:37:18 sppxBSZT
>>898
あれも濃かったな
もってけ陸軍服、、、
想像して茶吹いてしまったw
900:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:52:14 +BkOLPL4
_ ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
( ⊂彡
| |
し ⌒J
901:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:52:39 7N/Uk2LP
シエスタが経験豊富だった場合、気功闘法を用いて戦ったんだろうね。
ナプキンでゴーレム両断したり、七体に殴られても無傷だったり
902:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:52:49 rqSsv5dc
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
903:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 15:53:29 +BkOLPL4
>893
やべぇ・・応援団で想像したらアニメの男塾思い出した・・
こんなん
URLリンク(www.youtube.com)
汚れ!ちまった!悲しみに!
俺の!青春も!ナンボのもんじゃいッ!!
904:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:14:00 e3mbTMk9
書き手の年齢って高校生が多かったのかな・・・?
今日で夏休み終了です
905:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:28:24 b0Eyu1R7
虚無って言うから
ギカスレみたいなん、想像してたんだけど
違うのね
906:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:32:23 K58AZ5oe
虚無って聞くと虚無戦記しか思いつきません。
907:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:32:29 ygs/i86z
虚無っていうと「さあ、これからが本当の戦いだ!」が思い浮かぶ
・・・アークの続きが読みたかった OTL
908:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:39:52 7I+77Zxu
何か今日は作品投下が少ないね
909:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:41:09 JYWbIZY/
>>908
少ないんじゃない
今までが異常なんだ
910:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:43:06 Xtjht+YB
日曜日っていつも土曜と比べて少なめじゃない?
911:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:45:14 //ixKJdP
「もってけ!陸軍服」だがルイ・シエ・キュル・タバの四人が学ラン着て一年生がバックダンサーなんてどうだろう。
912:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:45:23 17o+6hJd
月曜が控えてるからな
休みたいんだろー
913:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 16:47:37 5tgmK9xW
>909
だからといって今のペースが正常とは言えないところが恐ろしい
914:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:07:07 3l259jZm
レベルEのカラーレンジャーの内
誰か一人召喚なら誰がいいだろうか?
・・・赤だよな、やっぱり
915:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:08:17 fwjI0MdZ
シェスタの兄弟に大豪院煌鬼(暁にでた邪鬼)がいそう風来坊の長男とか
916:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:08:25 f0K60MNr
むしろバカ王子
917:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:11:59 E7EILvxA
>>883
>>886
>>892
貴様ら新横浜プリンスホテルから書き込んでるな!!
918:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:12:00 pnLio1D8
バカ王子か。ルイズが面白いリアクションを取り続ければあるいは協力(という名の嫌がらせ)してくれるかもしれん。
919:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:14:30 3l259jZm
王子か・・・
俺にあの人格を書くのは無理だ
920:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:16:27 BFozNS/x
ダメだ……バカ○○と来ると何故か真っ先にバカ殿を想像しちまう
921:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:16:40 X+Ooiofn
王子かー 行動が斜め上過ぎてパッと想像が出来ないw
922:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:22:39 1maBqnPo
最悪を想定して、尚さらにその斜め上を行くお人だからなぁ
923:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:24:15 1GwtO7YQ
むしろエルフを影から操って6000年の歴史をより面白い方向に転がしてそうだw
924:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:41:15 Y3Dd77K5
いや、初代ブリミルが王子だったんだ
ルイズがカラーレンジャーを召喚
聖地には豪華な衣装で待ち構える馬鹿王子が・・・
925:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:44:30 z6cTCgKG
バカ王子というとズシオしか思い浮かばない俺は・・・
926:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:47:00 pnLio1D8
終わクロの佐山とかもヤバいな。
927:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:48:08 iuOAfj03
>>925
ズシオ召喚SSを書いて余のズシの知名度を上げてみたらどうだい?
928:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 17:57:53 p88NCUgM
バカ王子と聞いて、ついでにとんちんかんの間抜作先生がふと思い浮かんだ
王子と解ったのは最終話だが
929:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:00:10 utdeCUe2
王子呼ぶんならキン肉マン呼ぼうぜ。
930:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:01:23 fb+naDhF
>>928
931:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:03:17 fb+naDhF
>>928
嫌々ながらキスしようとした瞬間に
「いきなり尻見せ!」
止まりきらずに……
932:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:07:20 TQmxRv8m
それでも契約は成功するんだな、何故か
933:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:09:07 Y3Dd77K5
何故か尻にルーンが刻まれるんだな
934:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:10:47 zRi/4xaP
そして怪盗になってろくでもないものばっかり盗むんだな
935:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:19:41 l491/PvJ
>>928
俺は銀魂のハタもといバカ王子しか思い浮かばん
936:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:24:15 znniAiv5
テレ朝のスシ王子とかはだめだろうなぁ
937:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:28:16 kSx9SBcZ
空導王は500人の使い魔となったバカ王子に言いました。
「今日はみなさんに…
ちょっと『殺し合い』をしてもらいます(笑)」
しょーこりもなく空導王ネタ
ネタとしてとっても使いやすいな空導王様は。
938:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:28:36 jxcUW6Lt
大亜門のあの王子はもっと駄目だろうなあ
939:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:34:34 nCeB9pOb
>>937
たとえ何をしても、『空導王だったらおかしくない』で納得できるからなw
940:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:34:35 YQKCBFpY
>>938
悪なツッコミとか、案外自由でも面白いな
941:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:36:31 iwL7zk9/
>>937,>>939
だが卓ゲを知らん人間にはさっぱりわからないネタだと思うぞ?
942:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:37:36 utdeCUe2
ぶりぶりざえもんを呼んだらかなり面白そうだ。
943:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:39:00 1Mk9SDDp
>>926
佐山だったら使い魔の契約が終わった後でいきなり
「諸君、私が佐山・御言だ。―宇宙の中心にいる人間である」
ぐらいは言うかも
944:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:41:43 sUuC3/Po
塊魂の王子とか面白そうじゃん。「何よこんな小っちゃい奴!ハズレもいいところじゃない!」
って怒るんだけど話が進む事に塊が巨大化して都市一つ飲み込むまでに成長するという怖い話
945:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:47:01 vPywY7Jr
>>937
卓ゲ者として言わせてもらうが、小ネタであろうと未見の人にも楽しんでもらえるものを書くべきだと思うぞ。
知ってる母集団が少ないからこそ、尚更な。
946:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:47:10 tu2LD+/8
お前ら何言ってるんだ
バカ王子って言ったらピエトロの事に決まってるだろ
・・・呼び出したら呼び出したで困るだろうけど
947:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:47:12 ymjy1y+x
王子間違えでバカ王子ペルシャが呼ばれてな
948:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:51:09 hP19yniH
終わクロだったら大城和夫がいいな八号付きで。
949:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:51:56 lCESusCQ
>>929
王子なのにどんな苦労も知ってる彼の事を考えると、ルイズから言い渡されるあの程度の苦境屁のツッパリでも無いのだな、とか考えたら涙が込上げてきた
950:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:52:29 0jPWfbGg
>>950、次スレは任せたぞ
951:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:53:06 Y4mKdp2Z
おまえだw
952:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:54:14 8caZWidv
>>950
なんという自爆。
953:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:54:35 wpk6CQIq
>>950
つ先住魔法
954:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:54:48 hqU++bKl
次すれクルー?
955:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 18:59:28 POja/9UC
>>950
こうやって狙うのが半ばスレの常識と化してる気がするんだけど
気のせいじゃないよな…?
956:>>950
07/09/02 18:59:42 0jPWfbGg
ごめん、スレ立て失敗した・・・・orz
>>960に任せるわ
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part49
スレリンク(anichara板)
まとめwiki
URLリンク(www35.atwiki.jp)
避難所
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
957:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:05:46 iwL7zk9/
偶然は続く。
958:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:08:17 Y5smUskT
1000だったらゼロ魔住人全員江頭になる
959:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:08:41 Y4mKdp2Z
>>958
お前取るきないだろw
960:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:09:31 iwL7zk9/
余りにも速い1000取りだな
961:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:10:21 zRi/4xaP
>>960
スレ立てよろしく~
962:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:11:12 txO5HouP
>>959
取られても困る
963:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:12:49 Y5smUskT
>>959
取る気あるわけないじゃんw
>>960
次スレよろー
964:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:13:51 iwL7zk9/
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part50
スレリンク(anichara板)l50
≪次スレの成立を確認、これより突入する!≫
965:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:14:07 hqU++bKl
住人全員でてぽどんww
女王涙目ww
966:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:14:48 Xtjht+YB
>>964乙
967:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:16:08 Y4mKdp2Z
>>964
スレ立て乙
968:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:16:08 8Fe00dbA
ゼロの皇帝でちょっと触れられてた話だけどさ、
鰤が呼んだ四人はもともと各分野のスペシャリストだっただけで
実のところルーンにスペシャリスト化効果はなかったとか
そういう可能性も虚無の再来がなければ否定できなかったわけだよな?
採用してしまえばもともと武器マスターとか喚んでもこれで解決。
969:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:16:48 zRi/4xaP
>>964
乙~
埋め
970:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:19:36 b0Eyu1R7
オフェンスがあって、レイヤーズがないのは謎だと、思ってたら
ルイズとリナだと、上下関係が逆になるからか
971:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:20:05 fTw6P5J7
998なら流れぶったぎってショタネタ投下
972:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:22:51 Xtjht+YB
>>971はぶったぎりすぎだw
973:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:23:41 zRi/4xaP
1000ならすべて夢オチ
974:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:24:16 hqU++bKl
夢落ちww
いままでの49スレがww
975:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:24:36 Y4mKdp2Z
休み終わるとスローリィだね
976:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:25:33 gWZkdOF9
1000なら竜†恋の僕の母親が召喚される
977:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:25:59 MyPRa+OA
ちょっとゆっくりな方が追いつくのに苦労しなくていいけどね。
978:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:26:35 Y5smUskT
1000ならルイズは使い魔を宿す。
自分の子宮に
979:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:28:03 zRi/4xaP
>>978
それはちょっと・・・
980:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:28:18 ril6zqXC
1000ならパタリロ22巻を見つけて連載再開
981:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:28:57 OEkt0ban
>>976
息子が居ない世界なんて、お母さん発狂するぞww
982:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:29:00 kc8zu5SV
1000ならルイズママ召喚
983:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:29:38 fTw6P5J7
↓テイルズのスキットみたいになにか一発ネタを
984:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:29:56 utdeCUe2
1000なら修羅の門連載再開
985:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:30:52 PC6P8yNS
>>1000なら散様召喚
986:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:30:57 8Fe00dbA
>>990なら山田太郎召喚。YYSですべてを乗り切る。
あるいは野球を広める。畳を広める。柔道を広める。
987:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:31:22 iwL7zk9/
>>1000ならWAシリーズのアースガルズ全機によるアースガルズ大戦
988:名無しさん@お腹いっぱい。
07/09/02 19:31:23 hqU++bKl
1000なら今日夢の中でタバサに会える
ついでに次スレでポケモン祭り