07/08/19 23:53:56 Lq6pHj6b
>>548
まああ、あんなクソ近くにあるのに聖王教会は気づいてなかったぐらいだから有り得る。
551:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/19 23:56:56 KNv139nq
>>546 >>548
そうだったのか情報サンクス
スパロボっていろいろな設定があるんだな。
552:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:07:45 wEsXM6Gn
サルファのケイサルとかは悪霊収束砲撃だが
ナシムやゲベルのガンエデンは竜を召還していたな
キャロのとは破壊力の規模が違うけど
なのはさん達は敵にあんなロストロギア発掘されて悪用されたら
対抗できるのか?
553:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:11:10 dboHk8Az
>>219 他
超亀レスだけど、バーチャロン世界の設定についてコメントくれた人、サンクス。
コメントをきっかけにいろいろ調べたけど、クロスしたら面白い世界設定だね。
しかし、オラタンが「限定戦争(要は戦争ゲーム)による因果律を操作するシステム
(=タングラム)の運営権争奪戦」だというのにはぶっ飛んだ。タングラム自体も十分
ロストロギア確定の代物だけど、それを合法的に世界規模でなおかつ大衆がその戦争の
過程を楽しむ環境下で奪い合うとは・・・。
オラタンに至るまでの流れを管理局が監視してたら、真っ青か真っ赤になりそうだw
554:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:13:36 zFuXP1hw
>ナシムやゲベルのガンエデンは竜を召還していたな
あれは召喚じゃなく、ガンエデンが竜に変化してるそうだが
しかし、正直なんでガンダム勢がダメージ与えられてるんだといいたい面々が多々いるな
555:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:14:04 fWLJz4aH
アルカンシェル搭載した艦でも持って来ないと対処は無理ぽ。
なのはがいくら強いって言っても対人レベル止まりだろうし。
556:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:17:41 y1jW6Pm6
スパロボはクロスゲート・パラダイム・システムがヤバすぎるからなぁ。アレ
完成したら所有者は究極観測者になるってことだし、あらゆる次元世界の住人
からすれば許容できない代物。同じ機能を持つティプラー・シリンダーも同様。
557:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:18:17 YpQTIGk7
地上を人質にしてやっと本局艦隊と渡り合える程度とはゆりかごって案外ショボイな。
惑星侵略レベルなヘルモーズの方が強そうに思える。
558:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:20:06 nYybo3aE
かつて次元世界を席巻したという事実を忘れちゃいけないぜ
559:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:24:38 wEsXM6Gn
ユーゼスとスカ様は手を組んでいろいろ悪巧みしそうだな
人体実験に策謀やスパイ工作 あれっ? やることが同じ・・・。
560:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:24:48 YpQTIGk7
>>556
複数の異世界を一つに融合させて、なおかつ誰もそれに気づかない代物だかんな。
561:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:25:47 SJTF0Gok
ゼオライマー…
冥王なマサキが乗ると手が着けられんなw
562:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:28:04 YpQTIGk7
ペルフェクティオは門から出てきたら宇宙が終わるwww
563:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:28:37 V4vblv9g
スカ様じゃユーゼスの足を引っ張るだけじゃね?
まあ、SHOかαかで変わるが
564:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:30:53 GrX3dp/d
ゴキトラや超機人と対等の主人公張れる時点でダブルジーシリーズの凄まじさがわかるな
しかもあれ最新型じゃなくて大体の設計はビアンが死ぬ前にやってるし
スパロボシリーズ最高の天才は紛れもなくビアン・ゾルダークだと思う
シュウはネオグラとか作ってるけどあくまで自分専用のワンオフのみだからなー、作ったロボ
565:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:33:43 Ylni4Ewj
>>564
木原マサキじゃね?
なんだかんだいって八卦ロボ作ったの彼だし
566:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:36:17 y1jW6Pm6
ヤマモトヨーコの30世紀世界みたいな、人類以前の超文明の遺産がある世界で
人類が繁栄してる世界は時空管理局的にはどう接するかね。ちなみに遺産の内容
は惑星を太陽化するもの、太陽系一つを相転移させて消滅させるもの、あらゆる
世界の事象を自由に操作できる権限を与えるシステムなど。
567:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:37:52 V4vblv9g
水を指すようでで悪いがそろそろスレ違いじゃね?
568:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 00:40:25 SJTF0Gok
ビアンはなぁ~…
娘の我儘につきあって『別の意味』で傑作を作ったからなぁ…
表情を変える、人間の肌と見間違える装甲…
何て無駄技術www
569:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 01:03:53 SJTF0Gok
魔法獣王の嘘予告A's編
行きます!
570:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 01:08:59 YpQTIGk7
恋!
571:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 01:11:23 SJTF0Gok
プレシア・テスタロッサの事件から時は流れ
我らが教授、ネロ・カオスは…
「…いらっしゃいませ」
翠屋で働いていたりする
吸血鬼の体を失ったため居・住・食を確保せねばならなくなったのだ!
それはさておき…
数百年ぶりにヌルイ生活を満喫して油断したのか
何者かに襲撃されてリンカーコアを奪われてしまったのだ!
それだけなら問題はなかった…
腐っても27祖である、魔力の回復速度は異常に速い
問題は…
「なんだか目線が妙に低いにゃぁ~」
ネコアルク・カオス参上!
新たなる事件!
「主はやて のために!」
現われる強敵!
「逃げるなら…いや、もう遅いか…」
魔法獣王リリカル・カオスA’s
始まりなど存在しな(以下略)
572:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 01:14:04 SJTF0Gok
相変わらずの突貫作業
お目汚し失礼しました
また改行ミスったよ…ママン
573:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 01:14:25 Opv3O35n
GJ!!
ネロさんが喫茶店でバイトとは・・・。
574:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 02:05:17 l9RzghYW
GJ!
続きマダー?
>>573
これはネロ教授では無い!ペロだ!
ただのおっさんです。
575:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 02:20:43 lxqOlUcV
StrikerS+ライダー氏
一つ案があるんですけど、ナンバーズも怪人にしちゃったらどうかしら?
首領や大幹部の画策で。
576:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 04:14:08 ObgEEIt8
>>556
スパロボか
第三次とか最終的にこれなんてメガテン?状態だったな
ラスボスデザイン担当も悪魔絵師だし
>>560
まとめにあったノクターンで登場した無尽光カグツチもやばかったな(尚、ヒノカグツチとの関係は不明
周囲の次元世界を収束浄化して創世を行う舞台「ボルテクス界」を創り出す
ボルテクス界を維持しているのが浄化により消滅したはずの世界のため気づくやつは神もしくは悪魔のどっちか
創世が終わるとともに前の世界は完全に消滅し新世界が正当なる世界として存在を始める
しかもこれが様々な次元世界が集うアマラ宇宙では自然現象のごとく発生しまくり
世界の存在価値がものすごく軽く思えてくるな
577:ネクサスの人
07/08/20 07:10:22 xhc7J157
予告どおり投下いきます。
今回は前回よりかは長いです。
578:ネクサスの人
07/08/20 07:12:16 xhc7J157
悪魔―ファウストにも自我がある。この世全てを呪うほどの悪意が凝縮された妄執。それが形になったのが
ファウストと言っても過言ではない。人間の暗部を具現化させてしまった男、溝呂木眞也の力の一端として
生み出されたこの巨人はかつて、姫矢准、ウルトラマンネクサスの手で葬られた。だが、数多くの悲劇をもた
らし、その報いを受けたはずの暗黒巨人は今、確かに存在していた。
在り得ない状況の中、光の巨人と闇の巨人が再び対決する。
魔法少女リリカル☆なのは~NEXUS~
第二話『暗黒』・前編
先手必勝。ウルトラマンネクサスは戦闘の構えを取るや否や、ファウストに跳びかかっていった。即座に
繰り出される拳。ファウストはそれを、
『ふっ!』
一笑と共に弾いた。ネクサスの空いた脇腹に強烈な膝蹴りを見舞うファウスト。僅かにネクサスの身体が浮く。
そこにさらにファウストは拳を叩きこんでゆく。一歩、また一歩とファウストがネクサスを攻め立てる。
ネクサスには二つの形態がある。今の形態は『アンファンス』と呼ばれるもので、ネクサスの初期形態だ。
十分な戦闘能力は持っているものの、エネルギー消費を極力抑えている、いわばリミッターの掛かった形態
とも言える。故にこの形態でならば長期戦が可能なのである。しかし、この形態では、ファウストとの力の
差は大きい。まだその力になれていなかった頃、姫矢は何度もファウストを相手に窮地に立たされたのだ。
しかし今はその時以上に、力量の差があるように見える。痛みに悶えながらも何とか立ち上がるネクサス。
その姿をファウストは嘲笑う。
『何故、今のお前が変身出来るのかと不思議に思ったが……』
満身創痍のネクサスの首を掴んで持ち上げながら、ファウストは言葉で責め立てる。
『どうやらもう満足にその姿すら維持できんようだな』
ファウストはネクサスを放り投げると同時に闇の光弾―ダーククラスターを放ち追撃する。何処までも
容赦の無い攻撃。砂の大地に叩きつけられて転がるネクサス。吹き上がる粉塵に逃げ遅れた管理局員が撒かれた。
ファウストは今更それに気付いた様子でそちらに目を向けた。再び竦む管理局員達。
『鈍いな。その魔法とやらも、お前達には過ぎた力だったろう』
嘲笑するとファウストは、硬直したままの管理局員達に向かってダーククラスターを撃った。腕のたった一振りで
、強力な光弾は具現化して放たれる。魔導師からしてみれば、何の予備動作もなく(しかもエネルギー充填に掛かる
隙も殆ど無かった)一瞬でA級の砲撃魔法が襲ってくるようなものだから堪らない。勿論、今の彼らにそれに対抗
する術はなく、ただ自分達の死を待つだけだった。
「―?」
一人の魔導師がきつく閉じた瞼を開いた。何時まで経っても予期していた衝撃はやってこない。そして彼が見たものは。
「っ!?」
その手を広げて、全身を使って自分達を護る巨人の姿だった。
579:ネクサスの人
07/08/20 07:13:37 xhc7J157
『(……何時もより力が出せない)』
ネクサスと一心同体、というよりそのものとなって戦う姫矢は、常ならば満ちているはずの光の力の欠如に悩まされていた。
変身した瞬間には確かにあった膨大な光の力が、見る見る身体から抜け出していってしまった。ファウストも手強い相手では
あるが、幾度の戦いを凌いだ今の姫矢ならば十分打倒できるはずだった。しかし力の源が欠如しているこの状態では
どうすることも出来なかった。
『(このままでは……!)』
逃げ遅れた人間(やたらと凝った装飾を施した衣装を着ている)を咄嗟に庇う。頭が動き出すより先に身体が動いていた。
我ながら本当に損な性分だ。薄れゆく意識の中、姫矢は僅かに苦笑した。
ファウストの猛襲の前に崩れ落ちるネクサス。ダーククラスターの直撃を受けたその身体は、黒く爛れている。
胸の赤いクリスタル―エナジーコアから、白く輝く瞳から光が失われてゆく。力無く、砂漠の大地に沈んでゆく
その巨体。
『弱者を庇って力尽きるとは、哀れな奴』
ファウストはそんなネクサスを執拗に嘲笑う。その声色は愉快気に弾んでいた。
『所詮は光の残り滓。お前にはやはり、輝く力は残されていなかったということだ』
そう言い残し、ファウストは去ってゆく。闇の巨人の姿が砂塵に塗れて消えてゆくのに合わせて、光の巨人の
姿も大地へと没した。
後には、何も出来なかった魔導師達だけが残された。
580:ネクサスの人
07/08/20 07:15:03 xhc7J157
それから三日後の鳴海市、ハラウオン家。ここは管理局管理外世界の一つである地球の駐屯地(?)でもある。
この地で何かが起これば、必然的にここが司令塔になるわけだ。
「母さん、これが本当に?」
「えぇ、信じられないけどね」
司令塔は今、只ならぬ雰囲気に満たされていた。
アースラ艦長、リンディ・ハラウオンは久しぶりに取れた長期休暇を地球の自宅で満喫していた。そこにきた
管理局からの応援要請。休暇の身―しかも引退を控えた―に何のようだろうと思ったが。
「なるほどね、これじゃあ仕方ないわ」
「仕方ないって母さん……」
……少なくとも『情報』が本当のことならば、そこらの魔導師では太刀打ち出来ないはずだ。リンディは得心が
行った。
もっとも、自分達でもこれを如何こう出来る自信は、彼女にも無かったのだが。
闇。何処まで進んでも広がる暗黒。姫矢はただ道無き道を走り、惑う。
「はぁはぁ……」
思い出すのは地獄のような戦場。その場で起こる真実を知りたかったから、彼は危険を承知で海を渡った。傷付き、
倒れる現地の住民達。そして姫矢自身も凶弾に倒れた。そんな彼に手を差し伸べたのは年端も行かぬ一人の少女だった。
名前はセラ。姫矢にとって彼女の笑顔は光で……―
581:ネクサスの人
07/08/20 07:16:31 xhc7J157
その死に様が彼の心を八つ裂きにした。
彼女は戦場で散った。彼女に罪は無かったのに、当然のように彼女は命を奪われた。
その時の光景が、今も彼を締め付ける。
「堕ちて来いよ姫矢。闇は、悪くないぜ」
ただ走り続ける。一度でも引き下がれば闇に呑まれてしまうから。
「何足掻いてるんだよ。お前もこっちへ来いよ」
あの男―溝呂木眞也に呑まれてしまうから。
「離せ!俺はお前とは違う!」
叫んだ瞬間、後ろから聞こえていたはずの溝呂木の呼び声が前から響いた。
「……なら見せてみろよ、俺とお前の違いってヤツを」
虚空から投げ入れられたのは光を纏いし短剣―エボルトラスター。デュナミストのみに与えられる神秘の秘宝。
これを鞘から抜くことで、彼は光に、ウルトラマンになることが出来た。
「……貴様」
「姫矢、この前の続きだ」
刹那、闇が膨れ上がって形を成した。
その姿はやはり巨人。しかし、メフィストとは違う。ファウストよりさらに深い闇をその懐に抱き、スタイルは
さらにウルトラマンに近い。言うなれば、ウルトラマンの虚像。
『力は、他者を圧する為にある。それを理解できなかったお前が、俺に勝てる道理は無い』
第二の暗黒巨人、ダークメフィストがその姿を顕した。
背負うものは影。姫矢を多い潰さんと、立ち塞がる。
582:ネクサスの人
07/08/20 07:17:49 xhc7J157
「このアイス美味しいね」
「そうやろ?うちのオススメやねん」
「こっちのチョコチップも美味しいよ」
和気藹々と学校の帰り道に買い食いしている我らが魔法少女三人組。この若さで途轍もない力を秘めている彼女達
だが、普段はあくまで普通の小学生である。……多分。
「今年のクリスマスは皆でお祝いしたいよね」
「そうだね、母さん……勿論、兄さんも読んで」
「ヴィーダ、飛んで喜びそうやなぁ」
……平和なことである。
が、その平和は突然破られた。
管理局はこの時、鳴海市に起こった異変を早期に察知していた。
「アレックス!すぐに地球のリンディさんとこに繋いでっ!」
「は、はい!」
勿論、現地の彼らも謎の存在の胎動を感じ取っていた。というか視認すらしていた。
「母さん、行きます」
「えぇ。どうも止まりそうにもないから」
『黒い巨人、鳴海市上空に出現!』
というわけで、管理局の情報は遅れに遅れていたことになる。
墨汁のような濃い黒が空を覆って渦巻き始めた。それに篭った魔力、のようなものがなのは達の第六感を刺激する。
「フェイトちゃん、はやてちゃん!」
「まずいなぁこれ……」
「でもとても大きいよ、あれ」
三人が見上げる先―暗黒の空が、
割れた。
ダークファウストが、鳴海の空に現れた。
583:ネクサスの人
07/08/20 07:21:23 xhc7J157
なのはクロスなのになのは達の出番が少ないorz
これから増えていきますが、ちょっと書いてて焦りました^^;
ウルトラマンの癖に、なんかやたらと口数が多いファウストですが、
本編でもコレくらいだった気が。ネクサスに出てくる敵の巨人様たちは
皆、口数が多かったと思うので。にしても原作知らない人には本当に
親切じゃない仕様だーー;
それでは次回、お会いしましょう。
584:リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2
07/08/20 08:04:00 VnrUCWtL
>>ネクサスの人
GJっす。ネクサスは少し見てましたが暗い部分が従来のウルトラマンと
かけ離れててすごかった印象があります。
なのは達は闇の巨人?に対抗できるのか!?
そんでは、今週のなのはSts・・・
ヴィータ(涙)ティアナ(涙)
以上!ネタバレはヤバいのでここまで。
585:恐怖の将 16 ◆e4ZoADcJ/6
07/08/20 09:14:00 aVepTw07
悪魔将軍のテーマが終了した頃にはもうなのはもユーノもボロボロにされてしまっていた…
二人だって防御魔法を力一杯展開してダメージを最小限にしていたが、それでさえ
物凄いダメージを受けていたのである。
「む…無理だよ…私達二人だけでフェイトちゃんやはやてちゃん達全員を相手にする様な物だよ…。」
「で…でも一つだけ分かった事があるよ…。」
「な…何? ユーノ君…。」
「確かに将軍と戦う事はなのはの言う通りフェイトやはやて達全員を相手にするも同義…。
だけど…その力を管理する命令機能は一つだけだよ…。」
「命令機能…。」
「そうさ! 悪魔将軍の頭部がそれさ!」
ユーノは力一杯叫んだ。状況的に我ながら格好良いと思える物だったのだが…
「ユーノ君気付くの遅すぎ…。」
なのはのその一言で格好良さも全てぶち壊されてしまった。
「そう言うなのはは気付いてたのかい?」
「え…。」
「何だ…それならなのはだって僕の事馬鹿に出来ないじゃないか。」
「そ…そんな事ない! 私は気付いてたよ!」
なにやらこの状況で二人は言い争いを始めてしまった。これには悪魔将軍も呆れてしまう。
『とりあえず二人は正義超人の友情パワーに匹敵するくらい仲が良いのは分かった。
だが…こう言う状況で痴話喧嘩は無いんじゃないか?』
「あ…ごめんなさい…。」
「そ…そうだよね…こんな時に喧嘩してる場合じゃないよね…。」
「それに…こう言う状況で喧嘩出来るのなら逆にまだまだやれるって事だよ。」
悪魔将軍によって逆に二人の喧嘩が止まり、改めて結束されると言う皮肉な展開と
なっていたが、早速二人は再度悪魔将軍へ攻撃に移った。
「行くよ!! レイジングハートエクセリオンモード!!」
なのはの叫びによってレイジングハートが突撃槍型にチェンジ。
「チェーンバインド!!」
続けてユーノがチェーンバインドで悪魔将軍を雁字搦めにし、なのはが一気に突撃した。
無論目標は悪魔将軍の命令機能である頭部を砕く。これだった。
『確かにこの頭だけは自前だ…だが!』
悪魔将軍は力で強引にユーノのチェーンバインドをねじ切り、それによって
なのはの突撃の狙いも外れてしまい、頭部に命中する事は出来なかった。
だが、辛うじて悪魔将軍の右腕を付け根から砕く事には成功していた。
「やった! 頭はダメだったけどこれで腕は使えなくなったはず!」
「ダイアモンドは堅い分逆に砕けやすいからね!」
『さて…それはどうかな…。』
「え!?」
右腕が破壊されたと言うのに悪魔将軍のこの余裕は一体何だ?
と思ったのも束の間、悪魔将軍の砕けた右腕の欠片の一つ一つが襲い掛かって来たでは無いか!
「え!? キャアアア!!」
「なのは!!」
咄嗟に防御魔法で防御するなのはだが、超高速で襲い来るダイアモンド製の弾丸の
威力は強力だ。完全に防御するには至る事が出来ず、防御魔法を貫通したダイアモンド欠片が
なのはのバリアジャケットを容易く切り裂いていた。それだけでは無い。
その砕け散ったダイアモンド欠片の一つ一つが集合して再度悪魔将軍の右腕となり、
悪魔将軍本体と再融合していたのである。
『私は本来身体を持たない…だからこそこの様な事が可能なのだ…バゴアバゴア!』
「くっまだまだ!」
586:恐怖の将 17 ◆e4ZoADcJ/6
07/08/20 09:16:14 aVepTw07
ユーノは再度悪魔将軍をバインドでグルグル巻きにするが、それでも悪魔将軍は余裕の表情だった。
『私がただ堅いだけの超人だと思ったか? 超人硬度ゼロ! スネークボディー!』
「ええ!?」
その時、硬いダイアモンドの身体だったはずの悪魔将軍がまるでゴムの様に柔らかくなり、
まるで軟体動物の様な動作でバインドさえもあっさり抜け出ていた。
『私は身体の硬度を超人硬度ゼロのスネークボディーから超人硬度10のダイアモンドまで
自在に調節する事が出来るのだ。』
「そんな…。」
なのはは愕然とした。いくら本物の高位悪魔とは言え、こんな余りにも常識を超越し過ぎた
相手をどうやって倒せと言うのか…。しかし、だからと言って攻撃の手を休めてくれる程
悪魔将軍は優しくなかった。
『身体もほぐれて来た頃だし…そろそろトドメを刺してやるか。』
「え!?」
急接近した悪魔将軍はなのはをプロレスのダブルアームの体勢で捉えた。
そしてダブルアームスピン。その場で高速回転を開始したのである。
「なのは!!」
ユーノがなのはを助けに入ろうとするも、既に竜巻が発生する程にまで増した回転力に
よって弾かれてしまい、さらにその竜巻は悪魔将軍となのはの身体も天高く飛ばし、
空中で悪魔将軍の膝がなのはの首下に当てられた。
『行くぞ!! 地獄の断頭台!!』
「あっあれは宇宙超人名鑑に載っていた悪魔将軍のフェイバリットホールド地獄の断頭台!!」
地獄の断頭台。悪魔将軍の代名詞であり得意技。別名「魔性の一撃」
相手の首に自身の膝を当てた状態で高速落下する事で相手の首下に大ダメージを与える恐ろしい技である。
過去、キン肉マンが悪魔将軍からこの技を受けた時、技が決まるギリギリの所で
リングロープを掴んで技の威力を半減させる事に成功したが、それでさえも
目の前にモヤがかかり、全身が痺れ、両脚がふらつき、戦闘能力が著しく低下した。
辛うじて将軍に勝つ事こそ出来たものの、試合後キン肉マンは一ヶ月間40度近い高熱を出して
昏睡していたと言う。超人の中でも一際強靭な筋肉の鎧で身を固め、首も太いキン肉マンでさえ
そうなってしまったのである。脆弱な人間であり首の細いなのはがこんな物をまともに食らっては
首が千切れる所か…全身が破裂して哀れな肉欠片を晒してしまうに違いない。
「やばい! なんとかしないと!!」
ユーノはとっさにありったけのチェーンバインドで悪魔将軍の身体を雁字搦めにするなど、
少しでも落下速度と技の威力を和らげようとしていた。しかし、それさえ将軍には効き目が薄い。
「なのは!! 君は殺させない!! 僕が何としても殺させない!!」
バインドが効果無いと分かったユーノは…捨て身の突撃を慣行し…
『この一撃で地獄へ行けぇぇぇぇぇ!!』
悪魔将軍の地獄の断頭台が大地に高速で叩き付けられた。しかし…なのはの身体は砕け散っていなかったし、
確かに激痛間はあるが…それでも首も繋がったままだった…。ユーノの魔法によって落下速度が
若干和らげられたと言う事を考えてもこれは有り得ない…。が、そこでなのははある事に気付いたのである。
「ゆ…ユーノ君!?」
なのはの下にはユーノの姿があった。つまり…ユーノが身を挺してなのはのクッションになったのである。
587: ◆e4ZoADcJ/6
07/08/20 09:19:27 aVepTw07
普通に考えて人間が将軍の地獄の断頭台食らって無事でいられるワケが無いので
将軍自身が「相手は人間だから」とある程度手加減したって事でお願いします。
>>リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2氏
新種ゾンダーがミッドチルダにいると言う事は
単純に新種ゾンダーがミッドチルダまで移動して来たのか
誰かがミッドチルダまで持ち込んだのかどっちなんでしょうね?
あと、ゾンダーから解放された直後の少女にワロいました。
>>19氏
悟飯強いですね。しかし原作で精神と時の部屋で修行した後みたいに
意識せずに超化したままでいられるような状態では無いと言う事は
今後も色々あると言う事でしょうか?
>>ネクサスの人氏
ネクサスは見ていませんが、噂通り暗い展開の様子ですね?
さて、この後どうなるのでしょうか?
588:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 09:27:56 yw1Oot2g
>>583
GJ!
なしでこれなのにダークフィールド張られたら、メフィスト強化なのは達弱体化、ヤバいな。
589:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 11:06:34 GrX3dp/d
>>576
個人的にはダンテがマニアクスにも出てきたせいで、
いつゴキトラナガンが裏ボスとしてメガテンシリーズに出てきやしないかの方が心配だったりする
590:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 11:15:12 LvOuber7
大分スケールが落ちるような気がするが、烈火の炎に出てくる魔導具はどんな扱いを受けるんだろうな。
天堂地獄は考えるまでも無いが。
591:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 11:24:27 dBnJ3ylh
>>590
縛呪、氷魔閻、雷神は確実にロストロギア扱いでは?
592:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 11:28:16 yw1Oot2g
僕らの青狸ドラえもんは管理局ではどういう扱いになるんだ?
593:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 13:37:50 GwdeXLso
>>497
ぶっちゃけるとサイバイマンはおろか亀仙人あたりで
S級魔道士とタメ張れるんじゃないの?
S-のシグナムで亀ジィに勝てるかね?
DBキャラはインフレが凄まじすぎて扱いが難しいな
594:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 13:45:19 SJTF0Gok
ヤジロベーが空を飛べばシグナムとタメを張れそうな気がする
595:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 14:00:14 SH14CE3O
亀仙人は月を消滅させるだけのパワーがあったし
それでも戦闘力100ちょいだったからな~
地球征服なら200あれば簡単にできてしまう
596:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 14:03:34 crzEl3Eh
>>ネクサスの人
GJ!スペースビーストも出るんですよね?
楽しみにしてます。
>>587
GJ!
漢だぜユーノ…。
597:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 14:09:26 GwdeXLso
ちなみに戦闘力200前後(戦闘力コントロ-ル可)の亀仙人ができること
・マシンガンの猛射を全弾素手で止めれる
(この段階で動体視力、頭脳及び肉体の反応速度で管理局世界人を圧倒してるはず)
・最大出力で衛生(月)破壊
(戦闘力に換算して500前後くらい? この段階でアルカンシェル並?)
・残像をいくつも残す超高速移動技「残像拳」(幻影のミリア?)
(マシンガンに対応できるんだから当然のレベル、体移動速度が音速越え?)
ナッパ 4000 指二本で軽く大陸級面積を焦土化
初期ベジータ 18000 最大出力(戦闘力24000前後)で地球破壊可
フリーザ 初期53万 第二100万以上 第三200万以上?
第四500万以上? 全開出力800万前後?(適当です)
悟飯(青年時) 3000万前後?(かなり適当です)
ゾアロード「アルカンフェル」を投入しても無理っぽいなw
多分アルカンフェルで初期ベジータに勝てないと思う
598:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:25:24 QXxXtVFB
>>ネスサス氏
暗いウルトラマンktkr。これからすごい楽しみだー、頑張って下さい。
そして他の職人の皆様GJ!
リリカルなのはBsts外伝4が出来たので投げます。
599:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 14:32:08 Opv3O35n
GJ!!悪魔将軍強すぎだぜ。本当に勝てるか不安になってきた。
>>597
最後にガイバーのキャラが出るとは・・・知ってる人いるかな?
アプトムがミッドに来たら、なのはさんたちは性的ではない意味で食べられるな。
600:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:38:26 QXxXtVFB
アギト「あ!? ああああああぁぁぁぁぁぁ!
リリカルなのはBsts始まるからー」
ジャガー「いったい、なんにゃ今の奇声はι」
ゼスト「レアおもちゃのお前を見た感想だろう。」
外伝4「待っちょれ!」
前回のリリカルなのはBstsは。
ルーテシア「デプスチャージの一ヶ月節約生活は10日目に入った所」
ゼスト「明らか違うぞι」
「良い人?こいつは私が警備隊長をしていたコロニー0の住民を……仲間を皆殺ししたのだぞ!そんな奴を良い人など片腹痛いわ!」
「確かにな……ワシゃ殺人鬼じゃ。忘れとらん、忘れるわけないじゃろうが」
そう告げるランページの声には悲哀が篭っていた。彼は悔やんでいたのだ……怒りに任せて殺した事に。
「もはや、命乞いなど許しもしない。ようやく見つけたぞランページ、貴様は今日此処で私に撃たれるのだ!!」
「今この一時の我が儘が許されるなら言っちゃる、ワシゃまだ死ねん。殺してもうた命の為に、会うて出来たダチの為にワシゃ死ねん。
悲しみ、痛み、涙。全部の業を背負ってワシャ生きる!ちょっきんな!!」
そう叫び、ランページはライフルをデプスチャージに向ける。
「貴様…………あれほどの命奪っておいて、私の麦茶の中身をめんつゆに入れ換えておいて。まだ生きると吐かすか!!〔いい加減にしなさいよアンタ!!」
デプスチャージの言葉を遮るようにアリサの怒りはついに爆発する。
その言葉にすずかや美由希も強く頷いていた。
「ランページの事もよく理解してないくせに何知った事言ってんのよ!ランページが今でも悩んでるって何で今の言葉で理解しないのよ!」
「私……ランページがやった事。彼から聞きました、でもそれを話した彼の心は泣いてました。」
「私も……最初デプスチャージから聞いてからどんなに悪い奴なのかな?
って思ったけど今の言った言葉聞く限りじゃ悪い奴には見えないよ」
その言葉にデプスチャージは先程のランページの言葉を思い出す。
601:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 14:38:30 dgKsSRiS
触れられたら食われるもんね、アプトムは(´・ω・`)
そこでアプトムハンターことネオゼクトールの出番ですよ
602:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:45:04 QXxXtVFB
『ワシゃまだ死ねん。殺してもうた命の為に、会うて出来たダチの為にワシゃ死ねん。
悲しみ、痛み、涙。全部の業を背負ってワシャ生きる!くぎみーの声で朝、朝起きてめざましテレビ見る為に!』
確かに……あのようなな台詞。かつてのランページでは絶対言わなかった。
本当に……この男は……ランページは変わったのか。朝の番組ははなまるだろう……。思考がクリアになり、そう考えてデプスチャージは銃を下ろす。
「確かにランページ……貴様のした事は許されん。私は貴様を決して許しはせん」
彼の想いに気付き、ランページもライフルを下ろしてデプスチャージを真正面から見据える。
「ならワシが死ぬまで見届けてくれんかのぅ。ワシかて自分のした事は許せんて思ってるからのう。」
そして、その時。アリサの背後から大型ガジェットが姿を現していた。
それに美由希とすずかも叫ぶ。
「アリサちゃん、後ろからザクタンクが!!」
「……ぇ」
その声にアリサはやっと気付き、恐る恐る後ろを振り向く
そこにいたのは大型戦車であった。そして……戦車は4対アームケーブルとクラブハンマーをアリサに振りかざす。
(は、ハヤト・コバヤシの夢の中のガンタンク?)
余りの光景にアリサは一瞬にして血の気が引く。
だが、アームケーブルとクラブハンマーはアリサを叩き潰す事はなかった。いつの間にか大型ガジェットはタンクを残し、上機械が塵と化していた。
「「「今のワシらを無視すんな。ちょっきん、いーとーまきまき、デス」」」
それはランページのガルバガトリング、デプスチャージの大型ライフル、シルバーボルトがミサイルで破壊したのであった。
603:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:50:26 QXxXtVFB
その3人の姿を見たアリサは安心したのかその場にペタリと座り込んでしまう。
すずかと美由希も胸をなで下ろしアリサに歩み寄る。
「ランページ……良いだろう。貴様の言葉が正しいかこれから見定めてやる。」
「いや、今ので見定めろやちょっきん。」
「まあまあ、抑えて抑えてデスι」
アリサ達は彼らの掛け合いを見ながら思わず、ぷっと吹き出してしまう。
先程、共に銃を構えたと思った途端これだと先が思いやられるな。と
そしてその瞬間、彼らの前に一人のトランスフォーマーと一人の少女が光と共に現れる。
その光から護るようにランページ達はライフルを構えてアリサ達の前に出る。
「こ、今度はなんじゃい?」
「また、さっきみたいなサク?」
「待って待って!ガジェットじゃないんだな!」
「アリサ、大丈夫!?」
光が晴れると共に聞こえた声にランページ達は驚く。
フェイトちゃん!?
この声はサイバトロンにいたサイ?
ライノックスさん!?
コンボイの部下か!?
と様々な思惑の中、光から出てきた姿は正にライノックスであった。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャ丸。みんな無事でよかった。」
「フェイト!?」
「はい、私は時空管理局執務官フェイト・T・ハラオウンです。いきなりだけど、実は君達に話があるんだ。アリサ達も来て」
「話じゃと?」
「そ、アースラに来て貰いたいんだな」
そう告げた瞬間、一同は森から別の場所に立っていた。
604:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:52:09 QXxXtVFB
一方、その頃。デストロンのラボでは中央の大きな部屋でメガトロンが椅子に座り、ランページ達が映るモニターを嬉々として見遣っていた。
「ククク、時空管理局と出会ったか。これで予言通りに事がドンキーコングのトロッコに乗せて運べるな……ランページよ、早く俺様の手に戻っテコ入れ。
……しかし、それよりもこいつがなんとも厄介だな。」
別のモニターに切り替え、忌々しげにモニターに映るトランスフォーマーを見ていた。
そこにはトーレ、インフェルノ、ディエチを赤子の様に軽くあしらうタイガーファルコンがいた。
ルーテシア達やナンバーズを支配下においてからメガトロンはランページの様子を見ながら1番の危険である。
タイガーファルコンの捜索を3人とガジェットⅡ型改10機で行っていた。
そして第51世界を捜索させた瞬間、ガジェットは突如現れたタイガーファルコンによって全て破壊され。
今に至る。
そして、2人のナンバーズ、デストロンNo.2の実力を誇るインフェルノと互角以上に渡り合っているタイガーファルコンの姿をメガトロンの傍で見ていた他のナンバーズは信じられないと言った表情で固まっていた。
無理も無かった。ウーノ、ドゥーエに次いで稼動歴や実戦経験も豊富であるトーレの高速機動・ライドインパルスの動きを読み、手刀で彼女のインパルスブレードを捌き。
インフェルノの大口径ライフルによる射撃と、ディエチの砲撃を流れる水のように受け流していたからだ。
「ば、化け物かよ……こいつ」
そう呟く、ノーヴェの肩にメガトロンは手を置いて答える。
「奴はエイリアンだ。我々全ての命を殲滅する為に生まれた存在。だから俺様は探していたんだ……ウーノ、奴の魔力解析は?」
メガトロンがそう尋ねると半信半疑のような重々しい口調でウーノは解析結果を述べる。
605:リリカルなのはBsts
07/08/20 14:56:26 QXxXtVFB
「はい、タイガーファルコンの今の能力は魔力、戦闘力、機動力においてSSSランクです。……ですが、まだ力を出しきれていないみたいです。」
「ふむ……クアットロ、奴の行動解析は?」
「ウーノ姉さんが言ったのと同じ結果ですけど、タイガーファルコンの攻撃は近中遠。オールラウンドで出来るみたいですが遠の広域攻撃を扱う時にだけ隙は生じますね。ただ、今の面々だとギリです」
ウーノとクアットロの解析結果を見ながらメガトロンは「ふむ」と顎に手を沿えながらモニターに再び視線を戻す。
そして、椅子から立ち上がりタイガーファルコンと戦っている3人に通信を開く。
「今から俺様がそちらに向かう。そのまま持ちこたえていろ!タイガーファルコンには早急に退場ネガティブ」
『『『ごっつんこ!』』』
そう告げてからメガトロンは転送装置に向かわんと椅子から降り立つ、すると傍らにいたノーヴェも共に降り立ってくる。
「戦うんだろ?」
「ああ、奴は徹底して叩くからな。奴の狙いは私の野望を妨害する事だ。だが、そうは佐世保は長崎県だ。」
「なら、私も手伝うよから連れてってよママ~」
「もう、わがままなノンちゃんね。ふふふ、良いだろう。ウーノ、転送装置を開け!」
メガトロンの指示にウーノは頷いて。手元のキーボードを叩く。
それを見遣ってからメガトロンはメタルスティラノサウルスに姿を変える。
「メールが着たら変身は早めにね~♪ノーヴェ行くぞ!」
「了解!」
二人が転送装置の光に包まれた頃。
次元巡航艦アースラのブリッジではクロノ、フェイト、ライノックスが森から転送したランページ達を集めて先程襲撃してきたガジェットの説明。
さらに、ミッドチルダで他のトランスフォーマーが見つかり。また、ライノックス同様に時空管理局に入っている者がいる旨を伝える。
そしてある程度の説明を終えてからアースラの艦長であり執務官である、フェイトの義兄、クロノ・ハラオウンが単刀直入にある事をランページ達に尋ねる。
606:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 14:57:02 hNee1ckV
戻っテコ入れか・・言いづれぇ~。支援!
607:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:03:49 QXxXtVFB
「で、だ。回りくどく言うつもりもないから言うよ。
既にミッドチルダで見つかったトランスフォーマーの皆は時空管理局に入っている。君達も入る気はないかな?」
「もちのろん。すぐに答を出すのは無理だと思うからじっくり考えて良いよ?」
優しく微笑んでそう告げるフェイトにクロノとライノックスも頷く。
その提案にランページやシルバーボルトはアリサとすずかを見遣るもののデプスチャージは直ぐさまクロノに手を差し出して答える。
「是非、入らせてもらう。コンボイも居るのだろう?」
「ああ、彼は今執務官の試験を受けているよ。」
それを汲み取りクロノはデプスチャージと握手を交わす。それを見てからランページとシルバーボルトは決意を決める。
「エイが入るんならワシも入るしかないのぅ、メガトロンのオッサンも許せんし。 悪いのうアリサ、世話なっとるのに」
デプスチャージに続いてクロノやフェイトと握手を交わしてからランページはすまなそうにアリサの元に歩み寄る。
「ううん、アンタのやりたいようにやるのが1番だし。ね、フェイト、すずか?」
「うん、アリサの言う通りだと思うよランページ」
「シルバーボルトも行きたいんでしょ?」
アリサの言葉に頷いてからすずかはシルバーボルトを見上げるように尋ねる。
「はい、僕も入らせて下さい、デストロンが我々を狙っているなら。ここに居る方がすずか達を、友達を巻き込んでしまいますデス。」
「分かったんだな。じゃあ、今日は一旦それぞれの家に帰っても良いよ。明日迎えに来るんだな」
ライノックスの言葉にクロノ、フェイトも頷く。
そんな中、美由希はフェイトに妹の様子を尋ねる。
「なのはは元気ハツラツ?」
「あ、美由希さん。はい、オフコースですよ♪」
「よかった、デプスチャージも入るってことデプスチャージはなのはの後輩に当たるわけなんだねぇ。」
悪戯っぽく呟く美由希にフェイトも笑って頷く。
「クロノ君も大きくなったよねぇ、エイミィは元気?」
「あ、うん。元気でやっているよ、エイミィも気になってるようだったし。」
美由希の尋ねにクロノは少し照れながら頷く。
そしてそんなクロノを見ながらアリサとすずかはある事を考えていた。
((もう、高橋美佳子の少年ヴォイスじゃないんだったな……今は銀ちゃんか))
「ちょっとそこの二人、何か失礼な事考えてないか?」
608:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:06:14 QXxXtVFB
暫く、そんな他愛のない話を交わしてからランページ達は月村邸に転送され、それぞれの帰路に着く。
ランページとアリサ
シルバーボルトとすずか
デプスチャージと美由希
6人がそれぞれの帰路に着いて行くのをクロノ達はアースラのブリッジから彼らを見送る。
「ライノックスから聞いた時は驚いたよ、まさか。ここに、しかも美由希さん達とトランスフォーマー達が居て、ガジェットも見つかるって聞いた時は」
苦笑いを浮かべてからフェイトは表情を引き締めてモニターに映るガジェットから隣にいるライノックスに視線を合わせる。
ライノックスも頭をポリポリとかいて答える。
「実際、僕も驚いたんだな。まさかフェイト達に思い出深い第97管理外世界に居て……こいつが見つかるなんて。」
「もう、付近には反応はないから一段落か……でもガジェットは何が目的なんだろう。 それにしても、すぐに見つかってよかったよ。コンボイも安心するだろうし」
「そういえば、義兄ちゃんコンボイさんと凄い仲良いよね」
フェイトがそう尋ねると意外にもクロノは微笑んで「ああ」と返す。
フェイトにとっもクロノがこうして笑みをみせるのは久しかった。正義感が強く、常に真面目で目の前の事件に当たっていた、自分の義兄。
「それにクロノって結構コンボイと似てるんだな、いつも真面目なところとか」
「真面目な事は良い事だ。ところで今チータスは学校だった?」
そうクロノが尋ねるとフェイトは「うん」と答えてから苦笑いを浮かべてある話をする。
「訓練校に入る前に母さんに会わせようと思ってビーストモードのチータスとで家に上がったらアルフが『Σあ、新しい使い魔!?』って言って勘違いして泣き出しちゃってι」
「アルフならそういう反応するねι。で今は?」
「今は逆に仲良くなってるよ♪エリオとアルフとチータスで。あと、家事もアルフとしてくれたりしてたから助かるってエイミィが喜んでたよ♪」
どこか羨ましげに笑みを浮かべるフェイトにクロノとライノックスは肩を揺らして笑ってしまう。
「も、もう二人とも笑わないでよ~ι」
609:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:07:50 QXxXtVFB
一方、第51世界において。
今だトーレ、インフェルノ、ディエチはタイガーファルコンと戦っていた。
メガトロンの指示で持ちこたえてはいるものの3人は焦りを隠せなかった。
高速移動で追い込み、インパルスブレードで斬撃を放っても、インフェルノが誘導弾で罠に誘い込み、無反動砲を撃っても。
攻めを捌かれ、手刀で弾かれ、雷で砲撃を防ぐ。なにより3人が脅威と感じたのは無詠唱で放たれる竜巻、雷、飛岩であった。
その力にトーレは歯噛みながらタイガーファルコンを見据える。
「くっ、竜巻を発動させながら雷を放つとは!!」
『自然を汚す者が……。それしきの腕で。』
タイガーファルコンは刃を交えながらトーレを鋭く見据えて呟く。
だが、メガトロンが言ったように今彼はタイガーファルコンにあってタイガーファルコンではない。
彼は『エイリアン』、タイガトロンとエアラザーを融合させしタイガーファルコンの生みの親。
『人の手によって造られし命が、全てを支配する拙者を討つ事など無理でござるでしょう』
そうつげると共に彼は高機動戦闘を展開し、インパルスブレードを弾いてから。トーレの懐深くまで踏み込み、手刀に纏わせた風を竜巻に爆発させる。
「くっ!!」
竜巻で身体が吹き飛ばされるもトーレは態勢を立て直す。しかし、タイガーファルコンさらに彼女に雷を纏った水弾を放つ。
出力、破壊力共にSSSランクをたたき出しており、トーレを消し去るには申し分無い。ディエチが砲撃を放つも掻き消されてしまう。
次第に水弾はうねりを上げて彼女に襲い掛かる。
トーレも直撃を覚悟してしまう。
だが、水弾は直撃する事は無かった。不思議に感じたトーレは目の前のタイガーファルコンを見遣る。
彼はは身体の動きを鈍らせ、苦しそうに頭を左手で押さえている。
今、タイガーファルコンの中ではタイガトロンとエアラザーがエイリアンと対立していた。
『何故、私を拒む。私に任せればこの力で自然を護る事が出来るのだぞ?』
(確かに、この力があれば自然を護る事も出来るでござろう……だが!)
(僕らは自身の力で護りたいんだ、他人の力で護り通しても……護ったとは言わない!貴方は我々の世界に干渉しすぎだ!)
『ぐぅ……おのれぇ』
610:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:11:41 QXxXtVFB
そんなタイガーファルコンの様子に3人は互いを見合わせて頷き、再び武装を構える。
「何が起きてるか知らないが、ただでさえ手強いこいつに隙が出来ている!」
「この千載一遇の勝機を逃がすかごっつんこ!」
再び、彼女達はインパルスブレードをライフルを大砲をタイガーファルコンに向ける。
『何をしている!今ここで私に抗っては貴様らは死ぬのだぞ!!』
(ああ、貴方はここで死ぬのでござる。自然護ると良い、支配が目的のエイリアンは!)
(僕たちはここでそれぞれに戻る!!)
『があっ!!』
先程まで避けれていたトーレ達の攻撃は次第にエイリアンを苦しめていく。
そして、新たなナンバーズの主の声が響く。
「ディエチ、今だ。やっておしまい!!」
「了解」『狙撃砲・イノーメスカノン』
声に従いディエチは照準を直ぐさま合わせ、固有武装である大砲からエネルギー弾をタイガーファルコンに放つ
『がっ!!』
避ける事も動く事も叶わなくなったタイガーファルコンはエネルギー弾を背後から受け、Sランクの威力を誇る爆炎に包まれる。
そしてナンバーズの主・メガトロンはノーヴェを引き連れ、「変身!」と叫び。
ロボットモードに姿を変えると共にダイナテールガンをタイガーファルコンに向けて尾の先に高出力エネルギーを集束させていく。
「さて、エイリアン。そろそろ貴様には退場願っちんぐマチコ先生。」『 charging』
その声を耳にした途端。エネルギー弾を喰らい、もはやボロボロになっているにも関わらずタイガーファルコンはメガトロンを憎悪の目で見遣る。
『っ!? 貴様は、メガトロン!!…………まさか貴様が世界の支配者になるつもりかあぁ!!』
「支配?俺様はそんなものに興味は無いわ。さて、エイリアン。
俺様の舞台から退場願おうか……我がご先祖様の願いの為に。磯野家のご先祖様の為に。
トーレ、インフェルノ、ディエチ。射線上から下がれ!
ディエチとインフェルノは離れると同時に得物を放て!ノーヴェは俺様のダークネスブレイカーと共にガンナックルをフル出力で叩き込め!」
「「「了解!〔ごっつんこ」」」
タイガーファルコンの言葉にふん、と鼻で笑いメガトロンは指示を出しながらエネルギーの陽炎が見える程に集束された高出力エネルギーを頭上に掲げた瞬間、紫色のエネルギーは赤黒い巨球状に形成されていく。
611:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 15:15:08 hNee1ckV
支援!
612:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:15:39 QXxXtVFB
(メガトロンめ、何を企んでいるでござるか……)
(でも、一か八か。あの攻撃なら元に戻れるかもしれないよ?)
(しかし、その前に彼女達の攻撃から耐えればなによりだがι)
(そりゃ死ねないでしょ?こんな場所で……僕らには帰る場所があるんだから、はやてや皆の場所に。そして、僕らにはこの自然を護る責務がある。)
『おのれ、メガトロン!!おのれタイガトロン!おのれエアラザー!うぐあぁぁっ!!』
砲弾の直撃はタイガーファルコンのボディを打ち砕き、大口径ライフルによる火炎弾は確実に手足を破壊していく。
「ふふふふ、バイバイキンだ!」『Darkness Braycar』
「私達の前から消えろ!!」『ガンナックル』
そして、ノーヴェの右手甲からエネルギー弾が乱射されタイガーファルコンの腕を、脚を、翼をを貫いていく。
その直後にダイナテールガンからは戦艦の戦略兵器を彷彿させる赤黒い膨大な魔力が放たれ、全てを闇が包む。
タイガーファルコンはとっさに障壁を展開し、魔力砲を防ぐ。だが、それは紙切れのように脆く貫かれる。
『メガトロぉぉぉぉン!!』
(エアラザー!拙者と力を合わせろ!!)
(わかってる、タイガトロン!!はあぁぁぁ!)
そして、タイガーファルコンのボディはトーレ達により打ち砕かれ、スパークはメガトロンの放った最高出力に吹き飛ばされていく。
その光景にノーヴェは知らぬ間に胸を躍らせていた。
それは自分が喰らったら塵一つも残らないであろう、威力の砲撃を放ったメガトロンに対する畏怖でもあった。
メガトロンは辺りを見回してから通信を開く。
「ウーノ、こちらでは反応はない。そちらは?」
『はい、こちらの探知でも反応は消失しました。』
「わかった。お前達、上出来だ……よくやったな流石はナンバー奇面組だ、では今からミッドチルダのスーパーの特売に向かうぞ!」
その言葉にディエチ、インフェルノ以外はずっこける。
「「す、スーパー!?特売!?ミッドチルダって!?」」
『今日は松坂牛が50gお一人様100円、生卵1パックお一人様10円お米60kgお一人様210円、だからお嬢様や皆を連れて転送します。』
「「ウーノまで!?」」
トーレ達が空気について行けてない中、メガトロンは「ビーストモード&買い物モード!」と言い、メタルスティラノサウルスに変身し脚からローラーを展開する。
「あんた達、ついて来ないとお菓子買ってあげないわよ!」
「「り、了解!」」
だが、メガトロンは知らなかった。魔力砲で吹き飛ばしたスパークが二つに別れ、別の世界に飛んだ為に反応が感じられなかった事に。
そしてそれは新たな出会いを生んだ。
613:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:18:52 QXxXtVFB
ん、あれ……ここは……
爽やかな柑橘系の香りを嗅覚センサーは感じ取り、隼の止まっていた思考は覚醒させられる。
身体の感触から隼はベットに寝かされていた事に気付く、辺りを見回すと女の子が主なのだろうか柔らかな空気の部屋だった。
そして、部屋のドアが開かれると同時に声が掛けられる。
「もう起きて大丈夫なの?」
入ってきたのはオレンジ髪を黒いリボンで結んだツインテールの少女。
どこかツンっとした感じがダイノボットに似てるなぁと思い。
彼はダイノボット用に編み出したツンツン対策マニュアルを使う事にした。
「まだ、ちょっとふらふらするけど。多分大丈夫かな?」
「かな?って。やっぱりアンタ、トランスフォーマー?」
意外にも彼女は隼が喋った事に驚きもせずに普段通りに接する。
「まあ、怪我してるみたいだし。よくなるまで居て良いわよ?」
「驚かないんだね。」
「まあ、最近は珍しくないわよ。今の時空管理局じゃトランスフォーマー4人も居るし。あと魔法学校にもSランクのトランスフォーマーが1人。」
当たり前というようにベットに腰掛けて答える彼女の言葉に隼は苦笑いを浮かべる。
(あ、それは僕とタイガトロンだι)
「私の名前はティアナ・ランスター。あんたは?」
その尋ねに隼は「変身」とロボットモードになって答える。
「僕はエアラザー。よろしくね、ティアナちゃん」
そう呼んで手を差し出すとティアナは顔赤くしてエアラザーを睨みつける。
「ちゃんは止・め・て・よ・ね!呼び捨てで良いから〃〃。次、ちゃんで呼んだらカグヅチかますからね!」
「わわ、ごめんねティア。」
そんなティアナの反応にエアラザーはほほえましく感じ、いつの間にか彼女の頭を撫でていた。
いきなりのエアラザーの行動にティアナは驚いて恥ずかしそうに暴れだす。
「い、いきなり何すんのよ!」
「いや、可愛いなって思ってついね。」
「な、何言ってんのよ!?次そんな事言ったらす巻きにしてゴミに出すからね!」
「あははは。うん、分かった言わないよ。 ところでティアナはいま一人なの?」
614:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 15:23:47 hNee1ckV
隼さん・・いま貴方はブロックワードをいってしまった・・支援!
615:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:27:36 QXxXtVFB
ベットの枕元の写真を見遣って尋ねると、その質問にティアナの表情は沈んだように暗くなる。そしてティアナはぽつりと語る。
両親は自分が生まれてまもなくに死んだ事を、そして幼い自分を兄、ティーダが親代わりとなって育ててくれた事。
だが、その兄は時空管理局に入っており、去年殉職した為に今この家には自分一人しか居ない事を。そして語っていくにつれて殉職した兄を冷遇した兄の上司や周りの人への怒り、憎しみ、悔しさが募っていく。
エアラザーは話をするティアナからある決意を感じた。
「ティアナは見返したいんだよね?お兄さんを悪く言った人を。入るの?」
「うん、強くなって。兄さんと同じ執務官になる。それが私の夢……」
執務官という言葉にエアラザーはフェイトやクロノのことを思い出す。
そういえばコンボイも試験受けているんだっけ?
そう考えてからエアラザーはティアナを見遣る。よく見れば微かに彼女の肩は震えていた。
まだ、不安があるんだな。と感じ、エアラザーは彼女を優しく抱きしめる。
またもや、いきなりの行動にティアナは恥ずかしさで頭に血が昇りそうになる。
「あんたはぁぁぁ!〔ちょっとだけ不安じゃない?」
不意打ちにも似たエアラザーの言葉はティアナの核をつく。
そして小さな少女はエアラザーの腕の中で静かに頷く。
「違うって言えない……兄さんがどんなに苦労して管理局にいたか解らないから。」
「そうだね、蒼いキャンディと朱いキャンディを舐めるメルモちゃんみたいな不安だよね。でも、その不安はいつか心強い力になるから……ティアナ」
そう優しく告げて自分の頭を撫でるエアラザーに初めて出会う彼に。何故か家族の温かさを……兄の面影をティアナは感じていた。
「うん……ありがとう、兄さん」
「頑張って、ティナ」
そこで彼女は気付く。
…ああ、兄さんもこんなふうにあやしてくれたっけ。久しぶりかな……こんなに温かいの。
続く
次回予告
エア「いやぁ、やっと出れたよー。しかし、やっぱりダイノボットとティアはちょっと似てるかな。」
ティアナ「ちょっと!何勝手な事言ってんのよ、あっちなんかクレしんで言ってる台詞で1番多いの『ただいま』なんだから!」
ダイノ「そうだぞ、俺なんかモー娘。に似てるって評判なんだぞ!次回、リリカルなのはBsts外伝5「ハイスクール野生組!」よろしくな」
エ&ティ「いやいや、誰とι」
ダイノ「え、保田。」
616:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:29:41 QXxXtVFB
以上です。ナンバーズがちょっとほのぼのっぽくなったりしましたがエアラザーとティアナをだしました。
これで家族の温かさをより書けるとwww
617:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 15:34:07 crzEl3Eh
GJ!
ランページのガルバガトリングってビーストウォーズⅡの
新破壊大帝ガルバトロンの膝にくっついてたアレですか?
618:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 15:35:24 Opv3O35n
GJ!!あぁリリカル世界がビーストに毒されていくぜ。
ウーノが主婦になってるよ。連れてってとねだるノーヴェが想像できないぜ。
619: ◆v8WgPpvslE
07/08/20 15:40:33 nYybo3aE
GJ!
真面目な話にそこはかとなくジョークを入れるそれこそがビーストの真骨頂!
>兄さんと同じ執務官になる
ティアナの兄貴って執務官だっけ?
620:リリカルなのはBsts
07/08/20 15:52:10 QXxXtVFB
皆様感想ありがとうございます。
>>617
はい、武装にガトリングあったんでガルバトロンと同口径のものを持たせました。
>>619
執務官志望だったのをいっその事、執務官にしました(ぉwww
621:リリカルなのはBsts
07/08/20 16:13:01 QXxXtVFB
すいません、龍騎さん。
ノーヴェの台詞を
「なら、私も手伝うよから連れてってよママ~」を
「なら、私も手伝うから連れてってよママ!」
に訂正して下さいm(__)m
622:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 17:35:17 THD3TxBG
>>619
ティアナの兄貴は首都航空隊のエースで、執務官は目標だっただけでなれてはいない。
623:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 17:50:12 NE/JF15p
今簿胃先生!ナンバーズはもっとほのぼのしているべきだと思います!
【数の子スレに帰れ】
で、虎はエリキャロのどっち?
624:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 17:50:25 ObgEEIt8
>>599
ガイバーというと猛烈に連載が遅いあれか
クオリティが落ちない分、どっかの誰かよりかはマシだろうけど
主人公の意思で植装が進化しまくってたな
巨神植装でスマッシャーぶっ放したら月砕きそうだな
625:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 17:58:48 crzEl3Eh
>>623
ナンバーズが全員揃ってからまだほとんど時間が経っていない。
つまり姉妹同士の絆というか仲間意識のようなものがまだ出来て無い状態の
自分の作品のナンバーズはかーなーりやばい事になりそうです…。
そろそろ次スレですかね?
626:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:02:47 3IodqGlT
>>625
まだ300ちょいですよ?
627:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:05:22 ph/6d3j5
三話Bパート投下行きます。模擬戦だけでこんなに長くなるとは……結局試験まで行きませんでした。
よろしければ、支援お願いします。
628:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:06:00 THD3TxBG
人間は魔導師なんぞには負けんさ支援
629:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:06:25 ph/6d3j5
■
現在時刻/九時ジャスト。陸戦用空間シミュレータ/擬似再現された森林の中で対峙する。
「……さて、始めるか」
長剣を右手に提げた女剣士/シグナム二等空尉――意気揚々と。
「シグナム副隊長、私たちは書類の処理が……」
観客/橙色の髪を左右で括った少女/ティアナ・ランスター二等陸士――気乗りしない顔で。
「ヴィータに連絡しておいた。私の独断だということも込みでな」
はあ、という溜息と共に、
「記録用サーチャーの設置、終わりましたー!」
観客/帽子の下で桃色の髪を揺らす少女/傍らに白い――竜?/キャロ・ル・ルシエ三等陸士――やけに楽しげに。
「よし、五、六……十八箇所か。中々上手い配置だ」
ありがとうございます、という声をバックに、
「……どうして僕だけアップを?」
観客/赤毛の隙間から鋼色の瞳を覗かせる少年/エリオ・モンディアル三等陸士――柔軟/素振り/淡々と準備運動をこなしながら。
「次に私と闘うのはおまえだからだ――上司をバトルマニア呼ばわりしたツケだと思え」
はい、というしかし引きつった悲鳴が響き、
「……何で、模擬戦をすることにしたんですか?」
観客/青がかかった短髪の少女/スバル・ナカジマ二等陸士――こちらに視線を流しつつ。
「あの引き分けには納得できん。おまえも闘いたいのは分かるが私が先約だと言った筈だぞ?」
ああもう違うのに、という言葉を尻目に、
「……勝敗は?」
自分/戦闘服の袖を捲り上げる/前後に軽くステップを踏む/身体のギアを戦闘状態に引き上げる。
新造された左腕に違和感はない。朝の運動/ランニングで馴らしておいた。
シグナムの返答――不敵な笑みと共に。
「お互い、それが分からぬ程に未熟ではあるまい?」
疾走の速度に追いつけずたなびく薄紫の髪/残像のように。
不意討ち――だが甘い。
コントロール不全という側面を持つオリジナルとは違い、完全な制御下に置かれたアドバンストARMS。
それはARMS/珪素生命本来の反応速度を容易に引き出すことを可能とする。
炭素生命の神経細胞/通常、その伝達速度は速くとも秒速七十メートル――珪素生命のそれと比べればあまりに遅い。
相手が亜音速戦闘サイボーグであろうとその初動を捉えられるほどの反応速度/それを遺憾なく発揮/斬撃の軌道を見切る。
胴を薙ぐ居合い/飛び退く/両腕に力を込めARMSを起動。破砕音/樹木を捻じ切る音と共に黒い甲殻を精製。
おお、と左右から挙がる驚きの声/何故か心地良さを感じる――力を振るう快楽が後押しされる。
630:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:07:26 ph/6d3j5
■
……あの居合いを完璧に避けるか!?
この男ならそれぐらいはやる、と考えていた自分に気付き、驚愕と共に笑いが込み上げる。
相手の武器は、分かっているだけで三つ。
まず単純な格闘戦。技量は高く、あの腕が生み出す間合いと威力は大剣のそれに匹敵する。
次に腕の伸長。それは見切った。次に仕掛けてくれば返しの刃で断ち落とせる。
そして三つ目――あの砲撃。
荷電粒子砲『ブリューナクの槍』と、この男は呼んでいた。昨日、部屋で話している時に聞いた呼称。
それ以外は砂漠で見たきりで、性能は未知数だが、
……使わせる暇は与えん!
着地の隙さえ狙わない。姿勢制御さえ難しい空中にいる相手を狙えばそれでいい。
中段で薙ぎ払った慣性を殺さず一回転、跳躍し袈裟懸けに刃を叩き込む。
――防がれた。
黒い右手が、その甲でレヴァンティンの峰を叩いて受け流す。その反動によって着地された。
次はあちらの手番。よってこちらは腰の高さで剣を引き込む対応の構え。足は踵を据え、重い攻防に備える。
右から左へと首を刈る左の手刀、死神の鎌じみた一閃に剣先を合わせ押し留める。散る火花を潜って右の貫手が放たれた。
身を捻って胴狙いの一撃をかわす。同時に刀身を傾け左腕を上方向へ受け流し跳び退いた。
飛行魔法の補助によって、二十メートル余りの距離を跳躍する。
この間合いでは剣や槍は届かない。弾幕や拡散射撃による面制圧が重視される交戦距離。
つまり、それは、
「レヴァンティン――!」
『Schlangeform!』
鍔元から空薬莢が弾き出される。薄紫の光が刀身にパーティングラインを描き出し分割。
レヴァンティンの中距離戦闘形態『シュランゲフォルム』、鞭状連結刃はその名の通り、蛇に等しい三次元機動を以って獲物に喰いつき絞め殺す。
正面、頭上、脊髄狙い、三時方向六十度。多方向から空を裂きうねる一秒足らずの四重攻撃。
超高速機動に対しては脆弱という性質を持つシュランゲバイゼンだが、この相手はテスタロッサ程に速くはない。
……避けられるものか――!
■
「……シャーリー、データはちゃんと取れてる?」
陸戦用空間シミュレータの『管制塔』、外側に張り出した足場の上、二つの人影があった。
潮風に流れる長髪はそれぞれ黒と茶。前者は茶を基調とした事務担当の制服を着、丸眼鏡を掛けている。
その周囲には立体映像のディスプレイや仮想キーボードが多数展開しており、五指は蜘蛛のように忙しなくそれを叩く。
もう片方は青と白を基調とした教官服の腕を組み、視線の先には森林の中で挙がる土煙がある。
「服に仕込んだセンサが六種十四個……問題なく稼動していますよー?」
「そう、ならいいけど……何か面白いデータは取れた?」
「微弱な電磁パルスが検出されてます。あと、まあ、見ただけでも分かりますけど……魔導師でもない人間に出来る動きじゃないですね」
新たに展開したディスプレイに、サーチャーからの映像が四分割で表示される。
それぞれ別アングルの動画の中で、男が連結刃の多角攻撃を踊るような体捌きで連続回避。
631:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 18:07:47 crzEl3Eh
>>626そうですか。
今回は消費のペースが前スレとか前々スレに比べて遅い気が…。
いや、単に今までが早すぎただけか。
632:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:07:53 THD3TxBG
闘争本能支援
633:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:08:31 ph/6d3j5
「魔法無しであれに対処するの……確かにスバルじゃ勝てないねえ」
「シグナムさんもいい感じに本気ですねー、シュランゲフォルムの限界域データが取れてます。蓄積甘かったんで嬉しいなあ」
「……で、シャーリーはどう思う?」
「そうですね、そこそこって所
……元軍人だって言ってましたよね?
なら構想中ので良さそうなのがあるんですけど、もう五割り増しで開発予算回してもらえませんか?」
それが、この模擬戦の目的だった。
データを収集し、最適なデバイスを作成する指標とする。
……シグナムが模擬戦を挑んでいたのは本当に偶然だったのだが、それを利用しない手はない。
「三割――? 一割までならわたしのポケットマネーから出せるから、残りは何とか工面しなさい」
「はぁい」
会話しつつも、キーボードを操作する指捌きは淀みない。
表示されたインジケーターは六つ。その揺れ幅を映像と同期させて記録しておく。
「査定試験はまだですけど、戦力的には全く問題なさそうですね。
……そういえば、どんな理屈で六課の保有を認めさせる気なんですか?」
「単体戦闘能力を持つ、有人格ロストロギア……って扱いで話を通すことにしたよ。
危険な遺失物を管理下に置く……六課の設立理由を盾にして、ね。
あと、対AMFに極めて有用な能力を保持している、ってことも付け加えて」
「ですか……でも、ロストロギアの実戦運用なんて……」
「その辺りはもう開き直ってるね。少なくとも、八神部隊長は。
使えるものは使うよ。汚い手なんか、六課を作るだけでもどれだけ使ったか」
例えば、はやてが六課を作らず特別捜査官として活動していたなら、
例えば、フェイトが六課に入らず執務官として活動をしていたなら、
例えば、なのはが六課に入らず教導官として教導を続けていたなら、
それだけで、どれだけのモノを護れたか分からない。
オーバーSランクの能力は、そんな仮定をさせてしまうほど強力だ。
その能力を束縛してまで六課に集中させている理由は、自分達三人のエゴに他ならない。
「……まあ、とりあえずの課題は……」
益体もない思考を断ち切り、分隊長としての思考を取り戻す。
「あ、決着付きそうですよ?」
見れば、二人はおよそ五十メートルの距離をおいて対峙していた。
周囲の樹木は、シグナムの攻撃の余波でそのほとんどが伐採され、白い断面を晒している。
足下に陣を展開し魔力を吹き上げるシグナムは、引き戻した連結刃を鞘に収め身を屈めた居合いの構え。
もう片方は、腰を落とし重心を沈め、両腕を前に突き出している。砲撃の姿勢――
ばちり、と独特の破裂音。
――あれはまずい。十年の経験がそう告げている。
「センサの感度絞って!」
「は、はい!」
そして、
光の槍が放たれた。
634:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:09:34 ph/6d3j5
■
新人達四人は、その戦闘を食い入るように見つめていた。
気乗りしていなかったティアナまでもが、だ。
男が連結刃の多角攻撃に的確な対処を行う姿を見、驚愕の声を漏らす。
「凄い……」
「そうですねティアナさん。あんなの、僕達じゃまともに反応できるかどうか……うう、やだなあ……」
「まあ、エリオ相手にアレを使うほど大人気ない人じゃないだろうし……」
「……そういえばスバル。あんた、さっき何か言おうとしてたわね? 一体何言おうとしてたの?」
「陰口みたいで嫌なんだけど……アレックスさん、手加減とか怪我しないように配慮とか、そういうのはしてるのかなあ?」
「そりゃそうでしょ。多分だけど、シグナム副隊長も非殺傷設定なんだから……って、え?」
「……非殺傷じゃ、ない、ですよ……?」
見れば、男の服は所々に裂け目ができている。刃が掠めた痕跡だ。
それどころか、首筋と頬には浅い切り傷さえ――見る間に消えていく。
「……お互いに、避けそこなったらそこで死ぬ、ってこと……!? 止めないと!」
「いや、それは大丈夫だよティア。
朝、ティアも聞いてたでしょ? 腕を落とされても闘える、まともな傷じゃ死なない、って。
……でも、シグナム副隊長は」
「それも、大丈夫ですよ」
「エリオ君、何で?」
「キャロ、アレックスさんが、シグナム副隊長の攻撃を無視しないのは何でだと思う?
あれだけの再生能力があれば、被弾しながら砲撃するか、斬られながら腕で攻撃すればそれだけで勝てるのに」
「それは……」
「そうか……『勝負』だからだね。そんな手を使ったら、それだけで負けなんだ」
口を詰まらせたキャロに代わって、スバルがその答えを語る。
「はい。二人とも、あくまで勝負に拘っていると思います。だから、相手に大きな傷を負わせたら『負け』になるんじゃないでしょうか?」
「……分かったわ。でもね」
ティアナは嘆息し、
「朝は否定してたけど、同類だと思うわよ? スバルもエリオも、そんなことを理解できるなんて――」
自分には、それこそ理解出来ない。
そんな嘆きと嫉妬を、喉の奥で噛み殺した。
635:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:09:44 crtbQhHx
支援
(イオン)くさいよね~
636:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:10:35 ph/6d3j5
■
周囲を舞う刃の群れ――さながら万華鏡。
それも乱反射ではなく、獲物の進路を塞ぐ毒蛇の様相。
毛糸球じみた鞭の絡まりを読み解く/攻撃の軌道を予測する/最適な回避方法を模索する――ステップワークとシフトウェイト。
手を取り合うように身を踊らせる/弾く/避ける/潜り抜ける。
剣士が、剣へと戻った刃を鞘へと収めた。
再び炸裂音――弾け飛ぶ空薬莢/二つ。薄紫の靄/余剰魔力の放射/今や激流。
気配が変わった/拡散し乱流と化していた殺気が直線へと変化――砲撃、あるいはそろに類する攻撃が来る。
舐められたものだ。この距離での砲撃こそが、自分の切り札だと言ったのに――正面から打ち砕いてくれる。
両腕を前へと揃え、腰を落とす。荷電粒子の精製/誘導/加速レールたる電磁場を放射――
『ブリューナクの槍』を解き放つ。
■
――まさか、と戦場にあるまじき思考が走る。
全方位からの多重攻撃を延々と捌き続ける男の姿が、その原因だ。
足捌きを駆使して最適な位置へと移動し続け、重心移動を次の回避への布石とする。そんな方法で対処されるとは思いもしなかった。
無論、完全にかわされているわけではない。だが、掠めるだけの斬撃はあの両腕に弾かれる。無理に直撃を狙えば刃列の粗点を的確に突かれ当たらない。
シュランゲバイゼンでは埒が明かない――正面からの力勝負に持ち込むか?
彼は言っていた。中短距離からの砲撃による殲滅こそが、自分本来の戦闘だと。
ならば、この誘いには乗る筈だ。相対距離は五十メートル、連結刃を引き戻した。
鞘――完全な魔力密閉によるパッシヴコンプレッサ――に収縮した刀身を収め、カートリッジをロードする。
飛竜一閃――ミドルレンジにおいて扱える最大攻撃。
だがそれとて、男の砲撃には及ぶまい。正面から激突すれば、槍の穂先に等しい集束によってこちらの攻撃そのものが貫かれる。
だからこそ、そこに自分の勝機がある。
「飛竜……」
噴き上がる魔力の隙間から、男の構えが垣間見えた。
こちらを真っ向から見据え、黒い両腕が紫電を散らす。
……さあ、
「……一閃――!」
決着だ――!
637:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:10:49 THD3TxBG
でもあれだと結局六課作った意味なかったんじゃ?支援
638:ARMSクロス『シルバー』 ◆sP9nVRi1sI
07/08/20 18:11:59 ph/6d3j5
■
薄紫の激流が、男へと向けて迸る。圧縮された魔力を連結刃に乗せて打ち出す擬似砲撃魔法――飛竜一閃。
迎え撃つは荷電粒子砲『ブリューナクの槍』。数万度に達する荷電粒子の奔流が、オゾン臭を撒き散らしつつ直進する。
激突、閃光――余波として放散される魔力と荷電粒子が渦を巻く。
そして、その輝きが止んだ時――
■
双方ともが倒れず、しかと大地を踏み締めていた。
「……まさか、な」
「ああ……こんなことがあるものか?」
陽炎を揺らめかせる漆黒の腕は、シグナムの脇を潜ってその背後へ。
収斂し剣へと戻った炎の魔剣は、上段に振り上げられ脳天を狙う。
それも、互いの吐息が聴こえるほどの近距離で、だ。
「砲撃を目眩ましと牽制に使い、接近しての一撃……」
「お互い、全く同じことを考えていたのか……」
決着が、ついた。
「「……引き分け、だな」」
それも、極めて穏便に。
■
投下終了です。支援感謝。
……資料探して分かったんですけど、カートリッジを装填できる拳銃ってフェイファーツェザリカぐらいしかないんですよね……
639:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:17:42 THD3TxBG
GJ!
シルバー兄さんカッコイイ!
最終形態見たらみんなビビりまくりっすね!
そして専用デバイス来るんですかーー!ハァハァ。
そしてロストロギア扱いされる兄さんwww
640:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:24:11 crtbQhHx
作者アシにまで「うっかりさん」と呼ばれた人とは思えませんGJ。
完全体は他のARMSに比べても一段と不気味だもんなー帽子屋。
641:リリカル龍騎@携帯
07/08/20 18:24:28 rmpN+fN3
・・・「例の愚妹」というわけで更新はしばしお待ちを・・・
そして職人の皆さま方GJです
次スレ?まだまだ必要無いでしょう
今まだ340kbいってませんし・・・
642:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 18:24:41 3IodqGlT
>>638
GJ!
>>631
今回は投下以外が多かったのか、レス数に対し容量の増加が若干少ない気がしますね…気のせい?
643:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:03:48 crzEl3Eh
>>638
GJ!
新スレ出来てから投下しようと思ってたけどまだ容量余ってるなら
自分も投下します。
※ティーダ登場。(ただし今のところはチョイ役。)
644:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:05:40 GwdeXLso
ところでここってなのは住人出せば今までの流れ無視してもおkなん?
それとも決まったプロットがある?
645:リリカルスクリーム二十五話 ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:09:48 crzEl3Eh
「相変わらずすげえ迫力だな。」
「俺達もボチボチ作業に取り掛かろうぜ。ドリルホーン!」
「おおさあ!まかしとけぇ!」
対空自走砲に変形するブレストフォース…キルバイソン、ミサイルバギーに変形するジャルガー、
ドリルタンクに変形するドリルホーンの三機も壁をぶち破ると中へと侵入していく。
上空からはブレストフォースの残りのメンバー、レオザック、ガイホーク、ヘルバットの三機が…
地下からはインセクトロンが床を食い破って侵入、恐竜戦隊とブラックコンボイも
それに続く。あっという間に研究施設周辺は火の海と化し、陸士部隊と航空隊に出撃命令が下された。
「どこにも居ないなんてそんなこと…。」
その頃クイントは突然いなくなってしまったスバルとギンガを血眼になって探していた。
その折に下された出撃命令に一瞬躊躇する彼女だったが
「スバルとギンガは俺が必ず見つける!お前は任務を優先しろ!」
クイントの夫にしてスバル達の義理の父親であり、警備隊隊員でもある
ゲンヤ・ナカジマに電話越しに叱咤されて研究施設へと向かっていくのだった。
「酷い…。」
研究所の状況は目を覆うばかりだった。燃え上がる研究所をバックに巨大なトランスフォーマー…デバスターが
敷地内で既に駆けつけていた武装局員と戦っている。
「うっとおしい虫ケラどもめ!貴様らなどこのデバスター様の敵ではないわ!」
いや、戦っているという表現は正しくないかもしれない。
武装局員側が完全に圧倒されているのだ。見かねて援護しようとしたクイントの姿を
見るなり武装局員のリーダーらしき若い男性が言った。
「捜査官。こいつは我々だけで食い止められます!」
クイントはその男性に見覚えがあった。確か航空隊のエースで
名前は「ティーダ・ランスター」だったはずだ。しかし彼の本領は精密射撃だったはず…こんな接近戦ではどう考えても不利だ。
「でも…!」
「クイント捜査官…お子さんが行方不明になっているとのことでしたね…?実はあなたのお子さんがこの研究所の近くで
怪しい男二人にこの研究所の方へと連れられていくのを見た者が居るのです。調べてみると
その二人は指名手配されている暗殺者でした…。私はそのことをあなたに連絡しようとしたのですが
その矢先に出撃命令が出てしまいまして…。」
「えっ…?」
「ここは我々だけで大丈夫です!行って下さい!」
「…ありがとうございます!」
ティーダは頬を伝ってきた血をぬぐいながら告げると再びデバスターへと向かって行く。
クイントは後ろ髪を引かれる思いだったが彼のはからいを無駄にする訳にも行かない。
入り口を塞いでいる瓦礫をナックルで粉砕し彼女は中へと突入していった。
646:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:13:35 v+N883s9
>>644
すまない。言葉を省かずにお願いしたい。
俺が拙い語力で読解してみた限りだと、以下の意味だと思うんだが。
ちなみに、以下のとおりであっているのならば、”リリカルなのは”とのクロスオーバー作品であること意外は、特に制限は無いはず。
当然、板違いだな。と思ったのならば、自重するということも必要ではある。
訳:
このスレッドに投下する作品は、”リリカルなのは”の登場人物(モブ含む)を出す事意外に制限は無いのか?
それとも、一定のテンプレートに沿った流れの作品以外は投下してはいけないのだろうか?
647:リリカルスクリーム二十五話 ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:13:51 crzEl3Eh
「開いたぜブラックコンボイ!」
インセクトロンの一員、バッタに変形するキックバックはブラックコンボイに頼まれて他のデストロンが暴れているエリアから
少し離れたスカリエッティの研究室を覆った特殊装甲の壁をやすやすと食い破ると得意げに言った。
「ご苦労。それで次の仕事だが…。」
「ああ、なんだい?」
「お前の次の仕事は…お昼寝だ!」
ブラックコンボイは持っていたビームガンを麻痺レベルにセットするといきなりキックバックに向けて発砲した。
痙攣しながらもがき、やがて麻痺して動かなくなるキックバックを尻目にブラックコンボイは彼の開けた穴からずかずかと奥へ入っていく。
しかし五歩も歩くと再び壁が現れた。先ほど特殊装甲を破ったのだからこの壁は大した強度ではあるまい。
そう考えた彼は両肩に装着されたビーム砲でその壁を一気に薙ぎ払った。
「な…なんだ!一体何が起きている!?」
「冗談じゃねえ。さっさと逃げ…な…何だ?ぐお…!」
パニックに陥って叫ぶスカリエッティを放り出して逃げ出そうとする暗殺者。
だが、突然彼のすぐ横で壁が弾けた。ブラックコンボイの発射したビーム砲によるものだ。
その爆光は壁を破壊するだけでは飽き足らずすぐ近くに居たその暗殺者までも呑み込み、彼の肉体を完全に消滅させた。
さらにもう一人の暗殺者とスカリエッティを衝撃波で部屋の反対側へ吹き飛ばした。また、捕まっている彼女達にとっては嬉しいことにスバルとギンガを
拘束していた機械が停止してしまったのだ。気付かれないようにスバルに肩を貸すと部屋から逃げ出すギンガ。
「お、おい…嘘だろ兄貴…おい!」
ほとんど消し炭状態と化した相棒の亡骸の前で慟哭するもう一人の暗殺者。
「…ん?あ…あのガキどもめ!逃がすか!こうなりゃ意地でも…お前等だけは生かしちゃおかねぇ!」
ふとギンガ達が逃げ出した事に気が付いた彼はギンガの後を追って壁に叩き付けられたせいで痛む体に鞭打って部屋を出て行った。
「うう…?」
呻くスカリエッティの目の前に現れたブラックコンボイ。
「な…何だ貴様は!止めろ!私の作品に触るな!」
「…ひ弱な人間め。」
よろよろと這い出して叫ぶスカリエッティに見向きもしないままブラックコンボイは一言呟くと
彼の足元の床をビームガンで撃ち抜いた。
「う…わああああ!」
床の底が抜けて丁度下を通っていた巨大な排水溝に落ち込んで流されていくスカリエッティ。
断末魔のような叫びが辺りに木霊し、やがて聞こえなくなる。
648:リリカルスクリーム二十五話 ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:20:26 crzEl3Eh
「…これが戦闘機人か…。手向かい出来ない的を攻撃する趣味など私にはないが…
これ以上スーパースタースクリームに力を付けられては困るのだ。
私が咲かせる美しい悪の華の一つとなって無に還るがいい。」
ブラックコンボイは何も知らずにポッドの中で眠っているナンバーズを一掃するべく
ビームガンを連射モードにセットし、ゆっくりと構える。
「ガガガガガッ!」速射モードのビームガンが火を吹く音が辺りに響き渡った。
「チィッ…。」
舌打ちするブラックコンボイ。今の銃声は彼の銃から発された物では無かった。
「へへへへへ。ようやく破れたぜ。」
扉を銃で壊して現れたのはブレストフォースのレオザックとジャルガーだ。
「こいつが戦闘機人とかいう奴か?ケッ。どこからどうみても人間じゃねーか。
スーパースタースクリームもなんでこんなもんを欲しがるのかわからんなあ。」
ジャルガーがポッドの中に並んだナンバーズを眺めると言った。
「ともかくこいつらも持って帰るぞ。あいつはそれを御所望なんだ。ところでブラックコンボイ。
お前なんで銃なんか構えているんだ?…ここにあるデータやサンプルは
ぶっ壊さないで持ち帰る事になってるだろ。」
「こ…これはどうも銃が詰まったらしくて調子が悪いから少し調べていただけだ!」
「…まあ、そう言うのなせそういう事にしておいてやるか。ハッハッハッ…。」
「安全装置を外したまま銃を点検したりするのかねぇ…へッへッ…。」
レオザックは明らかに嘘臭い弁解をするブラックコンボイをジャルガーと顔を見合わせて嘲笑すると
ナンバーズのポッドを取り外しにかかった。
「貴様ら…命拾いしたな。だがこのままで済むと思うなよ…。」
ブラックコンボイは自分達が殺されかけた事など知る由もなくポッドの中で眠り続ける
ナンバーズの面々を睨みながら心の中でそう呟くと渋々とレオザック達の作業を手伝い始めた。
649:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:24:10 crzEl3Eh
ここまでで。
暗殺者については二十四話で「暗殺工作の結果いかんにかかわらずこいつらには
消えてもらう」とスカリエッティが言っているとおりsts正史でもここで
死んでしまうはずの人物だったという設定なんで少し惜しい気もしますが退場してもらう事になります。
650:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:25:53 CR0jELXp
今のシルバーのマッドハッター完全体ならゆりかごも落とせそう。
651:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:30:50 3IodqGlT
>>リリカルスクリーム氏
GJ!
スカさん…南無(生きてる?)w
ブラックコンボイって初代コンボイの黒いバージョンでしたっけ? というか別人…?
652:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 19:33:30 hNee1ckV
>>649
GJ!
ところで、スカさんは一体どうなっちゃうんでしょうか?
再登場するんですか?
653:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 19:41:25 crzEl3Eh
>>651
ブラックコンボイは今から七年前にビーストメタルスの
後番組として放送された「トランスフォーマーカーロボット」という番組に
登場したキャラでして見かけは初代コンボイのリデザイン玩具の「バトルコンボイ」という
デザインの流用なんですがカーロボット自体が
初代シリーズとはパラレルという設定(この作品では同一の時間軸ですが)
なんで初代コンボイとは関係無いですね。
性格は策士だけど少しキレ易い。
口癖は「悪の華、華麗に咲かせて見せましょう!」
ちなみにキャラボイスは楠大典さんでギャラクシーコンボイと同じ声です。
654:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:42:52 NE/JF15p
>649
乙。
スカは……生き延びてトランスフォーマーを開発かな?
>651
いや、カー何とかいうシリーズでデストロン精鋭部隊デストロンガーが、
炎の司令官ファイアーコンボイ(&偶然隣に駐車していたタンクローリー)をスキャンして生み出した悪のコンボイ。
655:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:49:37 NE/JF15p
>653
そうそう、カーロボットでしたね。
敵副官がオカマ口調の鮫で、最後一人だけ地球に残り……
……ちゃんと覚えてるから安心しろ、○○スク○ー○!
656:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 19:51:29 3IodqGlT
>>653
成程、納得。
つい「ブラックボディ化計画(だったかな?)」のと混同してしまいまして。
657:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:01:45 IV0Zb0X6
シルバーにデバイスなんか必要なのか?
658:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:06:28 Ns97OPTq
>ちなみに、以下のとおりであっているのならば、”リリカルなのは”とのクロスオーバー作品であること意外は、特に制限は無いはず。
どうもこの辺の境目がよくわからないんだ
作品のキャラだけ持って来て世界が・・・とかいうのもオリネタの部類に入るのか?
659:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:11:56 R3jDDC5f
他作品のキャラクターが地球や管理局、管理内世界に来るのは別にいいんじゃない、
立派なクロス作品だと思う。
逆になのはさんがサリーちゃんのパパに喧嘩売りに行ってもクロスだと思うし。
キャラクターがクロス元から完璧に離れてたら問題だと思うけど。
例えば………うーん……ロードス島戦記の人がドラグスレイブするとか?
660:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:23:47 uTD0nUnz
シルバー氏GJ!
やっぱり戦ってるときの兄さんは生き生きしてますな
反面容赦という言葉を知らないのでやりすぎて周りに引かれないか心配だ
>>657
むしろデバイスでも持たせないと
戦場が常に焼け野原になりかねないような気がw
661:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 20:27:18 crzEl3Eh
>655
あー…。
カーロボットの副官は同じサメ型でもゲルシャークって奴でして
オカマ口調なのはヘルスクリームでビーストウォーズⅡに登場したキャラです。
662:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:27:59 gYwWYIC9
>>658
>作品のキャラだけ持って来て世界が・・・とかいうのもオリネタの部類に入るのか?
URLリンク(www38.atwiki.jp)
ひょっとしてこういうのかな?
これはどちらかというとパロディに入りそうだが
663:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:40:36 Yad/G4/H
>>660
つかブリューナクの槍ってフィールド系も使えないと輻射熱とイオンでアボンだよなwww
664:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:42:06 zFuXP1hw
シルバー兄さんのバリアジャケットに冷却機能なんか付けたら
ビーム打ちまくりで、なのはさんと並べると思うんだ、
665:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:43:08 zFuXP1hw
シルバー兄さんのバリアジャケットに冷却機能なんか付けたら
ビーム打ちまくりで、なのはさんと並べると思うんだ、
666:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:47:05 8uinLzbn
でも、シルバー兄さんのバリアジャケットは腕はもちろんだけど、一応全身が破けることを念頭に入れとかなきゃダメだとおもうんだ
667:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:50:08 Yad/G4/H
>>666
バリアジャケットは伸びるから大丈夫だよ。
668:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 20:57:44 R3jDDC5f
完全体にぴったりと張り付くバリアジャケット……お腹にある顔……
想像すべき代物ではないな。
669:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:00:29 v+N883s9
>>668
みっちりタイツ!
みっちりタイツじゃないか!
670:リリカルスクライド//G.U. ◆etxgK549B2
07/08/20 21:08:27 VnrUCWtL
>>リリカルBsts氏
相変わらずのギャグセンス!
カニとエイとパタパタ犬とアリサたちの会話が良い!
タイガーファルコンが死なずに分離できてよかった!
GJでぇすたぁ
>>ARMSクロス『シルバー』氏
すごく臨場感のある戦闘シーンでした。
自分の書く戦闘シーンが、まだまだって感じます。
シグナムとシルバーの武人同士の闘いがとても良かったです。
シルバーにはリンカーコアあるのかな?
デバイスは、魔力無しだと機動しなかったような。
あ、魔力炉を搭載すれば良いかも。
>>リリカルスクリーム氏
腹黒いブラックコンボイですなぁ~
オレンジ博士の命運は!?(本名覚えられないので中の人で代用)
戦闘機人たちナンバーズは、スタースクリームにどんな感じに改良されるのやら
671:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:12:50 Yad/G4/H
>>670
リンカーコアあるかだって?ARMSにできぬことはない!
なければ自己進化で作ればいいのだ!
672:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:18:35 NE/JF15p
>661
……あれ?
あ、うん、ビースト2のがスター改めヘルスクリームで、
カーロボットのがゲルシャークさん。
わ、わかっとんねんで!(某大阪風に
673:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:19:13 /osCnx8k
>>ARMSクロス『シルバー』
ゆりかごが砕けた中から現れる巨大ジャバウォックとか想像してしまった
勝ち目がないとかそんなレベルじゃねー
ところでキースシリーズ出生の秘密とかエグリゴリ生誕の理由とか告げたor話す気はあるんだろうか
ちょっぴり気になる
674:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:24:31 GwdeXLso
>>646
的確な助言感謝です!
じゃあ自分も何か書いて落とします
なのはも登場するってだけで他キャラに喰われそうな気もするが
675:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 21:28:15 OmaeTVhR
>>575
そんな!あんな美味し…もとい!可愛い女の子達を怪人になんてできませんよ!
無理です!僕には無理です!
しかしストライカーズ新話見ましたけど…
ああ…パワーバランス調整のために昭和ライダー達の変身機能を壊す必要は無かったかも…
リンディさんがミッドの危機に昭和ライダー達をミッドに呼ぶでも良かった気が…
そしたらティアナの絶体絶命のピンチに口笛が響き、「天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!」とか。
ノーヴェ「何処から入った!?」
ストロンガー「そんな事…俺が知るか!」
…というネタもできたかもしれないのに。
まぁ今更しょうがないですね。
僕はこのまま続けようと思います。
それと、これは龍騎先輩に…
登場人物紹介1でおやっさんは「五年後に息を引き取った」とありますが、「二年後に息を引き取った」に訂正を…
676:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:28:43 AedNe1LP
>>673
理由が無ければ自分からは話さないんじゃない?
管理局にも偽装身分しか話してないみたいだし
677:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:38:50 /osCnx8k
>>676
カリオンタワーのことは話してるし、
それに有人格ロストロギアとまで言われるような存在の製造法とか製造理念とか
聞かないのはそれらを管理する組織の幹部としては非常にありえないと思いますし
少なくともシルバーの示した戦闘力は『話したくない』『じゃあ聞かない』ですませていいレベルじゃないですし
六課全員はともかく、最低はやてだけは聞いていないのでは組織としてどうかと
678:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 21:44:45 crzEl3Eh
流れぶった切ってすまないんですがオットーって女ですよね?
胸ぺったんこだし一人称僕だし一人だけズボンだし女に見えない…。
あれ緑色の光が…うわちょっとまってぎゃあ以下略
679: ◆v8WgPpvslE
07/08/20 21:49:07 nYybo3aE
注:オットーは女です
680:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:50:59 v+N883s9
>>678
あんな可愛い子が女のはずは無い。
いや、冗談。多分、ナンバーズは全員女だと思うけれど。
スカリエッティの趣味で。
681:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:52:13 Yad/G4/H
>>677
それがあり得るんだな。
管理局ではやてとヴォルケンが闇の書の主と騎士だったことを知っているのはかなり少ないんだぜ?
レジアス中将も10年後にやっと知ったぐらいだからな。
「優秀な人材なら過去や出自に文句は無い。大切なのは現在の意志と能力」なのが管理局という組織なのです。
682:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 21:57:40 TaytmDjX
>>681
管理局はあらゆる点において過去を振り返らないからな。
闇の書事件の時だって、高々10年前に起こった事件の資料とかその辺が全然でてこないし。
683:リリカルスクリーム ◆0qJqyuBpiQ
07/08/20 22:01:41 crzEl3Eh
>>679
>>680
まあ恐らくそうでしょうね。
しかし双子って事になってるディードがあんなにデカいのに差別もいいとこですよ全く。
ハッ!ひょっとしてわざと女っぽくない容姿と性格にして双子同士で禁断の恋だとか
そういう展開を望んでいるのかっ!?おのれスカリエッティめえ!
うわまた緑色の光が今度は四方八方からた…助け以下略。
684:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:01:46 wEsXM6Gn
シルバー兄さんのデバイスは鎧みたいな感じかね?
なんとなくだが。
685:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:28:01 ik8MDa+S
ARMS形態を隠すためのガントレットだと予想してみる。
686:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:31:11 NE/JF15p
まあ、種のニコルは女という説もあったし。
アスランが女だったらというスレもあったし。
ナンバーズの誰が両性具有でも驚きませんよ?
【卓ゲ者ホイホイの構え】
687:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:40:17 ik8MDa+S
実はアタッチメント方式なんです、ええ。
688:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:49:39 Yad/G4/H
>>682
しかも嘱託魔道師試験に合格すりゃ、異世界や本局での行動制限が少なくなるだけでなく、
裁判中なら裁判も有利に進行するかんな。
689:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 22:53:02 OmaeTVhR
よし!Cパートができたぞおぉぉぉぉお!
確実に規制くらいそうなほど長いですけど…
投下おkですか?
690:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:55:42 Nymq4Gni
遅れまくりですけどネクサスの人GJです
ファウストっつーことはまた誰かが殺され操り人形に・・・・まさかなのは達の身近な人とか?
691:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 22:57:17 NE/JF15p
>689
今だ頑張れ負けるな支援!
どうぞお書き下さい。
692:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 22:59:17 OmaeTVhR
五話「星と雷」Cパート
【リニアレール七号車内】
ティア「おかしい…おかしいわ…」
スバル達が激戦を繰り広げていた頃、ティアナは先行して七号車に辿り着き、保管されたレリックの確保に向かっていた。
だが、一つだけ不審な点があった。七号車にガジェットが一体も居ないのだ。
七号車に到着するまでかなりのガジェットに出くわした筈だ。
とうに七号車はガジェットに占領され、後は列車の停止を待つばかりの状態だと思っていた。
だが、自分がここに到着するまでかなりの時間があったにも関わらず、ガジェットが一体も居ないのはかなり不自然だった。
ティア「どういうこと?ここに来るまであんなに居たのに…」
?「それはなぁ小娘…俺が既にここにいるからだよ…」
ティア「誰!?」
?「ウウゥゥゥウ!!…ここだよ!」
ティアナの前にトカゲのような姿をした怪物が現れた。
毒トカゲ男「俺の名は毒トカゲ男、俺の姿を見たものは生かして返さん!」
ティア「この化物!」
ティアナは魔力弾を連射するが、毒トカゲ男には全く効果がない。
ティア「そんな…」
毒トカゲ男「その程度か…なら用は無い。死ぬが良い!」
死神カメレオンは伸縮自在の舌を巧みに操り、ティアナを攻撃する。
ティア「く!」
毒トカゲ男「避けたつもりか!?」
ティア「え?…きゃっ!?」
ティアナは一撃目を回避するものの、背後から襲い掛かった二撃目の攻撃を左腕に受けてしまう。
ティア「うわ!」
毒トカゲ男「ハッハッハ、本郷と違い、貴様は相手にならんな。すぐ殺してやるから安心しろ!」
ティア「くっ!」
693:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:03:50 OmaeTVhR
【二号車内部】
そして、エリオとキャロがガジェットと戦っていた二号車の内部では…
カミキリキッド「キリイィィィイ!!」
エリオ「お前は!?」
カミキリキッド「俺はカミキリキッドだ!俺はお前達が先ほど倒したガジェットと違って強いぞ!喰らえ!」
カミキリキッドはキャロに向け、角から破壊光線を発射する。
キャロ「は!?」
エリオ「危ない!」
エリオはキャロを庇い、無事破壊光線を回避するが、破壊光線は列車の屋根を破壊し、大きな穴を開けた。
エリオ「な…なんて威力なんだ…」
カミキリキッド「これも喰らうが良い!」
さらにカミキリキッドは火炎放射を吐き、二人を攻撃した。
キャロ「フリード!ブラストフレア!!」
フリード「キュクル~!」
対するキャロもフリードに火炎を吐かせ、カミキリキッドの火炎放射を相殺する。
カミキリキッド「中々やるな、だが、子供である貴様らが俺に勝てるかな?」
エリオ「ちっ…!」
キャロ「うぅ…」
694:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 23:05:17 lxqOlUcV
リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
>>(パワーバランス調整のために昭和ライダー達の変身機能を壊す必要は無かったかも…)
いや、あなたのストーリーはまだ始まったばかりです、諦めてはいけません。
プロローグでは「変身機能がおかしくなった」と言っていますが、全く変身出来なくなった
ワケではないと考えても良いでしょう。
まだ本郷達をライダーとして復活させる方法はある筈です。
それに怪人はともかく、大幹部を相手にしなければならないとなると、六課だけではキツいでしょう。
とは言うものの六課VS大幹部の伏線も見てみたいですけどね…。
昭和ライダーよ…再びこの地に舞い降りてくれええええ!
695:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 23:06:43 hNee1ckV
ティアナさんピンチ!支援!
696:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:09:01 OmaeTVhR
【四号車内 スバルVSハリネズラス】
そしてここでも…
スバル「クッ!」
ハリネズラス「アヤヤヤヤヤヤイヤイヤ!!中々やるな小娘!このハリネズラス様の攻撃をここまで避けるとは…」
スバル「あんた!一体なんなのよ!?いきなり人の前に現れて!」
ハリネズラス「貴様がそれを知る必要はない!死ねぇ!」
スバル「うわ!?」
スバルはハリネズラスが投げつけた毒針を間一髪回避することに成功した。
スバル「あっぶな…いきなり投げるなんて卑怯だぞ!」
ハリネズラス「我々の辞書に卑怯という文字は無いのだ!」
スバル「威張るなあぁぁぁあ!!」
ハリネズラス「なっ!?」
スバルは一気に加速し、ハリネズラスに迫る。
ハリネズラス「おのれえぇぇぇえ!!」
ハリネズラスも大量の毒針をスバルに向けて発射するが、全て簡単に回避されてしまった。
ハリネズラス「何!?」
スバル「攻撃がワンパターンなんだよ!あんたの攻撃なんて、なのはさんの攻撃に比べれば…ぜんっぜん読みやすいんだから!」
スバルはハリネズラスの腹部にリボルバーナックルを突きつけ、零距離を取るとリボルバーナックルにカートリッジをロードさせる。
ハリネズラス「ま…待て!」
スバル「ディバイィィィン!バスタアァァァァァァア!!」
ハリネズラス「ぎゃあぁぁぁぁぁぁあ!!」
スバルの拳から放たれた青い光はそのままハリネズラスの体を貫通し、直撃を受けたハリネズラスは跡形も無く消滅した…
スバル「よし!楽勝♪」
スバルはガッツポーズを取り、満面の笑みを浮かべた。
697:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 23:09:45 lxqOlUcV
ショッカーの二大怪人が機動六課に襲い掛かる!
戦いの行方はいかに!?
698:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 23:10:56 lxqOlUcV
ハリネズラスあっさりと…弱っ!
いや、スバルが強すぎるのかな?
699:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:12:13 OmaeTVhR
【ティアナVS毒トカゲ男】
一方、七号車で毒トカゲ男と戦っていたティアナは…
ティア「クロスファイヤアァァァァ!シュウゥゥゥゥト!!」
毒トカゲ男に向け、多数の魔力弾を放った。
だが…
毒トカゲ男「ウオオオオオオオー!その程度か!?」
ティア「ちっ!やっぱり効かない!」
毒トカゲ男「失望させおって…もういい、死ね!」
毒トカゲ男は口から猛毒の赤い液体をティアナに向けて放った。
ティア「!?」
クロス「Protection.」
絶体絶命のティアナではあったが、クロスミラージュか張ったバリアにより、難を逃れた。
ティア「ふう…ありがとうクロスミラージュ…」
クロス「Don't mention it.(どういたしまして)」
毒トカゲ男「仕留め損ねたか…まぁいい、どこまでもつか試してやる!」
毒トカゲ男は再び長い舌でティアナを攻撃する。
ティア「!」
ティアナはそれを回避すると、クロスミラージュから煙幕弾を発射した。
発射された煙幕弾からは大量の白い煙が吹き上げ、辺り一面を白く染める。
毒トカゲ男「小癪な!それで隠れたつもりか!?」
毒トカゲ男は辺りを見回し、ティアナの姿を探す。
そして煙の中をうごめく影を発見するのだった。
毒トカゲ男「見つけたぞ!喰らえ!!」
毒トカゲ男の舌は影を貫いた。
そしてそれと同時に煙が晴れ、毒トカゲ男の舌に体を貫かれたティアナの醜い姿が現れる。
毒トカゲ男「ハーハッハッハ!!…!?」
だが、そのティアナは数秒後、光の粒となって消滅してしまったのだった。
毒トカゲ男「何!?奴は何処だ!?」
ティア「ここよ!!」
毒トカゲ男「!?」
ティアナは毒トカゲ男の腹部にシングルモードのクロスミラージュを突きつけていた。
毒トカゲ男「貴様、いつの間に!?」
ティア「あんな幻に騙されるなんて、あんたも大したことないわね!」
毒トカゲ男「おのれえぇぇえ!!」
ティア「そして、この距離での攻撃、あんたの頑丈なボディでも耐えられるかしら?」
毒トカゲ男「何!?」
ティア「ヴァリアブル!シュウゥゥゥウト!!」
700:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:15:47 OmaeTVhR
ティアナは零距離でのヴァリアブルシュートを毒トカゲ男に叩き込んだ。
そして弾丸は毒トカゲ男の腹部を貫通し、大きなダメージを与える。
毒トカゲ男「馬鹿な!?ウオオオオオオオー!!」
毒トカゲ男は断末魔の雄叫びを上げ、爆散した。
ティア「はぁ…はぁ…」
クロス「Is it safe?(大丈夫ですか?)」
ティア「はぁ…はぁ…何とかね…はぁ…はぁ…それにしても…あの怪物は一体何者なの?」
スバル「ティア!」
ティア「?」
息を切らせているティアナの元にスバルが駆けつけた。
スバル「レリックは!?」
ティア「無事よ、トカゲの怪物に襲われたけど、何とか守り抜いたわ。」
スバル「怪物って…ティアの所にも出たの!?」
ティア「あたしの所って…まさか、あんたの所にも!?」
スバル「あたしは、ハリネズミの怪物に襲われたよ!」
ティア「って事はまさか…エリオとキャロの所にも!?」
スバル「行こう!」
ティア「うん!」
スバルとティアナは大急ぎで二号車へと向かった…
【エリオ&キャロVSカミキリキッド】
そして話はまた二号車へ…
カミキリキッド「キィリィイィィイ!!」
エリオ「くっ…この!」
エリオはカミキリキッドが放つ破壊光線を避け、接近戦を仕掛けるが、カミキリキッドの左手のハサミに刃を受け止められてしまう。
エリオ「なっ!?」
カミキリキッド「サポートを受けてその程度か?」
エリオ「まだまだ!!」
エリオは刃を押し進めようとするが、カミキリキッドの強力な腕力に力負けしていた。
カミキリキッド「その程度の力では、俺に刃を入れることなどできんな!!」
カミキリキッドは体からAMFを放出し、魔力を打ち消した。
カミキリキッド「驚いたか?俺はAMFを搭載しているのだ!ハリネズラス達とは違う!」
エリオ「クソォ…」
キャロ「あ…あの…」
カミキリキッドの破壊した屋根から外に移動し、サポートをしていたキャロは身を乗り出し、エリオに声をかける。
701:名無しさん@お腹いっぱい。
07/08/20 23:16:20 NE/JF15p
ハリネズ、弱っ!?
後は、ジャガーマンやサイギャング、それにザンジオーかな?
702:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:17:51 OmaeTVhR
エリオ「大丈夫!任せて!!」
カミキリキッド「余所見とは…随分余裕だな!!」
エリオ「!?」
カミキリキッドはストラーダを腕で押し返し、左手のハサミを使ってエリオに裏拳を見舞った。
エリオ「うわぁ!!」
エリオは壁に激突し、意識を失った。
キャロ「は!?」
その時、キャロの頭にもう一つの悲しい記憶が蘇ってきたのだった…
【キャロの回想】
研究員「確かにすさまじい能力を持ってはいるんですが、制御がろくにできないんですよ。
竜召喚だって、この子を守ろうとする竜が勝手に暴れまわるだけで、とてもじゃないけど、まともな部隊でなんて働けませんよ。
せいぜい単独で殲滅戦に放り込むぐらいしか」
フェイト「ああ、もう結構です。ありがとうございました」
研究員「それじゃあ」
フェイト「いえ。この子は予定通り私が引き取ります」
………
キャロ「私はこれからどこへいけばいいんでしょう?」
フェイト「それは君がどこに行きたくて何をしたいかによるよ。キャロはどこに行って何をしたい?」
………
キャロ「考えたことも無かった…私の前にはいつも、私が居ちゃいけない場所があって、私がしちゃいけないことがあるだけだったから…」
【回想終了】
キャロ「…」
カミキリキッド「キリキリキリキリ…」
キャロ「は!?」
カミキリキッド「手間取らせおって…」
カミキリキッドは片手にエリオを抱え、破壊された屋根から飛び出し、キャロの前に現れた。
カミキリキッド「見るが良い!貴様の相方の最期をな!」
カミキリキッドはエリオをそのまま列車が走っていた断崖絶壁へと放り投げた。
キャロ「あ!!」
カミキリキッド「次は貴様の番…」
キャロ「エリオ君…エリオくうぅぅぅぅん!!」
キャロはエリオの後を追うように、列車から飛び降りた。
カミキリキッド「何!?」
703:通常の名無しさんの3倍
07/08/20 23:20:56 hNee1ckV
支援!
704:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/08/20 23:21:02 OmaeTVhR
【機動六課隊舎】
アルト「ライトニング4、飛び降り!あの二人、こんな高高度でのリカバリーなんて…」
はやて「いや、あれでええ!」
司令室にはやてが現れた。
グリフィス「部隊長!」
アルト「どういうことなんですか?」
シャーリー「…あ、そっか!」
………
なのは「発生源から離れればAMFも弱くなる。使えるよ!フルパフォーマンスの魔法が!」
キャロ「守りたい…優しい人を…私に笑いかけてくれる人達を…自分の力で…守りたい!」
キャロはエリオの手をしっかりと握った。
ケリュケイオン「Drive ignition.」
そしてケリュケイオンから柔らかな光が放たれ、二人を包み込んだ。
キャロ「フリード…不自由な思いさせちゃっててごめん…私、ちゃんと制御するから…」
フリード「キュクル~!」
キャロ「行くよ!竜魂召喚!!」
キャロの足元に巨大な魔法陣が現れ、眩い光を放つ。
キャロ「蒼穹を走る白き閃光、我が翼となり天を翔けよ
来よ 我が竜フリードリヒ!」
エリオ「ん…あ!?」
エリオはキャロの腕の中で目を覚まし、今自分が置かれている状況に驚いた。(無理も無いが…)
キャロ「竜魂召喚!!」
光に包まれたフリードリヒは体が巨大化し、白く美しい竜へと姿を変えた。
スバル「!?、ティア!あれって…」
ティア「あれがチビ竜の本当の姿…」
スバル「かっこいい…!」
エリオ「…」
キャロ「…あ!」
キャロは自分がエリオをずっと抱いていた事にようやく気付き、離れた。
キャロ「…ごめんなさい。」
エリオ「あ…いや…こっちこそ…」