リリカルなのはのクロスSSスレその7at ANICHARA
リリカルなのはのクロスSSスレその7 - 暇つぶし2ch454:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:41:58 g2JA2gIB
>>450
違う時代なんじゃないの?
ゼロライナーもあくまで元の時間の流れは同じなんだから今は違う世界でも過去に戻れば同じでしょ

455:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:00:59 jNnqqI9h
>>454
デンライナーならやってくれる!

456:触発された男
07/07/19 22:29:04 x2GYruN0
>>441

・機動六課食堂

ゴロー「うん。ここの食堂は正解だ。主食、副菜、お汁。どれをとっても上手い。どんどんご飯が進む。
     うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ」

 ナンバーズ襲撃

・秘密のアジト
スカ「なんだおまえは?」

ゴロー「人の食べてる前で、あんなに襲撃しなくたっていいでしょう?
     今日はものすごくお腹が減っているはずなのに、見てください。これしか喉を通らなかった!!
     ものを食べる時はね誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われなきゃダメなんだ!」

上位存在「???理解できな、があああ!!!痛ッイイ!お…折れるう~~」

ルー「……やめて。それ以上いけない……」

ゴロー「ふう……なんだってこんな思いをしなけりゃいけないんだろう」


などという妄想が数秒で出来上がってしまった。
(ネタ元 孤独なグルメ)

457:456
07/07/19 22:30:40 x2GYruN0
あ、一部間違えたorz

ちなみに某スレこの大元のネタ文を載せたのはこのオレさ。
だから著作(略

458:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:38:02 4WPZRnfM
     ::|     从
     ::|     从从 
     ::|    从从从
     ::|.  /   |.| ヽ.
     ::|. /     |.|  ヽ
     ::|-〈  __   ||  `l_
     ::||ヾ||〈  ̄`i ||r‐'''''i| |   
     ::|.|:::|| `--イ |ゝ-イ:|/
     ::|.ヾ/.::.    |  ./     
     ::|  ';:::::┌===┐./<ここは私が最強ということで治めてくれたまえ。     
     ::| _〉ヾ ヾ二ソ./
     ::| 。 ゝ::::::::`---´:ト。
     ::|:ヽ 。ヽ:::::::::::::::::ノ 。 `|:⌒`。
     ::|:::ヽ 。ヾ::::::/  。  ノ:::i   `。
     ::|:::::::| 。 |:::|  。 /:::::::|ヾ:::::::::)
     ::|::::::::| . 。 (●) 。 |:::::::::::|、  ::::〈

459:白き異界の魔王
07/07/19 23:09:04 PGAyna3k
短めですが投下します

460:白き異界の魔王
07/07/19 23:10:11 PGAyna3k
秋葉原のマンション:柊京子
マンションに激震が走った。
住人達は何事とかと飛び起き電灯をつけていく。
外に居れば一斉にマンション中の窓が光っていくのが見えただろう。
だが、住人達はその発信源が柊さん家であることを知ると、
「ああ、また柊蓮司か」
と興味をなくし思い思いにある者は活動したり、ある者は寝たりするのだった。
その中で1人だけ収まりのつかない人物がいた。
柊蓮司の姉、京子である。
至福のあんにゅいな一時を邪魔された柊京子は足音を弟の部屋まで鳴り響かせながら突き進み、ノブを回すと同時に遠心力をたっぷりつけた回し蹴りをドアに浴びせかけた。
「れぇええんじぃいいいっ、なにしてんのよっ」
怒鳴り声と共に弟の部屋に飛び込んだ柊京子は想像を超える物を発見した。
割れた窓、引き裂かれたカーテン、剥がれまくっている壁紙、焦げているフローリング、へしゃげているタンスに木っ端微塵の机。
これらは想定の範囲内である。
だが、そこに見た物はいくら何でも想像していなかった。
はっきり言ってばつが悪い。
だがまあ、一言行っておくべきだろう。
「あのね・・・若いんだから激しいのはわかるけどさぁ・・・もうちょっと、近所のことを考えた方がいいと思うよ。お姉ちゃんは」
弟がなにかを文句を言っているようだがとりあえず気にしないことにした。
「まあ・・・その・・・なんだ。後はごゆっくりね。あたし、これから出かけてくるから」
さらに弟がなにやら言っているが無視。
弟の部屋を出た柊京子は自分の部屋に戻り、サイフと小物入れを持って外に出た。
このまま家にいるのは野暮という物だろう。
かといって、こんな時間に友達の部屋に行くとか電話をかけるとさすがに怒られそうだ。
と言うわけで柊京子は行きつけのインターネット喫茶に足を向けた。
「そうそう、あたしの出番ここだけなんでサヨナラ~」

秋葉原のマンション:柊蓮司
姉がなにか不穏なことを言って出ていったが柊蓮司はそれどころではなかった。
寝付いたところに轟音、激震。
さらには何者かがいきなりボディプレスを仕掛けてきたのだ。
苦しいことこの上ない。
ようやく、顔を押しつぶしていた物を横にどけるとそれが金髪で黒い服を着た女性だとわかった。
ここで一般人なら着ている服に疑問を感じるのだが秋葉原ではこれが普通である(大嘘)。
とにかく行動の自由を取り戻した柊蓮司は自分の部屋を見回すとため息をつくしかなくなってしまった。
こういう事態に慣れている身としてはここであわててもしょうがないのは経験則でわかる。
とりあえず、ちゃぶ台を組み立てて台所からお茶を持ってくる。
あとは、この女性だ。
起こす事にした。
こういう非常識な訪問の仕方をするのはウィザードしか居ない。
ウィザードなら落下の衝撃で重傷という事は絶対にないなら、起こしてもかまわないだろう。


461:白き異界の魔王
07/07/19 23:12:15 PGAyna3k
秋葉原のマンション:フェイト・T・ハラオウン
ほどけていた意識が頬を軽く叩かれる衝撃でまとまっていった。
「おい、おい」
知らない声がする。
目を開けた。
まず、目に入ったのは知らない少年。
自分よりは年下だろう。
スバルかティアナくらいの年に見える。
次に目に入ったのはめちゃくちゃになっている部屋。
割れた窓、引き裂かれたカーテン、剥がれまくっている壁紙、焦げているフローリング、へしゃげているタンスに木っ端微塵の机。
そして、自分が座っているベッドだった物は真っ二つになっている。
ベール・ゼファーの攻撃魔法を受けた後の事は覚えていないが、この部屋の惨状から判断すると、ここにつっこんだのだという事は簡単に想像できた。
「あ・・・あの・・・」
目の前の少年にまずは謝罪をしなければならない。
「まあ、そこに座れ」
少年はフェイトの言葉を遮り、ちゃぶ台の端を指さす。
緑茶が注がれた湯飲みがフェイトの前に出される。
少年も自分の湯飲みに緑茶をついで、ぐいと一飲みした。
フェイトは砂糖が欲しかったが、とても少年に砂糖を頼める雰囲気ではない。
「あのな」
少年がちゃぶ台に湯飲みを置く。
「おれも、人が丸くなったと思うよ。リムジンでさらわれたり、檻に閉じこめられてヘリにつるされながらさらわれたり、下駄箱に引っ張り込まれたりして、よろしくお願いしますね、なんて頼まれたらそりゃー、人も丸くなるだろうよ」
「は、はぁ・・・」
なんの事かわからないが、かなり壮絶だという事はわかった。
「だから、あんたがどんな事を言っても手伝ってやってもいい。が・・・これはないだろこれは」
少年の声のトーンが上がる。
フェイトは怒られたアルフみたいに体をびくつかせた。
「どうせアンゼロットに言われたんだろ?俺のとこに行くんなら、こうやれって。だからって、それを真に受けることはないだろ?」
「あ、アンゼロット?」
「ああ、そうだよ。アンゼロットだよ。で、今度はなにをすれば良いんだ?隕石を壊しに行くのか?魔王を倒しに行くのか?異世界にでも行ってやるぞ」
轟音
「うごぁあああああああああああ」
エキサイトしている少年が叫び声を上げて目の前から消える。
今まで少年のいた場所にはキャロとエリオを乗せたフリードが居る。
「ど、どうしよう」
キャロはふっとんだ少年をみて、うろたえてる。
「大丈夫ですか?」
「いたた・・・」
かなり勢いよくぶつかったにもかかわらず少年はけっこう平気そうだった。
フェイトが少年に手を貸そうとすると音が聞こえてきた。
耳障りな羽音。
「フェイトさん、あれ!」
エリオが窓の外を見た。
そこには数えられないほどの虫がいた。
バッタ・・・いや、イナゴだ。
その向こうにはイナゴに覆い尽くされようとしている赤い月があった。

462:白き異界の魔王
07/07/19 23:13:21 PGAyna3k
今回はここまでです。
戦闘シーンがけっこう多めの話になってきました。

463:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:19:22 g8G4AtrM
怒りも諦めも通り越して悟りの域に入ってる柊吹いた。
もうこいつ解脱できるんじゃね?www

464:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:21:17 xcnIGFPT
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏

ナンバーズの事で色々考えたんですが、昭和ライダー達の視点はどんな風ですかねぇ…?
彼女達は人の身体に機械を融合させた戦闘機人…。
要約すると、彼女達は本郷達と同じ改造人間なワケですし。

465:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:25:52 qmfFtBnH
それ言ったら怪人達もそうじゃなかったっけ。
でも今思い出すと、RX時代の怪人どもはやたらと楽しそうに暴れていたなぁ……

466:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:27:16 YuqVSeXX
>>462
GJ!!
しかし、下がる男はまた下がるのか

467:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:40:18 Suw9oW7v
リリカルなのはZスパーキングメテオ発売

Wii・PS2にて二機種同時発売決定
50人以上のキャラクターが登場し、発売日は20XX年Y月Z日
主題歌は水樹奈々さんが歌うオリジナル新曲『Super Survivor』

新キャラ確定:高町なのは(前期)・高町なのは(As)・シグナム(前期)・アリサ・すずか・高町恭也・高町四郎


追加確定ステージ:砂漠・海・鳴海市

改良点
・グラフィックの進化
・トランスフォームリリカルの改良
・ステージの昼夜選択が可能に(同上)

新要素
・「デバイスコンボ」 コンボ中に必殺技を発動できるようになった
・「リリカルバーストダッシュ」 オーラをまとい相手の背後に高速移動
・「リリカルカウンター」 攻撃をくらう直前相手の背後に回り反撃
・「ソニックスウェイ」 相手の攻撃を紙一重でかわす防御テクニック

メインモードである「リリカルヒストリー」では、数々の原作バトルを臨場感満載で追体験できる。
原作にある数々の「印象的なアクションシーン」を、メインモード専用のデモとしてバトルに盛りこんだり、
バトルの状況次第でキャラ同士の会話がバトル中に流れたりする。


468:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/19 23:45:43 50p0BwLH
>リリカルライダーさん
氷川君も津上君もRXもいつも通り?
>食通の皆さん
つ [シャマルさんの手料理]
>管理人さん
強く……生きて下さい。
>白い魔王さん
柊もいつも通りですね。

469:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:00:43 lun5GbPC
リリカルなのはZスパーキングメテオ発売

Wii・PS2にて二機種同時発売決定
50人以上のキャラクターが登場し、発売日は20XX年Y月Z日
主題歌は水樹奈々さんが歌うオリジナル新曲『Super Survivor』

新キャラ:高町なのは(前期)・高町なのは(As)・シグナム(前期)・ヴィヴィオ・プレシアテスタロッサ
      アリサ・バニングス(前期)・アリサ・バニングス(後期)・月村すずか(前期)
      月村すずか(後期)・高町士郎・高町恭也・・・今後も他にもキャラが参戦予定


追加確定ステージ:砂漠・海・海鳴市

改良点
・グラフィックの進化
・トランスフォームリリカルの改良
・ステージの昼夜選択が可能に(同上)
・ステージ崩壊エフェクトあり(地表がえぐれるシーンもある)

新要素
・「デバイスコンボ」 コンボ中に必殺技を発動できるようになった
・「リリカルバーストダッシュ」 オーラをまとい相手の背後に高速移動
・「リリカルカウンター」 攻撃をくらう直前相手の背後に回り反撃
・「ソニックスウェイ」 相手の攻撃を紙一重でかわす防御テクニック

メインモードである「リリカルヒストリー」では、数々の原作バトルを臨場感満載で追体験できる。
原作にある数々の「印象的なアクションシーン」を、メインモード専用のデモとしてバトルに盛りこんだり、
バトルの状況次第でキャラ同士の会話がバトル中に流れたりする。

470:217
07/07/20 01:16:33 zTrJIdQp
また少し形になったんで投下します

471:217
07/07/20 01:18:12 zTrJIdQp
「ふぃーっ。なんだかんだ歩いてるうちに、こんなとこまで来ちゃったんだ」
潮風が茶色の髪を撫でる。なのはは臨海の公園へ来ていた。
時刻は午後5時を少し過ぎたところ。空には薄っすらとオレンジが混ざりつつある。
「海かぁ・・・・そういえば、海には色々と思い出があるかも」

魔法を知って間もない頃、ユーノと色々なことについて話し合った。
ジュエルシードを巡ってフェイトと戦い、そこへクロノが止めに割って入り、
時空管理局の存在を知ることになった。
P・T事件後、裁判のためミッドチルダに渡るフェイトに初めて名前を呼んでもらった。
数ヶ月前の出来事。闇の書の『闇』と戦い、仲間たちと協同戦線の末に消滅させた。

わずか2年足らずの間なのに、この場所にこんなに関わりがあるとは思わなかった。
静かに揺れる波を眺めながらそんなことを考えていると、
「あれ、電話だ・・・・えっと、管理局から?」
ポケットからピンク色の携帯電話を取り出し、着信相手を確認する。
いつもならば、ほとんどの連絡事項はメールで伝えられるため、
わざわざ直接の音声電話をかけてくるということは、余程の緊急事態時のようだ。

『あ、なのはちゃん!? こんな時間にごめんね。ちょっと急ぎの用を頼みたいの!』
「え、どうしたんですか?エイミィさん。そんなに慌てて」
『それがね、別次元の砂漠地帯で急に時空の歪みが発見されちゃって。
あいにく別の用件でクロノくんとフェイトちゃん、局員もほとんど出払ってて・・・・』
そこまで聞いて、なのはは理解した。つまり、自分が行く必要がある、と。
「分かりました。今のところは特に用事もありませんから、大丈夫ですよ」
『あ~りがとうっなのはちゃん!!待ってて、すぐに転送の用意するから!』
「了解。・・・・はぁ、もうそろそろ夜ご飯だったんだけどなぁ」
少し残念そうにお腹をさするなのは。
それから数十秒後、臨海の公園にいたはずの少女は、光とともに姿を消した。

472:217
07/07/20 01:19:38 zTrJIdQp
「・・・・ぅ、暑っちぃ・・・・」
四方八方から、刺すような熱を感じる。
わずかに手を動かすと、『ジャリッ』とした乾いた感触が神経に障る。
今まで感じたことのない暑さと手の感覚に、否応なく意識を引き戻された。
ゆっくりとイッキは身を起こし、周りを見渡す。そこは、
「な・・・・何だよ、ここ?」

どこまでも同じ光景が広がっていた。
テレビや学校の教科書などでしか見たことのなかった、ベージュ一色の大地。
人はおろか、動植物一つの気配すらも感じられない。周囲360度の砂漠だった。
その360度の中に―
「メ、タビー?・・・・メタビー!!」
明銅色の相棒が、うつ伏せになって倒れていた。
「メタビー起きろ!俺たち大変なことになっちまっ・・・・」
急いでメタビーを仰向けにしたイッキは、そこで言葉を失った。

メタビーの目には、光が灯っていなかった。
まるで『人形』のように。

「おい、起きろよ・・・・下手な冗談やっても面白くねぇぞ・・・・」
軽く揺さぶりながら声をかけるが、横たわる相棒から返事はない。
「くそっ!起きろってば!!おい、メタビー!!」
今度は乱暴に揺さぶってみる。しかし、やはり返事が返ってくることはなかった。
「おいっ!!!―くそ、どうしちまったんだよ・・・・」
やがて動きを止め、力なく腰を落とすイッキ。

「・・・・とにかく、ここから動かないと」
しばらくしてから気を取り直し、移動するべく立ち上がる。が、
「痛っ」
全身から鈍痛を感じ、再び地に腰を落としてしまった。
なんで?どうしてこんなに体中が痛いんだ? あ。そうだ・・・
「感電して、爆発に巻き込まれたんだっけ・・・?」
今になって初めて気付いたことに自分でも驚いてしまう。
そういえば、錯乱状態になったメタビーが反応弾を撃ったのを見たような気が。
そいつが運悪く電撃で引火して、派手な地上花火を打ち上げたのだろう。
これじゃ泣きっ面にハチだ、などと心の中で嘆くイッキ。


473:217
07/07/20 01:21:05 zTrJIdQp
ゴゴゴゴゴゴ・・・・
「・・・・っ?」
鈍く響く音がする。嫌な予感がしたイッキは、ぐるりと周囲を見回した。
しかし、ベージュ色の景色には何ら変化はない。と、突然―

 ギ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ! !
砂を舞い上げ、巨大な生物が奇声をあげて地面から飛び出してきた。
『ミミズを1000倍くらい凶悪にした』といった感じ(?)のワーム状の怪物。
そのスーパーミミズ(仮)は、
「うわっ!!」
牙を剥き出しにしながら真っすぐ獲物へ向かって飛びかかった。
とっさにメタビーを抱きかかえ、ダイビングで間一髪回避するイッキ。
が、慣れないことをしたのがマズかった。
したたかに体を地面に打ちつけ、起き上がるまでに大きなスキができてしまう。
そこへ『待ってました』とばかりに触手を伸ばすスーパーミミズ(仮)。
「うあぁぁぁ!」
無意識にメタビーをかばうようにうずくまり、イッキは固く目を閉じた。

『Protection』
妙に機械的な音声が聞こえた。あれ、天使の声って意外と素っ気無いんだな・・・・
死を覚悟していたイッキはそんなことを考えた。と、
 グ ゥ ゥ ゥ ゥ ア ゥ ?
スーパーミミズ(仮)の困惑したような鳴き声が聞こえる。見上げてみると、
「な、何だ・・・・これ」
自分の周りを半透明のドームが覆っている。ほのかに桜色のバリア状のものだ。
「ふぅ~、間に合ったぁ」
場違いな女の子の声が響く。

夢だと思った。いや、夢だと思いたかった。
イッキは、その光景を現実のものと受け入れることができなかった。
白い服を着た、自分と同い年くらいの女の子が、空に浮かんでいる。
「は?」
おめでとう少年よ。君はまだ正常な意識を保っているようだ。いやそうではなく、
「そこのキミ!危ないから、その中でじっとしててね!」
まだ幼いながらも緊張感を伴った声で、女の子が言った。
「え・・・・あ、うん」
めくるめく『意味不明』の連続でワケが分からないイッキは生返事をするしかない。


474:217
07/07/20 01:23:53 zTrJIdQp
「とにかく、アレを倒すか撃退しないと。レイジングハート!」
『All right. Accel shooter』
レイジングハートの先端付近に、5,6個の魔力弾が形成される。
「あのウネウネはちょっと厄介だからね、まずはそれを・・・・
 アクセルシューター、シ ュ ー ト ! ! 」
合図と同時に、魔力弾はスーパーミミズ(仮)へ向けて一斉に突撃。
そのまま加速し、体側面から生えている触手を片っ端から薙ぎ払っていく。
 ギ ア ア ァ ァ ア ! !
自分の手足(?)を断絶され、さすがの怪物も悲鳴をあげた。
怒り心頭で、なのはにボディアタックを敢行する。が、
『Accel Fin』
「おっとぉ、危ない危ない!」
両足で思いきり空を蹴り、難なく攻撃をかわすなのは。
『Buster mode』
音叉状の砲撃重視型にレイジングハートを変化させ、カートリッジ2発をロード。
魔方陣を展開し、怪物へ照準を合わせようとした、その時―

ギ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ! !
突如として、もう一匹の巨大ミミズが砂の中から姿を現した。
「ふええぇ!まだいたの~!?」
ミミズ第2号の出現になのはは驚くが、
よくよく考えてみれば、『1匹しかいない』などと誰も言っていないわけで。
その2号は近くにいたイッキに気付き、結界へ触手攻撃を始める。
「うわっ、何だよコイツ!」
「マズいっ・・・・!」
数発のアクセルシューターで2匹目を牽制し、結界から引き離す。が、
その間に1匹目が再びなのはへ攻撃を仕掛ける。

上空に逃げれば2匹同時に攻撃できるが、
その間に怪物の攻撃対象は要救助者に移り、結界を破られる可能性が高い。
かと言って、それを破られないように近づいて戦えば、
2匹同時に相手をするのが難しくなる。
二つの苦しい選択肢のうち、なのはは後者を選んだ。
無論、2体の攻撃をかわしながら要救助者を守るため、苦戦するのは言うまでもない。
「うぅっ、一体どうすれば・・・・」
打開策を見出せず、なのはは歯噛みする。


475:217
07/07/20 01:26:54 zTrJIdQp
「・・・・どうすればいいんだよ」
目の前で謎の少女が2匹の怪物相手に苦戦している。自分を守るためにだ。
さっきからわけが分からないが、良い状況でないことだけははっきりしている。
そんなときに自分は何ができる? 何もできない、見ているだけ。
「くっそぉ、何かできないのかよ!?」
何もできない苛立ちが募るイッキの視線の端に、相棒が映る。
(せめてコイツが動けば、何かできるかもしれないのに・・・・!)
最後の望みをかけて、イッキはもう一度メタビーを揺さぶる。
体のオーケストラが鈍痛曲を演奏し始めるが、そんなの気にしていられない。
「おい、メタビー!よく分かんねぇけど今大変なことになってんだぞ!
起きろ!!」
しかし、やはりメタビーから反応はなかった。
その間にも、なのははミミズ1号2号に苦戦を強いられている。
イッキの心に激しい無力感と苛立ちが煮え返った。
「くそっ、こんな大事にときに・・・・なんでお前は寝てんだよ・・・・」
無力感と、物言わぬ相棒への憤りは沸々と温度を上げる。そして、

「くっそぉおおー!!
動 け よ っ ! こ の ポ ン コ ツ メ ダ ロ ッ ト ぉ ! !」
臨界温度に達した―


「―何 だ と ぉ ー ー ! !
やいイッキ!お前またオレをポンコツ呼ばわりしやがったな!?」
突如、ブラックアウトしていたモニターに緑色の双眸が灯り、
メタビーは起き抜け一番、イッキに向かって声を張り上げた。
「メタビー!起きたんだな/ジャキッ!」
イッキの目の前に、鈍く光る黒い筒が突きつけられた。
「って危ねぇからリボルバー向けんな!話は後だ、後ろを見てみろよ!」
「うるせぇ話を反ら・・・・のわー!何じゃこりゃ~!!?」
絶叫するメタビー。
まぁでっかいミミズが2匹もいれば驚くのが普通なわけで。
「こいつらとあの白い服の子が戦ってる。あの子を援護するんだ!!」
イッキは空に浮かぶ少女に視線を向ける。
「誰だあれ?それに、何で飛んでんの?」
「俺にも分からん!」ドガシャッ
言い切った。盛大にコケるメタビー。
「何だよそれは!」
要するに横の相棒も状況を飲み込めていないらしい。


476:217
07/07/20 01:31:48 zTrJIdQp
声が聞こえた。
「え?あれは・・・・」
見ると、要救助者の少年が結界内から出てしまっている。
「ちょっとキミ!!出たら危な―」
「サブマシンガン!!」
「お り ゃ あ あ ぁ あ あ ! ! !」 ズガガガガガガガッ!
弾丸の嵐。予期せぬ攻撃に巨体のミミズがわずかに動きを止める。
「おい!えーと・・・・そこの人!
俺たちが援護する。そのスキにこいつらを何とかしてくれ!!」
「・・・・え?え?」
援護する、と突然言われても・・・・となのはは思ったが、
「ん~とぉ・・・分かった、でも!ムチャなことはしないでねっ」
先ほどの射撃を見る限り、多少の援護は期待できると判断したのだろう、
「レイジングハート、バスターで一気に片付けるよ」
『All right』
空を蹴って上昇し、魔方陣を展開する。
「キミ!デカいのやっちゃうから離れて!」
杖の先端に魔力を充填しながら、少年へ叫ぶ。
「で、デカいの??」
見る見るうちに膨れ上がる魔力の塊。なるほど、確かにデカそうだ。
「メタビー!あいつらに反応弾、全部ぶつけるんだ。それから緊急退避!!」
「簡単に言うなよ~!」
ありったけのミサイルをミミズの足元に発射し、急いで退避行動をとるメタビー。
イッキはというと、指示を出しながらすでに走り出していた。

「退避を確認。よぉし、全力全開っ・・・は危ないから出力60%でいくよ!!」
『Alright. Output control 60%』
反応弾の爆煙で視界を塞がれキョロキョロしているミミズ2匹は、
「ディバイィィン・・・バ ス タ ぁ ー ー ! ! !」『Extension』
情け無用の一撃―桜色の巨大な光に飲み込まれた。

「・・・・よく分かんないけどぶっ飛ばしすぎだろ・・・・」
「あれ、ホントに女の子か?人間技じゃないな・・・・」


477:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:37:49 FCgKLABD
支援

478:217
07/07/20 01:38:56 zTrJIdQp
以上で2話目の投下終了です
相変わらず設定がアレですね・・・
ミミズごときに手こずるなのはさんではないでしょうが、
それだとお終いなので苦戦させてみましたw

479:19
07/07/20 01:43:34 os3W0Gqe
皆様GJです

>>マスカレード氏
ブレードが暴走ですか
彼が無事に戻れるかどうか…

>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
スバル凄いな
アギトがえらい吹っ飛ばされましたが大丈夫でしょうか?

>>398
あの作品とのクロスですか
続きが気になりますね

>>白き異界の魔王氏
柊、色々悟ったようだががんばれ
そのうちいいことあるさ

>>217
メタビー機能停止してると思ったらあのセリフで復活ですか
こういうのはいいですね

ところで続き書いたから投下したいんですがいいですか?

480:マスカレード
07/07/20 01:47:41 cHJinZrl
リアルタイムGJ!
いいとこで終わりますね~
メタビーが起きた辺りでかなりテンション上がりましたw
サブマシンガンにリボルバーってことは初代メタビーですね~

481:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:48:54 cHJinZrl
>>479
ぉKですよ~

482:19
07/07/20 01:51:43 os3W0Gqe
では、投下します

俺の目の前にはパオズ山にいるような恐竜を巨大化させ凶悪化させたような生物が4匹いる
みな油断無く俺を睨み付けている
よし、始めるか
まず一番遠い位置にいる奴に高速で近づき一撃入れる
ちゃんと気絶したみたいだ
まず一匹目
近くにいた奴が俺を叩き落そうと腕を俺に振り落としてくる
それを左腕で防ぎ驚いている隙に顔面に近づき顎を蹴り上げる
これで二匹目
一番遠い位置にいた奴が俺に魔力弾を放ってきた
それを上空に弾き飛ばした後
そいつに向けてエネルギー波を放つ
それはそのままそいつに当たりそいつは近くの岩山に突っ込んでいく
三匹目
最後に残った奴が俺を弾き飛ばそうと尻尾を振るってきた
その尻尾を手で掴みジャイアントスイングの要領で振り回し
「うおうりゃああああああ!!!!」
近くの岩山に投げ飛ばす
よし、終わり

「終わりましたよ。シャマルさん。」
「え、もう!?ほ…ほんと凄いわね。悟飯君は。」
「いやあ、俺なんてまだまだですよ。」
今俺は蒐集活動を手伝っている
と言っても俺にできるのは誰かと組んでその人のサポートをして負担を減らすことだ
俺ができるのは戦闘だけで念話も蒐集も空間転移も次元転移もできないので必然的にこうなる
ついでに言えば結界も張れない
今一番負担の溜まっている人の所に行くか
敵の数の多い所に行くかして戦う
そんな感じだ
「みんな気絶してるんで蒐集始めてもらえますか。」
「わかったわ。」

483:217
07/07/20 01:52:15 zTrJIdQp
>>19氏
GJありがとうございます
親切な人いわく「投下した」なら良い・・・らしいので
どうぞ投下を!

484:19
07/07/20 01:53:15 os3W0Gqe
そう言ってシャマルさんは蒐集を始める
正直蒐集される生物には悪いとは思うが
命までは取らないので勘弁してほしい
「……よし、終わったわよ。」
「そうですか。他のみんなはどうです?」
「ちょっとまってね。…………うん、むこうも終わったみたいよ。」
「それじゃ、そろそろ戻りましょうか。寝不足ではやてに心配を掛ける訳にはいきませんしね。」
「そうね。」
そう言って集合場所に移動する

家に戻ってみればけっこうな時間が過ぎていた
「アタシはそろそろ寝るぜ。」
「はやてを起こさないようにするんだぞ。」
「わかってるよ。」
そう言ってヴィータははやての部屋に向かった
さてと、俺寝るか
「それじゃ、おやすみなさい。」
「ああ、おやすみ。」

もう、朝か
ちなみに俺は八神家の中で一番早く起きる
はやてが起きるまでは庭先で修行をし
はやてが起きて来たら朝食を作るのを手伝うといった日々を送ってる
しばらく修行をしているとはやてが起きてきたようだ
「おはよう、はやて。」
「あ、悟飯。おはようさん。」
はやてがじっと俺の顔を見てくる
俺の顔に何か付いてるのかな
「俺の顔に何か付いてる?」
「そうやないんやけど、いつもより少し疲れた顔してへん?」

485:19
07/07/20 01:54:18 os3W0Gqe
少し疲れ…というか寝不足かな
というかわかるものなんだ
「少し修行に熱が入りすぎたのかな?俺は大丈夫だよ。」
「そやったらええけど。修行もええけど自分の体は大切にせなあかんよ。」
「わかってるよ。」
蒐集活動のことははやてには秘密だから本当のことは言えない
嘘を吐いてるのは心苦しいけどはやてのためと思って我慢するしかない
…さて、気持ちを切り替えてっと
「それじゃ、朝ご飯作ろっか。」
「うん。」
こんな感じで一日は始まっていく

さて、いい具合に日も暮れてきた
今は上空で蒐集対象を探している
メンバーは俺、ヴィータ、ザフィーラさんだ
シャマルさんとシグナムさんははやてと一緒に図書館の方へ行ってる
ちなみに蒐集活動や修行をする時は胴着を着ている
私服を汚す訳にはいかないしね
後、いつも夜中抜け出して寝不足ではやてに心配を掛ける訳にはいかないので
晩御飯取る前に蒐集に出ることもある
でも、ここ最近は集まりが少し悪いので家を空けがちになっている
これは近いうちになんとかしないとな
「どうだ、ヴィータ?」
「ああ、それっぽいのはいるっぽいんだけどな。」
「なら、手分けして探そうか?」
「そうだな。」
「それじゃ、アタシはあっちの方に行くぜ。」
「一人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
笑顔でそう言い
そのままヴィータは飛んで行った

486:19
07/07/20 01:55:32 os3W0Gqe
「それじゃ俺達も行きましょうか、ザフィーラさん。」
「ああ、そうしよう。」
そう言って俺とザフィーラさんは別の方に向かった

しばらく探しているとザフィーラさんが何かを感じ取ったようだ
「どうしました?」
「ヴィータが結界を張ったようだ。」
「と言う事は見つけたようですね。」
「そうみたいだな。」
さて、どうする
ヴィータなら問題無いと思うが
何かありそうだな
前にみんなで会議を開いた時そろそろ時空管理局という組織が動いてくるかもしれないって
話もあったもんな
前に何度もその管理局の人間らしき者を倒してるからな
そろそろ動いてくる可能性もあるな
「じゃあ、ヴィータ方には俺が向かいますよ。
ザフィーラさんはこのことみんなに話しておいてください。」
「わかった。油断はするなよ。」
「ええ、大丈夫ですよ。」
そう言ってヴィータの方へ転移させてもらった

ヴィータの方に転移したが状況が少し変わってた
すでに一人を戦闘不能にしてるみたいだが
金髪の女の子と橙色の髪の女性に少し押されてるみたいだ
援護に向かった方がよさそうだな
そのまま戦闘領域に近づきながら
金髪の女の子と橙色の髪の女性に向けてエネルギー弾を放つ
それは避けられたがその隙にヴィータの前に移動した
「大丈夫か、ヴィータ?」
「悟飯!!」

487:19
07/07/20 01:57:09 os3W0Gqe
「無事みたいだな。」
「あったり前だろ!!アタシがこんな奴らにやられるか!!」
「それは悪かったな。お詫びにこいつ等の相手をするから
おまえは帽子を探してこい。大事な物なんだろ。」
「ああ……うん。…その…悟飯。」
「なに?」
「………助けてくれて……ありがとな。」
そう言って下の方に向かって行った
少し頬が緩んだ
さて、気を引き締めて相手の方に向き直る
二人とも油断無く構えている
金髪の女の子は俺とそんなに年離れていないみたいだな
はやてと同じくらいかな
というかいくらなんでも女性を本気で吹っ飛ばす訳にはいかないよなぁ
どうしようもない、救いようの無い悪党って訳でも無いみたいだし
気を抑えながらできるだけ怪我させないように戦うかな
とかいろいろ考えていると
「私は時空管理局の嘱託魔導師フェイト・テスタロッサ。こっちはアルフ。あなたは?」
と金髪の女の子、フェイトが言ってきた
「俺は悟飯。孫悟飯。」
「投降してください。そうすればこれ以上罪を重ねなくてすみます。」
「悪いけどそれはできない。」
そう言って構えをとる
一瞬フェイトが悲しそうな顔をして
「……わかりました。あなたを逮捕します。」
そう言って突っ込んで来た
鎌みたいな武器で俺を切ろうしてきたのでそれを回避する
それを数回繰り返した後俺はフェイトの武器を掴み
「え!?」
上空に投げ飛ばした
「この!!」
今度はアルフが突っ込んできた

488:19
07/07/20 01:58:51 os3W0Gqe
そのまま俺に向けて拳を放ってきた
俺はそれを避けて蹴りを放つが防御されてしまう
今度は顎めがけて蹴りを繰り出してきたので顎を引いて回避する
そのまま少し距離をとる
後ろの方から気配を感じて振り返ってみると
フェイトが俺に斬りかかろうとしていた
ギリギリで回避したがそのまま斬りかかってきた
避けられないと思い俺は真剣白刃取りをした
「嘘!?」
「んぎぎぎぎぎ!!」
刃の部分はエネルギー状のようだがへし折れるかなと思い
へし折ろうと思い力を籠めようとしたが
「はあああ!!」
「うわ!!」
後ろの方から蹴りを喰らった
そのまま地面の方に激突するところだったが
途中で体を反転させその勢いでエネルギー弾を放つ
そのまま急ブレーキを掛けて
二人に向かって突っ込んでいく
俺のエネルギー弾を避けたみたいだが
俺はその隙を付き
フェイトに近づき
「え?」
「うおうりゃああ!!」
「キャアアアアァァァ!!」
一本背負いの要領で地面の方に投げる
「フェイト!!」
「はあ!!」
「うわあ!!」
次に驚いてるアルフに向けて気合砲を放つ
よし遠くまで飛んで行ったみたいだ

489:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:02:48 3uz228nT
もしかして、規制?

490:19
07/07/20 02:03:25 os3W0Gqe
アルフが飛んで行った方を見ていると
「サンダースマッシャー!!」
と言う声がしたのでそちらを見ると
目の前に黄色い閃光が迫って来ていた
「何!?」
咄嗟に腕を交差して防御した
「ぐぐ!!」
耐え切ったがなんかビリっと来たなぁ
しかし油断なら無い相手だ
これまで倒してきた生物なんかよりずっと強いや
それにいつのまにかもう一人来たみたいだしな
ヴィータが倒した女の子の近くに居た男の子だ
彼の戦闘力はわからないが油断すべきじゃない
気を引き締め直すか
そう思い気を開放しよとすると
「大丈夫かー、ごはーん。」
気が付くとヴィータとシグナムさんが居た
「あれ?シグナムさん何でここに?」
「帰りが遅かったのでな。あまり遅いと主に心配を掛ける。」
「そうですか。シャマルさんとザフィーラさんは?」
「シャマルは少し離れた所で待機している。
ザフィーラは向こうの方で戦っている。」
向こうということは相手はアルフかな
戦うことになったのは俺が吹き飛ばしたせいかな
「孫、伏兵がいる可能性がある。お前はザフィーラの方に向かってくれ。」
「わかりました。でも大丈夫ですか?」
「無論だ。」
「あったり前だろ!!」
「そうですね。でも気を付けてくださいね。」
「ああ。」
「安心しな。一対一ならベルカの騎士に負けはねぇ!!」

491:19
07/07/20 02:05:02 os3W0Gqe
それを聞いて俺はザフィーラさんの方に飛んで行った

しばらく飛んでいると戦闘音が聞こえてきた
恐らくザフィーラさんだ
そちらに向かおうとしたが
視界の隅に何かが入ってきた
慌ててそちらを見ると
少し離れた所でヴィータが倒した女の子が何かしようとしている
…まさか結界を破壊する気か
予感は当たり桜色の閃光が走る
止めようと魔閃光を放とうとしたが
「魔せうわあ!!」
斜め上から何かが突っ込んで来て俺は墜落した

「いててててて。」
何が突っ込んで来たんだ
と見てみたらザフィーラさんだった
「だ、大丈夫ですか!?ザフィーラさん!?」
「すまない。油断した。」
上空を見てみると結界が破壊されたようだ
「結界が破壊されたか。撤退するぞ!!」
「はい!!」
そのまま俺達は撤退した

いろいろ移動しつつ家に帰ると
「みんな、お帰りー。」
と、はやてが笑顔で迎えてくれた

492:19
07/07/20 02:06:22 os3W0Gqe
「ただいま。」
「はやて、晩御飯できてる?」
「できてるで。」
「よかった。俺すごく腹減っててさ。」
「悟飯よう食べるからな。」
「まぁ、育ち盛りだからね。」
「そやね。ほらほら、はよぉ手洗ってきぃ。」
そうはやてに急かされて俺達は洗面所に行く

晩御飯が終わり俺は皿洗いをしてる
相変わらずはやての料理はおいしいな
途中で大食いしそうになったのは俺だけの秘密だ
俺の食費で八神家を破産させる訳にはいかないしね
おっと、皿を落としそうになった
気を付けないと
今は皿洗いに集中しよう
しばらくして洗い物が終わり俺もリビングでのんびりしていると
シャマルさんが戻って来た
どうやらお風呂の準備ができたみたいだ
「シグナムと悟飯君はどうする?」
「私は今日はいい。明日の朝にでも入るよ。」
「珍しいですね。」
「たまにはそんな日もあるさ。」
「そう。悟飯君はどうする?」
「俺はお三方が上がったら入らせてもらいます。」
「じゃあ、お先に入らせてもらうな。」
「うん。ごゆっくり。」
そう言った後、はやて、シャマルさん、ヴィータの三人は風呂場の方へ向かって行った
「今日の戦闘か?」
と、ザフィーラさんがシグナムさんに尋ねていた

493:19
07/07/20 02:08:33 os3W0Gqe
「ああ、そうだ。」
そう言ってシグナムさんは服を捲り上げた
「わわわわわわ!!」
俺は真っ赤な顔して声を上げた
お腹のあたりある赤い痣を確認したらすぐに顔を背けた
何か心臓がドキドキいってる
二人はそんな俺を気にせず会話を続けている
聞き取れたのは良い師がどったらこったらというところだ
師か…俺にとってはピッコロさんだな
甘ったれで泣き虫だった俺を鍛えてくれた
いつも俺のことを気に掛けてくれた
ベジータさんと戦った時と初めて人造人間と戦った時
二回とも俺を庇って死んでしまった
ねぇ、ピッコロさん
俺はあなたの弟子として恥ずかしくない存在になれたでしょうか
俺は強くなれたでしょうか
「孫。孫。」
シグナムさんに声を掛けられた
「え、どうしました?」
「いや、おまえがボーっとしていたからな。」
「そうですか?ただちょっと物思いに耽っていただけですから。」
「そうか。」
そう言ってシグナムさんは夜空に視線を戻した
しばらくするとはやて達がお風呂から上がって来た
さて、俺もお風呂に入るか
着替えを取って来て風呂場に向かった

494:19
07/07/20 02:12:14 os3W0Gqe
投下完了です

途中でスピードが遅くなったのはただネットの反応が鈍っただけです
お騒がせ掛けたようでしたら申し訳ありませんでした

あとなんか悟飯が強いですが使用です
お気になさらず

495:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:15:03 3uz228nT
GJ!!
悟飯はこれくらい強くてもいいと思う。
サイヤ人の血を引いてるんだし

あと、途中でレスってしまって申し訳ない。

496:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:22:10 dfEoAt8u
GJ!
そういえば、この時の悟飯はスーパーサイヤ人になれるんだっけか?まあ、なれなくても問題なさそうだがw

497:217
07/07/20 02:22:15 zTrJIdQp
GJ!そして投下乙です。
バルディッシュの魔力刃を真剣白刃取り!?
御飯、お前さんの手は一体どうなってんだ・・・

それと投下中に挟んでスマソ

498:リリカルエスパニアン ◆brRU.h37Jw
07/07/20 02:55:22 4rfmN8/c
テロは簡単
家庭用品などで爆薬作ったり、テルミットを用意するのは簡単
ただ、それをどうやって時空管理局のトップに使うかは難題
武器をミッドチルダの外から運び込む必要なし
質量兵器以外が存在するなら、生産設備をスクラップと偽って入手は可能だし
材料も手に入れることは不可能ではないし
問題は設計図や化学合成が必要な装薬だったりする
設計図は犯罪結社などを通じて97管理外世界のAK-47を手に入れれば完璧

レジアス・ゲイツは現実主義者のようだからAMFの登場をかなり以前に予想していたといえるのでは
でないと、管理局法の改正を必要とする質量兵器の開発を極秘でも実行は難しいし


499:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:54:42 a/8T6Nmb
>節制の14
死ねよ

500:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:56:20 a/8T6Nmb
>節制の14
コテ雑談して荒らしてんじゃねぇよ
何様?
死ねよ

501:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:58:35 a/8T6Nmb
>節制の14
死ねよ

502:リリカル犬狼伝説 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:16:18 KwuaU6OX
自分で始めたことなのに……
初志貫徹できなくって……
「次はACT2でしょ?」そんな声が聞こえます!
「でっかく頭冷やそっか……」(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

というわけで行きますね


【魔法成人リリカル某】


※注意
・イロイロと壊れてます!
・美少女の活躍なんて期待しないで下さい!
・魔法のお話なのに何故か硝煙弾雨になってしまいます!

503:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:21:17 KwuaU6OX
 私の名は「武乱知得 某」!

 もちろん偽名だ!
 カムフラージュのため名前を日本風に変えてある!
 どうだ!完璧な名前であろう!!

 あの決定的な敗北、『死』を体験した私は、次こそ憎っきスプリガンを打倒するため、燃えたぎる心を内に秘め修行を続けている!

(なに!?なぜ死んだのに生きているだと!??
 馬鹿者!奇跡の一つぐらい起こさずして何がエリートだッッ!!
 埋葬中に棺桶を突き破った私を見てうろたえた後輩、ネオ○チス党員は全員修行が足りんことは明らか!
 当然その場で腕立てとスクワット、持久走をさせた後、正しき選民思想とはなんたるかを小一時間ほど正座をさせて教えてやったのは懐かしき記憶だ!
 しかし奇跡の代償であろうか!?日差しが強烈に感じるようになってしまった他、教会や神社仏閣、霊験あらたかな場所に居ると苦しくてたまらなくなってしまった!!!
 何故だ??!!)

 さて、私が今この日本で修行をしているのは訳がある!
 スプリガンの一人、宿敵・御神苗優は東洋武術を学んでいる!
 つまり、私が対抗するには、同じ東洋武術を学べば良いのだッッ!!
 様々な流派の門を叩き、私は砂のように武術の真髄を学んでいった!
 そして、今月の目標は【小太刀二刀流で有名な御神流を制覇しよう!】である!
 もちろん住み込みであるため、道場主が営んでいる喫茶店を感謝の気持ちでお手伝いをしている!!
 当然、選ばれたるネオ○チスの戦士として、私はお手伝いといえども修行の一環としている!
 見よ!これが“高速分身皿洗い術”だ!!
 一秒間に5枚の皿洗いを可能とする!
 このような多種多様な秘技を使える私は最早、翠屋に無くてはならい重要人物となってしまった!!
 フッ、エリートとは頼られるものだ!!

504:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:29:40 KwuaU6OX
 むろん精神鍛錬も怠らない!
 過去の敗北を冷静に分析すれば、私にたりなかったものの一つは精神的強さであることは明白ッ!
 朝は町内一週はき掃除をし、己の邪気を祓うのだッッ!!

 フハハハハッ!どうだ!心身共に磨き上げる完璧な修行内容であろう!!

 最近では近所にあるさざなみ女子寮に住む漫画家が、私の鍛え上げた肉体の素晴らしさを知りデッサンを頼まれている!
 おお!ついに日本の未来を担う少年たちが、ゲルマン的肉体美を学ぶ日が来たか!!
 
 そしてデッサンをさせた帰り道のことであった!
 舞い散る落ち葉を標的に、考案中の技の数々を試していた所、傷つき倒れているフェレットを見つけたのだ!!
 幸い、本日デッサンをさせに行った寮には獣医が居て事なきを得た!
 小動物を助ける心遣い!これもまた一つの修行の成果なのだ!
 ワハハハハハッ!また一歩成長した事を実感する喜びは何事にも変えがたい!!
 今日は気がいいので道場の雑巾掛けを3セットほど行うか!
 そして帰宅後、あらかた道場を磨き上げた時だった!

 突然頭に響く声!
 ムッ!これはテレパシ-かッ!?
 
『聞こえますか?ボクの声が、聞こえますか?聞いてください。ボクの声が聞こえる貴方、お願いです!
 ボクに少しだけちからを与えてください!』

 ここはまず焦らず心に強く思い、聞き返すのだ!
 そうすればホラ!

「何とォッ!あの小動物が喋ってるというのか!!
 フッ……だがこのぐらいの事、遺跡争奪戦では日常茶飯事だぜ!!」

『おねがい……ボクの所へ…時間が、危険がもう!』

 ネオ○チとは常に弱き者の盾であるべしと自覚する私にこの訴えを退ける事は不可能!!
 よろしい!全力で助けに行くぞ!

 まずは武装を整えるべし!!
 道場の縁の下に隠してある各種銃火器を入れた大型のバックを開く!
 相手が傭兵部隊くらいであれば、鍛えられた拳一つ充分であるが、念には念を入れるのが戦士というもの!
 それに超能力で助けを求めるとは、コレ即ち尋常な戦いにあらずッ!
 ドイツの誇り!H&K G-3を持っていくか?
 7.62ミリは確かに高威力だが、音が気にになる!
 御町内の皆様に迷惑をかけずに事を成し遂げるにはやはり消音機能のつけられる武器が好ましい!
 よし!決まったぞ!!
 H&K UMPだ!減音装置を着ければ発砲音も小さくなれる!なにより45ACP弾は9㎜パラと違って威力がある!
 相手がへたな防弾チョッキを着ていようと中に鉄板でも仕込んでいない限り、45ACPの衝撃力で肋骨を折るぐらい分けない!
 サイドアームに当然H&K USPだ。9㎜パラベラムを使うが、見事なゲンルマン的システムで出来上がっている!
 ダブルカムを採用し、15発を装てんできる!まずまずだ!
 あとはスタングレネードに閃光弾と煙幕弾、そしてグレネード!うむ基本構成である!
 ここまで時間はジャスト30秒!!
 火器は目立たないようにリュックに入れる!



505:リリカル犬狼伝説
07/07/20 07:31:14 KwuaU6OX
 さあ、待っていろ!助けを求める者よ!!
 このネオ○チの騎士!武乱知得 某が推して参ろうぞ!!
 ワハハハハハハハッッッ!!!

「トウ!」

 屋根を飛び、道路を跳び越え、塀の上を駆け、あっという間に槙原動物病院に到着!!
 しかし敷地内に入った途端感じる違和感!
 ムウウウウ、なんだこの音は!
 私は我慢して動物病院の敷地内に入る!
 そして違和感の正体に気付く!
 これはもしや……結界か?ま、まさか相手はスプリガンのティア・フラットか!??
 よろしい!ならば今こそ決着をつけてやろう!!
 
 そう私がいきがった瞬間、件のフェレットが私の横を走り去るのを見た!
 そして、それを追いかけるように得体の知れない何かが止まりきれず病院の植木にぶつかる!
 いかん!

「助けを求める者よ!コッチだ!」
 
 わかっているのか我が鍛え上げた腕に飛び込んできた!
 到着する数瞬、小動物の首にかかっていた赤い真珠のようなアクセサリーが私を見たような気がした!
 ううむ!それにしても……。

「むう……スプリガンにしては周りの被害を考えないとはどういうことだ!?」

 やつは折れた木が邪魔してよく見えな。
 もしもティア・フラットのコーリング・ビーストであるなら、気合を込めてやれば召喚符を切り裂いて仕留める事もわけない!
 私はその間に武装を整える!
 その間に、私の肩に移らせた小動物もといフェレット(愛殿はそう教えてくれた)が人語を話す!

「たすけに……来てくれたの」
「当然ッ!困った者を助けるのことが、正しきネオ○チであると私は考えている!!そのための精進を!鍛錬を日々積み重ねるのだ!
 フェレット君よ!君も私のような立派なフェレットになれ!!」
(……な、なんか、なにか間違っちゃった人に助けられたかも……)

 何かが起き上がる!この場で我が拳の贄にするのも悪くない!
 が……一般に暮す方々に迷惑をおかけしては、私の考えるネオ○チにとって本末転倒!
 ココはひとまず逃げる!
 しかしこの武乱知得 某!戦いから逃げるのではない!勝つために逃げるのだッッ!!
 そう、これは我が逃走経路!フェレット君にはわからないであろう!この先に続くのは……。
 フッ以前はこのような思考などするような人間ではなかった!
 しかし!これこそ私がまた一歩成長したという証なのだッッッ!!!
 観ておれ、スプリガンどもよ!
 ウハハハハハッ!

(ヒイイイ~~~ッ!ジュエル・シード暴走体に追いかけられてるのに笑ってるよこの人~~~!し、しかもメチャクチャ速いいいいいいいいいいいい!)

 うむ……ヤツとの距離が開きすぎてしまった!
 ではこの時間を利用して質問しよう!

506:リリカル犬狼伝説
07/07/20 07:32:14 KwuaU6OX
「ところで、あやつは一体何なのだ?」
「え~と細かい話はあとにしていいですか?まずは貴方の持っている素質、力を少しでいいから借りたいんです」
「素質!その言葉を私はどれほど待っていたかッ!よくぞ判った!この私が鍛え上げしこの肉体の素晴らしさを……」
「ちょwいえ、違います!素質は魔法の素質なんです」
「……なにい!そのような特殊能力も私は使えるのか!なんということだッッ!!天はこの私に二物をあたえたというのかああああああああ!!」
「あの……もしもし~~?」
「ワハハハハハ!見ておれ全てのスプリガンどもめ!この肉体と魔法の力で目にものをみせてやる!」
「人の話を聞いてくださいッッ!!」
「むッ失礼した!話を聞こう!!」
「ボク、ある探し物のためにココではない世界から来ました。でもボクひとりの力では思うように遂げられないかもしれない。
 だから……迷惑とはわかっているのですが、資質を持った人に協力をしてほしくて……。
 お礼はします!絶対にします!だから、ボクの持ってる力を貴方に使って欲しいのです!ボクの力を、魔法の力を!

 その時、ヤツが雲のように当然上空に現れ、双眸を輝かせ襲い掛かってきた!
 垂直降下で地面がえぐれる!
 私はとっさに木の陰にはいり衝撃波をかわす!
 我が腕のフェレットが懇願する!

「お礼は必ずしますから!」
「よし!では魔法について教えてもらうぞ。そして他の世界の事も全てだ!フェレット君、君の言葉は世界史……否、裏の世界史を覆す!
  これだけは間違いないぞ!しかし、その前にあいつを倒して良いのだな!?」
「はいッ!じゃあこれを使ってください」

 フェレット君が加えていた赤い玉を私は手に取った!
 これは首に下げていたアクセサリではないか!
 ほのかに光り輝いているぞ!?
 ……もしやこれは何かの遺跡かッッ!??

「それを手に、目を閉じて心を澄まして……そしてボクの言うとうりに繰り返して……いい?いくよ!」
「望むところよッッ!!」
「我、使命を受けし者なり……」
「我ッ!使命を受けし者なりッッ!!」
「契約のもと、その力を解き放て」
「契約のもとッ!その力を解き放てえぇッッ!!」
「風は空に。星は天に」
「風は空にッッ!!星は天にッッッ!!!」

 肉体的なものとはまた違ったなにかの波紋がおきるのを感じる!

「そして不屈の心は」
「そしてええぇッ!不屈の心はあぁッッ!!」
「「この胸に(ッ!)」」

 心が重なる!!
 しかし気合が入った私の声量は、林を超え、海鳴市全体へ轟いたであろう!!

「「この手に魔法を(ッ!)」」
「「レイジングハ(ァ)ート(ォ)・セットアップ(ッッ!!)」」

 私は何も考えられず、とにかく紅玉を頭上に掲げる!
 全ての動きが定められているように!!
 紅玉が「セットアップレディ ゲットアップ」とか何かを言ったような気がしたと思ったとき、光の柱が我が身を包む!!

507:マロン名無しさん
07/07/20 07:38:27 4lvQSo6V
支援


508:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:49:50 KwuaU6OX

・同時刻ペンタゴン
「日本列島横浜地区にクラスSの発光現象あり!当時上空にかかっていた雲を……信じられません!くもの形を変えるほどの光量など日本の発電能力では無理です!」
「在日米軍の横須賀より緊急入電!!発光現象確認!!夜なのに昼間になったとのこと!ただし磁場・放射線は確認できず!」
「あの発光現象で他に何も観測できないだと!現地ではそのような報告はあるか?至急大使館を呼び出せ!理由はなんでももいいので電話で発光現場の確認させろ!
 ……うむ…………発光もとの町では何の異常もない?火災もなし?……いやありえん!……ま、まさかあ!いかんエマージェンシーシグナル発生させろ!
 国防総省長官権限で全米軍のデフコンレベルを3にアップ!
 それと……大統領に緊急連絡だ……」


・同時刻アーカム本社
「フラット会長!東京支社より緊急入電!横浜方面に光の柱立つも、熱・電磁場・放射線その他は確認できず!直ちに社員を送り調査をするとのこと!」
「あら……そう。……映像か画像どちらでもいいけど、その光の柱とやらを早く見てみたいわね~」


・鳴海市
「おおおおおおおおッ!これはああああああああッッ!!」
「なんて……なんて……低い魔力だ orz 
  いいや、ここからどうにかしなくては!いいですか。まず落ち着いて。落ち着いてイメージして。あなたの魔法を制御する、魔法の杖の姿を!
  そして貴方を身を守る強い衣服の姿を!」
「ナントォッ!そ、それではあ~んなことやこ~んな姿になってしまうのか~~~~ッッ!!」
「へ、変な考えはやめてください!!」
「ええい……ならば!よしッ!とりあえずコレにしよう!!」

 【見苦しいので中略】

「セイッ!」

 着地と同時に空手における逆突きの態勢をとる!
 
「成功……なの……か?」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!こ、これは!!まさに男子の本懐ッッ!!」
「グオオオオオオオオッ!!」

 プシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ!!
 変身した直後に巨大な怪物が口を開けていかにも襲い掛かろうとしていたところだった!
そのでかい口目掛けて、とりあえず私はUMPを一マガジン分30発ほど撃ちこむ!
 のけぞる怪物!あとはそのでかい口の中にM67手榴弾を放り込めば終りそうである!
 正直つまらないぞッッ!!
 フェレット君は驚いていたが……そうか!やはり銃火器は貴重なので最後まで取って置くべきなのだな!!?
 ならば話は単純!
 みよこの強壮にして質実剛健を絵に描いたような衣服を!!!
 これぞまさに「力強い衣服」である!!
 
 肘、膝にプロテクターが付いた戦闘服だ!
 実用一点張りのスーツである。
 色は、今は夜間だが林の中なので森林迷彩に決めている。

「ふむ!!」

 様々な突きや蹴りの素振りをし怪物に向かい放ち、バリアジャケット(たったいま教えてくれた)の稼動範囲を調べ、納得をした!
 垂直踵おとしを決め、あらためて私が想像したとおりの性能を発揮してくれる!
 素晴らしいの一言だ!!

「シックリくる!体、いや、まるで神経と一体化されている感じだッッ!!
 ワハハハハハ!この伸縮性だけでもアーカムのアーマー・マッスルスーツを超えたのがわかる!
 見ておれよスプリガンどもめ!!
 この日をもってスプリガンに宣戦布告を行うのだあああああああああぁッッ!!!

【第一話 それは不思議な出会いなのだッッ!!】 完

509:リリカル犬狼伝説 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 08:14:10 KwuaU6OX
……なにか……いろいろと間違ってしまった気がする。

高町教官から
「永遠に頭冷やそっか」と言われそうでマジデ怖い

(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル



それじゃ朝飯食ってきますね ノシ

あ、あとUMPはいいにゃ~
そうそう、これを忘れていた。


【次回予告】
我が名は武乱知得 某!
極々平凡なスプリガンに復讐心を燃やすネオ○チだったのだが、
なんの因果か運命か!
なんと魔法戦士に任命されてしまったッッ!!
待ち受けるは如何なる運命か!?
あと、まだ名前を聞いていないこのフェレット君を高町家にいれてもよろしいのだろうか!?

510:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 08:29:51 qR1L9Rfg
てっきり(ネオ)ナチ服だと思ったのに

511:悪魔砲少女 対 生機融合猫 1
07/07/20 09:05:11 Prcd/I+H
あくる日、なのはとユーノの二人にクロノから召集がかかった。
「実はなのは、君の世界でロストロギアが発見されたのだが…その回収に行って欲しい。
あと…ついでにそこのフェレットもどきもな。」
「誰がフェレットもどきだよ…。」
相変わらずフェレットもどき呼ばわりするクロノにユーノも機嫌良く無かったが、
気を取り直してなのはは訪ねた。
「で…一体何処に行けばいいの?」
「地球の日本国北海道…そこの大量の粗大ゴミが不法投棄されている地域あるのだが、
そこにあるこれを回収して来て欲しいんだ。」
クロノがそう言いいながら一枚の写真を渡す。その写真には小さな小瓶の中に入った
可愛いコックさん人形が写っていた。
「小瓶の中の…可愛いコックさん人形…。」
「これはひょっとしてギャグで言っているのか…。」
なのはもユーノも呆れてしまうが、クロノは真剣だった。
「確かに一見するだけならこれはただの小瓶の中に入った可愛いコックさん人形だが…
侮ってはいけない。何故ならこの可愛いコックさん人形の中にはその昔、
破壊の限りを尽くしたと言う恐ろしいアストラル生命体が封印されているんだ。」
「アストラル生命体!?」
「このアストラル生命体がどの様にしてかつて破壊の限りを尽くしたと言うのかは
定かでは無いが…これの封印が再び解かれる様な事があれば君の世界だけの問題では無い。
いずれは次元世界全体に関わる大事になるのは必至だ。だから早急に回収して来て欲しい。」
「うん分かったの。」
「そこのフェレットもどきもちゃんとなのはを補佐しろよ。」
「だからフェレットもどきはやめろって…。」

地球は日本国北海道にて、大量の粗大ゴミが不法投棄されている地域があった。
周囲をゴミに囲まれた場所に一つの掘っ立て小屋が建っていた。
その掘っ立て小屋の主の名は「ドクター剛」。知っている者は良く知っているし、
知らない者は全く知らない悪の科学者である。彼はかつて自身の作り上げたサイボーグ猫軍団
「ニャンニャンアーミー」による世界征服を企んでいたが…諸所の事情に
よってことごとく失敗に終わり、今ではすっかりその野望を諦めてしまい、
サイボーグ猫の最初期型にして彼の下に唯一残った「ミーくん」と
共にのんびり暮らしていた。そしてそんな彼等の平穏を脅かす存在が
今日もまたやってくるのである。

512:悪魔砲少女 対 生機融合猫 2
07/07/20 09:06:43 Prcd/I+H
「お~っす剛! 暇だから遊びに来てやったぞ!」
「ゲゲ! クロ!」
突然剛のもとを訪れた者は人間では無い。剛の作ったサイボーグ猫の一体である「クロ」である。
彼も本来は剛のニャンニャンアーミーとして世界征服の尖兵となるはずであったが、
彼自身はそれを拒絶し、逆に剛の世界征服の障害となると共に剛が
世界征服を諦めてしまった最大の原因の黒猫である。
クロの方から剛のもとを訪れるのはロクな事が無い証拠であるが、
その時のクロは妙に機嫌が良かった。
「おい! 今日ここに来る途中でイタチを捕まえたんだが…今夜はイタチ鍋にしようぜ!」
「キュー! キュー!」
サイボーグ故に人間との対話は愚か二足歩行さえ可能なクロの右前脚に
一匹の小さなイタチが掴まれてもがいていたのだが…そのイタチ…何処かで見覚えのあるイタチだった…。
「よーしミーくん! 今直ぐコイツを捌いてくれ!」
「よっしゃ任せろクロ!」
「キュー! キュー!」
クロは料理の得意なミーくんにイタチを放り、ミーくんも嬉しそうに包丁を
取り出していたが、そんな時だった。
「待って! ユーノ君を返して!」
「ん?」
一人の少女が駆け付けて来た。その少女こそ先に説明された任務によって
北海道にやって来た高町なのはである。
「何だ!? コイツお前のペットかよ。」
「あ~あ~、せっかくイタチ鍋にして食べようと思ったのに。」
「あ~あ~、イタチ鍋食べたかったな~。」
「ユーノ君をイタチ鍋にしちゃだめだよ!」
つまり、クロが捕まえて来たイタチとはフェレットモードのユーノだった事が明らかになり、
解放されたユーノはなのはの肩まで登っていた。
「ユーノ君が助かった所でちょっと聞きたいんだけど…。」
「ん? このイタチを追って来ただけじゃないのか?」
「私、ここにコレがあるって聞いて来たんだけど…分かる?」
なのははロストロギア指定された小瓶に入った可愛いコックさん人形の写真をクロ達に見せた。
「何だ? これ何処かで見た事があったな~。」
「これデビルが封印された奴じゃないか!」
「ああ! あったなそんな事が!」
「デビル?」
クロ達の言うデビルと言う単語に首を傾げるなのはだったが、そこで剛が
その写真に写った可愛いコックさん人形の入った小瓶をゴミの山から持って来た。
「写真に写っているのはこれだな。」
「あの…これ…持って行ってもよろしいですか?」
「ああ持ってけ持ってけ! コイツには二度も酷い目にあわされてるからな!
だが…この小瓶のフタは絶対に空けるなよ! じゃないと大変な事になるからな!」
「ご忠告ありがとう…って…私…今猫と会話してるぅぅぅぅ!!」
「気付くの遅いよ!!」
「(あの…なのは…今更驚く事なのかなそれ…。)」
まあとりあえず…目的のロストロギアを回収する事に成功したなのはとユーノは
その可愛いコックさん人形の入った小瓶を持ってミッドチルダ時空管理局に帰還した。

513:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 09:10:41 Prcd/I+H
とりあえず今回はサイボーグクロちゃんとのクロスやってみました。
クロちゃんの設定に関してアニメと原作がごっちゃになってる部分ありますけど
その辺は勘弁してください。

あと、このスレには色々なクロスパターンがあって自分の知らない作品のクロスなんかも
あったりしますが、昔好きで良く見ていたメダロットとのクロスネタは
特に今後楽しみにしたいと思ってます。

514:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 11:49:51 pGFj79+F
やべえwwwすっごく馴染むwww

515:230
07/07/20 12:07:10 RTLRm+7x
サイボーグクロちゃん・・・これは期待せざるを得ない・・・
剛君ミー君、ジム鈴木、マタタビとかロミオとジュリエットとかオーサムコサム・・・懐かしい・・・
しかしボンボンももう無い・・・廃刊決定・・・寂しい・・・


さて、そんな良作のが来た所でベークライト注入、丸ごと硬化

516:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:10:16 RTLRm+7x
あらすじ
アギトは信号弾を撃った、タスカテ・・・と

エリオ「なんでしょう・・・アレ」
シグナム「タスカテ・・・?」
ハラ王「わけわからんな・・・」

アギト「しまった・・・字数多すぎだった・・・」

なのは「ミッドチルダ語だよ、間違いない!」
フェイト「聞いた事もないんだけど・・・

・・・!!なのはさん後ろー!!」

ゼスト「ぬおおおおお!!!」
なのは「甘い!」
ゼスト「い、一瞬で背後に・・・」
なのは「その程度はお見通しだよ・・・冥王奥義その3・・・分身!」

(足元に呪い兎)

シグナム「そんなの代わりにならーーーーん!!!」
ティアナ「意味わかってるんですかーーーー!!」

ゼスト「ど・・・どうする?」
アギト「2人じゃ敵うと思えないし、ドクターにも通じてないっぽい、一旦退こう・・・」
ハラ王「何を話している」
アギト「!!」

ハラ王「これ以上何かする気なら・・・管理局法、公務執行妨害に従って逮捕するぞ?」
なのは「勿論、フルボッコつきなの・・・花火も見てないし・・・」
シグナム「真のベルカの騎士を目指す烈火の将も参加しよう」
ティアナ「マッスルティアナダブルツインセカンドマークⅡも」
スバル「私の拳がギュン☆ギュン☆!」
キャロ「フリード、フルパワーでいける?」
エリオ「ストラーダ、チャージ開始・・・」
フェイト「じゃあ私、突っ込みで・・・」

アギト「まさか・・・フルボッコ?本当にフルボッコされちゃうのか・・・?嫌だ、フルボッコだけは・・・助けて」

シグナム「ぬぐうっ!?」
エリオ「シ、シグナムさん!?」
フェイト「う、後ろからだなんて・・・こんな卑怯な真似をするのは誰!?」

ガリュー「・・・」
アギト「お、お嬢か!?」
ルーテシア「うん」
スカリエッティ「卑怯ね・・・結構な事だ」

「ド、ドクター!!!・・・ナンバーズは・・・?」

スカリエッティ「私一人で十分だ!」
アギト「おっさん、撤退準備」


517:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:14:07 RTLRm+7x
フェイト「卑怯な真似をしておいて・・・何者!?」
スカリエッティ「目的のためなら手段を選ぶな、これは基本だよ・・・此方もちょっとわけアリでね・・・悪いがそのデバイス、渡してもらうよ」
なのは「・・・」
スカリエッティ「そう、私達は謎の研究集団・・・スカリエッティと!」
アギト「協力者」
ゼスト「右に同じ」
ルーテシア「以下同文」

一同「うわ、カッコ悪ぅ・・・」

エリオ「しかも謎とか言っておいて首謀者一人でバレバレですし」
スバル「決め台詞ぐらいは統一して欲しいよね」
ティアナ「どうせなら次元世界犯罪者協会及びガジェットドローン統括部隊ぐらいは欲しいデス」

シグナム「だがこれでわかったな・・・高町なのはのデバイスが他のものと違う点を知っているという事は、
それを使ってガジェットドローンの強化でも狙っているのか?・・・フフフ、そして襲撃を繰り返し資金が集めるがAMF対応策が管理局に出揃った
しかしその時今度はデバイスを体内に内蔵した戦闘機人を作成AMFだけと思っていた管理局は大慌て
しかし機人のメイン能力はISだったりして『それ、デバイスの意味無いやんけ!!』という一発ギャグで世界を席巻するつもりだな・・・?私には解っているぞ!」

エリオ「何言ってんだろう・・・」

スカリエッティ「・・・そこまでばれていては仕方ないな・・・」

一同「ええええええええ!!!!」

スカリエッティ「だがそれなら話は早い、力づくでもそのデバイス頂く!」
なのは「原作の残りすら奪おうとする理不尽な輩には少々お仕置きが必要みたいなの・・・」
シグナム「アハハハハ・・・当たってたんだぁ・・・ウフフフフ・・・」

スカリエッティ「そう簡単にはいかない・・・今週のうっとりねっちょりドッキリメカー!!」

(ガジェットドローン三式)

アギト「またガジェットじゃねーか」
スカリエッティ「今回はちょっと違うぞ・・・効果範囲内では魔法使用が完全不可能になるAMF付だ・・・!」
ハラ王「そうはさせん、ブレイズキャノン!・・・出ない」
シグナム「馬鹿な・・・あの執務官ですら魔力弾一つ出せないのか・・・ハブッ!」
フェイト「シグナム!!」
キャロ「アルケミックチェーン!・・・ま、全く出ません」
ティアナ「だったらバリアを切り裂いて、一撃必ハフンッ!!」
なのは「マッスルティアナダブルツインセカンドマークⅡ!!」

スカリエッティ「ハッハッハ!!魔法が無ければ、管理局とて烏合の衆だ!」
アギト「あたし達もなんもできねーけどな」
ゼスト「召喚魔法も駄目か」
ルーテシア「一人で悦・・・」

フェイト「・・・どうする?」
なのは「・・・エリオは効果範囲外まで走ってカタパルト射出で物理攻撃、スバルは走ってぶん殴るか、時間稼ぎ」

エリオ・スバル「特攻ですか、特攻ですね?」

なのは「物理は通用するよ、確実に、後は技量如何だから・・・男ならやってやれなの!」
スバル「女でーす・・・」
なのは「女も!!・・・で、フェイトちゃん、アレ、あの人の持ってる物」
フェイト「・・・明らかにコントローラー・・・しかもUS●接続ね」
なのは「多分、止まるよね、紐抜くと」
フェイト「狙うのは本体よね」

スカリエッティ「これで終わりだぁ!!」

518:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 12:17:11 RTLRm+7x
エリオ「ストラーダ!!限界までかっ飛べえええええええええええええ!!!」
スバル「おりゃあああああああああああああああああああ」


がじぇっとびーむ


スバル・エリオ「どうせそんなこったろうと思ったってば・・・」

スカリエッティ「フハハハハ!!」
ルーテシア「ドクター後ろ」
スカリエッティ「は?」
フェイト「陸士訓練で培ったこの拳・・・」
なのは「冥王秘奥義・・・」

ダブル鉄拳

スカリエッティ「ふんぶるぎえいああいぐしがうがかぎぃくゅヴぇ・・・

シャーリー(コードギアスの)・・・」

ルーテシア「ゼスト丸いの止まっちゃったから拾ってあげて・・・」
ゼスト「わかった・・・ドクターはどうする」
アギト「あたしが持ってく、今日はこのくらいで勘弁しといたらあー!!」

なのは「いっちゃったね」
フェイト「皆、初勝利の気分はどうかな?」


一同「いまいち・・・」


戦い方もいまいちと思う、一同であった。

519:230
07/07/20 12:20:20 RTLRm+7x
以上でスラッシャ




520:マロン名無しさん
07/07/20 14:23:07 4lvQSo6V
>>509
GJ!!これからフェイトやアルフ、アースラメンバーに会うと思うと笑ってしまう。
彼は変人だがめちゃくちゃ強いからなぁ。常時ソニックフォームだし。クロノ登場時に
間違えて分身烈風拳を喰らわせて欲しい。
>>519
GJ!!ティアナ名前長いし二が多いのとスバルせめて会話をしようとしてくれw


521:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/20 14:23:17 sB6gwr2Y
>>464
本郷達は変身能力を失ってる身なんでナンバース達と戦う予定はありません…
ただ皆がナンバースに会ったとしたら彼女達を哀れむとは思いますよ。
本郷達も脳改造されていたら(村雨に至ってはもう少し記憶を取り戻すのが遅れていたら)
確実に彼女達のような戦う為だけの戦闘兵器になっていたので。

>翔一について
それはまた後日話しますのでお楽しみに。

>マスカレードさん
ザビーは出しません。
出したところで空気は確定だし、戦力にもならないので…
アナザーアギトとサソードで許してください…

それと質問なのですが、僕、第二話のAパートだけはなのは達を全く絡めず、光太郎さん主役で行こうと思ってるんですけど、やっぱなのは達と絡めなきゃダメですか?

522:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 14:34:26 HGoADBst
それでもかがみんザビーを待っている俺がいる君がいる太陽が呼んでる

523:マロン名無しさん
07/07/20 15:03:30 4lvQSo6V
アナザーアギトがでると分かった時点で私はあなたの下僕だ。
好きにすればいい。他のライダーに比べると一番生物ぽくって好きだ。
アサルトキック時のクラッシャー開放なんて興奮して寝れないよ。

524:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 15:33:14 TeC66w/X
皆さんGJです!
サイボーグクロちゃんかぁ…アニメでは漫画の自衛隊がめちゃくちゃ
やるって展開が不味かったのか民間自衛隊とかいう組織が出てきたの覚えてます。
>>521別に構わないのでは?
自分の作品でも恭也とTFの戦いだけでなのは達
管理局メンバーが出てこなかったことがありますし。


525:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:35:48 P5B7eoFj
>>52
そういえば、個人が核兵器を所有してたっけな、クロちゃんの自衛隊はwwww
そして打とうとするたび、クロちゃんやミーくんの突っ込み入ってたな。

526:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:39:09 pGFj79+F
ヘビビンガーとかおスネちゃん作戦とかあったなwww

527:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 15:46:48 TeC66w/X
まだ本編書くかどうかは未定なんすけど(需要あるかわからないし
知ってる人居あんましいないないだろうし)とある映画とのクロス思いついたんで
出だし投下して見てもいいですか?
あとリリカルスクリームの続きは今日か明日投下します。

528:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 15:57:20 pGFj79+F
かもおおおおおおおん!!!!

529:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 16:01:03 TeC66w/X
時空管理局機動六課フォワード・スターズ03スバル・ナカジマ

それは六課設立から少し経ったある夏の
ことでした…その日、私とティアナ二等陸士はちょっとした事故の事後処理があったために
なのは隊長達が住んでいる世界を訪れました。事故の事後処理は問題なく
終了し、私達は付近に巡らした結界を解いて機動六課の宿舎のコテージに戻ろうとしました。
しかし転移した先はコテージではなく、古い木造の小学校の校舎でした。転移座標を
間違えてしまったのかと思い外に出ようとする私とティアナでしたがどの出入り口も硬く閉ざされて開きません。
それどころか魔法まで使えなくなってしまったのです。校舎中の時計は全て「4時44分」を指したまま
止まっていました。どこからか女の子の無邪気な笑い声が聞こえてきて、背後からは怪しい気配が…
振り返るとそこには…あぁ…。


クロス元「学校の怪談」シリーズ


530:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 16:01:25 4lvQSo6V
『投下した』なら使っていいッ!!

531:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 16:11:27 TeC66w/X
学校の怪談は
1は面白いですよ。後半はクマヒゲさんことインフェルノの造形とあいまって
ほとんどバイオハザードですけど。
2は時計がテーマで1よりもストーリー重視になってます。ラストはちょい感動。
3はいささか怪獣映画っぽい音楽が微妙。基本面白いけど。
4は一番怖いです。でも花子さんもテケテケも出てこないんだよな。
学校の怪談シリーズとして見ると微妙。
ちなみに撮影ロケ中に砂浜に卒塔婆が流れ着いてきたり主演の子役の夢枕に幽霊が立ったり
など怖いエピソードにも事欠きません。

532:398
07/07/20 17:33:50 yxsT01TI
>>529
なかなか面白そうな雰囲気ですね。続き期待しています。

では、こっちもSIRENクロスネタの続きを投下しようと思います。

533:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 17:35:13 z9QiZhnH
キター!

534:398
07/07/20 17:36:09 yxsT01TI
―Lylycal Nanoha StrikerS × SIREN ~Welcome to Hanyuda vil~― part2

 キャロ・ル・ルシエ  蛇ノ首谷/折臥ノ森
            初日/0時03分34秒

 サイレンが鳴り止んだ。
 その後、周囲に拡がる静けさ。
 時折木の葉がこすれる音が聞こえる。

 とにかく……フリードを呼んでここから出よう。

 わたしは相棒の竜の名前を呼んだ。

 足がまだ痛い。
 そしてその場に座り込んでじっと待った。
 下は水溜りだったらしく、じとっと濡れる感触があった。
 気持ち悪いので、濡れていない場所を探して再度腰掛けた。

 ふと真上を見上げた。

 木々の隙間からのぞかせる空には星一つ無く、ただ真っ暗な空間が拡がるのみ。

 ―?
 5分ほど待ったが、いっこうにフリードは姿を現さない。


535:398
07/07/20 17:37:14 yxsT01TI
「フリード!早く来て!」
 わたしはもう一度呼んだ。
 たが、やはりその後には何事も無かったかのように、静まり返っていた。
 竜の羽ばたきの音はおろか、風の音すらしない。

 ただでさえ、近くにはガジェットや戦闘機人がうろついているかもしれない状況。
 こんな時なら、すぐさま飛んでくるはずなのに。
 どうしちゃったんだろ。
 ひょっとしたら、ガジェットらに取り囲まれているんじゃ……。

 わたしはすぐさま竜魂召喚の詠唱を始めた。
 足元に巨大な魔方陣が現れ出した……。

「蒼穹を奔る白き閃光。我が翼となり、天を翔けよ。来よ、我が竜フリードリヒ。竜魂召還!」

 だが……フリードリヒの姿は現れない。
 ただ魔方陣が空しく回転しているだけ。
 そして、何事も無かったかのように魔方陣は消滅した。

「え?なんで?」
 今起こっているが理解できなかった。
 普通なら、本来の姿のフリードが出てくるはずなのに!
 詠唱が不完全だったのかと思い、すぐさま再度魔法の発動させる。

 魔法陣が出現するものの……やはりフリードは現れない。

536:398
07/07/20 17:39:18 yxsT01TI
 ど、どうなっているの?これ!?

 わたしはただ、うろたえるしかなかった。
 普通ならまずありえないことだった。

 まさか……フリードが倒されて死んだんじゃ……。
 そんな思いがふと頭をよぎった。

 いや、そんなのは嫌!
 わたしは目を閉じて、けんめいに首を振って、そんな予感を振り払おうとした。

 その時だった。
 視界に白い砂嵐―まるで放送が終わったテレビが映し出す画面のような―が現れて、画面が切り替わる。
 目の前には勢いよく生い茂る木々の葉。
 それを掻き分けながら前進しているようだった。

 そして再び砂嵐の画像になって……私が今までいた風景が見える。

 い、今のは何?
 何が起こったのか、全く理解できなく、その場でただ立ち尽くす。

 再び、砂嵐が映って……画面が切り替わる。
 相変わらず木々を掻き分けて……立ち止まっていた。
 息遣いがやたらと荒い。しかも、視線もどこか安定していなく、ふらふらとしている。

537:398
07/07/20 17:40:26 yxsT01TI
 葉の隙間から、目の前に広がる光景が僅かに見える。

 その先には誰かの後姿。
 背は小さく、白い帽子をかぶった、桃色の髪の小柄な人物。白いマントを羽織っていた。

 これって……わたし!?

 ふと視界の隅に、わたしを見ている「誰か」の手にしているものが映る。

 ―鎌!?
 それははっきりとは分からなかったが、草刈なんかで使う鎌だった。
 しかも、その刃先には何かが滴り落ちて……!!

 同時に画面が再び切り替わり、元の視界に戻る。
 すぐさまわたしは後ろを振り返った。

 すると……それと同時にその先に見える茂みが動き出す。
 がさがさと木の葉を掻き分ける音が響く。

 わたしの頬を一筋の汗が静かに流れ落ちる。
 やけにひんやりとして気持ち悪い。

538:398
07/07/20 17:41:44 yxsT01TI
 茂みを掻き分けて……一人の人影が姿を現した。

 麦藁帽子をかぶって、白いシャツにズボンをはいた男の人だった……。
 でも……明らかに様子が変だった。

 服は汚れがついて、ボロボロで。
 姿勢もどこかおぼつかなく、フラフラしている。
 何より……顔は青白く、目からは血の涙を流し、白目をむいて不気味に笑っていた!
 その手には、血が滴り落ちた鎌が!

 明らかに人じゃない。
 そいつはゆっくりとわたしに近寄ってきた。

 逃げ出さなきゃ……そう思っても、体が動かない。
 ただ、ぶるぶると震えながら……そいつが近寄ってくるのを見ていることしか出来ない。

 そいつはわたしの目の前に立ち、じっと見ると、口を歪めてなお笑い出す。

「……お嬢ちゃんも悪い子だね……こんな夜中に出歩いちゃだめだぞお!ぎゃははは!」
 うめくような低い声で笑い出すと、手にしていた鎌を振り上げた!

 ―to be continiued―

539:398
07/07/20 17:43:31 yxsT01TI
今回の投下はここまでです。
感想およびご期待に激しく感謝です。

540:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 17:44:41 z9QiZhnH
キャロが・・・・・最初の犠牲者か!?
いやここはまだ助かって、最後の最後に絶望がやってくるんだな、きっと

541:398
07/07/20 17:46:48 yxsT01TI
いい忘れましたが、今回の舞台は1です。
なお、作中で他人の視界を盗み見る描写を示しましたが、これはSIRENではおなじみ
の視界ジャックとお考えください。
できれば夜にもう1発投下します。

542:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 17:56:33 z9QiZhnH
あ、言い忘れた



         / ̄ ̄ ̄フ\               _       ノ^)
       // ̄フ /   \            .//\     ./ /
      //  ∠/  ___\___  __//   \   / (___
    // ̄ ̄ ̄フ /_ .//_  //_  /      \./ (_(__)
   // ̄フ / ̄////////////         |  (_(__)
 /∠_/./ ./∠///∠///∠//      ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/       (´ー` ( ( (_(___)
\    \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \  _   /⌒ `´  人___ソ
  \    \ \フ / ̄\ \ .//\  //\ / 人 l  彡ノ     \
   \ _  \//___\/∠_  //   < Y ヽ ヽ (.       \
    //\///_  //_  ///     人├'"    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //  //.////////∠/      ヽ-i ヽ__  ヽ
 /∠_//./∠///∠// .\\       `リノ ヽ |\  ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\      c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ


543:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 17:57:21 TeC66w/X
GJ!
キャロ死亡フラグ?

544:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:55:11 4lvQSo6V
GJ!!初めて友達がサイレンをプレイしたのを一緒に見ててめちゃくちゃびびったの覚えてるよ。
なんか怖いというか気持ち悪いという雰囲気とキャロの恐怖がよくわかっていいです。
電波を受信したんだがサイレンの世界にティベリウスが召還されたらさらにめちゃくちゃになるな。

545:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 19:57:57 iWTnT83g
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏(なのは達と絡めなきゃダメですか?)

私としましては…絡めて頂きたいですねぇ。

546:リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY
07/07/20 21:03:00 ppUPBpoF
職人の皆様GJです

>>白き異界の魔王氏
柊…もはや近所の人にまで慣れられて…カワイソス(´・ω・)
フェイトがリンディさんの味覚に染まってる…

>>217氏
>「あれ、ホントに女の子か?人間技じゃないな・・・・」
…うん、同感です

>>19
悟飯凄…って、考えてみればサイヤ人なんですからこれくらいはできますよね…
…よく考えたら、悟飯の攻撃防いだアルフも凄…

>>リリカル犬狼伝説氏
ちょ、ボーいったい何やって…w
…うん、無数の武器は日本でも違法ですね。見つかったら捕まりますね

>>511
サイボーグクロちゃん…これは大いに期待…
…いやいやいやユーノを食うなクロ…

>>230
タティアナさんの名前に2が多すぎて昔のボーボボ思い出したのも私だw
スカリの目的がバカ過ぎて吹いたのも(ry

>>リリカルスクリーム氏
学校の怪談…あまりの懐かしさに全俺が(ry
続きを大いに期待させてもらうとしましょう…

>>398
屍人怖い…屍人怖い…(SIRENがトラウマと化している)
キャロ終わ…りませんよね?さすがにこんな早く終わりませんよね?


547:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 21:09:03 V9kIT76Q
最近、このスレを携帯で見るだけが、多忙の中の唯一の潤いだったり。
今日の分だけですが、勿論他の職人さんもGJ!
>>217
GJ!メダロット懐かしいです。凄くらしさが出てました。
>>19
GJ!やはり悟飯は強い。本気になったらどうなるのか……。
>>リリカル犬狼伝説氏
GJ!異様なテンションと中略に爆笑しましたw
>>悪魔砲少女 対 生機融合猫氏
GJ!クロちゃん懐かしいなぁ。意外にマッチしてました。
ボンボンといえばJINGとハンゾーとNOAとナイトガンダムと……懐かしい……。
>>230
GJ!シグナムもうキャラが違うwwあとフルボッコに怯えるアギトw
>>魔法少女リリカルスクリーム氏
GJ!学校の怪談は全部見てました。1はクマヒゲさん怖かったけど怪談って感じはしませんでした。
2は怖くないけど話は面白かった記憶が。
>>398
GJ!キャロ大ピンチですね。sdkがいれば何とか……でも1ではただの人だったか。


548:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 22:06:59 4lvQSo6V
サイレンの「どうあがいても絶望」ってキャッチコピーはなのはとは正反対の
ベクトルですね。不屈の心を持った教官の教え子達はどこまで持つか楽しみです。
サイレンの世界に来たのはキャロだけなのかな?


549:魔法少女リリカルスクリーム十七話
07/07/20 23:04:02 TeC66w/X
「ぐうっ!」
思わず呻く恭也。
「仮にお前が死んだところで他の三人を人質にすればすむことだ!」
アルカディスがウイングガントレッドを単発モードに切り替え恭也に狙いを定めた。
「うう…!?。」
アルカディスを見上げた恭也にウイングガントレッドのビーム砲が襲い掛かった。
爆発音が辺りにこだまする。
爆炎はじきに収まったが恭也の姿はその場から忽然とかききえていた。
「当たっても別に構わんとは思ったがまさか本当に吹っ飛んでしまうとはな…。」
アルカディスは地面に降下すると辺りを見回しつつ言った。しかし…
「む!?センサーに反の…があ!」
センサーの反応を探知したアルカディスが反応するより早く彼の顔面に激痛を
告げるシグナルが走った。
「ば…馬鹿な!貴様は今吹っ飛んだハズ…?」
「御神流奥義…神速。」
瞬間的に自らの知覚力を爆発的に高めることにより、あたかも周囲が
止まっているかのように振る舞うことを可能とする恭也が習得した中でも
トップクラスに入る奥義である。彼は爆風で自分の体が隠れた瞬間に
これを使いアルカディスの背後に回ったのだ。再び身構える恭也。しかし…。
「……フッ。」
「何がおかしい!」
「貴様確かに人間にしてはなかなかにやる…。だが敵が一機だと思ったのは甘かったな。」
「何!?うわあ!」
神速は人間では知覚出来ないスピードで高速移動するという離れ業な
だけあって使い手の身体にかかる負担もまた大きい。
恭也が一瞬注意力散漫になった隙をついて戦闘機形態で音もなく接近してきた
スタースクリームが一瞬にして恭也を捕獲してしまったのだ。
「捕まえたぜ!この蟻野郎め覚悟しやがれ!」
「頃合ダナ…行くゾ!」
サウンドブラスターはレーザードライフルを取り出すとスタースクリームの
腕に狙いを定めた。
「恭也さん!」
「恭也!…ノエル!お願い!恭也を助けて!」
「はいお嬢様…!?…これは…新手です!」
「え…?」
殆ど悲鳴に近い声で叫んだ忍にノエルがやや上ずった声で答えた。
「うわあ!だ、誰だ!」
低出力のレーザーが恭也を捕らえていたスタースクリームの腕を撃ち抜いた。
スタースクリームがうめき声を挙げて撃たれた箇所を抑え、蹲った。
「お前人間にしちゃなかなかやるな~。まあ後は下がってゆっくりしてなよ。」
「うっ…お前は…?まあいい、とりあえずいまは感謝する」
「恭也様。こちらへ!」
神速の副作用とスタースクリームに乱暴に握りしめられたせいで身体が
痛む恭也はフラつきながらノエル達の居る方へと歩いていった。
「イジェェェェェェクト!奴を攻撃シロ!フレンジー・ランブル・フリップサイズ、
お前達はオレを援護シロ!」
サウンドブラスターは忠実な部下であるカセットロンを次々と胸の格納スペースから
出撃させた。
「民間人が襲われている!?そんな…。」
ガイルダート達との攻防を続けていたシグナムは恭也達の横で銃撃戦を始めた
サウンドブラスター達を見て青い顔をして叫んだ。
「あれはなのはのお兄さん!?…。不味い!」
「何余所見してやがる!」
「サンダースマッシャー!」
「があああ!」
その光景をフェイトも確認した。と、同時にビームガンを乱射しながらフェイトめがけて突っ込んできた
スリングがサンダースマッシャーをもろに食らって墜落していく。
「サウンドブラスター!手前…俺と一緒にメガトロンの下で働いていたくせに裏切るのかよ!」

550:魔法少女リリカルスクリーム十七話
07/07/20 23:08:25 TeC66w/X
スタースクリームとサウンドブラスター、またの名を「初代」
サウンドウェーブはかつて初代メガトロンの下で働いていた事があった。
「デストロンはもはやサイバトロンとの戦いでセーバートロンを追ワレ、
残党軍として存在するのみダ。そんな時期に分け前に目がくらんで
スーパースタースクリームに付き逃げ出したお前達こそ裏切り者ダ。」
「ほざけ!」
アルカディスがサウンドブラスターに飛び掛った。しかし、サウンドブラスターは
バックステップで軽快に回避するとそのままアルカディスの腹に回し蹴りを食らわせた。
「ぐあっ!」
アルカディスはなすすべなく吹っ飛ばされる。
「畜生!」
今度はスタースクリームが胸のダクトからミサイルを乱射してきた。
「そんな武器じゃ当たらない!」
女性型の人型形態に変形したカセットロンの1体、コンドルが翼から
噴霧したチャフとフレアで素早くミサイルを逸らした。さらにコンドルの
同型カセットロン、バズソーが胸のダクトを正確にライフルで狙い射った。
アニメでは人型に変形出来なかった彼女達カセットロンだったがビーストウォーズメタルスでの
ジャガーのようにリフォーマットされて人型形態と感情を得ていたのだ。ただし
ジャガーの場合獣の頭が頭部にきていたが彼女達は他のトランスフォーマーのように
完全な人型をしていた。
「にゃーっはっはっはっ!」
ちなみにそのジャガーも再々リフォーマットを施され、やはり以前とは違う姿の
ロボットモードを会得して無事戦線に復帰していた。
「撤退だ!アルカディス!」
「…解った!」
スタースクリームとアルカディス国守山の基地へ撤退していった。
「スタースクリームとアルカディスが逃げるぞ!俺達も行こう!」
ガイルダート達もそれに続いた。なまじガイスターズが考えた作戦を信じていない分行動は早かった。
「逃がすかよ!アアアアアッーーーー!?」
スタースクリームに追撃をかけようとしたカセットロンの一人、フレンジーだったが
突然襲ってきた雷撃によって仰向けにひっくり返った。
攻撃の主はフェイトである。素早く接近してバルディッシュで電撃を帯びた一撃を食らわしたのだ。
「一体何ガ…?グ…。」
呻いたサウンドブラスターの後頭部にシグナムがレヴァンティンを突きつける。
「あなたを犯人です。速やかに武装を解除すればあなたにはまだ弁護の機会が…。」
フェイトは少し焦って少し間違えつつも手順どおりにサウンドブラスターに武装解除を要求した。

551:リリカルなのはのKWAIDAN零話
07/07/20 23:12:05 TeC66w/X
とある真夜中の小学校…廊下に絵日記などが張り出されている中、
電話の音だけが闇をつんざいて木霊している。

「はいはいはいはい今出ますよお!」

中年の教師が電話にしぶしぶといったかんじで出ようとする。こんな夜中に
一体だれが…。

「はいもしもし~北海鳴小学校ですが。」
「…私、メリーさん。今、正門の前に居るの。」

受話器から聞こえてきたのはくぐもった女の声だった。

「ハア?あの…もしもし?……あれ?切れちゃった。」

中年の教師はやれやれ、と言いたげな調子で受話器から離れようとする。
ところが数秒するかしないかといううちに再び電話が鳴り始めた。

「私、メリーさん。」
「どなたか知りませんが…悪戯はやめてもらえませんか?」

再び受話器から流れてきた女の子の声に中年の教師はやや強い調子で言った。

「…今、校庭に居るの。」
「え?」

電話をかけてきた少女は相変わらず生気のこもらない声で言った。
中年の教師はギョッとして校庭を見回すが、人影どころか猫一匹いない。

「…花壇のところよ。」
窓に顔をくっつけて辺りを見回す教師を嘲笑うようにそこまで言うと電話は切れた。

「ったく…もう…!!…」

教師が毒づいて受話器を放ったその時再び電話が鳴り始めた。

「私、メリーさん。今、昇降口の前に居るの。」

電話の主はそういうと電話を切った。中年の教師はおそるおそる職員室
から顔を出し、昇降口の方を見た。誰も…いない。その時再び電話が鳴り始めた。
職員室の物ではない。廊下の公衆電話の音だと解った。
既に恐怖を覚え始めていた教師は体を震わせながら受話器をとる…

「あんたいい加減にしろ!こっちは忙しいんだ!」

中年の教師は勇気を振り絞って怒鳴った。

552:リリカルなのはのKWAIDAN零話
07/07/20 23:14:44 TeC66w/X
「…私…メリーさん。今…あなたのうしろにいるの。」

「えっ…」

受話器からその台詞が聞こえてきた瞬間中年の教師の背後に悪寒が走り、
何者かの気配を感じた。ゆっくりと振り返る。すると…

「な…!?」

そこにはなんと…スイカが浮いていた。そのスイカは教師が驚いて立ちすくむのを
尻目にぐるりと回転。ハロウィーンのカボチャのように目と鼻と口の装飾が施された顔を
露にすると教師に向かっていった。


「うえあああああああああああああああ!!!!!」


中年の教師の絶叫が木霊する。やがて、静かになった廊下を赤い服をはおった
女の子がゆっくりと歩いていく…。
「その先生は翌日死体となって発見されました。おしまい。…………わっ!!」
「きゃああああああ!」
ピンク色の髪の少女がクリと震えて後ろへと飛びのく。
彼女が驚いた原因の大きな声の主は時空管理局機動六課のスターズ分隊の一員スバル・ナカジマだ。
「い…いきなり何するんですかあ!」
「あははは…ごめんごめんあんまり怖がるもんだからついおかしくって…。」
頬を膨らませるキャロにスバルがケラケラと笑いながら言った。
「何馬鹿な事やってんのよスバル。キャロをいじめるとフェイト隊長に雷落とされちゃうわよ。」
スバルの同僚、ティアナ・ランスターがスバルを咎める。
平時における機動六課のごく当たり前の風景だった。そう、あの出撃命令が
出るまでは…。




553:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/20 23:17:48 TeC66w/X
今日はここまで。
学校の怪談とのクロスSSなんてどうせ需要ねえだろうなと思ってたもんだから
リリカルなのはのKWAIDANかなりやっつけ仕事ですよ…。
零話なんでさきほど投稿した出だしの前の話です。
次の更新は一週間後くらいかな…。

554:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:32:58 bwUgbxPL
突然だが、なのはAs×真・女神転生Ⅲ NOCTURNE マニアクス
なんてものは、需要あるかい?
ここの職人さんの作品読んでたら書いてみたくなって。

555:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:33:58 VcYARTC5
>>554
パトるシーンが出てくるなら需要ありありです。

556:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 23:45:28 yqr+nwK+
>>554
今から龍の眼光>wktk>wktk>wktk>龍の眼光(以下ループ)
して待ってます。

557:554
07/07/20 23:59:31 bwUgbxPL
了解!現在、大方のプロットはできてるからちょっと書いてみるよ。
確実に遅筆の初心者だが待っててくれるとありがたい。
もちろんマニアクスである以上、例の『狩人』も出すことは大決定している。

あと、リリカルスクライド//G.U. 氏にお聞きしたいのですが
この作品のスクライドはもしかしてTV最終回前ですか?

558:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:02:29 J0t6JZ0P
作者じゃないですが、アニメ後だと思う。無常はカズマたちを恨んでたし。


559:554
07/07/21 00:17:04 X3bcdoiz
>>558
あ~、そう言う事じゃなくて
TV最終回のカズマと劉鳳のガチタイマンの前なのかなと・・・。
クーガーの兄貴も生きてるし、それならこの事件の後にあの『ケンカ』をやるのかなと。
もしそうならスバルやエリオあたりがどんな感想を持つのかという妄想が膨らんだもんで。

560:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:45:52 KTNOWAaN
>>559
実は最終回あとでもクーガーさん生きてるらしいんだぜ
でも、俺アフターはなかったことにしたい派なんで最終回で散っていって欲しい…

561:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:50:13 hiD4qNEg
>>560
アフターって小説版?
あれもTV最終回のバトル以前の話じゃなかった?

562:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 00:55:34 KTNOWAaN
>>561
一応amazonの説明では最終回の後日らしい

563:554
07/07/21 01:16:48 X3bcdoiz
>>560
あれ?アフターに出てくる兄貴は回想のみで実際には散ってるんじゃなかったか?
それに、アフター時だとカズマと劉鳳がアルター使い過ぎでえらいことに・・・。

564:マスカレード
07/07/21 01:46:59 WcAejm35
それは小さな思いでした。
新たに始まる私達の日々。
決めたのは、戦う事を諦めない事。
誓ったのは、昨日よりももっと強くなる事。
走り出した復讐のプログラミング。
もう、二度と大切な人を傷付けないために。

宇宙の騎士リリカルなのはBLADE……
始まります。

565:マスカレード
07/07/21 01:56:03 WcAejm35
ピピピピピピピッ……
鳴り響く目覚まし時計のアラーム音。
「……ん。」
はやては時計をパシッと叩き、アラームを止めた。
明るい朝日が差し込み、今日もいつも通りの日常が始まる。
起き上がって横を見ればヴィータはすやすやと寝息をたたて眠っている。
はやてはクスッと笑いヴィータに布団をかけ直し、そのままリビングへと向かった。

「……ん……あ?」
リビングのソファで眠っていたシグナムは、キッチンから聞こえる音に目を覚ました。
「ごめんな、起こした?」
「あ……いえ。」
キッチンで朝食の準備をしていたのははやてだ。
「ちゃんとベッドで寝やなあかんよ?風邪ひいてまう」
「す、すみません……」
シグナムは自分にかけられた毛布をたたみながら謝罪する。
「シグナム、夕べもまた夜更かしさんかぁ?」
「あ……あぁ、その……少しばかり……」
シグナムの答えに「ふふっ」と笑うはやて。
間違っても闇の書を完成させる為にリンカーコアを蒐集していた等とは言えない。
「はい、ホットミルク。ザフィーラのもあるよ」
「ありがとう…ございます。」
シグナムははやてから差し出されたホットミルクを両手で受け取り、礼を言う。
「すみません、寝坊しました!」
そうこうしていると、今度はシャマルがエプロンを付けながら急いでリビングに入ってくる。
「おはよう、シャマル」
「……ああ、もう……ごめんなさい、はやてちゃん!」
シャマルはあいさつと同時に謝罪しながらキッチンに入る。もちろんはやては「ええよ」と笑う。
「おはよう……」
次にリビングに入ってくるのはシンヤだ。
「おはよう……ってなんや、シンヤも夜更かしさんか?」
「ああ……まぁね。それより、ホットミルクはあるかい?」
やはりはやてにはすぐに見破られてしまうのか。返事を返しながら着席し、ホットミルクを要求するシンヤ。
「あ……シンヤくん、その前に顔洗ってきなさい!」
それを聞いたシャマルは腰に手を当て、まるで母親のように言う。
「朝からうるさいなぁ、もう洗ったよ」
「あはは、流石シンヤやなぁ。はい、あったまるよ」
「ああ、ありがとうはやて」
シンヤの返答を聞いて笑いながらホットミルクを差し出すはやて。シンヤも「ふふ……」と笑いながら受け取る。

「(あったかい……な。)」
シンヤは手に持ったホットミルクを見つめる。そうしていると、人間だった頃の記憶が甦ってくる。
普通の家と何も変わらない朝食の風景。そこにいるのは父さん、ケンゴ兄さん、ミユキ、フォン、そして……

タカヤ兄さん。

思い出した途端に、シンヤの中から何かが込み上げてくる。自然にカップを持つ手が震えてくる。
「(タカヤ兄さん……いや、ブレードッ!)」
強くカップを握りしめ、それにより中のミルクが振動する。そして憎しみの次に込み上げる感情は、喜び。
「(ククク……ブレードは今頃……)」
考えれば考える程笑みがこぼれる。はやて達に気付かれはしないが、ちょっと危ない笑いだ。

566:マスカレード
07/07/21 02:00:17 WcAejm35


第4話「ペガス発進!新たなる力、起動!」



それは昨日の出来事。

「ハッハハハハハ……アーハッハッハッハッ!」
笑いながらクロノから離れてゆくエビル。
しかし……
「……ん?」
エビルの周囲から現れた、輝く鎖のような物が自分目掛けて飛んでくる。これには見覚えがある。
「人間共が使うバインドとか言う奴か……」

クロノの目の前で堂々と去ろうとしているエビル。もちろん執務官として逃がす訳にはいかない。
ましてやエビルは闇の書に関わる者。クロノとしても尚更逃がす訳にはいかない。
テッカマンとまともに戦っても勝ち目は無い。なら、バインドで何重にも拘束し、
動きを封じて転送する。今がそのチャンスかもしれない。いや、今しか無いというべきか。
詠唱を終え、『ディレイバインド』を発動するクロノ。エビルの周囲に現れた鎖はエビル目掛けて飛んでゆく。
しかし……
「消え……ッ!?」
目の前のエビルが消えた。そして一瞬、クロノの肌を風が掠めた。
「(まさか……)」
そして背後から感じる何者かの気配。クロノは恐る恐る後ろを振り向く。
そこにいたのは、自分の首筋辺りにテックランサーを突き付けて立っているエビル。
「……ッ!?」
「お前、死にたいのか?」
「何を……!」
「せっかく見逃してやろうと思ったけど……そんなに死にたいなら望み通り殺してやるよ!」
エビルはテックランサーを振り上げる。それを見て「殺される!」と思ったクロノは反射的に目をつむる。
「(………な?)」
しかし、テックランサーが自分に突き刺さる事は無かった。
ゆっくりと見上げれば、エビルはテックランサーを振り上げたまま静止している。

「…………。」
『(くれぐれも、殺さないでね。)』
エビルの脳裏をよぎるシャマルの言葉。
こんな虫けら一人、殺そうと思えば一瞬だ。だが、それはできない。してはならない。
ブレードならまだしも、こいつはただの人間だ。
「チッ……今回だけは見逃してやるよ。」
「……な!?」
「ただし……これが最期のチャンスだ。次は無いと思え……!」
「…………!」
エビルの恐ろしい声に返す言葉を失うクロノ。さすがのクロノでも死の恐怖を感じたのは初めてだった。
「それより……ブレードを追い掛けたらどうだ?」
さっきの恐ろしい声とは打って変わり、今度は少し楽しそうに言うエビル。
「……なに!?」
「ククク……行ってやれよ?楽しい事になってるかもなぁ」
最後にそう言い、また笑いながら立ち去ってゆくエビル。

「(ククク……『俺は』殺さないさ。後は知らないけどねぇ……)」
エビルはそう思いながらまた楽しそうに歩き始めた。

「そうだ……Dボゥイ!」
クロノはエビルが見えなくなった頃にやっと正気を取り戻し、空に上がる。まずはエビルが言うようにブレードを追うのが先だ。
「……にしても、なんでこんな時に!」
こんな非常時に敵から逃げ出したブレードに対し愚痴を零しながらクロノは捜索を開始した。

567:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/21 02:03:18 hJF7G3xv
支援

568:マスカレード
07/07/21 02:07:11 WcAejm35


ハラオウン家、クロノ自室。
現在、クロノは通信中。相手はレティ提督だ。
内容は、グレアム提督の口利きのお陰で武装局員の指揮権が借りられた、という話。
『それはそうと……』
「何ですか?レティ提督」
『Dボゥイの様子はどう?』
「……はぁ。今はアースラで眠ってますよ……」
クロノは少ししかめっ面をして答える。
『そう……昨日は散々な目にあったみたいね?』
それを見たレティはクスクスと笑いながら言う。まぁ昨日といっても正確には今日だが。
「はぁ、もう……死ぬかと思いましたよ……まったく。」
『フフ……まぁ助かって良かったじゃない』
「……それはそうですけど……」
言いながらかなり不機嫌そうな表情をするクロノ。

ここで再び回想シーンだ。


「……Dボゥイ!!」
クロノはブレードの捜索を開始してすぐにブレードを発見、地面に佇むDボゥイに呼び掛ける。
「聞こえないのか、Dボゥイ!」
今度はさらに接近して呼ぶ。それに気付いたブレードはゆっくりとクロノへと目線を向ける。
この時、ブレードの瞳の色が赤くなっていることにクロノは気付かなかった。
「一体どういうことなんだDボゥイ!理由の無い敵前逃亡なんて……ッ!?」
言いながら歩み寄るクロノの動きが止まった。ブレードはクロノの目の前で肩から二本のテックランサーを出し、連結したのだ。
「D……ボゥイ?」
「うおおおおおおッ!」
テックランサーを振り回し、クロノに襲い掛かろうと走ってくるブレード。
クロノは咄嗟に空に飛び上がり回避する。
「何をするんだDボゥイ!」
「うおお!おおおおお!」
言葉は通じず、さらにクロノに追撃しようとするブレード。もちろんクロノは全力全開で逃げる。


「くそッ……本当にデンジャラスボゥイだな、キミは!」
クロノはしばらく逃げ続け、いよいよもってキレかけていた。逃げながらブレイズキャノンの発射準備に入り……
「クソ……なんでこんなこと……」
クロノの中で何かが弾けた。意識を集中させるクロノ。
そして一気に急降下……いや、落下する。ブレードもそれを追うためすぐに急降下。
「うおおおおおおッ!!」
ブレードは叫びながらクロノの顔面を狙ってテックランサーを振るう。しかしクロノはそれを顎を上げて紙一重で回避。そして……
「何なんだアンタはァーーーーーーーーーッ!!」
『ブレイズキャノン』
急降下してきたブレードの腹にS2Uを突き付け、零距離でブレイズキャノンを発射。

お互いに落下する。
「……やったか?」
ダメージは与えられないまでも衝撃は伝わったはずだ。そう思いブレードを見る。
しかし、やはりブレードは無傷。普通に立っている。クロノは「ダメか」と思った。しかし……
「うおおおおおおッ!」
「何!?」
次の瞬間、ブレードはまた両手で頭を抱えて苦しみ出したのだ。
本当に苦しそうにもがき苦しみ、そして最後はその場に倒れた。

569:マスカレード
07/07/21 02:11:46 WcAejm35
「Dボゥイ?」
「…………。」
返事は無い。ブレードは死んだように動かない。
やがてブレードの体は緑の光に包まれ、人間の姿に戻った。
その時、近くに割れた緑のクリスタルが落ちていたという……。


『……で、拘束されてアースラに転送されたわけね』
「はい。まったく、Dボゥイの奴一体何考えてんだか……」
話をまとめるレティ。クロノは大きな溜め息をつきながら答えた。

「お、クロノ君。どう?そっちは」
部屋から出てきたクロノに、リビングで冷蔵庫を漁っていたエイミィが話し掛ける。
「武装局員の中隊を借りられたよ。そっちは?」
「よく無いね~。夕べもまたやられてる」
エイミィは昨晩の被害について説明する。昨日は魔導師が十数人、リンカーコアを持つ野性生物が5匹。
いずれもリンカーコアを奪われており、野性生物の内一匹はエビルが倒した龍だ。
「そういえば、Dボゥイ……目が覚めたらしいよ」
「そうか……。」
エイミィはリモコンのボタンを押し、さっきまで空中に表示していた闇の書の画像を別の画像に切り替えた。
「……これは?」
表示されているのは緑のクリスタル。だが、割れてしまっている。
「うん、Dボゥイが変身……テックセットだっけ?に使うクリスタル。」
「……でも、割れてるぞ?」
「うん……これが割れちゃったらもう……テックセット、できないらしいよ……」
「……そんな!」
クロノは耳を疑った。いきなり逃げ出して、いきなり襲い掛かって、いきなりテックセット不能なんて……訳がわからなさすぎる。

「……とりあえず今、艦長が事情を聞いてるらしいよ」
「…………。」


アースラ、面会室。
ガチャリとドアノブを回す音が聞こえ、リンディが入ってくる。
「Dボゥイ……。」
「…………。」
Dボゥイは何も言えない。
「理由の無い敵前逃亡……それにクロノ執務官に襲い掛かった理由、聞かせて貰えるかしら?」
「…………。」


数時間後。

「あ、メール……」
携帯の着信に気付いたなのは。
相手はクロノだ。どうやらレイジングハートとバルディッシュは来週には修理が終わるらしい。
それともう一つ、フェイトに「寄り道は自由だが夕食の時間には戻ってくるように」と伝えて欲しいとの事。
なのははレイジングハートの復活を心待ちにしながら、フェイトやアリサ達と思い思いの時を過ごす

同刻、八神家。
「カートリッジか?」
シャマルがカートリッジに魔力を込めていると、目の前で壁にもたれているシンヤが話し掛けてくる。
「うん、昼間のうちに造り置きしておかなきゃ」
シャマルが答える。
「大変だね。一人で任されっぱなしで」
「ううん、バックアップが私の役割だからね。これくらい平気よ」
カートリッジを眺めながら笑顔で言うシャマル。

570:マスカレード
07/07/21 02:16:02 WcAejm35
「そうか。ま、俺には造れ無いしね」
「それに、お前にカートリッジは必要無いからな」
今度は外出準備中のシグナムが上着を着ながら言う。
確かにテッカマンには魔力もカートリッジも全く関係無い。
「まあね。シグナムはこれからはやてのお迎えかい?」
「ああ。お前も来るか?」
「遠慮しとくよ。俺が行く意味が無いからね。」
シンヤはシグナムの誘いを断る。
別段はやてを嫌いな訳でも無いが、ただ迎えに行くだけならわざわざ自分が行く必要も無い。
シグナムは「そうか。」と言い、そのまま部屋を出た。


一方、再びアースラ。
「Dボゥイ……そろそろ答えてくれないかしら?悪いようにはしないから……」
「…………。」
ずっとだんまりを決め込むDボゥイにリンディは半ば諦めかけていた。その時……
「俺は……」
「……?何、Dボゥイ?」
「俺が、人の心を保っていられるのは、テックセットしてから30分が限界だ。」
「……え?」
予想外の展開にキョトンとした顔をするリンディ。
「テックセットしてから30分が経過すれば、俺の心はラダムに支配され、身も心もあの化け物になってしまう。」
「そんな……!?」
リンディはあまりにショッキングな事実に口を塞ぐ。
「だから……30分が経過して、できるだけクロノから離れようとしたのね……?」
「…………。」
「でも……それならどうして貴方はまた人間に戻れたの?」
ここで疑問に思った事を質問してみるリンディ。
「恐らく、暴走する直前にエビルのPSYボルテッカを受けて体力を消耗していたからだろう」
「…………。」
今度はDボゥイの説明に言葉を無くすリンディ。
「いいえ……きっと違うわ。」
「何?」
「貴方がまた人に戻れたのはきっと、貴方が人でありたいと願ったからよ」
リンディの言葉に驚くDボゥイ。まさかこんな風に言われるとは思っていなかった。
「貴方は化け物なんかじゃないわ。だって、ちゃんとこうして戻って来れたじゃない」
「……だとしても、変身できなくなった俺にはもう生きる意味なんて無い」
「……そんなこと言っちゃダメよ。生きてる事に意味があるんだから……」
突然ネガティブな話をしだしたDボゥイ。リンディは戒めるように説得を試みる。
「……仮に変身できたとしても……もう戦いたく無い。」
「……どうして?」
「こんないつ化け物になるか解らない奴がいても迷惑なだけだろ……」
「…………。」
Dボゥイの話を聞きながら黙って深く息を吸い込むリンディ。
「それに、俺はもう誰も傷付けたく無い。これ以上戦ってまた皆を……」
「い い 加 減 に な さ い ッ ! !」
「……!?」
リンディは大きな声でDボゥイを制した。それこそ他の部屋にまで聞こえるくらいの、特大の声で。


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