07/07/18 20:50:37 tR48ZLVh
>>336
普通のボルテッカについては忘れたが、ブラスターボルテッカのため中は自分の周囲にシールドが発生したはず。
あと普通のと違ってブラスターの時って確か全範囲型のぶきだったよね?
346:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:53:55 9im6iUe4
全範囲と正面集中(対エビルのとき)の2パターンに撃ち分けられるようだ
他にも通常ボルテッカ並の威力のビームみたいなのをランサーから出したりできるしな
347:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:55:09 tR48ZLVh
連続でレスしてすまんが最強スレのテンプレ見つけたから張ってみる。
【共通設定・世界観】
テッカマン:寄生生命体「ラダム」が寄生するために遺伝子レベルで改造された人。
個体差はあるが能力はほぼ同じで
・超音速で飛行可能。設定上最高速度は制限なし(<c)。
・反応弾(核兵器)の直撃を受けてほぼ無傷
・あらゆる環境で生活可能
・単独で大気圏突入可能
・通常兵器は一切通用しない装甲を持つ
【名前】テッカマンブレード
【属性】生体兵器
【大きさ】2.32m
【攻撃力】テックランサー:テッカマンの装甲を貫く威力の両刃の槍。二つに分けることが可能
クラッシュイントルード:高速飛行形態。普段の数倍の飛行速度で突撃、ラダム獣を粉砕できる威力を持つ。
ボルテッカ:反物質砲。発射のタメは一秒未満。直撃すればテッカマンを消滅させるほどの威力。
射程は数km程度。速度は宇宙に向けて発射されて点程度にしか見えなくなったミサイルを
地上から打ち落とせる程度。設定上一回しか使えない。
【防御力】【素早さ】共通設定参照
【特殊能力】ブラスター化:肉体を進化させ、機能を極限まで高める。タメに数秒必要。ブラスター化した後の能力は
・至近距離からのボルテッカの直撃に全くの無傷。
・基礎能力が自分より30%上のエビルを圧倒
・テックランサーの先端から通常のボルテッカと同等の威力のビームを発射可能
・ボルテッカの威力が数倍に上昇。発射のタメが数秒できるがタメの間はラダム獣が粉砕されるほどの力場が
ブレードを中心に数百m程発生。
・一方向に向けて放つことしか出来なかったボルテッカが全方位に向けて放つことが可能になった
・単独で大気圏離脱可能
・十数分で地球一周できる速度で飛行可能
【長所】全体的に高い能力を誇る
【短所】30分以上戦うと暴走、考えて行動できなくなる
ついでにラダム獣に通常兵器はまともに効かん。
348:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:55:16 UBKoaRI8
>>345
ブラスターボルテッカは通常の収束型と全範囲型で使い分けれる。
さらにサイボルテッカと同じように曲げたりもできる
349:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:02:11 E+DPYNVZ
>>348
ボルテッカのフェルミオン粒子は元々精神波でコントロールできる性質があるからな
それにしてもテッカマンキャラにとっての倒す=殺すなところがこれからどう影響するかだな。
350:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:05:03 yL3F5Y9L
俺を倒せたら止めてやる(殺すのを)って言われたら悪夢だ・・・。
351:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:07:15 tR48ZLVh
>>350
管理局の全戦力導入しても不可能です、本当にありがとうございました。
352:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:09:46 9im6iUe4
正気に戻るにはラダム虫が宿主から離れなきゃならんが条件は瀕死になることだしな
ところでブラスターブレードの短所に脳神経核の破壊による記憶障害がないな
353:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/18 21:09:51 hwbZKRAr
>351
両さんなら……両津勘吉ならあるいは……
などと思ってしまった。
さすがにねぇ。
354:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:13:51 UBKoaRI8
>>351
まぁこれは公式じゃないただのSSなんだから多少無茶があってもいいんじゃないか?
例えばなのは達がみんなで力を合わせてテッカマンを一人くらい倒すとか。
SSでくらいそんな奇跡が起きてもいいと思う
マスカレード氏のSSに他のテッカマンが出るかわかんないけど
355:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:18:29 yL3F5Y9L
パワーキャラが炸裂した後は、頭脳戦が見たくなる。
何が言いたいかというとGEや愚者の書、なのはだけジョジョ風味のジョジョクロス系が読みたいよぅ。
言ってもしょおぉがねーですが。
356:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:31:06 E+DPYNVZ
ラダムの連中も何気に技術凄いからなあ。
ブラックホールを形成して地球をぶっ壊す重力レールガンがあったり、
太陽系そのものを閉鎖できちゃうそうだから、アルカンシェルどころの話じゃねーぞ!
ボルテッカはそのブラックホールすら消滅させちゃうんだけど。
>>352
最強スレ的には戦闘に関係ないからだろう。
357:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 21:48:34 /WsZgGx8
テッカマンブレードとユニクロンだったらどっちが強いですかね?
大きさ違いすぎて戦えないか。
358:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:51:10 wMPZG94n
そういや反物質って空気中の原始に触れても対消滅して莫大なエネルギーを発生するんだけど、
ボルテッカとかローエングリンとかポジトロンライフルとかの反物質ビームはその問題点をどうやって
克服しているんだろう……?
359:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:51:13 UBKoaRI8
>>357
まぁマスカレード氏の説明でも解るように
ボルテッカは質量に関係なく触れた物を消滅させるからなぁ・・・
スパロボとかになったらわかんないけど
360:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:01:49 j6IHTfCX
PSYボルテッカの例もあるからある程度精神力で何とか…?
まあぶっ放す量が量だから、量と勢いで空気とかもお構いなしで巻き込んでいってるんじゃないかしら?
361:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 22:03:35 /WsZgGx8
>>359まあ確かに反物質なんて持ち出されたら大抵の奴じゃ相手になりませんよね。
…殆どの人が知らないか忘れてる(自分もこないだ知りました)設定なんですけど
初代メガトロン様の右腕に付いてるあのキャノン砲は反物質兵器なんすよね。
ブラックホール生成能力に関してもあると明記されてます。
アニメじゃ全然出てこなかったけど。
362:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:04:04 E+DPYNVZ
>>358
ボルテッカのフェルミオン粒子を精神波で操作して、特別な力場を形成してまとわせているんだろう。
ブラスターボルテッカを撃つ時周囲に展開されている強力な力場はそれが強化拡大したものだと思う。
ラダムはブレードでも破れないフィールドを張れてたし。
363:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:04:57 yJolsHPw
>359
スパロボだと幼女に瞬殺されたり。
ガウルンに喧嘩を売って瀕死になるからなあ。
時空を越えてふえるワカメ並のレベル。
364:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:07:03 PYXCXQqY
>>358
>ローエングリン
種のなら、監督のこんな台詞がある。
「え? 陽電子砲ってすごいビーム砲じゃないんですか?」
陽電子砲を防ぐのは物理的に不可能だ、って突っ込まれた時の台詞ね。
>ポジトロンライフル
エヴァのなら力技。関西を停電させて出力稼いでる。
あとATフィールドじゃね?
365:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:10:06 E+DPYNVZ
>>364
種世界の陽電子砲は陽・電子さんが発明したものというのが新シャアじゃ定説w
366:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:12:47 PYXCXQqY
>>365
あとレールガンはレー・ルガン博士開発のビーム兵器なんだっけ?
……何の脈絡もなくシグルイクロスとか思い付く自分はどうかしてる
367:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:18:40 E+DPYNVZ
>>366
高町なのはが心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう。
こうですか?わかりません!
368:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:36:18 weavp4P0
虎眼→なのはさん
牛股→フェイトorはやて
先輩s→ヴォルケンズ
源之助→スバル
伊良子→ティア
涼→エリオ
……嫌な構図だなあ……
369:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:44:48 qgbv2Fja
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) なに?クロノだとテッカマンエビルに勝てないどころか殺されちゃう?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「クロノはアーキタイプ・オーガンと戦えばいいさ」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / !
370:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:51:24 yL3F5Y9L
卿・・・逆に考えても目の前のエビルは消えてくれません。
371:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:09:14 9im6iUe4
というかアーキタイプ・オーガンにも勝てる気がしません・・・
372:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:26:29 3R0kkEOJ
>クロノは悔しい表情で笑いながら立ち去っていくエビルを見るしかできない。
ってあるから、見逃してもらえたんでない?
373:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:27:23 PYXCXQqY
>>368
いく→フェイトで
……最悪だな、ティアナの末路が
374:217
07/07/18 23:44:46 OswO+642
遅ればせながら。マスカレード氏GJ!
自分はテッカマンについてはスパロボ程度の知識しか・・・
置き去りにされたクロノの今後が気になってしょうがないです
375:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:45:59 ltOjcuG/
>>372
スーパーエビルタイムで大量出血するクロノが見れそうだったのに残念。
376:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 00:04:18 j6IHTfCX
まあテッカマンはテッカマン同士戦闘するから、双方戦力が相殺される・・・よね?
クロノの戦いに期待しつつ…何故か目から心の汗が
377:リリカルスクライド//G.U.
07/07/19 00:08:33 00YrZjdq
すごい討論になってますねぇ
今現在戦闘パート考えてるんですが……
サラリーマンの行動パターンがテラ難しい(;・ω・)
てか、劉鳳&フェイトでも勝てるのかってぐらい戦闘経験差があって
文章に書きだすのが一苦労~
来週の初めには投下予定
378:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:13:57 tuEasRz5
Bパート仕上がったんですけど。
投下おkですか?
379:マスカレード
07/07/19 00:20:45 bFCOZX/r
おっけーですw
380:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:23:24 tuEasRz5
一話「空への翼」Bパート
ティア「クロスファイヤアァァァァア!!」
スバル「リボルバアァァァァァア!!」
スバル・ティアナ「シュウゥゥゥゥゥト!!!!」
二人の合体攻撃が攻撃用スフィアのみを全て破壊する。
残りはターゲットのみとなり、スバルはそれを丁寧に破壊していく。
スバル「イェ~イ!ナイスだよティア!一発で決まったね!」
ティア「ま、あれだけ時間があればね。」
スバル「普段はマルチショットの命中率、あんま高くないのに、ティアはやっぱ本番に強いなぁ~」
ティアナ「うっさい!さっさとラストターゲットの破壊に向かうわよ!」
【ヘリ内部】
フェイト「なるほど…これは確かに伸びが良さそうだね。」
はやて「そやろ~」
フェイト「残るは…最終関門だけだね。」
はやて「よっしゃ。」
はやては通信機を使い、翔一に連絡を入れた。
はやて「津上さん、準備は?」
アギト「とっくにオッケー!後は台詞を考えるだけかな。」
はやて「台詞?」
アギト「そうそう!何か言ったほうが雰囲気あって、良いでしょ?うーん…何が良いかなぁ…」
はやて「何でもええけど、油断して攻撃を受けたらあかんよ。」
アギト「大丈夫大丈夫、氷川さんじゃないんだから。」
【地球 焼肉屋】
氷川「ハックション!」
尾室「どうしたんですか氷川さん?」
小沢「風邪でも引いた?」
氷川「いえ、何でもありません。」
氷川はハンカチで自分の手を拭く。
小沢「それにしても、津上君ももったいないわよね。せっかく開店したお店を友達に任せて、変な世界へ行っちゃうなんて。」
小沢はビールを口に含む。
氷川「津上さんは津上さんでやることがあるんですよ。それに、今度の休みに一度帰ってくると、連絡をくれたようですし。」
尾室「ようだって、氷川さんが直接連絡もらった訳じゃないんですか?」
氷川「ええ、津上さんが「葦原さんに」連絡を入れたみたいなんですよ、それで、僕がこの前「偶然葦原さんに会って」、津上さんが帰ってくるって事を教えてもらいました。」
小沢「…」
尾室「…」
氷川「どうしたんです?そんな哀れみをこめた目で僕を見て?」
小沢「!?…いえ!なんでもないわ!?」
尾室「あ!肉、焼けたみたいですよ!?氷川さん、食べてくださいよ!G5ユニットの訓練も午後からあるんですから、体力付けないと持ちませんよ!」
尾室は氷川の皿に大量のカルビをのせる。
氷川「?」
なにがなんだか分からぬまま、氷川はカルビを口に運んだ。
381:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:24:57 tuEasRz5
【ミッドチルダ 試験場】
スバルとティアナはラストターゲットの位置の確認を終え、破壊に向かっていた。
スバル「ほんとにこの建物の中に、ラストターゲットがあるのかな?」
ティア「間違いないわ、さっさと破壊して、ゴールを目指すわよ。」
スバル「ティア、試験官は一発当てれば良いって言ってたじゃん。」
ティア「うっさい。」
話している間に二人はポイントに到着した。
そこは真っ暗で何も見えなかった。
ティア「ここに…ラストターゲットが?」
スバル「真っ暗で何も見えな…」
?「よく来たな…」
スバル・ティア「!?」
?「ここまでこれたことは褒めてやる、だが、ここが貴様らの墓場だ!」
台詞が終わると同時に一斉に証明が着く。
そしてそこには…
ティア「嘘…」
スバル「仮面…ライダー?」
疾風の槍・ストームハルバード、炎の剣・フレイムセイバーの二つを構えた、別名(三位一体の戦士)仮面ライダーアギト・トリニティフォームがそこに居た。
アギト「うーん…ねぇ、そこの二人!」
スバル・ティア「!」
二人は身構えるが…
アギト「今の台詞、どうだった?」
ティア「は?」
アギト「悪役っぽくて、結構、良かったでしょ?君らが来るまで結構練習したんだよねぇ…」
ティア「は、はぁ…」
スバル「ねぇ仮面ライダー、あなたが最終関門なの?」
アギト「そうだよ、だから早くかかってきてよ。時間、無くなっちゃうよ?」
二人は思い切りアギトにペースを狂わされていた。
スバル「…ティアから行ってよ。」
ティア「何でよ?あんたから行きなさいよ。」
スバル「じゃあ、コインで決めよ。表が出たらあたしからね。」
ティア「うん…分かった。」
スバルはコインを用意し、宙に向けて弾く。
そして落ちてきたコインを右手でキャッチする。
コインは裏だった。
スバル「ヤタ!」
ティア「何喜んでるのよ…まぁ良いわ、大分落ち着いてきたし…」
ティアナはアンカーガンの照準をアギトに向ける。
ティア「さっさと一発当てて、ゴールに向かわせてもらうわ!」
ティアナは無数の弾丸をアギトに向けて放つ。だが…
382:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:26:13 tuEasRz5
アギト「ハ!ハァ!ハァ…ハァ!!」
アギトは弾丸をフレイムセイバー、ストームハルバードの両方を巧に扱い、全て叩き落す。
アギト「ま、こんなもんかな♪」
ティア「嘘!あれだけの弾丸を!」
スバル「まだまだあぁぁぁぁぁあ!!」
スバルはスピードを加速させ一気に間合いを詰める。
スバル「うおぉりゃあぁぁぁぁぁあ!!!!」
スバルはパンチやキックを連続でアギトに打ち込む。
だがアギトはスバルの攻撃をものともせず、一発一発を綺麗に受け流していく。
スバル「ウソ!?こんなに打ってるのに何で当たらないの!?」
アギト「成程…確かに腕も悪くないし、はやてちゃんが欲しがる理由も分かる…けど!」
アギトはスバルの拳を武器で振り払い、懐に飛び込む。
スバル「!?」
アギト「相手が悪かったかな!?」
そしてスバルの腹部にフレイムフォームの力を宿した右腕で拳を叩き込んだ。
スバル「がっ…」
スバルは数メートル吹き飛ばされ、壁に激突する。
アギト「ちょっと…力入れすぎたかな?」
ティア「スバル!」
ティアナはスバルの所へ大急ぎで向かい、スバルを抱き起こした
ティア「スバル!大丈夫!?」
スバル「だ…大丈夫、まだ戦えるよ…」
ティア「なら良いけど…一人づつかかっていっても勝てないわ、同時攻撃で攻めるわよ!」
スバル「うん!じゃあ、あたしがあいつの後ろに回るよ!」
スバルは高速でアギトの後ろに回り、リボルバーナックルにカートリッジをロードさせる。
一方のティアナはアギトの正面に立ち、クロスファイヤーシュートの体制に入る。
アギト「ん?」
ティア「クロスファイヤアァァァァア!!」
スバル「リボルバアァァァァァア!!」
スバル・ティアナ「シュウゥゥゥゥゥト!!!!」
二人は先程大量のスフィアを瞬殺した連携技を繰り出す。
もちろん、撃つ弾数はさっきの二倍近くに増やしてある。
ティア「流石の仮面ライダーと言えど、これを避けられる訳が無いわ!」
スバル「これで、あたし達の勝ちだ!」
ティアナとスバルは勝利を確信していた。
「下手な鉄砲でも数を撃てば当たる」
多少ヤケクソな答えではあるが、ある意味効果的な答えであろう。
アギト「結構な数だな…俺が氷川さんだったら当たってあげるんだけど、俺は氷川さんじゃないから…」
383:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:28:13 tuEasRz5
アギトのクロスホーンが展開する。
アギト「当たって…あげられないんだよね!!」
アギトはリボルバーショットの方角にフレイムセイバーを、クロスファイヤーシュートの方角にストームハルバードを振るう。
そしてその軌跡から炎の刃と疾風の刃が発射され、二人の攻撃を相殺する。
その余波は土埃をあげ、スバルとティアナに容赦なく襲い掛かった。
スバル「うわあぁぁぁぁぁあ!!」
ティア「きゃあぁぁぁぁあ!!」
二人は土埃の中に消える。
そしてその凄まじい衝撃は、監視用のサーチャーまで破壊してしまった。
アギト「逃げたか…それにしてもサーチャー壊しちゃったよ…ちょっと、やりすぎたかな?」
【ヘリ内部】
はやて「?、なんや?」
フェイト「サーチャーの故障かな?」
【調整室】
なのは「もう…津上さんったら…サーチャーまで壊せなんて言ってないよ…リィン、外に言って様子を見てくる。」
リィン「はい、お願いします。」
RH「Am I set up ?(私もセットアップしますか?)」
なのは「そうだね。念のため、お願い」
RH「All right. Barrier Jacket standing up.」
なのははバリアジャケットを装着し、現場に向かった。
一方、ビルから脱出したスバルとティアナは…
スバル「ティア!大丈夫?」
ティア「なんとか…でも、走るのは無理そうね…さっきので、足をやられたわ。」
スバル「そんな!?」
ティア「私が離れた位置からサポートするわ。そしたら、あんた一人ならゴールできる」
スバル「ティア!!」
ティア「うっさい!!次の受験の時は、私一人で受けるっつってんのよ!」
スバル「次って…半年後だよ?」
ティア「迷惑な足手まといがいなくなれば、私はそのほうが気楽なのよ!」
スバル「ティア…私、前に言ったよね?弱くて、情けなくて、誰かに助けられっぱなしの自分が嫌だったから、管理局の陸士部隊に入った。魔道士を目指して、魔法とシューティングアーツを習って、人助けの仕事についた」
ティア「知ってるわよ。聞きたくもないのに、何度も聞かされたから」
スバル「ティアとはずっとコンビだったから、ティアがどんな夢を見てるか、魔道士ランクのアップと昇進にどれくらい一生懸命かもよく知ってる。だから!こんなとこで!私の目の前で!ティアの夢をちょっとでも躓かせるのなんて嫌だ!!一人で行くのなんて、絶対嫌だ!!」
ティア「じゃあどうすんのよ!?走れないバックスを抱えて、あのライダーを倒して、残りちょっとの時間で、どうやってゴールすんのよ!?」
スバル「裏技…反則、取られちゃうかもしれないし、ちゃんとできるかも、分からない…でも、上手くいけば二人でゴールできる!」
384:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:31:09 tuEasRz5
ティア「…本当?」
スバル「うぅ…ちょっと難しいかもなんだけど…ティアにもちょっと、無理してもらうことになるし…
よく考えると…やっぱ無茶っぽくはあるんだけど…あの、なんて言うか、ティアがもし良ければって…」
スバルの優柔不断な態度にティアナはだんだんイライラしてきた…
そしてついに堪忍袋の緒が切れた。
ティア「あー!!イライラする!!グチグチ言っても、どうせあんたは自分のわがままを通すんでしょ!?どうせ私はあんたのわがままに付き合わされるんでしょ!?だったら、はっきり言いなさいよ」
スバル「あ…二人でやれば、きっとできる。信じて、ティア。」
二人の決意は、今ここに固まった。
ティアナ「…残り時間、三分四十秒…プランは?」
スバル「!?…うん!」
【建物内】
そしてその頃…
アギト「うーん…」
建物内ではアギトが退屈そうにしていた。
逃がした二人が中々戻ってこないのだ。
アギト「どうしたのかなぁ…あの二人…まさかこのまま棄権しちゃうのかなぁ…ん?」
アギトは何者かが階段を上がる気配を感じた。
アギト「戻ってきたな…よおし…」
アギトは両手に再び武器を持ち、身構える。
そして入り口にティアナが立った瞬間、一足飛びで彼女に間合いを詰める。
アギト「痛いだろうけど、我慢してね!ハアァァァア!!」
アギトは二つの武器を振るい、彼女に攻撃を当てた。
【ヘリ内部】
一方、フェイトとはやては回復したサーチャーで対アギト戦を視聴していた。
はやて「あ!?直撃!?」
フェイト「違う…」
【建物内】
アギトの攻撃は確かにティアナに直撃した
だが、攻撃が当たったティアナは幻のように消滅したのだ。
アギト「何?…!?」
385:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:32:11 tuEasRz5
気がつくとアギトの回りには沢山のティアナが出現し、アギトを包囲していた。
アギト「これは…?」
出現した沢山のティアナは一斉にアギトに襲い掛かる。
アギト「なんだか分からないけど、とにかく戦う!」
そしてアギトはティアナたちに応戦し、次々と幻を破壊していった。
【建物外】
建物の外ではティアナが瓦礫に隠れ、幻術魔法「フェイクシルエット」を使用していた。
これが「大量のティアナ」のからくりの正体である。
幻がある程度アギトに破壊された後、ティアナはスバルに思念通話を送った。
ティア「フェイクシルエット…これ、滅茶苦茶魔力喰うのよ…長く持たないんだから…一撃で決めなさいよ!じゃないと、二人揃って落第なんだから!」
スバル「…うん!」
ティアナはそこで思念通話を切る。
スバル「あたしは空も飛べないし、ティアみたいに器用じゃない…遠くまで届く攻撃も無い…できるのは、全力で走ることと、クロスレンジの一発だけ…
だけど、決めたんだ!あの人とあのライダーのように、強く優しくなるんだって!
誰かを守れる自分になるんだって!!」
スバルは覚悟を決め、拳を地面に叩き込む。
スバル「ウイング…ロオォォォォォォド!!」
スバルの拳から青く光る「道」が召還され、その「道」はアギトが居るフロアに直結される。
【建物内】
アギト「!?」
幻を全滅させたアギトは自分に向かい、大きな何かが迫ってくることに気付く。
だが、彼は逃げず、大きな気配がする方向へ向け、トリニティフォーム必殺技「ライダーシュート」の体制をとる。
アギト「覚悟を決めたのか…なら、逃げちゃダメだよね!」
再びアギトのクロスホーンが展開し、足元に紋章が浮かび上がる。
386:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:33:30 tuEasRz5
アギト「さぁ…来い!」
【アギトVSスバル】
スバル「いっくぞおぉぉぉぉぉお!!!!!」
スバルはスピードを最大限に加速させ、ウイングロードを突き進む。
スバル「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!」
さらにビルの外壁を拳で打ち破り、アギトに向かい突進する。
アギト「はぁぁぁぁあ…」
一方のアギトは必要最低限のオルタフォースを足に集中させ、宙に飛ぶ。
そして両足で蹴りこむタイプのキックポーズを取り、トリニティフォーム必殺・ライダーシュートを繰り出した。
アギト「ハアァァァァァァァァア!!!!!」
スバルの拳とアギトのキックは激しく激突し、火花を散らす。
スバル「(すごい力…腕が…今にも砕け散りそう…)」
アギト「(この娘…まだこんな力を残していたなんて…)」
スバル「(でも…あたしは負けるわけには行かないんだ!ティアが作ってくれたチャンス、潰すわけには行かない!!)」
スバルは砕け散りそうな腕に更に力を込める。
スバル「うりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
アギト「!?」
スバルの拳は更に強く、強く突き進み、ついにライダーシュートを弾き返した。
アギト「(そんな!?いくら威力は抑えてるからって、あの技を!?)」
アギトは吹き飛ばされ、壁に激突する。
だが、スバルの攻撃はまだ終わっては居なかった。
スバル「まだまだあぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
アギト「え!?ちょっと!?もう良いんだ…」
だがアギトの言葉はスバルには聞こえず、既にリボルバーナックルがカートリッジをロードしていた。
スバル「一撃必倒!!」
アギト「ヒッ!?」
スバル「ディバイィィィィィィイン!!!バスタアァァァァァァア!!!!!」
スバルの右腕から放たれた極太の青い光がアギトに襲い掛かる。
アギト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
直撃を受けたアギトは壁を貫通し、空の彼方に飛んでいった…
スバル「はぁ…はぁ…」
疲労困憊しているスバルにティアナから思念通話が入る。
ティア「やった!?」
スバル「うん…なんとか…」
ティア「残り時間…後一分ちょい!スバル!!」
スバル「うん!」
387:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:34:57 tuEasRz5
【ゴール地点】
ゴール地点ではリィン、シャマル、矢車の三人がスバルとティアナを待っていた。
残り時間は既に一分を切っている。
リィン「もう…なんでシャマルと矢車さんまで来るんですか!リィン一人で十分なのに!」
シャマル「だって、リィンちゃん試験官なんて初めてでしょ?はやてちゃんは良いって言っていたけど、私は、どうも心配で…」
矢車「同感だな…子供に出来るほど試験官って仕事は甘くは無い。」
リィン「リィンは子供じゃないです!!」
矢車「…来たぞ。」
リィン「ふぇ?」
矢車の言った通り、地平線の向こうにティアナを背負ったスバルが見えてきていた。
リィン「あ?ほんとに来たです!」
スバル「あと何秒!?」
ティア「十六秒!」
スバル「よぉし、魔力、全開!」
スバルは残った魔力を全てローラーに注ぎ込み、ラストスパートをかける。
そのスピードは凄まじく、ゴールまで一直線に進んでいく。
ティア「ちょ!スバル!止まる時のこと考えてるんでしょうね!?」
スバル「ふぇ!?」
ティア「ウソォ!?」
矢車「…やばそうだな。」
リィン「うん…やばそうです…」
シャマル「あのスピードじゃ、邯鄲には止まらないわね…想さん、お願いできる?私は「クッション」張っておくから。」
矢車「はぁ…」
矢車はホッパーゼクターを呼び寄せ、腰のゼクトバックルにセットする。
矢車「変身…」「HENSINN! Change!Kick hopper!」
矢車はキックホッパーに変身し、ゴール地点の数メートル先に立つ。
ティア「!?また新しい仮面ライダー!?」
スバル「そこどいてえぇぇぇぇぇぇえ!!」
388:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:36:18 tuEasRz5
二人はゴールを通過するが勢いは止まらず、キックホッパーに向かい突撃していく。
キックホッパー「ライダージャンプ…」「Rider jump!」
対するキックホッパーはゼクターレバーを操作し、左足にタキオン粒子をチャージし、ジャンプする。
スバル「へ?」
キックホッパー「ライダーキック!」「Rider kick!」
キックホッパーは突進してくるスバルに向け、ライダーキックを決める。
スバル・ティア「うわあぁぁぁぁぁぁあ!?」
キックホッパーに蹴り飛ばされたスバルとティアナは後方でシャマルが仕掛けた「魔力のクッション」に激突した。
スバル「イタタ…」
ティアナ「うう…」
リィン「二人とも!」
満身創痍の状態の二人にリィンが追い討ちをかけるように怒声をかける。
リィン「棄権行為で減点です!頑張るのは良いですが!怪我をしたら元も子もないですよぉ!!そんなんじゃ、魔導士としてはダメダメです!!」
スバル「うわぁ…」
ティア「ちっさ…」
キックホッパー「おいチビ、それくらいにしとけ、お前の声は五月蝿くてかなわん…」
リィン「チビじゃないです!まったくもう…これだから元ホームレスは…」
?「あはは…まぁまぁ」
リィン「?」
スバル・ティア「?」
三人は上空から聞こえた声に驚き、空を見上げる。
なのは「ちょっとびっくりしたけど…無事でよかった…」
声の主は管理局の「エース・オブ・エース」であり、そしてスバルの命の恩人の一人である高町なのはの物であった。
なのは「とりあえずこれで試験は終了ね…お疲れ様。」
スバル「!?」
なのは「リィンもお疲れ様、ちゃんと試験官できてたよ。」
リィン「うわぁ~い!ありがとうございます!なのはさん!」
なのは「矢車さんとシャマルさんもありがとね。」
キックホッパー「ふん…」
シャマル「どういたしまして。」
なのははバリアジャケットの装着を解除する。
なのは「まあ…細かいことは後回しにして…ランスター二等陸士。」
ティア「!?…はい!?」
なのは「ごめんね、家のコックが迷惑かけちゃって。足、怪我してるんでしょ?
治療するから、ブーツ脱いで。」
ティア「は、ハイ!(コックって…誰のことかしら?)」
シャマル「じゃあ、足の治療は私が…」
なのは「お願いしますね。それから…」
なのははスバルに視線を合わせる。
389:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 00:37:51 Zl2t13aO
支援する
390:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 01:00:07 tuEasRz5
スバル「なのは…さん?」
なのは「うん…」
スバル「あ、いえ!高町教導官一等空尉!!」
スバルは立ち上がり、なのはに敬礼する。
なのは「なのはさんでいいよ。皆そう呼ぶから。四年ぶりかな。背、伸びたね、スバル」
スバル「!?…えっと、あの、その…」
なのは「また会えて嬉しいよ」
スバル「!?」
スバルの目には少しずつ涙が溜まっていく。
憧れの人にまた会えた喜びと覚えてもらえていたという喜びがスバルの心を打った証拠であった。
スバル「…ウッ…ヒック…ウゥ…」
スバルの目から沢山の涙が零れ落ちる。
そんなスバルをなのはは優しく抱きしめるのであった。
そしてまた上空では…
はやて「さて、なのはちゃん的に二人はどやろ?合格かな?」
フェイト「ふふっ。どうだろうね?」
391:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 01:01:40 ZfYEoBtd
規制かな。支援
392:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 01:02:14 tuEasRz5
【地球 東南アジア】
一方その頃、地球の東南アジアでは、仮面ライダーBLACKRXが、怪人蟷螂男と戦っていた。
蟷螂男「おのれ…RXめ!」
RX「リボルケイン!」
RXはベルトのサンバイザーから必殺剣・リボルケインを引き抜き、構える。
そして空高くジャンプし、急降下しながら剣を蟷螂男の腹部に突き刺した。
蟷螂男「ギャアァァァァァァア!!」
そしてRXは蟷螂男の体からリボルケインを引き抜き、特有のポーズを決める。
これがRXの必殺技・リボルクラッシュである。
蟷螂男はその凄まじい攻撃力に耐えることが出来ず、爆発した。
RX「ハァ…ハァ…今日で、三体目か…」
RXは地面に方膝を着く。
RX「先輩…任せてください…貴方達が居ない分、僕が責任もってこの地球を守ります!
それが…地球に残った僕の使命です!」
RXはそう独り言を言うと、彼のマシン・アクロバッターに乗り、颯爽と走っていった…
393:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 01:04:01 tuEasRz5
投下終了…
いやぁ、途中酷い目に会いました…
遅くなってしまってすみません。
394:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 01:04:56 pQcyq2Y+
RXがんばれーw
395:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 01:08:37 lWiN2kvY
GJ!RXktkr
396:マスカレード
07/07/19 01:10:38 bFCOZX/r
GJです
氷川さんの扱いが……w
翔一もらしさが出てていいですね~
そしてまさか矢車さんのライダーキックに堪えるとは……w
RXも出ましたし、次回に期待してます。
ふと思ったんですか、ザビーは出るんでしょうか?
397:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 01:16:38 dByR9jyR
GJ!
兄貴最高です。スバルはもう仮面ライダーになれそうな気がします。
吹っ飛ばされたアギトは戻って来れるのかな・・・
398:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 02:44:30 FpyGYFdm
今人がいないようなので……投下します。
「どうあがいても絶望」っていうキャッチフレーズの某ホラーゲームのクロスです。
長いので続き物になる予定です。
399:398
07/07/19 02:45:44 FpyGYFdm
ミッドチルダ新暦75年8月1日 22時35分12秒
『第97管理外世界内の惑星・地球でレリックのものらしき反応あり』
突如機動六課に入った一報。
ロングアーチの面々がモニター越しに懸命に探索するも、すぐさまその反応は消滅する。
確認のため、すぐさまフォワードの部隊に出動命令が下る。
※※※※
ミッドチルダ新暦75年8月1日 22時41分19秒
ミッドチルダ某所/スカリエッティのアジト
レリックの反応を見つけたという事で、すぐさまこの陣営からも地球に向かう面々。
ルーテシアがすぐさま転移魔法を発動させる。
彼女と……トーレ、クアットロ、セイン、セッテのナンバーズの4人。
それに加えて、数十機のガジェットがみるみるうちに地球に転送されていく……。
400:398
07/07/19 02:47:09 FpyGYFdm
※※※※
ミッドチルダ新暦75年8月2日(日本で昭和78年8月2日)16時44分44秒
第97管理外世界/地球日本国/○○県海鳴市。
スターズのスバル、ティアナ。それにライトニングのエリオとキャロ。
反応は日本国内のどこかだという。
だが、一瞬で消滅したため、具体的な場所は不明。
とりあえず、東西南北を4手に分かれて探すことになった。
即座に各自は分散した。
※※※※
同日 23時45分49秒
第97管理外世界/地球日本国/某県三隅郡羽生蛇村付近
「すっかり遅くなっちゃったね……」
「キュア……」
キャロ・ル・ルシエは、使役竜のフリードにまたがりながら、森の上を低空飛行で流していた。
やや疲れたといった様子で、すっかり暗くなった空を見上げる。
星が瞬いているなんてことはなく、空にはただ暗雲が立ち込めている。
前方に目を移すと、そこにはただ鬱蒼とした森が広がるのみ。
わずかながら、人家のものらしき明かりが点在するだけ。
正直不気味だと思えた。
この辺で今日は切り上げて、引き返そうかと思ったとき……。
401:398
07/07/19 02:48:16 FpyGYFdm
―!
手にはめていたケリュケイオンが妙な反応を起こした。
「これって……あの時の!?」
かつて、ホテルアグスタの事件の時に見せたあの反応。
さらには……ガジェットの反応!?
思わず前方を向きなおすと……目の前にはガジェットの大群がこちらに向かっているのが見えた。
その背後には数人の人影が……恐らく、レリックを狙う戦闘機人!
今ここにいるのは、わたしとフリードだけ!
太刀打ちできそうに無い。
「フリード!引き返して!」
「キャウ!」
即座にキャロは手綱を引いて、旋回させようとした。
が……既に遅かった。
左手からいつのまにか、勢いよく飛んでくる人型の巨大な虫が、間近に迫っていた。
「ギャウウ!」
直後、虫はフリードの脇腹に勢いよくぶつかった。
大きく唸りをあげるフリード。
それと同時に口から猛烈な炎を、戦闘機人らの方に向けて放射した。
だが、虫がぶつかった衝撃でキャロがフリードの背から振り落とされ、そのまま森の中へと落ちていったのには気付かずに……。
402:398
07/07/19 02:49:17 FpyGYFdm
※※※※
キャロ・ル・ルシエ 蛇ノ首谷/折臥ノ森
同日/23時59分11秒
―ううっ……。
足が……思い切り痛いよ……。
ずきずきとした痛みをこらえながらも、わたしはゆっくりと目を開けた。
真っ暗。
真上には森の木々が空を隠すように覆っているのが微かに見える。
後ろには何かちくちくとした感覚。
ふとそちらに目をやると、椿の枝々が私の肌に触れていた。
どうやら、これがクッション代わりになったらしい。
ぼんやりした頭を無理矢理覚まして、フリードを呼ぼうとした……その時だった。
403:398
07/07/19 02:50:38 FpyGYFdm
ウォォォォォォン!!
静かな空気を引き裂くかのようなサイレンが何処からとも無く鳴り響いた。
一瞬、管理局で響くサイレンにも似ている気がしたが……どこか違う。
地の底から響くような……何かの甲高いうめき声のような不快な音。
わたしはただ……しばらく、サイレンが鳴り止むまで、その場に固まっていることしか出来なかった。
※※※※
これが……全ての始まり。
屈せずとも、立ち向かおうとも、信じ続けようとも、
ど う あ が い て も 絶 望 。
そんな世界の―。
―Lylycal Nanoha StrikerS × SIREN ~Welcome to Hanyuda vil~―
―to be continiued―
404:398
07/07/19 02:56:44 FpyGYFdm
本日はとりあえずここまでです。
なお、魔法とかの設定に関しては作中で追々示すという事で……。
また、年号とかに関しては元ネタに合わせた仕様にしています。
405:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 04:34:22 6zbpPZjP
(´゚ω゚):;*.':;ブッ
ちょwwwwwwwwwww
孤島のほうがまだ救いが……ねえな
ヽ(゚∀゚)ノ オワタ
406:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 06:24:39 SDl/SRPm
原作あまり知らないのだが、、、
管理外世界があるんだよな?
それじゃ、どっからどこまで管理してるんだ?
407:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 06:34:58 qmfFtBnH
あれ……1か2かわからんなった。
どっちだっけコレ。
いずれにせよ期待せざるを得ない
……ええもうホント、何も知らずにCM見ちゃった時はビビったのなんのw
408:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 06:46:46 SDl/SRPm
仮面ライダーで思い出したけど
電王はなんか普通に交通手段としてデンライナーがいろんな世界に路線引いてそうだなw
そして、ゼロライナーはロストロギア扱いか?
409:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 10:28:41 THeTGpMX
>>408
デンライナーは時間の列車だから世界は超えないんじゃないか・・・?自信無いが
ホラーで思い出したがF.E.A.R.って作品があって・・・
よくは知らんが心霊溢れる場所に最新鋭の装備の特殊部隊が出向くというシナリオだった気がする
新人四人だったらどうなるんだろう・・・とか・・・
だめぽ
410:通常の名無しさんの3倍
07/07/19 10:40:32 ZvFXUZTI
>>404
GJ!!
屍人より強力な闇人がいるのがどうなるか、救いはデバイスがあることかな?
原作の登場人物やナンバーズとの共同戦線があるのか楽しみです。
>>407
サイレン2ですね。
411:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 11:26:18 V+rdOswF
>>409
いや、劇中で消滅した時間や歴史改変が出てるから並行世界の壁を超えてるから大丈夫じゃないの。
412:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 11:59:07 wwLCuUco
>>398
初代の方だ。蛇ノ首谷は羽生蛇村。
果たしてどれだけの登場人物が生還できるか。
413:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 12:48:38 PlIOMetg
SIRENキター!
デバイスを無くし、最強鈍器ネイルハンマーで戦うヴィータとか……
あの難易度はトラウマですよw
初プレイで20秒で死んだ記憶が……
414:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 12:57:07 b54z607I
なんというSIREN…間違いなくこのSSはバッドエンド一直線。
415:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:43:55 xyTx8fmB
テッカマンブレードとのクロスがあるとは…。
テッカマンならなのは達とでもガチでやりあえますし、続きがすげぇ気になります。
416:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 14:47:57 e7u2cV0d
しかし、テッカマンの強さは洒落にならなかったりする
まあ、二次だからバランスとってもいいんだ
417:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 15:51:29 eweEnRkw
SIREN来たのか・・・・これは間違いなく全員無事ではすまない
これだけSSあると自分も書きたくなるから困る
418:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 17:26:15 PjyJyxoL
んー、まあバランスとらなくても、なのは達なら一斉に掛かれば
ダガー(スペックやや低い))、ランス("自称"完成されたテッカマン)、ソード(戦闘経験値低い)あたりなら
各個撃破で何とかなりそうではある。
無論、策は必要だろうけどソルテッカマンよりははるかに勝算はあると思う。
419:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 17:33:21 G1QDt3We
>>418
ソルテッカと比べりゃのましの話でなんとかならんだろ、言っておくがそいつらも無茶強いんだぞ。
なのは達って策で戦うタイプでもないっしょ。非殺傷設定も魔力関係ないテッカマンには意味ないし。
人間相手だと慢心してるところを不意で突くしかないだろう。
420:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 17:51:04 mV2e6fQH
つうかラダムテッカマンが来る=ラダム獣も一緒に大量に来るなわけで…
421:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 18:12:55 PjyJyxoL
一方を弱体化してバランスをとるよりは良いんじゃない?
策は…クロノあたりが追い込むなり何なりしてくれ…たら良いかな。
422:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 18:22:30 dAgbT6m5
かといって下手な弱体化をしたら……ねぇ?
というかマスカレード氏の作品中にはブレードとエビルしかでないっぽいから二人で戦わせておけばいいんでない?
嫌な言い方になるが、化け物は化け物同士で戦わせるのが一番いいだろ。
423:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 18:29:15 mV2e6fQH
ブラスターボルテッカ同士の激突キボン。
424:続・一発ネタ
07/07/19 19:07:09 wnESDFxm
その日、スバルとティアナは真っ当な休日の過ごし方として街に来ていた。
歳相応の女の子らしくウインドウショッピングを楽しむ二人。
何時もの如く、スバルがアイスを買おうとして立ち寄った店には、何故だか人だかりが出来ていて。
「原因はこれじゃないの?」
ティアナが指差す先には
『特大アイス五つ 30分以内に完食したら無料 20分以内で賞金進呈』
の文字。察するに、この人だかりは挑戦者を見に来た観客の皆さんだろう。
さてどんな人間が居るのやらと、首を伸ばして覗き込んで見れば、今まさに食い終わらんとするサングラスをかけた男の姿が見える。
「じゅ……18分34秒!?」
店主の読み上げる記録に周囲から歓声が沸き起こる。それをよそに、あくまでも淡々と賞金を受け取る挑戦者。
立ち上がったことで確認できる体つきは、多少筋肉質ではあるが意外にも普通だ。
尤も、スバル自身が痩せの大食いの体現者である以上、体型と胃の容量が無関係である事は証明済みだが。
と、そこでティアナが
「スバル。あの程度の量ならあンたも賞金狙えるんじゃないの?」
などとのたまった。その声がどうやら男の耳に届いたらしい。
「大食いをなめるんじゃねぇ────ッ!!」
いきなり怒鳴られた。そりゃあ自分が必死になって成し得た記録を、あの程度呼ばわりされて頭にくるのは理解できるが、
いきなり怒鳴るのも大人気ないんじゃあないだろうか、などと思っていたら、何やらスバルに妙なスイッチが入ったらしい。
「ティア……私、挑戦するよ」
半分冗談で言ったつもりなのだが、スバルは完全にやる気になっている。
こうなってしまえば止められない事を、長年の付き合いで学習しているティアナとしては見送る他なく。
そうして挑戦者の席に向かうスバル。途中、男と視線を交錯させて、
「名前を……聞いてもいいですか」
「……獅子戸錠二。ハンター錠二とも呼ばれている」
「じゃあ錠二さん……見てて下さい。これが私の……全力全開です!!」
これが、後に管理局員とフードファイター、二つの分野でストライカーと呼ばれるスバル・ナカジマの始まりの一歩となる。
////
続きません。クロス元・食いしん坊
425:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:15:36 VdjOVHSH
>>424
食いしん坊かよwww食キングも頼むw
426:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:33:21 PGAyna3k
>421
片方をパワーアップさせるのはどうだろう
ハイパーなのはとか、ローリングフェイトとか、パワードはやてとかで
427:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:34:36 e7u2cV0d
ラダムの技術を流用するんですね?
428:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:38:49 VdjOVHSH
つまりラダム樹に入って素体テッカマンになるわけですね。
だがテッカマンは変身するたびに寿命が縮む鬱仕様だぜ?
429:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:39:03 bGHVQLQF
スパロボ方式でいいよ
ちなみにスパロボクオリティのランスは、ロボットに乗った11歳の女の子に負けます
430:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 19:47:43 VdjOVHSH
>>429
スパ厨さんですか?
431:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:16:09 YuqVSeXX
>>428
だが、なのは世界の地球にはラダム樹が生えていない。
エビルを倒すためだけに地球にラダム樹を生やすのはリスクが高すぎないか?
432:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 20:20:40 jNnqqI9h
>>431
ニ、三本程度なら大丈夫じゃね?
ステエキ達新人をミッドチルダ製テッカマンにするフラグも立つ。
433:リリカル龍騎@携帯
07/07/19 20:57:49 3SwzIb2P
愚妹にPC持っていかれてwiki更新不可能orz
まとめwiki更新はしばしお待ちを・・・
それはそうと職人の皆様方GJです
数が多くて一つ一つ感想を言えないことをお詫びしますo...rz
434:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:02:22 YuqVSeXX
>>432
破壊衝動といったラダム寄生脳の弊害はどうするんだ?
ブレードとレイピアがそれに支配されなかったのはあくまで偶然だ
つか、肉体が崩壊していくやんw
435:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:03:25 g2JA2gIB
にしても前回マスカレード氏が投下してから
他の職人さんも投下してるのにまだその話題が続くとは・・・
恐るべしテッカマン人気だな
436:リリカル・パニック
07/07/19 21:05:25 FtRj3Gxk
>>433
管理人様マジでお疲れ様です!
サイレンとのクロスもマスカレード氏も食いしん坊とのクロスもGJであります!!
437:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:12:03 ZvFXUZTI
>>435
テッカマンはよく知らないけど、復讐もので主人公が時間制限アリの最強っぽいのが
いいなぁ。強いのに弱い。
438:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:13:21 jNnqqI9h
>>434
素体テッカマンから戦闘段階へのフォーマットでラダム式を使わなければいいだけ。
要するにブレードIIの地球製テッカマンと同じ方法で解決できる。
439:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:17:57 pQcyq2Y+
動きを止めさえすれば攻撃は通るんじゃね?
あと、わざわざテッカマンにするならなのはとのクロスの意味がないだろ。
すれ違い気味だしそろそろ自粛しようぜ
440:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:20:13 jNnqqI9h
全力全開のスターライトブレイカー+のゼロ距離発射なら通るんじゃね?
441:続・一発ネタ
07/07/19 21:22:28 hfogAs1T
>>425
ミッドチルダのとある売れない飲食店に北方歳三登場。
「これより特訓を開始する! 質問は一切受け付けん!!」
「着いたぞ、目隠しを取っても構わん」 「こ……ここは!?」
果たして、主人が連れて来られた場所とは?
a・機動六課隊舎
b・スカリエッティのアジト
ぐらいしか思いつかんな。つーか、何の役に立つか解らないけど後になって
「そ……そうか。この為にあの作業が!」なんて特訓方法中々思いつきません。orz
////
強さ、設定関係の議論は荒れる原因になりやすいので、程々にしておいた方が良い様な気が……
442:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:26:47 VrdgiDF8
デバイスにテッカマンの解析データを流用するとか・・・
ワイルドライフの魔法少女リョリョカルでなんかクロスオーバーできんかな
443:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:27:27 jNnqqI9h
ブレードの救いのない展開はマジ衝撃的だったぜえ。
作画レベルも凄かったけどwキャベツなんてもんじゃなかったぜ!
444:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:28:30 PjyJyxoL
食キングきたー!?
「食すに値せず!」とか言われたりするんだろうか?w
445:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:30:15 pQcyq2Y+
大威力なら当たれば効く、それで良いじゃない。
たまには強者とガチバトルもきっと楽しいさ。
446:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:35:35 aXWOjDk1
二次創作で強さ議論なんて二の次だしな
話が面白ければ細かい設定なんて、作者の胸先三寸でOK
447:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:36:32 jNnqqI9h
いいこと思いついた。
結界魔法で防御固めた淫獣を亜光速で発射してぶちこめばよくね?
448:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:37:54 g2JA2gIB
テッカマンの装甲は核兵器でも傷つけられない。
まぁSSなんだしストーリー上なのは達の攻撃が通った方が面白いかもしれないけどね
449:まじかるしん
07/07/19 21:38:05 MTE6+k7V
フェイトの言葉に、なのはは静かに頷いてその場を後にした。
あのときの出来事をなのはは思い出す。
結局、自分達隊長陣だけが、この事を知らずにいた。
「私達も、みんなの事をもっと知ってなくちゃだめだね」
俯いたままなのはは言う。
その言葉に、うんとフェイトも頷く。
その時、今の気持ちを吹き飛ばすかのようにアラートが鳴り響き、なのはたちはヘリポートへと向かう。
「アズラエル……」
アズラエルはいきなりの通信に証書驚く。
通信相手はルーテシアからだ
「これはこれは、あなたから連絡をよこしてくるとは、どうしたのですか?」
「アズラエルのおもちゃがいっぱい来てるけど、レリックがあったの?」
ルーテシアはガジェットの反応を読み取り、どういうこと何かをアズラエルに尋ねたのだ。
「心配しなくてもいいですよ。今回はレリックは関係ありません。ちょっと実験に出しただけですよ」
実験?とルーテシアは首をかしげる。
「ちょっと、相手の出方を伺うんですよ、それで何かいいものが得られるかと思ってね」
だから、数もそこまで出していない。
おそらく向こうも気付くだろう。
だから、それを承知の上でどう戦っていくのかアズラエルは気になった。
「あの部隊、私達の計画の邪魔になる事は必須です。ですから、彼ら…いや、彼女らの戦い方というのを知っておく必要があります」
アズラエルの言葉に、わかったといって通信を切るルーテシア。
通信が終ると、やれやれと肩をすくめるアズラエル。
パーツのクセに妙なところで気が聞くやつらだ、と。
そう、アズラエルにとって彼女達はただのパーツに過ぎない。
(ま、せいぜい役に立ってはもらいますよ。一応は、高い金をかけてるんですからね。)
そういえば、と思い出す。
(彼ら、うまくやってるのでしょうか……)
まあ、あの人もいますし大丈夫だとおもいますがね、と一人でつぶやく。
なのはたちはヘリポートで敵の様子を見て不思議に思った。
今まで、ガジェットはレリックはロストロギアの反応を察知してからやってくる。
しかし、今回はただ海域をぐるぐると回っているだけ。
以上の点からわかる事は……
「やっぱり誘ってるね。私達の力を見定めようと…」
なぜこんな事をしているのかはわからないが、おそらくレリックを操っている者たちが自分達の力を見定めようとしてるのだろう。
ならば、全力をださず、今までどおりで戦ったほうがいいだろう。
遠慮区を出さす、いつもどおりの戦い方で。
「今回は空戦だから、私とフェイト隊長とヴィータ副隊長、そしてシンの4人で行って、残りのメンバーは待機」
なのはの言葉に了解、というメンバー。
あんな事があったから、シンはどうだろうと思ったが、いつもどおりでちょっとほっとしたあのは。
しかし、ティアナはなのはの方を見ようとはせず、何か後ろめたさを感じていた。
「今回、ティアナは出撃待機から外れておこうか」
「え!?」
昼間のことがあったから、なのははティアナはまだ本調子じゃないと思っての判断だった。
「そうほうがいいな…今日はそうしとけ」
450:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:38:37 SDl/SRPm
>>409
映画版だと平行世界から主人公を4人同じ世界に集めてるから超えられるだろ
451:リリカル・パニック
07/07/19 21:38:40 FtRj3Gxk
おお!?
452:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:39:37 jNnqqI9h
>>449
誤爆!誤爆!
453:まじかるしん
07/07/19 21:39:56 MTE6+k7V
投下ミス……すまん
454:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 21:41:58 g2JA2gIB
>>450
違う時代なんじゃないの?
ゼロライナーもあくまで元の時間の流れは同じなんだから今は違う世界でも過去に戻れば同じでしょ
455:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:00:59 jNnqqI9h
>>454
デンライナーならやってくれる!
456:触発された男
07/07/19 22:29:04 x2GYruN0
>>441
・機動六課食堂
ゴロー「うん。ここの食堂は正解だ。主食、副菜、お汁。どれをとっても上手い。どんどんご飯が進む。
うおォン、俺はまるで人間火力発電所だ」
ナンバーズ襲撃
・秘密のアジト
スカ「なんだおまえは?」
ゴロー「人の食べてる前で、あんなに襲撃しなくたっていいでしょう?
今日はものすごくお腹が減っているはずなのに、見てください。これしか喉を通らなかった!!
ものを食べる時はね誰にも邪魔されず、自由で、なんというか救われなきゃダメなんだ!」
上位存在「???理解できな、があああ!!!痛ッイイ!お…折れるう~~」
ルー「……やめて。それ以上いけない……」
ゴロー「ふう……なんだってこんな思いをしなけりゃいけないんだろう」
などという妄想が数秒で出来上がってしまった。
(ネタ元 孤独なグルメ)
457:456
07/07/19 22:30:40 x2GYruN0
あ、一部間違えたorz
ちなみに某スレこの大元のネタ文を載せたのはこのオレさ。
だから著作(略
458:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 22:38:02 4WPZRnfM
::| 从
::| 从从
::| 从从从
::|. / |.| ヽ.
::|. / |.| ヽ
::|-〈 __ || `l_
::||ヾ||〈  ̄`i ||r‐'''''i| |
::|.|:::|| `--イ |ゝ-イ:|/
::|.ヾ/.::. | ./
::| ';:::::┌===┐./<ここは私が最強ということで治めてくれたまえ。
::| _〉ヾ ヾ二ソ./
::| 。 ゝ::::::::`---´:ト。
::|:ヽ 。ヽ:::::::::::::::::ノ 。 `|:⌒`。
::|:::ヽ 。ヾ::::::/ 。 ノ:::i `。
::|:::::::| 。 |:::| 。 /:::::::|ヾ:::::::::)
::|::::::::| . 。 (●) 。 |:::::::::::|、 ::::〈
459:白き異界の魔王
07/07/19 23:09:04 PGAyna3k
短めですが投下します
460:白き異界の魔王
07/07/19 23:10:11 PGAyna3k
秋葉原のマンション:柊京子
マンションに激震が走った。
住人達は何事とかと飛び起き電灯をつけていく。
外に居れば一斉にマンション中の窓が光っていくのが見えただろう。
だが、住人達はその発信源が柊さん家であることを知ると、
「ああ、また柊蓮司か」
と興味をなくし思い思いにある者は活動したり、ある者は寝たりするのだった。
その中で1人だけ収まりのつかない人物がいた。
柊蓮司の姉、京子である。
至福のあんにゅいな一時を邪魔された柊京子は足音を弟の部屋まで鳴り響かせながら突き進み、ノブを回すと同時に遠心力をたっぷりつけた回し蹴りをドアに浴びせかけた。
「れぇええんじぃいいいっ、なにしてんのよっ」
怒鳴り声と共に弟の部屋に飛び込んだ柊京子は想像を超える物を発見した。
割れた窓、引き裂かれたカーテン、剥がれまくっている壁紙、焦げているフローリング、へしゃげているタンスに木っ端微塵の机。
これらは想定の範囲内である。
だが、そこに見た物はいくら何でも想像していなかった。
はっきり言ってばつが悪い。
だがまあ、一言行っておくべきだろう。
「あのね・・・若いんだから激しいのはわかるけどさぁ・・・もうちょっと、近所のことを考えた方がいいと思うよ。お姉ちゃんは」
弟がなにかを文句を言っているようだがとりあえず気にしないことにした。
「まあ・・・その・・・なんだ。後はごゆっくりね。あたし、これから出かけてくるから」
さらに弟がなにやら言っているが無視。
弟の部屋を出た柊京子は自分の部屋に戻り、サイフと小物入れを持って外に出た。
このまま家にいるのは野暮という物だろう。
かといって、こんな時間に友達の部屋に行くとか電話をかけるとさすがに怒られそうだ。
と言うわけで柊京子は行きつけのインターネット喫茶に足を向けた。
「そうそう、あたしの出番ここだけなんでサヨナラ~」
秋葉原のマンション:柊蓮司
姉がなにか不穏なことを言って出ていったが柊蓮司はそれどころではなかった。
寝付いたところに轟音、激震。
さらには何者かがいきなりボディプレスを仕掛けてきたのだ。
苦しいことこの上ない。
ようやく、顔を押しつぶしていた物を横にどけるとそれが金髪で黒い服を着た女性だとわかった。
ここで一般人なら着ている服に疑問を感じるのだが秋葉原ではこれが普通である(大嘘)。
とにかく行動の自由を取り戻した柊蓮司は自分の部屋を見回すとため息をつくしかなくなってしまった。
こういう事態に慣れている身としてはここであわててもしょうがないのは経験則でわかる。
とりあえず、ちゃぶ台を組み立てて台所からお茶を持ってくる。
あとは、この女性だ。
起こす事にした。
こういう非常識な訪問の仕方をするのはウィザードしか居ない。
ウィザードなら落下の衝撃で重傷という事は絶対にないなら、起こしてもかまわないだろう。
461:白き異界の魔王
07/07/19 23:12:15 PGAyna3k
秋葉原のマンション:フェイト・T・ハラオウン
ほどけていた意識が頬を軽く叩かれる衝撃でまとまっていった。
「おい、おい」
知らない声がする。
目を開けた。
まず、目に入ったのは知らない少年。
自分よりは年下だろう。
スバルかティアナくらいの年に見える。
次に目に入ったのはめちゃくちゃになっている部屋。
割れた窓、引き裂かれたカーテン、剥がれまくっている壁紙、焦げているフローリング、へしゃげているタンスに木っ端微塵の机。
そして、自分が座っているベッドだった物は真っ二つになっている。
ベール・ゼファーの攻撃魔法を受けた後の事は覚えていないが、この部屋の惨状から判断すると、ここにつっこんだのだという事は簡単に想像できた。
「あ・・・あの・・・」
目の前の少年にまずは謝罪をしなければならない。
「まあ、そこに座れ」
少年はフェイトの言葉を遮り、ちゃぶ台の端を指さす。
緑茶が注がれた湯飲みがフェイトの前に出される。
少年も自分の湯飲みに緑茶をついで、ぐいと一飲みした。
フェイトは砂糖が欲しかったが、とても少年に砂糖を頼める雰囲気ではない。
「あのな」
少年がちゃぶ台に湯飲みを置く。
「おれも、人が丸くなったと思うよ。リムジンでさらわれたり、檻に閉じこめられてヘリにつるされながらさらわれたり、下駄箱に引っ張り込まれたりして、よろしくお願いしますね、なんて頼まれたらそりゃー、人も丸くなるだろうよ」
「は、はぁ・・・」
なんの事かわからないが、かなり壮絶だという事はわかった。
「だから、あんたがどんな事を言っても手伝ってやってもいい。が・・・これはないだろこれは」
少年の声のトーンが上がる。
フェイトは怒られたアルフみたいに体をびくつかせた。
「どうせアンゼロットに言われたんだろ?俺のとこに行くんなら、こうやれって。だからって、それを真に受けることはないだろ?」
「あ、アンゼロット?」
「ああ、そうだよ。アンゼロットだよ。で、今度はなにをすれば良いんだ?隕石を壊しに行くのか?魔王を倒しに行くのか?異世界にでも行ってやるぞ」
轟音
「うごぁあああああああああああ」
エキサイトしている少年が叫び声を上げて目の前から消える。
今まで少年のいた場所にはキャロとエリオを乗せたフリードが居る。
「ど、どうしよう」
キャロはふっとんだ少年をみて、うろたえてる。
「大丈夫ですか?」
「いたた・・・」
かなり勢いよくぶつかったにもかかわらず少年はけっこう平気そうだった。
フェイトが少年に手を貸そうとすると音が聞こえてきた。
耳障りな羽音。
「フェイトさん、あれ!」
エリオが窓の外を見た。
そこには数えられないほどの虫がいた。
バッタ・・・いや、イナゴだ。
その向こうにはイナゴに覆い尽くされようとしている赤い月があった。
462:白き異界の魔王
07/07/19 23:13:21 PGAyna3k
今回はここまでです。
戦闘シーンがけっこう多めの話になってきました。
463:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:19:22 g8G4AtrM
怒りも諦めも通り越して悟りの域に入ってる柊吹いた。
もうこいつ解脱できるんじゃね?www
464:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:21:17 xcnIGFPT
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
ナンバーズの事で色々考えたんですが、昭和ライダー達の視点はどんな風ですかねぇ…?
彼女達は人の身体に機械を融合させた戦闘機人…。
要約すると、彼女達は本郷達と同じ改造人間なワケですし。
465:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:25:52 qmfFtBnH
それ言ったら怪人達もそうじゃなかったっけ。
でも今思い出すと、RX時代の怪人どもはやたらと楽しそうに暴れていたなぁ……
466:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:27:16 YuqVSeXX
>>462
GJ!!
しかし、下がる男はまた下がるのか
467:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 23:40:18 Suw9oW7v
リリカルなのはZスパーキングメテオ発売
Wii・PS2にて二機種同時発売決定
50人以上のキャラクターが登場し、発売日は20XX年Y月Z日
主題歌は水樹奈々さんが歌うオリジナル新曲『Super Survivor』
新キャラ確定:高町なのは(前期)・高町なのは(As)・シグナム(前期)・アリサ・すずか・高町恭也・高町四郎
追加確定ステージ:砂漠・海・鳴海市
改良点
・グラフィックの進化
・トランスフォームリリカルの改良
・ステージの昼夜選択が可能に(同上)
新要素
・「デバイスコンボ」 コンボ中に必殺技を発動できるようになった
・「リリカルバーストダッシュ」 オーラをまとい相手の背後に高速移動
・「リリカルカウンター」 攻撃をくらう直前相手の背後に回り反撃
・「ソニックスウェイ」 相手の攻撃を紙一重でかわす防御テクニック
メインモードである「リリカルヒストリー」では、数々の原作バトルを臨場感満載で追体験できる。
原作にある数々の「印象的なアクションシーン」を、メインモード専用のデモとしてバトルに盛りこんだり、
バトルの状況次第でキャラ同士の会話がバトル中に流れたりする。
468:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/19 23:45:43 50p0BwLH
>リリカルライダーさん
氷川君も津上君もRXもいつも通り?
>食通の皆さん
つ [シャマルさんの手料理]
>管理人さん
強く……生きて下さい。
>白い魔王さん
柊もいつも通りですね。
469:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 00:00:43 lun5GbPC
リリカルなのはZスパーキングメテオ発売
Wii・PS2にて二機種同時発売決定
50人以上のキャラクターが登場し、発売日は20XX年Y月Z日
主題歌は水樹奈々さんが歌うオリジナル新曲『Super Survivor』
新キャラ:高町なのは(前期)・高町なのは(As)・シグナム(前期)・ヴィヴィオ・プレシアテスタロッサ
アリサ・バニングス(前期)・アリサ・バニングス(後期)・月村すずか(前期)
月村すずか(後期)・高町士郎・高町恭也・・・今後も他にもキャラが参戦予定
追加確定ステージ:砂漠・海・海鳴市
改良点
・グラフィックの進化
・トランスフォームリリカルの改良
・ステージの昼夜選択が可能に(同上)
・ステージ崩壊エフェクトあり(地表がえぐれるシーンもある)
新要素
・「デバイスコンボ」 コンボ中に必殺技を発動できるようになった
・「リリカルバーストダッシュ」 オーラをまとい相手の背後に高速移動
・「リリカルカウンター」 攻撃をくらう直前相手の背後に回り反撃
・「ソニックスウェイ」 相手の攻撃を紙一重でかわす防御テクニック
メインモードである「リリカルヒストリー」では、数々の原作バトルを臨場感満載で追体験できる。
原作にある数々の「印象的なアクションシーン」を、メインモード専用のデモとしてバトルに盛りこんだり、
バトルの状況次第でキャラ同士の会話がバトル中に流れたりする。
470:217
07/07/20 01:16:33 zTrJIdQp
また少し形になったんで投下します
471:217
07/07/20 01:18:12 zTrJIdQp
「ふぃーっ。なんだかんだ歩いてるうちに、こんなとこまで来ちゃったんだ」
潮風が茶色の髪を撫でる。なのはは臨海の公園へ来ていた。
時刻は午後5時を少し過ぎたところ。空には薄っすらとオレンジが混ざりつつある。
「海かぁ・・・・そういえば、海には色々と思い出があるかも」
魔法を知って間もない頃、ユーノと色々なことについて話し合った。
ジュエルシードを巡ってフェイトと戦い、そこへクロノが止めに割って入り、
時空管理局の存在を知ることになった。
P・T事件後、裁判のためミッドチルダに渡るフェイトに初めて名前を呼んでもらった。
数ヶ月前の出来事。闇の書の『闇』と戦い、仲間たちと協同戦線の末に消滅させた。
わずか2年足らずの間なのに、この場所にこんなに関わりがあるとは思わなかった。
静かに揺れる波を眺めながらそんなことを考えていると、
「あれ、電話だ・・・・えっと、管理局から?」
ポケットからピンク色の携帯電話を取り出し、着信相手を確認する。
いつもならば、ほとんどの連絡事項はメールで伝えられるため、
わざわざ直接の音声電話をかけてくるということは、余程の緊急事態時のようだ。
『あ、なのはちゃん!? こんな時間にごめんね。ちょっと急ぎの用を頼みたいの!』
「え、どうしたんですか?エイミィさん。そんなに慌てて」
『それがね、別次元の砂漠地帯で急に時空の歪みが発見されちゃって。
あいにく別の用件でクロノくんとフェイトちゃん、局員もほとんど出払ってて・・・・』
そこまで聞いて、なのはは理解した。つまり、自分が行く必要がある、と。
「分かりました。今のところは特に用事もありませんから、大丈夫ですよ」
『あ~りがとうっなのはちゃん!!待ってて、すぐに転送の用意するから!』
「了解。・・・・はぁ、もうそろそろ夜ご飯だったんだけどなぁ」
少し残念そうにお腹をさするなのは。
それから数十秒後、臨海の公園にいたはずの少女は、光とともに姿を消した。
472:217
07/07/20 01:19:38 zTrJIdQp
「・・・・ぅ、暑っちぃ・・・・」
四方八方から、刺すような熱を感じる。
わずかに手を動かすと、『ジャリッ』とした乾いた感触が神経に障る。
今まで感じたことのない暑さと手の感覚に、否応なく意識を引き戻された。
ゆっくりとイッキは身を起こし、周りを見渡す。そこは、
「な・・・・何だよ、ここ?」
どこまでも同じ光景が広がっていた。
テレビや学校の教科書などでしか見たことのなかった、ベージュ一色の大地。
人はおろか、動植物一つの気配すらも感じられない。周囲360度の砂漠だった。
その360度の中に―
「メ、タビー?・・・・メタビー!!」
明銅色の相棒が、うつ伏せになって倒れていた。
「メタビー起きろ!俺たち大変なことになっちまっ・・・・」
急いでメタビーを仰向けにしたイッキは、そこで言葉を失った。
メタビーの目には、光が灯っていなかった。
まるで『人形』のように。
「おい、起きろよ・・・・下手な冗談やっても面白くねぇぞ・・・・」
軽く揺さぶりながら声をかけるが、横たわる相棒から返事はない。
「くそっ!起きろってば!!おい、メタビー!!」
今度は乱暴に揺さぶってみる。しかし、やはり返事が返ってくることはなかった。
「おいっ!!!―くそ、どうしちまったんだよ・・・・」
やがて動きを止め、力なく腰を落とすイッキ。
「・・・・とにかく、ここから動かないと」
しばらくしてから気を取り直し、移動するべく立ち上がる。が、
「痛っ」
全身から鈍痛を感じ、再び地に腰を落としてしまった。
なんで?どうしてこんなに体中が痛いんだ? あ。そうだ・・・
「感電して、爆発に巻き込まれたんだっけ・・・?」
今になって初めて気付いたことに自分でも驚いてしまう。
そういえば、錯乱状態になったメタビーが反応弾を撃ったのを見たような気が。
そいつが運悪く電撃で引火して、派手な地上花火を打ち上げたのだろう。
これじゃ泣きっ面にハチだ、などと心の中で嘆くイッキ。
473:217
07/07/20 01:21:05 zTrJIdQp
ゴゴゴゴゴゴ・・・・
「・・・・っ?」
鈍く響く音がする。嫌な予感がしたイッキは、ぐるりと周囲を見回した。
しかし、ベージュ色の景色には何ら変化はない。と、突然―
ギ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ! !
砂を舞い上げ、巨大な生物が奇声をあげて地面から飛び出してきた。
『ミミズを1000倍くらい凶悪にした』といった感じ(?)のワーム状の怪物。
そのスーパーミミズ(仮)は、
「うわっ!!」
牙を剥き出しにしながら真っすぐ獲物へ向かって飛びかかった。
とっさにメタビーを抱きかかえ、ダイビングで間一髪回避するイッキ。
が、慣れないことをしたのがマズかった。
したたかに体を地面に打ちつけ、起き上がるまでに大きなスキができてしまう。
そこへ『待ってました』とばかりに触手を伸ばすスーパーミミズ(仮)。
「うあぁぁぁ!」
無意識にメタビーをかばうようにうずくまり、イッキは固く目を閉じた。
『Protection』
妙に機械的な音声が聞こえた。あれ、天使の声って意外と素っ気無いんだな・・・・
死を覚悟していたイッキはそんなことを考えた。と、
グ ゥ ゥ ゥ ゥ ア ゥ ?
スーパーミミズ(仮)の困惑したような鳴き声が聞こえる。見上げてみると、
「な、何だ・・・・これ」
自分の周りを半透明のドームが覆っている。ほのかに桜色のバリア状のものだ。
「ふぅ~、間に合ったぁ」
場違いな女の子の声が響く。
夢だと思った。いや、夢だと思いたかった。
イッキは、その光景を現実のものと受け入れることができなかった。
白い服を着た、自分と同い年くらいの女の子が、空に浮かんでいる。
「は?」
おめでとう少年よ。君はまだ正常な意識を保っているようだ。いやそうではなく、
「そこのキミ!危ないから、その中でじっとしててね!」
まだ幼いながらも緊張感を伴った声で、女の子が言った。
「え・・・・あ、うん」
めくるめく『意味不明』の連続でワケが分からないイッキは生返事をするしかない。
474:217
07/07/20 01:23:53 zTrJIdQp
「とにかく、アレを倒すか撃退しないと。レイジングハート!」
『All right. Accel shooter』
レイジングハートの先端付近に、5,6個の魔力弾が形成される。
「あのウネウネはちょっと厄介だからね、まずはそれを・・・・
アクセルシューター、シ ュ ー ト ! ! 」
合図と同時に、魔力弾はスーパーミミズ(仮)へ向けて一斉に突撃。
そのまま加速し、体側面から生えている触手を片っ端から薙ぎ払っていく。
ギ ア ア ァ ァ ア ! !
自分の手足(?)を断絶され、さすがの怪物も悲鳴をあげた。
怒り心頭で、なのはにボディアタックを敢行する。が、
『Accel Fin』
「おっとぉ、危ない危ない!」
両足で思いきり空を蹴り、難なく攻撃をかわすなのは。
『Buster mode』
音叉状の砲撃重視型にレイジングハートを変化させ、カートリッジ2発をロード。
魔方陣を展開し、怪物へ照準を合わせようとした、その時―
ギ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ! !
突如として、もう一匹の巨大ミミズが砂の中から姿を現した。
「ふええぇ!まだいたの~!?」
ミミズ第2号の出現になのはは驚くが、
よくよく考えてみれば、『1匹しかいない』などと誰も言っていないわけで。
その2号は近くにいたイッキに気付き、結界へ触手攻撃を始める。
「うわっ、何だよコイツ!」
「マズいっ・・・・!」
数発のアクセルシューターで2匹目を牽制し、結界から引き離す。が、
その間に1匹目が再びなのはへ攻撃を仕掛ける。
上空に逃げれば2匹同時に攻撃できるが、
その間に怪物の攻撃対象は要救助者に移り、結界を破られる可能性が高い。
かと言って、それを破られないように近づいて戦えば、
2匹同時に相手をするのが難しくなる。
二つの苦しい選択肢のうち、なのはは後者を選んだ。
無論、2体の攻撃をかわしながら要救助者を守るため、苦戦するのは言うまでもない。
「うぅっ、一体どうすれば・・・・」
打開策を見出せず、なのはは歯噛みする。
475:217
07/07/20 01:26:54 zTrJIdQp
「・・・・どうすればいいんだよ」
目の前で謎の少女が2匹の怪物相手に苦戦している。自分を守るためにだ。
さっきからわけが分からないが、良い状況でないことだけははっきりしている。
そんなときに自分は何ができる? 何もできない、見ているだけ。
「くっそぉ、何かできないのかよ!?」
何もできない苛立ちが募るイッキの視線の端に、相棒が映る。
(せめてコイツが動けば、何かできるかもしれないのに・・・・!)
最後の望みをかけて、イッキはもう一度メタビーを揺さぶる。
体のオーケストラが鈍痛曲を演奏し始めるが、そんなの気にしていられない。
「おい、メタビー!よく分かんねぇけど今大変なことになってんだぞ!
起きろ!!」
しかし、やはりメタビーから反応はなかった。
その間にも、なのははミミズ1号2号に苦戦を強いられている。
イッキの心に激しい無力感と苛立ちが煮え返った。
「くそっ、こんな大事にときに・・・・なんでお前は寝てんだよ・・・・」
無力感と、物言わぬ相棒への憤りは沸々と温度を上げる。そして、
「くっそぉおおー!!
動 け よ っ ! こ の ポ ン コ ツ メ ダ ロ ッ ト ぉ ! !」
臨界温度に達した―
「―何 だ と ぉ ー ー ! !
やいイッキ!お前またオレをポンコツ呼ばわりしやがったな!?」
突如、ブラックアウトしていたモニターに緑色の双眸が灯り、
メタビーは起き抜け一番、イッキに向かって声を張り上げた。
「メタビー!起きたんだな/ジャキッ!」
イッキの目の前に、鈍く光る黒い筒が突きつけられた。
「って危ねぇからリボルバー向けんな!話は後だ、後ろを見てみろよ!」
「うるせぇ話を反ら・・・・のわー!何じゃこりゃ~!!?」
絶叫するメタビー。
まぁでっかいミミズが2匹もいれば驚くのが普通なわけで。
「こいつらとあの白い服の子が戦ってる。あの子を援護するんだ!!」
イッキは空に浮かぶ少女に視線を向ける。
「誰だあれ?それに、何で飛んでんの?」
「俺にも分からん!」ドガシャッ
言い切った。盛大にコケるメタビー。
「何だよそれは!」
要するに横の相棒も状況を飲み込めていないらしい。
476:217
07/07/20 01:31:48 zTrJIdQp
声が聞こえた。
「え?あれは・・・・」
見ると、要救助者の少年が結界内から出てしまっている。
「ちょっとキミ!!出たら危な―」
「サブマシンガン!!」
「お り ゃ あ あ ぁ あ あ ! ! !」 ズガガガガガガガッ!
弾丸の嵐。予期せぬ攻撃に巨体のミミズがわずかに動きを止める。
「おい!えーと・・・・そこの人!
俺たちが援護する。そのスキにこいつらを何とかしてくれ!!」
「・・・・え?え?」
援護する、と突然言われても・・・・となのはは思ったが、
「ん~とぉ・・・分かった、でも!ムチャなことはしないでねっ」
先ほどの射撃を見る限り、多少の援護は期待できると判断したのだろう、
「レイジングハート、バスターで一気に片付けるよ」
『All right』
空を蹴って上昇し、魔方陣を展開する。
「キミ!デカいのやっちゃうから離れて!」
杖の先端に魔力を充填しながら、少年へ叫ぶ。
「で、デカいの??」
見る見るうちに膨れ上がる魔力の塊。なるほど、確かにデカそうだ。
「メタビー!あいつらに反応弾、全部ぶつけるんだ。それから緊急退避!!」
「簡単に言うなよ~!」
ありったけのミサイルをミミズの足元に発射し、急いで退避行動をとるメタビー。
イッキはというと、指示を出しながらすでに走り出していた。
「退避を確認。よぉし、全力全開っ・・・は危ないから出力60%でいくよ!!」
『Alright. Output control 60%』
反応弾の爆煙で視界を塞がれキョロキョロしているミミズ2匹は、
「ディバイィィン・・・バ ス タ ぁ ー ー ! ! !」『Extension』
情け無用の一撃―桜色の巨大な光に飲み込まれた。
「・・・・よく分かんないけどぶっ飛ばしすぎだろ・・・・」
「あれ、ホントに女の子か?人間技じゃないな・・・・」
477:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:37:49 FCgKLABD
支援
478:217
07/07/20 01:38:56 zTrJIdQp
以上で2話目の投下終了です
相変わらず設定がアレですね・・・
ミミズごときに手こずるなのはさんではないでしょうが、
それだとお終いなので苦戦させてみましたw
479:19
07/07/20 01:43:34 os3W0Gqe
皆様GJです
>>マスカレード氏
ブレードが暴走ですか
彼が無事に戻れるかどうか…
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
スバル凄いな
アギトがえらい吹っ飛ばされましたが大丈夫でしょうか?
>>398氏
あの作品とのクロスですか
続きが気になりますね
>>白き異界の魔王氏
柊、色々悟ったようだががんばれ
そのうちいいことあるさ
>>217氏
メタビー機能停止してると思ったらあのセリフで復活ですか
こういうのはいいですね
ところで続き書いたから投下したいんですがいいですか?
480:マスカレード
07/07/20 01:47:41 cHJinZrl
リアルタイムGJ!
いいとこで終わりますね~
メタビーが起きた辺りでかなりテンション上がりましたw
サブマシンガンにリボルバーってことは初代メタビーですね~
481:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 01:48:54 cHJinZrl
>>479
ぉKですよ~
482:19
07/07/20 01:51:43 os3W0Gqe
では、投下します
俺の目の前にはパオズ山にいるような恐竜を巨大化させ凶悪化させたような生物が4匹いる
みな油断無く俺を睨み付けている
よし、始めるか
まず一番遠い位置にいる奴に高速で近づき一撃入れる
ちゃんと気絶したみたいだ
まず一匹目
近くにいた奴が俺を叩き落そうと腕を俺に振り落としてくる
それを左腕で防ぎ驚いている隙に顔面に近づき顎を蹴り上げる
これで二匹目
一番遠い位置にいた奴が俺に魔力弾を放ってきた
それを上空に弾き飛ばした後
そいつに向けてエネルギー波を放つ
それはそのままそいつに当たりそいつは近くの岩山に突っ込んでいく
三匹目
最後に残った奴が俺を弾き飛ばそうと尻尾を振るってきた
その尻尾を手で掴みジャイアントスイングの要領で振り回し
「うおうりゃああああああ!!!!」
近くの岩山に投げ飛ばす
よし、終わり
「終わりましたよ。シャマルさん。」
「え、もう!?ほ…ほんと凄いわね。悟飯君は。」
「いやあ、俺なんてまだまだですよ。」
今俺は蒐集活動を手伝っている
と言っても俺にできるのは誰かと組んでその人のサポートをして負担を減らすことだ
俺ができるのは戦闘だけで念話も蒐集も空間転移も次元転移もできないので必然的にこうなる
ついでに言えば結界も張れない
今一番負担の溜まっている人の所に行くか
敵の数の多い所に行くかして戦う
そんな感じだ
「みんな気絶してるんで蒐集始めてもらえますか。」
「わかったわ。」
483:217
07/07/20 01:52:15 zTrJIdQp
>>19氏
GJありがとうございます
親切な人いわく「投下した」なら良い・・・らしいので
どうぞ投下を!
484:19
07/07/20 01:53:15 os3W0Gqe
そう言ってシャマルさんは蒐集を始める
正直蒐集される生物には悪いとは思うが
命までは取らないので勘弁してほしい
「……よし、終わったわよ。」
「そうですか。他のみんなはどうです?」
「ちょっとまってね。…………うん、むこうも終わったみたいよ。」
「それじゃ、そろそろ戻りましょうか。寝不足ではやてに心配を掛ける訳にはいきませんしね。」
「そうね。」
そう言って集合場所に移動する
家に戻ってみればけっこうな時間が過ぎていた
「アタシはそろそろ寝るぜ。」
「はやてを起こさないようにするんだぞ。」
「わかってるよ。」
そう言ってヴィータははやての部屋に向かった
さてと、俺寝るか
「それじゃ、おやすみなさい。」
「ああ、おやすみ。」
もう、朝か
ちなみに俺は八神家の中で一番早く起きる
はやてが起きるまでは庭先で修行をし
はやてが起きて来たら朝食を作るのを手伝うといった日々を送ってる
しばらく修行をしているとはやてが起きてきたようだ
「おはよう、はやて。」
「あ、悟飯。おはようさん。」
はやてがじっと俺の顔を見てくる
俺の顔に何か付いてるのかな
「俺の顔に何か付いてる?」
「そうやないんやけど、いつもより少し疲れた顔してへん?」
485:19
07/07/20 01:54:18 os3W0Gqe
少し疲れ…というか寝不足かな
というかわかるものなんだ
「少し修行に熱が入りすぎたのかな?俺は大丈夫だよ。」
「そやったらええけど。修行もええけど自分の体は大切にせなあかんよ。」
「わかってるよ。」
蒐集活動のことははやてには秘密だから本当のことは言えない
嘘を吐いてるのは心苦しいけどはやてのためと思って我慢するしかない
…さて、気持ちを切り替えてっと
「それじゃ、朝ご飯作ろっか。」
「うん。」
こんな感じで一日は始まっていく
さて、いい具合に日も暮れてきた
今は上空で蒐集対象を探している
メンバーは俺、ヴィータ、ザフィーラさんだ
シャマルさんとシグナムさんははやてと一緒に図書館の方へ行ってる
ちなみに蒐集活動や修行をする時は胴着を着ている
私服を汚す訳にはいかないしね
後、いつも夜中抜け出して寝不足ではやてに心配を掛ける訳にはいかないので
晩御飯取る前に蒐集に出ることもある
でも、ここ最近は集まりが少し悪いので家を空けがちになっている
これは近いうちになんとかしないとな
「どうだ、ヴィータ?」
「ああ、それっぽいのはいるっぽいんだけどな。」
「なら、手分けして探そうか?」
「そうだな。」
「それじゃ、アタシはあっちの方に行くぜ。」
「一人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
笑顔でそう言い
そのままヴィータは飛んで行った
486:19
07/07/20 01:55:32 os3W0Gqe
「それじゃ俺達も行きましょうか、ザフィーラさん。」
「ああ、そうしよう。」
そう言って俺とザフィーラさんは別の方に向かった
しばらく探しているとザフィーラさんが何かを感じ取ったようだ
「どうしました?」
「ヴィータが結界を張ったようだ。」
「と言う事は見つけたようですね。」
「そうみたいだな。」
さて、どうする
ヴィータなら問題無いと思うが
何かありそうだな
前にみんなで会議を開いた時そろそろ時空管理局という組織が動いてくるかもしれないって
話もあったもんな
前に何度もその管理局の人間らしき者を倒してるからな
そろそろ動いてくる可能性もあるな
「じゃあ、ヴィータ方には俺が向かいますよ。
ザフィーラさんはこのことみんなに話しておいてください。」
「わかった。油断はするなよ。」
「ええ、大丈夫ですよ。」
そう言ってヴィータの方へ転移させてもらった
ヴィータの方に転移したが状況が少し変わってた
すでに一人を戦闘不能にしてるみたいだが
金髪の女の子と橙色の髪の女性に少し押されてるみたいだ
援護に向かった方がよさそうだな
そのまま戦闘領域に近づきながら
金髪の女の子と橙色の髪の女性に向けてエネルギー弾を放つ
それは避けられたがその隙にヴィータの前に移動した
「大丈夫か、ヴィータ?」
「悟飯!!」
487:19
07/07/20 01:57:09 os3W0Gqe
「無事みたいだな。」
「あったり前だろ!!アタシがこんな奴らにやられるか!!」
「それは悪かったな。お詫びにこいつ等の相手をするから
おまえは帽子を探してこい。大事な物なんだろ。」
「ああ……うん。…その…悟飯。」
「なに?」
「………助けてくれて……ありがとな。」
そう言って下の方に向かって行った
少し頬が緩んだ
さて、気を引き締めて相手の方に向き直る
二人とも油断無く構えている
金髪の女の子は俺とそんなに年離れていないみたいだな
はやてと同じくらいかな
というかいくらなんでも女性を本気で吹っ飛ばす訳にはいかないよなぁ
どうしようもない、救いようの無い悪党って訳でも無いみたいだし
気を抑えながらできるだけ怪我させないように戦うかな
とかいろいろ考えていると
「私は時空管理局の嘱託魔導師フェイト・テスタロッサ。こっちはアルフ。あなたは?」
と金髪の女の子、フェイトが言ってきた
「俺は悟飯。孫悟飯。」
「投降してください。そうすればこれ以上罪を重ねなくてすみます。」
「悪いけどそれはできない。」
そう言って構えをとる
一瞬フェイトが悲しそうな顔をして
「……わかりました。あなたを逮捕します。」
そう言って突っ込んで来た
鎌みたいな武器で俺を切ろうしてきたのでそれを回避する
それを数回繰り返した後俺はフェイトの武器を掴み
「え!?」
上空に投げ飛ばした
「この!!」
今度はアルフが突っ込んできた
488:19
07/07/20 01:58:51 os3W0Gqe
そのまま俺に向けて拳を放ってきた
俺はそれを避けて蹴りを放つが防御されてしまう
今度は顎めがけて蹴りを繰り出してきたので顎を引いて回避する
そのまま少し距離をとる
後ろの方から気配を感じて振り返ってみると
フェイトが俺に斬りかかろうとしていた
ギリギリで回避したがそのまま斬りかかってきた
避けられないと思い俺は真剣白刃取りをした
「嘘!?」
「んぎぎぎぎぎ!!」
刃の部分はエネルギー状のようだがへし折れるかなと思い
へし折ろうと思い力を籠めようとしたが
「はあああ!!」
「うわ!!」
後ろの方から蹴りを喰らった
そのまま地面の方に激突するところだったが
途中で体を反転させその勢いでエネルギー弾を放つ
そのまま急ブレーキを掛けて
二人に向かって突っ込んでいく
俺のエネルギー弾を避けたみたいだが
俺はその隙を付き
フェイトに近づき
「え?」
「うおうりゃああ!!」
「キャアアアアァァァ!!」
一本背負いの要領で地面の方に投げる
「フェイト!!」
「はあ!!」
「うわあ!!」
次に驚いてるアルフに向けて気合砲を放つ
よし遠くまで飛んで行ったみたいだ
489:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:02:48 3uz228nT
もしかして、規制?
490:19
07/07/20 02:03:25 os3W0Gqe
アルフが飛んで行った方を見ていると
「サンダースマッシャー!!」
と言う声がしたのでそちらを見ると
目の前に黄色い閃光が迫って来ていた
「何!?」
咄嗟に腕を交差して防御した
「ぐぐ!!」
耐え切ったがなんかビリっと来たなぁ
しかし油断なら無い相手だ
これまで倒してきた生物なんかよりずっと強いや
それにいつのまにかもう一人来たみたいだしな
ヴィータが倒した女の子の近くに居た男の子だ
彼の戦闘力はわからないが油断すべきじゃない
気を引き締め直すか
そう思い気を開放しよとすると
「大丈夫かー、ごはーん。」
気が付くとヴィータとシグナムさんが居た
「あれ?シグナムさん何でここに?」
「帰りが遅かったのでな。あまり遅いと主に心配を掛ける。」
「そうですか。シャマルさんとザフィーラさんは?」
「シャマルは少し離れた所で待機している。
ザフィーラは向こうの方で戦っている。」
向こうということは相手はアルフかな
戦うことになったのは俺が吹き飛ばしたせいかな
「孫、伏兵がいる可能性がある。お前はザフィーラの方に向かってくれ。」
「わかりました。でも大丈夫ですか?」
「無論だ。」
「あったり前だろ!!」
「そうですね。でも気を付けてくださいね。」
「ああ。」
「安心しな。一対一ならベルカの騎士に負けはねぇ!!」
491:19
07/07/20 02:05:02 os3W0Gqe
それを聞いて俺はザフィーラさんの方に飛んで行った
しばらく飛んでいると戦闘音が聞こえてきた
恐らくザフィーラさんだ
そちらに向かおうとしたが
視界の隅に何かが入ってきた
慌ててそちらを見ると
少し離れた所でヴィータが倒した女の子が何かしようとしている
…まさか結界を破壊する気か
予感は当たり桜色の閃光が走る
止めようと魔閃光を放とうとしたが
「魔せうわあ!!」
斜め上から何かが突っ込んで来て俺は墜落した
「いててててて。」
何が突っ込んで来たんだ
と見てみたらザフィーラさんだった
「だ、大丈夫ですか!?ザフィーラさん!?」
「すまない。油断した。」
上空を見てみると結界が破壊されたようだ
「結界が破壊されたか。撤退するぞ!!」
「はい!!」
そのまま俺達は撤退した
いろいろ移動しつつ家に帰ると
「みんな、お帰りー。」
と、はやてが笑顔で迎えてくれた
492:19
07/07/20 02:06:22 os3W0Gqe
「ただいま。」
「はやて、晩御飯できてる?」
「できてるで。」
「よかった。俺すごく腹減っててさ。」
「悟飯よう食べるからな。」
「まぁ、育ち盛りだからね。」
「そやね。ほらほら、はよぉ手洗ってきぃ。」
そうはやてに急かされて俺達は洗面所に行く
晩御飯が終わり俺は皿洗いをしてる
相変わらずはやての料理はおいしいな
途中で大食いしそうになったのは俺だけの秘密だ
俺の食費で八神家を破産させる訳にはいかないしね
おっと、皿を落としそうになった
気を付けないと
今は皿洗いに集中しよう
しばらくして洗い物が終わり俺もリビングでのんびりしていると
シャマルさんが戻って来た
どうやらお風呂の準備ができたみたいだ
「シグナムと悟飯君はどうする?」
「私は今日はいい。明日の朝にでも入るよ。」
「珍しいですね。」
「たまにはそんな日もあるさ。」
「そう。悟飯君はどうする?」
「俺はお三方が上がったら入らせてもらいます。」
「じゃあ、お先に入らせてもらうな。」
「うん。ごゆっくり。」
そう言った後、はやて、シャマルさん、ヴィータの三人は風呂場の方へ向かって行った
「今日の戦闘か?」
と、ザフィーラさんがシグナムさんに尋ねていた
493:19
07/07/20 02:08:33 os3W0Gqe
「ああ、そうだ。」
そう言ってシグナムさんは服を捲り上げた
「わわわわわわ!!」
俺は真っ赤な顔して声を上げた
お腹のあたりある赤い痣を確認したらすぐに顔を背けた
何か心臓がドキドキいってる
二人はそんな俺を気にせず会話を続けている
聞き取れたのは良い師がどったらこったらというところだ
師か…俺にとってはピッコロさんだな
甘ったれで泣き虫だった俺を鍛えてくれた
いつも俺のことを気に掛けてくれた
ベジータさんと戦った時と初めて人造人間と戦った時
二回とも俺を庇って死んでしまった
ねぇ、ピッコロさん
俺はあなたの弟子として恥ずかしくない存在になれたでしょうか
俺は強くなれたでしょうか
「孫。孫。」
シグナムさんに声を掛けられた
「え、どうしました?」
「いや、おまえがボーっとしていたからな。」
「そうですか?ただちょっと物思いに耽っていただけですから。」
「そうか。」
そう言ってシグナムさんは夜空に視線を戻した
しばらくするとはやて達がお風呂から上がって来た
さて、俺もお風呂に入るか
着替えを取って来て風呂場に向かった
494:19
07/07/20 02:12:14 os3W0Gqe
投下完了です
途中でスピードが遅くなったのはただネットの反応が鈍っただけです
お騒がせ掛けたようでしたら申し訳ありませんでした
あとなんか悟飯が強いですが使用です
お気になさらず
495:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:15:03 3uz228nT
GJ!!
悟飯はこれくらい強くてもいいと思う。
サイヤ人の血を引いてるんだし
あと、途中でレスってしまって申し訳ない。
496:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 02:22:10 dfEoAt8u
GJ!
そういえば、この時の悟飯はスーパーサイヤ人になれるんだっけか?まあ、なれなくても問題なさそうだがw
497:217
07/07/20 02:22:15 zTrJIdQp
GJ!そして投下乙です。
バルディッシュの魔力刃を真剣白刃取り!?
御飯、お前さんの手は一体どうなってんだ・・・
それと投下中に挟んでスマソ
498:リリカルエスパニアン ◆brRU.h37Jw
07/07/20 02:55:22 4rfmN8/c
テロは簡単
家庭用品などで爆薬作ったり、テルミットを用意するのは簡単
ただ、それをどうやって時空管理局のトップに使うかは難題
武器をミッドチルダの外から運び込む必要なし
質量兵器以外が存在するなら、生産設備をスクラップと偽って入手は可能だし
材料も手に入れることは不可能ではないし
問題は設計図や化学合成が必要な装薬だったりする
設計図は犯罪結社などを通じて97管理外世界のAK-47を手に入れれば完璧
レジアス・ゲイツは現実主義者のようだからAMFの登場をかなり以前に予想していたといえるのでは
でないと、管理局法の改正を必要とする質量兵器の開発を極秘でも実行は難しいし
499:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:54:42 a/8T6Nmb
>節制の14
死ねよ
500:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:56:20 a/8T6Nmb
>節制の14
コテ雑談して荒らしてんじゃねぇよ
何様?
死ねよ
501:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/20 03:58:35 a/8T6Nmb
>節制の14
死ねよ
502:リリカル犬狼伝説 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:16:18 KwuaU6OX
自分で始めたことなのに……
初志貫徹できなくって……
「次はACT2でしょ?」そんな声が聞こえます!
「でっかく頭冷やそっか……」(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
というわけで行きますね
【魔法成人リリカル某】
※注意
・イロイロと壊れてます!
・美少女の活躍なんて期待しないで下さい!
・魔法のお話なのに何故か硝煙弾雨になってしまいます!
503:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:21:17 KwuaU6OX
私の名は「武乱知得 某」!
もちろん偽名だ!
カムフラージュのため名前を日本風に変えてある!
どうだ!完璧な名前であろう!!
あの決定的な敗北、『死』を体験した私は、次こそ憎っきスプリガンを打倒するため、燃えたぎる心を内に秘め修行を続けている!
(なに!?なぜ死んだのに生きているだと!??
馬鹿者!奇跡の一つぐらい起こさずして何がエリートだッッ!!
埋葬中に棺桶を突き破った私を見てうろたえた後輩、ネオ○チス党員は全員修行が足りんことは明らか!
当然その場で腕立てとスクワット、持久走をさせた後、正しき選民思想とはなんたるかを小一時間ほど正座をさせて教えてやったのは懐かしき記憶だ!
しかし奇跡の代償であろうか!?日差しが強烈に感じるようになってしまった他、教会や神社仏閣、霊験あらたかな場所に居ると苦しくてたまらなくなってしまった!!!
何故だ??!!)
さて、私が今この日本で修行をしているのは訳がある!
スプリガンの一人、宿敵・御神苗優は東洋武術を学んでいる!
つまり、私が対抗するには、同じ東洋武術を学べば良いのだッッ!!
様々な流派の門を叩き、私は砂のように武術の真髄を学んでいった!
そして、今月の目標は【小太刀二刀流で有名な御神流を制覇しよう!】である!
もちろん住み込みであるため、道場主が営んでいる喫茶店を感謝の気持ちでお手伝いをしている!!
当然、選ばれたるネオ○チスの戦士として、私はお手伝いといえども修行の一環としている!
見よ!これが“高速分身皿洗い術”だ!!
一秒間に5枚の皿洗いを可能とする!
このような多種多様な秘技を使える私は最早、翠屋に無くてはならい重要人物となってしまった!!
フッ、エリートとは頼られるものだ!!
504:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:29:40 KwuaU6OX
むろん精神鍛錬も怠らない!
過去の敗北を冷静に分析すれば、私にたりなかったものの一つは精神的強さであることは明白ッ!
朝は町内一週はき掃除をし、己の邪気を祓うのだッッ!!
フハハハハッ!どうだ!心身共に磨き上げる完璧な修行内容であろう!!
最近では近所にあるさざなみ女子寮に住む漫画家が、私の鍛え上げた肉体の素晴らしさを知りデッサンを頼まれている!
おお!ついに日本の未来を担う少年たちが、ゲルマン的肉体美を学ぶ日が来たか!!
そしてデッサンをさせた帰り道のことであった!
舞い散る落ち葉を標的に、考案中の技の数々を試していた所、傷つき倒れているフェレットを見つけたのだ!!
幸い、本日デッサンをさせに行った寮には獣医が居て事なきを得た!
小動物を助ける心遣い!これもまた一つの修行の成果なのだ!
ワハハハハハッ!また一歩成長した事を実感する喜びは何事にも変えがたい!!
今日は気がいいので道場の雑巾掛けを3セットほど行うか!
そして帰宅後、あらかた道場を磨き上げた時だった!
突然頭に響く声!
ムッ!これはテレパシ-かッ!?
『聞こえますか?ボクの声が、聞こえますか?聞いてください。ボクの声が聞こえる貴方、お願いです!
ボクに少しだけちからを与えてください!』
ここはまず焦らず心に強く思い、聞き返すのだ!
そうすればホラ!
「何とォッ!あの小動物が喋ってるというのか!!
フッ……だがこのぐらいの事、遺跡争奪戦では日常茶飯事だぜ!!」
『おねがい……ボクの所へ…時間が、危険がもう!』
ネオ○チとは常に弱き者の盾であるべしと自覚する私にこの訴えを退ける事は不可能!!
よろしい!全力で助けに行くぞ!
まずは武装を整えるべし!!
道場の縁の下に隠してある各種銃火器を入れた大型のバックを開く!
相手が傭兵部隊くらいであれば、鍛えられた拳一つ充分であるが、念には念を入れるのが戦士というもの!
それに超能力で助けを求めるとは、コレ即ち尋常な戦いにあらずッ!
ドイツの誇り!H&K G-3を持っていくか?
7.62ミリは確かに高威力だが、音が気にになる!
御町内の皆様に迷惑をかけずに事を成し遂げるにはやはり消音機能のつけられる武器が好ましい!
よし!決まったぞ!!
H&K UMPだ!減音装置を着ければ発砲音も小さくなれる!なにより45ACP弾は9㎜パラと違って威力がある!
相手がへたな防弾チョッキを着ていようと中に鉄板でも仕込んでいない限り、45ACPの衝撃力で肋骨を折るぐらい分けない!
サイドアームに当然H&K USPだ。9㎜パラベラムを使うが、見事なゲンルマン的システムで出来上がっている!
ダブルカムを採用し、15発を装てんできる!まずまずだ!
あとはスタングレネードに閃光弾と煙幕弾、そしてグレネード!うむ基本構成である!
ここまで時間はジャスト30秒!!
火器は目立たないようにリュックに入れる!
505:リリカル犬狼伝説
07/07/20 07:31:14 KwuaU6OX
さあ、待っていろ!助けを求める者よ!!
このネオ○チの騎士!武乱知得 某が推して参ろうぞ!!
ワハハハハハハハッッッ!!!
「トウ!」
屋根を飛び、道路を跳び越え、塀の上を駆け、あっという間に槙原動物病院に到着!!
しかし敷地内に入った途端感じる違和感!
ムウウウウ、なんだこの音は!
私は我慢して動物病院の敷地内に入る!
そして違和感の正体に気付く!
これはもしや……結界か?ま、まさか相手はスプリガンのティア・フラットか!??
よろしい!ならば今こそ決着をつけてやろう!!
そう私がいきがった瞬間、件のフェレットが私の横を走り去るのを見た!
そして、それを追いかけるように得体の知れない何かが止まりきれず病院の植木にぶつかる!
いかん!
「助けを求める者よ!コッチだ!」
わかっているのか我が鍛え上げた腕に飛び込んできた!
到着する数瞬、小動物の首にかかっていた赤い真珠のようなアクセサリーが私を見たような気がした!
ううむ!それにしても……。
「むう……スプリガンにしては周りの被害を考えないとはどういうことだ!?」
やつは折れた木が邪魔してよく見えな。
もしもティア・フラットのコーリング・ビーストであるなら、気合を込めてやれば召喚符を切り裂いて仕留める事もわけない!
私はその間に武装を整える!
その間に、私の肩に移らせた小動物もといフェレット(愛殿はそう教えてくれた)が人語を話す!
「たすけに……来てくれたの」
「当然ッ!困った者を助けるのことが、正しきネオ○チであると私は考えている!!そのための精進を!鍛錬を日々積み重ねるのだ!
フェレット君よ!君も私のような立派なフェレットになれ!!」
(……な、なんか、なにか間違っちゃった人に助けられたかも……)
何かが起き上がる!この場で我が拳の贄にするのも悪くない!
が……一般に暮す方々に迷惑をおかけしては、私の考えるネオ○チにとって本末転倒!
ココはひとまず逃げる!
しかしこの武乱知得 某!戦いから逃げるのではない!勝つために逃げるのだッッ!!
そう、これは我が逃走経路!フェレット君にはわからないであろう!この先に続くのは……。
フッ以前はこのような思考などするような人間ではなかった!
しかし!これこそ私がまた一歩成長したという証なのだッッッ!!!
観ておれ、スプリガンどもよ!
ウハハハハハッ!
(ヒイイイ~~~ッ!ジュエル・シード暴走体に追いかけられてるのに笑ってるよこの人~~~!し、しかもメチャクチャ速いいいいいいいいいいいい!)
うむ……ヤツとの距離が開きすぎてしまった!
ではこの時間を利用して質問しよう!
506:リリカル犬狼伝説
07/07/20 07:32:14 KwuaU6OX
「ところで、あやつは一体何なのだ?」
「え~と細かい話はあとにしていいですか?まずは貴方の持っている素質、力を少しでいいから借りたいんです」
「素質!その言葉を私はどれほど待っていたかッ!よくぞ判った!この私が鍛え上げしこの肉体の素晴らしさを……」
「ちょwいえ、違います!素質は魔法の素質なんです」
「……なにい!そのような特殊能力も私は使えるのか!なんということだッッ!!天はこの私に二物をあたえたというのかああああああああ!!」
「あの……もしもし~~?」
「ワハハハハハ!見ておれ全てのスプリガンどもめ!この肉体と魔法の力で目にものをみせてやる!」
「人の話を聞いてくださいッッ!!」
「むッ失礼した!話を聞こう!!」
「ボク、ある探し物のためにココではない世界から来ました。でもボクひとりの力では思うように遂げられないかもしれない。
だから……迷惑とはわかっているのですが、資質を持った人に協力をしてほしくて……。
お礼はします!絶対にします!だから、ボクの持ってる力を貴方に使って欲しいのです!ボクの力を、魔法の力を!
その時、ヤツが雲のように当然上空に現れ、双眸を輝かせ襲い掛かってきた!
垂直降下で地面がえぐれる!
私はとっさに木の陰にはいり衝撃波をかわす!
我が腕のフェレットが懇願する!
「お礼は必ずしますから!」
「よし!では魔法について教えてもらうぞ。そして他の世界の事も全てだ!フェレット君、君の言葉は世界史……否、裏の世界史を覆す!
これだけは間違いないぞ!しかし、その前にあいつを倒して良いのだな!?」
「はいッ!じゃあこれを使ってください」
フェレット君が加えていた赤い玉を私は手に取った!
これは首に下げていたアクセサリではないか!
ほのかに光り輝いているぞ!?
……もしやこれは何かの遺跡かッッ!??
「それを手に、目を閉じて心を澄まして……そしてボクの言うとうりに繰り返して……いい?いくよ!」
「望むところよッッ!!」
「我、使命を受けし者なり……」
「我ッ!使命を受けし者なりッッ!!」
「契約のもと、その力を解き放て」
「契約のもとッ!その力を解き放てえぇッッ!!」
「風は空に。星は天に」
「風は空にッッ!!星は天にッッッ!!!」
肉体的なものとはまた違ったなにかの波紋がおきるのを感じる!
「そして不屈の心は」
「そしてええぇッ!不屈の心はあぁッッ!!」
「「この胸に(ッ!)」」
心が重なる!!
しかし気合が入った私の声量は、林を超え、海鳴市全体へ轟いたであろう!!
「「この手に魔法を(ッ!)」」
「「レイジングハ(ァ)ート(ォ)・セットアップ(ッッ!!)」」
私は何も考えられず、とにかく紅玉を頭上に掲げる!
全ての動きが定められているように!!
紅玉が「セットアップレディ ゲットアップ」とか何かを言ったような気がしたと思ったとき、光の柱が我が身を包む!!
507:マロン名無しさん
07/07/20 07:38:27 4lvQSo6V
支援
508:魔法成人リリカル某 第1話 ◆tsM8iQ2QyE
07/07/20 07:49:50 KwuaU6OX
・同時刻ペンタゴン
「日本列島横浜地区にクラスSの発光現象あり!当時上空にかかっていた雲を……信じられません!くもの形を変えるほどの光量など日本の発電能力では無理です!」
「在日米軍の横須賀より緊急入電!!発光現象確認!!夜なのに昼間になったとのこと!ただし磁場・放射線は確認できず!」
「あの発光現象で他に何も観測できないだと!現地ではそのような報告はあるか?至急大使館を呼び出せ!理由はなんでももいいので電話で発光現場の確認させろ!
……うむ…………発光もとの町では何の異常もない?火災もなし?……いやありえん!……ま、まさかあ!いかんエマージェンシーシグナル発生させろ!
国防総省長官権限で全米軍のデフコンレベルを3にアップ!
それと……大統領に緊急連絡だ……」
・同時刻アーカム本社
「フラット会長!東京支社より緊急入電!横浜方面に光の柱立つも、熱・電磁場・放射線その他は確認できず!直ちに社員を送り調査をするとのこと!」
「あら……そう。……映像か画像どちらでもいいけど、その光の柱とやらを早く見てみたいわね~」
・鳴海市
「おおおおおおおおッ!これはああああああああッッ!!」
「なんて……なんて……低い魔力だ orz
いいや、ここからどうにかしなくては!いいですか。まず落ち着いて。落ち着いてイメージして。あなたの魔法を制御する、魔法の杖の姿を!
そして貴方を身を守る強い衣服の姿を!」
「ナントォッ!そ、それではあ~んなことやこ~んな姿になってしまうのか~~~~ッッ!!」
「へ、変な考えはやめてください!!」
「ええい……ならば!よしッ!とりあえずコレにしよう!!」
【見苦しいので中略】
「セイッ!」
着地と同時に空手における逆突きの態勢をとる!
「成功……なの……か?」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!こ、これは!!まさに男子の本懐ッッ!!」
「グオオオオオオオオッ!!」
プシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ!!
変身した直後に巨大な怪物が口を開けていかにも襲い掛かろうとしていたところだった!
そのでかい口目掛けて、とりあえず私はUMPを一マガジン分30発ほど撃ちこむ!
のけぞる怪物!あとはそのでかい口の中にM67手榴弾を放り込めば終りそうである!
正直つまらないぞッッ!!
フェレット君は驚いていたが……そうか!やはり銃火器は貴重なので最後まで取って置くべきなのだな!!?
ならば話は単純!
みよこの強壮にして質実剛健を絵に描いたような衣服を!!!
これぞまさに「力強い衣服」である!!
肘、膝にプロテクターが付いた戦闘服だ!
実用一点張りのスーツである。
色は、今は夜間だが林の中なので森林迷彩に決めている。
「ふむ!!」
様々な突きや蹴りの素振りをし怪物に向かい放ち、バリアジャケット(たったいま教えてくれた)の稼動範囲を調べ、納得をした!
垂直踵おとしを決め、あらためて私が想像したとおりの性能を発揮してくれる!
素晴らしいの一言だ!!
「シックリくる!体、いや、まるで神経と一体化されている感じだッッ!!
ワハハハハハ!この伸縮性だけでもアーカムのアーマー・マッスルスーツを超えたのがわかる!
見ておれよスプリガンどもめ!!
この日をもってスプリガンに宣戦布告を行うのだあああああああああぁッッ!!!
【第一話 それは不思議な出会いなのだッッ!!】 完