07/07/17 05:48:18 waHL5U9z
>>257
ちょwwwwwwwwwwww
それはwwwwwwwwwwwwwwwww
ヤヴァイ!
管理局が!
って、同人ですか!?
259:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 08:51:30 DXM2Nhd1
>マスカレードさん
流石は先輩、纏まった文章で羨ましいです…
これからも頑張ってください。
>節制の14さん
>イワン・タワノビッチやバカラシン・イイノデビッチ・ゾル
ちょw大幹部w
260:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:42:12 OsRPAG9o
はぁ・・・・・・単位欲しくても入院で出席日数OUT
大学\(^o^)/
そんでは、投下開始します。
261:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:43:29 OsRPAG9o
リリカルスクライド//G.U.
スクライドの世界に派遣される魔法少女達の冒険
最終話「優しく君は微笑んでいた」
次元世界の狭間に存在すると語り継がれてきた大地『アルハザード』。
その地に眠る秘術は、人の命さへ蘇らせるとも語られている。
ある一人の女性が『アルハザード』へ関心を持ちました。
その女性は、亡くなった自分の娘を生き返らせるため違法行為に手を染めていました。
一つは亡くなった娘の遺伝子から生み出した人造生命体。
だが、その生命は亡くなった娘本人を蘇らせることには成らなかった……当然であった。
無くなった魂が、新たに生み出された身に宿ることは無いのだから。
彼女が過去に携わっていたプロジェクトから、その出来損ないを『フェイト』と呼んだ。
娘の名前を出来損ないに渡すなど、彼女の心が許さなかったのだ……そう、彼女の精神は壊れていた。
そして彼女は願いの叶う小さき宝石を集め始めた。
だが、自分が作った出来損ないと管理局の介入により娘の遺体と共に虚数空間へ落ちて行った。
管理局では虚数空間に落ちた事による死亡と報告書が提出されている。
しかし実際は違った……彼女『プレシア・テスタロッサ』は生きていた……否、生かされていた。
虚数空間へ落とされたプレシアは魔法も使えず、遺体である娘『アリシア・テスタロッサ』の待つ死へと向かっていたはずだった。
そこに……虚数空間に現れた黒い泡が彼女たちを飲み込んだことで、新たな物語が語り始めたのだ。
金髪の少女が目の前で緑色に光る培養液が入ったカプセルを見つめている。
カプセルの中では紫色の長髪をした裸体の女性が浸かっていた。
この女性は、自分を全力で愛した母だ。
自分が死ぬ前まであった記憶にある優しい笑顔は、そこには無い……あるのは瞳を閉じたままの冷たい顔だけ。
ふと右手をカプセルに触る……冷たい感触が返ってくる。
母の目覚めが無いと悟った少女は薄暗い研究施設から離れて行く。
赤い絨毯が敷かれた通路を歩く少女アリシアの瞳には生気が感じられない。
“私は……このままで良いのかな。このまま彼らに力を貸して母さんを蘇らせることが出来るのかな”
心の中で葛藤を続けるアリシアの精神は、すでに限界に達していた。
俯きながら歩いていると、目の前に立体モニターが表示されたことに気づき立ち止まる。
そのモニターに映っていたのは緑色のサングラスをした男。無常矜侍の顔が映されていた。
『やぁ、アリシア。ご機嫌斜めのようだけど、緊急事態です』
そう言い終えると彼の映っているモニターの横に新たに表示されたモニターに映し出される巨大な亀のような物。
「これは?」
『彼らが来たのです。そう、ロストグラウンドの悪魔たちと、時空管理局の者たちが』
その言葉に一瞬チラつく妹の横顔。
“母さんは妹じゃ無いって言ってたけど、フェイトは……”
『ん、何を呆けているのですか?アリシア』
「いえ、それで私は何をすれば」
『オーヴァンのいる部屋への門番をしてもらいたいのです』
「それだけですか?私を戦場へ向かわせるつもりだったのではないのですか?無常さん」
アリシアの疑問に「うふ」と不気味な笑顔を見せる無常は、口元に手袋をはめた右手の人差し指を置く。
『秘密です』
その顔にムッとするアリシアであった。
262:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:44:46 OsRPAG9o
モニターのスイッチを切り椅子から立ち上がり後ろに振り向く無常矜侍。
「さぁ!あなた達には存分に働いてもらいますよぉ~私を消したあの男への復讐と、我々の未来を潰そうとする者たちへ粛清を!」
狂気に満ちた顔をした無常の掛け声とともに暗闇から現れる多数の人影。
現れた者たちの姿は異質なオーラを醸し出していた。
その者たちの姿は16歳前後の野性児風の少年、ギリシャ神話に出てくるような姿をした巨漢な男性、サラリーマン風の男性、
全身を黒き装甲で覆った竜のような頭部を持った竜人、そして小学生程の身長しかない黒いローブに包まれた者。
見た目だけなら、変わった集団と思われても仕方がない者たちだが実力は人外と呼ばれる程の実力者たちだ。
無常の命に従い転送魔法陣へと歩み寄っていく5人。
ふとサラリーマン風の男が立ち止まり無常に問う。
「あぁ、無常さん。我々は独自の行動で動きますので」
「な……何を言っているのですか!私の命令に絶対服従のはずだ。違うのですかぁ?」
彼らはアルハザードの秘術とAIDAによって生み出された魔法生命体で、無常への服従因子が埋め込まれているはずなのだ。
それなの、無常の命令を無視して独断で動くなどあっては成らないことなのだ。
「いやいや、驚かせてすいません。ただ、戦う相手を殺してしまうのはどうかと思いましてね。私は悪人以外殺す事には躊躇してしまうもので」
「ふん、殺さなくても良いですが戦闘不能状態までにはして置いてください。彼らもAIDAの先兵とします」
「わかりました。それでは行ってきますよ」
ソフト帽を取り無常へ挨拶した男は、待機している者たちと共に転送魔法陣へ乗り転送されていった。
少女が一人椅子に座っている。
椅子のある白い床にはトライアングル状の赤いサインが描かれている。
周囲には多数の本が散乱していた。
この場所の名は『神造の部屋』。女神が造り出された部屋ということで、その名称で呼ばれている。
そんな場所に一人佇む少女の瞳には生気がまったく無かった……肌も白く死人のようだ。
生きた屍と化した少女を微笑みながら見つめる左腕を装甲で覆った男性。
「もうすぐ君を目覚めさせる旋律が奏でられるよ……アイナ」
眠り姫と化した少女を目覚めさせる時が刻一刻と近づいている。
263:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:46:32 OsRPAG9o
大地に赤く光る三角状のサインから現れる巨大な艦船タルタルガー。
その巨大な亀のような形状から予想出来ないほどの機動性を持ち直ぐに、地上から数百メートル上空へと浮き上がる。
タルタルガーのブリッジのモニターに映る『アルハザード』の光景。
木々が生い茂り、塔などにツタが巻き付いているなど、見た目から既に人が数百年以上住んでいないことが見て取れる。
未知の大地に目を食い入るように見つめる者たちの中で一人、この大地に一番の深い入れがあるフェイトは待機状態のバルディッシュを握り締める。
“ついに来た……この大地のどこかにプレシア母さんと、アリシア姉さんが居るはず……会って話がしたい。
生きているなら、もう一度家族で暮らしたい”
「フェイトちゃん、大丈夫?」
なのはに声をかけられハッとするフェイト。
「あ、私そんなに深刻そうな顔してたかな?」
「大丈夫だよ。もし、お母さんに出会えたら今度こそお話聞いてもらおう。無理矢理でもね」
ニッコリとほほ笑みながらフェイトに元気に成ってもらおうとする彼女の心遣いに感謝するフェイト。
欅はタルタルガーのメインシステムにアクセスし、ブリッジ後方にある転送システムを起動する。
「さぁ、準備は整いました。戦闘部隊の方々が先行し、調査部隊は先行部隊が道を切り開いたのち移動を開始します」
欅の号令と共に次々に転送システムの陣の上へ乗り、転送されていく機動六課のメンバーたちと、プロジェクトG.U.のメンバーたち。
カズマ達も陣に乗ろうとした時、二人の女性に呼び止められる。
「カズくん……これ、持って行って」
「ん?何だよ、かなみ……これは」
かなみから渡された物を受け取ったカズマは驚いていた。
渡された物が、昔彼女が髪を束ねる時に使っていたバンダナ……今は、首に巻いている物を彼に渡したのだ。
「かなみ、良いのか?これ昔から大切にしてた物じゃ」
「良いんだよ。カズくんが無事に戻って来てくれるようにお願いしたから。お守り代わりに持って行って」
「わかった。そんじゃ、行ってくる」
「行ってらっしゃい」
かなみのバンダナを左腕に巻き、気持ちを新たに戦場へ向かうカズマ。
「劉鳳。気をつけて……」
「あぁ、水守……君も気をつけてくれ。戦場がどこに移るのか想定できない……橘!二人を頼むぞ」
「分かっていますよ!僕のエタニティ・エイトで全力を持ってお二人を守ります」
胸を叩いて「任せて下さい」と言い切る橘に若干嫌な予感がよぎる劉鳳だったが、今は彼に頼るしかないと思い嫌な考えを振り払う。
“今はただ、悪を断罪するのみ”
クーガーも陣へ歩み寄って行こうとした時、後ろから呼び止められる。
「クーガーさん。少し待って下さい」
「ん?なんだ、少年。俺は何事にも迅速かつ最速を信条に動いている男だぜ。俺を止められる者は、誰もいなぁぁぁい!」
「あはは。そう言っていれないでしょう?クーガーさんの両足は治って無いんですから」
欅の言い分に言葉が詰まるクーガー。
そう、彼の足は元々限界を超えてしまっていてボロボロなのだ。立っているだけでも奇跡と言っても良い程傷ついている。
「なので、一時的ですが」
欅はクーガーの足に手を翳すと水色の魔力光を当て始める。
「これは……なにぃぃぃ!?足の痛みが無くなったぁぁぁ?」
「一時的に、ですが回復と肉体強化の同時効果を及ぼす回復魔法を施しました。効果時間はジャスト4時間……
それが過ぎると痛みがぶり返してきます。しっかりと彼女たちを守ってくださいね」
クーガーが組まされているチームには、スバルたち機動六課新人たちがいる。
彼には彼女たちの護衛を頼んでいるのだ。
「了解した。彼女たちの護衛は、ラディカルグッドスピードを持つ最速のアルター使い『ストレイト・クーガー』が紳士的にやらせてもらうよ」
「はい。よろしくお願いします」
264:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:48:14 OsRPAG9o
そして、カズマたちが転送されていったのを見届けた欅とカエデ、そして橘と水守とかなみ。
「それでは、僕らは三蒼騎士たちの修復が終わったら彼らを従えて先行部隊の後を追いましょう。解析機材などは、
先ほど桐生水守さんにお渡ししたトランクに入っています。あ、それと由詫かなみさん。先ほどの説明で使い方は分りましたか?」
「は、はい。私のアルターを、このデバイスが強化して皆に声を届けられるんですよね」
「そうです。あなた自体に魔力資質があるとは想定外でしたけどね」
そうなのだ。かなみに魔力資質があることが判明したのは、このインテリジェントデバイス『シャイニングハーツ』を持った時だった。
このデバイスはレイジングハートと同型のデバイスだ。
かなみの能力を解析したデータを入力した特別型のデバイスで、カートリッジシステムは未実装だが扱いやすい。
『Let's do our best. My master(頑張りましょう。私のマスター)』
「うん。がんばろうね。シャイニングハーツ」
転送されたプロジェクトG.U.と機動六課とアルターズは、目の前にある巨大な城を見上げている。
「この中にオーヴァンが居るのか……よし、行こう」
居てもたっても居られなかったハセヲが、すぐに扉へ手をかけようとしたのを見た八咫は彼を止める。
「まて、ハセヲ。調べもせずに扉に触るな」
「くっ、何故止める?」
「頭を冷やせ。オーヴァンが、こうも簡単に通せるように扉に仕掛けの一つも掛けずにいると思うかね?」
そう言うと周囲に空間モニターを多数表示させた八咫は、周囲のサーチを始める。
「……やはりな。この扉には多重の魔法結界が張り巡らされている。並大抵の攻撃では傷さへ付かないだろう」
「なら、ぶち壊すだけだぁ!」
そう言い放ったハセヲは、アームドデバイス『ジラード』を抜き出す。
ジラードは、Xthフォーム記念に欅から譲ってもらった大剣型のデバイスだ。
魔力を増幅させる効果と、防御の際には対魔力能力を発揮する高性能なデバイス。
大剣を構え魔力を集中するハセヲは、己の持つ技を扉に向かって放つ。
「奥義・甲冑割!」
魔法壁で守られた扉を大剣の刃で貫いて切り上げ粉砕した。
ハセヲの持つアーツであるこの技は、防御などに優れた相手に対して絶大な効果を及ぼす奥義なのだ。
「さぁ、行くぜ」
合計24人と2匹の大所帯が名も無き城へ無許可に上がり込み赤い絨毯の上を歩く。
廊下を歩いて行くと壁には朽ち果てた壁画や、大理石によく似た物質で作られたと思われる崩れた彫刻などが目に映る。
金目の物があればと思い壊れた花瓶などを手に取るカズマを「時間が無いから後で」と言い、引きずって行く高町教導官。
更に進んでいくと大きな扉が一つあり、それ以外の道が無かったことから扉を開き先へ進むことになった。
「この扉の先に何が待ってるんだろう」
「無常の野郎が何か企んでるんなら、ムカつくお出迎えをしてるかもな」
なのはの問いに答えてやるカズマの心境は、以前無常にかなみを誘拐されセントラルピラーでの激戦を思い出させていた。
“ちっ、思い出しちまった……まぁ忘れる気はねぇよ。あぁ、あいつらの死に様はハッキリ覚えてる……だから奴をボコす”
そう考えている内に扉が開かれた。
265:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:50:24 OsRPAG9o
扉の先には、地球の格式のある劇場コンサートホールがそこにあった。
「劇場?何でこんな場所に」
周囲を見渡すハセヲは、何故アルハザードに劇場のホールがあるのか疑問に思った。
先ほどまで朽ち果てた芸術品らしき物を見てきたことから、このホールの真新しさには違和感がある。
「わぁ~すごいですよ、ハセヲさん。このホールってウィーンのアン・デア・ウィーン劇場に似てますよぉ」
「アトリ……何でそんなこと分かるんだ?」
「インターネットで劇場とかの内装を調べてたんですよ。学校の授業で興味を持っちゃって」
ああ、そう。と、生返事をするハセヲだったが、急に周囲を照らしていた照明が消えたことで身構える。
他のメンバーたちも既にバリアジャケットを着て戦闘態勢に移っていた。
カズマたちも、ホールの一部の物質を分解しアルターを再構成していた。
そして、暗闇の中でホールのお立ち台付近に現れる巨大な空間モニター。
そこに映るのは白髪でオールバックに緑色のサングラスをかけた男。
『やぁ~お久しぶりです。劉鳳、カズマ。あの時以来ですね』
カズマは、アルター化した右腕でモニターに映るクソ野郎を指さす。
「へっ!久しぶりじゃねぇか。俺の自慢の拳で消し飛んだ奴」
「相変わらずの悪そのものだな……無常」
劉鳳も絶影に攻撃態勢を取らせ、自分自身も戦う態勢に入っていた。
『お二人ともお元気そうで結構。おや、ストレイト・クーガー。生きていらしたのですね』
「あぁ、お生憎さまだがピンピンしてるぜ。今回は手前ェの顔面に蹴りを叩き込んでやるから待ってろよぉ!」
『それは丁重にお断りさせてもらいます。あぁ、彼ら以外の方とは初対面でしたね』
黒いスーツの襟を整えると、自己紹介を始める無常。
『初めまして。私の名は『無常矜侍』。そこの彼等と同じアルター能力者です。今はオーヴァンの配下として働いています。はい』
ほくそ笑んでいる男の顔に悪寒を感じるプロジェクトG.U.と機動六課の隊員たち。
『おやおや、そんなに身構えないで欲しいですねぇ。まぁ、これから起こる地獄の体験を受ける前なら仕方ないですが』
そう言うと、突如揺れ始める劇場コンサートホール。
『あなた方には、これからある者たちと戦ってもらいます。あぁ、強制なので拒否権などありません。はい』
更に揺れが激しくなり、立って居られなくなる人々。
「くそぉぉぉ、何が起こるってんだぁぁぁ!?」
床に手を着き倒れないように踏み止まるカズマの眼は、まっすぐに目の前のクソ野郎に向けている。
徐々に周囲の空間が捩れ始め、強制転送が行われ始める。
「こ、これは!?」
最初に転送されてしまったのは劉鳳だった。その近くに居たフェイトは彼の後追い、続いて八咫とパイも消えて行った。
「みんな!チームごとに固まって!バラバラにならないように―」
瞬時にチームごとに固まったことで、転移されていくもバラけることは無かった。
残ったのは無常の映るモニターと、観客のいない劇場のホールのみ。
『さぁ!ゲームの開始です。私の渇きを潤す戦いを見せて下さい。うふふ』
266:リリカルスクライド//G.U.
07/07/17 09:53:22 OsRPAG9o
投下完了~
人数多すぎなので分散させました(笑)
新たな敵5人……家にマンガと小説とアニメがある物から登場させちゃいました。
さて、最初はどのメンバーを戦わせるか悩む
267:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 10:02:11 UDSUQAQz
>>252
マスカレード氏、投下乙です。
いくらヴィータでも、テッカマンの逝かれた推進力での突進はやばいすぎですね(汗
そして共闘の申し出を断るDボゥイはやっぱりDボゥイでしたw
>>253
スーパークロノタイムが来ても相手のスペック(攻撃力・防御力・機動性)がイカレテルしなぁ(汗
>>266
投下乙です。
最終話だけに豪華キャストですねw
268:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 10:32:36 OobdWGCG
テンザン「ホ!俺の妹たちがいると聞いてきたぜ」
269:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 10:42:45 qbZLCE1x
なのは達がゲーセンで遊んでたらテンザンが乱入してくる展開か?
ホ! それ面白いっての!
270:257
07/07/17 11:40:32 Caw1ljfp
メロンブックスにて通販可能
¥1,575也
271:257
07/07/17 11:41:41 Caw1ljfp
申し訳ない
「リリカル犬狼伝」氏あてです。
272:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 11:42:07 3RvDe9rR
>>266
>合計24人と2匹
すごく・・・多いです・・・。
しかしGJ、この大人数を見事に捌ききるのは貴方しかいない!
273:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 11:47:21 xtxrQJRX
GJ!
しかし
>金目の物があればと思い壊れた花瓶などを手に取るカズマ
何やってんだカズマww
無常が呼び出した人間のうち、2名はアタリがついたんですが他はどうも。
リーマン……はヤバイよヤバすぎるよ。
でもこれだとまた無常は自分の力はたいしたことないまま終わりそうですね。
+蒼炎ぐらいじゃお話にならないし。また怪物化かなw
274:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/17 11:53:04 3vTK7HhV
>>228
GJ!
メダロットは3パーコレから入って無印3→4の順にやったけどどれも面白かったな。
4はカブトだったんだけどクワガタじゃないとグレインが手に入らないと知って
天を仰いだのを覚えてますよ。
パーティクルも好きだけどどっちが使えるかっつったらグレインだからなあ…。
275:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 12:25:45 3RvDe9rR
というか14日に立てたのにもう200k超えてるしw
ほんと早いな、ここw
276:リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY
07/07/17 19:35:16 240mbEbJ
職人の皆様方GJです
>>217氏
あの重装質量兵器の塊のメタビーがなのは世界に…
強烈な電流+爆発で無事に済むんでしょうか、イッキ…
>>マスカレード氏
地上最凶の兄弟喧嘩、第1ラウンド終了ですね…
全13話となると…最終話の1話前のスーパークロノタイムはありまs(ry
>>リリカルスクライド//G.U.氏
>「は、はい。私のアルターを、このデバイスが強化して皆に声を届けられるんですよね」
ま…魔法少女リリカルかなみ…ですか?
橘…なんて信用が無い…
リリカル龍騎の設定ではやて関連の大チョンボが…orz
幸い十話までの間の該当箇所直せば修正できそうなので、まとめの方で多少修正します…
277:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 20:46:52 dkkDAl0W
>>リリカルなのはStriker+仮面ライダー氏
登場する敵とかって、やっぱアレですか?
歴代組織の大幹部や怪人や戦闘員が…?
278:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 20:57:01 hU1DqVPE
>>リリカルスクライド//G.U.氏 、蝶Gjです!
やっぱりラストダンジョンでのパーティ分散による個別戦闘はロマンですよね。
279:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:38:24 DXM2Nhd1
>>277
もちろん大幹部達は出ますよ。(ゾル大佐も死神博士も大好きです(笑))
ただもうちょっと出るのは後ですね…
歴代怪人達は今光太郎が戦ってる「謎の敵」の尖兵達として出す予定で居ます。
とりあえず今書いているのはなのはやスバル達がライダー達と協力してガジェットやナンバースと戦っていく物なのです。(つまりはStrikerSの各話にライダーをぶち込んでるという単純なものですが(泣))
だからまだ大幹部達は顔見せくらいはあっても本格的には絡んできません。ごめんなさい。
しかも私は独断と偏見が強いせいか自分がStrikerSにて必要ないと判断した話(四話など)は切り捨てる可能性がありますのでそれもまたお許しを…
でも削られた話の変わりにリンディさんの思い出話(本郷猛、一文字隼人とのファーストコンタクトや歴代悪の組織との戦いの日々)等を書く予定で居ますのでお楽しみに。
ところで第一話「空への翼」のAパートが完成したんですけど、投下おkですか?
280:リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY
07/07/17 21:40:22 240mbEbJ
「投下した」なら(ry
281:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:46:03 DXM2Nhd1
一話「空への翼」Aパート
四年前…ロストロギアを原因とした火災がミッド臨海空港で発生。
その被害は空港一つ消失するほどの大惨事となった
時空管理局の陸士部隊は火災の消化の為に消火活動を行っていた。
しかし、人手と装備が足りず、消化は難航していた。
消防隊員1「うわあ!駄目だ駄目だ!こっちは駄目だ!!」
消防隊員2「この先に子供が取り残されているんだ!何とかならないのか!?」
消防隊員1「さっき本局の魔導士と協力者が突入した!救助は彼女がしてくれる!!」
消防隊員2「くっ…仕方ない、撤退だ!」
陸士部隊は本局の魔導師に全てを託し、撤退した。
その頃、エントランスホールにある空港のシンボルである女神像の傍で、一人の少女・スバル・ナカジマは泣いていた。
スバル「お父さん…お姉ちゃん…恐いよ…熱いよ…こんなの嫌だよ…帰りたいよぉ…誰か…助けて…」
スバルはただ泣く事しかできなかった…
爆炎の中でただ泣いて何かに助けを求めることしか出来なかったのだ。
そんな中、死の足音は確実に彼女に近づいていた。
シンボルである女神像の台座が砕け始めたのだ。
スバル「あ!?…!!」
スバルが気付いた時にはもう遅く、女神像は自分に向けて落ちてきた。
そしてスバルが何もかもあきらめたその時だった
?「うぉりゃあぁぁぁぁぁぁあ!!」
一筋の金色の閃光が走り、女神像は粉々に砕け散る。
スバルはその時の轟音に驚き、目を開ける。
そして目の前には白い服を着た魔導師の少女・高町なのはと鎧を纏ったバイク・ライジングビートゴウラムに乗った赤と金色の戦士・仮面ライダークウガが居た
クウガ「どう?なのはちゃん!久々の金のゴウラム合体ビートチェイサーボディアタック!」
なのは「すばらしい威力だけど、女神像を破壊してどうするのよ!」
クウガ「ごめんごめん!でも間に合いそうに無かったからつい…」
なのは「もう…でも良かった、大丈夫?助けに来たよ。」
なのははスバルの肩に手を置き、スバルの命が助かった事に安心する。
クウガ「よく頑張ったね、偉いよ!」
クウガはスバルに向かってサムズアップする。
スバル「仮面…ライダー?」
スバルはクウガをそう呼んだ。
282:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:48:18 DXM2Nhd1
クウガ「俺のこと知ってるんだ。良かったぁ…恐がられちゃったらどうしようかと思った…」
なのは「知らないわけ無いでしょ。今や仮面ライダーはミッドチルダの子供達に大人気なんだから。」
クウガ「そうだったんだ…冒険ばっかりしてて知らなかった…」
なのは「はぁ…まぁ良いわ、あたしはこの子を連れて脱出するから、五代さんはビートゴウラムで引き続き被害者がいないかどうか、確かめて頂戴。」
クウガ「了解!」
クウガはライジングビートゴウラムを走らせ、瓦礫を砕きながら別の場所に向かった。
なのは「さてと…もう大丈夫だからね、安全な場所まで、一直線だから!」
なのはは上空に自分の相棒である杖・レイジングハート・エクセリオンを構えた。
RH「Upward clearance confirmation.」
なのはの足元に魔方陣が展開される。
RH「A firing lock is cancelled.(ファイアリングロック、解除します)」
なのは「一撃で、地上までに抜くよ!!」
RH「All right. Load cartridge.」
レイジングハート・エクセリオンは二発のカートリッジをロードし、バスターモードに切り替わる。
RH「Buster set.」
なのは「ディバイィィィン!…バスタァァァァァア!!」
レイジングハート・エクセリオンからピンク色の光が放たれ、天井を派手に撃ち抜いた。
そしてなのははスバルを抱え、あけた穴から空を飛んで脱出した。
なのは「こちら教導隊01、エントランスホール内の要救助者、女の子一名を救助しました。」
通信士「ありがとうございます!流石は航空魔道士の「エース・オブ・エース」ですね!」
なのは「西側の救護隊に引き渡した後、すぐに救助活動を続行しますね。」
?「その必要は無い…」
なのはに別の人間から通信が入る。
なのは「矢車さん?」
キックホッパー「航空内の人間は、俺と相棒、そして四号のあいつが全て救助した。今、ドクターとシャマルが診ているが、全員命に別状は無いそうだ。それに、もうすぐはやてが消火に当たるそうだ。」
なのは「そう…でもごめんね、矢車さんと影山さんの本職はこんなことじゃないのに。」
キックホッパー「俺達は、光を求めて生きると…誓ったばかりだからな。」
なのは「…ほんの数ヶ月前の貴方達とは大違いね。」
キックホッパー「そんなことはどうでも良いから戻ってこい、あの五代って奴が、特性のコーヒーを入れて待ってるそうだ。」
なのは「了解!」
なのははそこで通信を切った。
そしてスバルを救急隊に預け、その場を飛び去った。
スバル「…」
スバルは思った。
「泣いてばかりいる自分はもう嫌だ、この人達のように強くなりたい。」と…
283:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:53:08 DXM2Nhd1
四年後…
0075年 四月二十日 ミッドチルダ
臨海第8空港近隣 廃棄都市街
スバル「フン!…シッ!シッ!ハッ!フン!!」
高町なのはと仮面ライダークウガに助け出されたスバルはその後、魔法と格闘技法「シューティングアーツ」を本格的に学び、魔導士を志した。
そして今日は魔導士Bランクの試験日であり、スバルは張り切っていた。
ティアナ「スバル、そんなに暴れてると、試験中にそのオンボロローラーが逝っちゃうわよ。」
彼女はティアナ・ランスター
スバルとは訓練校時代からの腐れ縁であり、長い間コンビを組んでいるパートナーだ。
スバル「もう…ティア、嫌なこと言わないで。ちゃんと油も注してきた。」
ティア「なら良いけど。」
ティアは自分の武器であるアンカーガンの調整を終え、時間を調べた。
試験はもうすぐである。
そして試験時間丁度、二人の目の前にモニターが浮かび上がる。
画面には一人の少女が映っていた。
リィン「おはようございます!さて…魔導士試験の受験者二名、そろってますかぁ?」
スバル・ティア「ハイ!」
リィン「確認しますね…時空管理局陸士386部隊に所属の、スバル・ナカジマ二等陸士と…」
スバル「ハイ!」
リィン「ティアナ・ランスター二等陸士ですね?」
ティア「ハイ!」
リィン「所有しているランクは陸戦Cランク、本日受験するのは、陸戦Bランク、でよろしいですね?」
スバル・ティア「ハイ!」
リィン「ハイ、本日試験管を勤めますのは、私、リィンフォースⅡ(ツヴァイ)空曹長です!よろしくですよー!」
リィンが二人に敬礼するに合わせ、二人もリィンに敬礼する。
スバル・ティア「よろしくお願いします!」
そして上空では…
はやて「おお~早速始まってるなぁ~リィンもちやんと試験管しとる…」
フェイト「はやて、ドア全開にしてると、危ないよ、モニターでも、見られるんだから。」
はやて「はぁ~い。」
はやてはヘリのドアを閉め、フェイトの隣に座り、モニターの電源を付ける。
そしてモニターにはスバルとティアナのデータが表示された。
284:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:57:35 DXM2Nhd1
フェイト「この二人が、はやてが見つけた子達だね。」
はやて「うん…二人とも、中々伸びが良さそうなええ素材や。」
フェイト「今日の試験を受けて、いけそうだったら、このまま引き抜き?」
はやて「うん、直接の判断は、なのはちゃんにお任せしてるけどな。」
フェイト「そっか…」
はやて「部隊に入ったら、なのはちゃんの直接の部下で、教え子になるわけやからな。」
フェイト「でもあの二人…この試験を突破できるかな?」
はやて「うーん…今回はラスボスがラスボスやからなぁ…」
その頃…
RH「There is no life response within the range.
There is no dangerous object either.
(範囲内に生命反応、危険物の反応はありません)
Check of the course was finished.(コースチェック、終了です)。」
なのは「うん…ありがとう、レイジングハート。観察用のサーチャーと、障害用のオートスフイアも、設置完了」
なのはに別の人物から連絡が入る。
?「なのはちゃん、こっちも準備できたよ。」
なのは「調子はどう?津上さん。」
なのはに通信を送った人物は仮面ライダーアギト・津上翔一であった。
翔一「今日も快食快便、調子はバッチリだよ!」
なのは「そう…じゃあ今日はよろしくね。」
翔一「でも良いの?新人の受験者を俺なんかと戦わせちゃって。自慢じゃないけど、大型スフィア何かよりずっと難易度高いと
思うけど。」
なのは「今の私達には、確実に戦力になる人間が必要なの。せめてライダー一人と戦えるくらいの強さを持っていないと、意味
が無いのよ。」
翔一「分かったよ。」
なのは「バーニングフォームとシャイニングフォームは使わないでね。あたし達でも勝てるかどうか分からないフォームを
ぶつけるのは流石に可哀想だし。」
翔一「了解了解、任せてよ。」
翔一はそういって通信を切った
なのは「さて、レイジングハート、私達は、全体を見てようか。」
RH「Yes, my master」
そして再び外…
リィン「二人はここからスタートして、各所に設置されたターゲットを破壊、
あ!もちろん破壊しちゃダメなダミーターゲットもありますからね!
全てのターゲットを破壊した後、制限時間内にゴールを目指してくださいです!
ああ!それともう一つ、ラストターゲットに入れる攻撃は、一発だけ当てればOKですよ。」
スバル「ええ!?」
ティアナ「たった一撃!?」
リィン「でも、油断しないでくださいね。もしかしたら、一撃入れるのがとても厳しいと思いますので。」
スバル「は、はい…」
ティアナ「分かり…ました。」
リィン「何か他に質問は?」
ティアナ「ありません!」
スバル「ええっと…ありません!」
リィン「では、スタートまでもう少し、ゴール地点で会いましょう!ですよ!」
モニターからリィンが消え、カウントが開始される。
そしてカウントがゼロになった瞬間、二人は一斉にスタートした。
285:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 21:59:25 DXM2Nhd1
【ヘリ内部】
はやて「おお!始まった始まった。」
フェイト「お手並み拝見だね。」
【試験場】
ティアナはアンカーガンからワイヤーを射出し、ビルの壁に取り付ける。
そしてスバルと肩を組み、ワイヤーを戻しながら壁を登る。
スバル「中のターゲットは、あたしが潰してくる!」
ティア「手早くね!」
スバル「オッケー!!」
スバルはティアナから離れ、ビルの窓を突き破って突入した。
スバルが突入した瞬間、設置されていた三つのスフィアがスバルに攻撃を仕掛ける。
だがスバルはその攻撃を容易く回避し、スフィアに接近する。
スバル「ハアァァァァァア!!」
さらに間髪いれずに二つのオートスフィアに拳と蹴りを叩き込み、破壊する。
そして残り一つのスフィアに狙いを定めた。
スバル「ロードカートリッジ!」
スバルの右腕のリボルバーナックルはカートリッジを一発ロードする。
スバル「シュウゥゥゥゥゥゥゥト!!」
リボルバーナックルから発射された光弾・リボルバーショットがスフィアを破壊する。
これで三つのスフィア全てが破壊され、スバルは別のスフィアを探しに向かった。
そして外ではティアナが外部から内部のターゲットを狙っていた。
ターゲットの中にはダミーターゲットも含まれており、設置されている位置もかなり難しい位置にあり、狙いを定めるのはかなり難しかった。
ティア「落ち着いて…冷静に…」
心を落ち着け、狙いを正確に絞ったティアナは一気にターゲットを撃ち抜く。
少し危なかったが、ダミーターゲットは破壊せずにすんだ。
そして一定量のターゲットを破壊した二人は合流し、次の標的の破壊に向かった。
スバル「良いタイム!」
ティア「当然!」
286:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 22:00:24 DXM2Nhd1
そしてまた上空のヘリの内部では…
フェイト「うん…良いコンビだね。」
はやて「せやけど、難関はまだまだ続くよ…それに、今回は特別難しい試験やさかい、このまま無事には終わらへんよ…」
フェイト「今の二人のレベルだと…トリニティフォームが丁度良いかな。」
はやて「じゃあ、津上さんにはトリニティフォームでお願いって連絡入れなあかんな…この難関をどう切り抜けるか、知恵と勇気の見せ所や。」
そして再び試験場…
スバルとティアナは新たなターゲットを確認し、破壊へと向かっていた。
スバル「行っくぞぉ~!!」
ティアナ「スバル、うっさい!!」
287:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 22:03:54 DXM2Nhd1
Aパート投下終了ッス。
文才の無さは…どうかお慈悲を…
Bパート、後から仕上げて投下します。
288:マスカレード
07/07/17 22:08:00 WyiZYDzr
リアルタイムGJ!
早速3人も出ましたね~
翔一は記憶取り戻した後だからまたトリニティフォーム復活したんですね
スバル達とのバトルに期待してます!
あぁ……マスカレードも早いとこフレイムフォーム取得イベントやらなきゃな……
289:リリカル龍騎 ◆l5ZL/l4pJY
07/07/17 22:11:50 240mbEbJ
GJです
初っ端からクウガキタァ!さらにやさぐるまの兄貴キタァ!!
…Bランク試験でアギト(トリニティ)ですか…勝ち目あるんですかね?
290:19
07/07/17 22:15:32 eL8LOCcu
GJです
>>リリカルスクライド//G.U.氏
個人的には無常が誰がボコられるか楽しみです
ところで、次はアルター少女リリカルかなみが大活躍ですか?
なにはともあれ次回も楽しみにしいます
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
クウガが大好きな自分としてはいきなりクウガでてきてうれしい限りです
クウガは次いつ出るか楽しみにしてます
スバルとティアナが翔一相手にどう戦うか楽しみです
291:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/17 22:36:55 3vTK7HhV
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJ!
アギトのトリニティフォームってシャイニングとバーニング除けば
一番強いフォームでは?ティアナとスバルがどう戦うか楽しみです。
292:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 22:41:26 dkkDAl0W
>>279
おぉ、大幹部や怪人は出ますか!
で…戦闘員の方は?
293:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 22:48:36 4oZR3ab7
GJです! ひょえーライダーが多いなあ……大変そうですが頑張ってください
たった2回しか出てない上にPがあまり好感持ってなかったフォームがどう戦うのか
294:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/17 23:10:54 DXM2Nhd1
>マスカレードさん、リリカル龍騎さん、スクリームさん
三人ともありがとうございます。
トリニティはねぇ、ほんともったいないと思っていたんですよ。
あんなにかっこいいのに二話しか出番が無いんですから。
なのでBパートでは久々に活躍させようと思っていますのでお楽しみに。
>>290
とりあえずクウガは管理局に所属しているわけではないし、本人ももう血を流す戦いに参加するつもりは毛頭無いという感じなので出番は遅くなると思います。
でももしかしたらナンバースの本局襲撃の時にはビートチェイサーの爆音が聞こえてくるかも…
>>292
戦闘員はちょい無理ッス。
すみません…
>>293
おそらくデルザーの改造魔人の如く空気多数になる可能性は高いッス…
しかし、やるだけやってみますのでどうか見守ってくださいッス…
295:魔法少女刑事 1
07/07/17 23:17:34 qbZLCE1x
東京都葛飾区亀有公園前派出所に両津勘吉と言う名の名物お巡りさんが勤務している。
「両津! また勤務中にプラモを作りおってぇ!」
「部長~!」
そんな彼は今日も勤務をサボっている所を上司の大原部長に見付かって雷を落とされていた。
しかし、そこからが少し何時もと違っていた。
「ま…まあそれは一まず置いておくとして…また特殊刑事課から新しい特殊刑事が来るらしい…。」
「ま…またですか!?」
「特殊刑事課」
警視庁の誇るエリート刑事集団…と聞けば聞こえは良いが、その実態はただの変態刑事集団である。
一年中海パン一丁の海パン刑事や、ティーガー戦車に乗ったタイガー刑事など、
本当にこんな刑事がいて良いのか分からない様な変態刑事ばっかりが所属している。
彼等には両津も度々酷い目にあわされ、苦手としていた。
「…で…今度はどんな刑事が来るんですか? 部長…。」
「う…うむ…。それなのだが…。」
特殊刑事課の特殊さは大原部長も理解している為、口調も気まずくなる。
「今度来る特殊刑事は…何でも魔法少女刑事と言うらしい…。」
「魔法少女刑事!? あの…部長…以前来た美少女刑事みたいに
魔法少女のコスプレをしただけの男だったりしませんよね!?」
特殊刑事課には既にその様なパターンがあった。両津の口から出た美少女刑事は
バレリーナの格好をした男であるし、某セーラー戦士みたいな格好をした
月光刑事と美茄子刑事(勿論男)なんてのもいる。
この傾向からして、その魔法少女刑事もただ魔法少女のコスプレをしただけの
男なんじゃないかと両津は考えていた。
「いや…報告によるとちゃんとした女性らしい。」
「へ~…連中にしては珍しい事もあるもんですね?」
しかし、特殊刑事課の刑事であるからして何が飛び出してくるか分からない。
そうやって両津も大原部長も自然と身構えていたのだが…そんな時だった。
296:魔法少女刑事 2
07/07/17 23:19:11 qbZLCE1x
「あの~済みません…。亀有公園前派出所はここですか?」
「はいここですけど…って…。」
亀有公園前派出所の正面入り口の前に白い変な服を着た一人の女性が立っていた。
「ま…まさか…。」
両津と大原部長に戦慄が走った。そして…そのまさかであった。
「特殊刑事課から来ました魔法少女刑事こと高町なのはと申します。」
「…………!!」
驚愕の余り両津と大原部長は声が出ない。そして10秒間位の沈黙の後、両津がやっと口を開いた。
「と…所でお前…何歳だ?」
「19です。」
「じゅ…19で魔法少女は無いだろ?」
「ハイ…私もそう思います。」
「自覚してたのか…。」
19歳なのに何故か魔法「少女」な変な特殊刑事に両津は呆れてまた声が出なくなった。
しかし…やはり変でなければ特殊刑事では無いのであろう。
「ま…まあ百歩譲ってお前が魔法少女として…当然魔法が使えるんだよな?」
「ハイ使えますよ。」
魔法少女刑事は即答するが、それに対して両津は一つの空き缶を机の上に置いた。
「それじゃあこの空き缶を魔法でダイアモンドに変えてみろ。それが出来たら認めてやる。」
「あ…あの~…済みません…。私は物質変換の魔法は使えないんです…。」
「何だ!? 大した事無いな~!」
両津は他にも魔法を使える連中を知っている。それで両津自身が魔法でトキに変えられて
しまったりなど、大変な目にあったのだが、それと比べて魔法少女刑事が
大した事無く感じてしまうのは仕方の無い事だった。
それ故両津も大原部長もすっかり冷めてしまっていたが、そんな時に突如電話がなった。
「はいこちら亀有公園前派出所…何!? 銀行強盗!?」
その電話によると、近所の銀行に武装した銀行強盗が襲撃し、大金を強奪して車で逃走中との事。
当然両津達も出動する事になるのだが、その時に魔法少女刑事の目の色が変わった。
「私も行きます!」
「え!? ってわっ! 飛んだ!」
魔法少女刑事は物凄い速度で飛び上がり、そのまま飛んで行ってしまった。
297:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/17 23:20:45 3vTK7HhV
支援
298:魔法少女刑事 3
07/07/17 23:20:45 qbZLCE1x
その頃銀行強盗が乗った車が高速道路を逃走していた。
拳銃や機関銃で武装した銀行強盗は追跡しているパトカーを撃つ。
まさにやりたい放題だったのだがその時、銀行強盗の車の正面に魔法少女刑事が現れた。
「な!? 何だ!?」
「レイジングハート! アクセルシューター!」
「うわぁぁぁ!!」
魔法少女刑事の握る杖からエネルギー弾が発射され、銀行強盗の車のタイヤを撃ち抜いた。
忽ち車はスピンして引っくり返る。そしてそれに魔法少女刑事が近寄った。
「どうしてそんな事するのかな…。貴方のお母さんも悲しむよ?」
「うるせぇこのガキ!」
車から這い出た銀行強盗が魔法少女刑事に対し発砲する。
しかし、魔法少女刑事の正面空間に魔法陣の様な物が現れ、弾丸が止められてしまった。
「え!?」
意味が分からず立ち尽くす事しか出来ない銀行強盗に対し、魔法少女刑事は指差した。
「少し…頭冷やそうか…。」
「ヒ!」
魔法少女刑事の指先からビームの様な物が発射され、銀行強盗を飲み込んだ。
とはいえ力を加減していたのか、銀行強盗は気絶するだけで怪我は無かった。
「なるほど…あいつは戦いに関する魔法専門なんだ…。
これじゃあ魔法少女刑事じゃなくて魔砲少女刑事だな…。」
やっと駆け付けて来た両津もそう言うしか無かった。
数日後、特殊刑事の一人海パン刑事が亀有公園前派出所にやって来た。
「やあ両津。久し振りだな。」
「ゲゲ! 海パン刑事。」
年がら年中海パン一丁の海パン刑事の異様に両津もついつい後に下がっていたのだが、
そこでふとこの間の魔法少女刑事の事を思い出して訪ねてみた。
「そういえば…この間ここに来たあいつはどうなったんだ?」
「ああ…魔法少女刑事の事か。彼女ならやめたよ。」
「え!? やめたのか!?」
「やめたって言うのは言い方が悪かったが…彼女は元々別の場所から出向して
来た人だからね。出向期間を終えて元の勤務先に戻ったんだよ。」
「そ…その元の勤務先ってのは?」
「さあ…それは私にも分からない。」
「分からない!? お前も分からないのか!?」
「うむ。おっと! 栄養補給の時間じゃないか。」
海パン刑事は履いている海パンの中からバナナを取り出し、食べ始めた。
それには思わず両津も退いていた。
「うわっ! 前も言ったがそんな所にバナナ入れとくなよ!
しかし…アイツは結局何者だったんだろうな~…。」
299:魔法少女刑事 4
07/07/17 23:21:58 qbZLCE1x
「出向先から帰って来てからなのはさんが何か変なんです。」
「そうです。訓練が終わった後も一人訓練場に残って空き缶相手に何かやってるんです。」
「え?」
ミッドチルダの時空管理局にて、なのはの教え子であるスバルとティアナに言われて
フェイトがなのはの身に起こった異変と言うのを確認しに行く事になった。
「なのは、何やってるの?」
「空き缶よダイアモンドになれ! 空き缶よダイアモンドになれ!」
「何…やってるの…。」
両津に言われた事を未だに気にしていたなのはは物質変換魔法を身に付けようと
闇雲に空き缶相手にその様な事を延々とブツブツ言い続け、その異様には
フェイトも退いてしまう程だった。
おわり
300:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 23:25:58 qbZLCE1x
何となく思い付いたこち亀とのクロスを勢いで書き上げましたスマソ
なのはを特殊刑事課の刑事として登場させたのは、
特殊刑事課なら、例え魔法を使っても「ああそんな刑事なんだな」
位にしか皆は思わないからとかそんな感じでお願いします。
他にもこち亀世界には魔法使いとかいますし。
301:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/17 23:44:42 JxFUACOA
>>300
そういやあの世界って天国も地獄もあれば神様だって居るんだよな……
302:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/17 23:46:27 QWOhjJmo
>266
人数多いよwww富士鷹ジュピロ先生の二の舞はwwwww
>287
色々楽しみです!
ライダーのクロスオーバーは昔やってた事が……
一条薫専用G-3改を作る前にまず(31)を縛り上げた上で、
ブレードアンテナを付け、赤くリペイントとか。
で、そちらのG-3は誰なんでしょうか?
>300
大丈夫!心が輝いていれば!!
303:19
07/07/17 23:55:59 eL8LOCcu
GJ
こち亀とのクロスとは
まぁあの世界じゃ魔法もあればタイムマシンもありますしね
304:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 00:03:45 2wVS/sMs
こち亀のクロスはいいですな。
両さんが時空を行き来できると知ったら、人がいない世界に行ってダイヤや金を手に入れたり
するんだろうなあ。
最後は時空管理局に追われるだろうけど。
305:魔装機神
07/07/18 00:17:31 pbgpXhpo
乙!
まさか両さんとのコラボだなんて……しかも異様にあってるし
306:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 00:29:29 kIqr+LTF
>>304
はやて、なのは、フェイト、シグナム、ヴィータ、シャマル、リィンフォースⅡ「両津の馬鹿はどこにおるんや(いる、いるの、いるんだ、いるんですか)!!」
キャロ、エリオ、スバル、ティア「管理世界30週旅行に出かけました!」
こうですか?わかりm(ry
307:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/18 00:35:51 hwbZKRAr
>305
ジャンプ漫画は三つに分けられる!
ジャンプらしい漫画、らしくない漫画、こち亀、ジョジョ。
しまった四つだ、撤収ー!?
308:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 01:09:37 FmGkZvic
こちかめワロタ
309:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 01:23:18 gHdgF2HA
>>281-286
GJです
新人達はかなり苦戦するでしょうね・・・
兄貴が出てくれたのは嬉しいですが、カブトさんの参戦はいつでしょうか?
310:マスカレード
07/07/18 03:00:07 eYt8bl5A
これよりリリカルBLADE第3話を投下します
許可を……
って誰もいないか(笑)
10分後ぐらいに投下します
311:マスカレード
07/07/18 03:07:58 eYt8bl5A
敵から予想外の攻撃を受け、倒れたなのははまだ眠っていた。
すでに検査は終わっている。後は目が覚めるのを待つだけだという。
エイミィはリンディと二人で本局の廊下を歩きながら、なのはの容態を報告する。
「検査の結果、怪我はたいしたこと無いそうです。」
「そう……。」
エイミィの報告に、リンディは一言だけ返事を返す。
「ただ……魔導師の魔力の源、『リンカーコア』が極端に小さくなってるんです」
「……じゃあやっぱり、一連の事件と同じ流れね」
「はい。間違いないみたいです。」
最近立て続けに発生していた「魔導師襲撃事件」。
リンカーコアが小さくなるという症状は、その被害者に共通していた。
「休暇は延期ですかね。流れ的に、うちの担当になっちゃいそうだし」
「仕方ないわ。そういうお仕事だもの」
二人はそう言い、ツカツカと歩きながら苦笑する。
「……さて。後はもう一つの問題ね……」
リンディは目的地である部屋のドア前で立ち止まった。
「テッカマン……ですか。」
リンディは一言「ええ……」と返事をし、ドアを開ける。
部屋の中にいるのは管理局から借りた服を着て、ぽつんと座っている男だ。
「気分はどう?Dボゥイ」
「…………。」
第3話「お引越し、そして理由無き敵前逃亡」
「ん……」
医務室で目を覚ますなのは。
ゆっくりと横を見ると、暗い表情をしたフェイトが座っていた。
手には包帯を巻いている。シグナムにやられた傷だろう。
「あの……ごめんね。せっかくの再会が、こんなで……怪我、大丈夫?」
自分のせいでは無いのに謝罪するなのは。
「ううん。こんなの、全然。それより……なのはは?」
「私も平気。フェイトちゃん達のおかげだよ!」
なのはは「元気元気!」と笑いながら腕を動かして元気さをアピール。
二人はしばらくお喋りし、しだいに気まずい雰囲気も無くなっていった。
「ところでフェイトちゃん」
「何?なのは」
少し真剣な表情になるなのは。フェイトは「何だろう?」と聞き返す。
「私を助けてくれたあの……テッカマンさん?のことなんだけど……」
フェイトは「やっぱりその話題か」という顔をする。
「それが、まだよくわかって無いんだ。今リンディさんが取り調べしてるらしいけど……」
「そっかぁ。味方……だよね?」
「うん……多分……」
恐る恐る聞くなのはに答えるフェイト。だがやはり自信は無く、「多分」としか言えなかった。
「もう一度聞くわ。あなたは記憶喪失なのよね?」
「そうだ。何度も聞くな」
取調室でDボゥイに尋問するリンディ。
「なら、ラダムって何なの?貴方が頻繁に口にしていたらしいけど……」
ちなみにこれはフェイトからの情報だ。
「俺が倒すべき敵だ。」
「記憶喪失なのにそれは覚えてるのね。ちょっとおかしく無いかしら?」
「俺が覚えているのは、クリスタルを使ってテッカマンに変身できる事と、ラダムを滅ぼさなければならないという事だけだ」
Dボゥイの話を聞き、「はぁ」と溜め息をつくリンディ。
312:マスカレード
07/07/18 03:15:31 eYt8bl5A
「……わかりました。それは信じます」
「…………。」
これ以上尋問しても埒が明かない。リンディは諦めて次の話へと進むことにした。
「じゃあ、ここからは貴方へのお願いなんだけど……いいかしら?」
「お願いだと?」
聞き返すDボゥイ。
「ええ。聞いてくれるかしら?」
同時にエイミィが二人にお茶を出す。しかもDボゥイの分までミルクと砂糖をいれ始めるリンディ。
「あ、ああ……」
Dボゥイはこの異様な飲み物を凝視しながら返事を返す。
「ふふ……よかった。まぁ、まずはお茶でも」
そう言いこの緑茶に砂糖とミルクを入れた異様な液体を飲み始めるリンディ。
「…………(ゴクッ)。」
リンディを見たDボゥイも、ソレを恐る恐る口に運ぶ。しかし……
「ん?……なかなか……いけるな。」
「そうでしょ~?この味がわかってくれて嬉しいわ」
Dボゥイの反応に喜ぶリンディ。
横でエイミィが「マジかよコイツ……」というような青ざめた顔でDボゥイを見つめているが、そこは割愛しよう。
「で、Dボゥイ。私達に協力して欲しいんだけど……」
本題に入るリンディ。
「協力だと?」
「ええ。今回の『魔導師襲撃事件』の解決に手を貸して欲しいの。」
そして魔導師襲撃事件の全容を説明するリンディ。
「あの赤いテッカマンもこの事件に関わっているみたいなの。どうかしら?」
しばらく考えるDボゥイ。本来ならこんな組織に協力してやる義理は無いが
確かにエビルと決着をつけるにはその方がいいかもしれない。
しかも協力するならば当面の住居まで用意してくれるらしい。リンディは巧みな話術でDボゥイを引き込む。
「……いいだろう。協力してやる。」
「本当?感謝するわ!じゃあ、これから……」
「ただし!」
「……え?」
リンディはDボゥイの返答に「よろしく」と言おうとするが、大きな声で遮られてしまう。
「ラダムが現れた時はそっちを優先させてもらう!」
「…………。」
再び真剣な表情に戻るリンディ。そして……
「わかりました。どうやらそれが貴方の目的みたいだしね……」
リンディは少し考えたが、その条件を飲む事にした。
ちなみにラダムについても「倒すべき敵」としか教えてもらえなかったという。
ラダムを放っておけば大勢の人間が死に、地球は死の星になる……と。にわかには信じ難いが、まぁ信じるとしよう。
「バルディッシュ……。ごめんね、私の力不足で……」
「いっぱい頑張ってくれて、ありがとう。レイジングハート……今はゆっくり休んでてね……」
傷だらけになったデバイスを眺めるなのはとフェイト。
そしてユーノとクロノが、二人のデバイスの状態と今回の敵が使ってきた魔法の説明をする。
あれは「ベルカ式」というらしく、魔力を込めた弾丸で一時的にパワーを跳ね上げる物だという。
「そういえば……ベルカの騎士って……」
フェイトもシグナムの言葉を思い出し……。
313:マスカレード
07/07/18 03:21:03 eYt8bl5A
同刻、八神家
「じゃあ、お先にお風呂入らせてもらうわ」
シャマル・ヴィータ・はやての三人は浴室へと向かう。もちろんはやてはシャマルに抱き抱えられながらだ。
「シンヤはいいとして……シグナムは入らないのかよ?お風呂好きが珍しいな」
まるでホストのようにソファに座って足を組んでいるシンヤをちらっと見て、シグナムに質問するヴィータ。
「ああ。明日の朝入らせてもらう。」
その言葉を聞き、三人は浴室へと入っていった。
「……今日の戦闘かい?」
三人が風呂に入ったのを見計らって、おもむろに口を開くシンヤ。
「敏いな。その通りだ」
シグナムは服を上げる。
すると、腹辺りにできた傷が目につく。フェイトの斬撃がかすっていたのだ。
「まさかシグナムの装甲を撃ち抜くとはね……」
「良い師に学んだのだろう。それよりも……」
シンヤを睨むシグナム。
「お前が兄さんと呼んでいた、あの白いテッカマンは何だ?」
「ふふ……聞いての通り、僕の兄さんさ。しかも双子のね」
さらっと答えるシンヤ。
「……いいのか?我らに協力したために実の兄と戦う事になっても。」
「もちろんさ。兄さんは俺以外には殺せない……いや、俺以外には殺させない……。」
ニヤッと不敵に笑うシンヤ。シグナムは黙ってシンヤの話を聞いていた。
数日後、海鳴市。
「ここが俺の家……か。」
なかなか豪勢なマンションを見てぽつりと呟いたDボゥイ。
「そうよ、Dボゥイ。もう貴方は家族も同然なんだから、もっと堂々としなさい」
リンディも笑顔で言う。
「そういう訳だ、Dボゥイ。この荷物運ぶの手伝ってくれ」
「ああ、わかった。」
そこへ大きな荷物を持ったクロノが現れ、Dボゥイに手伝うように言う。Dボゥイは仕方ないと思い、それを手伝う。
なのはとフェイトは二人でマンションの玄関から外を眺めてお喋りしている。本当に楽しそうだ。
数分たって、Dボゥイが荷物を運び終えると、リビングに赤い子犬とフェレットが立っているのが目に入る。
赤い犬の方にはどこか見覚えがあるが……
「新形態、子犬フォーム!」
子犬はどこか聞き覚えのある声でそう言った。
「お前……アルフか!?」
「そうだよ、Dボゥイ!」
Dボゥイは軽く驚く。まさか子犬にも変身できるとは……
「なのはやフェイトの友達の前では、この姿でなくちゃならないんだ」
今度は頭を掻きながらフェレットが口を開く。
「……お前は?」
「僕だよ、ユーノ・スクライア!」
「(そういえば居たな……そんな奴)」
思ったが口には出さない。この雰囲気で存在自体忘れていたなんて流石のDボゥイにも言える訳が無い。
「……お前らも、大変なんだな。」
Dボゥイは少し同情しながら言った。
「うわぁ~!アルフ小さい!」
「ユーノ君、久しぶり~!」
そこへなのはとフェイトが入ってくる。二人はすぐにアルフとユーノを抱き抱える。
微笑ましい光景だ。こんな平和な日常、Dボゥイのいた世界では有り得なかっただろう
314:マスカレード
07/07/18 03:28:31 eYt8bl5A
「なのは、フェイト。友達だよ」
今度はクロノがリビングに戻ってきて、笑顔でそう伝える。
「こんにちわ~」
「きたよ~」
さらにその直後、リビングにアリサとすずかが現れる。二人共満面の笑みだ。
そしてリンディの申し出でなのは達はなのはの家族が経営している喫茶翠屋に行く事になった。
クロノとエイミィ、そしてDボゥイは留守番だ。
「ロストロギア……闇の書の最大の特徴はそのエネルギー源にある。」
皆がいなくなった後、リビングに闇の書の画像を表示しながら説明を始めるクロノ。
「闇の書は魔導師の魔力と、魔法資質を奪うために、リンカーコアを喰うんだ。」
「なのはちゃんのリンカーコアも、その被害に……?」
質問するエイミィ。
「ああ、間違いない。リンカーコアは魔力を喰う事でそのページを増やしていく。
そして、最終ページまで全て埋めることで、闇の書は完成する……」
「もし完成したら、どうなるんだ?」
今度はDボゥイが質問する。
「少なくともろくな事にはならない……。」
「そうか……。そんなことにエビルは協力しているのか……」
エビルは一体何のためにそんなことに協力しているのだろうか?
いや……そんなことはどうでもいい。エビルは倒せばいいだけだ。目的など知った事では無い。
「……エビル?あの赤いテッカマンか……?」
Dボゥイの一言を聞き逃さなかったクロノ。
「ああ。奴は俺がこの手で倒す……!」
「…………。」
言いながら拳を握りしめるDボゥイ。クロノは何も言わずに黙ってそれを見つめていた。
まさかこの時「倒す」=「殺す」などとは思っていなかったのだから……。
数時間後、ハラオウン家。
「フェイトか。」
「あ……おかえり、Dボゥイ」
空も暗くなり始め、Dボゥイが海鳴市の散策から帰ってくる。まぁ散策といってもただの散歩だが。
「提督とクロノは?」
テレビを見ているフェイト以外の人影が無い事に気付いたDボゥイ。
「さっき本局へ行ったよ。今日は遅くなるって……」
Dボゥイは一言、「そうか。」と返す。
「それにしても……この世界は本当に平和なんだな。」
「え……?」
突然の言葉に反応するフェイト。
「いや、ラダム樹が一本も生えていなかったからな。」
「……ラダム樹?」
聞き慣れない単語だ。
「いや、何でも無い。気にしないでくれ」
「う、うん……。」
Dボゥイもうっかり口を滑らしそうになったことに気付く。油断は禁物だ。
同刻、海鳴市。とあるビルの屋上。
屋上の扉を開け、ヴィータが走ってくる。
それを見たシグナムが「来たか。」と呟く。
「うん。今、何ページまで来てるっけ?」
「370ページ。この間の白い服の子で、だいぶ稼いだわ」
ヴィータの質問に闇の書をパラパラとめくりながら答えるシャマル。
「おし、半分は越えたんだな!ズバッと集めて、早く完成させよう!それで、はやてとずっと一緒に、静かに暮らすんだ!」
一同は再び決意を固め、ヴィータの顔を見る。
「そろそろ行こうか。もう時間もあまり無い」
そこでシンヤが言う。それを聞いた一同は頷き、シグナムとヴィータはネックレスを、シャマルは指輪を掲げる。
315:マスカレード
07/07/18 03:34:48 eYt8bl5A
「ゆくぞ、レヴァンティン!」
シグナムの体を騎士甲冑が包んでいく……。
「クラールヴィント!」
「グラーフアイゼン!」
それに続き、シャマルとヴィータもデバイスを起動。三人の体を光が包み、次の瞬間には変身が完了していた。
そして……
「テックセッタァーッ!!」
それに続いてシンヤも赤いクリスタルを掲げる。同時に赤い装甲を身に纏い、テッカマンエビルへと変貌する。
「それじゃあ、夜明け前にまたここで!」
「ヴィータ、あまり熱くなるなよ」
「わかってるよ!」
次の瞬間、ヴォルケンリッターとエビルの5人は光の如き速度でその場から飛び去っていた。
一方、アースラ。
エイミィは本局メンテナンススタッフであるマリーからの通信を受けていた。何やらデバイスの様子がおかしいらしいが……
『部品交換と修理は終わったんですけど、エラーコードが消えなくって……』
モニター越しに困った表情で相談するマリー。
「エラーって……何系の?」
『必要な部品が足りないって……今データ送りますね』
マリーが送信ボタンを押すと、すぐにデータの一覧が届く。
「お、きたきた……ってこれ!?」
エイミィも届いたデータを見て驚く。
「エラー解決のための部品
CVK-792を含む
システムを組み込んで下さい」
『2機共、このメッセージのまま、コマンドを受け付けないんです』
エイミィは驚いた顔でパネルを叩く。
「(レイジングハート、バルディッシュ……本気なの?
CVK-792……ベルカ式カートリッジシステム……!)」
モニターに表示された『お願いします』という文字。エイミィはその文字を見つめる……。
「もう3時か……」
闇の書とテッカマンブレードの出現によりクロノ達はさらに仕事が増え、今日も遅くまで残業だ。
魔導師襲撃事件は正式にアースラメンバーが対応することとなった為、
執務官のクロノと提督兼艦長のリンディの多忙さはさらに加速している。
「もうフェイトも寝てるだろうな。」
コンピュータのパネルをカタカタと叩きながら呟く。クロノも兄として妹を心配しているのだ。
その時……
ピピピピピピッ
通信が入る。誰かと思いながらモニターに回すクロノ。
『クロノ!』
「か、艦長?どうしたんですか?」
相手はリンディだ。たとえ母親といえど仕事中は敬語で話す。
『辺境の世界に、テッカマンと思しき反応が確認されました』
「何だって!?」
『クロノ。わかってると思うけど、フェイトちゃんもなのはちゃんも今は戦えません。行ってくれるわね?』
レイジングハート・バルディッシュは修理中、さらに持ち主は睡眠中と来た。ならば今動けるのはクロノのみ。
「わかりました。すぐに向かいます。」
そう言い、通信を切ったクロノはS2Uを手に立ち上がろうとするが……
ピピピピピピッ
再び鳴り響く通信。
「くそ、誰だこんな時に!」
クロノは苛立ちながらも通信に出る。
316:マスカレード
07/07/18 03:42:41 eYt8bl5A
しかしモニターには何も表示されない。つまり音声のみということか。
「はい、もしもし!」
『クロノか。俺だ』
「Dボゥイか!?」
『ラダムのテッカマンが現れた。すぐに出動させてくれ!』
「ああ、わかってるよ!僕も今から行くところだ」
こうしてクロノとDボゥイは二人でテッカマンが現れたという辺境の世界へと向かうのだった。
「ふん……テックランサァーーーー!!」
見渡す限り何も無い世界。
エビルは巨大な龍のような敵にテックランサーを突き刺し、切り刻む。
龍の血が飛び散り、体の中身はえぐられ、肉が飛び出す。
龍は悲痛な叫び声をあげる。もう助からないだろう。かなりグロテスクな光景だ。
「もういいわ!止めてシンヤくん!収集できなくなっちゃう!」
そこでシャマルが叫び、エビルの攻撃をストップさせる。
ストップさせた理由の一つとして、これ以上こんな酷い光景を見たくは無いというのもあるが……
シャマルは動けなくなった龍のリンカーコアの収集を開始する。
「フン……毎度ながら敵にトドメを刺せないのはつまらないね……」
「そう言わないの。シンヤ君はいつもやり過ぎなのよ。私達の目的は殺す事じゃ無いのよ?」
残酷なエビルに戒めるように言うシャマル。
「……そんなことはわかっている。ただ、殺せないのはつまらないと言っただけだよ」
「シンヤくん……。」
シャマルは溜め息をつきながらエビルを見る。元々残酷な性格なのだろう。何を言っても無駄だ。
『ブレイズキャノン』
「……な!?」
次の瞬間、彼方から飛んでくる光に気付いたシャマルは咄嗟に飛びのく。
「シンヤくん!?」
だがエビルは微動だにせず、ブレイズキャノンの直撃を喰らう。
そして光が晴れ……
「ククク……やっぱり来てくれたね?兄さぁん!!」
エビルは全くの無傷だ。シャマルも「ぎょっ」とする。
それもそのはず。いかに魔導師であれ人間が放った、しかも「非殺傷設定」付きの
魔法に当たった程度では、核爆発にも堪えるテッカマンの装甲を傷付けるのは不可能だろう。
「シンヤくん……大丈夫なの?」
「当たり前だ。最強のテッカマンであるこの俺がたかが虫けらの技に当たった程度で死ぬ訳が無い」
シャマルはエビルがさらっと言った「虫けら」という言葉に対し少し暗い顔をする。
戦闘になると態度や言葉遣いなど……いろいろと残酷になるのは今に始まった事では無い。
エビル。この男だけは敵に回したくは無い。シャマルはそう思った。
「シャマル。お前は先にこの場所から離れろ。奴らは俺が片付ける」
「う……うん。わかったけど、くれぐれも殺さないでね?」
「ああ。極力ね」
「……じゃあ、ここは任せるわね。」
はやての未来を血で染めたくは無い。だから「殺さないように」と念を押し、シャマルは戦線を離脱した。
317:マスカレード
07/07/18 03:48:17 eYt8bl5A
「……片方には逃げられたか。」
遠くでシャマルが離脱したのを見て、クロノが言う。
「……エビルッ!」
だがもうそんなことは眼中に無く、Dボゥイの頭は目の前のエビルでいっぱいだった。
そんなDボゥイの目の前にスラスターを一気に噴射させ飛んでくるエビル。
「また会えたね?タカヤ兄さん」
「シンヤ……いや!テッカマンエビルッ!!」
エビルは人間の姿に戻り、ゆっくりと歩いてくる。
「嬉しいよ。また兄さんと戦えるなんて」
「……ああ、俺も嬉しいさ。お前をこの手で殺せるんだからな!」
二人の距離はわずか1m程にまで縮まっている。クロノはすぐ側でそれを見ているが……
次の瞬間、二人は一気にジャンプし、10mほど距離をとった。お互いの手に輝くのは緑と赤のクリスタル。
そして……
「「テェックセッタァーーーーーーーーーッ!!!」」
二人の体を赤と緑の光が包み……
「テッカマンブレードッ!」
「テッカマンエビルッ!」
二人はそう名乗った。クロノは変身したエビルにS2Uを構えるが、エビルの姿はすぐに消える。
「なに!?」
空を見上げれば、緑と赤の閃光が凄まじい速度でぶつかり合っている。
あまりに速過ぎる動きのせいで、スラスターの光がそう見えるのだ。
「クソ……これじゃ照準が定まらない……砲撃も、バインドも……!」
クロノは空で戦う二人を見て、何もできない自分に苛立ちを感じる。
Dボゥイ……いや、ブレードがエビルを弱らせた所をバインドで拘束、本局へ連れ帰るしかない。
「Dボゥイ……!」
クロノは悔しい表情をしながらDボゥイの名前を呼ぶ。
「うおおおおッ!!」
テックランサーを分割し、両手に持ったランサーでエビルを攻撃する。
「甘いよ兄さんッ!!」
エビルはテックランサーで片方のランサーを弾き、もう片方のランサーをラムショルダーで受ける。
そして二人はその場所から再び距離をとる。
「くらえッ!」
エビルは短剣の嵐をブレードに見舞う。
「そんなもの!」
だがブレードはそれをダブルランサーで弾いて弾いて弾きまくる。そうしながら距離をつめ……
「うおおおおおッ!!」
再びダブルランサーを一本のテックランサーに合体させ、振り回しながら突進。
「チッ!」
それを自分のテックランサーで受け止めるエビル。
お互いのテックランサーは激しい火花を散らしながらぶつかり合い、睨み合うエビルとブレード。
二人はまた離れ、再びテックランサーでの突進でぶつかり合う。それがしばらく繰り返される。
「……これならどうだ!」
埒が明かないと踏んだブレードは自分の装甲を変形させる。足や肩、手などといったあらゆる装甲がスリムになってゆく。
「クラッシュイン……トルゥーーーーーードッ!!!」
次の瞬間ブレードはさらに速い、まさに光のような速度に達していた。
318:マスカレード
07/07/18 03:54:30 eYt8bl5A
それは凄まじい速度で空を駆ける。ブレードが通った後は、まるで空に緑色の絵を描いたかのように輝く。
「うおおおおおッッ!!!」
「く……ぐぁッ!」
右から、左から、あらゆる方向から飛んでくる閃光に翻弄されるエビル。360゚からの攻撃にさらされ、エビルの装甲に傷が入っていく。
「……調子に乗るなァッ!」
だが、流石にエビル相手にずっと同じ攻撃が通用する訳も無く、ついにテックランサーで受け止められる。
ブレードはすぐに変形を解除、テックランサーでエビルを斬ろうとするが……
「死ね!ブレェーーードォッ!!」
エビルは一瞬できた隙を突いてブレードの胸にテックランサーを突き刺す。
「ぐぁあああッ!」
その衝撃でブレードはこれまた凄まじい速度で地面に落下。近くにいたクロノはそれにより生じた砂埃にむせる。
「おい……クロノ……!」
ブレードは自分が地面に落下・激突することでできたクレーターからはい出るように立ち上がる。
「なんだDボゥイ?」
「俺がテックセットしてから……何分たった……?」
「え?……多分、もうすぐ30分くらいだ。それがどうかしたのか……?」
「そうか……!」
ブレードは再び凄まじい速度で空へと飛び上がった。
「(そろそろ決着をつけないと……俺は……!)」
ブレードはエビルと同じ高度で静止。エビルとの距離は……だいたい100mくらいか。
そしてブレードの両肩の装甲が開き、中から巨大なレンズのような物が飛び出す。
「……なんだ?何をする気なんだ、Dボゥイは……!」
クロノは地上で目を見開く。
「エビルゥーッ!!」
ブレードは叫びながら両腕を広げる。まるで何かを発射するような体制だ。
そして両肩のレンズ状の物体が光りを吸い込み輝き出し……
「ハハハハハッ!滑稽だね、兄さん!」
それを見たエビルは高らかに笑い始める。
「まさか俺のPSYボルテッカの効果を忘れた訳じゃ無いだろう!えぇ!?兄さぁんッ!!」
エビルも笑いながら、ブレードと同じように両腕を広げる。同時に胸のボタンのような物が光を吸い込み、輝き始める。
「これで終わりだ、エビルゥーーーッ!!」
「これで最期だ、ブレェーーードォッ!!」
そして……
「ヴォォルテッカァァァーーーーーッッ!!!」
「PSYボォルテッカァーーーーーーーーッッ!!!」
刹那、二人の体から放たれた光が衝突する。凄まじい衝撃に、周囲の物全てが吹き飛びそうになる。
「な……なんて威力だ……!これは……スターライトブレイカーなんかの比じゃないぞ……!」
『プロテクション』
クロノも衝撃だけで吹き飛びそうになり、S2Uで障壁を張る。まさか、直接攻撃された訳でも無いのに、
ましてや味方の放った攻撃の衝撃に堪えるために障壁を張るなんて初めてだ。
「クソ……障壁が……!」
だが例え障壁を張ろうが、反物質粒子の塊であるダブルボルテッカに堪えるのは少しばかりきつい。
319:マスカレード
07/07/18 03:59:12 eYt8bl5A
だんだんとS2Uの障壁は脆くなってゆき、今にも吹き飛ばされそうだ。
何度も言うが、これはあくまで衝撃に過ぎず、攻撃された訳では無い。
「「うおおおおおおおおッッ!!!」」
二人は叫びながらお互いのボルテッカをぶつけるが、ブレードが放った緑のボルテッカは次第に威力を失っていく。
そして代わりにエビルの発した赤いボルテッカは威力を増していき……
「終わりだね……兄さん!」
「……!?」
エビルのPSYボルテッカはブレードのボルテッカを吸収・無効化し、そのままブレードに直撃する。
「ぐぁああああああああああああッッ!!!」
大きな叫び声と共に再び地面に落下するブレード。
クロノはすぐにブレードに駆け付ける。
「大丈夫か、Dボゥイ!?」
「う……ぅ……」
ブレードはフラフラと立ち上がる。
「まだ戦えるよな?兄さん。威力は絞ったはずだぞ?」
エビルが挑発的に言う。ブレードとクロノはそんなエビルを睨み付ける。
「まだ……戦える!」
「Dボゥイ……!」
ブレードは再び飛ぼうとしたが、そうは行かなかった。
「う……ぐぁあああ!」
突然頭を抱えて苦しみ出したのだ。
「ふふ……タイムアウトだよ、兄さん」
「……ッ!!」
ブレードは最後に一瞬、エビルを睨み付け、そのままスラスター全開で立ち去った。それもクロノを置きざりにして。
「Dボゥイッ!?」
「ハハハハハッ!お前はブレードに見捨てられたのさ!」
エビルはクロノを見てまた高らかに笑い出した。
「(そんな……Dボゥイ……!)」
クロノは悔しい表情で笑いながら立ち去っていくエビルを見るしかできない。
理由無き、敵前逃亡……。
320:マスカレード
07/07/18 04:02:15 eYt8bl5A
投下完了~
もうなんていうか……
クロノ君、役に立たせてあげられなくてごめんなさいorz
7月中になんとか6話くらいまで進めたいですね~
321:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 05:44:22 ze7e47qG
イロイロキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
皆さんGJです!!
起き掛けに、こち亀クロスが読めるとは良い時代になった!
あいかわらずのなのはさんと海パン刑事に爆笑してしまったw
322:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 07:41:32 B2dBNPTA
脅威のマイク破壊兵器キター!
クロノ、普通のボルテッカでビビってたらブラスター・ボルテッカ見た時にはどうなっちまうんだw
323:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 11:25:15 j6IHTfCX
投下乙です。
シンヤも戦闘時以外は結構普通っぽい?
本来は結構礼儀正しく優しいタイプみたいだったから、はやても懐いてるかもなぁ。
しかしクロノってホント苦労人だよなぁ(汗
次回はクロノvsエビル…がんばれクロノ(汗
324:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 12:39:35 SPKxACcJ
そりゃ超音速戦闘が基本のテッカマンについて行けるわけねよなw
ブラスター化マダー?
325:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 15:14:45 BuoRj965
つかブラスターはやばくね?
非殺傷なんて便利な機能は無いんだから、最悪海鳴ごと消滅するぞ
しかもブラスター化の後遺症で状況を考えずに撃っちまう可能性あるし
326:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 15:44:46 SPKxACcJ
>>325
テッカマンは侵略兵器だし、反物質撃ってんのに非殺傷なんて無理だなw
そしてブラスターテッカマンの雄姿。
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
垂直に大気圏離脱してるから軽くマッハ25以上の速度は出てるな、衝撃波だけで死ねる。
327:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 16:41:03 tR48ZLVh
GJ!!
シャマルよ、エビルにブレードを殺すなってそりゃ、無理だwwww
最後はやっぱり両者ブラスター化して一騎打ちかな?周囲の被害が酷くなりそうだから宇宙空間で。
328:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/18 17:10:30 hwbZKRAr
流れを読まずに小ネタ。
後、スーパークロノタイムなんて生意気言ってごめんなさい。
「なのはよ……戦う前に一つ言っておく事がある。
お前は、ジュエルシードによってこの死神博士がイカデビルになったと思っているようだが……
別に無くても変身出来る」
「ふ、上等よ……
私も一つ言っておく事がある。
貴方は生け捕りにしなきゃいけないと思っていたが、どうやら気のせいだったようね!」
「そうか」
「ウオォォォいくぞォォォ!」
「さあ来いなのは!」
リリカルマスターなのは、完
……いや、死神博士は今でも、スペインにいるのです。
329:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 17:28:57 UBKoaRI8
GJ!
ダブルボルテッカキター!!!
理由なき敵前逃亡ですか・・・
確かに30分以上戦い続ければ今度はクロノがピンチになりますからねw
クロノがこのブラザーコンビを相手にしたんじゃ間違いなく死ぬwww
330:リリカルスクライド//G.U.
07/07/18 17:43:00 pfrbvcYA
>>リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー氏
GJです。
クウガとキックホッパーが登場するとは!
二人の試験にアギドが壁になるとは・・・手加減しますよね?w
>>魔法少女刑事
うわぁ~違和感がないw
最後のなのはさんの暴走が(笑)
>>マスカレード氏
とうとう暴走しちゃったか……元に戻れるかなぁ
テッカマン相手にするには、人外の力が無いと太刀打ち出来ないから
クロノは、頑張った方ですね(つー;)
331:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 18:05:44 /WsZgGx8
>>マスカレード氏
GJ!
テッカマン見てないんであまり詳しくすけど…TUEEEEEEEE!
332:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 19:16:07 O4kAU3B/
GJ!
ここはやはりテッカマンブレードらしく鬱展開へ突入するのを期待します!!
ミッシングリンクの鬱っぷりはガチ。
テッカマンは光=物質変換機能の応用でホワイトホールを作って、
太陽系を消滅させる規模の赤色星を召喚できるとかマジスゴス。
333:マスカレード
07/07/18 19:23:51 eYt8bl5A
皆さん感想ありがとうございます!
え~と、テッカマン見てなかった人のために「ボルテッカ」の説明をしますね
「ボルテッカ」とは、ラダムの地球侵略用の生体兵器である「テッカマン」に
標準装備されている反物質ビーム砲、まぁ簡単にいえば必殺技です。
その原理は体内に蓄積された反物質粒子「フェルミオン」を加速して放出するというものです。
反物質粒子フェルミオンは、「物質と衝突した場合互いに破壊し合う」
という特性があるため、並大抵の物質は直撃すれば消滅してしまいます。
そのフェルミオンを高速で放つボルテッカはまさにテッカマンの必殺技と呼ぶに違わぬ威力があります。
またテッカマンに変身前の人間の個体能力が反映されるように、ボルテッカにも反映されます。
例えば、パワーファイターである「テッカマンアックス」のボルテッカは
弾速と射程が劣る代わりに威力(フェルミオンの密度)が上がっている、等が挙げられます。
ボルテッカの派生武器として「PSYボルテッカ」「ハイコートボルテッカ」「ブラスターボルテッカ」「リアクターボルテッカ」
等が存在しますが、これらは本編が進むにつれて説明していこうと思います。
ボルテッカによりフェルミオン化された物質が再び物質に還元されることは不可能な為、
命中すればどんな物質でも完全に消滅させてしまう、理論上最強の兵器です。
ですが、そんなボルテッカにも弱点があります。
1、「連射不可能」
2、「発射までに時間がかかる」
3、「体力の消耗が凄まじい」
以上三つが挙げられます。
更に「一度の変身につき一発しか撃てない」ことが挙げられますが、これはブレードのみに
明かされた設定であり、他のテッカマンは不明となっています。
フェルミオンを使用した武器は他に「コスモボウガン」や「フェルミオン砲」等がありますが
今回はあくまでボルテッカ限定の説明なので名前だけの紹介とします。
334:通常の名無しさんの3倍
07/07/18 19:46:33 yL3F5Y9L
闇の書の暴走プログラムも部屋の隅で震える威力だなぁ。
最後はアルカンシェルと兄弟合体攻撃ダブルボルテッカで消え去りそうだ。
335:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 19:49:43 O4kAU3B/
>>333
まあ、ボルテッカが時間がかかるといっても数秒、ブラスターボルテッカでも10秒程度だけどな。
336:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 19:56:23 UBKoaRI8
>>マスカレード氏
ボルテッカについてはわかった。わかりやすい説明㌧
>>335
超音速での戦いにおいてその数秒はデカいんざね?
俺はブラスターボルテッカでも長く感じるよ
337:なのはStS×デモベ
07/07/18 19:57:26 xo9+tKhI
マスカレード氏GJでありますよ!
反物質はやばいですよね……。
クロノ頑張れ、どうしようもないけど頑張れ。
338:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 19:59:24 Qz0CS1tq
反物質はマジヤバイ、あれは最強だ。
一グラムの質量がエネルギーに変換されただけで五大湖の水が全部干上がる威力だし
339:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:21:06 RkdcinQ9
>>336
僕らのテッカマンダガー様のボルテッカは溜め時間なしで即発射が可能だぜ!噛ませ犬だけどな!
340:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:23:47 RkdcinQ9
>>339
あ、ダガーじゃなくてランスだった。
341:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:32:43 afgrBk47
正直、ダガー・ランス・ソードは、なのは達でも普通に瞬殺できそうだから困る
342:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:44:32 k3+YZAOu
ボルテッカって、水中だと撃てなかった記憶がある。
水と反応して、自爆するような形になる……だったかな。
343:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:45:38 KzCjK8Kl
>>341
そう思えるのはブレードが強かったかのと彼らのやられる場面だけが印象に残っているからだろう、
実際はなのは達でも無理の領域。
テッカマンどもはスピードだけじゃなく反応速度も違いすぎる、攻撃を当てられるかどうか…
バルザックがソードに勝てたのは執念と捨て身が起こした奇跡のようなもんだし。
344:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 20:46:06 /WsZgGx8
まあトランスフォーマーでも
デバスターは合体中に床をハンマーアームで揺らされただけで
バラバラになってたしブルーティカスはガーディアンのただの一発でバラバラになってたし
インフェルノとかクイックストライクは猿人にボコボコにされてたし。
345:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:50:37 tR48ZLVh
>>336
普通のボルテッカについては忘れたが、ブラスターボルテッカのため中は自分の周囲にシールドが発生したはず。
あと普通のと違ってブラスターの時って確か全範囲型のぶきだったよね?
346:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:53:55 9im6iUe4
全範囲と正面集中(対エビルのとき)の2パターンに撃ち分けられるようだ
他にも通常ボルテッカ並の威力のビームみたいなのをランサーから出したりできるしな
347:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:55:09 tR48ZLVh
連続でレスしてすまんが最強スレのテンプレ見つけたから張ってみる。
【共通設定・世界観】
テッカマン:寄生生命体「ラダム」が寄生するために遺伝子レベルで改造された人。
個体差はあるが能力はほぼ同じで
・超音速で飛行可能。設定上最高速度は制限なし(<c)。
・反応弾(核兵器)の直撃を受けてほぼ無傷
・あらゆる環境で生活可能
・単独で大気圏突入可能
・通常兵器は一切通用しない装甲を持つ
【名前】テッカマンブレード
【属性】生体兵器
【大きさ】2.32m
【攻撃力】テックランサー:テッカマンの装甲を貫く威力の両刃の槍。二つに分けることが可能
クラッシュイントルード:高速飛行形態。普段の数倍の飛行速度で突撃、ラダム獣を粉砕できる威力を持つ。
ボルテッカ:反物質砲。発射のタメは一秒未満。直撃すればテッカマンを消滅させるほどの威力。
射程は数km程度。速度は宇宙に向けて発射されて点程度にしか見えなくなったミサイルを
地上から打ち落とせる程度。設定上一回しか使えない。
【防御力】【素早さ】共通設定参照
【特殊能力】ブラスター化:肉体を進化させ、機能を極限まで高める。タメに数秒必要。ブラスター化した後の能力は
・至近距離からのボルテッカの直撃に全くの無傷。
・基礎能力が自分より30%上のエビルを圧倒
・テックランサーの先端から通常のボルテッカと同等の威力のビームを発射可能
・ボルテッカの威力が数倍に上昇。発射のタメが数秒できるがタメの間はラダム獣が粉砕されるほどの力場が
ブレードを中心に数百m程発生。
・一方向に向けて放つことしか出来なかったボルテッカが全方位に向けて放つことが可能になった
・単独で大気圏離脱可能
・十数分で地球一周できる速度で飛行可能
【長所】全体的に高い能力を誇る
【短所】30分以上戦うと暴走、考えて行動できなくなる
ついでにラダム獣に通常兵器はまともに効かん。
348:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 20:55:16 UBKoaRI8
>>345
ブラスターボルテッカは通常の収束型と全範囲型で使い分けれる。
さらにサイボルテッカと同じように曲げたりもできる
349:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:02:11 E+DPYNVZ
>>348
ボルテッカのフェルミオン粒子は元々精神波でコントロールできる性質があるからな
それにしてもテッカマンキャラにとっての倒す=殺すなところがこれからどう影響するかだな。
350:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:05:03 yL3F5Y9L
俺を倒せたら止めてやる(殺すのを)って言われたら悪夢だ・・・。
351:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:07:15 tR48ZLVh
>>350
管理局の全戦力導入しても不可能です、本当にありがとうございました。
352:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:09:46 9im6iUe4
正気に戻るにはラダム虫が宿主から離れなきゃならんが条件は瀕死になることだしな
ところでブラスターブレードの短所に脳神経核の破壊による記憶障害がないな
353:節制の14 ◆6EgzPvYAOI
07/07/18 21:09:51 hwbZKRAr
>351
両さんなら……両津勘吉ならあるいは……
などと思ってしまった。
さすがにねぇ。
354:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:13:51 UBKoaRI8
>>351
まぁこれは公式じゃないただのSSなんだから多少無茶があってもいいんじゃないか?
例えばなのは達がみんなで力を合わせてテッカマンを一人くらい倒すとか。
SSでくらいそんな奇跡が起きてもいいと思う
マスカレード氏のSSに他のテッカマンが出るかわかんないけど
355:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:18:29 yL3F5Y9L
パワーキャラが炸裂した後は、頭脳戦が見たくなる。
何が言いたいかというとGEや愚者の書、なのはだけジョジョ風味のジョジョクロス系が読みたいよぅ。
言ってもしょおぉがねーですが。
356:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:31:06 E+DPYNVZ
ラダムの連中も何気に技術凄いからなあ。
ブラックホールを形成して地球をぶっ壊す重力レールガンがあったり、
太陽系そのものを閉鎖できちゃうそうだから、アルカンシェルどころの話じゃねーぞ!
ボルテッカはそのブラックホールすら消滅させちゃうんだけど。
>>352
最強スレ的には戦闘に関係ないからだろう。
357:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 21:48:34 /WsZgGx8
テッカマンブレードとユニクロンだったらどっちが強いですかね?
大きさ違いすぎて戦えないか。
358:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:51:10 wMPZG94n
そういや反物質って空気中の原始に触れても対消滅して莫大なエネルギーを発生するんだけど、
ボルテッカとかローエングリンとかポジトロンライフルとかの反物質ビームはその問題点をどうやって
克服しているんだろう……?
359:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 21:51:13 UBKoaRI8
>>357
まぁマスカレード氏の説明でも解るように
ボルテッカは質量に関係なく触れた物を消滅させるからなぁ・・・
スパロボとかになったらわかんないけど
360:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:01:49 j6IHTfCX
PSYボルテッカの例もあるからある程度精神力で何とか…?
まあぶっ放す量が量だから、量と勢いで空気とかもお構いなしで巻き込んでいってるんじゃないかしら?
361:魔法少女リリカルスクリームの人
07/07/18 22:03:35 /WsZgGx8
>>359まあ確かに反物質なんて持ち出されたら大抵の奴じゃ相手になりませんよね。
…殆どの人が知らないか忘れてる(自分もこないだ知りました)設定なんですけど
初代メガトロン様の右腕に付いてるあのキャノン砲は反物質兵器なんすよね。
ブラックホール生成能力に関してもあると明記されてます。
アニメじゃ全然出てこなかったけど。
362:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:04:04 E+DPYNVZ
>>358
ボルテッカのフェルミオン粒子を精神波で操作して、特別な力場を形成してまとわせているんだろう。
ブラスターボルテッカを撃つ時周囲に展開されている強力な力場はそれが強化拡大したものだと思う。
ラダムはブレードでも破れないフィールドを張れてたし。
363:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:04:57 yJolsHPw
>359
スパロボだと幼女に瞬殺されたり。
ガウルンに喧嘩を売って瀕死になるからなあ。
時空を越えてふえるワカメ並のレベル。
364:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:07:03 PYXCXQqY
>>358
>ローエングリン
種のなら、監督のこんな台詞がある。
「え? 陽電子砲ってすごいビーム砲じゃないんですか?」
陽電子砲を防ぐのは物理的に不可能だ、って突っ込まれた時の台詞ね。
>ポジトロンライフル
エヴァのなら力技。関西を停電させて出力稼いでる。
あとATフィールドじゃね?
365:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:10:06 E+DPYNVZ
>>364
種世界の陽電子砲は陽・電子さんが発明したものというのが新シャアじゃ定説w
366:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:12:47 PYXCXQqY
>>365
あとレールガンはレー・ルガン博士開発のビーム兵器なんだっけ?
……何の脈絡もなくシグルイクロスとか思い付く自分はどうかしてる
367:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:18:40 E+DPYNVZ
>>366
高町なのはが心の平衡を失ったのはいつの頃からであろう。
こうですか?わかりません!
368:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:36:18 weavp4P0
虎眼→なのはさん
牛股→フェイトorはやて
先輩s→ヴォルケンズ
源之助→スバル
伊良子→ティア
涼→エリオ
……嫌な構図だなあ……
369:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:44:48 qgbv2Fja
__.. -―─ 、__
/` 三ミー ヘ、_
ゝ' ;; ,, , ,, ミミ , il ゙Z,
_〉,.. ////, ,彡ffッィ彡从j彡
〉,ィiiif , ,, 'ノ川jノ川; :.`フ公)了
\.:.:.:i=珍/二''=く、 !ノ一ヾ゙;.;.;) なに?クロノだとテッカマンエビルに勝てないどころか殺されちゃう?
く:.:.:.:lムjイ rfモテ〉゙} ijィtケ 1イ'´
〕:.:.|,Y!:!、 ニ '、 ; |`ニ イj' 逆に考えるんだ
{:.:.:j {: :} ` 、_{__} /ノ
〉イ 、゙! ,ィ__三ー、 j′ 「クロノはアーキタイプ・オーガンと戦えばいいさ」
,{ \ ミ \ ゝ' ェェ' `' /
-‐' \ \ ヽ\ 彡 イ-、 と考えるんだ
\ \.ヽゝ‐‐‐升 ト、 ヽ、__
\ ヽ- 、.// j!:.} ` ー 、
ヽ\ 厶_r__ハ/!:.{
´ / !
370:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 22:51:24 yL3F5Y9L
卿・・・逆に考えても目の前のエビルは消えてくれません。
371:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:09:14 9im6iUe4
というかアーキタイプ・オーガンにも勝てる気がしません・・・
372:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:26:29 3R0kkEOJ
>クロノは悔しい表情で笑いながら立ち去っていくエビルを見るしかできない。
ってあるから、見逃してもらえたんでない?
373:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:27:23 PYXCXQqY
>>368
いく→フェイトで
……最悪だな、ティアナの末路が
374:217
07/07/18 23:44:46 OswO+642
遅ればせながら。マスカレード氏GJ!
自分はテッカマンについてはスパロボ程度の知識しか・・・
置き去りにされたクロノの今後が気になってしょうがないです
375:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/18 23:45:59 ltOjcuG/
>>372
スーパーエビルタイムで大量出血するクロノが見れそうだったのに残念。
376:名無しさん@お腹いっぱい。
07/07/19 00:04:18 j6IHTfCX
まあテッカマンはテッカマン同士戦闘するから、双方戦力が相殺される・・・よね?
クロノの戦いに期待しつつ…何故か目から心の汗が
377:リリカルスクライド//G.U.
07/07/19 00:08:33 00YrZjdq
すごい討論になってますねぇ
今現在戦闘パート考えてるんですが……
サラリーマンの行動パターンがテラ難しい(;・ω・)
てか、劉鳳&フェイトでも勝てるのかってぐらい戦闘経験差があって
文章に書きだすのが一苦労~
来週の初めには投下予定
378:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:13:57 tuEasRz5
Bパート仕上がったんですけど。
投下おkですか?
379:マスカレード
07/07/19 00:20:45 bFCOZX/r
おっけーですw
380:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:23:24 tuEasRz5
一話「空への翼」Bパート
ティア「クロスファイヤアァァァァア!!」
スバル「リボルバアァァァァァア!!」
スバル・ティアナ「シュウゥゥゥゥゥト!!!!」
二人の合体攻撃が攻撃用スフィアのみを全て破壊する。
残りはターゲットのみとなり、スバルはそれを丁寧に破壊していく。
スバル「イェ~イ!ナイスだよティア!一発で決まったね!」
ティア「ま、あれだけ時間があればね。」
スバル「普段はマルチショットの命中率、あんま高くないのに、ティアはやっぱ本番に強いなぁ~」
ティアナ「うっさい!さっさとラストターゲットの破壊に向かうわよ!」
【ヘリ内部】
フェイト「なるほど…これは確かに伸びが良さそうだね。」
はやて「そやろ~」
フェイト「残るは…最終関門だけだね。」
はやて「よっしゃ。」
はやては通信機を使い、翔一に連絡を入れた。
はやて「津上さん、準備は?」
アギト「とっくにオッケー!後は台詞を考えるだけかな。」
はやて「台詞?」
アギト「そうそう!何か言ったほうが雰囲気あって、良いでしょ?うーん…何が良いかなぁ…」
はやて「何でもええけど、油断して攻撃を受けたらあかんよ。」
アギト「大丈夫大丈夫、氷川さんじゃないんだから。」
【地球 焼肉屋】
氷川「ハックション!」
尾室「どうしたんですか氷川さん?」
小沢「風邪でも引いた?」
氷川「いえ、何でもありません。」
氷川はハンカチで自分の手を拭く。
小沢「それにしても、津上君ももったいないわよね。せっかく開店したお店を友達に任せて、変な世界へ行っちゃうなんて。」
小沢はビールを口に含む。
氷川「津上さんは津上さんでやることがあるんですよ。それに、今度の休みに一度帰ってくると、連絡をくれたようですし。」
尾室「ようだって、氷川さんが直接連絡もらった訳じゃないんですか?」
氷川「ええ、津上さんが「葦原さんに」連絡を入れたみたいなんですよ、それで、僕がこの前「偶然葦原さんに会って」、津上さんが帰ってくるって事を教えてもらいました。」
小沢「…」
尾室「…」
氷川「どうしたんです?そんな哀れみをこめた目で僕を見て?」
小沢「!?…いえ!なんでもないわ!?」
尾室「あ!肉、焼けたみたいですよ!?氷川さん、食べてくださいよ!G5ユニットの訓練も午後からあるんですから、体力付けないと持ちませんよ!」
尾室は氷川の皿に大量のカルビをのせる。
氷川「?」
なにがなんだか分からぬまま、氷川はカルビを口に運んだ。
381:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:24:57 tuEasRz5
【ミッドチルダ 試験場】
スバルとティアナはラストターゲットの位置の確認を終え、破壊に向かっていた。
スバル「ほんとにこの建物の中に、ラストターゲットがあるのかな?」
ティア「間違いないわ、さっさと破壊して、ゴールを目指すわよ。」
スバル「ティア、試験官は一発当てれば良いって言ってたじゃん。」
ティア「うっさい。」
話している間に二人はポイントに到着した。
そこは真っ暗で何も見えなかった。
ティア「ここに…ラストターゲットが?」
スバル「真っ暗で何も見えな…」
?「よく来たな…」
スバル・ティア「!?」
?「ここまでこれたことは褒めてやる、だが、ここが貴様らの墓場だ!」
台詞が終わると同時に一斉に証明が着く。
そしてそこには…
ティア「嘘…」
スバル「仮面…ライダー?」
疾風の槍・ストームハルバード、炎の剣・フレイムセイバーの二つを構えた、別名(三位一体の戦士)仮面ライダーアギト・トリニティフォームがそこに居た。
アギト「うーん…ねぇ、そこの二人!」
スバル・ティア「!」
二人は身構えるが…
アギト「今の台詞、どうだった?」
ティア「は?」
アギト「悪役っぽくて、結構、良かったでしょ?君らが来るまで結構練習したんだよねぇ…」
ティア「は、はぁ…」
スバル「ねぇ仮面ライダー、あなたが最終関門なの?」
アギト「そうだよ、だから早くかかってきてよ。時間、無くなっちゃうよ?」
二人は思い切りアギトにペースを狂わされていた。
スバル「…ティアから行ってよ。」
ティア「何でよ?あんたから行きなさいよ。」
スバル「じゃあ、コインで決めよ。表が出たらあたしからね。」
ティア「うん…分かった。」
スバルはコインを用意し、宙に向けて弾く。
そして落ちてきたコインを右手でキャッチする。
コインは裏だった。
スバル「ヤタ!」
ティア「何喜んでるのよ…まぁ良いわ、大分落ち着いてきたし…」
ティアナはアンカーガンの照準をアギトに向ける。
ティア「さっさと一発当てて、ゴールに向かわせてもらうわ!」
ティアナは無数の弾丸をアギトに向けて放つ。だが…
382:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:26:13 tuEasRz5
アギト「ハ!ハァ!ハァ…ハァ!!」
アギトは弾丸をフレイムセイバー、ストームハルバードの両方を巧に扱い、全て叩き落す。
アギト「ま、こんなもんかな♪」
ティア「嘘!あれだけの弾丸を!」
スバル「まだまだあぁぁぁぁぁあ!!」
スバルはスピードを加速させ一気に間合いを詰める。
スバル「うおぉりゃあぁぁぁぁぁあ!!!!」
スバルはパンチやキックを連続でアギトに打ち込む。
だがアギトはスバルの攻撃をものともせず、一発一発を綺麗に受け流していく。
スバル「ウソ!?こんなに打ってるのに何で当たらないの!?」
アギト「成程…確かに腕も悪くないし、はやてちゃんが欲しがる理由も分かる…けど!」
アギトはスバルの拳を武器で振り払い、懐に飛び込む。
スバル「!?」
アギト「相手が悪かったかな!?」
そしてスバルの腹部にフレイムフォームの力を宿した右腕で拳を叩き込んだ。
スバル「がっ…」
スバルは数メートル吹き飛ばされ、壁に激突する。
アギト「ちょっと…力入れすぎたかな?」
ティア「スバル!」
ティアナはスバルの所へ大急ぎで向かい、スバルを抱き起こした
ティア「スバル!大丈夫!?」
スバル「だ…大丈夫、まだ戦えるよ…」
ティア「なら良いけど…一人づつかかっていっても勝てないわ、同時攻撃で攻めるわよ!」
スバル「うん!じゃあ、あたしがあいつの後ろに回るよ!」
スバルは高速でアギトの後ろに回り、リボルバーナックルにカートリッジをロードさせる。
一方のティアナはアギトの正面に立ち、クロスファイヤーシュートの体制に入る。
アギト「ん?」
ティア「クロスファイヤアァァァァア!!」
スバル「リボルバアァァァァァア!!」
スバル・ティアナ「シュウゥゥゥゥゥト!!!!」
二人は先程大量のスフィアを瞬殺した連携技を繰り出す。
もちろん、撃つ弾数はさっきの二倍近くに増やしてある。
ティア「流石の仮面ライダーと言えど、これを避けられる訳が無いわ!」
スバル「これで、あたし達の勝ちだ!」
ティアナとスバルは勝利を確信していた。
「下手な鉄砲でも数を撃てば当たる」
多少ヤケクソな答えではあるが、ある意味効果的な答えであろう。
アギト「結構な数だな…俺が氷川さんだったら当たってあげるんだけど、俺は氷川さんじゃないから…」
383:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:28:13 tuEasRz5
アギトのクロスホーンが展開する。
アギト「当たって…あげられないんだよね!!」
アギトはリボルバーショットの方角にフレイムセイバーを、クロスファイヤーシュートの方角にストームハルバードを振るう。
そしてその軌跡から炎の刃と疾風の刃が発射され、二人の攻撃を相殺する。
その余波は土埃をあげ、スバルとティアナに容赦なく襲い掛かった。
スバル「うわあぁぁぁぁぁあ!!」
ティア「きゃあぁぁぁぁあ!!」
二人は土埃の中に消える。
そしてその凄まじい衝撃は、監視用のサーチャーまで破壊してしまった。
アギト「逃げたか…それにしてもサーチャー壊しちゃったよ…ちょっと、やりすぎたかな?」
【ヘリ内部】
はやて「?、なんや?」
フェイト「サーチャーの故障かな?」
【調整室】
なのは「もう…津上さんったら…サーチャーまで壊せなんて言ってないよ…リィン、外に言って様子を見てくる。」
リィン「はい、お願いします。」
RH「Am I set up ?(私もセットアップしますか?)」
なのは「そうだね。念のため、お願い」
RH「All right. Barrier Jacket standing up.」
なのははバリアジャケットを装着し、現場に向かった。
一方、ビルから脱出したスバルとティアナは…
スバル「ティア!大丈夫?」
ティア「なんとか…でも、走るのは無理そうね…さっきので、足をやられたわ。」
スバル「そんな!?」
ティア「私が離れた位置からサポートするわ。そしたら、あんた一人ならゴールできる」
スバル「ティア!!」
ティア「うっさい!!次の受験の時は、私一人で受けるっつってんのよ!」
スバル「次って…半年後だよ?」
ティア「迷惑な足手まといがいなくなれば、私はそのほうが気楽なのよ!」
スバル「ティア…私、前に言ったよね?弱くて、情けなくて、誰かに助けられっぱなしの自分が嫌だったから、管理局の陸士部隊に入った。魔道士を目指して、魔法とシューティングアーツを習って、人助けの仕事についた」
ティア「知ってるわよ。聞きたくもないのに、何度も聞かされたから」
スバル「ティアとはずっとコンビだったから、ティアがどんな夢を見てるか、魔道士ランクのアップと昇進にどれくらい一生懸命かもよく知ってる。だから!こんなとこで!私の目の前で!ティアの夢をちょっとでも躓かせるのなんて嫌だ!!一人で行くのなんて、絶対嫌だ!!」
ティア「じゃあどうすんのよ!?走れないバックスを抱えて、あのライダーを倒して、残りちょっとの時間で、どうやってゴールすんのよ!?」
スバル「裏技…反則、取られちゃうかもしれないし、ちゃんとできるかも、分からない…でも、上手くいけば二人でゴールできる!」
384:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:31:09 tuEasRz5
ティア「…本当?」
スバル「うぅ…ちょっと難しいかもなんだけど…ティアにもちょっと、無理してもらうことになるし…
よく考えると…やっぱ無茶っぽくはあるんだけど…あの、なんて言うか、ティアがもし良ければって…」
スバルの優柔不断な態度にティアナはだんだんイライラしてきた…
そしてついに堪忍袋の緒が切れた。
ティア「あー!!イライラする!!グチグチ言っても、どうせあんたは自分のわがままを通すんでしょ!?どうせ私はあんたのわがままに付き合わされるんでしょ!?だったら、はっきり言いなさいよ」
スバル「あ…二人でやれば、きっとできる。信じて、ティア。」
二人の決意は、今ここに固まった。
ティアナ「…残り時間、三分四十秒…プランは?」
スバル「!?…うん!」
【建物内】
そしてその頃…
アギト「うーん…」
建物内ではアギトが退屈そうにしていた。
逃がした二人が中々戻ってこないのだ。
アギト「どうしたのかなぁ…あの二人…まさかこのまま棄権しちゃうのかなぁ…ん?」
アギトは何者かが階段を上がる気配を感じた。
アギト「戻ってきたな…よおし…」
アギトは両手に再び武器を持ち、身構える。
そして入り口にティアナが立った瞬間、一足飛びで彼女に間合いを詰める。
アギト「痛いだろうけど、我慢してね!ハアァァァア!!」
アギトは二つの武器を振るい、彼女に攻撃を当てた。
【ヘリ内部】
一方、フェイトとはやては回復したサーチャーで対アギト戦を視聴していた。
はやて「あ!?直撃!?」
フェイト「違う…」
【建物内】
アギトの攻撃は確かにティアナに直撃した
だが、攻撃が当たったティアナは幻のように消滅したのだ。
アギト「何?…!?」
385:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:32:11 tuEasRz5
気がつくとアギトの回りには沢山のティアナが出現し、アギトを包囲していた。
アギト「これは…?」
出現した沢山のティアナは一斉にアギトに襲い掛かる。
アギト「なんだか分からないけど、とにかく戦う!」
そしてアギトはティアナたちに応戦し、次々と幻を破壊していった。
【建物外】
建物の外ではティアナが瓦礫に隠れ、幻術魔法「フェイクシルエット」を使用していた。
これが「大量のティアナ」のからくりの正体である。
幻がある程度アギトに破壊された後、ティアナはスバルに思念通話を送った。
ティア「フェイクシルエット…これ、滅茶苦茶魔力喰うのよ…長く持たないんだから…一撃で決めなさいよ!じゃないと、二人揃って落第なんだから!」
スバル「…うん!」
ティアナはそこで思念通話を切る。
スバル「あたしは空も飛べないし、ティアみたいに器用じゃない…遠くまで届く攻撃も無い…できるのは、全力で走ることと、クロスレンジの一発だけ…
だけど、決めたんだ!あの人とあのライダーのように、強く優しくなるんだって!
誰かを守れる自分になるんだって!!」
スバルは覚悟を決め、拳を地面に叩き込む。
スバル「ウイング…ロオォォォォォォド!!」
スバルの拳から青く光る「道」が召還され、その「道」はアギトが居るフロアに直結される。
【建物内】
アギト「!?」
幻を全滅させたアギトは自分に向かい、大きな何かが迫ってくることに気付く。
だが、彼は逃げず、大きな気配がする方向へ向け、トリニティフォーム必殺技「ライダーシュート」の体制をとる。
アギト「覚悟を決めたのか…なら、逃げちゃダメだよね!」
再びアギトのクロスホーンが展開し、足元に紋章が浮かび上がる。
386:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:33:30 tuEasRz5
アギト「さぁ…来い!」
【アギトVSスバル】
スバル「いっくぞおぉぉぉぉぉお!!!!!」
スバルはスピードを最大限に加速させ、ウイングロードを突き進む。
スバル「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!」
さらにビルの外壁を拳で打ち破り、アギトに向かい突進する。
アギト「はぁぁぁぁあ…」
一方のアギトは必要最低限のオルタフォースを足に集中させ、宙に飛ぶ。
そして両足で蹴りこむタイプのキックポーズを取り、トリニティフォーム必殺・ライダーシュートを繰り出した。
アギト「ハアァァァァァァァァア!!!!!」
スバルの拳とアギトのキックは激しく激突し、火花を散らす。
スバル「(すごい力…腕が…今にも砕け散りそう…)」
アギト「(この娘…まだこんな力を残していたなんて…)」
スバル「(でも…あたしは負けるわけには行かないんだ!ティアが作ってくれたチャンス、潰すわけには行かない!!)」
スバルは砕け散りそうな腕に更に力を込める。
スバル「うりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
アギト「!?」
スバルの拳は更に強く、強く突き進み、ついにライダーシュートを弾き返した。
アギト「(そんな!?いくら威力は抑えてるからって、あの技を!?)」
アギトは吹き飛ばされ、壁に激突する。
だが、スバルの攻撃はまだ終わっては居なかった。
スバル「まだまだあぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
アギト「え!?ちょっと!?もう良いんだ…」
だがアギトの言葉はスバルには聞こえず、既にリボルバーナックルがカートリッジをロードしていた。
スバル「一撃必倒!!」
アギト「ヒッ!?」
スバル「ディバイィィィィィィイン!!!バスタアァァァァァァア!!!!!」
スバルの右腕から放たれた極太の青い光がアギトに襲い掛かる。
アギト「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
直撃を受けたアギトは壁を貫通し、空の彼方に飛んでいった…
スバル「はぁ…はぁ…」
疲労困憊しているスバルにティアナから思念通話が入る。
ティア「やった!?」
スバル「うん…なんとか…」
ティア「残り時間…後一分ちょい!スバル!!」
スバル「うん!」
387:リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー
07/07/19 00:34:57 tuEasRz5
【ゴール地点】
ゴール地点ではリィン、シャマル、矢車の三人がスバルとティアナを待っていた。
残り時間は既に一分を切っている。
リィン「もう…なんでシャマルと矢車さんまで来るんですか!リィン一人で十分なのに!」
シャマル「だって、リィンちゃん試験官なんて初めてでしょ?はやてちゃんは良いって言っていたけど、私は、どうも心配で…」
矢車「同感だな…子供に出来るほど試験官って仕事は甘くは無い。」
リィン「リィンは子供じゃないです!!」
矢車「…来たぞ。」
リィン「ふぇ?」
矢車の言った通り、地平線の向こうにティアナを背負ったスバルが見えてきていた。
リィン「あ?ほんとに来たです!」
スバル「あと何秒!?」
ティア「十六秒!」
スバル「よぉし、魔力、全開!」
スバルは残った魔力を全てローラーに注ぎ込み、ラストスパートをかける。
そのスピードは凄まじく、ゴールまで一直線に進んでいく。
ティア「ちょ!スバル!止まる時のこと考えてるんでしょうね!?」
スバル「ふぇ!?」
ティア「ウソォ!?」
矢車「…やばそうだな。」
リィン「うん…やばそうです…」
シャマル「あのスピードじゃ、邯鄲には止まらないわね…想さん、お願いできる?私は「クッション」張っておくから。」
矢車「はぁ…」
矢車はホッパーゼクターを呼び寄せ、腰のゼクトバックルにセットする。
矢車「変身…」「HENSINN! Change!Kick hopper!」
矢車はキックホッパーに変身し、ゴール地点の数メートル先に立つ。
ティア「!?また新しい仮面ライダー!?」
スバル「そこどいてえぇぇぇぇぇぇえ!!」