07/05/13 19:03:49 4jnp7bW0
「よ、よし、準備はいいね?」
水銀燈は下着姿になった!これは…アニメにも無かった姿!下着姿の水銀燈も…いいぞハァハァ
「なっなにじっと見てるのよ」
「いや、別に…」
俺は急いで目を逸らした。
「ただ、銀ちゃんかわいいなーって思って」
「なっ!……」
「……ありがとう…」銀ちゃん顔真っ赤。
「さて行くぞ!」俺は水銀燈を抱き抱え、川に向かって走りだした。
「ちっちょっと!」
そういえば水銀燈って水に濡れても大丈夫なのだろうか。
そういえばオーベルでは海みたいな所に沈んでいっても大丈夫だったよな。サブザブと水のなかに入る。
「冷たぁ~」銀ちゃんが言った。
「なっ気持ちいいだろ?」
「ええ!とっても」
銀ちゃんは嬉しそうだ。
「ここは岩壁になってるだろ?あそこを登っていって頂上から飛び込むときもちいいんだぁ!」
上流から下流を向いて左側、つまり俺たちが歩いてきた所は石がたくさんあるだけだ。そして森が続いている。
対して右側は断崖絶壁の岩壁だ。5メートルはあるか。
その岩壁に登るために俺は銀ちゃんを離した。
その瞬間、
「きゃあ!」
ブクブクと沈んでいくではないか。よく考えたら銀ちゃんは人形だ。浮くわけがない。俺は自分の愚かさを呪った。
「待ってろ!いま助けに行く!」
水深は・・・3メートルとちょっとだ・・・よし。俺は急いで潜る。
が、流されて少しづつ銀ちゃんから離れてしまう。流れに逆らいながら数メートル潜るのは以外と辛い。
くそ!もうちょっとで届きそうなのに!次の瞬間
「うっガポッ!」
俺は足をつった。去年の受験期間から運動不足が続いていたからだ。痛くて俺は思わず水を飲んでしまった。
俺はどんどん沈んでいく。苦しい。もがいてももがいても水面は遥か上だ。俺はパニックになった。
苦しい!死にたくない!苦しい!助けて!誰か!意識が遠退いていった。
51:kkk
07/05/13 19:13:56 +THeIoxg
神
52:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 19:27:57 1pJbVruR
これは金払ってもいい
53:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:12:12 4jnp7bW0
「ん…死んだのか?」
そうだ、俺は溺れたのだ。情けない。
…
何かを忘れている。。。
「銀ちゃん!!」俺は飛び起きた。
「あら♪やっとお目覚め?」
銀ちゃんは横に座っていた。どうやら、川の外にいるようだ。
「えっ、銀ちゃん…助かったの?」
「ええ、あれくらい」
「よかったぁ~。あ、そういえば、俺は…」
「か、感謝なさい…」
「銀ちゃんが助けてくれたの!?」
「…」
「ありがとう!銀ちゃん!それと…何も知らずに深い所まで連れていって…ごめん・・・
しかも助けに行った俺が溺れるなんて、情けないね。。。男失格だよ。」
「でも・・・私、嬉しかった。。。それと、私も忘れてたの…自分は人形だから泳げないってこと。わるかったわ…」
暗い空気になった。せっかく遊びにきたのに。
「そうだと思ったよ!銀ちゃんが悪いって!」俺は努めて明るく言った。
「なっなんですって!?」
「はいはい、冗談だよ!」俺は水銀燈のデコをこついた。
「なっっ!」銀ちゃん、また顔真っ赤。
「そだ!釣りしない?」
「…釣り?」
「うん、この川には魚がいるんだ。焼くと旨いぞ!」
「ほんと!?」
ん?銀ちゃんは魚好きか?
「ちょっと待ってて。釣り竿借りてくるよ」
俺は走りだした。
54:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:17:40 4jnp7bW0
「そんな調子のって走ったらまた足つるわよ!」
「だいじょーぶー!そだ、銀ちゃん、服濡れてるだろ?俺のシャツ着といていいよ」
服の濡れた銀ちゃんもいい感じなので惜しいが・・・
「やぁーよ。あなたが一度着た服なんか」
「素直じゃないなぁ」
俺はそう言いながら川を下った。
来たとき居たやつはまだ遊んでいた。元気なものだ。
「うーっす、久ぶりやなー」
手前で何かしていた一人に声をかける。
「おー、久ぶり!誰かと思ったやんけ。帰っとったんかいな。連絡くれよー」
「あー、悪い悪い、色々忙しかったねん」
「あっ、丁度ええわ。おまえもこっちこいよ。」
「悪い!今日はあかんわ。親戚の子の相手したってるねん。マジだるいし。」
適当な言い訳をしておく。
「そうか…しゃーないな」
「悪いな。でよ、お願いやねんけど、釣り竿持っとらん?もし持ってたら貸して欲しいねん。」
「あー、あいつが持っとるかも。おーい!釣り竿貸してやってよぉー!」
「釣り竿?」向こうにいた一人が言う。
「誰がぁー?」
「こいつやー!」
「おー!久しぶりやんけ!おまえもこっち来いよ!」
「親戚の子と来てるんやってよ!」
「まじ?」
「ごめんなー!」
「釣り竿なー、わしのインプのトランクに入れたーるわ。インプの場所わかる?」
「あー、わかるわ。来る時見たし。ありがとーな!遅ーなったら、また家に返しに行くわぁ!
あ、そや、炭もちょっと欲しいわ…無いやんな?」
「あー炭はたぶん無いわー…。」
「わかった。ありがとうな!」
「おう、またな!」
「おう」
俺は片手をあげ、別れを告げたあと森に入っていく。
車を見つける。俺はインプのトランクを開け、釣り竿と釣具一式を取り出した。
「銀ちゃん待ってるかな」俺は急いだ。
「おまたせー!」
おっ、嫌とか言っておきながらしっかりと俺のシャツを着ている銀ちゃん。
「遅かったわね」
「うん、ちょっとね」
「いま用意するからちょっと待ってね。」
55:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:21:11 4jnp7bW0
俺は釣り竿を延ばし、先端の紐にライン(透明の釣り糸)を付ける。
そして右手、左手、口を使い鉛製の重りや針、蛍光色の紐である目印などなど必要なものを順々に付けていく。
渓流用の餌釣り仕掛の完成だ。銀ちゃんは俺の作業を横で無言でジッと見ていた。
「あなた、以外と器用ね」
「そうか?釣りする人ならこれくらい誰でも出来るよ。」
俺は餌となる白くて小さな幼虫を針に刺した。
「うっ気持ち悪い…」
銀ちゃんは顔を逸らした
「あはは、餌釣りなんだから仕方ないよ…さて、こっちだよ。」
俺は釣れそうなポイント(釣り場)を探す。水銀燈はしっかりついてくる。
「あそこがいいな」
俺は釣れそうな「おちこみ」を見つけた。川が小さな滝?状になっている部分で、少し水深が深くなっている。
魚はおちこみに落ちてくる餌を食べるため、ここに寄ってくるのだ。
俺はさっそく投げ入れた。
…十数分後…
「釣れないわね…」
「あっれー?おかしいな…」
俺は場所を移動したりしながら粘った。
「ホントに釣れるの?」
「釣れるよ!見てろ!デカイの釣り上げてやる」
…
諦めかけていたとき・・・
「おっ…キタ!でかい!」俺は上手くアワセる。
パチャン…
「あらかわいい」
手のひらサイズのアマゴだ。天然のアマゴは模様が大変綺麗でかわいい。
俺「…」情けないorz
俺は針を外し魚を逃がしてやる。
「あら、逃がしちゃうの?」
「まだまだ小さいからね。」
「ふーん…」
俺は釣りを再開した。釣りは持久戦だ。焦ってはまず釣れない。
銀ちゃんの前でおっきいの釣って凄い所見せてやる!
56:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:24:02 4jnp7bW0
…
諦めかけていたとき・・・
「おっ…キタ!でかい!」俺は上手くアワセる。
パチャン…
「あらかわいい」
手のひらサイズのアマゴだ。天然のアマゴは模様が大変綺麗でかわいい。
俺「…」情けないorz
俺は針を外し魚を逃がしてやる。
「あら、逃がしちゃうの?」
「まだまだ小さいからね。」
「ふーん…」
俺は釣りを再開した。釣りは持久戦だ。焦ってはまず釣れない。
銀ちゃんの前でおっきいの釣って凄い所見せてやる!
さらに十数分後・・・
「おっ!でかい!!」
竿の引きが前と全く違う。
バシャ!銀色の体が見える。
「うお、でけー!鱒だよ銀ちゃん!」
「そ、そう」あれ?銀ちゃんの声が遠くから聞こえる。
「銀ちゃん、何でそんな離れてるの?」
「なんでもないわよ」
「ふーん」わかったぞ、銀ちゃんは大きな魚が恐いんだな。
「ほら、見てみなよ!おーきいだろー?40センチはあるな。」
俺は魚を持って、水銀燈に近づく。
「どうしたの?銀ちゃん。ホラ!」
俺は銀ちゃんに魚を投げる真似をした。
「きゃあ!」銀ちゃんは両腕で顔をかばった。
「冗談だよ!」
「もう!」銀ちゃんはふくれた。これまたかわいい。
その後は、調子よく釣れた。もちろん銀ちゃんにもやらせてあげた。
「そろそろ日が傾いてきたね」
「そうね」
俺は川辺の木陰に腰をおろした。
銀ちゃんもその横に座った。夕方の風が気持ちいい。
「おもしろかった?銀ちゃん」
「ええ、とっても!」
「なんか俺ばっか楽しんでた気もするけど・・・」
「そんな事無いわよ。」
「そう、よかった!」
57:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:29:17 4jnp7bW0
・・・・・
「ねぇ…」
水銀燈が切りだした。
「キスして」
「えっ…」俺は動揺した。これは現実か!??ばれないようにホッペの下の方を軽くつねってみた。痛い。
「ねぇキスしてよ」水銀燈が誘っている!!!まだ出会って二日目だぞ!?
「…」キスか…嬉しいが…緊張するなぁ…俺は顔を近付ける。
「!!」だめだ。俺は昨日の夢を思い出してしまった。ああ、ダメだ。変な妄想が頭を駆け巡る。
仕方がない…俺は顔を水銀燈のホッペに進路変更し、一瞬だけキスした。
「なーんだ。つまんない」
水銀燈は目を開け、そっぽを向いた。
「そうだ!」水銀燈は腕を差し出した。
「今度はここにキスして」
「ここに?」
「ええ。あなたがここにキスすると私と契約をかわしたことになるの。」
「契約?」辺りは夕焼けに染まっていた。虫が鳴いている。
「深い意味は無いわよ」
「そう」キタぞ!俺はついに正式な水銀燈のミーディアムになるんだ!俺は興奮を押さえ、キスした。
俺は釣った魚を小さなクーラーボックスに入れた。
そして帰宅の途につく。バイクを走らせる頃には辺りは真っ暗になっていた。
「家に着いたらこの魚、焼いて二人で食べようね」
「ええ!」
こうしてこの一日は終わりを告げた。
58:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:32:31 4jnp7bW0
水銀燈と出会って3週間が立っていた。
その間、俺はずっと銀ちゃんと一緒に過ごした。色々な所に行き、遊んだ。喧嘩もした。
ドレスもいいが、外に出てもおかしくないように、今の女の子らしい服を買ってあげたりもした。
俺にとってこの3週間は宝物だった。
楽しい事というのは長いと信じていても思いの外、早く過ぎ去る。
―
終わりは突然やってきた。
確か夏休みがもう終わろうとしていた頃だったか。明後日には実家を離れようとしていた時期だと思う。
59:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:39:34 4jnp7bW0
今日は特にすることが無かった。と言うよりなぜか体がだるくてしかたない。何もやる気が起きないほどだ。疲れたのかな…
「あ~」
俺は畳の上で、扇風機の前で涼んでいる。
エアコンなどというハイテク機器は無かった。戸全開だ。庭から中が丸見えだ。
銀ちゃんは縁側で本を読んでいた。
「ちょっと、静かにしなさい」
「はぁ~~い」扇風機で声が震える。
「ん?」
やけに目が霞む。擦っても擦っても治らない。なんだ?力が出ない。
しばらくするとだんだんと意識が朦朧としてきた。視界が曇り、グルグルと回転し始めた。
「ん~なんか体が…」
「あら、」
本を読んでいた水銀燈がこちらにやってきた。
「銀ちゃん…?」
眠くなってきた。
「なんだか…眠いんだ」
「でしょうね」水銀燈は微笑んでいる。でしょうね?どういう意味だろう。
「へ?」俺は銀ちゃんに尋ねた。
「あなたはね、今から私に殺されるの。」
「は?」意味が分からない。
「私は自分の目的のためにあなたを利用したの」
「利用?」声に力が入らない。
「そう。私はあなたの命を奪って力を得るの」
一体なんの話だ。
「何を言ってる…んだ?…今まで…」
「今まで一緒に仲良く暮らしてきたって?そんなの演技よ。あなたから確実に力を得るためのね。あなたってホント馬鹿ね。
私は昔から人間が大嫌いなの。残念だったわね。騙されるあなたが悪いわ。」俺は必死に水銀燈を見つめた。
「私にはね、あなたと違ってアリスゲームに勝つという宿命があるの。
その目的を達成するためにあなたを利用したの。馬鹿なあなたは私の思ったとおりの反応をしてくれたわ。
おかげで簡単に契約にこぎつけ、あなたのエネルギーを私に送るための回路を作れた。」
よくわからない。ちょっとした事を考えるのでも一苦労だ。
簡単に言えば、銀ちゃんは俺の命を奪って自分が生きるための糧とすると言っているのだな。
60:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:42:11 4jnp7bW0
「そう…よかった…ね」皮肉を込めて言ったわけでは決して無い。
「はぁ?あなたってホント馬鹿ね。私はあなたを殺そうとしているのよ。わかる?あなたは今から死ぬの。」
俺にとって、水銀燈と出会うまでの人生は本当につまらない物だった。何の夢も希望もなかった(持たなかった)
俺は大学なんか行く気は全く無かった。しかし、親に行かされていた予備校の先生や学校、両親に猛烈に進学を勧められ、
気付けば大して何もせずに某国立大に入学していた。法学部に入った理由はただなんとなくだ。
そして大学生活は「つまらない」の一言で片付けることができた。
何の目的もない勉強は苦痛でしか無かった。退学を真剣に考えた程だ。俺にとって人生はすべてが物足りなかった。
何をしてもすぐに飽きた。前の彼女とも、彼女が高校の時、一方的に接近してきたので、ただなんとなく付き合いはじめただけだ。
やはり俺は何とも思っていなかった。その証拠に別れた時は何のためらいも無かった。そんな時だ。彼女か表れたのは。
たった一ヶ月程だったが彼女は俺に一生分の喜びを与えてくれた気がした。いや、俺の場合、それ以上かもしれない。
「キミに…殺されるなら本望だよ…俺の命をキミが…使ってくれる…の・・・だろう?
俺が…キミの…幸せに役立つなら…こんな命…いくらでも…差し出せる…よ」
今のこの俺があるのは彼女の存在があったからなのだから。
水銀燈は驚いた顔をした。そして…
「ハハハッ!なぜ!?なんであなたはそんなに馬鹿なの!?」
水銀燈は口を大きく開け、笑っている。
「…」
61:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:43:45 4jnp7bW0
「なぜあなたは…そんなに…こんな私なんかに…優しいのよ…」
気付けば水銀燈は泣いていた。どうしたのだろう。俺は何かまずい事でも言ったっけ。
「水銀燈…泣かないでよ…僕はキミのそんな顔は…見たくないよ…」俺の意識はみるみる遠退いていく。
同時にとてつもない幸福感に満たされていく。これで水銀燈と一緒になれるのだ。
「ごめんね…ごめんね…」ん?何か聞こえる。水銀燈?
君が言っているの?なぜ?
62:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 20:46:36 4jnp7bW0
「んーっ…」
気付けば俺は意識が戻っていた。だが体はだるいままだ。関節が痛い。
「…ごめんね…」
壁にもたれ、足を広げて座っている俺の横に、水銀燈は俺に頭と体をもたれさせるように、座っている。
「ごめんね…私…ごめんね…」
俺は力を振り絞り水銀燈の頭を撫でた。まだ頭はボーッとする。
「なぜ…君が謝るの?なんで…泣くの?」
「…ごめんね…私も…あなたが好き」
「…そう…ありがとう。銀ちゃん。嬉しいよ…」
「私ね、とっても楽しかった…あなたと過ごした日々…私の…宝物よ…?」
意識が徐々にハッキリしてきた。体力も回復してくるのが分かる。視界の曇りも消えてきた。俺は横にいる水銀燈をみた。
俺の脇にもたれ、うつむいている。
「あれ?」確かに目の曇りは取れた。しかしすこし水銀燈が白っぽくというか薄く見える。
「おい、水銀燈?」俺は水銀燈をゆすった。
グシャ…
「それ」は脆くも崩れた。
「へ?水銀燈!!」俺は叫んだ。
どこからか水銀燈の声が聞こえる。
「はじめてだったの。こんなにやさしくされたの…嬉しかった…」
俺は窓を開け水銀燈と叫んだ。どこに行くのだ水銀燈。早く戻ってきてくれ。
「ねえ、私の最後の望み、聞いてくれる?。」
最後!?そんな…嫌だ。嫌だ最後なんて。離れたくない。せっかく…まだ出会ったばかりじゃないか…あんまりだよ。ひどいよ…
俺は水銀燈の名前を呼んだ。いい年して泣きながら呼んだ。しかし返事は無かった。水銀燈が戻ってくることは
もう無い。
63:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 21:04:07 Jl8AxkLM
>>62
全俺が泣いた
64:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 21:44:04 9vkGP5A3
友人との会話が奇妙にリアルだな
65:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 21:54:12 4jnp7bW0
今、やっと俺は、出会ったその夜から書いていた日記を小説の形にしたものを、かなり省略はしたがを投下し終えた。
結局、彼女の願いは何か分からなかった。が、俺は思う。水銀燈の分もしっかり生きよう。これが彼女の願いなんだ。そうに決まっている。
今、手元に銀ちゃんが着ていたドレスと鞄がある。
いつまでも銀ちゃんを側に置いておきたいという理由から捨てれずに、残しておいたものだ。
週末、実家の倉の奥に片付けに行こうと思う。
了
どうでしたでしょうか。
感想なんかいただけるとうれしいです・・・
また、「パクリだ!」的な事言われない事を願っておりますw
66:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 22:39:14 oCJiiEUu
切なくていい!
こういう書き方もありだなと思い知らされた。また書いてくれ。
後、インプださい言うな!w
67:kkk
07/05/13 22:43:34 +THeIoxg
最高。GJ!
68:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 22:54:31 OLYdsq2i
>>66
ところでインプはどう?
いいですね
( ´∀`) (´∀` ) (・ω・ ).。o ~(・・・・・・・)
走りますよねぇ
( ´∀`) (´∀` ) (・∀・` )
走らんよインプは 走らんよねぇ ?
( ゜Д゜) (゜Д゜ ) (´・ω・`)
NAインプって亀だよな。 そーそー重いしね。
( ´∀`) (´∀` ) ゛(・ω・ )
内装は軋むし 馬力は無いしWRX以外は
プラスチッキー 偽インプってか? インプって酷いんだぁ?
( ´∀`) (´∀` ) (・∀・` ))))
あんだとコラ!? インプはいい車なんだよ!ゴルァ! ???
( ゜Д゜) ( ゜Д゜) ((((’~’;)
69:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/13 23:29:05 1pJbVruR
もう、神認定してもいいか?
70:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 00:27:23 9/oBJlVm
ノーマルスレ初の神職人認定age
71:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 01:34:21 8/Pc388g
>>65
GJ!短期間でここまで話を展開できるとは。
とても面白かったし、主人公視点ですんなりの話に引き込まれました。
その文章力に脱帽です。
ただ、あまり褒めてばっかでは書いた人も本意では無いと思うのでちょっとだけ指摘。
あくまで私の個人的な意見ですので、読み飛ばしていただいても結構です。
まず、これは始めから読んでいて感じたことですが、水銀燈があまり水銀燈らしくない気が
しました。>>59でなんでらしくない行動をとっていたかは一応の説明がなされていますが、
その分>>60以降の水銀燈と主人公とのやりとりをもう少し書き込んで彼女らしさを前面に出したほうが
良かったんじゃないかと、水銀党員の私としては思いました。
全体を読み返してみても>>58以降が少々端折り過ぎの気もします。
せっかくここまでを細かく描写していたのですから、最後もじっくり書かれた方が良かったのではと。
あと、主人公視点で書かれているので、終わりももう少し余韻を持たせて書くと尚良いと思います。
それ以外は文句なしです。お疲れ様でした。
次作も楽しみにしてますよ。
72:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 01:48:21 w+i2vrHW
>>65
GJ!
面白かった!
正直>>58を読むまでシリーズ化を期待していた俺がいた
73:Rozen Maiden LatztRegieren プロローグ
07/05/14 02:09:57 wSZh4ySF
0
水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺、そして…第七ドール。
これら七体の薔薇乙女 - ローゼンメイデンと呼ばれる自らの意思を持つ生ける人形は、
天才といわれた人形師ローゼンが究極の少女アリスを目指して作られた試作品といえたとこでしょう…
究極の少女とは美しさか、存在か、心か、何をもってしての究極なのか
私は夢の中でずっと、ずっとそれを思い出そうとしています…
ローゼンは最初に水銀燈を作ったが、アリスではなかった。そして、二作目、三作目…どれもアリスではない。
ついに彼は七作目を作り終えたところで人形作りをやめてしまい、姿を消してしまった。
では、何故七作目で止まったのか…?
七作目には依然としてアリスになれなかったものの、その鍵となるものを見出せたからか
それとも七体というところに意味があるのか
"7"にはそれは幾何学的にあまりに沢山の意味を持っていますが、
"割り切れない気持ち"、"さらなる探求"がこの場合には適するところでしょうか…
それは7が全円の360度を 1、2、3、4、5、6、7、8、9 の中で唯一割り切れない数だから
アリスへの割り切れない気持ちと、アリスへのさらなる探求…
ここで、私からあなたにしつもん。
ローゼンは薔薇乙女七体に彼女らの魂となるローザミィスティカを"7つ"に割ってそれぞれに与えました。
なぜローゼンはよりにもよって、割り切れない7を選んだのでしょうか。これでは均等に分けられません。
そこにはローザミィスティカとアリスに関わる秘密が姿を隠しているのです…
74:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/14 02:12:50 wSZh4ySF
初めて書いた小説です。あげてすいません。
アニメ第二期の後の話ですが、雛苺、蒼星石も復活しているので設定をある程度無視しています。
1
鞄の中で眠りに就こうと目を閉じた真紅は、今日の出来事を思い出していた。
お父様を名乗って現れた一人の人間は実はその弟子で、第七ドールを名乗って現れた薔薇水晶もローゼンメイデンでは無かった。
昨日のアリスゲームは、全て夢だった。
だから、それまでに倒されたドールはお父様の手によって直してくださった。
一度体を水晶に串刺しにされ、生まれて初めてジャンクというものを味わった晩だったが、真紅の気持ちは暖かかった。
もう一度アリスを目指しなさい。お父様はおっしゃった。でも、アリスゲームだけがアリスになる方法じゃない。
他に道はある。
これは他のドールにも伝えられた言葉だろうか、真紅は思った。
翠星石や、雛苺、金糸雀、そして水銀燈。
もし水銀燈にも、お父様がアリスゲーム以外にも道があることを教えていたら…
私はもう、水銀燈と戦わずにいられるのか。
彼女は今頃、何をしているのだろう…真紅は急に強烈な眠気に襲われ、眠りに落ちた。
視界が闇に閉ざされている。
真紅は不安を感じた。何もみえない。普通なら、今頃は自分のフィールドで一人紅茶を飲んでいるはずなのに。
次第に闇はゆっくりと薄らぎ、僅かながらうっすらと風景を表し始めた。
真紅の不安はいよいよ焦燥に変わってきた。明らかに私のフィールドではない。
薄暗い、人気の無い廃墟も同然の…教会。空間の両側には、一つ残らず破壊された信者席がやりたい放題に放置されている。
ステンドガラス張りの窓から入ってくる光は極度に少ない。その一部に、薔薇が描かれているのが目に入った。
そして教会の正面には、大きな十字架が立てられている。
真紅はその瞬間息を呑んだ。十字架のすぐ下にいる人物が下を向いて呆然と立ち尽くしていたからだ。
十字架をそのまま逆さにした逆十字の印を標されたドレスが目をつく。
そう、彼女だ。水銀燈…!。
下に俯いたまま身動きひとつしておらず、自分には気付いていないらしい。
一瞬、真紅はその場を離れたい衝動に駆られたが、何かの力が勝手に真紅を前へと押し進め始めた。
いや、違う。
これは全く違う人の視線を自分が見ているのだ…だから自由が効かない。
視界はついに水銀燈の目の前へと迫ると、ゆっくりと水銀燈は顔をあげた。
その瞳から憎悪と殺意の赤い光が差して真紅が身を凍るような恐怖を感じたとき、突然視界全体を真っ白なフラッシュが覆った。
75:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/14 02:14:00 wSZh4ySF
何がおきたのか分からないのだが、今真紅は飛んでいた。
数本の黒い羽と共に。いや、黒い羽のすぐ後を追うようにして飛んでいる。水銀燈の羽だ。いまだ自分の視線ではないらしい。
黒い羽はまっすぐ軌道を変えることなく飛び続けた。やがて黒い羽は何処を目掛けて飛んでいるのかが見えてきた。
真紅は声を張り上げたが、自分の耳に何も聞こえてはこなかった。黒い羽の行く先には、自分自身がいる。
真後ろを向いていて、背後より迫る水銀燈の羽に気付いていない。距離がみるみるうちに縮まっていく。
やめて!真紅はもう一度声にならぬ叫びをだしたが、真紅に黒い羽がまさに刺さろうという直前で全く別の視点に切り替わった。
竜巻。すぐ目の前の竜巻が地面をえぐりながら直進し、今度は水銀燈を飲み込もうとしている。
この竜巻は金糸雀の技で起こしたものだ。またしても、竜巻が水銀燈に到達する直前で視点が切り替わった。
それからも、次から次へと事が成熟する直前で視点が切り替わっていった。
翠星石の植物が雛苺を捕らえる直前…
蒼星石のはさみが金糸雀を切る直前…
さらに視点が切り替わると、今度は紅い花びらが目の前に写った。これは自分のものだった。
視点は花びらの動きに沿って、まっすぐ同じスピードで追いかけてゆく。今回は長い。
ゆっくりと目の前の障害物をぎりぎりで避けて視界が開けると、何も知らずに一人飛んでいた水銀燈が目に飛び込んだ。
突然の攻撃に水銀燈はこちらを向き、恐怖に満ちた顔を覗かせた。
やめて!
いまや花びらは水銀燈の胸にむかって一直線にむかい、ほとんど着弾したも同然だ。だが、またそこで視点が切り替わった。
雛苺の蔓が翠星石を絡め取る直前でまた視点が切り替わる…
一体誰の悪ふざけなの!
だが、次の光景がさらに真紅を戦慄させた。
真っ白の薔薇の茎。どのドールのものか思い当たらない。
茎はまっすぐのびてゆき、その動きに沿って視点はまっすぐ直線に進んでいった。
その茎の先にいた人物は一人の人間だった。お父様!白い茎は戸惑うことなく人形師のもとへとのびていく。
そのまま視点が人形師のもとへ突っ込もうとするところで、視界はゆっくりと闇に閉ざされていった。
76:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/14 02:15:13 wSZh4ySF
2
「……はっ! あ、痛ッ…」
これまでになく突発的な目覚め方をした真紅はその勢い余って鞄に頭をぶつけるようにして飛び起きた。
「はぁ…!っはぁ…」
まだ呼吸が整えらない。今まで見た中でも最も恐ろしい夢をみた。
アリスゲームの夢。いままで楽しげな表情ばかり見せてくれる雛苺も、優しげな表情を見せてくれる蒼星石も、
アリスゲームの中では全てを変えてしまう。みんなの恐怖に駆られた表情が頭を離れない。
自分の攻撃で恐怖に慄いたあの水銀燈の表情も。
そして夢の中でかい間見えた、お父様の姿。でも、やっぱり顔まで見ることは出来なかった。
お父様は何者かに襲われたのではないだろうか、一瞬真紅はよからぬ予感を覚えた。
あの白い茎。一体…
夢の記憶を辿っていくうち、序盤で廃れた教会にいる水銀燈が憎しみに満ちた瞳で見上げてきたのを思い出し、真紅は身震いした。
あの瞳はやはり自分に向けられているのだろうか…
自分は姉妹の水銀燈をジャンクと罵ったことがあるし、実際にジャンクにしたこともある…
しきりにあらゆる罠を仕掛けてくる水銀燈にいつも命がけな日々を強いられた真紅だったが、失って初めて分かったのだ。
いままでいた姉妹がいなくなってしまう寂しさと辛さを。
それからは、しばらくくんくん探偵を見ても、本を読んでも、みんなと紅茶を飲んでも全く楽しい気分になれなかった。
だから、水銀燈が復活した時は本当に嬉しかった。
しかし、水銀燈は前と同じく、いや前にも増して真紅や他のドールにしきりにアリスゲームを仕掛けようとする。
全身を焼かれ一度ジャンクにされたことで今水銀燈が持つ真紅への憎しみはかつてより大きいはずだ。
先週、水銀燈は薔薇水晶と手を組んでドール達全員をアリスゲームへと巻き込んだ。
次は一体どんなことを仕掛けてくるつもりなのか…
このままでは、また同じことが繰り返されてしまう。だが、真紅は硬く決意していた。
もう姉妹は失わない。自分は戦わない。私は、私なりの方法でアリスゲームを終わらせる。他にも道はあるのだから。
気持ちを落ち着かせ鞄から出ようとしたとき、
翠星石と蒼星石 - それぞれ左右の目の色が異なる双子のドールが - 部屋へ入ってくるのが見えた。
「珍しいね真紅。いつも決まった時間に起きる君が…。何かあったのかい?」
真紅は部屋の素朴な時計を見やった。午前9時34分。
「そうね…なんといったらいいのか」真紅は起き上がり外から鞄を閉じた後、顔を落とした。「アリスゲームの夢をみたわ」
双子の二人に鋭い緊張感が流れた。蒼星石がまじめな顔つきになって問い掛ける。「それはどんな?」
真紅の顔はみるみる暗さを増すかのようだった。
「最初、水銀燈の羽が背後から私に飛んできた。それから、みんな戦って…夢の中では誰も傷つけられなかったけど、
私は水銀燈を攻撃していた…あの子に胸に向かって私の花びらを放っていた。
それはローザミィスティカを奪おうとしていること、私はあの子を殺そうとしていたのよ!」
真紅は悔しそうに言った。「あんなこと私は望まないのに!」
19世紀時代の真紅と水銀燈…、
蒼星石は真紅に話してもらったことを思い出した。この二人は訳あって決裂している。あの話を聞かせて貰えたのは、
自分が愚かにもあの時アリスゲームすら知っていなかった水銀燈を真っ二つに断ち切ってしまったからに違いない。
真紅は続けた。「最後に、お父様を見たの」
「えっ」「お父様を?」二人は驚いた。
「お父様は、何者かに襲われていた…白い薔薇の茎のようなものに。何者かはわからない」
真紅はようやく顔をあげ、双子の方を向いた。その瞳は悔いと不安で弱々しかった。
「蒼星石、翠星石…一体何がおきているの?」
77:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/14 02:16:36 wSZh4ySF
3
広大な劇場と、照明に照らされた豪華な舞台に、ローゼンメイデン第二ドール・金糸雀が立ち、
手持ちの楽器であるバイオリンを劇場に向かって演奏し始めた。
これ程までに夢舞台という言葉が似合う素晴らしい劇場があろうか。
ところが、金糸雀の演奏の聞き手となるはずの観客席には、誰も座っていない。それどころか、金糸雀以外に人の姿もない。
それは、ここがnのフィールドで、また金糸雀のフィールドでもあったからだった。
金糸雀はそれでもただただ演奏を続けた。決してうまいとはいえない演奏かもしれないが、バイオリンを弾くのは大好きだった。
これは自分という存在の創り主お父様の大事な贈り物。
自分が全てのローザミスティカを集めてアリスとなったら、お父様に会ってバイオリンを聴かせて差し上げるつもりだ。
その為にも、お父様のためにいつもこうして練習するかしら!
そうして今日もただ一人バイオリンの演奏を劇場に響かせていると、
突然観客席の内の最前席に光の粒が何もないところから現れ、下へと降り注いだ。光はやがて形作り、ある人影を作る。
人影は席にゆっくり腰掛け、演奏を聴く姿勢をとった。
金糸雀の演奏する手が止まった。見覚えのある、優しい人影だった。でもそんなことって…
「お…おとう…様…?」恐る恐る、金糸雀は人影に向かって声をかけた。
人影の返事はなかった。光は勢いを増し、金糸雀の舞台側まで光り輝いた。金糸雀の視界が一瞬光に埋もれる。
「お父様…!」金糸雀は叫んだ。光がやむと、人影は既に姿を完全に消していた。
一瞬の出来事。そしていつもの、自分ひとりだけの空間の戻る。
金糸雀は悲しい気持ちに襲われた。そうだ、お父様はアリスを待っている。私はアリスゲームに勝たなくてはならない。
全てのローザミィスティカを集めて。この私の演奏で、他のドール達を蹴散らして。
再びバイオリンを手を掛けたとき、思わぬことが起こった。
弦を引いても、全く音が鳴らない。よく見ると、バイオリンの方の弦に何かが絡まっている。
「どうしたかしら、ピチカート」
金糸雀は不思議な顔つきをして、弦に絡まったものに手を触れた。
罠だと気付いた頃には手遅れだった。
いつしかそれは手を蔦って全身に絡まり、金糸雀の身動きを完全に封じた。鞭を思わせる素早い動きだ。
「く、苦しい!」
金糸雀の叫びは誰の耳にも届かなかった。数秒の後、金糸雀は地面の中へずるずると引き込まれた。
78:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 02:42:40 cvf8XP3q
>>65
乙!この切ないような満足したような読後感は久しぶりだ!
また機会があったら来てくれ!
79:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 02:48:00 cvf8XP3q
もしかして割り込んじゃったかな・・・
ID:wSZh4ySFさん、スマン!
80:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 03:32:52 u6xWgdeK
>>65
乙!!これは良かった!
確か小説2作目だよな?
これが才能というやつか…
81:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 07:40:56 6s2tRVWC
>>43
調子こいてんじゃねーぞ無能が 氏ね
ワケわかんねーんだよ二度と来るなボケ
>>65
すっげーイイよ!天才ってお前みたいなのを言うんだな!
あと6体もローゼンメイデンいるんだから残り6人の「俺」の話も当然期待してるぜ
82:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 07:47:38 JWg7K9ra
>>65乙。
しかしそんなにベタ誉めするほどのSSか?
もちろん書き手は悪くないし、大変GJなのだが。
読み手のレベルが下がったのか、単に過去スレのSSを読んでいない新しい人たちが多いのか。
83:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 08:22:35 6s2tRVWC
質の低い過去SSなんてどうでもいいし大事なのは今だ
65はSS書き始めて2回目らしいじゃねえか、それでこの腕前は天才だろうが?
84:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 09:20:18 DdAl6MrJ
>>77
シリアスものに飢えていたところだ。GJ!
>>82
出来は悪いが、感覚の目で見れば問題ない。考えるな、感じるんだ
85:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 12:29:58 OSdjsA6I
>>77
こういう重いSSを待っていた!GJ!
続きに大いに期待。
>>82
何事にも流行というものがありまして。
今は>>83のように>>65氏のようなのが好きな読者が多いだけじゃないか?
そんな気にするほどのことでもないような。
あと、忘れ去られてる>>7-10!
早く続きを投下しないと蒼い子みたいに本当に忘れ去られるぞ。
86:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 13:54:43 9aXcfPED
消えてるから分からんのだけど、43って結局なんだったの?
目立ちたがりの自己厨宣伝?
>>65
自分が読んだローゼンSSの中では一番でした。
淡い気持ちと、切ない現実感が押し寄せてきて泣きそうになります。
是非また書いてください、待っています。
87:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 15:34:19 ezXVKSyC
昔ので言うなら、ピンクハウスのやつと翠マフラーのやつは良かったな
ジュンの性格変わってたけど、上手い心情描写だった
88: ◆xLJAc4vOZM
07/05/14 15:44:56 k5US6CPc
今までトリップ付け忘れてました(爆
うぉー!みなさん、お褒めの言葉有難うございます!!!自分には
もったいない言葉です(滝汗)涙が噴出すほどうれしいです!!!
>>71
正直、こういうレス待ってました!!w水銀燈らしくなかったですか。。。orz
>>58以降ですよね。。。絶対誰かに指摘されると思っておりました^^;
休みの内に完結させようと思っておりましたので、少々話が突っ走りすぎというか急ぎすぎたと思います。自分で読み返してみても
かなりこれはダメだと思いました。
もうちょっと、工夫次第で最後、面白く出来る余地があったなと後悔しております。。。
次回も、もし気が向けば何か書きたいと思います。
89:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 18:28:11 wSYJMDLY
43は
光の螺旋律の絵コンテ
90:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 18:30:03 OSdjsA6I
>>88
へー。やっぱりSS書きってのは褒めるばっかじゃ満足しないものなんだ。
具体的な評価や指摘も欲しいんだね。
そんな謙虚な姿勢にますます期待!
91:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 22:46:45 8/Pc388g
保管庫見れないよ?なんで?
64 名前: ◆vJEPoEPHsA [sage] 投稿日:2007/04/04(水) 07:29:44 ID:ypwhmDEY
URL貼り忘れていました、すみません。
URLリンク(library.s12.dxbeat.com)
92:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 22:51:10 8/Pc388g
>>88
そういうことでしたか…。
何でも終わりが一番難しいんですよね。
次は焦らずじっくり練って書いてみてください。
期待してますよー
93:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 23:13:51 OSNTfozF
>>88
GJだ!
もう一回、シリーズの一番最初から読んで泣いてくる。
ちうか、新しいシリーズをぜひとも書いてほしい。
さっきも書いたが、俺はアンタのSSのためにこのスレに来てる。
正直言って、原作者に承諾得て、正式に執筆するのを奨めたいくらいだ。
もう一度言おう。
GJだ!!
>>89
ウソはいけない
43はウィルス
94:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/14 23:32:23 u6xWgdeK
俺もそう思た。
話のなかにもあったが、リアルにアニメ3期は>>88のSSでいいと思うw
95: ◆vJEPoEPHsA
07/05/15 01:19:44 vUfxNYBS
>91
なんだか保管庫(で使っているサーバ側)に問題発生しているようです。
X-BEATのトップにも行けなくなっていてよく分からないのですが、
今のところURLの一部を dxbeat.com → x-beat.com と置き換えるといけるようです。
サイト内は相対リンクで結んでいるので多分大丈夫だと思いますが、検索エンジンは使えなくなっています。
FTP接続も不可能なので修正することができなくなっています。
面倒ですが、スレごとのまとめリンクから閲覧してください。
96:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 02:11:26 b2crb44s
>>88
あんまり読み込んでないが、一応それなりに読んでの感想
確かに上手い、すんなり読めるし、つくりも面白い
でもちょっと気になるのが。
まずみんなが言う銀さまの心理。微妙に違ってね?
あと主人公の心理。はっちゃけたり気にしたりどっちだよと。もう少し脈絡もてと。俺らと同じ人間なんだから納得できる行動してほしかった。ちょっと?って感じ
あと、最後はどうやら作者とくっつけてるようだけど、そういう書き方するんなら特に意見とか求めるよりは放置のほうがよかったんではないか?と
それのほうが余韻があってよかった
フレンドリーな作者もいいが、作者の行動や言動、その見解自体が作品に影響することもあるのでね
そんなとこ。個人的な疲れもあってあんまり読み込めない・誤解があるかもしれないけど。辛かったらスマンね
97:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 04:29:40 ZTXMddEB
>>88
スレリンク(anichara板:416番)
これの続きはもう書かないの?
98:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 06:47:16 S6akdpZm
>>93
それは俺が別の職人に対してしたレスと同一内容だw
保管庫タイトルで『お見舞い』の職人さんに対して、したレスだ。
俺のレスを盗作しやがったな?!とまでは言わんが、レスや感想くらい、自分の言葉でしようぜ。
それが職人さんに対する最低限の礼儀だと思うが。
99:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 07:13:14 F0GnijP6
今>>98がいいこと言った!
100:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 12:36:05 mJvmNl3j
>>96殿のお手本を見たいですな
101:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 13:03:21 RDA5yZPL
>>100
ナンセンスの極み。
SSの批評はSS職人しかできないのか?
102:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 18:24:01 0QZIfxrS
そんなことより二階堂流麗だ
103: ◆xLJAc4vOZM
07/05/15 19:07:51 BjmU1jB0
>>96
なるほど・・・確かに言われてみればそうですね・・・
貴重な批評どうもです^^
>>97
途中ですが、今のところ書く予定は無いです。
多分、この続きを書いてもあまり面白くないと思うので^^;
104:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 21:51:26 dzoRThVH
とりあえずうPしときますね
世の中には不思議な事がある。
例えば人形が意思を持ち、人間と同じ様に振る舞い、話したり、物を食べたりと。
そう。
そんな事はあり得ない話だ。
本当なら。
しかし、だったらこんな事だってあり得ない話であるべきだ。
こんな・・・こんな事は。
・
・
・
「はぁ・・・いよいよか・・・」
桜田家の長男、桜田ジュンは学校の制服の襟に指をいれ、
窮屈そうにこね回しながら緊張した面持ちで玄関に座り、靴を履こうとしていた。
「何だったら私が付き添ってやってもいいですよ?」
すぐ側で、緑色のドレスに身を包んだ
二つ分けの茶褐色な長髪の人形がニヤニヤと笑みを浮かべながらジュンに話しかけてきた。
ローゼンメイデンと呼ばれる不思議なドールの第三女、翠星石である。
「バカ言うな。子供じゃないんだから。それにどこの世界に人形に保護者してもらう中学生がいるんだよ」
むすっとした顔で翠星石の言葉に言い返すジュン。
その後ろには鮮やかな濃赤のドレスをまとった、金髪のやや幼いドールが見守るような笑みで彼を見つめていた。
此方はローゼンメイデンの第五女、真紅である。
「そろそろ巴が迎えに来る頃ね・・・ジュン」
「やっぱり来るですか、あの精神注入棒女・・・」
真紅と翠星石がそう言いながら玄関のドアを見つめた。
彼が引き篭もりからようやく立ち直り、そして今制服をまとって、復学の為にこの扉を開けようとしている。
真紅の心には感慨深い物があった。
翠星石はあまり面白くなさそうである。
「お、お姉ちゃん・・・おねえちゃん・・・ううぅ」
「なっ、泣くなよ姉ちゃん・・・大丈夫、もう僕は逃げたりなんかしない・・・
みんなが居てくれたから、お姉ちゃんが居てくれたからこうして勇気が持てるようになったんだ」
感激のあまり よよよ と泣きそぼる姉、のりの肩に手をおいて力強い笑みを見せるジュン。
「ジュンくんっ!」
「よせっ離れろっ、抱きつくなッ!」
精神的に力強く成長した弟に感激して抱きつく姉に、何やってるんだと言わんばかりに
「もう巴がそこまで来てるですよ~・・・」
105:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 21:52:57 dzoRThVH
翠星石は白け顔で二人に話しかけてきた。何故か手にはモンキーバナナを持っている。
そこにジュンの幼なじみ、柏葉巴が玄関の扉を開けて朝の挨拶をかけてきた。
幸いクラスが一緒な上に、前々から徐々にジュンが復学出来る手はずを整えていてくれた彼女。
今回こうして一緒に登校して、ジュンの精神的圧迫感を和らげていこうとしてくれていた。
「おはよう、桜田君。・・・準備は・・・も、もういいの?」
「あ、ああ お、おはよう。姉ちゃん離れろって」
「あはは。ごめんね巴ちゃん、お姉ちゃん感激しちゃってついジュン君に」
「ジュン、いよいよあなたが本当の一歩を踏み出すときが来たわね。
この真紅のミーディアムらしく、気丈に振舞っていれば大丈夫。貴方ならそれができるわ」
「ま、翠星石も応援していてやるですから、 モグモグ 一発ガツーンとかましてきやがれです ムグムグ」
「ああ、ありがとう二人とも・・・って何食ってんだよお前・・・」
みんなが話する中、一人だけ緊張感無くバナナを頬張ってる翠星石にジュンが呆れ顔で尋ねた。
何故か翠星石はバナナを咥えたまま、ちょっぴりいやらしい笑みでジュンを見つめて
「べふにぃ・・・ふゅんふぉふぁんふぉくふぁふぇるふぁめをふぇんふゅうふぇふ」
まともに話すと放送コード断裂破砕な内容の言葉を喋っていた。
翠星石が何を言っているのか把握できない巴、のり、ジュンは首をかしげているが、
真紅は顔を赤くして猛然と翠星石に抗議しだした。外観は少女、中身は熟女の真紅ならではの明快な思考解析である。
「あ、朝から何を言ってるのあなたはっっ!!
大体抜け駆け無しって言ってきたのはあなたなのに何でジュンにそんな破廉恥な」
「あのぉ・・・真紅・・・何話してるのかわかんないけど、僕もう行くよ」
「桜田君の事は心配しないで下さい。私が・・・ついていますから」
「あ、ええ。よろしくね巴ちゃん」
二人のドールの良く解らないやり取りに別れを告げるべく、
ジュンは巴と一緒に玄関を出ようとしていた。
「よっし!行ってこいですぅーー!!」
「ぅわっ!?」
「ジュ、ジュンっ!!」
106:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 21:55:38 dzoRThVH
バナナを食べ終え翠星石が放ったその皮が、ものの見事にジュンの足もとに滑り込み
彼は見事に後ろ向きに倒れこんだ。ベタなギャグでもここまでクリーンヒットはしない。
「いっ・・・たたたた」
「だ、大丈夫ですか・・・ちょ、ちょっとした冗談だったですのに、
まさかここまでベタにヒックリこけやがるとは思わなかったです」
「っっ・・・翠星石っ!!あなた最近ジュンに対する度が過ぎるのではなくて!!」
その瞬間、辺りが凍りついた。
「え?!」
「し、真紅?!」
「じゅ、ジュン・・・君?!」
「な、何?」
「な、何だよ・・・」
「「って えーーーーーーーーーーーーー!!??」」
「どどど、どうなってやがるですか!?」
「ちょ、ちょっと二人とも??」
「どっどういうこと?!ジュン君が真紅ちゃんで真紅ちゃんがジュン君?!」
説明せねばなるまい。
翠星石の放ったバナナの皮で滑ったジュンを庇おうと、とっさに真紅がジュンの背中に回ったまではよかったが
当然身体の大きさが違うため支えきれる筈も無く、そのまま倒れこんでしまったのだが、
その時真紅のおでことジュンの後頭部がぶち当たってしまい・・・魂が入れ替わってしまっていたのである。
まさにローザミスティカの存在を否定するかのような不可解なトリック。
「あああああああああ」
「あああああああああ」
真紅とジュン、二人仲良く _| ̄|○; このように膝を突いて喚く様を、
三人の女性達は顔を引きつらせながら、気が遠くなる思いで見ているのだった。
107:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 21:57:37 dzoRThVH
多分続きますんで、また今度。
108:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 23:09:33 qDZ83kJI
>>107
いらね
そんなのよりこの人の続きが気になって仕方が無い
早く書いてほしいもんだ。
スレリンク(anichara板:3-15番)
109:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 23:25:24 BeqsCHN4
>>98
あれに>>93みたいなレスの価値があるのか?
ダラダラ長いだけで締まりの無い話じゃないか
しかもセリフの使い方がおかしいぞあれ。
セリフの「 」の中にまた( )の入れてるのなんか見たこと無いし
どう考えたってイレギュラーだろ、素人SSにしても文体が酷過ぎる。
最後も変に説教臭い終わり方でゲンナリしたよ
アリス云々語るんじゃねえってな。
110:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 23:35:28 b2crb44s
妙に殺伐
111:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/15 23:44:41 3OLituWs
>>109
長文読めないDQNですかw
112:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 00:13:40 xOo8GciP
>>107
同人誌のネタ乙。
113:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 00:21:26 ohrY1aw+
>>103
新作待ってるよ
>>107
つかもう書くな低脳文章のクズ野郎!wwwwwww
114:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 00:37:11 VuIGM5NU
>>112
kwskってか>>107って同人のパクりなの?最低だな
115:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 00:44:30 xOo8GciP
>>114
スマン、語弊があったかもしれん。
でも確か、真紅とのり、雛苺と水銀燈、翠と蒼、Jと金が入れ替わるやつを見たことある。
116:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 01:00:30 VuIGM5NU
>>115詳細snks
何にせよ>>107はもう書くの止めた方がいいな
ほんとにパクってるのかも知れないし
これ以上書いてもお里が知れるってもんだ
117:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 02:24:57 86NaNtbq
最近、新しい読者が増えてきた気がする
やっぱり本家が終了したからかな?
まぁ何であれ嬉しい限りですな
118:98
07/05/16 04:36:27 aJSrcoRV
>>109
おまい、話の論点が完全にズレてるぞ?
俺は>>93に対して、感想やレスは自分の言葉でしなよとは言ったが、別におまいや他の連中に対し、
俺と同じ感動を持てとか、俺の感想に強制的に同意しろなどと言った覚えは全くないぞ。
そういう風に取れる表現もしていないと思う。
どんな感想や感動を持とうが、それは個人の自由だろ?
もちろんおまいがそういう感想を持つのは、おまいの自由だ。
だけど俺におまいの批評や感想や意見を押し付けたって意味はない。
どうしても言いたいなら職人さんに対して言う事じゃないのか?
長文スマソ。
119:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 12:54:10 7HgghaOJ
>>109
もう少し穏やかに書けないものでしょうか?
確かに、ここでの発言は基本的に自由です。
しかしその自由は、発言が与える周囲への影響に対する責任が付いてくることを忘れないでください。
どういう感想を持ってもそれは貴方の自由ですが、評価の押し付けともとれる書きようや、
いちゃもんのような挑発的な批評の書きようはいかがなものでしょうか。
貴方の>>109のレスを、当時あのSSを心待ちにしていた読者たちが読んだらどう思うか考えましたか?
彼らとの論戦を望んで書かれたのですか?ここで論戦するとスレの雰囲気がどうなるか考えて発言しましたか?
書き込む前に少しでもそういうことに思いを巡らせましたか?
論調からして>>83も貴方でしょうか。違っていたらごめんなさい。
しかしあのように他のSSの職人さんを十把一絡げにけなすレスをされてまで、
自分のSSが褒められることを望む職人さんはいないでしょう。
そもそもSSの批判は>>118さんが指摘されている通り、SSの職人さんに直接向けられるべきではないですか?
批判が悪いとは言いませんし、むしろそれを望むSS職人も多いので大いに結構だと思います。
しかし批判するにも書きようというものがあるのではないですか。
SSスレは互いの価値観を発表しあう場である以上、どうしても衝突が起きやすいし荒れやすいものですが、
だからこそ互いを尊重する姿勢は持つべきじゃないでしょうか。
私の指摘は自分でも大袈裟だと思いますし、わざわざ事を大きくせずに見過ごしても構わなかったとも思います。
貴方にとっても間違いなく大きなお世話だとは思います。
しかしここ最近、特定の職人ばかり擁護して他の職人を排除するかのようなレスが目立つなど、
雲行きが怪しくなってきているのは看過できませんでした。
ですから、他にも該当者はいるようですが、敢えて発言が目立つ貴方を槍玉に上げさせてもらいました。
長文お目汚しすみません。
>>115
それを言ったら、◆xLJAc4vOZMさんのSSだって類似のSSがありますよ。
>>118
激しく同意します。
120:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 13:43:42 0eKosg62
晒しage
121:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 15:19:23 aHDspwJH
一転、糞スレ化したな
122:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 15:33:14 xNx5mwO+
>>107
続きに期待してます。
しかしスレの雰囲気が変な感じになってるからローゼンSS総合の方にでも投下し直したほうがいいかも。
123:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 18:53:24 XIiy3hWo
>>121
どの辺りから?
124:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 20:53:59 VedIeOTP
巴が雛苺と契約を続けていたと仮定しての小ネタ
とあるファミレスに中学生とおぼしき少年と少女が座っている。
注文はドリンクバーとデザートが少々、それだけでかれこれ30分以上はいるだろうか。
この若さにして将来を誓いあった仲なのか、お互いの左手の薬指には
薔薇をかたどった同じデザインの指輪がはめられていた。
しかし、二人の間に流れている空気はとても恋人同士のそれではない。
二人とも沈黙を続け、少年は落ち着きなくコーヒーを何度も口元に運んでいる。
少女の方は俯きながらテーブルに指で「の」の字を書いている。
まるでこれから別れ話でも始まりそうな、そんな重苦しい雰囲気だった。
「あの、これ…」
つと、少女が重い沈黙をやぶり、まるで離婚届けでも差し出すように、少女は鞄からおずおずと書類を差し出した。
「私の口からは何も言わないから、これで察して…」
まさかこの齢にして結婚していたのか、いやまさか。
興味本位の野次馬が見守る中、少年が口を開いた。
「…っておい、これ」
その紙はなんのことはない、ただの宿題のプリントだった。
「こんなもん届けるためにわざわざファミレス来てこんな雰囲気つくる必要ないだろ!
普通に渡せよってゆーかいつも通り図書館で会えばよかったじゃないか!
じゃなきゃウチに来てくれれば雛苺にも会えたし!」
「ごめんなさい、これ渡すの忘れてて…今まで渡すタイミング逃しちゃってて」
「答えになってなーい!っていうか僕柏葉にまで突っ込みたくないんですが!」
「そんな…ひどいよ、桜田くん…私だけのけ者なんて」
「確かにお握りに苺入れたりとか、天然かましてた時もあったけど!
そんなキャラじゃないだろあーた!」
オチはない
125:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 20:58:59 oka86dSp
なんで契約したままなのに苺がジュンの家にいるの?とつっこんでもいい?
126:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 21:57:47 79Ei5ox2
thfcー^^
127:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/16 22:39:49 ok/UH61D
>>124
いいタイミングでおもろいSSをw
素でワロタ。
128:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/17 08:55:15 3wecn9AN
前のスレで翠紅苺のSSを書いたんですけどどこが変でした?
初めて書いたから、反省して次に繋げてみたいと思って
129:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/17 10:18:13 /po0JIce
強いて言えば最後の名前で噴いた
まぁ楽しめるレベルだったと思う
130:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:18:49 OVHeD+Qc
>>77の続き
4
「…ダブルキル」
nのフィールドの中で、嘲る様な独り言が響く。そこは全体が薄暗く、廃墟しかない。
「…マルチキル。うっふふふふ…」
黒い翼を羽ばたかせ、銀色の髪、ダークピンクの瞳に、ナイトブルーのドレスと逆十字の柄が入ったオーバースカート。
ローゼンメイデン第一ドール・水銀燈が、自分のフィールドに無数に散らばっている
がらくたも同然な欠けた人形を相手に、破壊ゲームを楽しんでいた。
水銀燈の力によって無理やり意思を与えられた首や片手のない人形たちが、その命惜しさにフィールド中を逃げ惑っていく。
そんな彼らを自らの黒い翼の羽を使ってさらに粉々へとしていくのだ。
だが、これはあくまでもゲーム。無数に羽をとばしてやってただハチの巣にするのではつまらない。
水銀燈は自分の翼のうち、たった二本を取り出して手に持った。
狙うは二人仲良くそろって廃墟の道を逃げ惑う哀れなジャンクたち…あの二体だ。
道の先はただっ広く、一見この道を逃げ進むには無謀に思える。しかし、ただ一つだけ希望がある。
道の途中、横に開ける細く目立たない道…そこへ入り込めば身を隠すことが出来るだろう。
だが、無駄な努力だ。
水銀燈は狙いを定め、二本の黒い羽をあの細い道の数歩手前のあたりへと飛ばした。
一瞬、それは見当違いな所に向かって飛んでいったかに見えた…
ところが二体の人形は身を隠すべく、方向を転じて垂直にのびる細い道へ向かい始めた。
あと少しでその道へと入り込めるというところで、
まるで全てを予知していたかのように後から黒い羽がまっすぐ飛んできて二体ともそれぞれ頭と背中に突き刺さった。
タイミングも位置も完璧だった。
「うっふふふふ…あったり。おばかさんたちったら、まるわかりよ…」
ゲームの勝者水銀燈が敗者を嘲笑った。
突き刺さった黒い羽は青い炎を発し始め、有無を言わさず人形達に燃え移り始めた。
二体の人形はもがき、最期の抵抗として必死に自分達が目指した細い道の中へ体を引きずろうとしている。
足は既に灰と化し地面を蹴れる代物ではなく、這って進もうにも次は手が崩れ落ち、いまや体を運べるものは完全に無くなった。
水銀燈はこの敗者のもがく姿が面白くて仕方がない。
二体の人形はついに原型すらおさめないがらくたの塊へと化した。
「またしてもダブルキル…うふふふ…」
水銀燈の世界におかれた人形達は、こうして日を追うごとにジャンクからジャンクへと化していった。
アリスゲームの為だ。水銀燈は思った。アリスゲームの勝者となり、自分という存在の創立主 - お父様に合うための、
これは破壊の練習行為だ。他のドール達よりも、自分には遥かに物を破壊する経験を多く持っている。
それに自分の力で作り上げた技と武器だってある。
これこそがこの水銀燈の強さであり、お父様への愛でもある…
131:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:20:28 OVHeD+Qc
5
自分こそがアリスに一番相応しい。
アリスゲームの為になることもせず、保守的な他の愚かなドール達とは違う。
「……チィ」水銀燈は舌打ちしてがらくた人形を足で踏み潰した。
また思い出してしまった。
どいつもこいつもローゼンメイデンの宿命であるアリスを目指すこと - お父様が理想とした完全な少女になることを -
忘れ、ジャンクを恐れアリスゲームを避け弱い者同士固まってじゃれ合うドール達の愚行を思い出すたび、
水銀燈は必ず軽蔑や怒りといった感情に苛まれた。
この愚行の先頭には…顔も思い出したくない…あの第五ドール…
自分なりにアリスゲームを制するとぬかしといて、実際していることはままごとだ。
アリスゲーム以外の道?
薔薇乙女同士で誰が一番アリスに相応しいのか仲良く話し合いをするくらいのことしか思いつかない。
そしてどうせアリスに一番相応しいのは自分なのだ。
アリスへの執着が強い一方、普段から群れているドール達に真っ向から一人でアリスゲームを仕掛けにいく程、
水銀燈は自信過剰ではなかった。これまで、真紅のいない間に雛苺を人質に取って自分のフィールドにおびきよせたり、
翠星石と蒼星石の悪化した双子の関係を利用してローザミスティカを迫ったり、邪魔な媒介を夢の中に閉じ込めたりした。
結果としては…いずれも失敗した。あいつらの結束は想像以上に固い。そしてあいつらは相も変わらず…保守的だ。
おかげで、アリスゲームは全く進行しない!ただ一人のジャンクすらでていない!
いや…。
過去にジャンクとなった者は出た。最も認めたくない、最もアリスに相応しいはずだった者が。
私は一度、真紅に負けた。そして、ジャンクに…
あの様なアリスへの志半ばなドールに!この水銀燈を倒しておきながら、結局ローザミスティカを奪うこともしなかった。
どこまで私をばかにすれば気が済むのか!
今こうして左手で人形を握り締めながら真紅への殺意を込めている事が出来るのは、
お父様が私を直してくれたから。
一度アリスゲームの敗者になったにも関わらずお父様が私を直してくださった意図は明らか。
お父様は真紅のやり方に呆れられたのだ。
水銀燈には自然とお父様の声が聞こえたかようだった。
- アリスを完成させられるのは水銀燈、お前しかいない - 。
突然、左手の指輪が意思とは関係無しに紫色の光を発し始めた。「な、なぁに?」水銀燈は困惑した。こんなことは初めてだ。
「メイメイ」同じく紫色に輝く小さな光の浮遊体 - 水銀燈の人工精霊が駆け飛んできた。
人工精霊は今指輪が光っていることの意味を伝えた。
ミーディアムの命が危険に晒されている。
132:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:21:20 OVHeD+Qc
6
「誰かぁぁ!誰か助けて~!」
とある部屋の中で、極めて危険な状況に晒されている者が叫んだ。
「放せって!ほどけー!!」
不登校の少年 - 桜田ジュンが、ロープでぐるぐるに縛られて湯の溜まった風呂の湯船へと落ちそうになっている。
風呂場の隅に放置されており、その位置はかなりきわどい。
「あぁっ、すっかりチビ人間のこと忘れてたです」
階段を降りていくさなか、翠星石がジュンの声に反応して風呂場へと向かった。「チビ人間!生きてるですか!?」
「死んだ方が良かったか?この性悪人形!いやここまでくると悪魔人形だな!さっさとほどけー!どういうつもりだアー!」
「この前と同じことですよ」翠星石は微笑を浮かべて言った。
「私達ローゼンメイデンは契約したミーディアムに危険が迫ると反応するです。
そうやって真紅を起こそうとしたちゅー訳ですぅ」
「真紅!?」ジュンはいつもより目覚めの遅い真紅を今朝から気にかけていた。「それで真紅は起きたのか?」
「さっき起きて私より先に階段降りてったですよ」
「そ、そっか…よかった…って、、あ、あんにゃろうー!僕がこんなにも叫んでいるっつーのに無視しやがったな!!」
翠星石は吹き出した。「この調子だと真紅はチビ人間の危機に反応して起きた訳じゃなさそうですぅ!無様なヤツですぅ!」
「わ、笑ってないでほどけよ!!もういいだろー!」
「しゃーねーなー、救ってもらえない哀れなチビ人間に少し慈悲をかけてやるですぅ」
「くっそぉー…ほんとのほんとに覚えてろ呪いの性悪人形…」
「何かいったですか?チビ人間」翠星石は手をかけたジュンを少し湯船側に揺らした。
「わああああああ!なんでもない!」ジュンは青ざめた。殺される!恐怖で口が硬直する。「なんでもないから…ほどいて…」
「はぁ、もうやめなよ…翠星石…」蒼星石が呆れ気味な表情で部屋の入り口に立っているのが目に入った。
とめにくるのが若干遅い!
133:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:23:29 OVHeD+Qc
7
水銀燈は自分の契約したミーディアムである柿崎めぐの病室へと窓からかつてない程勢い強く飛び込み、
ガタガタとガラスが揺れた。
ミーディアムの身に危険が迫っている。
ところが、目に飛び込んできたのは、思っていた程悲惨なものではなかった。
ミーディアムは、呼吸器をつけられ何人かの白い服をきた人間の女に囲まれて、
聴診器の先端チェストピースをあてられたり、そばになにやらの機器を持ち込まれたりしている。
当の本人は苦しげにもがいていて、呼吸すらままなっていないように見える。
だがこんなことは生まれつき病弱な自分のミーディアムにはよくあることだった。
「メイメイ。これ位のことでこの私を呼び起こしたとでも?」
水銀燈は問い詰めたが、人工精霊はただあちこち宙を舞い続けるだけだった。水銀燈はため息をついた。全くの無駄足だ。
ゆっくりと窓から飛び降りようとしたとき、突然同じく白い服をきた男がめぐの病室に押し入ってきた。
「一体どういうことなんだ!原因は?」
「全く分かりません!先生、このままでは心臓の細胞が死滅していきます!かなり危険です!」
「とにかく今は特効薬の投与だ」男は叫んだ。「さあ運ぶぞ。ぐずぐずするな!」
心臓。それは人間にとって最も大事なもので、めぐは生まれつきそれに欠陥があると話していた。
一連の会話からして、人工精霊は正しかったらしい。
めぐの命は危ない。
水銀燈は運ばれていくめぐを窓から振り返って凝視した…すると、一瞬、めぐと目が合った。
ベッドを運ぶ白い人間達に遮られてその姿は見え隠れする。
めぐは左手を看護士の間から突き出させ、息もままならない状態で"それ"を必死に水銀燈に見せようとした。
左手に嵌められた、契約の指輪を…
水銀燈に考えられるめぐの意図は一つしかなかった。"私の命を使って"。
病室の外まで運ばれるまで、めぐは左手を差し伸ばし続けた。そして…今、水銀燈の視界から消えていった。
「おばかさんね」水銀燈は一人静かに呟いた。「あなたに都合のいいように…アリスゲームは始まらないのよ」
今はどのドールも眠りについているだろう。そんな状況下でのアリスゲームはあり得ない。
「メイメイ…あの子、これから死ぬの?」
人工精霊は未来のことは分からないことをマスターに伝えた。
「そう…そうね。おばかさん」
水銀燈は病室の窓から下にあるコンクリートの出っ張りに腰掛け、満月の夜空を見つめた。
驚くほど自然に、心の中に歌が流れ始めた。それはもう聞くことの叶わないかもしれない、ミーディアムのよく歌っていた歌が。
…からたちの花が咲いたよ
白い白い花が咲いたよ
からたちのとげはいたいよ
青い青い針のとげだよ
からたちは畑の垣根よ
いつもいつもとおる道だよ
からたちも秋はみのるよ
まろいまろい金のたまだよ…
134:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:26:11 OVHeD+Qc
8
「ヒグマ卿、あなたが犯人だな!?もう逃げ場はないぞ!」
「よくぞ見抜いたな、くんくん探偵。噂どおりの素晴らしい推理力だ。だが、私は止められぬぞ。無駄なあがきはよしたまえ」
「そうはいくものか!」
真紅はいつものようにソファーに腰掛けてくんくん探偵を見ていた。割と本格的なサスペンス人形劇だ。
隣でも、第六ドール・雛苺が緊迫した顔つきでテレビに夢中になっている。
「真紅~!!おまえェェェ…」ブルブルと怒りで体を震わせながら真紅の契約したミーディアムであるジュンが部屋に入ってきた。
真紅はミーディアムのことを下僕と呼び、水銀燈は糧と呼ぶが - ローゼンメイデンと契約してミーディアムとなった人間
の役目はどれも同じである。ドール達がアリスゲームへ望む為の力を分け与えること。それは人間の命を削られることも意味する。
にも関わらず、桜田家の少年ジュンは力を三体分のドールへと提供している。
彼は最初は真紅達をを悪夢の人形だとか呼んだが - ドール達の宿命アリスゲームのことに触れ、次第に心を動かし始めた。
いままで食事を共にしたり、家の床に落書きをしたり、醜悪な料理を作ってくれたりした
ドール達の姉妹が、アリスゲームで戦い左手をもぎ取られたり水晶に串刺しにされたりすることに心を痛めてくれたのだろう。
真紅はそんなドールを気遣ってくれるジュンをミーディアムとして正解だったかもしれない、と思っていた。
まだまだ家来として教育してやらねばならないところは多いが。
「ううっ…これはまずいぞ…」
「フッフッフッ。だからおとなしく逃げていけばよかったものを。くんくん探偵!」
「わあああっ!」
「ぬっ!?これは!」
「大丈夫です!くんくん、私がついています!」
「あ、あなたは…キツネ婦人!」
「フっ!たかが女一匹で…この私に敵うと思うか!」
ち、違うわ!真紅は思わず心の中で叫んだ。くんくん、キツネ婦人こそ真の黒幕よ!騙されないで!
「しんくぅぅー!!」
「えっ?」
再び自分の名前を呼ぶ超えに真紅は我に帰った。
「なーに?ジュン」
「僕の声が聞こえなかったのか?」
真紅はかぶりを振った。「あら?何か言ってたの?聞こえなかったわ」
「あのなァ!僕はさっきあの性悪人形に…」
そう言い出すと同時に、翠星石が声高に笑い出した。「おーほほほほ!私はただ眠りから醒めない真紅を気にかけたチビ人間に
協力してやっただけですぅー!そしてミーディアムを危険に晒して真紅を呼び起こそうとしたですよ感謝するです人間!」
「だ、誰が感謝なんかするかー!」ジュンは翠星石に今にも飛び掛りそうな体制を見せた。
「あら、そう?私を心配してくれていたのね」真紅は微笑んだ。
「でもホーリエが翠星石はジュンに危害を与えられるはずがないと言っていたわ」
翠星石は顔が急に火照った。「ななななな、何を言うですかっ冗談はやめろです!わわ私がこんなチビ人間一匹その気になれば…」
「フフ、嘘よ」
「きぃぃぃ!こいつぅせっかく私が心配して…はっ」翠星石は急にジュンに見やった。「何こっち見てやがるですか人間!
私はべべ別に、本気になればいつだってお前みたいな長所のない人間なんかボコボコにしてやれるですぅ!うぬぼれるなです!」
そう言うなり翠星石はジュンにけりを入れた。
「いってええええ!僕は何もしてないだろ!おい、いい加減にしろオ!!
僕だってお前みたいな性悪人形本気になればいつでも捨て…あ…ん…?」
ジュンは翠星石が突然黙り込んで後ろ向きにうつむいているのに気が付いた。
「いや…えっと、冗談だって…」
翠星石は突然向き直って二発目の蹴りをいれた。「いってええええええええ!」
「ふんっ」そういい残して、翠星石はリビングから出て行った。
135:Rozen Maiden LatztRegieren I:余命 Remained Life
07/05/17 22:28:50 OVHeD+Qc
丁度そのころ、真紅はくんくん探偵を見終えた。今日のくんくんも見事な洞察力を発揮し危機を脱してのけてくれた。
「私、ジュンの部屋でお絵かきしてくるの~!」くんくん探偵に満足した雛苺は二階へと駆け上っていく。
一方真紅は次に何をするか一瞬だけ考えたあと、ソファーから立ち上がった。
「ジュン。紅茶を入れて頂戴。」
「お前ー…。」ジュンは蹴られた痛みから床をころころ転がりながら叫んだ。「悪魔かあ~!」
「全くほんっとにこういうとこは成長しない家来ね。はやくしなさい」
ジュンをステッキで突きながらそういい終えたとき、家のチャイムが鳴った。
「くっそぉーどいつもこいつも。今いきまーす!」
ジュンが扉まで何とか痛みをこらえて辿り着いて扉を開けたとき、
第ニドール・金糸雀を抱えた草笛みつが涙目に玄関前に立っていた。
「桜田ジュン君…助けて…あなたしかいないの。金糸雀が…金糸雀が動かなくなっちゃったの…!」
136:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/17 22:40:08 70qpF/4n
>>130-135
こーいうSSを待ってた!
GJ!感想は全部終わってからにさせてもらうよ!
長くなりそうだけど、根気良く続けておくれ。
137:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 02:46:12 EIBqiGg/
一気に過疎った
138:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 03:09:57 B7gG1JY4
馬鹿野郎お前を一人にはしねーよ
139:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 07:54:37 aSZl94y1
ウザいガキが来なくなって、このスレも元の落ち着きを取り戻したね。
案外、過去SSをけなしてたレスも、露骨に一人の職人を贔屓していたレスも、
その職人の自演だったのかもな。
おっと、こんなこと書くとまた長い説教が来るかなw
140:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 13:12:42 isrzpaq7
やっぱりな俺も何故あんなSSが賞賛されるのか不思議だったぞ
141:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 13:25:22 1C890hGh
あの不自然なレスも、自演だったとしたら頷けるな。
142:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 16:46:54 xxmaKKkA
>>140>>141
自演乙
143:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 17:25:12 aSZl94y1
>>142
自演厨の作者乙
144:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 18:00:32 B7gG1JY4
頼む後生だお願いだ空気を悪くしないでくれ
145:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 18:07:44 twNVUfBN
むしろめちゃくちゃ悪くしようぜこのクズどもが
146:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 18:23:32 1C890hGh
>>145
ウザッ
147:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 18:42:52 isrzpaq7
>>146
原因が何か言ってるwww
148:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 18:46:24 EIBqiGg/
キリが無いから言い争いはここまでだ
149:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 19:14:09 Vbnk+TR9
うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ
うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ
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150:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 20:28:47 KWhRHW0Z
同人ネタといえば、オイラも色々考えていたけど
あんまりだ…と思って没にしたアイデアw
1.捉えられた薔薇水晶が樽に頭だけ出して放り込まれ
剣を持ったドールズ達がその廻りを踊り狂って一人一人剣を樽に刺して行く
題して『薔薇水晶危機一発』
2.腹部のない水銀燈のゼンマイは、実は頭に付いていたという衝撃の事実
その事実に「パクリは許せない」とばかりに戦いを挑んでくるぜんまい侍
題して「水銀燈VSぜんまい侍~だんご屋の決闘」
151:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 20:43:27 twNVUfBN
どこの同人作家か大分絞り込める内容だな
152:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/18 20:55:02 VSWNm+UN
ぴんぽ~ん
「おっ!届いたな」
「なにが届いたのJUM」
「よう辛苦!いろいろな怪我を未然に防止できるメガネさ!これでもう(いろいろな意味で)痛い思いをすることはない!
逝ける!学校に逝けるぞワハハハハハ!」
「まあ素敵ね早速かけてみなさいな」
「そう慌てるなって今かけ・・・痛あっ!」
「ど、どうしたの!?JUM!?」
「メガネの柄が目に刺さった・・・」
ごめん
153:SUPER SIZE SHINKU 01/10
07/05/18 23:50:36 82sDwRU5
「お~い真紅起きろ~。 半年振りにBIRZの仕事だぞ~。」
ガチャリと部屋のドアを開ける。 ぶよん。 柔らかい感触に突き当たった。
「きゃっ! ちょっとジュン、どこを触っているの! 偶然を装って、いやらしい淫獣ね!」
……。 ぶよん。 ぶよん。 目の前の謎の物体がプルプル揺れる。 肉である。
ごしごし。 目を強くこする。 まず自分の視覚を疑うあたり、泣けるほど良心的だ。
ぷにっ。 指先をめりこませた。 やわい。 微妙に嬉しくない弾力だ。
「いやっ! 何をする気!? まさか人間に相手にされないからって、この私に欲情……」
「 鏡 見 ろ や !!! 」
怒りに任せて声を荒げた後に、自分の心無い一言に気付く。 見れるはずがない。
気まずいながらも、さりげなく上下左右に視線を走らせる僕。 全長ゆうゆう2メートル。 全幅余裕の4メートル。
「スパーサイズ真紅……。」
真紅はデブっていた。
「フン、BIRZの仕事も久し振りね。 私みたいにギャラが高いスターはそうそう呼べない羽振りのようね!」
上機嫌で紅茶に口をつける真紅。 ゴキュッ。
「おかわり。」
一口で飲み干しやがった。 遠近法はありあまる肉に無力化され、ティーカップはさながらお猪口のごとし。
半年近くに及ぶ無職生活は、真紅をボロボロ……もといブヨブヨに蝕んでいた。
「な、なぁ真紅。 お前ちょっと太……いや、ポッチャリしちゃったんじゃないか?」
傷つけないよう遠回しに言ってみる。 今の真紅がBIRZに載った日には、僕らみんな路頭で迷子だ。
「な、何ですって!? 卑しい下僕の分際で何て口を聞くの? もういっぺん言ってみなさいよ!
誰が鏡餅よ? 誰が冷奴よ? 誰がハンソロに一発でやられそうな顔してるってのよォーー!!」
「そこまで言ってねぇよ!!!!!」
真紅は自分の惨状をちゃんと把握していた。 あまりに悲痛なその叫びに、僕は思わず目を伏せた。
言葉のオブラートなんて、リアルオブラートの前では何の役にも立たないんだな。
154:SUPER SIZE SHINKU 02/10
07/05/18 23:51:32 82sDwRU5
「これが真紅……そう……。 これは脚本を変えなくてはいけないね……。」
蒼星石が呟く。 何気ない風を装っているが、顔面神経がビックンビックン脈打ってる。 クールキャラも大変だな。
雛苺はさっきからずっと無言だ。 真紅がのそりと動く度に、ビクリと僕の背中に隠れる。
明らかに知らない動物を見る子供の反応だ。 変わり果ててしまったけれど、アレは真紅なんだよ、雛苺……。
「なぜ? 普通に第7ドールと私の邂逅から始めればいいじゃないの。 私のピンチに注目が集まっているのよ。」
確かにそうだったのだが、今となっては言うまでもなく第7ドールの方がピンチだ。
あまりに戦闘力が違いすぎるというか、コイツめちゃ強そう。 そう言えばデビルガンダムに似てるな。
「うーん、君が太るという展開はどう頑張っても不自然すぎるよ。 いっそ主役交代した方がマシかもね……僕とかに。」
そう言って顔を赤くする蒼星石。 あるある。 いつもより少しだけ調子こいてみた時の居心地の悪さっていうか。
「ハッ! 貴女のような電波ポエマーには無理ね。 中学生日記でもあんなに転げ回れる神作品はそうそう無くてよ。
もし私が教師だったら、あの素敵ポエムはイラスト入りで全校掲示板に張り出してあげるのだわ(笑)。」
「それだけはやめてぇーーー!」
はっ。 思わず僕が叫んでしまった。 横を見ると蒼星石も屈辱に顔を真っ赤にしてプルプル震えている。
この攻撃で嘔吐しないとは、さすが呪い人形クール編。 僕なら(笑)で3回はいけたな。
「クリームに溺れて見る夢は……きっととても……甘いのだろうね。 いい詞ね。 貴女が考えたのかしら?」
「分かったよ! 分かりました! やめてください! ちょっと言ってみただけだろ!」
「いい~え、謝るこたないですよ蒼星石! それは素晴らしい名案ですぅ!」
ばこーん! ドアを勢いよく開けて性悪人形が登場。 胸を張る翠星石の影に、ドアと壁に挟まれた黄色いのが見える。
いたのか、えーと……カ……カ…………。 まぁいい。 やられキャラがやられただけの事だ。
「話は簡単です! 双子パートを増やすのです! 真紅と同じくらい私たちのヒキも注目されてますからね!」
「でも翠星石、僕らのエピソードは最初から入ってるじゃないか。 真紅パートの代案にはならないんじゃないかな?」
「だ、だからぁ、そこはほら、ローゼン一番人気キャラである私の、その……ろ、ロマンスとかどうですか?」
そう言いながら物言いたげにチラッチラッと僕を見る翠星石。
「なんだ性悪人形。 人気取りのために僕とロマンスするって事か? プッ。 プププ。」
皮肉っぽく言い返す僕。 無い無い。 いくらなんでも無理があるだろ。 しかし、今日の翠星石は一味違った。
もじもじ。 何を言い返すでもなく、服の裾をいじる様が何だかしおらしい。
155:SUPER SIZE SHINKU 03/10
07/05/18 23:53:10 82sDwRU5
あ、あれ。 調子狂うな。 何か言おうと口を開いた瞬間飛んできた言葉に、僕はさらに度肝を抜かれた。
「だっ、だからそう言ってるのです! ジュンと私との、心の触れ合いを描いてほしいのですーーー!!!」
ぽかーん。 うろたえるべきか。 冗談っぽく言い返すべきか。 怒るべきか笑うべきか泣くべきか。
完全にリアクションが取れずにいる僕。 い、いや、いつものコイツからして、このぽかんとする様を笑おうとかそういう……。
「い……イヤ、ですか?」
「そうではなく!」
即答してしまった。 イカン! 人間様の余裕を見せなければ。 こいつは人形……こいつは人形……。
「や、やっぱりジュン迷惑そうだから……。」
「思ってない思ってない思ってない!」
力答してしまった。 いつかも思ったけれど、綺麗な目。 それが今はうっすら涙を溜めていて。
それに見つめられていて、強情張る余裕もなくて。 思考が堂々巡りして、うまく頭が回らない。
「ちょ、ちょっと! 私の意向を無視して勝手に話を進めないで頂戴!」
「ローゼンはページ数が少ないですぅ! 今の真紅じゃ全容を描くだけで今月分が終わっちゃいますぅ!」
「餓狼伝はそれで立派に成り立ってるのだわ!!!」
「バキは成り立っていないです!!!!!」
ぐりん! 二人が突然僕の方を向いた。 その剣幕に思わずビクッとなる僕。
「ジュン。 翠星石たちのマスターはジュンです。 ジュンが決めてください!」
「フ! 愚問ね翠星石! ジュンはマスターである前に私の下僕よ! 結果なんて聞くまでも無いのだわ!!」
僕は途方に暮れて二人の顔を見回した。 耳までほんのり上気させた翠星石。 耳までむっちり肉の詰まった真紅。
翠星石。 桜色の頬、二色の瞳、瑠璃の涙。 真紅。 あんまん、食まん、カレーまん。 翠星石。 真紅。 翠星石。
「悪い、真紅。」
「 な ん で す っ て ェ ェ ェ ーーーーー !!!!? 」
真紅の絶叫が耳に痛い。 ごめん真紅。 ほんとごめん。 違うんだ。 外見で決めたんじゃないって。
だってほら、今日の翠星石、なんか凄いじゃん。 見た目じゃないよ。 心なんだよ。 マジマジ。 信じてくれよ、真紅。
「ジュン……。 真紅が落ち着くまで、私たちは他所に行ってる方がいいですぅ……。」
「そ、そうだな……。 真紅、ほんと違うから。 あくまでフィジカル面での差は考慮せず、純粋に……。」
翠星石を抱っこして、僕は気もそぞろにそそくさと部屋をでた。
156:SUPER SIZE SHINKU 04/10
07/05/18 23:54:01 82sDwRU5
「まぁ……過ぎた事はしょうがないし、落ち着いて話をまとめましょうか。」
「それがいいわぁ~……。」
「そうだね……。」
「うゅ~……。」
「かしら……。」
びゅーびゅーと風が吹き抜ける吹きさらし。 今回のリフォーム対象は桜田ジュンくんのお部屋です。
無機質だった味気ないお部屋が、ワイルドさ溢れる鬼押出に早変わり。 あなたも自然派ライフを満喫しませんか?
「水銀燈、まずは窓を閉めて頂戴。 風が温くて気持ち悪いわ。」
「真紅が壊しちゃったから無いわぁ……。」
八つ当たりでボコボコにされた水銀燈が、ひらひらと手を振る。
「蒼星石も気が利かないわね。 こんな時はみんなに暖かい紅茶の一つでも振舞うべきではなくて?」
「真紅が壊しちゃったから無いよ……。」
八つ当たりでゲジ眉を描かれた僕は必死にメイクを落としてる真っ最中。 ちくしょう、油性だこれ……。
「まったく、多少部屋を模様替えしたくらいでこの体たらく……。 貴女たちに美意識というものは無いの?」
「真紅が壊しちゃったから無……むぐぐ。」
必死で雛苺の口を塞ぐ僕。 八つ当たりで命を落とす妹なんて見たくないよ!
「……。」
「……。」
「それでは本題に入りましょうか。 平たく言えば翠星石の処刑方法についてだけれど。」
「あれあれ? カナがまだかしら? カナがまだかしら?」
「まったく、いつも天邪鬼な翠星石が直球ド真中で攻めてくるなんて完全に予想外だったのだわ。」
「今日の彼女は十分な勝算があったからあれほど大胆だったんだろうね。 だって、今の真紅って、ほら……。」
「あ゛!?」
「何でもないです。」
僕の臆病者、臆病者。 うう……僕の方が姉なのに。 もはや誰もこの大怪獣の暴挙を咎める事はできないのだろうか。
その時。 ばしん! 大きな音を立ててテーブルが跳ね上がった。 誰かが表面を強く叩いたのだ。
「真紅。 貴女の姉として、一言言わせてもらうかしら。」
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07/05/18 23:54:52 82sDwRU5
チッ、チッ、チッ。 秒針の音がよく聞こえる。 ちーん。 雛苺がティッシュで鼻をかんだ。
「やっぱり一族郎党皆殺しにしてあげるくらいが妥当かしらね。」
「う~ん、僕らも一族郎党だからね……。」
「あれあれ? なんで反応が無いのかしら? なんで反応が無いのかしら?」
パンッ。 渇いたカシワ手の音。 振り向くと、水銀燈が怜悧な瞳で真紅を見つめている。
「……真紅ぅ。 貴女の姉として一言言わせてもらうわぁ。」
「あら珍しい。 面倒見のとってもよろしい水銀燈お姉さまから、訓示の言葉を戴けるなんて。 明日は雨かしら?」
「確かに。 君からそんな事を言い出すなんて。 僕も、興味あるな。」
「聞きたいの~。」
「あれあれ? カナも同じ事を言ったかしら? カナも同じ事を言ったかしら?」
ふぁさっと髪の毛を払って、優雅に毛先をくるくる弄る水銀燈。 視線は毛先に向けたまま、気のない素振りで告げる。
「結局ねぇ、貴女は実力で負けたのよぉ。 自分を律する事もできずブクブク太った結果、オトコに捨てられたのぉ。
分かるぅ? 敵は自分だったのよぉ。 貴女は翠星石に負けたんじゃないの。 自分自身に負けたのよぉ~。
それなのに、さも自分が被害者であるかのようにヒステリー起こして当り散らすなんて……」
ビシィ! 鋭く真紅に指先を突きつける。
「醜いわよぉ! し・ん・くぅ~!!!」
「いったぁー!」
「水銀燈かっこいいの!!」
さすが水銀燈! 僕らに言えない事を平然と言ってのける! そこに痺れる憧れるゥ!!
「フッ、なんて無様なのかしら。 貴女はもう真紅じゃないわぁ。 そう、肉。 真肉にでも改名するのねぇ!」
「そこまで言っちゃうかぁー!!」
「もう水銀燈フィーバーが止まらないのーーー!!!」
凄いぜ水銀燈! 見事なまでの斬りっぷりに、僕らの熱狂はクライマックスへと向かって高まっていった。
ド グ ワ シ ャ ァ ッ !!!
グボッ、と嫌な音を立てて真紅が拳を引き抜く。 水銀燈はものの1秒で厚さ1ミリの押し花となった。
今更ながら正論の通じない相手に命運を握られている事を悟り、僕らはガタガタ震えるだけなのだった……。
158:SUPER SIZE SHINKU 06/10
07/05/18 23:55:44 82sDwRU5
「まったくこの菌類が……今度燃やした暁には、悠長に見てたりせずガンガン石炭をくべてやるのだわ。」
ペラペラになった水銀燈を見ながらぼやく真紅。 罪の意識って何だろう。
「しかしアレね……。 これだけ時間があっても帰って来ないなんて、あの二人……キメてるかもしれないわね!」
ブフッ! ペラ銀燈から頂戴したニュー・サン・キングを盛大に噴出す僕。
すっ、翠星石が? ジュンくんに、その……操を? ブンブンと頭を振って、変な考えを振り払う。
「あっ、あのね真紅。 常識で考えなよ。 いくら好き同士でも人間とドールだよ? それは無いよ。」
「どうかしら? ジュンは私のネジを巻く前に下着チェックをした生粋の淫獣よ。 きっと今頃二人は熱く抱擁を交わしてるわ。」
「ハハハ、無い無い。 おかしな想像して、二人に失礼だよ。」
「やがて翠星石は目を閉じ唇をかざして、ジュンの唇がたどたどしくそれを覆うのだわ。 心音と息遣いが二人の全て……。」
「いやいやいや、やめなって。 分かるでしょ? 本当マジメな話。」
「絡めた舌から唾液を嚥下し合う二人。 荒い息がリビングを満たす中、ソファに倒れこんだ二人は互いの服を……。」
「だからやめろって言ってんだろ!!! ぶっ殺すぞ!!!!!」
思わず憤怒の言葉が口をつく。 そしてすぐに後悔。 お父様、本当に申し訳ありません!
僕は激情に囚われて、薔薇乙女らしからぬ暴言を吐いてしまいましたぁ!!
「そうよ蒼星石。 それが当然の反応。 貴女はさっきから他人事のようにこの話を聞いてるけど……。」
バオッと指先を突きつける真紅。 風圧で僕の顔面がひしゃげる。 ほんと何者ですか貴女。
「このままでは、翠星石はあの生殖鬼のモノになってしまうのよ!!!」
「!!!」
核心を突かれた。 その通りだ。 ついさっき僕を苛立たせたもの。 それは、翠星石を誰かに取られるという。
嫉妬だったのだ。
「でっでも……翠星石はそれを望んでるんだ。 僕が口を出す筋合じゃない……。」
「お馬鹿ね、蒼星石。 いいこと。 確かに、意思を尊重して自由にさせてあげるのは一つの愛情だわ。
でもね。 間違っていたら間違っていると頬をひっぱたいてあげるのも、また一つの愛情なのよ。
…………ねぇ、手を貸して頂戴、蒼星石。 今の私には。 貴女の助力が必要なの。」
……。 僕はどれくらいの時間黙っていたのだろう。 1分? 2分? ひょっとしたらもっと。
やがて目を開いた僕は。 しっかりと真紅の手を握ったのだった。
159:SUPER SIZE SHINKU 07/10
07/05/18 23:56:36 82sDwRU5
「お前らの考えてる事は、全部まるっとお見通しだ!」
リビングでまったりテレビを見ながら、時間を潰す僕ら。 平和だ。 普通に平和だ。
翠星石もいつもより機嫌がいいからか、大人しい。 真紅には悪かったけど、たまにはこういう時間もいいかな。
「あー、面白かったです。 上田ときたら本当にケッサクですぅ!」
乗り出してた身から力を抜き、ぽふんと翠星石がもたれかかってきた。 んん。 さっきのさっきだし、思わず緊張してしまう。
でも。 頭のどこかでは、こんな展開を考えていたような。 それでいて、考えるな、とも考えていたような。
「ドラマ終わっちゃったですねぇ……。」
「う、うん……。」
心地いいような、居心地悪いような、微妙で神妙な空気が流れてる。 ま、間が持たない……。
「……ジュン。 その、どうせだから、次の番組が始まるまで、ば、BIRZの練習……とか。 するのは、どうでしょう。」
「へ。 レンシュウ? と言うと。 ……あ、あ、あー、練習ね。 い、いいんじゃないか。」
BIRZの練習と言うと、えーと、勿論ろま……ロマンポルシェ。 ではなく。 やっぱり、さっきの話……だよな?
「そ、そうです。 練習です。 こ、これはあくまでBIRZの練習であって、それ以外の何者でもないのですよ……。」
「れ、練習だよな……。」
「練習です……。」
動悸が速すぎて胸が痛い。 小さすぎる肩に触れた。 少しずつ近付く顔。 ポプリのような香り。 大福を食う雛苺……。
「「 うぉわぁあああああああうあうあうあう !!! 」」
「ぴきゃー!」
大慌てで離れる僕らと、大声に驚いて叫ぶ雛苺。 危なかった! 今のは危なかった!
「二人とも何してたの?」
「へ? い、いや、ちょっとチビ人間の鼻毛が出てるみたいだったのでチェックを……。」
とばっちりで鼻毛キャラにされてしまった。 ちくしょう、本当にそんな所見てたんじゃないだろうな。
「そ、そういうお前はまた苺大福を食ってるのか? 苺大福もお前に食べられ続けて、可哀想な人生(?)だな。 ハ、ハハ。」
アホな事を言ってしまった。 しかし雛苺はそれに取り合うでもなく、ギタリと笑うと、豪快に苺大福を噛み千切った。
「ふふふ……心配しなくても、うにゅーの次はジュンの番なのよ……!」
「何だそりゃ!? 日常会話にしては斬新すぎるだろ!!!」
もっともそれは冗談では済まなかったのだった。
160:SUPER SIZE SHINKU 08/10
07/05/18 23:57:28 82sDwRU5
「い、一族郎党皆殺し……ですか。」
「そうよー。 もんくを言った水銀燈は、三次元から二次元にあっしゅくされちゃったなの。」
ガクガク震える僕ら。 どうやらほとぼりを冷ますどころか、僕らは完全に真紅を怒らせてしまったらしい。
だってしょうがねーじゃん! BIRZは樽ドル雑誌じゃないんだもん!
「ヒナがこのうにゅーを食べ終わる頃、ジュンはもううにゅーを食べられない体になっているのねー……ふぅ。」
「やめろよ!!!」
苺大福をかじりながら、しみじみと溜息をつく雛苺。
いるよねこういう奴! 瀬戸際の人間を見ると、大した理由も無くプレッシャーかける奴!
「えっと……翠星石たち、いる?」
「ひっ! そ、蒼星石!!」
リビングの入り口にひょっこり蒼星石が現れた。 雛苺リークで、こいつが魔王の尖兵である事は分かっている。
そんな見え透いた愛想笑いには騙されないぞ! いやらしげな帽子被りやがって!
「ねぇ。 もう真紅も落ち着いたし、そろそろ部屋に戻って来ないかい?」
「絶対にお断りですぅ!!」
「どうせ僕らを部屋におびき寄せて、ゆっくりとリンチするつもりなんだろ!!!」
露骨にギクリとする蒼星石。 マジなのかよ!
「い、嫌だなぁ。 どうして僕が真紅に加担しなきゃいけないんだい? 僕も彼女の横暴にはうんざりしてるのにさ。」
「ははぁ、分かった。 おおかた、僕に翠星石を取られて悔しいからだろーーー(笑)。」
「 ッ ラ ァ !!!!! 」
ザギッ。 蒼星石の飛び足刀が人中をえぐり、僕は台所まで吹っ飛ばされた。 やはり(笑)の威力は凄い……ガクッ。
「ジューン! カムバーック、なのーーー!!」
「そっ、蒼星石!! いきなり何て事するですか!!?」
ガクリと膝をつき、四つん這いで男泣きに泣き出す蒼星石。
「あぁそうさ! 妬みさ! 嫉みさ! 僕と翠星石はいつだって一緒だったんだ! なのに今は僕の場所に違う人がいて!
それも、よりによってメガネで根暗で引き篭もりな禁治産者で! 簡単に割り切れるわけないだろォーーー!」
恥も外聞も無い慟哭。 それは強く僕らの胸を打って。 ことさら僕は違う意味でも胸が痛くて。 そんな風に思ってたの?
そんな中、翠星石は泣き崩れる蒼星石に歩み寄ると、優しく肩を抱きしめた。
161:SUPER SIZE SHINKU 09/10
07/05/18 23:58:20 82sDwRU5
「蒼星石……私たちは双子じゃないですか。 家族の絆は、どんなに離れても決して切れないのです。
足元を見失って、オージービーフの手先になるなんて……蒼星石には似合わないですよ。」
「うっうっ……ごめん、翠星石。 手を切るよ。 僕、あの悪性コレステロールとは手を切るよ……。」
こうして蒼星石はベジタリアンとなった。 やっぱり牛肉は国産に限るよな。
しかしハッピーエンドに見えたのも束の間。 まるで天からの警句のような、恐ろしい声が辺りに響き渡った。
「うおおおお……あっさり裏切ってるんじゃないのだわ! この…………エロ帽子が!」
「お父様から載いた帽子だ!」
「 エ ロ 親 父 が !!!!! 」
「 お 父 様 の お 父 様 か ら 頂 い た お 父 様 だ !!!!! 」
真紅だ! まさか二階にいるまま会話できるとは。 声デカい! 耳もいい! そういやオペラ歌手って太った人が多いよな。
と言うか、この会話ご近所さまに聞こえてやしないだろうか。
学校にも登校せず、部屋からは小っちゃな女の子の声ばかり聞こえます。 恥ずかしすぎて死にたい。
「貴女まで私を見捨てるの? どうして? 半年も私をほったらかしにしたのは誰よ! BIRZじゃないの!
必要とされないドール。 愛されないドール。 その気持ちが貴方たちに分かって!?
気を紛らわすには食べるしかなかったのよ。 誰からも必要とされない日々。 不安で。 不安で。
涙を見せないためには、食べるしかなかったのよぉ……う、うっうっ……。」
真紅。 頭をハンマーで殴られたような気がした。 僕はなんて事をしてしまったんだろう。
忘れていた。 真紅が右手を失った日。 あいつがどんなに変わっても、僕は変わらないって。 そう誓ったはずなのに。
真紅が少し太ったくらいで。 そんなちっぽけな理由で、大切な事を見失ってしまっていたんだ。
「悪い、翠星石。 えと、僕……行ってくる。」
「……はいです。 ほら、ちんたらしてるんじゃねーです! ダッシュダッシュです!」
僕にその言葉は届かなかった。 もう走り出していたから。 階段を二段飛ばしで駆け上る。
例え、ビッグオー真紅に思い切り横っ面をひっぱたかれるとしても。 僕はあいつの所に行かなくちゃ。
「真紅!」
「ジュン……?」
そして僕はドアを思い切り蹴飛ばして。 何も言わず、あいつの胸に飛び込んで。 そっと、だぶつく脂身を抱きしめたんだ。
162:SUPER SIZE SHINKU 10/10
07/05/18 23:59:21 82sDwRU5
「真紅……。 さっきは言いそびれちゃったけど。 貴女の姉として、一言言わせてもらうかしら。」
黄色いのが真紅に優しく手を差し伸べる。 え。 お前ずっと部屋にいたわけ?
今の抱擁を見られたのは、ちょっと気恥ずかしい。
「貴女は見失っている事があったかしら。 本当に大切な事は、見た目じゃないの。
例えBIRZ収録の日までに痩せられなくても。 痩せようと努力する気持ち。
その心こそが大切なのかしら。 心なくして心を通わせる事はできない……もう、今の貴女なら分かってるかしら。」
そう言って。 黄色いのはニコリと微笑んだ。 それは、とても慈しみに満ちた微笑で。
こんなに小さい体だけれど。 彼女は大きかった。 彼女は真紅はより大きい、寄りかかる事のできる相手なのだった。
そして真紅はそっと涙を拭って。 彼女に向かって最高の笑顔を返したのだ。
「ありがとう…………貴女の事、大好きよ。 量産型雛苺…………。」
「 カ ナ が お 姉 さ ん か し ら ぁ ーーーーー !!!!! 」
そして。 BIRZ収録の日がやってきた。
「雪華綺晶さんスタンバイOKでーーーす。」
ADの声が響き渡る。 遂に真紅の出番だ。 結局、真紅は痩せる事はできなかった。
でも。 いいんだ。 そんな事は。
真紅は真紅だから。 それはきっと、誌面を越えて、読者の心にも届くから。
ふと、振り返る真紅と目が合った。 二人して、口元が綻ぶ。
言葉なんか無くたって。 今は分かる。 何もかも上手くいくって。 だから僕は。
振り返らないでスタジオを後にしたんだ。
次の号。 ローゼンは打ち切られた。
おしまい
163:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 00:05:16 fL1QWZ03
金糸雀うざい
164:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 00:10:16 KbkhZpd+
>>162
そりゃ打ち切られるなwww
面白かったww
165: ◆xLJAc4vOZM
07/05/19 00:31:31 tGpuwKQ0
自分は自演など一切しておりません。
一部のレスを見て非常に不愉快に感じたので書かせていただきました。
何の根拠も無いにもかかわらず、このような事を書かれるのは極めて不快です。
もう自分は二度とこのようなスレには投下しません。
先に投下した二つの拙いSSを読んでいただいた方々、ありがとうございました。
空気を乱して申し訳ありませんでした。
166:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 00:36:01 AyIvu8fq
おいおい
167:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 00:41:57 iwSHnT42
>>165
そうだそれでいい。自演厨もう来んな
168:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 00:49:31 Y0oSo9WU
>>162
なんという文才…面白かったGJ
169:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 03:08:42 tGqLgU0/
見やすい文章と見づらい文章がある
>>153の文章は久しぶりに見やすかった
んでもってカオスとシリアルの連動っぷりがよかった
んで、この人どっかで見たことある気がするんだ。ピンハかEVERGREENか翠マフラーの人じゃないかな
170:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 06:55:16 TdDlDBOw
ここもこんな状態か
どこもかしこも持ち直しは無理そうだ
171:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 12:50:33 fL1QWZ03
あげ
172:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 13:07:22 7kedL32r
アリスゲームが終わって2年後
人知れず人間を襲うドールがあらわれた
今はいない薔薇乙女の分まで奮闘する
みッちゃん、巴、じじい
劣勢挽回の為じじいはひとつの紙にマークをする
巻きます ○
しかし何もおきない
「なぜなんだ?」
「おまえでは無理だ」
そこに今まで行方不明だったJUMが
ベルトを巻いて登場
「来い!ホーリエ!」
ローゼンメイデン・カブト
あまりこのスレに合わないかも
173:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 19:18:50 Mr2yaVPa
こうして貴重なコンテをUPしてくれた43と、
107、165のSS作家を住人のみんなは力を団結して叩き出しました。
作家達のアリスゲームはこうして更なる始まりを迎えるのです。
叩いて叩いて叩きまくり、再起不能にされるか這い上がるか。
それはアリスを目指す作家達の根性と、読者達への服従貢献度が
どれだけあるかにかかっているのです。
ですからたっぷりと頑張って下さい、皆さん。
トリビアァァァル!!!
174:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 21:59:32 6hPftTXN
もうだめぽ
175:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 22:31:07 TJwPZ+IQ
>>153-162
GJ!
こういう楽屋裏ネタ的後日談SSって好きだなー。
読みやすい上に良く練りこまれていて面白かった!
まさにローゼンSSの手本だ。
ひょっとしてこれまでも単発のバキネタとかで投下してた人かな?
次作も期待大ageですよ。
>>165みたいのがベタ褒めされることに疑問を感じていたし、
もともといちいちそんなことで褒めたりするスレでもなかったと思うけど
敢えて評価するというのならば、>>153-162のようなSSこそが
本来評価されるべきSSだと思うね。
>>165
気の毒な気もするけど、最後の一文がちょっとひっかかるわけで。
無実なら書く必要も無い文なのでは?
抗議する相手へのアンカーも無いし。SSの文体も疑わしい人たちに似てるし。
彼らかららしいレスも無いし。
図星だったのか、褒め殺しにされたのか。
ま、いいや。また気が向いたら来てね。
176: ◆xLJAc4vOZM
07/05/19 23:37:51 tGpuwKQ0
>>175
自分はただ、新しいSSが投下されて、せっかく良い雰囲気になりかけてた
所にこういう事書くとまた空気が悪くなると思って書いただけです・・・
177:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/19 23:58:56 H8wuu0SC
どっちもどっちってことでひとつ
178: ◆xLJAc4vOZM
07/05/20 00:03:14 8mp3tpyy
>>177
何故???意味が分かりません。自分はただSSを投下しただけですよ!(怒
ハッキリ言って自分は何も落ち度はないし、悪くないと思っております。
だいたいこのスレの最初にいた人は何処に行ったのでしょう。
ここをまだ見ているなら少しは弁護して欲しいところです・・・
179:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 00:10:35 xSh6edTc
うるさいそんなことよりオナニーだ
180:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 01:35:34 kR/ruos5
>>162
GJだ!
もう一回、シリーズの一番最初から読んで泣いてくる。
ちうか、新しいシリーズをぜひとも書いてほしい。
さっきも書いたが、俺はアンタのSSのためにこのスレに来てる。
正直言って、原作者に承諾得て、正式に執筆するのを奨めたいくらいだ。
もう一度言おう。
GJだ!!
181:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 05:12:12 yw1X+qhk
おまいら天才か
182:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 05:39:29 68KEaqWT
ここも荒れてるのか
183:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 09:54:09 tKQkK69n
>>180
コピペ乙
一昨日出直しておいで
184:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 10:42:55 omods3B0
それじゃ初期にいたけど、一年くらい離脱していたおいらから一言
>>1を読め。10回くらい読め。それが全てだっ。
185:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 11:47:34 kbGwN4tb
◎(゚∀゚)◎アヒャ!
186:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 13:50:17 jz/hvica
ほめ殺しって上手い言葉だよな
187:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 16:10:29 tCYL8yB9
>>184
了~解っ
>>186
元祖は故 竹下 登だったけか?
188:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 21:14:20 bhvB6jck
中曽根じゃなかった?
189:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/20 23:40:55 FrGSJAkb
kaso
190:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 00:10:15 3D3/QVtJ
kuso
191:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 02:00:52 GTibp15a
>>98の言ってるお見舞いとかいうSSはノーマルスレ史上最悪のクソSS
それをわざわざ宣伝する98はそのクソSSの作者本人
つまり自作自演の最低なクソ野郎ということです
192:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 02:10:44 39LiFASX
>>191
まぁそんなクソクソすんなって
193:98
07/05/21 02:41:51 3MuFXwcx
>>191
何を根拠に自作自演だと?
俺は間違いなくSS職人ではないぜ。
まあ、どうでもいいけどな。
どうせこんな所でしか吠えられない、虫ケラ以下の知能指数の奴を相手にしても仕方ないからな。
ホント、可哀想に。
お前は頭の良くなる薬でも作ってもらえる製薬会社の実験動物になった方が幸せな人生を送れるよw
194:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 04:07:22 RC0p+x+2
何でこんなにあおり耐性が無いんだここは
195:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 07:12:23 kRSWBWjb
>>193
一番の馬鹿はおまえかもな
196:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 07:28:43 uxf9ymop
頼むから同人関係者の罵り合いは他所でリアルでやってくれ。
ディープな対立関係をこのスレに持ち込まないでくれ。
197:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 08:10:20 uxf9ymop
>>165も、そんな争いに利用されたとしたら
あまりに気の毒。
198:名無しさん@お腹いっぱい。
07/05/21 14:14:59 Apxzm74T
>>195-197
一連の褒め殺し&叩きの元凶&マッチポンプ乙!!