06/06/23 01:09:03
酔っぱついでにもう少し、ラスト付近のエンジェル・ハイロゥについてのモソーウなんぞ。
上の方でシャクティのせいで数万人のサイキッカーが云々っつー話になっておりますが、
最終二話でのAHの分解についてはシャクティの意思では無く、むしろサイキッカー達が
シャクティの祈りを汲んで望んだ事が形となった結果なんじゃネーかと思っておるのです。
基本的にサイキッカーというのは、かつてニュータイプと呼ばれていた様な特殊な能力の
持ち主である以前に(中にはそういう要素が強い人も居たでありましょうが)、「敬虔なマリア教徒」
で有る事の方がより求められていたのではなかろうか、と。
要するに、よりマリアの教えや祈りに同調しやすい=エンジェル・ハイロゥの性能を統率、増幅
させやすい人が選ばれたのではないかと思うのです。
裏設定を持ち出すのもアレですが、AHが後々カガチが選抜した人類の礎となる遺伝子バンク
の役割も果たし、利用していたとはいえカガチ自身もその教義自体には傾倒していた事を
考えると、この辺はあながち的外れでもネーかなーと思ってます。
んでマリア(と、最初のシャクティ)のAHでの祈りとなる訳ですが、祈りの内容自体は「正しい」
のですが結果的にヨーロッパ全土の生命に退行現象を促すという「穏やかな死」へと向かわせて
いく訳で、それはカガチにとっての望みであってもサイキッカー達にとって本意であったかっつーと、
マリアの態度から考えると疑問符が付いたりするのです。
49話ラスト付近での、AHからの悲壮な叫びとそれを関知するかのように同調するシャクティを
見ると、アレって実は「自分達の行いによって望まない結果に向かい、且つそれを止められない」
事に対する叫びだったんじゃ無かろうかとモソーウしてみたり。
それが解っているから、LMがAH殲滅という目標の中、シャクティだけはAHを鎮める事を考え、
それを理解したウッソ達はシャクティを再びキールームに送り出せたんだと思いますよ。
そして2行目以降の通り、AHの分解も、最後にシャクティをキールームのリングごとウッソの元に
届けたのも、望む望まないに係わらず、そういう作戦に荷担してしまったサイキッカー達の
有る意味「贖罪」の念から起きた事なんじゃネーかなぁと、俺は思うのです。