あぼーん
あぼーん
282:あぼーん
あぼーん
あぼーん
283:あぼーん
あぼーん
あぼーん
284:あぼーん
あぼーん
あぼーん
285:あぼーん
あぼーん
あぼーん
286:あぼーん
あぼーん
あぼーん
287:あぼーん
あぼーん
あぼーん
288:あぼーん
あぼーん
あぼーん
289:あぼーん
あぼーん
あぼーん
290:あぼーん
あぼーん
あぼーん
291:あぼーん
あぼーん
あぼーん
292:あぼーん
あぼーん
あぼーん
293:あぼーん
あぼーん
あぼーん
294:あぼーん
あぼーん
あぼーん
295:あぼーん
あぼーん
あぼーん
296:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:06:30
勘弁してよ
297:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:21:14
しばらく見ないうちにものすごく荒らされてるな。
298:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:51:07
物凄いファビョりっぷりだな。ディアナ様に冷凍刑にされた特定エイジアの半島人か何かか?
299:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:52:38
ただのニートだろ。ほっとけほっとけ。
300:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 21:38:49
それ以外やれる事も無いのか。歯痒いのぉ(´・ω・`)
301:御大将
06/07/14 22:32:10 NGepkL2n
しょしょhそhそ小生、ギム・ギンガナムなのである。
今、アガーイたんの中から書き込んでいるのである。
アガーイたんに乗れるなんて、夢の様な話なのである。
何より、黒歴史時代のMSに乗れることが、感動なのである。
もうすぐノックスの街に着くのである。
また、書き込むのである。
302:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 00:53:17
ギンガニウムキタコレwww
wktk
303:ソシエ・ハイム
06/07/15 01:06:33
私、ソシエ・ハイムよ。
またノックスの街が荒らされたって聞いて、
知り合いのキースさんやフランさんが大変なことになっていないか、
心配で来てみたの。
でも、思ったよりひどくはなかったわ。
みんな、以前の戦争の時ほど落ち込んではいなかったし、
結構活気があったから。
だけどさ、そこにディアナさんとあのバカロランがいて、
相変わらず見せ付けてくれちゃったりするのよねぇ…。
フランさんたちも元気そうだったし、
そのまま帰ろうと思ったけど、
ミリシャの復興支援で来てたヤーニ軍曹たちとばったり
会っちゃったりして、結局みんなで宴会が始まっちゃったの。
どこに隠れてたのか、久し振りに見たグエン様なんて、酔っ払いながら
次期アメリアの大統領選挙に出るって言い出して
周囲の注目一人でかっさらってたし。
まあ、こういうのも悪いもんじゃないわね。
私もメシェーたちと一緒に盛り上がったわ。
その間もロランはディアナさんにべったりだったけどさー(-ヘ-)
でも、そこにモビルスーツが現れた時は一瞬肝が冷えたわ。
なんだか茶色くて、三頭身ぽくて…
あれ?ディアナさん笑ってる?なに?「アガーイ」って。
304:303
06/07/15 01:12:06
ヨコヤリ失礼っす
ほんと大いにスンマソンm(_ _)m
どうか気を悪くしないで!
ギンガニウムよぉ~い
305:仮面の人
06/07/15 01:43:54
正正正正正…これで良いのだろうか。
ギムがアッガイに興奮し過ぎて書き込める状況ではないので、私が代筆する。
我々は今、ノックス付近を移動中である。
何でも今日は、花火大会があるらしいのだ。
男二人で見に行くのもアレだが、奴と見に行ってBL二次小説のネタにされるよりはマシだろう。
ん、接近警報だと。
あれは、見たことのないMSだな。
どこの所属だろうか。乗りたいとは思わないが、金色の機体は遥か昔に乗っていたMSを思い出す。
「ががが…そちらのMSにギム・ギンガナムという男は乗っているか。」
「初めての相手と通信する時は、まず自分から名乗るのが礼儀だぞ、坊や。」
「これは失礼。私はディアナ親衛隊の隊長、ハリー・オードだ。改めてお伺いする。そちらにギム・ギンガナムという男は乗っているか。」
「ああ、今通信に出そう。おい、ギム。来客だ。」
「わ~アッガイたんすごいのであ~る。アガーイアガーイアッガイアッガイ!!(以下、読者の精神衛生を配慮して省略する)」
「…ディアナ様がお待ちだ。この先に広い公園があるから、その広場の適当な場所に着陸願いたい。」
「良いだろう。そうだ、申し遅れた。私の名は…がががががが」
通信の状態があまり良くないらしい。まあ、必要であれば後で名乗れば良いだろう。
おお、見えてきた。あの公園だな。
それでは、着陸作業に入るので、読者諸君におかれては暫くお待ち願いたい。
306:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 08:18:29
ヤーニさんは戦時中に少尉に昇任された…はず
307:あぼーん
あぼーん
あぼーん
308:あぼーん
あぼーん
あぼーん
309:あぼーん
あぼーん
あぼーん
310:あぼーん
あぼーん
あぼーん
311:あぼーん
あぼーん
あぼーん
312:あぼーん
あぼーん
あぼーん
313:あぼーん
あぼーん
あぼーん
314:あぼーん
あぼーん
あぼーん
315:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 19:50:51
なんか荒らされてますね。
SSアップしてもダイジョーブ?
316:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:05:00
大丈夫
露骨な嵐はスルーできるフィルターは装備済みだ
317:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:10:40
白の宮殿はなんの変わりもないように見えました。わたくしは久し振りに足
を踏み入れたその場所から、ゆらゆらと光を湛える運河の天井を見上げました。
「ディアナ様、お加減はいかがでしょうか。」
ハリーは以前と同じように片膝をついて言いました。しかし、その姿からはじっ
と耐えている心情が痛いほど伝わってきて、わたくしは溜息をついて答えました。
「ええ―。わたくしは十分元気です。それよりも、キエルさんはどうなのですか。」
「…。地球での療養は順調なようです。」
「そう…。」
キエルさんは月での多忙な生活が祟って、体調を崩されてしまいました。月の環境
は地球で生まれ育ったキエルさんの体に、本人も気付かないうちに多大な疲労をも
たらしてしまっていたのかもしれません。少なくとも数ヶ月の療養が必要との診断
結果から、しばらくの間わたくしと入れ替わることになりました。
「ディアナとして地球に行っていれば、あなたも一緒に居られましたのにね。」
「いえ、そんなことをすれば、キエル殿にとっては逆効果であります。せっかく地
球に戻ったのだから、女王のプレッシャーなど感じずに休んで頂きたいのです。」
「確かにそうでありますな。…ふふ、わたくしも久し振りで少しわくわくしており
ます。」
「それは、ディアナ様ご自身がご公務に戻られると…?」
「そんな残念そうな顔をするものではありません。…仮初の間ですよ。」
「残念などと、滅相もございません。」
「…嘘っすね。いえいえよしなに。まあ、それはともかく、キエルさんは
今ビシニティなのですね。」
318:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:12:07
「は…はい。側にロランがついております。」
「ロラン?」
ちょっとお待ちください。それは聞いておりません。なんだか、急に眼鏡の奥が
意地悪っぽくニヤついているように見え始めたのは気のせいでしょうか。
「それではもしかして、ロランがハイム家に…。」
「はい。それが何か…?」
…。それが何かって、まさかロランとソシエさんのよりが戻ってしまうことを心
配してるなどと、言えたものではございませんが。
「…いえ、ロランは正式な親衛隊ではないのですから、誰か他の者をつけたほう
がよいのではありませんか?」
「ご冗談を。地球ではディアナ様の身辺警護を見事にやってのけたではありませ
んか。」
まぁ、御曹司に対しては逆でしたが…。そう、忘れておりました、御曹司です。
ロランが一人でいたら、いつまた御曹司が襲ってくるやもしれませんし、ビシニ
ティにいさせたほうがまだ安全というものかもしれません。
「ご心配なら、様子をお見せしましょうか?」
そう言うと、ハリーは腕に巻き尽きていた3D照射器のスイッチを入れました。
「これは、地球の軌道上にある、停止衛星からの画像です。なんでしたら、もっと
大きな画像が出せるものを、後ほどお持ちいたします。」
「そうですか。頼みます。」
「はっ。」
その後、ハリーの部下が持ってきた照射器の画像を映し出したまま、わたくし
は女王決裁の資料に目を通しておりました。数時間後、一段落したところで、
わたくしは紅茶を飲みながら相変わらずハイム家の屋根を映しつづけている画
像に目を向けました。
319:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:13:48
「はぁ…。屋根ばかり見ていても中の様子がわからないのでは…、ん?」
ふと、ハイム家の裏庭に、妙なものを発見いたしました。なにか、褐色の物
体…、いえ、あれは人です。人が、服も着ないでうずくまっているではあり
ませんか。わたくしは急いで回線をつないでハリーを呼びました。
「何か、ございましたか?」
執務室にやってきたハリーは、わたくしの指し示した画像に視線を移すと、
またも少し動揺したように見えました。
「こ…これは…。もしや。」
「わかりますか。そう、奴…いえ、御曹司です。」
画像には相変わらずうずくまったままの裸の御曹司が映し出されていました。
しかし、何をしているのでしょう。先ほどから動く様子がございません。ま
さか、あんなかっこで寝ているのでしょうか。しかもハイム家の裏庭で。
「すぐに調べさせます。あ…。」
「どういたしました?」
ハリーが指差した先には、裏庭に出てきたキエルさんの姿がございました。
よかった。元気そうです。しかし、そんな感慨をよそに、キエルさんはじっ
と御曹司のほうを向いたまま、動こうといたしません。―次の瞬間、わたく
しはぎょっとして危うく紅茶のカップを落としそうになりました。
「キ…キエル殿!それはっ…!!」
ハリーが悲鳴にも似た声をあげた先で、キエルさんは突然鞭を振り上げて裸
の御曹司をひと叩きしました。思わずよがってのた打ち回る御曹司。なんな
のでしょう、これは―。そうしているうちに鞭は次々と振り下ろされ、その
たびに裸の御曹司がびくっと反応しているようでした。
「はっ、はぅぅっ!…いけません!地球でそんなことなど…!」
ああ、ハリーの動揺する様子が、痛々しくて仕方ありませんでした。でも、
心配することはありません。きっと、御曹司がハイム家に忍び込んだので、
それをキエルさんが懲らしめているのでしょう。体調がよくないといってお
りましたが、あの雄々しいばかりの鞭さばき。地球での療養は順調なようで
すね。…しかし、ハリーの様子が少し常軌を逸してきているのが、気になり
ます。
320:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:15:25
「ああっ、お…御曹司をそんなふうにああっ!!裸にそんな叩きかたをハァゥッ!!」
あの。ここはわたくしの執務室なんですが。キエルさんのことが心配なのはわか
りますが、鞭に呼応して変な声を上げるのはよしてください。そういえばさっき、
妙なコードが、わたくしのデータに入力されておりました。この“SM”とは、
もしかしてモビルスーツの“MS”の間違いでしょうか。
「はっ!そ…そそそそそのコードは、新しく開発いたしました、“スーパー・
モビール”の、こ…ここここここことでありますっ!!閣下ッ!」
どうしたのですか?ものすごい汗をかいておりますよ、ハリー・オード。大丈
夫です、あの様子だと、キエルさんご自身に危害が及ぶことはございません。
ただ単に、わたくしがいつもそうしているように変態御曹司を懲らしめている
だけでしょう。というか、“スーパー・モビール”ですか。そのようなものを
開発して、一体何をするというのですか?
「ハァウッ…!そ、それはウフォッ…!平和のため、花を植えるためのモビル
スーツでありますハゥオォッッ!!!」
―なるほど!それはいい発想です。今まで戦争の道具としてばかり扱われてい
たモビルスーツで花を植えるとは、素晴らしいではありませんか…。それにし
ても、画面では仰向けになってなぜかニタニタしている御曹司が、また裏庭で
一人っきりで寝はじめました。…まったく、素っ裸で仰向けになどならなくて
よいというのに…。
321:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:17:36
それから数日後、わたくしは月で開発された新しいマシン、平和の象徴と
もいえる“SM”の公表を大々的に行いました。モビルスーツで花を植え、月
にも地球にもきれいなお花畑を増やす、これこそディアナ・ソレルの施政に
とってうってつけのマシンであります―。
…みなさん、わたくしはムーンレィスの長年の夢であった地球での生活を、
多くの方々に体験して頂きたいと思っております。しかし、このディアナ・
ソレルの至らなさが呼んでしまった多くの悲劇、多くの悲しみ。それをわた
くしは決して忘れることはございません。そう、死ぬまでわたくしはその痛
みを背負い、そして皆様にとってのより多くの幸せを、皆様と共に追い求め
る政策を、これからも実施していく所存でございます。そう、わたくしたち
人類のたどり着く先は、幸福なものでなければなりません。この罪深き女王
たる者が背負うべきもの、それは皆様の未来の礎を築くことであり、同時に
過去の過ちに対する最大限の謝罪でございます。わたくしは、多くの悲劇を
代償にして得られたこの尊い平和を、この月にも、そして地球にも永久に残
していきたい。そのために、以前は人を殺す道具であったモビルスーツを、
花を植える道具にしようと思うのです。これが、その新しい時代の道具―、
スーパー・モビール、愛称はモビル・スーツの“MS”を逆さにした、“SM”
です!…
民衆のざわめき、歓喜の声―。わたくしはそれがこの政策に賛同してくれる
人々の賛辞の声であると考えておりました。…ふふ、でもそれから消息を絶っ
ているハリー。あなたはわたくしの知らないところで何を開発していたので
すか?知らないことは罪、というのなら、黙っておくことは罪ではないとい
うことでしょうか。わたくしは、あの時聞いた民衆の歓喜に混じった声を、
今も忘れることはございません。
…千年女王に叩かれた~い…
ソシエさんが泣きながらテレビ電話をかけてきました。
「お姉さまが、お姉さまが、馬に乗って鞭を振るとおかしくなるの!月の技
術で直してっ!!」
大丈夫です。ただのモビルリブに花植え機能がついただけだったスーパー・
モビールに気付かなかったわたくしもうかつでしたが、とにかく、キエルさ
んをそんなふうにした奴には、鞭打ってでも治療用ナノマシンを開発させる
つもりです―。
「なんと!ディアナ様に叩いて頂ける!?」って、まんまと現れましたね赤
めがね君。覚悟は、よろしいですか?
322:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:53:37
ベルガギロスwww
一つ気になるところはそう、改行がイマイチというところだな
323:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 21:53:33
(・∀・) イイネ!!!!
324:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 21:57:42
ベルガダラスwww
ギンガニウムの人キタコレ。
スゥパァ・モビ~ルの人もお疲れ様。
そして・・・同志>>322に敬礼!!
325:あぼーん
あぼーん
あぼーん
326:あぼーん
あぼーん
あぼーん
327:あぼーん
あぼーん
あぼーん
328:あぼーん
あぼーん
あぼーん
329:あぼーん
あぼーん
あぼーん
330:携帯なので改行等の不備はご了承ください byロラン
06/07/17 17:14:23
***「だが俺はお前ほど日本人には失望しちゃいない!!」
・
・
・
・
・
***「だがその温かさをもった日本人が金を弄び、自然を破壊するのだ・・
ガーガガーピーよ、何故これがわからん!!」
***「わかっている!だからこそ・・」
・・・午前中に一通りの政務をこなしてしまったわたくしは、
午後のお茶を楽しみつつ暇つぶしに黒歴史のデータを覗いていました
これは・・・かつてニュータイプと呼ばれ、
超人的なパイロットだった二人の最後の戦いの会話データのようですが・・・
古いからかそれとも保存段階で何かあったのか所々雑音が入り、
ある所から全く二人の会話データが無く戦艦からの映像しかありませんでした
331:携帯なので改行等の不備はご了承ください byロラン
06/07/17 17:21:50
それにしても今までみたこのニュータイプの記録をみて
検証すると・・・ある恐ろしい考えが頭をよぎっていきました
・・・御曹司はひょっとしたら・・・
そんなまさか・・・いえ、確かにそう考えると納得いく現象は多々あります
例えばライフルで確かに頭に命中したはずなのに
3日後には生きている事・・・
ひょっとしたらあれは紙一重でかわしていたとか・・・
そのあとの悲鳴などは避けたら転けたとかで説明はつきます
そう考えたら急に悪寒が・・・
ロラン・・・早く帰りあなたをハグハグしたいです・・・
よしなに
332:あぼーん
あぼーん
あぼーん
333:あぼーん
あぼーん
あぼーん
334:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 10:24:46
ディアナ様!
「ソシエ・ワールド」なる美容室を発見いたしました!
335:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 11:57:13
それは強制的にソシエみたいなおかっぱ頭にされる美容室なのか
336:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 23:39:17
木星帰りの客がたくさん来るそうです。
337:通常の名無しさんの3倍
06/07/24 21:33:43
保守なに
338:通常の名無しさんの3倍
06/07/28 23:34:33
保守
339:通常の名無しさんの3倍
06/07/29 23:04:50
こうして日記をつけるのも久しぶりです。ディアナ・ソレルです。
恥ずかしながら私、季節の変わり目のせいか体調を崩してしまいました。
食欲も湧かず、彼を心配させてしまっています。
コンコン…ガチャ
「ディアナさま、お加減はいかがですか?」
ああロラン…心配をかけてすみ
「全く、もうかき氷は控えて下さいよ?」
ま゛
…あのロラン。
「お腹をこわしたまではしょうがないにしても、そのせいで夏バテなんて…」
ロ ラ ン ?
あなたの天然っぷりは愛すべき点だとは思っていますが何というかですね私にも乙女心とかプライドとか女王としての体裁とか
「さっ、頑張ってでも食べて下さいね?食べなきゃあ治りませんよー?」
…うー。
なんだか、ロランがまるっきりおかーさんモードです。
困ったような笑顔でお盆をベッドの上に置くと、そこに乗っていたのは…。
「こ、これは…?」
グツグツグツグツグツ…。
340:通常の名無しさんの3倍
06/07/29 23:36:18
まるで溶岩のように鼓動するアッツアツのお粥でございますか?
恐らくそのまま召し上がると口内が火傷で悲惨な状態になってしまいますゆえ
信頼できる同居人にフーフー冷まさせてからお召し上がりくださいませぇぇ
341:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 00:13:51
>>339の続き
はじめは、シチューか何か?と思いました。
しかしお鍋の中のそれはどうみても麺類です。本当に(ry
いやそうじゃない。
「ロランこれは」
「ヤーパンの麺類、おうどんですよ」
「あの…なんだかグツグツいってますけど…」
「そういう調理法ですからね」
そう言うと彼は手慣れた手つきで器に取り分け、レンゲを添えてくれます。
「本当は寒い時に食べるのが美味しいんですけど、これなら消化もいいですし」うう…しかし悲しきかな、愛しいロランの手料理を目の前にしても今の私は食欲というものが
「ふー、ふー……はいディアナさま、あーん♪」
…。
ロラン。
あなたという人はベッドに横たわった病人に向かって…はふはふもくもく。
そのようなガード不能技を重ねるような真似をはふはふもくもく…。
結局美味しくいただいてしまった私は、このなべやきうどんという料理をすっかり気に入ってしまいました…。
いえ、正しくはロランの「あーん♪」があまりにも強力だったのですが…。
ロラン、今度は私にもあーんをさせて下さいね?よしなに。
342:339
06/07/30 00:15:39
>>340
はいお約束♪と。
いい読みだw
343:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 00:25:25
ぬぅあーにぃー!
保守るつもりできたらなんかいいんでないかー!
ええなぁー!ぐっじょぶ。
344:ディアナ様トリビア
06/07/30 01:40:35
ディアナ様のうどん食べる時の音は
ちゅるちゅる
345:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 10:51:02
根気強くまってればいいこともあるんだな。
346:あぼーん
あぼーん
あぼーん
347:通常の名無しさんの3倍
06/07/31 17:26:57
ランランララランランラン・・・
ハッ!
ロラン「どうしたんですか!」
ディアナ「いえ・・・コレンを守っている夢を見たんです・・・・」
ロラン「はい?」
ディアナ「それでワタクシは大多数のコレンの暴走を止めるべく…」
ロラン「・・・」
ディアナ「で、コレンに吹き飛ばされてコレンから触手が」
ロラン「もう結構です」
348:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 08:48:33 mJQHOeQx
>>347
なにげにワロタ コレンから触手が(笑(ガクプル
349:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 18:15:47
>>348
コレン、自分から出ている触手に気付く。
「こ、これ何だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
350:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 20:43:21
風が吹いた・・・
351:通常の名無しさんの3倍
06/08/02 05:52:12
ロラン「んー、風が気持いいー」
涼しい風の吹く丘でちっぽけな二人が居ました。
今日は森林浴。森をお散歩した後にこの草原の広がる丘にやって参りました。
草の香りと芝生のカーペットさえあればこんなにもくつろげるのですね。
ディアナ「マグマグ…うん、おいしいです」
ロラン「はは、早起きして作った甲斐がありましたよ」
ディアナ「…」
ロラン「…」
会話は要らない、ただこの一時さえあれば。
相手もそう思ってくれればいいと願いながら時を刻む。
ディアナ「ちょっとお昼寝していいですか?」
ロラン「どうぞ」
ディアナ「うんしょっと………頭がゴツゴツしますわ」
ロラン「じゃあ、僕のカバンを下に」
ディアナ「えいっ!」
ロラン「あっ、ちょ、ちょっとヒザまくらですかぁ!?」
ディアナ「うーんロランのヒザ~♪」
ロラン「もう…」
ディアナ「嫌だったら言ってください」
ロラン(言えないですよ!!)
ディアナ「………ロランのお顔が真上にある」
ロラン「照れますね」
ディアナ「……」
ロラン「寝たんですか?」
ディアナ「…………スヤスヤ」
ロラン「あーあ、寝ちゃった」
352:通常の名無しさんの3倍
06/08/02 06:23:50
ロラン「なんか、こんなに近いのって初めてかも。ていうか……」
ディアナ「……zzZZ」
ロラン(こんなにディアナさまをじっと見れたこと無いかも)
近くてもいつも視線は別方向を向いていた。
神聖な何か、見るだけで汚している気がして、彼女を見ている自分が許せなかった。
彼女はじっと自分を見つめてくれたのに。
ロラン「なんか眉毛が凛として鼻がスッとしてて……やっぱりかわいいかも」
ハッと気付いた時、すでに口に出していた。
我ながらバカなんだと思う。そんなこと言うまでも無いのに。
ロラン「聞こえてないよな?」
ディアナ「………」
ただ月の女王になったカリスマはこの顔立ちもあってこそ、と思う。
ロラン「本当に寝てんのかな?」
ディアナ「………」
ロラン「なんか時々顔が歪んでるような」
ディアナ「………プッ(笑)………あ」
ロラン「え?うわっ、あ、ぁああ゙あ゙!!?」
ディアナ「だ、大丈夫です寝てました、はい何も聞こえてません」
ロラン「いや、あの、その、だから…それは忘れてください!!!」
ディアナ「だ、大丈夫です聞こえてませんから…」
聞こえてないなら言わないよ、と言いたかった夏
353:通常の名無しさんの3倍
06/08/03 17:27:36
職人さん、乙☆
354:あぼーん
あぼーん
あぼーん
355:あぼーん
あぼーん
あぼーん
356:あぼーん
あぼーん
あぼーん
357:あぼーん
あぼーん
あぼーん
358:あぼーん
あぼーん
あぼーん
359:あぼーん
あぼーん
あぼーん
360:あぼーん
あぼーん
あぼーん
361:あぼーん
あぼーん
あぼーん
362:あぼーん
あぼーん
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363:あぼーん
あぼーん
あぼーん
364:あぼーん
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366:あぼーん
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373:あぼーん
あぼーん
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374:あぼーん
あぼーん
あぼーん
375:あぼーん
あぼーん
あぼーん
376:仮面の人
06/08/04 16:43:27 nEKiRqP0
正正正正正
ギムが相変わらずアッガイにくっついているので、私が代筆しよう。
我々は今、ノックスのとある公園で酒宴の最中である。
だが、この酒宴の主催者たる女王とやらは、とっくにダウンしてしまったし、ソシエとかいうおかっぱのお嬢さんはきし麺頭の少年を側において何やらずっと文句を垂れている。
「すいません。折角来て頂いたのに、このような状態で。」
「いや、皆が楽しければ良い。それが酒宴というものでしょう。」
唯一冷静な赤い眼鏡の男の言葉に、私は思ったままを返した。
「なるほど、それもそうですな。」
赤眼鏡はそれで納得したらしい。少しばかり馬の合わない男だが、見たところ私と同じ阪神ファンのようだし、悪い男ではないようだ。
それから我々は、完全にダウンしていたロランと呼ばれる少年やコレンとかいう男を担いで、とりあえずこの場を片付けることにした。
まさに、その時だった。
「おい、仮面の人!!接近警報であるぞ!!」
何時の間にやらアッガイから離れたギムが、大声で我々を呼んだ。
接近警報…その言葉に、私と赤眼鏡は途端、神経が引き締まる。
「アッガイのレーダーシステムであれば、まだ距離があるはず…。」
そう口に出した私の期待は、最悪の形で裏切られることとなった。いや、正確には裏切られてはいない。
単に、その機体がアッガイのレーダー範囲ギリギリの地点に居ても、我々が肉眼で把握できる大きさをもっていたに過ぎないのだ。
「あれは、もしや…。」
赤眼鏡の声は冷静だ。だが、奴はあれの恐ろしさを生で知らないからこそ、あれだけ冷静になれるのだろう。
大地に沈み行く夕陽。そのオレンジ色に照らされて、どす黒い巨体がきらりと光った。
377:あぼーん
あぼーん
あぼーん
378:あぼーん
あぼーん
あぼーん
379:あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
あぼーん
395:あぼーん
あぼーん
あぼーん
396:通常の名無しさんの3倍
06/08/05 09:02:15
127回!!!!
397:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 06:52:04
健やかな時を楽しむわたくしディアナ・ソレルは
最高に至福な一時を過ごすため幻のコーヒーを飲…
ロラン「たかだかスーパーで買ってきた安物に幻も何もありませんよ」
と否定されましたが、
ロランには想像力がありません!
人にはそれぞれ良いところ悪いところがあり、十人十色なのです!
100mを9秒で走れるような人間は一握り、
だからコーヒー豆の一粒一粒にも良いところ悪いところがあり、もしかしたら100mを9秒で走れるような黄金の一粒(謎)が含まれて
ロラン「へー、ディアナ様にはその違いが分かるんですか?」
ディアナ「はうっ……うう………ぅああーーん!ロランに、ロランにいじめられたぁああーー!!!」
ロラン「もう…だって普通に考えてそうじゃないですか」
ディアナ「ロランだけにロマンが無いわ!それじゃあロマンが無いのよぅ!」
ロラン「はあ」
398:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 12:18:09
そんぐらいのリアリストでなきゃこのディアナとは一緒に居られんわな
399:あぼーん
あぼーん
あぼーん
400:あぼーん
あぼーん
あぼーん
401:あぼーん
あぼーん
あぼーん
402:あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
420:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 16:52:16
誰か運営行って削除要請と規制に頼んでちょ
携帯からはやるなって言われたんだ漏れ
421:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 18:02:18
>>420
一応削除依頼出されているみたいだけど。
422:あぼーん
あぼーん
あぼーん
423:あぼーん
あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん
425:あぼーん
あぼーん
あぼーん
426:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 23:12:53
>>420-421
手続きしてあるなら大丈夫でしょ。
ここまで厨ならアク禁の可能性もあるし。
427:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:07:54
こりゃまた見事な基地外っぷりだなw
まぁ依頼が出されてるんなら待つだけだからいいんだけど
>>376さんが続きを書いてくれるか心配だ。
自分のSSまで荒らしのネタにされて気分良くないだろうし、慣れてないとショックもでかいだろうし・・・。
>>376さん。いつもの御大将のSSの人と同じ人かな?
いつも楽しませてもらってます。
気分悪いと思いますが、足りない子のする事だと思ってスルーしてやって下さい。
もうすぐ静かになると思いますので、そしたらまた続きを書いて下さい。
楽しみに待ってます。
428:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:36:32
>>427
禿同。
前になべやきうどんネタを投下したものですが、やはり∀ちゃんと観ないでこのスレの知識のみで書くのは無理がありますた…w(以前からROMってはいましたが)
良スレをなくしたくなかったものでつい。
∀を愛する職人さんカムヒヤ。
429:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:42:26
一度潰して微妙に違うスレタイで立て・・・
意味ないかな?
430:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 01:57:38
夏の風物詩だべ。
放置してれば、勝手にくたばるさ。
431:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:11:28
削除人ありがとう!
しかしスッキリするなあ
432:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:14:05
感謝感謝(*´ω`*)
433:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:59:58 BE:406598966-2BP(10)
.-ー-ーヽ
/ i_i_i_i_i_i 削除待ちの時はレスアンカー(>>xxx)を控えると
iノ |ノ|*゚ー゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/ 透明削除して頂ける事があります。
|ノ| リ つ / VAIO /____
 ̄ ̄\/____/
434:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 22:21:52
削除人さんGJ(`・ω・')b
しかしすっきりというよりスカスカになっちゃったなw
ここからは職人芸でギッチリになる事を切に願う。
435:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 00:54:27
じゃつなぎに。
…全く一時はどうなることかと思いました。
夏のせいか虫が大量発生し、私たち二人困り果てていたのですが、削除人と呼ばれるプロの方が駆除を行ってくださいました。
ディアナ「ありがとうございました」
ロラン「ありがとうございましたー…」
ロラン「ずいぶんすっきりしましたねー」
ディアナ「これでゆっくり眠れますね」
ロラン「はい」
ディアナ「…♪」
ロラン「ディアナさま?」
ディアナ「わたくしとロランが…安心して眠るためにはー♪(ガバッ)」
ロラン「アッー!」
436:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 13:37:35
ディアナ様、昨夜はお楽しみでしたか?
437:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 22:58:37
>>436が野暮な件について
昨夜『も』だろ!?www
438:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 20:41:52
余計なお世話じゃ
439:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 21:05:25
下のお世話
440:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 23:45:55
ディアナ「あらあらこんなに熱くなって」
ロラン「ハアハア…もうダメですディアナさま……」
ディアナ「ウフ♪まだまだよ」
ロラン「が、我慢で…できませんっ…!」
ディアナ「まだ出ちゃだめよ」
ロラン「あっ…あ……!出ます、もう出ます!!!」
ディアナ「だめ、まだ……あっ!」
ガチャ
ディアナ「もう、早いわねえ」
ロラン「すいません…」
ディアナ「たかだか30分で。本当に情けないですわ」
ロラン「いやあ…だって」
ディアナ「これから毎日やるのですよ!」
ロラン「う、キツイなあ。僕サウナの空気が薄い感じって苦手なんですよねえ」
ディアナ「何を仰いますか」
m9(^Д^)
441:通常の名無しさんの3倍
06/08/10 00:33:59
敬語というか日本語がおかしいとその時点で萎える
442:通常の名無しさんの3倍
06/08/10 13:59:17
>>440
当然お二人は裸なんだな?
443:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 01:31:59
サウナの中で汗だくセックスしてるんじゃない?
444:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 02:44:58
夏場にエアコン切って汗だくセックスしてます
445:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 16:20:03
ディアナ様の汗美味しそう
446:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 20:51:09
加齢臭が
447:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 00:48:01
夏、避暑として涼しい草原に来た。
二人はその朝の雄大な景色を眺めていた。
悠然とたたずむ2つの光景、朝焼けの大地と空の色。まばらな雲に鮮やかなオレンジが写る。
自分には絶対にそれを作り出すことはできない。だからこそ自然の理の凄さを噛み締める。
ディアナ「世界が終わったらどうなるのでしょうね」
人間の手をもってすれば、この光景を破壊することはできるかもしれない。
しかし作ることはできない。
ならば、この世界が終わったならば、終わらせたならば、いつ誰がどうやってこれを作るのだろうか?
気が遠くなる、二人はそんな思案を巡らせる。
ロラン「あまり考えたくないですね」
ディアナ「存在そのものが無くなる、それは死しても同じことですが…」
もう人間は地球が無くても生きてゆける。故に幾多もの故人は地球を破壊しようともした。
だが宇宙が無くなったなら?
ロラン「過去様々な偉人がいろいろ考えて結局結論なんて出なかったことを、ちっぽけな僕が考えても」
分からないことは分からない、そう割りきっているし考えないようにしている
448:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 01:15:43
ほどなくして二人は黙りこんだ。
世界が破壊しなくても、いつかはこんな時間も無くなってしまう。
楽しかった、嬉しかった記憶が蘇る。
昔は死ぬのが恐くはなかった。だから永遠の命など惜しくもなかった。
今は、それが怖い。もっと生きたい。
もっとこの傍らにいる少年を見ていたい
そう思った瞬間、涙が溢れていた。
ディアナ「やだ……なんで…?」
ロラン「ディアナ様?」
漠然とした不安が込み上げてくる。どうやって止めていいか分からなかった。
ディアナ「死にたくない…まだ死にたくないんです」
ロラン「…」
ギュッと肩を抱き寄せられた。もたれかかる壁を見つけたようで不安が薄らいでいく。
だが次第にその行為さえ愛しく思い、また不安になる。
だからこそ、だからこそ今この瞬間と甘い記憶が無くなるのが怖くて
ディアナ(私は泣いているのね)
449:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 01:43:04
死んだらどうなるのか?
答えは誰も知らない
だが結論は出ている。それを考えない事が一番幸せなのだ。
今を精一杯生きて、誰かと幸せを分かち合うこと。
その中でいつか死ねばいい。
だがこれを考えてしまった時点で一生頭の中で付きまとう苦しみ。
何度忘れても何度も思い出しては泣くのだ。
ディアナ「ねえ、ロラン…」
ロラン「何も言わないでください」
言葉を制した。強く凛とした声。その全てに惹かれもした。
ロラン「僕はディアナさまにそんなこと何も考えさせないぐらい幸せをもらっています。意地悪されたり、からかわれたりするけど…だから、僕も…」
ロラン「ずっと何も考えさせないぐらい幸せにしたいんです」
体が、震えた。何かが胸から込み上げてくる。体の奥底がむずがゆくて、涙が止まらない。
自分が生きてる意味があった、彼に何かを与えられている。
それが分かって
ディアナ「今、凄く幸せかもしれません」
しゃっくりと涙声で言葉という言葉にならない。
それでも聞いてくれるロランが好きで
ロラン「なら…泣かないでくださいよ」
ディアナ「嬉し泣きです!」
うんうんと頷くロランが大好きでしょうがなかった
450:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 02:14:00
>>447-449
GJ!
こういう話は好きだぜ
451:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 02:20:51 BE:135533434-2BP(10)
>447-449
。・゚・(ノД`)・゚・。GJ!!
452:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 19:52:36
夏―またこの季節がやってきました
そして今は海に来ています。
ロランの…引き締まった健康的な太陽の光を浴びて燦然ときらめく素肌を何の疑いもなく拝めるこの瞬間が。
渚でじゃれあい、そしてさりげなくボディをソフトタッチ、そのうち乳首を連打し次第に顔を赤らめるロラン。
二人は時折お互いに濃厚な視線を送り、だけどじらして知らないフリ。そして次に目が合った瞬間に見つめあ
ロラン「ディアナ様鼻血が出てますよ!」
いけませんわディアナ・ソレル!わたくしの妄想パワーは一体どこから…
ともかく鼻にティッシュを詰め込んだままでは濃厚な視線もへったくれもありません!
ロラン「ちょっとこれじゃあ泳げませんよ」
ああなんてことでしょう、せっかくのチャンスだと言うのにこれでは…
しかし妄想を繰り広げ海面が血の海になりかねないのも事実です
ロラン「まあ…そんなに泳ぐつもりは無かったですし、ちょっと落ち着いたら海に足でもつけましょうか」
ディアナ「…はい」
わたくしのしんみりした態度にロランもちょっと眉にシワをよせています。
ディアナ「ロランは優しいのにわたくしはいつもこんな感じ…」
453:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 20:13:53
ロラン「いや…まあ…」
砂浜、ビーチパラソルの下とは言え蒸し暑いのに
一人で泳ぎに行ってもいいのに海にさえ触れずずっとわたくしの側にいてくれて…
ロラン「まあその…ディアナ様の水着姿を………見るのがあの…」
ディアナ「……ロランのエッチ」
人のこと言えませんが。
ロラン「ディアナ様だってなんだってこんなTバック僕に履かせるんですか!」
小さめの純白のTバック。案の定食い込みが激しく、露骨に前の〇〇〇と後ろの桃を強調しています。
ディアナ「違いますわ!わたくしは『あ、これ買ってきたらどういうリアクションするんだろう』と思い、決してロランのそれを見たかったのでは…!」
ロラン「これしか無かったって言ったじゃないですか!」
ディアナ「すいません、それはアクシデントです」
ロラン「意味分かんないですよ!」
とにかく口論は続いた
454:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 20:42:41
>>452-453
よいではないか
GJである
455:通常の名無しさんの3倍
06/08/14 19:35:19
ロォォオオオオオラァァアアアアアア!!!!!
テレッテレ~♪
『パツキンの変態が現れた』
456:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 18:47:04
>>452-453
ロラン!ディアナ様の水着はどんなだったか教えてくれ!!
そういえば去年の夏だっけ?
SSであまりの暑さにディアナ様がキャミソール&ショートパンツで
過ごしてロランを(の目のやりばにw)困らせた事あったなー
今年はどんなお姿で過ごされているんだろうか・・・・
457:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 21:36:36
>>456
花柄の水着にパレオ
というイメージ
458:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 21:45:16
>>457
ロラン乙
459:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 22:27:39
ディッディッディディディのディ~
夏はビキニでうっふっふ~♪
地球の皆様こんばんみ。クーラーなんて気の効かない文明の利器のない山荘で
毎日薄着のロランをねぶる様に視姦してテンション上がりっ放し。
ディディディの視姦ババァことディアナ=ソレルです。
誰がババァやねん!!
しかし実際の話、ロランときたらガードが薄くて目のやり場に困ります。
先日など「暑いですねえ、ディアナ様。少し水浴びでもなさいますか?」などと申しますので
以前、ビシニティでこっそり購入した超セクスィなビキニで悩殺してやろうかと画策しておりましたところ
いつものいらない気を回して、わたくしには露出の少ない・・・と、言うか
どこで見つけて来たのか「大正ロマン」な感じのだっさいワンピースを押しつけておいて
自分は「僕はこれで十分ですから」などとパンツ一丁で現れる始末。
パンイチですよ、パ・ン・イ・チ!!
当然わたくし、脳裏に焼き付けてその日のおかずに・・・といきたい所だったのですが
あまりの光景にわたくし・・・その・・・鼻血を噴出しながら卒倒してしまいましたorz
で、でも考えてもみてください!!
鉱山で鍛えられた、しなやかで黒光りするボディに、プラチナもかくやと輝く銀髪。
そして・・・よりにもよって髪よりも白いブリーフで駆けて来るロランですよ?
わたくしに耐え切れる訳が無いではないですか!!
危うく出血多量で他界する所だった訳ですが、このように毎日生と死の狭間で生きてこそ
命は輝き、本当の「生」を感じられるのであります。
これこそが地球降下作戦の真の目的であり、それを達する事が出来たという事実は
わたくし、ディアナ=ソレルの選択が間違いではなかったのだと教えてくれるのです。
まぁ何が言いたいのかと申しますと・・・ロラン、これからもよしなに・・・。
460:459
06/08/15 22:34:47
>>456を見て、脳裏にキュピーンと閃いた事を勢いだけで書き上げますた。
正直、携帯でやるべきじゃなかった・・・orz
461:453の続き
06/08/16 00:49:57
結局喧嘩してしまいました
さっきから一言も口を聞いてません。
ロラン「…」
まあ可愛いお顔をムスッとさせて。
だけど何するわけじゃないのに隣に居て。
本当にどうでもいいことで意地になって。喧嘩した理由も分からなくて。
だから…どうすればいいのかしら?
ディアナ「あの」
ロラン「なんですか」
ディアナ「いや…その…特には」
ロラン「用がないなら話かけないでください」
ディアナ「あの、ちょっと泳いで来ます」
ロラン「まだ落ち着いてないでしょ?ダメです」
ディアナ「砂でお城でも作って来ま…」
ロラン「日焼けするからダメです。作るならビーチパラソルの中で」
ディアナ(何もできないじゃない!!)
気まずく一時を過ごす夏の正午。
ただ二人で、空と海の狭間を見つめて、海の波音を聞いて、潮風に吹かれて…
でもこれって結構いいかも?
462:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 00:58:21
いや真夏の砂浜はそんな温い所では無いわ。
暑い、暑いのよ。辺りが熱でモヤモヤして海の向こうに蜃気楼が見えそ
しかも、思えばまだTシャツとホットパンツ着たままです。
ディアナ(ロランは水着姿を見たいって言ってたけど…)
そんなに期待されるほど………鍛えたのよ!
ロ○オボーイを毎日、ジョギングマシーンも欠かしません。
一週間前からたゆまぬ訓練をしていたのよ!
え?短い?
いいの!
よーし、じゃあロラン、見てなさい!
こう華麗にね、Tシャツをぬ…あれ?汗で張り付いて脱げな…
ドカ!
ロラン「イテテテ…」
ディアナ「あ…ごめんなさい!」
ロラン「いや、その…」
ディアナ(ロランが近い…)
ロラン(良い臭い…)
ディアナ「あ、あの…」
ロラン「ななななんですか?」
ディアナ「脱ぐの、手伝っていただけます?」
ロラン「え!?ぬぬぬ脱がせるってことですか?ディアナさまの衣服を剥ぎとり、そ、そそそその素肌を」
ディアナ「?」
まだまだ夏は長い…
463:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 01:05:46 BE:135533243-2BP(10)
>456
スレリンク(x3板:564-565番)
ですね。
うげ、あれから1年書いてないのか。放置中のネタ再考せねば…
464:456
06/08/16 20:58:39
>>463
生憎と私見れませんが
+ ∧_∧ +
+ (0゚・∀・)wkwk
(0゚∪ ∪ tktk
+/ヽと_)__)_/ヽ+
(0゙ ・ ∀ ・)
(0゙ ∪ ∪ +
と____)___)
してお待ちしております
よしなに・・・
465:某月某日
06/08/16 23:00:50 BE:135532962-2BP(10)
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……
地球の夏と言うものは暑いものでして、特に今年は記録的な猛暑だったとか。
冷房の効いた部屋ですごしたいところですが、ずっと居ては体に毒と言いますので、
日中は扇風機で涼を取り、冷房は寝る時に少しだけという生活を送っておりました。
いやしくも淑女たる者、このような時期でも長袖のブラウスやロングスカートなどで
肌の露出が少ない格好をするべきなのは分かっておりますが、
今年の暑さには敵わず、キャミソールにショートパンツと言うかなりラフな格好で過ごしておりました。
初めてこの格好を見た時のロランの様子といったら…
「ディ、ディアナ様…なんて格好をなされているんですか……」
「これは最近若い娘たちの間で流行っているキャミソールと言うものです」
「そ、そんな…その…」
「下着みたいな格好?」
「そう、そうです。いくら暑いからと言ってそのようなお召物を着られなくてもいいじゃないですか」
「今年は特に暑いですから、少しでも心地よく過ごす為です。お嫌?」
「嫌とか言う問題じゃなくて、その…」
「ならいいではありませんか」
「その…肩のあたりに見えるのは…」
466:某月某日
06/08/16 23:01:03 BE:45178122-2BP(10)
真っ赤になってそっぽを向きかながらも、しっかり見るところは見ているようです。
「あぁ。これはブラの肩紐ですね。最近は見られる事を前提とした物がありますので、
気にすることはありません」
わざと見せつけるように説明します。
何故か前かがみになりつつも、なお着替えるように言うロラン。
「そういうロランはどうなのです?今はTシャツを着ていますが、
畑に出たときは上半身裸ではありませんか」
「それは…暑いですから…」
「ワタクシとて暑いのです。これが気に入らないと言うのなら"み・ず・ぎ♥"でも着ましょうか?」
「うぅ…」
「それにここに居るのはワタクシとロランだけ。
人目を気にする必要もありませんし、すぐに慣れますよ」
「はぃ…」
こうして快適な生活を手に入れたワタクシ。
秋が近づき日中の気温も下がり始めたある日、ブラウスにスカートと言う出で立ちで
朝食に向かいますと、そこには平静を装いつつも残念そうな目をしたロランが居たのでした。
今年はもうあの姿を見せることはないでしょう。
暫くお預けですが、夏はまた来ますから…ね、ロラン。
あ、来年はミススカートで過ごすのもいいかも知れませんね。
467:某月某日
06/08/16 23:03:13 BE:451776285-2BP(10)
>465-466は>463の再掲載。
書きかけのネタがどれも長めの上に序章程度しか出来ていない件。。。orz
468:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 23:51:50
おお、㌧クス!
ロランに意地悪するディアナ様はやはり(・∀・)イイ!!
ホントにディアナ様が使いそうな言い回しに萌えさせていただきまし
た(*´Д`)
新作はマターリと待たせていただきますよ
469:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 13:20:49
自画自賛
いや自画持参か
470:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 15:10:01
おっぱいが邪魔で足の爪が切りにくいディアナ様
そこにロラン君が
「僕が胸を抑えておきますからその間に」
「気が利くわねロラン」
めでたしめでたし
471:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 19:11:53
などときょにう好きの>>470が妄想しておりますが、いかが致し
ましょうか、ディアナ様?
472:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 19:24:39
冷凍刑500年ぐらいですね・・・
473:通常の名無しさんの3倍
06/08/18 15:34:11
>>470はコレン(覚醒前)みたくなっちゃうのか・・・
474:通常の名無しさんの3倍
06/08/18 23:18:02
ロランはディアナ様の爪を切ってあげる。
お礼にディアナ様は耳掃除してくれる。
475:通常の名無しさんの3倍
06/08/19 19:20:06
はあん
476:通常の名無しさんの3倍
06/08/20 19:08:09
>>474
ロランがディアナ様に耳掃除して差し上げたSSならあったぞ
これのどこが耳掃除だ?
って内容だったがw
477:通常の名無しさんの3倍
06/08/21 05:23:33
未だ夏、暑さ消えぬ今日この頃
とくに何をするわけでもなく、何があるわけでもなく―
ロラン「あ、そうそう。今日はお祭りらしいですよ」
ディアナ「あら、どんな祭りなのですか?」
ロラン「さあ…最近出来た祭りらしいです。一風変わった祭りだと聞きました」
地球の祭りというのは様々。
恐ろしいことにトマトをぶつけあったり、殴りあったりするお祭りもあるらしいのです。
いかんせんゴミゴミした所は嫌いではあるけれど、祭りの活気というのがなかなか趣きのあることで
ディアナ「雰囲気は好きなんですよね」
ロラン「そうですねぇ。田舎に居た頃は祭りで裸になったこともあったり」
ディアナ「詳しく」
ロラン「え?いやまあ…その…」
ディアナ「詳しく!」
ロラン(………なんでそんなに真剣な眼で聞くんですか)
ともあれ祭りに行くことになりました。
478:通常の名無しさんの3倍
06/08/21 20:52:02
ソシエに嫉妬するフラグきぼんぬ
479:通常の名無しさんの3倍
06/08/22 19:09:15
浴衣のディアナ様、色っペーだろなー
そしてディアナ様のうなじのラインにドキドキするロラン
俺は(;´Д`)ハァハァするが
480:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 02:12:14
浴衣を登場させてロランがディアナさまにはにゃーんさせるつもりで書いたんですが…
ん?
∀に日本人系キャラ居たっけ?ギンガナム?
どのようにして浴衣の登場を説明しよう?
と悩み
祭り自体も日本の屋台が立ち並ぶ祭りにしないといけませんし
そんな日本色を一気に無理矢理浴衣登場させるの萎えるなぁ
って思ったら書けませんでしたょ(泣
481:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 06:16:23
ロラン達の時代なら月光蝶以前の記録はほとんど失われ、文化や風習も
曖昧なままいろいろな地域に分散していてもおかしくないと思います
ロランとディアナ様が暮らしている土地の近くに日本の文化が流れて
きていても良いと考えますが、どうでしょう
482:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 12:57:41
ラーメンあったしな
483:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 14:10:34
>>482
世界第一位の人口を持つ中華の料理ジャン
484:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 14:16:36
>>483
ラーメンの原型自体は中国だが、実際ラーメンに昇華したのは日本。
というのを美味しんぼで読んだことがあった気がする。
485:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 16:30:58
ラメーンを思い出すな…
URLリンク(www.geocities.jp)
486:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 20:51:36
>>484
いわゆる「支那そば」ですね
今の日本のラーメンは日本人好みに作られてる料理ですよ
ディアナ様
487:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 13:51:21
いや問題は作中に出てきたのは日本のラーメンだったかだろ
488:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 14:05:27
>>487
何話ぐらいに出てきたっけ?
489:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 16:12:38
知らん
言い出しっぺに聞いてごらんよ
490:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 16:58:14
>>488-489
落ち着いて、
ラーメンの噺はTVの∀本編じゃなくて、>>484のリンク先のSSだよ。
491:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 17:00:38
>>485だった…ちょっと酒樽で大気圏突入してくる…
492:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:01:20
>>491
ィ㌔
493:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:10:18
ディアナ様の行きつけオキニはバリバリ博多風トンコツとして、だ。
ロラン謹製のは何にあたるんだったか…
醤油ベースに魚のダシを利かせたあっさり仕立てというと…
尾道あるいは喜多方、それとも京風とかかな?
494:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:24:59
ロランのは薬膳の効果もあるようで・・・ロラン、ウチに来て作って
くんないか?
最近胃が重くってさ…
495:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 20:41:39
味は極上で、薬膳効果も満点の中華風スープ…まるで仏跳醤のようだ。
…いや、ロラン手づくりならば御曹司も海を乗り越えて食いに来かねんから、
曹跳醤とでも呼ぶべきか…
496:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 21:16:35
>>493
ディアナ様は、実はうまい豚油ぎっとり
横浜家系がお好みのようで
497:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 22:18:31
>>496
二郎や天下一品が好きなディアナ様というのも捨てがたい。
498:通常の名無しさんの3倍
06/08/25 10:29:57
>>493
鰹節で出汁をとったラーメンを出しているお店があるんだが、特に○○風というのは付けていなかったな
多分、そのお店のオリジナルなんだろう
499:通常の名無しさんの3倍
06/08/28 18:13:57
保守なに
500:通常の名無しさんの3倍
06/08/29 06:46:36
>>493,498
ロランを出汁に…
501:通常の名無しさんの3倍
06/08/29 20:47:41
よちなにー^^
502:通常の名無しさんの3倍
06/08/30 21:46:25
ょぅι゙ょなディアナさまも萌え
503:通常の名無しさんの3倍
06/09/02 07:45:35
何千年前前の話だ。
504:通常の名無しさんの3倍
06/09/02 23:23:42
日本語で(ry
505:ほしあげ
06/09/03 05:37:51
秋風がほのかに漂い、私の体にまとわりついては離れていく。
夏から秋の境目。
今はシドおじいさまの紹介で高原の別荘に来ています。
今はまだ陽射しも強く、まだ夏を感じさせました。
ロラン「涼しぃー。もっと早く来ればなー」
ディアナ「まあまあ」
ロラン「でも……いいんですか?」
ディアナ「ええ、信じてますから」
ベッドは2つですが部屋は同じ。
そう、今まで寝るときは別々の部屋だったのです。
ロラン「……ディアナさま」
ディアナ「え、な、なんです?」
そう言ってわたくし肩をガッチリ掴み、顔を近付ける…
荒い吐息がわたくしの顔にかかり、血走った眼が光る。
まさかロランが、という、こういった現実から目を背けるようにロランから目をそらす私。
なぜ一緒に暮らそうと思ったの?
こういう日が来るのを待っていたの?
いくら思案を巡らせても、取り留めのない不安が襲う。
ロラン「ここに来たってことは…」
再び唇を動かす彼。
ディアナ「そんな……まだっ…!」
ロラン「釣りに付き合ってくれるってことすよね!?」
ディアナ「…」
さ、最初から彼はそんな人では無いと分かってました!ホントですよ!
506:通常の名無しさんの3倍
06/09/03 06:32:28
釣り…それは男のロマン。
らしいです。わたくしには全く。
ロラン「魚とのかけひきなんですよ。生か死か、食わなきゃ生きられない両者の魂と魂のぶつかり合い、己のプライドを…」
ディアナ「はいはい」
ロラン「聞いてくださいよ~」
川釣り、本物の魚に見せかけて釣るルアー釣りというものです。
ロラン「このルアー、引くと水の抵抗で左右にブルブル震えて手に伝わってくるんですよ!」
ディアナ「ふぅん」
ロラン「やってみます?」
ディアナ「いえ……別に」
興味が無いと言えば興味が無いんですが
自分でも驚くぐらいに露骨に興味の無さが溢れ出しているのが……
だから彼は一生懸命楽しさを分かってもらおうと必死になって。
釣りに興味なんかありません。だから釣りの説明なんかされても困るんです。
…私は、あなたの頑張ってる姿を見ているだけで良いのです。
どんな結果でも、何があっても、
ずっとずっとあなたの頑張りを見ていてあげます
あなたを一番分かってあげます
釣れなくたって構わない。だから…
ディアナ(だけど、せっかくなら大物を釣ってよね?)
そう思い、彼を見つめる
507:通常の名無しさんの3倍
06/09/03 13:17:24
ロラン・・・なんて罪な子!!
508:通常の名無しさんの3倍
06/09/04 05:42:18
ディアナ「惜しかったですね」
ロラン「大物だったんですけど…」
突然来た大物に釣竿が折られて、結局その日はおしまい。
今夜はその前に釣った幾らかの魚と持ち込んだ食材でバーベキューです!
と言っても川辺に穴を掘って炭と、適当に拾ってきた枝を放り込むというものです。
火を調節しようと腰を屈ませて突き出したお尻をフリフリするロラン…
ムダの無いその…お尻にかぶりつきたくなるというか
なんかこう…今にも吸い込まれそうで
この手に持ったにんじんがお尻に入ったらどうなるとか
卑猥な事を考えてしま…
ロラン「炭に火がつきませんねえ。ちょっと枯れ葉でもあ、ああアッー!」
ディアナ「あ、すみません、にんじんがっ!にんじんが勝手に!」
ああ、願望が現実に!
…じゃなくて間違ってカンチョーを!!
ロラン「ぃいい、いつまで、さささ挿し込んでるんですか!」
計算してやったわけじゃありませんが目の前に火があり、手に火を持っているロランは逃げられません。
これでは背水の陣ならぬ背水のにんじんですね
ププッ
ハッ、いけないわディアナソレル!
509:通常の名無しさんの3倍
06/09/04 06:11:35
不機嫌なロラン。
ふくれっ面が似合わないですよ?
ロラン「危ないですし、もうやらないでくださいよ?」
ディアナ「あれはアクシデントです」
アクシデントで強引に済ませようとするわたくし。
さすがに不満なロラン。
それでも適当に焼いたお肉や野菜をほお張る際には笑顔がほころびますね♪
ディアナ「おいひぃえふえぇーうひひ」
ロラン「何て言ってるか分かりませんよ(笑)」
ディアナ「お肉はまだカナー?」
ロラン「野菜も食べてくださいよ」
ディアナ「はーぃ」
汗だくになりながら一生懸命火を調節したり焼いてくれる横顔。
最初は慣れない手付きで心配だったけど、やっぱり…
ディアナ「やっぱり、ロランは優しくて頼りになりますね」
ロラン「ハハハ…」
「これぐらい何でも無いよ」とばかりに一生懸命余裕を見せてるけど、
火が熱くて肉を落としちゃったり跳ねた火で飛び退いたり
丸分かりなぐらい照れながら作業をして
おかしいですね(笑)
後片付けは分担でした。
心なしか、
わたくしがロランの背後を通るたびにチラ見して背後に気をつかっていましたね
もうやりませんよ!
たぶん。
510:通常の名無しさんの3倍
06/09/05 23:29:17
お茶目なディアナ様もいいね
511:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:43:56
地球と月を巻き込んだ忌まわしい大戦から約2週間が経過しました。
わたくしは女王の権限と責務をキエルさんに任せて、今はロランと一つ屋根の下で生活をしています。
ロランはわたくしのためにと家事全般をこなしてくれており、とても感謝しています。
そんな彼ばかりに任せるのは悪いと思い、今夜はわたくしが夕食の準備をすることにしました。
「気持ちは嬉しいのですが、大丈夫ですか?何か困ったことがあったらすぐに呼んでくださいね?」
「大丈夫です。わたくしだって、料理の一つや二つぐらいは作れますから。」
と意気込んでみたものの、本当はあまり料理の経験はありませんでした。
でも、一度あれだけ自信満々に言ってしまった以上後には引けません。
「じゃあ僕は隣の部屋で本でも読んでますから。」
「わかりました。そんなに心配してくれなくても、大丈夫ですよ。」
とりあえず、作るメニューはカレーライスにしました。
カレーなら嫌いな人はそんなにいませんし
料理慣れしていないわたくしにもおいしく作れると思ったからです。
512:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:44:49
(まずは…お肉と野菜を食べやすい大きさに切るんですよね。)
大きめの玉ねぎを一つ取って皮をむき、まな板と包丁を使って切り始めました。
が、ここで思いもよらない事態に直面してしました。
(なんだか目が痛い。涙も出てくる。玉ねぎを切ったから?)
普段から料理をロランに任せているわたくしには野菜一つ切るだけでも大仕事です。
時間はかかったものの、なんとか玉ねぎを微塵切りにすることが出来ました。
切り終えた玉ねぎを見て満足しながらも、次に豚肉を細かく切り始めました。
(なかなか切れない…。目も痛いし…ロランはいつもこんな大変なことをこなしているのですか?)
そんなことを考えていたせいでしょうか?
自分の視界が涙でぼやけていくことに気づきませんでした。そして…。
「痛っ!!」
それは一瞬の出来事でした。わたくしは自分の人差し指を切ってしまったのです。
(血が…まず血を止めな)
「ディアナ様!!」
私が思考をめぐらせる間もなくロランは台所に駆けつけていました。
「指から血が…!すぐに手当てをしましょう!こちらに来てください!」
「だ、大丈夫です…ほんのかすり傷ですから…。」
「冗談言わないでください! ばい菌でも入ったらどうするんですか!?」
そう言うとロランはすぐさま救急箱を持ってきてわたくしの指の手当てを始めました。
513:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:45:43
「…はい、これで終わりです。またお風呂上りに消毒しますからね。」
ロランには医術の心得でも持っているのでしょうか?
以前野戦病院で働いていたことがあるわたくしでも舌を巻くほど
ロランの治療は手際がよく鮮やかなものでした。
「そんな。大丈夫ですよ。そこまで大げさにならなくても。」
「何かあってからでは遅いんです。それと…夕食の準備の残りは
僕がやっておきますから、ディアナ様はそれまで休んでいてください。」
わたくしはロランの言葉に反発しました。
「そんな!たいした傷ではありません!最後までわたくしがやります!」
「その指で、どうやって包丁を使うおつもりですか?
今の指では切り傷を増やすだけです。」
…たしかに、ただでさえ料理が出来ないわたくしなのに、指が使えないとなれば
ロランの仕事を増やすだけかもしれません…。
「…分かりました、後はお任せします…。」
ロランにそう伝えるとわたくしは自分の部屋へと戻っていきました。
(…わたくしは、大切な人に、料理一つまともに作れないのか…。)
ロランの作ったカレーの味とは裏腹にわたくしの心は沈んでいました。
(料理を作るどころか逆にロランに迷惑をかけただけだった…。
こんなことになるなら最初からわたくしは何もしなかった方が良かったのでは?)
「ディアナ様、お味はいかがでしょうか?辛くはありませんか?」
わたくしはその問いかけに対して
「ええ、おいしいです。」
と返すのがやっとでした。
食欲は無いものの、残せばロランに余計な心配をかけると思い
なんとかのどの奥にカレーを流し込みました。
「ごめんなさい。今日はお風呂は結構です。先に休ませてもらいますね。」
「ディアナ様?どうかされたんですか?」
「すみません、しばらく一人にしてください…。」
ロランにそう告げるとわたくしは部屋に戻りました。
そして、ベットの上で怪我した指をしばらく眺めていました。
514:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:47:13
今日は早く寝床に入ったにもかかわらず、なかなか寝付けませんでした。
物事を悪い方向へ考えてしまうことは悪い癖だと自覚しながらも、
夕食の支度のことばかり考えていました。
(ロランはソシエさんではなくわたくしと一緒にいることを選んでくれたのに、
わたくしは何もして上げられない。わたくしが今でも月の女王だったならば
ここまでロランに苦労をかけることもないのに、豪華な食事を
ご馳走してあげることだってできたのに…今はもう月の女王ではない…。
だからこそ、こんどこそわたくしが彼を支えてあげたいのに、
支えてあげなくてはいけないのに!
…ディアナ・ソレルから女王を取り除いた結果がこれでは、
ただロランの人生を縛り付けてるだけではないのだろうか…。)
そんなことを考えながら、ようやく眠りにつくことができました。
次の日の朝、朝食をとり終えたわたくしたちはロランを呼びました。
「ロラン、話があるのですがよろしいでしょうか?」
「どうしたんですか?改まって。」
できることなら、こんなことは話したくない…。でも、わたくしのせいで
ロランを不幸にすることだけはしたくない。…わたくしは覚悟を決めました。
「ロラン…貴方とわたくしはもういっしょに暮らすべきではないと思うのです」
「ど、どうしたんですか?突然そんなことを…」
「…」
わたくしはロランの問いかけに答えることが出来ませんでした。
515:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:48:06
「…本気…なんですか…。…ディアナ様は…僕のことが嫌いになったんですか…?」
「それは違います!」
わたくしは悲鳴のような声で叫んでいました。
「…ロラン。貴方はわたくしにとって、心から信頼できる数少ない
大切な人の一人です。貴方には、言葉では言い表せないほど感謝しております。」
「だったら!どうしてそんなことを仰るんですか!」
ロランの疑問は当然だと思います。わたくしだって、本当は…。
「貴方が大切だからこそ言うのです!…貴方は民間人であるにもかかわらず、
わたくしの至らなさで戦いに巻き込ませてしまい、∀のパイロットとして
常に最前線で戦わせてしまいました。そして、貴方がいたからこそ、
ギム・ギンガナムとターンXを倒し、地球と月に友好の橋を築くことが出来たのです。」
「…」
ロランも黙ってわたくしの話に耳を傾けていました。
「貴方にはわたくしのせいで迷惑ばかりかけてしまいました…。
だから、戦争が終わった今こそ貴方には幸せになってもらいたいのです。」
「そんな…僕は今十分幸せですよ。」
あぁ、ロラン。何も出来ないわたくしに何一つ文句も言わないで、
その上今の生活を幸せだといってくれる貴方には言葉もありません。
そんな貴方だからこそ、わたくしもここまで感情的になっているのかも知れませんね。
「わたくしは、もう月の女王ではありません。月の女王でない今のわたくしは
家事一つまともに出来ません。そんな女のために、貴方の人生を縛りつけて、
貴方の幸せを奪いたくはないのです!」
「ディアナ様!」
「ですから!…ですから、今からでも遅くはありません。これからは、
わたくしなどではなくソシエさんと暮らしなさい…そのほうが、貴方にとって
幸せな人生を歩んでいけるでしょう…。」
わたくしは自分が泣いていることに気がつきませんでした。
これでいいんです、ロラン。わたくしなどよりソシエさんと暮らす方が
貴方にとって幸せなのです。私と一緒にいてくれるのは
とても嬉しく思います。でも…これでいいんです…これで…。
516:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:49:32
しばらくの間、重い沈黙が続きましたが、
ロランがわたくしにこう言いました。
「…僕にとって、ディアナ様も、キエルさんも、ソシエさんも
みんな大切な人たちです。そんな中で、ソシエさんと別れて、ディアナ様と
一緒に生きる選択をした時は、正直辛かったです。でも、後悔はしていません。」
わたくしには彼の言葉の真意が分かりませんでした。
ソシエさんと決別させてしまったのに、後悔をしていないという言葉に…
わたくしがこの疑問をぶつけると、ロランはこう答えてくれました。
「僕は、自分が一番傍にいたいと思う人を自分の心で決めたんですから。」
「ロラン…。」
わたくしは、彼の誠意に答えるだけのことをしてきたのだろうか?
いつも、どこでも、わたくしはロランに迷惑をかけてばかりだった。
わたくしはそんな彼にいままで何をして上げられたのだろうか?
なにもしていなかった。してあげられなかった。わたくしはそう思っていました。
なのに、目の前にいる銀髪の少年はわたくしと一緒にいたいと言ってくれている。
「それに、すごく嬉しかったんですよ。僕がずっと尊敬し、
憧れていたディアナ様と一緒にいられることが。…ですから、
ディアナ様が僕のことを嫌いになったので無ければ、これからも、
貴方のそばにいさせてください。たとえ貴方が月の女王でなくても、
僕はディアナ様と一緒に生きたいんです!」
「ロラン、本当にわたくしでよろしいのですか?
何一つ取り柄の無いこんなわたくしなんかで…。」
「僕はディアナ様のことをお傍で見てきました。貴方が誰よりも
優しいことは良く知っています。そんなディアナ様のことが…僕は大好きです…。」
「ロラン…ありがとう…。わたくしも同じ気持ちです…。」
わたくしはロランの胸の中に飛び込みました。
ロランもわたくしをやさしく受け止めてくれました。
517:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:50:44
「ディアナ様…。」
「ロラン、これから先わたくしはきっと貴方にたくさんの迷惑をかけてしまうでしょう。
それでもわたくしからは貴方に何もして上げられないかもしれません…。
そんなわたくしでも、これからも一緒にいてくれますか?」
「もちろんです。僕の方こそこれから先ディアナ様を傷つけてしまうことも
あると思います。それでも僕と一緒にいてくれますか?
「もちろんです。ありがとう、ロラン。本当にありがとう…。」
「僕の方こそ、ありがとうございます。ディアナ様…。」
わたくしは彼の胸の中で泣いていました。
その姿はかつて月の女王だった者の姿とは思えなかったと思います。
それでも、わたくしは感情の赴くままに声を上げて泣いていました。
どれくらい時間が経ったのでしょう?
ようやく落ち着いてきたわたくしにロランは外を見ながら言いました。
「天気もいいですし、湖に散歩にでも行きませんか?」
わたくしも顔を上げて外を見ると、明るい日差しがリビングに差し込んでいました。
「そうですね。行きましょうか?」
「じゃあ準備をしますので待っててくださいね。」
そう言うとロランはわたくしから離れて台所へと向かっていきました。
きっと昼食にサンドイッチでも作るつもりなのでしょう。
怪我した指の痛みは残っていますが、対照的に私の心はとても晴れやかでした。
(ありがとう、ロラン。今のわたくしは幸せです。これから先どれだけの間
貴方と一緒にいられるかは分かりませんが、一日でも多く貴方と
笑って過ごしたいと思います。それに、今は無理でも…いつかきっと、
わたくしが自分で料理して貴方においしいものを食べさせてあげますからね。)
「ディアナ様―!紅茶を切らしてしまっているのでコーヒーでもよろしいですか?」
「よろしくありません!今すぐ買ってきなさい!」
「そんなの無理ですよ!」
「ふふふ…冗談ですよ。コーヒーで結構です。」
ロラン、これからもよしなに。
518:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 18:00:49
全ディアナカウンターが泣いた
519:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 19:30:32
ゲーーッ原点回帰の超人!!
520:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 21:20:45
イイネ(゚▽゚)/~ ホロン部乙
>519 まさにターンエーってとこか。
にんじんはにんじんでわるくはないがなぁ~
521:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 21:44:36
正統派GJ!
522:通常の名無しさんの3倍
06/09/07 20:15:02
全アメリアが泣いた。そして俺も。GJ!!!
523:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 12:16:16
初めてターンA劇場版を見たがめちゃめちゃ面白いな>ターンA
でもエロたりねえよママン
TV版でディアナ様のエロある回おすえて
524:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 12:32:11
最高傑作ですから
525:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 15:50:37 BE:180710382-2BP(11)
/ `ゝ
/ 、 、 ヽ
/ 「 ̄ ̄| ̄ ̄ヽ λノ ,ゝ
/ |、 | Vレレ' ̄|人ノ
ノ ノ _ζ_|_____| / / ゝ
7 λ _ゝ ̄ \―/ ミ
ノ レ从人√ / | lヽ)
λ \_ ^ ´ λ从ノ
ノ ( | / ̄ ̄7 /
"ヽ λ| / ̄ヽ ̄7 / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"ヽノレ λ l___|__/ /< ディアナ様のエロと言ったか、おのれ~!
/ ヽ `----' / \__________
/ ヽ --- /
/ ̄ ̄ ̄ ̄7―‐---\_______/
/ / .-/---、
ないよ。
526:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 20:09:55
キエルお嬢さんのエロなら2回ほどあったか
527:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:34:15
わたくし、一人丘の上で夕陽を眺めておりました。
青い着ぐるみの中で待ちつことを日課にして、一体何日がたったでしょう。
「はぁ…、ロラン。やっぱり着ぐるみはサバではダメなのですか?」
そんな独り言をこぼしてみても、赤い夕陽は徐々に遠くの山々の陰に
隠れていってしまいます。
ふとその時、背後から誰かの声が聞こえてまいりました。
「あのー、お一人でなにやってらっしゃるんですか?」
誰ですか?んーと、見覚えがあるような、ないような。
金髪頭の男性は、山仕事の帰りか何かのようで、
肩に斧とリュックを抱えてそこに立っておりました。
「そのカツオ、似合ってますぜ。」
いえ、その、似合ってるとか言われましても。カツオに見えるくらいなら、
いっそのことイワシと言って欲しかったものです。
「ああ、そうでしたか、サバ、サバだったんですか。」
余計なお世話です。なんなんでしょうか。やっぱり、
世間一般には、サバでは何か悪いんでしょうか?
マグロよりはいいと思うんですが。
528:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:35:57
「い、いえいえ、そんな。サバ、サバはいいです。自分も昔サバでしたから。」
へぇ。
サバだったんですか。いえ、まぁわたくしもサバと言えばサバですけど。
別にいいじゃないですか、サバ。
「つ~きのサバよぉ~って、これ、エヘヘッ、エヘヘッ!」
…。ああ、もう、日も暮れたことですし、そろそろ帰る時間かもしれません。
「ああ、ちょっとお待ちになってぇっ!
いや、その、サバは、その、群れて暮らしてるもんです。
でもここ何日か、あなた様はなんだか寂しそうに一人でそこにいたもんですから。
…しかも着ぐるみで…。
昔のあなた様は、いつも周りにだれかいたじゃないスか。」
一人…。そういえばわたくし、最近一人のことが多くなりました。
まるでコールドスリープを繰り返していたあの頃のよう…。
はぁ、でもあなたはそんなわたくしをあまりよく知らない方のようですね。
とはいえ、会ったことがあるのならもしかすると思い出すかもしれません。お名前は?
「あたし?え~っと、も、元ギンガナム隊所属、
シッキネンとかなんとか、であります!以上ぅっ!」
ギンガナム隊?って、すみません、やはりわかりません。
というか、もしや“ディアナ暗殺”とか、まだやっている訳じゃありませんよね?
「あ、暗殺なんてっ!滅相もございませんっ!あたしは、あたしはっ!」
男性はそう言うと、「つ~きのサバよ~」とさっきの唄を口ずさみながら
まだ赤い夕焼け空の下をいそいそと立ち去って行ってしまいました。
けれど、本当に誰でしょう?わたくし、こんなに物忘れが激しかったでしょうか。
529:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:37:33
ああ、それにしてもサバの着ぐるみを着ていても、やはりもう9月。
11月には雪に覆われるこの辺りの風は、もうだいぶ涼しくなってきております。
「ディアナ様~っ!」
は…、その声は、…ロラン。いえ、わたくしはサバです。
夏にキャミソールすら着れなかった、おサバな1000歳なのです。
「もう、何拗ねてるんですか。またそれ着てらっしゃるんですか?
それにもう、サバじゃなくたっていいじゃないですか。」
いいの。いいから放っておいて!わたくしはディアナではありません、サバです。
サバディアナですっ!通販で苦労して探しあてたこの着ぐるみの中が、
わたくしの今の居場所なのです!
「そんなことないですよ。…そういえばさっき、ディアナ様がここにいるって
教えてくれた人がいたんですけど、誰ですか?」
え、ああ、あの、なんていいましたっけ?シッキ…、いえ、シッケナイさんでしたね。あの、大門グラスをかけていて、どことなくうなぎ犬っぽい方。
「…うなぎ犬?」
―はっ、いけない、わたくしったら!つい黒歴史よりも前のことを
口走ってしまいました。やっぱり、やっぱりわたくしはサバですっ!
「ええっ!知らなかった、黒歴史よりもっと昔のことを知ってらっしゃるんですか!?
すごいなぁ、ディアナ様、やっぱりディアナ・ソレル様だ!」
ま、まぁ、そんな事知っていても、何がどうなるということでもございません。
というか、大門グラスは知っているの?別にそれはどうでも構いませんが。
それにしてもロランの“すごく尊敬してます”みたいなまなざし。
ああ、まっすぐで、とても綺麗な瞳。
でも、なんで憶えてたんでしょう?
うなぎ犬なんて。
それからロランはサバのわき腹から突き出ている
わたくしの手を引いて丘の道を下っていきました。
「あ、ディアナ様、月ですよ。」
そういえば、今は月が一番大きく見える時期でしたね。
わたくしは空に浮ぶ銀色の光を眺めながら、なぜかふと、ものすごく唐突ですが、
ミスルトゥの爆発のことを思い出しました。
すこし笑ってから「ありがとう」と小さな声で呟くと、
ロランの耳に入ってしまったのか、「なにが“やべっ!”なんですか?」
と真顔で尋ねられてしまいました。
「残酷なものです…。ディアナ様は、あたしの顔を覚えていらっしゃらなかった!」
「ばかねぇ、ディアナ様はあたしたちが死んだと思ってらっしゃるだけなのよ。
それか本当にキエル・ハイムだったってだけでしょ。
第一、なんでシッキネンだなんて名乗ったのよ。」
「だって、だって…、そんなことどうでもいいじゃない!あねさぁ~~~ん!!」
ムロンさん、ごめんなさい…。
530:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 23:07:52
>>527-529
職人さん乙です
以前サバネタを書いた人ですかね
忘れられてるムロンかわいそうw
531:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 00:03:28
着ぐるみディアナ様の画像きぼんぬ
532:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 12:57:10
サバイバル
サバだけにサバ威張る
533:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 17:38:34
そんなにディアナが好きかー!
534:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 18:13:50
(,,゚Д゚)∩ハイッ!!大好きです
535:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 18:28:39
よちなにー
536:通常の名無しさんの3倍
06/09/11 03:49:47
>>525
わたくしめは薄いスカートの上から分かるおみ足のラインだけで。。。。
537:通常の名無しさんの3倍
06/09/11 21:16:37
萌えスレの荒氏あぼーんよしなに
538:通常の名無しさんの3倍
06/09/14 22:27:40
御大将日記の続きが気になりつつ保守
539:通常の名無しさんの3倍
06/09/17 00:16:44
お前保守する気ないだろ
540:通常の名無しさんの3倍
06/09/17 00:36:19
>>539
sageでも保守は出来るよ。
保守ってのはdat落ちを防ぐ手段だから、定期的に書き込みがあればsage進行でも保守可能。
変なのが流入しやすいスレではsage保守の方が望ましい事もあるよ。
541:通常の名無しさんの3倍
06/09/19 22:45:11
保守します
よしなに
542:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:33:40
保守
543:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:42:32
わたくしはそこにいました。
その様に表現する以外表現しようのない。
例えるなら、まるで砂の無い砂漠いるような、空の無い空間にいるような
そんな場所にわたくしはいました。
そしてそこには、わたくしがよく知っている人たちがいました。
「ロラン、それにキエルさんにソシエさんにハリー。
お久しぶりですね。どうしたんですか?」
キエルさんたちと会うのは久しぶりのはずなのに
彼らの表情がなんだか悲しんでいるように見えました。
「ディアナ様、お別れを言いに来ました。」
「お別れ…?どういう意味ですか?」
わたくしはキエルさんの言葉の意味が分かりませんでした。
お別れ…?いつ?何故?どうして…?
そのようなことを考えてるところに続けてこう言われました。
「キエル嬢、そろそろ時間です。では、ディアナ様。月のことは私たちにお任せください。」
「さようなら。ディアナ様。あなたのことは一生忘れません。」
「どういうことですか!キエルさん!ハリー!」
二人は詳しい説明もなく光の中へと消えていきました。
畳み掛けるようにソシエさんもわたくしに別れを告げてきました。
「さようなら。もう一人の私の姉さん。貴方のことは嫌いじゃなかったわ。」
「ソシエさん!待ってください!ソシエさん!」
ソシエさんも2人の後を追って消えていきました。
あの3人には私の言葉は届いていないのでしょうか?
そのような行為を目の当たりにしたわたくしにある不安が襲ってきました。
まさか、ロランも…。
544:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:43:33
「それでは、ディアナ様。僕ももう行きます…。」
それは最悪の形で的中しました。
言い方も同じ、継げる言葉も同じ。だとすると、おそらくは私の前から消えてしまう
ということも…。わたくしは必死に縋る(すがる)思いでロランに訊きました。
「待ってください!ロラン、説明してください!お別れとは何のことですか!?」
「だって…ディアナ様、もうすぐ冬眠されるじゃないですか。」
「冬眠…?」
冬眠…。わたくしがこの言葉から思いつくものは一つしかありませんでした。
人口冬眠。わたくしが今までに経験してきたもの。
そしてもう二度と経験したくないと思っていたもの。
キエルさんたちが言っていた「お別れ」とはこれを指していたのでしょう。
「冬眠って…どういうことなのですか!?
わたくしはもう人口冬眠するつもりはありません!
貴方たちと共に生きて、共に死にたいのです!」
「仕方がありません。そういうシステムなんですから。
それでは、ディアナ様…。貴方に出会えて本当に嬉しかったです。…さようなら…。」
「待ってください!ロラン!わたくしを…わたくしを一人にしないでください!
嫌です!もう嫌なんです!目覚めたときにはみんな
消えてしまっているあの体験をするのは!」
そんな私の言葉など彼の耳には届いていなかったのでしょう。
ロランもキエルさんたちと同様に光の中に消えていきました。
それから周りの空間が闇に覆われていくのが分かりました。
この闇は少しづつ、しかし確実にわたくしの命を、心を、精神を蝕んでいく。
そう告げているような感覚に襲われていきました。
わたくしは心の底から恐怖を感じていました。
立っている事さえ出来なくなったわたくしは
その場に座り込み、大粒の涙を流していました。
やがて周囲は漆黒の闇が包み、わたくしの心は絶望のどん底に叩き落されていました。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
わたくしは絶叫していました。
545:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:44:24
「…!!はぁっ!はぁ、はぁ…。ここは…わたくしの部屋…。」
目覚めたわたくしの目に映ったのは自分の部屋、白い布団、自分の指先でした。
目をこすると暖かい水が付着していました。それはわたくしの涙でした。
(夢…だったのか…。)
わたくしは今ここに存在する自分こそが真実なんだと確信し安心しました。
夢を見ること自体は珍しいことではありませんでしたが
ここまで嫌な夢を見たことは無かったかもしれません。
時計は午前2時を指しており薄暗い部屋の中に月の光が差し込んでいました。
(ロランは…?)
わたくしは自分のベットから身を起こすと真っ直ぐに
ロランの部屋を目指して歩いていました。
他意はありませんでした。ただ、ロランを見たい。
その思いだけが私を動かし、気づけばロランの部屋の前にいました。
この向こうにロランがいる。彼に会いたいという
焦る気持ちを抑えて慎重にドアを開けました。
しかしわたくしの期待に反してそこに存在するはずの
彼は部屋のどこにもいませんでした…。
(?…いない…?)
わたくしは自分の目が信じられなくなり電気をつけました。
しかし、ロランは寝室にはいませんでした。
「嘘、そんな…。」
まさかあれは正夢だったのではないか?
そう思った瞬間再びわたくしは恐怖を感じました。
「ロラン、どこですか!ロラン!」
わたくしは叫んでいました。深夜だということを忘れて
喉が痛むほどの大声で叫び続けていました。
546:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:45:21
「本当にいなくなってしまったのですか!?ロラーン!!」
「どうされたんですか!?ディアナ様!」
「!ロラン…。」
声の先にロランはいました。
良かった…。正夢なんかじゃなかった…。
銀髪の少年は今ここに存在するわたくしと同様に、たしかにそこにいました。
「大丈夫ですか!?具合が悪いんですか!?病院へ行きましょうか!?」
そう言って私に駆け寄ってくる彼の姿に安堵したわたくしは
その場に膝をついてしまいました。
「ディアナ様!しっかりしてください!今すぐ車の準備をしますから!」
わたくしの姿を見て体調が悪いと思ったのでしょう。
彼に無用な心配をかけたくなかったので健康であることを説明しました。
「いえ、違うんです!体は大丈夫です!」
「本当ですか!?立ってられないほど辛いんでしょう!?」
「そうじゃないんです!なんと言いますか…その…
安心したら急に体の力が抜けてしまって…。」
「…?とにかく、体に異常は無いんですね?」
「それは大丈夫です。心配をかけてしまってごめんなさい。
それより、どこに行っていたのですか?」
「どこって…トイレに行った後に水を飲んでました。」
…なんだか自分のしたことがあまりにも幼稚で情けない気分になってきました。
「どうされたんですか?こんな時間に大声で叫んだりして?」
体に異常が無いと分かってくれたのは良いが、どう説明したらいいものか…。
とりあえず、言葉の思いつくままに話していました。
「それは…ロランが、寝室にいなかったものですから…
消えてしまったのではないかと思いまして…。」
「?僕が消える…?何故そのようにお考えになったのですか?」
「その…恥ずかしい話なんですが、夢を見たんです。」
「夢?」
「はい…。ロランだけでなく、キエルさんもソシエさんもハリーも
みんなわたくしの傍からいなくなってしまう夢だったんです。」
「…。」
わたくしはロランに自分が見た夢の説明を始めていました。
547:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:46:22
「…人口冬眠…冬眠と覚醒…僕も想像したことはありますけど、
自分にとって大切だった人たちが、みんな死んでしまっているというのは
たしかに怖いことかもしれませんね。」
以前のムーンレィスにとって人口冬眠とは珍しいことではありませんでした。
人口の増加を防ぐ一端として、あるいは病気の治療のため、はたまた犯罪者の刑として
それはごく普通に存在していました。
そして、わたくしが地球帰還作戦を急いでしまった理由もここにありました。
「わたくしも冬眠は幾度となく行なってきましたが、あれは本来の人の
生き方ではありません。人はやはり、自然のままに生と死のある
普通の生き方をすべきだと思うのです。」
「そうですね。冬眠を行なってきたディアナ様がそのような結論に
行き着いたのは僕も間違ってはいないと思いますよ。」
そう。わたくしは地球で暮らしたかった。
普通に生き死にをする真の生き方をしたかった。
そして多くの人の助けがあってわたくしはそれを手に入れられました。
それなのに…。
「はい。頭では分かっているんです。わたくしはそのために地球に下りてきました。
でも…今でもあの感覚を思い出すと体が震えるんです…。」
わたくしは恐れていました。孤独というものを。
以前のわたくしにとっては人口冬眠も、死も、そう変わるものではなく
また、それほど恐れを抱くものでもありませんでした。
しかし、今回の地球帰還でわたくしは人の温かさというものを知りすぎてしまいました。
それは間違ったことだとは思いませんが
時間が経てば経つほどに、今はもう起こりえない人口冬眠や
決して逃れることの出来ない死というものに恐怖を抱いていきました。
そしてその恐怖の根源にはかならず孤独が存在しました。
「ディアナ様…。大丈夫です。ここは地球です。もう誰もディアナ様に
冬眠を強要させたりしません。それに僕はいつでもディアナ様の傍に
いて差し上げます。絶対にディアナ様を一人にはしません。」
「ロラン…そうですね。わたくしのそばには、いつもロランがいてくれますものね。」
人は時に死や孤独に苛まれます。
でも、人の暖かさを知り、いつも傍に大切な人がいるわたくしには
その恐怖を克服することが出来ます。
それはとても幸せなことだと思います。
548:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:47:11
「…眠れそうですか?」
「そうですね…先ほどのような恐怖が襲ってくるような感覚はもうありません。ただ…。」
「ただ?」
今考えると、この時のわたくしはすこし大胆だったと思います。
でもそれは素直な感情だったのでわたくしはその感情に従いました。
「あの、ロラン。貴方にお願いがあります。」
「なんでしょう?」
「今夜だけ、今夜だけでいいですから…あの…。」
「はい。」
「わ、わたくしと一緒に寝ていただけませんか?」
「僕が…ディアナ様とですか!?」
「あ!別に変な意味で言ったつもりは無いんです!ただ…その…。」
やましい気持ちなどはありませんでした。
いや、わたくしとて一人の人間である以上微塵も無かったと言えば嘘になると思います。
でも、今は純粋にロランと一緒にいたいと思いました。
「…わかりました。ディアナ様がそうしたいと仰るなら。」
「すみません、ロラン。」
「いいんですよ。ディアナ様の手助けをすることが僕の幸せなんですから。」
549:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:48:01
ロランにはわたくしのベットで寝てもらうことにしました。
一人用ですから少しきつかったですけど
たまにはこういうのもいいかな、なんてことを考えていました。
「こうやって二人一緒にいるのって、初めてかもしれませんね。」
「そうですね。さすがにこんな間近にディアナ様の顔があると…。」
「あると?」
「…緊張します。」
「ふふふ。慣れてください。」
「…努力します。眠れそうですか?」
「はい、大丈夫です。今はとても落ち着いています。」
「それは良かった。もう遅いですからお休みください。」
「こうして貴方と二人で話しているのも悪くありませけど?」
「駄目です。夜更かしは体に毒です。肌にだって良くないし、今日はもうお休みください。」
「あ、ロラン!今わたくしを子ども扱いしましたね。」
「してませんよ。ソシエさんみたいなことを仰らないでください。」
「まぁ。せっかくいい雰囲気なのに他の女性の名前を出すなんて。
本当はロランもこんな数百歳のお婆ちゃんより若くて綺麗な
キエルさんやソシエさんのほうが良かったんでしょう?」
「そ、そんなわけないじゃないですか!ディアナ様は僕にとって一番大切な人です!」
「ロラン。もう深夜なのです。大きな声を出さないように。」
「んー…。なんか納得いきません…。」
「ふふ、では、ロラン。」
「はい、なんでしょうか?」
「おやすみなさい。」
「はい。おやすみなさい。」
550:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:49:06
明るい日差しがわたくしの部屋に射していました。
わたくしは悪夢にうなされることなく暖かい気持ちで熟睡できたようです。
(…朝…か…。ロラン…は…?)
目が覚めるとそこにロランの姿はありませんでした。
(いるわけありませんよね。貴方はいつもわたくしより
先に起きて朝食を用意してくれますものね。)
着替えてから居間にいくと既に朝食の準備がされていました。
「おはよう、ロラン。」
「あ、おはようございます。朝食はもう出来てますのでいつでも食べることが出来ます。」
今日の朝食はトーストにベーコンエッグに野菜サラダのようです。
栄養バランスも考えてあるおいしそうな朝食だと思いました。
「いつもありがとう。ところで…寝不足なんですか?」
「え!?ど、どうしてそう思われるのですか?」
「目の下にくまが出来てますよ?」
いつも見ているロランの顔とは違うのがはっきりと分かりました。
「あ…そうですか…。ま、まあ!大丈夫ですよ!それなりに睡眠時間はとってますから!」
笑いながらそう話す彼の顔がとても愛おしく思えてきました。
「…ねぇ、ロラン。」
「はい、なんでしょうか?」
「ときどき…で良いですから、またわたくしと一緒に寝ていただけますか?」
「え!?えぇ…それは…。」
「すいません、迷惑ですよね。忘れてください。」
「ディ、ディアナ様がそうしたいと仰られるなら…僕はいいですよ…。」
「本当ですか!?ありがとうロラン!」
「は、はは…。」
ロランの返事が空笑いなのも考えず私は喜んでいました。
「嬉しいことは嬉しいん…このままじゃ…寝不足で…僕の体がいつま…
それ以前に…僕の…理性がどれだけ…。」
「ロラン?何ぶつぶつと独り言を言っているのですか?」
「!い、いえ!何でもありません!」
「?…そうですか?ならいいんですけど。」
551:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 01:49:52
「このベーコンエッグ、少し焦げてますね。」
「あ!すいませんでした。」
「いや、咎めようと思ったわけではありません。ただ、ロランが料理で失敗するのは珍しいですね。」
「ええ。寝不足が原因かもしれません。」
「ロラン。夜更かしは体に毒ですよ。」
「僕が寝不足になっ…因はディア…様にあるん…。」
「なにか言いましたか?」
「い、いえ!次からは気をつけます!」
「そんなに畏まらないでください。わたくしは貴方を使用人としてみているわけじゃないんですから。」
「はい。ありがとうございます。」
「…このトーストはおいしいですね。」
「そのパンはですね。ノックスの…。」
今日の風は涼しく過ごしやすいです。
これから秋が深まり、冬が来て、また春が来る。
わたくしはそんな季節の変化に心躍らせながら今を楽しく過ごしています。
ロラン、これからもよしなに。
552:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 02:50:58 BE:225888454-2BP(21)
/ `ゝ
/ 、 、 ヽ
/ 「 ̄ ̄| ̄ ̄ヽ λノ ,ゝ
/ |、 | Vレレ' ̄|人ノ
ノ ノ _ζ_|_____| / / ゝ
7 λ _ゝ ̄ \―/ ミ
ノ レ从人√ / | lヽ)
λ \_ ^ ´ λ从ノ
ノ ( | / ̄ ̄7 /
"ヽ λ| / ̄ヽ ̄7 / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
"ヽノレ λ l___|__/ /< >543-551ユニヴァァァァァァァァス!!
/ ヽ `----' / \__________
/ ヽ --- /
/ ̄ ̄ ̄ ̄7―‐---\_______/
/ / .-/---、
553:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 04:18:21
GJ
554:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 12:15:15
>>553
その通りです。失礼いたしました。
他にもいくつかミスがありましたが
この程度の駄文しか書けない奴だと思って
勘弁してください
555:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 21:30:42
>>554
GJ以外に何と言えばいいのかユニバース!
556:通常の名無しさんの3倍
06/09/23 23:58:06
ユニヴァァァァァス!!
ユニヴァァァァァス!!
557:通常の名無しさんの3倍
06/09/24 00:15:15
(*^-^)bGJ
これで後10年は戦える
558:通常の名無しさんの3倍
06/09/27 01:21:10
とりあえず保守
559:もし、あの時、~だったら1/4
06/09/27 18:29:48
今日はディアナ様が食事の準備をしてくれている。
楽しみである反面不安な気もする…。
一体どんな料理が出てくるのだろうか…?
「さぁ、ロラン。出来ましたよ。」
「へぇ、鍋を作ったんですか。何を入れたんです?」
鍋には蓋がしてあって中は見えないようになっている。何が入っているんだろう…?
「実は、ただの鍋ではありませんよ。」
「へ?どういうことです。」
「こういうことです!」
そう言うと、ディアナ様は部屋の明かりを消してしまいました。
「ディアナ様、どうして明かりを消すのですか?」
「慌てる必要はございません。これは闇鍋という料理で
真っ暗な所で食べる鍋なのです。何が入ってるか分からないスリルと味わいながら
食べる料理なのですよ。また、一度箸で掴んだものは鍋に戻してはいけない
という暗黙の領域がある食べ物なのです。」
「は、はぁ。」
そんな説明を受けながら鍋の蓋が開けられる。
色や形での判別は殆ど出来ないが、ぐつぐつと沸騰していることだけは分かった。
「さぁ、いただきましょう。」
これはまずい。ディアナ様には余り料理の経験が無い。
出てくる料理次第では食べない選択肢も考えていたのに
この状況ではその判別も出来ない。
少し考えた結果、いま僕が出来ることは
1、覚悟して食べる
2、腹痛が起きたとごまかす
3、暗闇なのを利用してわざと鍋を引っくり返す
ぐらいだろう…。さて、どれが一番良いだろうか?
560:もし、あの時、~だったら2/4
06/09/27 18:30:49
1の場合
「いただきます。」
「どうぞ、召し上がってください。」
「ぱくっ…もぐもぐ…なんか、変わった味がしますね。」
「そうですか?ちゃんと洗剤とたわしを使って洗いましたよ。」
「ぶっ!洗剤って、食材を洗剤で洗ったんですか!?しかもたわしって…」
「だって、綺麗に洗うには一番じゃないですか。
念には念を入れて塩素もたっぷり入れてありますから安心してください。」
「……なんか…おなかの調子が…はぅ!!」
「ロ、ロラン?どうしたのですか?」
「こ、この鍋は絶対に食べてはいけませんよ!いいですね!?」
「どうしてですか?あの、ロラン。どこにいくのです?」
「トイレですー!」
561:もし、あの時、~だったら2/4
06/09/27 18:31:57
…絶対に有り得ないと言い切れないのが怖いな…。
2の場合
「あ、すいません。いまちょっとお腹が痛くて…。」
「まぁ!大丈夫ですか!?痛み止めをお持ちしますか?病院へ行きましょうか??」
「いえ!そこまでひどくは…。」
「何を言うのです!重い病気だったらどうするのですか!?
そうだ、キエルさんに連絡をとってゲンガナムで診てもらいましょう。
すぐに良くなります。」
「ちょ!ディアナ様!落ち着いてください!」
「離してください!ロランに万が一のことがあったら、わたくしは…!」
「嘘です!腹痛なんて起きてません!ですから落ち着いてください!」
「…嘘?」
「ごめんなさい。ディアナ様の料理を食べるのが怖くて嘘をついてしまいました。」
「…いです…。」
「え?」
「ひどいです!一生懸命作ったのに!そこまで言わなくてもいいじゃないですか!!」
「す、すみません!たしかにそうなんですが…。」
「もういいです!ロランの気持ちはよく分かりました!わたくし、月に帰らせてもらいます!」
「すみません!ごめんなさい!もう二度とこんなことはしません!考え直してください!」
「言い訳無用です!!いままでお世話になりました!!」
バタン!
「そんな…ディアナ様ー!」
562:もし、あの時、~だったら4/5
06/09/27 18:34:09
冗談じゃない!とんでもないバットエンドだ!
下手したらハリーさんから法の裁きを受けるかもしれない…。
3の場合
「じゃあ、いただきま…あ!」
「きゃあ!」
「す、すみません!お鍋をこぼし…ディアナ様…?」
「う…うぁ…くっ!……。」
「ディ、ディアナ様!!た、大変だ…。すぐに病院へ!
いや、地球での治癒じゃ無理だ!今すぐ月に連絡します!」
「ま…て、くださ…い…はぁ、はぁ…。」
「ディアナ様!何故ですか!?今すぐ治療しないと…!!」
「も…う…手遅…れ…です…。ロ…ラン…。」
「そんな!大丈夫です!絶対助けます!!しっかりしてください!!」
「ロラン…いまま…で…ありがとう…。あなた…に…であ…えて…本当に…よか…」
「ディアナ様!ディアナ様!!頑張ってください!!」
「だいす…き…です…ロ……ラ………。」
ガクッ
「ディアナ様…?…ディアナ様――!!!」
563:もし、あの時、~だったら5/5
06/09/27 18:36:57
却下却下!2つめどころじゃない!
こんなことになったら死んでも死にきれない!!
選択の余地なんて無い。
ディアナ様と一緒にいられるなら腹の一つや二つ、安いものだ。
僕は、心を決めた…。
「い、いただきます、ディアナ様。」
「どうぞ、召し上がれ。」
「ぱくっ…もぐもぐ…おいしい…。おいしいですよ!」
「それは良かった!頑張った甲斐がありました!」
「でも、以外だったなぁ。ディアナ様の料理だからもっとすごいものだと思ってたんですが…。」
「…ロラン。もしかして貴方、わたくしが料理オンチだと考えてません?」
「あ!い、いやその…。」
「もういいです!せっかくロランのために作ったのに!もう食べてくれなくて結構です!」
「ごめんなさい!私が悪うございました。ディアナ様の料理を食べられる僕は
世界一の幸せ者です。こんなにおいしい料理は食べたことがありません。」
「調子のいい事を…そうやっておだてれば許してもらえると考えてるのでしょう?」
「滅相もございません!ディアナ様の料理は世界一、宇宙一です。」
…こうしてディアナ様に謝罪を続けること1時間、
なんとかお許しをもらえた僕はディアナ様と楽しい食事を取ることが出来た。
…しかし一歩間違えれば僕の傍からディアナ様がいなくなってしまったのかもしれない
と思うと、今の僕が世界一の幸せ者だというのは言いすぎではないだろう。
ディアナ様、こんな僕ですが、これからもよろしくお願いします。
564:通常の名無しさんの3倍
06/09/27 19:15:39
同じ場面のディアナ様バージョンキボンヌ
565:通常の名無しさんの3倍
06/09/27 20:21:39
間違えて、箸でディアナ様を掴んだバージョンを…
566:通常の名無しさんの3倍
06/09/28 01:01:40
闇に紛れて生きるグエン卿が闇に乗じてロランを箸で掴みに来るバージョンをお願いしたい
567:通常の名無しさんの3倍
06/09/28 11:45:35
つ暗視装置付きダムダム弾仕様スナイパービームライフル(愛称:ガンド・ロワ)
568:通常の名無しさんの3倍
06/09/29 00:47:38 eNcjqEo6
よ、読み切れねー
もちょとマターリキボン
でもage
569:通常の名無しさんの3倍
06/09/29 01:08:33 eNcjqEo6
スレリンク(x3板)l50
よしなに
570:通常の名無しさんの3倍
06/09/29 01:18:16
>>569
419 :通常の名無しさんの3倍:2006/09/29(金) 01:06:29 ID:eNcjqEo6
ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様ディアナ様
投票しすぎw
571:通常の名無しさんの3倍
06/09/29 17:58:21 BE:711547597-2BP(21)
>563
乙です乙です。
.-ー-ーヽ 同一事象を多視点で書くのは難しいのですよ。。。
/ i_i_i_i_i_i
iノ |ノ|*゚ー゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/
|ノ| リ つ / VAIO /____
 ̄ ̄\/____/
~~予告~~
星の動きが風を生み、育む。
星が止まった時、風はどうなるのか…
次回、ディアナ・ソレルのよしなに日記番外編「決意」
もうあの声は聞こえない。
572:某月某日
06/09/29 21:59:21 BE:135532962-2BP(21)
1/3
#登場人物
#キエルのディアナ様:月の女王
#ミラン:執政官
#ハリー・オード中尉:ディアナ親衛隊隊長
#フィル・アッカマン少佐:ディアナカウンター・アメリア駐留部隊指揮官
ディアナ「移動の手はずは整っているのですか?」
ハリー 「隠密の移動ですので、車は1台、供も私を入れて3名になります。」
ミラン 「少なすぎはせんかな?」
ハリー 「出発時は3台になります。」
ディアナ「3台?」
フィル 「移民局が使用しているアメリア製の同型車を3台用意しました。」
ハリー 「3台にて出発、途中で分かれ尾行を撒きます。ですので、向こうへ着くのは1台になります。」
ミラン 「ふむ。」
ディアナ「分かりました。そのようにおこなってください。」
ハリー 「はい。」
フィル 「では、準備がありますので失礼します。」
ミラン 「フィル少佐、ハリー中尉。少し宜しいかな?」
ハリー 「はい、何でしょう?」
573:某月某日
06/09/29 22:02:53 BE:225888645-2BP(21)
2/3
ミラン 「少佐、ビシニティの治安はどうなのだ?」
フィル 「かなりいいですな。」
ミラン 「しかし、ホワイトドールが発見されたのはあの町だろう?」
ハリー 「はい。戦争初期の戦場に近い町です。」
フィル 「わだかまりや反感が全くないと言えば嘘になります。ですが…」
ミラン 「やはり、護衛を増やすべきではないかね?」
フィル 「ですが。あの町の有力者はハイム家、当主はソシエ・ハイムです。」
「彼女はディアナ様と個人的な信頼関係にあり、さらに月に行った経験もある。」
「その彼女の影響であの町はこの付近では一番の親月派です。」
「実際、他の町で起きたような事件は発生していません。」
ミラン 「…」
ハリー 「まぁ、何とかなるでしょう。」
「ここだけの話。我が隊員を数名、昨夜のうちにハイム家周辺に潜入させています。」
「彼らにはスモーとワッドも与えていますから、過激派が動いたとしても対処できます。」
フィル 「聞いてないぞ!」
ハリー 「言ってまわる事ではなかろう?」『実際にはさらに一個小隊が常駐しているとは言えんな』
フィル 「ふん」『どうせ10名単位で送り込んだのだろう?』
ミラン 「護衛の件、治安の件は了解した。」
ハリー 「では、私も着替える必要があるので失礼。」
ミラン 「中尉。」
ハリー 「はい?」
ミラン 「くれぐれもよろしくな。」
ハリー 「はっ!」
574:某月某日
06/09/29 22:05:14 BE:406599449-2BP(21)
ミラン 「少佐はお会いした事は?」
フィル 「大統領府で何度か御眼に掛かったことがありますが、会話と呼べるような事は…」
ミラン 「ご尊顔を拝謁できただけでいいではないか。」
フィル 「本当によいのですか?今ならこちらにお出でいただく事も可能。そうすれば…」
ミラン 「いや、これでいいのだ。お会いすれば決意が鈍る…」
フィル 「決意?」
ミラン 「あの日…」
『先の戦争の折、ディアナ様への忠誠を改めて誓った時』
『この身命を賭して、ディアナ様の意志を形にすると…』
「ふ…」
「そろそろお見送りに行くとしよう。」
フィル 「…」
#END