ディアナ・ソレルのよしなに日記2006~時代~at X3
ディアナ・ソレルのよしなに日記2006~時代~ - 暇つぶし2ch177:通常の名無しさんの3倍
06/06/25 22:32:22
志の高さで守って見せよ!

178:通常の名無しさんの3倍
06/06/26 00:15:36
つ~きの玉よ~!!

179:あぼーん
あぼーん
あぼーん

180:あぼーん
あぼーん
あぼーん

181:あぼーん
あぼーん
あぼーん

182:ロランの日記
06/06/28 23:03:19
○月×日

テレビを買った。ディアナ様はとても喜んでいらした。奮発した甲斐があったな・・・www


●月△日


ディアナ様が変なアニメにハマったらしい・・・なんか軍人言葉をはなすカエルと地球人のギャグものらしい・・・あ、またディアナ様が真似てゲロゲロと仰っていらっしゃる・・・微妙な気持ちだ・・・

183:通常の名無しさんの3倍
06/06/28 23:23:40
●月△日

ディアナ様が忍者の格好をしだした。
萌え。

184:通常の名無しさんの3倍
06/06/28 23:28:52
ロランは忍者の格好と思っているが実はヤーパン忍法のコスチューム

185:あぼーん
あぼーん
あぼーん

186:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 14:26:23 BE:271065683-
  .-ー-ーヽ
 /  i_i_i_i_i_i          法に従う。時には残酷ではあります。。。
 iノ |ノ|*゚ー゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/
 |ノ| リ つ /  VAIO /____
   ̄ ̄\/____/ 


187:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 17:33:33
>>186
ロラン「ディアナさまー今日の夕飯は冷やし中華にしようと思うんですがー…
……どうかされましたか?」

188:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 20:15:15
誰にって訳でもなく「ざまぁぁぁぁみやがれ!!いぃぃぃやっほーーーうっ!!」などと言って見る

189:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 21:15:48
>>188
「ディアナの法の裁きは受けていただく!」
「ス…スモォォー!」


190:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 22:40:23
荒らしを誘発するわけじゃないが
なぜ荒らしたんだろうか知りたい。
興味本意にしてはしつこかった。
なにかこのスレに特別な怨念や遺恨があったんだろうか。




もしかしたら御曹司か

191:通常の名無しさんの3倍
06/06/30 23:04:08
ソシエ嬢です

192:通常の名無しさんの3倍
06/07/01 01:23:18
>>189

ーーライダァアア!!」などと・・・

193:通常の名無しさんの3倍
06/07/01 01:30:04
>>192
ソシエ「キャストオフ」
ロラン「そ、ソシエお嬢さ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん(自滅)」

194:通常の名無しさんの3倍
06/07/03 17:47:32
いつageようか

195:通常の名無しさんの3倍
06/07/03 23:51:29
よ、ヨシナニウムが……。

196:通常の名無しさんの3倍
06/07/04 08:36:38
ヨ、ヨチナニウム中毒になったあの頃に・・・

197:通常の名無しさんの3倍
06/07/04 20:01:40
ヨシナニウム光線!

198:通常の名無しさんの3倍
06/07/04 20:46:01
あが

199:通常の名無しさんの3倍
06/07/04 20:47:15 T0sHY4YJ
月に帰れバカども

200:通常の名無しさんの3倍
06/07/04 20:51:33 O5AAcL3V
200ゲトc

201:御大将
06/07/05 01:43:48 U5+w6uN+
正正正正正正下

あ、暑い…。
日記を書く気にもなれないのである…。
アッガイたんが壊れるのが嫌で、扇風機をただの置物にしてしまったのである。
やはりここは、クーラーが必要なのである。
早速買い出しに…行く気力もないのである。
誰かかき氷を奢って欲しいのである。

202:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 01:52:23
ギムニウムが補充されますたwwwwww

203:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 05:50:45 GC0K8dF0
え?ギンガニウムじゃなかったの?しまった~、ディアナカウンター試験で書いちゃったw          ともかくGJ!

204:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 22:33:50
御大将の日記の邪魔してすいません。
以前宇宙船とかホストクラブとか書いた者です。
あんまり自分のは期待してくれてる方いないかもしれませんが、
自分がこのレスに投稿する最後のよしなに日記を性懲りもなくまた
アップさせていただきます。

これからも楽しみに読者させていただきます。

205:○月△日
06/07/05 22:34:59
…わたくしは夢を見ておりました。

おぼつかない視界には星の薄光に揺れる宇宙船内の様子が広がっておりました。
やけに古ぼけた宇宙船…。ここはどこ―?
わたくしは、ふと自分が冷凍カプセルの
中にいることに気がつきました。
この解凍液の中にいる感覚―、ああ、そうです。
これから1日か2日の時間を掛け、
凍っていた体がゆっくりと元に戻っていくのです。
ナノマシンが皮膚の下で蠢くのを感じながら、
わたくしは声にならない疑問をただ漠然と脳裏に浮かべておりました。

ここはどこ…?誰もいないの…?ロラン…ロランは…どこに?


206:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 22:35:09
DC検定5級・設問1「スモーはマワシをつけているか?」

207:○月△日 その2
06/07/05 22:35:49
目覚めてすぐに感じたそんな不安な想いを窓の外に広がる漆黒の闇に
滲ませていると、ふと人間らしい影が視界の端のほうに映りました。

ああ、誰かいる…、よかった…けれど、誰?

人影は音もなく近付いてきて、すうっと私の目の前に姿を現わしました。
深く皺の刻まれた老人…。着ている服はぼろぼろで、
背筋は曲がり、長い月日を越えて来たであろうその姿は、
苦労と哀愁に包まれた感触を、心の中に映し出しました。
わたくしが声を出そうにも出せないカプセルの中からじっとその老人を
眺めていると、ふと、その表情に微笑みが零れました。
薄っすらと感慨深げな涙を浮かべた暖かみのあるエメラルドグリーンの視線は、
わたくしの心を大きく揺さぶったのでした。

…ロラン…?


208:○月△日 その3
06/07/05 22:38:12
わたくしの口の動きを読み取ったのか、
老人はその温かい笑顔のままゆっくりと頷いたように見えました。
…本当に?本当にあのロランなのですか?
なぜ、なぜあなただけがカプセルの外で
そんなに歳を取ってしまっているのですか?
どうして―。わたくしは解凍液に混ざってしまう涙を感じながら、
笑顔のままじっとカプセルの前から動こうとしない
その老人を見つめておりました。


209:○月△日 その3
06/07/05 22:40:10
「ロラン…、ロランなのですか?」
おそらく二日に近い時間が過ぎたでしょう。
わたくしは、ようやくの思いでカプセルの外の空気を吸うと、
その感慨にふけることも忘れて老人のぼろぼろの服に手をあてがいました。
「ディアナ様。お久し振りです。」
「ロラン…、本当に、あなたなのですね…!」
姿こそすっかり深い年輪を重ねていても、
解凍が済むまでの間ずっとわたくしを見守り続けてくれた
その優しい瞳は、何一つ変わっておりません。
「どうして?どうして起こしてくれなかったのですか…!」
「外を見てください。」
窓の外に目を向けると、解凍液を通してではよく見えませんでしたが、
そこには宇宙ではなく、暗い空と砂の大地が広がっているようでした。


210:○月△日 その5
06/07/05 22:42:19
「ここは、一日が長いんです。昼が地球の3日分、夜も同じ長さです。」
「着いたのですね…、外宇宙に飛び立った人々が暮らす、太陽系外の惑星に。」
「そのとおりです。ここは、人間がテラフォーミングをして
 なんとか生活ができるようになった星です。でも…」
「でも…?」
「ここでは食料もろくに取れないし、人々は無法に生きて、
 奪い合い、殺し合っています。」
「奪い合い、殺し合い…?」
「はい…。何度もディアナ様をお連れしてこの星から飛び立とうと思いました。けれど、この船では再び地球に戻ることはできそうにありませんでした。
だからぼくは―、そんな連中からあなたを守って、ずっと、待っていました。」
「…待っていた?なぜです!そんな辛い思いをしたのなら、
せめて冷凍睡眠をといてくれれば、わたくしもあなたとその苦労を
分かち合えたというのに…!」
「申し訳ありません。でも、ぼくはディアナ様にこの世界を見せたくは
なかったのです。待てど暮らせど、この星は大地も人の心も、
ずっと荒廃したままでした。ここに比べたら地球や月は天国だと感じました。
そう感じ続けている間に、長い、とても長い年月が経ってしまいました。
だからぼくは途中からこう思ったんです。せめてディアナ様には、
お一人でも太陽系に戻っていただきたい。


211:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 22:43:45
204さん、最後なんて言わないでくれ~!

212:○月△日 その6
06/07/05 22:44:54
だから今度はぼくは待つのをやめて、作ったのです。
地球までたどり着ける、帰りの船を。」
「そんな無体な…。わたくしは、あなたとともにできる限り長い間
 過ごしたいと思っていたのですよ…?それなのになぜ、
なぜあなたはわたくしを一人にしようとするのですか!」
わたくしは、傷だらけのロランの掌を両手で握り締めると、
そのまま絶え間なく涙を流し続けました。
ロランは私の手を優しく握り返すと、「本当にごめんなさい」と
小さな声で言いました。
「ディアナ様は、今でもぼくにとって掛け替えのない方なのです…。
 宇宙船はできました。でも、残念ながらお一人でしか乗れません。
ぼくはもう長くはないから、ディアナ様に乗って頂きたいのです。
 だから、我侭かもしれませんがせめて最後に一目、
お別れを申し上げたくて…。」
「ロラン!ダメです!ずっと一緒だと、もう一人にしないと
あの時言ったではありませんか!」
「ずっと一緒です…。この星にいる間、ぼくは、寂しくはありませんでした。
お眠りになっていようと、ぼくはあなた様とずっと一緒でした。
それと同じことです。ぼくの居場所は、今はもうあなたのお心の中だけです。」
ロランはそう言うと、目覚めたばかりのわたくしを再び冷凍睡眠装置に
押し戻そうとしました。わたくしはささやかな抵抗の意志を込めて、
その手を強く握りました。


213:○月△日 その7
06/07/05 22:47:23
「なぜ…。わたくしは一人でなど地球に帰りたくはありません!
 どうしてもと言うのなら、ここであなたと一緒に死なせてください!」
「…いけません。時間はまだ、一世代分しか、経っていません。
 ディアナ様には地球で本来のお望みであった幸せな時間を…」
「ですから、わたくしの幸せはあなたとともに…!」
「この星の技術は、月や地球よりもはるかに進んでいます。
 超光速で太陽系に向かえば、時間をほんの少し遡ることもできます。
 そうすれば、ハリーさんや、キエルお嬢さん、それにもっとたくさんの
 お知り合いにももしかしたら再開できるかもしれません。だから、
 ぼくのためにも、お願いです。もう一度地球へ戻ってください。」
「嫌です、嫌です、どうしてわたくしよりもあなたが先に死ななければ
ならないのですか…!わたくしの望んだものは、
こんなものではありません!あなたと、一緒でなければ…」
「ディアナ様。ディアナ…ソレル様。」
「ロラン!!」
わたくしはロランを抱きしめると、絶対に放したくないという想いで
その手に力を込めました。
しかし、なぜだかまた急に遠のきはじめた意識に、激しい焦燥と
悲しみを覚えながら、わたくしは再び瞼の裏の暗闇が目の前に広がるのを
感じました。
「なにか…いたしましたか?」
「すみません、睡眠剤を…首筋に打たせていただきました。
感覚はないはずです。とても、高性能ですから…。」
「そんな、お願いです!嫌です、こんな別れ方は、絶対に嫌です!」
「ディアナ様…ごめんなさい…。」


214:○月△日 その8
06/07/05 22:49:38
ロランはわたくしのあたまを撫でながら、ゆっくりと呼吸して、
包み込むような暖かい視線を向けました。
どうしようもなく重くなる瞼の隙間からその姿を必死で追いながら、
わたくしは心の中で叫び続けました。

…!ロラン…!!ロラン!!!

「どうなされたんですか?大丈夫ですか、ディアナ様!」
ふと、見慣れた天井の梁が、太陽の光に照らされているのが見えました。
地球の家―。そうです、ここはロランとともに過ごしていた、
あのコテージです。そして目の前に現れたその姿を見た時、
わたくしはなぜか白々しく感じたまどろみの中で、深い溜息をつきました。
ああ、これもまた、夢なのか、と―。
「大丈夫ですか?すみません、お目覚めになるのが遅かったので、
お部屋に入らせていただきました。だいぶ夢にうなされていたようですが。」
「ああ、ロラン―。」
わたくしはベッドから起き上がると、いつも通りの姿で
優しい瞳を見せたロランに抱きすがりました。
「ロラン、ずっと、ずっと一緒だと、わたくしを一人にしないと、
 わたくしが死ぬときまで、同じ朝を迎え、そばにいてくれると、
約束してくれますか?」
「え?あはは、いきなりどうしたんです?ディアナ様。
夢の中で何かあったんですか?」
「ぅぅ…、何かあったかなんて、そんなことじゃありませんっ。
 わたくしは、わたくしは…」


215:○月△日 その9
06/07/05 22:51:27
「フフフ、…寝ぼけていらっしゃる。」
ロランはそう言うと私の頬を伝う涙を指の背で拭い、そっと口付けをしました。
この感触―。わたくしはそれを感じてようやく安堵感に包まれました。
「大丈夫ですよ。なにがあっても、
ぼくはディアナ様をお一人になんていたしません。
こんなことを言ったらおこがましいのかもしれませんが、
ぼくにとって、もうディアナ様抜きの生活なんて考えられません。
ディアナ様がお寝坊なさったら、毎日こうやって起こしに参りますよ。
ですからご心配なさらず、眠い時はぐっすりお眠りになって、
いい夢をご覧になってください。」
「ロラン―。」

よかった―。わたくしは心の中に溢れるその思いを噛みしめながら、
恥ずかしさも忘れて、ロランの胸の中で涙を流し続けました。
何が夢で、何が現実だったかなんてことは、今こうしてあなたが
ここにいるという事実だけで、もうどうでもいいことのように思えるのです。
人はいつか死ぬもの―。けれどそうであれば、わたくしは一瞬でも長く、
あなたと一緒に同じ時間を過ごしたいのです。
こうしてあなたとの幸せな生活の中にいるわたくしが
そう思うのは、おかしなことですか?

ああ、だからロラン、どうかこれからもよしなに―。


216:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 22:55:30
ロラン生きてて良かった!GJ☆

217:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 22:58:02
>211
あ…途中で気付きませんでした、すいません。
仕事の都合もあり、過去の日記と被ってたり(黒歴史という店とか)
自分自身、横暴になってしまっていたと思います。
ありがとうございます、読んで下さる方がいただけで、
嬉しいです。


218:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 23:01:45
>216
これからに期待よしなにです。

219:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 23:04:58
最後ですか。残念ですがお疲れ様です!本当泣けましたo(T□T)o

220:通常の名無しさんの3倍
06/07/05 23:40:35
DC検定5級
…むずい。
ヨシナニウムこぉーい!

221:御大将
06/07/06 00:11:25 mxJFkpJK
>>220
正正正正正正

小生、ギム・ギンガナムである。

ん、何をワクワクしているのかって?
仕方がない、教えて進ぜよう。
実は、今日、仮面の人のMSに乗って久しぶりの買い物に行くことになったのである。
小生、初めてゲンガナムの歓楽街シブヤに出かけた時くらいwktkしているのである。


キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン


お、この音は、いよいよ来たようだな。仮面の人、こっちなのであ~る。























あ、アガーイたん!?

続く

222:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 01:38:07
ヨシナニウムとギムニウムが補充されますたが…最後なんて…また職人さんが…っ!orz

223:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 09:13:17 dafsvW9P
このクソスレまだあったのか。つぶされたのかと思ってたぜ。
つぶされりゃよかったのにな。

224:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 09:15:32
よしなに

225:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 10:27:12
この糞すれ逝ってよしなに

226:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 13:08:31
暑い昼下がり、コテージのテラスではギム・ギンガナムと私が対峙していました。
毎夜毎夜「カキ氷ィィィ!!!」などと繭玉の中から
絶叫されては安眠妨害というものです。
そこで本日は山盛りのかき氷を用意し、ひとときの慰めとしたく
彼を招待いたしました。
横ではロランが「誰のための慰めですか?」みたいな顔をしています。
ほほほ、もちろん、ワタクシのためではありませんか。
さて、ギムはくつろいだ様子で繭玉生活の子細を話してくれます。
月の武人であった頃の彼からは想像もできない暮らしぶりがおかしく
ワタクシ、噴出しそうになるのをこらえていますと
ロランが用意しておいた物をテーブルに出してきました。

「抹茶金時ミルク風味ゴーヤー&ペパーミントアイス添えフラッペスペシャル」
で、ございます、とエプロン姿のロラン。

ギムと私の前には直径45cmガラス器が一つずつ置かれました。
その中にはワタクシの指示でロランが盛り合わせたかき氷が45cmの高さを誇っています。
「さあ、ギム、いただきましょうか」


227:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 13:34:41
「かたじけない!小生のために心を遣わせたな、ディアナ・ソレル!!
では、早速いただくとしよう!」
ギムは子供のような無邪気さで先割れスプーンをかき氷のどてっぱらに突き刺します。
「ちょっと待って、ギム。」
「な、何でござる」
「せっかくですから、ゲームをしませんこと?このかき氷で」
「ほう、おもしろそうだな」
繭玉暮らしが長いせいか、ちょっとした変化も楽しいのでしょう。
「鏡合わせになって食すというゲームですよ、ギム、やりましょ」
「どちらが鏡になるのだ?」
「あなたですよ、でも、私にハンデをつけます。私は左効きにして、器もこうします」
私は自分のガラス器を180度回しました。
「では、よしなに!」
「いざ、勝負~~~!」

ワタクシはかねての計画通りかき氷の山にトンネルを掘るかの如くスプーンを進めます。
上のほうに盛り付けたゴーヤーアイスが落っこちそうになるのを
なんとか持ちこたえていましたが、ギムのアイスはぼってりと落ちました。
「うぬぬぬ」
ギムが唸っています。
ロランの喉元には「およしになればいいのに」のせりふがこみ上げているようですが
そんなことは無視して
「さあ、ギム、今度はこちらからまいりましょう」
思い切り反対側のペパーミントアイスを一口で平らげにっこり笑うワタクシ。
「おうよ!」
ギムも口いっぱいにアイスを頬張り、小首をかしげてにっこり。
なんて可愛いんでしょう。ギムは今やすっかりワタクシのおもちゃです。


228:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 13:54:13
こうして一時間と少々、楽しいかき氷大会を過ごしました。
その後、ギムは湖で軽く泳ぎ、すっかり涼しげになって帰っていきました。

「大丈夫でしょうか、ディアナ様」
夕暮れのそよ風の中、いつもより早くロランは私にレースの肩掛けを持ってきました。
それを肩に掛けず、私のお腹に巻こうとするので
「何を考えているのです!私の胃が鉄壁なのは、あなたも承知のはずです!」
「い、いえ、僕が言ってるのはギンガナムのことで」
優しいロラン、かつて剣で切り結んだ相手の心配をするなんて…
…う…
や…やっぱり、その肩掛けをお腹に巻いてよしなに、ロラン。

そのころ繭玉の御大将の腹にはロランが土産に持たせたハラマキが役に立っていた。
「か、かたじけないのであ~る」


229:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 21:08:17
肩掛けをお腹に巻こうとしたロランを
一瞬怒るディアナ様、なんかよさげ。GJ!

230:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 22:15:30
>221
キター!ってギンガニウムじゃんっ!
でもGJ!


231:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 22:17:05
腹巻きを土産に持たす優しさと
ユーモアたっぷりのロランにGJ!



腹巻き渡されたときの御大将の顔がみたかった


それともラッピングしてあったのかな?

232:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 22:21:24
 /⌒ ⌒\
 i (i__i__i_i_i!
 ヽ ゝ#゚Д゚ノゝ お勉強中よっ!
  〔 {{只}}]    
 /∪^∪\
 .^と_^^)^^)^

233:通常の名無しさんの3倍
06/07/06 23:52:25
>>232

ロランを奪取するためのか?

234:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 04:12:28
最近つまんなくなったな

235:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 07:25:46
>>223=225=234
一人寂しくうじうじ言ってて楽しい?

236:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 08:57:46 DOUKcT8k

ギム・ギンガナミの日記


小生、繭の中でただ日々を過ごしているだけでは体や精神が鈍る。
そこでだ初心に戻りある武装組織へオペレーターとして入隊した。
そこでは小生は過去を隠すために髪を色を変えてストレートにし若造りをした。
そしてローラの小娘に折られた刀の代わりに繭の近くにあったギターを片手にして組織に入った。こうしてみると案外小生は以外に軟派な軍人である。


そして今は青葉シゲルと偽名を使いネルフとゆう組織で使従と呼ばれる化け物と戦っている。



237:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 10:09:00
ディアナ「来週も、よしなによしなにぃ♪」
ロラン「ちょっ、ディアナ様!?」

238:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 12:56:47
>>237


見るしかない(笑)

239:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 14:10:40
このネルフがピンチになったらターンXが飛んでくるんですねw

240:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 14:43:23
使徒よりターンXの方が迷惑な気もw

241:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 21:19:52
3人目のディアナ様と申したか

242:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 21:22:37
>>241 シグルイっぽい

243:通常の名無しさんの3倍
06/07/07 22:08:53
>>242


   .., -ー-、.
  <___,-=◎=〉
  i’ |-|*゚ー゚)| オイチャン ソレナーニ?




244:通常の名無しさんの3倍
06/07/08 00:27:46
さーて、来週のよしなに日記は?

ロランです。
先日のかき氷騒動でディアナ様はすっかりお腹……体調を崩されてしまいました。
やっぱり何事もほどほどが一番ですね。

さて次回は
「ディアナ様となべやきうどん」
「御大将、初めてのアガーイ」
「ソシエお嬢さん正座で24時間経過」
の三本でーす。

来週もまたみてくださ…ディアナ様なにをちょやめdrftgyふじこ

245:通常の名無しさんの3倍
06/07/08 14:40:21
三本ともSSにしてくれい。特に三話目。
どういうディアナの裁きなのか気になるwww

246:通常の名無しさんの3倍
06/07/09 06:09:24
生徒「死のう・・・死んで、生まれ変わるんだ」
先生「やめろ!1階から飛び降りるなんて大怪我じゃ済まされないぞ!」
生徒「先生・・・・」
先生「お前が死んだら親御さんが悲しむぞ!」
生徒「親はもういません・・・」
先生「あ・・・ほらあれだよ、その・・・・飛び降りてみろよ、どうせお前は皆の気を引きたいだけでそんな勇気無いんだよっ!」
生徒「うわあああん!!我、魂魄百万回生まれ変わろうともおおぉぉぁぁっ!! 恨み晴らすからなあああーーーーっ!!」
先生「あ、タンマちょ、やめ・・・・」



ロラン「うわあ、なんだこのドラマ、あれ?ディアナ様?」
ディアナ「・・・・学校へ行きましょう」
ロラン「・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ディアナ「学校へ入学するんですよ」
ロラン(まーたこの人は・・・安っぽい学園モノのドラマに影響されちゃって・・・)
学園生活の青春の甘酸っぱい1ページの中で大人の階段を上っていく少年少女たちがそれぞれの苦悩を抱え葛藤して
・・・って僕はなんて恥ずかしいことを言ってるんだ
テレビの中の出来事、現実にはそんなものって無くて、でも惹かれてしまう。
大抵そういうのは「ありない!けどあったらいいな」ってことに憧れるか「身近にありそうでない」ってことに憧れるもので。
ロラン(どうせ、ディアナ様が行くとしたら私立のお嬢様学校だし)
ロラン「行ってはだめです」
ディアナ「なぜです?」
ロラン「無理だからです」
ディアナ「ヤダヤダ行きたいーーーーっ!」


ロラン「ってことなんですよ」
ハリー「・・・・本当に言ってるのか?あのディアナ様がか?」
ロラン「はい」
ハリー「うーむ・・・」

247:通常の名無しさんの3倍
06/07/10 02:05:24
あれをなんとかしなさい!

248:通常の名無しさんの3倍
06/07/10 21:53:22
 |/⌒ ⌒\
 |i (i__i__i_i_i
 |ヽ ゝ#゚Д゚ノゝ 脚がしびれたわ!
 ⊂   )

 |    サッ
 | 彡
 |
 |

 |/⌒ ⌒\
 |i (i__i__i_i_i
 |ヽ ゝ#゚Д゚ノゝ バカロラン!
 ⊂   )

 |    サッ
 | 彡
 |
 |


249:通常の名無しさんの3倍
06/07/10 23:30:22
>>248
ロラン「ソシエお嬢さん>>232から4日間ですか…」
ディアナ「根を詰めすぎてもよくありませんよ。よしなに」

250:通常の名無しさんの3倍
06/07/11 18:36:07
ロラン「...って!ディアナ様だってこの前かき氷食べたいだけ食べてお腹をこわshごめんなさいもう言いませdrftgyふじこ」

251:あぼーん
あぼーん
あぼーん

252:あぼーん
あぼーん
あぼーん

253:あぼーん
あぼーん
あぼーん

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あぼーん
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あぼーん
あぼーん

264:通常の名無しさんの3倍
06/07/13 00:11:57
 /⌒ ⌒\
 i (i__i__i_i_i!
 ヽ ゝ#゚Д゚ノゝ ぬるぽっ!
  〔 {{只}}]    
 /∪^∪\
 .^と_^^)^^)^

265:通常の名無しさんの3倍
06/07/13 00:25:42
封印が解かれたのか!?

266:通常の名無しさんの3倍
06/07/13 01:18:37
>>265
ディアナ様によってかき氷の封印が溶かれたらしい。

267:あぼーん
あぼーん
あぼーん

268:あぼーん
あぼーん
あぼーん

269:あぼーん
あぼーん
あぼーん

270:ノックス崩壊
06/07/13 23:31:48
でてこいぐぅあんだむぃよぉ~っ!

271:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 05:38:58
またなの?

272:あぼーん
あぼーん
あぼーん

273:あぼーん
あぼーん
あぼーん

274:あぼーん
あぼーん
あぼーん

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295:あぼーん
あぼーん
あぼーん

296:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:06:30
勘弁してよ

297:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:21:14
しばらく見ないうちにものすごく荒らされてるな。

298:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:51:07
物凄いファビョりっぷりだな。ディアナ様に冷凍刑にされた特定エイジアの半島人か何かか?

299:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 18:52:38
ただのニートだろ。ほっとけほっとけ。

300:通常の名無しさんの3倍
06/07/14 21:38:49
それ以外やれる事も無いのか。歯痒いのぉ(´・ω・`)

301:御大将
06/07/14 22:32:10 NGepkL2n
しょしょhそhそ小生、ギム・ギンガナムなのである。
今、アガーイたんの中から書き込んでいるのである。
アガーイたんに乗れるなんて、夢の様な話なのである。

何より、黒歴史時代のMSに乗れることが、感動なのである。

もうすぐノックスの街に着くのである。
また、書き込むのである。

302:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 00:53:17
ギンガニウムキタコレwww
wktk

303:ソシエ・ハイム
06/07/15 01:06:33
私、ソシエ・ハイムよ。

またノックスの街が荒らされたって聞いて、
知り合いのキースさんやフランさんが大変なことになっていないか、
心配で来てみたの。

でも、思ったよりひどくはなかったわ。
みんな、以前の戦争の時ほど落ち込んではいなかったし、
結構活気があったから。

だけどさ、そこにディアナさんとあのバカロランがいて、
相変わらず見せ付けてくれちゃったりするのよねぇ…。

フランさんたちも元気そうだったし、
そのまま帰ろうと思ったけど、
ミリシャの復興支援で来てたヤーニ軍曹たちとばったり
会っちゃったりして、結局みんなで宴会が始まっちゃったの。

どこに隠れてたのか、久し振りに見たグエン様なんて、酔っ払いながら
次期アメリアの大統領選挙に出るって言い出して
周囲の注目一人でかっさらってたし。

まあ、こういうのも悪いもんじゃないわね。
私もメシェーたちと一緒に盛り上がったわ。
その間もロランはディアナさんにべったりだったけどさー(-ヘ-)

でも、そこにモビルスーツが現れた時は一瞬肝が冷えたわ。
なんだか茶色くて、三頭身ぽくて…
あれ?ディアナさん笑ってる?なに?「アガーイ」って。

304:303
06/07/15 01:12:06
ヨコヤリ失礼っす
ほんと大いにスンマソンm(_ _)m
どうか気を悪くしないで!
ギンガニウムよぉ~い

305:仮面の人
06/07/15 01:43:54
正正正正正…これで良いのだろうか。
ギムがアッガイに興奮し過ぎて書き込める状況ではないので、私が代筆する。
我々は今、ノックス付近を移動中である。
何でも今日は、花火大会があるらしいのだ。
男二人で見に行くのもアレだが、奴と見に行ってBL二次小説のネタにされるよりはマシだろう。

ん、接近警報だと。

あれは、見たことのないMSだな。
どこの所属だろうか。乗りたいとは思わないが、金色の機体は遥か昔に乗っていたMSを思い出す。

「ががが…そちらのMSにギム・ギンガナムという男は乗っているか。」
「初めての相手と通信する時は、まず自分から名乗るのが礼儀だぞ、坊や。」
「これは失礼。私はディアナ親衛隊の隊長、ハリー・オードだ。改めてお伺いする。そちらにギム・ギンガナムという男は乗っているか。」
「ああ、今通信に出そう。おい、ギム。来客だ。」
「わ~アッガイたんすごいのであ~る。アガーイアガーイアッガイアッガイ!!(以下、読者の精神衛生を配慮して省略する)」
「…ディアナ様がお待ちだ。この先に広い公園があるから、その広場の適当な場所に着陸願いたい。」
「良いだろう。そうだ、申し遅れた。私の名は…がががががが」
通信の状態があまり良くないらしい。まあ、必要であれば後で名乗れば良いだろう。

おお、見えてきた。あの公園だな。
それでは、着陸作業に入るので、読者諸君におかれては暫くお待ち願いたい。

306:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 08:18:29
ヤーニさんは戦時中に少尉に昇任された…はず

307:あぼーん
あぼーん
あぼーん

308:あぼーん
あぼーん
あぼーん

309:あぼーん
あぼーん
あぼーん

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あぼーん
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312:あぼーん
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あぼーん
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314:あぼーん
あぼーん
あぼーん

315:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 19:50:51
なんか荒らされてますね。
SSアップしてもダイジョーブ?

316:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:05:00
大丈夫
露骨な嵐はスルーできるフィルターは装備済みだ

317:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:10:40


 
白の宮殿はなんの変わりもないように見えました。わたくしは久し振りに足
を踏み入れたその場所から、ゆらゆらと光を湛える運河の天井を見上げました。
「ディアナ様、お加減はいかがでしょうか。」
ハリーは以前と同じように片膝をついて言いました。しかし、その姿からはじっ
と耐えている心情が痛いほど伝わってきて、わたくしは溜息をついて答えました。
「ええ―。わたくしは十分元気です。それよりも、キエルさんはどうなのですか。」
「…。地球での療養は順調なようです。」
「そう…。」
キエルさんは月での多忙な生活が祟って、体調を崩されてしまいました。月の環境
は地球で生まれ育ったキエルさんの体に、本人も気付かないうちに多大な疲労をも
たらしてしまっていたのかもしれません。少なくとも数ヶ月の療養が必要との診断
結果から、しばらくの間わたくしと入れ替わることになりました。
「ディアナとして地球に行っていれば、あなたも一緒に居られましたのにね。」
「いえ、そんなことをすれば、キエル殿にとっては逆効果であります。せっかく地
球に戻ったのだから、女王のプレッシャーなど感じずに休んで頂きたいのです。」
「確かにそうでありますな。…ふふ、わたくしも久し振りで少しわくわくしており
ます。」
「それは、ディアナ様ご自身がご公務に戻られると…?」
「そんな残念そうな顔をするものではありません。…仮初の間ですよ。」
「残念などと、滅相もございません。」
「…嘘っすね。いえいえよしなに。まあ、それはともかく、キエルさんは
今ビシニティなのですね。」


318:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:12:07
「は…はい。側にロランがついております。」
「ロラン?」
ちょっとお待ちください。それは聞いておりません。なんだか、急に眼鏡の奥が
意地悪っぽくニヤついているように見え始めたのは気のせいでしょうか。
「それではもしかして、ロランがハイム家に…。」
「はい。それが何か…?」
…。それが何かって、まさかロランとソシエさんのよりが戻ってしまうことを心
配してるなどと、言えたものではございませんが。
「…いえ、ロランは正式な親衛隊ではないのですから、誰か他の者をつけたほう
がよいのではありませんか?」
「ご冗談を。地球ではディアナ様の身辺警護を見事にやってのけたではありませ
んか。」
まぁ、御曹司に対しては逆でしたが…。そう、忘れておりました、御曹司です。
ロランが一人でいたら、いつまた御曹司が襲ってくるやもしれませんし、ビシニ
ティにいさせたほうがまだ安全というものかもしれません。
「ご心配なら、様子をお見せしましょうか?」
そう言うと、ハリーは腕に巻き尽きていた3D照射器のスイッチを入れました。
「これは、地球の軌道上にある、停止衛星からの画像です。なんでしたら、もっと
大きな画像が出せるものを、後ほどお持ちいたします。」
「そうですか。頼みます。」
「はっ。」

その後、ハリーの部下が持ってきた照射器の画像を映し出したまま、わたくし
は女王決裁の資料に目を通しておりました。数時間後、一段落したところで、
わたくしは紅茶を飲みながら相変わらずハイム家の屋根を映しつづけている画
像に目を向けました。


319:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:13:48
「はぁ…。屋根ばかり見ていても中の様子がわからないのでは…、ん?」
ふと、ハイム家の裏庭に、妙なものを発見いたしました。なにか、褐色の物
体…、いえ、あれは人です。人が、服も着ないでうずくまっているではあり
ませんか。わたくしは急いで回線をつないでハリーを呼びました。
「何か、ございましたか?」
執務室にやってきたハリーは、わたくしの指し示した画像に視線を移すと、
またも少し動揺したように見えました。
「こ…これは…。もしや。」
「わかりますか。そう、奴…いえ、御曹司です。」
画像には相変わらずうずくまったままの裸の御曹司が映し出されていました。
しかし、何をしているのでしょう。先ほどから動く様子がございません。ま
さか、あんなかっこで寝ているのでしょうか。しかもハイム家の裏庭で。
「すぐに調べさせます。あ…。」
「どういたしました?」
ハリーが指差した先には、裏庭に出てきたキエルさんの姿がございました。
よかった。元気そうです。しかし、そんな感慨をよそに、キエルさんはじっ
と御曹司のほうを向いたまま、動こうといたしません。―次の瞬間、わたく
しはぎょっとして危うく紅茶のカップを落としそうになりました。
「キ…キエル殿!それはっ…!!」
ハリーが悲鳴にも似た声をあげた先で、キエルさんは突然鞭を振り上げて裸
の御曹司をひと叩きしました。思わずよがってのた打ち回る御曹司。なんな
のでしょう、これは―。そうしているうちに鞭は次々と振り下ろされ、その
たびに裸の御曹司がびくっと反応しているようでした。
「はっ、はぅぅっ!…いけません!地球でそんなことなど…!」
ああ、ハリーの動揺する様子が、痛々しくて仕方ありませんでした。でも、
心配することはありません。きっと、御曹司がハイム家に忍び込んだので、
それをキエルさんが懲らしめているのでしょう。体調がよくないといってお
りましたが、あの雄々しいばかりの鞭さばき。地球での療養は順調なようで
すね。…しかし、ハリーの様子が少し常軌を逸してきているのが、気になり
ます。


320:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:15:25
「ああっ、お…御曹司をそんなふうにああっ!!裸にそんな叩きかたをハァゥッ!!」
あの。ここはわたくしの執務室なんですが。キエルさんのことが心配なのはわか
りますが、鞭に呼応して変な声を上げるのはよしてください。そういえばさっき、
妙なコードが、わたくしのデータに入力されておりました。この“SM”とは、
もしかしてモビルスーツの“MS”の間違いでしょうか。
「はっ!そ…そそそそそのコードは、新しく開発いたしました、“スーパー・
モビール”の、こ…ここここここことでありますっ!!閣下ッ!」
どうしたのですか?ものすごい汗をかいておりますよ、ハリー・オード。大丈
夫です、あの様子だと、キエルさんご自身に危害が及ぶことはございません。
ただ単に、わたくしがいつもそうしているように変態御曹司を懲らしめている
だけでしょう。というか、“スーパー・モビール”ですか。そのようなものを
開発して、一体何をするというのですか?
「ハァウッ…!そ、それはウフォッ…!平和のため、花を植えるためのモビル
スーツでありますハゥオォッッ!!!」
―なるほど!それはいい発想です。今まで戦争の道具としてばかり扱われてい
たモビルスーツで花を植えるとは、素晴らしいではありませんか…。それにし
ても、画面では仰向けになってなぜかニタニタしている御曹司が、また裏庭で
一人っきりで寝はじめました。…まったく、素っ裸で仰向けになどならなくて
よいというのに…。


321:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:17:36
 それから数日後、わたくしは月で開発された新しいマシン、平和の象徴と
もいえる“SM”の公表を大々的に行いました。モビルスーツで花を植え、月
にも地球にもきれいなお花畑を増やす、これこそディアナ・ソレルの施政に
とってうってつけのマシンであります―。

…みなさん、わたくしはムーンレィスの長年の夢であった地球での生活を、
多くの方々に体験して頂きたいと思っております。しかし、このディアナ・
ソレルの至らなさが呼んでしまった多くの悲劇、多くの悲しみ。それをわた
くしは決して忘れることはございません。そう、死ぬまでわたくしはその痛
みを背負い、そして皆様にとってのより多くの幸せを、皆様と共に追い求め
る政策を、これからも実施していく所存でございます。そう、わたくしたち
人類のたどり着く先は、幸福なものでなければなりません。この罪深き女王
たる者が背負うべきもの、それは皆様の未来の礎を築くことであり、同時に
過去の過ちに対する最大限の謝罪でございます。わたくしは、多くの悲劇を
代償にして得られたこの尊い平和を、この月にも、そして地球にも永久に残
していきたい。そのために、以前は人を殺す道具であったモビルスーツを、
花を植える道具にしようと思うのです。これが、その新しい時代の道具―、
スーパー・モビール、愛称はモビル・スーツの“MS”を逆さにした、“SM”
です!…

民衆のざわめき、歓喜の声―。わたくしはそれがこの政策に賛同してくれる
人々の賛辞の声であると考えておりました。…ふふ、でもそれから消息を絶っ
ているハリー。あなたはわたくしの知らないところで何を開発していたので
すか?知らないことは罪、というのなら、黙っておくことは罪ではないとい
うことでしょうか。わたくしは、あの時聞いた民衆の歓喜に混じった声を、
今も忘れることはございません。

…千年女王に叩かれた~い…

ソシエさんが泣きながらテレビ電話をかけてきました。
「お姉さまが、お姉さまが、馬に乗って鞭を振るとおかしくなるの!月の技
術で直してっ!!」

大丈夫です。ただのモビルリブに花植え機能がついただけだったスーパー・
モビールに気付かなかったわたくしもうかつでしたが、とにかく、キエルさ
んをそんなふうにした奴には、鞭打ってでも治療用ナノマシンを開発させる
つもりです―。











「なんと!ディアナ様に叩いて頂ける!?」って、まんまと現れましたね赤
めがね君。覚悟は、よろしいですか?


322:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 20:53:37
ベルガギロスwww
一つ気になるところはそう、改行がイマイチというところだな

323:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 21:53:33
(・∀・) イイネ!!!!

324:通常の名無しさんの3倍
06/07/15 21:57:42
ベルガダラスwww
ギンガニウムの人キタコレ。
スゥパァ・モビ~ルの人もお疲れ様。
そして・・・同志>>322に敬礼!!

325:あぼーん
あぼーん
あぼーん

326:あぼーん
あぼーん
あぼーん

327:あぼーん
あぼーん
あぼーん

328:あぼーん
あぼーん
あぼーん

329:あぼーん
あぼーん
あぼーん

330:携帯なので改行等の不備はご了承ください byロラン
06/07/17 17:14:23
***「だが俺はお前ほど日本人には失望しちゃいない!!」







***「だがその温かさをもった日本人が金を弄び、自然を破壊するのだ・・
ガーガガーピーよ、何故これがわからん!!」

***「わかっている!だからこそ・・」


・・・午前中に一通りの政務をこなしてしまったわたくしは、
午後のお茶を楽しみつつ暇つぶしに黒歴史のデータを覗いていました



これは・・・かつてニュータイプと呼ばれ、
超人的なパイロットだった二人の最後の戦いの会話データのようですが・・・


古いからかそれとも保存段階で何かあったのか所々雑音が入り、
ある所から全く二人の会話データが無く戦艦からの映像しかありませんでした


331:携帯なので改行等の不備はご了承ください byロラン
06/07/17 17:21:50
それにしても今までみたこのニュータイプの記録をみて
検証すると・・・ある恐ろしい考えが頭をよぎっていきました




・・・御曹司はひょっとしたら・・・

そんなまさか・・・いえ、確かにそう考えると納得いく現象は多々あります


例えばライフルで確かに頭に命中したはずなのに
3日後には生きている事・・・

ひょっとしたらあれは紙一重でかわしていたとか・・・
そのあとの悲鳴などは避けたら転けたとかで説明はつきます


そう考えたら急に悪寒が・・・
ロラン・・・早く帰りあなたをハグハグしたいです・・・


よしなに

332:あぼーん
あぼーん
あぼーん

333:あぼーん
あぼーん
あぼーん

334:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 10:24:46
ディアナ様!
「ソシエ・ワールド」なる美容室を発見いたしました!

335:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 11:57:13
それは強制的にソシエみたいなおかっぱ頭にされる美容室なのか

336:通常の名無しさんの3倍
06/07/21 23:39:17
木星帰りの客がたくさん来るそうです。

337:通常の名無しさんの3倍
06/07/24 21:33:43
保守なに

338:通常の名無しさんの3倍
06/07/28 23:34:33
保守

339:通常の名無しさんの3倍
06/07/29 23:04:50
こうして日記をつけるのも久しぶりです。ディアナ・ソレルです。
恥ずかしながら私、季節の変わり目のせいか体調を崩してしまいました。
食欲も湧かず、彼を心配させてしまっています。
コンコン…ガチャ
「ディアナさま、お加減はいかがですか?」
ああロラン…心配をかけてすみ
「全く、もうかき氷は控えて下さいよ?」
ま゛
…あのロラン。
「お腹をこわしたまではしょうがないにしても、そのせいで夏バテなんて…」
ロ ラ ン ?
あなたの天然っぷりは愛すべき点だとは思っていますが何というかですね私にも乙女心とかプライドとか女王としての体裁とか
「さっ、頑張ってでも食べて下さいね?食べなきゃあ治りませんよー?」
…うー。
なんだか、ロランがまるっきりおかーさんモードです。
困ったような笑顔でお盆をベッドの上に置くと、そこに乗っていたのは…。

「こ、これは…?」
グツグツグツグツグツ…。

340:通常の名無しさんの3倍
06/07/29 23:36:18
まるで溶岩のように鼓動するアッツアツのお粥でございますか?
恐らくそのまま召し上がると口内が火傷で悲惨な状態になってしまいますゆえ
信頼できる同居人にフーフー冷まさせてからお召し上がりくださいませぇぇ

341:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 00:13:51
>>339の続き

はじめは、シチューか何か?と思いました。
しかしお鍋の中のそれはどうみても麺類です。本当に(ry
いやそうじゃない。
「ロランこれは」
「ヤーパンの麺類、おうどんですよ」
「あの…なんだかグツグツいってますけど…」
「そういう調理法ですからね」
そう言うと彼は手慣れた手つきで器に取り分け、レンゲを添えてくれます。
「本当は寒い時に食べるのが美味しいんですけど、これなら消化もいいですし」うう…しかし悲しきかな、愛しいロランの手料理を目の前にしても今の私は食欲というものが

「ふー、ふー……はいディアナさま、あーん♪」

…。

ロラン。
あなたという人はベッドに横たわった病人に向かって…はふはふもくもく。
そのようなガード不能技を重ねるような真似をはふはふもくもく…。


結局美味しくいただいてしまった私は、このなべやきうどんという料理をすっかり気に入ってしまいました…。
いえ、正しくはロランの「あーん♪」があまりにも強力だったのですが…。
ロラン、今度は私にもあーんをさせて下さいね?よしなに。

342:339
06/07/30 00:15:39
>>340
はいお約束♪と。
いい読みだw

343:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 00:25:25
ぬぅあーにぃー!
保守るつもりできたらなんかいいんでないかー!
ええなぁー!ぐっじょぶ。

344:ディアナ様トリビア
06/07/30 01:40:35
ディアナ様のうどん食べる時の音は

ちゅるちゅる

345:通常の名無しさんの3倍
06/07/30 10:51:02
根気強くまってればいいこともあるんだな。

346:あぼーん
あぼーん
あぼーん

347:通常の名無しさんの3倍
06/07/31 17:26:57
ランランララランランラン・・・

ハッ!

ロラン「どうしたんですか!」
ディアナ「いえ・・・コレンを守っている夢を見たんです・・・・」
ロラン「はい?」
ディアナ「それでワタクシは大多数のコレンの暴走を止めるべく…」
ロラン「・・・」
ディアナ「で、コレンに吹き飛ばされてコレンから触手が」
ロラン「もう結構です」

348:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 08:48:33 mJQHOeQx
>>347
なにげにワロタ   コレンから触手が(笑(ガクプル

349:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 18:15:47
>>348
コレン、自分から出ている触手に気付く。

「こ、これ何だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

350:通常の名無しさんの3倍
06/08/01 20:43:21
風が吹いた・・・

351:通常の名無しさんの3倍
06/08/02 05:52:12
ロラン「んー、風が気持いいー」
涼しい風の吹く丘でちっぽけな二人が居ました。
今日は森林浴。森をお散歩した後にこの草原の広がる丘にやって参りました。
草の香りと芝生のカーペットさえあればこんなにもくつろげるのですね。
ディアナ「マグマグ…うん、おいしいです」
ロラン「はは、早起きして作った甲斐がありましたよ」
ディアナ「…」
ロラン「…」
会話は要らない、ただこの一時さえあれば。
相手もそう思ってくれればいいと願いながら時を刻む。
ディアナ「ちょっとお昼寝していいですか?」
ロラン「どうぞ」
ディアナ「うんしょっと………頭がゴツゴツしますわ」
ロラン「じゃあ、僕のカバンを下に」
ディアナ「えいっ!」
ロラン「あっ、ちょ、ちょっとヒザまくらですかぁ!?」
ディアナ「うーんロランのヒザ~♪」
ロラン「もう…」
ディアナ「嫌だったら言ってください」
ロラン(言えないですよ!!)
ディアナ「………ロランのお顔が真上にある」
ロラン「照れますね」
ディアナ「……」
ロラン「寝たんですか?」
ディアナ「…………スヤスヤ」
ロラン「あーあ、寝ちゃった」

352:通常の名無しさんの3倍
06/08/02 06:23:50
ロラン「なんか、こんなに近いのって初めてかも。ていうか……」
ディアナ「……zzZZ」
ロラン(こんなにディアナさまをじっと見れたこと無いかも)
近くてもいつも視線は別方向を向いていた。
神聖な何か、見るだけで汚している気がして、彼女を見ている自分が許せなかった。
彼女はじっと自分を見つめてくれたのに。
ロラン「なんか眉毛が凛として鼻がスッとしてて……やっぱりかわいいかも」
ハッと気付いた時、すでに口に出していた。
我ながらバカなんだと思う。そんなこと言うまでも無いのに。
ロラン「聞こえてないよな?」
ディアナ「………」
ただ月の女王になったカリスマはこの顔立ちもあってこそ、と思う。
ロラン「本当に寝てんのかな?」
ディアナ「………」
ロラン「なんか時々顔が歪んでるような」
ディアナ「………プッ(笑)………あ」
ロラン「え?うわっ、あ、ぁああ゙あ゙!!?」
ディアナ「だ、大丈夫です寝てました、はい何も聞こえてません」
ロラン「いや、あの、その、だから…それは忘れてください!!!」
ディアナ「だ、大丈夫です聞こえてませんから…」
聞こえてないなら言わないよ、と言いたかった夏

353:通常の名無しさんの3倍
06/08/03 17:27:36
職人さん、乙☆

354:あぼーん
あぼーん
あぼーん

355:あぼーん
あぼーん
あぼーん

356:あぼーん
あぼーん
あぼーん

357:あぼーん
あぼーん
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358:あぼーん
あぼーん
あぼーん

359:あぼーん
あぼーん
あぼーん

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あぼーん
あぼーん

361:あぼーん
あぼーん
あぼーん

362:あぼーん
あぼーん
あぼーん

363:あぼーん
あぼーん
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あぼーん
あぼーん

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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
あぼーん

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あぼーん
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あぼーん
あぼーん

373:あぼーん
あぼーん
あぼーん

374:あぼーん
あぼーん
あぼーん

375:あぼーん
あぼーん
あぼーん

376:仮面の人
06/08/04 16:43:27 nEKiRqP0
正正正正正

ギムが相変わらずアッガイにくっついているので、私が代筆しよう。
我々は今、ノックスのとある公園で酒宴の最中である。
だが、この酒宴の主催者たる女王とやらは、とっくにダウンしてしまったし、ソシエとかいうおかっぱのお嬢さんはきし麺頭の少年を側において何やらずっと文句を垂れている。

「すいません。折角来て頂いたのに、このような状態で。」
「いや、皆が楽しければ良い。それが酒宴というものでしょう。」
唯一冷静な赤い眼鏡の男の言葉に、私は思ったままを返した。
「なるほど、それもそうですな。」
赤眼鏡はそれで納得したらしい。少しばかり馬の合わない男だが、見たところ私と同じ阪神ファンのようだし、悪い男ではないようだ。
それから我々は、完全にダウンしていたロランと呼ばれる少年やコレンとかいう男を担いで、とりあえずこの場を片付けることにした。

まさに、その時だった。

「おい、仮面の人!!接近警報であるぞ!!」
何時の間にやらアッガイから離れたギムが、大声で我々を呼んだ。
接近警報…その言葉に、私と赤眼鏡は途端、神経が引き締まる。

「アッガイのレーダーシステムであれば、まだ距離があるはず…。」
そう口に出した私の期待は、最悪の形で裏切られることとなった。いや、正確には裏切られてはいない。
単に、その機体がアッガイのレーダー範囲ギリギリの地点に居ても、我々が肉眼で把握できる大きさをもっていたに過ぎないのだ。

「あれは、もしや…。」
赤眼鏡の声は冷静だ。だが、奴はあれの恐ろしさを生で知らないからこそ、あれだけ冷静になれるのだろう。
大地に沈み行く夕陽。そのオレンジ色に照らされて、どす黒い巨体がきらりと光った。

377:あぼーん
あぼーん
あぼーん

378:あぼーん
あぼーん
あぼーん

379:あぼーん
あぼーん
あぼーん

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あぼーん
あぼーん

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あぼーん
あぼーん

396:通常の名無しさんの3倍
06/08/05 09:02:15
127回!!!!

397:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 06:52:04
健やかな時を楽しむわたくしディアナ・ソレルは
最高に至福な一時を過ごすため幻のコーヒーを飲…
ロラン「たかだかスーパーで買ってきた安物に幻も何もありませんよ」
と否定されましたが、
ロランには想像力がありません!
人にはそれぞれ良いところ悪いところがあり、十人十色なのです!
100mを9秒で走れるような人間は一握り、
だからコーヒー豆の一粒一粒にも良いところ悪いところがあり、もしかしたら100mを9秒で走れるような黄金の一粒(謎)が含まれて
ロラン「へー、ディアナ様にはその違いが分かるんですか?」
ディアナ「はうっ……うう………ぅああーーん!ロランに、ロランにいじめられたぁああーー!!!」
ロラン「もう…だって普通に考えてそうじゃないですか」
ディアナ「ロランだけにロマンが無いわ!それじゃあロマンが無いのよぅ!」
ロラン「はあ」


398:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 12:18:09
そんぐらいのリアリストでなきゃこのディアナとは一緒に居られんわな

399:あぼーん
あぼーん
あぼーん

400:あぼーん
あぼーん
あぼーん

401:あぼーん
あぼーん
あぼーん

402:あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん

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あぼーん
あぼーん

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あぼーん
あぼーん

419:あぼーん
あぼーん
あぼーん

420:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 16:52:16
誰か運営行って削除要請と規制に頼んでちょ
携帯からはやるなって言われたんだ漏れ

421:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 18:02:18
>>420
一応削除依頼出されているみたいだけど。

422:あぼーん
あぼーん
あぼーん

423:あぼーん
あぼーん
あぼーん

424:あぼーん
あぼーん
あぼーん

425:あぼーん
あぼーん
あぼーん

426:通常の名無しさんの3倍
06/08/06 23:12:53
>>420-421
手続きしてあるなら大丈夫でしょ。
ここまで厨ならアク禁の可能性もあるし。

427:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:07:54
こりゃまた見事な基地外っぷりだなw
まぁ依頼が出されてるんなら待つだけだからいいんだけど
>>376さんが続きを書いてくれるか心配だ。
自分のSSまで荒らしのネタにされて気分良くないだろうし、慣れてないとショックもでかいだろうし・・・。
>>376さん。いつもの御大将のSSの人と同じ人かな?
いつも楽しませてもらってます。
気分悪いと思いますが、足りない子のする事だと思ってスルーしてやって下さい。
もうすぐ静かになると思いますので、そしたらまた続きを書いて下さい。
楽しみに待ってます。

428:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:36:32
>>427
禿同。

前になべやきうどんネタを投下したものですが、やはり∀ちゃんと観ないでこのスレの知識のみで書くのは無理がありますた…w(以前からROMってはいましたが)
良スレをなくしたくなかったものでつい。

∀を愛する職人さんカムヒヤ。

429:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 00:42:26
一度潰して微妙に違うスレタイで立て・・・



意味ないかな?

430:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 01:57:38
夏の風物詩だべ。
放置してれば、勝手にくたばるさ。

431:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:11:28
削除人ありがとう!
しかしスッキリするなあ

432:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:14:05
感謝感謝(*´ω`*)

433:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 21:59:58 BE:406598966-2BP(10)
  .-ー-ーヽ
 /  i_i_i_i_i_i          削除待ちの時はレスアンカー(>>xxx)を控えると
 iノ |ノ|*゚ー゚)/ ̄ ̄ ̄ ̄/   透明削除して頂ける事があります。
 |ノ| リ つ /  VAIO /____
   ̄ ̄\/____/ 


434:通常の名無しさんの3倍
06/08/07 22:21:52
削除人さんGJ(`・ω・')b
しかしすっきりというよりスカスカになっちゃったなw
ここからは職人芸でギッチリになる事を切に願う。

435:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 00:54:27
じゃつなぎに。


…全く一時はどうなることかと思いました。
夏のせいか虫が大量発生し、私たち二人困り果てていたのですが、削除人と呼ばれるプロの方が駆除を行ってくださいました。
ディアナ「ありがとうございました」
ロラン「ありがとうございましたー…」

ロラン「ずいぶんすっきりしましたねー」
ディアナ「これでゆっくり眠れますね」
ロラン「はい」
ディアナ「…♪」
ロラン「ディアナさま?」
ディアナ「わたくしとロランが…安心して眠るためにはー♪(ガバッ)」
ロラン「アッー!」

436:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 13:37:35
ディアナ様、昨夜はお楽しみでしたか?

437:通常の名無しさんの3倍
06/08/08 22:58:37
>>436が野暮な件について

昨夜『も』だろ!?www

438:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 20:41:52
余計なお世話じゃ

439:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 21:05:25
下のお世話

440:通常の名無しさんの3倍
06/08/09 23:45:55
ディアナ「あらあらこんなに熱くなって」
ロラン「ハアハア…もうダメですディアナさま……」
ディアナ「ウフ♪まだまだよ」
ロラン「が、我慢で…できませんっ…!」
ディアナ「まだ出ちゃだめよ」
ロラン「あっ…あ……!出ます、もう出ます!!!」
ディアナ「だめ、まだ……あっ!」
ガチャ
ディアナ「もう、早いわねえ」
ロラン「すいません…」
ディアナ「たかだか30分で。本当に情けないですわ」
ロラン「いやあ…だって」
ディアナ「これから毎日やるのですよ!」
ロラン「う、キツイなあ。僕サウナの空気が薄い感じって苦手なんですよねえ」
ディアナ「何を仰いますか」




m9(^Д^)

441:通常の名無しさんの3倍
06/08/10 00:33:59
敬語というか日本語がおかしいとその時点で萎える

442:通常の名無しさんの3倍
06/08/10 13:59:17
>>440


当然お二人は裸なんだな?

443:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 01:31:59
サウナの中で汗だくセックスしてるんじゃない?

444:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 02:44:58
夏場にエアコン切って汗だくセックスしてます

445:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 16:20:03
ディアナ様の汗美味しそう

446:通常の名無しさんの3倍
06/08/11 20:51:09
加齢臭が

447:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 00:48:01
夏、避暑として涼しい草原に来た。
二人はその朝の雄大な景色を眺めていた。
悠然とたたずむ2つの光景、朝焼けの大地と空の色。まばらな雲に鮮やかなオレンジが写る。
自分には絶対にそれを作り出すことはできない。だからこそ自然の理の凄さを噛み締める。
ディアナ「世界が終わったらどうなるのでしょうね」
人間の手をもってすれば、この光景を破壊することはできるかもしれない。
しかし作ることはできない。
ならば、この世界が終わったならば、終わらせたならば、いつ誰がどうやってこれを作るのだろうか?
気が遠くなる、二人はそんな思案を巡らせる。
ロラン「あまり考えたくないですね」
ディアナ「存在そのものが無くなる、それは死しても同じことですが…」
もう人間は地球が無くても生きてゆける。故に幾多もの故人は地球を破壊しようともした。
だが宇宙が無くなったなら?
ロラン「過去様々な偉人がいろいろ考えて結局結論なんて出なかったことを、ちっぽけな僕が考えても」
分からないことは分からない、そう割りきっているし考えないようにしている


448:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 01:15:43
ほどなくして二人は黙りこんだ。
世界が破壊しなくても、いつかはこんな時間も無くなってしまう。
楽しかった、嬉しかった記憶が蘇る。
昔は死ぬのが恐くはなかった。だから永遠の命など惜しくもなかった。
今は、それが怖い。もっと生きたい。
もっとこの傍らにいる少年を見ていたい
そう思った瞬間、涙が溢れていた。
ディアナ「やだ……なんで…?」
ロラン「ディアナ様?」
漠然とした不安が込み上げてくる。どうやって止めていいか分からなかった。
ディアナ「死にたくない…まだ死にたくないんです」
ロラン「…」
ギュッと肩を抱き寄せられた。もたれかかる壁を見つけたようで不安が薄らいでいく。
だが次第にその行為さえ愛しく思い、また不安になる。
だからこそ、だからこそ今この瞬間と甘い記憶が無くなるのが怖くて
ディアナ(私は泣いているのね)


449:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 01:43:04
死んだらどうなるのか?
答えは誰も知らない
だが結論は出ている。それを考えない事が一番幸せなのだ。
今を精一杯生きて、誰かと幸せを分かち合うこと。
その中でいつか死ねばいい。
だがこれを考えてしまった時点で一生頭の中で付きまとう苦しみ。
何度忘れても何度も思い出しては泣くのだ。
ディアナ「ねえ、ロラン…」
ロラン「何も言わないでください」
言葉を制した。強く凛とした声。その全てに惹かれもした。
ロラン「僕はディアナさまにそんなこと何も考えさせないぐらい幸せをもらっています。意地悪されたり、からかわれたりするけど…だから、僕も…」
ロラン「ずっと何も考えさせないぐらい幸せにしたいんです」
体が、震えた。何かが胸から込み上げてくる。体の奥底がむずがゆくて、涙が止まらない。
自分が生きてる意味があった、彼に何かを与えられている。
それが分かって
ディアナ「今、凄く幸せかもしれません」
しゃっくりと涙声で言葉という言葉にならない。
それでも聞いてくれるロランが好きで
ロラン「なら…泣かないでくださいよ」
ディアナ「嬉し泣きです!」
うんうんと頷くロランが大好きでしょうがなかった

450:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 02:14:00
>>447-449
GJ!
こういう話は好きだぜ

451:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 02:20:51 BE:135533434-2BP(10)
>447-449
。・゚・(ノД`)・゚・。GJ!!

452:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 19:52:36
夏―またこの季節がやってきました
そして今は海に来ています。
ロランの…引き締まった健康的な太陽の光を浴びて燦然ときらめく素肌を何の疑いもなく拝めるこの瞬間が。
渚でじゃれあい、そしてさりげなくボディをソフトタッチ、そのうち乳首を連打し次第に顔を赤らめるロラン。
二人は時折お互いに濃厚な視線を送り、だけどじらして知らないフリ。そして次に目が合った瞬間に見つめあ
ロラン「ディアナ様鼻血が出てますよ!」
いけませんわディアナ・ソレル!わたくしの妄想パワーは一体どこから…
ともかく鼻にティッシュを詰め込んだままでは濃厚な視線もへったくれもありません!
ロラン「ちょっとこれじゃあ泳げませんよ」
ああなんてことでしょう、せっかくのチャンスだと言うのにこれでは…
しかし妄想を繰り広げ海面が血の海になりかねないのも事実です
ロラン「まあ…そんなに泳ぐつもりは無かったですし、ちょっと落ち着いたら海に足でもつけましょうか」
ディアナ「…はい」
わたくしのしんみりした態度にロランもちょっと眉にシワをよせています。
ディアナ「ロランは優しいのにわたくしはいつもこんな感じ…」



453:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 20:13:53
ロラン「いや…まあ…」
砂浜、ビーチパラソルの下とは言え蒸し暑いのに
一人で泳ぎに行ってもいいのに海にさえ触れずずっとわたくしの側にいてくれて…
ロラン「まあその…ディアナ様の水着姿を………見るのがあの…」
ディアナ「……ロランのエッチ」
人のこと言えませんが。
ロラン「ディアナ様だってなんだってこんなTバック僕に履かせるんですか!」
小さめの純白のTバック。案の定食い込みが激しく、露骨に前の〇〇〇と後ろの桃を強調しています。
ディアナ「違いますわ!わたくしは『あ、これ買ってきたらどういうリアクションするんだろう』と思い、決してロランのそれを見たかったのでは…!」
ロラン「これしか無かったって言ったじゃないですか!」
ディアナ「すいません、それはアクシデントです」
ロラン「意味分かんないですよ!」

とにかく口論は続いた

454:通常の名無しさんの3倍
06/08/13 20:42:41
>>452-453
よいではないか
GJである

455:通常の名無しさんの3倍
06/08/14 19:35:19
ロォォオオオオオラァァアアアアアア!!!!!


テレッテレ~♪

『パツキンの変態が現れた』

456:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 18:47:04
>>452-453
ロラン!ディアナ様の水着はどんなだったか教えてくれ!!




そういえば去年の夏だっけ?
SSであまりの暑さにディアナ様がキャミソール&ショートパンツで
過ごしてロランを(の目のやりばにw)困らせた事あったなー

今年はどんなお姿で過ごされているんだろうか・・・・

457:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 21:36:36
>>456
花柄の水着にパレオ

というイメージ

458:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 21:45:16
>>457
ロラン乙

459:通常の名無しさんの3倍
06/08/15 22:27:39
ディッディッディディディのディ~
夏はビキニでうっふっふ~♪

地球の皆様こんばんみ。クーラーなんて気の効かない文明の利器のない山荘で
毎日薄着のロランをねぶる様に視姦してテンション上がりっ放し。
ディディディの視姦ババァことディアナ=ソレルです。
誰がババァやねん!!

しかし実際の話、ロランときたらガードが薄くて目のやり場に困ります。
先日など「暑いですねえ、ディアナ様。少し水浴びでもなさいますか?」などと申しますので
以前、ビシニティでこっそり購入した超セクスィなビキニで悩殺してやろうかと画策しておりましたところ
いつものいらない気を回して、わたくしには露出の少ない・・・と、言うか
どこで見つけて来たのか「大正ロマン」な感じのだっさいワンピースを押しつけておいて
自分は「僕はこれで十分ですから」などとパンツ一丁で現れる始末。

パンイチですよ、パ・ン・イ・チ!!

当然わたくし、脳裏に焼き付けてその日のおかずに・・・といきたい所だったのですが
あまりの光景にわたくし・・・その・・・鼻血を噴出しながら卒倒してしまいましたorz
で、でも考えてもみてください!!
鉱山で鍛えられた、しなやかで黒光りするボディに、プラチナもかくやと輝く銀髪。
そして・・・よりにもよって髪よりも白いブリーフで駆けて来るロランですよ?
わたくしに耐え切れる訳が無いではないですか!!

危うく出血多量で他界する所だった訳ですが、このように毎日生と死の狭間で生きてこそ
命は輝き、本当の「生」を感じられるのであります。
これこそが地球降下作戦の真の目的であり、それを達する事が出来たという事実は
わたくし、ディアナ=ソレルの選択が間違いではなかったのだと教えてくれるのです。

まぁ何が言いたいのかと申しますと・・・ロラン、これからもよしなに・・・。

460:459
06/08/15 22:34:47
>>456を見て、脳裏にキュピーンと閃いた事を勢いだけで書き上げますた。
正直、携帯でやるべきじゃなかった・・・orz

461:453の続き
06/08/16 00:49:57
結局喧嘩してしまいました
さっきから一言も口を聞いてません。
ロラン「…」
まあ可愛いお顔をムスッとさせて。
だけど何するわけじゃないのに隣に居て。
本当にどうでもいいことで意地になって。喧嘩した理由も分からなくて。
だから…どうすればいいのかしら?
ディアナ「あの」
ロラン「なんですか」
ディアナ「いや…その…特には」
ロラン「用がないなら話かけないでください」
ディアナ「あの、ちょっと泳いで来ます」
ロラン「まだ落ち着いてないでしょ?ダメです」
ディアナ「砂でお城でも作って来ま…」
ロラン「日焼けするからダメです。作るならビーチパラソルの中で」
ディアナ(何もできないじゃない!!)
気まずく一時を過ごす夏の正午。
ただ二人で、空と海の狭間を見つめて、海の波音を聞いて、潮風に吹かれて…
でもこれって結構いいかも?



462:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 00:58:21
いや真夏の砂浜はそんな温い所では無いわ。
暑い、暑いのよ。辺りが熱でモヤモヤして海の向こうに蜃気楼が見えそ
しかも、思えばまだTシャツとホットパンツ着たままです。
ディアナ(ロランは水着姿を見たいって言ってたけど…)
そんなに期待されるほど………鍛えたのよ!
ロ○オボーイを毎日、ジョギングマシーンも欠かしません。
一週間前からたゆまぬ訓練をしていたのよ!
え?短い?
いいの!
よーし、じゃあロラン、見てなさい!
こう華麗にね、Tシャツをぬ…あれ?汗で張り付いて脱げな…
ドカ!
ロラン「イテテテ…」
ディアナ「あ…ごめんなさい!」
ロラン「いや、その…」
ディアナ(ロランが近い…)
ロラン(良い臭い…)
ディアナ「あ、あの…」
ロラン「ななななんですか?」
ディアナ「脱ぐの、手伝っていただけます?」
ロラン「え!?ぬぬぬ脱がせるってことですか?ディアナさまの衣服を剥ぎとり、そ、そそそその素肌を」
ディアナ「?」

まだまだ夏は長い…

463:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 01:05:46 BE:135533243-2BP(10)
>456
スレリンク(x3板:564-565番)
ですね。


うげ、あれから1年書いてないのか。放置中のネタ再考せねば…

464:456
06/08/16 20:58:39
>>463
生憎と私見れませんが

+  ∧_∧ +
 + (0゚・∀・)wkwk
  (0゚∪ ∪ tktk
+/ヽと_)__)_/ヽ+
(0゙  ・ ∀ ・)
(0゙   ∪  ∪ +
と____)___)

してお待ちしております
よしなに・・・

465:某月某日
06/08/16 23:00:50 BE:135532962-2BP(10)
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……

地球の夏と言うものは暑いものでして、特に今年は記録的な猛暑だったとか。
冷房の効いた部屋ですごしたいところですが、ずっと居ては体に毒と言いますので、
日中は扇風機で涼を取り、冷房は寝る時に少しだけという生活を送っておりました。

いやしくも淑女たる者、このような時期でも長袖のブラウスやロングスカートなどで
肌の露出が少ない格好をするべきなのは分かっておりますが、
今年の暑さには敵わず、キャミソールにショートパンツと言うかなりラフな格好で過ごしておりました。

初めてこの格好を見た時のロランの様子といったら…

「ディ、ディアナ様…なんて格好をなされているんですか……」
「これは最近若い娘たちの間で流行っているキャミソールと言うものです」
「そ、そんな…その…」
「下着みたいな格好?」
「そう、そうです。いくら暑いからと言ってそのようなお召物を着られなくてもいいじゃないですか」
「今年は特に暑いですから、少しでも心地よく過ごす為です。お嫌?」
「嫌とか言う問題じゃなくて、その…」
「ならいいではありませんか」
「その…肩のあたりに見えるのは…」

466:某月某日
06/08/16 23:01:03 BE:45178122-2BP(10)
真っ赤になってそっぽを向きかながらも、しっかり見るところは見ているようです。
「あぁ。これはブラの肩紐ですね。最近は見られる事を前提とした物がありますので、
 気にすることはありません」
わざと見せつけるように説明します。
何故か前かがみになりつつも、なお着替えるように言うロラン。
「そういうロランはどうなのです?今はTシャツを着ていますが、
 畑に出たときは上半身裸ではありませんか」
「それは…暑いですから…」
「ワタクシとて暑いのです。これが気に入らないと言うのなら"み・ず・ぎ♥"でも着ましょうか?」
「うぅ…」
「それにここに居るのはワタクシとロランだけ。
 人目を気にする必要もありませんし、すぐに慣れますよ」
「はぃ…」

こうして快適な生活を手に入れたワタクシ。
秋が近づき日中の気温も下がり始めたある日、ブラウスにスカートと言う出で立ちで
朝食に向かいますと、そこには平静を装いつつも残念そうな目をしたロランが居たのでした。


今年はもうあの姿を見せることはないでしょう。
暫くお預けですが、夏はまた来ますから…ね、ロラン。

あ、来年はミススカートで過ごすのもいいかも知れませんね。

467:某月某日
06/08/16 23:03:13 BE:451776285-2BP(10)
>465-466は>463の再掲載。

書きかけのネタがどれも長めの上に序章程度しか出来ていない件。。。orz

468:通常の名無しさんの3倍
06/08/16 23:51:50
おお、㌧クス!
ロランに意地悪するディアナ様はやはり(・∀・)イイ!!
ホントにディアナ様が使いそうな言い回しに萌えさせていただきまし
た(*´Д`)


新作はマターリと待たせていただきますよ

469:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 13:20:49
自画自賛
いや自画持参か

470:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 15:10:01
おっぱいが邪魔で足の爪が切りにくいディアナ様
そこにロラン君が
「僕が胸を抑えておきますからその間に」
「気が利くわねロラン」
めでたしめでたし

471:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 19:11:53
などときょにう好きの>>470が妄想しておりますが、いかが致し
ましょうか、ディアナ様?

472:通常の名無しさんの3倍
06/08/17 19:24:39
冷凍刑500年ぐらいですね・・・

473:通常の名無しさんの3倍
06/08/18 15:34:11
>>470はコレン(覚醒前)みたくなっちゃうのか・・・

474:通常の名無しさんの3倍
06/08/18 23:18:02
ロランはディアナ様の爪を切ってあげる。
お礼にディアナ様は耳掃除してくれる。

475:通常の名無しさんの3倍
06/08/19 19:20:06
はあん

476:通常の名無しさんの3倍
06/08/20 19:08:09
>>474
ロランがディアナ様に耳掃除して差し上げたSSならあったぞ

これのどこが耳掃除だ?
って内容だったがw

477:通常の名無しさんの3倍
06/08/21 05:23:33
未だ夏、暑さ消えぬ今日この頃
とくに何をするわけでもなく、何があるわけでもなく―
ロラン「あ、そうそう。今日はお祭りらしいですよ」
ディアナ「あら、どんな祭りなのですか?」
ロラン「さあ…最近出来た祭りらしいです。一風変わった祭りだと聞きました」
地球の祭りというのは様々。
恐ろしいことにトマトをぶつけあったり、殴りあったりするお祭りもあるらしいのです。
いかんせんゴミゴミした所は嫌いではあるけれど、祭りの活気というのがなかなか趣きのあることで
ディアナ「雰囲気は好きなんですよね」
ロラン「そうですねぇ。田舎に居た頃は祭りで裸になったこともあったり」
ディアナ「詳しく」
ロラン「え?いやまあ…その…」
ディアナ「詳しく!」
ロラン(………なんでそんなに真剣な眼で聞くんですか)



ともあれ祭りに行くことになりました。

478:通常の名無しさんの3倍
06/08/21 20:52:02
ソシエに嫉妬するフラグきぼんぬ

479:通常の名無しさんの3倍
06/08/22 19:09:15
浴衣のディアナ様、色っペーだろなー

そしてディアナ様のうなじのラインにドキドキするロラン






俺は(;´Д`)ハァハァするが

480:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 02:12:14
浴衣を登場させてロランがディアナさまにはにゃーんさせるつもりで書いたんですが…

ん?
∀に日本人系キャラ居たっけ?ギンガナム?
どのようにして浴衣の登場を説明しよう?

と悩み

祭り自体も日本の屋台が立ち並ぶ祭りにしないといけませんし


そんな日本色を一気に無理矢理浴衣登場させるの萎えるなぁ
って思ったら書けませんでしたょ(泣


481:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 06:16:23
ロラン達の時代なら月光蝶以前の記録はほとんど失われ、文化や風習も
曖昧なままいろいろな地域に分散していてもおかしくないと思います

ロランとディアナ様が暮らしている土地の近くに日本の文化が流れて
きていても良いと考えますが、どうでしょう

482:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 12:57:41
ラーメンあったしな

483:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 14:10:34
>>482
世界第一位の人口を持つ中華の料理ジャン

484:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 14:16:36
>>483
ラーメンの原型自体は中国だが、実際ラーメンに昇華したのは日本。
というのを美味しんぼで読んだことがあった気がする。

485:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 16:30:58
ラメーンを思い出すな…

URLリンク(www.geocities.jp)

486:通常の名無しさんの3倍
06/08/23 20:51:36
>>484
いわゆる「支那そば」ですね
今の日本のラーメンは日本人好みに作られてる料理ですよ
ディアナ様

487:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 13:51:21
いや問題は作中に出てきたのは日本のラーメンだったかだろ


488:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 14:05:27
>>487
何話ぐらいに出てきたっけ?

489:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 16:12:38
知らん
言い出しっぺに聞いてごらんよ

490:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 16:58:14
>>488-489
落ち着いて、
ラーメンの噺はTVの∀本編じゃなくて、>>484のリンク先のSSだよ。

491:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 17:00:38
>>485だった…ちょっと酒樽で大気圏突入してくる…

492:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:01:20
>>491
ィ㌔

493:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:10:18
ディアナ様の行きつけオキニはバリバリ博多風トンコツとして、だ。
ロラン謹製のは何にあたるんだったか…
醤油ベースに魚のダシを利かせたあっさり仕立てというと…
尾道あるいは喜多方、それとも京風とかかな?

494:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 19:24:59
ロランのは薬膳の効果もあるようで・・・ロラン、ウチに来て作って
くんないか?
最近胃が重くってさ…

495:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 20:41:39
味は極上で、薬膳効果も満点の中華風スープ…まるで仏跳醤のようだ。
…いや、ロラン手づくりならば御曹司も海を乗り越えて食いに来かねんから、
曹跳醤とでも呼ぶべきか…

496:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 21:16:35
>>493
ディアナ様は、実はうまい豚油ぎっとり
横浜家系がお好みのようで

497:通常の名無しさんの3倍
06/08/24 22:18:31
>>496
二郎や天下一品が好きなディアナ様というのも捨てがたい。

498:通常の名無しさんの3倍
06/08/25 10:29:57
>>493
鰹節で出汁をとったラーメンを出しているお店があるんだが、特に○○風というのは付けていなかったな
多分、そのお店のオリジナルなんだろう

499:通常の名無しさんの3倍
06/08/28 18:13:57
保守なに

500:通常の名無しさんの3倍
06/08/29 06:46:36
>>493,498
ロランを出汁に…

501:通常の名無しさんの3倍
06/08/29 20:47:41
よちなにー^^

502:通常の名無しさんの3倍
06/08/30 21:46:25
ょぅι゙ょなディアナさまも萌え

503:通常の名無しさんの3倍
06/09/02 07:45:35
何千年前前の話だ。

504:通常の名無しさんの3倍
06/09/02 23:23:42
日本語で(ry

505:ほしあげ
06/09/03 05:37:51
秋風がほのかに漂い、私の体にまとわりついては離れていく。
夏から秋の境目。
今はシドおじいさまの紹介で高原の別荘に来ています。
今はまだ陽射しも強く、まだ夏を感じさせました。
ロラン「涼しぃー。もっと早く来ればなー」
ディアナ「まあまあ」
ロラン「でも……いいんですか?」
ディアナ「ええ、信じてますから」
ベッドは2つですが部屋は同じ。
そう、今まで寝るときは別々の部屋だったのです。
ロラン「……ディアナさま」
ディアナ「え、な、なんです?」
そう言ってわたくし肩をガッチリ掴み、顔を近付ける…
荒い吐息がわたくしの顔にかかり、血走った眼が光る。
まさかロランが、という、こういった現実から目を背けるようにロランから目をそらす私。
なぜ一緒に暮らそうと思ったの?
こういう日が来るのを待っていたの?
いくら思案を巡らせても、取り留めのない不安が襲う。
ロラン「ここに来たってことは…」
再び唇を動かす彼。
ディアナ「そんな……まだっ…!」
ロラン「釣りに付き合ってくれるってことすよね!?」
ディアナ「…」
さ、最初から彼はそんな人では無いと分かってました!ホントですよ!

506:通常の名無しさんの3倍
06/09/03 06:32:28
釣り…それは男のロマン。

らしいです。わたくしには全く。
ロラン「魚とのかけひきなんですよ。生か死か、食わなきゃ生きられない両者の魂と魂のぶつかり合い、己のプライドを…」
ディアナ「はいはい」
ロラン「聞いてくださいよ~」
川釣り、本物の魚に見せかけて釣るルアー釣りというものです。
ロラン「このルアー、引くと水の抵抗で左右にブルブル震えて手に伝わってくるんですよ!」
ディアナ「ふぅん」
ロラン「やってみます?」
ディアナ「いえ……別に」
興味が無いと言えば興味が無いんですが
自分でも驚くぐらいに露骨に興味の無さが溢れ出しているのが……
だから彼は一生懸命楽しさを分かってもらおうと必死になって。
釣りに興味なんかありません。だから釣りの説明なんかされても困るんです。
…私は、あなたの頑張ってる姿を見ているだけで良いのです。
どんな結果でも、何があっても、
ずっとずっとあなたの頑張りを見ていてあげます
あなたを一番分かってあげます
釣れなくたって構わない。だから…
ディアナ(だけど、せっかくなら大物を釣ってよね?)
そう思い、彼を見つめる

507:通常の名無しさんの3倍
06/09/03 13:17:24
ロラン・・・なんて罪な子!!

508:通常の名無しさんの3倍
06/09/04 05:42:18
ディアナ「惜しかったですね」
ロラン「大物だったんですけど…」
突然来た大物に釣竿が折られて、結局その日はおしまい。
今夜はその前に釣った幾らかの魚と持ち込んだ食材でバーベキューです!
と言っても川辺に穴を掘って炭と、適当に拾ってきた枝を放り込むというものです。

火を調節しようと腰を屈ませて突き出したお尻をフリフリするロラン…
ムダの無いその…お尻にかぶりつきたくなるというか
なんかこう…今にも吸い込まれそうで
この手に持ったにんじんがお尻に入ったらどうなるとか
卑猥な事を考えてしま…
ロラン「炭に火がつきませんねえ。ちょっと枯れ葉でもあ、ああアッー!」
ディアナ「あ、すみません、にんじんがっ!にんじんが勝手に!」
ああ、願望が現実に!
…じゃなくて間違ってカンチョーを!!
ロラン「ぃいい、いつまで、さささ挿し込んでるんですか!」
計算してやったわけじゃありませんが目の前に火があり、手に火を持っているロランは逃げられません。
これでは背水の陣ならぬ背水のにんじんですね
ププッ
ハッ、いけないわディアナソレル!


509:通常の名無しさんの3倍
06/09/04 06:11:35
不機嫌なロラン。
ふくれっ面が似合わないですよ?
ロラン「危ないですし、もうやらないでくださいよ?」
ディアナ「あれはアクシデントです」
アクシデントで強引に済ませようとするわたくし。
さすがに不満なロラン。
それでも適当に焼いたお肉や野菜をほお張る際には笑顔がほころびますね♪
ディアナ「おいひぃえふえぇーうひひ」
ロラン「何て言ってるか分かりませんよ(笑)」
ディアナ「お肉はまだカナー?」
ロラン「野菜も食べてくださいよ」
ディアナ「はーぃ」
汗だくになりながら一生懸命火を調節したり焼いてくれる横顔。
最初は慣れない手付きで心配だったけど、やっぱり…
ディアナ「やっぱり、ロランは優しくて頼りになりますね」
ロラン「ハハハ…」
「これぐらい何でも無いよ」とばかりに一生懸命余裕を見せてるけど、
火が熱くて肉を落としちゃったり跳ねた火で飛び退いたり
丸分かりなぐらい照れながら作業をして
おかしいですね(笑)

後片付けは分担でした。
心なしか、
わたくしがロランの背後を通るたびにチラ見して背後に気をつかっていましたね

もうやりませんよ!

たぶん。

510:通常の名無しさんの3倍
06/09/05 23:29:17
お茶目なディアナ様もいいね

511:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:43:56
地球と月を巻き込んだ忌まわしい大戦から約2週間が経過しました。
わたくしは女王の権限と責務をキエルさんに任せて、今はロランと一つ屋根の下で生活をしています。
ロランはわたくしのためにと家事全般をこなしてくれており、とても感謝しています。
そんな彼ばかりに任せるのは悪いと思い、今夜はわたくしが夕食の準備をすることにしました。

「気持ちは嬉しいのですが、大丈夫ですか?何か困ったことがあったらすぐに呼んでくださいね?」
「大丈夫です。わたくしだって、料理の一つや二つぐらいは作れますから。」
と意気込んでみたものの、本当はあまり料理の経験はありませんでした。
でも、一度あれだけ自信満々に言ってしまった以上後には引けません。
「じゃあ僕は隣の部屋で本でも読んでますから。」
「わかりました。そんなに心配してくれなくても、大丈夫ですよ。」
とりあえず、作るメニューはカレーライスにしました。
カレーなら嫌いな人はそんなにいませんし
料理慣れしていないわたくしにもおいしく作れると思ったからです。


512:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:44:49
(まずは…お肉と野菜を食べやすい大きさに切るんですよね。)
大きめの玉ねぎを一つ取って皮をむき、まな板と包丁を使って切り始めました。
が、ここで思いもよらない事態に直面してしました。
(なんだか目が痛い。涙も出てくる。玉ねぎを切ったから?)
普段から料理をロランに任せているわたくしには野菜一つ切るだけでも大仕事です。
時間はかかったものの、なんとか玉ねぎを微塵切りにすることが出来ました。
切り終えた玉ねぎを見て満足しながらも、次に豚肉を細かく切り始めました。
(なかなか切れない…。目も痛いし…ロランはいつもこんな大変なことをこなしているのですか?)
そんなことを考えていたせいでしょうか?
自分の視界が涙でぼやけていくことに気づきませんでした。そして…。
「痛っ!!」
それは一瞬の出来事でした。わたくしは自分の人差し指を切ってしまったのです。
(血が…まず血を止めな)
「ディアナ様!!」
私が思考をめぐらせる間もなくロランは台所に駆けつけていました。
「指から血が…!すぐに手当てをしましょう!こちらに来てください!」
「だ、大丈夫です…ほんのかすり傷ですから…。」
「冗談言わないでください! ばい菌でも入ったらどうするんですか!?」
そう言うとロランはすぐさま救急箱を持ってきてわたくしの指の手当てを始めました。


513:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:45:43
「…はい、これで終わりです。またお風呂上りに消毒しますからね。」
ロランには医術の心得でも持っているのでしょうか?
以前野戦病院で働いていたことがあるわたくしでも舌を巻くほど
ロランの治療は手際がよく鮮やかなものでした。
「そんな。大丈夫ですよ。そこまで大げさにならなくても。」
「何かあってからでは遅いんです。それと…夕食の準備の残りは
僕がやっておきますから、ディアナ様はそれまで休んでいてください。」
わたくしはロランの言葉に反発しました。
「そんな!たいした傷ではありません!最後までわたくしがやります!」
「その指で、どうやって包丁を使うおつもりですか?
今の指では切り傷を増やすだけです。」
…たしかに、ただでさえ料理が出来ないわたくしなのに、指が使えないとなれば
ロランの仕事を増やすだけかもしれません…。
「…分かりました、後はお任せします…。」
ロランにそう伝えるとわたくしは自分の部屋へと戻っていきました。
(…わたくしは、大切な人に、料理一つまともに作れないのか…。)

ロランの作ったカレーの味とは裏腹にわたくしの心は沈んでいました。
(料理を作るどころか逆にロランに迷惑をかけただけだった…。
こんなことになるなら最初からわたくしは何もしなかった方が良かったのでは?)
「ディアナ様、お味はいかがでしょうか?辛くはありませんか?」
わたくしはその問いかけに対して
「ええ、おいしいです。」
と返すのがやっとでした。
食欲は無いものの、残せばロランに余計な心配をかけると思い
なんとかのどの奥にカレーを流し込みました。
「ごめんなさい。今日はお風呂は結構です。先に休ませてもらいますね。」
「ディアナ様?どうかされたんですか?」
「すみません、しばらく一人にしてください…。」
ロランにそう告げるとわたくしは部屋に戻りました。
そして、ベットの上で怪我した指をしばらく眺めていました。


514:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:47:13
今日は早く寝床に入ったにもかかわらず、なかなか寝付けませんでした。
物事を悪い方向へ考えてしまうことは悪い癖だと自覚しながらも、
夕食の支度のことばかり考えていました。
(ロランはソシエさんではなくわたくしと一緒にいることを選んでくれたのに、
わたくしは何もして上げられない。わたくしが今でも月の女王だったならば
ここまでロランに苦労をかけることもないのに、豪華な食事を
ご馳走してあげることだってできたのに…今はもう月の女王ではない…。
だからこそ、こんどこそわたくしが彼を支えてあげたいのに、
支えてあげなくてはいけないのに!
…ディアナ・ソレルから女王を取り除いた結果がこれでは、
ただロランの人生を縛り付けてるだけではないのだろうか…。)
そんなことを考えながら、ようやく眠りにつくことができました。

次の日の朝、朝食をとり終えたわたくしたちはロランを呼びました。
「ロラン、話があるのですがよろしいでしょうか?」
「どうしたんですか?改まって。」
できることなら、こんなことは話したくない…。でも、わたくしのせいで
ロランを不幸にすることだけはしたくない。…わたくしは覚悟を決めました。
「ロラン…貴方とわたくしはもういっしょに暮らすべきではないと思うのです」
「ど、どうしたんですか?突然そんなことを…」
「…」
わたくしはロランの問いかけに答えることが出来ませんでした。


515:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:48:06
「…本気…なんですか…。…ディアナ様は…僕のことが嫌いになったんですか…?」
「それは違います!」
わたくしは悲鳴のような声で叫んでいました。
「…ロラン。貴方はわたくしにとって、心から信頼できる数少ない
大切な人の一人です。貴方には、言葉では言い表せないほど感謝しております。」
「だったら!どうしてそんなことを仰るんですか!」
ロランの疑問は当然だと思います。わたくしだって、本当は…。
「貴方が大切だからこそ言うのです!…貴方は民間人であるにもかかわらず、
わたくしの至らなさで戦いに巻き込ませてしまい、∀のパイロットとして
常に最前線で戦わせてしまいました。そして、貴方がいたからこそ、
ギム・ギンガナムとターンXを倒し、地球と月に友好の橋を築くことが出来たのです。」
「…」
ロランも黙ってわたくしの話に耳を傾けていました。
「貴方にはわたくしのせいで迷惑ばかりかけてしまいました…。
だから、戦争が終わった今こそ貴方には幸せになってもらいたいのです。」
「そんな…僕は今十分幸せですよ。」
あぁ、ロラン。何も出来ないわたくしに何一つ文句も言わないで、
その上今の生活を幸せだといってくれる貴方には言葉もありません。
そんな貴方だからこそ、わたくしもここまで感情的になっているのかも知れませんね。
「わたくしは、もう月の女王ではありません。月の女王でない今のわたくしは
家事一つまともに出来ません。そんな女のために、貴方の人生を縛りつけて、
貴方の幸せを奪いたくはないのです!」
「ディアナ様!」
「ですから!…ですから、今からでも遅くはありません。これからは、
わたくしなどではなくソシエさんと暮らしなさい…そのほうが、貴方にとって
幸せな人生を歩んでいけるでしょう…。」
わたくしは自分が泣いていることに気がつきませんでした。
これでいいんです、ロラン。わたくしなどよりソシエさんと暮らす方が
貴方にとって幸せなのです。私と一緒にいてくれるのは
とても嬉しく思います。でも…これでいいんです…これで…。


516:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:49:32
しばらくの間、重い沈黙が続きましたが、
ロランがわたくしにこう言いました。
「…僕にとって、ディアナ様も、キエルさんも、ソシエさんも
みんな大切な人たちです。そんな中で、ソシエさんと別れて、ディアナ様と
一緒に生きる選択をした時は、正直辛かったです。でも、後悔はしていません。」
わたくしには彼の言葉の真意が分かりませんでした。
ソシエさんと決別させてしまったのに、後悔をしていないという言葉に…
わたくしがこの疑問をぶつけると、ロランはこう答えてくれました。
「僕は、自分が一番傍にいたいと思う人を自分の心で決めたんですから。」
「ロラン…。」
わたくしは、彼の誠意に答えるだけのことをしてきたのだろうか?
いつも、どこでも、わたくしはロランに迷惑をかけてばかりだった。
わたくしはそんな彼にいままで何をして上げられたのだろうか?
なにもしていなかった。してあげられなかった。わたくしはそう思っていました。
なのに、目の前にいる銀髪の少年はわたくしと一緒にいたいと言ってくれている。
「それに、すごく嬉しかったんですよ。僕がずっと尊敬し、
憧れていたディアナ様と一緒にいられることが。…ですから、
ディアナ様が僕のことを嫌いになったので無ければ、これからも、
貴方のそばにいさせてください。たとえ貴方が月の女王でなくても、
僕はディアナ様と一緒に生きたいんです!」
「ロラン、本当にわたくしでよろしいのですか?
何一つ取り柄の無いこんなわたくしなんかで…。」
「僕はディアナ様のことをお傍で見てきました。貴方が誰よりも
優しいことは良く知っています。そんなディアナ様のことが…僕は大好きです…。」
「ロラン…ありがとう…。わたくしも同じ気持ちです…。」
わたくしはロランの胸の中に飛び込みました。
ロランもわたくしをやさしく受け止めてくれました。


517:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 17:50:44
「ディアナ様…。」
「ロラン、これから先わたくしはきっと貴方にたくさんの迷惑をかけてしまうでしょう。
それでもわたくしからは貴方に何もして上げられないかもしれません…。
そんなわたくしでも、これからも一緒にいてくれますか?」
「もちろんです。僕の方こそこれから先ディアナ様を傷つけてしまうことも
あると思います。それでも僕と一緒にいてくれますか?
「もちろんです。ありがとう、ロラン。本当にありがとう…。」
「僕の方こそ、ありがとうございます。ディアナ様…。」
わたくしは彼の胸の中で泣いていました。
その姿はかつて月の女王だった者の姿とは思えなかったと思います。
それでも、わたくしは感情の赴くままに声を上げて泣いていました。

どれくらい時間が経ったのでしょう?
ようやく落ち着いてきたわたくしにロランは外を見ながら言いました。
「天気もいいですし、湖に散歩にでも行きませんか?」
わたくしも顔を上げて外を見ると、明るい日差しがリビングに差し込んでいました。
「そうですね。行きましょうか?」
「じゃあ準備をしますので待っててくださいね。」
そう言うとロランはわたくしから離れて台所へと向かっていきました。
きっと昼食にサンドイッチでも作るつもりなのでしょう。
怪我した指の痛みは残っていますが、対照的に私の心はとても晴れやかでした。
(ありがとう、ロラン。今のわたくしは幸せです。これから先どれだけの間
貴方と一緒にいられるかは分かりませんが、一日でも多く貴方と
笑って過ごしたいと思います。それに、今は無理でも…いつかきっと、
わたくしが自分で料理して貴方においしいものを食べさせてあげますからね。)

「ディアナ様―!紅茶を切らしてしまっているのでコーヒーでもよろしいですか?」
「よろしくありません!今すぐ買ってきなさい!」
「そんなの無理ですよ!」
「ふふふ…冗談ですよ。コーヒーで結構です。」

ロラン、これからもよしなに。


518:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 18:00:49
全ディアナカウンターが泣いた

519:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 19:30:32
ゲーーッ原点回帰の超人!!

520:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 21:20:45
イイネ(゚▽゚)/~ ホロン部乙

>519 まさにターンエーってとこか。

にんじんはにんじんでわるくはないがなぁ~

521:通常の名無しさんの3倍
06/09/06 21:44:36
正統派GJ!

522:通常の名無しさんの3倍
06/09/07 20:15:02
全アメリアが泣いた。そして俺も。GJ!!!

523:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 12:16:16
初めてターンA劇場版を見たがめちゃめちゃ面白いな>ターンA
でもエロたりねえよママン
TV版でディアナ様のエロある回おすえて

524:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 12:32:11
最高傑作ですから

525:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 15:50:37 BE:180710382-2BP(11)
       /                   `ゝ
     /            、       、 ヽ
     /       「 ̄ ̄| ̄ ̄ヽ    λノ  ,ゝ
    /        |、  |    Vレレ' ̄|人ノ
   ノ  ノ     _ζ_|_____| /   /   ゝ
   7  λ    _ゝ ̄        \―/   ミ
  ノ   レ从人√            / |  lヽ)
 λ    \_           ^ ´  λ从ノ
  ノ     ( |       / ̄ ̄7  /
  "ヽ    λ|      / ̄ヽ ̄7  / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    "ヽノレ  λ      l___|__/  /<   ディアナ様のエロと言ったか、おのれ~!
      /     ヽ    `----'  /  \__________
     /       ヽ   ---  /
 / ̄ ̄ ̄ ̄7―‐---\_______/
/       /      .-/---、








ないよ。

526:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 20:09:55
キエルお嬢さんのエロなら2回ほどあったか

527:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:34:15
わたくし、一人丘の上で夕陽を眺めておりました。
青い着ぐるみの中で待ちつことを日課にして、一体何日がたったでしょう。
「はぁ…、ロラン。やっぱり着ぐるみはサバではダメなのですか?」
そんな独り言をこぼしてみても、赤い夕陽は徐々に遠くの山々の陰に
隠れていってしまいます。

ふとその時、背後から誰かの声が聞こえてまいりました。
「あのー、お一人でなにやってらっしゃるんですか?」
誰ですか?んーと、見覚えがあるような、ないような。
金髪頭の男性は、山仕事の帰りか何かのようで、
肩に斧とリュックを抱えてそこに立っておりました。
「そのカツオ、似合ってますぜ。」
いえ、その、似合ってるとか言われましても。カツオに見えるくらいなら、
いっそのことイワシと言って欲しかったものです。
「ああ、そうでしたか、サバ、サバだったんですか。」
余計なお世話です。なんなんでしょうか。やっぱり、
世間一般には、サバでは何か悪いんでしょうか?
マグロよりはいいと思うんですが。


528:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:35:57
「い、いえいえ、そんな。サバ、サバはいいです。自分も昔サバでしたから。」
へぇ。
サバだったんですか。いえ、まぁわたくしもサバと言えばサバですけど。
別にいいじゃないですか、サバ。
「つ~きのサバよぉ~って、これ、エヘヘッ、エヘヘッ!」
…。ああ、もう、日も暮れたことですし、そろそろ帰る時間かもしれません。
「ああ、ちょっとお待ちになってぇっ!
いや、その、サバは、その、群れて暮らしてるもんです。
 でもここ何日か、あなた様はなんだか寂しそうに一人でそこにいたもんですから。
 …しかも着ぐるみで…。
昔のあなた様は、いつも周りにだれかいたじゃないスか。」
一人…。そういえばわたくし、最近一人のことが多くなりました。
まるでコールドスリープを繰り返していたあの頃のよう…。
はぁ、でもあなたはそんなわたくしをあまりよく知らない方のようですね。
とはいえ、会ったことがあるのならもしかすると思い出すかもしれません。お名前は?
「あたし?え~っと、も、元ギンガナム隊所属、
シッキネンとかなんとか、であります!以上ぅっ!」
ギンガナム隊?って、すみません、やはりわかりません。
というか、もしや“ディアナ暗殺”とか、まだやっている訳じゃありませんよね?
「あ、暗殺なんてっ!滅相もございませんっ!あたしは、あたしはっ!」
男性はそう言うと、「つ~きのサバよ~」とさっきの唄を口ずさみながら
まだ赤い夕焼け空の下をいそいそと立ち去って行ってしまいました。
けれど、本当に誰でしょう?わたくし、こんなに物忘れが激しかったでしょうか。


529:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 22:37:33
ああ、それにしてもサバの着ぐるみを着ていても、やはりもう9月。
11月には雪に覆われるこの辺りの風は、もうだいぶ涼しくなってきております。
「ディアナ様~っ!」
は…、その声は、…ロラン。いえ、わたくしはサバです。
夏にキャミソールすら着れなかった、おサバな1000歳なのです。
「もう、何拗ねてるんですか。またそれ着てらっしゃるんですか?
それにもう、サバじゃなくたっていいじゃないですか。」
いいの。いいから放っておいて!わたくしはディアナではありません、サバです。
サバディアナですっ!通販で苦労して探しあてたこの着ぐるみの中が、
わたくしの今の居場所なのです!
「そんなことないですよ。…そういえばさっき、ディアナ様がここにいるって
 教えてくれた人がいたんですけど、誰ですか?」
え、ああ、あの、なんていいましたっけ?シッキ…、いえ、シッケナイさんでしたね。あの、大門グラスをかけていて、どことなくうなぎ犬っぽい方。
「…うなぎ犬?」
―はっ、いけない、わたくしったら!つい黒歴史よりも前のことを
口走ってしまいました。やっぱり、やっぱりわたくしはサバですっ!
「ええっ!知らなかった、黒歴史よりもっと昔のことを知ってらっしゃるんですか!?
 すごいなぁ、ディアナ様、やっぱりディアナ・ソレル様だ!」
ま、まぁ、そんな事知っていても、何がどうなるということでもございません。
というか、大門グラスは知っているの?別にそれはどうでも構いませんが。
それにしてもロランの“すごく尊敬してます”みたいなまなざし。
ああ、まっすぐで、とても綺麗な瞳。
でも、なんで憶えてたんでしょう?
うなぎ犬なんて。

それからロランはサバのわき腹から突き出ている
わたくしの手を引いて丘の道を下っていきました。
「あ、ディアナ様、月ですよ。」
そういえば、今は月が一番大きく見える時期でしたね。
わたくしは空に浮ぶ銀色の光を眺めながら、なぜかふと、ものすごく唐突ですが、
ミスルトゥの爆発のことを思い出しました。
すこし笑ってから「ありがとう」と小さな声で呟くと、
ロランの耳に入ってしまったのか、「なにが“やべっ!”なんですか?」
と真顔で尋ねられてしまいました。

「残酷なものです…。ディアナ様は、あたしの顔を覚えていらっしゃらなかった!」
「ばかねぇ、ディアナ様はあたしたちが死んだと思ってらっしゃるだけなのよ。
 それか本当にキエル・ハイムだったってだけでしょ。
第一、なんでシッキネンだなんて名乗ったのよ。」
「だって、だって…、そんなことどうでもいいじゃない!あねさぁ~~~ん!!」

ムロンさん、ごめんなさい…。


530:通常の名無しさんの3倍
06/09/09 23:07:52
>>527-529
職人さん乙です
以前サバネタを書いた人ですかね
忘れられてるムロンかわいそうw

531:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 00:03:28
着ぐるみディアナ様の画像きぼんぬ

532:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 12:57:10
サバイバル

サバだけにサバ威張る

533:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 17:38:34
そんなにディアナが好きかー!

534:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 18:13:50
(,,゚Д゚)∩ハイッ!!大好きです

535:通常の名無しさんの3倍
06/09/10 18:28:39
よちなにー

536:通常の名無しさんの3倍
06/09/11 03:49:47
>>525
わたくしめは薄いスカートの上から分かるおみ足のラインだけで。。。。

537:通常の名無しさんの3倍
06/09/11 21:16:37
萌えスレの荒氏あぼーんよしなに


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