種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー22杯目-at SHAR
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー22杯目- - 暇つぶし2ch250:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 12:15:01
なんで名も無いガロ父に群がってんだw

251:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 13:09:13
ガロード「ウホッ いいGX!」

252:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 13:24:03
X本編でガロ父が既に死んでいて
スーパーロボットアニメの基本中の基本がそー言うの(例:マジンガー)だから

253:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 13:44:04
完全にコケにされた凸とシンが地獄ホッパー兄弟化しそうな気が。

254:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 14:00:42
シン「俺は八つ当たりでも頂点に立つ男だ!」

255:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 15:26:18
矢車さん=ハイネ
影山=凸
坊ちゃま=シン

256:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 16:20:30
素敵すぎるぜ地獄の三兄弟。ドムよりこっちのJSAが見たい

257:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 17:47:29
ちょっw
何でこんなところにまでKブト住人が居るの?www

>>256
来週日曜は地獄3兄弟ではありませんが、地獄の2兄弟+主人公のジェットストリームアタックです
おばあちゃんが言ってた、これ以上はスレ違い愛だって。

258:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 18:31:41
シンは仮面ライダーになるべきだ 3回目
スレリンク(shar板)l50

259:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 20:04:42
ガロとフレイは最初険悪で本音でぶつかり続ける内に
仲良くなりそうな気がする。
友情の範疇で。

260:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 20:14:23
ガロは曲がったことは嫌いだけれどもまっとうな職には就かなさそう

261:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 20:36:55
>>259
夕陽の校庭でタイマンの果てに、クロスカウンターでダブルKO、
というシーンが頭を走った。

262:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 20:52:03
>>260
いやいや、ティファのためなら男は変わるのですよ。

263:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 21:05:49
種世界にはジャンク屋という、ガロードに向いてる職業が……

264:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 21:06:45
>>261
フレイすげーw

265:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 21:12:11
シン「ジャッジャジャーン! 炎のモビ」
フレイ「バカじゃないのあなた、常識弁えなさいよ」

266:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 21:38:21
>>265
フレイヒドスw

267:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 21:50:48
ガロ「ジャッジャジャーン! 炎のモビ」
フレイ「ガロードォォォォォォッッッッッ!!!!!」
ガロ「フレェェェェェェイッッッッッ!!!!!」

キラ凸「「僕(俺)達の台詞……………」」

268:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 22:03:31
ガロード出すならアストレイ分を本編とミックスだ

269:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 22:43:56
すごい久しぶりにカキコ

270:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 22:49:01
>>267
なぜだか二人が互いに駆け寄りながら飛び上がって腕組んで合体するイメージがw

271:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 22:56:37
>>270
いざ~ゆけ~いざ~ゆけ~

272:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 23:19:13
アレだ! フレイが家出してガロードティファ夫婦の経営するジャンク屋に世話になるんだ!

273:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 23:51:19
>>270
途中でフレイが月に帰るぞwww

関連があるからガロのほうかもしれんけど

274:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 00:28:50
>>272
 何でだろ……婚約者を取り返そうとサイが来るけど、結局自分も下っ端として居座って
トラブルに巻き込まれつつ成長しそうな姿が想像できる。

275:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 00:49:46
>>273
ガロードがパン屋の運転手でフレイが看護婦(実は月星人)かwww

276:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 00:54:46
ガロが「もったいねぇ!」とか言いつつ焦げたパンにかぶり付くんですねw

277:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 01:00:38
なにげにフレイの役がえらく優遇w

278:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 08:48:21
地球降下~砂漠あたりのフレイは輝いてたねぇ かるく祭りだったな

279:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 16:05:19
AA守るのに本気出さなかったキラを
落としたシンはマジ外道

280:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 16:43:09
>>279
いや・・・本気出さない方がおかしいだろ?
そもそも迷うくらいなら、
最初から「戦闘にカチ込んで無差別攻撃などしてるんじゃない」と、みっちりと問い詰めてやりたい

281:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 17:46:39
海中に潜った位で逃げられる世界なんだから(しかもルージュで自由を拾う余裕すらあり)
適当に戦うより本気で遁走した方がまだマシだったんじゃねーの?
何がしたかったんだよ、キラ

282:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 17:54:26
>>279
08小隊のノリスのセリフじゃないけど、「MSの性能を活かせぬまま死んでゆけ!」でないと駄目でしょうが。

理想を言えば本気出す前に一撃必殺。
あっさりすぎてアニメにしろ何にしろお話がでっち上げられないって突っ込みは禁止で。

283:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 17:54:50
>>279
ラクシズ乙

284:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 17:59:04
つーか渓谷を海に向かって追い込むんなら、空母とか潜水艦とか配置しとくべきだと思うんだ

285:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 18:02:55
>>279に釣られすぎだ

286:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 18:29:02
>>284
普通は逆なんだがな
海側から空中部隊で追い込んで
事前に待機させておいた陸上戦艦で叩く

287:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 18:35:03
>>286
レセップス級の砲撃受けてたんだし、もうやったんじゃないか?
あれは半島みたいな地形で、反対側から追い込んで来たんじゃないかと。
本来ミネルバが正面から現れて渓谷に蓋をする作戦で、突破されるなんて思ってなかったとか。
ノイマン神を見くびってたって事か?

288:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:44:50
第9話「不沈艦アークエンジェル」

その男達はとある建物の一室にいた。
彼らは脂汗を流しながら、自分達をここに呼んだ人間の到着を待たされていたのである。
コツコツと足音が部屋に近づいてきて、扉の前で止まる。
「やあ待たせたね」
そう言って薄紫の髪の男が入ってきた。
「「ユウナ・ロマ・セイラン…」」
青い髪の男とメガネの男が口をそろえる。
そう、彼らの下に、現在のオーブの事実上の統治者が現れたのである。

そもそも何故青い髪の男、アーノルド・ノイマンと、メガネの男、ダリダ・ローラハ・チャンドラ2世が
オーブの行政府にいるかというと、フリーダムに追い回された後、彼らは徒歩で自分達の家に戻り、
翌日、自宅を出たところで黒服にサングラスの男達に連行され、このオーブ行政府で鉢合わせになったのである。

ユウナは人払いをすると、ニコニコしながら彼らを見ていた。
「あの…僕達に何の御用でしょうか…」

「理由を言ってから結論を言うのと、結論を言ってから理由を聞くのと、どっちがいい?」
ユウナは依然として微笑みを絶やさない。

「「一応、理由を言ってから結論を…」」
観念したかのようにノイマンとチャンドラは呟いた。

「・・・・つまりそういうわけで、アークエンジェルに乗って欲しい」
「「だが断る!!!」」
ユウナの言葉に2人は即答する。

「まあ話は最後まで聞いてくれ。実は今朝、君達の事務所にガサを入れてね、面白いものが見つかったんだよ」
ユウナは笑ってそう言いながら、部屋のテレビについたビデオのリモコンのスイッチを押す。
そこにはマリューがノイマン達を訪ねてきたときの防犯カメラの映像が映っていた。

「いや、最初は君たちはもう国内にいないものと思って、アスハ代表の誘拐の容疑で令状を取ったんだけど、
 色々調べたら『彼ら』と違って、
 どうやら君達はまだオーブにいるみたいだから、直接話をしようと思ったのさ」


289:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:46:38
ユウナは、ノイマン達がマリューを見送った映像の所でビデオを止める。
「君達は昨日、ガロードと頼まれてアスハ代表をフリーダムから逃がそうとしてくれたろう?
 そのせいで君達の営業用の車が御釈迦になっちゃったみたいだから、せめて失業手当代わりにと思って誘ってるのさ」
「いえ、他の車があるので大丈夫です」
チャンドラが再び即答する。だがユウナも黙ってはいない。

「いやぁ、あれだけのスピード違反を市街地のど真ん中でしたら、さすがにこっちも営業免許を取り消さないとなぁ」
「くそ、やっぱりあいつらと関わるとロクなことがない…」
「まったくだ。一緒にいるだけでテロリストや精神異常者扱いだ。俺達はほとんど喋ってすらいないのに」
2人が口々に言う。
「訴えてやる!」
「あの茶髪の弁護士に頼もうぜ。合コン開けば弁護してくれるかも」
「裁判は時間がかかるよ?それにもちろん相応の報酬を払うよ。
 望むならそれなりの待遇で軍に採用してもいいし、オーブ軍の仕事を君らの運送会社に優先して発注しよう」

結局、2人は2時間ほどの交渉の末、アークエンジェルへの搭乗を承諾したのだった。
アークエンジェルには次々と物資が積み込まれていく最中であった。
その中には白や赤のザクや様々なMSのパーツが含まれている。

その頃、ガロードはオーブ領海ギリギリまで来ていた空母タケミカズチのブリッジにいた。
やがて、ユウナが白服を着た女性とともにブリッジに入ってくる。
「ガロード、こちらが暫定的にアークエンジェルの艦長となられるタリア・グラディス艦長だ」
「ガロード・ランだ、よろしく」
「タリア・グラディスよ」
ガロードとタリアが握手を交わす。
「グラディス艦長、それではよろしくお願い致します」
ユウナが少し静かに、そして力強くタリアに言った。

そしてそこに、さらに2人の男が入ってくる。
「やあ待っていたよ、2人とも」
「あー!トラックとタクシーのオッサン!」
「よ、少年。また会ったな」
「グラディス艦長、ガロード、紹介するよ。
 アークエンジェルの操縦桿を握ってもらうアーノルド・ノイマン氏、
 CICを担当してもらうダリダ・ローラハ・チャンドラ2世氏だ」
「アーノルド・ノイマンです」
「ダリダ・ローラハ・チャンドラ2世です」
各々の自己紹介の後、3人はユウナに促され、アークエンジェルへ向かうべくブリッジを後にする。



290:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:48:56
「彼らはまさか…」
タリアがノイマン達を見て表情を曇らせる。
「おや、ご存知ですか」
「でもあの時アークエンジェルにいたクルーは全員脱出していたのでは?」
「あの2人は『彼ら』の誘いを断ったようですよ。その場面を撮影した映像ありますけど見ますか?」
「彼らはクライン派ではないのでしょう?」
「えぇ、元は連合の常識的な軍人さんです。腕の方はザフトの貴女方の方がよくご存知のはずです」
「皮肉なものね。ザフトにとっては悪魔のような不沈艦に今度は助けられるなんて」
「我が国の製品は丈夫で長持ちがモットーですから。もしよろしければ議長とも商談をしたいものです」
「乗ってみてから考えさせてもらいますわ」
「そうですか、それでは御武運を」



291:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:50:44
一方、GXでアークエンジェルに乗り込み、荷物などの積み込みを終えたガロード達は、
ミネルバから移ってきた面々との対面を果たしていた。
「しばらく厄介になることになったガロード・ランだ。よろしくな」
「レイ・ザ・バレルだ。よろしく頼む」
レイはガロードを気に入っていた。
ガロード・ラン、ガンダムダブルエックスのパイロットであり、
他でもない、レイにとって、彼の分身とも言えるラウ・ル・クルーゼを討ち、自分達の命という実験台の末に生まれた
憎き男、キラ・ヤマトの駆るフリーダムを打ち負かしたからである。

「ルナマリア・ホークよ」
「ガロード・ランだ。あと、今は部屋にいるんだけど、俺の仲間でティファって子がいるんだ。
 大人しい子だけど、仲良くしてやってくれ」
「わかったわ。ねぇ、レイ。そういえばシンはどこ行ったの?」
「おそらくインパルスの所だろう。アークエンジェルの発進システムと、
 インパルスのシルエットシステムを調整する必要があるからな」

「もう終わったよ」
そこに艦の奥から黒髪の男がやってくる。
「あー!お前は!?」
「あんた、慰霊碑の…」
「ガロード・ランだ。よろしくな」
ガロードが手を差し出す。だがシンはそれを聞いた瞬間、ガロードに噛み付いた。


292:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:51:35
「ガロード・ラン…ダブルエックスのパイロットだろ」
「ああ、そうだけど」
「どうしてあの時、邪魔をした?」
「あの時?」
「フリーダムが襲撃してきた時だよ。あともう少しでフリーダムを倒せたかもしれなかったのに…」
「お前、あのガンダムの…俺はユウナさんからカガリさんを守るよう頼まれてたんだ。
 あんだけコックピットを殴りつけたら中にいるカガリさんが危なかった」
「ふん、アスハの野郎が乗ってるんだったらなおさらだ。まとめてぶっ殺すチャンスだったのに…」
「おい…どうしてそんなにカガリさんを憎んでるんだよ?」
「お前には関係ないだろ、といいたいとこだが、オーブに雇われてたお前には教えてやるよ。
 前に、慰霊碑で、家族が戦争で死んだっていったよな。
 俺の家族は戦争の時…アスハに殺されたんだ!」

そう言ってシンはその場を去ってしまった。
「なんだよ、あいつ…」
「あの人は…優しい人です」
背後から聞きなれた声が聞こえる。
「ティファ」
「ガロード、あの人は、本当はとても優しい心を持っています。でも、その心が深い悲しみに覆われているだけ…」
そこにレイがさらにフォローを入れる。
「その子のいう通りだ。根はいい奴なんだ。気を悪くしないでくれ」
「まぁ、みんながそう言うんだったら…」
こうしてガロードとシン、2回目の対面がされたのであった。
そして世界が目まぐるしく動いていく真っ只中に自分達が突入しつつあることを彼らはまだ知らない。

ブリッジでは操縦席に座ったノイマンがアークエンジェルのコントロールシステムの最終チェックを行なっていた。
「艦内ネットワークシステム異常なし、メインエンジン出力良好。艦長、発進準備完了しました」
「タケミカズチのユウナ代表代行からメッセージです。『貴艦の航海の無事を祈る』とのことです」
「わかりました。不沈艦アークエンジェル…その真の力、見せてもらうわよ。アークエンジェル、発進!」
「アークエンジェル発進します!」
ノイマンが操縦桿を引く。
こうして、背後にミネルバを牽引しながらも、
アラスカ、ヤキンを潜り抜け、ザフトからは不沈艦と恐れられたアークエンジェルが今、再び、発進したのであった。

293:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:56:19
アークエンジェルが発進したころ、宇宙では、連合によるプラントへの総攻撃が行なわれていた。
前線から知らされる情報をデュランダルは評議会議員達と固唾を呑んで聞いていた。
だが、凄まじい連合の物量に対して、ジュール隊を始めとする各部隊は獅子奮迅の働きを見せていた。

「グゥレイト!数だけは多いぜ!」
ガナーウィザードを纏ったザクが連合のMS部隊へ向けてオルトロスを放つ。
2機のダガーLがそれに貫かれ、残りのウィンダムが散開するが、
それを待っていたかのように青いザクがビームトマホークを振りかざしてウィンダムの上半身と下半身を切り離す。

「えぇい!なにがグレイトだあ!」
「おいおい、まだまだ敵さんはいるんだ、そんなカリカリすんなよ」
だが、軽口を叩きながらも2人の顔は真剣そのものである。
なぜならその眼前には十機ほどのウィンダムが迫ってきているからである。
「おい、ディアッカ、機体のエネルギーはあとどれくらい残っている?」
「HAHAHA!オルトロスが撃てて3発ってとこかな、早く補給しねーと」
「なら2発撃ち込んでお前は離脱しろ。背中は俺がなんとかしてやる」
彼らの機体は限界に近づいていた。
コーディネーターの能力が高くても実戦の経験が豊富なパイロットが多い訳ではない。
故に、圧倒的な物量を前にジュール隊の各機も戦線離脱を余儀なくされていた。

さらに、ヤキンを生き抜いたイザーク達の力を以ってしても、機体の消耗は避けられない。
そして、今、彼らが補給のために離脱しようものならそこは大きな穴となり、プラントの
防衛線に大きな穴が開いてしまう。
仮に補給のために離脱しようとしても目の前にはウィンダムが迫ってきており、離脱どころではない。

「くっそぉぉぉ!」
「くそ、俺はまだ言わなくちゃならないことがあるんだ」
彼らが悔しさを叫びに変えた時、目の前のウィンダムの部隊が、
降り注ぐビームに貫かれて次々と撃墜されていった。
「待たせたな、黄昏のMS乗り、ハイネ・ヴェステンフルス様が助けに来だぜ!」
「ハイネか!?」
「ハイネのだんなぁ、助かったぜ。でもその口上ってオーブの…」
「ありゃ、やっぱわかっちゃう?」

オレンジ色のザクとオレンジ色のショルダーパーツを付けたザクの部隊は次々とウィンダムを撃ち落してゆく。
「いいからここは俺達に任せて補給をして来い!戦闘はまだ終わっちゃいない」
「了解した」
「了~解♪後は頼んだぜ」
イザークとディアッカはそう言うとひとまず母艦へ向け機体を発進させた。

294:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 18:59:24
「さあ連合の野郎ども、かかってきやがれ!」
ウィンダム部隊の迎撃を終えたハイネの部隊が連合の艦隊へ突撃する。
特にハイネのオレンジ色をしたのザクは迎撃のミサイルを掻い潜り、次々と戦艦にビームを撃ち込んでゆく。
こうして徐々にではあるが、ザフト側が持ち直しつつあった。

現状で、連合・ザフトのパイロット能力を含めた戦力はほぼ互角であったといえよう。
だが、そうした戦況を一気に変化させる兵器が潜んでいた連合の艦隊から放たれた。
その情報は、評議会、ヴェステンフルス隊、母艦で補給を行なうイザーク達にも届けられた。

「核部隊だと!?」
「はい!哨戒のMSからの情報です。完全に死角を突かれています」
デュランダルは少し考え、手元の通信装置を操作する。
「どうやら君達の力を借りることになりそうだ」
「オッケー、その代わり報酬ははずんでよ?」
「俺は金塊で頼むぜ」
「わかった。仕事に見合ったものは用意しておこう」

デュランダルが通信を切り、2機の機体が出撃していく。
「おいロアビィ、その飛行機の慣らしは済んだのかよ」
「まあね。調整に手間取ったみたいだけど、レオパルドにはデータがあったからなんとか」
「まあいいや、俺が先行するから、お前は撃ち漏らしを頼むぜ」

発進した蒼いMAが、連合の核攻撃部隊へと突撃してゆく。
「オラオラオラオラ!」
蒼いMAは機体を旋回させながらビームを発射し、核ミサイルを叩き落してゆく。
「おのれ、ザフトめ。今度こそ青き正常なる世界のために!」
核部隊の護衛機であろうウィンダム数機が蒼いMAに向かってゆく。
すると、MAは変形してMSへと姿を変えて、両の腕の手にあるバスターライフルでウィンダムを撃墜する。
「空の王者の名は伊達じゃねぇんだよ!」
蒼いMSのパイロット、ウィッツが咆哮する。
核攻撃部隊は肩に核ミサイルを搭載した大型のユニットを付けているため、動きが鈍く、
次々とエアマスターの餌食となり、宇宙に輝く光と姿を変えていく。

その後方では両腕にガトリングガンを装着し、サポート用の航空機、Gファルコンとドッキングした
黒みがかった赤色のMSが、飛んでくるミサイルを叩き落してゆく。
「悪ぃ!そっちにまとめて抜けてった!」
「大丈夫、大丈夫、復活したレオパルドの力、とくとご覧に入れましょう」
エアマスターが撃ち漏らした核攻撃部隊とその護衛機がレオパルドへ向かってゆく。
だが、レオパルドは動じずに両腕のガトリングガンを放ちながら、胸や足からミサイルを撃つ。
それでもなお放たれる核ミサイルも、レオパルドから矢のように降り注ぐ拡散ビームで撃ち落されてゆく。
「さっすが、デストロイっていうだけあるねぇ」
ロアビィが笑みを浮かべる。

295:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 19:00:18
そして、その凄まじい機動力で連合の艦の懐に飛び込んだエアマスターが1つ、また1つとブリッジにライフルを打ち込んでいった。
奥の手であった隠れ艦隊と核攻撃部隊を失った連合側の士気はみるみるうちに低下していき、
やがて、閃光弾が上がり、連合の部隊は撤退していく。

「ようし、奴ら撤退していくぜ。
 なんてったってガロードの奴ばっかりにいいカッコはさせてらんねえからな」
「じゃあ、お仕事完了だね。早く戻って、みんなとお茶しないと」
「おぅお前達、助かったぜ!さすが議長の隠し玉だけあるな」
「ハイネか、おめえも随分な活躍じゃねえか」

ウィッツとロアビィは気付いたら、宇宙にいた。
そこを、警戒任務に当たっていたハイネに発見され、
取調べを受けた後、MSの腕を買われて、そのままザフトに雇われることになっていたのである。
そんな中で、彼らはガロードがツインサテライトキャノンでユニウスセブンを吹き飛ばしたことを知ったが、
デュランダルが、オーブにいるガロード達と接触できるよう取り計らうことを条件にプラントにとどまっている。

そして、デュランダルの下には一機の戦闘機があった。
その機体はウィッツ達がハイネに発見される前にザフトに発見されたものであったが、
これもウィッツやロアビィ達の機体同様、別世界に技術で作られていることが判明していた上、
そのデータにエアマスターやレオパルドのデータが残されていたことも、
ウィッツ達がデュランダルに雇われる理由の1つとなったことは言うまでもない。

296:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 19:01:20
その数日後、オーブのアレックス・ディノとしてプラントに到着していたアスランは、
イザーク、ディアッカと共に郊外にある墓地にいた。

デュランダルにユウナから渡された親書を手渡したアスランは、デュランダルに案内され、
セカンドシリーズ最後の機体であるセイバーを見せられていたのだが、ザフトに戻るべきか彼は迷っていた。
ユウナの提案に乗りオーブで生きるか、カガリを説得してプラントで暮らすか、
それともこのままザフトへ戻り、カガリとは別の道を歩むべきか。
自覚はないものの、従来から周囲に流されやすく、優柔不断なアスランにその答えを出すことは困難であった。
そんな中、プラントへ来たのだから、亡くした戦友の墓参りをすべく外出依頼を出したら、
そこに監視兼護衛として現れたのがイザークとディアッカだったのである。

ニコル・アマルフィと刻まれた墓石に花を沿え、黙祷を捧げる。
ユニウスセブン破砕作業を行なう自分達を襲ってきたテロリストが言っていた台詞、

「なぜ気付かぬか!?我らコーディネーターにとって、パトリック・ザラの取った道が
 唯一正しきものであると」

この言葉はアスランの心に深く突き刺さる楔となっていた。
そこに黙祷を捧げていたイザークが口を開く。
「戻って来い、アスラン。俺が何とかしてやる」
「イザーク…」
「デュランダル議長はザフトを裏切った俺達を必死に弁護してくれた。
 議長がいなければ、今俺はここにはいるまい」
そこにディアッカが軽口で場を和ませようとする。
「ま、俺は緑に降格されちまったけどな」

「この先、連合との戦いはきっと激化していく。ザフトにはアスラン・ザラという力が必要なんだ。
 もう一度言う、アスラン、戻って来い」
「欲しいのは俺の力という訳か…」
「馬鹿者!貴様、いったい何が気に食わないというのだ!?
 俺達は仲間だろうが!仲間に戻って来いと言ったらいかんのか!?」
「落ち着けよ、イザーク。でもな、アスラン、お前がニコルのことを思うんだったら、やるべきことは1つなんじゃないのか?」
「ディアッカ…」

アスランが、ラクス・クラインの偽者、ミーア・キャンベルといるデュランダルの下へ行き、
強い決意の下、セイバーを受領して、地上へ出発したのはその2日後のことである。
だが、地上でアスランが得た、自分が不在の間の情報を聞き、彼の心はまた大きく揺れ動くことになる。


297:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/07 19:04:52
アスランがセイバーを受領して地球へ向け発進した頃、エアマスターに乗ったウィッツも地上へ来ていた。
デュランダルの使者として、彼からユウナあての親書を携えてオーブに向かっていたのである。
事前に連絡を受けていた迎えのオーブ軍に誘導され、入国したウィッツはそのまま行政府へと案内された。
彼が身に纏っているのはザフトの赤服であった。その襟には信頼を示す証が輝いている。
やがてウィッツがいる部屋にユウナがやって来た。

「特務隊フェイス所属のウィッツ・スーです。議長からの親書をお届けにあがりました」
「オーブ首長国代表代行のユウナ・ロマ・セイランです。この度は遠路はるばる御苦労さまでした。
 確かに、議長からの親書、受領いたしました。本日はお疲れでしょうが…」
ユウナがそう言い掛けたとき、プププと笑いを抑える声がどこからか響いてくる。
「な、なんだ!?」
「あはははははは!もう駄目、おかしくて我慢してらんないぃ!」
部屋にある机の下からトニヤが出て来た。
「げぇ!てめえなんてとこにいやがる!?」
「いやいやなかなか様になっているぞ、ウィッツ」
カーテンの陰からシンゴが出てくる。
「お前ら、一体どうして?」

ウィッツがそう言うと、部屋の扉が開き、ジャミルが入ってきた。
「ユウナ殿から連絡があってな。プラントから、『ダブルエックスの関係者を使いに出す』との連絡があったと聞いて、
 誰が来るかと待っていたんだが、エアマスターの姿が見えて、みんなが、な」
「ったく人が悪ぃぜ。俺だって本当はこんな肩がこる服なんざ着たくねーんだよ。
 でもデュランダルのオッサンとの契約がまだ残ってるから仕方なくだなぁ…
 っててめえらいつまで笑ってやがる!」

「じゃあ、僕はこの辺で失礼します。キャプテンジャミル、あとはごゆっくり話に花を咲かせて下さい」
そう言うと、ユウナは部屋を後にする。
デュランダルからの手紙を読んだ彼はその後、急遽閣議を開いたのである。

つづく(次回は土曜日か日曜日)
書き込んだ後待ち時間を潰すために他のスレ見てたら某スレに盛大に誤爆してしまった…orz

298:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:13:35
お疲れ様ぐっジョブ!

299:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:30:51
アスランってひょっとして、キラより数段たちの悪い人間じゃないだろうか?


ともかくGJ!
ちなみに『つづく』の表示は、も少し行間を空けたほうがいい

300:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:39:18
GJ!
ロアビィ&ウィッツktkr!
しかも活躍しまくってるし・・・まあガロードがキラ相手にあれだけやれるんなら当然といえば当然だが。
さらにGファルコンまであるしで今のザフトは向かう所敵無しだな。

にしても凸はあれだけの好条件出されてもやっぱりザフトに戻るんだな・・・
考えてみれば奴がザフトに戻らずアレックスとして通した話って見たことねえ。

しかしGファルコンがあるということはザフトとオーブが組めばサテキャ撃ち放題と言う事に・・・
まさか緊急閣議ってその事なのか!?

301:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:41:26
CE製Gファルコンじゃ無理じゃね?

302:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:45:49
>>301
> その機体はウィッツ達がハイネに発見される前にザフトに発見されたものであったが、
> これもウィッツやロアビィ達の機体同様、別世界に技術で作られていることが判明していた上、
> そのデータにエアマスターやレオパルドのデータが残されていた

どう見ても本物のGファルコンです本当にありがとうございました
パイロット無しなのが気になるがもしかして話に聞くGファルコンΔだったり・・・

303:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:49:01
バーストやデストロイと合体するときは元々Bパーツだけだよな?

304:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:52:09
もしやAパーツは脱出してそのまま隕石に衝突しちゃったとか

305:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 19:56:39
>>304
パーラはそんなうっかり惚れた女を撃っちまう様な奴とは違うと思いたい、が・・・

マジレスするとAパーツ無しの状態で飛行機や戦闘機という表現をするだろうか?と思うんだが・・・

306:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 20:18:47
アレじゃね?
パーラのG隼はサテリコンが製造途中で廃棄されてたのを拾ってきて完成させたらしいし
他にも廃棄されてた奴が有ったor⊿見たいな実験機の一体が流れ付いたとか……

307:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 21:29:17
>>305
なんだこれって思いながらデータ呼び出してみたら
レオや餌と分割合体可能って分かったんじゃね?
んでGFそのものに対して「飛行機・戦闘機」

308:305
06/12/07 22:14:26
>>307
ええと、つまりBパーツだけ拾ったけど、
データを調べてみたら無くなってるAパーツ込みでの「戦闘機or飛行機」が本来の姿だと分かったってこと?

・・・ふと思ったんだがそうしたデータってBパーツには積んであるんだろうか?
合体・分離機構の制御プログラムとかはともかく、
機種識別用の機体データやらの容量を食いそうなもの含め大半は、
コックピットのあるAパーツに集約されてそうな気が・・・

309:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 23:41:07
>「ふん、アスハの野郎が乗ってるんだったらなおさらだ。まとめてぶっ殺すチャンスだったのに…」
シンの暴言は今更だけど、これってよく考えたら本気で洒落にならんなw
ガロードだったからよかったけど、軍人が他国の元首を殺す発言しちゃってるから
オーブの政治家とか居たらデュランダルとかでも流石にこれはカバーできん位やばい。

310:通常の名無しさんの3倍
06/12/07 23:43:16
ガロードの外見が気安かったんだろうな。
代わりにジャミルだったら怯んで同じ態度は取れまい。

311:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:00:04
キラもそうだが
シンもたいがい馬鹿だよな

てか、種は壊れた主人公しかいないのか?

312:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:04:28
シンは侵攻してきた連合にもっと怒るべきだと思う。
序盤じゃあんまり関心なさげに見える。

313:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:09:18
そこが不思議なんだよな。
普通はあの状況なら連合>オーブの順だよな?憎むのは。
まあ、アークエンジェルをオーブが匿ったとかその辺の裏事情を知ってたり、
初期の設定通り、彼の家族を撃ったのが自由でそれがオーブ所属だってのを
知ってれば話は別だろうけど。

314:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:10:01
主人公は馬鹿でもいいけどそれをマンセーするから種はみんな馬鹿にしかみえない。

315:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:13:34
>>313
家族を味方のはずのフリーダムに吹っ飛ばされたのが大きいんじゃない?

316:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:15:20
>>309
冗談のつもりだろ、質の悪い冗談だが。

317:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:18:20
>>316
世の中には冗談ですむ発言とすまない発言があります。
後、半分本気な気がする。
あそこでなかにカガリが居る事を知っていても果たして彼がとまったかどうか。

318:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:18:22
フリーダム恨むか連合恨むかはそれこそ人それぞれじゃね?
そりゃ連合も憎いだろうが、自分の家族ぶっ殺されたら連合オーブ関係ないんじゃねーだろーか。

319:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:19:56
>>315
>>318
いや、それならそれでいいんだが。
フリーダムの所為で死んだという設定が揉み消された所為で不自然に感じるんだよね。

320:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:21:12
エヴァのシンジのような目にあってりゃちったぁ考え方も変わるだろうがなー
人間が蟻を気にして歩けるかと

321:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:22:36
そりゃ豚負債のやることなんてチョン以上に斜め下だからな。

322:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:25:17
>>319
二次創作とかとは違い、それらしいというだけで吹っ飛ばしたのは本当に自由なのかは
第一話アバンの映像じゃ不明だぞ。
総集編じゃカラミティがやったっぽく変わってたけど、シンも自由を仇だと認識してなかったし
自由じゃないという設定なんだろう。
まあ、あの状況で吹っ飛ばしたのが誰かなんてシンに分かるとは思えないんだがな…

323:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:29:52
吹き飛ばされたときに飛んでいった自由を見てるから仇なんじゃないか、と思うのがフツーじゃないか?
あの無能負債が、シンが自由を見たときにせっかく吹き飛ばされたシーンを
大好きなバンクで再現すりゃよかったのにしない理由なんて、忘れてたからだろうがな。

324:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:37:03
理不尽かもしれんがデス種本編では自由はシンの反応見る限り仇と思ってないというのが厳しい現実。

325:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:38:32
連ザⅡではシンの両親とマユは自由が殺した事になってるらしいぞ

326:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:43:52
もう何でもあり。時空のカオス。

327:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:44:34
結局、負債は大好きなキラきゅんを憎まれないようにしたくて仕方ない、ってことだ。
あいつらの怠慢で俺達が険悪になるのもバカらしいし、久しぶりにコーヒー飲んでこようぜ?

328:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:45:31
つまり、影の薄い主役の背景なんか気にするなという負債のお告げだ

329:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:47:24
負債の妄言によって戦う理由すらすり替えられた哀れなピエロ
シン・アスカの未来に幸福はあるのか!?




残念、ありません

330:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 00:48:23
その未来を変えるのがXキャラの仕事だろう

331:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 01:01:54
シン・アスカに未来はないだろう。種死全部なかったことにしてあそこで家族とともに死んだほうがましな運命だったような。

332:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 01:09:26
自由
空中から地上の辛味にフルバースト

辛味
地上から空中の自由に一斉射撃


シン一家は地上にいた。











どうみても自由のせいです。本当にありがとうございました。


333:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 01:13:12
>>331
だからクロススレが急増したのだろうな

334:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:02:03
「その運命に反逆する」

335:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:34:37
谷口悟朗監督、黒田洋介脚本で種死を再創世するスレ

336:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:45:13
つまりシンがカズマで凸が劉鳳?

・・・正直凸が劉鳳並に信念持った漢だったらそのままのシンでも十分救いがあったのではないだろうか?

337:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:48:57
いや   間違いなく凸の正義のもとに断罪されるだろう

338:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:51:46
シン=ユウ
って理解で、おK?

339:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 02:56:10
>>337
・・・言われてみりゃそうだな、特にデストロイ戦の辺りなんか。
じゃあ種死に必要なのはカズマだったのかというとそれはそれで問題がある。
シンがカズマ足りえるには何かが足りない気がするし、
かといってキラを当てるのは(少なくとも種死の時点では)何かが果てしなく違う気がする。

そこでふと思った。
もしかして種死に必要なのは君島なのではないか?

340:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 03:11:41
>>337
っていうか、その当時ならシン部下なんだからキチンと叩き直しておけという話

341:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 03:49:01
>>322
ぶっちゃけ避難船方向に敵追い込んじゃった時点でアウトって気がしないでもない。



342:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 04:06:36
>>341
逆じゃね?
ジャスティスがシンの視界に映ってなかった事を考えると凸加勢前と思われ、
その時点では常夏の3機に自由の方が押されてたはず。
だから辛味が自由を避難所の方へ自由を追い込んだの方が正しい希ガス。

まあ常夏の連中に相手をどこかに追い込むって意識があったかはかなり怪しいし、
追い込まれたキラが悪いことにも変わりは無いけどさ。

343:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 04:16:53
あれが一番おかしいのは、そもそも交戦状態に突入してるのに避難が終わっていない事
どう見てもシンの家族(やその他避難船に居た人々の家族)はアスハのせいで殺されました

344:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 04:35:12
>>336
まんまキャラを当てはめるんでなく、そのスタッフのノリで物語を再構築の方が面白げ
リヴァイアスだってその二人だ。

345:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 04:41:55
平和とは無能が最大の悪徳とされない幸福な時代のことを言うのだ
ウズミは所詮危機管理能力が欠けた人間だったってこった

346:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 05:10:11
>>343
むしろ、避難先の確保も誘導も終わってないのに交渉やめちゃう方がヤバス

347:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 10:42:23
そういや、ウズミパパ「避難は終わってる」みたいなこと言ってなかった?

348:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 11:06:01
都市じゃなくて山に逃げるぐらいの避難だな
島国せめー

349:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:25:10
>>342
>追い込まれたキラが悪いことにも変わりは無いけどさ。

いやマテ、擁護じゃないけどさ。追い込まれたこと事態は悪いことじゃないだろ
問題は地上に向けて発射したことであって、避難民に気付かなかったのは無知の罪→悪

キラ&自由がシン一家にとって悪なのは>>332の図表をみても明らかだが。


350:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:36:11
山中の避難民に気付けとか無茶言うなよ

あの戦闘がウズミの言う「避難完了」後なら、ウズミ寝ぼけてんじゃねー、だし
避難完了前(凸が加勢に来る前?)だったら、地上に国民がいるなんて当然なのに
地上に向けて発砲するキラマジ外道、ってことじゃね?

351:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:48:46
あのシーンってさ
第1話→自由&辛味の攻撃の余波
総集編→辛味のみ攻撃の余波
SE1→自由&辛味の攻撃の余波
で統一されてないんだよね
福田はキラを擁護したい(シンの家族死亡の直接原因にキラが関わっていない)のかわからないよ、ホント

352:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:50:18
しかしながら、国土防衛のために闘ってる兵士が撃った流れ弾が
逃げ遅れた民間人に当たってしまったからって、それは罪に問われるのか?
問われるとしたらそれはそれで理不尽な気がする。

353:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:54:10
罪とかそういう問題じゃなくて、守るべき対象に向けて弾を撃つ馬鹿はいねーだろ

354:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 12:55:43
キラ「僕の撃った弾が外れて流れ弾になるなん思わなかったんです」

これでいいじゃん

355:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 13:00:57
仮にも防衛戦なら立ち位置は逆だよなって事だろ?
EDN氏のDXvs自由みたいに。

356:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 13:02:36
人がいるとわかっている市街地で、MSの銃火器を使用する馬鹿>某スパコディ
ガロードは使用してないのに……

357:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 13:08:35
キラってわからんね…

358:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 14:23:27
描写でいえば全キャラアホにしか見えない

359:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 14:30:52
結局の所、自分の中と目の前しか見えていないんだろう。
付け加えると、決定的に想像力が足りない=新しいものを産み出す力に欠けるってのも。

360:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 14:42:08
つか、避難している人間の傍に防衛線をひく馬鹿はいない
キラしか居なかっただろあそこで戦ってたMS
戦火を拡大して被害を増大させただけだな

361:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 14:50:13
連ザ�買ってきたんだが、アヌメよりも明らかに自由が殺した描写がハッキリしてるな

「その戦闘のさなか、一機のMSが放った光の矢が、シンの家族を一瞬にして焼き尽くした」
       ↓
ここで自由の地上への砲撃が直撃する絵
       ↓
シン「フリーダムは、俺が討つ!」

362:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 15:21:23
>>361
敵で出てくるキラのセリフのウザさ、PLUSのキラの敵対ミッションの説明のウザさは異常

363:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 15:21:48
ふつう避難民のせる船とそこに到る道のあたりではなるべく発砲などしない
もし近くで戦闘が起こりそうならそこから相手も離れていくように誘導

もしキラが力のある子供ではなく力のある戦闘者ならきっちりコレくらいは考えられていたと思う
キラって破壊の巧みな素人で成長ストップしてるから色々突っ込まれる事になるんだと思う

チラシの裏

キラって人の妄執の集大成なんていうおいしいポジションにいるのに
やることが子供っぽいから馬鹿に見えるんだとおもう
個人的にキャラ性ってのはきっちりした規則の中にありながら目指す目的の為に
いつ、どんな時にその規則を破るかってことで映えるんだと思うよ

364:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 16:57:04
シンは、ティファが、優しい人と言ってたんだから、これから何かあるべ。

それよりまた合コン同盟が負債に喧嘩売ってたなwww

365:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:02:10
ノイマン「嘘つくんじゃねェェ! おまえがあの艦長のわけねーだろ!
 百歩譲ったとしても上に『大空』がつくよ!!」
マリュー「おいィィィ! 戦艦扱いかァァ!!!」
キラ「……」


366:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:04:46
大空魔乳パイキング?

367:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:16:29
>>366
今俺の頭の中の何かが割れた

368:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:32:16
>>352
むしろそんなん撃った方が責任感じて自害するようなトラウマだろ
だってお前、アレだぜ?

種で言うと、最初の大気圏突入の所でデュエルとストライクの戦闘中に
イザークじゃなくてキラが間違って、避難民のシャトル打ち落とすようなもんだぜ?
キラが完全に潰れるクラスの衝撃だぜ。

369:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:40:59
むしろその状態から這い上がるストーリーの方がよかったんじゃね?

370:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:48:22
>>343
オーブなんてアスハマンセーの専制国家に頼ったのがアスカ家の間違いだったな。

371:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:50:00
しかし比較的安全なコーディ受け入れ国家がそれくらいしかない悲しさ。

372:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:56:36
プラントに住んでれば良かったんじゃ

373:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 18:59:50
>>369
俺も自分で書いていてそっちのほうが良かったなと思った
嫁にも、キャラクターを一度汚す勇気があればなぁ


374:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 19:00:35
オーブは平時ならいいんだが戦時対応がお粗末だからな。
アスハ>>>理念>>>国民な国だから緊急避難は自己努力が必要だ。

375:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 19:14:54
>>372
実はオーブは技術力維持のためにコーディには出国制限をしていたりとか……?

376:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 19:50:39
>>366-367 
URLリンク(idblue.homeip.net)

377:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 20:05:41
某歴史小説家が陸軍の戦車将校だった時、「敵軍上陸の際、迎撃計画のこの進軍路は避難民で溢れかえる
ことが予想されます」と上申したところ、「踏み潰せばいいじゃないか」と上官は告げたそうな。

378:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 20:06:36
>>370
ひょっとしてモルゲンの技術者でサハクお抱えだったんじゃね

379:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 20:51:52
分からないんだが、なぜキラは連合との同盟をやめさせるために同盟反対派のカガリを誘拐するんだ。
原作じゃカガリいなくなっても普通に連合と同盟してたし。

380:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 20:52:10
>>377
どっちにしろ死ぬ(少なくとも作戦立案者の思考では)からってやって良いことと悪いことがあるよな

381:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:03:12
>>375
流石にそれは悪意を持って見すぎだろう。
コーディーネーターで地球に住みたい人がオーブに住む事を選ぶって総集編でシンが言ってるし。
後、中立国だから安全だと思ったっていう理由もあるみたいだな。

382:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:09:27
まあオーブの中立は連合とザフトが均衡状態にあったから成り立っていたものだから、
そのバランスが崩れた時点で危険は察知する必要があったな。

383:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:11:46
>>347>>350
トップが末端の事把握してないなんてざらにある話だろ
えらいさんは計画どおりに事が進むと何故か信じてるものさ
非常時でそんなわきゃねーのにな

つぅか、オーブ戦でキラって管制の指示受けてたんだろか
そういうの聞いて動けるよな訓練してねぇと思うんだが
多分「D地区にて避難民誘導中!」とか言われても空間機動中で聞いてない、とか
D地区がどこかわからないとか
ありそうな感じでない?

384:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:16:22
>>383
避難完了しているんだから考える必要ないです。

385:絵板の人
06/12/08 21:28:14
HPはまだ完成しておりませんが、80話をいただいておりながらまだというのも考え物なので、
見切り発車で公開します。これでX運命関連は外部移転ということに

なお、雑談掲示板はGX-P氏から私に管理人が変わりました
以後、X運命専用の掲示板として運用いたします

このスレとの関係ですが、希望として、テンプレに当HPのアドレスを入れてくださればと思います
X運命関連の感想は、強制ではありませんが、なるべくこちらの雑誌(雑談板)で書いていただければ

外部移転すれば、もうおかしなことにはならぬと思うので、
これからも良好な関係であるようにこちらは精一杯の努力をするつもりです

URLリンク(gx-destiny.x0.com)

386:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:30:10
80話キター
乙です>X運命氏及び絵板の人殿

387:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:37:36
>>385
乙です

388:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:40:09
>>385
ちらっと見たがメニューが充実してるな
完成を楽しみにしてる

389:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:42:38
誰かwikiに追加よろ

390:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:51:06
感想はこれ、雑誌に書いたらいいんだよな?

391:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 21:55:46
掲示板のリンク先に雑誌が入ってるあたりがなんともよろしい。

392:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 22:01:42
なぁ、80話もうあがってんの?

393:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 22:07:18
>>392
あがってる。ジャミルが告白とかやってるね
本編のメニューに入ってみろ

394:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:51:07
「オーブは貴様達の蛮行を決して許さない!」

ユウナは、行政府の執務室にいた。

最初、プラントへ旅立ったアスランにユウナが渡したデュランダル宛ての親書の内容は、
オーブにいるラクス・クラインを不法入国者としてプラントに強制送還したい、というものであった。

ユウナにとっては、キラは厄介者でしかない。

キラ・ヤマト達がカガリや各地のクライン派から手に入れた資金で
極秘にフリーダムを修復・保持していることは調査の末、判明しており、
いつ、どのような直接的行動を取るかわかったものではなかったし、
カガリがキラ達と繋がっている限り、仮にユウナが正しかったとしても、
カガリはかつての仲間達の言葉のみに耳を傾け、理想主義者としていつ国を焼く結果となるかを考えるだけでも恐ろしい。

だが、キラ・ヤマトはあくまでもオーブの国民であり、オーブから排除することはできない。

そこでユウナはラクス・クラインに目をつけた。
事実上のキラ・ヤマト達のリーダーであり、キラ・ヤマトとフリーダムという世界最強の剣を自在に操ることができる存在。
ラクス・クラインを排除できれば、キラ・ヤマトは大きく力を失い、
ひいてはカガリを、理想主義を通り越した妄想主義から脱出させ、
一人前の指導者となれるよう導くことができると考えたのである。
もちろん、そのような指導者になることをカガリが真に望めば、の話であるが。

それ故、あくまでも穏便に、適法に、ラクス・クラインをオーブから排除しようと考えたのである。

とはいえ、ラクス・クラインをおおっぴらに送還したのでは、国内のクライン派が何をしてかすか分からない上、
プラントとの関係を悪化させたくなかったために、デュランダルに意見を求めたのである。

それに対する返事が、ウィッツが運んできたデュランダルの親書、であった。
そしてその内容は、

色々ありましょうが、ラクス・クラインはそのままにしておいて欲しい

というものだった。

色々、という言葉とウィッツがプラントを出発した日がカガリ誘拐から数日後であったことから、
デュランダルの意思としては、カガリ誘拐犯のグループのメンバーであることも伏せておいて欲しい、という意味である。
これをオーブ政府としてどのように考えるか、それが先日行なわれた緊急閣議の議題であった。

結論としては、今回はプラントの意向を尊重しようということとなった。


395:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:51:57
理由としてはいくつか挙げられるが、主だったものは、
連合との同盟締結を内部的には決定しているオーブがプラントとの関係を悪化させることは望ましくないこと、
内国のクライン派への牽制、
プラントに「恩」を売っておこうとするもの、であった。

その結果、犯人としてはフリーダムに乗った実行犯であり、
世界的にも前大戦の英雄として世界に知られているキラ・ヤマトが首謀者である、と発表することになった。

話を執務室のユウナに戻すと、ユウナは準備完了の知らせを受け、彼はそのテラスの外へと出てゆく。
オーブ国内のテレビでは一斉にユウナの姿が映し出され、人々は何が起こったのかとそれを一斉に見た。

そして、ユウナが口を開く。
「国民の皆様、私はユウナ・ロマ・セイランであります。
 本日は、先日の式典で発表できなかった重大な事項の発表を行なうべく、この場をお借りすることにしました。
 我々オーブはかつて連合の傘下へ入ることを拒否し、国を焼かれました。
 戦後、独立を取り戻した我が国ですが今、連合は再び我が国に手を貸すよう求めてきております。
 ですが、私は今こそ、ここに宣言する。
 他国を侵略しない、他国の侵略を許さない、というオーブの理念は絶対に曲げない。
 今度こそは我々はこのオーブを守り抜いてみせる。
 先日、フリーダム率いる卑劣なテロリストどもに連れ去られたアスハ代表のためにも、
 その命を以ってこの国を、理念を守ろうとなされたウズミ前代表のためにも、
 皆様の力をこの私に貸していただきたい!
 そして、皆さんにご報告があります。アスハ代表を拉致したグループの首謀者が判明致しました。
 それは、キラ・ヤマト、そしてかつての大戦の折、我が国に亡命してきたマリュー・ラミアス、
 そして、我が国にいつ入国したのかは不明ですが、ザフトの砂漠の虎、アンドリュー・バルトフェルドの3名であります。
 彼らはいずれもかつての大戦でアークエンジェルに関わっていた人間であるようですが、
 今は、彼らが代表を拉致し、甚大な損害を我らに与えたテロリストであることは遺憾ながら間違いありません。
 よって私は決意いたしました。アスハ代表を連れ去ったテロリストに告ぐ!
 今、すぐにアスハ代表を解放して法の裁きを受けよ!
 貴様達のしていることはオーブへの侵略行為である。
 故にオーブは貴様達の蛮行を決して許さない!」
そして同時に、フリーダムがカガリを連れ去る映像と
ダブルエックスがフリーダムの腕を切り落とした映像が映し出されていた。


396:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:52:57
オーブの国内は一瞬、静まり返った。

今までユウナは、表舞台で声を大にして叫んだり、国民に訴えかけるような演説をする政治家ではなかった、と
非常に多くの国民は考えていたため、普段とのギャップに呆然としてしまっていたのである。
特にオーブへの侵略を許さない、という言葉の力強さは、突如として発生した嵐のようなものであった。



やがて国内の多くは歓声に包まれた。
国民とて、好きで同盟締結を望んでいた訳ではない。
同盟を望んだ国民も、それは安全が欲しかったからである。
かつて自国を滅ぼした連合との同盟など結ばないに越したことはない。



人間は人それぞれ異なる考え方を持っているのが普通であるが、基本的に、皆、身勝手なのである。
連合と手を結ぶことなく、しかもそれを実現する力が今のオーブにあるのであれば、それを主張する統治者は支持を受けることができる。
そして人々は知っているのである。
今のオーブにはダブルエックスという、フリーダムという剣をも上回る強さを誇る剣があることを。


これが、後にオーブの青き嵐と呼ばれるユウナ・ロマ・セイランが、
世界の前に大きく姿を現した最初の舞台であった。


397:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:53:46
一方、ユウナの演説をとある隠れ基地で聞いている者たちがいた。
カガリを誘拐したキラ・ヤマト一行である。

「だから言ったじゃないか!ユウナは連合と同盟を結んだりなんてしないと!」
白い軍服を身に纏い、金色の髪を震わせてカガリが声を張り上げる。

「だからって僕達をテロリストだなんて…それに侵略してるつもりなんてないのに」
「いきなり式典に乱入して国家元首を誘拐して、追手のMSや戦艦に大打撃を与えた人間のどこが
 テロリストに当たらないと言うんだ!?わかったなら今すぐ私をオーブへ帰せ」
「でも…」
「でもなんだ?他に言いたいことでもあるのか?」
「……じゃあなんで犯人の中にラクスがいないんだ!?それにプラントにいるあの…」

キラの視線の先には、コンサート会場でハツラツとして歌いながらその豊かな乳房を震わせるピンク色の髪の女性がいる。

「プラントにいるあの人は何?」

(明らかに見て偽者と分かるパチモノだろ)
そう思ったコーヒー中毒者がいたかは定かではないが、それに対してカガリが答えに窮しながらも答える。

「それは…偽者じゃないのか?」
「僕達はコーディネーターの特殊部隊に襲われた。あの人達が狙っていたのがラクスだ。
 そしてオーブの中にMSが侵入しても誰も気付かないなんておかしいじゃないか。
 それなら裏でセイランとプラントが手引きしたんじゃないの?」

(それ、この前僕が言った事そのまんまじゃないか)
キツネウドンの汁を飲み干しながらそう思った人間がいるかも定かではない。

「馬鹿なことを言うな!もしユウナ達がお前たちを殺そうと思えば殺せただろう!
 お前達が襲われた時点でダブルエックスの姿形を私ですら知らなかったんだぞ。
 それならダブルエックスでお前達をフリーダムごと殺すことだって簡単にできる。
 それに今のあいつは策略を巡らせることがあっても暗殺みたいな真似はしない」
「カガリは何でそんなにセイランを信じられるの!?僕達とセイランのどっちを信じるの?」
「じゃあ、私だけでも解放しろ。確かに少し前のユウナはあまり信用できなかったが、あいつは変わって来ている。
 然るべき態度をとればお前達の罪を軽くしてくれるかもしれんし、私からも頼んでやる」

「それはできませんわ」
そこに今まで沈黙を守っていた声の主が立ち上がった。
「どうしてだ!?」
「セイランはカガリさんがいない最中にあのような発表を行なって国を動かしています。
 そんな中にカガリさんを帰してしまってはどのような危険な目に貴女があるか分かりません。
 また今までのように貴女を飾りとして扱い、オーブを欲しいままにするでしょう。
 それに先ほどキラが申しましたように、私の名前だけがあそこで呼ばれなかったことの意義と、
 プラントにいる私とそっくりの姿をしている方…」
「そうだよ、オーブはカガリの国じゃないか!僕達はそれを守ろうとしているのに…」
「キラ、カガリさんも疲れておいででしょう、ですからゆっくりと休んでいただきましょう」
「私は元気そのものだ!お前たち離せ!離せと言っているだろう!やめろ!」


398:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:55:17
護衛部隊に、部屋の外にカガリが連行されるのを見届け、マリューが口を開く。
「でもこれからどうするの?いつまでもこのクライン派の隠れ基地に篭っていても仕方ないわ」
「はい。ファクトリーの皆様に新型の完成を急いでもらっていますが、エターナルの準備ができるまでまだ時間がかかるでしょう。
 今の私達には世界に訴えかけるための足が必要です。
 ですから、まずはアークエンジェルを奪還いたしましょう。あれはオーブの艦(ふね)です。
 お願いできますか、キラ?」
「もちろんだよ。新型が来る前に僕がなんとかしてみせるさ」


「ラクス、このまま、カガリを返して僕らはどこかで隠れ住むと言うわけにはいかないのか?」
この様子を見ていたバルトフェルドが手にしたコーヒーを飲み干して口をはさんだ。
「何を言ってるんですかバルトフェルドさん!?」
「よく考えてもみろ。今のオーブにはダブルエックスがあるし、
 カガリを返せば、ユウナ・ロマ・セイランが暴走してもカガリがそれを抑止できるかもしれん。
 とりたてて今のオーブに僕達が介入する必要がそんなにあるのか?」
「でも…じゃあ僕達を狙ってきたあのMSは…」
「それをセイランと結び付ける確たる根拠はない」
「でも…それでも僕達は・・・・・・・」


「今のオーブはセイランの思うがままになっているだけでなく、ダブルエックスという強大な力を持っています。
 元より連合との繋がりがあるセイランの統治を放って置いては、オーブがいつ連合と結び、
 世界を蹂躙するやもしれません。オーブは強い国です。ですからその力の使い方を誤らせてはならないのです」
「だからと言ってカガリをオーブに返さない理由にはならないだろう?」
「今までもカガリさんの影で実権を握っていたのはセイランです。
 今、そのような中にカガリさんを再び放り入れることはできません」
「そうか…」

バルトフェルドは諦めの顔を浮かべてブリッジを後にした。


「どうして僕はここにいるんだろうねぇ…」


399:通常の名無しさんの3倍
06/12/08 23:56:52



400:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:57:01
カーペンタリアではアークエンジェルと牽引されてきたミネルバが点検と修理を受けていた。

「まさか、あの艦が我々の基地に入ってくることになろうとはな…」
「まったくですな。アラスカといいヤキンといい、我々にとっては大天使という名の悪魔でしかない」
「複雑なものだ、味方となれば頼もしいが、我が軍の最新鋭艦ミネルバが航行不能だからな…」
「例えるなら、天使の姿をした死神に女神が縛り上げられて連れてこられた、とでもいうべきしょうな」

基地の司令室では幹部達が口々に思いでを語りながらかつての大戦を思い出していた。

他方、アークエンジェルの艦長室ではタリア・グラディスの前に見覚えのある男がいた。
だが、その身に纏うのはザフトのエリートの証である赤服であり、その襟にはフェイスの紋章が輝いている。

「それで、議長はあなたをフェイスに戻して、私もフェイスに…一体何を考えているのかしらね…」
「それは分かりません、私は議長より、命令書と艦長への贈り物としてその紋章を持ってきただけですから。
 それより、アスハ代表の拉致というのはどういうことなのですか?」
「報道の通りよ。極秘に決定していた連合との同盟締結拒否を
 発表することになっていた式典にフリーダムとアークエンジェルが乱入。
 フリーダムはミネルバを大破させて逃走。残されたアークエンジェルを私達ザフトが接収して、
 あとはユウナ・ロマ・セイラン氏の演説の通り。まったく、何がどうなってるんだかこっちが聞きたいくらいよ」
「そんな…」

「こんなことを言いたくないけれど、彼らはあなたの仲間だったんでしょう?どうしてあんなことを…」
「きっと、連合との同盟を阻止しようとしていたんだと思います。
 自分達はウズミ氏が命を賭けてくれたおかげで燃え盛るオーブから脱出することができましたから…」
「だからと言ってMSまで持ち出すのは常軌を逸してるわ。
 それにどうしてユニウス条約に抵触するフリーダムを彼らが保有しているの?
 …ってあなたに聞いても仕方ないわね。ごめんなさい」
「いえ・・・私が彼らと共に戦っていたことは事実ですから…」

「それと…下手にフリーダムやオーブを擁護するようなことは言わないでね。
 うちの『暴れん坊』がまた騒ぎを起こさないとも限らないわ」
「暴れん坊?・・・・・・もしかしてインパルスの?」
「ええ。普段は少し柄が悪いだけで、そんなに悪い子じゃないんだけども・・・」
「はぁ、でもそれでどうしてフリーダムが?」
「これはアカデミーの人間から聞いた話なんだけれども、
オーブにいた彼の家族が連合によるオーブ解放作戦の時に亡くなったことは聞いてるわよね?
 どうやら、彼の家族は避難中に、上空から飛んできた攻撃で家族が亡くなられたらしいわ。
 そして、その時に上空を飛んでいたのが、フリーダムだったそうよ」
「・・・・・・・」
アスランは何も言うことはできなかった。
父を、祖国を、ザフトを裏切って、オーブ防衛に参加しても、守りきることはできなかった彼としては当然と言えよう。


401:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:58:09
「ジャスティスとフリーダムがヤキンで大暴れしたというのは有名な話だから貴方も注意してね。
 貴方とシンはMSのパイロットなんですから、不仲になってそれを戦場で持ち込まれたら迷惑どころじゃないわ。
 なんだか注文つけるか嫌味ばかりで悪いけれど、頼んだわよ」
「はい…」

「んで、俺達はこれからどうすんだって?」
ヴィーノ、ヨウラン、レイと食堂でドリンクを飲みながらシンが誰となく尋ねる。

「地中海を抜けて…」
「それより、聞いたかよ、あのアスラン・ザラが戻ってきたらしいぜ。しかもアークエンジェルのパイロットに配属だってよ」
ヴィーノが仕入れてきたばっかりの情報を自慢げに披露する。

「アスランって、アスハといた?」
シンの顔がやや強張る。
「そうよ。ほら私が言った通りだったでしょ、アスハ代表といるのがアスラン・ザラだって」
その場にルナマリアが現れる。

アスランとカガリがミネルバに乗っていたとき、アレックスと名乗っていたアスランを、
カガリがうっかりアスランと呼んでしまったのを聞いていたのがルナマリアだったのである。

「しかもフェイスよ、フェイス。凄いわよね~憧れちゃうわ」
「なんだ、お前、あんな髪が薄い奴が好みなのか?」
「少なくともあんたみたいなお子ちゃまよりはマシでしょうね~」
そう言ってルナマリアは足軽に食堂を去っていった。
「ったく、何しに来たんだ、あいつは…」
シンが呟く。するとそこにレイが口を挟んだ。

「気にするな。アスラン・ザラがアカデミーを主席で卒業したエリートであり、その実力が相当なものであることは事実だ。
 それはユニウスセブンでアスラン達の戦いを見たお前もよく知っているだろう。
 そして女とはエリートという言葉に惹かれる性質を大なり小なりは持っている。
 人格は大切だが、ファーストインプレッションはどうしても形式的なものがモノを言う」
「ふーん、そういうもんかねぇ」

シンとしてはルナマリアの恋愛には興味がなかったが、
アークエンジェルにやってきた人間が「アスラン・ザラ」であることに強い不快感を覚えていた。
自分の家族を殺したフリーダムと戦った男、アスラン・ザラ。
彼は自分の家族の仇である人物のことをよく知っている人間であり、
さらには、「奇麗事」と評したようなことを言っているカガリ・ユラ・アスハと一緒にいたのである。
フリーダムとアスハ、シンにとってはいくら憎んでもお釣りが来るようなものと密接な関係にあるアスランを
よく思わなかったとしても仕方がなかったのかもしれない。

「それよりお前がそんなに長い台詞を喋ったのが初めてな気がするのは俺だけか?」
ヨウランが横からツッコミを入れる。
「気にするな。たまにはそういうこともある」
(たまにはいつもとキャラを変えてみてもいいではないか)
そんなことをレイが思ったのを回りは知る由もなかったが。

402:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/08 23:59:00
アスランが新たな愛機セイバーの調整をすべく、格納庫内を歩いていると、後ろから、誰かが駆け寄ってきた。
ガロードである。

「あんた…アレックスさんだよな、カガリさんと一緒にいた」

自分がオーブで、カガリの随行をしていたことをどうして知っているのか、アスランに緊張が走る。
「どうしてそれを?それに君は?」
「あーそういや話す機会がなかったもんな。ガロード・ラン、って言えば分かってくれるかい?」
「!?ダブルエックスの…」
「みんな二言目にはそれだなぁ。まあいいや。そういうことなんでよろしく。
 でもなんでオーブにいたあんたがザフトにいるんだ?」
「俺は元々ザフトにいたんだ。それよりどうしてダブルエックスのパイロットがアークエンジェルに?
 まさかダブルエックスがここに?」
「俺達は元々フリーのMS乗りだからな。今は俺個人がザフトに雇われてるだけさ。
 ダブルエックスは仲間がオーブで使ってるよ」

ガロードのあっけない答えにアスランは拍子抜けする。
とはいえ、世界に配信されている、フリーダムの腕を切り裂く映像。
自分でもそれを行なうのは難しいのに、それほどの腕をもった人物が目の前にいる。
とてもそんな人物には見えないというのがアスランの感想であった。
ただ、アスランにとっての主要な関心事は、ダブルエックスという強大な力を持つ彼らが、
セイラン家とどのようなつながりを持っているのか、ということである。
何せ、カガリと共に行動してそれなりの機密情報をも知っていた彼も、
セイラン家が、ユニウスセブンを吹き飛ばすほどの威力を持った兵器を隠し持っていたとは夢にも思っていなかったからである。

「そうか…ところで、君達はセイラン家で世話になっていたらしいが、彼らはその…どうだった?
 こう、接触していてどんな人物だと思ったか教えてくれないか」
「どんな、ねぇ。最初は胡散臭さがプンプンしてたな。何か腹に一物も二物も隠してる感じで。
 だけど、話をしているうちに、あの人達もオーブのことが大切なんだな、って感じたぜ。
 もし、間違った道を選んだと思ったら背中からサテライトキャノンぶちかましてくれって言ってたし、
 悪い人じゃないし、ちょっと違うかもしんねーけど信用できる人だと思ってる」

403:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 00:00:04
セイランが信用できる?アスランにとっては信じられない言葉が出てくる。
しかも、さっきは気付かなかったがガロードは、「フリー」のMS乗りと言っていた。
そしてその仲間が今はダブルエックスを使っている。
つまり、ダブルエックスは傭兵である彼ら個人のモノということなのだろうか。

「じゃあダブルエックスはセイラン家のモノではないのか?」
「ああ。ダブルエックスは俺の機体だ。今はGXを使ってるけどな」

アスランにとってはわからないことばかりだ。
ユニウスセブンを吹き飛ばすとんでもない威力を誇るサテライトキャノンを持つダブルエックス、
親友であるキラ・ヤマトと互角以上に戦うことが出来るパイロットであるガロード・ラン、
そしてダブルエックスはガロード・ラン個人の持つ機体であるという事実。
確実に彼の頭皮は大きなダメージを受けていた。


数日後、アークエンジェルはカーペンタリアを出発し、まずは地中海を抜けるべく、マハムール基地を目指すこととなった。
だが、洋上を雄大に進む大天使の姿を見つめる男がいることに彼らはまだ気付いていなかった。
ファントムペイン旗艦JPジョーンズの艦長席に仮面を被った男がいた。
「ようやく出会えたぜ、大天使様?」



つづく
次回「この人なら大丈夫です」

404:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:01:50
GJ!!ええい頭皮が心配だw

405:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:04:53
GJ!
虎の離反フラグ+2?

406:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:06:01
哀愁の虎…(⊃Д`)・゚・.
そしてここのラクスは一際怖いぜ…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

でも家系的に薄くなる事は必至の俺としては、頭皮ネタは程々だといいなぁ

407:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:06:39
GJ!!
ラクシズ、ガキの集まりだね。
オーブは連合との同盟を結ばなかったてのに、手前らは何の反省も無しか…
虎さん、早く逃げてー、良い人はミンチにされてハンバーグになっちゃうよー!

408:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:07:14
GJ!クロスオーバースレで様々な進退のアスランだが、ここではまだ初期アスラン。今後に期待だな。
キラとラクスはもう笑うしかない。虎の髪が心配だw

409:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:10:20
投下乙です!
やっぱりカガリはすんなり帰されなかったか。
軟禁なんてもうほんまもんの誘拐者だよ。
キラやラクスに怒り心頭でしょうね。
ユウナに二つ名が付きますか!がんばれ!
虎さんは悲哀がかってますね。可哀想に。

410:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:12:05
>ですから、まずはアークエンジェルを奪還いたしましょう。あれはオーブの艦(ふね)です。

アホかwww

411:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:12:09
虎…俺のコーヒーやるから元気出せ

皆も飲め
つ【コーヒー】

412:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:13:11
GJ!
>あれはオーブの艦(ふね)です。
いやいやいや、連合のだから。
仮にオーブのものだったとしても、お前らが使っていい理由はないから。
脳味噌あるのか、おまい?

413:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:13:37
GJ!

大天使はオーブの艦って、あんたら…
なんか、ミネルバが連中にパクられそうだと思うのは俺だけか?

414:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:15:44
気持ちは解るけどラクシズ叩きは程ほどにな
またアンチだのヘイトだのがうんとかかんとかで荒れてしまうぜ

415:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:16:09
自分を信奉してくる者しか信じられないって悲しいことだな、ラクシズは。

416:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:16:47
>あれはオーブの艦(ふね)です。
絶対に、NO!

417:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:17:20
そうそう、そんな事よりオーブに新風を吹き込むユウナ・ロマ・青嵐を応援しようぜ

418:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:17:43
セイランを止めたいのにセイランに対抗できるカガリを返さないとは…

419:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:18:28
>絶対に、NO!

絶対にノゥ!!!

420:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:21:14
儂がかの高名なドクターNoじゃ

421:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:21:45
>>417
それ見て気づいた!セイラン=青き嵐って^^;

422:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:26:35
>「セイランはカガリさんがいない最中にあのような発表を行なって国を動かしています。
誰のせいでそうせざるを得なくなったとorz

>「そうだよ、オーブはカガリの国じゃないか!僕達はそれを守ろうとしているのに…」
国は個人の所有物ですか?

423:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:30:23
ガロード辺りは国家の概念を全く教育されていない世代だからな・・・

424:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:32:19
ラクスはカガリがいない間は国を動かすなというのかよ。

425:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:33:24
ぶっちゃけラクシズは自分の身内しか信じないし、人間扱いしないからな

426:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:36:51
>あれはオーブの艦(ふね)です
みんなここばっか突っ込んでるけど

>そうだよ、オーブはカガリの国じゃないか!
これも同じ位とんでもない発言だよな?

427:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:37:47
ちょっと質問します。
X運命氏のSSはここではもう読めなくて
まとめサイトでしか読めないのですか?
あと、ガンダムクロスオーバーSS倉庫には転載されますか?

428:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:38:08
>>426
しゃーねーよ、オーブはアスハ家の専制国家だったんだから。

429:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:40:48
>>427
yes。完全に2ちゃんからは撤退
クロスオーバー倉庫に転載されるかどうかはわからないがね

430:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 00:41:57
カガリがいないからナンバー2のユウナが国政をやってんじゃねえかよ。

431:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:00:56
ノイマンたち断って正解だったな・・・ヤヴァすぎるぜ

432:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:01:01
EDN氏GJ!
ユウナに二つ名がついたのは喜ばしいことだが・・・
なんかオオツキガタをエアマスターの技術を使って改修した専用機で、
無謀と知りつつオーブのために自由に特攻する姿を幻視してしまったorz

そして虎・・・いろいろやった末に今があるとはいえ、不憫な・・・

> 「そうだよ、オーブはカガリの国じゃないか!僕達はそれを守ろうとしているのに…」
なんかこれ読んで今のキラの思想ってかつてのロンド・ギナ・サハクに近いものがあるんじゃないかと思えてきた。
つまり無能な者も有能でありながらも敵対する者も存在を許されない・・・

433:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:12:37
もしかして虎のラクス教脱退フラグ立った?

434:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:14:38
いや虎は「最後までこの茶番に付き合ってやるのがせめてもの情け」とか思ってそう

435:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:15:02
いや、コーヒーと相乗効果で胃潰瘍死フラグw

436:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 01:22:48
あんまりこういう事を言うのは無粋とは思うが結構重要な箇所だと思うので指摘させていただく。

>>395の2行目、
> 連合との同盟締結を内部的には決定しているオーブがプラントとの関係を悪化させることは望ましくないこと、
連合との同盟締結の白紙撤回を内部的には~ 
だと思うんだが。

437: ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 01:29:18
>>436
その通りでございますorz
申し訳ございませぬ…

438:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 02:11:22
それにしても、密かにお茶目なレイがいいなw

439:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 02:52:12 5OBVbgjl
EDN氏GJ!!

>今のオーブはセイランの~以下略
条約違反の大量破壊兵器級MSを運用しときながら
自分たちの勢力以外には大きな力を持つということはいけませんだの何だの
で戦闘に乱入して自分たち以外の勢力に破壊を振りまく
拉致してきた国家元首がごくまっとうなことを言えば軟禁

・・・・・・・・・現実世界の某大国より質が悪い連中ですな



440:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 02:53:29
>>436-437
保管ついでに修正させてもろたでーノシ

441:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 03:49:25
「条約は国家間の取り決めでラクス達には関係がない」とか
よくラクシズ厨が言い出すわけだが
デストレイでジャンク屋組合も条約守らなければいけないという描写あったな
まあそれ以前に大量破壊兵器での不法所持の時点でダメポだと思うが

442:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 06:05:01
URLリンク(www.youtube.com)

こんなん出ましたけど・・・

443:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 06:14:08
>>442
一番目にでたフラガ2世
超能力中年ワロタ

444:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 07:15:01
力を持った他人を信じず、平和の守護者を気取って自分達以外の力を排撃する…。

ラクシズってWで言うパーフェクト・ピース・ピープルと同じなのか。

445:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 07:51:41
ラクシズはユウナを潰したがってるけど、
それは、オーブを攻撃するってことだよな。
カガリの前で彼らのいうカガリの国を破壊するのか。

446:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 10:39:51
みんながラクシズについて語ってるので自分は切り口を変えてみる
アークエンジェルをどうやって占拠するんだろうか?
少なくともキラ達はノイマン達が乗ってるのを知らないだろうから、フリーダムで武力占拠しても運用ができないはずだが…
まー、ラクス・キラ・マリュー・虎以外にも人材はいるんだろうから動かすこと自体はできるだろうが…
ノイマンがいないアークエンジェルなんぞ、フリーダムおさえられたら一発でアウトだぞ?

447:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 10:46:38
>元より連合との繋がりがあるセイランの統治を放って置いては、オーブがいつ連合と結び
これはもう疑わしきは罰せよとかいうレベルじゃないなぁ(w
世界の前での発言すら、でも後のことはわからんからで信用しないんじゃあもうどうしようもないじゃないか…
それこそ、クルーゼやブルコス、そしてハゲ父の思想も容認しないといけないと思うぞ、その理論だと
虎……傍観者ぶってないで、まずいと思うならこっそり情報流すなりカガリを逃がすなりしろ

448:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 10:56:25
でも運命計画にいきなり武力攻撃しかけるような奴だからな…あげく戦ってもいいとかほざくし。
あのピンクは、気に喰わない奴を疑わしきは大武力で滅せよ、的な奴だということを考えればなるほどな、と思う。

449:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:08:11
X運命の凸艦長がこの様子を見たらここの凸に今すぐにも助言をしに行くに違いない

450:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:13:45
虎「まだ俺の世界に対する復讐は始まったばかりだ」

451:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:15:29
あ、ここのアスランもひょっとして朝から鏡の前で育毛剤を塗りながらフンフーン♪?


452:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:25:25
>>447
要は自分以外は皆バカ論ではないかと。

恐ろしきことは、ガロードたちが介入する(別の言い方をするとこの話が始まる)前まではそれが成立していたんだから。
人は経験でうまくやれるが、同時に経験でものをやって失敗する生き物なんだよ。

453:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:30:00
ていうか連合と繋がりがあったからセイランはダメっていうなら
中立うたってるくせにガンダムシリーズ(+アカツキ)を作ってた(少なくとも黙認はしてた)アスハも十分ダメと思うが…

454:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:32:31
まっとうな人物ほど浮いて見えるAAで変人扱いされる
カガリとそれを分かっていて口に出せない虎がつくづく哀れだ・・・
それにしても力技で解決したがるラクスは本当に宝の持ち腐れだな。
大物政治家の娘で人気アイドルの立場を生かせばユウナやその支持者と
交渉してお互いどこまで協力or妥協できるか話し合えるかもしれず
それ以前にも穏便に解決できる事は幾つもあったはずなのに

455:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:34:28
>>452
あー、Gガンスレのドモンがキラに対して思ってた口ではわからんとはいってるが、実際は自分が正しいと思ってる…っていうアレか

456:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:37:48
ここのアスランも何時かは太陽拳を使えるようになるのか!

457:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:48:02
なぜいちいちX運命を引き合いに出す?

458:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 11:56:14
>>453
つうか政治の主要人物が地球の最大勢力となんら関係がないって、そんな国ヤバイぞ。

459:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 12:26:24
>>458
ラクシズに政治の妙を理解しろという方が無茶だ(w
奴らの思考には敵か味方か、黒か白しかなく、敵(連合)と仲いいからセイランは敵
カガリ(アスハ)は味方だから敵(連合)とつながっているわけがない
というやたら矛盾した考えしかないんだろうし

460:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 12:27:25
>>458
ラクシズは話し合いによる政治交渉を全て否定し
武力行使によって相手を殲滅するてのが唯一の道と信じているからな
自分等基準でしか物事考えられないから
国際政治の世界は殺るか、殺られるかの関係しかないとでも思っているんじゃね
通常の世界じゃ仮想敵国相手にだってパイプ持っているのが普通なんだがな

461:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 12:34:46
しかし逆を言えばだ、ラクシズほど埋腹の毒が効きやすい組織はないんじゃなかろうか…
なんせ味方を疑うという思考そのものがないわけだし
原作においてラクシズに裏切り者やスパイといった存在は存在しなかったたが
実際そーいう奴が存在してたらあっさり瓦解しそうではあるよな…
毒やら就寝時狙いやら、機体に細工やらいくらでもできそうだし
まあミイラとりがミイラになるってのはかなりあると思うが、スパイとかを専門にしてる人材なら問題はないだろうし…
原作の議長とかはそういうことはしてなかったのか?

462:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 12:45:17
>>459
かといってプラントは議長が信用できないから駄目と来た。
スカンジナビア王国しか残ってない。

463:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 12:52:22
つーか敵(連合)って言ったって一枚岩とは限らないって事は、
マリューやキラはアルテミスの一件で知ってるはずだろうに・・・
切り崩して味方に付けるとかその為にカガリに協力してもらうとかそういった事も思いつかんのか?

464:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 13:05:35
キラや魔乳に自立思考ができたなら種死はあそこまでひどくならなかったよ

465:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 13:11:28
キラやラクスの頭の中じゃオーブは食糧自給率が100%を超えてて、
他国との貿易をしなくても経済は国内だけで儲かる、超豊かな国なんだろう。

466:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 13:17:36
毒電波の宗教者達は、早く逝ってほしい。

467:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 13:40:31
>>465
他にも
・オーブはカガリの個人所有物
・カガリの物は僕等のもの
等があります

468:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:07:10
>>446
種世界はコーディの特殊部隊であのレベルなんだからガロード相手に制圧戦は無理だな、
毒ガス注入ぐらいしかないんじゃね?

469:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:19:57
>>468
アレは特殊学級部隊
別名、ザラ派テロリスト

470:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:38:47
世の中には黒と白でしかものを考えられん人種がいるが、ラクシズは正にソレだな。
マイ基準から外れたものは全部悪。だから消し去りたいと……どうにかならんかね?

471:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:41:59
ラクスとキラの言うとおりにしたら、オーブは鎖国するしかありませんね。

472:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:46:37
いえ、オーブが世界を支配すればいいのです。

473:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:48:07
ってかいつあの暗殺未遂も負債の都合で議長の仕業にされるかわからないと思うのは俺だけ?

474:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:55:11
すでに負債や、ラクシズ厨の脳内じゃそうなっているんじゃね
元整備兵の女(ナチュ)にも勝てないコーディーの特殊部隊(ラクシズがそう主張しているだけ)
てのが世界の何処に存在するのだか、ラクシズの自作自演の可能性の方が高いしなw
くだらん茶番劇はメイオウで滅してほしいものだ

475:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 14:59:35
セイランが殺す気なら狙撃するなり爆殺するなり確実な手がいくらでもある。

476:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 15:54:31
こわれやすいうんこだけ なぜこんなに ぶりぶりぶり

477:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 15:55:34
アンタはいつも唐突だな!

478:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 16:31:26
>>468
あれは、特別駄目っ子部隊

479:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 17:07:59
>>450
マテ、ひそかにリバ入ってないかそこな寅。

480:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 18:02:04
>>447
ナディアのガーゴイル様あたりと一緒の思考回路なんだろ。
「おろかな人間どもは(優秀な)我々が導いてやらないと勝手に滅んでしまうからね」

481:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 18:04:57
>>468
特殊学級部隊

482:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:10:16
「この人なら大丈夫です」

ファントムペインの指揮官、ネオ・ロアノークは、カーペンタリア攻略のために密かに建設中の基地の責任者に通信をつながせていた。

「ウィンダムを全機回せだなんて無茶です!こちらの防衛はどうすればいいのですか!?」
「だから、ガイアをそっちに回すって言ってるだろ?」
「だからと言って、そちらにも相当の戦力はあるでしょうに」
「おいおい、お前さん、相手が誰だか分かってる?元連合の脱走艦、不沈艦の異名を取るアークエンジェルだぜ?
 しかもそれを使ってるのはザフトのコーディネーター達と来た。それじゃあ戦力はあるに超したことはねぇよ。
 それに俺達がこうやってお願いしてるうちに手ぇ貸してくれたほうがあんたの老後のためにもなるんじゃないの?」

ファントムペインは地球連合軍の独立部隊という形式になっているが、その実体は
ブルーコスモスの母体であるロゴスの私兵である。
彼らはアーモリーワンでカオス、ガイア、アビスを強奪後、ミネルバの追撃を受けながらも地球に降下したが、
そこで受けた命令は、ザフトが接収したアークエンジェルを撃沈せよ、というものであった。
連合としては、自分達の艦が、自分達に歯向かってくるというのは体面が悪過ぎる上に、
ミネルバの艦載機がアークエンジェルに移されたという情報があったため、連合の中でも
有数の戦力を保有しているファントムペインに攻撃命令が下されたのである。

「お~い、ネオ、呼んだか~?」
建設中の基地の現地指揮官との交渉を終えたネオの下に水色の髪の少年が、金色の髪の少女を連れてやってくる。
「おー、来たかお前達。次の相手が見つかったぞ。なんと噂に名高い大天使様だ」
「大天使?」

水色の髪の少年、アウル・ニーダがハァ?という感じで尋ねると、そこに緑色の髪をした男、
スティング・オークレーがやってきて口を挟む。
「昔、連合にいたっていうアークエンジェルのことだ」
「ふ~ん、でもなんでそんな船をザフトが使ってんだ?」
「そんなこと俺が知るかよ。潰せと言われりゃ潰すのが俺達の役割だろうが」
「ケッ!優等生ぶりやがって」

「はいはい、喧嘩はその辺にしておけ、お前達。さっさと機体の準備を済ませて出撃するぞ」
「へ~い」
「ちっ、わかったよ」

悪態をつきながらネオの指示に従い、格納庫へ向かおうとする2人であったが、そこに金色の髪の少女、
ステラ・ルーシェが今度はネオの下にやってくる。

483:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:11:04
「ねぇ、ネオ、アークエンジェルってどんな艦なの?やっぱり輪っかと白い羽ついてる?」
「いや、戦艦だからさすがにそんなメルヘンチックじゃないだろうなぁ。それにステラはここでお留守番だ」
「え~、なんで~」
「だってガイアは泳げないだろ、洋上で攻撃をしかけるんだからガイアは使えないさ」
「犬掻きならできるもん…」
「それじゃ戦えないだろう?お土産持ってきてやるからな、留守番頼むよ」
「・・・はーい」

ちなみに紫色のウィンダムに乗り込みながらネオはふとステラの言葉を思い出していた。
(天使の輪っかに白い羽ねぇ…なんだかたくましい太ももなら付いているといえるような気はするんだがなぁ)
そんなことを思いながら、どういうわけか、彼の頭の中には大きな胸が揺れる映像が浮かぶ。
(なんだ、今見えた巨乳は?)

「ネオ、こっちは準備できたぞ」

スティングからさっさと行かせろという催促が来たので、訳の分からない妄想を振り払い、ネオは思考を止める。
「ネオ・ロアノーク、ウィンダムでるぞ!」
「スティング・オークレー、カオス発進する!」
「アウル・ニーダ、アビスでるよ!」

JPジョーンズから紫色のウィンダムとカオス、そして近くの森の中から30機のウィンダムが空へと飛び立って行き、
アビスが海中に飛び込み、MA形態へと姿を変えてアークエンジェルへと向かっていった。


484:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:11:55
一方のアークエンジェルでも接近する部隊の存在を確認していた。
「艦長、我が艦に接近するが機体あります!ウィンダムが31に…カオスです!、
 さらにソナーに反応あり、これはアビスです」
チャンドラが驚きを含んだ声を上げた。

「か、艦長、もしかしてアーモリーワンの強奪部隊ですか!?」
カオス、アビスの名にアーサーが即座に反応を示す。
「そうでしょうね、他に強奪したカオスを使うような部隊があるとは思えないし…
 コンディションレッド発令、パイロットは出撃準備を」
「了解。コンディションレッド発令、コンディションレッド発令、パイロットは出撃準備を急げ!」
通信士席に座ったアーサーが、艦内に戦闘態勢をしくよう指令を出す。

一方、格納庫では艦内に響き渡るアーサーの声を聞いて、ヨウラン、ヴィーノが驚いていた。
「なんでトライン副長がCICやってんだ?」
「この前の攻撃でメイリンが負傷したからその穴埋めだろ。副長なんだからそんくらいできるだろ」
「でも、野郎の声ってのもなぁ・・・」
そんなことを喋っていると、彼らの後頭部に衝撃が走る。

「てめーら、無駄口叩いてねーで仕事しろ、仕事!」
戦闘態勢だというのに緊張感を欠く2人にキッドの鉄拳が炸裂する。
女性の声でのアナウンスがお気に入りであった2人にはアーサーの声によるアナウンスは心地よいものではなかったらしい。

「艦長、私もでます」
セイバーに乗り込んだアスランから通信が入る。
「頼みます。MS隊の指揮をよろしくね」
「了解です。アスラン・ザラ、セイバー発進する」

出撃準備を終えたガロードがGXに乗り込むと、アスランとの通信を終えたタリアからの通信が入る。
「出てもらえるようね?」
「おお!今はこの艦を沈めちまうわけにはいかねえからな!」
「フリーダムと互角に戦った腕、当てにしてるわよ」
「おっけー、任せとけ艦長さん!」
軍というものに所属していたことがないガロードにしてみれば、身に降りかかる火の粉を払うことには
抵抗感がなかったが、そんなことより、アークエンジェルにティファが乗っている以上、彼に戦わない理由はないとも言えよう。
もっとも彼ならば、傭兵家業に精を出しながらこの世界で生きることに困難は多くなかろうが。
「GX、行くぜ!」

485:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:12:42
「シン、敵はウィンダムが31に、カオスとアビスだ。近くにガイアもいるかもしれん」
「了解」
「どうしたやけに物分りがいいじゃないか」
「いえ、副長のCIC、中々似合ってるなーと思って」
「な、ちょっと待てシン!」

元々、最新鋭艦のミネルバの副長として任命されたアーサー・トラインは優秀な能力を持つ人材であった。
彼に欠けていたのは実践という経験値だけであったということができよう。
それ故、メイリン・ホークの穴埋めをすることは容易であった。

「シン・アスカ、インパルス行きます!」

アークエンジェルの両舷からセイバー、GXディバイダー、インパルス、そして紅白のザクが出撃する。
ちなみにインパルスの運用を前提としているミネルバと異なり、
アークエンジェルではインパルスに合体した上で出撃するという運用がなされている。
とはいえ、発進の度に一々合体を繰り返す時間がかからなくて済む分、機動的な稼動開始ができるようになったことは事実であろう。

水中へ飛び込んだ紅白のザクに乗ったレイはルナマリアへ通信を入れる。

「ルナマリア、相手は水中戦に特化したアビスだ。油断するなよ、沈んでも助けてやらんからな」
「もう、意地悪ね」
「それと、足元には気を付けろ、色々とな」
「わかってるわよ、宇宙と同じで下からも攻撃が来るってことでしょ」
「・・・・・・・・・・・・そうか、ならいい」


「お前がザラ隊長のセイバーのコックピットを見せろとコックピットに顔を突っ込んでいる間、
 下からスカートの中身が丸見えで、皆、大喜びだった上、トライン副長なんて大喜びのあまりバック転していたぞ」
とは口が裂けても言えないレイであった。

486:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:13:31
ウィンダム部隊を迎撃すべく飛び立ったインパルスであったが、その腕を同じく発進してきたセイバーが掴む。
「シン、発進後の戦闘指揮はオレがとる」
「指揮ったって相手の指揮官を落とせばそれで終わりじゃないですか!」

そう言って、シンはセイバーを引き離す。
「シン!ったく…ガロード、カオスの相手は俺がやる。お前はシンのフォローを…」
「こいつを喰らいやがれぇ!」

アスランがガロードに指示を出そうとした矢先、GXは手にしたディバイダーから
ビームの雨をウィンダムの部隊に放つ。

「何ぃ!?各機散開しろ!」
ネオはそれを見た瞬間、部下に指示を出すが、降り注ぐ19門の砲から放たれるビームは次々とウィンダムを撃墜していく。
「ちっ!いきなり8機もやられたか!確かありゃ報告にあった、アークエンジェルをオーブで沈めた奴か!
 各機、固まったら餌食になるぞ、散開して攻撃しろ!」
だがここでネオは指示を誤ったことをまだ気付いていない。

「あの、ガロード、カオスの相手は俺がやるからシンのフォローを頼む…」
ハモニカ砲を撃ち終え、散開したウィンダム部隊にビームマシンガンを放っているGXに、
アスランが力なく指示を出す。

「よっしゃ、任しとけ!じゃあカオスってのは頼むぜ!」
「一体あいつは何者なんだ…いや、今はそれよりもカオスだ!」
そう自分を納得させてアスランはユニウスセブンで戦った相手、カオスの方へ向かっていった。

487:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 18:13:44



488:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:14:54
ウィンダム部隊を迎撃すべく飛び立ったインパルスであったが、その腕を同じく発進してきたセイバーが掴む。
「シン、発進後の戦闘指揮はオレがとる」
「指揮ったって相手の指揮官を落とせばそれで終わりじゃないですか!」

そう言って、シンはセイバーを引き離す。
「シン!ったく…ガロード、カオスの相手は俺がやる。お前はシンのフォローを…」
「こいつを喰らいやがれぇ!」

アスランがガロードに指示を出そうとした矢先、GXは手にしたディバイダーから
ビームの雨をウィンダムの部隊に放つ。

「何ぃ!?各機散開しろ!」
ネオはそれを見た瞬間、部下に指示を出すが、降り注ぐ19門の砲から放たれるビームは次々とウィンダムを撃墜していく。
「ちっ!いきなり8機もやられたか!確かありゃ報告にあった、アークエンジェルをオーブで沈めた奴か!
 各機、固まったら餌食になるぞ、散開して攻撃しろ!」
だがここでネオは指示を誤ったことをまだ気付いていない。

「あの、ガロード、カオスの相手は俺がやるからシンのフォローを頼む…」
ハモニカ砲を撃ち終え、散開したウィンダム部隊にビームマシンガンを放っているGXに、
アスランが力なく指示を出す。

「よっしゃ、任しとけ!じゃあカオスってのは頼むぜ!」
「一体あいつは何者なんだ…いや、今はそれよりもカオスだ!」
そう自分を納得させてアスランはユニウスセブンで戦った相手、カオスの方へ向かっていった。

インパルスのレーダーがGXの接近を知らせる。
「へっ!やるじゃないかガロード!」
「あったぼうよ!俺がフォローするからお前は散らばった敵を各個に潰してくれ!」
「了解だ!」

GXは再び、ハモニカ砲を放つ。今度は3機ほどしか撃墜できなかったが、ウィンダムの部隊はさらにばらけることとなる。
そこにインパルスがライフルを手にして突撃して行った。
ディバイダーのビームで浮き足立ったパイロットは、各個に戦ったのではシンの相手にはならない。
インパルスのライフルに撃ち抜かれて正面のウィンダムが爆発し、
それを横から撃とうとしたウィンダムはビームマシンガンに貫かれる。

489:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:15:50
今度は別のウィンダムがサーベルで切りかかってくるがその攻撃をシールドで受け止めて、
引き抜いたサーベルで頭から真っ二つに切り裂く。
だが、切り裂いたウィンダムが頭上で爆発する音を聞いたシンの死角となった下後方から
さらに別のウィンダムがサーベルを突き立てて突っ込んでくる。

「くそ!避けきれない!」
コックピットへの直撃は避けられても、完全には回避し切れない。
そうシンが思った瞬間、インパルスの背中スレスレのところをビームサーベルが通り過ぎ、ウィンダムに突き刺さる。
「大丈夫か!?」
「あ、あぁ済まない」
シンは思わず侘びを入れてしまう。それほど危険な状況であったことが無意識のうちに分かっているからである。

GXは、突き刺さったサーベルを引き抜くとインパルスと背中を合わせる。
「相手の数が多い、指揮官機を早く探さないと!」
「だったらあの紫色のじゃねーか?」
GXの指差す方向に、アーモリーワンを襲撃してきた部隊にいた紫のMAと同じ色をしたウィンダムがいる。
「あいつは俺がやる、他の奴の相手を頼めるか!?」
「いいけど、今みたいなヘマすんじゃねーぞ?」
「そう何度も同じ失敗を繰り返すかよ!」

そう言ってシンはライフルを手にしてネオの乗るウィンダムへと仕掛けていく。
しかし、ネオも軽く放たれたビームを回避して反撃のビームを放つ。
「まだまだ射撃訓練が足らんな、ザフトの坊主君!」
そう言ってウィンダムのビームをインパルスに向けて放つが
インパルスもそれをシールドで防御して、サーベルを引き抜く。

「うぉぉぉぉ!」
叩きつけるように振り下ろされたサーベルをウィンダムはサーベルとシールドで受け止めるが、
両機体には明らかなパワーの差があった。
戦闘における技術の差を感じざるを得なかったシンは、
勝てる見込みがあるとすればサーベルを使っての接近戦しかないと考え、スラスターを全開にしてウィンダムを押し込む。
「く、さすがにパワーじゃ敵わんか!?」
ウィンダムは徐々に押し込まれていくが、ネオにとっては幸か不幸か、戦場が建設中の基地近くに移動しつつあったため、
ネオが押されているのを見たステラがガイアを発進させた。

490:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:17:05
変形したガイアは浅瀬と飛び越え、ウィンダムを正に叩き潰さんとするインパルスに体当たりを仕掛ける。
「ガイア!?」
コックピットに響くアラートに気付き、とっさにインパルスはシールドを構えるが、
それでもガイアの体当たり攻撃により吹き飛ばされてしまった。
その隙にネオのウィンダムが離脱していく。

「くそ!あと少しだったのに!?」
シンは吐き捨てながらインパルスをガイアと対峙させた。
「シン、出すぎだぞ、何をやっている!」
そこにアスランから通信が入る。
「ヘン!文句言うだけだったら、誰だって」
そう言ってシンはガイアへと斬りかかっていく。ガイアはそれをシールドで受け止めると、
空いた手に構えたサーベルで首を横なぎにしようとするが、シンはそれを、機体を屈めて避ける。

その頃、アークエンジェルの近くの海中ではアビスと2機のザクが戦闘を繰り広げていた。
しかし、基本的には宇宙での運用が前提となっているザクでは分が悪い。
「なめんなよ、こらぁ!」
「きゃぁ!」
MA形態のアビスから魚雷が放たれ、紅いザクの足を吹き飛ばすと、アビスはその機動力を生かして、
2機を抜いてアークエンジェルへと迫っていく。
「しまった!?」
レイが慌ててアークエンジェルの方へと向かう。



491:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:17:51
「ごめんねぇ!強くてさあ!」
アビスは両肩のシールドに内臓した魚雷をアークエンジェルに向けて放つ。
「艦長!アビスが急速接近!高速魚雷が発射されました!」
「艦を緊急浮上させて!」
「やってます!」
ノイマンが舵を思いっきり引き、船体が上を向き浮上を始める。
なんとか船底ギリギリのところを魚雷が通過していくがそれはアビスの罠であった。

アークエンジェルの横っ腹の辺りの海面から飛び出したアビスは両肩の6門のビーム砲とカリドゥスを構える。
「もらったぁ!」
アウルが叫ぶ。

「回避して!」
「フォンドゥヴァオウ!?!!?!?!!?」
タリアの怒声とアーサーの声にならない声が響き渡る。

しかし、次の瞬間艦を襲ったのは重力に引かれる落下感と突然の下からの衝撃であった。
砲門を開かんとするアビスを見たノイマンが艦の推進システムを切り、
アークエンジェルを水面に向けて落下させたのである。
そして、全長400mにも及ぶ巨大構造物の自然落下による着水はその周囲に大きな水しぶきを上げた。

「な、何なんだよ!?」
アウルの驚きの声とは裏腹に発射されたビームは、水しぶきによって跳ねられるか、
その威力を著しく減退させられてアークエンジェルへと届く。しかし、その程度の威力では
アークエンジェルに備わっているラミネート装甲を抜くことはできない。
アビスは驚きのあまり動きを止めてしまっていたが、それがアウルの油断となった。

「足元には気を付けろと言っただろう!」
アビスの背後に、水中から迫っていたレイのザクより連続して放たれたバズーカが直撃する。

「ぐわぁあ!」
アビスに大きな衝撃が伝わり、アウル自身の体にも強い痛みが走る。
ヴァリアブルフェイズシフト装甲であっても機体への衝撃は緩和できない。
なんとか体制を整えつつ、アウルは忌々しげにレイのザクの方を向く。
「この野郎ぉぉぉ!」
アビスは再び肩のビーム砲を展開して、火力だけならフリーダムにも劣らないフルバースト攻撃をレイに仕掛けようとする。

「言い忘れた、背後にも気をつけた方がいい」
レイはそう言うとザクを水中へと沈める。
「どういう意味だこの野郎!?」

492:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:18:41
「ヴァリアント照準取れました!」
「よし、撃てぇ!」

今度はレイが背後から攻撃をしかけているうちに、体制を整えたアークエンジェルが、
両舷に搭載したヴァリアントの発射準備を整えていた。

「え?」
アウルの少し間の抜けた声が発せられたと同時に、アビスの右腕はごっそりとえぐり取られた。
目の前で起きた信じられない出来事にアウルは呆然とする。
アウルはあまりの衝撃的な事態に動きを止めてしまい、そこを再びレイに狙われた。
「気にするな、誰だってそれは驚く」
そう言って、バズーカの引鉄を引こうとした瞬間、目の前に白い光が走る。
「な!?」
そして上空から放たれたビームによってバズーカは破壊されてしまう。
「この感じ…アーモリーワンの奴か!」
「ふぅ、危なかったぜ。アウル!しっかりしろ!撤退するぞ!」
ネオのウィンダムがアビスを抱えて、急速に戦場を離脱していく。
嫌な予感がしてインパルスをガイアに任せてアウルが向かった方向に向かったのが、
ネオにとっては幸いであったといえよう。

「くそ、あいつら!」
「落ち着けアウル!ここは一旦引くぞ、借りてきたウィンダムがみ~んなやられちまった!」
アビスを抱えたウィンダムはガイア、カオスにも同様の命令を出す。

放った攻撃をくるくる回りながら回避され続け、ロクに戦った実感がないスティングであったが、
アウルが手ひどくやられたことを聞いて渋々撤退した。
「てめぇ、次こそは俺に力を見せやがれよ!」

浅瀬から戦場を森の中に移していたインパルスはガイアが撤退していくのを見て少し息をついていたが、
ふと見た視線の先に宿舎や倉庫と思しき建造物を発見する。
「基地? こんなところに? 建設中か?」

インパルスが基地に迫ると、基地建設のために強制労働をさせられていた現地住民達は驚いて持ち場を逃げ出してしまう。
そして見張りの連合兵がそこに向けて躊躇なくマシンガンを放ち、次々と労働者達が倒れていった。
フェンス越しに彼らの家族から悲痛な声が上がる。

493:通常の名無しさんの3倍
06/12/09 18:19:23



494:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/09 18:19:52
一方的な暴力により命を奪っていく連合兵達の行動はただでさえ戦闘で興奮していたシンの怒りを爆発させてしまう。
「そうやっていつも自分達の勝手な都合で人を傷つけるんだな、あんた達は!」
シンの頭の中に、オーブに侵攻してくる連合軍の姿が思い浮かぶ。

シンがアスハ家やフリーダムを憎んでいることは確かであるが、
もちろん、自分の国、自分達の平和な暮らしを武力で破壊した連合も憎しみの対象になっている。

元々、シンが力を欲した理由は、オーブが連合により侵略された結果、家族を失ったものであることから、
理由なく傷つけられる人達を守りたい、平和に暮らしている人たちは守られるべきである、
だからそのための、守るための力が欲しい、力がなくて守るべきものを失うのはもうたくさんだ、
というものである。

目の前にある光景、現地住民を強制的に労役に就かせ、挙句、その人々を殺す連合の姿は
シンの怒りを爆発させるのに十分だった。
「いい加減にしろおおおお!」

シンはインパルスを基地に向けて突っ込ませる。
だが、護衛のウィンダムをファントムペインに貸し出してしまったため、
戦車くらいしか残っていない基地には対抗する術がない。

「うぉおおおお!!!!」
インパルスは悪鬼の如く基地内の建造物を破壊し、次々と基地内では爆発が起きる。
向かってくる戦車はチェーンガンで叩き潰すか、直接蹴り飛ばし、連合兵は恐怖に陥った。

そこに爆発音を聞きつけたアスランが接近してくる。
「シン、やめろ!作戦は終了した!基地を破壊する命令は出されていない!」
「ここに人たちは連合の連中に酷い目に合わされてるんだぞ!それを放って置けるものか!」
シンはアスランの言うことに全く耳を傾けない。
シンにしてみれば、いきなりザフトに戻ってきたアスハの犬が大した戦果も上げない癖に、
奇麗事をほざいているようにしか思えなかった。
「やっぱりあんた達はそうやって奇麗事を押し付ける!」
「やめろ、これは命令だ!」

「もうやめろ、シン!連中は撤退し始めてる。それなら早くそこの人たちを助けてやれ!」
シンの下にガロードもやってくる。
シンはガロードの声にハッ、として辺りを見回すと、連合兵は次々と基地から撤退していく最中であった。
「アークエンジェルには連絡した。まだ間に合う人達がいるかもしんねぇ、負傷者をアークエンジェルに連れてくぞ!」
ガロードの言葉にシンは、基地のフェンスをそっと掴み、
周囲で見守る住民が離れたことを確認してから一気にフェンスを引き抜いた。
「まだ息がある人はもう少し待ってくれ!今、医者が来る!」


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