種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー22杯目-at SHAR
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー22杯目- - 暇つぶし2ch2:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 14:40:20
もういいよ‥‥‥。
やっと出てってくれると思ったらまだこの板に粘着する気か・・この連中。

3:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 14:45:37
>>1


4:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 14:46:41
826 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2006/11/29(水) 23:10:06 ID:???
漏れはコーヒースレのゾンビニコルに、ゼロを操縦させたい(w

この板にこのスレあるとこんな感じに他スレに儲が沸いてウザいんだよ。

5:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 14:53:42
よくわからんが、X運命とそれ関連のみ外部移転で
他のSSや雑談はここで続けるんじゃないか?

6:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:03:47
雑談見てると職人は全員移転に賛成みたい。
このスレはそれを読者に知らせるためのものだろう。

7:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:15:09
このスレはX運命専用スレじゃないしな。
それ関連だけ移転で、他の連載とかXの話とかはここでいいんじゃないか。

8:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:24:13
>>7
どこで書くのか決めるのは職人
読者があれこれ決める話じゃないよ

9:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:36:15
   ∧_∧
   ( ´Д`)
  /    \
  | l    l |     ..,. ., .,
  | |    | _|。.:_::゜。-.;.:゜。:.:;。
  ヽ \_ .。'゚/   `。:、`;゜:;.::.。:.:。
   /\_ン∩ソ\    ::..゜:: ゚。:.:.::.。.。:.
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 〈  く     / / ::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:.:。:.:,
.  \ L   ./ / _::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:,.:.:.:,
    〉 )  ( .::旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦.
   (_,ノ    .`ー'旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦.




10:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:44:11
>>6
元々ここはXと種について語るスレで、特定SSのためのスレではなかった。
こういうすべてX運命専用であるかのような発言が他所から嫌われる所以

11:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:45:27
>>10
雑誌にその手の連中が多いんだよな・・・。

12:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 15:55:46
>>10
>Xと種について語るスレ
しかしその機能はすでに果たしていない罠。

>特定SSのためのスレではなかった。
しかし今はそうなってる罠。
議論スレにするならスレタイの違うスレで仕切り直しした方が早いと思われ。

13:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 16:04:25
>>12
確か過去に作品感想と雑談等とを使い分けるって話が出て、でも散々揉めた挙句
済し崩しになってたんじゃなかったっけ?ここって。

14:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 16:11:51
種世界に○○がいたら~というスレタイはクロスオーバーSSスレの代名詞みたいになってるしね

15:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 16:43:04
普通に使えばいいじゃない

16: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:27:24
海辺の孤児院が襲撃される直前、アスランはセイランの屋敷にいた。

デュランダル議長の真意を確かめるため、かつて裏切ったプラントへ行くことを決意したアスランは、
カガリに指輪を渡したあと、空港へ向かうべくヘリに乗り込んだのだが、
そのヘリは、途中で進路を変更し、空港への道から逸れ始め、セイラン家の屋敷に着陸したのである。
「どういうことだ!?ここはセイラン家の屋敷じゃないか」
アスランに緊張が走る。まさかここで謀殺されることはないだろうが、
自分がセイラン家にとって目障りな存在であることはそれなりに自覚している。
「申し訳ございませんが、私は、貴方様をこちらに連れてきてから空港に送るよう指示を受けているだけです」
運転手はそう答えると、アスランは出迎えに来たユウナに手招きされ、屋敷へと入っていった。

「やあアレックス、いやアスランといった方がいいかい?」
ユウナがソファに深く腰掛け、足を組みながら余裕の表情を浮かべている。
「一体、何の御用ですか?」
アスランは機嫌の悪さを隠さずに睨み付ける。しかし、ユウナは態度を変えずにいる。
(こいつ…何を企んでいるんだ?)
アスランの中ではユウナへの不信感が溢れていた。

「君、カガリと一緒になりたいかい?」
「・・・・・・は?」
突然、予想もしなかった質問をされ、頭の中が真っ白になる。
「カガリと一緒になりたいのか、と聞いているんだよ、アスラン・ザラ」
「おっしゃる意味がよくわかりませんが…」
自分とカガリが一緒になる、それは敵わないことだと思っていた。
相手は一国を背負う人間であり、かたや現在の自分は偽造戸籍上の、単なるボディガードに過ぎない。
当然、ユウナの質問も自分への嫌味かあてつけだと思っていた。

「君がもしカガリと結ばれたいのならこちらも手を打ってもいい、と言っているんだよ」
アスランは、突然のユウナの一言に、数十本もの髪の毛が死に絶えるほどの衝撃を受ける。
(いかん!こいつ、なんて負荷を掛けてくる…いや、それよりこれはどういうことだ?)
頭の表面と頭の中が大きく揺れ動いているアスランを余所にユウナが続ける。
「まぁもちろんタダで認めるつもりはないけどね。こちらの出す条件を呑みさえすればいい」
「条件、ですか?」
「そう。条件だ。
 確かに、君に勝るのが身長と毛髪の量だけしかない僕ではカガリを幸せにすることはできない。
 だが、オーブを護っていくことは出来る。
 だからカガリには戸籍上は死んでもらって、別人として生きてもらうことになるが、
 君はカガリの夫、そして、我が国の国民、アレックス・ディノとして、
 君の凄まじいまでの力を、ヤキン・デューエでフリーダムと並び称された程の力を、
 オーブ軍のために奮ってくれればいい。もちろん、能力に応じた待遇はするよ」

17: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:28:49
「つまり、俺にカガリをくれてやるから、このオーブはよこせ、そういうことですか?」
「飲み込みが早くて助かるね。さすがは優秀なコーディネーターだ。
 なかなか悪い話じゃないだろ、戦場での運命的なボーイミーツガール。
 それを邪魔する女の嫌味な婚約者。
 そして運命に翻弄される二人はやがてすべてを捨てて、結ばれる。
 まるでどこかのドラマのようじゃないか。とてもロマンチックだ。
 いいキャストを使って、ゴールデンタイムのドラマにすれば20%は軽く超えるよ」

「そんな急に言われましても…」
「なら考えておいて欲しいね、君がプラントから戻るまでに。君にとって悪い話じゃないだろ」
「・・・・・」
「あと付け加えておくと、僕の統治するオーブにいるのが嫌ならプラントへの亡命に便宜を図ってもいいよ。
 その代わり、この親書をデュランダル議長に渡してきて欲しい」

ユウナが胸ポケットから手紙を取り出し、アスランの前に置く。

なるほど、カガリと一緒になる、の件は単なる前置きであり、
自分をここに連れてきたのはそのためであったのか。アスランは大体の事情を察する。
「わかりました。確かに、デュランダル議長にお渡し致します。それでは」

アスランが立ち上がり、部屋を出ようとしたとき、ユウナが呼び止めるわけでもなく口を開く。
「それとさっきのは本当だよ、アスラン。君の賢明な答えを期待している」
「!?!?!!?!?!?!?」
アスランがユウナのほうを振り向くと、ソファに腰掛け、向こうを向いたまま手を振っている。
(俺は一体どうすればいいんだ…カガリ…キラ…)


18: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:29:39
「ふぅ…」
アスランが立ち去った後、ユウナが立ち上がる。
シャツが湿っているのが容易に分かる。事実上の宣戦布告をしたのだ。
もし、アスランが要求を呑めば、自分は全責任を以って、オーブを背負っていかなければならない。
呑まなければ、国民には絶大な支持を誇るカガリを神輿にした上で、自分を認めさせればいい。
確かに、アスランに言ったように勝っているものといえば、身長と政治的手腕、それと毛髪の量くらいのものだ。
だが、特別な力も持たない、ナチュラルの自分であっても、方法によっては特別な力を持つ人間にも
勝利することが出来る。ガロードから学んだことであり、ユウナに最も強い影響を与えたことであった。

どちらにしても容易な道ではないが、やる価値は十分にある。
ここからが正念場だ、ユウナはそう思っていた。
そして、テラスに出ると、いつの間にか闇に包まれた空を見上げながら自嘲気味に呟いた。
「僕は卑怯な男かな…」

部屋の中に戻り、戸棚のウィスキーに手を掛けたとき、机の上の通信機がコールをならす。
「僕だ。どうした?…何、フリーダムが!?それで奴らは…行方がわからない?早く探しだせ!」

かつてアスラン・ザラと共にヤキンでの戦いを生き抜き、今は海辺の孤児院で何をするわけでもなく
静かに暮らしていた、そしてカガリの遺伝子上の弟キラ・ヤマトのいた孤児院が
謎のMS部隊の襲撃を受け、フリーダムが姿を現した。
そのMS部隊を撃退したフリーダムとその一行の姿が消えた。
それを聞いたユウナは焦っていた。
(この大事な時期に…そもそも何故そのMS部隊の存在に誰も気付かない?それほど大きな力が背後で動いたのか?)
このとき、時代が新たなステージに移行したことをまだユウナは認識していなかったのであった。

19: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:30:27
謎の特殊部隊の襲撃を切り抜けたキラ・ヤマト達は、アスハ家の私有する秘密ドッグにいた。
そして、彼らは今後の対策を検討していた。

「どうしてコーディネーターの特殊部隊が僕達を…」
キラ・ヤマトがうつむきながら口を開く。
「まぁ僕達に恨みを持ってる連中なんて星の数ほどいるからねぇ。候補を挙げていったらキリがない。
 僕も犯人を考えてみたがわからずじまいだ」
顔に大きな傷を持つ男がコーヒーを口にしながらそれに答え、なおも続ける。
「ただ、あのMS、確かあれはアッシュとかいうザフトの新しいMSだ。
 あんなものを持ち込めるということはそんじょそこらのテロリストにはできないだろうな」
そこにキラが口を挟む。
「じゃあプラントが?どうして?」
「話は最後まで聞け。プラントが仮に背後で動いたとしてもここはオーブの中だぞ。
 ザフトの新型のMSを黙って侵入させるほどこの国も馬鹿ではないだろ。
 かといって無理に侵入しようとすれば騒ぎになる。そうだとすれば手引きした人間がいたはずだ。
 それも相当上にいる人間がな。」

「僕達を邪魔に思ってるこの国の人間、って…じゃあカガリの婚約者だっていうセイランが?」
「一々結論を急ぐな、キラ。確かにセイラン家の次期当主、ユウナ・ロマはカガリの婚約者ではある。
 それに、連合との同盟締結を急いでいるのもセイランだ。
 だが、考えてもみろ。狙われたのはラクスだぞ。もし僕がセイランだったらまずはカガリの弟であるお前を狙う。
 自分とカガリにとって邪魔なのはお前だろうからな。
 それにセイランは親連合であってもプラントと親しいという話は聞かない。
 セイランとプランとの繋がりがはっきりしない以上、結局、話の筋が通らないんだよ」

20: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:31:15
「でも…連合との同盟なんて馬鹿げてる…ウズミ様が命を捨ててまでオーブを守ろうとしたのに…」
「だが、もう連合との同盟は時間の問題だ。僕達はこのままおちおちとこの国にいることはできない」
「今度の戦没者慰霊の式典は、専ら連合との同盟締結と、カガリさんとの結婚の正式発表が目的、
 っていうのが大方の見方ですものね…」
マリュー・ラミアスが口を挟む。
彼らの中で最も―モルゲンレーテの社員として―多く世間の話が耳に入ってくるのは彼女である。
「ならば誰かがカガリさんを止めなくてはなりません。
 手遅れになってしまっては世界は再び憎しみの連鎖を生み出し続けてしまいます」
今まで沈黙していたラクス・クラインが静かに口を開いた。
「そうだよね。僕達がカガリを止めないと世界は大変なことになる。
 それにカガリにはアスランがいるんだ。セイランとの政略結婚だなんて許せるわけないじゃないか」
先ほどまでバルトフェルドの指摘を受けてやや気落ちしていたキラの口調に再び勢いが戻る。

「本当にそれでいいのか、キラ?」
バルトフェルドがキラに問いかける。
「当たり前じゃないですか。僕達がカガリを止めないで一体だれが止めるって言うんです!?」
「そうか、わかった」
静かにバルトフェルドは答えると、他の人間と異なり、やや陰りのある表情を浮かべたが、それに気付く者はいなかった。

21:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 17:31:29



22:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 17:31:36
その「普通」が何なのかが問題だ罠。
SSとその感想絡みの話ぶっこ抜いたらやれウォータードリップ云々とか完全に
板違いな雑談しか残らないし、それが無蹴れば閑古鳥と言うのが現状だからな。

現状に即しない建前だけで理解を求めても厳しかろうて。

23: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:32:11
「お断りします」
市街地のやや外れにあるとある建物の中に、青い髪の男とメガネを掛けた男、それにマリュー・ラミアスがいた。
「どうして!?あなた達がいないとアークエンジェルは動かせないわ!
 このままオーブが連合と同盟を結ぶことになったら、ウズミ様が命を捨ててまで守ろうとしたこの国の理念が失われてしまうわ。
 そしてきっと世界は再び地球とプラントの全面戦争に陥ってしまう…」

マリューが熱弁するのを2人の男は黙って聞いていたが、青い髪の男がやがて口を開く。
「艦長。だとしても貴女達がやろうとしていることは立派な犯罪です。
 それにどうしてアークエンジェルがまだこの国にあるんですか?
 確かに私は、一旦はあの艦をこの国まで運びました。
 ですが、あれは本来、連合に返さなくてはならないものでしょう」

「でもこのままでは世界が…」
マリューの反論にメガネの男が口を開く。
「同盟を結ぶか否かはオーブという国が決めることです。
 国の方針は政治家と国民が決めるものではないのですか?」
そして青い髪の男がそれに続けて言う。
「私達は、元は連合の軍人であり、かつての大戦では最終的に、オーブ軍の主力として戦いました。
 ですが、今の私達はこの国の市民の中の1人に過ぎません」

「でも誰かがカガリさんを止めないと…」
はぁ、とため息をつき、メガネの男が反論をする。
「艦長達がどうされようと僕達は止めるつもりはありませんし、これをしかるべきところに知らせるつもりもありません。
 ですが、僕達が再びアークエンジェルに乗る意義がまったく理解できない。
 キラ君たちがこの国を離れたり、アスハ代表を連れ出す必要が仮にあるにしても、
 アークエンジェルやフリーダムを持ち出して、オーブの立場を悪くする必要はないはずです。
 もし、僕やノイマンが艦長達と再びアークエンジェルに乗っていたのであれば、
 それは、我々の意思とはほとんど関係がなく、ただ単に艦長達に都合がいいよう事態が進むように、
 何者かが因果規律を人為的、作為的にいじくりまわした結果だとしか思えませんよ。
 そんなことをできる存在がいるかどうかは別ですけどね。
 まぁノイマンがバレルロールしたいだけ、という可能性もありますが」
ダリダ・ローラハ・チャンドラ2世がノイマンをニヤニヤしながら見ている。

そして、ゴホンと咳払いをしたノイマンが言う。
「艦長、馬鹿な真似はやめてください。
 艦長の人を思いやることができる、人情派ともいうべき部分を我々は決して嫌いではありません。
 ですが、今、艦長達がやろうとしていることは、歳相応に見識があるべき大人であろう
 我々からすれば非常識にも程があると思います」

諦めて帰るマリューを見ながらノイマンとチャンドラがポツリと呟く。
「どうしてあぁなるのかなぁ…」
「仕方ないだろ。艦長だって、あんな形で少佐を失ったら正気を保っていられないさ」
「俺たちどうなるんだろ…」
「どっちにしても式典帰りの客目当てに、俺達は会場付近でタクシー営業してるだろ」
「ま、そりゃそうだわな」

24: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:33:40
式典の当日の朝、ユウナは、事情を説明した上でガロード達に式典会場での護衛を頼んでいた。
「…そういう訳なんだ、然るべき時までダブルエックスは公開したくなかったが、
 『彼』に対抗できるパイロットが今のオーブにはいなくてね」
「じゃあ撃墜はしねー方がいいよな、カガリさんの弟らしいし」
「それができればその方がいいけどね。最悪、追い払ってくれればいい。
 今、この大事な時期に国をまとめるにはどうしてもカガリの力が必要なんだ。
 …とはいえ、最終的には君達に任せるよ。僕がどうこうできることじゃないしさ」
ユウナの少し投げやりな返事をするが、これに対してジャミルが問いかける。
「ユウナ殿、式典を中止することはできないのですか?」
「それも考えたのですが、何せ発表する事柄が事柄ですので、関係各所への根回しや
 下準備をすでにしてしまっている以上、今日行なわなければこの国の信頼に関わってしまいますから…
 ですから無事にことを進めるために、ミネルバにも会場付近の護衛を頼んだのですよ」

「ではその彼らにオーブが連合との同盟締結を白紙撤回することを伝えればよいのではないですか?
 それさえ伝えればそのフリーダムとやらが式典に現れることもないでしょう」
「はい、それはカガリがやろうとしております。僕が伝えようとするよりは確実なはずです。
 ですが、いかんせん彼らは忽然と姿を消してしまっているのです」

ユウナはフリーデンには真実を伝えることにしている。
隠し事をすれば、彼らの信用を失うばかりか、後ろから撃たれても文句はいえない。
それに、何よりも、過ちを繰り返させない、とするガロード達を信用しているからである。

こうしてガロード・ランとキラ・ヤマト、そしてシン・アスカの3者が再び顔をあわせることとなる式典が始まることになった…

25: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:34:40
「ったく、なんで俺達ザフトがオーブの行事を護衛してんだ、おい」
式典が行なわれる会場付近の警備をしていたシン・アスカは悪態をついていた。
そんなシンの横で、白いザクに乗った容姿端麗な金髪のパイロット、レイ・ザ・バレルが注意をする。
「任務中だぞ、シン。それにこの任務、何かが臭う」
「どういうことだよ、レイ」
「オーブはこの式典で連合との同盟を締結することを発表する、というのが大筋の意見だ
 それなのに、どうして俺達がこんな会場の近くで護衛ができる?」
「じゃあこれは罠ってことか?」
「いや、そうじゃない。俺たちの機体はザフトの最新鋭のMSだ。
 いくらオーブがダブルエックスを持っているとはいえ、俺達が一発ビームライフルを撃つだけで
 オーブの首脳陣を抹殺できるほどの距離に俺達を配置するとは思えない。
 仮に罠でも、それを知ったミネルバのタンホイザーを撃ち込まれればどうなるかわかるだろう」
「じゃあなんで俺は生身なんだよ」
「大方、特に最新鋭機の中でも重要なインパルスをあまり人目に晒したくないのと、
 お前が俺たちの中ではもっとも白兵戦が強いことを艦長が配慮したのだろう。気にするな」

シンは正直、この護衛依頼はカガリの嫌がらせだと思っていた。
ウズミのやり方を奇麗事だと吐き捨てた自分の目の前で今度は連合との同盟を発表した上で、
結婚の発表をして自分の幸せを見せびらかす、
これがシンの描いた嫌がらせのシナリオであった。

式典が始まり、壇上にカガリが立つ。
その時であった。
警報が響き渡り、彼方から止めに入るムラサメを切り伏せながらフリーダムが会場に現れる。
そして、海中から、かつての大戦で浮沈艦と恐れられた、大天使の名を関する艦が浮上してきた。
「フリーダム!?くそ、こんな早く来るとは!ガロード!」
「合点承知だぜ!」
ユウナはフリーダムが現れるとしたら、式典の最後に予定されている演説の時であると踏んでいたため、
それまではガロード達には式典に参加していてもらうつもりであった。
この誤算が後に最終的にオーブを危機へと陥らせることになることにユウナは知る由もなかった。

一方、ガロードは、護衛の最大の目的はカガリを渡さないことであると考えていた。
ユウナの言葉を受け、ガロードはカガリの手を取って、まずは会場の外へと連れ出すこととした。
「おい、お前、どこに行くんだ!?」
カガリはガロードに手を引かれながら叫ぶ。
そしてガロードもその声の大きさに対抗するかのような大声で答える。
「ダブルエックスのとこまでだ!ちょっと距離があるからしっかりついてきてくれよ!」

26: ◆EDNw4MHoHg
06/12/02 17:36:00
その頃、シンは突如現れたフリーダムの姿を確認して、震えていた。
そんなシンに対してレイが声を張り上げる。
「シン!フリーダムだ!お前は早くミネルバに戻ってインパルスを!」
しかし、シンは動かない。レイの言葉は彼の耳には入っていなかった。

「ふふふふふ…ははははは!ようやく見つけたぞ、フリーダム!」
あの日、大切な家族を自分から奪っていった青い翼。自由という名の剣。
ようやくこの手で家族の無念を晴らせるときが来た、その喜びにシンは浸っていた。
「父さん、母さん、マユ…今、仇を討てるよ」

「シン!」
親友の言葉がふと耳に入ってきた。
「わかってる!」
シンは白いザクに向けてそう言うと、ミネルバに走っていった。
その瞳には怒りと憎しみが、灼熱の炎のように燃え上がっていたのだった。
つづく

27:22
06/12/02 17:41:11
リロードしときゃ良かった・・・orz

28:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 17:46:19
>>26
投下乙!
やっぱり擦れ違いから混迷の時代の幕開けか。やるせないなあ…
どう切り抜けて行くのか期待してます。

>>27
ちょっとスレ汚しだな

29:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 17:48:16
>>28
それにしたってやはり何様のつもりだと…

30:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 17:54:44
新しい職人も来てるし
X運命以外の話題に使えばいいじゃない

31:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:05:24
ああ、でもテンプレが変だな
勝手にスレ立てたやつは反省汁

32:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:05:27
あたりまえの事だな

33:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:08:58
てか、過去スレその他は貼るなって事?
それともいきなり議論始めたのが荒らし?

34:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:11:53
X運命が外部移転したのに
専用スレみたいな文面のままだから

35:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:12:40
GJ!!
馬鹿たれ共は、何が発表されるか確かめもせず暴挙に出るのかよ!?
何を考えとるんだ、あいつらは?

虎、ブリッジ三人集はかなりまともみたいだな。
それなのに魔乳は、嘗ての仲間から正気扱いされてないYO!
ノイマンタクシーで逝って、正気に戻って来い。

何か次回にものすごいことがありそうだな。
予想はいくつかできるけど、それの斜め上の事が起きそうだ…

36:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:24:25
GJ

37:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:27:40
一応、過去スレぐらいは入れておこう

飲み干した過去スレ

種・種死の世界にXキャラがいたら -コーヒー**杯目-
21 スレリンク(shar板)
20 スレリンク(shar板)
19 スレリンク(shar板)
18 スレリンク(shar板)
17 スレリンク(shar板)
16 スレリンク(shar板)
15 スレリンク(shar板)
14 スレリンク(shar板)
13 スレリンク(shar板)
12 スレリンク(shar板)
11 スレリンク(shar板)
10 スレリンク(shar板)
09 スレリンク(shar板)
08 スレリンク(shar板)
07 スレリンク(shar板)
06 スレリンク(shar板)
05 スレリンク(shar板)
04 スレリンク(shar板)
03 スレリンク(shar板)
02 スレリンク(shar板)
01 スレリンク(shar板)

(注:過去スレは新まとめサイトから見れます)

38:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:45:19
ガンダムクロスオーバーSS倉庫
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

またテンプレに入れ忘れでやんの

39:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 18:47:00
  _、_     いいかね、荒らし煽りは徹底スルーが基本だ。
( ,_ノ` )     そのコツは……
     ζ
    [ ̄]'E
      ̄
  _、_     荒らしでなくとも、不愉快なレスを発見したら、反射的にレスをつけない。
( ,_ノ` )
  [ ̄]'E    コーヒーを一杯飲んで、とりあえず落ち着くんだ。
    ̄
  _、_
(  ◎E

  _、_     そして、専用ブラウザなどで不愉快なレスを消すといい。
( ,_ノ` )
           そうすれば君は、今以上にこのスレを楽しめるだろう。
    [ ̄]'E
      ̄

取り敢えず、こんなもんで

40:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:28:47
話を総合するが、あくまで絵板の人の意見としてはX運命関連を外に移動するって提案
他のクロス作品は置いといて、コーヒースレそのものは続けるってことな

しかしこのスレでいきなり粘着君がやってきてんのな
移転しても付いてこなきゃいいが

41:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:36:45
>>40
スルー汁。相手にするな

42:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:38:46
>>40
やめれ
そういう風に反応するのが、話題の種を与えることになるんだ

ここは◆EDNw4MHoHg氏にただGJを捧げればいい

43:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:41:18
>>41
>>42
申し訳ない。炭酸コーヒー1ダース買ってくる

44:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:43:37
しかし、◆EDNw4MHoHg氏ではちと呼びにくいな
ここで職人さんに提案だが、作品にタイトルをつけるつもりはないかのう?
XSEEDとか、そんな感じのものを

45:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:47:56
ユウナX

46:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 19:48:38
エデンかハードゲイ(またはHG)とか?

47:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 20:08:51
とりあえず、前スレ埋めないかね?

48:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 20:30:56
出遅れたがGJ!
虎の陰りが気になるが、まさか・・・?

> 「当たり前じゃないですか。僕達がカガリを止めないで一体だれが止めるって言うんです!?」
誰も頼んでねえwwww
それに今この国には「ぶん殴ってでも止める」と言ってくれた漢が居る。

しかしシンの憎しみに支配された姿が不安を掻き立てるな。
こうなってるのはユニウスセブンがあっさり吹き飛ばされてしまった為にサトーたちの恨み辛みと、
それによって引き起こされる悲劇を目の当たりにしなかったせいだろうか?

>>35
>馬鹿たれ共は、何が発表されるか確かめもせず暴挙に出るのかよ!?
しかしこれだけの重大事だと正確な事前情報を得るのって難しくね?
そもそも「発表」なのにそれ以前にその中身が知れ渡ってるはずも無いし。
ぶっちゃけ何が言いたいかというと『発表されてから考えてもよかっただろうが!?』

49:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 20:35:33
大方の見方では同盟発表だからもう間違いないぶちこわーす
の流れは、お脳が切ないぜ。頑張れ虎!胃薬は品切れだ!!

誤解早く解けるとええな

50:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 21:31:53
>>43
>申し訳ない。炭酸コーヒー1ダース買ってくる
まて速まるな!
アレは最早苦痛しか与えないヤバイ物だぞ!?
................家に三箱在るんだがどないしよう……orz

51:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 21:52:38
なら飲むしかないじゃないか……っ!

52:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 21:54:03
そんな君にこれを進呈しよう。
つ「ヒーラドリンク」
コーヒーとコーラを2:1で混ぜるのがコツだ。

53:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:01:43
今月末のイベントで知り合いに配るとか。
折れは麦茶コーラを知り合い連中に配った経験有り。

そんな毒居るか! と言った人も居るけどね。

54:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:11:58
>>49
脳がはち切れそうだぜぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!

55:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:14:28
なんか思いっきり原作に喧嘩をうってる発言をノイマンたちが(w
いやまあ正論なんですけどね
虎はある程度正気なのに、マリューたちは…
で、キラはやっぱりガロードの台詞を意味のあるものとして受け止めてなかったんだな
単なる花の話として受け取ったのか、それとも解釈を捻じ曲げたのか…

>>48
発表されてからじゃ遅い、がラクシズ理論だし
どうあっても結論をその場で決定しないといけないらしいなー
あやふやな状況では動けないってのはわかるが、なら動かなければいいだけの話で
ラクシズは動くために状況を決定付けようとしてる、本末転倒じゃないか…

56:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:16:25
ある漫画で動くことも政治だが、動かぬこともまた政治だって言ってた

57:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:40:40
>>50
じゃあくれ。あれは眠気覚まし用に常に車に常備してるw

58:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 22:43:57
>>50
炭酸抜いたら飲めないか?

59:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 23:17:18
>>44
俺の脳内では既に氏はエデン氏と呼んで(ry

フリーデンinCEとか?
他の連中も来るなら無理かしら

60:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 23:33:24
シン・キラ・ガロの三者でフレーズ的に三国志っぽいイメージが。
そういや無責任三国志ってあったな

61:通常の名無しさんの3倍
06/12/02 23:43:46
>>60
キラ=劉禅で決まりかね?

62:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 00:19:26
ウズミ=劉備
カガリ=劉禅
キラ=姜維
キサカ=趙雲
ラクス=孔明
で、オーブ=蜀という国がラクシズによって衰退するという妄想が浮かんだ。


63:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 00:19:39
タイトルだったらガロードの名前の由来をアレンジして「我種走る」ってのは?

64:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 00:22:04
>>55
ラクシズは根本的なところで人の意見を取り入れないからね。
Gガンクロスで言われていたが、奴は口では「何が正しくて、何が間違ってるのかわからない」
などと言いつつ、心の底では自分が絶対的に正しいとか決めている、とあったな。すぐさま自由
ごと修正されて、だいぶマシになったようだが。

65:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 00:39:14
>>57
横浜まで取りに来れるかい?
鞄に突っ込んで30分歩いただけで空けた途端に爆発する危険物だ

66:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 02:42:32
なんでみんな炭酸コーヒーをいやがるんだ?
普通にうまいだろ……もはやコーヒーではないが

>>65
俺も欲しいが行けねぇ

67:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 14:31:04
UO9SM5XUx.氏の小説は、いつ復活するのですか?


68:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 16:27:26
>>67
だーかーらー、外部移転中なんだよ
ちょっと待ちなって。もう、こっちじゃ連載しないから

69:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 16:41:32
>>68
すみませんが、どこに移転されるか教えてください。

70:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 16:56:43
>>69
未定。雑談スレこまめに覗くよろし

71:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 19:32:01
別に移転するのはいいと思うけど
ssをここにコピペしてもらいたいなぁ

72:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 19:52:22
>>71
……それ移転の意味あんのか?
一応X運命が外部移転しても、ここは新連載が使うから消滅しない。
X運命読みたい奴の為に、逐次移転先のURLカキコする位で充分じゃね?

73:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 19:52:39
>>71
流石にそれは・・・
下手するとまた火に油を注ぐことになりかねんしなあ・・・

クロスオーバーまとめスレのほうには載せていくみたいだからそれで妥協できない?

74:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 20:09:18
>>73
別にそれでもおkだ

75:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 21:10:03 PnL0tWHb
ガンダムXを見たら、うんこぶりぶりだった

76:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 21:17:46
>>75
おかえりw

77:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 21:30:23
>>75
久しぶりだなオイw

78:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 21:56:31
>>75
待ってたよポキールw

79:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 22:29:55
>>75
なつかしいぜw

80:通常の名無しさんの3倍
06/12/03 23:58:48
>76-79
おいおい、お前ら。そこはこう返すべきだろ?



>75
また、逢えたわね…

81:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:01:05
会場の外までカガリを連れ出したガロードだったが、フリーダムはそれを確認し追ってくる。
「カガリ…どうして逃げるんだ!」
キラはコックピットの中で呟く。

他方、ガロードはフリーダムが負ってくるのを確認すると、周囲で「足」になりそうな物を探していた。
そして、その視線の先の車の中に、その男達はいた。

「あ!トラックのオッサン!ちょうどよかった、俺達を乗っけてくれ!」
「あ、この前の…ってお前が連れてるのって!」
「いいから俺達をX30地点まで連れてってくれ!名刺にマイクロチップからMSまで運ぶって書いてあったろ!
 金ならいくらでもユウナさんが出してくれるから早く!」

ガロードの勢いに押されたノイマンは、反論することができずに車を発進させてしまった。
カガリはというと、少し状況を把握し始め、運転席と助手席にいる見覚えのある男達に気付く。
「あ!お前達!」
発進した車内でカガリが叫ぶ。
「「やぁ、どうもお久しぶり」」
ノイマンとチャンドラが口をそろえて返事をする。
「一体こんなところで何をしてるんだよ!」
「いや、ただの運び屋ですよ。今日は式典帰りの客を見越してタクシー営業ですけど」
チャンドラが苦笑いをしながら言う。
「おい!フリーダムが追って来るぞ!どうすんだ!?」
ノイマンが叫ぶ。
「どうするっつったって、こんなとこであいつに捕まったら俺たちも犯人にされちまうだろ!
 しょうがないから言われたとおり、とにかくいわれたとこまで逃げるぞ。ナビは俺がやる!」
そう言ってチャンドラはダッシュボードからパソコンを取り出して操作を始める。

そんなやりとりに少しあっけに取られたガロードがカガリに問いかける。
「あの…知り合い?」
「まぁそんなところだ」

4人の乗った車は猛スピードで道を走り続ける。
「あの車…すばしっこい!」
キラは苦々しく吐き捨てる。さすがに一般車両相手に火気を使うことはできないので、手で捕まえるしかない。
フリーダムがしきりに車を捕まえようと手を伸ばしてくるが、車はなんとかそれをすり抜けて進んでいく。

「おい、市街地を通って行け。あそこならMSがおいそれと動き回ることは出来ない!」
「了解!」
車内では2人の怒号が響き渡り、車は急に方向転換し、市街地へと入る。
「市街地に逃げるの!?それじゃあよく動けないじゃないか!」
キラはフリーダムの高度を取り、一旦、車から離れることにした。

82:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:01:55
「右!次の角を左に曲がって信号3つ分直進!」
チャンドラの指示に従うように車は角を小刻みに曲がりながら進んでいく。
やがて、車は市街地を抜けて、ダブルエックスが隠してある地点へと近づいてきた。
「ようしあとはまっすぐ…」
チャンドラが少し息をついた。

そのとき、頭上からフリーダムが再び現れた。
「これなら…当たれぇ!」
フリーダムの指からトリモチ弾が何発も発射され、進行方向にトリモチが広がっていく。
「避けろ、ノイマン!」
チャンドラが叫ぶが、目の前一面に張り巡らされたトリモチの範囲は広かった。
「間に合わねぇ!脱出しろ!」

ガロードの叫びと同時に4人は、車からとっさに飛び降り、トリモチに突っ込んだ車は、
急停車して、さらに発射されたトリモチ弾に被弾してトリモチまみれになってしまう。
「ふぅ、ようやく止まった。まったく…」
咄嗟に脱出したときの衝撃で気を失っているカガリを確認したキラは、カガリを手に乗せて飛び去っていった。

「しまった!?」
意識を取り戻し、脱出の衝撃で、カガリの手を離してしまったことに気付いたガロードが叫ぶ。
それをあざ笑うかのようにフリーダムはもうカガリを手に乗せてどんどん離れていく。
「おい、お望みどおりの場所についたぞ」
ガロードの背後から、脱出していたノイマンが仰向けになりながら言うと、ガロードは辺りを見回す。
「…あった!」
ガロードは森の中に隠してあったダブルエックスを確認すると、
「サンキュー!タクシーのオッサン!なんかあんたとはあったのが2回目な気がしないぜ!」
と礼を言って、ダブルエックスに乗り込んで行ったのだった。

懐からGコンを取り出したガロードは、それを差し込み、ダブルエックスに火を入れる。
「ダブルエックス、行くぜ!」
ガロードの掛け声に呼応するかのようにデュアルアイが輝き、木々の中から背部に2門の砲塔を持つMSが現れた。

83:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:02:44
突如として森の中から現れたガンダムダブルエックスが飛び去っていくのを見てノイマンは呟いた。
「俺達、どうなんだろ…とりあえずスピード違反で免停は確実なんだけど…」
「いや、あのスピードじゃあ免許取消じゃね?商売あがったりだな」
「結局、アークエンジェルと行っても行かなくてもロクでもないことにはなる運命だったんだな…」
「カガリのお嬢ちゃんと一緒に連れて行かれなかっただけでもマシだろ」
「それは言うなよ…」
彼らは、トリモチまみれの車を見ながら、自分達の運の悪さをこのあと延々と嘆いていたとかいないとか。

キラは、少し離れた所で止まり、フリーダムの手に乗せていたカガリをコックピットに移していた。
「よし、あとはアークエンジェルに戻るだけだ」
だが、キラが一安心、とばかりに、呟いたとき、コックピットに警告音が鳴り響いた。
レーダーを見ると後ろから接近してくるMSの反応がある。
「追手!?ムラサメに僕が止められるわけ…いや違う、アンノウン?新型か」
キラが、MSが接近してくる方角を向く。

彼方から1機のMSが追跡してきていた。
「あれは…ガンダム?」
キラの視線の先には、頭部のセンサーとデュアルアイ、そして背中に巨大な砲塔を2つ付け、
ボディの中心部がエメラルドに輝くMSがいた。

84:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:03:38



85:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:03:40
「なんなんだ、この機体は!?」
キラの驚きを余所にそのMSはフリーダムの目の前で止まる。
そして、微妙な沈黙の後、そのMSのマイクを通して声が聞こえてきた。
「じゃんじゃじゃ~ん!炎のMS乗り、ガロード・ラン様の登場だぜ。カガリさんは返してもらうぜ、フリーダム!」

「ダブルエックス!?」
その言葉にキラは驚きを隠せなかった。
ユニウスセブンを消し去ったというMS、それが目の前にいる。
「おい、フリーダム!もう好き勝手にゃさせねぇぞ、さっさとカガリさんを返しやがれぇ!」
これを聞いたキラはダブルエックスから聞こえてくるに不快感を覚える。
「僕達の邪魔をしないでくれ!このままじゃ世界はまた大変なことになってしまうんだ!」
「オーブは連合なんかと同盟を結んだりしねぇよ!全部お前達の思い込みだ、だから投降しろ!」
「そんなこと誰が言ってるんだ!」
「ユウナさんが言ってた!今日はそれを発表するための式典だったんだぞ!」

ガロードの台詞にキラは、やっぱり、という顔を浮かべる。
「セイランが言ってることなんかどうして信じられるんだ!?これ以上邪魔をするなら僕は…」
「どうするってんだよ!それにどうしてもカガリさんを渡さないなら力づくでも返してもらうぜ!」

ダブルエックスがハイパービームサーベルを引き抜き、フリーダムに斬りかかった。
「くっ!早い!?」
キラはダブルエックスの予期せぬスピードに一瞬驚き、
即座にフリーダムの腰のサーベルを引き抜き、これを受け止める。
サーベルのエネルギーがぶつかり合い、両機体の間に火花が散る。
だが、サーベルの出力の差か、機体のパワーの差か、少しずつフリーダムが押されてゆく。

「な…フリーダムが押されてるの!?」
咄嗟にフリーダムは距離を離すべくダブルエックスを蹴りあげた。
これをダブルエックスはシールドで防ぐが、一瞬、動きが止まる。
その隙を狙って、フリーダムが連続でダブルエックスを斬りつけた。
しかし、ダブルエックスはその斬撃をサーベルで全て受け止めてしまう。

「確かに早ぇけど、動きが直線的なんだよ!」
フリーダムのサーベルを受け止めながら、今度はダブルエックスがフリーダムを蹴り上げ、フリーダムを吹き飛ばす。

86:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:04:39
「おかえしだぜぇ!」
再びダブルエックスがフリーダムに斬りかかる。
フリーダムはそれをシールドで受け止めるが、動きを止めた瞬間に、
ダブルエックスに蹴りつけられ、次の斬撃を受け止めた途端に今度は、
ダブルエックスのディフェンスプレートに頭部を殴りつけられて吹き飛ばされてしまった。

ガロードはユウナからフリーダムがこの世界で最強のMSの1つであり、
そのパイロットも最強のパイロットだと聞いていたが、正直、大したことはないと思っていた。
確かに、スピード、パワーはそれなりであるが、ガロードが戦ってきた敵―
伸縮自在な腕と巧みなコンビネーションで幾度となく自分をピンチに陥れてきたフロスト兄弟や
エスタルドで次々と襲ってきた、それぞれ奇抜なコンセプトの下に、
意表を付いて来て自分を苦しめた新型MS達―と比べて、動きが予想しやすかったのである。


「そんな・・・僕が押されてる?」
他方で、キラは焦っていた。相手の機体はフリーダムのパワーを上回っている、
この世界で間違いなくトップクラスの機体のはずであるフリーダムのパワーを。
しかもまるで動きがわかっていたかのように、自分の攻撃を受け止めてくる。
(本気でやるしかない)
そう決意したキラは、意識を集中させた。
頭の中が瞬時にクリアになり、ダブルエックスを見る。

再度、フリーダムが斬りかかる。
ダブルエックスはそれをサーベルで受け止めるが、その速さは先ほどまでとは明らかに違っていた。

87:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:05:30
「なっ!急に早くなりやがった!?」

今度は、ダブルエックスが、フリーダムの連続した斬撃に押される番になった。
なんとかサーベルとシールドで受け流すものの、先ほどまでとは別人のような動きをする
フリーダムの動きにガロードは戸惑っていた。
そして、フリーダムのサーベルを受け止めた次の瞬間、ガロードの全身に悪寒が走り、
フリーダムの両腰のクスフィアスが火を噴いた。
とっさにシールドを構えて機体への直撃は避けたが、ダブルエックスは大きく吹き飛ばされてしまう。
さらに追い討ちを掛けるように、今度は両肩のバラエーナから高エネルギーが発射されるが、
ダブルエックスは急上昇して何とかそれを回避する。
しかし、回避したバラエーナは市街地の方向に直撃してしまう。

「てめぇ!市街地の近くでなんてもんぶっ放しやがんだ!」
ガロードはフリーダムに怒鳴りつけるが、フリーダムはなおも斬撃を放ち、攻撃の手を休めない。
ガロードも負けじと斬撃を放つが、手数はフリーダムの方が多かった。
SEEDを発動させてからは相手は防戦一方なことからキラは内心、行ける!と思っていた。
しかし、少しずつ、少しずつ相手の手数が増えてきていることに気がついた。

「へへへ、ようやくてめぇの動きに慣れてきたぜ…」
ガロードがニヤリと笑う。
元々、ガロードの機体適応能力は高い。
手にして間もないガンダムエックスで、絶え間なく攻撃を仕掛けてくるヴァルチャー達を相手に長時間持ちこたえ、
ベルティゴのビット攻撃で大破し、武装を大きく変更したGXにも素早く適応して、
フロスト兄弟の兄、シャギア・フロストに重傷を負わせ、ベルティゴとの一騎打ちにも勝利した。
純粋な操縦技術こそ旧連邦のエースであるジャミルには及ばなくとも、
直面している状況に素早く対処するという意味での
サバイバビリティの高さは、ジャミルが認めるほどでもある。
ガロードはその能力を活かし、徐々にではあるが、キラの本気の攻撃に対応し始めていた。

88:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:06:21
「そろそろ反撃開始といくぜぇ!」
ブレストランチャーで牽制しながらダブルエックスがフリーダムに突撃する。
フリーダムはバラエーナで迎撃するが、ダブルエックスは再び急上昇してそれを回避する。
そして上空からフリーダムに向けサーベルを振り下ろす。

「上!?うわ!」
キラは上方を向き、それを受け止めようとするが、太陽の光がダブルエックスと重なり、
対処に遅れが生じた。

「くらいやがれぇぇ!」
ダブルエックスのハイパービームサーベルが、ラケルタビームサーベルごとフリーダムの腕を斬裂いた。

「フリーダムの腕が!?うわぁぁぁぁぁ!!!!!」
次の瞬間、キラは気が動転してフリーダムのバラエーナとクスフィアスを乱射させる。
市街地を背にしたダブルエックスはフリーダムの突然の攻撃をなんとかディフェンスプレートで受け止めていたが、
フリーダムはその隙を突いて飛び去ってしまった。

一方、浮上してきたアークエンジェルは、オーブ領海の外へ向け移動しつつも、ムラサメ部隊の攻撃を受けていた。
次から次へと現れるムラサメがビームとミサイルの雨を降らせ、アークエンジェルを揺らす。
「今の状況は!?敵は何機なの!?」
「少し待ってください…」
「じゃあ被弾状況は!?」
「え、えーと…」
「早く!!」

アークエンジェルのブリッジでマリューの怒声が響く。
CICオペレーター席にはラクスが座っていたが、訓練など受けたことがない人間が、
いきなりの実戦でまともな働きが出来るはずがない。
ラクスは、マリューのから次々と求められる状況報告に対処しきれていなかったのである。

「艦長!これ以上喰らうとまずいぞ!」
「でもキラ君がまだ…」
「だが、このままだと沈む!」
操縦桿を握るバルトフェルドが叫ぶ。
「ミ、ミサイル接近、数15!迎撃間に合いませんわ!」
「回避ぃ!」
「ま、間に合わん!」
アークエンジェルに再び大きな衝撃が走る。
(くそ、やはり3人だけで、しかもこの量の相手は無理か…だがそれなら僕はどうしてこの艦を沈められなかった!?)
バルトフェルドは苦虫を潰したような表情を浮かべる。

89:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:06:24



90:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:07:10
そしてアークエンジェルに、GXが近づいてきた。
「アンノウンが一機接近してきますわ!」
「スレッジハマーで打ち落として」
「は、はい!」

接近するGXに向け、大量のミサイルが向かってくる。
だが、GXは携えた盾を構え、通称「ハモニカ砲」を放ってミサイルを叩き落す。
そして、展開したシールドディバイダーに再びビームの光が宿り、
アークエンジェルへビームの雨が降り注いだ。

ブリッジの機器がショートして、小さな爆発が起きる。
だが、これにとどまらず、CICの機械が新たな敵の接近を知らせる。
「ミ、ミネルバが接近してきます!さらにミネルバからMSが1機発進しました!」
既に言葉を取り繕う余裕をなくしたラクスの声がさらなる絶望的状況を告げる。
だが、そのとき、バルトフェルドの視線の先にフリーダムの姿が映る。
とっさにバルトフェルドはCIC席の通信機械の所へ移動し、声を張り上げる。
「キラ!アークエンジェルはもう持たない!ミネルバを黙らせて時間を稼いでくれ!」

通信機から聞こえてくるバルトフェルドの言葉に、キラは驚きを隠せない。
「アークエンジェルが…くそ!」
キラはフリーダムをミネルバに向ける。

「フリーダムが本艦に接近してきます」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「撃ち落せ!フリーダムを近づけさせるな!」
ミネルバのブリッジにメイリン、アーサー、タリアの声が響く。

その時、ミネルバに迫り来るフリーダムの目の前をビームライフルの光が通過した。
「ようやく見つけたぞ、フリーダム!!!」
ビームライフルを発射しながらインパルスがフリーダムに接近してくる。
だが、フリーダムはそれを簡単に回避し、さらに迫って来たインパルスを海面に向けて蹴り落とした。

91:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 01:07:59
そしてキラは再び機体をミネルバへ向ける。
「くっそぉぉぉ!!!」
シンは落下していくインパルスのコックピットの中で叫んでいた。
だが非常にも次の瞬間、フリーダムは青い翼を展開し、ハイマット・フルバーストの姿勢をとる。
そしてバラエーナ、クスフィアス、ルプスビームライフルが一斉に発射され、ミネルバを襲った。

計5つの同時攻撃によりミネルバの上部ではいくつかの爆発が起こる。
さらにフリーダムはバラエーナレールガンを打ち込みながら、
迎撃能力が弱ったミネルバの背後に回りこみ再びフリーダムの最大火力をミネルバに叩き込んだ。
2撃目のハイマットフルバーストはミネルバのメインスラスターを容赦なく破壊し、巨大な爆発とともに、
ミネルバが海面へと落下してゆく。

シンはその光景を、海底へ沈みながら目にしていた。
かつて大切な家族を殺し、飛び去って行ったMS、フリーダム。
インパルスという力を手にいれ、そしてようやく家族の仇を討つべくチャンスがやってきた。
それなのに、自分は一撃で海面に叩き落され、さらに、今度は大切な仲間達が乗ったミネルバが・・・
アカデミーで一緒だったヨウランにヴィーノ、メイリン、
お調子者で少し頼りないけど、いつも艦の中を明るい雰囲気にしてくれていたトライン副長、
怒るととても怖いがどこか優しさがあるグラディス艦長…

仲間達の顔が、父や母の顔が…そして、妹の顔が脳裏をよぎる。
「父さん、母さん、マユ………こんなところで、こんなところで俺はぁぁぁぁぁ!!!!!!」
その時、シンは自分の中に隠されていた力、SEEDの力を初めて発動させたのであった。
つづく

92:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:30:46
お疲れ様です!
そしてあまりの展開にびびったぜ。まさか本当にミネルバ轟沈したのか?!

93:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:36:49
GJ!
ガロとキラはお互いあの時会った事を知っててやり合ってたのか!?
そしてシンはミネルバが撃沈したとすれば今後ははぐれ者になってしまうのか!?


94:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:41:35
GJ!
さすがに蝶運転でも無理だったか…。
てゆっかここで彼らの出番を作るとはw
しかし無茶苦茶やるなキラは。それに順次対応してくガロがカコヨク見えたw

そういやキラってこの時点でガロードの顔見ててもおかしくないんだよな…。

95:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:45:09
ふと、サルファをやっててこんなことを思いついてしまった。

種・種死世界にゴーショーグンがいたら とw

ビムラーの力で、やってきたゴーショーグンがいろいろやっちゃうストーリー。
レミー島田とタリア・グラディスとの掛け合いとかも想像してしまったw

あとフリーダムにゴーフラッシャーが直撃して、フリーダムが意思を持って機体の名の通り【自由】を求めてどこかに旅立っていくというのを妄想してしまったw

96:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 01:47:07
タイトル通りだと、ガロードが主役なんでしょうか?
ともかく、GJ!


97:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 02:25:58
GJ!!
ガロード、アッサリ種割れに対応。
初めて宇宙に出て、いきなり適応するような芸当のできる彼なら当然のことか。

それにしても、キラ、腕を切られたくらいで気が動転するとは…安い男だ。
つーか、お前、全然オーブ国民の事考えてねーし。
一度戦争を経験して命の取り合いをした事がある奴とはとても思えんな。
所詮ゲーム感覚だったのか(監督が「戦争はファッション」とか言うくらいだからな)
この分じゃ、カガリが素直に協力するかどうかわからんな。
気になったんだが
>セイランが言ってることなんかどうして信じられるんだ!?
どういう意味だお前?
完全に噂とか「確定していない情報」で判断してるんじゃないか、こいつ。

>(くそ、やはり3人だけで、しかもこの量の相手は無理か…だがそれなら僕はどうしてこの艦を沈められなかった!?)
虎さん、苦言を呈する様で悪いが、それは貴方の無能ゆえだとしか言いようがない。
まあ、自分を見つめなおすいい機会だ、頑張ってくれ。

ふと思ったんだが、70t以上の自由が8tにも満たないDXに殴られ吹き飛ばされている。
純粋なパワーがここまで違うって事は、技術に差がありすぎるんじゃないか!?
やばすぎる機体だ、DXはw

98: ◆EDNw4MHoHg
06/12/04 03:01:58
重量のこと、忘れてた…見逃してください。しかもレールガンはクスフィの方ですたorz
一応、大体の機体性能は、DX≒運命伝説和田陰邪≒餌マスター≒レオパルドデストロイ
GXDV≒自由くらいで進む予定でつ。
この先ガロードはしばらくはGXDVで頑張ってもらう予定ですのでご容赦ください。

99:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 03:06:32
>>98
ちょwww全部≒では優劣ナサス

100:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 09:06:04
GJ!蝶運転をギャグでなく役立てるのがイカすぜ!
とりあえず、市街地のある方に飛び道具は撃つな。最低限のルールだぜ

101:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 09:10:08
>>99
そこはパイロットの腕の見せ所だろう

102:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 09:28:31
>>99
2号ロボ>1号ロボってのはお約束じゃないか

103:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 10:01:58
ところでガロードINの第5話を読んで、皆さんの「花」についての読んで思ったんだが
キラって自分が「花」を吹き飛ばす側にいるって自覚ある描写って本編内であった?
シンはFPのとこで自分が吹き飛ばす側に回ってしまった事を思い知らされての
「一緒に戦おう」「はい」な訳でしょ
キラのあそこの台詞ってたしか「吹き飛ばされてもまた花を植えるよ」で
「自分が吹き飛ばしてしまっても」じゃなく「自分以外の誰かが吹き飛ばしても」ってカンジに聞こえるんだよね
一応凸は「力を持つものなら自覚しろ」って言ってるから自覚はある方なんだろうけど・・・

ガロードIN DESTINY氏の続きにwktk
このシンはガロードやフリーデンの人たちと交流して憎しみの心を溶かしてくれる事を願うわ
カガリ誘拐成功したらキラは自分が助けたつもりのカガリにボコにされたりして・・・・・・

104:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 10:17:22
ちょっとだけ気になったんだがDXと戦ってる時カガリはどこにいるんだ?
コックピットに入れたんなら操縦の妨害するだろうし
MSの手の上だったら機動から生み出されるGに持つとは思えないし…
補正をかけてしまえばいいのだろうか

105:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 10:47:33
自由の中で眠り姫でしょ?

106:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 12:22:14
>>104
気絶してたって書いてある

107:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 12:23:26
>>104
俺も流し読みで違和感を感じたが、ちゃんと
>咄嗟に脱出したときの衝撃で気を失っているカガリを確認したキラは、カガリを手に乗せて飛び去っていった。
ってなってるぞ。

108:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 12:27:09
>>103
あのニートにそんな自覚があるわけがないwww
桃色汚物の言うがまま動く人形だ、所詮は。

109:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 12:37:22
>>103

本来の種死は、そこを突き詰める為のシナリオだったんだよな
自由の攻撃で家族を亡くしたシンを主人公にすえて
アスランは再びザフト側に戻し
戦場に乱入するキラたちを客観的に見せて
「お前らのやってることはおかしいんだよ」という視聴者の主観を
表現してた。途中までは

ところが負債の超脚本により、その辺りの主題は雲の彼方へ追いやられ
花云々の意見なんかたぶん本人も忘れてるだろう状態に

110:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 13:16:07
つか、ハイマットフルバーストの直撃を受けたら撃沈までとは行かなくても確実に死人は出てるな。

111:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 13:19:55
GJ!
キラがバカスカ飛び道具を撃ってるのに、ガロードはビームサーベルのみで応戦してる件について。
これが温いCEと地獄のAWを生き抜いてきた者の違いか…
この分ならGXDVに乗り換えたとしても、自由はおろか和田とかも相手にならないのでは?

112:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 13:21:18
つーか戦場のど真ん中で達磨にされたら無傷の敵に狙われるか
流れ弾食らってさようならだろ 普通なら

113:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 13:43:50
総合すると、
DX≒運命伝説和田陰邪≒餌マスター≒レオパルドデストロイ>GXDV≒自由
>衝撃>グフ≒村雨>ザクくらいかな?

114:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 15:03:03
>105→>107
相当流し読みしてた
指摘に感謝する

115:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 16:07:28
あれ?
なんでガロードは乗り換える事に???
DX損傷してたっけ?

116:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 16:39:40
>(くそ、やはり3人だけで、しかもこの量の相手は無理か…だがそれなら僕はどうしてこの艦を沈められなかった!?)
決まってる。君がノイマンじゃないからだ

117:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 17:10:27
>>115
台詞無いが展開的にジャミルじゃね?

118:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 17:24:35
>>95 GJ

119:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 17:40:02
>くそ、やはり3人だけで、しかもこの量の相手は無理か…だがそれなら僕はどうしてこの艦を沈められなかった!?
①様子見の筈の戦いで無駄に戦力を失ったから
②明けの砂漠を余裕ぶって早めに潰して置くことをしなかったから
③ストライクをかわさず正面から攻めたから

120:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 17:47:51
>くそ、やはり3人だけで、しかもこの量の相手は無理か…だがそれなら僕はどうしてこの艦を沈められなかった!?
3人で戦艦動かせるわきゃねえだろうが
ナデシコだったらできるけどな

121:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 18:08:17
>>98
みんな、よく見ろ!つまり餌爆裂が最強だ!

122:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 18:22:59
>>94>>100>>116と、このスレは形の上ではラクシズなはずのバレルロール閣下が好きな奴が多いなw
俺も大好きだwww

123:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 18:46:09
ハイネが死んだ戦闘のときは連合、オーブ、ザフト相手に、
魔乳、ノイマン、チャンドラ3人で立ち回った件。ラクソはウグイス嬢しかしてないしな。

124:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 19:10:24
>>120
ワンマンオペレート艦であるユーチャリスはラピス一人で
ナデシコCは操艦と通常戦闘だけならルリ一人でも可能

通常の船なら通信管制だけでも数人必要なのに種と来たら.....

125:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 19:54:15
>>115>>117
多分ラクシズ追撃にDXを使えないからだろ。
現状オーブが中立を保つにはDXと言うかツインサテライトキャノンの力が不可欠だし。

そして◆EDNw4MHoHg氏GJ!
しかしガロードテラツヨスw
この分じゃフリーデンのパイロットが揃い踏みしたら一体どうなるんだ!?
個人的にはこの後ガロードの言葉通りユウナが中立を宣言した時のラクシズの反応が楽しみですw

126:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 19:56:26
連中はこれでオーブにもプラントにも敵対したことになるからな。
できるだけ被害を出さないうちに捕まって正式な裁判の元に裁かれるのを期待したい。

127:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 20:10:35
>>125
ジャミルと考えるのが妥当じゃね?
時間的にも位置的にもわざわざ乗り換える意味がない

128:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 20:41:33
>>127
君は>>98の◆EDNw4MHoHg氏の言葉が見えないのかね。
なんでかは、近い話で語ってくれるでしょう。

129:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:15:05
GJ!
シンの思考から考えてレイとルナは出撃中でいいんですよね?
となると仮にミネルバがもうアウトなら彼ら二人はどうなるんだろうか…
ミネルバの中の人が全員死亡とかなってたらレイはともかくルナは洒落にならんですよ(汗

しかしキラ…建前でも『オーブのためにカガリをさらう』のに、そのオーブに迷惑かけてどうする
客観的n第三者が今回の件を見たら、どう考えてもキラが悪にしか見えないぞ、セイランの評判を考えても
まあそれでも『キラよくやった!』とオーブ国民からマンセーされるのが原作なんだが

130:127
06/12/04 21:24:17
>>128
ばっちり見落としてたー!!!!!
正直スマンカッタ

131:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:28:27
どっちにしろキラは、戦闘終了後に意識の回復したカガリから半殺しにされますwwwww

132:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:36:11
ラクシズが1mgもオーブ国民のことを考えてないことは分かった。
これが原因でオーブ攻められたらどう責任取るんだ?

133:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:40:01
>>132
オーブ国内でオーブのためと称してオーブ国民を巻き添えに盛大に戦闘するに決まってるじゃないですか。

134:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:42:29
>>131
なぜかトロワに鉄拳制裁するキャスリンを思い出した

135:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:47:52
> どっちにしろキラは、戦闘終了後に意識の回復したカガリから半殺しにされますwwwww
だろうな。
本編は殆ど血を流さずにカガリ拉致に成功した(ムラサメは落ちてるが戦場のど真ん中でも無くオーブの領海内でもあるし助かってる確率は高いだろう)が、
今回はどう考えても人死に(それも一般人)が出てるだろう。
国の代表としても一人の人間としても許していいはずが無い。

しかしシンは本気でやばそうだな。
同じ機体による2年前に家族を亡くした悲劇の再現に加え同じ艦に乗る仲間の犠牲。
幾らガロードとフリーデンのクルー達が幾多の悲劇を乗り越えてきたとはいえ、
その憎しみを取り払うのは並大抵のことじゃないぞ。

136:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 21:58:11
>>131
説教混じりに何をしようとしていたか説明するカガリに
うっかり「セイランが何で信じられるんだ」などと言っちゃって修正されるかもな

137:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:01:56
カガリの打ち所が悪くて長期間昏睡、そしてオーブを乗っ取ろうとする恥知らず。
「キラ・ヤマト・アスハです…

138:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:02:31
>「僕達の邪魔をしないでくれ!このままじゃ世界はまた大変なことになってしまうんだ!」
とりあえずオーブの選択ぐらいで世界がどうこうなったりはせん。

139:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:15:12
>「僕達の邪魔をしないでくれ!このままじゃ世界はまた大変なことになってしまうんだ!」
とりあえず、今現在お前がオーブ国民を虐殺しまくっているわけだが

140:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:29:56
世界=僕の周り二親等以内の親族と恋人が勝手気ままに暮らしている所

141:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:32:24
虐殺があったかはまだ明らかじゃないからヒートするのはまだ早い
でも気にしろよ元主人公

142:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:35:53
市街地に砲撃があったことは間違いない。

143:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:38:56 YU3b9AId
キラたちは、どっからどうみても犯罪者です。
本当にありがとうございました。

144:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:40:30
キラの市街地での発砲は、オーブ行政府にとってはいい宣伝材料かも。
DX=首長救出のため攻撃を仕掛ける。市街地+カガリを人質にとられているため、銃火器を使用せず。
自由=国家の要人を誘拐。市街地に対して無差別攻撃を仕掛ける。
これだけそろってれば、ヂュランダルみたいに映像を改竄しなくてもいいしなw

145:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:46:37
まるっきり誘拐だから、ノコノコついてった自覚のない元首って事にならないのはいいが
匿ってた当人でもあるから立ち回りは微妙だな。ユウナガンガレ。

146:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:46:58
>>144
>次の瞬間、キラは気が動転してフリーダムのバラエーナとクスフィアスを乱射させる。
>市街地を背にしたダブルエックスはフリーダムの突然の攻撃をなんとかディフェンスプレートで受け止めていたが、

これはいい宣伝材料だぜ。

147:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 22:53:06
市街地ごとDXに攻撃を仕掛ける自由!
あえて避けず、身体を張って市街地を守るDX!
の図だな。

どっちが悪そうか、小学生でもわかるくらい、わかりやすい図だな

148:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 23:11:19
これで市街地の被害でかかったらカガリに全殺しされるな

149:通常の名無しさんの3倍
06/12/04 23:52:29
後々オーブがかなりの危機に陥ると作中で言われてるからな。
最悪、カガリは記憶喪失になってラクシズに洗脳されて操られる可能性も…。

150:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:42:09
第8話「カガリを助けていただきたい」

シンはただただ一心にフリーダムを見つめていた。
家族を、仲間を傷つけた憎むべき敵フリーダム。
心に満ち溢れる怒りと、それと相反するかのようにクリアになっていく頭の中。
そして、体中から今まで感じたことがない力が滾々と湧き上がってくる。
「フリーダム…よくもミネルバを!」

インパルスはサーベルを引き抜きフリーダムに斬りかかった。
片腕を失っているフリーダムもライフルを腰にマウントさせてサーベルを引き抜き、それを受け止める。
「うぉぉぉぉぉ!」
シンが腹の底から咆哮を上げる。
まるでパワーが足りない分は気合で補うかのようであった。
サーベルが交差してエネルギーが迸る中、フリーダムは片腕を補うかのようにバラエーナを発射しようとする。
「なんでもかんでも突っ込んでくるから…」
インパルスの顔のまん前に突如として現れるプラズマエネルギーを発射せんとする砲塔は、
シンにとってはまるで相撲の猫騙しのように思えた。
「なめんじゃねぇぇ!」
だが、インパルスが空いている腕が手にしたシールドで思いっきりバラエーナの砲塔を殴りつける。
そして、その衝撃により捻じ曲がった砲塔に貯まったエネルギーが行き場をなくして爆発する。

「くそ!どうして僕の邪魔をするんだ!力の差があることくらいわかるだろ、命を無駄にするな!」
キラが苦々しい顔をして吐き捨てる。
今現在で、両者ともSEEDの力を発動しているシンとキラであったが、
どうしてもそのパイロットとしての腕はキラに軍配が上がる。
今、戦いを互角にしているのは両者の戦意の違いだけであった。

ただひたすらにコックピットを狙い攻撃を続けるインパルスに、フリーダムはときに手にしたサーベルで、
ときに蹴りを放って応戦しながら、徐々に後退を続けていた。

そのとき、静かに海面で動きを止めていたアークエンジェルから突如として煙が上がり、十数機のムラサメが、紅い色のストライク、ストライクルージュを筆頭に離脱して行った。
「何だと!?」
突然のことに思わず驚きの声を上げてしまったジャミルであったが、今は、アークエンジェルと同じく、
海面に浮かぶミネルバの消化活動から手を離すことができず、これを追撃することは出来なかった。

151:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:43:48
そんなとき、フリーダムにバルトフェルドから再び通信が入る。
「キラ!アークエンジェルは放棄する!お前も急いで離脱しろ!」
「アークエンジェルが!?くっ…こんなに護衛の数が多かったなんて!」
フリーダムがサーベルを手にしたインパルスの腕を切裂く。
「まだまだぁ!」
インパルスの腕を切裂き、一瞬動きを止めたフリーダムのコックピット部分をインパルスが力いっぱい殴りつける。
そしてインパルスは衝撃で後ろに下がるフリーダムのコックピット部分のみを狙ってなおも殴りつける。
それは正にパイロットを殺すためだけの攻撃であった。
直撃こそ最初の一発だけでその後の攻撃をなんとかガードしていたキラであったが、
コックピット内にはカガリがいるため、むやみにコックピット部分への直撃を避けるべく、防戦一方となってしまう。
その光景を見て驚いたのが、ようやく戦闘が行なわれているこの場所に到着したガロードであった。
「まずい!あのままじゃ!」

インパルスが機体に装着されたナイフを手にし、フリーダムのコックピットめがけて突撃する。
「ちょおっと待ったぁ!」
そこにダブルエックスがディフェンスプレートを前面に突き出し、インパルスに体当たりを仕掛け、吹き飛ばす。
「くそ、邪魔をするなぁ!」
だがインパルスも負けじとダブルエックスを体当たりで吹き飛ばし、海に叩き落す。
そして、その勢いで再びフリーダムに突撃を仕掛けようとしたときであった。

(待ってください)
シンの頭の中に少女の声が響く。
(貴方の艦はまだ大丈夫です。今は貴方の仲間を助けてください)
「ミネルバが!?」
シンは現在の状況がよくわからなくなっていたが、止まっているインパルスの隙をついて、
フリーダムは離脱していった。
ようやく海面から上がってきたガロードは、小さくなっていくフリーダムを見ていた。
「くそっ!カガリさんが…」


152:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:44:35
フリーダム離脱の報告を受け、ユウナは頭を抱えていた。
まさか、アークエンジェルまで持ち出し、護衛を依頼したミネルバが航行不能に陥らされるとは思っていなかったのである。
さらに悪いことにカガリは誘拐されてしまった。
今、連合との同盟締結白紙撤回を発表して世論を1つにする強い必要性があるにも関わらず。
だが、翌日の報告で、ユウナはさらに驚きの事実を知ることになる。

ユウナの手元には信じられないことが記載されていた。
それはアークエンジェルから十数機ものムラサメが脱出していったという事実である。
MSの管理というのは当然、MSが極めて大きな危険を持つものであり、かつ機密の塊であることから、
厳重に管理されていることになっている。
だが、その管理を掻い潜り、十数機ものMSをキラ・ヤマトたちが持っていたのである。
ここでユウナの頭にとある集団が浮かぶ。クライン派と呼ばれる集団である。

クライン派はかつてのプラント議長シーゲル・クラインを支持するハト派の集まりであった。
だが、シーゲル亡き後、クライン派は
デュランダルやアイリーン・カナーバ等に代表されるプラントのハト派としてのクライン派、
シーゲルの娘としてのラクス・クラインを支持する集団としてのクライン派、
「平和の歌姫」「救国の歌姫」としてのラクス・クラインを信奉する集団としてのクライン派という
大まかに分類すると3つの種類に分裂している状態であった。
そして、プラントのタカ派や連合、オーブの主だった政治家達は、
後者の2つを陰でこう呼んでいた。「ラクス信者」と。

彼らの数はかなりのものがあり、地球上で暮らすコーディネーターの中にもかなりの数がいる、と言われている。
その力も、ヤキン・デューエでの決戦後の事後処理において、
アイリーン・カナーバを通じて、フリーダム、エターナル強奪の罪を、死人に口なしとばかりに
ラウ・ル・クルーゼ1人に擦り付け、今日まで強奪されたエターナルやフリーダムが
プラントに返還されていないことが、プラントの世論として大きな問題になっていないことから、相当大きなものであるといえよう。

153:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:45:25
そんな連中がオーブにもいる。
なるほど、ユウナにとってはすこぶる気持ちが悪いものがあった。
唯一の救いと言えば、クライン派がムラサメ十数機を用意するということは、
連合との同盟締結の白紙撤回の情報が漏れていなかったことを示しており、
閣僚内にやっかいな爆弾を抱えていないことがわかったことであったといえよう。

とはいえ、ユウナも本来なら今すぐにでもキラ・ヤマト達を始めとする一味を
凶悪極悪犯罪者として指名手配してやりたいくらいであったが、
そうしたクライン派が数多くオーブ国内に存在するため、大々的に動けない状況であった。

他方で大々的に動いていたのは世界中のマスコミであったといえる。
特に、世界中の注目を集めたのは、ユニウスセブンを消し飛ばしたMS、
ガンダムダブルエックスが世界の前に姿を現し、かつての大戦で最強と謳われた
フリーダムの腕を斬り落とした、というニュースは瞬く間に世界へ配信された。
ネットやニュースでもダブルエックスとフリーダムがぶつかり合い、
ダブルエックスがフリーダムの腕を切り裂く場面の映像は人々の視線を釘付けにした。
「ついに姿を現したオーブの秘密兵器」
「フリーダムを切り裂くオーブの剣」
「炎に焼かれるフリーダム(自由)」

とはいえ、オーブの別の媒体にある「自由を切り裂く暴虐な力」等という見出しを目にすると、
国内におけるクライン派の存在が明らかになってしまう。
国内でも6,7割はフリーダムを非難する論調であったが、3割ほどはフリーダムの行動に親和的である。
つくずく、人の意見というのは様々なものがあるものだと、
ユウナが複雑そうな顔をしながら新聞に目を通していると、部屋の電話が鳴った。
「ユウナ様、ミネルバ艦長のタリア・グラディス様がお越しです」
「わかった。お通ししてくれ」
部屋の扉が開き、白服の女性が入ってきた。

「このたびのアスハ代表の拉致、お察しいたします」
「いえ、こちらこそ、フリーダムが我が国の国内に潜伏していたことは事実です。
 ミネルバがそのせいで大きな被害を受けてしまったようで申し訳ない。本日もその件でしょう?」
「えぇ、隠しても仕方ありません。先ほど、カーペンタリアへ航行可能となり次第、向かうよう命令があったのですが…」
「修理の仕様がない、ということでありますね?」
「はい」
「・・・・・・・・・・今回の件は我が国にも非があります。今、我が国としてはプラントとの関係悪化は
 絶対に避けたいところです。連合との同盟の白紙撤回を決めている我が国にとっては特にです」
「えぇ……ってえええ!?」
「聞いての通りです。オーブはその理念に従い、連合との同盟を結ぶことはしない。
 今度はそれを通す力が我々にはあるのです」
「ダブルエックス…ですか?」
「そうです」

154:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:46:33
少しの沈黙が場を支配するが、ユウナが静かに口を開く。
「我々が動きを止めたアークエンジェルの修理が直に終了致します。それを貴女方に接収して戴きたい」
「!?どういうことです?」
「あれは元々連合に返却しなければならなかったものです。
 それを我が国のクライン派が戦後のゴタゴタに乗じて隠匿しておりました。
 あの艦が今、オーブにあると後々面倒なことになりかねません。
 ですが、幸か不幸かフリーダムはザフトにも多大な損害を与え逃走し、
 彼らが置き去ったアークエンジェルは我が国領海のすぐ外にある。
 ですから、ザフトへの敵対行為を行なった、テロリストの使っていた武装を正式に
 ザフトが接収する、という形にして、アークエンジェルにミネルバを牽引させる、ということにして戴けませんか」
「そんな急に…それに昨日の戦闘で多くのクルーが重軽傷を負いまして人員が足りません」
「でも、ミネルバはプラントの最重要機密の塊だ。我が国が中に入って修理はできない
 足りない人員はこちらから出します。傭兵という形にせざるを得ませんが」
「それしかない、ということですか」
「もちろん、カーペンタリアからミネルバを牽引する船がくれば話は別ですが、
 おそらく今はザフトの地上軍にそんな余裕はないでしょう?」

結局、タリアがユウナの提案を呑むまでにさほどの時間はかからなかった。

タリアを説得したユウナが次に向かったのはフリーデンであった。
ブリッジには既によく知った顔が雁首そろえて待っていたので少しユウナも驚くが、
彼はここで1つの賭けに出ることにした。

「今回の一件、私達にご助力いただきありがとうございました」
「いえ、我々のほうこそアスハ代表をお守りできませんでした。大変申し訳ない」
ジャミルが艦を代表して応えた。
「……ここで1つお願いがあるのですが…カガリを助けていただきたい」
「出来ることなら力をお貸ししますが、我々が迂闊に動けば…」
「それにつきましては僕の方で方法を考えてまいりました」

155:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:47:21
ユウナの考えてきた案はおおまかに要約すると以下のようなものであった。

フリーデン一行はオーブに力を貸している傭兵であることにして、
後日、出航するアークエンジェルに乗り、ザフトに雇われた傭兵として世界を回ってもらい、
カガリの捜索を行なうことにする、雇っているのはあくまでザフトという形だが、費用はオーブが持ち、
命令拒否権等の存在の確認などを内容とするザフトとの密約は結んである、というものである。


「ですが、我々全員が行く訳にも行きますまい。この国の守りもある」
「はい、恥ずかしながら今のオーブはダブルエックスという力に依存している、というのが正直な所です。
 ですから、できればダブルエックスは手元に置いておきたいし、
ダブルエックスを使える人材がいないので、どなたか、キャプテンジャミルかガロードには残って頂きたいとは思っております」
「やはりそうなりますか・・・」
「私達の都合ばかり押し付けて大変申し訳ないとは思っております。ですが…」
ユウナはおもむろに膝を床に着けて頭を下げた。
「この通りです…」


156:ガロード IN DESTINY ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 00:48:21
しばし、沈黙が場を支配するが、横からユウナの苦悶に満ちた顔を見ていたガロードが口を開いた。
「ジャミル、GXを貸してくれねーか?」
「それは構わんが、ユウナ殿、あてはあるのですか?」
「これを…」
ティファが突然、口を開き、スケッチブックをジャミルに渡す。
そこには美しい街並みと海が描かれていた。
「これはディオキアかな」
それに対してティファが頷く。
「私もガロードと行きます…私の力が役に立つかもしれないし…」
「いいのか、ティファ?もしかしたら危ない目に遭うかもしれないんだぜ?」
「「だからお前が守るんだよ!」」
ガロードにシンゴとキッドのツッコミが炸裂する。
「じゃあ、ユウナさん、この炎のMS乗り、ガロード・ラン様が力を貸してやるから、
 どーんと大船に乗ったつもりでいてくれよ!」
「しょーがねー、俺もついてってやるぜ、ガンダム坊や。お前がガンダムを壊しちまったら
 直せる奴は他にいねーからな」
キッドがにやつきながら再びガロードをどつく。
「ありがとう、ガロード、キッド。君らの留守中にキャプテンジャミルがダブルエックスで
 サテライトキャノンを使うような事態にはきっとしない、ここは僕を信じてくれ」
「なーに、ユウナさんが暴走したらちゃんとジャミルが止めてくれるから安心しな?
 ただ、氷の張った湖に取り残されても風邪はひかねーよーにな?」
そして、頷いたユウナは顔を笑顔から真顔に戻してガロードに言う。
「それとガロード、ザフトの傭兵として動けば連合と戦うことになるかもしれない。
 だから、戦うか否かは君達が判断してくれて構わない。
 だが、今、連合はその支配地域で反対派の住民に対して圧制を敷いていると言われている。
 もし君達が、自分の意思で戦うことを決意したのならば、彼らを助けてやって欲しい。
 ザフトもおそらく当面はそうした活動に専念するはずだ」
ユウナの言葉にガロードは自分達の世界での新連邦を思い浮かべながら、
「オッケー!任しとけ!」
と、応じたのだった。
ちなみに、ユウナがガロードに氷の湖の意味を聞いて鳥肌が立ったことは言うまでもない。
続く
次回、「浮沈艦アークエンジェル」遅くとも木曜には投下予定…
ウィキにまとめをアップしてくれた方、ありがとうございます。
一応タイトルを付けられるようですので、
ウィキの第7話は「炎のMS乗り、ガロード・ラン様の登場だぜ」
6話は「僕は卑怯な男かな…」5話は「そういう問題じゃねーよ」4話「どうか私たちに力を貸して欲しい」
3話「平和の国、ねぇ・・・」2話「頼んだぞ、ガロード」1話「憎しみが落ちてきます」0話「地球であることには間違いないが…」
で脳内補完していただければ幸いです。

157:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 00:52:05
ごちそうさまー
やはりガロード達は世界を周る事になったか。

158:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:01:19
よっしゃあ、今後は「ガロードくん漫遊記」がスタートするわけですね

159:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:03:05
投下GJです!
ミネルバ大破でAA接収とは目新しい。

160:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:14:45
GJ!
こんなに早く続きが読めるとは!

ノイマン&チャンドラはAAに乗らないんだろうか?
職を失ったのはある意味ガロードのせいでもあるし保障してやっても罰は当たらんと思う。
でも『船頭多くして船山に登る』という諺もあるしな・・・
シンゴとノイマンの二人だと山どころか大気圏も突き抜けそうだがw

しかしラクシズがAA奪還しに来そうな気がするのは気のせい?

161:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:25:23
GJGJ!
>>156
しかし…次回のサブタイ「浮沈艦アークエンジェル」とありますが、
「不沈艦」の間違い?それともこの艦の数奇な有為転変にひっかけてわざと?
>>160
>ラクシズがAA奪還しに来そうな気がするのは
いくらなんでもそこまで厚顔無恥な挙に出ると…は……あ、あるあるある?

162:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:25:52
いや、職を失ったどころか身体を張ってカガリを助けたという扱いにすれば

163:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:41:43
GJ!!
AA接収!?
こりゃあ、今までにない展開ですな。

それにしても…
アイリーン・カナーバを通じて、フリーダム、エターナル強奪の罪を、死人に口なしとばかりにラウ・ル・クルーゼ1人に擦り付け
ひでぇな、オイ。
それに、ムラサメ十数機…どう見ても強盗です。
やっぱりこの後、呼ばれてないのに戦場に出てきて「戦闘をやめろ」とか抜かして攻撃を仕掛けてくるんでしょうね。
行動が前大戦時とまるで変わってない、まるで成長していない、というべきでしょうか。
でも、その行動をとった場合、キラが犯した失態(市街地への攻撃)が響いてきそうです。
奴は言い訳するでしょうが、民間区域に砲撃かましたのは事実な訳ですし。(死人が出たでしょうな)
カガリもそう簡単に協力しない・できないでしょう。

一連のユウナの行動を見ていると国のためなら、自身のプライドなんぞ溝に捨てるような泥臭い政治家になっていくんでしょうね。
それが正しいかどうかわからないが、彼を応援したいです。
今回の事も、獅子身中の虫が軍人以外にいない事がわかっただけでもヨシとしましょう。
本当は信用できる軍関係者が欲しい所ですけどね。

最後に
>「くそ!どうして僕の邪魔をするんだ!力の差があることくらいわかるだろ、命を無駄にするな!」
いっぺん死んどけお前は!
カミーユやアムロが言うと説得力のあるセリフなんですが、こいつのはただの傲慢としか思えん。

164:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:59:14
>アイリーン・カナーバを通じて、フリーダム、エターナル強奪の罪を、死人に口なしとばかりにラウ・ル・クルーゼ1人に擦り付け
それは本編でも共通する設定じゃなかったか? いや勘違いかも試練が。

165:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 01:59:49
市街地に着弾して、多分それなり死傷者が出ているだろうにもかかわらず、
フリーダムに好意的な世論がなんと三割近くもあるというのが既に空恐ろしい…
のですが。

166:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 02:00:43
GJ!
マジで、どうやってクルーゼ一人に擦り付けたんだろ。
実はクルーゼが自由永遠を強奪してて、ラクシズがそれを奪還したとか?
自由強奪の瞬間はカメラにバッチリ写ってる、永遠にしても記録があるだろうに。
それに永遠強奪した時、「そこをどけ」とか桃色汚物が言ってなかったけ?
それを改竄・隠蔽するなんて……多分、関係者全員暗殺されてるなw
こいつら、悪人そのものだYO!

167:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 02:24:16
>「くそ!どうして僕の邪魔をするんだ!
いや、誰が言っても(相応の積み重ねを見てない場合は)何様な台詞だけど、
キラに言わせると、うわ、キラらしいw 状況見えてねぇwwwとDQNレベルが上がるんだ。

168:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 03:53:20
正直、キラたちが成長せず、クロスキャラやその影響を受けてまともに成長したキャラにやられる展開は見飽きたので、
キラたちにもテコ入れが欲しい。

最終的には負けるにしても、ガキのままでは敵役として不足だろう。

169:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 03:57:43
ラクシズは人の言葉を聞かない
人の言葉を聞かないと言う事は自分の中で意見が全て完結しているので
成長のしようがない
ガキの我侭で行動しているだけの存在なのは変えようがないだろ

170:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 04:20:59
それが成長したらカタルシスに繋がるじゃないか
不可能を可能にするロマンが

171:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 07:16:58
>>169
人の話を聞かないってのは分かった。
なら、誰の目から見ても自分達が間違ってるいると分かる状況を『見せられたら』どうだ?

たとえば今回の件の報道でライフルに手を伸ばそうともしないDXの戦いぶりを見せられた後、
火器を乱射しているフリーダムに銃口を向けられた一般人の視点から、
その前に立ちふさがって攻撃を受け止めるDXを見せられるとか。

172:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 07:26:08
種シリーズは、「子供」を見守り、諭し、成長を促す「大人」がいないからね(ジャミルあるいはブライトのような)。
一応、「リアル」な戦記物でありながら、全部「子供」だけの世界。

種死ではムウ、マリュ、虎とかも、もはや内輪でごちゃごちゃやっているだけだし。種前半でムウとナタルが「大人」の役割を果たさなかった時点で、もう終わってる。

173:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 08:10:42
ヤザンスレやGガンスレでは更生の目が見えるよ。
ヤザンやドモンに教育されたり、拳で語られたりして。

174: ◆EDNw4MHoHg
06/12/05 08:35:29
>>161
不沈艦の間違いですね…orz

175:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 08:54:04
>国内でも6,7割はフリーダムを非難する論調であったが、3割ほどはフリーダムの行動に親和的である。
恐るべし、オーブ国民…!
まさかとは思うが、フリーダムの被害にあたった奴の前で『フリーダムよくやった』とかいうバカがいるというのか…?

しかしキラが容赦なく傲慢だ…勝てないから戦わないってんなら戦争はおろか、ケンカすら存在しません

176:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 09:55:37
アムドラスレでは自分から前大戦の行動悔やんで更生してますよ

177:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 10:18:35
>>175
マスコミは営利団体です

178:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 11:45:23


しかし、アークエンジェルを使うとなると元の持ち主を気取ってる奴(ラクス一党)と本当の元の持ち主(連合)の双方から目の敵にされそうだな。
(セイラン)オーブは善意の第三者って奴だからたぶん法的には問題ないんだろうけど、国際関係は国内法ほど簡単じゃない。
まさか連合とラクスが手を組む事態も……

>>175
> フリーダムの被害にあたった奴の前で『フリーダムよくやった』とかいうバカがいるというのか…?
そこまで行かないと思うが、『フリーダムのパイロットはカガリ様をお助けしたのだから素晴らしいお方に違いない』ぐらいは言ってのけるさ。

179:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 11:49:20
日本でも似たような論調を使うだろ
確かにフリーダムは我が国に被害をもたらした
だがちょっと待って欲しい(ry

180:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 12:07:05
>>178
だからザフトに接収させたんだろうな。少なくともザフトにとって今のラクシズはテロリストそのものだかし。

181:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 12:11:11
そんな事よりノイマン・チャンドラのAA搭乗フラグにwktkしてる俺

182:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 12:12:12
>138見て思い出したんだが
そういや本編でキラがカガリに「オーブが無事なら他の国が焼かれてもいいの」
とかほざいて、カガリがそれにガーンとなって結局言いくるめられていたが
カガリがオーブの国家元首である以上オーブという国とオーブ国民の安全ことを第一に考えるのは当たり前
その上で他国がオーブについて何らかのイチャモンつけてきたなら、まず外交で対応し武力は最終手段とするべきなんだよな
って考えたのを思い出した
しかも、今考えると上の台詞って「世界がよければオーブが焼かれてもいい」って考えに聞こえる・・・
そのくせ自分の都合のいい時だけオーブの名前を使う・・・

183:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 12:18:03
>>173
ドモンスレで更正したのはキラとカガリだけで諸悪の根源のピンク電波は今のとこ出てねぇんだよな
つーか、もしも系見てるとラクシズ面子で比較的更正や成長される事が多いのって
カガリか凸でキラやピンクって更正しにくいような気がする

184:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 14:06:30 TI/d+a+u
>>178
>まさか連合とラクスが手を組む可能性も…

大いに有り得る。なんだか以前ゴルゴ13であった、
南アフリカの白人黒人双方の過激派民兵組織が、人種間の融和を認めないという
一点で合意結託し、マンデラ政権に武力反乱を企む…という話を思い出した。

185:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 14:39:38
とりあえず、ここのキラは某スレで見た
『傍若無人の破壊魔』と言うフレーズがぴったりな気がする


186:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 15:34:32
ジブリが生きてたらラクスと組む可能性が大

つうかシーゲル・クラインはブルコスだし




と書いたらジブリの死亡は明確に確認されてない事に気が付いた

187:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 15:38:33
【天声人語】 (オーブ日報)

オーブ政府はAAはテロリストと主張している。しかしちょっと待って欲しい。AAはテロリストと主張するには早計に過ぎないか。

オーブ政府の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。

例えばアークエンジェルからはオーブは連合と同盟を締結すべきではないと主張するような声もある。

このような声にオーブ政府は謙虚に耳を傾けるべきではないか▲

思い出してほしい、過去にも何度もオーブ政府はアークエンジェルの叫びを無視している。

オーブ政府はアークエンジェルのオーブは連合と同盟を締結すべきではないという主張を間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。




確かにアークエンジェルには武力で物事を解決しようとしているという問題もある。だが、心配のしすぎではないか▲

オーブ政府の主張は一見一理あるように聞こえる。

しかし、だからといって本当にオーブ政府はAAはテロリストと主張できるのであろうか?

それはいかがなものか。的はずれというほかない▲

事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。

オーブ政府は、未来を担う一員として責任があることを忘れてはならない。

オーブ政府の主張には危険なにおいがする。各方面の声に耳を傾けてほしい。▲

オーブ政府に疑問を抱くのは私達だけだろうか。

AAはテロリストと主張したことに対してはアークエンジェルの反発が予想される。オーブは連合と同盟を締結すべきではないという主張を支持する声も聞かれなくもない▲

オーブ政府もそれは望んでいないはず。しかしオーブ政府はAAに対して何ら説明していないのである。

AAはテロリストと主張する事はあまりに乱暴だ。オーブ政府は再考すべきだろう。

繰り返すがオーブ政府はAAに対して何ら説明していないことである▲

オーブ政府のAAはテロリストと主張したことは波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。


188:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 16:09:13
>>187
オーブ日報=朝日新聞かw

189:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 16:11:13
これは何処のアカヒ新聞ですか?
AAに対する説明責任なんてオーブに有りません。
というかこの新聞社は、「AAはテロリストではない」という根拠を示して欲しい。
私には全ての状況が、AAがテロリストと示しているように見えますけど。

ごめんなさい。ネタと分かっていても、突っ込まずにいられませんでした。

190:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 16:27:01
とりあえずAAは何らの主張もしてない件

191:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 16:28:44
>>187
こんな新聞を読んでる国の人間は不幸だなぁ






……orz

192:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 16:55:54
次は、侵攻・占領されようが、空襲や駐留兵士の犯罪で国民がどれだけ被害を被ろうが
ひたすら連合へのマンセーと従属を説き、逆に被害者を恫喝するオーブ産経抄を一席。

193:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 17:26:39
>>192
アサピー乙w

194:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 18:45:58
>>193
産経も別のベクトルで問題が多いぞ
まともな報道機関ってこの国にあるのかねぇ・・


195:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 18:54:42
そういえばX運命氏は外部で書くとかいっていましたがどこで書くんでしょうか?


196:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:00:19
>>194
一社の新聞だけではダメだな
複数の新聞を見比べて真実を突き止めるのがこの国の新聞の読み方

なに、海外の新聞を読む方が良いって?

197:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:13:34


【今日の議題】 (毎朝新聞)

オーブ政府はラクス・クラインの一党はテロリストと主張している。しかしちょっと待って欲しい。ラクス・クラインの一党はテロリストと主張するには早計に過ぎないか。

オーブ政府の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。

例えばAAからはラクス様は正しいと主張するような声もある。

このような声にオーブ政府は謙虚に耳を傾けるべきではないか▲

思い出してほしい、過去にも何度もオーブ政府はAAの叫びを無視している。

オーブ政府はAAのラクス様は正しいという主張を間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。




確かにAAには話し合いをしないという問題もある。だが、心配のしすぎではないか▲

オーブ政府の主張は一見一理あるように聞こえる。

しかし、だからといって本当にオーブ政府はラクス・クラインの一党はテロリストと主張できるのであろうか?

それはいかがなものか。的はずれというほかない▲

事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。

オーブ政府は、未来を担う一員として責任があることを忘れてはならない。

オーブ政府の主張には危険なにおいがする。各方面の声に耳を傾けてほしい。▲

オーブ政府に疑問を抱くのは私達だけだろうか。

ラクス・クラインの一党はテロリストと主張したことに対してはAAの反発が予想される。ラクス様は正しいという主張を支持する声も聞かれなくもない▲

オーブ政府もそれは望んでいないはず。しかしオーブ政府はラクス様の行動を信じていないのである。

ラクス・クラインの一党はテロリストと主張する事はあまりに乱暴だ。オーブ政府は再考すべきだろう。

繰り返すがオーブ政府はラクス様の行動を信じていないのである

オーブ政府のラクス・クラインの一党はテロリストと主張したことは波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。


198:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:15:24
これはあまりにも酷い

199:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:23:54
>>195
まだアナウンスされてない。
>1のGX&種SS感想用掲示板を時々確認すべし。

200:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:27:56
>>183
アムドラスレではキラとラクスが
自分から前大戦での自分等の行動を悔いながら今を生きている種死という矛盾したシチュエーション
……あれ? 何でだろ。それくらいが本来はガンダム普通なのに、涙が、、、、

201:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:31:56
アムドラスレのラーメンラクスは可愛いから困るw。
隠遁はしてるけど、裏から色々と政治的な仕事してるしな。
「今日は俺とお前でダブルラクスだ」のシチュは良かったよ。

202:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:48:55
カップめんラクスのかわいさは真性のラクシズアンチといわれた俺を萌え殺すほどに恐ろしかった

203:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 19:57:10
マジかい。アムドラはあのオサレCMで引いて見てなかったが…
アムドラ知識ゼロの俺はどうすりゃいい?

204:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 20:01:31
>>203
俺と一緒に紹介スレ行こうぜ

205:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 20:11:05
>>202
>真性のラクシズアンチといわれた俺
・・・・・・キャラアンチって、他人に自慢できる事かい?

206:203
06/12/05 20:12:45
>>204
面白いガンダムSSを紹介するスレ4
スレリンク(shar板)l50
…ここか?

207:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 20:16:18
>>206
君、馬鹿?
他スレの話は少なくともここではスレ違いだって遠まわしに言われてるんだって事も分からない訳?

208:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 20:26:24
>>171
ラクシズは自分たちにとって都合の悪いことは見ません。
でなきゃバスターとデュエルは返還されたのに、
フリーダム・エターナル・AAを返還せずに秘匿するなんてしない。

209:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:39:12
>>164
自由強奪はクルーゼの陰謀だそうです。

210:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:39:30
ふむ。X運命80話はすでに存在するようだな


211:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:43:54
狂うぜだったら何でもありだぜw

212:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:48:32
>>210
連載続行の確証が出てほっとしている
外に出ても元気でやってほしいな

213:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:49:45
じゃあ、地球が救われたのはクルーゼのおかげですねw

214:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 21:53:49
狂う是が議会承認なしにへリオポリス襲撃かけたあたりから
最強キラQNの育成計画は始まっていたのです

215:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:40:33
>>214
つまり種死本編のあの結末すらもクルーゼの思惑通りだったと!?
真の邪神(負債)の化身は奴だったのか!!

そういえばこのスレ、ガロード達が無印種の時点で介入した話って無いな。
シンの方が直情径行な性格が似通ってて話を考えやすいというのもあるんだろうが・・・
もしティファと出会う前のガロードがAAに乗ったらえらい事になりそうだ。
キラのようなタイプとは基本的に相容れないような希ガス。

216:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:44:46
砂漠編辺りでストライク持ってかれて売りに出されるとか?w

217:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:44:49
そういえばX運命もガロードinC.E.もカガリからキラへの手紙が無いよな

本編ではキラはあれに対してあんな馬鹿な解決法(にもなっていない)を考えたんだと思うんだが
この二作だとなんでこいつらこんな考えになってんだ

218:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:46:39
種再構成 もしもキラがガロードだったら

多分ヘリポリ組と友達やってないだろうなぁ

219:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:49:54
ガロードがコーディってイメージじゃないな
てか、フレイいなけりゃヘリポリ組とキラは普通に友達だったろう

220:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:53:08
>>217
他に思いつかないんだろう。

221:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 22:57:29
>>219
一番最初ってキラはナチュ設定じゃなかったっけ?

222:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 23:06:44
>>218
そうか?
別に友達でもおかしくないような気もするが。
ただし友は友でも「悪友」だろうけどw
フレイみたいな高飛車なタイプは嫌ってそうな希ガス。

223:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 23:08:32
まとめ更新マダー?

224:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 23:49:29
今更ながらに気づいたのだが、「オーブが無事なら他の国が焼かれてもいいの」
とのセリフは、自分の価値観を力でごり押しするってことだよな。
他国に介入しない・させないというオーブの理念とまっこうから対立してると思う。

225:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 23:52:22
このままの展開でオーブが連合との同盟を白紙撤回したら、
ラクシズは自分たちがカガリを誘拐した成果だと勘違いしちゃうんじゃないのか?
まさしくノンストップになりそう。

226:通常の名無しさんの3倍
06/12/05 23:56:11
カガリが目を覚まして返せ戻せゆーたらキラはともかくマリューや虎はどうする気なんだろ。


227:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:04:37
ラクスの説法による洗脳攻撃じゃないか?

228:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:09:36
でも、ラクスはカガリを説得したことはないんだよね…
直接攻撃したのはキラと凸くらいか

229:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:15:07

ラクス→カガリへの言葉と言ったら有名なのは
「まずキメる」だからな
キマっちゃってたのは頭の中なわけだが

230: ◆EDNw4MHoHg
06/12/06 00:23:58
そこら辺は書きあがったんですけど、短めでも投下した方がいいですかね?

231:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:24:52
>>222
そもそもアカデミーに通うガロードがイメージできないんだが。
同じ学校とか共通点がなければ特別仲良くなる事は無い気がする。
忘れられてるが初期のガロードって実は結構人付き合い苦手だったし。

232:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:25:54
してくれたら嬉しいっす
でもいつもぐらいの量揃ってから投下されるとさらに嬉しいっす

233:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:26:33
初期の頃は慣れない集団行動で周囲に迷惑をかけたこともあったな。

234:231
06/12/06 00:39:00
ヘリオポリスにいる時点で荒んだ生活とは縁が切れてると思ったくらいで、
流石に同じカレッジに通ってるとは思ってないよ。
俺が考えたパターンは、
ジャンク屋稼業の傍らMSのデータをカトー教授に渡してたりしてキラ達と面識があったりとか、
ヘリオ組の行きつけの喫茶店でバイトしてて知り合いで、
夜は高い適正を買われて金払いがいいからという理由でMSのテストパイロットやってたりとかw

235:231じゃなくて222
06/12/06 00:40:48
うあ、やっちまった>>231の人スマソorz

236:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 00:58:21
>>229
ビュコック「要するに行き当たりばったりということかな」


237:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:15:05
技術者な父親(故)とカトー教授が知り合いでガロードはカレッジには通ってないけど
教授の助手って形でヘリポリ組と交友関係も持ってるとか

238:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:18:34
赤いジャケットの人って感じで覚えられてるんだな。

239:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:20:03
ストライクをいっそのことGコンで操作するタイプに改造しちゃったりとかね。

240:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:20:09
スルーされてる>>230師に涙せよ(⊃Д`)・゚・.
俺は見たいぞ

241:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:30:04
もちろん読みたいけど焦らせたいとも思ってない

242:通常の名無しさんの3倍
06/12/06 01:45:56
インパルスがフリーダムのコクピットを、
カガリごと潰そうとしていた事は、
ユウナさえも話題にしてないのは何故?


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