06/11/01 22:08:02
〃⌒`⌒ﾍ
(《(《《ﾍ》》ｿ バレルロールしながら２ｹﾞﾄ
ヾ ´_ゝ`ﾉ
＿(__つ/￣￣￣/＿＿
＼/＿＿＿/
3:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:12:37
／ｨ:::::::::｀ヽ ＼: . .
__／Nl/::N:::::;;;;;;:`ー.､ ゝ: : : : : : : : : : . . . . . . : .
. ´:::::::::::::::::::::::::::{;;;;;}::三Zヽ/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
／::::::::::::::::::::::::::l:::::::::::::{ ｀ヽ::::::V: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
. , ':::::/l:/ﾚl::::::::::::::::l::::::::::::､ヽ. ヽ::': ｨ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
/N:::/ l:l／l::::::::::::::､ヽ:::::::::::＼!― }:l/:l: : : : :／: : : : : : : : : : : : : : キラ…一緒に3ge…ん…
. {/ ﾚ /::::::::::::::::::::::::ヽl`ー--zﾐ__、{::::::l: : :∠:_:_:イ: : : : : : : : : : : :
.ﾉ∧ Ｎ:::::::::::::::::::::::::::::::＼ ￣｀ `ーl: / i:} iﾄ /: : : : : : : : : : : : : んん…アス…ン
.V::::`ｌ:::::::::::::;､::::::::::::::::::::::::ヽ､ ｒ ﾍl ー '/: :ィ: : : : : : : :/: : :
. ヽ::::::::::::::::::{へ:::::::::::::::::::::::::､＼ ゝ /／/: : : : : : ∠ｌィ: :
丶:::::::::::::::＼ ＼:::::::＼::::::::ヽ-＼ ヽ /´／: : イ: :／ソ ｿ: : :
. ヽ::::::::::::::::::￣｀ヽ-､::＼::::::ヽ 〈 ／: ／∠:ィニ彡': /: /
. ヽ:::::::::::::::::::::::::l＼＼::l＼:::l＿__ ｨ ´￣ . ∠....∠∠l: /l:
ｊ从::::::::::::::::::::l ＼`ﾒ､ヽi ｀ェｧ― ´ ｌ/ﾝィ
. -― .´＼:::::ト､i从 l＞ ヽ .∠/:::}
／:／l: : :／l: :＼l: :＼ トl」.// ／ /:::/ . -――‐く
:／ l:／ l: : : : : : : :＼ V // / _./:::/ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::
'′ l: : : : : : : : : :` ＜.二 イ::::::/ ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: : , -―- ､: : :ヽ二}}::::/ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/: ／: : : : : : : : :＼ : }:::::::::/ ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
4:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:13:16
飲み干した過去スレ
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー18杯目-（実質19杯目）
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)l50
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー17杯目-(実質18杯目)
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー16杯目-（実質１７杯目）
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー15杯目- （実質１６杯目）
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー15杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー14杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー12杯目-(実質13杯目）
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー12杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー11杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー十杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー九杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー八杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー七杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー六杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー五杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー四杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー三杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー二杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
種・種死の世界にXキャラがいたら
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
(注：過去スレは新まとめサイトから見れます)
5:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:14:11
;´从V从｀;
;´从V◯W ´∀｀ W◯
;´从V∧)W*´∀ ＼ ／
;´从V∧) ;´从V∧)W*´ （つ. _／ ＿＿ ＼_
;´从VW*´∀;´从V∧) (∧V从｀;W*´⊂ 人⌒ｌ（＿／ ＼＿）
W*´ (つ ⊂ W*´;´从V∧) （´∀｀*（ つ ﾉ ﾉ し（＿） ∧
;´从;´从V（○ | （ / W*´∀｀） (∧V从｀;＼ヽ （_ノ､_ノ ／￣￣￣￣ ￣￣￣￣＼
W*´ W*´ | ｜し⌒/ ⊂ ノG（ こ ;´从V⊂（´∀｀⊂（＿(＿_) | 大佐ｷﾓｲ！！ ｜
⊂ （ | |,ﾉ し （＿,,（＿） Wwww（´∀｀*W / / / ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿／
〈 〈 .） （＿） ⊂ (ノ (ノ （_＿）_）
（＿_（＿_）_＿） （_＿）＿）
6:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:17:13
ﾊ , //:.:.::::::::::::r;;;;;;;;_ヽ:::::::::::::::::::::ヽ
|:.Ｖﾚ':.:.:::::::::::::i:::ｒ-'´ ヽ:::::::::::::::::::::ﾊ
|:.:.:.:.:.:.:::::::::i::|:l!::| |:::::::l!::::::::::::ﾊ
. }:.:.:/;ｲ::::::::::i::从ﾘz-_._ |:::::::|lﾊ:::::::::::}
/:/:ﾊ j:::::::::|::ﾄヾ_辷7` !::::;ｲjz!:::::ﾊ::l 私はタカマガハラ第一部隊ヤタガラス艦長、アスラン・ザラである
/ｲ. :/.:::::::::::::l:::l ｀ }::/斗7::/ ﾉ'
／ /:ｲ:::::l::::l:::::::ﾄヽ ヾ /::::l
/'´l:::::ﾊ::ﾊ:::::::l､ヾ ＿_ ' , ':::ﾄ､ｌ さぁ、新シャア住人よ、旧シャア住人よ、新たな物語に思う存分
ヽ|,ｲ ヽ::::ﾄ`､.､_ -', ｲｲ:::j ｀ (;´Д`)ﾊｧﾊｧするがいい
＿.. -ﾆ_/ ヽ!_ﾄ, ｀ 77ｲ:|V .|::/
-- 二 -‐ '´.::::::::丶、_ くト ///_｀ |/ 職人たちよ、恐れることはない、次々と作品を投下せよ
- '´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ ヽ j｣｣::::::`ヽ、 , ､
＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ヽ:::::::ﾄ;:::｀ - ､_ -─ ､/ > 絵師は絵を、ＳＳ書きはＳＳを
:::::`､::::::::::::／￣￣ヽ:::::::::::::l ヽ:::{z そ:::::::::::｀ヽ─^─ｫ 〉 そして住人は感想を
:::::::::::::::::::/ __＼:::::::j ヽ:ヽ〉:r- ､::::::::/ ﾉﾉ それがスレを活性化させる
::::_ ィ:::／ ｢:::::::::::::::l ヽ::::/ ヽ::::{ } |
´／／ |::::::::::::::::l ｣∠__ l::::ﾊ ヽヽ ただし荒らし、煽りはスルーが基本だ。
^／ l |:::::::::::::::l |----| , ヽ::::ヽ ﾉ.j
´ l |:::::::::::::::l ¨¨¨ / ヽ:| } } 連絡は以上。なお、私の髪は軍事機密である
おまけ URLﾘﾝｸ(pig.oekakist.com)
7:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:19:03
＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿ ＿＿＿＿＿＿＿
|書き込む| 名前：| | E-mail(省略可)： |sage |
￣￣￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ▲ ￣￣￣￣￣￣￣
_, -' 7'
, ヘ丶ｲ
/＾'- _]´ ＿
i＾－--.」 ＿, ─",─
!ゝ-ﾆ_-┤ -, ニ´─ ' ￣
ﾄゞ≧ゝｦ,| - ニ ~
トII ゜∀゜II| _ _, - ＝´~
ﾊヘ=≡≡彳、二二ニニニニニニ＝=－- 、..,＿
// ｷ ! ヽ,
_c = ヲ 丨〒＝==〒 | ヽ｀ﾆc- 、
┌´─ / ! ∨,ハ∨ | ＿ヽ ￣ ヽ
| ´｀_フ. | ＼ ,/ |｀' - 、 |
丿 ＼ ヽ ! | /. / !
1 ヽ ヽ | ○ | /. / ゝ
! 》 ヽ | にこる .|. / / 丨 ヒャハハハハハハハハハハ！
! / ! !| |/ / .! メル欄に「sage」(半角）といれなきゃ、
｜ / ! | ○ !. ハ .| 殺しちゃいますよぉぉぉぉ！！
｀ 、 .| | | |. | |
、 ｀y ﾊ |、 ∧ /ヽ ハヽ,| | キラァァァァッ！！！！！
ヽ 、 / |∨= ∨l l l 丶 ! !
｀> ,_ /ll l l l l l l l l l |:＼| ﾄ 、
,ﾚ-" -´ ／l l l l l l l l l l l l !: : y ﾄ 、｀ - 、
ヘﾟ／ ／l l l l l l l l l l l l l l ﾉ: : | |: :＼ ｀丶
8:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:20:41
_、_ いいかね、荒らし煽りは徹底スルーが基本だ。
（ ,_ﾉ` ） そのコツは……
ζ
［￣］'E
￣
_、_ 荒らしでなくとも、不愉快なレスを発見したら、反射的にレスをつけない。
（ ,_ﾉ` )
［￣］'E コーヒーを一杯飲んで、とりあえず落ち着くんだ。
￣
_、_
（ ◎E
_、_ そして、専用ブラウザなどで不愉快なレスを消すといい。
（ ,_ﾉ` ）
そうすれば君は、今以上にこのスレを楽しめるだろう。
［￣］'E
9:通常の名無しさんの３倍
06/11/01 22:21:50
＿＿__ ＿＿_
,‐‐,─ｧｰ ,‐‐,─ｧ＼ ＼' ／ ／
/￣~ｱ / /─ｧｰ ,ｒ─ｧ/ / /ｰ─＼ ＼ ／ ／
. /￣~ ￣~ア ./'''''''''フ′ ￣~ｱﾞ ／ ＼ ＼ ／ ／
. ｰｧ ,r /￣￣７′ / ,ｒ== 〃 ,ｲｰ‐ｧ ＼ ＼／ ／
____/ 〃 / _/ ./ｰ‐‐ィ__ ,〃 ∠i! |: ＼ 7 r‐､ヽ ＿＿＿ ＿＿ ＿＿_ .＿_ ＿ __┬‐┐ .┬‐ｧ
/ /" ./￣￣~ ,/ /￣￣ /" ￣~ | ./ / / .ﾘ７ /"ﾚ( (⌒ﾚ'"7 / ﾚ/./ ./ .|/ /| ! ／／
/ _, イ / _ノ / _ｨ′ _,ｨ / / / .// ,ﾆ/ ＼ヽ /./ ././ ./ ! / .| ﾚ'／
￣￣ ￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣ ￣￣￣~￣ 、 / /__ノ /ﾉ /_,ノ/ﾊ＿) ）.ﾉ./ ././ ﾉ ∧ / | ／
. -'ー‐―‐ '´＼ ＼ ￣￣ .￣ ￣ ￣,ﾍノ／
. ／ ／ ＼ ＼ `ｰ'´
. ／ ／ ＼ ＼
￣￣ ￣￣
新シャアでガンダムXについて語るならここでよろしく
現在ＳＳ連載中！
・スレタイから著しく脱線しそうな話題は雑談スレへ
・投下が来たら支援は読感・編集の邪魔になるからやめよう
・気に食わないレスに噛み付かない、噛み付く前に一杯のコーヒーを
・他のスレに迷惑をかけないようにしよう
前スレ 種・種死の世界にXキャラがいたら-コーヒー20杯目-
ｽﾚﾘﾝｸ(shar板)
雑談スレ URLﾘﾝｸ(yy44.60.kg)
絵板 URLﾘﾝｸ(pig.oekakist.com)
まとめwiki URLﾘﾝｸ(wiki.livedoor.jp)
荒らし、粘着は透明あぼーんが基本だぜ！ 相手にすんなよ！ by 炎のMS乗り
10:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 11:36:32
佐賀X
11:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 13:01:14 j1dQ545g
シン｢んがー｣
ウィッツ｢仕事中に惰眠をむさぼるたあいい度胸だ｣シン｢なんだィ母ちゃん、今日は日曜日だぜ？全くおっちょこんだから｣
ウィッツ｢今日は火曜だ！てめっ！仕事なめてんのか！｣
シン｢俺がいつ仕事舐めたんですか？俺が舐めてんのはウィッツさんだけでさぁ｣
ウィッツ｢よーし上等だMSに乗れぇ！決着ちけてやらぁ！｣
12:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 14:51:18
レイとネオは結局決着付かずなのが残念だ
13:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 15:48:49
前スレ１０００がとても卑猥に見えた
14:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 17:28:05
何気にスレ初>>1乙
15:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 18:47:01
>>13www
16:通常の名無しさんの３倍
06/11/02 22:55:24
次スレのテンプレにこれ追加させといてね↓
ＳＳまとめwiki
URLﾘﾝｸ(wiki.livedoor.jp)
17:通常の名無しさんの３倍
06/11/03 01:58:53
動画置き場のファイル消えてるね
3万以上アクセスあるところからリンク張ってるから厳しいか？
youtubeのように劣化しない方法で長期保守する方法はないかね？
ファイルバンクだと3日だから管理者大変だし・・・
18: ◆P180Y8CLzc
06/11/03 12:40:04
誰かようつべにうｐって下さい
お願いorz
19:通常の名無しさんの３倍
06/11/03 17:13:09
ようつべって有料なんべ？
20:通常の名無しさんの３倍
06/11/03 19:30:14
希望新転地佐賀X
21:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 12:31:16
次スレはここでいいんだよな･･･？
22:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 15:45:52
しかしなんだな。
キラがどう転ぶ事になるか気になっていたが、ニコルが人間らしさを取り戻した
（…というか、ずっと意識して抑え込んでいたのが決壊して表に出てきたというべきか）
のを見てると、対照的に心が壊れて削げ落ちたままラクスの人形度が悪化して
ある意味より純粋な戦闘マシーンとして再構成されて、当初とは真逆の対決構図に
なるという事もありえるかな…？
23:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 15:51:08
何なんだ！この活気のなさは！？職人マダー？
24:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 16:03:21
急かさない急かさない。
各ＳＳスレが全体的にゆっくりになってるが、職人諸氏も月末月初＋三連休で
それぞれ自分の予定がおありなんだと考えてのんびり待とう。
25:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 17:07:39
いそかさない佐賀
26:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 18:46:06
>>22
勝手にキラやラクスを更に悪役に仕立て上げないの
なんで一々アンチラクシズを謳うのかね？
27:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 18:47:41
佐賀は確かに今をときめいてるかも知れんが、
君にはあるがままの君でいて欲しいんだ…わかってくれるかい？>>25
28:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 19:45:16
初めて来て一話から読んでみたが、サブタイトルが台詞の中からってのがＸらしくていいな
29:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:12:56
全部台詞からだしな
30:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:14:14
そういやこないだの「青き清浄な世界の為に」って、初めての名無しキャラのタイトルコールじゃね？
31:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:43:22
今確認したが名前がない兵士が言っている
32:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:44:45
ガロードが種割れしたらきっとスゲー強いだろうな
33:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:49:07
ガロードの強みは種の割れる人達とは別の所にあるような気がしないでもない
34:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:50:24
だけど実質NTのティファと種割れしたがロードがいたら最強だと思うんだよね俺はｗ
35:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:54:57
そこはあれだ、
努力と根性と血の滲むような特訓の末に、
種割れ相当の集中力を発揮できるようになるんだよ！
36:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 22:55:08
ガロードはティファ補正だけで十分
変なオプションはいらないとｵﾓ
37:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:04:08
ティファと離ればなれでしかも生命の危険が…とかいう状況なら種割れどころか
千年前の蓮に花だって咲かせてみせるだろうが、無事一緒にいるんなら
わざわざ割れるまでもなくシラフで最強じゃないのかね。
38:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:10:01
優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子なんて、炎のMS乗りには必要なし。
過去に縛られた古い世界が終わった後に新たな世界を切り拓いていくべき少年なのだからw
39:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:12:02
>>37
想いの強さは間違いなくトップクラス
40:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:30:33
>>38
ああそういえばSEEDってそういう訳になるんだっけ？
> 優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子
でもそれって解釈のしようによってはA.W世界の住人はみんなデフォで持ってそうな気もw
41:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:30:37
ガロードは凡人だからこそ好かれたハズだし、俺も凡人なガロードが主人公だからこそXが好きだ(まぁXに限らんが)
NTって力に憧れ、恐怖し、すべて受け入れてそれに頼らない、そんなガロードに理屈で固められた強さなど必要ナシ！ だと思う
ティファがピンチなら伝説の巨神だろうが宇宙怪獣だろうが相手になるだろうよ
42:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:30:45
想いだけでNTが描く未来を覆す、愛すべき馬鹿だな
43:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:33:24
>>40
まあ本編で種割れした連中（4馬鹿＋1）を見るに、絶対そんな筈ねーよと思うなw
44:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:44:43
つうかよう、この手の強さ論議が起きるたびに思うんだ。
大切なのはどれだけ強いかじゃなくて、その強さで何をするかじゃないかと。
45:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:44:52
>>42
うん。愛すべき馬鹿。
でも阿呆ではないので悪しからず･･････
頭の良い阿呆はキラみたいに電波にやられるからなｗ
46:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:46:15
>>43
禿同ｗ
天然より優れたコーディとか言っても、先にオツムがまともに育つよう調整しろよとしか。
47:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:53:27
>>30-31
『ユニウスの悪魔』『すまない』『レクイエム、そしてロード・ジブリール』
などなど、名無しキャラの台詞どころか書き文字だけでの表記もあるでよ。
48:通常の名無しさんの３倍
06/11/04 23:58:08
これら使った予告とかどうなのよ。
49:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:18:15
>>48
感想掲示板のここ↓にまとめてあるよ。
URLﾘﾝｸ(yy44.60.kg)
50:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:19:11
>>48
前スレで予告作ってくれた人いるよ
自動的に銀色ホライゾンが脳内再生されるぐらいＧＪな予告だった
51:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:33:05
お、おで、ＨＵＭＡＮ ＴＯＵＣＨで脳内再生しようと思ったけど、英語の歌詞を覚えられなくて再生できないんだ。
52:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:33:45
>>49
乙、こっちは見てなかった。
53:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:36:11
そういえばガロードってガンダムシリーズの中でも特に過剰な力をいきなり与えられたキャラだよな。
最高峰の∀は初期状態は大半の能力が眠ってたし、
Wガンダムやシャイニングガンダムは後継機も含め力こそ強大だったけど使い方がある程度わかってる人間が乗ってたし。
あれほどの力を持っても暴走することなく>>43を実践したのは大きいと思う。
まあ最初から護るべきもの(ティファ)やその力の恐ろしさを知るもの(ジャミル)が傍に居たからでもあると思うが・・・
54:53
06/11/05 00:37:33
間違えたorz
三行目、>>43じゃなくて>>44な。
55:54
06/11/05 00:39:27
さらに間違えた・・・orz
三行目じゃねえよ、四行目だよ・・・
ちょっと吊ってくるわ
56:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 00:43:47
まあモチツケ
57:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 01:26:47
ああ、一話の分から予告あったのか。THX。
58:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 01:51:07
昨日からX運命読み始めた。
なんか種や運種が偽りでこっちが本当の話に思えてきたよ。
ところで六十一話まで読んだんだけど、最新は何話なの？
59:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 01:53:59
まとめwikiで読んだが78話
60:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 01:54:14
>>58
78話
61:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 06:06:32
倉庫の本編、何故かこまこまと修正されてるみたいなんだけどなんで？
リンク切れかなんか？
62:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 10:17:08
>>61
誤字修正とかじゃね？
63:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 10:56:47
添削の人が反映されてるのかな？じゃあ、役に立ってるんだ、いちおう。
64:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:05:12
機動新世紀ガンダムＸ ＤＥＳＴＩＮＹ 外伝
第九話 『それだけは確かな事なんだ』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
その日も、いつもと変わらない日常だった。屋敷の食堂で夕食をとるジブリールにとっては。
一人の執事が、執事が、恭しくジブリールに何事かを囁いた。それを聞いたジブリールの口元が「ほう」と笑みに歪む。
グラスを置いて、彼はモニターの相手と向かい合った。
「これは、コープランド大統領閣下。わざわざ連絡を頂けるとは、何か緊急の要件でも？」
「……内容はあらかじめ伝えておいたはずですが」
通信を入れてきたのは大西洋連邦大統領、ジョゼフ・コープランド本人だった。
わざとらしく応対するジブリールに不快感を持ったのか、苦虫を噛み潰したような表情でこちらを見ている。
「例の作戦についてです。やはり、こんなプランを承認するわけには……せめて、考慮の時間を頂きたい」
「ハハッ、何を仰るかと思えば！ なにを弱腰になっていらっしゃるのです、大統領？」
ジブリールは嘲笑して、襟のナプキンを取り払った。大仰に手を広げてみせる。
「勝てますよ。こちらには核があるのです。スイッチ一つで、宇宙にはびこる災厄をキレイに消滅できる。
なにも恐れる事などありますまい。青き清浄なる世界の為に、これが平和への第一歩であるとご理解いただきたいですな」
「勝ち負けの問題ではありません。私が大統領選に当選できたのは、プラントとの親和を強く訴えたからです。
長い戦争に大衆はみな疲れていた。どうにか停戦を結び、ユニウス条約の可決までこぎつけたというのに……貴方がたはなおも戦争
を引き起こし、国民を追い詰めようとしている。私は大統領として、断じて彼らに『戦争をやれ』と言う事は出来んのです！」
よく言うものだ─ジブリールは思わず苦笑した。
『プラントも含めた地球件統一国家の樹立』。当時、立候補に際してジョゼフ・コープランドが掲げたこの公約は、確かに親プラント派
を初めとした一部の民衆を惹きつけたのかも知れない。だが実際のところ、彼が当選できたのはロゴスによる強力な支援があったからに
過ぎない。地球連合国家の中枢は、今を以ってなおナチュラルであり、ブルーコスモスであり─その上部組織たるロゴスなのだから。
65:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:06:37
「ならばどうなさる、大統領？ ユニウスセブンを落としたのは、紛れもなくあのコーディネイターどもだと言うのに。今回の被害は
エイプリル・フール・クライシスの再来とも言うべき深刻なものです。住む場所を奪われた被災者たちに。家族を亡くした遺族たちに、
貴方はなんと言ってご自身の責任を全うされるのか？」
「だからこそ、今は被災者の保護と生活支援に全力を注ぐべきだと……」
「災害救助！ 結構な事ですな、大統領。さすがは民主主義で選ばれた方だ、国民の生活を憂うその理念には感服致します」
いちいち芝居がかった仕草で揶揄する相手に、コープランドもさすがに忍耐の限界に近づいていた。
そんな相手の思惑に気づいた様子もなく、ジブリールは話を続ける。
「しかし、悲しいかな。その崇高な意思を理解しない馬鹿どもが、我々の頭上にはゴマンと住んでいるのです。次は廃棄コロニーひとつ
などでは済まないかも知れません。お渡しした映像、ご覧頂いたものと思いますが？」
「……“ユニウスの悪魔”ですか」
「そう！ あんな物が、いつ地球に向けられるか分からない以上、一刻も早い対応が必要なのです。我々の務めとは、すなわち民衆の
抱える不安を取り除いてやる事なのですから」
「しかしプラント政府からの援助がなければ、犠牲はもっと増えていたやも知れんのです。我々がやろうとしている事は彼らの誠意に
対する裏切りに等しい……」
「ならばなぜ！ 連中は今回の件について明確な釈明を寄越さないのでしょうな！？」
大統領の言葉を遮り、ジブリールは再び声を荒立てた。
「百歩ゆずって今回の件が、一部のテロリストが招いた暴走だとしましょう。その動機は？ 背後関係は？ 評議会及びザフトとの関連は？
何より、あの大量破壊兵器！ “ユニウスの悪魔”についての説明は！？ ……答えは彼ら自身が良く知っているはずですよ。だから
取ってつけたような救援物資だけで事を済ませようとしている。裏では何を考えているか知れたものではありません。そんな連中の
─ふ、いったいどこに誠意があると仰るのか？ 世論もそれでは納得しますまい。交渉の余地など、もはや残ってはおりませんよ」
「…………」
一方的にまくしたてられ、無言だった大統領の顔が徐々に沈痛な面持ちへと変わっていた。
これから下す決断が、彼の意思に反するものである事を如実に語っている。
が、ジブリールにとってはそんな感傷はどうでも良かった。感傷で戦争は続けられない。ビジネスもまたそうと言える。
「もう作戦は始まっているのですよ。月基地へ集めた戦力によるプラン実行まで、あと十五時間……。
今さら引き返す事などできるわけもない。大統領閣下、貴方はいつものように記者たちの前で、文面どおりのセリフを述べて頂ければ
宜しいのです！」
有無を言わせぬ物言いで通信を切り、ジブリールは椅子に腰を下ろす。
卓上のディナーはとっくに冷め切っていた。舌打ちしてそれを下げさせ、彼は深々と背もたれに体重を預けた。
「ブルーノ・アズラエルと言い……所詮、穏健派か」
洒落たアンティークの時計がコチコチと音を立てている。それは、逃れられない運命がすぐ間近まで迫っている事実を告げていた。
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66:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:07:41
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ザムザザーによる実戦テストは、開発スタッフの間で絶賛された。
ザフトのセカンドシリーズを蹴散らし、単機で基地制圧も可能な戦力として十分に実用可能と照明されたのだ。
アベルはもちろん、アカイとニレンセイの功績も認められ、ＭＳパイロットとして正式に部隊編入が決まった。
ついに念願がかなったわけであるが─当の二人はと言うと、
「……うう～む……」
「……はぁああ～……」
やたらとテンションを引き下げるようなため息を吐いていた。
部屋にカギをかけ、カーテンも締め切り、まるで何かに怯えているかのようでもある。
「これって絶対……アレが原因ですよね……」
「おう……」
ザムザザーのテストで基地を殲滅した際に、見えてしまった幻覚。そのときの恐怖がトラウマになって、二人はきわめて情緒不安定な
状態にあった。
ひどい時は妙な幻覚が見えたり、耳元でささやき声のような音が聞こえたり。さらに人とすれ違うだけで、相手の考えが分かってしまう
ような疑心暗鬼に囚われるのだ。もはや一種のノイローゼである。
「あれ以来、シミュレーションでも変な事ばかり起きるんですよ。急に背中がゾクゾク寒くなったと思ったら、すぐそこまで敵に接近されてたり……」
「……俺もだ。射程内でロックオンされると、訳もなくヘソがムズムズし出してよ」
そんなものだから、ここしばらくはMSの訓練にも顔を出していない。
部屋から出るのも億劫になり、部屋に閉じこもりきりの生活が続いていたのだが、いつまでもこうしている訳にはいかないだろう。
それは二人にも分かっていた。
67:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:08:28
「……アベル中尉に相談してみるってのは、どうでしょうか？」
「何て言うつもりだ、このバカ。『俺たちあの作戦でビビっちまって、もうＭＳに乗りたくないんですけど』って泣き付くのか？
大の大人が情けねぇ。修正の一発、二発じゃすまねぇぞ」
「うぅ……」
うなだれるニレンセイの背後で、ノックの音がした。
気が進まなそうに、ニレンセイは立ち上がってドアを開けた。そしてぎょっと足を一歩引く。
そこに立っていたのは、当のアベル・バウアー本人だった。
「ち、中尉殿！？」
「話がある。すぐに済む」
低い声でつぶやき、アベルは部屋に足を踏み入れた。
アカイたちは直立不動の姿勢で、目配せした─なぜか、非常にイヤな予感がする。ここ数日、特に悪い予感は外れたことがない。
「単刀直入に聞く。─お前たち、あの戦闘で何かを感じたか」
「フォッ！？」
心の中を見透かされたような問いに、二人は息を詰まらせた。
アベルの表情がさっと厳しいものに変わる。
「やはりお前たちにも見えたのだな、あれが」
「な、な、何でそれを……」
アカイたちの額をだらだらと汗が流れる。
アベルは重苦しい威圧感を放ちながら、おもむろに口を開いた。
「……いいか。これから私が話す事は、決して他言するな……─お前たち、ニュータイプという言葉を聞いたことがあるか……？」
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68:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:09:30
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「……なるほど。そういう事か」
「わ、我々も驚いていますが……まさかアベル中尉も、同じ世界から来たなんて」
お互いの状況を打ち明けた後―アベルは顎を撫でて、考え込むように唸った。
「私と同じ境遇の者が他にも居たとはな。しかもそれがニュータイプの素質を持っているかも知れないとすれば、偶然とは思えんが
……ふん」
「し、しかし……その、私らのような人間がニュータイプだと言われましても、にわかには……」
「断定はできん。しかし、ニュータイプ同士が接触することで、能力の発現に繋がる可能性があると聞いた。確かめる方法はあるが、
今はまだ試せる段階ではないしな」
まだ半信半疑で顔を見合わせる二人。
突飛過ぎる話の展開についていけない―と言いたい所だが、アベルの言葉は反論を許さない力強さがあった。。
「だが私は間違いなく、自分があの戦闘でニュータイプへの進化に至ったと思っている。お前たちも時を同じくしてその感覚を得たと
言うのなら、可能性は大きいと言えるだろう」
「そ、そういうモンでしょうか……」
首をひねって、アカイたちはお互いに目配せする。
69:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:10:42
（俺たちが……ニュータイプ……？）
はっきり言って、信じられない。今まで本物に出会った事すらなく、ただ「ニュータイプ」を騙ってきた彼らである。
突然に自分たちがニュータイプだと言われても戸惑う事しか出来なかった。
「ええと……それで、我々はこれからどうすれば……？」
元の世界に帰る方法が無いかと期待しての言葉だったが、アベルは首を横に振った。
「私にも見当がつかんのでな。さしあたっては、次の戦闘のことを考えるしかないだろう」
「は、はぁ」
「お前たちにもすぐに伝わる事だが、連合はこの月面の戦力を終結させ、ザフト月軌道艦隊へ総攻撃をかける。政府からの発表は、
明日にも行われる予定だ」
「そ……総攻撃、ですか！？」
「作戦の準備はすでに始まっている。我々も、ＭＳ部隊に組み込まれて参加する事になるだろう」
ごくり、と唾を飲む二人。
ザムザザーのテストの時から、何とはなしに感づいていたが―実際に明言されると、その重みが下腹部にのしかかるようだった。
戦争が始まる。ナチュラルとコーディネイターの、本格的な殺し合いが。
「お前たちの機体も手配されている筈だ。とにかく今は、新しい機体に慣れる子に専念しろ……余計な事は考えるな。
少なくとも今はな」
「わ、分かりました……」
二人とも、その言葉にうなずくしかなかった。
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70:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:11:48
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アベルに言われるまま、アカイたちは月基地のＭＳドックを訪れていた。
「私らの機体って。またあのザムザザーでしょうか……」
「もう乗りたくねぇなアレは……正直、イメージが悪いしよ」
キョロキョロしながら立ち並ぶ機体の間を歩く。
と、元気の良い声がかけられた。
「あ、いたいた！ なぁ、アンタたちだろ？ 今度来た新任のパイロットって」
「はぁ……？」
振り向くと、ショートカットの似合う少女が立っていた。
ラフなジャケット姿である事から、ここのメカニックだろうと見当が付く。
「なんだ、お前」
「パーラ・シスってんだ。アンタたちと同じでここじゃ新米だけどさ、次の作戦じゃ、多分同じ艦に乗る事になるだろーから。
ま、ヨロシク頼むぜ」
「……まーたガキかよ。どっかに色気ムンムンの女士官とかいねぇのか」
はぁっ、とアカイがため息をつくと、少女はむっと口を尖らせた。
「誰がガキだよ。魅惑のスリーサイズ教えてやろーか」
「要らん要らん」
年齢にしては立派な胸元を突き出すパーラだったが、アカイはげっそりと断った。
代わりに、ぽんとその肩に手を置く。
71:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:12:58
「あのなぁ、小娘。お前もな、何が気に入らんで軍になんか入ったか知らねぇが、悪いこたぁ言わんから止めた方がいいぞ。
ガキが戦争なんぞやるもんじゃねぇ。俺たちみたいに変なハゲに命令されて、妙なカニに乗せられて、あげくノゼローゼになって
体重７キロ増やしてーのか？ その年で」
「アカイ、ノイローゼですよノイローゼ」
「……なんかさっぱりわかんねーけど」
パーラは大きな瞳をぱちくりさせた。
「妙なカニってザムザザーの事だろ？ あのＭＡならとっくにラボに戻されたよ。テストは成功だったけど、色々と問題点も浮き彫りに
なったみたいだしさ。実戦運用はもうちょっと先になるんじゃないかな」
「……あ、そうなの」
もうあの機体に乗らなくて良いと分かり、少しほっとする。
「……それに。アタシだって遊びでやってるわけじゃないんだから」
「あん？」
何か言ったか、と顔を向けると、パーラはどこかわざとらしい笑顔を浮かべた。
「何でもない。ま、アタシのことなんて、どーでもいいじゃん？ それよりアンタたちにはちゃんと別のＭＳが手配されてるからさ。
ほら、着いて来な！」
「なんでこんなに態度デカいんだ、こいつ……」
不平を漏らしつつ、アカイたちはパーラの後ろをのろのろと着いていった。
きびきびと歩く少女の後姿を見ていると、ほんのわずかに、ニュータイプの事で悩んでいた自分が馬鹿馬鹿しく思えた。
ふと、歩きながら考える。
（そう言や……アベル中尉が言ってた、ニュータイプかどうか確かめる方法って何だったんだ……？）
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72:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:14:12
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アベルは一人、別のＭＳドックへと足を運んでいた。
そこは一般のＭＳが格納されているドックとは異なり、厳重なセキュリティを幾度も解除しなければ入れない場所である。
ドックにアベルの姿を認め、メカニックの一人が小走りに駆け寄ってきた。
「……整備は済んでいるのか？」
「一通りチェックは終わりました。上も、実戦投入してデータを取れと言ってきていますから」
「欲しがっているのはロゴスだろう。まぁ、連中には借りもある……好きにさせておくか」
言って、格納庫の奥に目を向ける。
黒を基調としたスマートなＭＳがそこに立っていた。頭部のブレードアンテナがない事を除けば、極めてガンダムタイプに良く似ている。
ＮＴ専用モビルスーツ、ラスヴェート。アベルとともにこの世界に現れた機体である。
連合に接収されて以来、ずっとラボで解析調査を受けていた為、アベル自身も見るのは久しぶりだった。
「例のシステムの方は？」
「あれは、その……やはりダメです。他のパイロットにも試させたんですが、動かせた者は一人もいません」
「だろうな。私自身、あれを起動させたことは一度もなかった」
メカニックが躊躇しながら、思い切ったように聞いてきた。
「正直、分析班のスタッフも、みな疑問を抱いています……使える物なんですか、本当に？」
「使えるさ」
アベルは口元を吊り上げて笑った。一介の軍人を越えた、獰猛な野心家の笑みだった。
「……今の私にならばな」
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73:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:15:20
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「おおっ……こりゃすげぇ！」
案内された格納庫にずらりと並んだＭＳを見て、アカイは感嘆の声を上げた。
パーラが自慢げにそれらを指し示す。
「これ、ロールアウトされたばっかの新型で、ウィンダムって言うんだってさ。デキいいらしいぜ」
ダガーLよりも洗練された先鋭的なフォルム。頭部のデザインも“角付き”になり、ガンダムタイプに近い。
それが数十機も並んでいる様子は壮観の一言である。思わず悩みも忘れて見入ってしまうほどだった。
「こ、こいつら、動かせるのか？」
「そりゃもちろん。今回の戦闘に間に合わせる為に、技術部もハッスルしたみたいでね。ダガーＬとかの代わりに主力になるって
言われてるんだぜ。スゲーだろ」
（こ、これならいける……！ 相手がザクでも、互角にやれるぜ！）
「よ、よーし、そうと決まりゃ早速ためしてみるか！ おい、パーラ！ 俺たちはどれを割り当てられてんだ？」
勢い込んで言うアカイ―に、対し、パーラはきょとんと目を瞬かせた。
「……何言ってんの？ アンタたちに支給されるのは、あっち」
きっぱりとした口調で、格納庫の片隅を指差す。
それに釣られて目線を移したアカイとニレンセイは、しばらくしてから低い声でうめいた。
「……『アレ』？」
「そう。なんか文句あんの？」
さも意外とでも言いたげにパーラが答える。アカイは頭痛を堪えるように額を抑えた。
74:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:17:03
「……ヲイ。いいか小娘」
「パーラ！」
「いいかパーラ。俺の勘違いならいいんだが、ここは正直に答えてくれ」
ドックの片隅に鎮座している『ホコリをかぶった』ＭＳを、すっと指差す。
「あの機体。ひょっとして、ちょっぴり中古品だったりしねぇか？」
「んー、まぁ、新品てわけじゃないね。でも機体の使いまわしなんて当たり前じゃん？」
「さらにひょっとして、今はあんまり使われてない機体だったりするか？」
「んー、まぁ、最新のモデルじゃないね。でもメンテはばっちりしてるから問題ないよ」
「……色が赤いのは？」
「演習用のマトに使ってたらしくてさー、それでペイント弾の色が落ちきってないんだよね。うひゃっ！？」
「演習用ってなんだ、演習用って！」
パーラの胸倉を掴み、アカイは怒鳴った。
「おまけにマトに使ってただ！？ 要するにアレだ！ スクラップ寸前のオンボロ旧式ってことだろうが！」
「あー、馬鹿にすんなよな！ Ｘ１０５ストライクダガー、これでも『二年前までは』バリバリの最新鋭機だったんだぜ！？
アタシもよく知らないけどさー！」
「ンなジャンク屋の常套句が通用するかボケ！ そういうのを世間一般じゃガラクタって呼ぶんだよ！」
「んだとー……？」
アカイの言い様に、パーラもさすがにブチっと額に青筋を立てた。
「かー！ もう、情けねーなあ！ 男ならちょっと機体が旧いくらいでガタガタ言うんじゃねーよ！」
「男も女も関係ないわい！ モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差だってことを知らんのか！」
「聞いたことねーよ、ンなだッせぇセリフ！」
ぎゃぁぎゃぁと罵りあう二人の背後で、ニレンセイはひとり、件のストライクダガーをぼんやりと見つめていた。
何度もペイント弾が命中したせいで、全身がまだらに赤い。ついでに装甲もあちこちヘコんでいた。
なんとなく老いて疲れきったロバのような印象である。―これから命を預ける機体の印象としては、最悪の物と言えた。
「……死んだな。こりゃ今度こそ」
とりあえず。ネオとの約束が果たせそうにない事を、胸の内でこっそり謝っておいた。
「……うお臭ッ！ なんか汗臭ーぞ、このコクピット！ おい、パーラ！ パ─ラッ！？」
「文句言うなっつってんだろ！」
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
（後編へつづく）
75:赤い二連星 ◆muvvycITjs
06/11/05 13:19:08
とりあえず諸事情により前半部のみ投下しますた。
本編で登場していないＸキャラについては、以前にＸ運命氏からも了解頂いてますが、
乗機の関係からこの時期に登場させるのはまずかったかと反省しております orz
あくまで本編の設定に影響を与えるものではなく、番外編に限った登場と考えていただければ幸いです。
後半部は、また近いうちに。今回はこの辺で・・・
76:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:23:08
>二連星氏
リアルタイムGJ!!
そして、ラスヴェートとパーラがｷﾀｰ!!
77:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:24:20
外伝ｷﾀｰ
やっぱフラッシュシステムの解析は無理だったか…
78:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:30:30
GJ！
なのは間違いないんですが、レギュラーメンバーのパーラや
ラスヴェートはうーん、この流れで行くとGファルコンすらあっても
おかしくはなくなってしまうし、面白いんだけど、うーーーむ……
79:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:35:31
GJ！
しかし…
>Ｘ１０５ストライクダガー
１０５ダガーになってしまうんじゃないかと。
GAT-０１だったっけ？>ストライクダガー
80:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:35:52
この流れで本編投下↓
81:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 13:54:25
>>79
GAT-01がストライクダガー。
GAT-01A1が一般に105ダガーと呼ばれている。
82:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 14:05:57
まだらに赤いダガーﾜﾛﾀｗ
ていうかパーラとキッド、台詞だけ見てると区別つかないんだなｗｗｗ
83:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 14:30:57
>>モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差だってことを知らんのか！
ワロスｗ 微妙に『赤い』けど間違ってるセリフだなｗ
84:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 14:34:26
赤い２連星氏GJ!
しかしつくづく連合は人材不足だなぁ
キャラのほとんどがX運命に引っ張られている以上、
人材不足解消には「月下の狂犬」とか連れてくるしかないかね？
85:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 14:37:08
>>84
スタゲ三馬鹿を出すって手もあるぞ
歴史はまったく変わってしまったし、自由度は高くなってるはずだ
ハイネのノワール奪取の時も、あれはスタゲノワールとは別生産の機体みたいな書かれ方をしてたし
とはいえもちろん、決めるのは２連星氏。人気投票でもかなりの人気だったし、
マイペースでやってほしいものよ
86:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 14:39:23
GJ!
さりげに大統領と顔芸人のやり取りがいいね
87:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 15:39:38
すんなとこにいて大丈夫なのかパーラと大いに心配しかけたが、
たしか本編では二連星はレクイエム戦の時点で大統領側近にまで
登りつめてたはず。腐れ縁で無事一緒にいると思いたいが…
…って、ここのパーラってそもそもまだガロードと出会ってすらないんだっけ？
88:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 15:54:04
パーラの髪って青かったっけ？黒だったっけ？
89:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 16:32:21
黒い髪のことは青髪ともいうんじゃなかったっけ？
90:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 16:40:51
みどりの黒髪という表現もあれば、青々とした緑の草原などという事もあり、
緑黄色野菜の事を青物と呼ぶのもある。日本語の複雑さと豊かさの一例だね。
91:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 16:57:54 h2XO3m0v
古文で言うとこの青毛の馬みたいなもんだな
92:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 16:58:32
烏の濡れ羽色、とかね
93:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 17:08:28
そういうのを誇張して表現したのがアニメキャラの青髪とか緑髪なんだろうな。
94:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 17:34:06
>81
さらに補足すると
ストライクダガーは開発段階ではストライカーパック換装機能があった
当初はその形で量産する予定だったらしいが制式化の際オミット
その後ストライクの交戦データー等を元に改良されたのが105ダガー
アラスカ基地に残留した部隊が試作段階のダガーを投入してた
PS2終わらない明日への設定画＆キャプ画
URLﾘﾝｸ(nijibox.ohflip.com)
URLﾘﾝｸ(nijibox.ohflip.com)
95:通常の名無しさんの３倍
06/11/05 17:50:42
>>61
履歴から最新版との比較をやってみるとよろし。
第三話だと冒頭に２０行ちょい追加があるな。
96:通常の名無しさんの３倍
06/11/06 01:24:25
なんとなく、アウルがニコルに言った「兄ちゃんみたい」って言葉は
緑髪つながりでオクレ兄さんの事も重ねててくれたらなーとか
今更思った。
97:通常の名無しさんの３倍
06/11/06 11:51:13
ところで、ザクやグフはニューミレニアムシリーズでなかったけ？
98:通常の名無しさんの３倍
06/11/06 22:38:41
>>95
あ、なるほど。
そういう確認の仕方があったか。㌧
99:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 05:19:21
>>87
実はＧファルコンに乗ったままＣＥにやって来ていて、タイミングよくキッドと出会い、
結果的にＧＸＤＶを潰さずにすむようになる…なんてのはさすがに
御都合主義に過ぎるかな？
100:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 05:24:47
誰も言わないからあえて言ってしまうが、
やっぱりパーラの乗機はC.E製宇宙用支援戦闘機のあれなのかね？
101:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 08:28:09
パーラが来てもディバイダー潰してもどっちにしろ本編の歴史大きく改変しちまうんだから、どうせならパーラ出して欲しいかも
102:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 14:43:45
……そんなに変わっちゃうかな？
細かいとこがちょこちょこ書き変わるだけとも
思えるんだけど。
103:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 16:11:01
>>100
コスモグラスパーか？
まぁそれでもいいと思うが、やっぱGファルコンに比べると見劣りするだろうなぁ
104:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 17:34:29
どうだろ？
あえてミーティアにコクピットをつけて応戦ｗ
105:機動新世紀ガンダムＸ ＤＥＳＴＩＮＹ 第七十九話
06/11/07 20:11:02
第七十九話 『俺が全部殺してやるよ』
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
レクイエムのコントロールルームでの爆発を確認したと、偵察用ジンから報告が入った
すぐさまレイはバレル隊を戦線からわずかに下げると、旗艦である空母ゴンドワナに戻った
「ジンからの報告は本当か？」
ブリッジに戻ったレイの第一声はそれだった
「ご覧下さい」
オペレーターが映像をブリッジに映し出す
遠目ではあるが確かにコントロールルームと思われる拠点が、黒く無残に変色し、屍をさらしていた
これでレクイエムは事実上無力化したのだろう
「やったのはヤタガラスか？」
「そのようです。例のジャーナリストが戦場を随時放送したので、偵察用のジンよりそちらの方がよくわかりますよ」
レイは喜んで良いのかどうか、かすかに複雑な気分になった
こちらの目的もレクイエムの破壊だが、手柄をヤタガラスに取られたという形だ
そんなことを考えていると後方から気配がやってきて、隣で形になる。副官のサトーだった
「やはり先を越されましたか」
サトーはとがめるような口調だった。確かに、遮二無二攻めればこちらがレクイエムを落とせたかもしれない
それは事実だが、命令はレクイエムの発射阻止だ。任務は見事に果たしたつもりである
「サトー。俺は手柄争いをする気はないと言っているだろう。それに手間がはぶけた
このまま本隊を前進させて、ダイダロス基地を制圧するぞ」
「ヤタガラスとぶつかるのですか？」
「艦長……いや、アスランもそこまでバカではないだろう。あちらには基地を制圧する能力が無い
欲しかったのは正義だけだ。さっさと退くだろう」
「いや、肝心なものがまだ残っています」
「なに？」
「ジブリールです」
106:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:13:58
レイははたと沈黙した
ロード・ジブリールは、この戦争の元凶とも言える男であり、プラント１５０万の民を殺した殺戮者でもある
ザフトとしてはなんとしてもこの手で捕えるか殺すかしなければならない男だった
そして、ヤタガラス側にもそれは言える
「ジブリールの首までヤタガラスに取られては、ザフトの面目は丸つぶれですよ
わかっておられるのですか、バレル隊長」
「わかっている。ロード・ジブリールとラクス・クライン
戦争の元凶であるこの二人は、なんとしても殺さなければならない
月軌道の包囲は完了しているのだろう？」
「はい」
「なら、それでいい。ジブリールを逃がさなければそれでいいんだ
サトー。俺は過程に興味はない。誰がやったにしろジブリールが死ねば、それでいいと思う」
「隊長。あなたはそれでいいかもしれませんが、大勢のザフト将兵はそう思ってはおりません
コーディネイターの虐殺を行ったジブリールだけはザフトの手で。
そう考えている者たちの願い、かなえてやりたいとは思いませんか？」
「……」
「青き清浄なる世界のために。その言葉の下で、どれほどのコーディネイターが死んだと思っておられるのです」
サトーの言うことに理がないわけでもなかった
確かに、ダイダロスを制圧すると言うより、ジブリールを殺しに行くと言った方が兵の士気は上がるかもしれない
レイがそう考えかけた時だ。プラント本国から直接に空母ゴンドワナへ指令が入る
指令、といっても司令官からではなく、デュランダル議長からのものだった
思わずレイは緊張した。ディスプレイに、いつものように柔和な笑みを浮かべたデュランダルがいる
「やぁ、レイ」
「議長」
さっとレイは敬礼する。他のブリッジクルーたちもそれにならった
「レクイエムのコントロールルームが破壊されたのをこちらも確認したよ
プラントのためそれは喜ぶべきことだが、少し困った戦艦がいるようだね？」
「はい」
「とはいえ私も、シンやタリアが裏切ったとは少々信じられなくてね
この間の放送、見ただろう？ ラクスを止めたシンは、まだプラントの味方であるのは間違いない
オーブに忠実なアスラン・ザラや、あの出自不明の、私の偽者が彼らをだましていると考えるのが妥当だろうね」
「おっしゃるとおりです」
「私は彼らと戦いたくないのだよ、レイ。だがそういう感情を戦争は許してくれない」
沈痛な表情をデュランダルが見せた。優しいギル。なぜ彼が悲しまなくてはならないのだろうか
「議長。俺にできることでしたら、なんでも命じてください」
「ありがとう。君がいてくれて本当に助かるよ。今はヤタガラスを放っておいていい
君はダイダロスを『潰して』くれたまえ」
「潰す？」
107:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:16:22
奇妙なことを言うとレイは思った
ダイダロスを制圧するのではなく、潰すと確かにデュランダルは言った
しかしロゴス最後の本拠地とも言うべきダイダロスだ。アリのようにたやすく潰せるものではない
「世界を平和に導くために、不要な者には退場してもらわなくてはならないのでね」
デュランダルが笑みを浮かべる。いつもの、柔和な笑みだった
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108:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:19:58
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コントロールルームが破裂する。破裂という表現がぴったりな、崩壊の仕方だった
「艦長は！？」
シンはテンメイアカツキの中で崩壊するコントロールルームをにらんだ
デスティニーが飛び出し、アビスを確保して去って行ったがインフィニットジャスティスが出てこない
『クソッタレ！』
「ガロード！？」
『一番硬ぇのはDXだ！ 後は頼むぜシン！』
DXがコントロールルームへ通じる出入り口に突っ込む。アスランを探しに行こうというのか
無茶だ。そう言う前に、DXの巨体は出入り口に吸い込まれて行った
（後は頼むって……）
損傷をチェックする。体当たりを使ったダメージは大きく、アカツキの出力は５０％に落ち込んでいる
ヤタノカガミの損傷率も高く、ところどころの装甲がむき出しになっていた
しかしウインダム部隊や、ダガー部隊がこりずに包囲を開始している
連合の物量は、無限かと思うほどだ
いや。編隊の組み方が少しおかしいことに、シンは気づいた
連合軍は数が多いためこちらを囲んでいるように見えるが、実はこちらに対して距離を取っているようにも見える
現にあれほど激しかった連合の攻撃が、ぴたりとやんでいた
109:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:20:53
『シン』ハイネから通信が入る『気づいたか？』
「連合軍の動き、ですか？」
『あの陣形、攻撃陣じゃない。守備陣だ。そしてレクイエムが使えなくなった以上、やつらが護るべきは一つ』
「ロード・ジブリール」
つぶやいて、シンは息を呑んだ。民衆を扇動し、戦争を引き起こした元凶が、包囲するMSたちの先にいるのか
すぐにシンはヤタガラス本隊へ通信を送った。
どちらにしろ戦艦とは合流しなければならないし、ジブリールを討つには半壊したアカツキでは無理だ
どうすれば。守備陣の先に、一隻の戦艦が見える。ガーティ・ルー
ガイア、アビス、カオスを奪取した戦艦であり、今はロゴスの旗艦であるという
それにはロード・ジブリールが乗っている。それを逃がしていいのか
その時、コクピットにアラートが鳴り響いた。耳障りな警報と共に来るのは、母艦からの緊急通信
『ヤタガラス、並びにミネルバ各機へ緊急の伝達です』
「なに……？」
冷静さを装っているが、メイリンの声には焦りがあった。ただ事ではない
『ザフト軍の接近を確認』
「ザフト軍。レイ、か？」
シンは月面上空を見た。巨大な宇宙空母が中心となり、ザフト軍が月へ降下してくる
それらはすでに連合の軍と交戦を始めており、しかも押していた。圧倒していると言っていい
すでにヤタガラス側との戦いで疲弊しきった連合である。それに兵の質はザフトの方が高い
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110:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:23:19
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ﾊｼ
「全機続けッ！」レイが叫び、レジェンドは奔る「逃しはしない。ジブリール、おまえだけは！」
連合の部隊がザフトを止めんと前に立ちふさがる。だが。かなり消耗しているようだ
情報にあったとおり、ロゴスの旗艦であるガーディ・ルーが中央にいる
レジェンド。ドラグーンを展開。まずはガナー隊や艦砲射撃、ドラグーンで砲撃を行う
もっとも厄介だと思っていた、デストロイの姿は見えない
（シン）
デストロイを落としたのが誰なのか、もうわかっていた。
今は悩んでいる場合ではない。レイは感傷を振り切り、MS戦に集中する
『クッ、虐殺者を逃しては恥だぞ。ジブリールだけはなんとしても殺せ！』
サトー。悲鳴のような怒りを叫んでいる。なかなか相手の守備を突破できない
追い詰められたせいなのか、連合は思った以上に粘る。それに錬度の高いザフト兵たちがラクスへ付いたのも痛い
「戦争を作り、生み出し、なげきの上にあぐらをかいているような男が、生きることを許されると思うのか
ジブリール。貴様もラクスも、俺が殺す……ッ！」
ダガーL。ビームライフルで撃墜する。ふと、目の端に映った金色の機体
いや、気にするな。レイは雑念を振り払う。
遠い。ガーティ・ルーまでが遠い。手柄を横からさらうような真似をしてまで、接近したのだ
『ザフト』がジブリールを討つのなら今しかない。急がねばならない。時間が無い
できればあんな方法を使いたくは無い。だがいよいよとなれば仕方ない
111:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:24:27
遠い。届かない。兵の質はザフトが上。だが粘る。なんのために。なんのためにジブリールなどへ手を貸す
『コーディネイターめ。悪魔め』
MSを一機落とした。恨みに染まった敵の声が聞こえた。恨みか、忠誠心ではなく
やはりおまえたちは、コーディネイターを皆殺しにしなければ気がすまないのか
世界を変えなければいけない。それも大胆に。そうしなければ本当に、世界は滅びてしまうだろう
ガロードたちが見ていた世界と、同じ情景など見たくない。そのためにDプランが必要だった
憎しみの連鎖を、いつまで続ければいいのか。終わらせなければ
そのために、ギルの邪魔をするジブリールは討つ。悪と断ずるにふさわしい男を討つ
でも遠い。届かない。ダメだ、あの悪魔を逃がしては。逃がすと、悪魔は人を殺す
だから悪魔は殺さなきゃ
ガーティ・ルーがレイたちをあざ笑うかのように、戦闘空域から離脱していく。
レジェンドは闇雲にビームを放つが、届かないし、連合のMSに進路を阻まれる
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112:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:27:19
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逃がすな
確かにそう聞こえた。喋れぬ男の声である。だが確かにシンの耳に届いた
あるいは声にならぬ叫びであったのかもしれない。それでも聞こえたのだ
デュランダルがそう言った。ジブリールを逃がすな、と。彼さえ討てば勝てるのだと
『フラガラッハは二本ともイカレたが……議長がそうおっしゃるなら、やってみせましょう』
ザフトと交戦を始めたことと、ガーティ・ルーの防備についたせいで、連合の攻撃は弱まっている
それに構わず、ハイネのノワールは連合部隊へ攻撃をかけた
「そうだよ。逃がしちゃ、またあんなのを逃がしたら……」
シンの脳裏に蘇る光景。死の世界、静かな地獄、鎮魂歌の傷跡。１５０万の命が、一瞬で消えた
『シン！』
ステラの声。見下ろすと、ガイアが犬の形に変形していた。すぐにその意を察し、アカツキはガイアの背へ飛び乗る
あたかもそれは、戦場を疾駆する騎士のごとく。ツムガリを抜き放ち、一気呵成に敵陣へ切り込む
仇を討ちに行こう。ステラの命を奪った男を、倒しに行こう。俺と君で
「おおおおおッ！」
銃弾が降り注いでくる。実弾は切り払い、ビームははじいた。ガイアが、右へ左へと飛び跳ねる
アカツキは身を低くしてガイアにしがみついた。
届け、
届け、
届いた
ガイアが跳ぶ。同時にアカツキもその背を蹴り、さらに翔んだ
ブリッジ。そこ目掛け、ツムガリを振りあげる
いた。ジブリール。口紅をぬった趣味の悪い男
それがなにか、信じられぬものでも見るようにこちらを見つめていた
なにを驚いているんだ。あんなに人を殺したんだ。殺したら、殺される。おまえはそれもわからなかった
ツムガリが振り下ろされる。ブリッジが真っ二つに割れ、そこへ真空の風が吸い込まれる
中にいたクルーたちは投げ出されたりたたきつけられたりしていた。スーツをつけていない
全員、助からないだろう
113:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:30:34
ジブリールは死んだ。確かにこの手で殺した。ツムガリの切っ先が、彼をこの世から消滅させた
「ジブリールを討ったぞッ！ ジブリールは死んだッ！」
シンは叫んだ。同時に雄たけびをあげた。まるでけもののような声だと思った
連合軍が動きを止める。もはや彼らの完全なる敗北である
ロゴスのMSは動きを止め、基地へと撤収していく。基地からは白旗があがっていた
だが
『ブルーコスモスめッ！ 死ねぇ！』
そこへとザフトのMSは容赦なく攻撃をかけていた。シンは思わずはっとする
（ジブリールを殺せば、よかったんじゃないのか？）
甘くは無かった。プラントは１５０万の人間を殺されているのだ
ジブリール一人の首をあげたところで、ザフトの怒りはおさまるだろうか？
ザフトのMS隊は容赦なく、白旗を掲げる連合基地へ攻撃をかけている
まるで無抵抗の猫をいたぶるような、嫌なものを見ている気分にシンはなった
『シン』
レジェンド。それがビームサーベルを構えて、こちらにやってくる
シンの全身を、驚愕が貫いた。それから悟ってしまった
ああ、本当に俺たちは敵味方に分かれてしまったんだな、と
「レイ！」
『なぜだ、シン。なぜおまえは俺や議長を裏切った？』
「違う！ あの議長は偽者だ！」
『ほう。証拠は、あるのか？』
「ある！ サザビーが議長を殺した映像が……証人もいるし、なにより議長本人がヤタガラスにい……」
瞬間、レジェンドの頭部がバルカンを放った。あわててそれを避ける
114:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:32:34
『映像だと？ 証人だと？ そんなものが簡単に用意できることがなぜわからない！』
「待て、レイ！ 議長にお会いするんだ！」
『この世界は、人の偽者だって簡単に造り出せるんだ。おまえはだまされている、シン！』
レジェンドが背から二本のドラグーンを放つ。ドラグーンか。
ならばビーム攻撃しかできない……いや、レイがアカツキの特性を知らぬはずが無い！
瞬間、衝撃が来た。盾にドラグーンがねじ込まれている
なんとこのドラグーンは、先端部にビームスパイクを取り付けていられている……ビームサーベルと同じだ
これではヤタノカガミ装甲は効かない
「がっ！？」
また、衝撃。今度はアカツキの肩にスパイクが食い込んでいる
『シン。わからないのか？ ギルは、なにかあれば真っ先に俺へと言ってくれるんだ
なのにあの偽者は俺になにも言ってくれなかった。それがあれを偽者だと言う何よりの証拠だ！』
「なん……だって？」
『投降しろ！ 俺はおまえを殺したくはない！』
『やめて！』
閃光が走るのが見えた。ガイアだ。ステラのガイアがレジェンドにビームで攻撃をかけている
いや、攻撃ではない。少しだけ、ガイアの攻撃は急所を外れている
『やめないか、ステラ！ 俺がやっていることはシンのためになることだ！』
『いじめてるようにしかみえないよ、レイ！』
『俺は……』レジェンドが動く。瞬く間に、ガイアの四肢はばらばらに切断されていた『おまえも殺したくはない』
「ステラ！」
アカツキが走り、月の重力へ引かれるガイアを受け止めた
レジェンドがそれを冷たい目で見下ろしている。依然としてザフトの、連合に対する一方的な殺戮は続いていた
どうする。シンは自分へ尋ねる。今の性能が低下しきっているアカツキでは、レジェンドへの勝ち目は無い
115:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:37:00
『やめなさいよ、レイ！ このバカ！』
『ルナマリア？』
ルナマリアのDインパルスがエクスカリバーでレジェンドに斬りかかる。
ビームサーベルとそれはぶつかり合い、激しい放電現象が起こった
繰り広げられるは、武士たちのつばぜり合い
『な・ん・で！ あんたとシンが戦争やらなくちゃいけないのよ！』
『そう思うのなら投降しろルナマリアッ！』
『じょーだんじゃないわよ！ ふざけないで、あんた目が腐ってんじゃないの？
どっちが本物か、見りゃあわかるでしょ！』
『おまえもだまされているんだ、ルナマリア！ やめないか！』
『だったらあんたもやめなさい！ あんたはステラを殺さなかった……
だったら、レイは優しいレイのままなんでしょ！』
『勝手なことを言うな！ おまえに俺のなにがわかる！』
『そっちの都合なんか知らないわよ！ でも、あんたも私も、お互いに殺しあうことを望んじゃいないでしょ！』
やめろ、ルナ、レイ。シンが口の中でつぶやいた時、目の端が異変を捕えた
月の向こう側からそれはやってくる。赤い。赤いものだ。その赤は、なにかを引き連れている
引き連れているのは、ウインダム、ダガーL、ザムザザー、ゲルズゲー
それらがザフトへ攻撃を開始している。ロゴスの増援……いや
『それはあたかも赤き薔薇のごとき奇跡ッ！ 我こそは人の可能性を導く新星ッ！
またの名を、宇宙にまたたく美しき流星ッ！ 連合のスーパーエース、赤い２連星ただいま参上ッ！』
赤い色に塗装したデストロイが、砲丸投げをするような感じでキメポーズを取っている
『その口上、恥ずかしいんでやめてくれませんか？ それよりダイダロス基地の制圧ッ！』
『チッ、わかったよ。あー、あー。マイクテスト、マイクテスト。げっ、しまったカンペどこ行った？』
『紙なんかあるわけないでしょうが。だいたいマイクテストする必要がどこにあるんですか
こういう時ぐらいビシッと決めてくださいよ。……口上のデータ送りましたよ！』
『おう、こりゃすまねぇ。えー、こちら大西洋連邦第１７艦隊司令、アカイ・N大佐であるっ
ブルーコスモス盟主ロード・ジブリールは、ええっと、罪状なんだったっけ……』
『大量虐殺の指示、軍への不法介入、収賄、兵器の不法所持、その他７８の罪状の容疑により、
大西洋連邦は議会決議においてジブリール氏の拘束を決定しました
しかし氏の死亡により、逮捕は不可能となりましたが、余罪追及のためダイダロス基地を接収いたします
ブルーコスモスの兵はどうか抵抗せず、速やかに命令に従いください
なお、そちらに抵抗の意志ありと判断した場合、我々第１７艦隊はこの場においてあなた方を殲滅します』
『がっはっはっは。ジブリールね。ま、外道の最後なんてこんなもんだ。
というわけでザフトのチミたち、ダイダロスは大西洋連邦の管轄に入る。とっととうせてくれたまえ』
116:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:42:08
「大西洋連邦……？ 大西洋連邦軍が、なぜ？」
シンは思わず、アルザッヘルで出会った男の顔を思い出した。ジョゼフ・コープランド大統領
―――プラントとの和平は、こちらも望むところだ
そう告げた大統領の声。だが彼は、和平最大の障害をなんだと言ったか。
―――レクイエム。そしてロード・ジブリール
そうだった。それがたった今、消えたのだ
『シン、逃げるぞ！』
ノワールがやってきて告げた。それでシンは現実に舞い戻る
「逃げるんですか？」
『大西洋連邦軍の参戦は、議長の策だ。おまえが月で大統領に渡したアレだよ
それに俺たちはザフトと戦いに来たわけじゃない。
レクイエムを破壊し、ジブリールを殺った今、俺たちの役目は終わりだ』
「でも……」
レジェンドを見る。ルナマリアのDインパルスは明らかに押されていた
『大丈夫だ。後は任せておけ。おまえは知らないだろうが、』一機の、
赤く塗装したデストロイがレジェンドに接近する『赤い２連星は『月下の狂犬』や『切り裂きエド』と並ぶナチュラル最強のエースだ』
赤色のデストロイ。レジェンドはドラグーンの一斉射撃を放つが、陽電子リフレクターではじいた
しかし囮。本命のビームスパイクが、真後ろからデストロイを貫かんと接近し……
『おせぇな！ おまえの動き、手に取るように見えるぜ！』
あっさりとデストロイはそれをかわし、レジェンドへこぶしを叩き込む
『クッ。なんだ、この不愉快な感覚は、コイツ……まさか俺やラウと同じ……』
『ニレンセイ、おめーはザフトの艦をやれ！ このドラグーン野郎は俺がぶっ潰すッ！』
『チッ！ 調子に乗るな！ MSの色を変えれば、強くなれるわけじゃない！』
レイの号令が響き、ザフト軍が一斉射撃を行う。実弾、ビーム、なんでもありだ
だが信じられないものをシンは見た。デストロイがその巨体にも関わらず、一斉射撃を器用にかわしたのだ
まるで射撃の軌跡がわかっていたかのような動きだった
117:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:43:14
『俺をただのハッタリ野郎かと思ったかよ？ 戦場でパーソナルカラー使うってこたぁな、
敵にそんだけ狙われるってことなんだ。教えてやるぜ、若造。年季の違いってヤツをよ！』
『なんて、動きだ、コイツは！？』
『白旗揚げた敵は殺しちゃなんねぇって、ザフトじゃ教えてくれなかったのかい！？』
デストロイが素手で何度もレジェンドを殴りつける。レジェンドはビームシールドでガードしているが、ダメージを受けていた
（レイ……）
シンは助けに行こうとする自分を感じた。しかしすぐにその考えを捨てる。
確かにこの局面ではデストロイが圧倒しているが、ザフトは新たに現れた大西洋連合軍を押していた
これが、コーディネイターとナチュラルの差である
『消えろ、ナチュラルどもめ！ おまえたちはそうまでプラントを討ちたいのか！』
『黙れ！ 頭上の悪魔が、なぜ白旗を掲げた敵を殺せる！』
『１５０万も殺しておいて今さら！』
『エイプリルフールを忘れたか！ コーディネイターめッ！』
聞こえる。いたるところからやってくる、憎悪のぶつけ合い
まだやっているのか、こんなことを。俺たちはいつまでこんなことを続ければいいんだ
118:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:44:49
『シン』
アカツキの腕が抱きしめていたガイア。そこから声が聞こえる
「ステラ。わかってる。わかってるけど、どうしたら……」
その時、赤いデストロイが爆音をあげた。レジェンドのビームスパイクが、背中へ命中している
『あいにくだが、俺はデストロイに乗ったことがある。その機体、火力は絶大だが機動性は低い
いくら乗っているパイロットが優秀でも、機動性が伸びるわけじゃない
レジェンドの動き、追いきれなかったな』
『チッ！』
『安心しろ。これ以上、俺が戦う必要は無い。俺は道筋を作るだけで良かったんだ
……シン！ なにをしている、おまえは早く逃げろ！』
「レイ？」
なにを焦っているんだ。道筋を作る？ なにを言っているんだ
瞬間、なにかの影が見えた。影？ 小さくない。大きい。まさか、あれは
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119:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:45:36
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ヤタガラスのブリッジで、ジャミルは信じられないものを見た
同時にそれでなにが行われるか察した
「コロニー落とし、だと！？」
モニタにズームで映し出される、一基の廃棄コロニー。ブースターを取り付けられたそれは、
月面の軌道までやってきている。もうじきだ。もうじき、それは月の重力へ引かれるだろう
「なんだい、その、コロニー落としって？ っていうか、ものすごく嫌な予感がするんだけどさ」
ゲスト席に座っていたユウナが、ジャミルを見つめてくる。おびえの混じった視線だった
「ザフトの作戦は、月面への『コロニー落とし』と思われます。この世界にはなじみの薄い作戦かも知れないが、
ユニウスセブン落下のようなことを正式な軍事作戦として行う、いわば殲滅戦です
巻き込まれればひとたまりも無い」
「な……じゃあ、ザフトはダイダロスをもろとも潰すつもりで？」
「というよりも、大西洋連邦の主力艦隊を潰したいのかもしれません
それはザフトにとって利益となることでしょうから。レクイエムの報復という大義名分もあります
それにしても、この世界の人間がコロニー落としとは……」
どんどんユウナの顔が青ざめていく。それに構わず、ジャミルは別のことを考え始めていた
なぜこの世界の人間が、コロニー落としなど考えつくのか。ユニウスセブン落下をヒントにしたのか
いや、今はとにかくこの局面を切り抜けねば。この艦には国の主席が二人も乗っているのである
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120:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:46:24
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『なに考えてんのよ、レイ！ あんなもの落としたら、みんな死んじゃうじゃない！』
ルナマリアが叫ぶ。しかしレイのレジェンドは、その言葉に微動だにしない
『敵におかしな情けをかけたらどうなるのか。おまえたちはラクスで学ばなかったのか？
ユウナ代表は彼女を生かしたがために、国を乗っ取られた。忘れたわけじゃないだろう』
「レイ！」
『俺はためらわない。コロニーは引力に乗った。おまえたちも早く逃げろ、シン』
レイのレジェンドが飛び去っていく
（逃げろったって！）
ガロードとアスランは、いまだコントロールルームから出てこないのだ
あんなものが落ちてきたら確実に二人は助からない。なにをやってるんだ
『このクソ野郎がぁぁ。ただの人間なめんじゃねぇぇ！』
『おぉぉぉぉぉッ！』
なにを思ったか、二機の赤いデストロイが落下してくる廃棄コロニーに向かっていく
『たかがコロニー一つ！ ガンダムで押し出してやる！』
「ちょ、ちょっと待て！ それはいくらなんでも無茶だぞオイ！ バカなことはやめろ！」
シンが叫んだが、デストロイは止まらない。本当に廃棄コロニーへ取り付き、押し出そうとブースターを吹かす
『やってみなければ分からん！』
「正気か！？」
『俺様はな！ まだ人類に絶望しちゃいねぇんだよ！』
「コロニーの落下は始まってるんだぞ！」
『デストロイガンダムは伊達じゃないッ！ って、アレ？』
どぉん……コロニーの落下に負けて、二機のデストロイガンダムが爆散した
121:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:47:32
「そりゃそうなるだろ」
シンは頭を抱えたくなった。というか、コイツ、司令官じゃなかったか？
『ギャー！ 赤い２連星がまたやられたぁ！』
『どうして誰も助けに行かなかったんだ！』
『隊長―――！？ ダメだ、もう連合はダメだぁぁぁ！』
『俺、この戦争が終わったら、結婚するんだ……』
また連合軍が大混乱におちいる
もうダメだ、こうなったら一刻も早く逃げなければ。シンは回線を開き、連合軍に呼びかける
「逃げろ連邦軍、一刻も早く遠くへ！ まだ間に合う！ 可能性がある限り逃げるんだ！」
声を受け、連合軍が退却を始める
ふと、シンはキラが大量破壊兵器サイクロプスの発動による人死にを避けるため
連合、ザフト両軍の兵へ退却を勧めたというエピソードを思い出した
『シン！ 急げ！ 連邦に構うな！ 俺たちも時間がないぞ！』
ノワールがアカツキの腕を取る
「でも、艦長とガロードが！ クッ！」
シンは思わず自分の膝を叩いた。なんとザフトが、基地上空より、逃げようとする連邦を遠距離狙撃で撃ち落としていた
そこはぎりぎりコロニー落としの影響を受けない範囲か。
『ナチュラルめ、生かしては返さん！ 娘の仇だ！』
『ひぃ！ ざ、ザフトめぇ！ 無抵抗のヤツに……ぎゃー！』
『ジョン、ジョン！ クソッ、コーディネイターめ！ どうしてこんなことが平然とやれるんだあいつらは！』
『許すものか！ おまえたちがレクイエムで撃ったコロニーには、俺の、俺の家族が……ッ！』
まただ。またこんなことをやっている。ガイアを抱えて撤退しながら、シンは歯噛みする
いつまでこんなことをやるんだ。こんなことは止められないのか
俺はなんて無力だ。エースだなんだと言われながら、バカな連中一人止められない
憎悪をぶつけ合う、ナチュラルとコーディネーター。そうやってお互いを憎みあいながら、そして死んでいくのか
いつまでそんなことを。いつまでそんなことを。いつまで
122:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:55:05
『ナチュラルが！』
『コーディネイターめ！』
い つ ま で も グ ダ グ ダ う る せ ぇ ん だ よ 、 こ の 腐 れ キ ン ○ マ ど も ！ ！
ドシュゥゥゥゥ！
凄まじいエネルギーが、レクイエムコントロールルームのある施設を貫き、コロニーへ到達する
白い巨光。それはどう形容していい力なのか。MSでは到底不可能な、大量の破壊。白の破壊
それは正確にコロニーを貫き、跡形もなく消滅させていく
シンは息を呑む。この凄まじい威力、まるで悪魔のような力
「サテライト……キャノン？」
コントロールルームをのぞくと、DXがサテライトキャノンを構えてそこにいた
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タリアはミネルバのブリッジで、白い巨光を見つめてい
「月面に落ちるコロニー、完全に……完全に、消滅しました」
通信士のアビーが、化け物でも見たかのような声をあげる
『撃ったというのか、DXはサテライトキャノンを！』
『イザーク。しょーがないでしょこの場合』
『でも信じられません。あれは本当にMSなんですか？』
ミネルバを護っていたジュール隊が、震えるような声をあげている
タリアも同じ気分だった
「信じられないMSね。ユニウスセブンを破壊した時も思ったけれど、味方である私ですら、怖い……
なら、敵はどれだけ怖いのかしらね。悪魔と呼ばれるのもわかるわ」
タリアはため息をついた。これで、決着か
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123:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:57:05
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DXのサテライトキャノンが終わり、コロニーがこの世から消滅する
同時に戦場は凍りつき、誰もが悪魔と呼ばれたMSを見つめた
悪魔は叫ぶ
『いつまでもナチュラルだの、コーディネイターだの、おまえらそれしか言えねぇのか？ ええ？
いい加減、温厚な俺でもあったま来たぜ！』
「おまえのどこが温厚だよ、ガロード」
シンは口の中でつぶやいた。少しだけ笑った
『オイコラ、ザフトのクソ野郎にロゴスと連邦のクソ野郎ども。戦闘をやめろ
ビームライフル一つ撃ってみろ……。俺ぁ、撃った方の陣営にサテライトキャノンぶち込むぜ！』
『そんな無茶苦茶な……。だいたい、DXはザフトのものじゃ』
おそらくザフトだろうか。一般兵の声がした。その時、DXの砲身がザフトの方へ向く
『んな細けぇことはどうでもいいんだよ。俺は気が短けぇんだ。
てめーらの飽きもしねぇ憎みあい見てたら、むかっ腹が立つぜ
いい加減やめにするってことができねーのか？ ああ？
こんなこと続けてりゃ、とんでもなく人が死ぬってわかるだろーがよ。そんでもって、取り返しのつかねぇことが起きる……
ならそうなる前に、俺が全部殺してやるよ。死にてぇやつはいるかッ！』
しん、とザフトや連合の艦隊が声を失った。夜の海みたいな静けさが広がる
レイのレジェンドがザフト艦隊の前方に出た。それはDXをにらんでいるようだ
124:Ｘ運命 『俺が全部殺してやるよ』 ◆UO9SM5XUx.
06/11/07 20:58:35
しん、とザフトや連合の艦隊が声を失った。夜の海みたいな静けさが広がる
レイのレジェンドがザフト艦隊の前方に出た。それはDXをにらんでいるようだ
『莫大なエネルギーがなければ、サテライトキャノンは発射できないはず……
ヤタガラスやミネルバにそれが積み込めるとも思えんが』
『俺も最初は正気かと思ったがな。種はこれだ』
アスランの声がして、DXの隣よりインフィニットジャスティスが出てきた。ケーブルをぶらぶらさせている
瞬間、シンにはなぜ撃てたのか理解した。レクイエムのエネルギーをDXに回したのだ
『負けか。さすがに、真の力を解放したDX相手では分が悪い。撤退するぞ
……わかっている。作戦の失敗は、俺の責任でいい』
レジェンドがザフト艦隊に命じて、撤退していく
大西洋連邦の軍が、ダイダロス基地に降り立ち、制圧を行う
「帰ろうか。やっと終わったよ、ステラ」
『うん……』
ヤタガラスがこちらにやってくる。DXが合流する。アカツキは、DXに向かって敬礼した
かくして、ダイダロス攻防戦は終わりを告げた
つづく
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125:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 20:59:15
GJ!
126:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:00:20
GJ!!!!
127:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:00:31
…大佐たちはどうなったんだ！？ GJ！！！
128:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:00:32
Ｇ Ｊ!!!!!!!
129:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:01:39
GJ!GJ!GJ!!!
130:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:02:19
やっぱ>121と>122の間で10分近く待ったのはサテライトキャノンのチャージ中だったんだな！？
131:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:02:19
シンとガロードはホント良いコンビだな！
シンとレイの戦いは見てて辛かったお…GJ!!!!
132:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:02:27
竜巻斬艦刀・逸騎○閃!!!!!ｗｗｗ
νガン○ムは伊達じゃない!!!!ｗｗｗ
133:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:03:21
ＧＪＧＪＧＪＧＪ！
赤い２連星、デストロイが以前出てきたときにきっと加勢に来てくれると信じてたー！！
そしてついにＭＡＸツインサテキャ炸裂か…
やっぱ一撃でコロニー破壊できるってやばすぎる火力だよなぁ。
使ってるのがガロードだから心配はないがｗ
艦長も無事でなにより、っつか中でなにやってたんだろ？
134:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:03:28
ＧＪ！
ニ連星に死亡フラグｗｗｗｗｗ
135:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:05:27
…今日は見所が多すぎてその、なんだ、困る
とにかくGJ！
アカツキ＋ガイアの竜巻斬艦刀とかあの巨体でビーム避けられる赤い二連星とか
タイトルの不吉な予感を払拭してくれたガロードとか(ry
種死でも終盤のこの話、そろそろX運命も終盤ってことか…
Xも種死も最終決戦は月だから何かが起こりそうだ
136:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:05:35
GJ!!!!!!
二連星、今まで何回やられてるんだｗｗ
137:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:06:19
ＧＪ！！！
Ｘ運命氏お帰りなさい！
そしてガロードよう言うてくれたー！！！
138:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:08:12
>>134
このショックでＡＷに戻ってたりして（こっちでの記憶と技能全部忘れてw）
139:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:08:36
ＧＪ！
二連星に笑ったけど結果はともかくやってる事はきちんと漢になってるよな。
でもしょっちゅう悲惨な目にあってるからあれくらいの
死亡フラグ立ってもかえって死なないような気がする・・・
140:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:10:37
だ、ダイダロス基地乗っ取っちゃったー！！？
GJ!!
141:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:11:46
ＧＪ！！！
ガロード・・・いいよな
いい味出してるよ
Ｘ運命氏はキャラの生かし方うまいわ
142:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:14:26
ＧＪ！！
＞『俺、この戦争が終わったら、結婚するんだ……』
まだ結婚してなかったのかｗ
143:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:19:30
>>142の台詞は絶対ＰＪだｗｗｗ
144:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:20:16
>>134
君はまだまだ二連星のことを学ぶべきだね。
彼らはこんな事で死ぬようなヤツじゃないさｗ
145:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:21:06
ＧＪ！
なるほど、レイはパパにかまってほしい、ただそれだけを望んでいるわけか
それなら（表面上は）すべてに公正でいようとする真議長よりも、レイを優先的に頼る偽議長になびくわなぁ
でもそれって、議長じゃなくて自分を必要とする誰かであれば誰でもいいってことだよなー
今回はレイの悲しさがよくでていた回でした
しかしガロードは久々に魅せたなぁ
シンですらできなかったことをやってのける、流石！
こういうお互いができないことを補い合う展開はいいですねー
146:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:24:04
・・・・・・今思えばまだサテライトキャノンは３回しか撃ってないんだよな
147:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:41:57
逆に考えるんだ「３回も」撃っているってね
大体にしてコロニーレーザークラスの超兵器がほとんどの陣営にあるってのは、やはり狂っているとしか思えんぞＣＥ世界
148:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:45:44
超兵器があっちこっちにあるのもヤバいっぽいけど
コロニーレーザーくらいの出力をMS1機が保持してるのはもっとすげぇよな
そん
149:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:47:10
『オイコラ、ザフトのクソ野郎にロゴスと連邦のクソ野郎ども。戦闘をやめろ
ビームライフル一つ撃ってみろ……。俺ぁ、撃った方の陣営にサテライトキャノンぶち込むぜ！』
・・・・・・主体を変えてるだけで手法が本編のラクシズとまんま変わらないと思うのは俺だけ？orz
150:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:47:23
やっぱりDXに比べりゃストフリ+ミーティアなんざかわいいもんだよな・・・・
151:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:48:36
>>149
え？ なんかまずいのか？
152:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:50:25
>>148
最後まで言えｗ
153:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:50:33
>>149
その通り
だからこのSSにラクシズのアンチテーゼを期待している人は読まなきゃいい
レイも不殺やってるし
154:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:51:07
本来はこういうもんなんですよって事が、とてもよく理解できる。
こりゃ、Xの介入が無い本来世界のCEのラクシズは恐ろしい存在だわ。
この世界のラクシズはシアワセだね、
DXのおかげで“単純な強い力は、単純に強く脅威”だって事が学べるんだから
155:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:51:12
さりげに２連星、NT能力全開だなｗ
機体さえ互角ならレイに勝てそうだ
156:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:52:57
>>149
ガロードは状況打破に有効な手を打ってるだけ。
157:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:53:35
>>147
出力じゃなくて破壊力じゃねーのか？もしくは戦略性
>>149
戦いの元凶は討ったんだからいらない争いは止めろ
それでも尚戦いを続けると言うのならお望みどおり滅ぼすぞ、止めなきゃ誰であろうと容赦なくな と言うことか？
まあこの話は雑談行きだな
158:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:54:05
ガロードも不殺やってたな
まぁ、作者さんからしてアンチラクシズじゃないから別にいいんジャマイカ？
というか、ラクシズ＝悪だと思い過ぎない方がいいね
なんであれ、強大な力で戦争を抑止するというのは悪い考えじゃない
本編のラクスが問題視されるのは、自分以外の強大な力を認めず、大義もおかしいからだし
159:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:54:57
>>156
あのシーンにこめられた意味はそれだけじゃあないだろ
力はただ力、善悪もないし、そこにあるだけで敵にとって脅威で味方にとって頼もしい
その事実がただありのままに描かれてる。
本編のラクシズみたいにヘタに神聖化するから話がややこしくなるんだと思う。
160:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:55:45
>>149
言いながらぶち込むのがラクシズじゃないか？
>>155
Aストとか持ってたら相当いけそうな気がした俺ｶﾞｲﾙ
つか連合のMSってダガーとウインダムとデストロイしか思い浮かばないんだが('A`)
161:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:56:21
>>Ｘ運命氏
私のＧＪ！は凶暴です
162:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:57:06
ラクシズの手法は絶対に駄目というものではない。
ただ、時と場合によって柔軟な対応が必要だ。
163:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:57:29
あなたに、ＧＪを･･･
164:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:58:12
GJ！！！
二連星強すぎ！
マジでナチュラル最強じゃないか！？
コーディ超えてるぞ。
デストロイをあそこまで使いこなすとは・・・
死んでないよな？
次はゴルゴムがなんか演説してメサイア戦かな。
ラストが近いぜ・・・
165:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 21:58:35
ああ、しかしラクスよ。おまえさんは一応正義のヒロインじゃないのか？
なんでこんなに悪役視されてるんだラクスよ
166:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:01:51
>>165
えっ、あいつらって種のときから悪役じゃなかったけ？
アズラエルや旧三馬鹿が主人公じゃなかったのか？
俺にはそういう風に見えたんだが・・・
だって、三馬鹿、主人公要素満載だし。
167:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:03:18
待て待て。メサイア戦の前に、オペレーションフューリーがあるぞ
オーブ奪還戦があるやもしれんぜ！
168:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:03:46
>>165
アシュタロスが言っていただろう？
立ち位置が変わるだけでそれは正義にも悪にもなるって
アシュがわかんなかったらＧＳ美神読め
169:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:05:03
>>165
そんな風に考えてるのは豚負債とラクシズ厨だけだろ。
アンチラクシズでなくてもラクシズなんぞに正義などない、と多くの人が感じてるわけだし。
170:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:05:48
>>167
＞オーブ奪還戦
あいつらがやると思うか？
171:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:06:42
>>169
つ『コーヒー』
落ち着きたまへ。>>165はそういう意味で言ったのではあるまいて
172:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:07:19
>>168
オルバ何処行ったんだろうな
173:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:07:33
>>142
この台詞が言えてる間は生き延びられてるって事だろうｗ
>>145
＞こういうお互いができないことを補い合う展開はいいですねー
真議長が提唱するはずだった真ＤＰの姿を計らずも実践してるわけですな。
しかし、黒議長の正体がいよいよわからなくなってきた。
シャアではないとはあらかじめ宣言されていて、それでいてコロニー落しを考え付き、
しかもレイを完全に篭絡するほどのカリスマの持ち主というといったい？
ランスローはもともと良識派だからコロニー落しを改めてやるとは思えんし、
ザイデルは所詮俗物に過ぎずレイを手なずけられるはずもないし…
前者に良心の呵責がなく、かつ後者に似た事をしていた、つまり両方の可能性を
持つ人も一人心当たりもなくはないがすでに死んでるはずだし…わからん…
174:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:09:26
そういえばサテランの扱いはどうなるんだろ
アレも確かツインサテキャ並みの威力だったような
175:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:10:06
>>148が何者かに消し飛ばされたな
176:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:10:09
>>170
奪還戦を挑むのこそタカマガハラじゃないの？
177:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:10:23
>>173
それって変態仮面？
178:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:10:46
>173
まさかと思うが戦争を遊びにしているあいつじゃねーだろうな。
179:170
06/11/07 22:11:37
>>176
スマン、あいつらと言うのはラクシズの事だ。
180:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:11:55
タカマガハラを普通にタラバガニと読んでしまった
いろんな意味で人生ｵﾀﾜ
181:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:12:25
偽議長の正体だと！？
カ ズ ィ に決まってんだろ！
182:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:12:38
>>179
なんでオーブを簒奪したラクシズが今更奪還するんだｗ
183:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:13:40
まぁ、今回の描写を考えれば、偽議長はAWにかかわりがありそうな感じはする
問題はそれが、AWからやってきたのか、それともAWを知識として知っているだけなのか、ということだね
184:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:13:45
>>181
いや、ﾌﾟｸだろ
185:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:14:24
読めた。「シャアではない」つまり本物のシャアではないということで、Ζ以降に出てきたシャアの
そっくりさんだ！
186:170
06/11/07 22:14:28
オーブはザフトに攻撃を受けて潰されたんじゃなかったけ？
違ったか、スマン。
187:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:15:12
>>182
フューリー作戦で黒議長派に制圧されたであろうオーブを…という事なんだろうけど。
188:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:15:22
ｷｬｽﾊﾞﾙﾚﾑﾀﾞｲｸﾝ
189:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:17:00
フューリーはまだ、ラクス軍（あえてオーブをこう呼ぶ）とザフト軍が小競り合いしてるって描写があっただけだろ
それでラクスの乱入やレクイエムがあって棚上げになってる状態じゃない？
190:182
06/11/07 22:17:28
>>186-187
その事忘れてた、正直ｽﾏﾝｶｯﾀorz
191:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:18:18
>>166
すまん、亀だがどの編が？
具体的に聞いて後学のキャラ設定とかに活かしたい
192:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:22:43
>>191
ラクシズ側には核動力の最強の機体があり、ハンデなし。
対する三馬鹿は身体的なハンデとバッテリー切れのハンデ。
逆だろ、普通。
193:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:23:46
逆境だな。上に檜山声いるしこっちが主人公と思ってもいいかもしれん。
194:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:23:46
アカイ「誰か俺達の事を笑ってやしないか?」
195:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:25:37
なぜかふと、どっかでみた庭で水遊びするちび旧３馬鹿と縁側でそれ見てるアズを思い出した
196:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:30:39
>>戦場でパーソナルカラー使うってこたぁな、
敵にそんだけ狙われるってことなんだ
さりげなくかっこよくないですか、アカイさん
197:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:32:14
個人的にはシンVSレイより、ルナVSレイの方が良かった
つか、ルナカコイイなぁ
198:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:35:23
>>195
URLﾘﾝｸ(nankyoku.sakura.ne.jp)
これだな？
199:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:39:55
「逃げろ連邦軍、一刻も早く遠くへ！ まだ間に合う！ 可能性がある限り逃げるんだ！」
この部分、連邦じゃなくて連合だよな？修正よろしく。
200:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:40:36
遅れたがGJ
デストロイ爆散直前までのアカイ・ニレンセイが最高に格好良かったｗｗ
がんがれアカイ＆ニレンセイ！
201:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:40:45
このスレ見てるとＸ運命氏と赤い二連星氏へのGJが止まらない。
>>121でシンにつられて沈んだ気分が、サテライトキャノンと腐れキン○マで
全部持ってかれちゃったよ。ガロード鬱憤たまってたもんなあ。
ここまでやったらあれだ、後世の歴史書どころか教科書に載るぞ
202:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:42:22
大西洋連邦だったり地球連合だったりなのであんま違和感なかったが
203:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:43:02
大西洋連邦軍に逃げろって言ったんじゃないの？
204:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:44:19
がー、似たような名前でややこしいな
本編も大人しく、アメリカにしときゃよかったのに……
205:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:46:29
>>198
おぉこれだｗ
南極だったのか…
206:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:47:21
初ＧＪ！叫ばせていただきます！
大義を果たしただけでは終わらない争いを目の当たりにしたシンの苦悩をまとめてふっ飛ばす、ガロード＆ＤＸの雄姿が最高！
ホントいいコンビだなあ、この二人ｗ
ところで、アスランの隠者、たしか運命に頭もぎ取られてなかったっけ？
首チョンパの隠者がＤＸの影でケーブルぶらぶらさせてる図を思い浮かべたら、妙にシュールで笑えた
207:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:47:36
>>201
確かに、腐れキン○マも全世界中継だしなぁ……お食事中の皆さん
申し訳ありません、ってジェスが謝ってたりな。
208:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:55:05
>>204
アメリカだったら南米なんぞ併合しそうにないからじゃね？
209:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:56:39
ノ ＿__l,,,,,,,,,,,,＿__
| _,,,..-='''''~~~＿＿__:::::::::::￣~~'''ｭ
| _,,,...-='''''~~~:::::::::::::::::_,,-‐､ﾉノ､〉::::::::::::::_,.=''
_,,,|..-='''''~~~:::::::::::::::::::::::::::::r''''~,="ﾂ, ､_〈__,,..= ''''~
_,,,...-='''''~~~::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ~''~,ｨ'~(i~ 乂
(~::::::::::::::::::::::::::::r=~ _,,,_ ::::::::::::::::::: ' ￣ﾉ ヽ
~''''''''''''''''''''''~（:::::（("~ヽ~ヽ ::::::::: ..:r )
）:::::ヾ､ l|_､_ ::::::: r`ｰ'f
（:::::::::::`l､ _,-､ / ヽ
ヽ:::::::::::ゝ,,_ ノ ' ,イノ ふざけるな！タマ落としたか！
`i:::: :::l .〈 〈
＼ :::l ヽ1
＼ ::ﾍ ﾉ ｿ
＼ :::ヘ / f
＼ _,,..=ｰ---‐''
210:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:57:29
当たり前だけどジェスってレイ率いるザフト軍より遙に前線で中継してるんだよな…
むしろヤタミネ勢のすぐ近くか、色んな意味ですげぇ！
211:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 22:59:02
ガロードのセリフがほとんどハートマンだｗ
212:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:03:11
最新話ＧＪ
ホントの意味で平和のために戦っているヤタガラスを
見てラクシズが何を感じるか…
続き楽しみです
213:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:03:26
いやさ、種死のキラも変な理屈こねずにね、
俺の女に手を出したから議長はぶっ潰す（まぁ、孤児院襲撃は違うけど）
ぐらいのこと言うヤツだったらわかりやすくてよかったのになぁと・・・
214:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:05:03
>>194
私が笑わせはしない
……………………ﾌﾟｗ
215:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:09:18
>>213
そりゃわかりやすすぎだw
216:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:10:46
>>215
貴様はガロードに（ｒｙ
まぁ、そこがガロードのいいとこなんだがねー
217:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:19:25
レイのごめんなさいが納得のいく形で見れそうだ。
218:通常の名無しさんの３倍
06/11/07 23:37:36
いやあ、痛快でいいなあ。
219:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 01:31:55
GJ!!
変形後のガイアにまたがってツムガリを振り回すテンメイアカツキの姿に
スパロボの親分とトロンベの人の合体攻撃を思い出した。
220:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 01:42:06
>>219
かなーり格好いいシーンだよな。
宇宙でなければ、敵将ジブリール、討ち取ったりぃ～な叫びが戦場全てに響き渡って
戦闘が綺麗に集結しちゃいそうなぐらい絵になってる。
221:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 03:51:34
実際ＭＳは兵器というよりは武器、使い手によって性能が劇的に変わってしまう物だからな。
武器持って集団で殴り合いって点では戦国時代の戦と余り変わらない……よな？
222:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 04:00:46
>>219
俺は魔戒騎士で黄金騎士な人ばりのマロンじゃなくてロマンを感じたｗ
223:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 05:53:38
しかしテンメイアカツキ……相手がストフリでないと意外なほど弱いんだな。
デストロイにあそこまで苦労したり、レジェンドにぼこられたり……
サザビー相手でも普通に勝てるかと思ってたけど、案外厳しいかも知れんな。
224:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 06:21:44
>>223
そりゃあれは対キラ専用みたいなもんだろ
接近戦オンリーの機体じゃあ集団戦とかコンセプトに合わない相手だと辛いのは当然
むしろ何時でもどこでも最強なんていう本編のストフリの方が変だ。ああいう最強房全開はかえって格好悪いと思う
225:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 07:14:12
シンやガロード達はここでいったん休憩を入れるとして、次に忙しくなるのは、ユウナや議長といった政治家達か
艦長休む暇無しではge(通信途絶
226:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 07:19:28
ガンダムは伊達じゃないで赤い二連星のNT能力が戦闘空域に影響を与えて
連合、ザフト、ヤタガラス勢でコロニーを押し返すと思ったのは俺だけでいい。
「ヤタガラスだけにいいカッコさせませんよ」
227:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 07:21:46
>>223
＞今の性能が低下しきっているｱｶﾂｷでは､ﾚｼﾞｪﾝﾄﾞへの勝ち目は無い
228:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 09:53:20
↑の補足 推力が５割近く下がっているんだから
伝説の相手をするのは無理なんじゃね
229:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 10:40:17
この件の実況放送を観ていたロウ・ギュールは、ガロードに興味を持つとみたが、どうよ？
230:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 11:01:42
>>224
正確にはタイマン限定対遠距離機だな
だがその尖りまくりの特化機っぷりで無敵でないところが燃える
231:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 13:44:37
>>221
天命暁＝翼人牙狼
ガイア＝轟天
整備班、グランドスラムだ！
斬馬刀＝グランドスラムを持って来い！(を
232:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 14:39:28
よしキッドに頼んで１５０ガーベラをってうゎなにを(ry
233:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 15:13:45
ガイアに乗っかるのはさすがにひいた。
234:通常の名無しさんの３倍
06/11/08 16:06:46
>>231
(*ﾟ∀ﾟ)=3