ジオン公国が種・種死世界にきたらat SHAR
ジオン公国が種・種死世界にきたら - 暇つぶし2ch568:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 16:38:05
しかし電池切れにならない限り、ザクマシンガンではまったくダメージ与えられないという難点が・・・

569:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 16:58:45
バーニア・関節部に攻撃を集中させて潰すだけの話だな。

570:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 17:34:12 UILlrCkk
ムゥ、クルーゼ?再会か!

571:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 17:38:28
さらにバズーカとかクラッカーだとの衝撃も中の人や精密部品にとっては洒落にならない

572:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 17:40:15
>>568
なあに、初代ガンダムでもそうだったから問題ない。ガンダムはザ区マシンガン
いくらくらっても傷ひとつつきはしない

573:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 18:11:53
マ・クベが中将だと問題が。大佐の参報に就けるのか?
他にも階級をいじった方が良さそうな
ちょいと気になった


574:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 18:18:09
マ・クベはアニメだと中佐→大佐だったな。
総合整備計画発案時が中佐で、オデッサ作戦時は既に大佐になっていたはず。

575:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 19:02:51
ヒートホークならいけるはずだ
PS装甲の設定上、高熱には弱いからな

576:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 22:32:46
ふと思ったが
51氏が本編ってことはジオン敗北なのか
ガル氏とかガルvsバル氏見てるとジオン負かすの惜しいよな絶対
スレタイからしても

577:ガルマネタ書いてるヤシ
06/11/14 22:37:11
>>576
頑張ってても負けちまうのがジオンです。
ベルセルクの8巻までみたいなもので、破滅が確定していても素晴らしいものは素晴らしいと思ってます。

などと書いてはみたけど、正直ジオンが負けることがありうるのだろうか?
Ζ最終回の時点のアクシズのように漁夫の利を得て一人勝ちになるのではと思ったりもします。
ま、それは51氏の胸のうちということで……

578:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 23:18:11
>>577
まぁ「最後のジョーカー」たるラクス・クラインが全ての陣営を滅ぼして
頂点に立っても俺は驚かないことにする。

579:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 23:50:31
>>578
真面目に考えればギレン・キシリア対立どころでないレベルでの、ザフト分裂→ザフト自滅フラグなんだけど、

悲しいけど、それって種世界ベースだとあり得ることなのよね。

580:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 00:05:02
>579
つまり正史のままで行くと連合軍が勝者となり
スペースノイドをいじめる為の部隊を作り。
ジオン軍はオデッサから得た「ジオンはあと10年戦える」だけの物資をもって
各地に潜伏し力を蓄え。
ザフトはラクス派と議長派の内乱により歴史の表舞台から消えつつあると

581:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 07:36:55
おいおい、何だ?この素晴らしい三つ巴はw
作者GJ!!!
このスレは三次創作含めてクォリティ高すぎるwww

個人的にジョニー・ライデンとクルーゼが今後どうなるか楽しみw

582:51
06/11/15 18:57:42
タイトルと各話を振り分けてみた。

タイトル 『ガンダムSEED ジオンの栄光』
>>285~ 第0話『プロローグ』
>>285~ 第1話『その名はガンダム』
>>381~ 第2話『崩壊の大地』
>>472~ 第3話『サイレントラン』

意見求む!

583:51
06/11/15 18:59:10
1.

 四つのモノアイがギラリと輝いた。シャアは、前方のガモフを見ると、部下達に攻撃命令を与える。
「ララァとデニムはローラシア級を落とせ。スレンダーは私について来い」
「少佐、お気をつけて……」
 シャアとスレンダーのMSがガモフを追い抜く。それを見届けたザク改と足のない白いザクはガモフを挟むように展開した。
それを見るやいなや、ガモフの艦長は薄ら笑みを浮かべる。2機とも対艦戦闘用のバズーカを装備していないのだ。白いザク
に至っては、武装すらしていない。
「フッ、ハエを撃ち落せ!」
 ガモフから対空砲が放たれる。2機のザクはそれを避けると、ララァがデニムに命じた。
「デニム曹長! 対空砲を落とします! 離れてください」
 ララァは命じると、精神を集中させる。次の瞬間、白いザクの両腕が本体から切り離された。
「な、なんだ!?」
 ガモフの艦長はその光景に愕然となるが、彼にはそのような事をしている暇はなかった。
 五つ並んだ閃光がガモフを貫き、一撃で対空砲火を破壊する。再び別方向から閃光が走ると全ての対空砲を一掃した。
「バ、バカな!!」
 その閃光は、白いザク―サイコミュ高機動試験用ザクの指先から放たれた5連装メガ粒子砲である。これはニュータイプ
の発する特殊な脳波であるNT波を利用し機体内外の装置の制御を行なうシステム『サイコ・コミュニケーター』を搭載した
NT専用機で、それを使って連合のガンバレルのように、オールレンジ攻撃を可能とした機体なのだ。
「曹長!」
「了解であります!!」
 対空砲を失ったガモフは、もはやまな板の上の魚も同然だった。
「ザフトめー! ジーンの仇だ!!」
 叫びながらデニムは、獲物に向かってザクを走らせた。

「“赤い彗星”だと!? おもしろい……このイザーク・ジュールが落としてやる!!」
 ストライクと対峙していたイザークはキラの力量に満足していなかった。その為シャアの存在を知るとデュエルの向きを変え、
そのザク目掛けてスラスターを吹かす。
「待てイザーク! 一人じゃ危険だ!!」
 アスランは飛び去るデュエルを追おうとするが、ふとキラの方を目をやる。
「……キラ、お前とは次の機会に話そう」
 言うとシグーをデュエルが向かった方向へ走らした。
「アス……ラン……」
 キラはその姿をただ眺めているしかなかった。

584:第4話 『赤い彗星』
06/11/15 19:00:39
2.

 シャアはデュエルが近づくのを確認するとスレンダーに離れるよう指示する。
「頼むぞスレンダー」
「はっ!」
 スレンダー機が離れると閃光が闇を切り裂いた。
「落ちろー!!」
 これでもかと言うようにデュエルは57ミリ高エネルギービームライフルをザクに向けて撃ちつづける。シャアはそれを難なく
回避する。決してイザークの腕が悪いのではない。純粋にシャアの操縦技術が卓越しているのだ。
(フッ……素人め……)
 そう、シャアは思った。戦いなれたパイロットは決して無駄弾を撃たない。彼にとってデュエルの攻撃は実に滑稽だった。
「ええーい! 何故当たらん!!」
 イラつくイザークをよそに、シャアはデュエルに狙いを定めライフルを撃つ。もちろんそれはPS装甲により弾かれてしまう。
しかし、それは問題ではなかった。シャアはデュエルの機体性能を観察しているのである。
(PS装甲と言うやつか……そして火力はララァのザク並み……)
 シャアはザクの姿勢を制御させると、デュエルに向かって機体を急接近させた。デュエルは必死にビームを放つがザクが近づ
けば近づくほど射角は狭くなる。これでは落とせない事を悟ったデュエルは、ライフルを捨てビームサーベルを抜こうとする。
「遅い!!」
 だが、それよりも早くシャアの機体がデュエルと重なった。
「…………!?」
 イザークは息を呑んだ。その瞬間、正面のモニターが一瞬消えて急激なGが彼の体をシートにめり込ませる。イザークは何が
起きたのか最初は理解できなかった。なぜなら、デュエルはザクに蹴られ、後ろに跳ね飛ばされたのだから。
「キ……キ、キサマアァァッ!!!!」
 これはイザークにとって屈辱的な出来事だった。MS同士が戦闘行為をして一年しか経っていないが、MSに蹴り飛ばされた
MSはイザークのデュエルが初めてだろう。
「このイザーク・ジュールを足蹴にするとはっ!」
 イザークの怒りは凄まじく、まさに“キレた”といっていいだろう。
「このままにはさせん!!」
 ビームサーベルを抜き、機体をザク向けて走らす。
「MSの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを教えてやる。」
 シャアは先程と一転して距離をとり、ライフルを当て続けるがザクのライフルはまったく通用していない。
「ハッ! そんなものがデュエルに効くか!!」
 そんな2機の戦闘の傍らではアスランのシグーが戦況を見守っていた。
(……イザークが、あの“赤い彗星”を押している……のか?)
 その姿は、逃げるザクに追うデュエル。違和感を感じながらもアスランにはそう映る。しかし―
「頃合か……」
 ―そう呟くと、シャアはライフルを連射させた。
「効かんと言っているだ……な、なに!?」
 イザークは目の前のエネルギーゲージを見ると驚愕した。ゲージがレッドゾーンに達しているのだ。冷静さを失っていた為に、
その事に気づかなかったのである。青と白の装甲が、鋼色に変わっていく。
「自身の腕とMSの性能を過信し、敵の攻撃を避けようともしないとは……」
 ヒートホークを手にすると、振りかぶった。
「うわあぁぁぁっ!!」
 目の前に迫る“死”にイザークは恥も外聞もなく悲鳴を上げていた。

585:第4話 『赤い彗星』
06/11/15 19:02:27
3.

 次の瞬間、シャアは後方へ飛び退けていた。
 デュエルを守るように、重斬刀を持ったシグーが間に割って入ったのである。
「イザーク退け!」
「ふ、ふざけるな。俺はお前の助けなど……」
「そんな事を言っている場合か! 早く退け!!」
「……くっ!」
 イザークは何とか機体を制御させるとヴェサリウスへ帰還する。
「次の相手は俺だ……赤い彗星!」
 そう言ってシグーは重斬刀を構える。シャアはそれがオレンジである事に気づくと、
「“黄昏の魔弾”、ミゲル・アイマンか」
 キラと同様の大きな勘違いをしていた。
「いいだろう、相手になってやる」
 シャアはヒートホークへのエネルギー供給を切り、熱を失ったホークを構えた。重斬刀であるシグーに合わせた形となる。
「なめるなー!」
 シグーはザクに向かって突貫し重斬刀がザクを襲う。ザクの装甲を切り裂く為にやや大振りであるが、それは的確かつ正確な
攻撃だった。シャアはその猛攻を、急旋回を繰り返す事により全て回避する。
「なるほど。一撃、一撃が正確だ……」
 呟きながらシャアは、まるでそこに斬撃がくる事が分かっていたかのように、重斬刀を受け止めた。
「故に読みやすい!」
 ザクが振りかぶる行動にアスランは咄嗟に身構えるが、シャアが放った攻撃はホークの一撃ではなく、素手による殴打だった。
「がっ……何!?」
「武器を振りかぶったからといって、斬撃が来るとは限らない」
 コーディネイターは優秀である。故に1を聞いて10を知る事が出来る。シャアの攻撃は、まさに彼らの特徴を利用した物だ。
「この程度か……“黄昏の魔弾”の実力は?」
 接触回線からアスランはシャアの言葉に驚く。
「ち、ちが……!!」
「違うのなら、本気でくる事だ!」
 意味を履き違えつつも、シャアはその後も殴打と斬撃、時には蹴りもまじえアスランを追い詰めていった。

――つづく

586:51
06/11/15 19:05:40
>サイコミュ高機動試験用ザク
知らない人はプロトジオングと考えてくれればいいです。

・・・シャア強すぎる?

587:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:19:22
GJ!

サイコミュ高機動試験用ザク
URLリンク(gundamnetworkoperation2.hp.infoseek.co.jp)

588:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:20:15
GJ!
シャアまで勘違いかww


589:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:20:50
GJ!
この時点でタコザクがでてくるとはw
終戦の頃にはプロトキュベレイが実戦投入されても可笑しくないかもしれませんな
エースとヒヨッコの戦いなのだしシャアに関しては問題ないのでは?

590:51
06/11/15 19:22:07
スマソ!
第0話は>>285以前の部分!

591:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:30:44
GJ!
お禿げ様曰く迷いの無いシャアはアムロを瞬殺出来るって話だから
ララァが生きてるからシャアが鬼強くても問題無しだと思う

592:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:43:49
そうか、アムロがいなくてララァが生きてるシャアは、誰にも邪魔されずにラブラブ新婚生活を送れるかもしれないのか
ララァとの間に子供まで出来ちゃったりしたら、それこそハッピーハッピーウヒョーな精神状態になって、迷いも消し飛ぶのか

593:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:45:39
やべぇ、今からキラVSシャア(たぶんあると思うから)の戦いが気になってきた。

この設定でギレンの野望を出してくれないかなw

594:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 19:48:46
>>583-585
GJ!
ジオンは早くも種世界でいうドラグーン搭載MS(厳密には違うけど)を実戦投入してるわけですか。
原作だと空間認識能力者はナチュラルのほうが多いようだし、頭数揃えて来られたらザフトますますヤバくね?

凸ピンチ!嘗ての友か現在の仲間か・・・キラはどう動く?

595:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 20:53:20
GJ!!!
PS装甲をどうゆう風に攻略するかと思ったけど、まさにシンプルイズベストだな。
バッテリーが持たなけりゃ意味ねーわなw

MSの戦闘法にしてもレベル云々以前に立ってる場所が違うし、まさにシャアだ!!
イザークは雑魚並みの行動しか取れんし、凸はここで死ぬんじゃね?

596:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 21:16:36
この時点でサイコミュがここまで実用化されているとなると
キケロガも作られていそうだな・・・

597:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:06:36
いや、もうジオングの原型はできていてもおかしくは無い。
ビグ・ザムだって開発中だろう。
その代わり地上が今ひとつ……ケンプファーやガルバルディは原型のギャンの開発が×だからなぁ。

いっそ地上用のヅダでも(ry

598:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:13:39
このシャアは強いがゆえに覚醒しなさそうだ

599:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:22:18
>597
この世界のビグ・ザムは核融合炉を積んで洒落ならん火力
と防御力を実現した文字通り「このビク・ザムが量産の暁には」
な化け物機体になりそう

600:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:24:17
この世界にヅダがあったかは知らないけど
ドムがダメになった分ギャンの開発に力入れてるんでない?

601:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:35:03
>>599
ビグ・ザムは冷却装置が最大の問題だったから、いくら化け物になっても稼働時間が延びないと意味がなさそう。

602:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:38:11
>>601
つラミネート装甲の技術+融除剤ジェル

603:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:41:27
そうかラミネート装甲の関係で冷却技術が上がってるのか
ビグ・ザム本気でやばくなりそう

604:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:47:51
GJ!!
タコザク+ララァってこの時期なら無敵ですね。
・・・アムロの代わりにムゥが感じ合ったりしたら面白いかも。

>>596
Gジェネ、スパロボ系は出さないほうが無難じゃないか?
シュネー・ヴァイス(Rドムがないからゲルググかギャン辺り)が限界だと思う。

>>597
融合炉使えない状態であの火力と防御力を再現できるのかなぁ。
I フィールドは無理でビームコーティングになりそう。

605:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:50:18
>>604
実質無制限の戦艦の動力源を使えばいいじゃないか。

606:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:51:42
>>604
>融合炉使えない状態であの火力と防御力を再現できるのかなぁ。
>I フィールドは無理でビームコーティングになりそう。
つデストロイ

607:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 22:57:44
確か51氏が融合炉は開発されてるけど小型化に苦労してるって言ってなかったっけ?
ビグ・ザムクラスの大きさなら積めるんじゃないのかな。

608:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:03:13
>604
ジオンでは大きいものなら核融合炉が完成しているので
おそらくビクザムはそいつを積む事になると思われ。

あとこれを書いて気づいたんだがジオンのMAは核融合炉を
搭載してMSでは実現不可能な高火力を撒き散らす化け物揃いになる可能性
があるかも。
つまりこの世界だと赤くて角がついて通常の3倍早いザクレロが出てくることも
考えられるわけで。

609:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:06:28
まあ、ザクレロは冗談としてもビグロは出てきそうだなシャア専用ビグロ。

610:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:06:36
ケンプファーは出して・・・

611:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:09:36
ケンプファーは稼働時間さえなんとかなれば超高性能機だもんね。出して欲しい。


612:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:11:01
「キンバライト鉱山を落とす目処はまだ立ちません。指揮官のビッターの抵抗がしぶとくて……」
「まったくだね。もっとも、ビッターだけじゃなくジオン自体もしぶといんだと僕は思うんだけどねえ」
ノイエン・ビッター率いるキンバライト鉱山基地防衛部隊のタフさに、ザフトは手を焼いていた。
下半身を破壊されたザクやザクキャノンを改造してザクタンクを作るだの、
破壊されたマゼラトップを改造してザクの手持ち武器にするだの、
半壊したザクのシールドを改造して防具兼武器のスパイクシールドにするだの、
とにかくジオン側はコーディネイターには思いもよらない方法で粘り強く戦うのである。
コーディネイターに比べ、能力に劣るナチュラルが中心になって建国されたジオン公国の発展は、
プラントに比べて艱難辛苦の連続であった。そうした環境が、粘り強く簡単には諦めない
ジオンの国民性を作り上げたのであろうか。
「きっと連中は物資が無くても、気力が続く限り10年だって抵抗を続けるよ。
我々もその点は見習いたいものだね。僕じゃコーヒーが切れたらダメだろうけどなぁ」
バルトフェルドはキンバライト鉱山がジオンの本格的な前線基地になることさえ
防げればいいと思っているので、半ば気楽なものである。
仮に北アフリカに展開しているザフトが壊滅すれば、ジオンは地球連合を構成する
南アフリカ統一機構と直接勢力圏を接することになり、挟み撃ちの形となってしまうのである。
あの前髪をいじりたがる坊ちゃんはどうだか知らないが、ジオン本国はそれを望まないだろう。
そう考えている砂漠の虎としては、地球連合の支援を受けている南アフリカ統一機構の息の根を止め、
パナマ侵攻の準備にかかれるようにすることが最優先である。
かと言ってプラント本国の意向や指示も無視できないし、
ジオンの勢力圏を拡大されるのも癪ではあるので、前線の物資集積所や基地を襲撃して
こちらに有利な現状の維持を図る、アリバイ作り程度のことは行っているのであった。
「それにしてもねえ…」
報告書に目を通しながら苦笑するバルトフェルド。
「普通、バクゥのキャタピラをザクタンクなんかに利用するかね? 
足が速くて格闘戦を挑んでくるザクキャノンタンクなんて反則じゃないか」

613:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:11:43
>>608
つかMAってさ

アッザム
アプサラスⅡ
アプサラスⅢ
ビグ・ザム
ザクレロ
ビグロ
ヴァルヴァロ
ブラウブロ
エルメス
ライノサラス(バストライナー)
グラブロ

こんなにいるじゃん
サイズ的にどれも核融合炉積めそうだしジオンすごいことになりそうだ

614:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:12:03
「司令、物資が底を尽きかけています。このペースでは一ヶ月持ちません」
「そうか。よく持ったと言うべきだろうな」
部下の報告にキンバライト鉱山基地司令、ノイエン・ビッターはうなずいた。
部品の「共食い」の結果、機体カラーがまだらになっていないザクは無く、
グフにしてもザクの部品で応急修理した部分も目立つ。
マゼラアタックはもはや大部分がザクタンクである。
ザフトが大規模な攻撃を仕掛けてこないためとはいえ、ここまで戦い抜いたビッターの手腕は、
その非凡な能力を示すものであった。
「どちらにせよ、我々の役割ももうすぐ終わる。脱出の準備を始めてくれ」
ビッターの任務の一つは、ザフトがジオン勢力圏に食い込んでくることを遅らせる、
いわば時間稼ぎである。どう頑張っても、ザフトにバクゥがある限り、ジオンは正面からの決戦に
勝利することはできない。だが、もうすぐ自分の役割を肩代わりしてくれる者たちが現れるのだ。
そうなれば、もう鉱物資源のうまみも少ないこの基地に固執する必要も無かった。
「了解です。しかし、我々がどうやって逃げ出すつもりか知れば、ザフトの連中は腰を抜かすでしょうな」
ミノフスキー粒子を高々濃度で散布してミサイルを殺し、残った兵器全てをオート動作のおとりにして、
基地に数機ある全てのHLVで一気に大気圏を突破してジオン勢力宙域まで撤退する。
その後は宇宙軍に拾ってもらい、オデッサ経由でまたアフリカへ、という算段である。
「だが、この方法は二度と使えんだろう。我々が得た戦闘データだけは、宇宙で友軍に渡さなければな」
バクゥに勝てるMSを開発するための貴重な戦闘データを得て、後の戦いに生かす。
これはジオンが勝利するのに絶対に必要なことであった。
「……戦いとは、二手三手先を考えてするもの、か」
「は?」
「赤い彗星の言葉らしい。もっとも、私もまた聞きでしか知らんがな」
ビッターは部下を下がらせ、壁に貼られた地図を見た。
二手三手先を実行するため、今はまだ目の前の一手に集中しなければならなかった。

615:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:32:42
やっぱり、プラントのコーディは肉体スペックが高いだけの駄目人間のようだな。

616:通常の名無しさんの3倍
06/11/15 23:34:41
GJ!
さすがビッターやってくれるぜ
高機動ザクタンクとか最高!

>>613
ビグ・ラングとノイエ・ジールもだぜ
開発中だった巨大MA(ノイエ・ジールの原型)にビグロつなげたのがビグ・ラング
戦況が不利になってたからこうなったけどそうじゃなきゃノイエ・ジールは完成してたはず

617:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 00:02:15
GJ!
やはり苦労している者達は違いますな。
ビッター格好よすぎるぜ!

618:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 00:22:22
>>615
うおお・・・。なんつうか、匂ってきそうな男臭さがたまりませんな。
GJ! です。
やっぱ、敵と味方が有能なもの同士ってのは燃えるなあ

619:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 12:13:48
>>613
>>616
ビグロマイヤーは無しの方向ですか?

620:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 12:48:29
>>619
しまった忘れてた
ビグロの火力強化型だったっけ?

621:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 13:07:48
>>620
そんな感じだね
ミサイル取っ払ってクローアームをメガ粒子砲内蔵型のアームに変更
その分機体が軽くなった上にスラスター推力も3倍くらいになってた気がする

622:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 13:08:55
ビグロにビグザムの足付けて地上侵攻用にしようぜ

623:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 15:07:12
その発想はなかった。

624:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 15:24:31
グラブロにも足

625:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 16:15:41
ブラウ・ブロにも足を付けるべきだな

626:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 16:39:15
ムサイにも足をつければ良い

627:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 17:00:38
そしてアースノイドを踏み潰すのだ!

628:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 17:19:34
ムサイはでっかい足で2足歩行じゃなく、ザクの足がいくつもワラワラと生えてて
ムカデのごとく歩くといいな

629:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 17:30:53
ソーラレイに手足つければ

630:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 17:34:58
ソロモンに手足を付けr

631:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 19:26:51
もうね・・・「ザクZ」で良いじゃない

632:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 20:27:54
ビグザムの頭部にビグロを被せて、接近戦に対応させた、というのを、昔ボンボンのマンガで読んだ。


633:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 20:31:39
>>582
51氏、285以前の部分はどうなるです?
むしろその部分がその後の部分の基本設定として重要と見受けられたですが?



634:51
06/11/16 21:07:10
MAは全体的に発展途上段階で、
ギニアスさんはアプサラス造ろうとしたけど上層部に却下される。
秘密裏に造ろうとしたがオデッサ防衛を任されたのでそれも出来ず。
ならばと防衛用MAライノサラス開発に力を入れている。
―という妄想をしてみた。

>>633さん
第0話『プロローグ』ということに・・・

635:第4話 『赤い彗星』
06/11/16 21:09:31
4.

 ムウとニコルは、未だに互いの刃を合わせていた。シャアの参戦は戦場にいる者の意識を大きく変えている。ディアッカも、
アークエンジェルへの攻撃を止め、意識をジオンへ合わせていた。
「ニコル!」
「イザークが後退しました。先に行ってください!」
 ディアッカのバスターは元々支援用のMSである。単機で性能を発揮するブリッツとは正反対の機体だ。
「僕の機体は援護に向いていない!」
「分かった!」
 バスターが離脱するのを見ると、再び意識をイージスに向けた。
「赤い彗星がいるんだ! そこを退けえぇ!!」
「行かせません!!」
 イージスのビームサーベルを攻盾システム“トリケロス”で防ぐと、ニコルは考え込んだ。
(とは言ったものの、シグーとバスターだけで赤い彗星を仕留められるでしょうか?)
 相手はデュエルに乗ったイザークを凌駕した力の持ち主だ。対ザク用に開発されたシグーと、Xナンバーのバスターだけで、
抑えきれるとはどうしても思えなかった。
 そんなニコルはある考えを実行に移すべく、グレイプニールをイージス目掛けて放つと、あるシステムを起動させた。
(ぶっつけ本番だけど……やるしかない!)
 次の瞬間、ニコルの乗ったブリッツは宇宙の闇に溶けるように、その姿を消した。
「ミラージュコロイドか!」
 ミラージュコロイドとは可視光線を歪曲させレーダー波を吸収する特殊なコロイド状の微粒子、及びこれを利用したステルス
機能だ。このコロイドを磁場で物体表面に定着させ、その物体に対し電磁的・光学的にほぼ完璧な迷彩を施す事ができる。
 ムウは神経を研ぎ澄ませ、相手の気配を探った。こうなった以上、頼れるのは自分の第六感しかない。
「何処から来る……」
 1分、2分と時間が経過してもブリッツは攻撃を仕掛けない。それが5分も経つと、ムウには嫌な考えが脳裏に浮かぶ。
「……もしかして逃げた?」
 実は、ニコルは攻撃すると見せかけてアスラン達の援護に向かっていたのだ。
「………………と、とにかく! 今は赤い彗星をっ!!」
 イージスをMA形態にし、ムウはシャアの元へ向けてスロットルを全開にした。

636:第4話 『赤い彗星』
06/11/16 21:10:48
5.

 ザクに蹴り飛ばされてシグーが虚空を舞った。
「く……そ……っ!」
 アスランの乗ったシグーはボロボロだった。ミゲル用にカスタム化された機体が見るも無残な姿を晒している。
「まだまだだな……ん?」
 そんな戦場に高出力のビームが2機の間を貫いた。
「……支援MSのようだが」
 見ると94ミリ高エネルギー収束火線ライフルを構えたバスターがいる。
「待たせたなアスラン……援護してやるよ」
 言いながら220ミリ径6連装ミサイルを一斉に発射した。アスランは後方へ下がりながら体勢を立て直す。シグーが安全な位置
に移動するのを確認すると、ディアッカは再び収束ライフルを撃った。しかし、
「当たらなければどうと言う事はない」
 ザクを旋回させそれを避けると、シャアはシグー目掛けて機体を動かす。アスランは重斬刀を構えそれを迎え撃つが、途端に
バスターからの援護射撃が途切れてしまう。シャアはバスターとシグーの対角線上になるよう自機を操作しながらシグーに迫る。
「ちぃ! アスラン退け!」
 アスランも必死に引き離そうとするが、シャアの乗るザクは高起動が特徴に機体だ。おまけにシャア専用にカスタム化もされ
ている。ザクは接近するとシグーにヒートホークで斬りつける。さらには頭部を掴みメインカメラを握り潰すと、今度はシグー
を盾にバスターへ向けてスラスターを吹かした。
 迫り来るシャアにディアッカは戦慄し、トリガーを引くのに躊躇する。バスターの火力だとシグーを巻き込んでしまうのだ。
引き金を引けばアスランは間違いなく死ぬ。
「戦場で迷ったら終わりだぞ!」
 シャアは、シグーをバスターに叩きつけると、絡み合った2機を漆黒の宇宙に蹴り飛ばす。
「「うわああぁぁぁっ!」」
 幸いな事に、彼らが蹴り飛ばされた方角はヴェサリウスの居る宙域だった。
「連合のMSはこの程度なのか?」
 しかもコーディネイターが乗っているにも拘らずである。シャアはあまりの不甲斐なさに肩を落とした。その時―
『少佐! 後ろです!』

637:第4話 『赤い彗星』
06/11/16 21:12:13
6.

 ヒートホークとビームサーベルがぶつかり光が飛び交う。
 シャアは『声』を聴いた瞬間に、ザクを反転させヒートホークを身構えたのだ。
「そんな!!」
 そう発したのはニコルだった。彼はミラージュコロイドでシャアの背後に回りこみ、一撃で勝負を決めるつもりだった。
「やってくれたな」
 ブリッツを殴りつけ、最大出力のヒートホークを叩きつける。
「……くぅ!!」
「透明化はもう終わりかね?」
 イージスとの戦闘に、ミラージュコロイドの使用が重なり、ブリッツのエネルギーは残りわずかであった。
「……熱光学迷彩、使えるかもしれんな……ん?」
 シャアはセンサーに映った高速物体―イージスに気づいた。
「連合側の“G”か……ララァ!」
「少佐、ご無事で!?」
「君の『声』が無ければ死んでいたよ。それより、この機体を頼む」
「分かりました」
 言うと、シャアはブリッツを見向きもせず、その場を離脱した。入れ替わりでサイコミュ・ザクとザク改がブリッツに迫る。
「新手!? でも……!」
「うおおぉぉぉ!!」
 ブリッツに対し、デニムはザク改を急速接近させるとグレネードを放つ。ニコルはトリケロスでそれを防ごうとするが、彼の
目に映ったのは、爆炎ではなく眩い光。デニムが使ったのは閃光弾だったのである。そして、
「今です少尉!!」
 そんなデニムの叫びよりも早く、ブリッツの頭部をメガ粒子砲が貫いていた。

――つづく

638:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 21:41:11
GJ!!
ブリッツ捕獲で何か開発されるかな?

639:633
06/11/16 22:34:11
まずはGj

えっと

タイトル 『ガンダムSEED ジオンの栄光』
>>285~ 第0話『プロローグ』
>>285~ 第1話『その名はガンダム』
>>381~ 第2話『崩壊の大地』
>>472~ 第3話『サイレントラン』

から
>>51~ 第0話『プロローグ』
>>285~ 第1話『プロローグ』
>>285~ 第2話『その名はガンダム』
>>381~ 第3話『崩壊の大地』
>>472~ 第4話『サイレントラン』

ということで・・・・
いかんプロローグが二つに orz ・・・・・・

640:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 23:58:53
GJ!!
ブリッツ、ゲットだぜ!
完全に偵察専門のMSでも開発するかな?
もしくは、ドップとかに搭載するとか。
PS装甲とビーム兵器(ぶちっつのはレーザーだったか?)のデータも手に入りそうだな。
ジオンはPS装甲をMSには搭載しないだろうからMAとかに搭載するのか?
PS装甲とIフィールドを搭載したビグザム・・・やっ、やば過ぎるぜ。

641:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 00:02:25
GJ!

うおお・・・。ニコルいきなり死亡フラグかい
善人は早死にするなあ。

642:640
06/11/17 00:03:24
>>640
誤字スマソ
ぶちっつ⇒ブリッツ
ぶちっつって何だよOTZ

643:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 00:40:08 v663Qs1E
>>634-637
GJです!
やはりNT能力の前にはミラコロは無力であったか…
しかし、デニム、ナイスアシスト!目くらましでブリッツの動きを止めるとは・・・
ブリッツの頭部を吹っ飛ばされた、ニコルの運命は?

644:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 00:50:37 v663Qs1E
>>640
ブリッツのトリケロスに搭載されているのはレーザーライフル。
磁気の影響を受けないので、Ⅰフィールド・バリアに実弾以外では唯一対抗できる光学兵器。

645:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 00:55:52
ニコルはシャアと因縁でもあるんかいな
シャアスレのSSでも今日投下の作品でニコルがシャアに殺られた

646:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 16:38:08
髪型がアムロに似ているッ!

と感じたが、どうか?

647:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 18:51:24
ふと気付いたけど、エルメスのビットはジェネレーター搭載型だったのが、
この世界だと小型化出来ずに充電式になるわけだよねえ。

やっぱ弱体化しちゃう?
(まあ捕獲したザフトのMSのバッテリーからバッテリー式ビットも高出力化しそうだけど。)

648:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 19:43:41
後継武器のファンネルも充電式で稼働時間短かったから、弱体化とは言え使えないことはないんじゃないかな。

649:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 21:23:01
vsジムキャノンⅡスレでPS装甲の弱点が新たに発見されたんだがこれってどうなのかな
ホントに効果あるのか疑問なんだが

650:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 21:28:46
粘着榴弾か、微妙だな
裏面の装甲剥離が起きないことまで考察されてることを考えると有効だとは思うが

651:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 21:35:43
>>647
あのちっちゃいプロヴィデンスのドラグーンであんだけいけてるんだ、なんとかなるさ。

652:51
06/11/17 22:31:23
シャアやララァやデニムだけでなく、
スレンダー君にもコメントをやってください。

653:第4話 『赤い彗星』
06/11/17 22:32:39
7.

 ムウは赤い光点が近づくのを目視すると、イージスを変形させビームサーベルを抜く。
「赤い彗星!!」
 叫びながらシャアのザクに斬りかかる。シャアはヒートホークを抜いてそれを防いだ。
「月以来だな! シャア・アズナブル!!」
「何だと!?」
「隊長達の仇は取らせてもらう!!」
「“エンデュミオンの鷹”、ムウ・ラ・フラガか!」
 互いの存在を確認すると、ムウは鍔迫り合いの合間に額のイーゲルシュテルンを撃った。致命傷を与えるのではなく、カメラ
の一つでも潰せればいいのだ。シャアはムウの狙いを読み取り、後ろに下がると相手が先程のザフト兵と違う事を理解した。
「さすがに戦いなれている……何!?」
 そのシャアを追い、ムウはサーベルを斬り上げる。もちろんシャアは避ける。だが、イージスはその勢いのまま一回転すると、
ザクを蹴り上げようとした。次の瞬間目に飛び込んできたのは光の刃だった。それがイージスの脚部から伸びている短いビーム
サーベルである事が分かるとシャアは戦慄した。
「隠し武器とは……」
 ヒートホークはビームサーベルを受け止める事はできるが、出力の問題で競り負けてしまう。それに加えて隠し武器となると、
接近戦ではイージスに軍配が上がった。シャアは距離をとるとライフルを構える。今度はムウも無理にシャアを追おうとはせず、
相手の出方を見ていた。
 どうするか―シャアは思考する。接近戦はこちらに不利だし、PS装甲がある以上、手持ちの装備でダメージを与える事は
難しい。ならばデュエルの時と同様にエネルギー切れを狙う。照準を合わせ、最大戦速で機体を直進させると手にしたライフル
を一斉射する。だが……
「まさか!」
 イージスはそれを避けたのである。シャアは今の戦法で、多くの敵に損害を与えてきた。一、二発は当たったようだがシャア
の動きが読まれたのである。過去に自分の射撃を回避したのは、模擬戦でのララァ・スン少尉だけであった。
「もしや、ニュータイプ?」
 言って、その考えを振り払った。少なくとも、ニュータイプの概念は、連合軍のどの部分でも考慮されていないはずなのだ。
それに彼自身もその能力を持っている。シャアは自身よりも強い力を持つララァと接触する事により、覚醒する事ができたのだ。
まだその力は弱いが、もしムウがニュータイプなら、自分はおろかララァが気付くはずである。
「……あり得んことだ」
 その後もシャアはライフルを連射するが、それは星々の間に消えていった。

654:第4話 『赤い彗星』
06/11/17 22:34:26
 幾許かの射撃後、シャアはイージスの動きを見るうちに、あることに気がつく。
「これは……やってみるか」
 ライフルを放つと、即座に別方向へ射撃する。するとイージスは、弾丸が飛ぶ方向へ吸い込まれるように動いていた。
「フフフッ……」
 笑みを浮かべると、同様の射撃を幾度も行なう。それらは全てイージスに命中していった。
「クソッ! なんでこうも!!」
「どうやらザクのOSを使っているようだな!」
 シャアはイージスの動きを観察するうちに、それがジオンの開発したOSであることに気がついたのだ。
 連合は捕獲したザクからナチュラル用OSを得ていたのだ。ジオンは今日の戦争の為、2年近くの時間を掛けて製作している。
その完成度は高く、少しの改良でXナンバーを動かす事が出来た。だがそれは、ザクに乗り続けているシャアにとって次の行動
を全て読まれる事を意味している。
「次は右……今度は左……」
「何でだ!? 回避プログラムはランダムの筈なのに!!」
「ランダムに見えるが、いくつかのパターンがあるのだよ」
 次第に追い詰められるイージス。ここでムウは勝負に出た。
「こうなったら一か八かだ!!」
 ムウはMAに変形させるとザク目掛けて特攻したのだ。
「正気か!?」
 シャアはムウの行動に目を疑う。さらに畳まれていた両腕脚部が展開し鉤爪と化したのである。
「冗談ではない!」
 バーニアを吹かして、距離を取ろうとするシャア。だが一直線に進む加速力においてはザクを上回っており、ジワジワとその
差は埋められつつあった。
「クッ! これならどうだ!!」
 ムウは腹部にエネルギーを回すと、戦艦を一撃で沈めるほどの威力を持つ580ミリ複列位相エネルギー砲“スキュラ”を放った。
「なんとっ!」
 シャアもギリギリでそれを回避すると、続けてライフルを連射する。このスキュラで大半のエネルギーを使用したイージスは、
ついに動きが止まりPS装甲がダウンした。だが、シャアの乗るザクもバッテリが尽きかけていた。
「……さすがに5機を相手にするとバッテリが持たんな……!!」
 その時、シャアの目にとんでもないものが飛び込んだ。GAT-X105ストライクガンダムである。

655:第4話 『赤い彗星』
06/11/17 22:36:22
8.

 その頃、ヴェサリウスの艦橋ではクルーゼとアデスが言い争っていた。
「私も出る!!」
「隊長、落ち着いてください!」
 クルーゼが半壊したシグーで出撃しようとしたのだ。シャアの乱入後はアスラン達の不甲斐ない光景に激怒するだけだったが、
ムウのイージスがシャアと接戦を演じているのを見るなり、自分も出撃するといきり立った。
「無茶です!」
「黙れアデス!!」
「黙りません!! 冷静になるのです隊長! ガモフが落ち、アスラン達が破れた今、もはや勝機はありません!」
 アデスの必死の説得にクルーゼは歯をかみ締めた。そして徐々に冷静さを取り戻していく。
「ジオン側には、まだMSが3機もいます! 撤退を!!」
 それはニコルを見捨てる事を意味する。だが彼らにブリッツを助ける手立てなど無かった。
「……シグーとバスターを回収後、この宙域を離脱する」

 ニコルは自分の置かれている立場を考えた。
 エネルギー残量はほぼゼロ。仲間達は損傷し帰還中。ガモフが落ち、援軍もない。
「チェックメイト……か……」
 自分は死ぬ、それが結論。優秀なコーディネイターの頭脳をフル回転しても打開策など浮ばない。ブリッツは頭が吹っ飛び、
右腕も捥げている。PS装甲が落ち、残量が0を表示すると生命維持装置すら切れた。薄れ行く意識の中で、彼の瞳には近づく
2機のザクが写し出されていた。

656:第4話 『赤い彗星』
06/11/17 22:37:54
9.

「坊主っ!? 何やってんだ! 逃げろー!」
 ムウは通信を送るが、キラは返事をしない。
「うぅ……あぁぁ……」
 キラは怯えていた。ムウが、アスランが、他のザフト兵達が、ことごとく目の前のザクに敗れたのである。
 民間人である彼にとって、今起こった戦闘は常軌を逸していた。レベルが違うのだ。自分は元より“エンデュミオンの鷹”や
“黄昏の魔弾”よりも“赤い彗星”の実力は上だった。
「怯えているのか、このMSは……」
 シャアにとってはそれは好都合だった。戦えば勝てるだろうが、バッテリ残量がわずかの状況では戦闘は行なえない。
 ピクリとも動かないストライクを威圧するようにライフルを構えると、キラは思わず後退りしてしまう。
「フッ……命拾いしたな、ストライクのパイロット……スレンダー聞こえるか!?」
「感度良好であります」
「首尾の方はどうか?」
「はっ! 少佐と連合製MSとの戦闘データ、全て記録しました」
 言いながらスレンダーの強行偵察型ザクは手にしたガンカメラを叩いた。
「壊すなよスレンダー……ララァ! デニム!」
「Gを一機、確保しました」
「ローラシア級は既に落しております」
「よし……全機、ファルメルに帰還する」
 シャアは戦果に満足し、大胆にも全方位チャンネルで通信を送った。
「では諸君、機会があればまた会おう」
 そして赤い彗星はその場を去った。後に残されたムウとキラは、その後姿をただ眺めるだけだった。

――第05話へつづく

657:第4話 『赤い彗星』
06/11/17 22:41:28
シャアの相手はキラでは無いので戦いませんでした。
さりげなくスレンダーを偵察要員にしてみた。

658:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 22:42:59
うおおぉっ!!
燃え尽きる程GJ!
ニコルはどうなる!
次回に激しく期待してます!

659:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 22:47:16
おおGJ!
シャアの本来の任務である強行偵察がちゃんと成功してるよ。
しかもブリッツまで捕獲できてるし。データも取れたってことは追撃戦は無しかな。
ムウと戦ってヒヤッとされる場面もあったが、ララァが生きてるシャアは粘り強いな。

660:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 23:01:20
>>652
スレンダー、お前はここに残れ。

661:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 23:23:40
スレンダーは最前線君になったのか。

662:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 23:28:50
GJ
話は変わるが、MAは大型のままの核融合炉でMS開発がMAにって感じで開発されないかね?


663:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 23:56:19
>>662
すまん、もっと分かりやすく言ってくれ。

664:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 00:07:15
GJ!!!
シャア、実にスマートに任務完了だ。
それにしても・・・ムウ!回避ぐらいマニュアルでやれと小一時間(ry
クルーゼも考えて行動しろと。

この件でジオンかなり得したな。
政治的な非難をザフトに押し付ける形で新型のデータを入手し、実物もゲットしたんだからな。
このメリットは図りしれんだろう。

665:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 01:58:28
>>652-656
う~む、結局シャア部隊の一人勝ちか。
ガモフが沈み、子飼いのアスラン達はボロボロ。挙句にブリッツお持ち帰り。
生き延びれたから良いものの、クルーゼ下手したら更迭させられるぞ?

666:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 02:09:29
>>665
まあ、うまいこと先制攻撃できたしな。
ザフトにゃ連携はないし。

667:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 08:27:27
GJ!
なんだけど、ヒート系の武器でビームサーベルを受け止めるのはグフがやっちまってるけど
アレ長さが変るから試作型のビームサーベルだったって説もあるし基本的には×だった気がす
ビームサーベル同士なら形成してるIフィールドが反発しあうとかで斬り合いができるらしいけど
CEのビームサーベルは形成してる技術の関係で斬り合いは×って聞いた覚えがあるんだけど
ビームをビームサーベルで切り払うなんてことやってるの居るしワケ分らんね

668:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 09:10:02
>>667
それはビームサーベル同士の場合だけだ。

669:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 09:10:52
>667
ザク改とアレックスがつばぜり合いしてるし深く考えなくておk
ヒート兵器の高熱で発生したプラズマが云々て設定が何かに載ってたし

670:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 11:51:11
>665
それプラス中立国にいきなり攻撃を仕掛ける
下手したら銃殺刑物

なんかこの世界のクルーゼは後半になったら世界を滅ぼすことをあきらめてまで
シャア打倒に執念を燃やしそう。


671:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 12:57:11
スレンダーの撮った映像はデータ収集のほかにも、政治的プロパガンダとしても結構使えそうな気がする。
『赤い彗星』が『黄昏の魔弾』(中身が違うが)や連合のMSを叩きのめしたのだから。

672:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 13:10:04
で、それを見たガルマ閣下が発奮すると。

673:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 17:50:30
今思ったんだがこのシャアはドズルの部下なのかね?

674:662
06/11/18 18:54:22
出来るだけ小さい核融合炉(だが大型のまま)を使用しMSを開発

頓挫するもののMA開発の雛型に

巨大MA開発へ

という感じにならないかなと思ったまでの事

675:通常の名無しさんの3倍
06/11/18 20:14:30
サイコガンダム

676:ガルマネタ書いてるヤシ
06/11/18 23:44:53
ちょっと核融合炉について桃色電波が届きましたので、ちょっと思い付きを。

UCの核融合炉はヘリウム3を核燃料とした核融合技術です。
これは重水素を用いた核融合炉が中性子を発するのに対し、中性子の代わりに陽子を発生させます。
この陽子の運動エネルギーを高い変換率で電気エネルギーに直接変換できるわけですな。
(現在の原子力発電は熱エネルギーで水を蒸気にし、タービンを回すので効率はとてつもなく悪いです。
フリーダムやジャスティスはどうやって電気エネルギーに変えてたのか不明ですけど)
で、ミノフスキー・イヨネスコ型核融合炉はミノフスキー粒子を用いた常温で小型の核融合炉、
という前提が健在として考えますと、ジオンの核融合炉の小型ができないのは

・核融合炉そのものを今以上に小型化することが難しい
・陽子の運動エネルギーを電気エネルギーに変換するシステムの小型化が難しい
・両方

という理由が考えられるわけであります。
どっちにしろ、しくじったらF91やVガンダム時代のエンジンみたいに爆発したら破壊力抜群なので、
なかなか完成しないでしょうねえ……

677:51
06/11/19 21:04:42
ダを抜かしただけです。

678:第05話 『それぞれの状況』
06/11/19 21:05:39
1.

 アルテミス―この基地は光波防御壁に守られている連合軍唯一の宇宙要塞である。
 この基地は辺境の小惑星に造られた小規模なもので、再建当時は戦略的に重要なものではなかった。しかし、開戦と同時に月
基地が陥落し、その後もL1、L4の軍事基地も落とされた事により、その重要性が一気に高まった。
 現在では、再建された地球軍第8艦隊によって護られている。

 アルテミスに入港したアークエンジェルであったが、クルー及び避難民がアルテミスに降りる事は許されなかった。
「これはどういうことです!?」
「我々は民間人を50人以上連れているんですよ! それに怪我人も居るのです!!」
 マリュ―とナタルが抗議しているが、相手の士官は困ったように言う。
「私らだって降ろせるもんなら降ろしてやりたいよ。けどな、アルテミスだって緊急事態の連続なんだ」
「味方の基地に着いたというのに休むこともできないなんて、そんなことがありますか?」
「申し訳ないが識別コードが無いのでこの様な形を取らせてもらったぞ」
 そう言って現れた男は、第8艦隊司令官を務める地球連合軍スティン・ホフマン准将であった。
「ホフマン准将!?」
「久しぶりだなラミアス中尉……いや、今は大尉か。君達の質問には私が答えよう」
 その言葉にナタルが問う。
「避難民達はとても疲れています。基地で落ち着ける場所を探していただきたい」
「民間人を収容しておく余地はない」
「そんな」
「とにかく、マリュー・ラミアス、ナタル・バジルール、ムウ・ラ・フラガの3人は司令室に来てくれ」

679:第05話 『それぞれの状況』
06/11/19 21:09:01
 ムウ達が基地司令の元へと連れて行かれ、残された者は不安げにひそひそと話していた。
「俺達、どうなるのかな……」
「さあ……」
 今まで自分達が住んでいたヘリオポリスが、僅かな時間で崩壊したのだ。外の世界の現実に、彼らは俯くしかなかった。
「ところで大西洋とユーラシアって仲が悪いんじゃなかったけ?」
「半分正解だけど半分不正解ね」
「どういうことです?」
 サイの疑問にクリスが説明し始めた。
 現在、地球軍内部の派閥は二つに分かれていた。対ジオンを主張するハルバートン派と対ザフトを主張するブルーコスモス派
である。ハルバートンが地球に戻った後、どちらを先に攻めるかで意見が分かれた。互いに相手の主張を認めず、結局上層部は
2方面作戦を決定する。この時に、対ジオン派と対ザフト派に分かれたのだが、いざ分かれてみると大西洋軍の大半が対ザフト
に偏ってしまったのだ。これは世界樹戦役でブルーコスモスに反抗していた軍人が大量に戦死した結果であった。ハルバートン
は「ジオンに兵なし」と叫んだが、自身の兵もいなくなってしまったのである。
 この事態にハルバートンは、ユーラシア連邦との関係を強くしていった。戦争が始まってから同盟を結んだ大西洋とユーラシ
アであったが、それはうわべだけのものである。しかし、ユーラシアがジオンの地球侵攻作戦で国土の大半を奪われると事情が
変わった。戦うには兵の無いハルバートンとジオン相手に劣勢のユーラシア。対ジオンという部分で彼らの利害が一致する。
 その後、ハルバートンはMS開発計画を実行に移し、量産が整えばユーラシアにも供給するという約束で強固な同盟を得た。
「一応、私達は対ジオン派だからね」
「問題があるのは識別コードが無いってことか」
 クリスの説明の間で、キラはぐっすりと眠っていた。MS戦に限らず、戦闘機動は疲労が溜まる。生死を賭けた極限状態では
パイロットの神経を削り取るからだ。
「ねえ、この子、コーディネイターだったの?」
 フレイの問いにサイは小さく頷いた。フレイはそんなキラに薄気味悪がっているような目で見ている。
「……この状況で寝られちゃうってのもすごいよな」
「疲れているのよ。キラ、本当に大変だったんだから」
 カズィの不安そうな言葉にミリアリアが返す。
「『大変だった』か、キラにはあんな事も『大変だった』ですんじゃうもんなんだな」
「何が言いたいんだカズィ」
 トールがとがめるような視線を向ける。
「別に……」
 彼らはキラがコディネイターである事を知っていた。それでも自分達ナチュラルとの能力の差に複雑な思いを抱いていた。

680:第05話 『それぞれの状況』
06/11/19 21:10:19
2.

 アルテミスの司令官室にムウ達を招きいれ、各自に名乗りとIDの提出させられた。
「―なるほど。君らのIDは確かに大西洋連合のもののようだな。私がアルテミスの司令官ジェラード・ガルシアだ」
「お手間をとらせて申し訳ありません」
「いや、なに。君の輝かしい経歴は私も耳にしているよ“エンデュミオンの鷹”殿。月基地攻防戦には私も参加していた」
「おや、ではビラード准将の部隊に?」
 おっとりと返すムウに向かって、ガルシアは目を細める。
「そうだ。戦局では敗退したが、ザクを5機落とした君の活躍には、我々も随分励まされたものだ」
「ありがとうございます」
 本当は4機なんだがな、思いつつ話は本題に入った。
「我々としては、できるだけ早く補給をお願いしたいのです。我々は一刻も早くアラスカへと向かわ―」
「報告はホフマン准将から聞いておるよ。補給に関しては早急に行おう。しかし物資だけだ。人員や護衛艦は無いと思ってくれ」
「なっ!?」
 3人は驚きの声を上げる。
「待ってください! 我々はザフト及びジオンの攻撃を受けました。ザフト艦は撤退した模様ですが、ジオン艦は―」
「だからこそ護衛は着けられないのだよ」
 強い口調でガルシアは言う。
「先程の戦闘はこちらでも確認している。中に“赤い彗星”がいる事もな! 相手が、ジオンの“赤い彗星”となると第8艦隊だけで
 アルテミスを防衛する事は難しくなる」
 アルテミスは“傘”と呼ばれる光波防御壁で護られているが、ミノフスキー粒子の登場によりそれは強固な物ではなくなって
いた。昔は敵が近づくのを察知すると“傘”を開き、その侵入を阻止していたのだが、ミノフスキー粒子を撒かれるとレーダー
類が死んでしまう。“傘”を展開し続けるには膨大なエネルギーが必要な為、常に開いておく事も出来ない。
「アルテミスを統括するものとして、諸君らの行動にはいささか問題があったのだ」
 ガルシアは更に言う。
「このアルテミスがいかに生き延びているか。ここでの緊張を持続する事が、連合全体にとっても戦略的にどれほど重要な事か」
「……」
 ナタルは何か言いたげにしているが口に出せない。マリューやムウも同様だった。
「理解したかね? ならば補給後、直ぐに出て行きたまえ!」
 要するにガルシアは、厄介な存在であるアークエンジェルを追い出したいのだ。ジオン艦が離脱したかどうかは分からない。
だからこそ、その恐怖は計り知れない。
「宜しいですかな?」
 重苦しい空気の中、今度はホフマンが発した。

――つづく

681:51
06/11/19 21:12:49
ユーラシアとの同盟は強くなってます。
ただそれはハルバートン派のみです。

682:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 21:15:04
GJ!
ガルシア、ある意味まともだな。
それにしてもハルバートンが、ユーラシアと結びついてるとは・・・

683:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 22:07:41
か、ガルシア閣下がまともだwww
某赤いニ〇ン〇イに出る閣下は狡猾でしぶといが、こっちの閣下は「普通」に
「人の上に立つ者」だなあ。ホフマン大佐も将官になっていることから、ハルバートン提督は
少将か中将?レビル閣下というよりブレックス准将みたいな立場だな。
(子飼いの戦力が乏しく、外部の援助を得るトコとか)

連投GJ

684:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 22:30:40
なんかジオン側はナチュラルもコーディネイターも関係なく戦ってるのに、
連合もプラントも(プラントは当たり前なんだけど)そこらへんぐだぐだですなぁ。

685:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 22:51:12
連合:ジオン?プラント?両方ともうちらの下僕の癖に反抗するなんてふざけてる
プラント:連合の採取は気に入らんが、ジオンのした事はもっと気に入らん!
ジオン:連合の植民地じゃねーよ!生意気なプラントも気にいらねーしやっとくか!
という感じじゃないか?

686:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 22:59:35
ジオンからは実害なかった上に、なんのメリットもないのに気に入らないというだけで宣戦布告するプラントすげえ!

687:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 23:33:18
ジオンのコロニーって、自分達で資金を投入して作ったんじゃなったけ?
プラントはプラント理事国が金出して作ったんだから、下僕で間違いないんだろうけどジオンは違うんじゃないか。

688:通常の名無しさんの3倍
06/11/19 23:56:09
しかし、本当に宇宙ではジオン強いな。
地上にドムやギャンが無いのがこんだけ差を生むのか…ドワッジもトローペンも開発されず、
フライトタイプのグフすらねーし、最強は得物がショットガンのイフリートか
ガトリングシールド装備のグフ・カスタム、それもどっちもバクゥに勝てねえ以上はラゴゥにも勝てるはずは無い。

ドム(特にホバー技術)やギャン系列のMSって結構多いからなぁ。ゲルググができるまでジオン地上軍はジリ貧か。
ストライクダガーが出たら本当に負けてしまいかねんぞ。

689:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 00:27:31
>>686
ジオンはプラントからユニウス7を譲渡して、それをブリティッシュ作戦に投入したから
プラント側からしたら、おまいら何しやがります?!って感じだろう。
>>687
史実だとジオン公国の住民は、宇宙移民政策(地球環境保全のため人類の生活圏を宇宙にシフトさせる)
により上がってきた連中だが、結果とし第一期移民が終了した段階で政策は中止になり、高官等は地球
での生活を続けている。さらに、連邦はコロニー公社等を通じて採取を行っていた。
ジオン側からしたら地球で位している連中の植民地と変わらん。
連邦の部分を連合と置きかえる必要はあるが。

690:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 00:31:45
譲渡じゃなくて、受領だよ…orz


691:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 03:05:10
>>688
ドムが無くても、グフ&ドダイYSがある。
爆撃機としての真価を発揮出来れば、バクゥには勝てる。

…ディンと戦うのに忙しくて、手が回らないみたいだけど。

692:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 06:59:45
ドムのプロトタイプってOEM生産したグフの改良型だし
グフを元にドム通り越してギャンの原型機に手を出すってのもw
対空戦はまとまった数のザクキャノン辺りに焼夷榴散弾用意させとけば何とかならんかね?
戦闘機は元よりアストレイよりも軽いディンの装甲もかなり薄いと思うんだが

693:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 18:40:27
空戦より陸戦のほうが被害が大きく、対空戦に戦力を割けられないのかもしれん。

ドダイYSグフ・グフ・ザクIIJ対バクゥ
ザクキャノン対ディン
をやると、ドダイとキャノンがディンを狩りきる前にグフとザクがディンに突破されかねない、とか。



694:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 19:54:52
最終決戦は、
初代仮面男 ジオング(時期的に完全体かも)
ザフトの仮面男 天帝
後の仮面男 ストライク
……ムウ、大丈夫か?

695:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 20:00:29
この世界にもBガンダムはあるんだろうか?
無かったらジオングはもっと普通サイズのMSになったはずだw

696:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 23:10:18
完全体ジオングは、全身をバラバラにして攻撃するっていう、ターンXのような事をする予定だったらしいな


というかターンXがジオングを参考にしてるみたいだけど

697:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 23:14:29
ジョングなんてのもありますぜ

698:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 23:32:21
>>697
勿論知っているさ
だが、長谷川作品を毛嫌いしてる人もいるらしいんでね
そう、そうだとも! 俺の脳内ではターンXとはジョングを参考にジュドーの子孫達が復活した血塗られた巨神を倒すために(ry

ぶっちゃけた話、ただの惑星間移動の為に作られたMSとかも言われてるよな

699:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 23:49:01
まあ巨神はともかくV外伝はオフィシャルだから

700:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 04:06:50
ムゥにはコアブースターにでも乗ってもらって

ムゥ「かなしいけd(ry」

701:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 04:46:59
元々ムゥは1stのスレッガーさんをモチーフにしたキャラだろうからなあ。

702:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 08:27:22
>>701
それじゃノイマンに粉かけてくれないと

703:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 15:51:38
>>702
アッー!!

704:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 16:53:15
>>694
つーかシャアはノイエ・ジールII じゃね?
一応専用機だし。
ララァはプロトキュベレイでってことになると……この二人に誰が勝てるんだよwww

705:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 16:57:06
イザークinフリーダムwithミーティア
アスランinジャスティスwithミーティア
ラウinプロヴィデンス
の3機でどうだ

706:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:10:54
すべて紙一重でよけてくシャアとララァが目に浮かぶw
書き方次第でバランスは取れるんだろうけど……やっぱ鷹さんがきついな。
こう、GAT-RX105 通称 スレックス(ry

707:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:12:19
キラはGIIIストライクか

708:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:13:30
開発早まってストライクGP03とかね

709:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:15:21
>>706
ちゃうやん GAT-105NT-1 ね。
いや、鷹さんNTかどうかしらんけど。

710:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:16:42
鷹はダガージャグラーとか

711:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 17:17:42
>>705
アッシュinリジェネレイト、コトーニinテスタメントも加えてください

712:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 18:54:25
>687、689
本質的に棄民政策として行われたのが各サイドへの植民であるから、棄民対象に
コロニーの如き巨大建造物をものす財力があろう筈がない。
逆シャアでも、「連邦政府はコロニーを作って人を詰め込むだけで放り出した」
とスイートウォーターで「宇宙人」側から一席ぶっておったが、連邦政府にして
みれば戦災からの復旧なぞ基盤(コロニー)だけは直してやるがあとは自己責任
でやれだろう。

あと「採取」とあちこちでいってるが、「地球」が「宇宙人」から経済的利益
を得る事象についての表現はこの場合は「搾取」だろう。採取のレベルならば
わざわざ戦争してその状況を逃れるような手間をかける筈が無い。

713:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 19:58:04
鷹さんにはストライク+ガンバレルストライカーで良いんじゃない?

714:第05話 『それぞれの状況』
06/11/21 23:07:38
3.

「補給に関しては閣下の申し上げるとおりです。ですが、護衛艦を付けないのは些か問題があると思われます」
 ホフマンはガルシアの意見に同意しつつ、自論を述べ始めた。
「護衛を付けないとなると、彼らがアラスカに辿り着けなかった場合、事は責任問題になりますでしょうな……」
「な、なに!?」
 責任という言葉にガルシアは顔色を変えると、大きく目を見開いた。
「どうです? ここはあの哨戒任務中の部隊を護衛に付けるという事で……」
 ガルシアはホフマンの言葉に動揺していた。
「し、しかし……」
「彼らはユーラシアに所属し、かつ第8艦隊にも籍を置いている。我々にとって有益になると思いますが?」
 ガルシアはしばし考え込んだ。
(何だぁ? 厄介者の押し付けは勘弁してくれよ……)
 ムウはそんな事を思いながら、ガルシアを注視すると、
「…………いいだろう。私から伝える」
 そう言って立ち上がり、部屋を後にしてしまった。
 ホフマンはガルシアの態度に溜め息を吐くと、ムウ達を気遣った。
「すまんな」
「いえ、我々は嫌われているようです」
「奴は病人なのだ。精神面のな」
「はぁ?」
 ジェラード・ガルシアは、元々アルテミスに左遷されて来た。その為にガルシアは功績を上げることに執着していた。そして、
アルテミスの重要性が高まると彼は一層躍起になる。だが戦争が長引いて故郷のユーラシアがジオンに侵略されてゆき、ジオン
の強さを目にすると、ガルシアは日に日に圧し掛かる重圧に耐え切れず、心身を病んでいった。
「昔は出世欲に執着した男だったが、この一年で事なかれ主義の小心者になってしまった。戦争は人を変える、と言うが……
 寒い時代になったものだな、まったく」
 ガルシアも戦争の被害者なのだろう。
「ところで、護衛の部隊ですが……」
「失礼します!」
 突然、憲兵が入ってくるとホフマンに耳打ちをする。それを聞いたホフマンは沈痛な面持ちでムウ達に向かった。
「君達に残念な事を伝えなければならん」

715:第05話 『それぞれの状況』
06/11/21 23:08:48
4.

 クルーゼは自室で酒を飲んでいた。グラスにワインを注ぐと背後に誰かの気配があることに気づく。
「私に何か用かギル?」
「君を笑いに来た。そう言えば君の気が済むのだろう?」
 そう言ったのはギルバート・デュランダル。クルーゼの数少ない友人で、気の許せる相手でもある。
「好きでこうなったのではない。それは君にだって分かるハズだ」
「しかし同情が欲しいワケでもないのだろ。ならば、レイの期待にも応えるラウ・ル・クルーゼであって欲しい。それが私に言える
 最大の言葉だ」
 現在クルーゼは本国にいる。ヘリオポリス崩壊の査問に呼び出されたのだ。そこで彼が待っていたのは批判の嵐であった。
『―しかしクルーゼ隊長。その地球軍のMS。果たしてこれほどの犠牲を払ってでも手に入れる価値のあったものなのかね?』
『MS開発を理由に襲撃するのはいい。だが、せっかく奪ったMSをジオンに奪われるのはな』
『結局手元には5機中2機しかない』
『しかも、君はジオン艦が現れると取り乱したというではないか!』
 パトリックはクルーゼを擁護したが、評議会議員の息子であるニコル・アマルフィが行方不明になった事が決定的になり、
クルーゼは隊長職を失う事となる。そして今や謹慎中の身であった。
「……私の隊はどうなった?」
「解散は免れた。今は君の副官が……いや、かつての副官が指揮をとっている」
「アデスか……」
 あの男なら旨くやるだろう。アデスは冷静かつ客観的に戦況を見れる本物の軍人だった。
「これから君はどうなると思う?」
「さあな」
「辺境の守備隊、もしくはテストパイロットかな?」
「はっきりと言ったらどうだ。君は私を励ます為に、ここに来たのではあるまい?」
 図星だったのか、デュランダルは肩をすくめて見せた。
「このままだと君は決して前線に出られんだろう。君の更迭は議長の命によるものだから、ザラ国防委員長も手が出せない。しかし……」
 目を細めるとクルーゼの耳元でささやいた。
「それは議長の命で撤回が可能を意味する」
「私にクライン派へ下れと言うのか!?」
 デュランダルの真意を察したクルーゼは、思わず彼を睨む。
「このままでは君の目的はもちろん、“赤い彗星”と戦う事も出来ない」
「……」
「首を縦に振るのなら、私から議長に進言しよう。ああ、当然今すぐ答えを出せとは言わない」
「私はあの男が嫌いだ」
「だが、考える余地はあるだろう?」
 言いながら部屋を出ようとするデュランダルだが、立ち止まり振り向くと、何かを確かめるように問いた。
「“赤い彗星”……君は彼をどう思う?」
「忌々しい男だ。奴は一年前よりも実力が上がっていた」
「……聞いた話だが彼はナチュラルらしい」
「馬鹿な!?」
「なんでも“ニュータイプ”と、ジオン本国では噂されているようだ」
「人類の革新か? 笑える話だ!」
「ラウ、私は君も赤い彗星と同じなのではないかと考えているのだよ……」
 デュランダルが部屋を出るとクルーゼは高らかに笑いだした。
「出来損ないの私が? あり得んよギル……」
 クルーゼは残っていた酒を飲み干した。今はただ、酒に酔っていたかった。

716:第05話 『それぞれの状況』
06/11/21 23:11:15
5.

 アルテミスの医務室で、ムウ達はパオロの最後を見取っていた。パオロはアルテミスに着き次第緊急手術を行なったが、間に
合わなかったのだ。そのパオロは横になり安静にしている。痛め止めが効いているのか辛そうな表情はしていない。
「何故、君を庇ったのかを話そう」
 傍らにいたナタルに、パオロは静かに話し始めた。
「私が昔、士官学校の教官をしていた頃、教えた生徒の中に君のお父上……バジルール提督がいた」
「父を艦長が……」
「優秀な男だった……鍛えがいがあった……ただ、提督には一つだけ欠点があった。なんだか分かるかね?」
 その問いに、ナタルは首を振る。
「理論・実習共に申し分なし、ただし時として思考に柔軟性を欠く……」
 ナタルはハッと顔を上げた。
「覚えがあるかね? そうだろう、君の総合評価の項にも書かれてある」
 笑いながら、パオロは続ける。
「私が敢えて艦を君に委ねたのは、それを学んでほしかった。教科書には載っていない、危機的状況をいかに打破するかを……」
「……」
「今思えば、私が戦術は常に変わりゆく事をしっかり教えておけば、提督は世界樹で死なずにすんだかもしれん……」
「そんな! 父の死は艦長の責任ではありません!」
「それだけではない! 私はあの時、世界樹にいたのだ。提督の指揮する第1艦隊に! ……目の前で提督の乗るアガメムノン
が落とされた時、私は何も出来なかった! 盾になる事すら出来なかった!!」
「艦長……」
「分かっている。私が今言っているのは老人の戯言にすぎん……だが、謝らせてほしい……すまない少尉」
「勿体ないお言葉です」
「フラガ大尉、ラミアス大尉……これからも少尉を支えてやってくれ……」
 力強くうなずく二人に、パオロは安心したように目を閉じる。
「私はね、しばしば考える事がある……私の様な老人はキラ君の様な若者達に……何を残したのだろうと……」
「……」
「争いと死と独善と傲慢……天から与えられた大自然の荒廃……私は退場する時なのかもしれん……新しい訪れを……
 妨げない為……にも……」
「!?」
「艦長!!」
 こうして、パオロ・カシアス中佐(後に准将)は、アークエンジェルに残された全ての人達を案じながら息を引き取った。

717:第05話 『それぞれの状況』
06/11/21 23:14:52
6.

 L3宙域へ向かう1隻の宇宙母艦に、アルテミスからの通信が入っていた。
「―が次の任務だ!」
「哨戒の次は護衛か。もう少し面白い仕事はないのか」
「うるさい! 貴様は私の命令を聞いていればいいのだ!!」
「……チッ!」
「まったく、コーディネイターという奴は……」
 モニターの中でガルシアは頭を抱えていた。その姿が気にいらないのか、黒髪の長髪の青年はいやらしい口調で言った。
「そうそう、途中でザフトの武装シャトルを発見したから落しておいたぞ」
「貴様! 勝手の事をするな!! いらん挑発……」
 ガルシアが言い終える前に通信を消す。一種の嫌がらせである。
「カナード・パルス特務兵、武装シャトルではなく民間シャトルですが」
「フンッ! ジンが護衛に付いていて、何が民間だ」
 副官のメリオル・ピスティス大尉が指摘を一蹴すると、乱暴に座席に座り呟いた。
「キラ・ヤマト……貴様は一体何所にいる」

――つづく

718:51
06/11/21 23:18:20
シャア出せなかった。スマソ・・・

719:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:19:52
うお!カナードとキラがニアミスしてるw

720:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:21:47
GJ
うあ、すげー状況。デュランダルにシャアの生霊が憑依しとるww
カナードとキラがこの段階で接触する→カナードジンVSキラストライクなわけで…護衛どころじゃないやんww
次回を待ってます。


721:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:22:37
51氏乙!
クルーゼがクライン派行きにカナードがキラと鉢合わせ!?
それにカナードがラクスの乗ったシャトルを打ち落としているんだが
なんか物凄く先が読めないんですけど。



722:51
06/11/21 23:25:25
そうそう、パオロとナタルを無理やり絡ませたが問題ないかな?
一応、AA艦長はナタルにしたいからこんな形になったのだが・・・

723:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:28:40
>722
いや、こっちが読んだ限りでは特に問題はないです。

724:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:39:59
>>714-717
クルーゼ、やはり更迭されてしまったのね・・・ということは、白服取り上げられたわけか。
AAサイドはパオロ艦長が殉死。しかし、艦長のナタルよりフラガが階級が上(マリューは技術士官なので位置づけが違う)なのは問題になりそうな気が・・・
で、運命の出会いの時が刻々と・・・ラクスはセイラ(=アルテイシア・ダイクン)と面識あるのか?


725:ガルマネタ書いてるヤシ
06/11/21 23:40:47
GJ!シャアはニュータイプだと認識されているみたいですね。するとシャア専用の赤いエルメスとか…w

で、ちょっと質問です。
今、私はまだ「ヘリオポリスが襲撃されるずっと前」の状況を書いているつもりですが、カガリは開戦時期がずれたり
ジオン公国が参戦した結果、どちらにいるんでしょう?
もしも砂漠にいないなら、登場させるわけにはいかないですし。セーフティーシャッターも使えないしw

726:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:46:22
GJ!!
ニヤリとさせられるパロディも多くてワロタ
なんかものすごく歴史が混線起こしてるし、これからどうなるか想像つかん。

727:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 00:06:05
GJ!!
もしかしたらクルーゼが、シャアの相手になる芽が出てきたかも。
それにしても、自分のことを出来損ないと言うとは・・・死者に囚われているな・・・

728:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 01:08:53
もしもさ、シャアがララァとラブラブして、一緒にNTの未来の事を考え始めたら
クルーゼも救われる対象になるんだろうか
クルーゼが、自分が人の革新だって知ったらどう思うんだろう
出来損ないの自分が人の革新だって知ったら

729:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 01:16:35
できそこないったってテロメア短いだけじゃなかったっけ?
人生短くなってるCE世界でそんなにすねることでもないような。

730:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 03:46:24
皮肉にも被クローンのアルダ・フラガが超優秀だったんでクルーゼもレイも優秀なんだよな。
これでテロメアが短いだけで出来損ない認定食らったら、そりゃクルーゼだってキレるわ。
出来れば人類の革新NTとして存在意義を持つことで救われてほしいな。


731:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 03:47:59
>>724
フラガはパイロットとして出撃しないといけないからナタルが艦長で問題無いんじゃない?
いざとなったら名目上の艦長をフラガにして、ナタルは艦長代理でもいいし。

732:51
06/11/22 06:12:38
>>725
どちらにというのは宇宙か地上かでしょうか?
カガリについては原作と(ガルマと知り合いってだけで)あまり変わりません。

733:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 09:56:20
>716
>パオロ・カシアス中佐
普通、AAのような明らかな大型新鋭艦は一所轄なので所轄長=キャプテン=大佐
を当てます。日本には身の回りに退役軍人とかが殆どいない所為かガンダムはじめ
大概のアニメはこの辺りの階級感覚がおかしい。
それから高級士官の場合、戦死しても常に2階級特進とは限りません。戦死時階級
に叙任されてからの年限や特段の戦功などが加味されての総合評価になります。
>724
「殉死」はないだろう。殉死とは追い腹を切る事であり意味が全く違う。
また、「艦長」のナタルより「飛行隊長」のフラガの方が階級が上なのに艦の
指揮をとらないというのは、「母艦」と「艦載航空隊」の指揮権が別である等
の場合でかつ上級士官が戦死する等の非常時の現象としてはあり得ない事では
ないが、軍令系統の原則的には階級が上の者が指揮をとるべきだから、やはり
問題がある行為になる罠。
>731
その案は指揮系統を混乱させるだけ。
普段指揮を執るナタルが「面舵」を命じたのに、たまさかフラガが「取舵」と
思いつきで言ったとしたら、大原則はフラガに従うべきだから実際問題として
兵は混乱せざるをえない。

734:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 10:02:26
軍オタって知識あってもアホだな・・・

735:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 10:10:44
ナタルが艦長、フラガが司令官、で駄目?

736:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 10:12:52
そうすると司令官が毎回出撃してまずいだろ。
かといってフラガ出さなかったら戦力的にまずいし。

737:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 10:15:07
いや名目上だけ
最高意思決定権はフラガにあるけど、フラガが艦を動かすにはナタルに命令しなければならない、
という形にすれば混乱はしないだろう

738:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 11:11:21
ファルメルでいえば、シャアとドレンみたいなもの?

739:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 11:19:52
そうそう、そんな感じ
ガーティー・ルーのネオとイアンでもいいけど

740:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 11:25:55
「司令官」は「戦隊」等の艦など所轄の上位の指揮系統に属して、艦に対する
指揮命令権は持たないもの。だから司令官が座乗する艦本体の指揮については
直接に「取舵いっぱい」なぞと言えば上からの越権行為となる(リアルでも時
に起こってしまう事で、コレが多い司令官司令長官は艦から嫌われる)。
ただし司令官が「戦隊」を動かす為に指揮下にある艦が付随して「戦隊全艦は
左一斉回頭」などの命令で艦長が艦に「取舵」という事ならば当然の行為だ罠。

741:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 12:45:40
ヒント:世界樹戦(1stだと1週間戦争)で佐官クラスの士官は軒並み戦死して人手不足。

742:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 12:46:29
>>741>>733へのレスね。

743:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 12:49:24
銀河英雄伝説での、ヤンやラインハルトと各々の艦長のやりとりみたいなもの?

744:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 13:04:42
戦いは数だよ兄貴w

745:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 13:10:44
種だとジェネシスだのレクイエムだの出てくる上に、
政治的な理由での戦争ではなく殲滅戦だから
数が多ければ勝てるってもんでもなくなってるが

746:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 14:34:39
>>745
どいつもこいつも嫌な意味で死狂ってるからなぁ、CE世界。

747:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 14:39:38
>741
そういう時は昇進を早めたり、予備士官を待命状態から現役復帰させたり
フネ戦のものならば商船士官から編入したりして体裁を整える。こういう
促成栽培士官が過半を占め、正規の教育を受けた士官の方が少数派になる
事は珍しくない(さすがに将官はまた違うが)
軍隊も国家機関である以上「お役所」なので、この辺りの原則的事項を曲
げる事はまずあり得ない。
>743
そういう事。
具体例としてバーミリオン会戦でヤンが旗艦艦長シャルチアンに艦レベル
の指揮を委ねて、砲撃等に対する艦の回避運動などの指揮をまかせたが、
その結果として艦が後方に下がりすぎた為に、再度艦隊司令官として前進
を命じたのであって、艦を直接指揮したのではない。
www.youtube.com/watch?v=SFClNa0M0FE


748:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 17:14:45
軍ヲタきめぇwwwwwwwww

749:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 17:38:43
こうなるから階級は再考の余地有りと言ったんだ

750:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 18:40:29
シェイクスピアが残した言葉を、このスレに合わせ、一言だけ変えて>>747に送ろう

>~はまずありえない

「創作ですから」

751:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 19:32:54
>>747
うざいです。

752:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 19:58:38
「ありえない事」ではないこと(パオロ艦長2階級特進とかナタル<フラガの階級とか)にまでケチつけてるあたり、
自分の知識をひけらかしたいだけの典型的な軍ヲタに見える。

753:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 20:44:09
別に道理にあってなくてもいいんじゃないか
種 な ん だ か ら

754:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 20:44:47
ザフトなんて階級ないっす。

755:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 21:03:50
>>747
創作物は、一般人の知識に合わせて作るもんだって
しらねーのか馬鹿

756:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 21:41:23
まぁ落ち着け。
かまって欲しいだけだろうさ。

757:通常の名無しさんの3倍
06/11/23 03:33:20
ガルシアとホフマンがワッケインみたいな性格になったな


758:通常の名無しさんの3倍
06/11/23 14:58:30
ミリオタはスルー。餌をやらないこと。

759:通常の名無しさんの3倍
06/11/24 15:33:47
まとめサイトって無いのかな?

760:通常の名無しさんの3倍
06/11/24 17:11:09
もしも系wikiがあるからそこに参加はどうだかね?
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

761:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 00:43:41
中佐なら、大佐の代行業務が出来るし、予備仕官の待命復帰は戦時下では余裕がないなら、ポンポン行われない。
現実でも中佐ぐらいで新鋭戦艦艦長てのは、場合によってはあり得ない話じゃないし。少佐より権限ずっと多いし。
あとMS隊と戦艦は指揮系統が別なはずなので(CEはしらんが、UCではそのはず)問題ない。
あと、実際は上位からの謁見は、完全な職務外とかでない限り気にする奴はいないし、問題になるケースも少ない。
…スルーできんかった

762:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 06:36:08
C.E.では階級なんて飾りなんですよ。
ミリオタは分かっとらんのです。

763:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 10:33:54
U.C.なんか民間人のガキに艦長代行やらせたりするしな

764:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 11:28:29
ZZは黒歴史ですよ。

765:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 12:29:30
ZZはジュドー一味なければ面白いと思う。もう一度作り直さんかな。新約カミーユ主人公で

766:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 13:32:40
ネオ・ジオン製のMSは格好が良く、兵器としてみてもバランスの取れた機体が多いと思う。
逆にジュドー達がガンダムチームとか取り合えずガンダム集めとけばいいかという感じがして厨くさかった。

767:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 14:52:29
>>766
本当にアレは一体なんだったんだろうなあ?
前半のノリの軽さは何というか異常だ・・・

768:第06話 『歌姫』
06/11/26 19:48:37
1.

 アルテミスを出たアークエンジェルは、L3からデブリベルトへの宙域で、護衛の戦艦“オルテュギア”と接触した。
「地球軍第8艦隊所属、オルテュギア艦長のメリオル・ピスティス大尉です」
 連絡艇から降りてきた女性は、眼鏡をかけ知的な雰囲気を漂わせていた。艦長というより秘書のイメージが良く合うだろう。
 出迎えに出たナタルも敬礼で挨拶をすると、すぐさま今後の予定について話し合う。
「我々が護衛を行なえるのは低軌道上までです。その後はアラスカ本部へ直接降下してもらいます」
「お願いします」
「避難民はこちらのシャトルで直接オーブへ帰します」
「了解しました。……ピスティス大尉、これが避難民の名簿です」
 名簿を受け取り、一通り目を通すと、メリオルはある名前に顔をしかめた。
「どうかなさいましたか?」
「……いえ、何でもありません」
 その名前こそ『キラ・ヤマト』の名であった。

769:第06話 『歌姫』
06/11/26 19:49:47
2.

「キラが降りられない!?」
 思わず叫んだサイは、トールと共にムウに詰め寄った。
「いや、まあ……だからな」
「どういうことですか大尉!!」
 事の発端は、避難民をオルテュギアへ移す際に起こった。次々と連絡艇へ乗る避難民をよそに、キラだけはアークエンジェル
へ残るよう命令されたのだ。
「お前ら落ち着けって……要するに、キラは志願兵なんだよ」
 ムウが曰くには、非常時であっても民間人が戦闘行為を行なえば、それは犯罪となってしまう。それが機密であるMSならば
尚更だ。そこで、それを回避する為の処置として、キラを志願兵として入隊したことにしたのだ。
「それじゃあ、キラをこれからも戦わせるってことですか!?」
「いや、除隊許可証があれば直ぐにでもやめられるんだが……」
 頭をかきながら申し訳なさそうに続ける。
「いや、キラの場合はストライクに乗っちまってるからな」
 連合軍の技術の粋を集めて造られたXナンバーにキラは乗ったのだ。ムウ達では独断で許可証を出す事は出来なかった。
「そんな!」
「とにかく、アラスカ本部にはハルバートン提督が居るから、坊主はそこまでこの艦に乗ってもらう事になる」
 ややこしい処置だが、仕方ないといえば仕方ないのだろう。
「すまんな……まぁ、ちょっと遠回りになるだけで必ずオーブに帰すからな!」
 そう言うとムウは立ち去ってしまった。
 しばしの静寂の後、サイ達は互いの顔を見回す。
「サイ、乗らないの?」
 フレイが連絡艇へ乗ろうと急かすが、サイは首を振った。
「悪いフレイ。俺達は残るよ」
 信じられない言葉にフレイは「え」と聞き返す。
「キラは俺の友達だからな」
「残してくわけにはいかないって」
 呆然とサイ達の言葉を聞いていると、連絡艇の搭乗員が声をかけた。
「おい、そこの。乗らんのか、出すぞ!」
「待ってください、彼女も乗ります!」
「ちょっと! サ、サイ!?」
 サイはフレイの肩をぐっと掴み、しばしその顔を見つけた。
「大丈夫。無事にオーブで会えるから」
「またね、フレイ!」
 取り残される不安感がフレイを襲った。去ってしまったサイ達にオロオロとしながら悩んでいると、背後から連絡艇の搭乗員
の急かす声が聞えてくる。その声に急かされるようにフレイは思わず、
「ア、アタシは残ります!」
 と言ってしまった。

770:第06話 『歌姫』
06/11/26 19:51:08
3.

 その頃、シャアのファルメルは、サイコミュを装備したザクのテストをする為、デブリベルト宙域に留まっていた。
「ララァ、調子はどうか?」
『順調です少佐』
 ララァの乗るザクはデブリを避けながら動いていた。本来、シャアの任務はサイコミュの起動テストであった。しかしヘリオ
ポリスでのMS開発をある有名な情報屋から得た為、近くにいたファルメルが向かう事になったのだ。
「搭乗のたびに腕が上がりますなぁ」
「ああ、さすがだ」
「ニュータイプというやつですか? 私にはよくわかりませんが」
「ところでドレン。捕虜にしたザフト兵はまだ目を覚まさないのか?」
「はい。現在は保安部のコーディ1名、ナチュラル2名を監視につけております」
 困ったように言うとドレンは、はぁと溜め息を吐く。
「いっそ死んでくれた方がいいのですがな」
「そんな事を言うなドレン……」
 現在ジオン内部では、ザフト兵の捕虜をとる事に難色を示している。言うまでもなく捕虜虐待が原因だ。各指揮官はその対応
に追われおり、シャアもそれは同様だった。
「とにかく虐待だけは起きないよう注意しろ」
「了解です少佐殿」
 その時、モニターに閃光が映った。紛れもなく何かが爆発したその光は、ララァがテストを行なっている場所であった。
 慌しくなる艦橋で、シャアは冷静にララァへ通信を送る。
「何があったララァ」
『少佐……申し訳ございません……ザフトのMSを発見したので撃破しました』
「スレンダー!」

「こちらでも確認しました。少尉の機体は無事です」
 起動テストを撮影していたスレンダーは、そうシャアに返答した。
 しかし、ララァは苦しんでいた。始めて人を殺したのだ。今までは代わりをデニムが行っていたが、彼女は遂にその手を汚し
てしまったのである。死亡したパイロットの感情をダイレクトに感じ取ってしまったララァは少し錯乱していた。
「スン少尉、返事をしてください! スン少尉!」
「だ、大丈夫です……それより伍長……アレを……」
 ―アレ? 何の事だ……MSか?
 ララァの指摘と前後して、目の前のモニターに映っていたのはMSなどではなく一隻の救命ポッドであった。

――つづく

771:第06話 『歌姫』
06/11/26 19:53:23
フレイどうするか悩んでる。
NTにするのもいいし、途中退場でもいいし・・・

訂正
>サイはフレイの肩をぐっと掴み、しばしその顔を見つけた。
見つけた→見つめた

772:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 20:34:24
それは職人さんの考え次第さ。自分の考えで進めた方が良い。

フレイのNT化には違和感を覚えるが俺達名無しが口出し出来ることじゃない。

何はともあれGJ!

楽しみに待ってるよ。

773:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 21:28:51
>一隻の救命ポッド

もしかしてカガリ?

774:通常の名無しさんの3倍
06/11/26 23:10:04
>761
>中佐なら、大佐の代行業務が出来るし、
代行でいいなら指揮権継承法規に従ってもっと下でも出来る。
>待命復帰は戦時下では余裕がないなら、ポンポン行われない。
真逆。戦時下で余裕がないからこそ速成教育もするし、現役復帰も
させる。なにせ待命状態の者は一度は教育訓練をしているのだから
素人を叩き直して使えるようにするより早い。余裕があるときには
そんな事をする必要が無い。通常の人材ローテですみ「予備士官」
なぞという娑婆っ気のついた異物を入れなくても済む。
>現実でも中佐ぐらいで新鋭戦艦艦長
「戦艦」で戦闘中の不慮の事態による指揮権継承以外に中佐以下の
艦長は寡聞にして聞いた試しが無い。最近の艦艇で「駆逐艦」なら
かつての戦艦よりも少し軽い重みで中佐以下艦長というのはあるが
(戦艦が絶滅し駆逐艦の格が上がった所為)。
>気にする奴はいないし
気にするべきもの。上からとはいえ統帥機構の紊乱行為なのだから。
気にしない軍は統制が失われたか失われつつあるという事。そして、
結果はまずロクでもない事態に至る。次の理由で。
>問題になるケースは少ない
馬鹿にも判るように顕在化するかしないかの問題でしかない。
下のやる事に上が嘴を突っ込んでいる間は、上の香具師の仕事は
放置されているわけだから。

775:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 00:01:15
これが連合の捕虜だったらコーディ1名を付けるだけで良いだろうに、
監視の監視にナチュ2名を付けるというのも大変なモノだな。

776:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 00:44:43
ザフトの捕虜の為に、3人も人員裂かれるのは痛すぎだな。
捕虜もコーディであるからそれが暴れたときのためのコーディ、
その監視のコーディがリンチしないための監視のナチュ2名か。
そりゃ捕虜採りたくなくなるわな。

777:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 01:38:57
「コーディネーター」を「コーディ」と略するのって、公式だっけ?

778:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 01:41:30
コーディって蔑称じゃなかったっけ?

779:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 02:50:55
>>774
で、結局君の希望は何?
職人に全部書き直せとでも言うつもり?

780:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 04:33:54
>>779
餌を与えるんじゃない、餌を

781:51
06/11/27 18:07:02
ちょっと質問がある。
ストライクダガーは、ストライカーパックシステムを持っていないらしいのだが
Wikiを見ると(背部への追加装備は可能)とある。
これはストライカーパック以外の武装なら装備できる事でFAなんでしょうか?
もしそうなら種本編にそれらしい武装はあったのでしょうか?
今、地上偏のプロットを考えているのだが気になってしまって…

782:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 18:16:14
>>781
wikiのストライクダガーの装備一覧の下の方に
パラシュートパックという項目が書かれている。
追加装備とはそれの事を指しているのでは?

783:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 18:27:50
スコープドッグみたいに長期作戦用のミッションパックを装備できるって事か?
CEにそんな物があるかは置いといて。

784:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 18:37:50
種の一作目の時点でストライクダガーと同じ時期に
105ダガーは配備されてたんでしょうか?

785:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 18:47:56
>>783
C.E.のMSはバッテリーの関係で稼働時間が短いから、
奇襲による短期決戦を狙う性質の装備だと思う。

アストレイには手作りの増槽のような装備があった気はするけど。

786:783
06/11/27 18:50:38
>>785

うむ。…短期決戦用ってことはRSC(TV版)とかのパクリはいけそうだな。

787:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 19:04:02
>>784
模型誌などの資料によると、開発は105ダガーの方が早い。

788:51
06/11/27 19:04:08
つまり増槽かパラシュートぐらいしか装備できないわけか・・・

789:51
06/11/27 19:05:51
>>787
そうなの?
だったらなんとかなるかも…

790:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 19:11:19
>>787
種MSVでの105ダガーの扱いはどんなもんでしょうか?
少数生産されて選抜パイロットに支給なんて設定でもあればいいのですが

791:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 19:15:57
ストライカーパックは拡張バッテリー兼用の追加装備だから

ストライカーパック-拡張バッテリー

の方向でミッションパック設定してもいいかも。確かストライクダガーでも一応ストライカーパックの運用試験機が
あったし、ストライクや105ダガーとは別に色々創れそうだな。オリジナルのミッションパックが。

792:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 19:19:00
>>790

確かモーガン・シュバリエ(月下の狂犬)が105ダガー部隊を率いていたはず。といってもヤキン戦の時点だが。

793:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 19:26:51
>>790
一年戦争でいうところの陸戦型ガンダムとガンキャノンの中間。
コスト高でかなり生産台数が少ないから、
特殊な部隊や指揮官機として配備される以外に出番がない。

794:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 21:35:55
>>790
105ダガー(GAT-01A1ダガー)は、戦時急造型のストライクダガー生産を優先したおかげで、生産数が生産数はわずか23機で終戦をお迎えたという設定でした。
戦後も、マイナーチェンジを繰り返しながらも生産は続けられダガーL部隊の隊長機として配備されたり、ファントムペインなど特殊部隊に配備されています。
性能はPS装甲とラミネート装甲と言う差はあるが、X105ストライクと互角らしく、ザフトの次世代主力機ザクとも互角以上の戦闘が可能な高性能機でした。

795:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 22:27:03
同じ少数生産機種だとロングダガーとデュエルダガーがあります。
ロングダガーはコーディと互角の能力を有するパイロットを前提にしたストライクダガーの高級機です。
デュエルダガーはロングダガーを普通のナチュラルにも扱えるようにした改修機です。
アサルトシュラウドの連合版「フォルテストラ」を装備しています。
外見的な違いは、ストライクダガーより装甲が少なく、デュエルのシルエットに近く、背中のメインスラスターがやや大型になっています。
UCのMSで言うところの、ジムライトアーマー(+フルアーマーガンダム?)だと思います。

796:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 22:34:05
フレイのNT化か…
他のSSとか読んでる俺は、全然大丈夫どころか大歓迎だけどなあ

まあ、結局何を言っても、作者さんに丸投げするしかないんだけど(ノ∀`)

797:通常の名無しさんの3倍
06/11/27 23:43:17
>フレイNT化
作中前半で無理解・非寛容の象徴キャラだと俺には見えたから、なんか違和感ある。

798:通常の名無しさんの3倍
06/11/28 01:27:40
まあ、NTになろうとなるまいと、大事なのは説得力だよな
途中退場の説得力、NT化の説得力、出しやすいほうをやってもらえるとありがたいなぁ
アニメで突然ララァ化されて、ミハルですたwwwって言われても、説得力なかったし

個人的欲を言えば、優しいストーリーになるほうを選択して欲しい

799:通常の名無しさんの3倍
06/11/28 14:26:49
例えいいキャラでも、戦場では容赦無く死んでいくのがガンダムというものだ。

800:通常の名無しさんの3倍
06/11/28 15:20:46
それは偏見じゃないか?
容赦なく死んだって、それに意味がなきゃ面白くも何ともないと思うんだが
皆殺しの富野よりも、イボルブ5のような聖富野のほうが俺は好きだなぁ

801:通常の名無しさんの3倍
06/11/28 16:19:31
つジェリド・メサ

間違っても善人とかじゃないけど
あの死に方はあんまりだと思った

802:通常の名無しさんの3倍
06/11/28 20:35:05
>>800
>例えいいキャラでも、戦場では容赦無く死んでいくのが
それが戦争をロボットアニメに持ち込んだガンダムとして正しい姿、だとおもう

803:通常の名無しさんの3倍
06/11/29 04:56:43
意味の有る無しじゃなく、フレイの死は単なる厄介払いのような気がする。
適当に記号と部品を押し込めて、宇宙に放り出したというカンジ。

804:第06話 『歌姫』
06/11/30 21:59:26
4.

 ファルメルの格納庫にはスレンダーが曳航してきた救命ポッドが横たわっている。シャアとドレンは視線を交して溜息を付い
ていた。なぜならこの救命ポッドはザフト製だからだ。十中八九、中にいるのはコーディネイターだろう。頭痛の種が増えるわ
けだ。兵士の一人がポッドを操作し、「開けます」と言った。
 ハッチがかすかな音を立てて解放され、待機していた兵が銃を構える。しかし―
<ハロ・ハロ……>
 間抜けな声を発しながら漂い出たのは、ピンク色の球状の物体だった。パタパタと耳が羽ばたくように動き、つぶらな目がふ
たつ光っている。どうやらペット用のロボットらしい。何者が出てくるかと身構えていた一同は完全に毒気を抜かれてしまった。
「ありがとう、ご苦労様です」
 ハッチの中から、愛らしい声と共に彼女は出てきた。やわらかなピンク色の髪と長いスカートの裾をなびかせて、ハッチから
出てきたのは少女と言っていい年齢の女の子だった。その姿に、屈強なジオン兵達はどう対応していいかわからない。
「あら……あらあら?」
 慣性のままに漂っている少女の体を、シャアが掴んで床に引っ張っている。
「ありがとうございます」
「……あ、ああ」
 戸惑うシャアだったが、ふと、その少女の顔が疑問符を浮かべた。
「あら?」
 その目は、シャアの軍服に向けられている。
「あらあら……まあ、これはザフトのお船ではありませんねの?」
 一拍おいて、ドレンが深々と溜息をついた。

805:第06話 『歌姫』
06/11/30 22:00:31
5.

「私はラクス・クラインですわ。これは友達のハロです」
 少女はシャア達の前に、ピンクのロボットを差し出して紹介する。<ハロ・ハロ・ラクス>と間抜けな声を発するロボットを
見てドレンが頭を抱える。
「ラクス・クライン……たしか、プラントの歌姫にして最高評議会議長のご令嬢の名前の筈だが」
 シャアの呟きに、ラクスが嬉しそうに手を打ちあわせた。
「その通りです。良くご存知ですのね」
 あっさり答えたラクスに状況が理解できていないのか2人が肩を落とす。
「……そんな方が、どうしてこんな所に?」
 気をとりなおしてドレンが尋ねる。
「ええ、私、ユニウス7の追悼慰霊の事前調査に来ておりまして……。そうしましたら、連邦軍の艦と出会ってしまいまして。
臨検するとおっしゃるので、お受けしたのですが連邦の方々には、わたくしどもの船の目的がどうやらお気に障ったようで……」
 そこまで言って彼女のその柔らかな眉が悲しげに寄せられた。
「それで……わたくしは周りの者達に、ポットで脱出させられたのですが……あの後どうなったのでしょう。連邦軍の方々がお
気を鎮めて下さっていれば良いのですが……」

 シャアとドレンは、士官室の一室にラクスを案内させると互いに頭を抱えた。
「面倒な話になったな……」
「いかがなさいます少佐」
 相手は最高評議会議長のご令嬢、このままソロモンへ帰還すれば人質となり、外交カードとして利用されるだろう。
「唯でさえ捕虜がおりますからなぁ」
「だからといって放り出す訳にもいくまい」
「監視はどうします?」
 シャアはしばし考えると、思いついた様にドレンに告げた。
「ララァに任せようと思う」
「スン少尉に? しかし、少尉はナチュラルですぞ」
「相手は民間人だ。訓練を受けていないのなら問題ない。女性同士、なにより年が近い……」
「そうまで言うのでしたら……」
 ドレンは渋々ながらも、シャアの決定に同意した。

806:第06話 『歌姫』
06/11/30 22:01:41
6.

 シャア達が悩んでいる頃、デブリベルトに近づく艦艇があった。ヴェサリウスである。
 一度はプラントへ戻ったヴェサリウスは、すぐに出撃を命じられた。プラント最高評議会議長の娘、ラクス・クラインが行方
不明になったからだ。ラクスの捜索にいくつもの部隊が派遣され、ヴェサリウスもその中の一つであった。
「あまり硬くなるなアスラン」
「いえ……しかし自分で宜しかったのですか?」
「ああ、隊長が戻られる間だけだ」
 ヴェサリウスの艦橋では艦長のアデスと、その補佐役としてアスランがシートに座っていた。本来なら隊長であるクルーゼが
座るはずの席だが、彼は本国に留まっている。ヘリオポリスの件でクルーゼは更迭されたのだが、その事を知らないクルーゼ隊
はアデスを隊長代理とし、今だクルーゼ隊として動いていた。
「しかし、隊長の査問がここまで長くなるとはな……」
「やはりニコルの事で……」
 ニコル・アマルフィがMIAになった事は隊全体に只ならぬ影響を与えていた。特にイザークは自身の不甲斐無さに腹を立て、
ディアッカと共に打倒“赤い彗星”を誓い、シミュレーションに躍起になっている。他のクルーにもそれは伝わり、結果として
隊の結束を高めることとなった。アスランを除いて……。
「自分を責めるなアスラン。彼のことは隊全体の責任だ」
「……はい……」
 アスランは艦で唯一人、動揺を隠しきれなかった。ニコルの事もあるが、それ以外に親友キラ・ヤマトの存在、そして婚約者
のラクス・クラインが行方不明になった事が上げられる。このために、パトリックはクルーゼが更迭された事をヴェサリウスに
知らせなかった。息子がさらに落ち込むのが目に見えたからである。
「艦長。デブリベルト一帯のミノフスキー濃度が異常に高まっています」
 部下の報告にアデスは顎に手をやり考え込んだ。ミノフスキー粒子は、トレノフ・Y・ミノフスキー博士によって発表された
ミノフスキー物理学仮説であったが、従来の物理学の全てを覆す新説は当時の学会には到底容認できるものではなかった。発表
当時、宇宙世紀に復活したエーテル理論だと揶揄され、またその前提となるミノフスキー粒子自体が発見される前であったこと、
ミノフスキー博士は学会を追放された。それでも博士は諦めきれず、プラントの学会にこの仮説を持ち込んだのだが、コーディ
ネイターに発見できないものがある筈がない、ナチュラルはやはり愚かだと一笑されるに終わっている。これがきっかけで博士
はプラントに良い感情を持っていない。
 結局の所、彼を受け入れたのはジオンだけであった。おかげでミノフスキー物理学を独占でき、ザフトや連合に比べはるかに
優位な位置に立てたのである。ザフト、連合共に何とか粒子濃度を確認する事は出来ていたが、現状で自由にミノフスキー粒子
を散布できるのはジオン艦のみなのである。
「艦長、まさかシャアのムサイ級では……」
「可能性としてありうるな」
 アスランは考えたくはなかった。もしシャアがラクスの乗る視察船を襲ったとしたら、無事ですむはずがないのだから。


――つづく

807:51
06/11/30 22:02:45
ミノフスキー博士は亡命してません。

808:通常の名無しさんの3倍
06/11/30 23:01:07
GJ!
と言う事は、色々ミノ粉関連の技術の開発が促進させれそうですな。

809:通常の名無しさんの3倍
06/11/30 23:06:19
GJ!!
コーディは自らの傲慢により滅ぶのでした。
自分達が見つけられないからないって、オイ。
ナチュより理由がひどすぎる。
まあ、その代価を兵士が命で払ってるみたいですけど。

810:通常の名無しさんの3倍
06/11/30 23:31:05
投下GJ。
つうか、なんであそこまでコーディ連中は増長したんだ?
『性能』は多少上がったけど進化とは決して言えない範囲なのに。

811:通常の名無しさんの3倍
06/11/30 23:47:40
それが分からないから所詮強化人間に過ぎないんだよ。
結局は精神的に人間の壁からは越えられてないのに増長してるんだよねコーディって。

812:通常の名無しさんの3倍
06/11/30 23:53:38
べつに人間に出来ないことが出来るようになったわけでもないしな。

813:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 01:25:06
GJです!!
ララァがラクスの心を覗いたらどんなのが見えるのやら。
ピンクのお花畑かどす黒いか・・・

>>810
基本性能が高ければ努力しても絶対に追いつけないって世界だし。
コーディって肉体的には新化してるけど精神的には退化してるよね。
遺伝子特権による精神の腐敗、って銀英伝的なネタに・・・

814:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 01:40:01
「これ以上、オーブ国民に犠牲を強いるのは民主主義の常識にも外れるのではないか。
 オーブ国民は負担に耐えかねているのだ」

「デュランダル議長を打倒するのは我々の大義です。
 それを理解しようとしないセイラン派の事なかれ主義に迎合する必要はありませんわ。
 そもそも犠牲なくして大事業が達成された例があるでしょうか?」

「その犠牲が大きすぎるのではないか、と国民は気づき始めたのだ、ラクスさん」

「どれほど犠牲が大きくとも、たとえオーブ国民が死に絶えたとしても、なすべきことがあります」

「そ、それは政治家の論理ではない!」

「わたしたちには崇高な義務があります。デュランダル議長を打倒する義務が。
 オーブ国民のみの利益にこだわって、その大義を忘れはてるのが、はたして大道を歩む態度といえるでしょうか」


─彼女は10代後半の、桃色の髪を持つ女性で、その声には魅力的な響きがあった。
それだけに、ユウナが感じた危険は一段と大きかった。

彼女こそ、安っぽい英雄願望に足首をつかまれているのではないか─


815:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 02:06:01
銀英伝ですかな?

816:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 05:55:01 9bqVRPkP
ウィンザー女史キター


817:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 09:56:22
>>810
 大学生並みの知識と全国大会に出れる運動能力とモデルが務まる容姿を平凡なコーディでももってるからデワ?

 アストレイとかの人間外なナチュラルと付き合えれば自分がいかに普通か分かると思うけど、
密閉空間で情報封鎖されてるプラントだと気がつかないで頭の良いアホになってるのかと。

818:通常の名無しさんの3倍
06/12/01 09:57:16
これは・・・ニコル決死のラクス救出&脱走作戦→ニコル戦死→
Nジャマー開発→ラクス暴走の流れが見えてきたような・・・



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