06/09/03 07:16:03
>>479
無印時代、上に立つ連中がどいつもこいつもトチ狂った馬鹿しかいなかったなか、ただ一人と言っていいほどマトモすぎる施政者だったからなあ
ちなみに彼女の評価を決定づけたのは、ASTRAYのこの部分だと思う
地上に存在したオーブという国は消え去った。
ウズミの中立主義の失策による。
だが、オーブが完全に消え去った訳ではない。国を思う民がいるかぎりオーブは滅びない。ミナは、彼らを束ね活かさなくてはならないのだ。
ウズミのような自分の思いを貫くために国民を犠牲にするようなことは出来ない。国とは、民のことであり、元首のことではないのだ。
この点で、ミナは弟のギナとも、考えを違えていた。
ギナが、死んだ時、彼女の考え方が変化したのだ。
ギナは、支配者のための世界を作ろうとしていた。国民は支配者に尽くす奴隷でしかない。
この考えは、ウズミの考え方と、表面上大きく違って見える。だが、「国民に自分の考えを押しつける」という意味では、根幹は同じだ。
ギナも、ウズミも死んだ。
二人は、間違いを犯した。だから死んだのだ。
生き残ったミナに間違いは許されない。オーブという国は傷つき、血を流している。瀕死の状態だと言えるだろう。ここで道を誤れば取り返しがつかなくなる。
オーブの再建は、自分の肩にかかっているのだ。