06/08/26 03:14:50
風呂から戻ると、電波教祖の説法は終わったらしく、キラは格納庫へと向かって行った。
そして、いざ、出発!というとき、事件いや、悲劇は起こった。
副官用CIC席に電波教祖が座ろうとしている。
やめろ!その席に座るな!
そこはバジルール中尉の尻が乗っかっていた神聖極まりない席だぞ!
そして俺が誰もいないとき顔面を埋めてハァハァする聖地なんだ!
お前みたいな桃色電波の汚ねえケツを乗っけていい場所じゃねぇ!
しかし、そんな願いも虚しく電波教祖は俺の聖地を侵した…
ちくしょう…ちくしょう…しかし悲劇はそれだけにとどまらず、電波教祖は
「あら、こちらの座席は座り心地がよろしくありませんわね」
などとほざき、かつてミリアリアが座っていた席に座った。
この野郎…俺の性地を踏みにじっただけでなく、愚弄までしやがって…
オレノココロハボロボロダ…この恨み、晴らさでおくべきか…貴様に教えてやる、アーノルドの恐ろしさをな…
心に憎しみの念と復讐の決意を秘めつつアークエンジェルを発進させる。
そしてフリーダムとヴァサーゴが出撃していった。
今回、俺達は奴等が戻るまで待機することになったので、この隙に復讐の第一段階の準備をする。
しばらくして、シャギア・フロストからショッキングな通信が入った。
なんと、あのカガリが死亡したらしい。…そうか、砂漠で拾ったあのはねっかえりのお嬢ちゃんが…
復讐の作業を一時中断して、カガリの冥福を祈る。どうやら、この前みたブリッツの仕業らしい。
可哀想に、これから楽しい事、うれしい事、いろいろあっただろうに…
もちろんカガリに言ってやりたい文句はたくさんあった。
俺の就職の斡旋とか、俺の就職の斡旋とか、俺の就職の斡旋とか、俺の就職の斡旋とか。
だが、死んじまった以上、仏さんに罪はない。
アラスカから撤退する際、全ての責任は一人で取るとか言ってたあの魔乳だけに
モルゲンレーテへの就職を斡旋したことも今となっては文句の言いようがない。
あの世で、親父さんやお袋さん、そして生んでくれたおっかさんと仲よくやれよ…
翌日、まだお通夜のようなふいんき(←なぜか変換できない)のブリッジに、
電波教祖が入ってきて、CIC席に座った瞬間…
ブーーーーーーーーー…
あの音が響き渡る。しかも通信回線を通じて全艦に。
うっはwwwwwwwバギワロスwwwwwwww
重苦しい空気の中、空気嫁、と冷たい視線がいっせいに教祖に向けられる。
カルト教団構成員(ニート、魔乳、虎、シャギア)からも、今日ばかりは冷たい視線を突き刺す。
そう、俺の復讐の第一段階、それはピンクの席にブーブークッションを置くことだったのである。
さすがに、事の重大性を認識したのか、
「わ、私ではありませんよ」
と弁解をしながらブリッジから逃げるように去っていった。
そしてしばらくの間、ピンクは部屋から出てくることはなかった。