06/08/23 19:18:29
「レイ?」
「俺たちは、ザフトからの出向という形でタカマガハラに参加した。言わば臨時雇いだ
しかしオーブがああなってしまった以上、タカマガハラはすでに有名無実
俺たちがザフトに戻るのは当たり前だろう」
「・・・・・・・・・そっか。忘れてたよ・・・・俺、ザフトの軍人だったんだよな・・・・」
シンはふと、思い出す。なんだかずっと、オーブのために戦ってきたような気分だった
不思議だ。あれほど憎んだ故郷なのに、今はかけがえのないもののように思っている
しかし、それももう終わりなのだろうか。こうしてただの軍人として、ザフトに戻り、また戦うのだろうか
そんなことをする自分を想像すると、ひどく嫌だった。そしてそんなことを考える自分に、シンは驚いてもいた
「もう・・・・ヤタガラスは終わりなのかしらね。結構、居心地よかったんだけど・・・」
ルナマリアがつぶやく。ひどく、悲しいつぶやきだとおもった
==========================