06/08/19 15:39:29
>>707 そこで官僚がハッスルですよ
外交官達は勢いを増すプラントの外圧をいかに宥め、賺すか腐心していた。
そんなくそ忙しい時期にクーデター騒ぎ、下手を打てば国際社会から孤立する
海商国家オーブは破綻し、歴史の教科書の中だけに存在する国家へ
各地の大使館職員及び駐在官に連絡を取り、外交方針の意思統一を図った。
国難を一先ず切り抜けるため、正統オーブ(仮称)を国家として成立させることを第一目標とする。
国際社会の承認を得るため、全外交チャンネル駆使して交渉を進めていく。
皮肉なことに、前政権が進めた外交一元化改革が功を奏し、
新旧政権や氏族、派閥間での意見対立が最小限に抑えられ、統制の取れた外交交渉が迅速に行われた。
さすがに国家承認はすぐ得ることはできなかったが、オーブ地域を統治する政治組織として
内外に認められるという成果を、奇跡的に短期間で得る事が出来た。
この偉業は、新首長の外交手腕はまさに縦横家と呼ぶに相応しいと称えられ
支配体制をますます強固なものとしていくこととなる。