06/10/07 16:33:58
>>672
中途半端に腐敗してるんだろうな・・・。
674:通常の名無しさんの3倍
06/10/07 22:07:59
今後の流れはDX→エスタルド→ニュータイプ研究所→宇宙→ラストだろうけど
種キャラが出てくるのは十分に考えられるが死んだキャラまで出してキリがないんじゃないかと
675:通常の名無しさんの3倍
06/10/07 23:14:56
>>663
戦艦だけ見てるとノイマンのバレルロールのせいで、
4バカを除けばナチュラルもコーディもそんな変わらないような気はするんだよな…
676:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 00:45:53
つうか種第一話の時点で能力差はプロパガンダ以外に説明できないが・・・
677:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 08:51:52
何を言ってるんだ、あの神速キータッチを覚えているだろう?補給物資なしで敵の新型を
修理・補給したり、『戦艦』の中でジンより優れた機体を解体もせずにコピーしたり、整備員
は敵の新型すぐ直せるようなったしストライクーって言いながら単機特攻したり、キラー
って言いながら敵と戦闘中にしゃべったり、スパコディだと戦闘中にOS書き換えて、訓練
つんだ敵コーディを一蹴、ナチュラルだと艦砲戦もせずにMA出してしまうくらいなんだ
から、やっぱり金かけた人類はすごいよ。
678:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 09:41:41
>>677
>補給物資なしで敵の新型を修理・補給したり、
>『戦艦』の中でジンより優れた機体を解体もせずにコピーしたり、
>整備員は敵の新型すぐ直せるようなった
デス種で連合も同じことができています!
しかもザフトはヘリオポリス襲撃で修理部品を入手してたけど、
連合はマジで機体しか入手していない。
679:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 17:36:42
それの本当の問題は双方共に機体、それも最新鋭のを盗まれすぎって事だろ
680:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 19:43:12
>>679
それ同感。Xやヒゲみたいに戦争でめちゃめちゃになって秩序の崩壊した世界で
回収、発掘されるならまだしも…
種のときはコーディ>>(技術の壁)>>ナチュがわかるように厳重な警備を抜けていってたから
納得できなくもないが、種死は前フリもくそもなかった
681:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 19:47:29
エクステンデッドの能力の前に基地のコーディ形無しだったっけ?
682:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 19:54:17
>>681
あそこにいた衛兵は実はオーブから移民してきた
ナチュラルだったりして・・・。
683:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 19:56:44
戦闘能力は
ナチュラルの巨乳艦長>>>>>コーディの特殊部隊
だろ。
684:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 20:07:52
あの特殊部隊は寝不足だったからな、しかたない。
・・・やべえ俺達ガンダムXと関係ない雑談してる。
685:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 21:05:28
>>682
むしろあそこでファントムベインに協力してた奴等が
オーブから移住してきた元大西洋連合軍人で“ブルーコスモスの”コーディネイターと予想。
「エイプリールフールクライシスで死んだ者達の中に、、、コーディネイターがいなかったとでも思っているのかーーっ!!!」
とか言ってくれると個人的にゾクゾクするwww
686:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 21:09:30
>>685
それありえるな。
687:通常の名無しさんの3倍
06/10/08 22:11:57
潜入能力と言う点ではガロードもかなりのものだと思う。
688:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 02:23:20
雑談長いよ
689:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 09:43:59
>>663-687
雑談ばかりするな!
別にスレ立てしてそこでやれっ!
690:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 12:06:30
>>688-689
暗に更新が遅いと言いたいわけか?
691:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 13:39:13
まあ…あれだ、毎日自動保守システムの書き込みというのも寂しいので、ほどほどにやってくれや。
692:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/09 21:36:09
私としては投下待ちの間は雑談してもらっててぜんぜんかまいませんけど…
(私の投下速度が遅いのが悪いんだよなぁ… 徐々にペース上げていかんと)
第三十七話『俺の敵に成りえねぇよ』(前編)
「隊長、助けてくれるそうですよ……。」
「…よぉし野郎ども、行くぞ!」
煙を上げる漁船の中で男たちは気合を入れる。彼らは獲物を狙う蛇のように目をらんらんと輝かせ、前方に見える白い艦を見つめた。
船長席に座るカトックも唇の片側を上げ、毒々しい笑みを浮かべる。
「反応が早いのは良いが、警戒心が無さ過ぎる…。」
そういうと席を立ち部下である男たちを連れて艦首へと脚を進めるのだった。
「あ、あれですね。」
ブリッジ前方で操舵を任されているシンゴは船体から煙を上げる漁船を見つけた。船首部分に4つの影が見える。
「サラ、映像を。」
「はい。」
すぐさまメインディスプレイに彼らの映像が映し出された。4人とも両手を上に上げてばたばたと振っている。これだけ見ると彼らはただの漁師にしか見えないが、
ティファ予知がもたらした情報から彼らはジャミルたちにとって”敵”であることは既にわかっていた。
「う~ん、皆悪そうな顔しているわねぇ…。」
トニヤは彼らの”悪人面”を見て正直な感想を漏らす。乗組員のほぼ全員が30代後半から50代前半の年齢で、戦後の激動期をあの手この手を使って生き残ってきたのだろう。
「カガリ、彼らの中で見覚えのあるものはいるか?」
艦長席の横に立つカガリは四人の中に知っている顔をすぐさま見つけた。男たちの中でひときわ背の高く、がっしりとした男である。
「あいつだ、あの一番でかい奴! セインズアイランドでシンと一緒に入った店で話をした男だ!」
「奴は何者だ?」
「名前は確かカトック・アルザミール。昔は従軍カメラマンをしていて、戦後はいろんなところの風景をフィルムに収めていると言っていたが…。」
「もしあの男が工作員ならば、その話にウソは無いだろう。内部情報などを映像で収めることは仕事のうちだ。」
皆がディスプレイに映る男たちの映像にくぎづけになる中、ジャミルは別のことに不安を覚えていた。
男たちはこの海域で漁業を営み生計を立てていて、今回オルクの連中に遊び半分で撃たれてしまったのだと言う。ガロードたちが彼らと話をする中、
シンは1人ディスティニーのコックピット内で彼らの様子を眺めていた。
「あいつ…、一体なんなんだ?」
シンとカガリは既に顔が知られているため、彼らを捕まえるまでは顔をあわせるわけにはいかない。さらに、彼らが先日ローレライの海で現れた敵と同じ組織に属していた場合、
ストライクフリーダムと同じ”色の変わる装甲”を持つディスティニーは彼らにとって大きな意味を持つ。
「変な行動を起こすことは無いと思うけど、備えあればなんとやらって言うしな。」
VPS装甲の電源を入れたままデッキに立たせておけば少なくともVPS装甲が使われていることはわからない。
さらに、万が一彼らがMSデッキで行動を越した場合に迅速にそれを制圧する事ができる。
693:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/09 21:39:02
第三十七話『俺の敵に成りえねぇよ』(中編)
『そっちの様子はどうだ?』
「おわっ! なんだアスハか…。いきなり通信入れるなよ…。」
『残っている私には何にも情報が回ってこないのでな。』
「だからって俺の所につながなくても良いだろ? 大体なんであんたはブリッジに?」
『皆そっちに行ってブリッジを空にするわけにはいかないからな。それに私はあいつに顔を知られている。』
「あっそ、今のところ尻尾を出す様子は無い。とりあえずはMSデッキでドンパチってことはなさそうだ。」
『そうか……。』
「なぁ。」
『? なんだ?』
「あいつら…、一体何をたくらんでいると思う?」
『そうだな……、工作員として乗り込んできているのなら、ティファの奪還じゃないか?』
「それをあの人数でやれると思うか? 奪還自体はできても退路を断たれるのが関の山だろう?」
『それも……そうだな…。』
「この一件は、これだけじゃ終わらなそうだな……。」
彼らを捕まえるのは容易なことであった。ジャミルたちはカトック達が敵である事がわかっていたがカトック達は気づかれているとは思っていない。
あっという間に一つの部屋に押し込まれ武器を奪われたカトック達は部屋の中央で無数の銃口に睨まれる形となった。
「どうしてだ? どうしてばれた……?」
カトックは何度も何度も今までの行程を思い出す。漁船から乗り移り、部屋へ案内させる。
途中部下が先走りそうになったがちゃんとフォローはできている。変装にしてもどこからどう見てもただの漁師にしか見えないはずだ。
新連邦のマークの入った物は持ってきていないし、漁民特有の”におい”をつける為に特製の”風呂”にまで入ってきた。
「ま、捕まっちまった以上そんな事を考えるのも無駄か…。」
周りを取り囲むフリーデンの面々は彼らに罵声を浴びせながら銃口を向けている。現状は最悪であるが、打開する手段が無いわけではなかった。
カトックは腕時計にチラリと目を落とす。後10分、後10分待てば新連邦の艦隊がこの艦に向かって攻撃を開始する。その時こそ、脱出の好機である。
と、そんな事を考えていると部屋の入り口から若い男女が入って来る。カトックは彼らに身を覚えがあった。
「先日はどうも。」
「まさか、こんな形で再開することになるとはな。」
黒髪の男はマシンガンを手に持ったままこちらを睨みつける。彼の赤い瞳からは人を殺すことのできる銃を持つ恐怖感が感じられない。
銃を持ちなれているのだ。金髪の女もまったく銃口を揺らすことなくまっすぐにこちらを見ていた。
「……シンとカガリ、だったか。オメェらなんでこの艦に乗っている? この艦はバルチャー艦だろ?」
「あんたに会う前から、俺たちはこの艦のクルーでしたよ。」
「お前こそ、こんなところで何をしている? とても海の風景を写真に収めていたようには見えないぞ?」
「……なぁに、ちょっとしたアルバイトさ。」
「”ちょっとしたアルバイト”でこんな危険なことするなんて、なに考えてんだ? あんたは。」
シンは腕を伸ばし照準をカトックの眉間に合わせた。だが同時に、彼の表情に哀しさとも悔しさとも取れる表情が浮かんだ。
694:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/09 21:42:25
第三十七話『俺の敵に成りえねぇよ』(後編)
「あんた言ったよな? 『アホらしい話だ』って。戦争で家族が死んで、戦争のおかげで俺の人生めちゃくちゃになったって!
じゃあ何で、あんたはこんなものを持ってこの艦に乗ってきたんだ!!?」
「…………。」
シンの心痛の叫びをカトックは無言で聞き流す。お前には関係ないことだ、といわんばかりに視線をそらしポケットからガムを取り出した。
だが、ガムはカトックの口に入る前にシンによって奪い取られてしまう。
「まじめに答えろよ!! こっちは真剣なんだぞ!!」
「…お前は、何でこの艦に乗っているんだ?」
「なに?」
怒りに燃えるシンに戸惑いの色が浮かんだ。カトックは胡坐をかいて座ったまま静かに彼を見つめた。
「なんでって、俺はこの艦のクルーだから……。」
「俺が言っているのは”お前さんがこの艦に乗ることになった理由”だ。お前さん言ったよな? 戦後の混乱で家族が皆死んだと。
どういう経緯で死んだかは知らん。コロニー風邪か、MS乗りの抗争か、貧困かもしれん。」
カトックは徐々に声を大きくし、シンを直に殴る事ができない鬱憤を晴らすように言葉を思い切り、だが静かに叩きつけた。
「だがな、そうやって家族が死んだ原因である”戦争”の遺品で生活しているお前が、お前の家族を殺した連中と何が違うんだ?」
シンはハッと息を呑んだ。かつてミネルバに乗っていた時に言われた言葉と映像が脳裏によみがえった。
『力を得たお前が、今度は誰かを泣かせる立場になることを忘れるな』
シンの表情に否定し様の無い言葉に対する虚脱感、”認めたくない”という彼の心の苦しみがありありと浮かんできた。
歯を食いしばり、顔をしかめるシンにさらにカトックは追い討ちを掛ける。
「へっ! ”誰もが幸福に生きられる世界”だかなんだか言っていたが、バルチャーとして生きているお前さんは、他人の幸せを壊しているんだぜ?」
「―っ!! それ以上っ―!!」
「シン!!」
感情を爆発させて引き金を引こうとするシンにジャミルは声を荒げる。彼がここまで声を荒げさせるのは珍しいことであった。
「……お前は外に出ろ。」
「でもっ!!」
「お前は自分の感情に流されすぎる。彼らをここに監禁している間、お前はここに来ることは許さん。良いな?」
「そうそう。ケツの青いお前は、俺の敵に成りえねぇよ。」
「っ――!! くそぉぉぉぉっ!!」
カトックの最後の言葉に歯を食いしばり、銃のグリップを握る手に怒りの力を込めながらもシンは部屋を出た。
ティファが後続の敵部隊が接近しているのを予知したのはこの数秒後のことであった。
695:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 22:51:53
更新乙、そして添削
>>693
>カトックは彼らに身を覚えがあった。
身に覚え
>「まさか、こんな形で再開することになるとはな。」
再会
696:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 22:55:58
添削の人、トリ付けてくれ。
697:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 23:03:26
気にするなよ、GX氏自体が添削否定して無いんだし
GX氏乙!カトックの指摘に揺れるシンの心情が凄い丁寧で判りやすい。
MSでドンパチはしないだろうけど、シンにとって「あの人に勝ちたい」役を十二分に果たしてくれそう。
こういう大人がTVに居なかったのが本当に悔やまれるな…
698:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 23:06:28
>>696
上で【そして添削】をNG登録すりゃいいって出てるだろ
699:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 23:09:55
GJ!
ここはなるべきしてこうなるって感じだな
しかしこのままだとカトックに突っかかっていくの役がシンに取られそうだw
700:通常の名無しさんの3倍
06/10/09 23:29:43
シンを目立たせたい気持ちはわかるんだけど・・・
カトックとの出会いはガロードにとって非常に大きな出来事なのに
それが丸々シンに与えられちゃってるのはちょっとなぁ
少し前に誰かが冗談で言ってたけど、このままだと本当にDXすらシンに取られそうだ
701:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 00:06:55
でもカトックが捕まったこのシーンて原作でもそれほど
ガロードは話に絡んでなかったと思う。
連行されてからの「片手吊し上げ」のとこからじゃね?
ガロードがカトックと関わるのって。シンの痛いとこ
突いたカトックが逆にガロードに痛いとこ突かれる事になる、
筈。原作をそのまま追うなら。
702:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 00:25:48
いっそのこと徹底的にシン贔屓でもいいんじゃね?
カトックのエピソードはシンをメインに。DXに乗るのもシン。
ガロードは…隅っこの方でティファといちゃいちゃしててもらうってことでw
703:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 00:59:50
「軍」「戦争」この二つに「自分から」「積極的に」関わった事が
ある(シン)か、ない(ガロード)かで
「お前らの尻拭いやらせんなボケ」
てな意味の台詞がカトックにどう響くかが全然違ってくるからね。
シンは確かに「戦争」の被害者だけど、「軍」に入って自分も「戦争」
しちゃってるから。
(ガロードも犯罪じみた事色々やってはいるんだろうけどこの子の場合
世界の方が先にぶっ壊れてたからしゃーない)
704:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 01:11:19
そりゃ無理だろ
ティファが自分の予知に逆らおうとしたのもガロードの行動があったからなんだし
それにそれがなかったらDX自体機動させる事が出来ないしな
705:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 01:17:18
ティファをシンに惚れさせちゃえばいいよ
きっとそれで万事解決
706:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 01:25:39
いくらなんでもそれはまずいだろw
707:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 03:17:26
GX氏、GJ!!
今回、感想は省略する。
…仕事を終わらせないとアカンのでorz
そんじゃ…次回も楽しみにしてるよ!
708:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 08:21:36
>>695
× 身に覚え
○ 見覚え
m9(^Д^)
709:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 15:43:25
>>700
役目何もかも奪われて、ガロード可哀相…
シンイラネ( ゚д゚)、ペッ
710:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 17:17:06
落ち着け。まだそうなると決まったわけじゃない。
それに、こう言っては酷だが、仮にそういう流れになったとしても仕方ない気もする。
この作品の主人公はあくまでもシンであり、ガロードは脇役の一人に過ぎないのだから。
711:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 17:18:39
>>708
アイタタ、木を見て森を見てませんでした。まるで面目が無いな。
クロスオーバーで主人公複数になったら出番や見せ場の変化が醍醐味である訳だし、
GX氏は押さえる所はキッチリしてくれると思うな。
シンとルマークの会話見る限り、カトックを動かす立場にはシンはいないと思うし。
712:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 20:26:10
ティファが、カトックに彼の家族の絵を描いてやったように、
シンにステラの絵を描いてやるなんてことはないのかな・・・?
713:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 20:52:44
それ、シン泣いてしまうぞ
714:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 22:35:03
テクス医師のさりげない、けど親身な助言で
皆一回り成長する。カガリあたりは号泣する。
715:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 23:14:47
>>711は
>>710へだよな?
>>710
AWの話を曲げてまでシンを出す意味は無いし、そもそもその流れって…
キ ラ が や っ た 事 と 同 じ だ よ な ? w
俺は種死の展開の二の舞なんて嫌だね!
あと、このスレの原点と立った理由をもう少し考えて発言しようね?
716:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 23:24:31
無駄に荒らそうとしてる人が居るね、誰とは言わないけど
基本的にシン視点、というかシン主観という方式を取っているからね
視点が固まる分、難しい書き方だけどGX氏は上手く表現してると思うよ
ひとまずお疲れ様。続きを楽しみに待ってます。
717:通常の名無しさんの3倍
06/10/10 23:27:44
っていうか、原作と同じ部分は書いてもらう必要ないだろう?
エニルがらみの話とかすっ飛ばされてるじゃないか。
別に起こってないわけじゃなくて、同じだから記述してないんだろう。
その省略されてるパートがガロードの活躍パートな訳で。
つまり、ビデオ見ながら、ああこの裏側でシンが暴れてるんだな、
と思えば良いんだよ。
718:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 00:00:52
原作しらねえから、ガロードとカトックの出会いの重要性なんてどうでもいい。
719:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 00:26:32
ガロードはカトックと一緒に死なせちゃえばいいんじゃないの?
そうすりゃ主役がどうのといった不毛な議論も消えるだろうし
ガロードを主役なんだか脇役なんだかはっきりしない中途半端なポジションに置いておかずに済む
かっこいい死に方さえしてくれりゃここの住人からだって文句は(そんなには)出ないんじゃね?
720:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 00:37:49
719
保守はいらん。この密度ならな。
721:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 00:49:34
脱出作戦時のガロードの手際にシンがどんなリアクションするか
楽しみだ。あとツインサテキャを軍勢じゃなく脱出済みの島に
向けて撃って撤退させたやり方に対してとか。
コロニーレーザー破壊のシーンに居合わせるのはAA組とキラかも
しれんがその辺も楽しみ。
722:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 15:36:54
>>718-719
はいはい、素ン晴らしい種死同人アニメのdvdでも死ぬまで見ててつかあさいな。
723:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 17:16:22
でも真面目な話、ガロードの活躍があまり見れてないのは事実。
だがオリジナルの本編カトック登場シーンではガロードはあんまり絡んでないし
今後美味くたちまわせればDX奪取のシーンに立ち合わせる事もできなくないとオモ
ちょっと前にあったキラネタが伏線ではないかと俺は思っているが
724:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 18:25:34
シンはフリーデン奪還の方に行っていてそっちメインで話しを進めれば万事丸く納まるんじゃね?
725:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 18:54:37
37話で絡みが有ったのにそのままだったらなんかしらけるような
726:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 19:12:37
どうだろうなぁ。
シンとカトックの間に因縁というか繋がりが出来ちゃったからな。
それを考慮すると、DX奪取時などで二人を別行動させるのは
話の流れ的にちょっと不自然じゃないかなぁって気もする。
シンにもカトックの死は看取らせるべきだろうと思うし。
ただ、そうするとガロードの立場は完璧に無くなるけど。
・・・クロスオーバーの話を考えるのって難しいな。
ほんと、職人さんを尊敬するわ。
727:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 19:16:00
あまりGX氏にプレッシャーかけるなよ
ほどほどにな
728:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 19:34:32
>ガロードの立場は完璧に無くなるけど
別にそうはならないと思うけどね。まあその辺はGX氏に
任せようや。
729:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 20:26:31
シンに今までの行動を省みらせるきっかけを作った時点でシンに対するカトックの役割は終わってる気がするがな
730:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 20:31:51
>>726
別に本筋を変えなくても、DX奪取時にガロードとカトックとシンで
行動すればいいんでないか?
シン単独の見せ場は、キラや他の種キャラとのからみの部分だろう。
だからこそ、GX氏もキラやカガリもX世界に来させたと思うし。
731:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 20:50:13
>>730
むしろティファやジャミルと一緒に連行されて、最後に合流した方がいいんじゃない?
それが一番本筋には影響を与えない気がする
732:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 20:51:32
展開の押し付けはよくないぜ。
733:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 21:03:32
全くだ
こんな時はコーヒーでも飲むに限るな
でも俺コーヒー飲むとお腹ゆるくなるんだよねorz
734:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 21:13:14
>>733のためにたんぽぽコーヒーを用意してみました
URLリンク(www.fpnet.jp)
735:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 21:35:12
ストライクフリーダムと同じシステム(PS装甲)を積んでいるからって理由で
デスティニーがDXと一緒に護送されるってことにすればいいのかもしれない。
736:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 22:07:23
それだと普通にデスティニーが機動できちゃってDXを強奪することも無く脱出って事になるんだが・・・
737:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 22:15:44
デスティニーは普通にコンテナ輸送だろ
738:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 23:10:51
つか機体に興味示すんだったら機体だけでいいのでは?
別に一緒にシンをつれて行かんでも機体の解析はストフリのデータもあるわけだし
それこそ“シン”に興味を示さん事には…
739:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 23:14:12
シンがコーディネイターだってバレたら興味示すだろ
740:通常の名無しさんの3倍
06/10/11 23:20:03
そしてキラと一緒に収容所&データ取りのモルモット化を狙っていくわけね…
アイムザットさんもようやるわ
741:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 00:38:41
捕らえた捕虜のDNAなんてすぐには調べんだろ、てかそもそもそんな時間も無いか
742:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 00:53:17
デスティニーから割れるんじゃね?
脅迫されたらシンなら自分から名乗り上げるだろうし
743:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 23:15:24
議論の最中流れぶった切って悪いですけどネタ投下
第三十八話『あれも”狂戦士”か……!』(前編)
ティファが敵の襲来を予知しカトックたちの監禁部屋に入ってきたその時、彼らは包囲網を潜り抜け部屋を脱走した。シンは追いかけて銃弾を頭に
撃ちこんでやろうという気持ちに支配されそうになったものの、フリーデンが沈んでしまっては元も子もないと思い、歯を噛み砕かんばかりに食いしばってMSデッキへと向かった。
コックピットに乗り込みブリッジとの通信をつなぐと、開口一番に脱走したカトックたちの情報がサラからもたらされる。
『脱走した捕虜は現在キャプテン達が追跡中! こっちは大丈夫だから外の敵に集中して!!』
「了解!! 絶対にあいつら捕まえてくださいね!!」
目じりを吊り上げたまま通信を切り、VPS装甲の電源を入れて機体をハッチへと進ませると、壁に掛けられた”剛刀”に目が止まった。
『キッド!! クラウ・ソラスを使うぞ!!』
対艦刀アロンダイト2世というべきクラウ・ソラスを手に取る。フォートセバーンでの戦闘後、レーザーの出力調整が行われたおかげで以前よりも使用可能時間が延長されていた。
「敵は新型も出てる!! 間違っても折ったりするなよっ!」
左手にクラウ・ソラスを持ったディスティニーを見上げながらキッドは叫んだ。全長20m強のこの大太刀は修理するのも一苦労なのだろう。
機体の右手を上げて返事をするとシンは発進態勢を整えた。
「シン・アスカ、ディスティニー行きます!!」
新型が出ようが関係ない、この胸のムカつきを晴らせればそれで良い――
海上に深紅の翼を広げたディスティニーの中で、シンはどす黒い感情に染まっていた。
「止まれ!! 止まらないと本気で当てるぞ!!」
ジャミルと一緒にカトックたちを追うカガリは叫んだ。だが、そんな台詞を言ったからといって敵は止まってはくれない。
通路を挟みカトック達はマシンガンを乱射しこちらの進行を妨げる。カガリは発砲しようにも、
ジャミルは彼らを捕縛するつもりでいるので必要以上の発砲は禁じられてしまっていた。距離は一向に縮まらない。
「艦長!! このままじゃ逃げられるぞ!!」
「艦の外は一面海だ! 奴らの救援が来ない限り、逃げ場は無い!」
「海に飛び込まれたらどうするつもりだ!?」
「奴らがどこに脱出用ハッチがあるかをわかっているとは思えん! ハッチのない部屋に追い込んでしまえば後は弾薬が切れるのを待つだけだ!!」
脱出用の緊急ハッチがある部屋は限られている。行き当たりばったりで進んでいる彼らがその部屋に入り込む確率は低いとジャミルは踏んでいた。
「カガリ、お前はロココと一緒に反対側の通路に回りこめ! 次の通路で奴らを部屋に押し込む!!」
「わかった、むちゃするなよ!!」
そういうとカガリは反対側への通路へとつながる別の階段を駆け下りた。
744:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/12 23:20:25
トリ付けるの忘れてた…orz >>743も私です・・・・・・
第三十八話『あれも”狂戦士”か……!』(中編)
「こいつらぁぁぁぁっ!!!」
海上では前々からフリーデンをつけ回している紅と紫ガンダムタイプ2機と新型MSバリエントとがシンたちに襲い掛かっていた。
このバイエントというMSはドートレスから派生した空中での運用を主体に考えられた機体で、白い頭以外のほぼ全身が空の色と酷似した青っぽい灰色をしている。
機体の前面から後ろにかけての空気抵抗を考えて丸みを帯びた造りになっており、従来の空戦装備のドートレスと比較すると格段に速い。
「うおおおぉぉぉっ!!」
飛び交うビームを最小限の動きで避けて構え切り込んでも、バリエントはやすやすと刃を避けて再開する。ドートレスと違いビームライフルが標準装備となっているため
下手に攻撃を受けると大打撃を被りかねない。パイロットの力量はローレライの海での戦闘の時と多差ないが、
MSの性能が向上した上に無理な突撃をする事ができないためシンにとっては我慢を強いられる戦闘となっていた。
「ガロードもウイッツさんも、新型相手に苦戦らしい苦戦してないってのにっ!」
GXはシールドとしてもビーム兵器としても使用できるディバイダーをうまく使い、次々にバリエントを撃退してゆく。
エアマスターは空中戦で負けては名折れとばかりにたった二丁のライフルで正面から3機のバリエントを駆け抜けざまに撃ち落す。
「俺は――、お前らなんかにっ!!」
シンの頭の中で何かがはじける。ドートレスと違う動きになかなか慣れないでいたが、違いを一瞬にして認識し、操作に反映させてゆく。
バリエントが距離を置いて戦おうとするのであれば無理に接近する必要は無い、ディスティニーはそういわんばかりに背中に剛刀を背負ったままライフル一丁で次々とバリエントを落としていった。
「兄さん、あいつ!」
『なるほど、あれも”狂戦士”か……!』
バリエントと共に戦場に出ていたオルバとシャギアは突然ディスティニーの動きが変化したことに少しだけ驚きを見せていた。
『おそらくあのパイロットも――。』
「遺伝子操作を受けた自然の摂理に逆らった存在……。」
『いくぞオルバ、あんな物はこの世から抹殺せねばならん。』
「了解兄さん。あの赤い翼、毟り取ってやろう!!」
紅と紫の機体がディスティニーとの距離を詰める。ヴァサーゴとアシュタロンの計四門のビーム砲が閃光を放つも、攻撃に気づいたディスティニーはやすやすと回避した。
「なるほど、なかなかの動きだな。だが、これでどうだ!!」
ヴァサーゴは両肩に格納されている伸縮用アームを伸ばし、腕に装備されたストライククローでディスティニーのライフルを叩き落す。
今までに出会ったことの無いトリッキーな機体を前にしてシンは舌打ちをしつつ、背中のクラウ・ソラスを引き抜いた。
「そっちが接近戦で来るというのなら!」
両手持ちでクラウ・ソラスを構え、ヴァサーゴとの距離を詰めて一気に振りぬく。ヴァサーゴもその攻撃を後に下がってなんなく回避した。
「武器が大きいからといって当たる物ではない!!」
『兄さん!!』
ヴァサーゴが下がって開いた2機の間にアシュタロンが割って入り、ほぼゼロ距離で両脇に供えられたアトミックシザーズを繰る出し打撃を加える。
さすがのディスティニーもこれを回避することはできず、コックピットを衝撃が襲った。
「つ、強い!!」
海に落ちる前に体勢を立て直すが、相手もすぐさま攻撃を再開する。一方が攻撃を回避すればもう一方が間に入って追撃を防ぎ、片方が前にいればもう片方は後から攻撃を仕掛けてくる。
フロスト兄弟の一糸乱れぬ連携にシンは翻弄された。
745:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/12 23:22:28
第三十八話『あれも”狂戦士”か……!』(後編)
「くそっ! なんて連携の取れたコンビだ!!」
ディスティニーに装備された固定武装のバルカンでは牽制にもならず、仕切りなおしに持ち込むことすら許されない状況でシンは打開策を模索する。
「君のその大剣は飾りかい!?」
二対一で余裕の笑みを浮かべるオルバは、アシュタロンを操り腰のリアアーマーに収納されているビームサーベルを引き抜き切りかかった。
刃を回避できる距離ではなかったのでディスティニーは大剣でそれを受け止める。
「悪くは無い、けどこのアシュタロンを相手にするには役不足だ!」
ビームサーベルで鍔迫り合いをしながら、アシュタロンはアトミックシザーズを繰り出しディスティニーの脚を掴む。これでアシュタロンの間合いから逃れることはできない。
同時にヴァサーゴの攻撃を回避することも。
「さあ兄さん!!」
「機体は持ち帰る。さらばだ、血涙の剣士よ。」
ヴァサーゴもサーベルを引き抜き、後ろからディスティニーに突き刺そうと一気に加速する。アシュタロンの攻撃を受け止めているためクラウ・ソラスを使って受け止めることはできない。
「ちぃっ!!」
もともとディスティニーは重たい対艦刀を振るうために両腕のパワーは高めに設定されている。シンは機体の性能を信じ、右手のみでクラウ・ソラスを持ち左手で左肩のフラッシュエッジ2を引き抜いた。
「こんな所でむざむざと!!」
フラッシュエッジを逆手に持ち、後から来るヴァサーゴのビームサーベルをどうにか受け止める。両足を縛られ、前門の虎に後門の狼の中シンは必死に戦った。
「開けろ!! もう逃げ場は無いぞ!!」
ジャミルはロックされた部屋のドアをガンガンと殴りつけながら中にいるカトックたちに叫んだ。
ジャミルの通路の両側から挟み撃ちにする作戦は功を奏し、カトックたちを部屋の中に押し込むことに成功した。だが、
その部屋の中には脱出用の通用口があり、扉を爆破しカトック達は脱出を試みる。ドォオンという大きな音と共に扉は外れ、眼下には真っ青な海が広がった。
「行け!」
「ですが……。」
「まず、隊長から!」
「命令だ!!」
カトックは脱出口に背を向け無言で彼らが飛び降りる音だけを聞いた。全員が飛び降りた事を確認すると名残惜しそうに彼らを見つめた。
「無事に逃げてくれよ……。」
無事に味方部隊に回収されることを祈りつつ彼らを見送っていると、銃声が二度、三度と響いた。扉の方に目を向けると、ジャミル達が扉のロックのある部分を撃ちぬいて強引に入ってくる。
「さて、いよいよ女房と再会か……。」
そう呟きながらカトックは両手を上に上げ、降参のポーズをとったのだった。
746:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 23:39:12
GJ一番乗り!
さすがフロスト兄弟…
シンのこれからの成長に期待するぜ
747:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 23:49:11
シン、フロスト兄弟に大苦戦ですな。まあ、あそこまで徹底したコンビネーション
の相手とは対戦経験無いし(ファントムペインのあれはとても「連携」といえない)
ある意味妥当か?しかし、兄弟はよくシンがキラと同じ「狂戦士」と解ったな。
デスティニーの機体特徴と急に動きが変わる(種割れ)だけで判断できるもんなの
だろうか?
カガリも艦内戦闘で出番多かったし、ガロードもウイッツも地味に強いし
(種割れシンと互角?)でそろそろ盛り上がりが・・・・・・ってアレ?ロアビィは?(泣)
最後のカトックの「女房と再会」とは果たして・・・
748:通常の名無しさんの3倍
06/10/12 23:53:00
GJです。今回も楽しく読ませていただきました。
ただ、GXとエアマスターの活躍はそれぞれ一行でセリフすら無しですか。
あまりにも扱いが軽くて悲しいorz
いえ、仕方ないのはわかってます。わかってはいるんですけどね。
これだったら全く名前すら出てこない方がまだマシだったかもと思ってしまったもので。
749:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 00:10:41
SSみたいなのをちょろっと書いてみて分かったんだけど、
「全部のキャラを全部のシーンで均一に登場させる」
のは難しい。つか無理。キャラ多いと特に。
シーンごと、数話ごとに「ここはこいつら」と出演キャラ数を
絞らないと内面やらなんやら描写しきれない。
今はシンの内面の描写がメインみたいだし、ガロードの描写が
少ないのはしょうがないんじゃないかな?
もう一つのスレでもガロードとシン、どっちが活躍するか数話ごとに
入れ替わってる感じだし、こっちもそのうち「揺り戻し」が
あるんじゃないかと思ってるよ漏れは。
750:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 00:20:40
別にいいんでね?そうゆう回もあるだろ、逆にシンがまったく出てこなかった時もあるんだし
751:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 00:22:15
今にきっとガロードやウィッツが大活躍する時がくるさ。
だからもうちょっと待とうぜ。
748の気持ちも痛いほど分かるけどな。
752:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 00:24:30
ガロードが大活躍するときは来るだろうけど
ウィッツが大活躍するときは来るのかな?w
753:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 01:15:05
更新乙、そして添削
>>744
>バリエントはやすやすと刃を避けて再開する。
攻撃を が抜けてる?
>パイロットの力量はローレライの海での戦闘の時と多差ないが
大差?
>ほぼゼロ距離で両脇に供えられたアトミックシザーズを繰る出し打撃を加える。
繰り出し
>>745
>「悪くは無い、けどこのアシュタロンを相手にするには役不足だ!」
役不足が誤用
754:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 02:11:23
GX氏、GJ!!
しかし、フロスト兄弟…強いなw
流石は…文字通り『意思疎通』が出来る兄弟!凄まじいコンビネーションだw
そういえば…もうそろそろDXが登場する頃かな?wktkwktkするぜw
>>753
また君かッ!>そして添削
君という奴は…本当に厄介な存在だよッ!!
755:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 03:43:44
いい加減スルーもあぼーんもできないお前の方が厄介者だよ
GX氏がウザがってるならともかくいつまで粘着してんだ
756:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 06:04:16
実の所、俺は添削を、というよりGX氏が完璧な文章仕上げて添削のしようが無くなるのを期待している
757:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 08:48:25
今更気付いたが「ディスティニー」はいいのか?
758:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 09:41:03
>>755
添削をNGワードにしてスルーできないお前の方がウザイ
759:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 09:43:36
>>752
お前・・・ウィッツだってオリジナルの活躍の場面が与えられるに違いないだろう
760:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 10:12:28
別に添削も感想の一種ではあるんじゃねえの?
悪意持ってやってるようには見えんし。
やっきになって否定しようとする奴の意図がわからん。
761:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 14:23:36
ばかだなお前ら
SS投下→添削→添削ウザ→添削ウザと言う奴ウザ
ここまでで1セットなんだよ
だからGX氏はその流れを崩さないために、わざと毎回誤字脱字を混ぜてるんだよ
762:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 15:55:11
なるほど。
それならGX氏の誤字の多さにも納得できる、ような気がしなくもない。
763:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 19:50:04
おいおい、さすがにそれは無いだろ…
764:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 20:10:22
ネタにマジレス(ry
765:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 20:49:59
最近こっちのが進みがいいのはなんでだぜ?
766:通常の名無しさんの3倍
06/10/13 21:17:26
あっちは専用のSS板もあるからじゃないの?
767:通常の名無しさんの3倍
06/10/14 01:08:34
まったり進行を知らない新規が増えたんじゃね
768:通常の名無しさんの3倍
06/10/14 21:30:07
このマッタリ感に…乾杯
769:通常の名無しさんの3倍
06/10/14 22:08:47
ところで…XSEED氏を最近見ないのだがどうしたのだろうか?
確かに二つのSSが連載されると多少見づらくなるけどGX氏とはまた違う作品になるから
読んでみたいものだが…
770:通常の名無しさんの3倍
06/10/15 00:10:45
マッタリ保守
つURLリンク(ykr414.net)
771:通常の名無しさんの3倍
06/10/15 12:09:46
>>769
煮詰まってるだけだといいが
772:通常の名無しさんの3倍
06/10/16 21:26:46
俺たちはきっと花を見るのにかまけて種を育てるのを忘れてしまったんだよ……。
773:通常の名無しさんの3倍
06/10/17 00:38:23
>>772
誰が巧いこt(ry
774:通常の名無しさんの3倍
06/10/17 00:41:40
ややこしいがこっちに来てたのがSEED-X氏、向こうにいたのがXEED氏
向こうにはサトーさんのとこにシンがいるっていう設定で書こうとしてた人もいたんだが…
なぁ?
775:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/17 19:04:52
エー、今日中に次回投下分はできると思いますが、今日は投下しません。
一日間を置いて文字の変換ミスやおかしな所を修正しますので…
待っている方には申し訳ないですが、もう1日お待ちくださいm(_ _)m
776:通常の名無しさんの3倍
06/10/17 19:14:25
添削か!添削対策なのか!
ま、楽しみにwktkしてます
777:通常の名無しさんの3倍
06/10/17 23:57:12
ういさー、楽しみにしてますw
778:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 00:45:40
>>775
イエッサー!!御武運を!w
779:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 02:09:29
おk、楽しみにしてるw
聞いた話だけど、SSって書き上げたら一晩寝かせた方がいいんだってさー
780:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 02:49:08
というか書き上げて推敲もせずに即投下ってのは本来あまり好ましいとは言えぬ
長文書いてると知らぬ間にテンション上がっていたりするしな
落ち着いてから一度見直すのは重要、特に締め切りがないような文はな
781:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 03:24:09
しかし勢いで投下しないと、読み返しているうちに恥ずかしくなってお蔵入りになる可能性大という罠もある。
いくらでも訂正できる場なんだから、とにかく投下しまくって、不都合が出たら「さっきの話はなかったことに」としてもいいんじゃないかとも思う。
782:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 03:33:26
>>775
何を仰ってるんですか!
こちらこそ…急かしてしまって申し訳ないです<(_ _)>
783:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 14:25:52 jHUUGgs6
>>781
それじゃ嫁とかわらん
784:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 21:37:21
>783
売るわけじゃないしいいんじゃない?
785:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/18 22:03:50
一回出した物を無かった事にするのは個人的にしたくありません。私にとってはどれも努力の結晶ですから
第三十九話『皆を変える事ができる』(前編)
ティファはフリーデンの外で戦闘が行われている間はいつも自室にいた。彼女にはサラやトニヤのように戦闘中にこなすような仕事は割り当てられていない。
だがティファの場合、戦闘時に仕事をする余裕など存在しなかった。戦闘の規模に関係なく『ニュータイプ』としての力は戦闘の中で散っていく命の叫びを否応無しに彼女に届ける。
「―――っ!」
ティファはベッドの上でひざを立てて座り、耳を押さえ苦悶の表情を浮かべた。
物心ついたころからいたアルタネイティヴ社の研究者達は、彼女のことを実験用のマウス程度にしか思っておらず、彼女はただただ無気力に毎日を過ごしていた。
ガロードと共にフリーデンでの生活の中で彼女はアルタネイティ社で失ったものを少しずつ取り戻す。人が感じる痛みや死に対する悲しみ、ガロードやクルーのみんなのことを思う気持ち、
共に行動することに対する喜び、そしてその中で誰もが同じ痛みを感じ、同時に同じように喜びを分かち合うことを知った。
一つ、また一つ命が散ってゆく。誰の命であってもその価値は等価であるが、やはりガロードの命は彼女にとっては特別な存在であった。今は大丈夫であっても、
次に散る命はガロードかもしれない。そう思うと、散っていく命の声に耳を傾けずにはいかなかった。
だが、今回はフリーデンの中から”声”が聞こえた。
「――あの人を死なせるわけにはいかない!」
思い立ったら即行動、どこかの少年のように直情的に彼女は動いた。
『ロアビィそっちに行ったぞ!!』
『まったく、人気者はつらいね! 毎度毎度大歓迎でさ!!』
フリーデンの右側にある長い甲板の上でバリエントへの攻撃を続けるロアビィはぼやく。
前衛をガロードとシンに任せたウイッツと陸での戦闘を主として設計されたレオパルドに乗るロアビィは、
ガロードたちの攻撃を潜り抜けて来たバリエントに対して防衛線をはっていた。エアマスターは海上で、泳ぐことのできないレオパルドは甲板の上からの迎撃である。
『オラオラオラオラオラ!!!』
エアマスターにはビームサーベルなどの接近戦装備はなされていない。エアマスターの攻撃を掻い潜り、接近してきたバリエントが腕のサーベルラックからビームサーベルを引き抜く。
『へッ!! エアマスターをなめんじゃねぇぞ!!』
両腕はライフルでふさがっている。だが、ケンカで使われるのは拳だけではない。
ビームサーベルを振り上げるバリエントのコックピットと思しき部分をエアマスターは勢いよく踏み潰す。コックピットをつぶされたバリエントは、
サーベルを振り上げた状態のまましばらく惰性で飛行すると、糸が切れた人形のように海に落下した。
海中でバリエントが爆砕するのとほぼ同時にエアマスターの後方で爆発音が響く。
『ウイッツ、よそ見してると海におっこっちゃうよ?』
レオパルドの右肩のミサイルラックを閉じながらおどけた調子のロアビィが通信を入れてくる。後ろから攻撃してきた敵に対してミサイル攻撃を行ったのだろう。
『サンキュー、ロアビィ! 助かった。』
『どういたしまして、今度なんかおごってくれよな。』
2機が動きを止めたのを好機と見たバリエントが数機、フォーメーションを組みながら接近する。
『今までより性能が上がってるからって!!』
『伊達に”ガンダム”のパイロットやってる訳じゃないんだよね!』
エアマスターは縦横無尽に飛び回りながらビームをバリエントに撃ち込み、エアマスターの死角から攻撃しようとする敵には容赦なくレオパルドが細かなビームの雨を降らせる。
エアマスターの長所を最大限に生かした動きと、わずかなチャンスも見逃さないレオパルドの息のあったコンビのおかげでフリーデンは未だ一発も被弾を受けていなかった。
『ん? おい、あいつら!!』
ウイッツは海を泳いで逃げていく忍び込んだ敵兵の姿を見つけた。4人いた敵のうち3人に逃げられたことになる。
『ジャミルの奴、しくじりやがったな…!』
『無茶言わないの。工作員だかなんだか知らないけどさ、特別な訓練かなんか受けてんでしょ? そんな奴ら相手じゃ、いくらジャミルでもしくじるさ。』
『でもよぉ……!!』
『それに、いまはこっちに集中しないといろいろと問題アリだって。ほら、またおいでなすった!』
ウイッツは目の前にいる敵を見逃さなければならない苛立ちを抑え、接近するバリエントに注意を向けた。
786:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/18 22:07:08
第三十九話『皆を変える事ができる』(中編)
『大丈夫かシン!?』
「ああ、なんとかな……。でも、まだまだ大変なのは続きそうだ!」
ヴァサーゴとアシュタロンに激しく攻め立てられていたディスティニーはGXの乱入によって何とか戦況を立て直していた。ヴァサーゴとアシュタロン、
GXとディスティニーは数の上では互角だが連携のうまさでは2歩3歩先をいかれている。
さらに、シンたちの敵はこの兄弟だけではない。クラウ・ソラスとフラッシュエッジ2を左右に持ち、攻撃に変化をつけながらバリエントを一閃し、時には貫く。
数は半分程度になってはいたが、まだまだ多いことに変わりは無かった。
「気をつけろ…! 奴らの連携は並じゃない!」
『あの2機のパイロットは双子の兄弟なんだ。』
「兄弟!? …なるほど、お互いのやることは見当がつくってことか!」
『あいつら兄弟は互いに意思の疎通ができるんだ、通信機とかそんなのに頼らずに!』
ディバイダーを背中にマウントし追加ブースター状態にしたGXは、すれ違いざまにビームソードでバリアントをなぎ払い、さらに後から追従する敵には機体のすばやく振り向いてライフルの狙いをつけ撃ち落す。
『どんなに遠くにいても、まるで隣にいるかのようにな!!』
「通信機要らずのテレパシー兄弟か…。 なんて奴らだよっ!!」
ライフルを回収することもままならない状況の中、フラッシュエッジ2は唯一まともに使える飛び道具となっていた。正面の1機をクラウ・ソラスで上段から一刀両断し、
剣をふり終わって止まった瞬間を狙う敵にすかさずフラッシュエッジ2を投げつける。
ビームのように弾速は速くないので避けられてしまうが、シンは最初から”行った”ビームブーメランが当たることは期待していない。ブーメランは必ず戻ってくる。
その”戻り”を当てる事ができれば十分であった。バリエントのパイロットも投げ放たれた武器が戻ってくることは予想していなかったようで、ライフルを持っている右腕の上腕を半ばから切断される。
「はあぁぁぁぁ!!!」
右腕を失って動きを止めたバリエントに容赦なくクラウ・ソラスを突き立てた。その瞬間、初めてディスティニーに乗ってアロンダイトを突き立てた時の後味の悪さが彼の心によみがえった。
「――こうしなきゃ、艦が沈むんだ!!」
動かなくなった残骸から大剣を引き抜きながら必死に自分に言い聞かせる。
お前さんは他人の幸せを壊しているんだぜ?
敵を切り倒すたび、貫くたびにカトックの言葉が彼の中でどんどんとその音量をあげていった。
戦闘が始まって20分が経過した頃、逃げ出した工作員たちの姿を目にしたシャギアたちは落胆の表情を見せた。
『兄さん、あれは……。』
『作戦は失敗か……。これで戦闘をするも無くなった、帰るぞ。』
方向転換し、退却しようとするヴァサーゴとアシュタロンの前に1機のバリエントが立ちはだかった。退却命令が出ていないのに退却すれば敵前逃亡となり、軍人にとって極刑は免れない。
だが、立ちはだかったバリエントをシャギアたちは問答無用で撃墜した。
「なッ――!!?」
シンは絶句する。ヴァサーゴがなぜ味方を撃ったのかは知らない。だが、あそこまであっさりと味方を切り捨てることのできる人物を彼は知らない。
さらに、アシュタロンは逃げ出した工作員たちの泳ぐ方向に立ち、彼らを回収すると思いきや、MA時の頭部に装備されているバルカン砲で彼らを人間から肉片へと変える。
戦闘を続けていたバリエントがどんどん退却をしていく中、シンは呆然とその様子を見送った。
「何で…、何であんなに簡単に仲間を撃てるんだ……? 俺は…あんなに苦しんだのに…。」
仲間を撃つことにまったく抵抗が無いフロスト兄弟の姿にシンはただただ目を丸くすることしかできなかった。
787:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/18 22:10:18
第三十九話『皆を変える事ができる』(後編)
死なせるわけにはいかない!
ティファはその一身でピンを抜いた手榴弾を高々と掲げるカトックに組み付いた。カトックからすればこんな少女の細腕など振りほどくのは容易なことである。
だが、彼はその少女がまったく恐れずに彼に向かってきたことに驚かずにはいられなかった。
「ティファ! そいつから離れろ!!」
「そうだティファ!! 死にたいのか!?」
「ダメです!!」
ジャミルとカガリの言葉にティファはまったく従おうとしない。彼女はカトックに組み付いたまま、今まで彼女から聞いたことの無い大きな声でカトックに叫んだ。
「あなたは生きなきゃダメ!!」
生きなきゃダメ。カトックの心はこの言葉に強く揺さぶられる。15年前の戦争が終わってからと言うもの、彼は死に場所を求めて戦場を彷徨っていた。先日のセインズアイランドについても、
今後の新連邦による太平洋侵攻を視野に入れた偵察任務のために赴いている。
死に場所を求める彼に、ティファは生きろと言う。ニュータイプとはいえ、見た目はただの少女にしか見えない。だが彼女の強い意思のこもった眼を見ていると不思議と体から力が抜けた。
手榴弾を掲げる右腕から力が抜けるのをジャミルは見逃さない。一気に彼に詰め寄り手榴弾を奪い取ると、それを海へと投げ捨てた。
ドォンと大きな爆発音からティファを守るように体を盾にしたカトックは、自分に未だ組み付いて離れないティファに目を向けた。
「どうして、どうして俺を死なせない?」
「あなたは、やさしい人だから……。」
真剣な顔でそんなくさい台詞を言うな、と普段のカトックなら笑い飛ばしていただろう。しかし、彼には笑い飛ばすことはできなかった。
カトックはジャミルたち男性陣が独房へと連れて行くことになり、カガリは部屋に戻るティファに付き添った。
「お前、何であんなことをしたんだ?」
「え?」
好奇心でカガリはティファに話しかけた。ティファがあそこまで大胆になった姿をカガリは誰も見た事が無い。
「だから、何であの男のためにあそこまでやったんだ? あいつはただのスパイだろ?」
「あの人は…、やさしい人だから……。」
「あいつのどこが、優しいって言うんだ? 」
「あの人のやさしさは、ガロードの物とはちがう。ジャミルの物と少し似ているけど…。」
「……理解に苦しむやさしさだな……。」
「あの人は、皆を変える事ができる。」
「皆を……変える?」
ティファはそれ以降この話題を話そうとしなかった。
あの人は、皆を変える事ができる
カガリにはティファの言っている意味がわからなかった。彼は敵であり、そんな奴が皆を変える事ができるのか? 皆が奴らの手先にでもなるというのか、それともまた別の意味なのか。
ティファの意味深な発言にカガリは首をひねることしかできかなかったのであった。
788:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 22:21:30
GJ!
このタイミングで来るとは思わなかったぜ
789:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 22:45:07
まあ、あれだ…世の中には校正という仕事があってな…
790:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 22:58:54
更新してなかったー。投下の後に変なの入れてスマソ……GJです。
アシュタロンに挟まれて来る
791:通常の名無しさんの3倍
06/10/18 23:23:32
GX氏投下乙ー!ってそんな言葉で終わらせていいものやら…
なかったことにはしたくない。この言葉に氏の真摯さが見て取れる。
GX氏の言うとおり、この話は氏の努力と情熱そのもの。
氏が投下してくれるからこそ、読者はこの話を楽しむことが出来る。
氏への感謝を、常に心に留めておきたいね。
いやぁ、今回はフリーデン雇われG乗り達大活躍ですな
戦闘で散っていく者の断末魔を感じ取るティファといい、カトックの言葉とフロスト兄弟の冷徹さに揺れるシンといい
描写の積み重ねが丁寧でいいね
それにしてもここのシンは良く悩むね。
色んな人と巡り合いぶつかり合い、悩んで迷って考えて…その全てがシンの糧となることを祈って…
792:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 00:24:10
更新乙、そして添削
>>785
>ガロードと共にフリーデンでの生活の中で彼女は
文章の収まりが少し悪し、 フリーデンで生活する中で などの方が良いかと
>バリエントに対して防衛線をはっていた。
漢字の方がいいかな、まあしかし難癖レベル
>泳ぐことのできないレオパルドは
厳密には、泳ぐはふさわしくないかも、まあしかし難癖レベル
>>786
>連携のうまさでは2歩3歩先をいかれている。
文章構成が少し悪し、 連携の巧みさでは2歩3歩の開きがある などの方が良いかと
>『作戦は失敗か……。これで戦闘をするも無くなった、帰るぞ。』
理由、あるいは必要が抜けてる?
>>787
>カガリは首をひねることしかできかなかったのであった。
できなかった
793:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 00:31:36
GJ!今回も力作だ~
で、ツインズシンクロのことこの時点でガロードは知ってたっけ?
どうも明かした記憶が無いんだが
794:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 00:36:38
すまん気になった
> 物心ついたころからいたアルタネイティヴ社の研究者達は、
> 彼女はアルタネイティ社で失ったものを少しずつ取り戻す。
どっちが正しいんだっけ…?
最近このスレとあっちのスレに影響されてGXをDVDで借りたんだが…記憶が…
確かアルタネイティヴで良いよな…?
795:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 00:46:00
アルタネイティヴであってる
つーか添削見逃したなw
796:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 03:02:34
GX氏、GJ!!
次回以降も、期待wktkして待ってるんで頑張って下さい!
797:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 13:36:41
さらに細かいことを言うと、レオパルドは
本編17話の時点でマブチモーターを装備してたりする
798:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 19:43:58
また亀になったが…GJ!
799:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 21:58:36
>>795
(ノ∀`) アチャー、見落としました
800:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 23:01:15
カトックの印象が強くて忘れていたが次あたりエニル登場じゃないか?
DX目撃して変態兄弟にボコられた後に
801:通常の名無しさんの3倍
06/10/19 23:18:17
登場しても絡みがないから簡単に流れそうだが
802:通常の名無しさんの3倍
06/10/22 21:48:37
そろそろ保守
803:通常の名無しさんの3倍
06/10/23 23:05:47
乙かパルマフィオキーナ!
804:通常の名無しさんの3倍
06/10/25 05:35:58
こんな時間に保守!
805:通常の名無しさんの3倍
06/10/26 00:27:47 VqgcSH6H
Ageとこう
806:通常の名無しさんの3倍
06/10/27 23:32:08
保守
807:通常の名無しさんの3倍
06/10/28 21:03:44
珈琲保守
つURLリンク(ykr414.net)
808:通常の名無しさんの3倍
06/10/30 00:20:02
続きを待ちながら保守~
809:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/10/31 20:25:16
前回からかなり間があいてホントすいません…
…マジでスランプ入ってます……。下手すりゃ来週までかかるかもしれません…
いい文章を書くのって難しいィィィ!!
810:通常の名無しさんの3倍
06/10/31 21:00:35
な、何だってー(AA略
スランプですか、一度スッパリ忘れて息抜きした方がかえって筆が進むかも
焦らずじっくり仕上げて下さい、気長に待ってますんで
811:通常の名無しさんの3倍
06/10/31 23:26:15
>>809
頑張らなくてもいいです。
貴方が書きたいように書いたモノが読みたいだけですから。
一度、作品から距離をとって見るのもいいのでは?
スランプ脱出を気長にお待ちしています。
812:通常の名無しさんの3倍
06/11/01 00:11:59
>>809
スランプ脱出までスレを保守してお待ちしております。
813:通常の名無しさんの3倍
06/11/01 22:25:45
73 名前:通常の名無しさんの3倍投稿日:2005/12/17(土) 23:52:33 ID:???
>>25
GジェネSEED
ギャラリーでBGMはDREAMS
キャラクタープロフィールにクルーゼを出しておき、ボイステスト
第一声は「自ら育てた闇に喰われて、滅びるがいい!」
違和感無し、っつーか結構合ってた
814:通常の名無しさんの3倍
06/11/03 13:54:39
保守
815:通常の名無しさんの3倍
06/11/05 05:13:47
ジ「保守はしているかッ!!」
サ「ハイ、艦長。」
…以上、文才の無い香具師による、超ミニ掛け合い保守でした。<(_ _)>
816:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/06 21:14:16
ようやくできました…。満足できるしていただけると幸いです。
第四十話『”月の魔力を借りた悪魔の兵器”だよ』(前編)
夜空には幾万もの星が瞬いていた。満月を過ぎ、月の出が遅くなるにつれて星々が主役になる時間が長くなる。月光の強さとはかけ離れた小さなその光は、満月の夜空とは違う儚げな光で夜空を彩る。
星たちの瞬きの下、漆黒の海面に白波を立てながら風のように飛ぶ1機の蒼い鳥のようなMAがあった。名は『エスペランサ』、戦後に作られたハンドメイドMAでその名は『希望』を意味する。
「ようやく島のある海域に入ったみたいね……。」
エニル・エルはコックピットの中で1人呟いた。
品の良い輪郭に赤みをおびた黒い髪、長い睫毛やパッチリとした猫を思わせる大きな瞳は彼女の女性としての魅力を引き立てる。
MSに乗る人間はあまり肌を露出しない服装をしているのだが、彼女は逆に肩や背中を大きく露出させ、成熟した大人の女としての色気をかもし出していた。
彼女は戦後間もない頃に宇宙革命軍の将校だった父親を目の前で殺され、母と二人で動乱期を生き抜いてきた。秩序の崩壊した世界で、女が経験する苦労は一つや二つではない。
その中で自分を守る術を覚え、父と同じようにMSに乗り、今日生きている。
父親が優れたパイロットであったためか、彼女も優れたMS乗りになっていた。MS乗りとして殺伐とした毎日を送る中で彼女が一番に感じたのは『女が幸せを掴むのは戦争で勝つことよりも難しい』ということであった。
「いてもたってもいられなくなって飛び出してきたけど…、これからどうしようかしら…。」
北米大陸でのゴタゴタで嫌気がさしたエニルは一度MSを降り、普通の生活をするために新天地としてセインズアイランドを選んだ。治安の管理が行き届いたセインズアイランドは彼女にひと時の安らぎを与える。
自分なりの楽しい生活もやっていたし新しい恋も見つけた。だが、満足できる環境にいるはずの彼女は、その環境で新しい人生を歩むべきか、元のMS乗りとしての世界に戻るべきか、二つの中で大きく揺れていた。
「フリーデン……か。」
北米大陸で起こったゴタゴタの一番の原因であるフリーデン。その白い艦体が再び目の前に表れたことにエニルは驚愕し、同時に少しだけまったく別な感情を覚えた。
「ホント、人生ってなにが起こるかわからないわね……。」
いたずら好きな運命に喜びと諦めのため息をつきつつ、エニルはディスプレイに映る一つの島に目指した。
その島は、戦前に作られた海図には載っていなかった。しかし、コロニー落としのおかげで地球連邦の本部の有った南アメリカは大陸の形そのものが変わってしまっている。
それに比べたら海上に島が一つ二つ増えたことはたいしたことではない。そう、その島がただの島であればどうでも良いことであった。
島に入った途端、島のあちこちから警報が鳴り響き、ライトが夜の闇を照らす。エニルは島の異常な反応に舌打ちをした。
「こんな所で一体なんだって言うのさ!?」
着陸態勢に入っていた機体を強引に動かし森の中を突っ切る。うっそうとした森の中で急反転などすれば最悪の場合バーニア等に損傷が出かねない。
このMAに乗ってまだたいした時間はたっていないが、そういったことは機体を買ったときに既に理解していた。
「このまま島の反対側まで突っ切るしかない!」
操縦艦を押し込み、島を縦断すべくエスペランサはものすごい速度で進んだ。
「無人島かと思ったのに、たいした歓迎ね!!」
地面からはいくつもの対MS用機銃が火を噴き、エスペランサを撃ち落そうと弾丸を繰り出す。
進行方向には大きな山がある。山越えをしていては最悪の場合蜂の巣になりかねない。
エニルは山を迂回するために山の右側へと機首を向けた。
817:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/06 21:18:30
第四十話『”月の魔力を借りた悪魔の兵器”だよ』(中編)
「何事だ?」
「カモメが一羽、迷い込んできたようです。」
司令室に入ってきたアイムザットに対してシャギアはそう答えた。
『ある実験』のために準備をしていたシャギアたちは、謎のMAの襲来に実験を中断。今は実験に使うはずだった『ある物』を大急ぎで格納庫へ移送しているところであった。
「おそらく、翼を休めにきたのでしょう。」
「……兄さん、このまま行くとあいつは…。」
「あれを見られるかもしれん、か。まったく、彼がいたら面倒ごとは彼に任せるのだがな…。」
「彼は今、文字通り『檻の中』だもんね。」
「最悪の場合、お前達であれを殺せ。」
笑いながら話すシャギアとオルバと対照的にアイムザットの目は笑っていなかった。
島の中央にそびえる大きな山を迂回しながら進むエスペランサの前に、MS用のトレーラーが現れた。機銃やライトがこれだけ多く備えられていると最早ただの島でないことは明白である。
だが、目の前に現れたMS輸送用のトレーラーは荷台にカバーが掛けてあり、迎撃用に出されたものでないことは見て取れる。動く様子も無いため、無視してスピードを緩めずに通過すると、
掛けてあったカバーが風にあおられてめくれ上がり、荷台に置かれていた”MS”が姿を現した。
「あれは、ガンダム!!?」
大戦末期に最強の装備を施されたMS『ガンダム』。彼女にとっては因縁めいたものであったが、その姿形は彼女が知っているどのガンダムとも違った。
レオパルドのようにどっしりと重量感のある大きめの上半身に威圧感を与える黒い塗装。
上腕や頭部は白で統一されているが、GXやエアマスターとはまったく違う印象をエニルに与えた。
「なんだってこんな所にガンダムが……?」
調べてみたい気持ちも有ったが、現状では自殺行為になりかねない。後ろ髪魅かれる思いを振り切り、エニルは島を脱出したのだった。
「あいつの尋問、思うように進んでないらしいいですね。」
「ま、そう簡単に口を割るような性質じゃないとは思ってたけどな。」
面白くないという表情のシンの言葉にウイッツはタオルとボトルを渡した。
工作員騒ぎから一夜明け、シンたちは再びマイクロウェーブ到達予想地域を捜索していた。今は一度捜索から戻り、補給を受けている。
「あのくらいの年のおじ様方ってのは頑固だからねぇ、年下のジャミルの言うことにほいほい答える気にならないんじゃないの?」
ロアビィは飲み物の入ったボトルを傾けつつ口を開く。どういった組織でもそうであるように基本的には年上が指揮をし、年下が手足となって働く。
カトックのようにあの年で工作員をやっているほうが珍しい。
「ジャミルさんのやり方が手ぬるいんですよ! 俺が行って…!」
「まあまあ、ジャミルにはジャミルのやり方があるんだし……。」
イライラを募らせるシンをガロードはなだめる。シンはカトックと再開してから眉間にしわを寄せ続けていた。
818:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/06 21:20:51
第四十話『”月の魔力を借りた悪魔の兵器”だよ』(後編)
「ま、俺達がさっさと発見してしまえばあのおっさんもお役御免になるんだがな。」
「でも、見当つけたところはあらかた探し終わってるわけだろ? 後どこ探せって言うのさ?」
「探してるニュータイプがサテライトキャノンって奴を撃ってくればそれで居所ははっきりするんじゃないの?」
あらかた手を尽くしてしまっている彼らの気持ちを代弁するガロードにシンはとんでもないことを口にした。ガロード同様他の2人も表情を曇らせる。
「……あれ? 俺なんかまずいこと言いました?」
「シンは見たこと無いから…、仕方ないけど…。」
ガロードの口調は重い。シンも申し訳なさそうに謝罪の言葉を口にした。
「ご、ゴメン…。」
「あれはおいそれと使って良いもんじゃねぇ。」
「威力を目の当たりにしなきゃ、わからない恐怖もあるからね。」
「お、俺はコロニーを落とす一撃なんて想像できないです……。」
渋面するウイッツとロアビィ『見ないほうが良い』と口をそろえた。
「『月の魔力を借りた悪魔の兵器』だよ、あれは。」
「うまいこと言うじゃねぇか。まさしくその通りだぜ。」
「あ、悪魔の兵器って……。」
「いや、ロアビィの言う通りだ。」
ガロードは実際に引き金を引いた右手を見つめる。あの時の何かもなぎ払ってしまったあの光景は今も彼の目の中に焼きついている。
「今のGXはサテライトシステムを使うことはできない。でも15年前の戦争で『最強』の異名は伊達じゃないと思う。」
「『最強』……か。」
『最強』、シンにとってこの言葉は特別な意味を持っていた。『誰もが幸福に生きられる世界』を作るために、
ディスティニープランを実行させるために彼は議長の元戦ってきた。フェイスに任命され、
最新鋭の機体を与えられてもあの裏切り者や前大戦時最強の異名を取った奴には勝てていない。
「俺にもそんなMSがあったら……。」
「シン?」
「あ、いや、なんでもない。」
思わず出た言葉を必死に取り繕う。自分の無力さを今まで何度噛み締めたかわからない。
そのたびに『力がほしい』と願い続けて今のディスティニーがある。しかし、彼にとってはまだ足りなかった。
「最強のMSが最悪の事態を招いたんだから、『最強』じゃなくて『最凶』って感じだな。」
「たかがMS1機で戦局をひっくり返す事ができるんですか? 集団でかかれば…」
「できる。」
ウイッツの言葉に反論するシンの言葉をさえぎって、ガロードは断言する。有無を言わさぬ迫力で彼は続けた。
「チャージさえ終わってしまえば、指先一つで終わりだ。」
その指先で引き金を引いた少年の言葉に、皆は沈黙した。
819:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 21:30:01
指先一つで~ダウンさぁ~~ 乙
820:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 21:53:04
指先一つで終わりだw
シリアスなシーンなのに吹いちまった
このセリフ、どうしても世紀末救世主を連想しちまうよなぁ
821:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 22:10:46
Your(シン) Shock!!
サテライトキャノンでコロニーが落ちてく~る!!
サテライトキャノンの最凶の威力をシンがどこまで感じることができるのだろう。
最凶ではなく最強の力だと感じた日には、
シンが過ちの引き金を引いてしまうのだろうか…。
この先の話をwktkしながら待ってます。
822:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 22:20:30
>>820
まぁAWも「Welcome to the crazy time♪このふざけた時代にようこそ♪」ってな世界だしな。
ガロードも「Tough Boy」だし。
823:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 22:20:56
エニルとエスペランサに大喜びな俺ガイル
とりあえず脳内で「愛を取り戻せ」が再生されたのは俺だけじゃなさそうで安心したw
824:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 22:26:43
もし、第二話あたりで苦しんだティファをシンが目の当たりにしたらステラ同様、
「お願いだから、もう実験とか、そういう世界から離してくれるって約束してくれ!」
とかいってあっさりとアルタネイティブ社に渡しそうだな・・・。
825:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 22:48:03
職人さん乙!!!!
826:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:14:57
更新乙、そして添削
>>816
>その白い艦体が再び目の前に表れたことにエニルは驚愕し
現れた
>操縦艦を押し込み
操縦桿
>>817
>「あいつの尋問、思うように進んでないらしいいですね。」
らしいですね
読み手としては、ツラツラと読んでしまえるものだけどスランプを乗り越えたものだと思うと
改めて敬意を表したいです、GJ!
827:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:25:09
乙かレイザーブレイド
シンとキラの再対決近し?でもキラ、微妙にぴーんち!
そういえばAA勢はどうしてるんだろう?
828:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:27:15
北米のバルチャー達を洗脳して…((;゚Д゚)ガクガクブルブル
829:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:37:32
今更だが…シンはデスティニーのままが好きだなぁ…
新連邦が番犬キラのお陰でストフリ弄くれない代わりに、デスティニーを解析して勝手に新連邦の技術で改良とか…
いや…オリ設定は上手いことやらん限りは手を出さんほうがいいかな…
830:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:44:34
>「俺にもそんなMSがあったら……。」
>そのたびに『力がほしい』と願い続けて今のディスティニーがある。しかし、彼にとってはまだ足りなかった。
シンのDX搭乗フラグが立ちまくってますね
831:通常の名無しさんの3倍
06/11/06 23:45:57
このままいったらエスタルドで改修だな
フラグ立ってるし
832:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 00:31:12
こっちのシンはまだ「闇雲に力を求める」部分を残してるんだね。
「力が欲しい」と言ってた筈のガロードが、手に入れた「力」を
使うことに散々迷ってるのを見てシンはどう思うだろうか。
(ゾンダーエプタ破壊だけじゃなく、エスタルドでの様子とか)
833:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 01:09:23
>>830
シンがDXに乗って何も知らずにサテキャ撃とうモンならティファが…
…GXの世界は努力の世界だから究極の兵器や特殊な力でなくて自分の力で立ち向かって欲しいと思う
ガロードとカリスみたいに
それにシンがDXに乗っちゃうとティファ拉致事件の時ザイデルと交渉の祭、誰が宇宙に行ってコロニーレーザー相手になにで立ち向かうのか…
834:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 06:24:26
GX氏乙!
今回もGJ!!だったよ。
後でガロードがサテキャ発射をする時の伏線や、強い力を見たシンが
『それでも力を求めるか否か』の分岐に立たされるフラグが立ったり、
エニルの心理描写とか、地味に不殺ニートさんの行方を示す会話とか…
次回以降の展開への伏線のオンパレードで…今からwktkが止まらないよw
ところでさ…話は変るけど…
このスレの住人で、
>「チャージさえ終わってしまえば、指先一つで終わりだ。」
で某世紀末救世主伝説を思い浮かべる奴が結構居るなw
俺一人じゃなくいて…安心したwww
835:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 15:31:47
>>833
シンが立ち向かうのでご安心ください
主役の座も主役機もヒロインも総取りします
836:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 16:00:23
>>835
帰れラクシズ厨、つーか死ね。
837:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 17:40:04
そういやこっちって、MSの操縦系の違いって
どういう扱いなんだろね?
838:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 20:08:00
>>829
新連邦が解析の為にデスティニーばらすも余りにもな技術力にしょんぼりして放置、
新連邦でもMADな物好きが核融合炉・全天周囲モニター組み込んでみたりで大改修後奪取・返却
返却後にキッドが武装作成とか....?
839:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:39:25
>>838
一回まとめサイト見てみろよ。
どっかの誰かが先に新連邦につかまってるから
840:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:45:18
今度はムウ&ストライクをAW0015に送り込むやつでも書いてみない?
ムウだったらローエングリンの直撃を受けた拍子にストライクごとAW世界へ
送られたってことにすれば本編とあわせやすく出来るし、ジェネシスの直撃を受けた
狂うぜ&プロヴィデンスを送り込んで、狂うぜと兄弟を意気投合させるなんてことも
出来るかもしれないし。そこでCEでは出来なかった決着をつけるって事もありだと思うが・・・。
841:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:48:41
ageてまで言うことか
842:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:53:26
書きますなら大歓迎だが、書いてみない?じゃなあ。
843:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:56:52
>>840
確かGジェネアドバンスで同じような事やってた
世界移動はナシだが
844:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 21:58:11
>>839
奴は今頃
笑ったり泣いたり出来なくなっていそうですね?
>>840
それはおもしろそうだ。
よし、書いてくれ!!
845:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:23:42
>>838
そういやキラって、和田をロストテクノロジーの塊だと思って自分以外に整備させてなかったんだよね?
実際、AWの世界は荒廃して技術後退は起こっているが核融合エンジンの普及、耐久力のある装甲、フラッシュシステムと
遥かに種の世界を超越した技術ばかりなんだが、何を考えてあんなことを言ったんだろう。
846:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:30:04
>>845
周りを見ずに誤解を積み重ねるキラ
周りを見て理解を積み重ねてくシン
の対比、とか言ってみる。
847:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:32:52
周りを見なさ過ぎるのはシンも一緒なんだが、巡り合わせがよかったな。
848:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:42:28
特にステラ(INデストロイ)に関しては・・・
849:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:48:28
やっぱり種世界にはロクな人間がいなかったという再度の確認じゃないか?
しかし、キラ
負債補正ないと、とことん落ちてくなぁ・・・・
アニメ本編より余程好感がもてるけど
850:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:50:44
>>847
GX氏のシンは名ばかりのエースと自嘲してる分本編より聞く耳はありそう
来て早々コロニー風邪にやられて打ちのめされたからかもしれんが
851:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:51:33 L+hbVknw
作者がキラのことが嫌いなら堕ちる所まで堕ちると思うけど?
852:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 22:52:41
メル欄は半角英数字で「sage」な
ちらりとシンとキラの立場が逆だったらどうなってたんかな、と思った
853:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 23:03:01
う~ん、今とあまり変わらない?
キラの性格って、フリーデンでは浮きそうな気がする・・・・
ま、個人のイメージです
854:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 23:07:56
間違いなくジャミルパンチ食らって営倉入り
855:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 23:08:47
初期の種の頃みたいに、自分がコーディネーターだからって事で疎外感を感じてそうだな。
856:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 23:16:38
むしろ種の初期ならまだ順応していけそうなんだが
種死だと並大抵のことじゃ「でもボクはっ…!」から先に進めそうにない気がするよ。
GX氏が矯正施設にブチ込んだのは正解だと思う。
857:通常の名無しさんの3倍
06/11/07 23:17:04
AAの環境が特殊過ぎるからなぁ
まともな人間が揃ってるフリーデンじゃ、キラマンセーなんて無理だし
シンの場合は適応能力があるというか
伊達に戦争孤児になって一人で生きてきたわけじゃないから、
フリーデンにも馴染めた訳で
858:通常の名無しさんの3倍
06/11/08 01:01:08
シン→フリーデン
カガリ→フリーデン
キラ→新連邦(更生所)
AA→北米大陸
が現状な訳だが
さてさて、ゾンダーエプタ編どうなる事やら
859:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 20:46:07
保守
860:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 23:06:03
ガロード・シン
ラン・アスカ
入れ替えても違和感少ないから不思議だ
861:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 23:28:14
いや…そこはかとなく違和感があるんだが
862:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 23:33:50
ラン・アスカはまだしもガロード・シンはねえよ
863:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 23:45:09
繋げて読むと
ガロード・シン・ラン・アスカ
ガロードシンランスカ
ガロードシランスカ
ガロード知らんすか?
いや、ごめん
死んでくる
864:通常の名無しさんの3倍
06/11/10 23:52:56
字面の雰囲気はわかるが語感がね…
865:通常の名無しさんの3倍
06/11/11 00:26:56
>>863
イ㌔
くだらんとは思いつつそこはかとなく和んでしまった
たまにはそんなのも(゚з゚)イインデネーノ?
866:通常の名無しさんの3倍
06/11/12 19:19:50
GJ!
>指先一つで終わりだ。
GXの本当のヤバさが現れてるセリフだ。
あれは、MSでありながら「戦略兵器」でもあるからな。
ガロードは薄々感じていてカトックとの出会いを経て完全に自覚したが
シンはどうなるんだろう?
867:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 10:44:44
WとXに出てくるMSの武器って、威力が桁外れだよな…
868:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 10:59:09
確かに。
ウイングのバスターライフルもコロニーを一発で潰せるしな。
そういや、ゼロシステムとフラッシュシステムはどっちが凶悪かね。
869:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 11:24:24
言っちゃなんだけど
CE世界は一度滅びなきゃダメなんじゃないか?
870:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 16:08:20
>>868
戦闘継続時間と1対1ならツインバスターライフル+ゼロシステム、単純な破壊力
と集団戦闘ならサテライトキャノン+フラッシュシステムかな?何せ、
フラッシュシステム扱えるということは『サテライトキャノン×13』
(本体+GXビット誘導)だから・・・・・・
改めて考えるとGXって恐ろしい兵器だよな・・・;
ニュータイプじゃないガロード乗っているからフラッシュシステムが発動していない分
ジャミルやアベル中尉がシステム起動させた時にその驚異のスペックが垣間見えた。
(人間では不可能な機動と3次元攻撃、さらに連携)
871:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 19:47:42
ビットMSって発想は斬新だったよな
872:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 20:23:36
フラッシュシステムは『自分が何人も居るようだ』と言われる位だからな
14体のNT搭乗機が完璧な連携で襲い掛かって来るなんて悪夢でしかない(((゜д゜;)))ガクブル
873:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:10:22
DX単品より、フルスペックジャミルの方が恐いわけだ
874:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:21:51
DX単品+フルスペックジャミルが一番怖い
どうでもいいがジャミルとジャミラは良く似ている。
875:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:24:53
ジャミラ・ニート=ニートの異星人
876:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:30:29
ジャミラは地球人だよ
877:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:44:19
>>874
DX+Gビット12機+フルスペックジャミルが一番怖い。
878:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:49:21
>>877
DX+Gビット12機+フルスペックジャミラが一番怖い。
879:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 21:58:57
>>878
DX+Gビット12機+フルスペックジャネラが一番怖い。
880:通常の名無しさんの3倍
06/11/13 22:16:21
>>878
水かけたら死んじゃうじゃないか。
881:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 01:03:17
なんだ、その水掛け論は
882:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 01:05:51
誰が上手い事を(ry
883:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 02:28:56
―水は出ているか?
884:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 05:45:16
眠れずに徘徊してたら此処を見つけた。
なんか、いいスレだな。
ところで一つ気になる事がある。
SEED-X氏の続きが凄く気になる。
>>874>>878>>880
「故郷は地球」でしたね。
ラストのイデの「犠牲者はいつもこうだ。文句だけは美しいけれど」の台詞は今も耳に残ってるよ・・・
885:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 06:18:41
有名な怪獣なのに地球産とはしらなんだ俺。勉強になった。
886:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 09:15:02
どうでもいいが「ジャミラは元地球人だし、スペシュウム光線喰らわせるのまずくね」
との判断により、ジャミラ戦では光線技の類は使っていない―はず。
死ぬほど苦手な水で悶絶死させたけど。
887:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 10:01:07
あれなら光線で殺した方がまだ楽に死ねたと信じて疑わない俺
888:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 10:34:36
つまりロックマン2でメタルマンに弱点のクイックブーメランぶつけるのはかわいそうだから
メタルブレードでころしたようなものか
889:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 12:06:07
まあ冷静になって見ると
ジャミラはラクシズも真っ青なテロリストなんだが
890:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 21:15:18
ジャミラの吐く熱線は100万度
下手すりゃサテキャより強い
891:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 21:21:06
ゼットンの1兆度に比べればまだまだだw
892:通常の名無しさんの3倍
06/11/14 21:35:48
>>889
動機は見捨てられて存在も抹殺された復讐なんだから理由の納得度では上
893:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/16 00:01:19
ウルトラ怪獣は熱量でかすぎですな。 ゼットンは太陽の中心よりも熱い光線出してるよ…
と、話の流れぶった切ってネタ投下
第四十一話『邪魔してほしくない時があるでしょ?』(前編)
「ガロード! あれはこの間のゲテモノMSじゃないか!?」
『間違いない、オルバとシャギアだ!!』
補給を終えたシンとガロードは、マイクロウェーブの到達予想地点の捜索に戻っていた。
水平線上に無人島が数個見えるだけの何にも無い海の真上で、フロスト兄弟が何かやっているとなると怪しいことこの上ない。
『シン!!』
「わかってる!!」
2人はライフルの銃口を2機に向ける。シャギアたちはまだ彼らの接近に気づいておらず、先制攻撃を掛ける絶好のチャンスである。
「いっけぇぇぇっ!!」
GXとディスティニー、2機のライフルが同時に閃光を放った。
突然攻撃されることはMSに乗っていればよくあることである。今回の任務はMAのパイロットを殺すことだが、MSで出て行けば目立つし、
敵に遭遇することもある程度予想されることであった。
『兄さん!!』
「なに!?」
海面に浮かぶ蒼いMAにトドメを刺そうとしたその時、オルバの声に反応しシャギアは機体を急上昇させる。
もといた場所をビームが正確に通り過ぎていくのを見送ると、攻撃の飛来した方向に目を向けた。
『見つけたぞゲテモノ野郎ぉ!!』
GXとディスティニーはビームを乱射させこちらにぐんぐん近づいてくる。火が付きやすいオルバは、それだけで獰猛な獣が牙を剥くように敵意を露にした。
『あいつらぁ!!』
『待て。』
接近する2機に対して銃口を向けるアシュタロンをヴァサーゴが制す。シャギアの言葉にオルバの敵意は水を掛けられた小さな焚き火に用に意気消沈した。
『我々の目的は、目撃者の始末だ。』
ビームを避けながら腹部のメガソニック砲が拡散モードで海面に浮かぶMAめがけて放たれる。拡散モードとはいえ、メガソニック砲の直撃に耐えられるMSやMAはまず存在しない。
攻撃を受けた蒼いMAは爆砕し、大きな水しぶきを上げた。
『うわぁあっ!?』
突然の水しぶきに驚いたシンとガロードは急制動を掛けて停止する。水しぶきが治まる頃にはヴァサーゴとアシュタロンは後退し、かなりの距離が開いていた。
「くそっ!! もうちょっとだったのに!?」
忌々しい敵が逃げる様を見ることは決して悪い気はしない。だが、このところの彼らの動きを見ていると彼らの後ろに何か大きな存在が有ることを感じずにはいられなかった。
「あいつら…、捕まえたら知ってること皆吐かせてやる!」
『シン! あそこ!!』
「! あれは!!」
ガロードの言葉にシンは海面に目を向ける。海面には爆砕したMSかなにかの破片が散乱しているが、その中に1人の女性の姿があった。
「あいつら、まさかコイツを追って?」
『それはわからないけど、とにかく一度フリーデンに戻ろう。あんまり顔をあわせたくは無いけど、このままにしておくわけにもいかない。』
GXは女性がしがみついているコックピットブロックごと海面から拾い上げると、落とさないように大事に両手で抱えた。
「顔をあわせたくないって…、知り合いか?」
『フリーデンに乗って間もない頃にちょっと、な。』
音声だけで通信を行っていたので表情はわからなかったが、声色から複雑な心境であることを聞き取ることは容易であった。
894:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/16 00:04:07
第四十一話『邪魔してほしくない時があるでしょ?』(中編)
「エニルしっかりして! エニル!!」
どこからか彼女の名前を呼ぶ声が聞こえた。エスペランサを破壊された時の衝撃で頭を打ったためか、
うまく声のする方向へ注意を向ける事ができない。だが、彼女を呼ぶ声が、聞き覚えのあるその声が彼女の意識をゆっくりと呼び起こした。
「……ト…ニヤ……。」
「エニル!」
重たいまぶたを開けた先には安堵の表情を浮かべるトニヤ・マームの姿があった。彼女がセインズアイランドで知り合った数少ない同年代の友人。
そして、皮肉なことに殺したいほど憎んだ男の乗る艦の乗組員であった。
彼女の声で意識を回復させる事ができたものの、そのおかげで体中の神経が律儀に痛みを訴えてくる。
ここは天国でも地獄でもない。だが、実力をかねそろえた面子がこの艦にいることは明らかなことである。彼女はかすれる声で、伝えておかなければならないことを
残りわずかな力を振り絞って口にした。
「ガ…ンダ……ムを…見た…。」
その言葉を聴いたトニヤは驚きの表情を見せる。しかし、言葉をつなげようとしても口を動かすことすら今の彼女には重労働であった。
手術室のドアが開き彼女は中へと運ばれるがトニヤは驚きの表情のままドアの前に立ち止まる。ドアが閉まるまでエニルは親友の目を見つめていた。
「失礼します。」
ブリッジでのミーティングの後、シンは医務室を訪れた。消灯時間を過ぎた艦内は薄暗いが、
医務室のテクスの机だけはライトで明るく照らされている。彼を出迎えたのはその机に向かって仕事を続けるテクスと、手術後の医薬品の補給をするカガリであった。
「シン? 珍しいな、お前が来るなんて。」
「そうか? コーディネーターだって、ケガとかはするんだぜ?」
「バッ、バカッ!」
カガリはあわててシンの口をふさぐ。彼女の行動を理解できずに目をパチパチとさせるシンに、口の前で指を立てたカガリは小声で口を開く。
「今、トニヤがあの女のベッドの所にいるんだ。そういう話はするなよ!」
「…フゥ、だからって、いちいち口をふさがなくても良いだろ…。」
彼女の手を払いのけると、おもむろにカーテンで仕切られたエニルの寝ているベッドの方へと歩み寄った。
「そのベッドは使用中だ。休むんなら、自分の部屋に行って休め。」
「休むのが目的なら言われなくてもそうします。俺はただ、このベッドに寝ている人に聞きたい事があるだけです。」
「そういうのは明日で良いだろ? 何か、わけでもあるのか?」
書類仕事を続けていたテクスが顔を上げると、シンは4枚の紙を掲げて見せた。
895:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/16 00:07:01
第四十一話『邪魔してほしくない時があるでしょ?』(後編)
「それは?」
「さっきのミーティングの時にこの人は『ガンダムを見た』っていってたそうじゃないですか。俺はその『ガンダム』に心当たりがあるんです。」
「! もしかしてアスランが!?」
カガリは『ガンダム』という単語と写真に写っていたストライクフリーダム、テクスたちの知らないインフィニットジャスティス、レジェンド、インパルスを見てシンの考えを理解した。
シンたちのいた世界、C.E.には『ガンダム』といわれるMSは存在しない。だが、今彼らがいるこの世界には実際に『ガンダム』という名のMSが存在する。
そしてその顔はシンにとってもカガリにとってもよく知っているものであった。
「…知り合いかもしれない……ということか?」
「GX、エアマスター、レオパルドは既にこの艦にあります。他にあるとしたらまったく新しい機体か、もしくは俺達の知り合いじゃないかと思って。」
閉じられたカーテンに手を掛けるシンにテクスは制止の声を掛けない。カーテンの向こうには手術を終えたエニルと彼女に連れ添うトニヤがいる。
掛けた手に力を込めたその時、そんな二人の姿が容易に想像できた。
「……やめた。」
シンはカーテンから手を離しあっさりと背を向ける。テクスは口元を少し上げて笑い、カガリは彼の思わぬ行動に目を丸くした。
「シン?」
「…トニヤさんが出てくるまでは待つ。今入るのはやめておこうってだけだ。」
「お前らしくもないな、良いのか?」
「誰にだって、邪魔してほしくない時があるでしょ?」
テクスの言葉に肩をすくめながら壁に背を預ける。目を閉じ静かにトニヤが出てくるのを待っていると、鼻先に独特のにおいを感じた。
「ドクター?」
「待っている間、ただそうしているだけと言うのも味気ないものだからな。少し付き合え。」
まぶたを開けると、目の前にはコーヒーの入ったカップをテクスが差し出していた。礼を言ってカップを受け取ると中にある茶色い液体が少しだけ揺れた。
「今日はドリップだ。サイフォンの方が私は好みなのだが、作るのに時間がかかるのでな。」
そう言いながらカガリにもカップを手渡す。さらに自分のカップにコーヒーを移し、それを持ったまま自分の椅子に腰を下ろした。
「病室は、時に患者にとって本当に親しい人物以外を遠ざける。重傷を負った時には、知らない看護婦なんかが周りにいるよりも親友や親族が周りの世話をしてやったほうが患者は落ち着くもんだ。」
「俺は…、大きなケガとかした事が無いのでわかりません。」
独特の風味と苦味を少しずつ味わいながらシンは言葉を返す。ドクターはうなずきながら昔のことを思い出すかのように静かに続けた。
「死に際なんかは特にそうだ。お前さんが死ぬのを看取った娘も、お前さんがそばにいたからこそ最後に笑う事ができた。
死ぬ間際に笑う事ができるなんて、よほど幸せじゃないと無理なことだ。私の場合は、見取ってやる事ができなかった……。」
「…幸せの価値は人それぞれ。」
椅子に座ってひざにカップを置いたままのカガリも口を開く。彼女の目はコーヒーに映る自分の姿を見ていた。
「こんな動乱の世界の中で、どれだけの人間が笑いながら死を迎える事ができるんだろうな……。」
背もたれに背を預けながらぼやくカガリと同じように、シンもその難しさを感じた。
896:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 00:25:35
GJ!
897:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 00:32:23
更新乙、そして添削
>>893
>オルバの敵意は水を掛けられた小さな焚き火に用に意気消沈した。
のように
>口を動かすことすら今の彼女には重労働であった。
前後の意味を考えると重労働=疲れの連想となるので少しかみ合わないかも。
まぁしかし難癖レベル。
>実力をかねそろえた面子がこの艦にいることは
かねそろえた、という言葉は本来は存在しないので文章としてはふさわしくないかも。
口語表現として使うことはあるので難癖レベルではある。
898:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 01:24:25
GJ!
本編じゃ空気読めなかったシンがこんなにも成長して…
>>897
1つ目以外は中編の所だよな、しっかりしろよ添削w
899:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 06:47:15 czdiWNHz
新作GJ!
シンはフリーデンと共にサテライトキャノンに狙われて、
初めて兵器に撃たれる者の気持ちを知る展開キポンヌ。
900:通常の名無しさんの3倍
06/11/16 21:43:30
>>898
まことに面目ない、ウボァー
901:通常の名無しさんの3倍
06/11/17 18:46:53
GX氏、GJ!!
ついにDX登場も秒読み段階…wktkが止まらんです!
902:通常の名無しさんの3倍
06/11/20 23:02:36
保守
903:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/21 22:46:39
7月から始まったこのスレもようやく次スレの時期がやってまいりました…。
スレタイあっちとかぶると何だからなぁ… どうしよう…
第四十二話『しっかりとわからせてやる!』(前編)
どれも違う、まったく別のタイプだった。
それが彼女の答えだった。トニヤとの面会を終えたエニルに、シンは彼女が見たガンダムはどんなものであったかを聞いた。
さらに、この世界で言う『ガンダムタイプのMS』によく似た彼の知るMSの写真を見せたのだが、結果がこれである。
「となると、まったく新しい未知のMSか…。」
ディスティニーのコックピットの中で発進の準備をしながらシンは落胆のため息をついた。
エニルの乗っていたMAエスペランサのフライトレコーダーから、フリーデンの探している島は見つかった。
今その島に向かって艦は進んでいるが、到着時刻は月の入りの後に設定されている。今宵の月は下弦の月からさらに欠け、その7割近くが闇に覆われている。
到着は昼過ぎになるだろう。
「俺達が出るような事態にならなければ良いけど…。無理だよなぁ……。」
シンはそんな思いを自分でかき消す。今回エニルのMAを撃墜しに来たのはあの紅と紫のゲテモノMSのタッグであった。
ローレライの海、先日の戦闘と彼らと会うとフリーデンはろくな事が無い。
「ある種、『疫病神』…か。」
そう思いつつも最悪の事態にそなえて各種システムを順々に起動していく。すべてのシステムの起動を済ませてコックピットの中で待機していると、
ガロードから通信が入ってきた。
『シン、あのフリーダムとか言う奴が出てきてもあんまり突っ込むなよ?』
「んなことはわかってるよ。あの量産型は北米大陸で相手にしていたドートレスなんかよりも数段上を行く機体だ。」
『おまけにフォーメーションを組んで襲ってきやがる。』
『ま、お前らは前衛でがんばってくれよ。レオパルドは飛べないし、泳げないからフリーデンの護衛に回るさ。』
続けてウイッツ、ロアビィからも通信が入る。これから戦闘が始まるというのにいつもどおりの彼らにシンは頼もしさを覚える。
「わかりました、存分の暴れさせてもらいます。」
そういいながらシンは笑った。
「所属不明の艦の接近を確認!」
ジャミルたちの目指す島『ゾンダーエプタ』では、新連邦の軍参謀本部から送られてきた多くの物資の整理であわただしく動いていた。
新型量産機バリエントが20機、その他武器弾薬など使用された輸送機は8機にも及ぶ。
「良いタイミングだ。お前たちはMSで出ろ、奴らを月の出ている間にサテライトキャのノンの射程範囲に誘い込め。」
『ハッ!』
シャギアとオルバはアイムザットに敬礼をするとすぐさま自分のMSの元へと向かう。
残されたアイムザットは口元を吊り上げて笑った。
「これで、ジャミル・ニートもティファ・アディールも私のものだ。参謀本部の中での発言力も増すな。」
自身の成功を疑わないアイムザットは、内に秘めた野望の成就する光景が浮かび喜びを隠し切れない。快勝の予感に酔う彼の後ろでは、
着々とフリーデンを手中に収めるための『切り札』の準備が進んでいる。
月は東の水平線からゆっくりと昇ってゆく、まるでアイムザットの味方をするかのごとく怪しげな光を放っていた。
904:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/21 22:50:29
第四十二話『しっかりとわからせてやる!』(中編)
「ディスティニー、行きます!!」
紅の翼が夜空に舞う。シンの考えた通り、ヴァサーゴとアシュタロンは容赦なくフリーデンに襲い掛かってきた。GX、エアマスター、ディスティニーは
前線に出て敵をなぎ払い、レオパルドはフリーデンの甲板で援護に回っている。
『フリーデンはここで固定、月が沈むのを待つ。』
「了解!」
『ッてことは、こいつら全部ぶっ潰さなきゃなんねぇわけか!!』
『シン! ウイッツ! 打ち合わせどおりにな!!』
「おう!」
そう言うとディスティニーは背中からクラウ・ソラスを引き抜く。全長20m超の白銀の刃が月の光を受け闇の中で強い光を放つ。
深紅の翼を広げて剣を構えるその姿は、クラウ・ソラスの名づけの元となったケルト神話に出てくる『銀の腕』の異名を取り、
真っ赤なマントを身にまとった炎と癒しの化身、ヌァザを彷彿とさせる。
「お前らの…、お前らの好きには!」
戦闘中に何度となく経験したあの感覚が彼の中で目覚める。急に意識がクリアになり、『敵に対しての怒り』と『状況を見極める冷静さ』という
相反する感覚が同居する。
「絶対にさせない!!」
機体の各システムはすべて良好、自分の体力、気力共に問題は無い。確信を持ってシンは刃を振るった。
「てぇぇぇいッ!!」
白銀の刃は1機目のバリエントを一閃し上半身と下半身に分断する。だが敵もバカではない。刃をふり終えたその瞬間を狙って他のバリエントが銃口を向ける。
『シン避けろ!』
ガロードの声にシンは機体を回転させながら右へ移動する。その回転のさなか、バリエントはディスティニーの脇下から伸びてきたビームにより頭部を失った。
「ナイス! ガロード!!」
『あんまりアクロバットな避け方しないでくれ! 狙いづらい!』
『てめぇら、文句言ってる暇があるなら他のも相手にしろ!!』
左右のライフルを同時に発射にして2機のバリエントを撃墜しながらウイッツはぼやく。敵はままだたくさんいるのだ。のんびり構えている暇は無い。
「わかってますって! 二人とも援護頼みますよ!!」
操縦桿を握りなおすと、シンは再び敵の一団に機体を突撃させた。
「フリーデンを狙え! 月の出ている間にサテライトキャノンの射程範囲に誘い込む!」
「了解兄さん!」
ヴァサーゴとアシュタロンはバリエントがシンたちの相手をしている間にフリーデンへと接近を試みる。だがそれを許すほどガロードたちも甘くは無い。
『フリーデンには指一本触れさせない!!』
ヴァサーゴをライフルで攻撃しつつ同時に腹部のバルカンでアシュタロンへ牽制する。今まで幾度と無く戦ってきたガロードは彼らの行動を予測し、フリーデンとの距離を詰めさせない。
「コイツ、僕達2人を相手にしながら!!」
「慣れとは恐ろしい物のだな……!」
2人は2対1という有利な状況の中、GX1機に押された。
「ロアビィさん!!」
『ほい来た!!』
レオパルドは左腕と一体化したインナーアームガトリングの照準をディスティニーとエアマスターの攻撃を掻い潜ってきたバリエントに向ける。
ガロードがフロスト兄弟の相手に回ったために前衛の守りに小さな隙が開いた。その隙を突いて、バリエントがフリーデンへの攻撃を試みる。
だが、艦の守り手として君臨する緑の砲台はそれを許さない。
重たく太い砲身がうなりを上げて回転数を上げてゆく。そこから放たれる何十発にも及ぶビームの雨はバリエントの装甲に受け止めきれるものではなかった。
機体は瞬時に穴だらけとなり、動力部は悲鳴を上げ爆砕する。
『重武装が売りなんだ! もっと敵を回してくれても良いんだぜ!?』
レオパルドにはまだまだ大量の武器が装備されている。武装のすべてを披露するには程遠い数しか回さない前衛の2機に、ロアビィは陽気に言葉をかけた。
905:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/21 22:52:33
第四十二話『しっかりとわからせてやる!』(後編)
「しっかりドンパチやってるじゃねぇか……。」
鳴り響く轟音と窓から見える幾つもの光の筋を見ながらカトックはベッドから身を起こした。彼を投獄している個室は殺風景なもので、
ベッドと便器、小さな洗面台がつけられているだけである。
「どれ、そろそろこの部屋ともおさらばするかね…。」
ポケットに手を伸ばしガムの入った包み紙を取り出す。彼はポケットの中に幾つものキャンディーやらガムを忍ばせていた。無論彼が甘党であるからでもある。
だが、その菓子は時として非常食となり、さらには脱獄用の道具を隠す場所ともなる。
包み紙を開くと中からガムサイズの黒い粘土のような物が現れた。それを丹念にこね回し、ドアの鍵の上にかぶせる。
「よっ……と。」
さらに、ブーツの内側に紛らせておいた銅線を引き抜き、クリップを靴底から引き出す。銅線を絡めて銅線とクリップをつなぐと、
それをコンセントにつないで反対側を黒い粘土状のものにもぐりこませた。
「まったく、バルチャーってのは捕虜の対処がなってねぇな。これじゃ、いつでも出て行って良いですよって言ってるようなもんだぜ。」
銅線のゴムを剥いて中身を出し、それぞれの端子を右と左に持って一度大きく深呼吸する。後は銅線同士をショートさせてガムに
練りこんだ火薬に火をつけて鍵を爆破するだけである。カトックは無言で両手に持つ電線の間に火花を散らせた。
ボンッという音と共にドアの鍵は吹っ飛ぶ。
音とほぼ同時にドアに向かって突進、壊れた鍵は彼のタックルを止める事ができず、そのままの勢いで彼を廊下へと開放した。
ライフルを持った見張りの男が1人ドアの前に立っていたが、カトックは彼に構えることすら許さず、すばやい動きで男の鳩尾に一撃を見舞う。
男は悶絶し、力なく廊下に倒れた。
「ジャミル・ニート、他人の前で自分の弱みを見せたあんたは確かに強い男だ。」
昼間、彼の元にジャミルは『わかりあうことも重要だとおもってな』といってカトックと話をしにきていた。その時、彼は自分の正直な気持ちを素直に告白している。
彼がなぜ、ニュータイプにこだわるのか、なぜ今更ニュータイプの保護活動などを行うのか。そんな彼をカトックは『強い奴』としては認めた。
だが、かつてニュータイプであった彼を、自分の妻と娘のいたコロニーに対して引き金を引いたジャミルを彼は認めようとはしなかった。
「だが、人生経験が足りてねぇ。お前さんが与えた恐怖、甘さ、しっかりとわからせてやる!」
廊下に転がる男から銃を奪うと、カトックは蛇のように目をギラギラさせてブリッジへと向かった。
906:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:05:07
初リアルタイムktkr!
GJ&次回期待!
907:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:26:54
更新乙、そして添削
>>903
>ジャミルたちの目指す島『ゾンダーエプタ』では、新連邦の軍参謀本部から送られてきた多くの物資の整理であわただしく動いていた。
主語が無い文章、まぁ難癖レベル。
>>904
>敵はままだたくさんいるのだ。
>「慣れとは恐ろしい物のだな……!」
> 2人は2対1という有利な状況の中、GX1機に押された。
直前までの流れからすると収まり悪し、進行形にするか、心情文にするといいかも。
次スレですか、スレタイは丁度ひっくり返ったようになってるからどんなカウントを付けるかってことですね。
シンプルに番号だけでもいいと思うけど、こだわってみるのもアリですね。
908:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:30:40
GJ!
あっちの方はゲフンゲフン
とにかく頑張ってください
909:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:33:08
>>907
サテライトキャのノン→サテライトキャノン
これが抜けてる
910:通常の名無しさんの3倍
06/11/21 23:43:05
>>909
前回に続いてまたミスorz
これは引き時を考えた方がいいか…
911:通常の名無しさんの3倍
06/11/22 06:36:11
うほっちょうど寝た後に着たのか
次回も期待
912:通常の名無しさんの3倍
06/11/23 23:12:06
保守
913:GX1/144 ◆nru729E2n2
06/11/24 00:50:08
今回の話はほぼノンストップでかけました~
第四十三話『完……敗…だ………。』(前編)
ダァンッ!!
前方で行われている戦闘に集中しているブリッジの面々の後ろで大きな音が鳴り響いた。皆はいっせいに音のなった方向に顔を向ける。
「…艦を出せ!」
見張りの男から奪い取ったライフルを見せびらかしながら、カトックはにんまりと笑った。
フリーデンの前方でバリエント部隊と交戦していたシンたちはフリーデンが突然動き出したことに戸惑いを見せていた。
「な、なんだ!?」
『月が沈むまで、動かないんじゃなかったのか!?』
『シン! ガロード! フリーデンに戻れ!! 艦から離れるんじゃねぇぞ!!』
驚いて動きを止めるシンとガロードにウイッツは指示を出す。フリーデンの不可解な行動に頭をひねりながらシンは機体を操った。
「一体…、何があったって言うんだ?」
「参謀本部も厄介なものをまわしてくれたものだな。」
アイムザットは輸送機とは別に運ばれてきた巨大な物体を見上げる。黒系統の色で統一されたそれは全長38.7m、
背中に取り付けられた大口径のビーム砲の砲身の長さまで含めると50mを超える。
「ダブルエックスがあれば必要ないというのに…!」
参謀本部からの命令書では『試験運用をせよ』とされているが、ゾンダーエプタには今そんな事をしている余裕は無い。
「どうされるおつもりですか? こんな巨大なもの…。」
「軍参謀本部の命令は絶対だ…。試験運用をするしか有るまい。」
「しかし!」
「私とて、こんなハリボテなどに最初から期待していない!」
命令書を握りつぶしながら腹の底から怒りを吐き出す。彼にこのようなものを送りつけるということは参謀本部の面々が
彼のことを信用していないと言っているのと同じである。
「このデカ物は自立飛行をすることはできるのか?」
「送られてきたスペック表を見る限りではできるはずです。さらに可変することもできるようですし…。」
「だったら、遠隔操作であれを島の沖合1kmに配置! フリーデンが射程に入ったら降伏勧告!!
連中が聞き入れない場合はあれを使って艦を沈める、という文を付け加えた上でな。」
「し、しかしそれでは今回の作戦の意味が…。」
「連中がそれを聞き入れるのであればそれでかまわん。それに、旧大戦時のガンダムを3機、さらに謎の1機も含めたら
こんなものを鉄屑に変えるには十分な戦力だ。攻撃に関しても威嚇程度に1,2発デカイ物を撃つ程度でかまわん。」
「そ、総括官はこれを破壊するおつもりなのですか!!?」
「言ったはずだ。ダブルエックスがあれば、こんなものは不要だと。」
アイムザットは背を向けて歩き出す。この通常のMSの3倍の大きさはあろうデカ物がダブルエックスを超える能力を
発揮するとは到底思えない。ヨーロッパで発見したものを遠路はるばる持ってきたのは良いが、こんなものに頼ろうとする参謀委員会の
考えが彼には理解できなかった。