06/04/26 19:23:05
キラはアスランの自爆に巻き込まれ死亡
ラクシズは体格や声などがキラにそっくりな人間を一人拉致してきてそいつをキラの顔に整形した
次にマルキオ氏によって回収されたキラの遺体から記憶のデータを取りだし整形キラの記憶を書き換えた
仕上げにラクシズ洗脳を施し、めでたく二人目キラが完成しましたとさ。
と妄想してる日本語が下手な僕でした
101:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 19:43:50
>>100
メンデルが作ったキラが、一人だけとは限らないですしね。
102:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 19:51:27
>>101
クルーゼが知らなかっただけということもあり得る、と?
まあ実際失敗作扱いされて生まれたのが一人いるしな。
尤も奴のことはクルーゼも知ってたが。
103:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 20:17:58
キラは三人、凸は二人いるというのはシャア板では
デフォじゃなかったかw
104: ◆hfGQ1C/H02
06/04/26 20:50:35
>>103
一番多いバージョンだと、キラ5人、アスラン3人、あとはラクスが二人と聞きましたけどね。
さあて、頑張って続きを書きますか。
105:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 21:26:40
キラは実はメンデルで作られたスーパーコーディネイターの総称であり
人命ではn(ry
106:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 22:23:11
>105
実はあの顔はマスクであり
あの中に死亡時に記憶を送信する装置がついている
それでもってどこかの国の首相官邸地下にあるクローンプラントでその記憶を
クローンに複写して次のキラが生まれるのだ。
107:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 23:05:44
果たして嫁の手にかかって劣化を免れたキャラはいるのだろうか?
108:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 23:07:24
>>106
キラが極悪政治家を次々と殺す姿は鳥肌が立ったよ
109:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 23:09:06
>>107
そういえばプクダの代表作は結構知られてるが、
嫁が脚本やった他の作品って知らないな。
誰か知らない?
110:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 23:32:47
>>109
電童後期で悪名高きスバルの性転換手術を行っている。
あとはサイバーフォーミュラのOVAだかで主人公をキラきゅんばりの最強存在にした。
アウトロースター九話のみ。
・・だったかな。まぁ嫁伝説については、ぐぐるか、この板の負債スレにいきゃわかる。職人さんの仕事待とうや。
111:通常の名無しさんの3倍
06/04/26 23:39:57
>>106
たしかに……量産品なら記憶の差分を送信する機能付きの生体反応板を埋め込むことぐらいデフォだよな
112:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 00:47:23
>>110
乙。
スバルっていうと確か男だったよな。
え、まさか実は女だったとかなってたのか?
一応全話見てた筈なのにまったく記憶に無い・・・
しかしやっぱり組んで貰った仕事が多いみたいだなw
113:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 00:56:19
本来(原作では)女の子のキャラを男にしたんじゃなかったか
114:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 01:00:47
>>113
原作ったってあれアニメだけのはずじゃ?
ボンボンとかコロコロで漫画版やってた可能性は否定出来んが、
それでもあくまで原作はアニメだろ。
115:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 01:02:59
URLリンク(members.at.infoseek.co.jp)
起てよ、福田!
(問題点)
・前半は特に大きな問題も無く、王道モノだった。
・後半(スバル編)から801派とアンチ801に分かれてしまった。
スバル編はかつて誰かが言っていたがよい子のみんなから見たらギリギリ友情。
大きな僕たちから見たら801と言っていたのに賛成。
・スバルの件は、アンチ801派による801臭過敏症の人と、実際801でベタなヤツみて気分を害した人が多いらしい。
・2ちゃんねらの選ぶワーストアニメ大賞では、801拒絶派と思われる粘着のコピペ爆撃で2位を獲得した。
後半のメインキャラ「スバル」が最初の設定では女性だったのに、嫁の介入で男にされた。
おかげで主人公のひとり「北斗」とカップリングされるキャラがいなくなって、ストーリーに破綻が出ている。
116:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 01:14:20
>>115
なるほどつまり別の人の書いた元の脚本を嫁が改変しちゃったわけか。
確かにスバルが女だったほうが北斗の件もそうだが、
アルテアが妹を重ねて見て大事にしてたとかいう風にも思えてより納得がいくな。
そんな重大な事をまさか腐女子の欲望だけで変えてたとは思いたくないが・・・
なんか変な方向に誘導してスマンカッタ。
この辺にして俺はマターリ職人さんを待つことにするよ。
117:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 09:26:36
ちなみにスバルが女だったらこんな感じ↓になっていたと思われる
URLリンク(www.dendoh.com)
118:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 09:35:16
>>117
どれよ、って感じだな
119:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 11:10:02
>>118
2006年のところのマーヤ・プライス
通称インドさん、あるいは「Hさせない人」
120: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 20:42:54
探しにくくなったのであげますね。
121:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 20:55:49
どっちのキャラも薄っぺらいな
122:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 21:33:21
>>121
具体的な指摘をしてやらな作者さんの養分にならんと思うぞ。
123:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 21:45:20
0083と種のキャラが元々薄いって意味だろ。OVAの中じゃ一番キャラが薄いと言われてる。
0083は「格好いいロボットが動きまくって戦ってりゃいいんだ!」っていう潔さみたいなものがある反面、
人物描写はあんまり深くない。ガトーやデラーズも「理想」「大義」と言ってる割に、その本質が全然描かれてない。
さらにコロニーを穀倉地帯に落とすという計画も微妙。
コウ達の妨害で失敗したとすればいのに、ガトー達を勝たせたいがために穀倉地帯がターゲットだったとしたように見える。
穀倉地帯を攻撃した理由は一応知ってるが、連邦より一般市民の方が被害が甚大だしジャブロー攻撃する方がよかったのでは。
―まあ一番最悪なのは馬鹿スポンサーが流行取り入れさせて三角関係にさせられてシナリオ崩壊させられてた点だが。
という訳で別に作者さんへの文句って訳じゃないんでない?
124:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 21:53:42
ただピッター准将やケリィのようなキャラは種には皆無なんだよな
あざといといえばあざとい「オヤジ萌え」狙いキャラなんだけど
お約束すら存在しないのが種
125:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 22:00:13
渋くて世界を憂うオッサンといえばトダカがいたが、バカゴリ信者だから台無しなんだよ
126: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 22:38:20
書けました。
これより投下します。
127: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 22:42:04
23 蘇りし亡霊
茨の園では、着々と出撃準備が進められていた。
ガトーの副官であるヴィリィ・グラードルの艦、ムサイ級ペール・ギュントを中心に編成され、麾下に多くのムサイ級、ザンジバル級を配備している。
さすがにデラーズ・フリートの帰艦であるグワジンは出さないらしい。また、シーマのリリー・マルレーンは別行動だ。この二つの艦には、ある大事な役目があるからだ。
「ガトーよ、これは星の屑作戦の要だ。お前に問題はあるまいが、必ず成功させて戻って来るのだぞ。」
出撃準備中のガトーに、わざわざデラーズが見送りに来たらしい。
「は、万に一つのしくじりもないよう、心してかかります。」
「うむ、それならよい。ただ……。」
デラーズの様子が気になったガトーは、彼の顔を覗き込む。
「何かありましたか?」
「うむ、シーマ艦隊からの報告でな、妙なMSを見かけたと。」
もしや、と思ったガトーは予想を口にした。
「……それは背中から羽の生えた、血の涙を流しているようなガンダムですか?」
「知っていたのか?そのMSは今までにないほどの装甲と運動性を有しているそうだ。シーマ中佐によれば、デスティニーという名前だそうだが……。」
「デスティニー……運命ですか。私も戦ったことがあります。報告するまでもないと思っておりましたが……。」
「驚異的な戦力であることは間違いないと言っておった。わしも記録を見たが、あれは最早MSの範疇を越えておる。」
彼らにとって、異世界のMSであるデスティニーは未知数だ。特に背中の左側に取り付けられたビーム砲は異常だ。まとめてMSを複数破壊できるビーム砲は、まだMSには搭載できるまで小型化していないのだ。
「いざとなれば、私がそのデスティニーとやらを討ち取って見せましょう。」
「いや、別の者に当たらせる。新たに我らに協力してくれるという者だ。」
デラーズの後ろから現れた人影は、シンが見れば幽霊が出たと思うような人物だった。
バニングという精神的な支えを失ったアルビオンは、コンペイトウの哨戒任務に当たっていた。
観艦式がもうすぐ始まる。狙うとすれば、このタイミングしかない。シナプスはそう考えていた。
そして、彼の勘は的中した。デラーズ・フリートが、それに協力する残党軍が、次々とコンペイトウと名を変えたソロモンに攻撃を開始したのだ。
かつてはこの要塞を守るために戦った兵士もいるだろう。その兵士たちを逃がすための援軍として向かった兵士もいるだろう。それぞれの思いがこの要塞で燃え上がる。
「ジーク・ジオン!」
「ジオンのために!」
「我らデラーズ・フリートに栄光あれ!」
数多くのザクが、リックドムが、それぞれの武器から火線を吐き出し、近づいたジムを斧、剣で屠る。
それを止めるべく、アルビオンからMSが発進する。コウのフルバーニアンとキースのジムキャノンⅡが組んで戦い、不死身の第四小隊の三人が見事なトリプルプレーを見せ付ける。
そんな中でシンはデスティニーを駆り、不用意に近づいたザクを、リックドムを、次々と撃破していく。
最早、この世界に来た時の彼ではない。デスティニーが宇宙向きの機体故かも知れないが、マシンガンもバズーカも、シンの進撃を止めることはできない。
「デスティニー、俺たちは生き残るんだ、絶対に!」
亡きバニングの教えとシーマの言葉で、シンは吹っ切れた。精神的に強さが増し、こちらの世界の操縦レベルについていけるようになった以上、少なくとも元の世界の人間に止められる者はほとんどいない。
今またリックドム一機をビームサーベルで斬ったシンは、敵はいないかとモニターに目をやる。
何かが猛スピードで向かってくる。マシンガンを撃ち、切り返して離れていく。青く、本来脚があるべき場所には大型ブースターが取り付けられている。
ドラッツェという名前の、デラーズ・フリートが独自に開発したMSだ。高機動、空間戦闘仕様機であり、強力な加速と一撃離脱を得意とする。
「速い!……なら、これならどうだ!」
シンはビームライフルを右手に持ち、左手にフラッシュエッジ2を手にした。
「行けっ!」
ビームブーメランを投げ飛ばし、デスティニーはあさっての方向へと加速する。ドラッツェは再びマシンガンを撃ちながら突撃してくるが、シンはそれを避けてビームライフルを撃った。
ドラッツェは何でもないように攻撃をかわしたが、そこに目掛けてビームブーメランが迫る。それを避けたところで、高エネルギー長射程ビーム砲の熱線がドラッツェを貫いた。
高機動の敵を二重の牽制で撃破する。それが彼の目的だったのだ。
128: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 22:45:25
「次だ!」
ビームブーメランを回収したシンは、次の目標へと照準を向けようとする。しかし、それは敵のビームによって阻まれた。
「な、何なんだ!?今のは!」
ただの攻撃では驚かない。彼が驚いたのは、ビームが緑に光っていたからだ。こちらのビームは淡紅色かオレンジ色が普通だというのに。
「元の世界から、敵が来ているということか……!」
シンはビームが放たれた方向にカメラを向けた。
「そんな、何であいつらが!」
彼が見たのは、まさしく亡霊だった。かつて地球に降下するきっかけとなったユニウス落とし。その犯人が使っていたジン・ハイマニューバ2型だった。
しかも、シンはわからなかったが、それに乗っているのもユニウス落としのリーダー、サトーだった。
「私が元の世界を離れた後に製造されたMSか。なるほど、確かにフェイズシフト装甲だな。あの色と質感は間違いない。」
彼は大気圏に落ちたとき、爆発のような光に飲み込まれ、この世界に入り込んだのだ。シンたちにはサトーの機体が爆散したように見えただけなのだ。
しかも、出た場所がデラーズ・フリートの本拠地の茨の園だった。バッテリーが焼き切れて身動きが取れず、デラーズたちに救われたサトーは、
「恩義あるデラーズ殿に私も手をお貸ししましょう。どの世界も地球にいる人間は腐りきっている!見て見ぬ振りはできません。」
と奮起し、デラーズ・フリートに協力することになったのだ。
何にしても、相手はアスランたちが戦ったことはあっても、自分が戦ったことはない。
動きだけなら見ているが、旧式機であそこまで戦い抜いたその腕は相当なものだ。下手をすれば、こちらの世界のパイロットの平均レベルをも凌駕しかねない。
「厄介な相手だな……!」
シンはビームライフルを撃つが、サトー機はあっさりと攻撃をかわす。しかも、動きが以前より向上している。
「運動性が高くなっている?」
試しに頭部機関砲を撃ってみたが、ひらりとかわして見せ、逆に短砲身で連射重視のビームライフル、ビームカービンを撃たれた。
「やはり速い!」
ビームをシールドで防いだシンは、アロンダイトを抜き放った。目の前のジン・ハイマニューバ2型など、この大剣なら斬り倒せる。
「私に接近戦を挑むか?」
サトーは左腕に装着したシールドと、アンチビームコートを施したらしい斬機刀を使って攻撃を受け、そのまま慣性に従って後ろに下がる。
と、次の瞬間、ビームカービンを素早く構え、ビームを撃った。シンはビームをアロンダイトで受け止める。
「何て反応速度だ!こちらの出力が上だと悟って攻撃をいなすってのもやるな!」
真っ向から受け止めれば、さすがに破損する。だが、攻撃を適当に受けておけば、空気抵抗も地面もない宇宙だ。威力は半分以下に減殺できる。
シンは右手にビームライフルを、左手に高エネルギー長射程ビーム砲をそれぞれ装備し、高速で動き回るジン・ハイマニューバ2型を撃つ。
「そんな飛び道具ごときに!」
サトーはシールドの裏から何かを投げ付けた。シンはすぐさまその場から離れる。投げ付けられた物体は爆発して分散し、さらに細かく爆発する。
クラッカーと呼ばれる手榴弾だ。本来は地上用の兵装だが、デラーズ・フリートはとにかく資金、物資共に不足気味だ。宇宙でも使えるなら、使える物は使うという考えらしい。
何にしても、元々ない兵装を簡単に使いこなすパイロットの技量に、シンは舌を巻いていた。しかも、時間が経つに連れ、どんどん動きの鋭さが増してくる。
サトーはバッテリー式の機体を使う中でベテランパイロットとなっていった。バッテリー式の機体の弱点は、時間が経つと起電力が低下して電圧が低下し、結果的に動きが鈍くなっていくということだ。
それを補うのは動きの鋭さだ。徐々に力を解放していくことで、戦闘可能時間内で戦闘能力を一定に保てるのである。
そのサトーがこちらのエンジンに交換された機体に乗れば、自然とそうなる。核融合エンジンである以上、ビームのエネルギーをエンジンから取らない限りは、そう簡単には起電力は低下しない。
「まだまだこれからだっ!」
「やられてたまるか!約束は守ってみせる!」
129: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 22:48:13
同じ頃、ガトーは全く違う方向からコンペイトウに接近していた。サイサリスの接近に気付いたバーミンガムをはじめとする艦艇が迎撃の砲撃を行うが、全く当たらない。
「ふふふ、もう遅い、遅いのだ……。」
ガトーはシールドの裏にセットされたバズーカの砲身を取り出し、右肩にセットされたバズーカ基部にはめ込む。
「多くの英霊が無駄死にでなかったことの証のために……。」
背中の弾頭格納庫から核弾頭が内部に入り込み、次々とロックが解除される。
「再びジオンの理想を掲げるために!」
アルビオンからの報を受けたコウが、ほぼ戦場の反対端にいるサイサリスへと向かうが、最早間に合わない。
「星の屑成就のために!」
ガトーは照準を観艦式に参加している艦のうちの旗艦、バーミンガムへと合わせ、ソロモンへの思いを吐露するように引き金を引いた。
「ソロモンよ!私は帰ってきた!」
巨大なバズーカから放たれた大型の弾頭が炸裂し、何十隻という艦を灼熱の光の中に叩き込む。バーミンガムのワイアットもその光の渦へと飲み込まれていく。
「あいつ……本当に使うなんて!」
「……ガトォォォォォォォォォォ!」
シンとコウは光の渦を見、その核兵器の凄まじさを目の当たりにしたのだった。
130: ◆hfGQ1C/H02
06/04/27 22:49:42
ここまでです。
中身が薄っぺらくなってきたなあ……orz orz
131:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 23:40:36
サプライズキター(・∀・)
職人さんGJです!!!
132:通常の名無しさんの3倍
06/04/27 23:54:22
まさかCEからの刺客の正体がサトーとは意外!
考えてみればジンで、ザクに乗ってる凸と対等以上に戦ってたからなあ
UCの世界になれてしまえば、機体性能に頼り切りのスパコーなんぞより遥かに恐ろしい敵だわな
133:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 00:14:04
ソロモン 「おかえりガトー・・でもちょっとアツイヨ」
GJ!
134:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 00:26:27
ソロモン 「だめよガトー。帰ってきたら、ただいまでしょ?」
GJ!
135:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 00:35:35
g
136:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 00:41:09
>>130
デラーズフリートの「同業者」で来るとは思わなかったや。
137:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 08:26:17
サトーか・・・渋いキャラを持ってきたな。
でもデラーズフリートにいても似合う物だな。
gj
138:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 16:51:09
サトー キター
139:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 16:58:46
サトーを語るにはボンボン版の「全機抜刀!!」は外せない
140:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 17:53:22
一瞬サトーって誰かわからんだ
兎も角GJ!おもしろかったよ
141:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 18:53:36
>>139
禿胴、まさかあそこまで様にばるシーンが出てくるとは思わなかった。
>>130
遅れたがGJ! CEにも実力で伸し上がったパイロットがいたことを思い出させてくれた。
本編でもっと出番があったらよかったものを…
142: ◆hfGQ1C/H02
06/04/28 19:36:27
ありがとうございます。
サトーのしようとしたことと、ガトーのしようとしていることには、ある程度共通点があるので、組ませてみました。
俺が話を書くときは、大体が共通点を引き合いに出して話を進めることが多いので、こういう形にしたわけです。
あと、本文で書き忘れたんですが、このジン・ハイマニューバ2型はミノフスキー・イヨネスコ型の核融合エンジンを搭載していることになっています。
また、シンには「あいつら」と言わせてしまいましたが、実はサトー一人なので、「何であいつが!?」に脳内修正してください。
紛らわしいことをしてすみません。
143:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 22:02:27
>>142
乙!
原作ではあくまで単発キャラをここで登場させたのはものすごいインパクトがあっていいと思う。
俺が書くなら単発キャラはよっぽどぶっ飛んで印象に残ってなければ出さないもん
144:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 22:42:52
サトーとガトーか
砂糖とコーヒー(カカオ)??
まあそんなことはさておきサトーもガトーのように新型MSに乗り換えるのかな?
ノイエのガトーと新型MSのサトーとのコンビもありか!?
145:通常の名無しさんの3倍
06/04/28 22:43:08
おもしろかったですよ
146: ◆hfGQ1C/H02
06/04/28 23:26:30
>>144
名前に関しては、あれです、ネタで使っているわけではありませんしね。
サトーはどうせ負債が0083をパクって作ったキャラクターでしょうけど、最大限までキャラクターレンタルさせてもらうことにしましょう。
ちとネタが切れているので、推敲してから書くことにします。
あと、5/3~5/5まではどうあがいても書き込めません。
甑島とかいうすげー田舎に連れていかれる決定していますので………………。
147:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 00:16:37
まあ、サトーとガトーは一字の違いだし…
南の島?で英気を養ってきてください。
148:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 00:26:00
>>144
別に新型いらないんじゃね?
寧ろUC側の既存の機体に乗換えだけでもいい気がする
ジオンの残存勢力のデラーズとしては新型開発するだけでも手一杯だろうし
アクシズ側からの援助なら何とかなりそうな気もするが…それでも苦しい所じゃないか?
149:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 00:52:25
つーか今更なんだが、テンプレにまとめサイトのURLのっけなくてよかったのか?
せっかく作ってくれたんだから、のせなきゃ製作者の方に申し訳ないと思うんだが……
150:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 10:01:55
まとめサイトのURLは次回からはちゃんと載せましょう。 >>30 ←まとめサイト
>>148
既存機体のカスタムとかは? CEの技術を応用したゲルググとか……
151:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 13:45:26
>>150
逆じゃね?UC技術を応用したジンHM2型とか??
サトーはゲルググも似合いそうだ
152:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 14:36:09
でもデラーズ・フリート所属のゲルググってシーマ機だけじゃないのか?
他にあるとすればガトーのお下がりかな…
まぁ、別にジンのままでもいい気がするが
153:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 15:30:31
つ ゲルググM
154:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 16:27:59
>>150
レッドフレームMJのことかー
155:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 19:39:30
>>153
どっちにしてもシーマの物だからサトーには回ってこないだろうな
156:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 20:08:43
やっぱジンか・・・・・・・・・
まあジンはCEにしちゃ珍しい渋さがあるから良いけど
157:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 20:34:56
サトーのようなパイロットは特別なことがない限り、新型機よりも自分の乗り慣れた機体を選びそう。
158:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 20:44:56
歴戦の雄で有れば有るほどにぽっと出の新鋭機より信頼の置ける量産期を選ぶ物らしいぞ?
159:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 21:34:52
ラルやら三連星はぽっとでのグフやらドムに乗っているがな。
160:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 21:38:43
>>159
彼らの場合は今までの自分の乗機に力不足を感じていたんじゃないのかなと思うんだが。
161:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 21:47:56
>>155
ノーマルのゲルググM(MS14-F)とシーマ専用のゲルググM(MS14-FS)
を混同してない?
162:通常の名無しさんの3倍
06/04/29 22:42:48
>>153,155
なにか理由付けて海兵隊の14を奪い取ることはできなくもないだろうけど、
デラーズは蜂の巣になるかもしれんな。
163:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 10:52:16
保守age
164:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 10:53:58
>>161
特に間違ってないんじゃないか?
ゲルググMだって海兵隊所属だしシーマに話つけないと分けてもらえないだろ
165:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 18:17:12
ソロモンとかにあるゲルググの残骸を利用出来ないか…
166:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 19:25:46
>>161
ならば高機動型ゲルググを激しく希望する!
もしくはイェーガー!
…言ってみただけだ、気にしないでくれ
167:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 20:52:36
いっその事ガトー専用ゲルググでいいじゃん。
168:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 20:54:17
>>167
ア・バオア・クーで喪失
だからガトーはデラーズのドムを借りようとした
169:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 20:57:50
>>168
でも右腕を流れ弾でやられた程度だから、修理は比較的簡単じゃないか?
170:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 22:00:57
一年戦争終結後、連邦軍に没収されたかもしれんし、使える状態で残ってたらもう使ってたと思う。
171:アデル
06/04/30 22:36:32
アデル編ピンチ!あと一時間半で間に合うか?!
というかリュウケンドーもボウケンジャーも仮面ライダーカブトも録り逃した作者に明日はあるのか?!
172:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 22:48:17
まぁ、がんがれ。
173:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 23:13:26
>>171
そんなあなたに
つ『you tube』
うpされてるかは知らんが。
174:通常の名無しさんの3倍
06/04/30 23:48:28
アデル編、完結できんかった……orz
とりあえず二話目?投下
175:アデル
06/04/30 23:51:13
アデルです。いっぱいいっぱいです、中の人が。
いっぱいいっぱいと言ってる割には交通博物館に行ってます。
本編ではなんとか活躍の場がもらえたようで、台詞の数でキース少尉に勝てて嬉しい限りです。
ですが、もしキース少尉に焦点が当たったらまた負けてしまいそうです。
あ、ちなみに私はまだ件の中華料理店にいます。何で未来の事を知っているのかって?
それは私が天の道を往き全てを司る……もとい、大人の事情があるため話せません。
「ばすたぁちゃんへ出前を届けに行って来るぞコシヌケェーッ!」
「待てイザーク!ばすたぁには俺が届けに……」
「貴様が出前にいったら誰が厨房担当するんだコシヌケェーッ?!」
「非グゥレイトォ~」
相変らず少年達は威勢がいいです。けど、ばすたぁちゃん……すごい名前の人もいたもんです。
しかしそれはどうでもいいです。それよりも私のチャーシューラーメンはどうなったのでしょうか?
「うぅ……チャーシュー炒飯、お待ち……」
ゴトン、と私の前に料理が置かれました。出て来たのは紛れもなく炒飯、ラーメンではありません。
私は肩を落とし、ため息を一つ吐きました。
と、それを見て色黒の少年が私に声をかけてきました。
「おっさん!」
「おっさんじゃない」
私はまだ24です。って何言ってるんでしょうか、私は?
「あんた、昔の俺と同じ瞳をしてるぜ。自分の現状に悩んでるな?」
ドキリ、としました。確かに私は悩んでいます。
「現状、って言ってもラーメンを頼んだのに炒飯が出てきたことじゃないぜ?もっともっと重要なことだ」
何か色々とツッコミたいんですが?まぁ、とりあえず聞かなかった事にしておきましょう。
それにしても、瞳を見ただけで私の心を見抜くとは─本当に彼はいったい何者なんでしょうか……
176:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 00:18:32
なんか良く「シーマも救ってやれ」とか言う声が聞こえるけど…
生き残ったからと言ってシーマが救われる余地なんか無いような
本編でも
「シーマ様!お引きを!!」
「何処へ引くって言うんだい!!」
って掛け合いからも、シーマたちが生き残っても受け入れてくれる先が無けりゃ救いとは言えんような
CEみたいに主人公特権で「ラクス様のお取り計らいで~」が通用する世界じゃないと思うし
本来なら裏切り行為だの裏取引行為だのは重罪に値する所をCEみたいに知り合いの特権でどうにか出来る世界じゃない
吉良達はカガリやらラクスやらのある意味「お取り計らいで」英雄扱いになってるが…
UCじゃそうは行かない所をシンには分って欲しい
シナプス艦長だって極刑にもなる、コウだって懲役一年、別の話なるがシローだって軍法会議にだってかけられる
一年戦争時代の英雄と言われた人物、アムロですら軟禁状態
そんな情け容赦の無い世界をシンには痛感してもらって成長して欲しいと思う俺がいる
現実世界でも言えるけど、全ての人間が救われる世界じゃない
だからリアルなのでは?
177:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 01:38:47
こうして見るとUCってかなり厳しい世の中なんだな
178:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 02:00:06
>>177
と言うよりCEが馬鹿らしくなるぐらいに上の人間の常識が無いだけでは?
エースだから懲罰無し、恋人、肉親だから情報操作で無類、無欠の英雄に、、、
ふざけているのか? とマジで思ったぞ。
上層部が他者に対する差別の如き特別扱いを平然と何度も行ったら普通は反感かって上層部に対する不信から士気が下がったり
特別扱いされたパイロットとかはテキスト道理の機体整備しかして貰えないとか問題が色々出て来るのに……
179:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 02:15:32
大体、UCじゃ親兄弟とも分かれて敵味方になって戦うなんて良くあるしな
オマケにキラなんか銃殺刑のところを「艦長のお取り計らいで」エースに上り詰めた上、
これまた巧い事妹の「お取り計らいで」戦争終結後もオーブに身を隠させてもらって何のお咎めも無しと来たもんだ
ナニがリアルな世界観だよ
世の中そんな上手く行くモンか
180:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 02:40:05
っつうか死ぬときは死ぬしな
都合よく生き返るなんておかしいし
劇場版Ζ見てきたけど、死ぬ描写がなくなっただけで死んでないってワケでもなかったし
救われる事はあるかも知れんが、やっぱり歴史を変えることは出来ないと思うね
181:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 03:25:05
シーマの最期はZZのハマーンみたいになる悪寒
「よかった…強い子に会えて…」
182:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 03:37:22
ソレもいいかも知れんが…
やっぱ最後はデンドロの零距離射撃でぶっ飛ぶガーベラが印象的だったな…
シンが「やめてくれシーマさん!!」って言っても結局は「オマエはどっちの味方だー!」って叱咤される予感
183:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 07:15:35
いっそシンはシーマ達を連れてCEへ帰還。
UC技術+シーマの智謀で見事に世界征服しちゃったりしつつ、平和な世界を築きましたとさ。
めでたしめでたし。
184:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 07:41:59
>>183
でも俺的にはシーマは向こうなら立ち位置的にサハクの元が一番似合うと思う。
そして最強の女王様タッグ完成w
185:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 12:43:20
>>184
むしろ近親憎悪で敵対するとか。
186:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 12:54:06
>184
汚れ仕事をやっていたという立場では同じかな。
シーマ様はそれを「やらされていた」方で、サハク様は「望んでやっていた」という違いか。
(もっとも、コロニーに毒ガスなんてサハク様でも選んでするとは思えない)
187:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 13:03:28
ミナ様とシーマ様か
どちらの椅子になりたいか非常に悩むなぁ
188:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 18:59:58
どちらも長い黒髪の、強く賢い美女…ハァハァ
189:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 21:45:05
>>181-188
おまいら最高だw
そうだよシーマ様は子分揃って皆でCEに亡命だw
>どちらの椅子になりたいか非常に悩むなぁ
くっそ~悩むな~。
仕方が無い。間を取ってギナ様の椅子にでもなるか(マテ
190:通常の名無しさんの3倍
06/05/01 23:02:07
>>189
そりゃ間ぢゃねぇ! 場外だ!
めぐりあい宇宙じゃ生存ルートあっても蒸発したからなぁ
ジャミトフの駒にされる前に逃亡…だったっけか
191:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 00:22:31
CEに亡命って…
幾らなんでも都合が良すぎる
それじゃ負債のやってる事と変わらん…
お気に入りのキャラだから可哀相だから死なせないってそう言うのさ…
物語の展開上、嫌だろうが必要な事ってあるだろうに
192:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 00:23:29
>>190
お婆ちゃんに成るまでトラウマで、
うなされ続けたりな。
流れ者となり挙動不審者として、
ザンスカール軍に身柄を拘束され、
ファラ・グリフォンに尋問を受ける。
かつての自分の姿をオーバーラップさせる。
193:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 00:25:50
戦死が功徳
194:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 02:41:14
今更だが、スバルが嫁のせいで男になったってのはデマだぞ。
嫁の登場前から、奴は男。
女なのは企画段階のラフの時だけだ。
195:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 14:34:40
まぁ生きてるからって救われてるわけじゃないよね。
シン・・・君は泣いてもいいんだよ
196:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 15:33:59
何か面白そうなスレだな。
前スレはどんな雰囲気だったんだろう…。
197: ◆hfGQ1C/H02
06/05/02 18:34:26
>>196
話の筋を予想してくれたり、後はUC世界とCE世界の違いとか。
まあ、悉く予想を裏切り続けようとして足掻いていますけどね。いつかは予想をぶち当てられることでしょう。
とりあえず、続きを書くことにしますか。明日からは旅行ですし。
198:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 19:07:29
>>197
ガンガレじゃなく頑張れ!
199:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 21:57:01
>>197
>まあ、悉く予想を裏切り続けようとして足掻いていますけどね。
一瞬「スタッフに反対されたからやった」という某の発言を思い出したorz
200: ◆hfGQ1C/H02
06/05/02 22:27:33
>>199
俺は予想を裏切りはしても、期待は裏切らないようにしています。
その辺は大丈夫ですが、暴走することもしばしば……。
201:通常の名無しさんの3倍
06/05/02 23:07:56
暴走の方向にもよるだろうな
あからさまに変な方向のでなければ大抵OKだと思う
202:通常の名無しさんの3倍
06/05/03 03:28:07
べつに予想通りの展開だったからといって、つまんねなんて思わんよ。
俺らはあんたの書いた文章が読みたいんだからさ。
203:通常の名無しさんの3倍
06/05/03 09:18:17
期待を裏切らずとも、予想を裏切るのが逆効果の時も十分ある。
そういう時は予想を裏切ったり斜め上を行ったりするんじゃなく、予想の真上を行くと良いかと。
展開だけを見れば予想通りだが話しの流れや演出やらテンポやらが上手くまとまっていると予想の上に行ける。
204:通常の名無しさんの3倍
06/05/04 02:23:21
シーマ萌えまで呼んだ
205:通常の名無しさんの3倍
06/05/04 20:51:35
あげ
206:通常の名無しさんの3倍
06/05/05 18:04:07 fCbcUbnn
age
207: ◆hfGQ1C/H02
06/05/05 20:51:48
ただいま旅行から帰ってまいりました。
>>203
なるほど。
どの程度テンポよくもっていけるかわかりませんけど、やれるだけやってみますね。
208:通常の名無しさんの3倍
06/05/05 21:41:24
>>207
オカエリー
209:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 04:11:42
遅くなったけど
オカエリナサト
210:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 17:08:09
おかえり保守
211:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 19:38:14
>>270いつぐらいに書き込めるん?
212:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 19:45:26
おかえりナカッハ・ナカト
213:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 21:15:16
関係ないけど、ZZにもサトー隊長っていたな。彼も侍だった。
214: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 21:52:31
多分今日は書き込めないでしょう。
まだ体験したことのないルンガ沖を借りてきたので、これを聞かない限りは続きは出せないと思います。
まあ、そうは言っていても、聞く前に書き込むかもしれませんけど。
215: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 22:17:14
とか言いつつ、短いけど完成。
出かける前に書いたやつに、多少加筆しただけなんだけどね……。
216: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 22:25:49
24 剣を交わして
強烈な光の渦を見た後も、シンとサトーの異世界から来た者同士の戦闘は続く。
サトーの斬機刀は鋭い切れ味を持つが、さすがにフェイズシフト装甲だけは斬ることができない。そこで、サトーはビームカービンを撃ちかけながら接近し、デスティニーの関節を狙って斬りかかる。
さすがのデスティニーも関節はフェイズシフト装甲を施せない。精密な電気機器が組み込まれた関節には、電気によって装甲強度を上昇させるフェイズシフトは望ましくない。
ストライクフリーダム、インフィニットジャスティスは関節にフェイズシフト装甲を施してはいるが、これは多重に絶縁物質を挟み込み、関節に影響がないように調整しているためだ。
「こっちの弱点をはっきりわかってる……ベテランパイロットってやつだな!」
シンは関節を狙う斬撃を、フェイズシフト装甲部に当てさせるように動きを調整し、反撃の隙を窺う。
「なかなかの判断力だな。だが、まだ甘い!」
素早くサトーはクラッカーを投げつけ、すぐさま離脱する。一瞬反応の遅れたシンは、細かい破片を全身に浴びた。ただでさえ斬機刀の攻撃で減っていたエネルギーが、さらに低下する。
「接近戦も遠距離戦も分は向こうにあるのか……なら、ある程度開き直るしかないな!」
右手にビームサーベルを持たせ、シンはサトーのジン・ハイマニューバ2型に向かっていく。サトーはビームカービンを撃てばいいものを、わざわざ刀を抜き放った。
「いざ、勝負!」
侍魂とでもいうのだろうか。あくまでも一対一、しかも対等の条件で戦おうとしているらしい。
尤も、足止めにはちょうどいい条件である。そもそも、サトーはデスティニーに勝つ必要はない。核バズーカをコンペイトウに撃ち込んだ後、撤退する味方のために最も攻撃力の高いデスティニーを足止めさえできればよいのだ。
「うぉぉぉぉぉぉおおおっ!」
刀とサーベルが火花を散らし、見る者を震撼させる壮絶な鍔迫り合いが始まった。
「ユニウス落としの犯人だかなんだか知らないが、わざわざ核兵器なんか使わなくたっていいだろうに!」
シンの呟きが接触回線で聞いたらしいサトーは返事をする。
「核兵器を保有してはならない世界で、保有しようとした地球側が悪い!何故それがわからん!」
「だからって使っていいことにもならない!盗んだならそれを証拠に騒ぎ立てて、その後破壊すればよかったんだ!使わなきゃならないような作戦を実行するほうがおかしい!」
「少数戦力である以上、使えるものは何でも使わねばならん!お前も元の世界のザフト軍人だろうが、かつてのザフトはジェネシスを使わなければならないほど切迫していたのだ。それと同じこと!」
デスティニーに使われている技術系は、外観からはっきりわかる。シンもそれを承知していたので、別にザフト軍人と見抜かれたことを不思議には思わなかった。
「俺は奇麗事が嫌いだが、少しはやっていいこととやっちゃいけないことの区別くらいつけろよ!」
パワーで圧倒しようとするデスティニーを、ジン・ハイマニューバ2型はひらりひらりと向きを変え、正面だけでなく、横から、後ろから、上から、下から斬りかかる。
その度にシンは向きを変え、その鋭い攻撃を止める。
「我らはその奇麗事をかなぐり捨てねばならないほど切迫していたということだ。事実、地球連合は奇麗事など無視して核を撃ってきただろう!?」
「核だって使い方次第でどうとでもなる!あの時は切迫していたかもしれないが、こっちは違うだろ!?」
「お前は表面しか見ていないからそうなるのだ。平和に見えても、この世界の宇宙に住む人間は切迫している!高い税金、無理な要求……コロニーを植民地としか見ていないのだ。これを平和といえるのか!?」
「平和ではないにしても、こんなやり方じゃ、またひどくなるだけだ!もっと方法を考えろよ!武力行使以外の方法を!」
デスティニーに乗っているからこそわかる。いざというときはこれに乗らねばなるまい。だが、命がまだあるなら方法はいくらでもあるはずなのだ。対話でも嘆願書でも。
それらを全て無視したのならわかる。だが、まだそんなことをする前から核兵器を撃つなど、あの地球連合と変わりがないではないか。
「デラーズ殿は、この星の屑で宇宙に住む者を自立させようとしているのだ。傲慢な地球に住む人間を叩きのめしてな!」
「こんなやり方で自立なんかできるもんか!逆にまた絞り上げにかかるだけだ!」
「そのときはどうする気だ?」
「そのときは俺も宇宙の人間のために戦う。だけど、今はあんたたちを止めなきゃ、もっとひどいことになる!だから、俺はあんたを討つんだ!」
「生ぬるいクラインどもに籠絡された貴様に邪魔されてたまるか!」
217: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 22:28:08
素早く刀を振るうジン・ハイマニューバ2型の猛攻をビームサーベルで受け、頭部機関砲を撃つ。サトーはブースターを吹かして攻撃を避け、さらに斬りかかる。
「接近戦ばかり挑んでいるか……よほど得意なのか、それとも弾切れなのか……!」
ユニウス落としのときは、もっとビームを撃てたはずだ。おそらく前者なのだろう、と考え、シンは離れようとする。が、サトーはしつこく食らい付き、関節を狙って斬りかかる。
「くそっ、しつこい!」
フェイズシフト装甲を施されている高エネルギー長射程ビーム砲を使ってもいいのだが、下手に構えれば懐に飛び込まれて斬られてしまうだろう。
「せめてこいつで!」
頭部機関砲を撃ちつつ離れようとするが、やはり攻撃を回避されてしまう。逆に首筋を狙われてシールドで防御する。
「せめてその首を討ち取ってくれる!」
頭部にはセンサー類が集中している。そこを刈り取ってしまえば、撃破したのとほとんど変わらない。シンもそれを理解している。何とか攻撃を受け止め続けるシンだが、ついに打開策を思いついた。
「……そうだ!」
彼は、今の今まで同じ向きだった状態から、相手から見て足を上に、頭を下にと、逆立ちをしたような状態になった。そもそも、宇宙には上下の区別はない。逆立ちという表現を使うことすらおかしい。
だが、サトーどころかMS乗りにとっては「上下同じ向きで斬り合いを演じる」とは、ほぼ不文律となっている。シンはそれを打ち破って見せたのだ。
「何だと!」
慣れない向きでの戦闘だ。さすがのサトーも戸惑いを覚えてしまう。斬機刀で斬りかかるが、フェイズシフト装甲が施された脛に当たっただけだ。
そこを狙い、ビームサーベルの斬撃が炸裂した。ジン・ハイマニューバ2型の膝から下が斬り飛ばされる。
「こいつでどうだ!」
「ぬおおおおっ!」
シンはジンの戦闘能力を削ぎ取ったのを確認すると、核爆発が起きた方向へと進んで行く。サトーに止めを刺すより、コウの援護が重要だ。
「急がないとな……コウさん、負けないでくださいよ!」
彼はデスティニーのウィング状のブースターを展開し、一気に加速した。
コウとガトーは凄まじいまでの斬り合いを演じていた。淡紅色の刀身と緑色の刀身が激突し、その度に互いの機体が弾かれる。
フルバーニアンは対MS戦闘に向いた機体であり、サイサリスは核兵器を放つためだけに作られた機体だ。ビームサーベルはあくまでも補助に過ぎない。
しかも、核兵器の使用によってシールドを失い、機体各所が故障している。圧倒的にガトーの方が不利な条件になっている。
だが、ガトーの戦闘能力はコウを遥かに超える。故に、互角以上の戦闘となっているのだ。
「いつぞやの男か。だが、私の勝利に華を添えるだけだ……。」
「くっ、ガトー……満足だろうな……だけどな、2号機を奪われた俺たちにとってそれは……。」
コウの怒りが爆発し、核爆発の影響で動きにくくなった左のバインダーにビームサーベルが命中する。先端に取り付けられたバーニアがちぎれ飛んだ。
「屈辱なんだあああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「ほう、随分と胆を嘗めたようだな。だが、まだまだだ!」
サイサリスはバインダーを展開、または格納することにより、モーメントを調節して取り付けられたバーニアを最大限まで利用する。言ってみれば、肩にもう一対の腕が取り付けられたようなものだ。
これをうまく利用することで、フルバーニアン以上の運動性を引き出すことができるのだ。ガトーだからこそできる技である。
「このっ!」
「はあああああっ!」
ビームサーベル同士がぶつかり合い、強烈な火花が弾ける。ガトーは至近距離でバルカンを撃ち、フルバーニアンの胸部スラスターを破壊する。
「ぐっ……強い……けど、俺は!」
左手のシールドをぶつけ、さらに斬りかかる。それをガトーは受け止め、その力を利用して加速し、デブリに隠れた。
「くっ……!」
そこにシンのデスティニーが駆けつけた。さすがに機動力はそれほど低くない。
「大丈夫ですか?少し手間取ってしまいました。」
「ああ、シン。ガトーに隠れられてしまってね。手分けして探そう。」
「了解です。」
シンはコウから離れ、センサーを調整し、サイサリスの熱源を探る。だが、こうも岩石の破片が多くては探知しにくい。
「どこにいるんだ……!?」
218: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 22:29:54
そのガトーはデブリの陰から様子を窺っていた。さすがに位置を完全に特定できたわけではないので、どうにか位置を掴まねばならない。
「引っかかってくれればよいのだがな……。」
彼は左のビームサーベルを抜き、スイッチを入れて放り投げた。すぐさま、どこかから緑色の光芒がそのビームサーベルを貫いた。
「デスティニーも来ているのか……面倒だがやるしかないようだな。」
デブリをその巨大な足で蹴りながら移動する。これなら、熱源探知はまず引っかからない。
あの赤い彗星、シャア・アズナブルも推進剤の節約のために敵の戦艦を蹴りながら移動したというから、それほど珍しい方策ではないのかもしれない。燃料節約か、熱源探知を掻い潜るか、その目的が違うだけだ。
そして、彼はデスティニーを見つけた。まだ、こちらには気付いていない。今が絶好の機会だ。
「覚悟おっ!」
突如デブリから出現したサイサリスのサーベルを避けきれない。しかも、シールドをセットした左側からではなく、右側からだ。
「こいつを頼るしか!」
シンは右の手甲に取り付けられたソリドゥス・フルゴールを発動させる。青白い光の膜のような盾が出現し、サイサリスのサーベルを防いだ。
「何だ!?ビームシールドとでもいうのか!?」
「こいつはエネルギーが消耗するから使いたくないけどな……これでどうだ!」
至近距離からビームライフルを撃つが、足に命中しただけだ。足には核爆発から身を守るシールドが届かないため、シールド素材を使用している。ビームが効くはずがない。
「まだまだだな!」
その巨大な足がデスティニーを蹴り飛ばす。シンは無様に吹き飛ばされず、どうにか体勢を立て直した。が、反撃の機会を潰すかのように、何度も斬りかかってくる。
「核兵器運用が前提なのに!」
そんな機体の差を嘲笑うかのように、ガトーの猛攻は続く。どうにかビームサーベルを手にすることはできたが、何度も蹴られ、バッテリーが尽きようとしている。
そもそも、ここに来るまでにサトーの攻撃を受け、さらに、ここに駆けつけるために超伝導推進を使っている。持久力に乏しいデスティニーには酷な話だ。
「これ以上はエネルギーが持たない!」
シンは歯噛みしながら離脱した。同時に、デスティニーから色が抜け落ち、フェイズシフト装甲の効力が失われる。
「コウさん……役にたてなくてすみません……!」
全くダメージを与えられずに引き下がる自分が悔しかった。デスティニーの機能が十全ではないということを言い訳にはしない。自分の弱さを噛み締めるだけだ。
コウにガトーの位置を知らせたシンは、無力さを噛み締めながら、アルビオンを目指して宇宙空間を駆けていった。
219: ◆hfGQ1C/H02
06/05/06 22:31:53
ここまでです。
いい加減キースとベイトの出番、それからカリウス曹長を出してやらにゃ……。
220:通常の名無しさんの3倍
06/05/06 22:33:19
GJ!今日は寝る前にいいものが見れた!
221:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 00:52:56
面白かったです!
GJ!
222:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 01:02:41
お疲れ様っす!!
223:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 07:17:05
GJ!
シンが滅茶苦茶良いこと言ってる・・・・
こっち来てからほんとシンは急成長しっぱなしだな。
224:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 11:19:58
GJ!
サトーの底力を見させていただきました!
225:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 13:41:43
>>223
良いこといってるか?
なんか甘ちゃんだなと思った
でも良くも悪くも真っ直ぐですごくシンらしく感じたけどね
226: ◆hfGQ1C/H02
06/05/07 19:38:01
ありがとうございます。
何というか、シンの発言は多分にWやらFEやらからかなり影響を受けていますからね。
よくよく観察すれば、絶対に見覚えのある台詞だと思います。
227:通常の名無しさんの3倍
06/05/07 23:47:49
まあ元々シンは甘い
明らかに艦隊動かそうとしてた連合軍をレクイエムで吹っ飛ばした時も、釈然としないもの感じてたみたいだし
問答無用の悪であるはずのオーブが撃たれなかったときも安堵して泣いちゃうぐらいだからな
228:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:14:10
職人さん復活記念上げ
229:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:31:57
泣いてたのは負けた悔し泣きだろ
230:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:36:43
サトー輝いてる
231:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:36:58
シンは最初っから軍人ってわけじゃないしな、年齢も考えればこれくらいで当然だと思う。
どっちかと言えば親友を殺し殺されて「仕方ない」で済ますほうが異常。
まぁ良くも悪くもシンらしくていいと思った。
232:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:51:52
>>231
ほんとそこに尽きる
失敗しても感情のある生きてるキャラクターが好きだ
233:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 00:54:07
お疲れ様です!寝る前に確認してよかった~シン・コウVSサトー・ガトーの
大一番!しかし、本当にシンは成長しているな~「奇麗事は嫌いだが、
少しはやっていいこととやっちゃいけないことの区別くらいつけろよ!」
「こんなやり方で自立なんかできるもんか!逆にまた絞り上げにかかるだけだ!」
こんな台詞、絶対負債じゃ書けんと思いますよw
あと、帰還したらラクシズの連中にも言って欲しい↑の2台詞は特に。
めっさ気に入りました。
234: ◆hfGQ1C/H02
06/05/08 22:12:07
探すのが難しくなったので、上げておきますね。
235:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 22:19:52
>>234
専ブラ使ってないの?
IEでもブクマしとけばいいし
236: ◆hfGQ1C/H02
06/05/08 22:24:34
>>235
そういうのは全く。
基本的に検索を使うか、でなければ目で探します。
そのせいか、毎度毎度ブラクラやらウィルスコードに引っかかったりする……。
うちのパソコンがもう容量がいっぱいいっぱいなので、これ以上は何かのシステムを入れるわけにはいきませんしね。
(本音を言うと、ネトゲでアップするために容量を残しておきたいだけですけどね……。)
237:通常の名無しさんの3倍
06/05/08 22:27:14
専ブラなんて大した容量食わないよ
つーかそれ以前にIEにはブックマーク機能がデフォであるんだし
238:通常の名無しさんの3倍
06/05/09 09:42:04
保守
239:通常の名無しさんの3倍
06/05/09 10:43:45
>>237
どれぐらい容量食うか見てきた
かちゅーしゃのフォルダが約400MB
そのうちログを除くと10MB、
定期的なログの削除をせずに保管して、
約1年半ほどの間のおよそ6200スレ分の分量
定期的にいらないスレのログを削除しとけばログ含めて20~30MBあれば余裕だな
240:通常の名無しさんの3倍
06/05/09 14:48:00
>>236
ならばこそ専用ブラウザの出番。
241:通常の名無しさんの3倍
06/05/09 16:02:39
もしかしてブックマークってわからないのかな
IEブラウザの上のほうの「お気に入り」押してスレURLを登録しとけばDat落ちするまでは
一発ジャンプできるってことなんだが
242:通常の名無しさんの3倍
06/05/09 22:47:24
まぁいいんじゃん
どう使おうが
ついでにたまにageてくれるとageにこんでいいし楽
243:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 01:37:49
つーか2chのスレなんて本来ageる必要なんてないけどな
ageると嵐が沸きやすくなる
244:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 01:46:10
ageると嵐がわくなんていつの時代だよ
今はsageてるとあらされる時代だぜ
時代は変わったんだ
245:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 08:04:19
>>244
初耳だな、
つかお前が思ってるだけだろw
246:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 12:31:21
>>244
キミキミ、age荒らしは目的を持って行動すると思うがなぁ。
スレの存在自体が気に入らないとかね。
奴らはsageを口実にして荒らしてるんだよ。
247:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 17:12:44 5jo/Rl0c
スルーしとこう。
248:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 18:48:57 yllX2hZZ
そうだな
249: ◆hfGQ1C/H02
06/05/10 21:28:30
今日は投下できません。レポート提出期限が明日なので、書き上げる必要がありますので。
明日は投下できるかも。
あと、専用ブラウザはやめときます。自分の目で探すことにしますね。
250:通常の名無しさんの3倍
06/05/10 21:28:54
保守
251:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 00:14:09
>>249
レポート頑張って下さい
252:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 00:16:13
悪いが、職人の私生活における都合なんぞに興味はない。
興味があるのは投下されるネタだけ。そのネタが来なければ保守するか雑談するだけだし。
いつも思うが毎度毎度、職人がそんな断りを入れんでもいいんじゃない?
253: ◆hfGQ1C/H02
06/05/11 00:41:05
>>252
まあ、そうなんでしょう。
ある意味、俺のこだわりに近いものですから。
何故投下しないのだろうと勘繰られるくらいなら、という感じでしょうか。
このこだわりが鬱陶しいと感じられるならば、やめておきますが。
254:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 00:58:52
>>249
>自分の目で探すことにしますね。
だから
専ブラじゃなくIEでもurl登録すればわざわざ探さないでいいってw
255:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 01:03:36
登録したいところで右クリックして
『お気に入りに追加』という手もあるんだが…
256:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 02:13:17
252
断りがあろうが、なかろうが、どっちでもいいじゃない。
レポート提出程度で私生活なんて大げさ
257:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 07:18:54
IEでも文字列からの検索出来るだろ?
まあ本人の自由なんだが
258:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 08:22:38
2chへの負荷を減らす為なるべく2chブラウザは使用した方がいいよ
259:通常の名無しさんの3倍
06/05/11 11:42:09
>>257
上の方見ると検索は知ってるらしい
しかし検索すると言う発想があってお気に入り登録という発想ないのが
不思議だw
260:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 17:29:53
とりあえず保守、しておく。
261:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 22:22:14
投下マダー?
262: ◆hfGQ1C/H02
06/05/12 23:04:26
お待たせしました。
昨日は眠りこけてしまったし……いや、そんな私生活のことは聞いてませんね。
これより投下します。
263: ◆hfGQ1C/H02
06/05/12 23:06:21
25 新たなる謀略
ガトーが核バズーカをコンペイトウに撃ちこむ直前に遡る。
アルビオンから出撃した他の四人も目覚しい活躍を見せ付けていた。
「バニング大尉、見ていてください!」
バニングが戦死したことで、戦時階級として大尉に昇格したベイトは一機、また一機と敵を葬っていく。アルビオンのMS部隊をバニングから預かったのと同じだ。これ以上ないほどの戦闘能力を発揮し、止められる者などないほどだ。
「わざわざヨーイドンで仕掛けてくる敵がいるかい!」
後ろを向いた敵、頭頂部を見せた敵など、徹底的に不意を撃つモンシア。それが卑怯だとは誰も思わない。それが当然だからだ。彼はこのような敵を撃ち続け、撃墜数を伸ばした。戦場では敵に回したくないパイロットといえる。
「撃ちますよ!」
冷静、かつ正確にビームキャノンで敵を撃ちぬくアデル。接近戦は得意ではないらしいが、必要とあらばビームサーベルも使ってみせる。オールラウンダーとしての顔を持つアデルには、このジムキャノンⅡは最も適した機体といえる。
そして、ルーキーのキース。荒削りながら、トリントン基地から戦い抜いてきたキースもまた、激戦によって腕を磨かれていた。ジムライフルを敵機に命中させ、ビームキャノンで確実に屠っていく。さすがに格闘戦は不向きらしく、アデルに助けられることもある。
「冷静に。いいですね?」
「ありがとうございます、アデル中尉。」
言葉を返しながらもビームキャノンを撃ち、戦場に爆発の花を咲かせる。
そんなときだ。キースが咲かせた爆発の花よりも、さらに巨大な花がコンペイトウに咲いたのは。紛れもなくサイサリスの核バズーカだ。
「アデル中尉、俺、コウのところに行ってきます!あのままじゃまずい!」
「ジムキャノンⅡの機動性では間に合わないかもしれませんよ?」
「間に合わせて見せますよ!あいつの根性だって捨てたもんじゃありませんから!」
キースは言うが早いか、すぐさまコンペイトウへと機体を向けた。それを見送りつつ、アデルは呟いた。
「ここはあのお三方に任せるほかありませんね。」
コウはシンからの情報により、再びガトーと剣を交わすことになった。火花が散り、そのたびに機体が弾かれる。
「ガトー……!」
「やるな、ヒヨッコから随分と成長したものだ。いずれは連邦のエースとなるやも知れんな。」
「そんなことをお前に言われても嬉しくはないぞ!」
「そうか、私としては最大級の賛辞だったのだが、気に入らんか。」
「当たり前だ!」
「敵からの視点が、最も正当な評価を得られるということも知らんということか。お前たちが私をソロモンの悪夢と恐れるのとどう違う?」
「俺たちにとっては、お前にそれだけの強さがあるってことだ。」
「そういうことだ。仲間内では大げさに言われることも多いからな、敵からの評判の方が当てになる。」
「そうだとしても、俺は精神的に拒絶しているんだよ!正当だか何だか知らないが、お前に評されることそのものが気に入らないって言ってるんだ!」
「まるで子供の理論だな。ただの兵士でないなら、もう少し大局的にものを見たらどうだ!」
「二度も言われたくない!」
コウのビームライフルを避け、ガトーは言い返す。
「なら、少しは実行してみろ!」
よくも壊れたバインダーを操れたものだ。ガトーはコウの視界から消えて見せ、宙返りをしながらフルバーニアンの背を蹴飛ばして見せた。
「ぐうっ!」
反射的に振り返り、ビームライフルを撃つが、やはり回避される。
「腕は磨かれたようだが、考え方はまだまだ未熟だな!」
「何で俺がお前の考え方に合わせなきゃいけないんだよ!」
「これだから惰弱な連邦は……!」
「独裁政権の思想に漬かりこんだお前の理論なんか!」
264: ◆hfGQ1C/H02
06/05/12 23:07:57
怒りのこもったビームがサイサリスの左足に命中する。度々シンのビームライフルが命中していた部分であったため、ついに左足のシールド素材が破損した。
「意気込みは素晴らしい。敵ながら賞賛したくなるな!」
「二度も言わせるなぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
さらにコウはビームライフルのトリガーを引き続ける。右のバインダー、左の脛、右足に命中したが、この程度ではガトーは止められない。
「ぬおおお!」
サイサリスのビームサーベルがフルバーニアンへと振り下ろされる。コウはビームライフルの銃身から伸びたビームの刃で受け止めた。
「ジュッテか?」
このビームライフルにはビームジュッテが取り付けられている。十手は江戸時代の日本で捕り物に使われた武具であり、本体の横から伸びた横手で刀を受け止め、刀身を折るために使われた。
ビームジュッテも十手と同じく、いざというときのビームサーベルに対する防具だ。この隙にビームサーベルを抜くための、いわば時間稼ぎのための装備なのだ。
「ならば!」
ガトーはビームサーベルに取り付けられたリミッターを解除した。刀身が膨れ上がり、ビームジュッテがビームライフルもろとも破壊される。コウは素早くビームライフルを投げ捨て、ビームサーベルを抜き放った。
「うわあああああああ!」
再びビームサーベル同士が激突し、火花が盛大に撒き散らされる。だが、今度はコウが圧されている。ビームサーベルの出力に差があるためだ。
「ぐぐぐぐ……。」
「これでも持ちこたえるか。名は何と言ったか。聞いたはずだが……。」
「俺の名前はコウ・ウラキだ!覚えておけ!」
「コウ・ウラキか。よい名前だ!」
ガトーのビームサーベルが閃き、深々とフルバーニアンの左肩を刺し貫く。だが、同時にコウのサーベルがサイサリスのコックピットからずれた右胸を貫いていた。
互いに火を吹きながら、二機のガンダムが崩れていく。そして、破壊が止まったところで二人のパイロットはトリントン基地以来の再会を果たした。
「コウ・ウラキと言ったな……。」
ガトーは背部に取り付けた移動用スラスターを吹かしながらコウに近付いていく。コウは黙って見ていたが、目の前に現れたガトーがバイザーを接触させたときは、さすがに目を見開いた。
「二度と忘れん!」
それはガトーがコウをライバルとして認めたことを意味する。いくら自分が不利な状況だったとはいえ、真正面から自機を落としたのだ。
流れ弾にゲルググを損傷させられたことはあっても、正面から傷をつけられたことはほとんどなく、つけた相手は悉く葬ってきた。
だが、相打ちまで持ち越したコウの腕を賞賛せざるを得ない。ある意味、いずれリベンジを果たさねばならないがためにライバルにしたようなものだ。
「くっ……俺は何度でもお前と戦ってやる!勝つまでな!」
「いい返事だ。」
ガトーは迎えに現れたリックドムに乗り込むと、そのパイロットに礼を言った。どうやら顔見知りらしい。
「カリウス曹長、ご苦労。」
全体的に色黒なカリウスはジオン公国軍時代、ガトーの部下だった男だ。サイサリスが撃破されたことを確認すると、すぐに駆けつけたらしい。
「大丈夫ですか?」
「私はこの通りだ。引き上げるぞ。」
ガトーが引き上げるのを見届けたコウは、すぐさま彼を追いかけてきたキースのジムキャノンに拾われた。
「コウ!生きてるって信じてたぜ!」
「ありがとう。でも、フルバーニアンを壊してしまったよ。」
「生きてりゃどうにかなるさ。目的は果たせなかったけど、お前はあのガトーに勝てたんだし。」
しかし、コウの脳裏には、何かが引っかかったままだった。
265: ◆hfGQ1C/H02
06/05/12 23:09:34
同じ頃、シーマのジオン海兵隊の艦隊は、輸送中のコロニーを襲撃していた。
「何をする!これはサイド3に住む者たちに必要なものだぞ!かつての同胞ならそのために……ぐわっ!」
コロニー公社の輸送船がゲルググマリーネのシールドナックルで叩き潰された。
「そんな理屈、あたしらに通じると思ってんのかい。」
彼らは輸送中の二つのコロニーに接近し、タイミングを合わせて集光用のミラーを切り取る。
何のことはない、たったこれだけの行動が、未曾有の被害を出すことになろうとは、誰も予測できなかった。仕掛け人以外は。
「これで連邦への鉄鎚を下せる。グワジンを用意せよ!」
仕掛け人たるデラーズが、ついに動く。それは、星の屑作戦の最重要作戦が迫っていることを意味していた。
266: ◆hfGQ1C/H02
06/05/12 23:11:56
ここまでです。
散々待たせてすんません。
267:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 23:36:58
お疲れさん!
268:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 23:46:42
GJ!
次もがんばって!!
269:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 23:49:13
GJ!次は伝泥強奪か…でも少し変わるのかな?それに運命も改修の余地あるだろうし。
270:通常の名無しさんの3倍
06/05/12 23:49:29
乙!
271:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 00:44:01
GJ、と言いたいとこだが……今回はシンの出番がなかったのが少々残念だった。
だがこれも次へのつ繋ぎだと堅く信じてる。
ガンガレ◆hfGQ1C/H02 マジガンガレ。
272:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 00:45:48
コウがデンドロビウム見たら、
「あれは・・・まるでミーティアじゃないか!」
とか言うのかな?
273:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 00:47:46
コウじゃねえ、シンだorz
274:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 01:33:05
スーパーコーディネーターのキラきゅんならコウが打ってたみたいな薬使わなくても、
余裕で伝泥乗りこなせちゃったりできんのかな?
てかそもそもコウが打ってた薬ってなんなの?
275:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 01:34:29
>>274
ただの覚せい剤じゃない?
276:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 01:51:33
>>275
犯罪じゃん
277:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 01:54:07
>>275
ヒント:時代、国、状況によって法律は変わる
278:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 02:51:31
>>276
今現在の軍隊でも使ってるぞ。必要な時はちゃんと支給される。
279:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 09:26:56
強化人間に使う薬だったと聞いたことがあるが…
>>274
キラがCEで最強でも、UCだと一般兵並かと。
280:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 10:14:11
>>274-279
無針アンプル剤だったと思う。まあ、脳内麻薬分泌させて、無理やり疲労を
押さえ込むっていう点では共通やねw
281:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 11:48:26
まあなんだかんだいって宇宙に進出しても戦争をやってる世界だし、
効果時間が短い代わりに依存性が低い薬物くらいあってもおかしくないだろ。
282:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 15:44:00
単に栄養剤だと行って見る
283:通常の名無しさんの3倍
06/05/13 15:55:40
十手をジュッテっていうのに違和感あったけど
Gp01fbの武装にほんとにビームジュッテってあるんだね
ひとつ賢くなった
284: ◆hfGQ1C/H02
06/05/13 17:12:24
ありがとうございます。
もう、いっぱいいっぱいで書いてましたから。どんどん劣化しているのが悲しい……。
コウが打ってた薬は、どうやら「一時的に強化人間状態にする」薬らしいです。γグリフェプタンの依存性を極端に少なくしたものではないかと思っています。
>>283
実はこのビームジュッテ、対シーマ戦で使っているはずなんです。原作でもそれらしき台詞もありますし。
が、出すのを忘れたので、今回にずれ込ませたのです。
ついでに、この十手状のライフルには昔々の特撮番組で見覚えがある作者…………。
285:通常の名無しさんの3倍
06/05/14 01:40:57
>>284
劣化してるなんて言わないでくれ! 俺はコウが活躍してくれて嬉しいんだ!
驚異的にスキルを上げてくる敵を素直に賞賛するガトー、 ただ感情をぶつけるコウ。
その後の展開に大期待ですよ。
シンと共に精神的に成長してほしいものだ。
何が言いたいかというとGJ。
まあ、俺の戯言は気にしないでくれ。
286:通常の名無しさんの3倍
06/05/14 07:34:21
過剰なマンセーは増徴を招くからあんまり言わないけど、
面白かったよ。頑張ってくれ。
287:通常の名無しさんの3倍
06/05/14 22:48:18
乙です。
288:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 00:22:44
細かいことなんだけど
×ジュッテ
○ジッテ
289:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 00:24:27
>>288
違う
十手の読みはジッテだが
GP01FBの武装は公式にビームジュッテという名称になってる
290:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 00:32:46
そういえばACE2にもあったなぁ>ジュッテ
291:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 01:15:28
>>289
つまり公式設定考えた奴が阿呆だったと
292:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 03:14:45
ちょいとばかり歴史の知識があれば分かりそうなもんだが>ジッテ
やっぱりアニメのことしか頭にない奴が作るとそうなるのかねえ
293:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 09:06:30
ジュッテと読む奴が多いんだから、ジュッテと読んだからって馬鹿ともアホとも言えないけどね。
294:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 11:09:53
時代劇でも十手はジュッテと発音してるしな
295:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 13:21:07
十手は大昔の武器(?)なんだしどこかで訛ってジュッテになったとか…
296:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 13:26:15
最近は十個をジュッコと読む人が多いのと同じことなんじゃね?
297:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 16:46:16
過去に実在した武器の名称を基にしてるんだから「ジッテ」と読ませるのが筋だろう。
江戸時代にも「ジュッテ」と呼ばれてたなら別だが。
298:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 17:59:34
どっちでもええがな(´д`)
気になるんならマトメサイト掲載時に直したらええやん
もちろん著者の了解あっての話だが
299:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 18:11:31
まあ公式で言われてるんならここのを直す必要はない罠
ただ>>291ってだけで。
300:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 19:01:44
遅レス
>>195
0083本編でコウがシンの立ち位置だったら、
シーマの裏設定(後付けかもしれないけど)のポテンシャルが
十分生かせたと今更ながら惜しい想いを捨てきれない。
301: ◆hfGQ1C/H02
06/05/15 21:27:03
上げておきましょう。
>>298
公式ではジュッテですので、そのままにしてもらうことにします。
ただし、「十手」の読みがなをつけられるのならば、「じって」とつけてもらいたいと考えていますが。
何にしても、この掲示板ではルビフリができないので、どうしようもありませんけどね。
あと。十手を「じって」と読むのは間違いないでしょうが、何故か俺が持っている武器事典だと、読みが「じゅって」になっている不思議……。
302:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 21:31:56
>>291
>>292
>>299
正しい読み方を知っていても、一般的に耳慣れた読み方を使った可能性を
考慮できないの?
303:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 22:03:50
まぁもう十手理論はいいだろ、
どこにあるかは知らないが十手スレでやればいい
公式が「ビームジュッテ」なんだからそれにならえばいいさ
304:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 22:37:48
そんなスレあるのかw
305:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 22:52:14
あったぞw
スレリンク(knife板)
306:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 22:59:46
>>305
テラワロスwwwwww
307:通常の名無しさんの3倍
06/05/15 23:44:44
あんのかよwww
308:通常の名無しさんの3倍
06/05/16 00:02:49
スゴスwww
2ちゃんの凄さか、
ヴァカナのかw
309:通常の名無しさんの3倍
06/05/16 01:27:40
>>308
後者ですwwww
310:通常の名無しさんの3倍
06/05/16 16:34:07
投下マダー?
311:通常の名無しさんの3倍
06/05/17 09:59:10
捕手
312:通常の名無しさんの3倍
06/05/17 23:47:22
保守
313:通常の名無しさんの3倍
06/05/18 08:09:51
保守
314:通常の名無しさんの3倍
06/05/18 22:44:01
保守
315:通常の名無しさんの3倍
06/05/19 02:14:43
金曜保守
316:通常の名無しさんの3倍
06/05/19 20:26:59
職人さんが見つけやすいにageてみます
317: ◆hfGQ1C/H02
06/05/19 22:05:21
やっと書けました。これより投下します。
318: ◆hfGQ1C/H02
06/05/19 22:09:09
26 薔薇の船
ニナの提案で、アルビオンはラビアンローズという、アナハイム所有のドック船と合流することになった。
彼女によれば、シーマの行動はとんでもないことだという。
まず、タイミングを合わせてミラーを切り取ることで、回転しているコロニーの回転軸がずれる。
偏った軸のまま回転を続けるコロニーは互いに衝突する。二つのコロニーは離れていき、そのうちの片方が月の重力に引かれてフォン・ブラウンへと向かうのだ。つまり、これはわずかな作業を行うだけで実行できるコロニー落としということになる。
「これがやつらの目的だって言うのか!」
コロニー落としの悲惨さを直に見ているシンは、最早正気ではないと感じ、叫んだものだ。
あの作業では多くの同胞が死に、さらに、ユニウスセブンを落とそうとした元の同胞たちも命を散らしていった。その結果、地球に住む何億というナチュラルが死した。惨劇に次ぐ惨劇だ。
「あれは破壊しか生み出さない、最悪の戦略だ……これ以上は許すわけにはいかない!」
核兵器の使用を止められなかった彼らだが、さらに恐ろしい大質量兵器による爆撃は阻止せねばならない。だが、フルバーニアンを失い、サイサリスをも回収できずに破壊した彼らには、戦力が決定的に不足していた。
そのため、ガンダム3号機のトライアルを行っていたラビアン・ローズと合流することになったのだ。尤も、ニナは最初、反対だった。だが、最早どうしようもないところまで来ており、ラビアン・ローズに行くことを提案するしかなくなっていた。
ラビアン・ローズでトライアルを行っていたと言っても、実のところ、完璧には終わっていない。デラーズ・フリートの蜂起により、中断されていたのだ。
つまり、どの程度の性能かは使ってみない限りわからない。これは完全に博打だ。デラーズたちを止められるか、コロニーを落とされるかの。
ラビアン・ローズは不思議な形をした船だった。全体的に赤いカラーリングと、薔薇の花弁のような形もそうだが、中心部や外周部から伸びたいくつもの作業用アームが、まるで食虫植物の触手のようだ。
アルビオンの乗員はそうでもなかったが、シンはおっかなびっくりだった。この船の用途は知らされていたが、さすがにこの外観では多少気が引けるのだろう。
そんな彼がほっとし、そして喜んだのは、この船である人物と出会ったからだった。アナハイムでデスティニーを担当していた技師、ポーラ・ギリッシュだ。
「ポーラさん!どうしてここに?」
「あるものをあなたに届けようと思ってね。ついにミラージュコロイドを完成させたのよ!」
「ええ!?」
さすがにシンも信じられなかった。ミラージュコロイドはかなり特殊な化合物だ。下手をすれば、こちらに存在しない物質を使っていてもおかしくないというのに。
「ガンダリウム合金に使うレアメタルから合成してみたの。あなたの機体から採取したサンプルと分子構造は勿論のこと、拡散の仕方から分解までの時間まで、全てが一致したわ。」
「そりゃすごい!」
レアメタルというからには、相当な金額だろう。情報に対する代価にしても、ここまでしてくれるとは。
「ただ、あるだけもってきたけど、使用限界時間は合計10時間よ。使用方法によってはもっと短くなるかもしれないわ。それに、予備は確保していないの。これを使い切ったら後がないということを覚えていてね。」
それだけでも十分だ、と彼は思った。今までミラージュコロイドどころか、デスティニーすら使えなかったこともある彼にとっては、制限時間付きとはいえ、能力を完全に解放できるようになることは、大きな意味を持っている。
「これで全力で戦えるんですね。ありがとうございます。」
「それから、機体のデータ解析の結果なんだけど、この機体、強力なリミッターがかかっているみたいね。」
「リミッター?」
そんなものは初耳だった。というより、今まで制限した能力だけで戦ってきたというのか。
「ええ、この機体の推進装置は本来、推進剤を爆発させなくても、十分な加速力を出すことができるのよ。超電磁推進はそれだけ強力な装置なんだけど、この機体には最も重要なものが欠けているの。」
ここで一呼吸おき、ポーラは続ける。
「このデスティニーは、コックピットの加重緩衝機構が貧弱なの。つまり、加速時の加重にパイロットが耐えられないことになるわ。だからリミッターがかかっているわけ。」
「リミッター……それ、外せませんか?あいつらを止めるにはそれくらいしないと!」
「よくて失神、悪ければ圧死することになるわ。それでも?」
319: ◆hfGQ1C/H02
06/05/19 22:12:18
「俺は無駄死にするつもりはありません。デスティニーの本当の力があるとすれば、それを引き出すのがパイロットですから。それこそが生き残ることへ繋がると思っています。」
このデスティニーのポテンシャルを発揮すれば、生き残ることができるはずだ、と考えていた。勝つことは重要だが、生き残ることはもっと重要だ。失敗すれば多くの人間が死に行くことは無論、承知している。
だが、自分が死ぬことで本当に誰かが救われるのか、となると、それは首を捻らざるを得ない。死んでしまえば、そのときに誰かを救えてもそこから先は何もできない。生き残ってこそできることの方が多いのだ。
「……そう、わかったわ。OSに組み込んでおくから、モード変更で対応してね。少し時間を取らせてもらうわね。」
「はい、お願いします。」
ラビアン・ローズの別の場所では、コウがニナと共にガンダム3号機と対面していた。見た目はフルバーニアンと似ているが、背面のバーニアや、顔立ちがやや違う。この3号機はニナとは別の人間が手がけた機体だからだ。
全体的にすらりとしているが、ニーカバーやサイドアーマー、それに前腕部が大きい。何より違うのは、この機体には用途不明のピットやスリットがいくつか見られることだ。
「これがガンダム3号機、デンドロビウムよ。ウラキ中尉、この機体の特性がわかるかしら。」
コウの後ろから声をかけた人物は、明るい茶色の髪を後ろでまとめてカールさせたような女性だった。ルセット・オデビーといい、ニナのライバルのような存在だ。
彼女はニナと同じシステムエンジニアであり、デンドロビウムは彼女の手になるものだ。
「この機体、どうやら追加パーツを装備することで能力を発揮するみたいだ。ピットやスリットはドッキングに使うためのもので……腕に取り付けられたクローアームは武装取り出しのためのマジックハンドじゃないかな。」
一見にして特性を見抜いたコウを、ルセットは適正がある、と思った。元々メカニックマニアであるコウだ。このくらいはお手の物かもしれない。
「その通りよ。正確には、このMSはデンドロビウムではないわ。名前はステイメン。追加武装のアームドベース、オーキスを合わせてデンドロビウムと呼べるの。」
「ステイメン……オーキス?」
「そうよ。この機体のテスト、凍結されていたんだけど、必要でしょ?あなたたちには。」
そこに、丁度ポーラとの話を終えたシンがやってきた。
「これが3号機ですか。案外、普通の機体なんですね。」
コウはシンの言葉に苦笑した。この機体の正体を知ったら、彼はたまげるだろうな、と。シンの場合はそこまでメカニックに詳しいわけではないので、普通の機体に見えても仕方ないのだろう。
「この機体はそんなものではないさ。空前絶後の兵器だよ。核兵器よりは多少劣るだろうけど。」
「核兵器一歩手前の機体?これが?」
シンは感嘆の声を上げ、ステイメンを見上げた。そんな機体には、とてもではないが見えない。核兵器一歩手前の機体といえば、彼の脳裏には死の天使、フリーダムが思い浮かぶ。
「あいつほどゴテゴテと武装は装備されてないけど……まあ、見かけによらないってことかな……。」
そのとき、後ろから声が響いた。
「そこまでだ!」
シンたちが振り向くと、いかにも管理職という顔をした男がいた。
「ラビアン・ローズ駐留のナカッハ・ナカト少佐だ。この機体とプロジェクトは凍結されていたはずだ。君たちが持ち出すことは許可されていない!」
「そんなこと言ってたら、デラーズ・フリートにやられますよ!」
ナカトはステイメンの前に立ち、口を開いた。
「やつらには我々が対処する。君たちはデラーズ・フリート追討任務から外されたのだ。余計な口出しは控えてもらおうか。」
ガンダムをもってしても抑えられなかったデラーズ・フリートだ。こちらに数があるとはいえ、通常戦力だけではどうにもならないのは明らかだ。
しかも、デラーズ・フリートにはサトーまでいる。彼は、かつてコロニー落としを実行した人間の一人だ。ノウハウをいかし、いかにコロニーをターゲットに落とすかくらいは承知しているに違いない。
それだけではない。彼らの背後にはアステロイドベルトのアクシズ先遣艦隊がいる。彼らが何らかの援助をしている可能性も捨てきれない。こちらの手持ちの戦力では対処しきれないほどの装備を備えているかもしれないのだ。
「俺たちは止めることはできなかったけど、あんたたちに止められるっていう保証はあるのかよ?」
320: ◆hfGQ1C/H02
06/05/19 22:13:08
シンの言葉は冷たい管理職に届かなかった。
「アナハイムからの協力者らしいが、軍の詮索はやめてほしいものだな。止められるか否かではない。君たちに資格がないというだけのことだ。」
シンは唖然としながら口を開いた。
「このまま放置すれば、いったい何人の人間が死ぬか、わかっているのか、あんたたちは……。」
「我々が止める。君たちに口出しされる覚えはない。」
コウは我慢できなかった。ナカトを突き飛ばしてでもステイメンに乗り込もうとしたのだ。だが、ナカトはその前に銃を手にしていた。
「行かせんぞ、ここで私の命に逆らえば、君たちは厳罰処分となるのだ……。」
「くっ……!」
おとなしく引き下がれない。コウはそれでもステイメンへと向かおうとする。それを見たナカトが、ついに引き金を引いた。が、コウに弾丸は命中しなかった。何者かが間に割って入ったからだ。
「ルセット!」
ニナの金切り声で、シンは誰が撃たれたか、はっきりわかった。コウを庇い、ルセットが撃たれたのだ。
「ニナ……ガンダムを…………お願い……。」
彼女はニナにデンドロビウムを託し、そのまま息を引き取った。
ルセットを撃ったナカトは、拳銃で人を殺したことがないのだろう、声が震えていた。
「わ、私の言葉を、きか、聞かないからだ。わ、わかったな。」
シンの中で何かが割れた気がした。彼は素早くナイフを抜き放ち、ナカトに向かっていく。
「き、聞いていないのか!」
パニックに陥ったナカトは、シンに銃口を向け、引き金を引いた。だが、シンに銃弾が当たらない。ナイフで弾道を変化させたのだ。
「化け物……!」
ナカトにしてみれば、シンの動きは異常だ。化け物呼ばわりも仕方のないことかもしれない。だが、それがシンの癇に障った。
シンのナイフが閃き、ナカトの銃を跳ね上げる。一瞬無防備になったナカトの胴体に膝蹴りを入れ、銃を取り上げた。
「後は……コウさん、手伝ってください。」
未だ身動きの取れないナカトを縛り上げ、さらに柵にくくりつける。完全に動きを封じたのを確認すると、シンとコウは、それぞれの機体に向かった。
同じ頃、月ではシーマがアナハイムの重役と対面していた。
「さて、このまま月にコロニーを落とすかい?防ぐためには迎撃が必要だねえ?」
どこからかレーザーが撃たれる。その光がミラーを反射し、コントロールシステムを貫いた。次の瞬間、月面を向いたバーニアに火が着き、月から離れていく。だが、その行き先は青き惑星たる地球だ。
これこそがデラーズの目的だった。核攻撃をカムフラージュに使い、月へのコロニー落としに見せかけ、最後には地球に落とす。
あのコロニー落とし、ブリティッシュ作戦は多くの護衛のもとに行われた。だが、デラーズ・フリートには護衛を用意するだけの手駒がない。そのため、これだけの回り道を要したのだ。
その情報はアルビオンにも届く。ついに見せ付けられた真の目的。何としても止めなければならない。アルビオンの乗員は全員の心が一致していた。
321: ◆hfGQ1C/H02
06/05/19 22:15:56
ここまでです。
例のHPでもあまり詳しいことは書いてませんし、見てから時間が経ってます。
ですから、この話はもの凄く印象が薄いので、間違っていたり、欠けていたりする部分は多いかと思いますが、どうぞご了承くださいませ……。
orz orz orz
322:通常の名無しさんの3倍
06/05/19 22:27:46
>>318-320
hfGQ1C/H02 さん、乙です!!ついに登場しましたね、ガンダム史上に残る「化け物」(デ〇ルガ〇ダム?
あれは規格外ということでww)「ミーティアの偉大なご先祖」
『我が侭な美女』デンドロビウム!!!
そして、運命復活。ミラコロ搭載に加えて、リミッター解除!!ですか!?
リアルタイムで見てましたが、燃える!ただ、アルビオン組が
(パサロフ副長、ベイトさんにモンシアさんとアデルさん)が出ないのが消化不良
だったぐらいでしょうか。こうなると、デンドロVSノイエ、デスティニーVSガーベラ?
サトーさんはどうすんだろう?
コロニー落としを阻止すること出来るか?
「星の屑輝く宇宙(そら)、駆け抜けろデンドロビウム!!」
ちと種次回予告風にwww
では、お疲れ様でした。
323:通常の名無しさんの3倍
06/05/19 22:36:47
ジーザス!!
僅差でリアルタイム投下に立ち会えなかったよ畜生!!
もはやほとんど違和感無くシン君が83の世界に溶け込んでるなwGJです!
324:通常の名無しさんの3倍
06/05/19 23:12:23
この時代にガンダリウムはあったっけ?とか思ったが、デンドロってガンダリウムなのな。
それはいいとして、リミッターの解除ってのが厨臭くて気になったな。リミッターってのは機体の信頼性に関わっていることだけに、おいそれと外せば機体の性能が跳ね上がるわけじゃないからね。
特に推進に関わる部分のリミッターを外すと、パイロットは勿論、機体のほうも危ない。
ただ、運命の強化の言い訳はリミッター解除以外に思いつかないのが現実かな。
325:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 00:20:26
>>324
>厨臭い設定
そうか?
パイロットの保護と言う前提があるからそんな事も無いだろ
寧ろ「失神・圧死」と言う限界超えつつ新たな限界を設けた辺り
(・∀・)イイ!
と思うがな
326:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 00:25:19
>>324
まぁリミッター解除って諸刃の剣ってイメージがガンダムみたいなSFではあまりないからな。
シスクードのオフェンスモードとか『閃光の果てに』漫画版のアクトザクとか。
せめてマクロスプラスくらい無茶なことやってくれれば……と思ったがあれは本気で死ねるしなぁ。
運命はどうなるのか楽しみだ。
327:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 02:29:11
>>321
GJ!
俺自身本編見ただけだから間違ってるかも知らんが、
月からのあのレーザーはコロニーの核パルスエンジンを直接点火する為のものジャマイカ?
>>324
あの時代にもガンダニウムはあるぞ。
正確にはRX-78ガンダムに使われていたルナ・チタニウムが、
後にガンダムの活躍にあやかってガンダニウムと呼ばれるようになった。
ガンダリウムγがグリプス戦役初期にクワトロによってエゥーゴにもたらされた事を考えると、
0083のガンダムに使われてるのはおそらくガンダリウムβとでも呼ぶべきものと思われ。
>>326
一応作中で命の危険があると言ってはいるんだけどな・・・>シスクードのオフェンスモード
328:327
06/05/20 02:31:45
訂正
ガンダニウム→ガンダリウム
なんかWが混ざっちゃってるよorz
329:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 06:29:41
>>324
文章中にも「パイロットが危険」って書いてあるし、そんなに気にはならなかったかな。
陸戦型ガンダムにすらリミッター解除があるんだから、別にいいんじゃね?
まあ、あれはジュネレータ出力のリミッター解除だったけどさ。
330:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 19:57:45
危ないリミッター解除と言えば、ガンダムじゃないけどYF-21ですな。
感覚的にはアレに近いのでしょう、多分。
331: ◆hfGQ1C/H02
06/05/20 20:06:09
ありがとうございます。
リミッターについては賛否両論あるでしょうけど。
機体強化そのものは望むところではないので、「機体本来の力を解放する」形にしたわけです。
ただ、モデルはマクロスではなく、モノアイガンダムズのシスクードです。あれの内部がどうなっているのかはゲームでは確認できませんけどね。
どうでもいいけどシスクードと打とうとしたら「死スクード」と出やがった……やばい機体なのかな。
332:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 20:42:40
まぁ、ガルドみたいにならないことを祈ろう。
333:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 20:47:35
シスクードは実際かなり・・・というか凄くヤバイ機体。
良くても初速で失神、下手すればコクピット内でひき肉になる。
まあ、敵のど真ん中で失神すれば十中八九、蜂の巣にされるので
極めて危険な事には変わりないのですが。初回限定版は(シグが入手したのもこれ)
強化人間ですら手に負えなかったので後にエース用に少数生産された物は
加速装置自体が外されているとか。
334:通常の名無しさんの3倍
06/05/20 22:10:03
>>333
しかしゲームでは何度でも使える仕様。まぁゲームだからって言われちゃそれまでだが。
いや大好きだけどなシスクード。
Gジェネでシグが出る日はまだなのか。
>>332
一瞬、コクピットの中でボロボロになったシンが四肢ぶっとんだ運命で突撃してく姿が見えたw
335:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 00:30:01
>よくて失神、悪ければ圧死
と言ってもU.C.世界のナチュラル基準なわけで、コーディネイターである
シンならもうちょっと耐性があるかもしれん。
ナチュラルなら蛋白質が焼けるはず温度にも耐えたキラという前例もあるし。
336:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 01:26:07
銃弾をナイフではじくシンには誰も突っ込まないのかw
白兵戦で種割れしてるし、これアニメでやったら反応がとんでもなさそうだw
337:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 01:29:26
>ナチュラルなら蛋白質が焼けるはず温度にも耐えたキラという前例もあるし。
散々言われてきた事だろうけど、この時点で人間という以前に生物としてありえないよなw
338: ◆hfGQ1C/H02
06/05/21 01:42:51
>>335
あー、一応デスティニーに搭載された、機体とシンのデータを元に出された計算結果ということになってますので、こればかりはUC基準では書いていません。
全力を発揮すれば、いかにシンでも圧死する可能性は出てきます。
>>336
某斬鉄剣所持者のごとく、銃弾を真っ二つなどという、とんでもない状況よりは手加減して書いてはいますけどね。
昔々2chで白兵戦で種割れを使うネタを書いたことがあるので、その復刻版なわけです。
339:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 06:16:11
まあ確かに通常時でも種割れはするわなw
種と死種の種割れってMS限定なアホな具合だしww
340:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 15:29:22
>>339
ラクスが戦艦の艦橋で種割れしたぞw
341:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 15:38:47
なんか意味なさそうだな
342:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 21:50:00
ラクス陛下の種割れはキラ王弟殿下とのテレパシー会話の為です。
と、解釈するしかない。
343:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 22:20:06
ラクスの種割れって、そのうち手から電撃でも出しそうで怖いだがw
と冗談は置いといて職人さんGJでした
344:通常の名無しさんの3倍
06/05/21 22:26:28
ラクスの種割れはやはりダークサイドの(ry
345:通常の名無しさんの3倍
06/05/22 20:25:57
>>322 『我が侭な美女』デンドロビウム!!!
なんかどこかの姉さんのパートナーが言いそうなセリフですな。
それはせておき職人さんGJです。
続きがとても気になります。
346:通常の名無しさんの3倍
06/05/23 12:48:03
亀だがネタキテタ!
GJ!
347:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 14:21:11 sMjAGoWM
保守
348:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 18:59:24
ガトーが発狂しそうだ。
「なんだこの世界の軍人どもは―ッ!?」
349:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 22:09:12
捕手
350:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 22:24:31 PmS2w3Ze
あえて言おうカスであると!!>この世界の軍人ども
351:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 23:07:43
女々しいからな種は…
猛々しいからな星屑は…
352:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 23:10:03
どっちも脚本に女が関わってるのに
353:通常の名無しさんの3倍
06/05/24 23:15:54
まあ大まかな違いは
種はホモ萌え、女キャラ萌えを狙った
星屑は親父萌えを狙った
354:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 00:14:27
面白さは星屑>>>>>>>種だけどね。
355:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 00:19:54
どっちが良作かと言えば断然0083だが、どっちが「面白い」と言われたら種だな。
あれだけ笑えるんだもの。
死種になると笑うことすら出来ないけど。
356:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 01:10:58
種は単なるネタ要員。
この板見るためにデス種見るの耐えてたけど、なにか。
357:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 14:16:12
>>348
「軍人」であると認識できないかもね
358:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 14:39:40
まあ国家が降伏したのに「アレは傀儡政権だ」などと理由つけてその命に
従わず、不法武装集団として活動するガトーも充分軍人失格だけどな
シーマみたいに謂われない戦争犯罪に問われる立場でもないし
359:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 18:38:47
ベクトルが違うだけで実際にはありえない軍人なのは確かだな
スタッフももこいつ周りから見れば浮いてるだろうなwって言ってたし
まあアニメだから面白けりゃいいけどな
360:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 18:57:36
確にガトもラクも国家に逆らい
武力をもって思想を実現しようとしたのは同じなんだか、
何でこんなに差がでるかねw
361:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 19:21:55
社会が萌えオタに優しくないからじゃないか?
362:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 21:04:18
ラクスはなんかチャラチャラしてる
363:通常の名無しさんの3倍
06/05/25 23:15:15
「キラがする戦争は綺麗な戦争」「ラクシズの核は綺麗な核」「対話より徹底抗戦」「平和のための大艦隊」「ラクシズはいつも正しい」
こいつらに「平和を叫ぶならモビルスーツを降りてからにするんだな!」って言ってくれんかな、ガトー。
364:通常の名無しさんの3倍
06/05/26 00:06:18
良くも悪くも「武人」なんだよな。ガトーは・・・・・
365:通常の名無しさんの3倍
06/05/26 01:43:49
ラルやノリスも武人ではあるが軍人ではないって話も出てたな
ジオンで軍人らしい軍人というと、やはりサイクロプス隊とかになるかな
366:通常の名無しさんの3倍
06/05/26 07:51:24
永遠や大天使に『戦争を楽しもう、平和が怖い』って落書きしてやりたいが、
奴らには皮肉でもなんでもなくなるから困るwww
367:通常の名無しさんの3倍
06/05/26 10:53:15
>366
そうか、何でキララクの思想行動が気持ち悪く感じるのか
アイツラ自称平和市民団体と同じなんだ
特定の思想と団体の平和の為
戦争をする
顔は腐女子好みのカエル面だが、中身は特アのチョンと同じか・・
368:通常の名無しさんの3倍
06/05/26 18:47:58
>>367
俺嫌韓だけどさすがにそれは特アの人に失礼だ
369:通常の名無しさんの3倍
06/05/27 00:02:17
>367
むしろ内ゲバで何人もの仲間を殺したり
山荘に立てこもったり。
ハイジャックしたり、空港で銃を乱射する連中
といったほうがいいかも。
無防備都市運動も聞くところによればそいつらの残党が
仕掛けた代物らしいし。
370:通常の名無しさんの3倍
06/05/27 00:06:38
>369
ピ○スボ○トもな。
371:通常の名無しさんの3倍
06/05/27 01:27:41
まあ、チョンの話はこれくらいで、
0083のOP見ながら投下待つべ
URLリンク(www.youtube.com)
372:通常の名無しさんの3倍
06/05/27 19:22:54
投下マダー?
373: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 22:18:41
現在作成中です。
いかん、ペースが落ちてきた……。
374: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 23:29:04
完成しました。
投下します。
375: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 23:31:22
27 宇宙の侍
アルビオンが独断で地球へと向かうコロニーに向かった頃、ガトーはアクシズ先遣艦隊からあるものを受け取っていた。
「素晴らしい!まるでジオンの精神が形になったかのようだ!」
彼の視線の先にあるのは、巨大なMAだった。全体的に人型の名残を持っているが、本来脚があるべき場所には推進剤の増槽タンクと思われるものが取り付けられている。これにより、この機体の機動性を確保する。
張り出した肩の下にあるのは腕ではなく、ワイヤーに繋がれたクローアームだ。そして、全身にいくつも存在する穴。これはメガ粒子砲だ。体の各所からビームを発射し、敵を完膚なきまでに叩きのめすためのものだ。
さらに、それだけでは飽き足らず、大型ミサイルランチャーを搭載し、火力を上げるだけでなく、Iフィールドと呼ばれる特殊装置を装備している。これにより、生半なビームによる攻撃を拡散させてしまう。
これはMAというより、鉄壁の移動要塞とでも表現すべき存在だ。名前はノイエ・ジール。意味はドイツ語で「新しき目標」である。ガトーからすれば、確かにジオンの精神と表現してもおかしくない名前だ。
「我々アクシズ先遣隊は戦闘に参加できませんので、この機体を提供するくらいしかできませんが……。」
ガトーにノイエ・ジールを引き渡した士官が申し訳なさそうに言うと、ガトーははっきりと返事をした。
「いえ、これでも十分すぎるというもの。事が成った暁には、兵の回収を頼みたい。」
「は、それは伝えておきます。」
ガトーはこのMAに乗り込みながら呟いたものだ。
「さあ、コウ・ウラキ。このノイエ・ジールで貴様を粉砕してくれる!出てこい!」
ラビアン・ローズを発ったアルビオンは、コロニーへと向かう。それを阻む任をヴィリィ・グラードル麾下のペール・ギュントが担当していた。
「ガトー少佐は自分で討ちたかったそうだが……我々が担当することを最後まで反対なされていたな。」
ガトーは単に自分で討ちたいだけではない。グラードルを死に追いやりたくないからだ。せめても、とサトーをつけはしたが、そう簡単に勝てる相手だとは思えない。
グラードルにしてみれば、フルバーニアンを失ったアルビオンに何ができる、と考えているようだが、ガトーはそうはいかないだろうと考えていた。
そんなグラードルはブリッジで報告を受けていた。MSよりも大型の熱源が接近している、と。
「MAか?」
グラードルが問うと、オペレーターがすぐに返す。
「いえ、それよりももっと大きい……光学映像を出します!」
モニターには、巨大な何かが大量の推進剤を撒き散らしながら突撃してくる様が映っていた。
「あのデカブツを仕留めるぞ。MS隊発進!同時にメガ粒子砲で砲撃準備!」
ペール・ギュントから多数のザク、リックドムが発進する。その中にはサトーのジン・ハイマニューバ2型も含まれていた。
とはいえ、このジン・ハイマニューバ2型は元来の姿からいくらか違っている。シンに斬られた両脚の膝から下をリックドムものを使い、攻撃力確保のためにとゲルググのビームナギナタを追加装備していた。
「デスティニーと言ったな……元の世界から来たザフト兵よ、今度こそ決着をつけてくれる!」
サトーは意気込み、ジン・ハイマニューバ2型を加速した。同時に、大型の熱源が二つに分かれた。一つはMS並に小さく、もう一つはまだまだ大きいままだ。どうやら、大型の熱源に小型の熱源が乗っていたようだ。
「MSと加速装置だったのか?」
そう口にした瞬間、MSと思われる熱源がある位置から紅色の光が広がり、熱源が瞬時にサトーの真上に来た。
「速い!」
サトーがビームカービンを構え、撃とうとしたときには僚機のザク二機が緑色の閃光に貫かれていた。
彼はビームの発射元にビームを放った。だが、紅色の光を撒き散らしながら、その機体は離れていく。代わって巨大な機体が突っ込んでくる。
「何だあれは、MA?だが、あのガンダム顔はなんだ!?」
グラードルが思わず口にしたのも無理はない。それはいくつもの箱をつなぎ合わせたような形をし、右側には長砲身のメガ粒子砲が取り付けられている。左側にはジェットエンジンのような形の円筒形の物体が設置されていた。
それだけなら通常のMAと変わらない。だが、そのメガ粒子砲と円筒形の物体の中間に位置する部分から、特徴的なガンダムの頭部が突き出していた。
376: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 23:33:56
「メガ粒子砲、撃てっ!」
ペール・ギュントに取り付けられたメガ粒子砲が火を吹き、そのガンダム顔のMAに直撃したかに見えた。だが、ビームが機体表面に命中する前に、拡散してしまったのだ。
「Iフィールドだと!?」
この機体にも、ガトーのMAであるノイエ・ジールに搭載されているIフィールドが設置されているらしい。つまり、ビーム兵器は役に立たないわけだ。
「連邦め、何というものを作ってくれたのだ!」
サトーはガンダム顔のMA、デンドロビウムを正規のペール・ギュントのクルーに任せることにした。彼が狙うはシンのデスティニーだ。
「デスティニーとやら!私と勝負しろ!」
全周波で放たれたその言葉を、シンが聞かないはずがない。彼はジン・ハイマニューバ2型に機体を向けた。
「邪魔をさせるわけにはいかぬ。ここで潰させてもらう!」
サトーの鋭い斬撃を避け、シンはビームサーベルを抜き放った。
「あんたにどれだけ説いたって、地球にあれを落とす気持ちは変わらないんだろ?なら、俺は全力で止める!」
刀とビームサーベルが激突し、互いに弾かれる。サトーが素早くビームカービンを撃つと、シンはそれをシールドで防ぐ。
「お前には大事なことが見えておらんのだ。所詮兵になりきれぬ半端者だということだ!」
サトーはクラッカーを投げ付けた。シンは爆発する前にバルカンで叩き落す。
「中途半端だからこそ、見えてくるものもあるんだ!大儀がどうとか理想がどうとかだけで、人間の生き死にを狂わせてたまるか!」
高エネルギー長射程ビーム砲を構え、熱線の束をジン・ハイマニューバ2型に向けて放つ。サトーはシールドで防ぎきったが、シールド表面がボロボロになった。
「武人は信条をもってこそ戦えるのだ!」
シールドを投げ捨てたサトーは、ランダムに動き回りながらビームを放ち続ける。ビームを避けつつ、シンはビームサーベルとアロンダイトを持ち替えた。
「兵に余計な感情は必要ないらしい。誰かを守りたいというだけの信条だけはある。俺は中途半端だろうな。けど、はっきりわかることはある。あんたらを止めなきゃ死ななくていい人間が死ぬって事だ!」
「地球の人間は死ななければならん!地球を食い物にして、力なき者を宇宙に追い出した連中だけだ!」
サトーはビームカービンからビームナギナタに持ち替え、斬りかかる。
「アンビデクストラスハルバート!?」
「どうだっ!」
すんでのところで湾曲したビームの刃をアロンダイトで受け止め、押し合いになる。
「スペースコロニーが不安定なものくらいは知ってる。宇宙に住んでる人間の不安は俺だってわかるさ!」
「ならば、何故我らの邪魔をするか!」
「関係ない人間を大勢殺すことになるからさ!あんたたちがユニウスセブンを落としたのだって、戦争と関係ない人間を殺されたからだろ!?連合の連中と同じ事をしてどうするんだよ!」
サトーとシンがぶつかり合っている間に、デンドロビウムは多数のザク、リックドムを相手に戦っていた。マシンガンとバズーカの驟雨を悉く避けていなし、ペール・ギュントからのメガ粒子砲を受け止め、コンテナからミサイルを放つ。
「何て化け物だ!無茶苦茶すぎ…………うわぁぁああ!」
ミサイルの直撃を受けたザクが爆散する。さらにデンドロビウムから角を落とした三角柱の形をした何かが放たれた。マイクロミサイルコンテナだ。無数の小型ミサイルを格納しており、敵戦力集中箇所に放ち、周囲にミサイルをばら撒く兵器だ。
100を超える小型ミサイルが残っていたペール・ギュントのMSを全て叩き落し、デンドロビウムがペールギュントに迫る。と、見るや機体下部に取り付けられたクローアームからビームサーベルが伸び、ブリッジが両断される。
デンドロビウムの戦いぶりは、MAなどという生易しいものではない。戦略兵器と呼ぶ方が相応しいように見えた。
サトーは唖然とした。これほどの破壊力を持つ機動兵器など、元の世界のミーティアくらいしか知らないからだ。
「何という兵器だ!せめてデスティニーだけでも!」
ビームナギナタを旋回させながらデスティニーへと突撃する。シンがビームライフルで撃つも、そのビームをビームナギナタで薙ぎ払い、そのまま真っ直ぐ向かってくる。
「まずい!モード変更……モード2に設定……!」
377: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 23:34:46
シンは一気に頭頂方向へと加速し、攻撃を回避する。不思議なことに、デスティニーがあった場所に残像が生じていた。それをビームナギナタで斬ったサトーの動きが止まる。
「何だ……残像だと!?」
その虚を衝き、シンはビームライフルのトリガーを引いた。目の前でジン・ハイマニューバ2型が爆発する。
「おのれ……コロニーの平和は……未だ見えず……!」
「……あんたのしたいことはわかるけど……でも、実行してはいけないことなんだ。わかってほしかったんだけどな……。」
この残像は、メインエンジンの冷却に使用されたミラージュコロイドによるものだ。以前の分身は連続してミラージュコロイドを放出していたため、数は多いのだが薄く儚く、すぐに消えてしまうものだった。
だが、リミッター解除と急加速することによって、濃度の高いミラージュコロイドの残像を作り出し、まるで分身のように見せることができるのだ。MSのモニター越しならなおさらだ。
サトーにも信じるものはあった。だが、自分にも信じるものはある。それが激突し、事ここに至ったのだ。
だが、それでも別の場所で会えたなら分かり合えたかもしれないのに、と思わざるを得なかった。
378: ◆hfGQ1C/H02
06/05/27 23:36:30
ここまでです。
なんか間隔が開いてしまって申し訳ない。
続きの妄想を頑張ります。
379:通常の名無しさんの3倍
06/05/27 23:50:07
>>378
GJ!
残るはクライマックスの連続ですか。
なら期待と共に幾らでも待とうじゃないか!
しかしビームナギナタも呼び名を変えるとあんな名前になるんだな。