05/11/21 01:11:28 naB3IjTA0
「次ですから、こちらでお待ちください」
「はい」
あたしと衛くんは、ステージの袖で待つ。
そぉーっと、ステージの方をのぞくと、
「ほぇ~っ!」
「どうしたの、木之本さん?」
「あんなにおおぜい・・」
「お客さんが?」
「そうじゃなくて・・・」
見えたのは黒服の女の人がいっぱい。間違いなく、知美ちゃんのおうちのガードレディさんたちだ。
3人1組で、カメラやマイクを持っている。そういえば、ガードレディさんたちって、みんな、
護身術なんかだけでなく、カメラやマイクの技術も一流の人ばかりだったんだ。
「知美ちゃん・・・て」
「大道寺さん・・・て」
「「本気なんだ・・・」」
あたしと衛くんの頭に、おっきな汗が浮いた。