06/07/30 17:08:41
この話(注・ダグラムを指して)は、
見てる側にとっては非常に作り手が放漫なんじゃないかと思われても仕方ないくらい、
家庭も、アクションも、SFも、政治形態も描きたいと詰めこんでいます。
ただ今までのアニメと違っているのは、俗に言うアニメ評論家の人たちには評判が全然よくないということです。
ところが、商品的にも、視聴率的にも、雑誌の人気投票でもマイナスの要因は出ていない。
それは評論家の人たちの頭の中には、自分の好みの作品というのがあって、その角度でしか物を見ないからなんです。
ダグラムという作品は、他に比較する対照(注・原文そのまま)がない、
ということは価値基準がないわけですから評価しようがないことになる。
強いてあげるならガンダムですが、僕はガンダムという作品は近年のアニメの最高峰に立つ作品といってもいいと思っている。
つまり、それと比較すると、やはり荒が見えてしまう部分があるんですね。
それと、そんな作り方をしているからなんですが、妙に生々しい部分があって感情移入できないんです。
作品に対してもキャラクターに関しても、ファンタジーではないですから。
表面的にも出にくいし。