06/05/13 21:37:09 3IDa4qeK
続き
原作者が県予選で終了としたかったんじゃないかとオレが思ってるのは、県予選終了後のいきなりの急展開にある。
もしインターハイ編を描こうときちんと考えていたなら、綾南戦の後半あたりで、土屋とか諸星とか全国で敵となる
キャラが視察とかにきさせたりして、伏線を張っているはずなのだ(緻密に先の展開を描く井上氏ならなおさら）。
それがなかったのは、結局のところインターハイ編を描こうかどうか迷っている部分があったと思う（というか、
決勝リーグでIH常連で昨年ベスト４の海南に２点差ゲームを描いた時点で、もう全国編を描いてしまったようなもの
ではなかろうか？）
だから半分強要半分合意みたいな感じでインターハイ編はスタートしたのではないかと思ってる。
実際、県予選終了の次の回でいきなり新幹線に乗って愛知県大会を視察に行かせて、ライバルを登場させてしまう
というのは井上氏にしては、少し強引な感じがする（アニメではオリジナルの話をクッション代わりに２話入れていた）。
この急展開は編集部側の要請があったことと、原作者自身、決勝リーグの途中でインターハイ編の伏線を張れなかった
反省が重なってそうなったと見ている。
井上氏自身、インターハイ編を決勝まで描くつもりは毛頭なかったと思う。だけどインターハイ編を始めた以上、どこで終わらせるとしても
決勝までの伏線（森重の話とか）をちょこちょこ入れないと気が済まなかったろうし、それを
描くことが編集部を目くらます手段（決勝まで描くと思い込ませる）になりうると思ったのではないだろうか。
原作者は、負けのドラマがひたすら描きたかったという話を聞いたことがあるので、３回戦で負けさせることを決めたなら、
その試合を負けるドラマ試合の総決算として、本当はきちんと描きたかったのではなかったかと思っている。コミックスの最終巻で少しはそのカットが加えられるかな…？と
思っていたが、なかったので少しがっかりした。
にしても、連載最後の「第一部完」には笑えたね。あれに関しては相当怒っただろうね。