綾波レイの日記 4冊目at EVA
綾波レイの日記 4冊目 - 暇つぶし2ch17:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/16 00:54:52
「レイッ!ちょっと何寝てんのよ!起きなさいよッ!!!」
ふう、何だか今日はよくどやされる日だ。今、怒鳴っていたのはアスカだ。

ん・・・、えと、なんだっけ。ああ、バスで遠足に来ていたんだっけ。
んで、何?目的地に着いたわけ?眠い目をこすりながら、アスカにそう訊いたら、
「いいから起きなさい!!!」と、また怒鳴りつけられた。

何でアスカはそんなにカッカしているんだろう?不思議に思い、今の自分の状態を
確認してみると・・・・・・。どうやら私は碇君の肩にもたれかかって寝ていたようだ。
別に、そんな事で怒らなくたっていいじゃん!中坊じゃあるま・・・中坊か。
だから席決めの時、言ったんだよ、「アンタ達二人で座りなよ」って(怒)!

アスカは、プンスカむくれているので、質問相手を委員長に変更。
どうやら今は、トイレ休憩のためにPAに停車中のようだ。
ついでに、遠足の目的地まで訊いてみたら、旧東京方面に出来た遊園地だそうだ。
遊園地って、そんな、子供染みたトコロ・・・・・・大好きだ!!!

再びバスが発車する前に、アスカが「座席をボックス席にして、ゲームをしよう」と
言い出した。このバス、座席を180度回転させて、4人席に出来るらしい。

私達の前の座席、つまり、アスカと委員長が座っていた席を回転させ、後ろ向きにして、
4人が向かい合うボックス席にする。その作業が終わり、それぞれ自分の席に着く。
と、思ったら、アスカが私の席、要するに碇君の隣に、ちゃっかりと座り込んだ。

私が、いやらしい視線をアスカの方にやると、アスカは顔を真っ赤にしながら、
「な、何よ!私は車に酔い易いから、進行方向を向いた席じゃないとダメなの!
 シ、シンジは知ってるわよね?」
・・・何を言ってるんだか。話を振られた碇君も碇君で、
「え、あ、うん・・・・・・そ、そうだった・・・・・・かな?」
まったく、何なのよ、この二人は。見ている私が疲れてくるわ。

18:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/16 00:56:55
4人して始めたゲームは、トランプの「ナオ抜き」。このゲーム、私が小学校に
上がる頃までは「ババ抜き」と言われていたんだけど、いつの間にか、
誰からともなく「ナオ抜き」と呼ばれるようになっていた。何故だろう、不思議だ。

ちなみに、これから使うトランプ、アスカが持ってきたんだけど、昔で言う「JOKER」
の替わりに、「ナオコ」という、ワケわかんないオバサン絵柄のカードが入っている。

そんな調子でナオ抜きを始め、何回か勝った負けたとやっていたんだけど、
飽きはじめたアスカが「次のゲームに、何か罰ゲームでも賭けない?」と提案。
ほほう、言ったな!それなら、と、「3位が4位にキスをする、ってどう?」と逆提案。

私がこんなダイタンな事を言ったのは、勿論、今までの自分の勝率を考えての事。
アスカは何やら考え込んでいた様だったけど、アスカなりの打算が働いたのか、
「いいわよ、受けて立つわよ!」と言い放った。不安げな表情を浮かべる碇君と
委員長だったが、どうやら彼らの意向は無視のようだ。恐るべしアスカ・・・。

ふふふ、どうせアスカの事。自分と碇君で3・4位を狙ってるんでしょw。
そこで、不正を防ぐ為、勝ち抜けた人から監視役に回るルールを再び提案。
アスカったら、顔を青くしちゃって・・・。うひゃひゃ、分かり易くてオモシロイ♪

そして運命の大一番が始まった。しかし何順かを順当に消化し、碇君が私から
カードを引く順番になった時、大事件が勃発した。少なくとも私的には。

対面の私からカードを引こうと、碇君が座席から少しお尻を浮かせて、前屈みになった時、
バスは急カーブに差し掛かった。よろけた碇君が手を付いたのは・・・・・・私のムネorz。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
たぶん、私は必要以上に叫んでいたと思う。だって、そういう性格なんだもん。
それと同時に、反射的に碇君の左頬を叩いてしまった。
ついでに言うと、碇君の右頬は、逆上したアスカによって叩かれていた。

19:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 00:57:51 BE:572080477-2BP(3001)
オッテュ

20:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/16 00:58:42
まあ、碇君だってワザとやったわけじゃないし、私だって、ちょっとハズカシイけど
別に怒ってる訳でも、悲しんでる訳でもないのに、何故か涙が出てきてしまった。
これが「オンナのコの本能」ってヤツなのかなあ?

ところが、この私の涙が、「第三の女」に火を点けてしまった。
「イ・カ・リ・くう~ん!オンナのコ泣かせたのよ!責任取んなさいよ!」
い、いや、いいんちょ、責任って、そんな大袈裟な・・・・・・。

碇君も人がいいモンだから、委員長の言葉を真に受けている。
「え・・・・・・責任って、どうしろっていうの?」
「これだけの事したんだから・・・・・・綾波さんと、ケ、ケッコンしなさいよ!」

あの~・・・それって、いつの時代の価値観?これには私も大笑いしそうなんだけど、
委員長が真顔で怒ってるだけに、笑う訳にもいかず、それをこらえていると、涙が出てくる。
「笑い泣き」ってヤツ?その涙を見て、委員長がまた怒り出すという悪循環。

「ヒカリぃ、いくらなんでもそれは・・・・・・。」
さすがのアスカも引いている。「アスカは黙ってて!」と一喝され、あえなく轟沈。

いつも温和な委員長が、暴走モードに突入してしまった。
「もう誰にも止める事はできない」なんても言ってられないので、
何故か、当の被害者である筈の私が、委員長をなだめる事で、何とか事態を収拾。

さすがに、もう「罰ゲーム」とか言ってらんないぐらいに、場が冷め切ってしまった。
その中でも、碇君は、殊更シュンとして、必死に私に謝ってくる。
なんか、碇君も可哀想に思えてきた。当の被害者である筈の私が、碇君を慰める。

あれ、私ってホントに被害者だったんだよね?それさえ疑問に思えてきたよ・・・・・・。

21:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/16 01:10:58
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   l::::::::::::::;、ト、::::/    〉;ハ::::;、::::::::::ハ、
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     `'7::´::\   ゙“゛   /:::ィ´
       ``ソ::::|\     /|::::く´
       ´リィ_|   ` ‐'´  リハヾ
        〈:.:. ̄``'' "´ ̄ 〉、
       / }:.:.        |ハ
     _r'´ /:ノ:.:.        トヘ \、_
   //   /:.≧=、_ー- -‐ '´ l  \ヽ、
,.、‐'´ /   /:.:.:  ̄ ‐ ̄     |    ヽ 丶、


碇所長に叱ってもらわなきゃ。

22:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 20:02:37


23:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/19 09:39:59
おつ

24:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/20 06:52:09
GJ

25:憂月鬱日 ◆.5wljPk1.c
07/01/21 18:52:22
「試作計画の件?」
私は、いつの間にやら松代に帰っていたリリスさんから電話をもらって、そんな話に驚いていた。
試作?今度は何を試作しているというのかしら?なんでも、その使徒の遺伝子を採集するというのは
だいぶ苦労があったとのこと。
どういった苦労があったのかわからないのだけど、ようやく試作が終わって、
調整飛行をしている、ということなの。

どたばたという音がしている。勢いよくドアが開いて、りりすが大声で言ってくる。
「レイちゃんっ。大変だよっ。よくわからない飛行隊がとんできているよ」
よくわからない飛行隊?私はリビングに行って、カーテンを開けてみる。
窓の外に、光り輝くコウモリといえばいいのか、何とたとえればいいのかわからないのだけど、
そういうのが高速で近づいてくるのが見えた。
ここに向かっているようなので、一応カタパルトとブレーキシステムを用意する。
やがて、その光る高速飛行隊がベランダに設置されたカタパルトに乗る、、のではなく、
速度が速すぎてそこには乗れず、窓ガラスを突き破って、リビングの壁に大きな音を立てて衝突したわ。


26:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/22 17:46:48
まち

27:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/22 20:42:31 2b3Z+HNF
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28:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/23 00:14:31
疲れた・・・・・・。色々あり過ぎて、遊園地で遊ぶどころか、
遊園地に到着する前の段階で、私は既に、心も体も疲れ果てたよ。
そういう訳で、少し私を休ませてください、おやすみなさい。

なんて気持ちを固めた途端、理不尽なくらいに唐突に遊園地に到着。
ミサト先生から注意事項の説明が一通りされる。
「・・・で、入り口左の休憩所に、本部を設けて、誰かしら先生が待機しているので
 何かあったらそこに連絡するように。以上。それでは、解散!」

説明を聞き終わると、各グループが、それぞれ園内に散って行ったんだけど、
私達のグループだけは、何故かミサト先生に呼び止められた。
「ちょっと、アンタ達だけには、私の携帯の番号教えとくから。」
「なによう、先生も私達と遊びたいの?」私がそう訊くと返ってきた答えは・・・。

「・・・アンタが何かトラブるとしたら、シャレんならない事、しでかしそうだから、
 私に直通の番号を教えとくだけよ!」
えーっ、ちょっと待って、「アンタ達が」じゃなくて「アンタが」なの?うええ・・・。

で、私達とミサト先生が、揉めながら話していると、そこにやって来たのは、
私の天敵にして学年主任の赤木先生。それと、私がこの学校に転校してくるちょっと前に
赴任してきたという伊吹先生も一緒だ。

「ミサト、連絡事項も伝えたんでしょ?さあ、私達も園内を見て回るわよ。」
「あ、赤木先生?『ミサト』って・・・一応、公式行事なんだし・・・。」
「いいじゃない、遠足の日ぐらい。カタイ事言いっこ無しよ。マヤはどこへ行きたい?」
「わ、私は先輩と一緒なら、どこへでも・・・。」

そっか。先生達も仲良しグループで遊びに行くんだ。立ち去り際に赤木先生が、
「アンタも、少しぐらいハメを外しても、今日なら大目に見るわよ。」
と言ってくれたので、「いやあ、リッちゃん、話が分かるねえ。」と軽口を叩いたら、
頭をコツンと叩き返された。全然、大目に見てないじゃん!!!

29:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/23 00:16:09
「なんや、お前ら、まだこないな所におったんか。」
先生方から解放された私達に話しかけてきたのは、碇君のグループのジャージ男。
遠足にまでジャージで来ているのか、などと、変な所に感心しつつ、周りに目をやると、
私は大変な事に気付いてしまった。・・・制服着てんの、私だけじゃん・・・。

ちょっと!今日は私服でいいなんて話、聞いてないわよ!
誰も私に教えてくれなかった事を、みんなに対して抗議すると、アスカが即答で
「HRの時間は、常に『いない』か『寝てる』のアンタが悪い。」だって。
うう、仰る通りでございます、ハイ・・・。

んで、ジャージ君。キミ達こそ、遊びに行かないの?
「遊びに行くと言うたって、こないな所で、男3人で、どないしろと言うのや。」
なるほど。じゃ、今日一日、そこいら辺で見張り番でもやっててね♪

さて、それでは早速遊びに行こう♪と浮かれていたら、委員長がジャージ君達に、
「あの、それなら私達と一緒に行動しない?」などと話しかけている。
前々からアスカに、それらしき話は聞いていたけど、委員長、まさか、ジャージ君の事が・・・。

「あ・・・・・・。これは、『遠足を楽しめていない人がいるといけない』っていう
 委員長としての責任感で声を掛けてるだけなんだから!それ以外のなんでもないのよ!」
・・・似ている・・・。アスカと委員長の、気になるコへの接し方。これは「類友」だわ。

委員長に誘われたジャージ君も、顔をしかめて見せてはいるものの、満更でもない様子。
そんなワケで、男女6人で行動する事が決定してしまった。

が、しかーし!この6人で行動するとなると、もしかして、私にはメガネ君が
あてがわれてしまうの?・・・メガネ君には悪いが、私はそれを断固として拒否する!
まさか、アスカと委員長、私を置いて、しけ込んじゃったりしないよね?
私達、友達だよね?信じてるよおぉぉぉぉぉ・・・・・・。

30:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/23 00:33:13
乙かれです
あーアスカと委員長って、「類友」だったのか、なんか納得した

31:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/23 00:38:22
オッテュ

32:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/23 02:15:56
嫌われ役って決まってるのね

33:憂月鬱日 ◆.5wljPk1.c
07/01/23 18:05:48
形容しがたい大きな音を立てて、その飛行体はリビングの壁に衝突。
とりあえず、埃などを取り除くために天井の真空清掃システムを稼動。
10秒もせずに埃などがすべて吸われて、飛行体の姿があらわになる。
「いった~い」
光る翼をしまいこみながらその子は話し始める。

「げほげほっ、レイさんこんばんは。私はアラエルXXです。ちょっとお散歩に来ました」
「私は綾波 レイ。もともとはリリス。ここまでお散歩に来たというの?」
私はちょっと困った顔をする。調整飛行というような話をされてはいたけど、
そんな話をしているうちに新しく加わる子が高速で突っ込んでくるとは思っていなかったわ。
アラエルと名乗るその子はリビングにおいてある冷蔵庫の上に座る。ちょっと行儀が悪い子ね。そして話し始めたの。

34:憂月鬱日 ◆.5wljPk1.c
07/01/23 18:07:15
「私、先週呼び起こされて、今日まで色々調整されたりおなかの中のものを抜き取られたり
ということばっかりだったのよ。今日になって、試験飛行をしてこいといわれて、
今日はここに来たってわけよ。それと、私はあなたに殲滅されたわけだからね!」
「逆恨みされても・・・」
私はそう彼女に言う。

「私は、翼の力と、ターボジェットエンジンで飛行することができるの。
貴方よりは早く飛ぶことができるわ。
フィフスコピーの殲滅には、役に立てると思うけどって、げほっ。げほげほ・・・」
そういって、彼女は咳き込み始める。何度も咳き込んで、最後に・・・
「げおほっ!」
そして、彼女の口から赤いものが出される。え、血?赤い血。赤い色は私は嫌いだけど、
彼女、体の調子が悪いのかな?
「アラエルさん、大丈夫?」

35:憂月鬱日 ◆.5wljPk1.c
07/01/23 18:08:36
私は、咳き込みながら吐血するアラエルさんをリビングベッドに寝かせる。
体の調子がまだ悪いというのに、試験飛行をしてくるなんて。
途中で吐血なんてしたらどうなっていたかしら?
もしかしたら、ターボジェットエンジンとかいうもので相当体に無理がかかっていたのかしら。
そのあたりは、私はよくわからないのだけど、でも、彼女をこのままにはしておけないよね。
「碇君、ちょっといい?」
そう言って、私は碇君を呼ぶ。
「何か暖かいもの、そばとかうどんとか、作ってもらえる?」
私はそういうと、碇君にそうつたえて、暖かいおそばなどをつくってくれるようお願いしたの。

36:綾波さん(リナレイ) ◆0tXLzE7Lmk
07/01/24 00:51:49
あ、一応、メガネ君の名誉の為に書いておくと、「嫌われ役」
ではなくて、「残り物」だから。あんまり福がありそうには見えないけど。
・・・って、うわあ!全然フォローになってないじゃん!

37:憂月鬱日 ◆.5wljPk1.c
07/01/24 13:57:06
咳き込むアラエルさんを介抱しながら、わたしは彼女の口の周りについている血をティッシュで拭いてあげる。
「まだ、体の調子が悪いのでしたら、ここでしばらく休んで」
私はアラエルさんにそう言ったの。これ以上血を吐かれてしまっても、手当てのしようがないもの。
アラエルさん、すこし落ち着いてきたみたいね。咳き込むのもやんできたみたい。
碇君がおそばをつくって、もってきてくれたの。碇君ちょっと困った顔。

「この子、どこから来たのかな?」
「彼女、今さっき窓の外から突っ込んできたわ」
「突っ込んできたって、そんな・・・」
やっぱり困惑している様子。でも、私はお箸でそばをつまんで、アラエルさんのお口に入れたあげる。
アラエルさん、一人で食べられると、どんぶりと箸をもって、自分で食べ始める。一応おなかも空いていたみたいね。
そばを食べ終わって、私はお箸とどんぶりを彼女から預かり、キッチンに持っていく。
その後、アラエルさんをベッドに寝かせる。一体、この後も何人増え続けていくののか、私にはわからない。
開発といっても、どこか不審な点がある。
まだ確認が取れてもいない、確証もないのだけど、彼女たちの体というのは、もしかすると・・・・・



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