06/11/10 19:21:37
「ふぁふぁいま,ふぉれほみやへ」
おみやげの肉まんをシンジに渡して,何事も無かったようにソファに座る。
「暖かいうちに食べたほうが,美味しいよ」
もぐもぐしながら,あさっての方を向いてアイツに話しかける。
心臓がバクハツしそうになりながら。
「アスカ・・・ごめんね」
ソファの背をはさみ,アイツがアタシを後ろから抱きしめる。
「ちょ,ちょっとシンジ,何すんのよ!」
予想外の行動に,驚く。初めて抱きしめてくれた。
不安のどきどきが,別のどきどきに変わる。
ココにいていいの?ねぇ?
「家に電話するから,そばに居てくれる?」
「何で?」
「アスカと一緒に居ること,話すよ」
「・・・アタシが出て行ったイミないじゃん」
そう言いながら,自然に頬がゆるむ。
いいのね,ココにいて。
・・・ずっと,そばにいたい。これからも。
Reference from DCT Wonder3 'KUWABARA KUWABARA'