06/10/02 16:31:08
二人がケンスケを尾け始めてから、およそ15分が経過していた。
ケンスケは、例の「見知らぬ曲がり角」を曲がって行く。
「朝のとこ曲がりおった…行くで」
「う、ん」
二人はなるべく音を立てずにケンスケの後を尾けていた。
しかし、ケンスケはそんな二人の存在に気づいているようにも見えた。
勿論二人はそんなことに気付きもしない。
しばらくして、ケンスケは見知らぬ廃屋へ入って行った。
当然二人も遅れて入って行くが、トウジはともかくシンジは不安だらけだった。
何処かもわからない、ましてやいかにも危険な匂いがする廃屋になど、入りたくないのだろう。
「ね、ねぇトウジ…怖いよこんな所…やめよう?」
「せっかくここまで来たんやで。入らんでどないするんや」
「そうだけど…」
「ほんならお前はここにおったらええ。ワシはちょいと覗いてくるで」
「あっ、トウジ…」
行かないで、と告げる前に、トウジは中へ入って行ってしまった。
トウジはいつ崩れてもおかしくない階段を昇り始めた。
一段一段昇る度、ギシギシと音がする。トウジは顔を引きつりながら昇った。
「しっかしケンスケのやつ、何処いったんや…?」
トウジが小声でぼやいていると、目の前に一つの扉を発見した。
「ケンスケ、ここか…?」
トウジが恐る恐る扉を開けた瞬間、そこには信じられない物が繰り広げられていた。
201:ウチコミヤ
06/10/02 16:31:53
「なんや、これ……」
トウジはその場で唖然と立ち尽くした。「物」を凝視しながら。
何も言葉が出てこない。と言うよりも、言葉を失っていた。
ただケンスケを尾けていた。
それだけなのに、こんな「物」に立ち会うことになるだなんて、誰が思うだろうか。
トウジの顔は、みるみる真っ青になっていく。
すると背後から声がした。―シンジだ。
「トウジ…?」
シンジは一人ぼっちの不安に耐え切れず、トウジの後を追って来てしまったのだ。
しかし、シンジは、今来てはいけなかった。
何も知らないシンジは、徐々にトウジとの距離を縮めていく。
最悪のタイミングや……
トウジは本気で思った。
シンジは、扉の先のトウジの後姿を見つけると、小走りで近づいて行く。
トウジはシンジの接近を察知するとすかさず叫ぶ。
「来るな!!!!」
シンジは吃驚してその場で立ち止まった。突然のトウジの大声に、相当驚いたのだろう。
驚いただけではない。
ただ単純に、行ってはいけない理由を探った。だが答えは出てこない。
「トウジ??」
不思議に思ったシンジは、構わずトウジに近づいて行く。
「シンジ、ダメや…今来たら、あかん…!」
何がなんだかわからないままのシンジは、恐る恐る部屋の中へ足を踏み入れる。
その瞬間、シンジの目にも「物」が飛び込んできた。
「………?!」
シンジは、今目の前に繰り広げられている状況を、そう簡単には理解出来ずにいた。
202:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 18:16:08
GJ。続きが気になる…。身体に気ぃ付けて頑張って下さい。
203:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 18:25:37
ごめん聞き方がおかしかった
すべてのタブを更新チェックと
すべてのタブを新着チェックの違いを教えてほしい
どっちをどういう時に使えばいいのか、使い分けがイマイチわからなくて
204:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 18:26:31
誤爆申し訳ない
205:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 18:44:32
焦らしますな
206:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 22:07:30
トウシントイレプレイの神はいずこ…orz
出てきづらくなっちゃったのかな…
207:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 23:29:05
良かった。待ってるの自分だけじゃなかった。ウチコミヤ氏も乙だけど
あの神の>>155の続きをひっそりまったり待ってる。超待ってる。
208:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 23:52:48
どちらの続きもかなり気になります
209:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/03 16:10:53
まだ?
210:ウチコミヤ
06/10/03 21:33:00
「な、に、これ………?」
来たらあかん言うたのに……
目の前に繰り広げられている「物」。
シンジの隠し撮り写真、合成であろう写真までもが一面に広がっている。
「なんで僕の写真が………?」
シンジの頭の中は混乱していた。色んな疑問が頭の中をうろつく。
一方トウジは、この写真は一体誰がやったものなのか、と思っていた。
そして、ある人物の顔が頭をよぎった。
一番考えたくないようで、でも、一番に考えてしまうのが当然な顔だ。
「そんなわけ……あるかいな…」
トウジは首をフルフルと振り、ただ無理矢理、その顔を打ち消した。
信じたくなかった。
その顔の持ち主がするしないの問題ではなく、トウジ自身が信じる信じないの問題だった。
「ねぇ、トウジ………!」
シンジはトウジの腕を掴んで縋った。不安気そうだった。シンジの顔もどことなく青かった。
トウジは、どのようにシンジの不安を宥めようか考え込んだ。
シンジに、この真実をこれから毎日悩ませ続けてはいけない、とトウジは思っていた。
シンジの悩む顔を、暗い顔を、見たくはなかった。
せめて、ずっと明るい笑顔だけを見ていたかった。
その時だった。背後から声がする。―近い。その声はまさしく「彼」のものだった。
トウジの背中は、凄まじいオーラを感じていた。
211:ウチコミヤ
06/10/03 21:38:54
「よっ、シンジトウジ」
二人は振り返った。そう、声の主はやはりケンスケだった。
二人が居ることを普通は疑問に思うだろうが、ケンスケは何も気になってはいないようだった。
確実に、二人の存在を最初から知っていたかのように。
いや、最初からこうなることを予測した上での行動だったかのように。
「…ケンスケ……!」
シンジが言った。トウジはその場でガクッと下を向いた。
「彼」の口から直接聞いたわけでもないが、完全に絶望していた。
今の瞬間、「彼」の登場だけで、全部悟ってしまっていたのだ。
一方シンジは、その瞬間初めて悟った。これはケンスケの仕業なのだと。
「ケンスケ…なの…?なんで僕の写真なんかっ……!」
シンジは手を握ったり開いたり。シンジの身体は小刻みに震えていた。
するとケンスケは、トウジに目線を移した。
「トウジはわかってるんだろ?これがどういうことか、さ」
トウジは下を向いたまま、依然と絶望の表情を浮かべている。
ケンスケは、そんなトウジの表情を見ると、薄ら笑いを浮かべた。
そして二人に、いや、シンジに、少しずつ接近していく。
「なぁ、シンジ。お前もさ、頭良いんだから、わかるはずだよ」
なんという冷たい目つきで人を見るのだろう、とシンジは思った。
ケンスケの目つきが、シンジにチクリと突き刺さる。
シンジは、いつものケンスケとは全く別人のケンスケに、激しく怯えていた。
その時、ケンスケは突然笑い出した。怯えるシンジを楽しんで見ているかのように。
シンジとトウジは完全に黙り切っていた。だがその時、トウジが口を開いた。
「…帰るで、シンジ」
トウジは暗い声でそう言うと、シンジの腕をぐいぐい引っ張っていく。
一刻も早くこの場から抜け出したかったのだろう。トウジは大急ぎで廃屋を出た。
212:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/03 21:57:18
ケンスケはやっぱり酷い奴でしたwww
213:ウチコミヤ
06/10/03 22:05:45
本日ラスト
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しかし、ケンスケは未だに笑っていた。意味もなく、笑っていた。
「フッ…逃げれるとでも思ってんのか?シンジ」
その時、トウジと共に外を歩むシンジに悪寒が走った。
翌日、シンジがいつも通りの時間に目覚めると、一通のメールが届いていた。
シンジは恐る恐る画面を覗く。予感は見事に的中した。―ケンスケからだった。
『朝8時に、昨日の廃屋に来いよ。一人で』
こんな短い文章に、どれだけシンジの恐怖をそそるものがあるのだろうか。
シンジは恐怖でいっぱいだった。
あれから、あの出来事を忘れようとしたのだが、それは無理な話だった。
忘れようとすればするほど、病みつきになってしまう。
シンジは行きたくなかった。行きたいわけがなかった。
でも、行かなければダメだということも、シンジはわかっていた。
心の中で葛藤を繰り返している内に、いつの間にかあの廃屋の前に来てしまっていた。
あんなに恐ろしかったケンスケだが、シンジにとって大事な友達の他何でもない。
何も疑うことなく、だが大きな不安と恐怖を抱きながら、シンジはゆっくりと階段を昇り始めた。
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スマソ、なんかこの雑な展開に激しく自己嫌悪……OTL
日々を重ねるごとにだんだん文章能力が低下してきているような気がするよー
読んでて見苦しかったら申し訳ないですほんとに。今後も頑張っていきますとも!
214:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/03 22:32:13
よし頑張れ
215:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/03 22:45:22
いつシンジきゅんはオナヌーするんだとか言いたいが
そもそもスレタイが「オナヌーしないよ」だった
そしてトイレプレイの神も待つ
216:ウチコミヤ
06/10/05 20:51:35
階段を昇り終えると、シンジはキョロキョロとケンスケを探す。
廃屋に来い、としか言われてなかったので、何処に行けばいいかまでは聞いていない。
普通は昨日の部屋だろう、とシンジは判断し、例のあの部屋に足を踏み入れる。
写真は既に片付けられていた。
あんなに一面広がっていた自分の写真が、嘘だったかのように消えている。
シンジは、出来れば昨日の「あれ」が夢であって欲しいと願った。
だが、そんなシンジの願いを「彼」の声が一瞬で消し去る。
「よっ、ちゃんと来たんだな、シンジ。偉いじゃん」
背後から現れたケンスケは、シンジと3M離れている位置に立っていた。
「あ、うん……」
いつものように笑うその表情に、シンジは少しホッとしていた。
今日はなんの為に呼び出されたのだろうか、という疑問や不安は忘れていた。
だが、すぐにケンスケはその答えを口にする。
「今日は、さ。昨日のこと、ちゃんとシンジに説明しようと思ってね」
「……!」
シンジはハッとした。そしてケンスケの目をジッと見る。
昨日の「あれ」を、シンジは当然しっかり知っておきたかったのだ。
どんなつもりで自分の写真をあんなに撮られていたのかも、シンジには全くわからない。
「昨日は本当、吃驚させて悪かったよ。あれ、先輩達に頼まれててさ」
「先輩……?」
シンジは首を傾げた。
「まぁ言っちゃうと、お前のファンだよ」
「ふぁ、ふぁん…?」
シンジは、ケンスケの言っている意味が全く分からなかった。
「ファン」の意味は一つしか思い当たらないが、それはさすがに有り得ないと思っていた。
だが実際、有り得ていたのだった。
「だから、シンジのこと狙ってる先輩達だよ」
「え……??」
シンジは信じられなかった。頭の整理がなかなかつかなかった。
217:ウチコミヤ
06/10/05 20:53:12
「ぼ、僕のファン…?冗談でしょ、なんで僕なんかのっ…いるわけないよ、そんなのっ」
「シンジ、お前自覚してないのかよ?自分がどれだけ魅力的か」
「え……?」
またケンスケの言っている意味が全く分からない。
「お前はその先輩達だけじゃない。他のクラスメートや先輩にもそういう目で見られてるんだよ」
「あ、有り得ないよそんなのっ……」
信じられない気持ちばかりが、シンジの頭の中を埋め尽くす。
「で、その頼まれた先輩達は男だから」
「えっ?!おと、こ……??!」
シンジはてっきり、ファンだと言うのだから、女子かと思っていた。
それが普通なのかもしれないが、シンジの場合は例外だった。
「ああ、男だよ。お前のファン、はっきり言ってほとんど男だぜ?」
「なん…で……僕、男なのに、どうして……」
「だからお前が男から見ても魅力的だからだよ」
先から耳にする「魅力的」という言葉が、シンジは分からない。
自分の何処に魅力があるというのだろう。
するとケンスケは、シンジの頭の中の疑問を読んだかのように答える。
「お前は見るからに女っぽいし、その体格、その白い肌。
それのどこに魅力がないって言うんだよ?魅力だらけなんだぜ、シンジはさ?」
「嘘だよ……」
未だに信じられないシンジだが、シンジの顔は自然と赤く染まっていた。
「確かめてみるか?…ま、お前が嫌ならそれでいいけどさ?」
「確かめる……??」
シンジはドキドキしながら尋ねた。
218:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/05 23:34:26
乙。
219:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 01:43:04
おーつ
220:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 16:15:54
確かめたいんです!(;><)
221:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 16:36:00
シンジのピンチにトウジは何をやってるんだ
222:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 17:44:58
強姦されるシンジきゅんが一番萌える俺は変ですか
223:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 18:09:12
>>222
それなんて俺?
224:ウチコミヤ
06/10/07 10:25:45
「お前がどんだけ他のやつから見て魅力的かってことだよ」
「え……確かめるって…どうやって??」
シンジは何もわからないまま、ただケンスケに質問する。
「何、じゃぁシンジ、それを確かめる気あるのかよ?」
「…え…」
そう言われれば、ちょっと確かめたい気もある。
その確かめる方法というのを、まだどんな方法か知らなかったからからだ。
シンジはその場でしばらく考え込んだ。そして、返事をした。
「…うん。別に、いいよ」
「へぇ~~~」
ケンスケは、シンジの顔をまじまじと見ながら、近くにあった紙袋を手に持つ。
そして中から、ある物を取り出す。
「これ、うちの中学の女子の制服だよ」
まさか―シンジは思った。直後に予感は的中することになる。
「シンジ、これ着てみろよ」
「えっ……?!」
シンジは赤面した。そんなもの、着る勇気がない。
もし着てしまったところで、恥ずかしさは最大のはずだ。
「や、やだよそんなの!!ケンスケ何言ってるんだよ」
「まぁ、ちょっと着てみるだけなんだし、いいだろ」
「やだよ!!」
シンジは走ってその場から逃げようとするが、すぐにケンスケに腕を掴まれる。
「は…なしてよっ、僕、そんなの着たくないよ…っ」
「お前、確かめていいって言ったよな?お前が言ったんだよ。確かめるって。
…着たらすぐ行っていいからさ。ちょっと確かめるだけだって」
「…本当?着たらすぐ行ってもいいの?」
「ああ。俺だって学校行かなきゃいけないしね」
シンジは少々戸惑いながらも、ケンスケから制服を受け取った。
225:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 16:53:30
乙彼
226:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 22:46:48
乙
さぁシンジきゅん、早く着てくれ
227:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 22:46:54
GJ!
やってしまうのか!?やってしまうのかぁ!?
気になる
228:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/08 01:16:35
ケンスケはいいからトウジとシンジを絡ませてやってくれ
229:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/08 01:41:21
いやケンシンも良い
230:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/08 01:46:24
ああ。ケンシンはあまり見ないから楽しみだ
でも最後はトウジとシンジを幸せにしてほすぃ
231:ウチコミヤ
06/10/08 10:59:16
シンジはのろのろと着替えている。
そんなシンジを舐めるような目つきでケンスケはじっと見つめていた。
シンジは時々ケンスケの様子を横目で確認する度、赤面する。
やっと着替え終えると、シンジはケンスケに背を向けたまま告げる。
「き、着替えたよ」
シンジは尚も背を向けたまま、そんなシンジを見るとケンスケはもどかしく思う。
「…こっち、向けよ」
「うう…」
こちらを振り向いたシンジは、とてつもなく可愛かった。
カツラをしていなくても、充分女に見えた。それも、美女だった。
「シンジ、お前本当女にしか見えないよ」
ケンスケは、シンジの女子制服姿をまじまじと眺める。
シンジは今の格好、この状況に耐えれなかった。
「そ、そんな見ないでよケンスケっ…」
ケンスケはそんな言葉に一切構わず眺め続ける。
シンジはふとあることを思い出す。それが今この場から逃げれるたった一つの手段だ。
眺め続けるケンスケに耐えつつも、開放されるために口を開く。
「ね、ねぇ…着たんだから、もう行っていいでしょ??」
シンジはソワソワしていた。顔は尚も赤く染まったままだ。
見るからに、早くここから開放されたい、と告げているようだった。
「じゃ、これ脱ぐから」
シンジは早口でそう言うと、さっさと制服を脱ぎだした。
しかしケンスケは、シンジのその行動を許さなかった。
シンジの両腕を力強く掴むと、鋭い目つきをし、こう言った。
「まぁ、そーあわてんなってシンジ。ちゃんと行かせるからさ」
これ以外に何を要求するんだよ……?
シンジは不安になった。怖かった。その時、トウジの顔が頭をよぎる。
―トウジ。トウジに会いたい。助けてよトウジ…!
232:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/08 13:41:19
トイレプレイの神といい、焦らしますな
233:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/09 06:17:32
いつシンジきゅんは襲われますか?
好きな奴のピンチにトウジは何してんだよ?
トイレプレイの神はもう来ないのかな…
続き超待ってる
234:ウチコミヤ
06/10/09 09:37:31
「じゃぁ、それ着たままそこでM字開脚しろよ」
「え……??えむ…じ…?」
「M字開脚だって。わかんないのか?M字で脚広げるんだよ」
「ええっ…?!やだよ、そんなの…!」
「…あのさ、シンジ。お前が確かめるっつったんだよ?お前が」
ケンスケはシンジの前髪を思い切り掴み脅すような目つきで言った。
シンジは怯えた。あの日のケンスケの目つきだ。さっきまでとは違う、別人のケンスケだ。
言いようのない恐怖に包まれつつも、シンジの身体は黙って言うことをきく。
その場でM字開脚をすると、今にも泣き出しそうな顔で、必死に堪える。
「そーだよ。最初から黙ってそーすればいいんだよ、シンジ」
ケンスケはほくそ笑みながら、紙袋の中からカメラを取り出した。
それを見た瞬間、シンジはゾッとした。
当然、これから何をされるのかが分かったのだろう。
「もっと広げろよ」
「だって…これ以上広げたらパンツ見えちゃうよっ……」
シンジは赤面した。
「いいから広げろって。早くしないと終わらないよ?」
「…じゃぁケンスケ、約束して…?これでもう…行かせてくれるって」
「ああ、約束するよ。そんじゃ俺からも約束させてくれよ」
「え…?」
ケンスケは、顔を赤らめ涙ぐみ恥ずかしがる、まさに美女のシンジ目がけてシャッターを押す。
「いいよシンジ……その表情。すげーいいよ」
「ケ、ケンスケ…約束って……?」
シンジは恥ずかしさに耐えつつも質問する。
ケンスケは全部で5回シャッターを押すと、それ以上の撮影をやめた。
「放課後も来いよ、シンジ」
シンジの気は遠くなりそうだった。
235:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/09 16:50:52
GJ!乙です
236:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/09 18:34:01
どちらの話も気になるところですな。
気長に待ってるのでよろしくお願いしマス。
237:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/10 03:35:09
M字開脚の次は何をされるんだシンジきゅん
238:ウチコミヤ
06/10/11 07:49:08
シンジが学校に、そして教室に着いた頃、まだ授業は始まっていなかった。
ホッとしたシンジは、朝からなんだか疲れてしまった身体を休ませようと、机に顔を伏せた。
そこに誰かが近づいて来る。シンジの耳には聞き覚えのある足音。
「なんやシンジ、今日遅かったやないか」
「…トウジ」
シンジは顔を上げる。そこにあるトウジの顔を見るだけで、なんだかとても安心できた。
「え…今日トウジ、珍しく早く来てたんだ?」
そう、トウジはいつも遅刻ばかりのはずなのだが、今日はもう既に来ている。
それは、危ない野望を持っているかもしれないケンスケから、
シンジの身を守るための彼の行為だった。
「…心配やったし」
トウジは顔を赤らめて言う。
まさか今朝シンジがケンスケに会っていたなんて、思いもしなかった。
「なんや今日は、寝坊でもしたんか?」
シンジはその言葉を聞いた途端、今朝の出来事を思い出す。
でも、そのことをトウジに言っちゃダメだ。怖いけど、トウジを巻き込んじゃダメだ、絶対。
トウジが自分にとって大切な者だからこそ、シンジは言い出せなかった。
放課後になり、シンジはそそくさと教室を出ようとする。
トウジに気づかれないよう、見抜かれないよう、こっそりと。
しかしトウジは気づいていた。
シンジのことを見ていない時など、ほとんどないのだ。
なんやシンジのやつ…?こそこそと、先行きおって…
トウジはこそこそするシンジに違和感を感じた。
そして、あの日ケンスケを尾けた時のように、トウジはシンジを尾け始めた。
239:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 12:34:36
乙
トウジはシンジきゅんのM字開脚を目にしてしまうのか
240:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 19:45:36
修羅場展開か?
241:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 20:03:48
もうこの際3Pで
242:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 20:33:23
ケンスケが連れてきたシンジきゅんファンに無理矢理3P強要されてるところを
トウジに目撃されるシンジきゅん
243:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/11 21:00:50
みんな3P好きだなwww
244:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/12 00:40:43
ウチコミヤ氏乙!
そしてトイレ神ー!!!
投下はいいから見てたら元気かどうかだけでも反応を…!!
体調でも悪くしたのかと心配だ…
245:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/12 01:20:56
逆に考えるんだ!
神は今書き貯めてると考えるんだ!
大丈夫ですか?
246:ウチコミヤ
06/10/12 20:52:58
シンジの後を尾けている最中に、トウジはあの日の二人のひと時をふと思い出す。
二人きりの食事。楽しく幸せだったひと時。
体温を感じれば感じるほど、シンジがとても愛おしかったあの夜。
一生忘れられないだろう。
その時のトウジの頭の中は、二人の思い出でいっぱいだった。
だが決して、昨日の廃屋の出来事を忘れたわけじゃない。
トウジは、少し予感はしていた。
今シンジは、あの廃屋に向かっているのではないかと。
もしかしたら、ケンスケに何かを言われて、向かっているのではないかと。
そうだとしたら、あのひと時を、あの笑顔を、ケンスケによって失われてしまうのだろうか。
そんなことなど、絶対にさせない。絶対に、自分が守ってみせる。シンジを。
トウジの小さな予感は的中した。
シンジを尾けて辿り着いたのは、昨日の廃屋だった。
トウジは唾をゴクリと飲んだ。
怯えながら中に入って行くシンジを見て、このまま黙っておくわけにはいかない。
シンジに気づかれないよう、トウジも遅れて中へ入る。
そして、シンジは例のあの部屋に入って行く。
やっぱりシンジを此処に来させたのはケンスケか…?
ケンスケが命令しない限り、シンジが自分から此処に来るはずはなかった。
ただでさえ、あんな出来事があった後だ。
そして、別人のケンスケを見た恐怖を忘れられるわけがないと思っていた。
シンジがどれほど怯えていたか、トウジは知っている。
トウジは恐る恐る、例のあの部屋の中を、ばれないように覗いてしまった。
そこにはシンジ―そして、「彼」が居た。
247:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/12 21:22:41
修羅場だな
248:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/12 23:33:02
乙
続きが気になる
249:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/14 18:34:51
誰もいないの?
250:ウチコミヤ
06/10/14 21:37:42
「…ケンスケ!」
シンジはケンスケの名を呼ぶ。
トウジは、彼が此処に居たことにショックを受けた。
つまり、彼がシンジを此処に呼び出したということを悟ってしまったのだ。
予感をしていたのは確かだが、やはり信じたくない気持ちもあったのだ。
トウジにとって、ケンスケは大事な友達だ。それは、当然のことだ。
そしてトウジは気づかれないよう隠れながら、二人の様子を伺う。
「どうして…今朝、あれから学校来なかったの?」
「いいだろ、そんなことはどうだって」
ケンスケの返答はやけに冷たかった。
「…あの……今度は何…?」
シンジは勇気を振り絞り、どうして自分がケンスケに呼び出されたかを問う。
答えを聞くのも怖いが、シンジの口は思い切ってしまった。
「まぁ、簡単に言えば朝の続きだよ」
「え……?!」
朝ってなんや……?まさかシンジ、朝遅かったのはコイツに……!?嘘やろ……?
「ケンスケ、それ本気で言ってるの……?あんな写真撮って何になるんだよっ!!?」
シンジは大きな声でそう言うが、ケンスケの態度は実に冷静だった。
「なぁシンジ、わかってるよな。あの写真、学校中にばらまいたらどうなるか?」
写真……?こいつら朝、何しとったんや…!
「…いいさ。ばらまきたいならばらまけば?!あんな写真、僕は別に平気だから!!」
「じゃぁ、お前のおしっこシーンも見られちゃっていいんだ」
「……ど、どういう意味……?!」
「それとお前の着替えや入浴シーン。お前の日常生活ぜ~んぶ、見られてもいいってことだろ?」
「何言ってるの……?!」
シンジもトウジも、ケンスケの言っている意味が全く理解できなかった。
251:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 01:28:26
おっつ
252:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 05:24:58
乙
トウジ見てないで何とかしろ
253:ウチコミヤ
06/10/15 10:34:41
「覚えないのかよ?お前の家に、身に覚えのない物、あったろ?」
「―!」
シンジはハッとした。まさか、あの「見知らぬ物」は、ケンスケが置いた物だったのだろうか。
「あれが…何?」
「まだわかんないのか?理解しろよ。あん中に隠しカメラ仕込んどいたんだ」
「え………嘘だろ……?」
「嘘なんか言うかよ。こっちにもあのカメラが写し出した映像全部送られてきてるから、見せてやろうか?」
「嘘だ……嘘だ、嘘だ、嘘だ嘘だ!!!」
なんやて……?!信じられへんわ……!どないしてケンスケそないなことするんや…!!
「いくらなんでも、そんな映像を全部見られるのは嫌だろ??」
シンジは呆然とした。しばらく何も言葉が出なかった。
「シンジ、さっさと選べよ。俺の言うことおとなしく聞くか、お前の恥ずかしい映像やら写真やら全部見てもらうか」
シンジにとって、それは物凄く究極な選択だった。
シンジは辛そうな顔で、言った。
「…ケンスケの言うこと、なんでも聞くよ…だから……」
「あっそ。それはお前が望んだってこと、忘れんなよ」
…ケンスケのやつ、何考えてんねん…!!
「じゃ、まずシンジ、全部脱げよ」
「………わかった」
シンジは何も反抗せず、ケンスケの命令に従う。
もう分かり切っていた。今更反抗しても無駄だということを。何も意味がないことを。
こうやって、素直に従うしか道はないのだと。
…もう我慢できへんわ…!!!
トウジの怒りは頂点に達していた。だが今出て行っては、シンジがどうなるかわからない。
自分のせいで、シンジはもっと酷い目に遭ってしまうのではないかと。
何も出来ない自分が憎くて、トウジは今にも溢れてきそうな涙を必死で堪えていた。
254:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 13:24:23
ケンスケが酷いやつだw
255:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 16:18:53
トイレ神はこの話が終わるまで戻ってこないのかな…書き込みしづらいだろうしなぁ
勿論ウチコミヤ氏も応援してます
256:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 16:30:50
今戻ってきてもらっても全く構わないっていうか、大歓迎なんだけどな
ウチコミヤ氏はコテ付けてるし、トイレ神はアンカー付けてるから混同しないし
まぁウチコミヤ氏の展開を楽しみにしつつ、トイレ神をまったり待とうよ
ウチコミヤ氏もトイレ神も続きが気になるところで切りますな
257:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 19:13:12
トイレ神はそういううざいレスのせいで
お隠れになってしまわれたんだよ
258:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/15 19:38:31
ウチコミヤ氏もトイレ神もせかさずまったり続きを待ちましょうや
259:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/16 03:22:34
シンジきゅん全裸でM字開脚?
260:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 15:10:40
あの純真無垢で初心でおぼこなシンジきゅんはオナヌーするわけがありません
劇場版でのあの白いのは入院中のアスカのバージンを散らせてあげた
シンジきゅんの優しさの滴り
十話で、温泉に入った時「膨張しちゃった」と言ったのは
超絶妄想で女性キャラの全裸画像を思うシンジきゅんの感受性
九話でアスカの零れるおつぱいをジッと見て唇を寄せたのは、
アスカの胸が上下していなかったので、屍姦をしようとした
シンジきゅんの鬼畜
でも流石、シンジきゅん。屍姦する前に視線でアスカを視姦
よってシンジきゅんは性欲が激しい
だからオナヌーなんかしません^^
261:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 17:34:05
「いや、その理屈はおかしい。」
,. -─- 、
/ /⌒ i'⌒iヽ、
/ ,.-'ゝ__,.・・_ノ-、ヽ
i ‐'''ナ''ー-- ● =''''''リ
l -‐i''''~ニ-‐,.... !....、ー`ナ
!. t´ r''"´、_,::、::::} ノ`
ゝゝ、,,ニ=====ニ/r'⌒;
i`''''y--- (,iテ‐,'i~´ゝ''´
| '、,............, i }'´
●、_!,ヽ-r⌒i-、ノ-''‐、
( `ーイ ゙i 丿
`ー--' --'` ̄
262:260
06/10/17 17:49:29
>>261
いや、>>1の改変に真面目に突っ込まれても、な・・・
263:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 18:29:08
>>261のどこが真面目なんだ?え?
264:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 18:32:10
とりあえずモチツケ。
265:260
06/10/17 19:06:47
あの足の短いことで有名なドラえもんが足を組んで腰を据えて、
酷く冷静な口調で突っ込んでいるのを見て、「どこが真面目か?」だと!
266:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 19:17:22
まったり続き町
267:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/17 20:44:39
スレリンク(eva板)
268:ウチコミヤ
06/10/19 07:42:40
のろのろ脱ぎだすシンジだが、動きが止まった頃にはブリーフ一枚の姿だった。
そんなシンジの姿を見たケンスケは、顔をしかめた。
「おい…聞いてたのか?全部って言ったんだよ」
「ケンスケ…お願い…パンツだけは…」
「ダメだ。さっさと脱げよ」
「パンツは許してよケンスケ…っ。恥ずかしいよっ……」
シンジは顔を赤らめながら必死に訴える。
だがケンスケは、その願いを聞き入れるわけがなかった。
「シンジ、お前が望んだんだからな?俺の言うこと聞く、ってさ」
シンジの目元からはいつの間にか、涙が溢れだしていた。
目の前に広がる闇の世界。あのケンスケの顔が、鬼のように見える。
それはとても冷たくて、鋭くて、意地悪な表情。
「…泣くなよ。これからが本番だっていうのにさ?」
シンジは不安げに、ケンスケの顔を見る。それは依然として尖った表情。
ケンスケは少しずつシンジとの距離を縮めていく。
シンジは小刻みに震えていた。ケンスケの接近がむしょうに恐ろしかった。
「…脱げよ」
その一言が、物凄い魔力を持っているかのように、シンジは不思議と反抗することが出来なかった。
心の中では反抗しているつもりが、身体が黙ってケンスケの言うことをきいてしまう。
もはや、反抗できるわけがなかったのだ。迫り来る闇に、反抗など。
シンジは最後のブリーフを脱ぎ捨てると、股間を両手で隠し押さえながらうつむく。
「そう、それでいいんだよ、シンジ」
その時トウジの目元からは、小さな涙の粒が零れ出ていた。
269:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 12:26:24
乙です。トウジ、助けろよ
270:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 17:27:43
トウジ泣いてないで何とかしろ
271:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 18:19:51
肝心な時に…このダメ男が!
272:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 18:20:34
ここで颯爽とトウジ登場↓
273:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 20:26:51
やあ、トウジです
274:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 20:38:11
ワシの右手が光って唸る!悪を倒せと轟き叫ぶ!
275:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 11:34:58
鈴原トウジの右手はゴッドフィンガーモードを起動することによって
光速の99.89%で己の欲望の屹立をシゴキ上げ、1.5秒で射精することを可能とする!
今、鈴原トウジは恥らうシンジの姿を目にし、涙を流してゴッドフィンガーを起動したのだ!
276:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 16:24:42
関智一は、ガンダムからドラえもんまで声幅が広いな
277:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/21 08:09:26
age
278:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 09:22:11
続き待ち
279:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 23:29:19
>>275
速すぎw
280:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/23 07:40:23
age
281:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/23 11:04:26
トウジの扱いの悪さにバロスw
282:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/24 02:16:46
age
283:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/24 06:19:20
最近ageる人多いね。何でだろ?
職人様待ち
284:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 13:16:05
人がいな~い
285:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 15:25:48
たった二日で何を言うか
286:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 17:54:34
たったなんだ。二日って
287:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 19:21:51
まぁ少なくとも3人はいますな
288:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 21:04:19
フォースですノシ
289:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/27 01:04:31
5人目
まあマターリ待ちましょうや
290:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/27 16:04:31
多分アタシは6人目だと思うから…
291:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/27 21:27:04
ワシは7人目やな
292:ウチコミヤ
06/10/28 09:50:53
「何……すればいいの……?」
シンジの不安は依然として大きいまま。勿論小刻みな震えも止まりはしなかった。
トウジが自分の傍に居るなんてこと分かるはずもなく、
だが分かったところで、トウジに助けを求めるなんてことは絶対にしたくなかった。
自分のせいで、他人を、それも自分にとって大切な者を巻き込んではいけない。
このことは、シンジの中で変わることのない本心だった。
「その前に、その手どけてもらわないと困るんだよね」
シンジの股間を覆い隠す手を見つめてケンスケは言う。
言ってもどけるつもりのないその手を理解したかのように、ケンスケは迷わず足早に近づく。
そして強引に、股間からその手を引き剥がそうとする。
「ちょっ…ケンスケやめてよっ…!」
「何度も言わせるなよ。さっき確認したばっかだっていうのにさ??」
エヴァパイロットとしての特訓により、多少の力はついているはずのシンジだが、
何故かケンスケには敵わなかった。
抵抗するが、すぐにその手は引き剥がされてしまった。
同時に、シンジの小さなペニスが露出される。それを見たケンスケは興奮した。
だが冷静を装うことは忘れない。
シンジは赤面しながら、何の抵抗もできない自分を悔やんだ。
「…お前、一人でやったことくらいあるだろ?」
ケンスケは、直前まで股間を隠していた、今にも暴れそうなシンジの腕を強く掴みながら言う。
「え……?」
シンジはキョトンとした。一瞬何を訊かれているかわからなかった。
「オナニーだよ。やったことあるんだろ?」
その言葉を聞いたシンジは、ケンスケに何の動揺も見せずに黙っている。
ケンスケにとって、予想外だった。だが心の何処かに、この可能性があったのは確かだ。
シンジはオナニーをしたことがない―。ケンスケは悟った。
だが正直ケンスケにとっては、この事実は幸いだった。
「まさか…お前オナニーしたことないのかよ?このくらいの歳じゃぁ普通するぜ」
キョトンとするシンジを見て、ケンスケはほくそ笑んだ。
293:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/28 17:05:35
8人目
乙です
294:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/28 18:24:20
275を書いた俺9人目
295:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/28 19:38:57
そして>>272を書いた俺が10人目
ウチコミヤ氏乙!
オナニーwktk
手取り足取りナニ取り教えるんですね
296:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/29 18:15:19
297:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/30 03:19:30
思ったよりいたwそして俺が11人目
職人乙
298:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/30 16:24:25
>>292乙!GJです。
トウジ消えた?w
&12人目
299:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/30 16:42:36
3人の女とヤリまくりだよwww
300:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/30 21:40:30
結構いるなぁ。
トウジは出るタイミングを損なったな。続き街。
301:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/31 06:08:42
302:ウチコミヤ
06/10/31 18:04:44
「え…おなにぃ…?って、1年生のとき習ったや…つ……?」
「そうだよ。…お前、あんまりわかってないだろ」
「なんとなくは、わかるけど…」
「じゃあ、今ここでしてみろよ、オナニー!」
「…えっ!??そ、そんなの、どうやるか知らないし…わかんないよ!」
「…じゃぁおしえてやるよ」
ケンスケは、そばにある古びたソファーにシンジを力一杯押し倒した。
シンジは驚き、多少の抵抗をするが力はとても及ばず、
そしてやはりこれはあの時自分で選択した道なのだと思うと、身体が自然と抵抗を止めてしまう。
シンジは己の唇を噛み締め、弱い自分に、そしてこの信じがたい現実に涙した。
上から圧し掛かるケンスケの身体に攻められ、シンジの小さな身体はビクつく。
そんなシンジの身体に、そしてシンジの表情にとても興奮したケンスケは、強引にシンジの唇を奪う。
「んんっ…うー…ッ」
シンジはケンスケの唇から逃れようとするが、それはとても無理な話だった。
シンジ…シンジ…!
一方トウジは未だにどうすることもできずに居た。
このままでは、自分は最低だと思いつつも、なんと情けないことだ、
救出への一歩がどうも踏み出せない。
最低や、ワシは……なんちゅー最低な男なんや……
泣いてるだけじゃ、ダメやろ……!ワシは、シンジを守りたいんやないんか……?!
今ワシが出て行って、シンジがもっと酷い目に遭うかもしれんかて…
…ワシが守ったるわそんなん……!!一生かけて、守り通したる……!
そして遂に、トウジはその場で立ち上がった。
303:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/31 18:54:16
乙。このヘタレなトウジにシンジきゅんを救うことができるだろうかw
304:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/31 22:08:13
ケンスケ黒いな。黒いよケンスケ。
305:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/01 01:33:03
トウジのいくじなしっ
306:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/02 09:19:48
>>302
そして遂に、トウジはその場で立ち上がった。
股間もまた、雄々しく天を向き勃ち上がった。
307:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/04 03:26:43
>>306
教えたる、ワシが教えたる!
シンジにおなにぃ教えるんはワシや!ケンスケ、お前やのぅてこのワシや!
この際やからついでにせっくすも教えたるわ!
308:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/04 07:28:51
>>307
そして入ってきたトウジに二人は、
「「………」」
無言で股間を凝視してから、
「「台本と違うよ…」」
と、冷めた声色で言い放った。
309:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/05 17:19:30
>>308
それを聞き、トウジはその場で膝から崩れた。
股間もまた、弱々しく床を向き萎えていった。
310:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/05 23:07:38
┐
└ ● /
_,◆ /
_, ◆
‐― ◆' ̄
-― ◆ ―
― ◆ ―
― ◆ ―
― ◆ ―
― ◆―
_,◆⌒
_,◆⌒
,◆⌒/
/ ,◆
/ ●┐ちょっとここ通りますよ
. └
311:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/06 03:23:38
続きはまだかい?
312:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/06 18:00:27
age
313:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 02:05:03
知ってるんだよ…?トウジが僕をオカズにしていること…。いつもみたくやってみなよ?
ここで見ててあげるから…。トウジが全部、僕のものにならないなら…。僕はもう何もいらない!!
お茶を濁したところで続きマダー?
314:ウチコミヤ
06/11/07 07:32:58
「何やっとんねん!!!」
トウジはここぞとばかりに叫んだ。その瞬間、二人は物凄く驚き、同士に動きが静止する。
何故、今までこんな簡単なことができなかったのだろうか。
何故、シンジを一刻も早く助けることができなかったのだろうか。
そして、二人はまさかトウジが現れるなど予想もしていなかった。
だが、シンジは嬉しかった。目の前の救世主の登場に、涙を浮かべた。
そして、心からの感動の表情―
それは、あの時シンジが綾波の入っているエントリープラグをこじ開けた瞬間に、
彼女が見せた表情に似ていた。
シンジは唇を噛み締めた。これまでの苦しみに、そして、心からの感動に。
トウジはこうしてはいられなかった。
とにかく急いでシンジを連れ出そうと思い、何も躊躇うことなくシンジの腕を掴む。
「トウジ……」
シンジの感動は、相手がトウジだっただけにとても大きかった。
「ほな行くでっ…」
ポロポロと涙を零し続けるシンジを、トウジは引っ張っていく。
ケンスケはその場で何も動かなかった。だが、焦りの色はなかった。
唖然としているわけでもなく、その表情は確かに、何かを企む表情だった。
「シンジっ……大丈夫か?」
トウジは必死に走りながら、そして依然としてシンジの腕を掴んだまま、話しかける。
「だ、だいじょぶっ…!」
シンジは息を切らしている。廃屋からもう150Mは走って来ている。
ここまで来れば大丈夫だろうと、トウジは走る足を止めた。
シンジをチラッと見ると、これまでにないような、心からの笑顔―
「トウジ……ありがとう」
涙を浮かべた彼の、最高の笑み。
こんな時にも、トウジはシンジの表情にドキッとしてしまう。
だが二人は、決して闇の世界から逃げ切れたわけではなかった。
315:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 08:58:44
乙彼。
トウジはシンジを素っ裸で連れ出したんだろうか…?
316:ウチコミヤ
06/11/07 13:51:06
「あの、ト、トウジ、…その……」
二人は、建物と建物の間の薄暗く狭い隙間にいる。
シンジはもじもじしながらトウジに何かを訴えようとした。
それは、訊くまでもなかった。今のシンジを見れば、誰もが気づくこと。
「あ、すまん…素っ裸やったな…」
シンジは赤面した。
トウジは、逃げることに夢中で、そしてシンジは感動が止まず、お互い気づいていなかった。
気づいたら気づいたで、二人の顔は真っ赤に染まる。
そんな恥ずかしがるシンジを、トウジは自身に引き寄せる。
「今、そこの服屋で臨時服買って来るから、ちょっとここで待っとき」
トウジはそう言い告げると、着ていたジャージの上着をシンジに着せ、
シンジを残してすぐ近くに見える服屋へと走って行った。
一人になるのは不安だが、シンジはトウジの優しさを傍で感じて、とても幸せだった。
幸運にも、二人が走ってきたのは細い路地で、人通りは全くなかった。
だからこそ二人は完全に安心しきっていたのだった。
寒い…けど、上はトウジの体温であったかい……
シンジは素脚を手の平で擦りながら、何も着ていない下半身をあっためようとした。
油断だった。
シンジは後ろから近づく人影に気づくよしもなかった。
地べたに体育座りをして完全に油断しているシンジは、隙だらけだった。
317:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 15:23:43
((((;゜Д゚)))ヒイッ!!
318:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 19:50:10
爪が甘いよトウジ
319:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/08 05:33:26
爪じゃなくて詰め。
ウチコミヤ氏GJ!!
320:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/11 01:10:01
いい男だけどヘタレだなぁトウジ
321:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/15 23:35:26
まだかな?大人しく待ってる
322:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 00:09:40
まったり待とうぜ
昼ドラ的展開になるのだろうか