06/10/18 19:53:43
シンジ 「ねぇアスカ」
アスカ 「んっ?」
シンジ 「綾波とだけじゃなくて僕とも練乳プレイしてよ」
アスカ 「きゅ、急になに言ってるのよ」
シンジ 「一回だけでいいからたのむよ」
アスカ 「・・・しょうがない。一回だけね」
シンジ 「でも練乳切らしてるんだ」
アスカ 「じゃあ無理じゃない。おとなしくあきらめなさいよ」
シンジ 「かわりなら今準備するよ。」
アスカ 「な、なにしごいてんのよ!!」
シンジ 「デヘヘー」
734:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/18 20:14:40
なんかおかしいと思ったらおい>>733、スレ違いだぞー
取り合えずシンジの名前を全部レイに変え(ry
735:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/19 20:54:15
アスカ「ちょ、ちょっとぉ...あなたって誰かれ構わずこういうことするの?」
ロサ・ギガンティア「誰かれ構わずとは節操無い...アスカとだけだよっ♪(チュッ」
アスカ「キャ!!ちょっとぉ!ロサ・ギガンティア!?」
ー ガタ ー
レイ「随分とお戯れが過ぎますね、ロサ・ギガンティア...」
ロサ・ギガンティア「アスカって軟らかくて抱き心地が良いから
癖になりそうっ♪」
レイ「それではどうぞ、御自分の妹をお抱きになって下さい
それから、私のアスカに手だしは無用に願います」
ロサ・ギガンティア「ん~..じゃあ、今度は君に手を出そっかな?♪」
レイ「(ギクッ///)..な、何を言うのです.....と、とにかく
あ、あたしのアスカに手を出さ」(レイの体に腕を回し手を押え込むロサ・ギガンティア)
ロサ・ギガンティア「チュ」
レイ「.....//(ポッ」
キス一発でどんな女の子も黙らせてしまうロサ・ギガンティアであった..
736:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 08:34:43
>>735
マリみてみた事無いからわかんねぇ~
でもレイをこんなにするなんて…
ロサ・ギガンティア…何者だ…
737:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 09:05:08
すれ違い
738:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 09:30:28
>>736
ロサ・ギガンティア(佐藤聖 さとうせい)
URLリンク(www.gokigenyou.com)
739:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/20 11:24:07
すれ違い
740:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/21 00:16:18
レイ「ねえ....キスしない....」
アスカ「!え!....ど、どうして?」
レイ「退屈だから」
アスカ「退屈...ってそんなぁ~... 」
レイ「お母さんの命日にあたしとキスするの...イヤなの?」
アスカ「そ、それは...」
レイ「それとも、怖いの?w」
アスカ「こ、怖くなんかないわっ!」
レイ「...歯、磨いてる?」
アスカ「ん」
レイ「いくわよ.....鼻がこそばゆいから息しないで」
アスカ「むっ!....ンン!....ン(//....」
ー 2分経過 ー
アスカ「(うぐぐ....苦しい...!)」
レイ「....ッ!...ハアハア 」
アスカ「プハッ!!...ハアハア」
レイ「...ハアハア....どう?」
アスカ「.ハアハア...よ、良かった....と思います(/// ポッ」
741:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/21 13:15:17
URLリンク(www.youtube.com)
742:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/21 20:32:33
いい加減過疎杉
もうネタ切れかもしれんけど
743:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 19:50:02
元よりアニメじゃありえないカップルだし
特定カプで2スレまでいけば十分ネタは出るんじゃない?
職人さんの妄想力にも限界があるだろうし。
かと言いつつあげてみる
744:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 21:19:52 vu4ZaAzC
ネルフ本部の地下の廊下で…
レイ「弐号機パイロット…」
アスカ「何よ!」
レイ「じっとして…」
後ろからアスカの胸を掴み、揉み始めるレイ
アスカ「なっ何するのよ!あっア~ん!ア~っんうっ…あ~っあっあっあ~ちょっと!なっ…あっ…ファースト!何のつも…あ~ん」
レイ「…」
アスカ「止めてよ!」
レイを突き飛ばす
アスカ「あんた!よくもナメたまねしてくれたわね!ちょっと来なさい!」
レイをグイグイ引っ張って行くアスカ。そして一室にレイを引きづり込むと内側から鍵をかけた
アスカ「さっきはよくもやってくれたわね!」
レイ「…」
レイは怯えて後退りしながらアスカに部屋の隅へ追い込まれていく
アスカ「仕返しよ!」
レイの衣服を剥がすアスカ、レイは抵抗するがついにパンツを剥ぎ取られてしまい全裸になり…アスカは無言でレイを愛撫し始める
レイ「うっ…うぅ…っ」
アスカ「さぁ、ここからがお楽しみよ!」
というとアスカはスカートを脱ぎ、鞄からペニスバンドを取り出し、下半身に装着した。レイはそれを見た瞬間逃げようとしたが捕まってしまい…アスカ「さぁ!御礼よ!たっぷり味わいなさい!」と言うとアスカはレイの性器にブツを突き立てゆっくりと侵食していく
745:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 21:56:49 vu4ZaAzC
レイ「うっ…うっ…うっ」アスカは容赦無く力をかけ続け、ついに…
レイ「ウァァッ!!ゥッ…」何かを突き破ったようなブチっと言うような音がしてレイの性器からは血が垂れてきた…アスカの腰が前後に激しく動き始める
レイ「あっあぁぁぁぁ」
アスカ「ほら!謝りなさいよ!」
レイは絶頂に達した
アスカ「つまらない奴…もう終わり?でもまだよ!」
レイ「!!んっんぁぅ~」アスカは激しく揺さ振り…
アスカ「これで痔は確実ね!」
746:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/22 22:13:49
_ _-、f(/ `¨丶、
/ '' ` 、
/ \_
/ ,, ~ヘ
i ~ 'Y ヽ
! l´~ ゝ,,
/ / / / /⌒) /, ヘ、 l
. ( / / / / / ヾヽ/ v´ゝ、 l
、ミ l i | i, | i | ヽ ノ
ゝ、 _..._ い \ 丶 .!、 i\ .i\! _ i ノ ノ
∠_ f~ ヘ\irtへ-tー\f- 、 , - =,~‐-ノ イ /! ノV ふっ。>>45君は、人のコピペばかり。
∠._l fん ´`へr´ rt-、ィ i!ノ ///
\ い ヘ ノ i しi /〆 '’ オリジナリティもないwww
Σゝ-t ヽ、__/ ゝ \___.∠_
/i / 丶 ,_ _ ’\ \ノ./ i 煽られると、すぐムキになりwww
r'~ y' \  ̄  ̄,ニ`ヽ_ ヽ- y'
/ ̄' } 丶 丶._ ,../_  ̄ 二ー `!、、 哀れすぎるww
_ < { \ て ~ /~  ̄ I\` i
- ´ l 、 . \ i´ >(_,,.. - ' ) \ さて、どんな反応するかwwwwww
747:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/24 02:12:09
age
748:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/26 20:16:18
ストロベリーパニックみたいな展開をキボンヌw
749:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/27 00:06:23
最近ストロベリーパニックみたけど、
どうみてもマリミテの2番煎じって漢字。パクりまくりじゃん。
Hシーンは多かったけど、それだけ。
750:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/28 00:47:29
レイ「あたし、先に帰るわ」
アスカ「待って。あんたに話があるの。いい?」
レイ「......いいわ」
校舎の屋上に移動する2人。
レイ「それで、話って?」
アスカ「....」 (レイに近づくアスカ)
レイ「...な、何?」
アスカ「あたしね、....ここに来てからずっとあなたのこと見てたのよ。
気付いてた?」
レイ「!....あ、あたしは...,,,,いえ」 アスカ「嘘ばっかりw」
小悪魔の様な悪戯っぽい表情で笑うアスカ。
レイ「何を言っているの...あたしは別に」
アスカ「知ってるのよ、あたし」(最後まで言わせないように遮る)
レイ「...何を?...」
アスカはレイの背後にゆっくりと回りこむ。
後からアスカがレイの腰を両腕で抱き、レイの耳元でそっと囁く。
アスカ「あんたがあたしのことをずっと見てたってことをさ♪」
レイ「(ギクッ!..ち....ちが..(//」
アスカ「気付いてないとでも思ったの?」
レイ「っ!...」
アスカ「いけない子...」
アスカがレイの耳たぶを噛み、舌の上で転がす。
レイ「ひゃっ!」
アスカ「ほら、もうその気になってきた♪」
レイ「違っ!(/// ...やめて!...あっ!」
751:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/01 00:59:31
オレは禁断の愛というかあの反社会性を含む背徳感がたまらないわけで
また背徳感は最高の快楽の源ともなるわけだから
ヤヲイが性に合わないオレが百合に走ったのもしょうがないことなのだ
752:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/04 19:11:18
過疎ってるので保守。
753:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/05 06:54:28 k6QZMicn
あげ
754:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/06 23:57:28
普通に女子が好きなのに百合好きって変ですかい?
特にこの二人の絡みがたまりません。過疎っているので自分の駄作を
投下しようと思ったが、チキンなのでやめます。投下している人すご
いね。
755:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 00:13:26
>>754同士よ!
756:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 15:49:55
どうぞ投下してくらはい
757:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 19:31:45
アスカ20歳の春(ここは年中夏だけど)。大学のキャンパスにて。
友達A「アスカ、あなた彼氏作らないの?」
アスカ「作らないの?ってそんな物みたいに言わないでよ…」
友達B「駄目よ、アスカは人を好きになったことないんだから。ね?」
アスカ「…。そ、そんなこともないわよ」
―そう、あれは思い出したくもない初恋の物語。14歳の時だった。
もうすぐ来日だと言うのに私以外のパイロットのデータがいつまで
経っても送られてこないので、ミサトに連絡したら案の定忘れてい
たらしい。こんなことなら加持さんに見せてもらえば良かった。
翌日極秘のルートで届けられたパイロットのデータを見て私は驚いた。
今まで感じたことのない体の芯が火照るような感覚。そして、その写真
に写る繊細な赤い瞳は何か想いを秘めているようであった。
アスカ「か、かわいい。ハァハァ(*´Д`*)」
758:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 19:34:36
――――そしてアスカ来日―――――
シンジ「よ、よろしく…」
アスカ「よろしく。 (綾波さんはどこかしら)」
ミサト「アスカ、何キョロキョロしてるの?」
アスカ「あ、いや、あのぅ。もう1人の子は?」
ミサト「ああ、レイならトイレにいるわよ」
アスカ「そう、ありがとう。やっぱり、あんな可愛い子でも大とかするわよね(ボソッ)」
シンジ「な、何を言うんだよ!?綾波はそんなこと…しないよ。し、視聴者に謝ってよ!謝れ!」
アスカ「…。」
レイ「碇君、どうしたの?」
アスカ(ドキッ。ドキドキドキドキ。ドキューン、DQN…じゃなくて!)
アスカ「綾波さんね。よろしく(ニコッ)」
レイ「よろしく」
アスカ(ドキッ。この無表情さもこれまた……ん?)
アスカ「く、臭い!何?この臭いは?…あ、綾波さん?」
レイ「なに」
アスカ「この臭いは何?」
レイ「さっき、ニンニクラーメン食べたから…」
アスカ「もしかして、この臭い。ニンニクってKnoblauchのこと?」
レイ「さあ、よくわからないわ」
アスカ「うっ。臭い」
レイ「…。そういうあなたも香水くさいわ」
――ガラガラガラッ(理想のイメージが崩れる音)
そういえば、あの子今なにしているのかしら?
友達A「アスカー、次の講義始まるよ
アスカ「あ、はいはい」
完
*苦情は受け付けません
759:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 19:37:43
以上。
通りすがりです。
しょうもなすぎて失笑されるのを狙って作ったんで苦情は受け付けません。
760:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 21:29:56
乙
本当にしょうもねーwww
761:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 21:31:33
途中から全然百合になってネーゾ オイッ!!
762:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 21:56:44
乙!
面白かったよwww
763:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 22:36:05
<エレベータ内にて>
レイ「.........」
アスカ「.........」
<2分経過>
レイ「好き」
アスカ「断わる!」
レイ「即答かよw だが、諦めぬぞよ!!アスカ殿!」
アスカ「な、ならん!」
764:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/07 22:42:58
>>763
俺、こういうショートコントみたいの好きだわw
765:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/08 00:56:37
>764
あ、ありがとう...(//
本当はレイとアスカに仲良くしてほしかった。
例え、表面上不仲に見えるような関係でも
深いところでお互いのこと少しだけ分ってるみたいな。
例えば、「ネギま」の委員長とアスナみたいな腐れ縁のような関係でもいい。
766:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/08 14:32:43
>>765
深いところではわかってると思うよ。
レイのこと何も思っていなかったらエレベーターでレイを
ビンタしたり、その後泣いたりしないと思う。
と勝手に脳内補完。
767:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/12 13:13:09
URLリンク(www.youtube.com)
これ結構レイ×アスカっぽい。削除されないうちに皆見とけ!
768:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/12 13:27:34
ついでにこれも
URLリンク(www.youtube.com)
769:754
06/11/12 19:32:28
遅くなってすみません。投下します。初めてなんで微妙ですけど。
シンクロ率の激しい低下で帰国(強制返還?)することになったアスカ。
シンジ「アスカ、元気でね」
アスカ「…うん」
ミサト「向こうでゆっくりして、元気になったらまた遊びに来なさいよ!」
アスカ「…うん」
シンジ(以前はうるさくて嫌な奴だと思ったけど、今よりは良かったなあ)
ミサト(アスカ、パイロットから外されたのが余程堪えたのね)
アスカ「ミサト。ファーストは?」
ミサト「レイなら訓練中よ。見送りくらい来れば?って言ったんだけど」
アスカ「…そう(もうパイロットでもない私に興味なんてないわよね)」
ミサト「じゃあねアスカ。私達はこれより先は行けないから」
シンジ「その、良かったら手紙送ってよ」
アスカ「…じゃ」
シンジ「行っちゃいましたね。アスカがパイロットから外されたなんて、僕まだ信じられません」
ミサト「そうね。あの子はエヴァに乗ることで自分を保っていたようなもんだから、パイロットから
外されるのは自分を否定されたみたいで辛かったでしょうね」
シンジ「そうですね。それにしても綾波は見送りにも来ないなんて少し薄情ですよ」
ミサト「ま、レイとはお世辞にも仲が良いとは言えなかったから、レイなりに気を遣ったのかもよ」
(ブーッ、ブーッ)
シンジ「ミサトさん。電話鳴ってますよ」
ミサト「はいは~い、もしもし?リツコ?ええ、見送りなら今…」
シンジ「あ、空港限定のタオルだ。欲しいなあ」
ミサト「な、なんですってぇ!?わかったわ!今すぐみんなを非難させるわ!」
シンジ「ミサトさん…どうしたんですか?まさか使徒が!!」
ミサト「そ、それが…」
シンジ「ええ!?」
770:754
06/11/12 19:36:56
アスカ(もう日本ともさよならね。まあ、私がここにいる意味なんてないから出て行ってやるわよ。
結局、最後までファーストには見下されっ放しだったわね。ま、あんな奴どうでも良いけど)
アスカは既に飛行機の中にいた。何もすることがなく外をぼんやりと眺めていると隣の乗客が話し始めた。
いつもは他人のことなんて気にならなかったのに、今ではいらない雑音まで耳に入ってくる。
娘「なんでお父さんの都合でドイツに住まなきゃならないのよ」
母「そんなこと言ったって仕事なんだから仕方ないでしょ」
娘「せっかく恋人もできたのに離れるなんて嫌よ。私だけ日本に残りたかったわ」
母「わがまま言わないの。それにその恋人、見送りにも来やしなかったじゃない」
娘「そ、そうだけど。…あいつ、どうして見送りに来ないのよ。うっ」
母「なにも泣くこともないでしょうに」
アスカ(そうよそうよ。見送りくらい来てくれたって…良いじゃない)
アナウンス「皆様、大変申し訳ございませんが只今こちらに未確認物体が近づいているため、離陸すること
ができません。もうしばらくそのままでお待ちください)
アスカ(まったくとことんついてないわ。でも、今の私には客室乗務員に怒る気力もないわ)
ミサト「駄目だわ!ネルフ内は停電、予備電源も全て駄目。生き残っている回線も0だって」
シンジ「ええ!?それって事前に計画していたとしか思えませんね」
ミサト「そのようね。こんなときにもし使徒が来たら…。まったくあの子何考えてんのかしら」
シンジ「それにしても、何をするつもりなんでしょう」
ミサト「まあ、どっちにしても、あと2分で動けなくなるわ」
シンジ「ミミミミ、ミサトさん!あれ!」
アスカ(なにかしら。気のせいか外にいる人間が騒がしいわね)
乗客「おい!なんだあれ!」
乗客が指を指した方向に目をやると、見覚えのある物体がこちらに向かって来た。
アスカ「あ、あれって…。零号機!?」
771:754
06/11/12 20:22:20
アスカ(あいつ何考えてるの!?もしかして私に会いに…)
そう考える間もなくアスカは首をブンブンと横に振り自らの思考をストップした。
アスカ(そんなわけないわ。私、ファーストにひどいこと言ったもの)
乗客「なんだ、あのロボットこっちに来るぞ!」
乗客は不安を隠せず、席から立ち上がる者や叫ぶ者、逃げる者まで出てきて機内は混乱
し始めた。乗務員がそのまま座っているように指示したが、まったく効果はなかった。
乗客が逃げる中、零号機はアスカの乗る飛行機の前で立ち止まり、バッと大きく手を広げた。
アスカ(…まさか飛行機ごと私を潰そうってんじゃないでしょうね)
しかし、その後零号機は大きく手を広げたまま動かなくなった。
アスカ(ふぅ。予備電源が切れたのね)
このせいで飛行機は4時間も遅れて離陸した。
あの後、零号機やレイがどうなったのかは乗客には知らされていない。
ただ、零号機を回収する際にレイがなかなか出てこず、作業が長引いてしまったらしいことは
ミサトの口からアスカに伝えられた。国際電話だったので、長電話をするのも申し訳ないと思
ったのだろう。アスカはミサトの声を懐かしむこともなくすぐに切ろうとした。
ミサト「あ、ちょっと待った!あとね。レイのことだけど、きっとあの子アスカに日本にいて
欲しかったんじゃないかしら。だから、あんな真似をしたのかも知れない」
アスカ「違うと思う。私、ファーストに『あんたって人形みたい』って酷いこと…言ったから」
ミサト「そう。どっちにしても今日、レイの処分が決まるからまた連絡するわ」
アスカ「…いい」
ミサト「え?」
アスカ「もう、私に構わないで」
ミサト「アスカ?」
プツッ、プーップーッ
アスカ(別にあいつがどんな処分受けても私には関係ないもの!そうよ、あいつなんて…)
772:754
06/11/12 20:23:44
すみません。771の前にこの会話を抜かしていました。
その頃、ネルフ内では――
冬月「碇、このまま好きにさせる気か?」
ゲンドウ「構わん。あと43秒で電源は落ちる」
冬月「しかし、自衛隊が出動しているそうじゃないか。また奴らに…」
ゲンドウ「どうせ奴らに今の零号機を止めることはできない。ここで騒いでも同じだ」
冬月「まったく、レイは何を考えておるんだ。ゼーレが黙っておらんぞ」
ゲンドウ「これは私の管理ミスだ。責任は私が取る」
773:754
06/11/12 20:24:57
コンコン
アスカ(誰かしら?チャイム鳴らせば良いのに。あ、そういえば私鍵閉めてない!)
ガチャ
アスカ「…(とりあえず隠れて顔を見ないと。知らない奴なら問答無用で打つわ)」
アスカが恐る恐る家具から顔を出すと、玄関にはレイが立っていた。
あまりの予想しない出来事にアスカは気が動転してしまった。
アスカ「ちょっと、ちょっと!なんでアンタがここにいるのよ!」
レイ「あなたに手紙を書くって嘘付いて葛城三佐に住所を聞いたわ」
アスカ「そういうことじゃなくって。もしかしてもう処分が決まったの?」
レイ「いいえ、私は自分でパイロットをやめることに決めたの」
アスカ「決めたのって、あんた簡単に言うけどねえ」
レイ「あなたの乗っていた飛行機。止めようと思ったけど、駄目だったわ」
アスカ「はぁ?あんた馬鹿ぁ?そんなことして止められるわけないじゃない」
レイ「そうね。でも、あのときは必死だった」
アスカ「…」
レイ「私は人形じゃないもの。自分で考え行動できるもの」
アスカ「そうね」
そう言いながら、アスカはずっと下を向いたまま動かなくなった。
しかし、次第に震えだすアスカの肩を見てレイは思った。
レイ「あなた…泣いてるの?私が嫌いだから?」
アスカ「……かよ」
レイ「何?聞こえない?」
アスカ「あんたやっぱり馬鹿よって言ったの!」
レイ(嬉しくても涙が出るのね。だって私も泣いてる)
774:754
06/11/12 20:25:44
完です。長文失礼しました。
775:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/12 23:38:58
乙です
776:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/13 00:57:32
gj!
777:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/13 17:45:57
つ URLリンク(www.gainax.co.jp)
778:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/14 23:48:42
>>767
とても奇麗....(ポッ//
779:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 22:57:12
>>767
00:35~00:37のカットと01:18~01:19のアスカの表情が一番好き。
あと、02:01の照れウサギは笑ったw
最高のツーショットは01:08~01:09かな。
780:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 23:13:14
>>768
これのほうがもろレイ×アスカじゃね?
ちなみに1:36~38の元ネタなんだろ。面白かった。
あと、1:44~46までの絵が好きだ。
781:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 23:14:43
結構GAINAXの公式ものでもこの二人が絡んだ絵って多いよな。
アニメやコミックでは絡みなんてないのに何でだろう。
782:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 23:26:51
>>780
あっしは>>767のほうが好きです。音楽的にも。
レイ視点の R x A だとは思うけど。
>>768のほうは後半からの絵のカットがなかなか奇麗。
783:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/16 23:34:38
>>781
あのふたつの組み合わせが美しいからでしょ、芸術的に
784:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/17 16:08:00
プラグスーツ着てると紅白並んでめでたいしね
785:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/17 20:15:45
<エレベータ内にて>
レイ「............」
アスカ「............」
<3分経過>
レイ「好きなのじゃ」
アスカ「誰だ貴様ッ!!」
レイ「昨日のテレビのようにはいかんかw だが、諦めないわよ!アスカ殿!」
アスカ「...ったく....あんたねぇ、テレビに影響されすぎなのよ!」
786:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 00:04:06
毎度ながら過疎ってきた。
やはりネタが尽きたのだろうか。
いや、ここまでスレが続いたことに素直にすごいと思うべきか…。
この二人のSSって少ないね。
787:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 00:06:01
水と油を無理してまぜるみたいなもんだからね
だがそれがいい!
788:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 00:11:25
湯とオリーブオイルを乳化させると美味しいもんなあ。
本来のキャラを保ってこの二人を絡ますと、限界があるからある程度
エヴァの世界を壊さずに二人を仲良くさせるSSがあると良いのだが。
789:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 01:10:22
今日は上履きに画鋲が入っていた…。
アスカ「ったく。毎日懲りずによく続けるわねえ。ある意味感心するわ」
そう言いながらアスカは上履きに入っていた画鋲を取り出してポイッと投げた。
アスカ「大体日本人っててどうしてこうも陰湿なの?人のことなんて放っておけ
ば良いのに!あ~、むしゃくしゃするう」
イライラしたアスカは右手で頭をガリガリ掻き毟った後にハッと我に返った。
アスカ「いけない!こんなことでいちいち腹を立ててたらこの先持たないわ!我慢我慢。
私は大学も出てるんだから、14のガキ共と同じ目線に立つこと自体間違ってるんだわ」
私は惣流・アスカ・ラングレー。14歳でエヴァ弐号機のパイロット。
2ヶ月前に日本の中学校に転校した後、すぐに私は有名人になった。
まあ、無理もないわね。この美貌に加え頭脳明晰、スタイル抜群ときているんだから。
でも、どうせちやほやされるのは最初だけだってわかっていたわ。
だから私はラブレターも踏んづけてやったし、決して媚を売る態度は取らなかった。
私ほどの人間なら少し謙虚になれば友達も彼氏もすぐにできたんだろうけど、そんな薄い
恋や友情なんていらない。どうせ皆、簡単に私のこと裏切るの解っているんだから。
レイ「セカンド」
アスカ「なによ。あんた私に話しかけるなんて度胸あるわね。いじめられても知らないわよ」
レイ「どうして?」
アスカ「この私がレズだって噂が学校中に広まってから、特に女子生徒は恐がって話し
かけて来ないのよ。誰だか知らないけど毎日陰湿ないじめはあるし。あんたも知ってる
でしょう?」
レイ「知らない」
即答で答えたレイにアスカは呆れた顔で溜息をついた。
アスカは自分がいじめられているのをクラス中の人間が知っていると思っている。
自意識過剰のアスカならではの勘違いである。
アスカ「あ、そう…。ま、とにかく私に話しかけないほうが良いわよ。あんたもレズだと
思われるから。しっかし、これで私の周りには人がいなくなったし、せいせいしたわ!」
790:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 01:12:10
アスカがレズだと噂されるようになったのは1ヶ月ほど前の出来事がきっかけである。
アスカのファンだという男子生徒が登校時も下校時も付いてくるので、鬱陶しくなり蹴り
を入れてしまったのである。そのとき、自分は男に興味はないと勢いで言ってしまったの
である。
アスカ(確かに男に興味はないと言ったけど、女に興味があるなんて一言も言ってないわよ!
それに、私は子供の男に興味がないと言いたかっただけで…)
レイの存在を忘れて一人ぶつぶつ言うアスカにレイは淡々と返事をした。
レイ「そう。私は今日の放課後、シンクロテストがあるって言いにきただけだから」
そういうとレイはさっさと自分の席へ戻って行った。
レイが素っ気無いのはいつものことだが、アスカにはこのときのレイがいつも以上に冷たく
思え、そして腹立たしく思えた。
アスカ(同じパイロット仲間でしょ?もう少し優しくしてくれたって良いんじゃない?私のこ
となんて全然わかってないじゃない!)
ついつい自分の感情を抑えられなくなりアスカは激しく貧乏ゆすりをした。
しかし、すぐにやめて自分の異変に気が付く。
アスカ(あれ?私、ファーストなんかに何も期待していなかったのに。私のことをわかる
人間なんているはずないのに。なんでファースト私のことを知ろうとしないのが腹立たし
いのかしら)
レイ「という物語を考えてみたんだけどどう?」
アスカ「なんか無駄に長いし、展開は遅いしイライラするわ!」
レイ「そう、じゃあ早速書き込むわ」
アスカ「あんた、人の話し聞いてる?」
791:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 01:37:53
gj!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
792:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 01:48:26
アスカ「チュ」
レイ「チュ」
アスカ「じゃ、また明日学校で!」
レイ「おやすみ」
ミサト「いいなぁ、あの二人は。。。」
793:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/18 14:28:46
他にyoutubeで面白そうなやつ無いですかね。勿論レイxアスカで。
794:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 01:29:27
夕焼けの海岸線
ふたりはオープンカーに乗ってドライブ
感傷に浸りながらカーラジオからBGMが流れてくる
運転席には夕日の反射もあって赤茶色の髪がより濃く美しく
耀いている青色の瞳の少女
助手席にはサングラスをかけた青色の髪の少女
日は水平線に落ちかかり
しだいに濃さをましてゆく青紫色の空には一番星が瞬いている
ふたりは互いに眼をあわせそっと微笑む
遠のいてゆく夕焼け
二人を乗せたオープンカーは海岸線に沿って走ってゆく
795:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 15:37:46
>>794
続きは??
796:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 18:21:29
>>795
ストーリーとかじゃなくて詩のつもりで思いつくまま書いただけだよ。
こういうのがあったらいいなーて感じで。
ごめんね。
797:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 18:42:47
過疎り気味なので投下。
完全ネタ話なのでそういうのが嫌いな人は見ないほうが賢明です…
レイ「相田くん。インターネットって面白いわね」
ケンスケ「おっ、綾波からそんな反応が来るなんて嬉しいね」
レイ「だから、もう少しパソコン借りても良い?」
ケンスケ「ああ、ネット代も定額制だからどんどん使って良いよ。
でも、ウィルスには気をつけてくれよ。
一応、ウィルスソフトは入れてあるけど万能じゃないから」
レイ「わかったわ」
ケンスケ「あとさ、良かったらmi○iっていうコミュニティがあるんだけど登録しない?」
レイ「それ、何?」
ケンスケ「やってみたらわかるさ。帰ったらメールチェックしてみてよ」
レイとケンスケの会話を聞いていたアスカ。
アスカ「mi○iねえ。ファーストがやるんなら私もやろうかな。確かシンジが登録してたわね」
----レイ帰宅
レイ「早速メールが来てるわ。
色々登録しないといけないのね、面倒だわ。
それに私、自分のこと話すの好きじゃない…」
そう言いながら、レイはプロフィールを極力友人までにしか見れないように設定した。
20分ほど経っただろうか。登録が完了したレイはもう一度メールボックスを開いた。
----------------------------
差出人 : 相田くん<aida.k@evamania.sap.or.jp>
送信日時 : 2015年10月6日18:24
宛先 : ayanaminEX@free.evamail.com
件名 : 大ニュース!?
これって惣流のことなんじゃ…
スレリンク(daisanshintokyo板)
----------------------------
レイ「何かしら?」
レイはメールに記されていたURLをアドレスにコピーペーストした。
798:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 18:51:13
【エヴァ弐号機】日記でストーカー行為、盗難を暴露w【パイロット】
1 : 第3新東京市民◆4lhal47655 :2015/10/06(火) 17:46:44 ID:???
こいつエヴァ弐号機のパイロットだって。ほんとかよw
今日登録したばかりみたいだから削除されないうちにみんな見とけ!
本当なら数時間以内にネルフが嗅ぎ付けて削除するからな。
http://○▲■.jp/view_diary=○○○○
2 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:47:14 ID:???
2はもらった!
3 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:47:16 ID:???
2get!!
4 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:50:46 ID:???
>>1
エヴァのパイロットとかさすがにネタだろ。削除依頼しとけよ。
5 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:51:10 ID:???
俺こいつ知ってるwwwすっげー性格悪いwww
6 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:52:15 ID:???
日記読んだ。
>好きという気持ちが抑えられなくて、ついに靴下を盗んだ。
恥ずかしーキャッ (●´∇`●)
>気付いたら家までつけてました(笑)。
こいつマジ変態じゃん。俺らこんな奴に未来を背負われてるのかorz
799:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 18:51:59
7 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:52:50 ID:???
こいつのクラスメイト知ってるけど、同じクラスの奴と同居してて
家事とか全部押し付けてるらしい。同居人の男子生徒は良い奴。
8 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:53:23 ID:???
>>7
シンジ乙。
9 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:53:25 ID:???
>>7
同居人乙wwwwww
お前こんなとこでしか主張できないんだろwwwwwww
10 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:54:00 ID:???
>>8
通報シマスタ
11 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:54:21 ID:???
>>9
_, ._
( ・ω・)
○={=}〇,
|:::::::::\, ', ´
、、、、し 、、、(((.@)wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
11 :第3新東京の名無し避難民:2015/10/06(火) 17:54:43 ID:???
もしかしてこいつ本物なんじゃね?祭りの予感!!!
800:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 18:55:13
ここまで見てレイはパソコンの電源を切った。見るに耐えない。しかし、
そういえば今日干していた靴下が無くなっていたことをレイは思い出した。
レイ(セカンド、私のことが好きだったのね…ポッ///)
言ってくれれば靴下の1足や2足あげるのに・・・とレイは思ったが、
ネット上ではえらい騒ぎになっているので複雑な気分であった。
自分が好きな人がネット上で祭られているのは見ているほうも気分が良いもの
ではない。早速、レイはアスカに騒ぎになっていると知らせるためにメールを
送った。もちろん、レイの親切心がそうさせたのだ。
アスカ「あら、メールが来てるわ」
アスカ(ファーストからだわ///。ん?URLが貼り付けてあるだけだわ。
な、なにかしら?)
カチッ
アスカ「・・・」
バタッ
この後アスカは廃人と化した。
責任を感じたレイはアスカの介護にあたっているという。
こんな生活も悪くないなと思うレイであった。
終劇
誰か、まともなSSを投下してくれ…
801:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 19:22:50
↑
........。
802:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 19:33:31
>>801
魔が差してしまった。スマソ
803:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 19:40:54
自分はこういうのも結構好きだが。
もうSSは出尽くしたって感じもするなあ。神が君臨するのを待つ。
804:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 20:14:18
ネタ切れ!><;
805:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/19 23:18:47
ピピー♪ チャンチャラドンチャラ♪
A「あ、メールだ」
ピッ
---------------------------------
From:reixxxxx@xxxxxx.ne.jp
To:asukaxxxx@xxx.ne.jp
また一緒に花火見に行きたい
おやすみ
---------------------------------
A「.....な、何よあいつ...楽しかったんじゃん(/////)
何も言わないからてっきり......しょうがない奴w」
嬉しさを抑えられずにベッドにダイブするが
勢い余ってベッドの反対側へ落ちて頭を打つアスカ。
806:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 06:13:48
今日でレイとのユニゾンの特訓も最終日。
明日はいよいよ使徒との決戦ね。
レイとの共同生活は最初の頃はとにかく苦痛だったけど
一緒にご飯を食べて、一緒に洗濯物を干して、
一緒にテレビを見て、一緒にお風呂に入り、ユニゾンの息が合ってくるにつれて
少しずつだけど嫌いだったレイの事を知り、意識し始めて、こんな生活も悪くないって思えるようになってきた。
…いつからだったかな、この時間がずっと続いてほしいと願うようになったのは。
私がママの事をつい口にしてしまったとき、
レイは情けないくらい思い出し泣きする私を何も言わずに優しく抱きしめてくれた。
その体温と腕の力がとても優しくて、心地よくて…
レイの事を機械人形みたいな子だと思ってたけど、暖かな心を持った血の通った人間だったんだなって今更ながらに思えた。
私は人から与えられた環境でレイと出会えた。
このレイに向けられる愛しい(?)気持ちはママからも、ネルフからも与えられたものじゃなくて
きっと私だけの物。そんな気持ちを抱かせてくれて、私は生きているんだって事を実感させてくれたレイとのちょっぴり少しほろ苦く、楽しい生活が終わってほしくなかった。
使徒を倒せたら、いや、倒したらレイとすごすひとつひとつの時間を大切にしていこう。
それがレイに対する今までの態度の償いと、感謝の気持ちだから。
807:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 07:59:52
夜ー。
私がお風呂から上がってくると
レイはリビングでテーブルに頬をつきながら何かの本を読んでいた。
「ミサトは?」
きっかけはなんでもいい。
レイと言葉を交わしたくてこの場にいないミサトの話題を切り出す。
「今日は残業だって。さっき本部から電話があったわ」
「そうなんだ…」
(じゃあ、今夜はレイと二人きり…)
レイの言葉に胸が高なる。
いつもは邪魔なくらいにミサトがいて必ずしも2人きりになるなんて事はなかったから
いざこうして2人きりになるといつも以上に意識してしまう。
でもレイはどうなんだろう?
私と二人きりなのに…意識したりはしないの?
当然か、同性を意識するなんて普通にあり得ないことだし。ましてやレイなんてこういう色恋には疎そうだし。
でも今は本なんかより私を見てほしかった。
足は考えるより早く動き出す。
808:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 18:40:59
ワッフルワッフル!
809:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 20:25:52
「ねえ、レイ。あんた好きな人とかいる?」
レイの隣に腰掛けて我ながら遠回しなアプローチを仕掛ける。
レイは色恋には疎い「かも」しれない。
シンジだってレイに気があるみたいだし、司令とも仲が良いみたいだし、
何気にライバルは多いのかもしれない。
こうしてスマシ顔で本を読むレイの横顔はとても流麗で様になってる。レイの視線を独り占めにしている本がなんだかうらやましかった。
女の私だって惚れこむのだから男が惚れ込まないわけがない。
810:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 20:43:17
「…いるわ」
「えっ…!?」
少しの間私の方に視線を送ると
あまりにも素直で、そして予想外な答えが返ってきた。
素っ頓狂な声を上げて驚く私なんかにおかまいなく視線を本に戻す。
誰だろう?
レイの心を奪った私の恋敵は?
シンジ?
司令?
もしかして加持さん?
いや、ひょっとしたら…
次々と候補者の名前と顔が浮かんでは消えていく。
ひょっとしたら……………私?
なんて、最後にはありもしない事を候補者に勝手に追加させる。
私であってほしい。私にはレイだけしかいないのに。
こんなにも好きな気持ちを抱いたのはレイが初めてなのに…「へ、へぇ……意外ね、あんたに好きな人いるんだ。で?誰なワケ?」
なんて情けない声を出すんだろう。
いつもの威勢の良い私の声が出てこない…
811:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 21:03:34
【今日はこの辺で…眠いです】
812:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/20 21:19:41
wktkして待ってるよ。
813:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/21 00:53:51
青春の二人
814:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/21 17:05:24
ワッフルワッフル!
815:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/21 22:31:34
wktk
816:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/22 01:03:17
レイ「はじめるわよ」
アスカ「いや!!何でこんなことするのよ!!」
レイ「囁くの…私のゴーストが……」
アスカ「意味わかんないーっ!!あぁっ!!」
817:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/22 02:13:16
ア「なんかさあ、私達が付き合ってるって噂が広がってるんだけど」
レ「そう」
ア「はっきり言って迷惑よね~」
レ「そんなことない」
ア「は、はは。冗談でしょう?もう、びっくりしたわよ」
レ「私はアスカが好き。アスカは?」
ア「わ、私も…レイのこと」
レ(ドキドキ)
ア「好きなわけないでしょ!やめてよね!」
バタバタ(アスカが走り去る足音)
――10分後
レ(今日は帰って自棄酒ね・・・)
♪you gat mail♪
レ(メール、アスカからだわ)
件名:さっきはごめん
本文:本当は私もレイのこと大好きだよ(はぁと)
レイ「…バカ」
818:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/22 17:30:39
続きを
819:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/24 00:26:13
過疎
820:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/24 23:55:32
もう弾切れだね……
821:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 01:53:33
切れれば補充すれば良いさ
822:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 13:02:53
>>810
「……そうね、あなたの好きな人を先に教えてくれたら教えてあげてもいいわ」「なん…ですって?」
「こういう事は言い出しっぺが先に打ち明けるのが礼儀なんでしょ?」
思わず巡ってきた告白のチャンス。
でも、どうしたらいいの?
普段からヒカリに対して偉そうに「鈴原に告白しろ」と言っているのに、
いざ自分がその状況に陥ると怖くて、何もいえなくなる。
告白する事自体はきっと怖くない。
怖いのは、好きな人から拒絶されること。
別に好きでも嫌いでもない奴に拒絶されたって痛くも痒くもないけど、
大好きな人に拒絶されて自分が深く傷つくのが何よりも怖かった。
そういう意味では毎日一緒に見てるメロドラマの女優の真似をして、私の反応を楽しんでいる様子のレイがなんとも憎たらしかった。
823:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 13:18:57
「どうしたの?私の好きな人、知りたいんでしょ?」
どこか無慈悲に脳裏に塗り付けられるような言葉に、私の心が揺さぶられる。
「わ、たしの…好きな人は…」
レイの言葉をなぞるように、つぶやくように私の口は動き出す。
拒絶されるのも怖いけど、レイをほかの誰かにとられるのはもっとイヤだ。
そのためには、私の気持ちを伝えなくては。
勇気がわずかに恐怖心を上回った瞬間だった。
「私の好きな人は…レイ、あんたよ…」言った途端、レイは本のページをめくる指を止めてこちらに顔を向け、私の視線とレイの視線がぶつかった。
拒絶とも、受け入れるようでもなくその顔はいつも通り、無表情だった。
824:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 13:28:01
あれほど恐怖に満たされていた私の心は、今や胸のつかえが取れたように、
羽のように軽くなっている。
一度言ってしまえば、なるほど、とても気が楽だった。
「「…………」」
一体どれだけこのリビングの空気を沈黙が支配していたのだろう。
レイはいつしか本を閉じて何も言わずに私の顔を見据えている。
聞こえてくるのは、期待に弾む心臓の鼓動と時計の針が奏でるただ無機質な、時間を刻む音だけだった。
825:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 13:41:25
「…………」
「……レっレイ!?」
不意に身を乗り出してきたレイが私を抱きしめ、包み込んだ。
私と同じシャンプーの臭いが、密着する体温が、私の心と体を甘く、優しくくすぐる。
「約束よ…私の好きな人を教えてあげる」
耳元で囁かれる言葉に私の心臓は爆発してしまいそうなほど高鳴り…
「私の好きな人はアスカ…あなたよ…」「!!」
もしかして、これは夢なの?
そう思えてしまうほどレイの言葉が理想的で、都合が良すぎて、
そして…………嬉しかった。
「……っ……っ」
思いが通じ、重なり合った嬉しさで、私の頬から涙がこぼれ落ちる。
きっと今まで生きてきた中で嬉し泣きなんて、初めてかもしれない
悲しさや辛さで泣くよりも、嬉しさのあまり頬を流れ落ちる水はとても暖かいように思えた
826:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 13:54:48
「なに……泣いてるの?」
小さく肩を震わせて泣く私を、レイが覗き込む。
先ほどの残忍な言葉とは裏腹に、優しく、そしてどこか心配そうに私をみつめている。
「……っ…バカね、嬉しいから、泣いてんるじゃないの…」 「嬉しいから…?」
「そうよ……」
涙を拭ってギュッ、とレイの華奢な体を抱きしめる。
わからないのも無理もないか…
私たちは、変なところで似ている。
嬉しくて泣くという感覚も、私も今しがた知ったばかりだし。
この気持ちをもっともっとレイに伝えたい。
こんな時は、どうすればいいか私は知っているような気がした。
827:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 14:14:40
「チュ…」「……!」
レイの唇に、そっと口付ける。
目の前にある紅い瞳を見つめれば、驚きのあまり目を丸くしているのが見えた。
「…ん…んっ…ちゅ…」
拒絶する様子は、ない。
むしろ、私の首に手を回して積極的にキスを求めてきているようにも見える。
啄むようなキスからやがて粘り気を帯びた、深くお互いを求め合うよなキスへと移り変わっていく。
「ん…っんむ、あむ、ちゅっ!」
レイの舌を私の舌でくすぐり、絡めとり、唇で吸いあげる。
同時にレイの口の粘膜を、歯列を丹念に舌で舐め尽くし、蹂躙していく。
「んっんん…!あっあみゅっ…んふぅ…」
828:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 14:28:02
混ざり合った私とレイの唾液が顎を伝って
糸を引きながら垂れては私とレイのタンクトップに小さなシミを作っていく。
「………」
レイをそっと床に押し倒す。
私を見上げるレイの目は、期待と不安に満ちているようだった。
先ほどの私とは別の意味で、これから何が起こるかわからない未知の恐怖からくるものだろう。
「レイ、怖がらないで。私がどれだけレイの事を好きかって事を伝えるだけだから…チュっ」
返事を待たずに再びレイに唇を重ねる。床に力なく横たえていたレイの手に指を絡ませれば、そっと握り返してくれる。
それが嬉しくてキスにも熱が入り、やがて私とレイの理性をだらしなく溶かしていく。
829:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 14:36:41
レイのタンクトップに手をかけ、むしりとる。
むき出しのレイの形の良い白い乳房がぷるっと揺れながら姿を現す。
薄紅色の突起がまるでイチゴのように美味しそうで私は唇でそっと挟み込んで吸い上げた。
「んっ!あぁっ…!」
ビクッと背中を反らせてレイは快楽に身を震わせる。
こんなに艶っぽく、高いレイの声は初めて。
レイの声が私の心と体を高ぶらせる。
830:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 14:40:15
その場その場で即興で書いてるので
文が稚拙でうpが遅いのはご勘弁を。
次で終わらせられるように努力はしてみます
831:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 15:37:24
GJ(ゴッドジョブ)!
832:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 17:49:06
続きを・・・
833:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 23:18:49
アスカ「だっ、ダメよファースト!……女同士でこんなこと…」
レイ「どうして?」
アスカ「どうしてって……ダメっ!…これ以上したら……絶交だからね……」
レイ「そんな哀しいこと言わないで!(ガバ」
アスカ「あ、ああっ!」
834:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 23:52:11
レイ「…駄目、セカンド。…女同士でこんなこと」
アスカ「ハァハァ、どうして?」
レイ「性行為…これは本来人類が繁殖を目的とした行為。
つまり雌雄がお互い自分の遺伝子を残すために…」
アスカ「ええーい!御託はいらぬわ!好きだからするのよ!
人間には心があるんだから!負けてらんないのよ!
シンジや司令に!」
レイ「あ、ああぁぁ・・・」
835:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/28 18:05:04
URLリンク(www.cyberfront.co.jp)
メッセサンオーの特典が…
836:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/28 18:16:43
おおおお
これはいいアスレイ
URLリンク(www.cyberfront.co.jp)
っていうかソフマップ吹いたwカヲル何やってんのwww
URLリンク(www.cyberfront.co.jp)
837:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/28 21:26:32
>>835
予約しようと思ったら通常版しか残っていなかった。
俺はアスカVerが欲しかったのに。
>>836
カヲル邪魔w
838:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/01 16:30:01 xowfdeOU
星
839:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/01 21:17:17
おお
840:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/01 21:55:29
アスカ「へっ!ファーストなんかが居なくったって
あたし一人でお茶の子さいさいよっ!♪」
ズガガガガガガガガガ(バレットライフル乱射
カチッカチッ (弾切れ
アスカ「チッ!次!」
ズドドドドドドドドドド
アスカ「ATふぃーるどは中和してるはずなのに!!なんでやられないのよー!!」
ズキューン ズキューン ズギューン ズギューン(ミサイルランチャー乱射
アスカ「もう負けられないのよ!!このあたしわっ!!」
841:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/01 23:35:08
武道家アスカ:マザコン
賢者レイ:へこたれない
二人の冒険が今始まる…。
842:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 21:52:15
いきなり投下。
燃料になれば嬉しいですな。
「セカンドの事、好きよ」
本格的な冬に入った12月。
アタシは鼻をトナカイの如く赤くしながら学校から帰路についていた。
いつもだったら隣にシンジやらヒカリやらがいるところだったけど、
まるで話し合いでもしたかのように皆用事で先に帰ってしまっていた。
なんだろう、新手のいじめ?
すねるぞこのやろー。
別に寄り道する気分でもなかったのでまっすぐ自宅へ。
普通に歩いてたんだけど曲がり角である違和感が。
足音が一つ。アタシの後ろについてきてる。
試しに走ってみれば足音も走る。
ゆるやかに歩けば足音もゆるやかになる。
アタシと一定間隔を取ってつけてきているみたい。
こんな機械みたいな正確さを持っているやつなんて、アイツしか………。
アタシは振り向かずにぼやいた。
「………なんか用なわけェ~?」
843:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 21:54:25
自分ができるだけの不機嫌オーラを出してみるテスト。
でも、相手は多分なーんにも思ってないだろうね。
眉をひそめながらアタシはちらりと背後を見た。
…………予想どおり。
いつもどおり、無表情だわ。
「悪いけどシンジならいないわよ。今日は鈴原の家でなんかビデオ見るらしいし。
行くなら鈴原の家じゃない?」
言ってみる。
これで本当に鈴原の家に行こうとしたらちょっと腹立つわね。
私は改めて彼女に向き合った。
青い髪に赤い瞳。そして真っ白な肌。
なんだっけ、こーゆーのを日本の言葉でなんたら石膏って言うよね。
――1stチルドレン、綾波レイ。
アタシが苦手とする人間ランキング上位入賞の女だ。
844:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 21:56:20
そのアイツがなんでアタシをつけてるんだろ。
大体理由はわかるけどね。
どーせシンジがお目当てだったんでしょ。
「…………」
無言。
なんか気まずい。 「……ま、そーゆーわけだから、アンタも期待はずれだったわね」
ひらひらと手を振ってその場を立ち去る私。
………………
……………
……だぁ!もう!
「アタシになんか用なの!?」
気になるっちゃありゃしない!
先程からひとつも変わらない様子でアイツはつけてきていた。
シンジが目当てじゃなかったら一体なんだってのよ!
なんで着いてくるのよ!
「………………」
やっぱり何も言わない。
さすがにコイツの頭の中がわからなくなった。
こうも無言だと逆に心配になるわ。
――と思ったら
「……………聞きたい事があるの」
話しだした。
845:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 21:58:00
あーなんか今日初めて聞いたボイス。
「何よ」
「………恋ってなんなのかしら」
「はぁ!?恋!?」
アイツの口から恋という言葉が出るとは!
これはヤバい気になる。
「そう。恋」
展開次第ではコイツからいろいろ話が聞けるかもしれない。
とりあえず考えてみることに。
「恋ねぇ………」
最近ヒカリの家で読んだ漫画に似たような質問してるシーンがあったような。
確かアレは質問した方が主人公の事好きだったんだよね。
あの時は…………なんて言ってたかな。
「その人の事を想うと、胸が苦しくなったりすること?」
「そうそれ!」
アタシは思わず指を鳴らした。
…………って。
「あんたわかってんじゃん」
アタシに聞く迄もない。
つか意外と知ってるのね。
なんか意外だわ。
846:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:01:07
「……確実なものにしたかったの。この意見を」
ファーストは一人呟くといきなりアタシにずかずかと近づいてきた。
「えっ、ちょ、な(ry」
ちゅっ
突然のことでアタシの顔は( ゚Д゚ )←こんなだったと思う。
ほんとに一瞬。
一瞬だった。
けど、事実だった。
ファーストに、キスされた。
「ああああああ!?」
勢い良くアタシはアイツから離れた。
腰が抜けたようでへなへなと座り込んでしまう。
あぁ、今なら暴走しそう。
だってありえない!ファーストがアタシにキスするなんて!
アタシ達女同士なのに!
ていうかコイツはアタシの事嫌いじゃなかったの!?
てかコイツはシンジが……あれわかんなくなってきた。
戸惑う私にファーストはさらに混乱させてくる一言を。
「セカンドの事、好きよ」
847:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:02:30
はっ?
ファーストが、セカンドを好き?
セカンドって誰?
シンジはサードよね。
セカンド?
違うアタシは惣流・アスカ・ラングレーよ。
弐号機パイロット、通称セカンドチルドレ……。
アタシ?
「えっ……………」
「好きだわ。漸く確信が持てた」
ファーストは言うとアタシに手を差し出してきた。
「貴方が好き。セカンドチルドレン惣流・アスカ・ラングレー貴方が」
嘘。
信じられない。
ファーストが、アタシを好きだなんて。
まさにあの時読んだ漫画の通りだ。
「嘘、でしょ」
「何故?」
「だって、アタシ達女同士なのに」
「愛に性別は関係はないわ」
ファーストは飄々と言い放つ。
848:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:04:14
「………んな事迂闊に言うんじゃないわよ」
アタシが必死に喉から絞りだした言葉。
「もしアタシがシンジを好きって言ったら」
「それはないわ」
言い切った。
なんでそんな自信有りげに言えるの?
「貴方は碇君を恋愛対象としては見ていないもの」
「どうしてそう、」
言い切れるのよ?と言った瞬間に再びファーストはアタシにキスをした。
「でももし貴方が碇君を好きなら、司令を敵にしても奪い取るわ」
アタシは今まで、人に好きになってもらう自信がなかった。
人を好きになる勇気がなかった。
でも、コイツは違う。
アタシを本当に愛してくれている。
そして、自信あふれている。
この瞬間から、アタシの中で綾波レイが苦手ランク上位でなく、
愛しい人ランク1位へとなったのだ。
849:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:05:19
「てな事があって、今のアタシ達があるわけ」
アスカは胸を張って宣言するように言った。
隣にはもちろん、綾波の姿。
最初こそ驚いたりしたものの、今じゃ逆に離れてたらおかしいと感じるほどになった。
「ま、アタシはコイツの強引さにやられたみたいなもんよ」
言ったアスカは呆れてはいたが表情は幸せそうだ。
僕といるときはこんな顔しないのに、なんか妬けちゃうな。
「碇君」
「ん?」
綾波はいつもの無表情で僕に言い放つ。
「あげないから」
「わかってるよ……」
アスカは不思議そうな顔をしている。
普段は鋭いくせに、こーゆー自分が絡んでることに関しては鈍いんだから。
850:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:07:27
「何よあんた達」
「ううん。……………アスカ、今幸せ?」
「は?何よ藪から棒にバカシンジ。………まぁ、幸せよ」
照れ臭そうに呟くアスカ。
羨ましいな、本当に。
でも僕は、アスカが幸せならそれでいいんだ。
「綾波」
「何」
「不幸にしたら、許さないよ」
「言われなくてもわかってるわ」
だから何よあんた達!とアスカが叫んだ。
僕達は目を見合わせる。
「うーん、アスカにはまだ内緒だね」
「そうね」
「何よ。感じ悪ーい……」
僕は笑った。
アスカは拗ねた。
綾波は……少しだけ、微笑んだ気がする。
アスカをずっと幸せにしてあげてね、綾波。
《fin》
851:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:10:39
GJ!!!!!!!11111111
852:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:38:28
853:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:40:48
ごめん百合ぽくないね。
ちょっとそこまで補完されてくる
854:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/02 22:42:49
>>853
gj!!
すごくいいと思う。
855:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/03 00:49:23
>>853激しくGパシャ
856:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/03 00:57:47
>>853
...ジュルッ..
857:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/03 03:04:20
GJ!!!!
神様!ありがとう!
858:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/03 08:59:26 KUzmpL3H
あ
859:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/03 09:40:01
今、駿河台下の書泉ブックマートにオタ共がこの寒い中並んでいるぞ!
みんな急げ!誰が来るかしらんがねー。
860:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/04 03:02:33
♪残酷な天使のテーゼ♪(着メロ)
アスカ「誰よ、こんな時間に電話なんて…。(ピッ)はい、もしもし?」
レイ「私」
アスカ「誰よ?」
レイ「私よ」
アスカ「こんな時間に新手の詐欺?」
レイ「どうして、私の声に気付いてくれないの?」
アスカ「あ、ファースト?あんたの番号登録なんてしてなかったからわからなかったわよ」
レイ「(゚Д゚)ハァ?(私がこんなに想っているのに!!)」
アスカ「え?あ、ごめんなさい」
レイ「あ、こ、こっちこそごめんなさい」
アスカ「・・・」
レイ「・・・」
アスカ「・・・で、こんな時間に何?」
レイ「明日の訓練覚えてるかなあって」
アスカ「覚えてるわよ。いつもは電話しないくせになんでわざわざ」
レイ「じゃ、また学校で」
アスカ「はいはい(眠い#)」
レイ「はっ!使徒よ!使徒だわ!」
アスカ「えっ!?使途!!」
アスカは急いで窓を開けた。するとそこにはHappy Birthdayと書かれた箱が吊るされていた。
アスカ「こ、これ…」
レイ「誕生日おめでとう」
アスカ「あ、ありがとう(カーッ)」
レイ「おやすみなさい」
アスカ「はっ!し、使徒は!?どこ!!!?」
レイ「…。使徒は碇くんよ」
アスカ「はあ?」
レイ「私のライバル」
私はファーストが何を言っているのかわからなかったが、
電話を切った5分後、ようやく意味がわかって赤面するのだった。
861:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/04 21:01:39
gj!!!!!
862:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/06 20:07:22
A「だ、ダメよファースト!…女同士でこんなこと…」
R「どうして? 一緒に観覧車に乗るくらい……何か問題でも?」
A「だ、ダメよファースト!……女同士でこんなこと…」
R「どうして?一緒にラーメン食べに行くくらい…いいでしょ?」
A「だ、ダメよファースト……女同士でこっ、こんなこと…」
R「どうして? 自転車で2ケツするだけよ? そんなに嫌なの?」
A「だっ!ダメよファースト!!これだけはダメっ!!」
R「どうして?一緒にお風呂入るだけじゃない……そんなに意識してるわけ?w」
A「ちっ、違っ」
R「いいのよ。あたしもだから……(///」
A「!……い、嫌ぁ~っ!!(//」
A「だ、ダメよファースト!……
863:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/08 20:16:07
あんあん
864:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/08 22:35:46
, - '' '"´, ̄、`_- 、
/ , '´, , 'ヽ \
,ィ゙ / //'´ 丶 ヽ 丶
〃 / / / / / i l ヾ l
/i / / / / / , 〃イ'l ! i ヽ│
/| / ' ' / ', // !\ ! | ..
l l゙ / ,l !/_/、//_____ヽヾi ! | ..
,l | ! /リ'f rテ' /''~-t rァ`lヾ) |
| | ′!| ` ̄´ l ~`'''´ lレ"`| ロザリオを受け取りなさい!
| |i ヽ ! /'〃!|
| |i i \ / ̄l / 〃! | .
| | i lヽ ゝ-' ,イ ! 〃 | .
l | ! l ヽ‐ ' l、 〃 ! |
│ l ! i /l l/`〃 ! |
ヽ l l / l~l / 〃\ |
865:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/08 22:48:45
燃料投下のためにレイがアスカを助けにいくというRPG
を誰か作ってくれぬか?
866:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/09 01:35:16
今日もファーストの夢を見た。
今日はファーストとキスをする夢だった。
明日も見れるかな?
今日もファーストの夢を見た。
今日はキス以上のことをしてしまった。
これが現実ならなあ。
シンジ「アスカ、シーツぐちょぐちょだよ!!なにこれ!?」
アスカ「ちょ!!勝手に洗濯しないでよ!!」
シンジ「なんだよ、いつもは洗えって言うくせに」
ミサト「あらあら♪アスカったら」
867:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/09 11:26:34
「レイ。お前の任務は、無事セカンドソルジャーを救う事だ。では行くのだ。」
「はい。王様。」
私は、ネルフ王国のファーストソルジャーの綾波レイ。一応、国のトップね。
今回の任務は、王国のセカンドソルジャーを助け出すこと。国の二番手が捕虜にされるなんて…。
とにかく、今から私はシトダーク王国に乗り込むの。
868:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/09 11:28:41
>>865
こんなのですか?
869:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/09 16:25:23
>>868
そんな感じかな。㌧クス。
個人的にはRPGツクールで作ろうかと思ったんだが、
卒研が忙しくてねえ。職人期待してる・・・。
870:菊三○吉
06/12/09 17:37:57
いきなりですが投下。
アスカ「ねえ、委員長。綾波さんて、どの子?」
ヒカリ「綾波さんは、あそこに座ってる目に眼帯をしてる子よ」
アスカ「ああ、あのショートの子ね?ありがと」
ヒカリ「ううん。ほかにも校舎とか案内しようか?」
アスカ「うーん、今日はいいわ。また今度よろしく」
今は学校のことよりファーストチルドレンがどんな人間か探らないと。
ま、話に聞けばそれほど戦闘能力もないみたいだし、私の相手じゃないわね。
アスカ「Hello!あなたがファーストチルドレンの綾波レイね?」
レイ「…」
アスカ「何よ、挨拶くらい返しなさいよ~」
レイ「あなた、誰?」
アスカ「私はセカンドチルドレンの惣流・アスカ・ラングレーよ!
ミサトやシンジから聞いてない?」
レイ「聞いてるわ。14で大学も出たって」
アスカ「そうよ。勉強だけじゃなくって戦闘能力も一流なんだから」
レイ「…そう」
アスカ「ま、そういうわけだからこれから仲良くしましょ」
レイ「ええ、わかったわ(葛城一尉からの命令だし)」
871:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/10 00:56:43
続きマダー?
872:菊三○吉
06/12/10 03:32:44
ゲンドウ「レイ、学校は楽しいか?」
レイ「・・・はい」
ゲンドウ「友達はできたか?」
レイ「葛城一尉に言われた通りセカンドチルドレンと友達になりました」
ゲンドウ「そうか。また、何かあれば葛城くんに言うと良い」
レイ「はい」
レイ(私のことを気遣うふりしてるけど、この人はいつも誰を見ているのかしら?)
アスカ「あー、こんなとこにいた!ちょっと、ファースト!」
レイ「何?」
アスカ「今からミサトの家で昇進祝いするんだけど来ない?」
レイ「誰の?」
アスカ「誰って…ミサトよ。明日で三佐になるんだって」
レイ「そう、私行かない」
アスカ「どうして?」
レイ「気分が良くないから」
アスカ「ふーん。じゃあ仕方ないわね。でも、あんたちょっと付き合い悪いわよ?」
レイ「命令なら行くわ」
アスカ「!?」
アスカは一瞬目を大きく見開いた後、右手を頭上に挙げた。
バシッ!!!
アスカ「あんた、司令のお気に入りだか何だか知らないけどねえ調子に乗ってんじゃ
ないわよ!!どうせ私とも命令で付き合ってんでしょ?」
レイ「ええ、そうよ」
バシッ!!!
さすがに二発も連続でビンタをくらったレイはバランスを崩してしまい、一歩後ろに
後ずさりしてしまった。
アスカ「あんたなんて大っ嫌いよ!!!」
あまりの大きな声にレイは少し驚くが、バタバタと足音を立ててアスカは視界から消えていった。
レイ「・・・口の中、血の味がする」
873:菊三○吉
06/12/10 03:34:42
シンジ「ミサトさーん。アスカどうしたんですか?」
ミサト「さあ。帰ってくるなり部屋に篭りっきりなのよー」
シンジ「さっきまであんなに張り切ってたのに・・・」
ミサト「まさか、アスカ失恋でもしたんじゃ~?」
シンジ「うーん。でも、加持さんなら来るって言ってましたよ」
ミサト「ち、ちょっと!あのバカ誘ったわけ?」
シンジ「ええ。もう来るころだと思いますよ」
シンジ「アスカー。加持さんが来たよ!」
アスカ「・・・」
シンジはアスカが出てこないので心配になりアスカの部屋の前まで来ていた。
シンジ「どうしたのさ?あんなに楽しみにしてたじゃないか」
アスカ「うるさいわね。ほっといてよ。もう意味ないのよ!」
シンジ「何かあったの?」
アスカ「別に。ただ、どうして好きな人に辛く当たってしまうんだろうって」
シンジ「それって加持さんのこと?」
アスカ「加持さんのことは好きよ。でも、そういうのじゃないのよ」
シンジ「うーん。僕には難しいけど、ミサトさんも加持さんには辛く当たるし、
好きだから当たるのかな?女心ってよくわからないや」
アスカ「…。あんたに聞いた私がバカだったわ。加持さんの前では素直になれるのになあ」
シンジ「なんだよ人が真剣に考えてるのに。だったら加持さんに聞けばいいじゃないかあ」
874:菊三○吉
06/12/10 03:37:00
ミサト「アスカ、まだすねてるの?」
シンジ「それが、好きな人に当たって落ち込んでるみたいでよくわからないんです」
ケンスケ「普通は当たられたほうが落ち込むよなあ」
加持「うーん。もしかして、アスカの好きな人ってシンジくんじゃないか?」
シンジ「えー?まさか。まあ、確かに辛く当たられてますけど・・・」
トウジ「そうや!お前らよう夫婦喧嘩しとるやないか!」
ミサト「あらあ、シンちゃんもすみに置けないわねえ!」
シンジ「ちょっと、やめてくださいよ!」
ヒカリ「でも、アスカ今日学校では機嫌良かったわよ?」
シンジ「うん。今日も楽しみにしてて準備も率先してたのに」
加持「じゃあ、お目当ての人を誘ったけど駄目だったんじゃないか?」
ミサト「えーっと。ここにいないのって…」
リツコ「レイ?」
場の空気が一瞬凍りつく。
一同「ま、まさか~。はははは・・・・。ははははは!(´∀`)」
続く
875:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/10 11:53:16
おもしろい…
876:菊三○吉
06/12/10 18:26:41
シンジ「さすがに、綾波はないんじゃないかなあ?」
ヒカリ「そうよねえ。特別仲良いってわけじゃなさそうだし」
ミサト「・・・。いえ、意外とレイかもよ?」
ミサト以外一同「まさか~。ははははは!(´∀`)」
ミサト「あんたらねえ##」
リツコ「ミサト、あなた真面目な顔して何言ってるの?」
加持「ま、アスカも遂に本気で誰かに恋したってわけかなあ」
シンジ「加持さんのことは本気じゃなかったんですかね?」
加持「少なくとも俺には、無理して背伸びしてるように見えたけどな」
ミサト「アスカってあんな風に振舞ってるけど、本当は孤独なのよ。
そういうところ、少しレイと似ていて共感したのかも」
トウジ「へえ、惣流が綾波を?こりゃ傑作や!」
ヒカリ「鈴原!!」
トウジ「なんや、冗談やないか。なんで女が女を好きになるねん」
ミサト「それに…」
シンジ「それに?」
ミサト「今日の料理買って来たのアスカでしょ?料理、よーく見てよ」
ケンスケ「そういえば」
一同「に、肉がない!!」
一同「・・・・。工エエェェ(´д`;)ェェエエ工」
ミサト「あんたたちいい加減にしなさいよ#」
気が向いたらまた書きます。
877:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/11 05:16:43
>>876続き期待してます。
878:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/15 06:19:15
続きマダー?
879:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/15 22:12:26
>>878
もちつけ
続きマダー?
880:菊三○吉
06/12/16 03:49:40
ラストが微妙かも知れません。少し長編になるので途中まで投下します。
トウジ「肉がない!?なんや寂しいなあ。シンジ、肉買いに行くで!」
シンジ「肉なら冷蔵庫に昨日の残りがあったと思うけど」
ヒカリ「鈴原、あんたって本当に食い意地が張ってるわね」
ケンスケ(トウジはトウジなりに気を遣って話を逸らしたんだろうな)
アスカ(騒がしいわねえ。特に三馬鹿トリオ。あいつら悩みがなさそうで羨ましいわ)
アスカはベッドの上に大の字になりボーっとしながら自問自答をしていた。
―私がファーストを!?まさか。まるでお笑いじゃない。
―第一向こうは私のことを何とも思っちゃいないのよ?
―私だってあんな奴お断りよ。頼まれたって好きにならないわ。
―そうよ、私が好きなのは加持さん!!加持さんなの!
―・・・。私馬鹿みたい。ファーストがこういうの嫌いなの知ってるくせに。
一人で浮かれて・・・準備して。恥ずかしい。
アスカ「はぁ・・・」
シンジ「アスカー。綾波が来たよ」
アスカ「うそ!?」
予想外の展開に思わず声が裏返るアスカ。
シンジ「あっ。ご、ごめん!・・・嘘」
アスカ「・・・」
シンジ(だって、こんなに驚くと思わなかったんだもん)
シンジ「ね、ねえ。みんな心配してるよ?」
アスカ「・・・」
シンジ「そうやって嫌なことから逃げるんだね」
こう言えば、アスカは怒って出てくるだろうとシンジは思った。
しかし、アスカはそれから何を言っても答えてはくれなかった。
881:菊三○吉
06/12/16 03:53:45
昼頃、アスカの携帯にミサトから連絡が入った。
ミサト「アスカ?使徒が接近中よ。出てこれるわね?」
アスカ「わかったわ。使徒が来たんじゃ仕方ないわね」
そう言いながらもアスカは部屋を出るきっかけができて嬉しかった。
自分から部屋に篭って、自分から部屋を出るのは格好悪い気がしたからだ。
アスカ「そうよ。いつまでもくよくよしてても仕方ないわ!」
両手で顔を二度叩き、気合を入れてアスカはドアを開いた。
その頃、レイは学校で本を読んでいた。赤く腫れた左の頬が痛々しい。
シンジ「ねえ、綾波。その頬どうしたの?」
レイ「・・・別に」
シンジ「(うっ。恐いなあ。話題を変えよう)昨日さ、皆でミサトさんのお祝いをしたんだ」
レイ「そう」
シンジ「僕、大勢って好きじゃないけど、昨日は楽しかったんだ。綾波も来れば良かったのに」
レイ「私、そういうの好きじゃないから。それに・・・」
シンジ「それに?」
レイ「セカンドに嫌われてるみたいだから」
シンジ「そ、そんなことないんじゃないかなあ。むしろ好かれてるかもよ?」
レイ「昨日・・・打たれたもの。あんたなんて大嫌いって」
シンジ「アスカは・・・。きっと意味もなく打たないよ、たぶん。自信ないけど(あの性格だしな)」
レイ「私、傷つけたかしら?命令で付き合ってるって言ったから」
シンジ「そ、それは確かにひどいね。でも、アスカは綾波が来るのを楽しみにしてたんだと思う」
レイ「嘘」
シンジ「昨日アスカが準備したんだけど、料理に肉がなかったんだ」
レイ「そう」
シンジ「だからさ、もうそんな悲しいこと言うなよ。命令で付き合ってるなんて」
レイ「私、わからない。あんなこと言うつもり・・・なかったわ」
シンジ「・・・うん」
レイ「碇君。私、どうすれば良い?」
シンジ「えっ。僕に聞くの?そうだな・・・。プ、プレゼントとか?」
レイ「・・・プレゼント・・・何を渡せば良いの?」
シンジ「そうか。しかもアスカなら受け取らない可能性もあるな。・・・・・・・・・・そうだ!
これなら嫌でも見るよな。それにやっぱり気持ちが大切だよ、うん」
882:菊三○吉
06/12/16 03:55:56
>>881
これは翌日の昼の話です。わかりにくかったですね。
883:菊三○吉
06/12/16 04:12:03
アスカはネルフへ向かう途中、ヒカリにばったり出会ってしまった。
アスカ「ヒカリ・・・」
ヒカリ「あ、アスカ?具合はどう?」
アスカ「私ならもう大丈夫。昨日はごめんね。あ!ヒカリ、避難したほうが良いわよ」
ヒカリ「うん、さっき避難信号が出て今からシェルターに向かうとこ」
アスカ「そっか、じゃあ!」
ヒカリ「あ、ちょっと待って!」
アスカ「え?」
ヒカリ「あの、こんなときにあれだけど。アスカの好きな人って加持さんよね?」
アスカ「そ、そうよ」
ヒカリ「ならいいの。私ね、アスカから加持さんのこと色々聞いてるでしょ?加持さん
って絶対アスカには手を出さないじゃない?そういう人にアスカは安心して
甘えてるんだって思ってた。好きっていうより依存してるのかなって思ってた」
アスカ「ヒカリ・・・。実は、私もわからないのよ。加持さんのこと好きなのは違いないけど」
ヒカリ「無理しなくていいと思うよ。私も鈴原に素直になれないし」
アスカ「うん。なーんか、人間関係って面倒よねえ」
ヒカリ「アスカ、引き止めてごめん!私もう行くね」
アスカ「あ、そうだ使徒が接近してるんだったわ!」
アスカは軽くヒカリに手を振り何かを吹っ切るように全速力で走った。
884:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/16 04:47:06
職人さんGJでしたー
885:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/16 12:22:03
アスカとレイを仲良くさせたいスレに書き込もうか迷ったんですけど、
こっちのほうがスレに合ってるかな。
使徒戦の際、アスカの勝手な行動でレイが大怪我をする。
アスカは強がって、自分は悪くないと反省しないふりをするが、
心の中では申し訳ない気持ちで一杯である。何か謝るきっかけが
ないかと思うが、なかなかきっかけが見付からない。
レイはレイで、アスカを責める様子もなく病院のベッドで横たわ
ってただ窓の外を眺めるばかり。アスカを避けることもしない。
それがアスカには余計に辛かった。レイが自分を責めることで、
少しでも罪滅ぼしができればと思っていたのに。
アスカ「あんた、いつも窓ばかり見てるのね」
レイ「雪」
アスカ「え?」
レイ「雪・・・降らないかな・・・って」
アスカ「降るわけないわよ。今は年中夏なのよ?」
レイ「そうね」
アスカ「・・・」
なんとかしてレイに雪を見せてあげられないだろうかとアスカは思った。
自分が原因でレイは負わなくて良い怪我を負っている。
これで許してもらおうとは思わないが、謝るきっかけが欲しかった。
翌日、レイが目を覚ますとアスカの姿が目に入った。
レイ「セカンド?」
アスカ「あんたに見せたいものがあるのよ」
レイ「・・・今は面会時間ではないわ」
アスカ「それなら、あんたの主治医から特別許可をもらったわよ」
レイ「それで、何?」
アスカ「いい?よーく見なさいよ!」
886:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/16 12:25:23
アスカがシャッとカーテンを開けると、たくさんの白い粉がゆっくりと落ちてきた。
レイ「・・・雪?」
アスカ「そうよ。あんた見たいって言ってたでしょ」
レイは珍しそうに体を起こし窓の前に立った。
レイ「・・・でも、これ本物じゃない」
自分の病室の前以外に雪が降っていないことに気付くレイ。
アスカ「うっ。だ、だって人工しか無理でしょ?」
レイ「・・・」
アスカ(あらら、全然感動してないじゃない。
ミサトに無理言って業者に頼んでもらったのに・・・)
―これで良かったのかな。後味の悪い企画だったけど、
少しでもファーストが喜んでくれたら・・・そう思ったのに。
アスカはその後、軽く挨拶してレイの病室を出た。
相変わらずレイは挨拶に返事もしないでただ外を眺めていた。
夕方になると学校を終えたシンジが様子を伺いにきた。
シンジ「綾波の病室の前だけ雪が積もってるけど」
レイ「そうね」
シンジ「どうして?」
レイ「さあ、わからないわ」
シンジ「でも雪って初めて見たよ。あの雪だるまは綾波が作ったの?」
レイ「ええ」
気のせいかシンジにはレイが笑っているように見えた。
シンジ「かわいいね」
外には小さい二個の雪だるまが寄り添うように立っていた。
887:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/19 05:16:20
ほ
888:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 18:18:33 XIUfG+18
しゅ
889:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 01:13:56
アスカ(最近はめっきり寒くなったわねえ。ってもう12月21日じゃない)
シンジ「ねえ、アスカはクリスマス予定あるの?」
アスカ「あ、あるに決まってんでしょ」
本当は何の予定もないが、正直に言うことはアスカのプライドが許さなかった。
シンジ「そうなんだ。トウジたちとクリスマスに御飯食べるんだ。委員長も来るけど?」
アスカ「残念だったわねえ。クリスマスはもう予定が入ってるのよ。もてる女は辛いわね」
シンジ「そっか。じゃあ、仕方ないね」
アスカ(何意地張ってんのよ!今なら間に合うわよ!)
自分の言ったことに激しく後悔するアスカ。でも、今更嘘でした、なんていえない。
ヒカリ「アスカ、クリスマスの日来れないって本当?」
アスカ「そうなのよ。ごめんなさいね」
ヒカリ「加持さん?」
アスカ「まあ、そんなところよ!」
ヒカリ「いいなあ。好きな人とクリスマス・・・」
アスカ「ヒカリもあの熱血バカと二人で行けば良いのに」
などと他愛もない話に花を咲かせつつアスカは内心焦っていた。
―帰宅後
アスカ「この私がクリスマスに予定がないなんてどういうこと!?周りの奴は
何してるのよ!!とりあえず、家にいたらシンジに笑われるから誰か
誘わないと…」
プルルルル
アスカ「あっ、加持さん!?私!クリスマスなんだけど・・・。えっ、仕事?じゃ
あイブは日曜日だから大丈夫でしょ?・・・え?駄目?・・・わかった」
心なしか、いつもより電話を切る音が大きかった。仕方ないので、アドレス帳を
参考にしたが、クラスメイトとネルフ関係者以外の名前はなかった。
アスカ「う~。ミサトもリツコも仕事だろうし、シンジたちには今更嘘だったなん
ていえないし・・・。誰かいないかなあ」
恥ずかしいけどシンジたちに本当のことを言おうか、などと考えていたときだった。
アスカ「あっ、一人いたわ。でも、こいつ誘っても来るかしら?」
アスカは駄目もとで電話をすることにした。
が、なかなか出ない。留守電に繋がり切ろうとしたときだった。
890:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 01:27:58
*冗談混じりで書いたSSなんでそれでも良いという人のみ見てくださいな
「もしもし」
か細い声が受話器から聞こえた。
アスカ「あ、あの。私、アスカだけど」
レイ「セカンド?何の用?」
レイは相変わらず無愛想であった。そのため、アスカはレイが苦手だった。
アスカ「あんたクリスマスって予定あるの?」
レイ「・・・ないわ」
アスカ「(やっぱり・・・)じゃあ、私と一緒にどっか行かない?」
レイ「どうして?」
アスカ「どうしてって・・・クリスマスはやっぱり誰かと過ごしたいじゃない?」
レイ「つまり私と過ごしたいの?」
アスカ「えっ。ま、まあ、そういうことになるわね」
レイ「いいわ」
アスカ「えっ?いいの?」
レイ「ええ。詳細はメールで送って」
アスカ「わかったわ!」
アスカは一人でクリスマスを過ごさずに済んだことが嬉しかった。
電話を切った後、アスカは早速アスカはどこに行こうかと雑誌を手に取った。
アスカ「女二人ってのが寂しいけど、一人で過ごすより良いわ!」
その頃レイは・・・
レイ「セカンドからの誘いキタ━━(゚∀゚)━━!!!! 」
嬉しさのあまりレイは小躍りをしていた。
レイ「この日のために司令の誘いを断って、毎日おまじないをした成果があったわ」
しかし、机の角に足の小指をぶつけてしまった。
レイ「Σ(゚Д゚;」
しばらくうずくまるが、顔は笑ったままであった。
普段表情を出さない冷静なレイが、これほどまでに喜ぶことは珍しかった。
891:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 06:44:00
>>890
続きにwktk
892:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 15:01:34
レイw
893:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 22:01:06
890続き。
レイはメールが来るのを楽しみにしていた。
メールの着信音が鳴る度に、今していることを中断して携帯に目をやった。
しかし、ゲンドウやリツコからのメールばかりでレイはがっかりしていた。
レイ「そうだわ。セカンドだけ別の着信音にすれば音だけでわかるわ」
早速、アスカ専用の着信音をDLしようとしたときだった。
ピッピッピッ!!
携帯が鳴った。画面に目をやるとアスカからの電話だった。
興奮する気持ちを抑えて冷静になろうと深呼吸をした。
レイ「もしもし」
アスカ「私よ。クリスマスはアンタの家でしましょうよ!!」
レイ「・・・え・・・なぜ?」
アスカ「だって、どこもお店予約一杯だったんだもん。それに、女二人でクリスマス
の夜に食事ってのも恥ずかしいでしょ?わざわざ人ごみなのに外に出る必要
もないかなって思ったら、アンタの家がぴったりだと思って」
レイ「そう。わかったわ」
アスカ「ケーキはこっちで用意するから、夜は出前でも取りましょうよ」
レイ「わかったわ。・・・・いいのね?」
アスカ「何が?」
レイ「本当に私の家でいいのね?」
アスカ「何が?良いに決まってるじゃない」
レイ「そう。じゃあ」
プツッ、ツーッツーッ
レイ「・・・セカンドが私の家に来る・・・」
(*/▽\*)イヤン
レイ「掃除掃除・・・」
こうしてレイは着実にクリスマスに向けて準備を進めるのであった。
894:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/21 22:25:06
ムッツリデレのレイが良いと思いますw GJ!
895:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/22 03:00:40
gj!!!
掃除するレイにワロタwww
896:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/22 16:38:03
レイ「ふぅ、終わったわ」
掃除といっても床を拭いてゴミを捨てるぐらいで、これといって
掃除する必要のある場所も整理する物もなかった。
レイ「そういえば、セカンドは私の家に来たことがないわ」
こんなゴーストマンションを見たらアスカは幻滅するのだろうか?
それともレイらしいと思うのだろうか?
レイ「どちらにしても、こんなゴーストマンションを見せるわけに
はいかないわ…。…そうだわ!!…」
レイは何かを思い付いたらしく電話へと手を伸ばした。
---数時間後
ピッピッピッ
計帯電話の音が鳴る。ゲンドウからであった。
ゲンドウ「私だ。レイ、IDパスワードのlovelove secondを今すぐ書き換えなさい」
レイ「どうして?」
ゲンドウ「…。もう少し推測できない記号にしなさい。あと…。帝○ホテル
から電話があったが、私名義で予約を入れたのはレイだな?」
レイ「そうです」
ゲンドウ「なぜだ?私を驚かせようと思ったのか?それならなぜ私の誘いを
断った?」
レイ「ほかの人と過ごすつもりです。それに…、碇司令の名前を出したら大
至急で部屋を用意してくれたので」
ゲンドウ「ほかの人と…。しかし、請求先は私になっている」
レイ「問題ありません」
ゲンドウ「……キャンセルしておく」
レイ「いけない!!」
ゲンドウ「お前は何を考えているんだ」
レイ「キャンセルシタラ……シンデヤル……アノコトイッテヤル」
ゲンドウ「レイ!!やめろ!盗聴されたらどうする?……わかった。好きにしなさい」 こうしてレイの計画は着々と進んめられていった。
897:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/22 16:40:54
↑最後改行し忘れた。見にくくてスマソ
898:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/22 21:12:25
どんどんいっちゃって下さい
899:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 03:08:05
896続き
レイ「明日は待ちに待ったクリスマスイブだわ」
アスカの誘いから2日ほどしか経っていないのに、とても
長く感じたのはそれほど楽しみにしていたからだろう。
レイ「そうだわ。セカンドに電話しないと」
緊張で震える手を抑えつつアスカに電話をかける。
こんなに緊張したのは使徒戦以来だ。いや、それ以上か・・・。
アスカ「もしもし、どうしたの?」
レイ「明日のことだけど、待ち合わせは夜の7時。場所は帝○ホテル
前で良いかしら?」
アスカ「ちょっと、帝○ホテルって高いとこでしょ!?中学生が行く
ようなとこじゃないわよ?」
レイ「その件だけど、一張羅で来て。御飯はホテルで食べるわ」
アスカ「・・・。あんたどうしたの?家でピザでも食べましょうよ、ね?」
レイ「では、明日7時に帝○ホテル前で」
アスカ「あんた、人の話聞いてんの?そんなとこ行かないわよ!」
レイ「どうして?」
アスカ「どうしてって、お金は誰が払うの?それに・・・」
レイ「お金のことは心配しないで。商店街の福引で当たったのよ」
アスカ(商店街の福引で帝○ホテルのペア宿泊券なんて当たるわけないでしょ!!)
レイ「では」
プツッ、プーップーッ
アスカ「あいつ意外と強引ね。でも帝○ホテルなんて私達中学生が入れるのかしら」
900:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 03:13:13
―当日夜6時
レイはすでに待ち合わせ場所にいた。
レイ「今日のシミュレーションは完璧。使徒戦のシミュレーションと違って楽しかったわ」
レイは今日のためにリツコを脅してまでドレスを借りてきた。なんでも100万近くする正装
用らしい。セカンドは一体どんな服を着てくるのだろうか。しかし、さすがに100万近くの
ドレスはやりすぎただろうか?など考えていると携帯電話が震えた。
ブーッ、ブーッ
レイ「もしもし」
アスカ「あ、私だけど。ミサトの若い頃の服でも良いかしら?」
レイ「正装ならなんだっていいわ」
アスカ「せ、正装?そんなもんないわよ?」
レイ「葛城三佐の正装は?」
アスカ「ミサトのサイズは大きいのよ。身長だって違うし」
レイ「では、レンタルで借りてもらえる?」
アスカ「えー?ホテルの食事にそこまでするの?」
レイ「わかったわ。こちらで用意するからそのまま来て」
プルルル
リツコ「はい」
レイ「あ、赤木博士。ドレスをもう1着お願いします」
リツコ「レイ、あなた一体何を考えているの?司令も最近あなたが変だって心配してるわよ」
レイ「今日は特別な日。お願いします」
リツコ「あら、司令とイブにデートかしら?」
レイ「いえ。司令のお誘いは断りました」
リツコ「そうなの、それは意外だったわ。で、ドレスはいつ必要なの?」
レイ「今日、いますぐお願いします」
リツコ「それは、無理よ」
レイ「そうですか・・・アノコトイッテヤル」
リツコ「また脅す気?場合によってはこちらにも考えがあるわよ」
レイ「コノドレスヨゴシテヤル」
リツコ「脅せばなんでも言うこと聞くと思ってるのね・・・わかったわよ。その代わり今日だけよ?」
レイ「すみません。この計画は必ず成功させたいの」
901:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 03:14:32
30分後、諜報部からドレスが手渡された。
それと同時位にアスカも到着した。
アスカ「あら、あんた早いのね。まだ10分前よ」
レイ「遅刻するのはいけないことだから」
アスカ「ふうん。で、服装だけどこれで良いの?」
レイ「少し古い感じがするわ。これに着替えて」
アスカはレイに言われるがままに諜報部の車の中でドレスに着替えた。
アスカ「なーんか、恥ずかしいわね」
レイ「き、キレイ(*゚д゚*)」
アスカ「そ、そう?じゃあ、早速入りましょうよ」
レイがホテルマンにゲンドウの名前を告げると案内された場所は夜景の綺麗な部屋だった。
アスカ「こ、個室?それに帝○ホテルでフランス料理のフルコース・・・あんた一体なに考えてるの?」
レイ「夜景が綺麗ね」
レイは肘をつき手のひらを顎に乗せて窓を見つめていた。
アスカ「人の話聞いてる?それに何で福引で当てたのに司令の名前がいるのよ」
レイ「このオードブル美味しいわ。福引を当てたのは司令なの」
アスカ「・・・ねえ、本当のこと言ってよ。大体、こんなとこで中学生が2人で食事するなんて
不相応よ。かえって恥ずかしいわ」
レイ「あなたは心配しないで。私は一度贅沢をしてみたかったの」
アスカ「大人になって良い人見つけてからでも遅くないでしょう?」
レイ「私達、いつ死んでもおかしくないわ」
アスカ「私は使徒なんかにやられないわ!それにこういうところには大人になって好きな人と・・・。
そうよ、例えば加持さんと・・・」
アスカがそう言いかけたとき、レイの動きが止まった。
アスカ「ど、どうしたの?」
902:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 03:17:18
レイ「( T―T)うるうる」
アスカ「な、なんで泣いてるのよ?ねえ?」
レイ「(ノД`)シクシク」
アスカ「(゚д゚|||) ヒィィィ!!わ、わかったわよ!私達命張ってるんだもの。そうよね、これくらいの
贅沢しないとね!」
アスカは初めて見たレイの泣く姿に動揺してしまった。いつもは無表情で無愛想だが、そんなレイ
にも喜怒哀楽があったなんて・・・。それに今日のレイはおしゃべりだった。
レイ「私達は未成年だからワインは飲めないのね。ソムリエに入れてもらいたかったのに残念だわ」
アスカ「でもフランス料理にオレンジジュースってのも笑えるわね」
アスカはレイなりに気を遣ってくれていることを汲み取り、これ以上詮索するのをやめようと思った。
アスカ「ふぅ、メインディッシュは終わりね。あとはデザートかあ」
レイ「あまり食べられるものがなかったわ」
アスカ「あんた肉嫌いなのにどうしてフランス料理なんかにしたのよ。勿体無いわね」
レイ「贅沢するならフランス料理だと思ったから」
アスカ「まあ、フレンチでもピンきりよ。こんな高級なとこ、よくクリスマス直前に予約できたわね」
レイ「セカンド、見て。雪が降ってるわ」
アスカ「雪?そんなもの降るわけないでしょ?」
レイ「一度言ってみたかったの」
アスカ「本当、今日のあんたなんか変ね。さっきから私は驚きっぱなしよ」
レイ「(ドキドキ)・・・・・・サプライズならまだあるのよ」
アスカ「え?」
レイはホテルのキーをテーブル上にそっと置いた。
レイ「上に部屋をとってあるの」
アスカ「・・・・」
あまりの唐突なできごとにセカンドは( ゚д゚)こんな顔をしていた。
レイ「デザートは何かしら」
アスカ(これならパパイヤ○木のディナーショウのほうが良いわよ。ここの部屋っていくら?
こいつは何考えてるのかしら?)
レイは少し頬を赤らめ窓を眺めていた。
903:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 20:42:12
オモシロッ!
904:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:22:10
902続き(今回で完結)
アスカ「あ~、美味しかった。でも、やっぱり日本人向けに作ってあったわね」
レイ「そう」
アスカ「さて、デザートも食べたし・・・」
レイ「本当のデザートはこれから(ボソッ)」
アスカ「ん?何か言った?」
レイ「いいえ、何も。それじゃあ部屋へ行きましょ」
アスカ「そ、そのことなんだけど。朝帰りはやっぱ不味いかなって思うのよね」
レイ「それなら葛城三佐に連絡したわ」
アスカ「そのこともなんだけど、やっぱりこういうのって・・・」
アスカが何か言いかけたが遮るようにレイは席を立った。
レイ「さっきも言ったけど、私達命張ってるもの。少しくらい贅沢しなきゃ」
アスカ(これって少しなの?)
結局、アスカはレイに言われるがままに客室へと向かった。今まで気付かなかったが
いつの間にか荷物がない。どうやら荷物は先に部屋へ運ばれたらしい。
アスカ「ここ・・・。スイートルーム?」
レイ「ここも夜景が綺麗だわ」
アスカ「あ、あはは(;゚∀゚)VIPでもないのにどうして私はこんなとこにいるのかしら」
レイ「でもここ10万しないわ」
アスカ「そ、そりゃあスイートじゃあ安いほうでしょうけど、気軽に泊まろうってとこ
でもないでしょ?もしかして、あんた何か企んでいるんじゃ?」
レイ「何も企んでいないわ。ただ、今日はセカンドと楽しいクリスマスを送りたかっただけ」
アスカ「それならあんたの家でピザ食べるだけで十分じゃない!」
レイ「セカンドと素敵な思い出を作りたかったの・・・」
アスカ「あ、あんた変なこと考えてないでしょうね?」
レイ「・・・。先にシャワーを浴びてくるわ」
アスカ(なぜかしら?私の第六感が危険を告げている!!)
レイ「それとも一緒に入る?」
アスカ「い、い、い、いやよ!!」
レイ(セカンド照れてる・・・かわいい)(*・∀・*)
905:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:23:38
アスカはレイがシャワーを浴びているのを確認し、忍び足でドアの前に立った。
アスカ「今日のあいつ絶対変よ。早く帰らなきゃ!!」
―!?
アスカがドアノブに手をかけたときだった。よく見ると内側からロックされている。
アスカ「あ、暗証番号なんてわからないわよ。いつの間に?てか、これ犯罪じゃあ・・・」
アスカが逃げることもレイの想定内だったのだろうか。携帯電話も圏外で繋がらない。
恐らく電波をキャッチできない機械でも仕掛けたのだろう。
アスカ「あいつがこんな大胆なことするなんて。・・・・・・はっ、感心してる場合じゃないわ。
もしかしたら私の考えすぎかも知れないじゃない!そうよ、きっとファーストは口
には出さないけど寂しいのよ。それで今日は誰かと一緒にいたかっただけかも」
アスカはまるで自分をなだめるように、椅子に腰をかけテレビを付けた。
アスカ「あ!そうだわ。先に寝よう。そうすれば何も恐くないわ」
そうよそうよ、と呟きベッドへ向かったアスカは腰を抜かしそうになった。
アスカ「ちょ、ちょっとなんでダブルなのよ!?普通ツインじゃない?」
レイ「どうしたの?」
アスカ「!?」
レイ「お風呂、とても広かったわ。あなたもシャワー浴びたら?」
アスカ「ちょっと、それよりこれどういうこと?どうしてツインじゃないの?」
レイ「さすがスイートね。ルームサービスも充実しているわ」
アスカ「は~な~し~を、そらすな!」
レイ「セカンドはどうして私をクリスマスに誘ったの?」
アスカ「え、それは・・・」
レイ「クリスマスは普通大切な人と過ごすって葛城三佐が言ってたわ」
アスカ(ど、どうしよう。消去法であんたが残ったなんてとても言えない)
レイ「私はセカンドが大切な人だから誘いを受けたわ」
アスカ「・・・それって私と仲良くしたいってこと?」
レイ「ええ。私はあなたが好き」
アスカ「そ、それは友達としてよね?」
906:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:24:46
レイ「それはわからない。でも・・・あなたを見ると・・・その・・・((((*´ー`) 」
アスカ(ファーストが顔を赤くしてもじもじしてるわ。これはこれで新鮮だけど
私はそんな気はないから断らないと!)
レイ「セカンドと一つになりたい」
アスカ「あっ、そういえば今日全米で大ヒット中のドラマが放送されるのよ!」
レイ「・・・( ´・_・`)」
アスカ(なんですごく悲しそうな顔するのよ。そんなに"しゅん"ってされたら
罪悪感が湧き出てくるじゃない)
レイ「そうよね。私、少し勘違いしてたみたい。ごめんなさい」
アスカ「・・・ファースト・・・」
レイ「暗証番号はlovelove secondよ。これで外に出られるわ」
アスカ「暗証番号はともかく、今日は・・・その、ごめんね。私はあんたと友達
として仲良くしていきたいから」
レイ「わかったわ。さようなら」
アスカ(結果的に軽い気持ちで誘って、ファーストを傷つけてしまった・・・)
レイ「・・・シクシク」
アスカ「・・・」
レイ「・・・あれ、この窓途中までしか開かないわ。じゃあ睡眠薬で・・・」
アスカ「ち、ちょっと!!何も死ぬことないでしょ!?」
レイ「セカンド・・・。もう、私のことはいいから。さあ、帰って」
アスカ「あんたね~。わざとやってるでしょ?」
レイ「何のことかしら?」
アスカ「はぁ~、もう。わ、わかったわよ!・・・キ、キス・・・くらいなら」
レイ「ほ、ほんと!?」
アスカ「その代わり舌は入れないでよ!あと10秒以上は駄目よ!」
レイ「ヽ(゚∀゚)ノワーイワーイ」
907:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:26:24
アスカ(私としたことが何考えてるのかしら・・・でも、どうしてかしら。なん
だかとても切ない気持ちにさせるのよ、こいつの仕草や言動は)
レイ(ドキドキ・・・。セカンドとキス・・・ドキドキ)
アスカ「さ、早くしなさいよ」
もうどうにでもなれ!と言わんばかりにアスカは目を瞑った。
アスカ(やっぱりドキドキするわね。ん?よく考えたらこれファーストキス・・・。
ファーストキスの相手がファーストなんて洒落みたいね。笑えないけど)
アスカ「・・・・・って、あれ?ファーストがいない」
しばらくしても何の感触もないのでアスカは目を開けた。
アスカ「ファースト?どこ?」
レイ「ここよ」
声のほうに目をやるとレイはソファーで横になっていた。
アスカ「あんた何してるの?」
レイ「セカンドは私に気を遣っている。こんなのフェアじゃないわ」
アスカ「何を今更・・・。あんたさっきまで私を強引に振り回してたじゃない」
レイ「さっき、気付いたの。こんなことしても、私・・・きっと後悔する」
アスカ「・・・」
レイ「おやすみなさい」
アスカ「何よ。逃げるなんて卑怯よ・・・決心した私が馬鹿みたいじゃない」
レイ「ごめんなさい」
アスカ「・・・」
レイ「・・・」
908:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:33:12
―数分後
アスカ「ファースト」
レイ「・・・」
アスカ「もう、寝たわよね?・・・・・・・・・チュ」
レイ「!?」
アスカ(まったく・・・ファーストの「変」がうつっちゃったみたい////)
アスカ「さあ私も寝よっと」
アスカがベッドに向かおうとしたときだった。
レイ「セカンドー!!\(*^▽^*)/ガバッ」
( `Д´)=○)3゚)∵
レイ「な、なぜ・・・?セカンド・・・」
アスカ「勘違いしないでよね!私は約束を守っただけよ!・・・ふん!!」
アスカは勢い良くベッドに潜り込みレイに背を向けた。
レイ「シクシク(/ー\)」
アスカ「もうその手には乗らないわよ」
レイ「・・・」
アスカ「ほら、もう寝るわよ」
レイ「おやすみなさい」
そう言ってレイはソファーへ向かった。
アスカ「ちょっと、どこ行くのよ?」
レイ「え、ソファーに・・・」
アスカ「せっかくスイートとったんだからベッドで寝ないとね」
そういってアスカは軽く布団を上げて空間を作った。
レイ「え、でも・・・」
アスカ「いいから、早くしなさいよ」
レイ「ええ」
―数日後
ゲンドウ「レイ!!帝○ホテルから50万近くの請求が来ている!!どういうことだ!?」
レイ「問題ありません」
――終劇――
出来心で投稿しました。
909:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 03:45:58
最高だったよ(´∀`)
910:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 04:06:47
職人様、一足早いクリスマスプレゼントをアリガトウございました。
激しくGJです!
911:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 17:45:41 KZgZUwAU
職人様ご馳走様でした☆
912:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 18:53:22
>>908
レイカワユス。
それでは一つ小ネタを投下。
シャワー室にて
ジャァァァ
戦闘を終えたアスカとレイはシャワーを浴びていた
ア(LCLの匂いってなかなかとれないのよね~。それにしても
気のせいかしら、視線を感じるわ)
アスカは後ろに目をやった。
レ「( ゜д゜)ジーッ」
僅かな隙間からファーストがこちらを覗いている。
ジャアァァ
レ「あ、熱い!!熱湯!?」
ジャアァァ
アスカは容赦なくレイに熱湯をかけ続けた。
レ「ヽ(;´Д`)ノタスケテ~ 」
ア「何見てんのよ変態!!次見たら殺すわよ」
レ「私の勝ちね(ボソッ)」
ジャアァァ
レ「ヽ(;´Д`)ノタスケテ~ 」
913:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 21:56:45
ちょっと気になるゲーム
URLリンク(www.sofpla.co.jp)
914:\
06/12/24 22:20:54
初めて書いてみました。
眠れない。
なんで眠れないの?
胸が締め付けられてる感じがするから。
なぜ?
わからない。ただ彼女の顔が忘れられないの。
――――――――――
シンジ「おはよう。綾波。」
レイ「おはよう。碇君。」
彼は碇君。毎朝一緒に学校へ行くの。
シンジ「転校生の子、ドイツから来たんだってサ。」
レイ「そうなの?」
シンジ「うん。大学も卒業したって話だよ。それにおしとやかな子だったしネ。」
レイ「あの、彼女のこと他にも知らない?」
シンジ「他は知らないなぁ。今日話してみたら?」
レイ「…うん。」
915:\
06/12/24 22:24:47
シンジ「おはよう。」
トウジ「お二人さん。今日も一緒に登校でっか。お熱いのぉ~。」
シンジ「そ、そんなんじゃないよ。」
レイ「…。」
今のは鈴原君。関西弁のおちゃらけ者。
シンジ「ほら、綾波怒ってるじゃないか。」
トウジ「気に触ったならゴメンな。」
レイ「気にしてないわ。だって、違うもの。」
シンジ「……。」
トウジ「……。」
ガラガラッ
アスカ「おはよう!」
彼女が入ってきた。
916:\
06/12/24 22:26:35
シンジ「おはよう。アスカ。」
アスカ「はぁ?なんでアンタが私のこと“アスカ”なんて読んでんのよ!」
シンジ「だって、名前アスカじゃなかった?」
アスカ「そうよ!でも、なんでアンタなんかに呼び捨てなの?アスカさんとか惣流さんとかにしなさいよ!」
シンジ「えぇっ…。」
碇君と彼女が話してる。
澄んだ青い瞳。しなやかなスタイル。そして、自分をしっかり持ってる人。
綺麗なのに、力強い感じ。
なんで、彼女を見るとこんなにドキドキするの?
シンジ「じゃあ。惣流さん。」
アスカ「何よ?」
シンジ「あの、綾波が惣流さんと話したいって。」
アスカ「綾波?誰よそれ?」
碇君が私をチラッと見るのがわかった。
アスカ「あの青髪の子?」
917:\
06/12/24 22:31:47
アスカ「アタシに何か用?」
近くで見るとスゴく綺麗。彼女の目が、私の体の自由を奪う。
レイ「……。」
しゃべれない…。…恥ずかしい。あぁ、もう…。私のバカ…。
アスカ「つーか、アンタもしかしてファーストチルドレンじゃない!?日本でウワサのパイロットって、アンタね?」
レイ「!?… なぜ知ってるの?」
アスカ「失礼ね!アタシは新しくエヴァ弐号機パイロットに任命された、惣流・アスカ・ラングレー!ちゃんと覚えときなさいよ!」
918:\
06/12/24 22:33:21
それから、私達はなんとか打ち解けることが出来た。
彼女と色んな話をしたわ。自分のこととか、家族のこと、ネルフのこと。
話をしていくうちに、自分が彼女にどんどん惹かれているのがわかった。だって胸がドキドキして、体が熱くなるから…。今までに感じたことのない気持ち。
これが、恋?
919:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/25 00:26:20
恋だと思うよ…
920:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/25 00:27:52
恋でいいと思うわ…
921:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/25 01:17:46
アスカ「いっけなーい、学校に筆箱忘れちゃった」
ヒカリ「えーと、今夕方の6時だからまだ間に合うよ」
アスカ「じゃあ私戻るから先帰っといて!」
ヒカリ「一人で大丈夫?」
アスカ「うん、じゃあ行って来るわね!」
学校には誰もいなかった。部活をしている生徒も見当たらず
教室は静かでいつもと違う雰囲気だった。
アスカ「あれ、誰かいる…?」
教室のドアを開けると人影が見えた。
アスカ「ま、まさか…出た?……とにかく早く筆箱を!」
そそくさと自分の机へ走り寄り、机の中に手を突っ込んだ。
アスカ「こんなことならヒカリと一緒に……、え?何か入ってる?」
机の中に覚えのない箱が入っていた。
アスカ「何これ?チョコ?そういえば、明日はバレンタインデーだったわね。
私は誰にもあげないけど。」
アスカはとりあえず中を見てみることにした。
アスカ「私あて?…まさかねー。とりあえず中を見てみないとわからないわ。
こういうの良くないんだろうけど、入れ間違えた奴が悪いのよ」