06/08/07 14:20:08
レ「貴女が好きなの。
貴女の瞳が好き。夏の海のように煌く瞳が。夏の陽射しのようなきびしい眼差しが好き。
貴女の髪が好き。そよ風に閃くシルクのようなさらさらの髪が好き。
貴女の唇が好き。蜜のような口付けをくれるせつない吐息を聴かせてくれる唇が好き。
貴女の声が好き。高くて甘い心に染み込む鼻にかかった声が好き。
貴女の身体が好き。抱きしめると折れてしまいそうな華奢な腰が。
薄くてでも形のよい胸が。重ねた肌から伝わってくる温もりが好き。
でも一番好きなのは貴女の心。脆くて傷つきやすいでもどこまでも純粋で美しい。
全てを壊す激しさに満ちた魂が。
好きよ。大好き。貴女の全てが愛おしくてたまらないの。惣流さん。
貴女以外のものなんかもう何もいらない。ただ貴女だけが欲しいの。
貴女と私二人だけの永遠の夜が。なのに世界には余計なものばかり。
私たちの間にずうずうしく割って入ってくる、邪魔者ばかりだから。
だから消すの。全部ね。
私たちはチルドレン。求め合えば求め合おうとするほど、触れ合おうとすればするほど傷つけあう。
切り結ぶこと、切り結ばれること、それが私たち、チルドレンの愛し方。
わかるでしょう?惣流さん。さあ、続きをしましょう。もっと本当の私を刻み込んであげる。
だから惣流さんも私に刻んで。貴女を刻んで頂戴。ね、惣流さん。
踊りましょう惣流さん。命果てるまで。残酷な輪舞を…」
ア「……・・・・・・、
シンジィー!ファーストが物壊れたー―!!」