06/10/26 22:36:07 3/2+IN6F
シンジ「ただいま」
レイ 「おかえりなさい、シンジ」
レイはいつも通りの笑顔をシンジに向けた。
レイ 「どうだった?アスカは元気だった?」
シンジ「う・・・うん。元気だったよ」
レイ 「私も行きたかったんだけどなぁ。どうしてもダメだって止めるんだもの・・・」
シンジ「いや・・・うん。いや・・だめだよ、やっぱり安静にしてなきゃ」
レイ 「でも・・・嬉しいわ」
シンジ「・・・・・・レイ・・・」
レイ 「それだけ私のことを思っていてくれてるってことだものね、ふふっ」
レイはシンジを信じていた。だからこそちょっと遅いかなというこの時間でも、
遅かったじゃない?などとは全く聞かない。レイはそんなことを夢にも思っていなかった。
その信頼こそがシンジを苦しめる。
(・・・なにか聞いてくれればな、自分自身に言い聞かせることもできて落ち着くんだけど・・・)
隠さなくてはならない。だからこそ変にボロがでる可能性があることは言いたくなかった。
でも、なにかを言いたかった。
(・・・なんてことをしちゃったんだろ・・・・・・・・・・)