落ち着いてLRS小説を投下するスレ3at EVA
落ち着いてLRS小説を投下するスレ3 - 暇つぶし2ch656:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/06 12:33:03
下校時間―

「碇、早くーっ」

帰る用意をすませたケンスケが教室の出入口で廊下の方をチラチラ気にしながらシンジを待っていた。

今日は掃除当番の日だけど“本日限定プラモデル。1人1個まで”を買うために早く帰りたいのだ。
遊び用と保存用に二つほしいからって僕も付き合わされる事になっている。

ケンスケ、こーゆう事には目の色が変わるんだよなぁ。
委員長は職員室に呼び出されていて、教室にはいない。教室を抜け出すには今がチャンスだ!

「待ってよ、ケンスケっ」

夢中で走る事、やっと校庭の外に出た。
途中、先生に「廊下では静かに」って注意された気がしたけど。


「ハァハァ。良かった、無事に抜け出せたね。でも早く行かないと。」

??
後ろを振り返ると、ケンスケが余裕な表情でシンジの後ろを歩いていた。

「ここまで来れば大丈夫さ。それにプラモデルはちゃんと二人分、予約してあるからね。」

「えっ。そうなの?」

呆れた。ただ掃除をさぼりたかっただけなのか…。



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