06/07/28 01:36:31
まさか、こんなカタチで彼と別れなければならないなんて想像もつかなかった。
エヴァは私のカラダを利用して無限の創造力を手に入れようとしている。
そして、私がこのカラダをエヴァに捧げれば、私もまた無限の可能性を手に入れることができる
考え方を変えれば、これが私の存在を活かす最大にして唯一の方法なのかもしれない。
私がこの二年間、求めていたものが目の前にあるのだ…
私は無意識のうちに半歩、前に進んでいた…
でも、私がいなくなった後、碇君はどうなるの…?
彼はこの世界に独り取り残されて…そして死んでいくのよ…
心の中で冷静な声がした。
その通り。駄目だ。
私は行ってはならない。
絶対にそれだけは許されない。
私は碇君を心の底から愛している。
今でもその気持ちは全く変わることはない。
彼のためなら私はどんな犠牲を払っても構わないと思っている。
それなのに、こんなにまで揺れ動いている私の心が憎かった。
何故、私は迷っているの?