落ち着いてLRS小説を投下するスレ3at EVA
落ち着いてLRS小説を投下するスレ3 - 暇つぶし2ch278:角
06/07/13 16:40:06
その晩、テントの中で僕と綾波は二人仰向けになって床に就いた。
波が繰り返し打ち寄せる音だけが響く。
僕は思い切って聞いてみることにした。

「綾波は、どうやってこの世界に戻ってこれたの?」

「声が…聞こえたの。」

隣で寝ている綾波の体に微かな震えが走った。

「碇君の…碇君の悲鳴…」

僕は絶句した。

そして、綾波は突然僕にすがりつき、僕の胸に顔をうずめて泣き出した。

「私は…私は碇君だけは失いたくなかったの。
 もうあなたの悲鳴は聞きたくなかったのよ!お願い…。」

綾波は本当に震えていた。
後にも先にも、綾波が取り乱すのを見たのは初めてだった。 

「もう僕は死なない。死なないから…。
 御免よ…綾波…」

僕には震える綾波を抱きしめることしかできなかった。
ひどい罪悪感を感じた。

#こんなので…いいの…かな…?
#ストック使い果たしたんでまた書きなおさな。アディオス!


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