06/06/24 18:21:13
>>203
「何だよシンジ、まぁた思いつめた顔しちゃっ…まさかまたコワ~いオニイサン達…来ないよな?」
「…うん」
「なら良かった…あ、どうせ食ってないんだろ?メシ食ってけよ」
「…うん、ありがとう」
本当はありがたいなんて思ってないくせに作り笑いなんかしちゃってさ…嫌なヤツだな僕って…
心の中はご飯どころじゃないほどひどくズタズタだけど、お腹はいつも通りに働いている。
(ケンスケって素でこうなのかな?)
こっちは適当に相槌を打っているだけなのにケンスケは軍ヲタぶりをフルに発揮して一人でまくしたててる。
はじめは何か考えてそうしているのかと思ったけど、どうやら違うらしい。
それはそれで助かったけれど、すっかりご飯を食べ終えても延々と続く作戦立案に付き合わされるのはちょっと…
「おっともう真っ暗だ、泊まってくよな」
満面の笑みを浮かべて満足そうに伸びをするケンスケ。
意外と一番コドモっぽかったりして…
さっきまでのトゲトゲした気持ちはご飯とケンスケのおかげ?でほとんど消えかけていた。