♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 8at EVA
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 8 - 暇つぶし2ch402:リレー
06/05/01 02:33:59
 シャワーの音でとりとめの無い思考の渦から抜け出す。

「ね、シンジ君」
「……はい」
「顔、見せて……女の子になってから、じっくり見てなかったから」

 背中にまわしていた腕をほどいて、こぶしをつくってシンジの顎を持ち上げる。
 少し面長の綺麗な顔立ち。
 胸に顔を押し付けられて暑かったのだろうか、紅潮した頬、
 熱に浮かされたような目、半開きの薄い唇から白い歯が覗いている。

 視線が絡まる。シンジの漆黒の瞳に吸い込まれるような感覚。
 胸がドキドキする。こんな感覚は生まれてはじめてだ。顔が熱くなってきて、嫌じゃないけど落ち着かない。
 
 こんなのは駄目だ。冗談もほどほどにしないといけない。なにせ朝の時間は貴重なのだ。

 シンジと見詰め合っていると、最後の戦いの時の別れを思い出す。
 そうだ、あの時の冗談の続きで、今の居心地の悪い状況を終わらせてしまおう。
 避けられない死を間近にした再会の約束。本当にたちの悪い冗談。

 シンジの顎をのせたこぶしから親指を伸ばして、あの時の感触を思い出させるように、
薄く柔らかな下唇をなぞる。
「ねえ、シンジ君、大人のキスを覚えてる?」

 シンジは、震えていたマブタを大きく見開き、呆然と、呟くように答える。
「……血の味が、しました」

 口の中が乾いて、いよいよ動機がはげしくなる。、
 おどけた顔で、ふざけた口調であの冗談が言えるだろうか?

「あの時の続き……約束の続き、する?」


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch