06/04/29 22:43:44
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「きゃうっ!な、な、なにをするんですか?ミサトさん?」
突然の耳朶への刺激にシンジは、背筋を震わし、振り返って抗議をしようとするが、
思わぬ至近距離にいるミサトに足の置き場を無くし、体制を崩す。
ミサトは倒れそうなシンジの腰に腕をまわし、自分に引き寄せてやると、にやりと人の悪い笑みを浮かべ、おどけた口調で語りかける。
「ごみーん、感じちゃった?シンちゃんのエプロン姿がかわゆすぎるんで、ついイタズラしちゃった」
「もう、からかわないでください!」
「エプロンも似合うし、お料理も上手だし……シンちゃん、お姉さんのお嫁さんにならない?」
「……それ、ひどいですよ。ミサトさん」
奇襲成功。後は、お約束半分、アドリブ半分。姉と弟?のコミュニケーションである。
こういうやり取りが自然に出てくれば、シンジも自分も大丈夫な証拠なのだ。
大げさにしかめっ面を作っていたシンジが、はっと何かに気づき、目を逸らせた。頬に朱がさす。
「ん?どしたの?シンちゃん。あっ……」
どうやら、至近距離のタンクトップの胸の谷間に気がついたらしい。
「す、すみません!!」
腰を抱き寄せられたままのシンジは、あわてて上半身を仰け反らせてミサトから離れようとした。