06/07/28 11:15:35
おちそう
898:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/03 21:16:18 BcU5WviX
保守
899:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/03 23:15:41
その日の授業も終わり、窓から差し込む光もすっかり橙を帯びた教室内に静寂を押し切るようにして引き戸が開き、同時に少女の姿が現れる。
「鈴原!ちゃんと日直の仕事してる?」
「んー?なんや、委員長か…。見ての通りやっとるで、ほれ」
少女の憶測とは裏腹に教室にいたジャージ姿の少年は真面目に働いた成果を見せんとばかりに手にしていた日誌を差し出した。
「……あ、黒板も綺麗になってるし…鈴原にしては珍しい、わね」
「ワシかて、やるときゃビシっと決めたるわぁ。…いいんちょ、こんな遅い時間までどないしたん?」
900:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 00:52:45
wktk
901:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 10:28:17 h9WU5phy
早く続き書け
902:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 14:35:54
「え?わ、私は…ほら!学級委員長として、最後まで点検する義務があるでしょ?だから…」
彼の質問に声を裏返して答えるヒカリ。なんとか必死に平静を保とうとするものの、自然と体の動きもあたふたとしたものになってしまう。
「ほんま、遅ぅまでごくろーさん。いいんちょは頑張り屋さんやな」
「あ…ありがとう」
頬に朱を走らせて俯いてしまう少女。教室には再び静寂が訪れる。
「す、鈴原…あの、ひとつ聞きたいことがあるんだけど、いい?」
903:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 14:36:14
「・・・そ、それは
委員長として鈴原がちゃんと日直の仕事してるかどうか確認しに来たんだから…
それ以外の何でもないのよっ!」
誰か続き
904:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 14:49:46
「ワシはこれからシンジとデートなんや。あいつ遅れてきたらごっつ怒んねん、せやから見逃してや、な?」
誰か続き
905:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 14:50:50
「ん?構わへんよ。何や」
「あの…鈴原は、綾波さんのこと好き、なの?この前、屋上で一緒に話してたし」
「……へ?ワシが、綾波を?あれはただの話や、好いとうとか嫌いとかそんなんじゃないで」
「あ、そ、そうなんだ…」よかった、とばかりにゆっくり息を吐き胸を撫で下ろしつつも少女は更に言葉を続ける。
「わ、私は…今ね、好きな人がいるの。同じ学校で同じクラスの人」
「はぁ、そりゃあおめでとさんやな。いいんちょが好きなんかあ…シンジか?ケンスケか?」
906:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:00:38
「す…鈴原が…好き…」
「な、なんやてー?」
「私も言ったんだから鈴原も言ってよね」
「ワシはシンジが好きや言うとるやろ!ほな行くで!」
バタン
「い~か~り~!殺してやる、殺してやる、殺してやる!」
907:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:07:40
ヒカリダークは可愛いなぁ。
908:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:30:56
「ううん、違う」
「シンジでもケンスケでもないっちゅーことは…どいつやろ。わからんわあ」
「鈴原」
「へ?」
「私…鈴原のことが、好き」
「は、はぁ?ワ、ワシ?」瞳を見開き告げられた言葉に素っ頓狂な声を出して答えるトウジ。スカートの裾を両手でぎゅっと握りながらヒカリはゆっくり顔を上げていく。
「だから…鈴原と、ひとつになりたいの。鈴原に、触ってほしい」
909:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:32:43
ヒカリダークが好き
910:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:33:54
「だからワシはシンジが好きや言うとるやんけ!あんまりしつこいと警察呼ぶでほんまぁ!」
「…!いぃ~かぁ~りぃ~!!!ブチブチブチッ!ビキビキビキビキ」
911:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:35:12
ダークがいいなぁ。
912:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:36:49
トウジはもう少しやんわりと断ったらどうだwwwwww
でもヒカリダークが好き。
913:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:39:03
出刃包丁でトウジとシンジに斬りかかるのきぼん
914:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:39:11
「な…いいんちょ、ワイは…」
「鈴原は、私のこと…嫌い?」
「そんなことあらんけど…せやけど、いいんちょはワシなんかでええんか?男はワシだけじゃないで」
「私は、鈴原がいいの。だから…」
「………」
暫く床に目線を落として無言となるトウジ。黙り込んだのち顔を上げ口を開く。
「ワイ、そーいうこと一度もしたことないから上手く出来んかどーかわからんけど…それでもいいんか?」
915:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:45:39
まだエピソード1のようなものだ
そう、アナキン少年がダースベイダーになるように
916:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 15:50:14
早くいいんちょがダークになりますように。
917: ◆34iaA17JYA
06/08/04 17:02:02
期待