い、いいんちょ…そろそろ…い、入れるで…っ…at EVA
い、いいんちょ…そろそろ…い、入れるで…っ… - 暇つぶし2ch204: ◆A7RGAj24KE
06/03/18 14:16:54
やや上気した彼女のほほをそっと手で包みながらさらなる覚悟を決めた彼は、
腕を交錯させたまま脅えたように、しかし唇を噛みしめながら次なる行動は何かと身構える彼女に、
再び体を預けると唇を重ねるのではなくそっとそれもおっかなびっくりに体を撫で始めた。

最初は何事かと思い真意を確かめるため彼のなすがままにされていた彼女も、
次第にこの行為があるものの代理、代償行為に過ぎないと気づいた時、
そっと彼の腕をつかむとやや真剣な表情で問いかけてきた。

「…ねえ鈴原…何がしたいの…」
「…すまん、すまんないいんちょ、わしはいいんちょを…その…すまん…」
「…私、どんな風にされても構わない…でも、でもね、これが鈴原の気の迷いとか、
 勢いだけでしたいんだったら今すぐやめて、こんな事しなくても二人で今まで通りの方がいいでしょ?」
「…そう思うて我慢してきたんや…何かを壊したらおしまいやと…せやけど、な、
 わしは欲しいんや、いいんちょの全てを、好きだからこそ欲しいんや、おかしいやろ?」
「…おかしくない…私その気持ちわかる…私も好きだからこそ欲しくなる…鈴原の全て…」
「え、ええんか…いいんちょ…」
「…ちゃんと優しくしてくれるなら…」

愛の契約が成立しそれに印をつけるがごとく彼と彼女は再び乱暴なキスを貪った。
荒々しく体を包み抱き締める彼の一挙一動を優しく受け止めようと努力する彼女、
しかし二人の間にはもうさっきまでの脆く崩れそうな壁は存在しない。

いや、厳密にいえば一つだけ残ってはいるのだが…

唇を介して彼は男という、彼女は女という異なる性のスイッチが入ってしまったのだ。
本能に彩られた互いを求める欲望の前に残り少ない理性という壁が今音を立てて崩れ始めた。


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