【俺の息子に】地獄司令官ゲンドウ【手を出すな】at EVA
【俺の息子に】地獄司令官ゲンドウ【手を出すな】 - 暇つぶし2ch591:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/24 15:37:03
        ゚~`~゚(.゚`        (.゚・~゚~~゚`
  ,~。~~,~~~。 ),  |      。 )~"~~,~~'~.~~~
  )          \  __  /
 (          _ (m) _ピコーン
  )             |ミ|                       
 (           /  `´  \                         
  )            _,,∞..   …腰痛…そうだ!  
 (.           .,;:''" * "''●           (~(~⌒)~)λ 
  )          ミ;;;; 从 从./            《`_~~_''γミ        
 (          ミ;;; ゝ゚ ー゚ν.             ヾ 'L_`/’
 )        ━━(,,,)(,,,)━∞∞≠====  (l:::∥::|)
 (          ミヽ    ;;                |::::|:::」z☆
  \.        ~\_<< ~            〈::::〈:::〈
   ⌒~~⌒"⌒~⌒'⌒~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~⌒⌒"⌒~~⌒⌒~⌒⌒"⌒~~
このAAは素晴らしい!特に冬月先生の顔がそっくり!みんなにみてもらいたいんです♪

592:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/25 16:15:25 Odd6N/S2
良スレAGE

593:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/28 23:44:29
保守

594:番外編
06/11/28 23:51:46
玄関を開け「ただいま」と声を掛ける。
するとユイがたたたと小走りに近寄って来て
「お帰りなさい、あなた」
とにこにこ笑いながら抱き付いて来た。
優しく抱き留め
「疲れたろう、大丈夫か?」
「ええ、私は大丈夫。でも貴方…散髪して来たの?」
「ああ。ヒゲもじゃではシンジが怖がると思ってな」
「…シンジ、人見知りの時期なの忘れた?前に会った時はヒゲもじゃだったから、ひょっとしたら…あ!シンジ!」
見ると、お昼寝してたのか…シンジが目を擦りながら、こちらに向かってたどたどしく歩いて来る。
ちょっと不安になりつつ
「シンジ、お出で」
と、両手を広げる。
私の声に気付いたのか
「…おーたん!!」
と笑顔で走り寄って来ようとしたが…手前でぴたりと止まると、私の顔を見て目を見開いている。
「…シンジ?」
私が近寄ろうとすると、シンジがイヤイヤと首を振り、後退りしながら既に半泣きしていた。
「おーたんない!!おーたんおこ!?」
「…やっぱり人見知りモードに突入したわね…」
「感心してないで何とかしてくれ!!ユイ!!シンジは何て言ってるんだ?」
「お父さんじゃない!お父さんどこ?…だと思うわ」
「そ、そんな…」

595:番外編
06/11/29 00:13:49
「…何とかならないのか?」
「無理よ、慣れてくれる迄待つしかないわ。大丈夫よ、少しはお休み出来るでしょ?その間に慣れてくれるわよ」
それでも諦めきれず
「シンジ…」
シンジに近寄ろうとすると、ユイに走り寄って後ろに回り
「やーやぁああーー!!」と号泣…orz
しかも私の顔を見る度に泣くので、シンジを見る事すら出来ず私の方も拗ねて、お土産のペンギンのぬいぐるみを抱き締めながら半べそをかいていた。
そんな状態で一日が過ぎて次の日。ようやくシンジが私の顔を見て泣かなくなり
「おーたんね?おーたんね?」
と言い始めた。
「慣れて来たのね、お父さんだよね?って言ってるわよ」
「やっとか…これでシンジにお土産が渡せるな…シンジ、お土産だ」
ペンギンのぬいぐるみをシンジの前に置き、抱き締めながら
「可愛い可愛いするんだぞ?」
と見せると…何故かシンジが目を見開いて、ショックを受けた様な顔をしている。そう、マンガで言うなら背後に『ガーーーン!!』と言った所だろうか。
そしてユイが隣りで顔に手をやり
「あちゃー…やっちゃったよ、このオヤジはもう…」
と言わんばかりの顔をしていた。

596:番外編
06/11/29 00:50:52
「? ユイ。何故そんな顔を…」
言いかけた途端
「やーやぁああ!!!!ないの!!ないない!!おーたんーの!!!!」
シンジが今迄に見た事も無い位激怒した顔をして…何とお土産のぬいぐるみを叩き始めたではないか!
「シンジ!何で叩くんだ?ダメじゃないか」
思わず声を上げると、シンジはビクッとして見る見るうちに涙が目に溜まり…
「おーたん…の…うわああああああん!!!!」
泣き出したシンジをユイが進み出て抱き締め
「はいはい。よしよし…そうよね、シンジが怒るのも当たり前よね?」
と慰める。
「? 何でシンジは怒ってるんだ?」
ユイが苦笑しながら
「貴方まだ分からないの?シンジはそのぬいぐるみにヤキモチやいてるのよ?貴方が抱っこしたから…」
「…え?」
「嫌だ嫌だ!ダメダメ!ボクのお父さんなんだぞ!ってそのぬいぐるみに言ってたのよ」
…そうだったのか…
「…シンジ、お出で」
シンジがしょげながらも私の方に歩いて来る。ぬいぐるみに腰掛けながら抱き留め、膝に乗せて
「シンジは良い子だ、良い子だな…」
と背中を擦りながら優しく抱き締める。
シンジは最初怒られるのかと不安がっていたが、頭を撫でてやるとやっといつもの可愛い可愛い笑顔を見せてくれた。


597:番外編
06/11/29 01:15:36
その後シンジを膝に乗せたまま、私は眠ってしまったらしい。
が、ふと腕の中の温もりが無くなったのに気付いて薄目を開けると、シンジが居らず探そうとすると
「うーん…うーんと!!」
シンジの声が聞こえた。何やら踏ん張っているらしい。薄目で見ていると寝室からシンジが一生懸命何かを引っ張って…
!?私のタオルケット?
順調にこっちに引っ張って来ていたが、途中で何かに引っ掛かったらしく、シンジが後ろにコロンと転がった。立ち上がり
「んー、んー!」
顔を赤くして引っ張るが動かない
「んもー、めっ!」
タオルケットをぺん!と叩く。
か…可愛い…!!
今直ぐ立ち上がり抱き締めたかったが、シンジが何をする気なのか知りたかったので又薄目で見ていた。
引っ掛かった所が取れたらしく、又進み始めるシンジとタオルケット。そして私の所迄来た
「んしょ、んしょ」
…シンジが私にタオルケットを掛けてくれた…!
洗濯カゴを持ったユイが現れ
「…あらシンジ!お父さんに掛けてくれたの?」
「あい!」
ユイがシンジの頭を撫でて
「シンジは良い子ね、ありがとう。本当にお父さん大好きなのね?」
「あい!」
手を挙げるシンジ

愛しい愛しい私の家族…
涙と嗚咽を堪えるのに必死だった…

598:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/29 01:28:56
>>579>>580

番外編も冬月先生が拉致されたまま放置プレイなのも、共に俺が書きました。
本編放ったらかしですみません。
出来れば皆死んでほしくないなと思ってた為…本編と同じにするかどうしようか悩み中です。
あああどうしようorz
そして心の中の俺は「ふふふ悩め悩め」とほくそ笑んでる…重傷ですorz

599:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/29 18:51:18
投下はいいけど自分語りはいらんな
程々に

600:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/29 19:24:15
トンクス。


601:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/29 22:28:05
子シンジかわいいよ子シンジ

602:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/11/29 23:03:36
ん?本編ってどれのこと?
今ここには職人が2人いるってこと?

603:602
06/11/29 23:09:25
スマン理解した
ずいぶん前のことだったから忘れてた・・・

604:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/05 06:29:35
保守

605:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/14 01:57:40




606:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/17 08:03:25 vJyeMDQE
あああどうしようorz

607:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/17 14:32:21
碇氏降臨をマッテル。

608:碇
06/12/18 22:20:02
>>585

LCLに浸かりつつ今頃シンジはどうしているだろうかとぼんやり考えていた
電車の中に閉じ込められたりしていなければいいが・・・


なんだメガネ!うるさいぞ黙れ!!
・・・使徒?本当か?この目で間違いなく見ただと?
・・・・・・そのメガネ、度は合ってるんだろうな?


おい、貴様ら・・・そんなド近野郎の言うことを信じるのか?

待て、出動しようにもチルドレンと連絡はおろかどこにいるのかすら・・・
そもそもどうやってエヴァを起動させる気だ?手動しかないじゃないか



・・・なんだお前達・・・その目付きは・・・

・・・・・・・・・・・・わかったよ!わかった!!行けばいいんだろう行けば!
ちょっくらエヴァ動かしてくらぁ!!

609:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/18 22:28:42
GJ!!待ってました

610:碇
06/12/18 22:36:58
・・・と、渋々歩きだしたが心の内ではまんざらでもない自分がいた

なんせシンジの為に働くことができるのだ
それも堂々と自分の手足を使って

情けないと言われてしまいそうだがこんな事からでもいい。シンジに父としての姿を見せたい

そんな思いで足早にケージへ向かう

さあ皆、エヴァを起動させるぞ!手動だが絶対に起動させねばならん。シンジの為に!!






・・・なに?こんな事もあろうかとすでに起動できる状態にしておいた?
じゃ、じゃあ私のできることは・・・?

・・・・・・・・見守ること?あ・・そう・・・・・・


611:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/19 12:42:51
あいかわらず面白いw

ちょくらいってくらぁ←萌えた

612:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/19 19:44:30
この辺りの心理描写中はみんなあの鉄面皮なんだよな
想像すると腹痛ぇw

613:碇
06/12/19 20:01:42
>>610


すると、あまりにも情けない顔をしていたのだろうか、
整備員の一人がエントリープラグを挿入する作業が残っていると言ってきた


エントリープラグの挿入・・・


確かにシンジに働く姿を見せることができるが・・・見せ付けたい下心が丸見えではないか・・・


渋い顔をしているとこちらの心を汲み取ったのか、整備員が
3体分のプラグを挿入するには人手が足りない、どうか手をお貸しください
と最後の一押しをしてきた


・・・・・・そこまで言うなら・・・手伝ってやるよ・・・



614:碇
06/12/19 20:03:11
と、いう訳で私は整備員達の先頭に立ちエントリープラグを挿入することになった


さあ来いシンジ!あとはお前さえ搭乗すればよいのだ!

いきり立っていると、シンジとその他のチルドレンを連れたリツコ君の姿が目に入った

その途端、何故だろう、ものすごく恥ずかしくなった
顔が熱くなった。もしかしたら赤くなっていたかもしれない

すぐさま顔を背けプラグ挿入の作業に移った

リツコ君が何か私のことをシンジ達に言っていたが聞きたくなかった


もういい、乗れ! 早く乗ってくれ!!



615:碇
06/12/19 20:04:20
そんなこんなでシンジとはろくに目も合わさず、すぐさま乗せてしまった

あとは自力で解除させ、そのまま出動の形になった


俺にできることなんかこれくらい・・・か

なんだリツコ君?使徒を倒すところを見に行かなくていいのかだって?

馬鹿だな・・・私のシンジが出たんだぞ?
倒すに決まってるさ。確認するまでもない・・・



616:碇
06/12/19 20:10:58
案の定、シンジを中心としたコンビネーションで使徒を壊滅

・・・やっぱりな。心配することなど何もないのだ

今度こそ、ねぎらいの言葉でもかけてやろうかな

・・・何だねリツコ君?復旧は夜までかかる?
そうか・・・いや、仕方あるまい。気にせずゆっくりやりたまえ


・・・となると今夜は真っ暗か
さぞかし星がよく見えるんだろうな・・・



そうだ!夜空!星空!!
それをシンジと共に見上げるのはどうだろう??

いきなり言葉をかけるのは難しい
だがきれいな星を見上げるだけなら言葉はいらない
そういう父子の交流でもいいよな!
そうとも、そうしよう!!
・・・リツコ君、チルドレンはどこに行ったかな!?


・・・・・・・・・外に夕焼けを見に行った・・・?

あ・・・そう・・・・・・たぶん、そのまま星も見てくるよね・・・・・・



・・・・・・・・・リツコ君、早めに復旧してもらえるかな?

617:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 13:40:03
ちょwwwwwwww

618:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 18:57:09
キタコレwwwwwwww

619:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 19:09:38
面白いwwwwwwwwww

620:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 19:30:42
碇氏GJ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwww

621:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 19:40:47
碇氏キタ─wwヘ√レvv~─(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─!!!!

622:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/20 20:40:35
それであのタイミングで復旧したのかwww
クオリティ高杉www

623:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/22 20:57:22
はやく

よくやったな シンジ

って所みたいぜ♪
顔が見えないから言えたのかな

碇氏GJ

624:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 11:08:12
>>623
サハクィエルの時の話なら済んでるよ>>229
何故かマトリエル序盤→サハクィエル→マトリエル続き
という話の流れになっている。

625:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 12:45:07
そりは別の人が書いた話しでそ

626:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 14:59:14
そうそう
碇氏のが読みたいのよさ(^O^)v

627:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/23 18:52:09
確かに文体は似てるかも

628: 
06/12/24 01:25:11
碇氏は、確かにすごいけど
もう一人の人もよかったよ。
そっちの人も、また投下してほしいなぁ

629:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/24 01:37:58
番外編の方?

630: 
06/12/24 11:26:37
はい。

631:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/25 21:11:51
・・・もしかして2ちゃん初心者?

632:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/28 11:44:45
ゲンドウが好きなら初心者でもいいんだよ。
参加資格なんてそれだけで十分だ。

633:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/28 17:05:55
いいヤシだな・・・

634:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/29 03:15:06
良スレwパパ無器用だからな

635:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/29 03:31:20
取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。

636:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 18:01:30
ほすアゲ。

637:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 00:12:04
…さて。久し振りにゆっくりシンジとユイを堪能したな。
リフレッシュしたし…又明日から頑張るぞ!
…だが、何か忘れてる様な…あ!そうだ!加持に撮らせた今のシンジの寝姿を見るの忘れてた。
えっと、どこ置いたっけ…
…無い?
そんな馬鹿な、確かここに置いた…って、あれ?受け取ったっけ??
…あの野郎!シンジが激可愛いからってネコババしやがったな!?
そうはさせるか意地でも取り返してくれるわ!!!!
諜報部に連絡せね…
♪♪♪
何だ!この非常事態に!?…冬月が見付かった?あ、そう言えばそんな事もあったな…いや何でも無い。
そうか衰弱してるが無事なんだな、ゆっくり休ませてやれ。なんせご老体だ、ちょっとした事でぽっくり逝っちゃ…いやこっちの話。
何!!加持が逃がしただと!?
馬鹿だなあいつ、ゼーレのじじい供に将棋勝たせればすぐ釈放されるのに、冬月が意地はって勝ち続けてたから監禁されてたのに…
あいつ殺られるんだろーなー…
馬鹿だなー…


…待て。
って事は、あの隠し撮りシンジもお蔵入りになっちゃうのか!?
駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ!!!!!!!
いいか!ネルフ諜報部の意地に掛けても加持を取っ捕まえろ!!!!抵抗したら射殺…は拙いか、ぶん殴って気絶させろ!!!!捕まえる迄お前等休み無しだ!!!!!

638:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 01:00:54
…ええいまだか!!まだ見付からんのか!!!!
早く見つけないと私の可愛い可愛いシンジが焼却処分されてしまうではないか!!

♪♪♪♪♪
この着メロは…!!
…てめえ加持!!私のシンジをどこにやった!!??
…今持ってる?じゃあ郵送で送れ。何ならペンタローメール便で…交換条件だと?貴様そんな事言え…
ああ分かったよ!で条件は何だ!
………………。

お前…何故その事を…
分かった、じゃあ手配するがそれにはお前の協力が必要だ。誰にも見付からずにドグマ迄来れるか?
…了解した。ドグマで待っているぞ。


さて…又嫌味を言われるのを覚悟しておくか…
あの計画を遂行する。準備をしておいてくれたまえ。



まあ、これ以上シンジを悲しませるのは私の本意では無いからな…仕方あるまい。



早く来いよ加持。




639:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 03:10:48
加持を待つ間、私は又昔に思いを馳せていた。そう、私のユイを憎むだけでは飽きたらず、シンジ迄をも地獄に堕とそうとした女の事を…


「ねえ、本当にあの約束、守ってくれるの?」
「ああ」
守る気なんて更々無い。誰がお前の様な女を抱くものか!
そう、私は知っていた。ユイの接触実験が失敗し、後のサルベージでも失敗した時に彼女は薄笑みを浮かべていたのを。
「ねえ、本当にマギを作り終えたら私のモノになってくれるのね?」
「ああ」
しつこい女だ。全くゼーレの糞じじ…いや、ご老体がそんな約束を私に内緒でしやがって、後で覚えてろよ!

「君を抱くのが楽しみだ。早くマギを完成させてくれたまえ」
そう言って立ち上がった。
この女はユイがいなくなった後、可愛いシンジ迄手に掛けようとしたのだ。冬月が気付いてくれなかったら今頃私はシンジにずっと…
ずっと薬入りのお菓子を食べさせていたに違いない。そして、又私はユイに続いて掛け替えの無い大事な人を失ってしまっていた…
憎しみと共に廊下を歩く。すると後ろから小さな足音が聞こえた。
「シ…いや、レイか」
「はい」
「ご飯を食べよう」
「はい」
ユイと同じ顔をしているが目と髪の色が違う。綾波レイ。ユイの遺伝子から私が造ったクローン体。ユイと同じだと辛いので、敢えて色素を薄くしてみたのだが…薄過ぎたかな…

640:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 03:54:02
私はあの女がシンジを狙っていると知った時、それでもシンジを手放したくは無かった。己の命に換えてもシンジを守り抜くつもりだったが、冬月に諭されたのだ。
「碇、側に置いておきたい気持ちは分かるが…あの女は危険だぞ。守る為には、あの女の手の届かない安全な所へ避難させるべきだ。」

………私は泣く泣くシンジを親戚の家へ預けた。
久し振りに会った親戚は、やはり冷ややかだったがそこは金の力で黙らせた。
「どこに行くの?お父さん」
「お前はここで暮らすんだ、シンジ」
「えっ!?どうして?置いて行かないで父さん!僕、父さんに迷惑かけない良い子になるから!」
泣いて縋りつこうとするシンジを遠ざけようと歩き出すと
「…父さん…」
追いかけてくる足音が途絶え、ほっとしたのも束の間…か細い悲しい声が聞こえた
「…父さん、僕の事…嫌いになったの…?」
思わず足を止める
そんな事ある筈無い!私はお前が大好きだ、愛しくて堪らないんだ!
だが、お前が大事なんだ。お前に迄居なくなって欲しくないんだ…
再び歩き出す。
もう足音は聞こえない。
シンジの泣く声が遠くなる
私は歩き続けた。頬に伝い落ちる涙が止まる迄…


641:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 09:43:08
(´;ω;`) そんな理由があったのか…

642:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 14:51:47
>>639
読んでて、とあるエロ同人の場面(碇一家を廊下の影から鬼のような顔で見ているナオコ)
思い出した。
つーかちょっとナオコを悪人にしすぎなんじゃないかな。
一人目のレイの時のように何か言われて、激昂してシンジを虐待した程度にした方がいいんじゃ?

643:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 15:17:43
それでも充分悪人じゃないかw

644:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/31 20:35:23
ゲンドウもナオコもどっちも酷いな

645:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 22:10:56
ユイを失い、更にシンジを側に置いておけなくなった事が相乗効果となり、私の心は激しく荒んでいった。

唯一安らぐ時がレイといる時だった。だがレイを見ていると、シンジとユイを嫌でも思い浮かべてしまい、涙ぐむ事もしばしばだった。

そんな中、もうすぐマギが完成すると言う報告を受けた私は、約束を果たさなくてはならないのかと正直怯えていた。


「碇所長…?何故そんな顔をしているの?」
「…レイか。いや実は嫌な約束を無理矢理させられてな…守らねばならないんだが…」
「…ばあさんと?」
「レイ!そんな事を言ってはいけない。博士と言いなさい」
「でもキールおじ様が言ってたもの。あのヒトの事、ばあさんて」
…じじい!私からレイ迄奪うつもりか!!
ってかお前いつレイと会ってたんだ?全く油断もスキも無い…

「…博士と約束したんだよ。守らねばならんな、嘘をついてはいけないものな」
レイの頭を撫でつつ微笑もうとした私の手を、レイが両手で触り
「そんな事にはならないわ」
「…レイ?」
「私、言って来る。ほんとうの事」
「レイ!?こ、こら!待ちなさい!!」
慌てて追いかけて行ったが…あっと言う間に見失った。




646:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 22:36:46
…行っちゃった…

じゃない!!!!追いかけないと!!
レイは正規ルートしか知らないから、先回りすれば大丈夫だろう。
足早に歩き角を曲がると
ドッシーーーン!!!!
「うわっ!?」
「きゃあっ!!??」
お互いすってんころころと転がり
「あいたたたたた…」
と同時に顔を上げる。
「…あ!も、申し訳ありません所長!」
赤木リツコ君だった
「ああ…大丈夫か?」
手を貸して立ち上がらせる
「急いでたもので…本当に申し訳ありません!!」
「いや、気にするな。仕事は終わりか?」
「は、はい…」
「お疲れ様。気をつけて帰りたまえ」
「はい…」
リツコ君の前を足早に通り過ぎる

…リツコ君、顔真っ赤だったな…
風邪でも引いたのかな?

いやそんな事気にしてる余裕は無いぞ!私!
後少しでマギの所だ、間に合えば良いが…と思わず走り出す
ここの突き当たりだ!レイ!!
だが、走っていると…時、既に遅過ぎた事を知らせる…
「あ…ああっ!!いやあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
ナオコ博士の絶叫が聞こえ、続いて何かが高い所から落ちて叩き付けられ潰れる時の…
二度と聞きたくない音が聞こえた…。

647:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 00:09:32
恐る恐るマギへと近付く。デスクの脇にレイが倒れていた。
「レイ!」
走り寄り、抱き抱えるが首に絞められた痕があり、もう息絶えていた。
…あの女は?
「博士?博…うっ!!」
彼女は飛び降りていた。息が無いのは有り得ない方向に曲がった手足と首で分かる。


余りにも凄惨な光景に呆然としていたが…レイをもう一度甦らせる為、レイの亡骸を抱き抱えドグマ迄降りた。


復活した二代目レイには、思ってる事や教えられた事を何でも人に言ってはいけないと固く教え込んだ。
後じじい供には絶対に近寄るなと。

後の処理は全て冬月がやってくれ、何故かリツコ君は…自分の母親を馬車馬の様にこき使った私を詰りもせず、しかも私の片腕になる事を自ら志願して来た。


…毎回顔を合わせる度に疑問に思うのだが、何故この子はいつも顔が赤いんだろうか…?理由は今もって尚分からずだが、まあいい。彼女も激務で疲れているのだろう。

…彼女は母親以上に優秀且つ有能な博士だった。零、初号機もマギのレベルアップも全て彼女がいたからこそだ。感謝している。

…でも本当に真っ赤だよなあ…
御医者様に見て貰った方がいいんじゃないかなあ…

648:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 00:19:49
愚にもつかない事を考えていたら
♪♪♪♪♪
…加持が来たな
それと同時に
「…準備、出来ました」
「ご苦労、私もすぐそっち迄行く。サポートを宜しく頼む」
「はい」






随分長い間、走り続けて来た気がするが…まだまだその時は来ていない。
最後の時を迎える前に、シンジと仲直りして一緒に暮せる様になれば良いな…


そんな事を考えながらドグマへ向かった。

649:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/02 22:01:20
gj

650:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/03 14:15:33
…ご苦労。全て終了した。ゆっくり休んでくれ。
「『これ』はどうなさいますか?」
用済みだ。そのへんに放り出しておけ。すぐに処分されるだろう
「…はい」


終わった。これでシンジが泣かなくて済むならお安いご用だ。
後を押し付ける形になって申し訳無いが、上が騒がしくなって来たからな。戻らねばならん…
でも…
あー…腹が減ったなー…何か食べたいなー…
食堂に行くか、今なら誰も居ないだろう。

「…すぐに食べられる物がいいんだが」
「ゲンちゃ…い、いや碇指令!」
思わず苦笑する
「今は誰も居ないからいいさ、気にしないでくれ。二人が俺の親代わりなのは変らないんだから」
「で、でも…」
「いつか、全てが終わったらシンジにもちゃんと紹介するから…」
「シンちゃん…あんなに大きくなってねぇ…あの子が、記者団に囲まれたゲンちゃんを庇ったあの小さい頃のシンちゃんとはね…ユイちゃんそっくりになって…」
オイオイ泣き出す
「母ちゃん、ゲンは忙しいんだから早く食わせてやらんと!」
「…あいよ!待っててね、ゲンちゃん!」
「ああ」


651:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/04 03:42:48
こんな気さくなゲンドウ想像できねぇwwwwww

652:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/04 05:02:16
本当はageたい…

653:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/04 14:00:01
ああ、やっぱりここのゲンドウはいいわ

654:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/08 18:38:54
此処はエヴァ板ナンバーワン良スレ。

655:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/12 20:23:08 1hv1u4Vu
もし2ちゃんが閉鎖になったらもうここに来れなくなる・・・(´;ω;`)ソンナノヤダヤダ

656:(碇)
07/01/13 22:34:19
まさか2ちゃんがこんなことになるとは思いもしませんでした
作るのが遅いばかりに一年たったのにまだ終わらず自分でも悔しいかぎりです

この、エヴァ板というあたたかく優しい住人に囲まれた環境は心地よかったです


少しながらですが何話か話を書き貯めてあります
話の順番が飛んでいる上に完結すらしていません
でも、ここが閉鎖してしまったらそんなものとっておいても意味がなくなります
お見せできる代物ではないですが投下しようかなと思うのですが・・・どうしましょう?

657:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/13 23:23:14
期待してまする!

658:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/13 23:57:53
新板作ってるのに閉鎖なんかするわけないw
スレリンク(operate板:44番)

659:(碇)
07/01/14 00:23:10
そう信じたいです・・・


正直少しテンパってます苦笑


もう少し様子を見てからにします

660:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/14 01:27:06
>>650
>ゲンちゃん

親に呼ばれる時の俺と同じ
ワラwwwwwwwww

661:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/14 16:45:01
碇氏へ
初めまして。拙い番外編を書いていた生物です。何レスか前に…多分俺に対するレスを下さって本当にありがとうございました。
碇氏のを読み、自分も拙いながらも書いてみようと思って書き始めたので感動もひとしおでした。
御気遣い誠にありがとうございます。
ですがどうか俺の拙い物等、お気に為さらず書いて下さいます様、心よりお願い申し上げます。
優しき御心遣い、本当にありがとうございました。

でも本当に閉鎖するんですか…?
寂しい限りです…

662:碇
07/01/14 22:44:30
>>661氏へ
こちらこそはじめまして

以前からこのネタで書いてみたいと思っていました
そこへたまたま>>1氏が立てたスレに便乗し自分の好きなように気ままに投下してきたものが
人に影響を与えたかと思うと嬉しくもあり恐れ多くもあります

また、私の方こそ感謝しなくてはいけません
私も一読者として貴方の番外編をずいぶん楽しませていただきました
感化され、そのような面を書くのも面白そうだと思ったものです
・・・その矢先にこの閉鎖騒動です

・・・本当に閉鎖してしまうのでしょうか・・・



いずれにせよ昨日は取り乱してすみませんでした
読み直してみるとやはり作りかけの話はどれも半端で出来損ない・・・他人に見せられるものではありません
閉鎖騒動がネタと信じ、投下はしないことにします

最後の最後まで私のわがままで振り回してしまい申し訳ありませんでした

663:(碇)
07/01/14 22:47:11
>>661氏へ
こちらこそはじめまして

以前からこのネタで書いてみたいと思っていました
そこへたまたま>>1氏が立てたスレに便乗し自分の好きなように気ままに投下してきたものが
人に影響を与えたかと思うと嬉しくもあり恐れ多くもあります

また、私の方こそ感謝しなくてはいけません
私も一読者として貴方の番外編をずいぶん楽しませていただきました
感化され、そのような面を書くのも面白そうだと思ったものです
・・・その矢先にこの閉鎖騒動です

・・・本当に閉鎖してしまうのでしょうか・・・



いずれにせよ昨日は取り乱してすみませんでした
読み直してみるとやはり作りかけの話はどれも半端で出来損ない・・・他人に見せられるものではありません
閉鎖騒動がネタと信じ、出来損ない寄せ集め集は投下はしないことにします

最後の最後まで私のわがままで振り回してしまい申し訳ありませんでした

661氏と一緒にこのスレで続きを投下できることを祈っております

664:(碇)
07/01/14 22:50:05
ミスったようです
お恥ずかしい・・・

665:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 20:41:35
保守

666:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 22:55:01
閉鎖騒動も鎮静化してきたな・・・普通に閉鎖しない気がしてきた

667:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 23:03:55
鎮静化じゃなくてなくなったんだなw
久々にちょっとのぞいて書き込んじまったwww


恥かいたけどよかった(´Д`)=з

668:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 23:31:48
初心者が騒いでただけだろうに

669:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/24 22:58:29
こんなところで落ちてられないのよぉぉぉぉぉ!!!!!


つーわけで保守


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