♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 7at EVA
♂倒錯シンジきゅんハァハァスレ♀ 7 - 暇つぶし2ch432:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 02:33:27
シゲオシゲオ

433:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 02:52:51
青葉シゲオか
>>432


434:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 03:18:31
青葉カワイソス(´・ω・)

435:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 05:11:40
シゲルじゃね?

436:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 07:34:49
シゲヌ?

437:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 08:24:17
タケオじゃね?

438:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 10:14:55
なんだこの流れw
一応子安だぞ覚えてやれよw

439:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 11:43:24
ああ、タケヒトか

440:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 11:45:22
禿しくスレ違い
横道から早く正道へ移動しましょう

441:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 12:17:35
こないだシンコって名前の女に会ったよ
しんじきゅんのほうがかわいかったけど

442:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 13:55:53
すげーwマジでいたwww

443:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 17:20:12
これは女シンジ=シンコの復権のきっかけになるかもしれないね。

444:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 17:39:52
シンコの○ンコを××したい

445:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:01:38
漢字で書くとまだマシなんだが
新香、真子、真香

446:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:03:52
さらっと流してしまうと444の立場が無いと思うのだが、どうだろうか?

447:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:16:12
女の子の名前辞書で検索すると、「シンコ」読みの名前が29件出てくる。
架空も含めてるらしいけど、実際に使われた名前の収集だとか。いるもんだね。
四夢湖ってすげえ。シン子はばあちゃんかな?

448:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:19:42
所変わってここは電車。場所は変わってもやられる事は一緒。
満員の中アスカと共に自動ドア付近に立っていると、
「綺麗な脚ね、シンコちゃん」
という声が聞こえて何物かの手がシンコの太股を這う。
「ひゃっ……だ、誰?」
きょ、今日もだ…
シンコは子兎のように身を震わした。恐くて後ろを振り向けない。
そんな彼女の胸をまた別の誰かが揉み始めた。
その手は優しく乳首の周りを焦らすように動く
「あ…イヤ…」
ダメ…感じちゃう…
隣のアスカに助けを求めたいが彼女まで巻き込むのは嫌だった。
僕さえ我慢すればいいんだ…どうせ、いつもの事じゃないか…
「あらぁ、ここがグチョグチョねぇ」
「あぁっ…そこはっ…」
最初の声がしてシンコのワレメを指でなぞる。
ぬちゅ、くちゅ、ぬちゅ
「くぅ…」
スカートの中でモゾモゾと蠢く指。イケないとは思いながらも腰を使ってしまう。
更にもう1人の声が聞こえた。
「あらあら、乳首をこんなに起たせちゃって」
そう言うと乳首をつねった。
きゅっ
「あうっ」
あぁ…もう…

449:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:20:51
2人目の声の主は左手で乳首を虐めつつ、右手をスカートの前に突っ込む。
「イヤッ…」
…そこは、だめぇ…
シンコは前を押さえようとするが右手はそれを冷たく押し退ける。
彼女のモノは既に赤くに怒張しており、今にもパンティを裂きそうな勢いだ。
「朝っぱらからこんなに大きくして…節操のないチンポね」
右手がゆっくりとチンポを擦る。
しゅっ、しゅっ、しゅっ
「あぁ…」
…もっと…シテ…
その時最初の声の主が蜜壷に指2本を突っ込んだ
[くぅん…」
くちょくちょくちょ、という音がして激しく中をかき回す。
「あっ…あっ…あっ…」
シンコは両手で手摺に掴まり腰を突き出す格好で必死に陵辱の歓びを耐え忍ぶ。
…ダ、ダメぇ、イッちゃうぅ…
「ねぇ、シンコちゃん、我慢は毒よ」
右耳で囁かれる甘い言葉。
「強情ねぇ」
左耳にもう1つの声。その声の主がシンコの赤く突起した肉芽を揉んだ。
「あぁっ」
どくん、どくん、どくん
熱く白濁した欲望が右手の指と自動ドアに放たれる。
「ふふふ、一杯出したのね」
「またね、シンコちゃん」
そう言うと2人は立ち去った。
シンコは両手を手摺に掴まらせたまま突っ立っていた。
その頬は悔し涙で濡れていた。
…まただ。また汚されちゃったよう…


450:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:21:41
「シンコ、朝よ。起きなさい」
「う…ん…」
シンコはアスカの声で目を醒ました。もそもそと体を起こす。
「やっとお目覚めね」
アスカは仕様が無いなというように苦笑している。
「あ、お姉ちゃん、おはよう」
シンコは眠たそうに目を擦った。
「おはよう、ほら早くしないと遅刻よ」
と言ってアスカはシンコを覆う布団を除けた。するとアスカの目の前に妹の一物が。
朝の所為か、若さの力か、シンコのそれはギンギンにいきり立っている。
「きゃっ」
シンコは恥じらいを頬に表し、前を押さえようとするが姉の手が先にそれを握っていた。
「ふふ、朝っぱらから元気ねぇ」
清純な天使から淫蕩な女豹へ。アスカはそれを上下に扱き始めた。
「あっ…や…やめっ…」
姉の手が自分の熱くそそり立ったのを擦る。
カリが皮と擦れる度にシュッシュッといやらしいBGMが流れる。
「涎まで垂らしていやらしい子でちゅね


451:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:22:50
ちゅっ
「あう」
アスカの舌がシンコの先の方を虐める。
ちゅぱ、ちゅぱ、ちゅぱ
「あっ…いい…そこ…あぁ」
右手は優しく肉棒に添えて表面を軽く触るだけ。
そのもどかしさがシンコの体をよがらせた。
そしてふさふさとした淫毛の奥の蜜壷も…
「んんっ、もうサイコー」
アスカは嬉しそうにシンコの肉棒を丸ごと口に含んだ。
がぽっ、じゅぽじゅぽじゅぽ、がぽっ、じゅぽじゅぽじゅぽ
「あぁっ…あぁっ…あぁっ…」
吸い込まれそうなバキュームフェラにシンコは気が遠くなる。
ふと下を見ると美味しそうに自分のモノを『喰う』姉の姿。
「お…お姉ちゃん…僕…もう…」
「ふふふ、どうしたの?」
アスカが上目遣いに悪戯っぽくこちらを見る。
その手の動きが少女の理性を狂わせる。
「我慢出来ない…」
「ふふっ、一体何が我慢できないの?」
「ぼ、僕のオマンコを虐めて下さいっ」


452:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:24:31
194 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :03/06/15 15:56 ID:???
「よく言えたわね、お望み通り虐めてあげる」
アスカはシンコの脚を持ち上げマンぐり返しにした。
そこはもう樹液でじゅくじゅく濡れており、見る者の征服欲をそそった。
アスカは目を輝かせ、御馳走を貪ろうとしたその時、
「もうっ、お姉ちゃん達何やってんのよ!」
という声がシンコの部屋の入り口から聞こえた。
アスカはことを中断し、そちらに目を向けた。声の主は末っ子のレイだった。
シンコは妹に痴態を見られたことで顔を赤らめた。
「覗き見なんて下品よ、レイ」
とアスカは強い調子で言った。
「それより早くしないとマジで遅刻しちゃうよ。」
とレイは言いながらアスカの傍らでもぞもぞと着替えているシンコを見た。
勃起した肉棒が小さなパンティに入らず苦労しているらしい。
「それにシンコお姉ちゃんをヤル時は2人でって決めてたでしょ?」
「バーカ、約束なんてモノは破る為にあんのよ」
そう言うとアスカは小柄なレイの頭をポンと叩いて1階に降りた。
「ご、ご免ね、レイ、朝御飯すぐ作るから」
とシンコはやっとの思いでセーラー服に着替えるとアスカに続こうとした。
するとシンコのスカートの裾をレイがクイクイと引っ張る。
「どうしたの?」
とシンコが尋ねるとレイは背筋がゾクッとする程の薄笑いを浮かべて言った。
「学校から帰って来たら、私にも…」
「え、ええ…分かったわ…」
まだ小4なのに何故こんなに迫力が有るのかとシンコは戦慄しながら思った。


453:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:25:52
所変わってここは電車。場所は変わってもやられる事は一緒。
満員の中アスカと共に自動ドア付近に立っていると、
「綺麗な脚ね、シンコちゃん」
という声が聞こえて何物かの手がシンコの太股を這う。
「ひゃっ……だ、誰?」
きょ、今日もだ…
シンコは子兎のように身を震わした。恐くて後ろを振り向けない。
そんな彼女の胸をまた別の誰かが揉み始めた。
その手は優しく乳首の周りを焦らすように動く
「あ…イヤ…」
ダメ…感じちゃう…
隣のアスカに助けを求めたいが彼女まで巻き込むのは嫌だった。
僕さえ我慢すればいいんだ…どうせ、いつもの事じゃないか…
「あらぁ、ここがグチョグチョねぇ」
「あぁっ…そこはっ…」
最初の声がしてシンコのワレメを指でなぞる。
ぬちゅ、くちゅ、ぬちゅ
「くぅ…」
スカートの中でモゾモゾと蠢く指。イケないとは思いながらも腰を使ってしまう。
更にもう1人の声が聞こえた。
「あらあら、乳首をこんなに起たせちゃって」
そう言うと乳首をつねった。
きゅっ
「あうっ」
あぁ…もう…


454:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:27:12
196 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :03/06/15 15:58 ID:???
2人目の声の主は左手で乳首を虐めつつ、右手をスカートの前に突っ込む。
「イヤッ…」
…そこは、だめぇ…
シンコは前を押さえようとするが右手はそれを冷たく押し退ける。
彼女のモノは既に赤くに怒張しており、今にもパンティを裂きそうな勢いだ。
「朝っぱらからこんなに大きくして…節操のないチンポね」
右手がゆっくりとチンポを擦る。
しゅっ、しゅっ、しゅっ
「あぁ…」
…もっと…シテ…
その時最初の声の主が蜜壷に指2本を突っ込んだ
[くぅん…」
くちょくちょくちょ、という音がして激しく中をかき回す。
「あっ…あっ…あっ…」
シンコは両手で手摺に掴まり腰を突き出す格好で必死に陵辱の歓びを耐え忍ぶ。
…ダ、ダメぇ、イッちゃうぅ…
「ねぇ、シンコちゃん、我慢は毒よ」
右耳で囁かれる甘い言葉。
「強情ねぇ」
左耳にもう1つの声。その声の主がシンコの赤く突起した肉芽を揉んだ。
「あぁっ」
どくん、どくん、どくん
熱く白濁した欲望が右手の指と自動ドアに放たれる。
「ふふふ、一杯出したのね」
「またね、シンコちゃん」
そう言うと2人は立ち去った。
シンコは両手を手摺に掴まらせたまま突っ立っていた。
その頬は悔し涙で濡れていた。
…まただ。また汚されちゃったよう…


455:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:28:17
197 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :03/06/15 15:59 ID:???
電車が目的の駅へ着いた頃には涙も枯れていたがアスカが見当たらない。
「アスカぁ…またなのぉ?」
最近アスカの様子がおかしい。気が付くと雲隠れしている。
鈍感なシンコも流石に気付き1度尋ねた事があったのだが…
「駅に着く頃に丁度お腹が痛くなって大急ぎで学校に走って行ってるのよ!
レディにそんな事聞くなんて失礼だわっ!」
「じゃ、じゃあ、駅のトイレを使えば?」
「あたしにあんな汚いトイレを使えっての?」
その時のアスカの言葉を丸のまま信じてしまい
(ボケボケシンちゃんの面目躍如である)、それっきりだ。


456:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:30:02
女だったらスレに小説来てるー。
貞本シンジ風にちょっとひねくれた感じのが。

457:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:30:06
198 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :03/06/15 16:00 ID:???
その頃駅の裏ではアスカが2人の女性と話していた。
2人の内1人は黒いストレートロングの髪に
体の線のハッキリ分かる黒いワンピース。
それに赤いジャケットを着込んでいる。
もう1人は短い金髪に青く体の線がハッキリ分かるワンピース。
2人には共通点が1つある。恐ろしく美人だ。
「アスカ、毎朝悪いわね」
黒い髪の女性がお金を渡しながらいった。
「いいのよミサト、こっちこそ稼がせて貰ってるんだから」
「あら、アスカにしては謙虚な発言ね」
金髪の女性が口を挟んだ。
彼女は手に着いた白い液体を旨そうに舐っている。
「アスカにしては、とはどういう事よぉ」
アスカが口をとがらし突っかかる。
「まぁまぁ、リツコ。アスカも落ち着いて」
ミサトが止めに入る。
「ご免ご免、ちょっとからかいたくなったのよ」
リツコがアスカに謝る。
「はい、じゃあこれが『見物人』の分よ」
ミサトがアスカに札束を渡す。
「これで全部ね」
と言ってアスカは札束を財布にしまった。
「じゃあね」
アスカは2人に手を振るとそそくさとその場を去った。
「いい商売するわねぇ」
完全にアスカが見えなくなってからミサトが呟いた。
「さぁ、私達も行きましょう」
リツコがボウッとしているミサトを促してアスカの後を追った。


458:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:31:14
おお、名作の復刻だ。
これってどこのスレだったけ?

459:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 18:32:07
199 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :03/06/15 16:00 ID:???
1時間目の授業は水泳だった。そうなると俄然人気の出るのがシンコである。
発育途上の幼い胸、細いウェスト、そしてそれらの女性的要素とは対照的に
水着の上に異様なぐらい盛上がっている巨大なチンポ。
それが紺の女子用スクール水着を着て来た時はプールサイドから溜息が漏れた。
「あ、アスカぁ、恥ずかしぃよぉ」
自分の股間にぶつけられる無遠慮な視線。
シンコはたまらず股間を押さえ、モジモジした。
「もうっ、毎年の事でしょ、我慢なさいっ」
そうは言いながらもアスカはムラムラと沸き上がる劣情を抑えられなかった。
こいつって本当にイイモノ持ってるわねぇ。ゴクリ、と唾を飲み込む。
あぁ、もうダメ。我慢出来ない。
アスカはシンコの前にしゃがんで股間を抑えているシンコの手に触れた。
「ほら、その手をどけなさい」
「や、やだよ、恥ずかしい」
「いいから、ほら」
アスカは肉欲に瞳をギラつかせて言った。
やだ。アスカの顔、いつもと違う。
その時アスカに遅れてなるものか、と他の女生徒も近づいてきた。
「ねぇシンコちゃん、泳げないんでしょ?教えてあげる」
「大丈夫。シンコちゃんならきっと出来るわ」
皆顔こそ優しいが目当てはシンコの見事なモノである。


200 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[0] :03/06/15 16:01 ID:???
>>101-102の完全版。後は無し


460:evaπ
06/02/11 21:29:00
目の前の人物が何故ここにいるのか。
そして何をされるのか。
電車の中じゃないのに、あの時の恐怖が蘇る。

第8話「瞬間、心、重ねて」

「驚いた?まぁ無理もないか」
あっけらかんとしてこの人は言った。
足がガクガクしている。
「大丈夫大丈夫。君のこと気に入ってるからって、いくらなんでも勤め先で変なことはしないから」
近付いて、クイッと顎を掴まれた。
舐め回すような瞳。
「や、やめて…ください」
「だから何もしないってぇ」
信じられない。
逃げたい。でも、足が動かない。
誰が。誰か助けて…!
「そこでなにやってんの?」
声がした。
顎から手が離れる。
「加持さんじゃないっすか~」
「駄目でしょ尾張くん。保安諜報部が担当のチルドレンに接触しちゃあ」
「偶然すよ偶然」
軽く笑って、尾張と呼ばれた人はそそくさとその場を後にした。
解放されて、力がどっと抜ける。
「おっと。大丈夫かい?」
倒れそうになった体を、加持と呼ばれたこの人が支えてくれた。
ゆっくりと体を引き離すと、頭を下げる。
「あ…すみません」
「貧血か?チルドレンは体が資本だぞ、碇シンジくん」
「僕のこと、知ってるんですか?」

461:evaπ
06/02/11 21:30:36
「まぁこの世界じゃ有名だからね。訓練もなしにエヴァを動かしたって」
この人からは、あの人みたいに嫌な感じはしない。
さっきまであんなに恐かったのに、今は安心している。
次に来るときは、誰かと一緒にいよう。
一人は、恐くて恐くて仕方がない。

保安諜報部。僕達チルドレンを監視し、時にはボディガードのような役目を果たしてくれる。
常に側にいる存在。
だからあの人は、僕を…
「シンジ?シンジ!」
「…え?」
「どないしたんや?もう授業終わっとるで」
トウジの声で我に返る。
「ぼーっとしよってからに。あのツンケンした転校生が呼んどるで」
振り返ると、教室のドアのところに惣流さんが立っていた。
僕は惣流さんの元に向かう。
「ちょっといい?」
「うん。大丈夫だけど」
「話したいことがあるの。ついてきて」
返答を聞かず、勝手に惣流さんは行ってしまう。
後に続こうとしたら、綾波さんが顔を出した。
「私も行くわ」
「え…なんで?」
「彼女に変なこと言われたら、困るもの」
なんで、綾波さんが困るんだろう?

屋上に着いて、惣流さんはこちらを向いた。
「この前は、何も知らないで傷付けるようなこと言って……ごめんなさい」

462:evaπ
06/02/11 21:32:09
そう言って、惣流さんは勢いよく頭を下げる。
でもすぐに顔を上げ、僕を指差した。
「でもサード!原因はあんたにもあるんじゃない?誤解されるようなことしてるんじゃないの?」
スバスバと物を言ってくる。
この子にこんなこと、言われる筋合いなんてない。
「僕はそんなこと……してない!」
「どーかしらね。本人に自覚がないってだけかも」
馬鹿にするように僕を笑う。
嫌だ…この感じ。
耐えられなくて、逃げたくて、屋上を出ようとしたその時、僕達3人の携帯が一斉に鳴った。

使徒が海岸線に現れる。
零号機と弐号機がその迎撃に向かう。
僕は、NERVに居残り。
「またシンクロ率低下、か」
誰にも聞こえないくらいの声で呟く。
更衣室に一人でいるのが恐くて、葛城さん達と一緒にいることにした。
「一時は持ち直したのにね」
「肝心な時に出撃できないのなら意味が無いわ」
こちらを見て、葛城さんと赤木博士がひそひそと話している。
微かに声が聞こえて、僕はここにいられなくなるんじゃないだろうかという不安に包まれる。
僕のせいじゃないのに…
『原因はあんたにもあるんじゃない?』
…そうなのかな。
今までのことも、痴漢も、シンクロ率の低下も、全部。

463:evaπ
06/02/11 21:33:22


結局、使徒は倒せなくて、N2爆雷を使って一旦の足止め。
分裂した二体の使徒を倒すため、使徒がまた動き出すぎりぎりまで綾波さんと惣流さんの特訓が始まった。
使徒は同時に倒さなきゃならなくて、コンビネーションを高めなくちゃいけないらしい。
二人は、葛城さんのマンションで特訓を始める。
僕も同行した。
あのマンションで知っているのは二人だけだし、他に誰が住んでいるのかなんて知らない。
誰かといなくちゃ不安でどうしようもなくなってしまった。
「なにこの汚い部屋!!」
「…酷いわ」
「ぼ、僕が片付けるから、二人は特訓の準備して」
「悪いわねシンジくん。2週間前掃除したばっかりなんだけどね~…」
ビールの空き缶やコンビニ弁当、ゴミの入った袋。
とてもこんなところで何かできるとは思えなかった。
僕は片付けを始め、葛城さんはツイスターゲームのシートを敷いていく。
「曲に合わせて二人で同じ場所の色を叩いていく。それを完璧にユニゾンさせるのよ」
綾波さんと惣流さんはシートの上に立って、特訓を開始する。
僕は横目でそれを見ながら、ゴミを片付けていった。
片付けを続けていると、トテトテと何かが歩いてくる。
「クアッ」

464:evaπ
06/02/11 21:34:27
「ペンギン…?」
「うちで買ってる温泉ペンギンのペンペンよ。仲良くしてあげてね」
ウインクして、葛城さんが言った。
僕は笑って、ペンペンの頭を撫でる。
誰かといるのは、やっぱり楽しい。
トウジやケンスケといる時や、綾波さんと帰る時、そして今。
僕は葛城さんの元に向かう。
「ごめんなさい」
「ど、どうしたのよ?」
「やっぱり独りじゃ生きられない。今ならそれがわかります」
「…そう」
葛城さんは笑って、僕の頭をぽんぽんと叩いた。
「シンジくんもやってみる?シンクロ率さえ低くなかったら、もしかしたら二人のどっちかだったかもしれないし」
そう勧められると、ちょっとやりたくなって…
「いいわよ、一回ぐらい」
「まだ時間はあるから構わないわ」
二人も良いと言ってくれたから、交互に交代して二回やれることになった。
ちょっと、どきどきわくわくしてる。
結局、綾波さんとも惣流さんとも全然合わせることができなかったけど。
でも、凄く楽しかった。

決戦の日、弐号機と零号機のユニゾンは完璧だった。
僕達が見守る中、使徒は無事殲滅された。



465:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 21:35:46
痴漢が誰か色々と予想していただいて恐縮です
それなのになんの脈絡もないオリジナルキャラでなんか申し訳ないです……

466:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 21:44:23
いや、勝手に予想してただけですし・・・投下お疲れ様です。

しかし、尾張さんは、いつもシンジといっしょで妬けちゃいますな。

467:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 21:48:16
尾張さん、実はこのスレの住人

468:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 21:55:33
あれは、あれは俺だー!!

シンジ専用の痴漢で職業ストーカー・・・素敵ですな

469:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 22:05:01
後半の楽しんでるシンジが痛々しいな
シンクロ率なんで低いのかわかってると余計

470:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/11 22:15:23
尾張さん
悪役なんだかそうでもないのか、展開次第で分からんね。

471:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 00:20:22
理性ではわかる、わかるんだが
どうも煮えきらず逃げ腰のシンジが歯がゆくてしょうがない。
最近フルメタルパニックの読みすぎかもしれないが。

472:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 00:30:07
職業軍人の宗介と比べられたら誰だって煮えきらない逃げ腰だぞ

473:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 02:03:23
まあ、自殺しようとする女の子を前にして
「勝手に死ぬのはその女の責任だ」「お前が自殺する前に射殺する」と言い切れる男だからなあ。
でも、加持なりアスカなりが助け舟を出さないことには
EoEを待つまでもなくシンジは精神を病むなw

474:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 02:28:33
そこでスレ住人代表の尾張さん登場ですよ

475:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 02:28:36
改めてシンジきゅんの沿革(本編)みてみると可哀想すぎだよな
おかん死んで外道に育児放棄されて居候宿の人たちからも上辺育児だけで
いきなり危険都市に呼び出されてエヴァに乗させられて極地のデッドオアアライブ体験させられて
大人のエゴに苛まれて人間関係破綻してやすらぎを見出せたカヲルを自らの手で殺さざるを得なくて
これで精神障害にならねえほうがおかしいよ。
アメリカで衛兵が一度や二度戦地に行ったぐらいで精神に何らかの影響が出て社会復帰できない人まで居るって話も聞いた事あるし

476:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 02:33:33
新兵がよくかかる病気にもならなかったしな

477:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 04:22:54
むしろ、昨今の軍人アニメのキャラの方が、スーパーシンジ並みの精神力の持ち主って事か・・・

478:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 06:00:14
アムロは新兵のよくかかる病気になったし、兜甲児や剣鉄也ですら
恐怖に震え上がるシーンがあったりするものなぁ。

479:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 09:40:26
加持でなかった事に密かに安心

480:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 10:17:12
加持は話の軌道修正してくれる職人に優しいお兄さんですよ

481:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 10:49:59
>居候宿の人たちからも上辺育児だけで
それは漫画版の独自設定

482:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 12:14:52
ま、暖かい養父と優しい養母から厳しくも暖かい、たっぷりの愛情を受けて
きちんとした躾を受けながら至極真っ当にのびのびと育ってたら、TV版のあの内気な性格にはならん罠。

つっても、初期のシンジは表情も豊かだしきちんと人と打ち解けられるし、行動力もあれば優しいところもある
ごく普通の性格のようだが。

483:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 12:20:28
個人的には、ディラックの海に落ちる前と後で別人化したような気がする…

484:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 12:39:09
>>482
身内じゃなく、「先生」だからな。
その仮定はあたらんだろ。

485:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 14:03:15
>>483
あの時、アスカのいう所の「使徒に犯された」のかもしれんね。

486:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 15:27:37
彼は監督の深淵を覗いてしまったんだよ……

ところで倒錯スレ住人的にはバレンタインはどんな展開が好み?

487:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 15:31:48
なんせ女の子といっても男の子でもあるシンジきゅんであるからして、定番パターンだけでもおそろしい数になりますな。

488:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 15:32:38
全員に豪華な義理チョコあげて偉いことに

489:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 16:11:00
そしてそれを上回るほどもらって、帰りの方が荷物が多いのか。

490:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 16:26:55
>>486
では、TSシンジきゅんでこんな展開を・・・

舞台はアフターEOEでうやむやの内に平和
             ↓
チルドレンの同僚に頼まれて一緒にチョコ作り、ついでに自分も作る
             ↓
同僚に誰に渡すか聞いても教えてくれない
             ↓
翌日、委員長がトウジにチョコを渡す正しいバレンタインを目撃
             ↓
自分がチョコ渡す構図が(女→女、男→男)にしかならないので自己嫌悪
             ↓
放課後、学校からさっさと逃げ出して一人でチョコを食べる
あまりの苦さに、加持なりゲンパパなりが無理に食べるところを想像してニヤニヤ
              ↓
そこに観察者型キャラのカヲルなりケンスケなりが登場して、失敗作で苦いけど食べてみる?とおすそ分け
              ↓
観察者、チョコを味わうと、家に早く帰ったら?と諭す
              ↓
家に帰ってみると甘いチョコが待っていましたとさ

491:evaπ
06/02/12 19:58:15
毎年、この時期が一番嫌いだ。
みんなのうきうきとした顔にあわせて、愛想笑いする。
うきうきしてるみんなも嫌になるし、嘘で笑ってる自分も嫌いだ。

第9話「マグマダイバー」

召集を受けた僕達は、葛城さんからの言葉に各々の心情を抱えていた。
「ええー!?チルドレンは修学旅行に行っちゃ駄目!?」
惣流さんが凄い残念そうに声を上げる。
「そ」
「どうして?」
「戦闘待機だから」
「そんなの聞いてないわよ」
「さっき、作戦部で決定したんだもの」
「誰が許可したのよ!」
「作戦部長の私が許可したの」
葛城さんと惣流さんとで、そんなやりとりが続く。
かなり怒っている惣流さんには悪いけど、僕は安心していた。
「まあ、気持ちはわかるけど、使徒が来るかもしれないでしょ?だから待機なの」
「いつもいつも待機待機待機待機!!たまには敵の居場所を突き止めて攻めに行ったらどうなのよ!!」
「それが出来ればやってるわよ。まあ、三人ともこれを良い機会だと思わなきゃ」
そう言って葛城さんは何かを取り出して、僕達に見せ付ける。
「クラスのみんなが修学旅行に行っている間、少しは勉強が出来るでしょ?」
それはノートやらファイルやら、スポーツウェアやら色々。

492:evaπ
06/02/12 19:59:39
「レイは特に問題なし。でも予習復習はしっかりね」
綾波さんには、言う通り予習用と復習用の教材が渡された。
「シンジくんも問題ないけど、体育に出てないぶん運動不足よ」
僕にはスポーツウェア。
「アスカは日本語の読み書き!これが一番の問題だわ…」
そして惣流さんには、ずっしりと重そうな本の数々…

修学旅行に行けない配慮か、僕達3人にNERVのプールを貸し切ってくれた。
この数日間はここで修学旅行気分を満喫してね♪なんて葛城さんの声が聞こえてきそうだ。
綾波さんは葛城さんから渡された教材を手早く片付け、もうプールで泳いでいる。
「あ~もう!やめやめ!!」
叫んで、惣流さんは上着を脱いで水着姿になる。
そして、プールに飛び込んだ。
僕はウォーキングマシンで走りっぱなし。
「ねぇ、あんたはプールに入らないのー?」
不思議そうな顔をして、惣流さんが訊いてきた。
なんで…か。
「…人に体を見られるのが、嫌だから」
躊躇ったけど、素直に答える。
この前の馬鹿にしたような態度じゃなくて、真剣な眼差しをぶつけてくるこの子には、隠せない気がした。
この体は、もう誰にも見せられない。
この体であることは男じゃないんだって気付いた時から…

493:evaπ
06/02/12 20:01:08
だから体育の着替えも、プールも、修学旅行も、嫌だった。
「ふーん…」
惣流さんは泳いでいってしまう。
僕はまた、走り始めた。

僕の気持ちとは別に修学旅行に行かなくて正解だったと思う。
浅間山で使徒が確認された。
まださなぎの状態で、羽化をするまえに回収するのが目的。
火山に潜るのは弐号機。
エヴァ以外での回収も行われたけど、失敗に終わったそうだ。
初号機と零号機は、地上でバックアップ。
耐熱装備を纏った弐号機がマグマの中に入っていく。
深く深く潜っていくと、とうとう安全限界震度を突破してしまった。
やっとのことで弐号機は使徒を捕獲。でも、上昇しようとする途端、羽化が始まった。
目的が使徒殲滅に切り変わる。
ナイフでは歯が立たない。
弐号機は冷却液のパイプを切り裂いて、使徒の口に突っ込んだ。
こうして、使徒は倒された。

その後、僕達は温泉に入れることになった。
プールだけじゃ物足りないだろうと、浅間山の麓の旅館を貸し切って、行けなかった修学旅行の代わり。
僕は一人、男湯に浸っていた。
「あー…気持ちいい…」
旅行って、こんな感じなのかな。
体も男だったら、トウジやケンスケ達と露天風呂で騒いで、夜は枕投げしたり…

494:evaπ
06/02/12 20:04:01
できるのにな。
「やっほー、シンジく~ん」
「サード、入るわよ」
「…旅行は、みんなで楽しむものだわ」
ガラッとガラス戸を引いて、葛城さん達がやってくる。
「えっ!?ちょっと、ここ男湯だよ!」
「あんたしかいないのに男湯も女湯もないでしょ」
むにゅっと、また有無を言わさず、惣流さんが僕の胸を掴んできた。
「あたし達と同じものが付いてるのに、あんた見たって何も思わないわよ」
「や、やめてよ!」
「あれ?前より大きくなった?」
「知らないよっ!!」
惣流さんの手を振り払って、僕は温泉を出ようとお湯を足で掻きわける。
「まぁまぁシンジくん。これは一種のハーレムだと思うのよん」
でも葛城さんに制止されてしまう。
…酔ってるのかな?
仕方なくまた温泉に沈むと、葛城さんのお腹にある大きな傷に気付いた。
「葛城さん、これ…」
「ん?ああ、これね。…セカンドインパクトの時、ちょっちね」
そう言うだけで、葛城さんは黙ってしまった。
惣流さんは葛城さんを尻目に、口を開く。
「知ってるんでしょ。私のことも、サードのことも、チルドレンはみんな」
問いただすような言葉と、睨むその瞳。
「ま、仕事だからね。お互いもう昔のことだもの。気にすることないわ…なんて言えないか」
流すようなおちゃらけた言い方だけど、葛城さんの顔は落ち着いてて、
「でも独りで抱え込むのはだけはやめなさい。今は、聞いてくれる人がいるんだから」
優しく笑って、葛城さんはそう言った。



495:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 20:45:30
女だらけの混浴キタ━(゚∀゚)━ッ!!
しかし尾張さんとの男同士の裸の付き合いのチャンスでもあったな罠

ウジウジの方向が外に向かうとカワええね。前回ぐらいからね。
雨の日にまとわりつく子犬状態?

496:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:10:59
尾張人気だな

497:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:28:37
尾張人気の理由がわからない…

498:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:30:25
エロいから
なんでわからないかな

499:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:36:58
まあ、尾張は覗いてるんだけどな。最新の諜報機材を使って。

500:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:39:55
シンジだけを見つめてる尾張さん
もう、他の誰も目に入らない……

501:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:44:14
つまり、LOSの顕現?

502:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:47:07
愛とかは無いから、LOSは違うんじゃね?

503:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/12 23:54:06
じゃあOSシンジきゅんか

504:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:17:31
そんなOperating Systemなシンジきゅんは

…いいジャマイカ。

505:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:18:42
はっはっは
こいつめ

506:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:23:19
アホだw

507:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:47:15
現実にいたらと思うと怖くてちょっと好きになれないな。
覚えた能力と職権を乱用して抵抗できない女をいたぶりまくり。
同居してた従兄にレイプされそうになって家を飛び出した経験があるだけにちょっと。

508:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:51:30
Σ(゚д゚;)

509:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:53:05
好きとか嫌いとかじゃないんだ
お色気担当で目立っているのが重要なんだ

510:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 00:57:04
アスカ乳揉み、再来
しかも「むにゅ」の擬音付き
出てない尾張よりこっちだろw

511:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:00:22
アスカには一話一揉み(身体測定をかねる)を目指してガンバって欲しいよね。

512:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:05:04
ユイが産んだのが女スレにも連載きてたっ(゚∀゚)
時々盛り返すね、このジャンル
お兄さんは嬉しいよ

513:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:08:35
最近はどのスレもSSに活気があって嬉しいな
各職人さんGJ!!

514:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:08:37
俺はdat落ちが心配な単発重複スレでやるより、こっちで連載してほしかったよ。
どうもレスつけにくくていかん。

515:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:11:04
こっち来てもらえ

516:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:16:07
>>515
それが、もう400レス近くてな。
このまま向こうのスレが成立するなら女シンジと女装TSシンジでスレの再分割ということになるかもな。

517:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:40:53
再分割しても昔のように片方がdat落ちする予感
それはいやだ

518:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 01:52:41
ほっとけば落ちると思ってたんだけどな。 
今更誘導かけるのもどんなもんかね。

519:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 02:22:54
女シンジスレフタナリアスカスレに救済の手を・・・

520:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 02:23:36
あっちが終わりそうになった時にこっちと融合させればいい

521:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 02:29:11
>>519
カプ専用でスレ建てたくなるのもわかるけど、単発スレは職人さんがいなくなった時点で存続は無理なんだよ。
過去ログも見にくくなるから控えて欲しいんだけどね、

>>520
あっちのスレ見てきたけど、明らかにこっちの住人もいるし、誰も誘導をかけとらん。
女シンジスレがdat落ちしたのを忘れたか、好きで分裂させたか……
むこうのスレ単独の住人もいるだろう、し向こうの意向も重要かと。

522:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 11:51:00
100:名無しが氏んでも代わりはいるもの :2005/12/08(木) 20:59:10 ID:F8N4Q5ly
このスレにはマトモなものだけをお願いする。
糞は倒錯の方でよろ。

女装美少年スレにて。
なにこれ?重複スレで偉そうに。

523:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 12:13:35
単独シチュのスレが乱立してたのか……
まあ、このスレさえしっかり残ってれば、乱立したスレが多少dat落ちしても平気かもしれんね
単独スレのほうが投下しやすいかもしれない品

524:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 12:34:34
最近はTS系スレに限らず乱立てが多杉
いちいち回るのが面倒
…面倒でも見るんだけどね

525:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 16:42:54
つ 専ブラ

526:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 20:40:14
個別シチュはあった方がいいと思う派
本スレとかで自分のツボじゃないssが投下されて一色にされてると
投下しにくいしコアな話されてもスルーされるかもしれないというので書き込みもしにくいような

527:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 20:56:14
話は良くわかるんだけどね。
今まで乱立しては消えていった個別シチュの数や本スレや、このスレですら危なかった状況を考えると……
女シンジスレだけでも初代だけじゃないんだよね。

どんなコアなネタでも受け入れられる度量の深さはスレに欲しいね。

528:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 20:56:20
まぁ、分からないでもないけど。
でも、ここには自分に合わない話題があってもスルーする暗黙のルールがあると思ってた。
色んな恰好を持つ人が集まってるしさ
いちいちツッコんでたらキリないし

529:evaπ
06/02/13 21:41:18
暗い場所は怖い。
でも、僕の体は、映らない。

第10話「静止した闇の中で」

何事もなく過ぎ去る日々を、僕は気にしないふりをして過ごしていく。
みんなと共に笑いあって、でもいつも背中を気にしていた。
一人は嫌で、誰かといなくちゃ落ち着かない。
「碇くん、くっつきすぎだと思うわ」
「あ…ごめん」
「なぁに?あやしー」
NERVに向かう途中、そんな会話も日常茶飯事。
トウジとかケンスケとか洞木さんとか。
誰彼構わずくっついてるから変な噂も立ってしまった。
でも…一度目も二度目も、一人になったから狙われた。
聞いてくれる人がいる。確かにそれは良いことだけど。
こんなこと、誰にも話せない。
悲しくなるだけの慰めは、要らない。
そうこうしている内にNERVに着いた。
惣流さんがIDカードをリーダーに差す。
でも、ゲートは開かない。
「なによこれぇ!開かないじゃない!」
「私のも…駄目だわ」
「カードの更新切れじゃないよね。この前やったばかりだし」
仕方なく僕達は、重いゲートを手動で開けて中に入ることにした。
手動用のレバーを回していると、遠くから何か音が近付いてくる。
『ただいま使徒が接近中。繰り返します、ただいま使徒が接近中…』

530:evaπ
06/02/13 21:42:59
僕達は顔を見合わせた。
もしかしてNERVがこんななのも、使徒の仕業?
ゲートが開かれると、中は真っ暗だった。
「ナニコレ?」
「停電?」
「停電ならすぐ予備電源に切り変わるはず」
そう言って、綾波さんは入っていく。
「ちょっと待ちなさいよ、ファースト!」
「使徒が来ているなら、急いだ方がいいわ」
暗闇を進んでいく綾波さんに、僕と惣流さんはついていった。

「サード、お尻こっちに寄せないでよ!」
「惣流さんこそ、また胸…」
「暗くてどこに手を置いていいかわかんないの!」
「…うるさいわ」
離れ離れにならないために、密着して通路を歩く。
空調もきいていないのか、熱が篭って蒸し暑い。
「暑いわね…」
「…うん」
「もうすぐのはずよ」綾波さんの言葉通り、段々とざわめく人の声が聞こえてくる。
到着して早々、みんなが驚いた顔をしてこちらを見る。
「エヴァは?使徒が来てるんでしょ!?」
「司令達のお陰で、人力だけど無事にスタンバイ完了よ」
アスカの問いかけに赤木博士が答えた。
そういえば、葛城さんがいない…
でもそんなこと気にとめている間もなく、僕達はそのままケイジに降りて、エヴァに向かう。
途中、父さんと擦れ違った。

531:evaπ
06/02/13 21:44:25
お礼を言おうとしたのに、素通りされてしまった。

エントリープラグに入り、準備が整う。
リフトは動かない。
地上にはまた自力でいくしかない。
僕達は地上への経路をひたすら進む。
そして、使徒の放つ液体が見えた。
それは溶解液らしくて僕達は出るに出れない状態。
「ファースト、サード、ここはコンビネーションでいくのよ」
惣流さんが言った。
「作戦はあるわ。ここにとどまる機体がディフェンス。ATフィールドを中和しつつ、溶解液からオフェンスを守る」
こういうことにすぐ対応できて、頭の回る惣流さんは凄いな。
「バックアップはオフェンスを落ちないように受け止めて、オフェンスはライフルの一斉射にて、目標を破壊」
この作戦、僕達が拒む理由はない。
他にいい倒し方、僕にはわからないし、綾波さんも黙っているけど受け入れているみたい。
「ディフェンスはやってあげる。サードがオフェンス。ファーストがバックアップ。いいわね!」

使徒を倒しても、まだ電力は回復しない。
更衣室も暗くて、綾波さんも惣流さんもいないから、不安になる。
ロッカーを開いて、代えの着替えを取り出す。
プラグスーツを着てる暇なんて無かったし、制服がびしょ濡れだ。

532:evaπ
06/02/13 21:45:53
一つ一つボタンを外してYシャツと中のシャツを脱いで、体を拭くと上着を着る。
次はズボンだ。
   ピチャ
ズボンを脱いだら、何か音がした。
足に水が付いてるような感じ。
なんだろう、LCLかな。
トランクスを脱ぐ。
   ピチャ
まただ。
気にしないでタオルで体を拭いていると、やっと明かりがついていく。
ふと、タオルに目がいった。
…血だ。
血がついてる。
どこか切ったのかと、慌てて鏡を見ようとしたその時…僕は異常に気付いた。
どこも切れてなんかない。
血は足を伝って…………
小学生の時、男子だけじゃなくて女子の保健の授業にも呼ばれたこと、よく覚えてる。
その時言われたこと、何故かはっきりと思い出せた。
「セード、着替え終わったぁ?あたし達は帰っていいってー」
外で惣流さんの声が聞こえた。
ハッとして、僕は急いで床のLCLと血が混ざって濡れたそれを拭き取るとスボンを穿いた。
血のついたタオルや諸々を隠すように抱えて、僕は更衣室を出る。
「ちょっと!サード!!」
惣流さんを突き飛ばして、僕は無我夢中で逃げ帰った。



533:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:04:29
初潮!初潮!

534:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:09:18
赤飯キタ━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_-)゚∋゚)´д`)゚ー゚)=゚ω゚)━ !!

535:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:11:41
待っていた、俺は、このときを、ずっとだ!!

536:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:42:32
つ不思議膏

537:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:46:03
上のほうのレスをみてふと思ったんだけど、女性って
仲良くなった女性には身近に変態的な痴漢がいるってことを話さないんだろうか?
この場合はヒカリに話してもしょうがないが、アスカあたりには切実な問題だし。

538:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:46:18
それは数字系のスレのシンジきゅん達にこそ必要ではあるまいか。

539:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:51:13
ヒカリって全く出てないから話したくても話せない罠

540:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 22:57:38
>>536
痔じゃneeeeeeeeeeeee

541:女だったらスレの399
06/02/13 23:33:58
ちょいすみません

なんか、こっちで連載した方がいいような流れがあったみたいだけど。
問題ないならこっちに移ったほうがいいですか?
こっちでやらせていただけるなら、スレ検索する手間が省けて嬉しいんですが…(ケータイなもんで)



542:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/13 23:40:09
引越しでしたら個人的には歓迎の上、一話から貼らせて頂きますが、向こうのスレ的にはどうなんですかね。

543:541
06/02/13 23:59:02
ちょっと、向こうで聞いてみた。

544:542
06/02/14 00:00:21
543=542です
女だったらスレの399さん、失礼しました。

545:向こうの399
06/02/14 00:13:57
542さんわざわざありがとうございます。
あっちで問題ないなら、こっち移ってきますね。

546:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 02:40:59
女シンジが急に生々しく感じてきた。
初めて見たとき、驚いて叫んだりしないのかな?

547:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 02:50:34
血?

548:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 08:03:57
>>547
うn。

549:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 11:45:49
なんじゃこりゃぁぁぁ!って感じか

マジレスすると逆に冷静になってしまうんじゃないか?
もちろん叫んだりすることもあるだろうが

550:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 19:39:43
知識としては知ってるんだよね?このシンジきゅん
女だってことを痛感させられて、さらに凹んじゃうな

551:evaπ
06/02/14 22:08:32
「シンクロ率、過去最低値を記録か。わかっちゃいるけど辛いわね」
「シンジくんには私達と同じそれが一式あるんだもの。いつかは来るのよ……女性なら」
「酷ね、 彼 には。自分を証明できる自信も何もあったもんじゃないわ」
「保安諜報部からの報告が完全じゃないからはっきりとは言えないけど、何とか保ってきたんでしょうね」

第11話「奇跡の価値は」

現実から吹き飛ばされたような、そんな感じだ。
シンクロ率が低くなってしまった原因は、もちろん自分でもわかっている。
あの尾張とかいう人を使って調べたんだろうか、葛城さんや赤木博士はその原因を知っている。
たぶん他の職員の人も、惣流さんも綾波さんも。
『シンジくんは上がっていいわ。レイ、アスカはもう少し続けます』
葛城さんが言った。
気遣いかな。憐れみかな。
もう、どうでもいいや。

帰り道。
足取りが重い。
後ろを気にする余裕もない。
消えてなくなってしまいたい。
空を見上げると頬に何か雫が落ちた。
「雨…」
最初はパラついていたけど、徐々に雨足が強まっていく。
通り雨かな。
髪や服が濡れていって、重くなっていく。
折りたたみ傘持ってるけど、そのまま僕は歩き続ける。

552:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:10:31
自分の体が女だということは頭で理解していても、
だからしょうがねえとさっぱり割り切れるようなら思春期なんて言われてないだろうしなあ。
そんな下らんことにウジウジ悩むくらいなら、金ためて性転換手術でもうけりゃいいのにとも思ってしまうw

553:evaπ
06/02/14 22:10:51
「あれシンジじゃないか?」
「ほんまや。雨降っとるちゅーのに」
「おーい!シンジ~!」
誰かの声が聞こえる。
誰でもいいや。そんなこと。
「様子がおかしい…?」
「アカン!車や!!」
クラクションが鳴る。
いつの間にか車道に出てたんだ。
車が僕に迫る。あぁ、ぶつかるんだ。
「このドアホッ!!!!」
「……え?」
一瞬何が起こったかわからなかった。
気付くと、トウジに抱きかかえられて地面に倒れていた。
「車ん前飛び出して死ぬつもりか!」
「…ごめん」
体を起こすと、トウジに怒鳴られる。
「運転してた人に謝ってきたぞ~」
ケンスケがやってくる。
「シンジ、立てるか?」
「ごめん」
「ええから、はよしぃや」
「ごめん……」
二人に迷惑かけてしまって、惨めで仕方なくて、僕は泣き出してしまった。
ただ、ただ、泣くしかなくて。

椅子に座る僕に、トウジがカップを突き出した。
「台所勝手に借りたで。ほれ、コーヒーや」
「…ありがとう」
カップを受け取り、コーヒーの水面を見つめる。
僕達はまだ濡れたまま。
「碇、みんなびっしょりだから洗濯機使おうとしたらさ、血のついたタオルが入ったんだけど…どうかしたのか?」

554:evaπ
06/02/14 22:12:22
心配してケンスケが訊いてくる。
カップを握る手が震えてる。
トウジとケンスケの顔は困ったような、本当に心配がはっきりと現れてて…
「……初潮が来たんだ」
言わないでいるのが、凄く後ろめたく感じて、言ってしまった。
二人には、二人だけには、隠し事したままでいたくなかった。
「……」
「……」
言葉を失ってる。
言わないほうが良かったのかもしれない。
でも、僕は続ける。
「心の底では、覚悟してたんだ。いつかは来るんだろうなって。胸が大きくなりだしてから、なんとなく」
「もう言わんでええ…」
「でもさ……いざ来たら、目の前が真っ暗になって、もうどうしようもなくなって」
「わかったから、言わんでええ!」
「嫌だ!!言わなきゃ、二人を裏切る!嘘ついたままなんて嫌なんだ!!」
また涙が溢れだす。
トウジも、泣いてる。
「…俺達さ、お前の笑った顔、どっか寂しげだったの知ってたよ」
鼻をすすりながらケンスケが言う。
「だからさ、俺達が一緒にいて、お前をちゃんと笑わせよう、安心させようってさ、トウジと決めたんだ」
「エヴァの操縦も簡単やないやろ?ワシ等にできるこというたら、これぐらいしかあらへんから」
笑いながら泣いている二人。

555:evaπ
06/02/14 22:14:19
二人の優しさが、痛いくらい嬉しくて、僕は余計泣いてしまう。
僕達三人は雨が止むまで、声を上げて泣いていた。

自分の一部を切り離す使徒が現れたのは、それから数日経ってからだった。
本体は第3新東京市に落ちてくる。
僕達はそれを受け止めて、倒さなくちゃならない。
0.00001%の勝算。
相変わらず僕のシンクロ率は低くて、チルドレンの中で一番下だ。
でも、やらなくちゃ。
使徒が落下し、僕達は走り出した。
ATフィールド全開で使徒を受け止める。
トウジとケンスケが待ってるから、僕は帰るんだ。
僕は強く願って、そしてみんなで使徒を倒した。

「フカヒルチャーシュー、大盛りね!」
「ニンニクラーメン。チャーシュー抜き」
「しょうゆラーメンちょうだい。あと熱燗」
「僕は塩ラーメンを」
「奢ってくれるったって、ミサトのサイフの中ぐらいわかってるわよ」
「悪いわね。ピンチだったから助かったわ」
「……トウジとケンスケも呼びたかったな」
「嫌よ、むさ苦しい」
「ねぇ、シンジくん」
「え?」
「顔、ちょっと明るくなったわね」



556:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:15:46
どうも、evaπを書いているしがないSS書きです
毎夜evaπを読んで頂きいつもありがとうございます

他スレとの分割・統合が少々問題になっているようですが勝手ながらお願いがあります
以前、別の板でSSを書いていたんですがそのスレは書き手が多く、
リロードミスも重なって同時に投下してしまい互いに気まずくなった経験があります
当方のevaπは21:00~22:30ぐらいの投下を心がけますので
こちらに移られるようでしたら時間帯をずらしてくださるようお願いします

557:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:21:23
皆勤投下乙です

投下がいっぱいの都会スレから、こんな田舎のスレにまで良く来てくださった
㌧クスミダ

558:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:28:09
>>556
その場合の回避策だけど、全部で何分割の投下になるのを最初に明示しておくといいと思うよ。
さらに(1/5)こんな感じでタイトルの横に付けておけば、あと何レス待てば投下が終わるのか分かるしね。

559:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:36:31
だんだんイイ感じになってきました

560:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:46:28
なんて熱い奴らなんだトウジとケンスケ
いつも乙です
あなたの作品大好きです

561:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:54:19
裏では盗撮写真の販売者で性臭を常に振り舞照るような連中なのに
このシンジに対しては爽やかに振舞える切り替えの良さは凄いよな

やはり、常に女性に接してるという緊張感がそうさせるのかね

562:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 22:58:49
>>552を見るとやっぱり人って自分以外には興味ねーんだなと思ってしまった。
まぁ他人のことなんかわからないし、結局は自分の悩みも他人にとっては下らないことだよな。

563:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/14 23:22:16
乙です。本当に毎日の楽しみになってます。
だんだん深い話しになっていってますね。今回は途中思わず泣きそうになりましたw
続き期待してます。

564:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 00:02:02
>>562
それゆえに、本人にとっては物凄く大変な悩みなんだと言う事を、
他人である自分が理解して相手と接するべき。
そこらへんをよく理解できて無いと、思い掛けない面倒を呼んだりする。

565:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 16:18:22
結局、本人しか痛み苦しみは分からないもんだからねえ。
だからこそ、他人が気楽に、冷静に問題点を見極めた部分を
当人も聞いて判断するのが大事かもしれない。自分の痛みは自分しか分からない、と嘆くよりも。
つっても、創作に関しては関係ないけどなこんなもの。πの作者さんには期待しまくりんぐ。

566:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 21:23:11
いやいや、そういう心理を理解してこそ、架空の人物にも色が出てくるってもんじゃね?
エヴァssって、そこら辺の描写が上手い作家さんが多いから、結構後引くんだヨナ。

567:evaπ(1/4)
06/02/15 21:46:51
天国から地獄に突き落とされる。
侵入したのは、使徒だけじゃなかった。

第12話「使徒、侵入」

何度も無菌消毒を繰り返し、プラグスーツを着ないシンクロテストが行われる。
勿論、僕達チルドレンは全裸で、惣流さんは抗議していたけど結局は折れたみたいだ。
裸を見られるのは嫌だけど、これもチルドレンの仕事だし、しょうがないよね。
というか、無理にでも自分を説得しないと、すぐにうじうじしそうになる。
トウジとケンスケの言葉を思い出して、頑張っていかなくちゃ。
エントリープラグの中は、いつもと違う感じがする。
全身に纏うLCLが、気持ち悪いような心地良いような、混在している。
『シンジくん、気分はどう?』
「何か違います」
『右手を動かすイメージを描いてみて』
「はい」
赤木博士の指示に従う。
綾波さんも惣流さんも同様の指示が出た。
しばらくそんなことを続けていると、急に赤木博士達が慌てだした。
なんだろう、事故かな…
考えていると、エントリープラグが緊急射出された。
赤木博士達の声がぷっつりと途切れる。
『サード、ファースト、聞こえる!?』
『えぇ』
「う、うん」
どうやら、エントリープラグの間だけ会話はできるみたいだ。

568:evaπ(2/4)
06/02/15 21:48:44
『使徒かしら?』
『さぁ。今のままじゃわからないわ』
「じっとしてるしかないよね」
沈黙。
状況がわからない今、動きたくても何もできない。
『サード、最近調子良くなってきたみたいじゃない』
「…うん」
そんな中、惣流さんが僕に話しかけてきた。
『あのさ、あたしがあんたに色々言ったの覚えてる?』
僕の返答を待たず、惣流さんは話を続ける。
『あぁ言ったり、訊いたりしたのは、あんたが周りの理解ばっか得ようとしてたから』
…そうだ。
男だって、認めてもらいたかった。
そのせいで僕は上辺だけの言葉に喜んで傷付いてきた。
『あんた自身が正しいと思わなきゃやってけないでしょ?あたしだってそうよ…あたしはアスカ。それ以外の何者でもないもの』
僕は自分を否定していた。
体が男じゃないだけ。そう自分に言い聞かせて、自分の体を拒絶してた。
『あんたもそうでしょ?サードは…碇シンジは、あんただけなんだから』
そうなんだ。
僕は、僕なんだ。
「ありがとう。僕は、そんなことも気付かないで…」
『わかったんならいいのよ!それで!』
心の中でもう一度、惣流さんにお礼を言う。
『碇くん、変わったわ』

569:evaπ(3/4)
06/02/15 21:50:19
惣流さんと代わるように、今度は綾波さんが話しかけてくる。
僕は綾波さんの「変わった」の意味を考えて口を開いた。
「絆があるから」
素直な気持ちは、あの時と同じ言葉になった。
「綾波さんとも、惣流さんとも、みんなともね」
『……そうね』
『い、言ってくれるじゃない』
エントリープラグの中で僕達は笑いあう。
外で何か起きてるかなんて、もう忘れていた。

使徒がMAGIに侵入したというのを知ったのは、閉じ込められたエントリープラグから救出されてから。
でも使徒は赤木博士に倒されて、後処理のため、無用な僕達はそのまま帰されることになった。
マンションに着くと、それぞれの部屋に向かう。
自分の部屋の前に着いて、鍵を差し込む。
「開いてる…」
鍵は閉めてきたはずなのに。
恐る恐るドアを開けて、部屋に入る。
真っ暗で何も見えない。でも微かに、人の気配を感じる。
ゆっくりとスイッチに手を伸ばした。
明かりを付けると……
「よぉ。おかえり」
椅子に座り、ここにいるのは当然とばかりにくつろいでいる。
「保安諜報部の人ってチルドレンに近付いちゃいけないんじゃないですか?」
強気でいかなきゃ。
もうこの人に、負けたくない。

570:evaπ(4/4)
06/02/15 21:51:47
「珍しくそっちから仕掛けてくるね」
立ち上がって近付いてくる。
恐い。でも、逃げちゃ駄目だ。
「か、葛城さんはみんな知ってますよ」
「その彼女に報告するのは俺だよ?それとも日向のことかな?あの色ボケ眼鏡なんざ敵じゃないね」
遂に彼は僕の目の前にまで来た。
   パァンッ
何の前触れもなく、頬を叩かれた。
僕は倒れ、何が起きたかもわからず、宙を舞う埃を目で追っていた。
「下手な虚勢は、一発殴りゃ正体表すってな。本当は何もできない弱虫ちゃんなんだから」
この人の言葉は、いつも僕を嫌な気持ちにさせる。
叩かれた頬はジンジンして、泣きたくもないのに涙が出そうになった。
でもここで負けたら、前と同じだ。
歯を食い縛って、僕は彼を睨みつけた。
「へぇ、まだそんな目できるんだ。今日は違うみたいだね」
「…出ていってください。もうこれ以上、僕に近付くな!!」
起き上がって、怒りの全てをぶつけた。
彼は、少し驚いたような顔になる。
けど、すぐにニヤリと笑う。
「今日は凄く楽しめそうだ」
舌舐りして彼は僕を見る。
その顔は今までで一番恐くて、僕は蛇に睨まれた蛙のようになってしまった。
「一緒に楽しまないとねぇ。これから愛しあうんだからさ」



571:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 22:00:41
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
   | (●) (●)|||  |
   |  / ̄⌒ ̄ヽ U.|   ・・・・・・・・ゴクリ。
   |  | .l~ ̄~ヽ |   |
   |U ヽ  ̄~ ̄ ノ   |
   |    ̄ ̄ ̄    |

572:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 22:50:55
準備はしておくか・・・・・・

 _,,..i'"':,
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘

573:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:14:02
漏れも準備します・・・・・・・

 _,,..i'"':,
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘

574:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:15:10
幸せは長続きしない・・・
ということの前兆なのか(ノд`)

575:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:16:30
>>572-573
もひとつ頼む

576:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:24:14
>>575
つ _,,..i'"':,
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘

577:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:29:05
こんな寸止めプレイ…耐えられないっ!!(;´д`)はぁはぁ

578:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:29:42
>>575
すまない

579:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:33:06
お前ら昨日と全然態度違うなw

580:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/15 23:37:13
いや、語ってる住人と幸せ(エロ)探しをしてる住人は別人だから

581:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 00:11:43
>侵入したのは使徒だけではなかった

使徒 → エヴァ(ネルフ)に侵入
尾張 → シンジの部屋に侵入

尾張 → シンジにしn(

こうですね!わかりました!


つーか初潮の後にこの展開って、もしやとんでもない欝展開フラグじゃ……(((゚д゚;)))

582:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 00:19:09
((((((;゚Д゚))))))

583:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 00:36:11
困っている碇君の味方が助けに来てはくれないのか!?

584:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 00:39:27
おお、幻パンティーだっけ?
あれは良い物だ

585:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 01:35:07
やっぱ鬱展開なのかなあ・・・
尾張さんは、なんだかんだで良い奴であって欲しい気もするが・・・

586:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 01:46:44
いや、単にエロい人なのか、理由があってエロい人なのかのどちらかだと思うぞ

587:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 01:50:50
ちょいエロ親父?

588:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 03:31:30
普通に異常性欲者に見えます。

589:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 06:17:04
さて、シンジの赤ちゃんの名前を考えようと思うのだが

590:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 08:17:42
尾張氏ね

591:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 08:37:42
こんな生活続けていたらカヲル登場の頃までには
すっかり一次接触を恐れるようになってしまうわな。

592:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 09:21:43
てっきり使徒にシンジのプラグが犯されるのかと思った俺
尾張さんもそうだが今からレリエルアルミサエルが楽しみで仕方ない(´・∀・`)

593:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 11:57:33
むしろタブリス市ね

594:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 12:34:00
あの変態にシンジきゅんを近づけてはいけない

595:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 14:55:35
尾張はタブリスに殺されちゃうの?

596:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 15:10:38
逆じゃね?

597:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 15:31:38
カヲル「尾張さん・・・・」
尾張「カヲル・・・・」

チュッチュ

シンジ「・・・・・・・・・・」

598:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 15:58:00
まさか、カヲルまでXXで登場?

599:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 16:15:24
カヲルスレでやってね

600:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 16:19:56
シンジを嬲った後で立ち去る尾張が、「フフフ」と笑いながら
ベリッと覆面をはぐと素顔がカヲルだったり。

601:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 16:49:34
なにそのルパン三世

602:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 17:26:29
この尾張などのような腐れた輩は、やはり宮刑がふさわしいと思うのだがどうだろう

603:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 17:28:16
>>602
簀巻きにして錘を付け、初号機ケイジのLCLに放り込む……
と言うのを過去スレで加持に対して提案したことがあったなぁ

604:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 17:56:37
>>603
LCL内は呼吸ができるから意味ないよ

LCLに十分漬けてから地底湖に沈めるなら効果あり。

605:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 18:24:43
>>604
#3代目スレから抜粋。

450 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :04/06/28 07:40 ID:???
加持「遠慮しないで、さ、入った入った」
シンジ「・・お邪魔します」
シンジが靴を脱いで中に入っていくのを横目で確認しながら
なるべく音を立てないようにドアの鍵を掛ける加持。
シンジ「加持さん、部屋散らかってますよ。いつもこうなんですか?」
加持「ハハッw 少し散らかってる方が魅力的だと思わないかい?」
シンジ「おっ、思いませんっ!加持さんってもうちょっと真面目な人かと思ってました」
加持「安心してる相手だと遠慮がないな、碇シンジ君」
シンジ「っ!す、・・すいません」
加持「いや、こっちこそすまない。それよりお茶でも飲む?」
シンジ「はい、いただきます」
加持「ちょっと待ってて」
『以後、お茶に薬を入れて眠らすも良し、お茶を出すと見せかけてスタンガンで
気絶させるも良し。お好きなようにお召し上がりください加持さん。』

451 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] :04/06/28 12:50 ID:???
「碇、今回のサードチルドレン暴行未遂事件に関する加持一尉への処分なんだが…」
「好きにしろ」
「いいのか? 作戦部、保安諜報部、技術部からそれぞれ引き渡し要請が来ているぞ。
利用目的は各々『標的』『尋問技術勉強会の被験者』…技術部に至ってはズバリ『モルモット』となっている。
ここで奴を消すのは委員会の疑いを招くぞ」
「そうだな。では簀巻きにして初号機ケイジに沈めておけ」
「おい…」
「LCLだ、溺死はしまい。だが、深さ40mの水圧はなかなかに楽しいぞ。脱出しても慌てて浮上すれば
潜函病のおまけが付く……」(ニヤリ)
「碇……お前も親だったんだな」
数時間後、初号機ケイジの水底に、起動もしてないのに何故か自分を踏みつぶそうとする初号機から必死に
逃れるミノムシがいたとかいないとか……

606:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 20:37:41
あ、なるほど。呼吸は出来ても水圧はあるわけだ。
おまけにエヴァが下手すりゃ踏み潰す。

607:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 20:55:46
全裸で待つ・・・その時を・・・

608:evaπ(1/5)
06/02/16 21:23:04
愛しあうと言ったけど、彼の言葉には優しさの欠片もなかった。
そこにあるのは、獲物を狙う獣の眼差し。

第13話「嘘と沈黙」

立ち上がれないわけじゃないのに、腰が動かない。
僕はただ後退るしかできなくて。
彼が迫ってくる。
「捕まえたっと」
彼は僕を抱き上げて、共にベッドへ倒れ込んだ。
見上げると顔がある。二回目のあの時と同じだ。
もうやだ。あの時と同じこと、あの時よりもっと酷いこと、されるのは。
「なんで…こんな…」
「なんで?それはさ、好きだからだよ」
好き…?
「ファーストは駄目だね、落ち着きすぎてる。セカンドは逆に明るすぎ」
綾波さんと惣流さんの感想。
そんなことどうでもよかった。
「そこに君がきた。オドオドしてて気弱そうで、まさに俺の性的嗜好に適った子だった」
だから僕を?
初めて第3新東京市に来て、電車で出会って、僕にあんなことを?
「性別が男って聞いた時は驚いたよ。でもさぁ、体はちゃんと女の子だろ?」
彼の手がスボン越しに僕の股間に触れる。
体がビクッと震えた。
「今から君のここに俺のぶちこむから」
その言葉だけで恐怖だった。

609:evaπ(2/5)
06/02/16 21:24:55
僕はわめいて、必死に抵抗する。
「騒ごうが無駄。この棟はチルドレン専用だから。それに他のチルドレンの部屋とも離れすぎてるしね」
それでも、これ以上のことをされるのは絶対に嫌だ。
服を脱がしにかかる彼の手を振り払って、僕はベッドから逃れようとした。
「チッ」
どうしてだろう。はっきりと舌打ちする音が聞こえた。
彼は、僕の肩を掴むと思い切りベッドに押し付けた。
そして、拳を僕の顔に振り落とす。
「いい加減じっとしてないと、もっと痛い目見んぞ?」
鼻の辺りが熱い。
違う。これは、痛み?
触ってみると手に血がついた。
鼻血…出てる。
呆然とそんなことを考えていた。
けど、次の瞬間、強烈な痛みが走る。
「~~~ッッ!!」
一気に覚醒させられたような感覚。
「はい。貫通」
「あ…あ…あぁ……」
彼と僕は、繋がっていた。
彼がゆっくりと動きだす。
痛すぎて声が声にならない。
彼が腰を振るたび、僕は痛みが増して、涙が溢れた。
単調なその行為がずっと、ずっと続く。
耐え切れない痛みに、僕はもう死にたくなった。
「それじゃ、そろそろフィニッシュといきますかッ!」
死刑宣告のようだった。
彼が少し悶えて、悦楽した表情を浮かべる。

610:evaπ(3/5)
06/02/16 21:27:02
彼から離れようと身をよじらすけど、それに気付いた彼は、しっかりと僕の腰を押さえて……
「いや…いやだああぁぁぁぁぁ!!!!」
中に熱いものが流れた。
熱いなんてものじゃない。煮えたぎるマグマを流し込まれたような感触が、僕の中を支配していく。
彼のものが抜かれ、僕はベッドに放置された。
「赤ちゃんできたらどうするかぁ。ハジメとシンジ、お互いの名前の組み合わせは駄目だな」
スボンを穿き直して、彼は呟いた。
「俺ハジメっていうの、言ったっけ?まぁいいか。それじゃ、またね~」
事が終わると、飽きて物を捨てるように彼は出ていった。
彼の足音が遠ざかっていく。
絶望しか、もう頭になかった。
自分は男なんだという気持ちも、自分自身を誇れる自信も、全て壊された。
重い体を起こし、僕は風呂場へ向かう。
精液も血も、シャワーで流してしまおう。
そして眠ってしまえば、きっと朝で、あれは全部夢だったって笑える。
トウジとケンスケが迎えに来て、話をしながら学校に行こう。
教室には綾波さんと惣流さんがいて、NERVに行けば葛城さんや赤木博士がいて、みんな笑ってくれるんだ。
きっと…………

目が覚めると、綾波さんの顔があった。

611:evaπ(4/5)
06/02/16 21:28:53
なんで綾波さんがいるんだろう。
それにここはどこ?この音は……ヘリの中?
「碇くん、大丈夫?」
「僕は…?」
「お母さんのお墓の前で眠っていたの。あなたは4日、行方不明だったのよ」
覚えている?と訊いてきた綾波さんに、僕は首を振る。
4日か…何も覚えてないや。
「シンジ」
父さんが僕に声をかける。
「人は思い出を忘れることで生きていける。だが、決して忘れてはならないものもある」
父さんは、そうやって生きてきたんだ。
「ユイはそのかけがえのないものを教えてくれた。私はその確認をするためにあの墓に来ている」
僕の中の父さんの形と、目の前にいる父さんは全く別だった。
冷たい人だと思ってた。
でも冷たさだけじゃなくて、暖かさも持ってたんだ。
「写真とかはないの?」
「残っていない。墓もただの飾りだ。遺体は無い」
「先生の言った通り、全部捨てちゃったんだね」
父さんの前では叔父さんのこと、先生って呼ばなきゃいけない。
何故かそんなこと、頭に浮かんだ。
「全ては心の中だ。今はそれでいい」
父さんはそう言う。
眼鏡の奥の瞳はいつもと違って、父さんは僕の髪を静かに撫でた。

612:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 21:30:18
なんて奴だ、尾張め! 

   _, ,_   シュッ  許せん!!
 (;´д`)
 Σ⊂彡_,,..i'"': 
     |\`、: i'、
     \ \`_',..-i
        \|_,. .-┘

613:evaπ(5/5)
06/02/16 21:31:05
「NERVに着いたら家まで送ってやる。そうしたら、今日はゆっくり休め」

父さんが用意してくれたリムジンに乗って、僕は帰る。
運転手さんにお礼を言ってリムジンから降りると、マンションの前では惣流さんが待っていた。
「おかえり」
「あ…ただいま」
「ねぇ、あたしの部屋、ちょっと寄ってきなさいよ」
僕の手を引っ張って、惣流さんは部屋に向かう。
エレベーターの中でも手は繋がれたまま。
部屋に着いて、ドアが閉まると、惣流さんは僕に向き直る。
「ねぇ、キスしようか」
突然そんなこと言われて、僕は言葉を失ってしまった。
「聞いたわ、お母さんの命日だって。こんなことするの嫌?天国から見てるかもしれないからって」
なんて言っていいのか困って、僕は俯く。
惣流さんは僕の顔にゆっくりと触って、優しく唇を重ねてきた。
口の中に、惣流さんの舌が入ってくる。
舌と舌が絡みあって、ピチャピチャと音を立てた。
「は…ぁぅ…惣流さ…」
「ア・ス・カ」
口を離し、僕の唇に人差し指を置いて、笑う。
「シンジ、話さなくていいから。今は嫌なことこと全部、忘れちゃいなさい」
そう言うと、彼女は僕の唇に再び触れた。



614:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 21:33:18
な、なんていう話だ・・・・・・・・・気持ち悪い









尾張~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

615:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 21:33:39
もう終わったからいいけど投下中は静かにな
職人と読者の礼儀だぜ

616:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 21:34:46
うわ、連番付なのにやってもた。
割り込み失礼しました。そして乙。

最後もエッチくて良いですな。

617:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:47:23
なんて奴だハジメくん

618:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:50:52
シンジのシとハジメとジメとでシメジでどうだろう。男女共用。

619:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:51:51
尾張亡くさずしてカタルシスはありえねえ

ていうか、なんかいろいろと…

620:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:53:45
尾張ハジメ・・・

深読みしたくなる名前だな。

621:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:56:06
>>620
あんた、頭良いな

622:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 22:59:54
>>620
気づかんかったw

623:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 23:05:03
レイプ、中出し、暴行…国際公務員が聞いて呆れるわね





(*´Д`)ハァハァ

624:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 23:09:59
シンジが女ならレイープして心をぼろぼろにして欠けさせるってのは

ゼーレの補完計画に添ってるな。
ま、まさかハジメちゃんは!?

625:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/16 23:20:46
尾張だけじゃなくて俺もひどい奴だ…こんなシーンで鬱勃起なんか…_ト ̄|○
とくに体液の熱さを感じさせられるところなんかエロエロで…_ト ̄|○
男なんてこの世からみんないなくなっちゃえばいいのに!!

ところで皆さん
最後のアスカとのキスで、シンジきゅんが連載初のエロい声を出したのに気がつきまして?(;´Д`)ハァハァ

626:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 05:03:53
ところで、尾張はどうなったんだ?
捕まって拘束?それとも放置?

原因不明でシンジが失踪して、ただ墓の前で見つかっただけなんだろうか・・・

627:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 05:23:42
さあ、どーだろ?
だけど、俺は発覚するまで尾張に楽しまれる連続鬱エロ展開と見たね。(;´Д`)ハァハァ
まあ、この投下ぺースなら数日中に明らかになるだろう。

628:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 08:46:15
欝展開とエロに気をとられてたけど、ゲンドウが優しい…。
シンジの体が女の子だからだろうか、
それとも流石のゲンドウも、自分の子供があんな目に会ったら優しくなるのか?

それにしてもこんなさらりとしたレイプシーンは初めてみたかも。
作者さんらしくて良いですね。

629:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 08:49:10
ハジメちゃん、自爆覚悟には見えなかったけどねえ……

630:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 09:46:07
叔父さんなのか先生なのか…
貞寄りでもあり庵寄りでもある?

631:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 10:28:56
でも、司令の娘のパイロットに手を出すとは命知らずだな尾張。
彼はいいとしても同僚その他にいつまでも隠しとおせることでもない気がするんだが。

632:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 10:39:29
オワリ\(^O^)/オワタ!!

いや、ごめん。ちょっと言ってみたかっただけっていうか…

633:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 11:19:03
レイプはどんな形であれ
見てて気分が悪くなるなあ・・・こればっかりは免疫つかん

アスカ、シンジきゅんを幸せにしておくれ(´д` )
遠まわしにレズ催促コール

634:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 11:22:20
レイプはレイプでも
女が女を襲うシーンは逆に凄い萌エロイ

635:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 13:37:14
尾張氏ね
シンジきゅんが感じてればいいんだけど
そうじゃないのは痛々しくて見てられねー

636:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 14:04:44
ハジメの一歩

637:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 14:19:12
いろんな意味で大きすぎる一歩だw

638:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 17:19:34
ハジメにとっては小さな一歩に過ぎない。
しかし、シンジきゅんにとっては大きな進歩である。

639:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 18:40:31
進歩では無い気がするが・・・

640:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 18:44:55
そろそろシンジきゅん、もしくはシンジたんと呼ばせてもらおうと思う

641:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 19:12:18
アスカが「嫌な事全部~」って言ってるって事は、全部露見してるのかな?

642:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 19:22:10
アニメの気まずいキスでも
LASのバッカップルキスでも
倒錯系スレデフォの獲物を捕食するキスでもない
優しいキスが印象的じゃまいか

643:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 21:25:38
空気嫁って感じだが・・・・
アスカの突然のキスに違和感を感じたな。
裏で糸引いて、女王様やりたいんじゃなかろうか

644:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 21:27:42
そうかなあ。どっちかっていうとアスカの
「アタシはあんたを男として認める」って決意の表れのような気がして
割といい表現だと思ったけど。

645:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 21:29:21
シンジきゅん視点だけであらゆる情報が制限されてるからな

646:evaπ(1/4)
06/02/17 21:39:48
そのキスは思考を狂わせて、ただキスを続けることだけを考えさせた。
唾液が混じりあって厭らしい音を立て、僕の口内はアスカによって愛撫されていく。

第14話「死に至る病、そして」

「はぁ…アスカぁ…」
「なぁに?」
唇を離すと、アスカは優しく笑っていた。
僕はというと、息を切らして、顔を赤くしている。
「こんなこと、やめようよ…」
「嫌?」
「……」
「嫌じゃないなら続けてもいいわね」
そう言うと、アスカは今度、首筋にキスを落とす。
初めは、最初の痴漢の時のことを思い出して体が竦んでいたけど、徐々にアスカのキスがこそばゆく感じた。
そして、舌を這わしてくる。
体がピクッとなった。
「シンジ、感じてるの?」
恥ずかしくて答えられない。
アスカはまた笑って、その舌を僕の口の中にもう一度押し込んでいった。
歯をなぞられて、開かれて、また舌と舌とが、触れ合う。
ぼーっとして何も考えられない。
アスカから与えられる口付けを、僕はただただ感じていた。

朝、携帯の音で目が覚める。
「もしもし…はい、わかりました」
隣にはアスカが寝ている。
昨日は、ずっとキスやお互いに触りあうことを続けていた。

647:evaπ(2/4)
06/02/17 21:41:37
そして、そのままアスカの部屋に泊まって、一緒に寝て。
「NERVから?」
アスカが起きて、僕に訊く。
「葛城さん。たぶん怒られるのかな。今すぐ来なさいって」
「ふぅん。一人で平気?」
「うん。大丈夫」
顔を寄せると、僕の頬にアスカがキスをする。
「いってらっしゃい」
「いってきます」
挨拶を交して、部屋を出る。
NERVでは点滴と検査と、葛城さんの長い長いお説教が待っていた。

それからしばらく経ってのこと。
突然、街の中心部に使徒らしきものが出現する。
宙に浮かぶ巨大な球体。まだ使徒だとは、確実に断定できないらしい。
僕達は迎撃に出る。
アスカが先行し、僕と綾波さんは支援。
弐号機はライフルを発射する。
でも効果は見られない。
弐号機が更に近付いたその時だった。
使徒のようなものの影が、弐号機の足を飲み込んでいく。
「アスカッ!!」
僕は走った。
弐号機の手を掴むと、思い切り引く。
「バカ!何やってんのよ!」
でも、その反動で、初号機は影の中に倒れてしまった。
体が影に落ちていく…
弐号機が手を伸ばしても届かない。
僕は、影に取り込まれていった。

生命維持モードに切り換えて、もう何時間なるだろう。

648:evaπ(3/4)
06/02/17 21:43:12
この閉じ込められた空間で僕は……
   ガタンッ ガタンッ
電車の中?
「誰…?」
「僕は、碇シンジ」
足が見えて顔を向けると、僕と似た顔をした男の子が立っていた。
「それは僕だ」
「僕は君だよ。人は自分の中にもう一人の自分を持っている。自分というのは本当は何人も存在するものさ」
君が僕?
そんなはずないよ。
「君は、僕の欲しいものを持ってる」
君には僕にある胸の膨らみがない。
「この姿が理想像で、本来あるべき姿だから」
「あるべき…?」
「忘れたんだよ。幼い頃の出来事を、深い深い記憶の底へとね」
何を言ってるのかわからなかった。
もう一人の僕は、僕を座席に押し倒す。
僕は拒絶することもしないで、不思議ともう一人の僕にあわせるように、揃って裸になった。
「楽しい事を数珠のように紡いで生きていくことなんて出来ないんだよ」
「だから僕は苦しむの?そう生きなきゃいけないから?」
「わかってるくせに」
もう一人の僕は、僕に無いものをもって、僕の中に入ってくる。
不快感はなかった。
「自分から逃げ出したくせに」
腰を動かし始める僕。
動く腰にあわせて、淫らな声をあげる僕。
「アスカに言われたじゃないか」

649:evaπ(4/4)
06/02/17 21:44:51
僕は僕の胸を掴んで、円を描くように揉んできた。
自然と体が反応して、僕は厭らしく乱れた。
「そのアスカにさえ縋ってる」
僕の言葉が耳に響く。
「でも、僕にだって誰かから優しくしてもらう権利があるはずなのに」
僕は反論する。
もう一人の僕はくすりと笑って、馬鹿にするような瞳で見下した。
「じゃあ僕から優しくした?ただ男だと言われてチヤホヤされたかっただけだろ?」
胸を強く掴んで、僕は顔を一気に近付けてきた。
「否定されたり利用されたりしたら、ただ憎むだけ。自分のどこに非があったかを探そうもしない」
突き続ける腰。
速度が増していく。
「いつまでも縋り続けたら、いつか絶対に後悔することになる」
息を切らし、喘ぐ僕。
汗ばんだ体。
混じりあう液体。
「だからこうやって犯されて、僕は僕であることに絶望しなくちゃならいんだよ」
気が付くと視点が切り変わって、僕は僕を犯して、吐精していた。

「お母さん」
お母さん?
「ママ」
ママ?
「シンジ…シンちゃん」
……母さん。

次に瞼を開いた時は、病院のベッドの上だった。



650:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 21:52:29
ただの性同一障害じゃなかったですか。
初期の完全内向きから段階的に世界が広がっていく様子が良いですな。
お疲れさま。

651:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 21:57:37
レイプされた割に意外に引き摺って無いんだなあと思った。
まあ、救われつつあるならそれもイイかなと。
おつかれさま。

652:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/17 22:57:32
やっぱ14歳だと相手に制裁とか望まれないセックスがどうという前に、まず事実を咀嚼する必要があるものなのかもね。
穢れた大人から見れば歯痒かったり、足踏みしてるように見えてても。
つくづく大変な年頃だ。
それにしても作者さん乙。期待しています。そして尾張市ね。

653:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 02:39:40
重要なのはシンジ×シンジってことさ

654:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 03:34:51
これぞ倒錯

655:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 04:36:12
シンジ×シンジには同意しかねるな。
体も虚弱で精神も脆弱で。だけどかわいくて萌えなシンジきゅんが女の子になって
倒錯した状況の中でどんな萌えな試行錯誤をして萌えな行動を起こすかが俺の倒錯シンジきゅんハアハアなんだよ。
そして男の時に叶わなかった事が融解して淫らな繋がりが出来て萌えで倒錯なエロスに繋がるのではなかろうか?

656:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 10:06:24
性倒錯の定義をかってに狭くしちゃいけんね

657:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 10:46:32
πの人は頑張って萌え要素を入れようとしてるんジャマイカ。
結果的に裏目に出てしまっているようだがな。

658:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 11:32:54
ほう、裏目なのかい?

659:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 11:50:23
俺は面白いと思うけど。
萌えだのといったことには何のかかわりもなく、単純に面白いし話が破綻していないし。

660:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 12:35:02
女体化、女装化シンジきゅんのスレに
女装もしないただの男シンジはいらないわけだが

661:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 12:46:00
俺には必要だ
だから我慢してくれ なっ

662:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 12:57:09
シンジXシンジについてちょっと

簡単に例をあげると、女装なり女性化なりしたシンジきゅんが鏡を見て
「これが僕……」とか言って赤くなっちゃう。
このシチュの延長がシンジXシンジなんですね。
つまりナルシズム、自己愛、背徳の極で立派な性倒錯であります。

さらに自己嫌悪や破壊願望とか逆行とか平行世界なんかが要素として加わると
立派なエヴァFFに育つと。

663:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 13:01:46
今回の場合はシンジ(男の方)にシンジ(主人公)が犯られちゃってるわけで別に男のシンジだけが出ているわけではなく…

というかアスカのキスはエロイです><

664:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 13:07:09
ハジメちゃんの暴れん棒だってエロいYO!

665:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 13:43:10
Sっ気のある俺はハジメちゃんのレ●プに萌えてしまったんだな
ごめんなシンジきゅん

666:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 13:56:07
尾張は好きか嫌いかハッキリ別れるキャラだなw

667:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 14:07:25
好きじゃないんだ
エロくしてくれるのが良いんだ
なぜ解ってくれないんだ

668:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 15:06:41
尾張は氏んでいいよ
俺のシンジきゅんをよくもよくもという嫉妬でいっぱいです

669:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:19:49
うん。シンジきゅんが本来ならば死にたくなるほど落ち込んでるのに
その心情を理解せず楽しめたエロイというだけでオワリを擁護する神経が分からん
まあフィクションの話に真剣に発言する俺もどうかと思うが

670:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:37:29
人の感想は“千差万別”“十人十色”
それでもって真面目な意見もエロイ萌えたってレスも含めてこの話の魅力だと思う。

671:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:43:02
世の中には、悲しい話、つらい展開を好む人間もいるわけですよ。
つまりは、俺のような変質者とか・・・(*´Д`)ハァハァ
「ああ、シンジきゅん、きみは涙まで美しい」
これがハジメちゃんマンセの理由。

レイ-プシーンとか死人が出るとか特に痛い回はNGワード設定してもらう?

672:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:49:05
そだね
シンジきゅんは大好きだけど、わりと割り切って読める漏れは大丈夫
でもダメな人もいるだろうし

673:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:53:59
じゃあ命の選択をとかAirとかきっと見れないな
大変なことになりそうな予感

674:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 18:58:53
人の死でって言い方はなんだけどトウジのやつなんかはそれで盛り上がるわけだからね。
まぁアニメでは放送倫理のせいでトウジは死なんわけだが。

675:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:00:14
>>672 
πの物語に問題があるんじゃなくて、住人の心に苦情があるように見受けましたが
別にNGワードはいらないんじゃない?

びっぐ☆まぐなむハジメくん --僕のボディーガード--

関係無いが、なんかエロゲぽい題名を思いついた 

676:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:02:16
>>675
きみわ いったい なにお 唐突に言い出すんだ?

677:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:18:34
evaπ 碇シンジ調教計画
びっぐ☆まぐなむハジメくん -僕のボディーガード-

君はシンジきゅんの担当ボディガードになって監視という名のストーキング行為を行おう☆
原作のレイプイベントはもちろん、好感度を上げればシンジきゅんとラブラブになれるぞ!
これで君も理想の碇シンジを調教しよう!!

こういうことですか?
わかりません><

678:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:24:32
でも、尾張の性的虐待によって
アスシンのスパイスにもなってLASストーリーが出来上がるのではないかと
ワクワクテカテカしております。ハアハア

679:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:27:27
>>677
やべえ。そんな同人ゲームあったら速攻で買うよ

680:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:29:05
>>677
ハジメくん主役でシンジきゅんをつけまわすストーキングDisk
ミサト、マヤヤ、アスカ、レイを主人公に選択可能、シンジきゅんを正しい(?)乙女に導く百合Disk
に分けて販売してください.。マジ買います(*´Д`)ハァハァ
>>678
母のごとき深い愛でシンジきゅんを包み込むLRS展開だってあるさ。
トとかケがでばって来る可能性もあるし、普通にタブリスが傷ついた心につけこむかもしれん。

681:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 19:54:05
ハァ━━━ ;´Д` ━━━ン!!!!

682:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 21:24:14
>>677
LOSだなwww

683:evaπ(1/4)
06/02/18 21:36:24
起きるとそこにはアスカと綾波さんがいて、心配そうな顔をしていたけど、すぐに優しく笑ってくれた。
何故かそれが嬉しくて、涙が溢れて、止まらなくなった。
暴走した初号機が使徒を倒したって聞いたけど、そんなことどうでもよくて。
きっと恐いんだ。
縋っているものが崩れ去っていくことが。

第15話「四人目の適格者」

「ごめんシンジ!今日は加持さんとデートなの!」
「私も、司令との用事があるから」
帰り道が同じだから、いつもアスカと綾波さんといつも帰っていた。
でも今日は、二人はいない。
「それやったら、久々にワシ等と一緒やな」
「帰り、遠回りになるけど、いいよな?」

アスカと綾波さんはいないけど、トウジとケンスケがいる。
大切な人がいる。
話をしながら校門を出て、繁華街に入って、ゲームショップの前でケンスケが声を上げたりして。
「今日は新作の発売日だったか~!なぁなぁ新湯本まで出ない?」
「僕はいいけど」
「すまん。ワシはパスや」
手をあわせて、トウジは謝る。
「帰り誘っといてなんやけど、ワシもう行かなアカンわ」
そう言って横断歩道を渡って行ってしまった。
後ろ姿を見送る僕とケンスケ。

684:evaπ(2/4)
06/02/18 21:37:53
「そっか。今日は妹さんのお見舞いか」
「もう随分経つけど…まだ治らないのかな」
「なかなか難しいらしいよ。場所が場所だけに」
「僕も一回くらい…お見舞いに行った方がいいのかな?」
罪悪感。胸が苦しくなる。
トウジはきっと、僕なんかより何倍も苦しんでいるのに。
怪我をさせた妹さん、そしてそのことを顔に出さないトウジに、罪悪感を感じる。
「気にすんなよ。トウジはお前のこと、完全に許してるんだからさ」
「ケンスケはトウジのこと、ちゃんとわかってるんだね」
「まあ…長い付き合いになるからなぁ」
羨ましい。
たぶん僕は、トウジのこともケンスケのこともあまり知らない。
アスカのことも綾波さんのことも、何もわかってない。

訓練で、しばらく学校に行けない日が続いた。
シンクロ率はいつもの通り、僕が最下位。
動かそうという気持ちがあるから、なんとか動かせているんだと赤木博士が教えてくれた。
気持ち…か。やっぱりエヴァって心の問題なんだな。
   ピンポーンッ
部屋の呼び鈴がなる。
その時、何故か嫌な予感がした。
覗き窓から見てみると、いたのはトウジで、ほっとする。
でも嫌な予感は消えなくて…
「いらっしゃい。どうかしたの?」

685:evaπ(3/4)
06/02/18 21:39:17
「溜ったプリント、届けに来たんや」
部屋の中に、トウジを通す。
トウジの表情はどこか暗くて、心配になった。
プリントを受け取ると、僕は台所へ行って、コーヒーメーカーに入ったコーヒーを注ぐ。
いつかとは逆のシュチエーション。
カップを差し出し、僕とトウジは同時にコーヒーに口を付ける。
「こうやって改まると、話すことってないね」
「そやな…」
「そういえばケンスケは?」
「今日は一人で来た」
やっぱり、トウジの表情は暗い。
「……なぁ、初めてエヴァンゲリオンに乗った時、どないやった?」
「え?」
「どんな感じやった?こわなかったか?」
なんでそんなことを聞くんだろう。
不思議で、トウジの顔を見る。
トウジの顔は、酷く不安げで……
まさか……
「今日な、NERVの人が来て、パイロットなれ言われたんや」
嫌な予感は、的中した。
別にチルドレンになることが駄目だってわけじゃない。
無性に心配だった。
「パイロットやるんやったら、妹をNERVの病院に移していいて言うてんねん」
それって、交換条件てこと?
「そこやったら、今よりずっとええ治療受けられるらしいし……だから、引き受けてもうた」
トウジがチルドレンになる。

686:evaπ(4/4)
06/02/18 21:41:11
トウジがおっちょこちょいだからとか、そんなことで心配になってるわけじゃない。
漠然とした何かが、僕を心配させる。
「見てみ、手ぇ震えとる…」
「トウジ……」
「震えが止まらんのや。恐くて…仕方あらへんのや…」
安心できるように、言葉をかけよう。
手を差し延べよう。
そう思うのに、何もできない。
縋ってばっかりの自分が、初めて縋られることへの動揺。
「大丈夫だよ。最初は恐くても、慣れれば平気だから」
自分の言葉に、こんなに自信が持てなくなるなんて思わなかった。
僕が縋ってたみんなは、僕と同じ気持ちになったんだろうか。
他人に頼られることなんてなかった。
いつも僕は、誰かに安心させてもらおうとばかりして、他のことは気にもしないで。
結局は自分のことしか見てなくて。
トウジもケンスケもアスカも綾波さんも、ただの道具としてしか扱ってなかったのかもしれない。
ごめんトウジ……
僕は気休めすらも言えない最低な人間なんだ。
だから僕に頼らないで。
ごめんなさい。
ごめんなさい……
ごめんなさい………



687:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 21:43:32
今回は貞本版に近い展開です
駄目な人は次回は読まない方がいいかもしれない…

688:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 22:12:38
    ∧_∧ 
   ( ・∀・)/ヽ
    ノ つつ ● ) あっぱれ
  ⊂、 ノ   \ノ
    し'

689:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 22:22:00
我々の期待を軽くへし折る感じが逆にワクテカ(AA略ですね

690:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 23:02:17
ここまでのあらすじ。シンジ君が女の子に変身してしまいチルドレン更衣室にてマヤたんに襲わています。

マヤ「前から好みだったんだけど・・・女の子になっちゃうなんて反則よシンジくぅん。」
シンジ「・・・そ・・・そんなこと言われても・・・」
マヤ「はあ・・・困ってる顔もかわいいわっ。(ガマンできないっ!!!)・・・イタダキマス」
シンジ「えっ!!!??んっっ!」

シンジくんの両肩を掴むと華奢で繊細な体と私の体を密着させて唇を奪う。

シンジ「んんっ!!!・・んあ・・くちゅ・・ちゅ・・・や・・」

抵抗するけどシンジくんは14歳だ。それに今は女の子だしあっさりと体を拘束できた。

無理矢理だけどシンジくんとキスをした余韻を味わいながら、次は舌を入れてみる。実はまだリツコ先輩ともディープキスまでいっていないからちょっと緊張する。

マヤ「くちゅ・・・ちゅぱ・・ちゅ・・んっ」

最初は舌を絡めてくれなかったけど、諦めたのかおずおずと舌を絡めてくれる
もうシンジくんの顔は羞恥の赤に染まりきりすっかりとろけきっている。きっと私もそうなってるかもしれない。

シンジくんの口の中の感触を堪能すると唾液を飲んでみる。シンジくんは更に顔が赤くなり驚いたような目で私を見る。
そして次に私の唾液を流しこむと、ごくりごくりと健気にも飲みほしていく。征服感と背徳感と高揚が一気に高まるのを感じ体の中心が疼きじわじわと熱くなっていく。



691:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/18 23:21:14
       ヽ|/
     / ̄ ̄ ̄`ヽ、
    /         ヽ
   /  \,, ,,/    |
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692:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 01:45:37
うーむ、これもレイプなのに痛々しさが無いな。
シンジきゅんが嫌がってないからかw

693:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 02:51:56
百合はいいね

694:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 05:40:51
まあ、男はみんな尾張だからね

695:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 10:24:59
「赤ちゃんできたらどうするかぁ。ハジメとシンジ、お互いの名前の組み合わせは駄目だな」
このセリフをみて思ったんだけど、尾張って結婚する気あるのか?
そうだとしたらただの変態よりはマシな気がする。




どっちにしろ最低だけど。

696:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 11:12:29
>>695
いつも聞きたかったんだが、おまいさんいくつだ?

697:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 11:33:27
>>696
つ15

698:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 11:44:00
>>697
そっか、2chで遊ぶのもほどほどにな。
実際に人の表情を見ながら話したり、本を読んだり、映画を見たりするのも良いんじゃないかな。
そうするとスレやFFがもっと楽しめるようになるからな。
案外、国語の授業も役に立ったりするよ。

699:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 11:54:17
これがevaπクオリティなのか・・・

それはそうと今話は特記するとこはないなぁ。
言うとうり展開は漫画と変わらんし。

700:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 11:57:21
>>698
言いたいことあるならはっきり言えよ、ガキはくんな、って。見苦しい。

701:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:05:49
>>700
そういう切れ方をするからからかわれるのさ。

702:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:16:33
こういうのは軽くヌルーするぽ

703:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:38:58
15才とかもエヴァ知ってんだねえ
私も15の時から2ちゃん知ってたけどギリエヴァブーム知ってたしwww

で、ネットを知ってからシンジきゅんにハマってしまったと

704:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:43:21
15でいきなり女装や性転換に萌えるのもどうかと思うんだけどなw

705:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:48:18
というかスレ違い

706:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 12:53:11
こっからシンジきゅんの持つ中学生エロスに話がつながっていくんじゃないかな

707:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 15:17:55
むぅ、15だとむしろ……女装したい年頃ではないか?

708:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 16:23:40
女装していぢくられたいか……相手はおにゃのこかにゃ?かわいがられたいか?
それとも男友達かな?ゆーわくするか?
しかし、この年頃で1才の差はでかい、14才じゃないとだめだな。
きっと筋肉つきすぎ、大人ちんちんに違いない。残念!!

709:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 17:39:17
>>707
その強引な話の持っていき方、嫌いじゃない。

710:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 17:42:38
ずっと見てたけと全然シンジの話にならないしね
15歳とか馬鹿にしてるわりにスレ違いになってることをだらだら続けてる
日曜だから厨が湧いてるの?

711:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 17:52:08
>>710
じつは立派にシンジきゅん関連の話になってるのに気がつかないなんて・・・
ところで、何スレ目ぐらいからの住人ですか?

712:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 18:37:21
いや、明らかにスレ違いだろ
万人がわかる話題にしろよ

713:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 18:39:07
シンジきゅんの話なのに

714:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 18:54:08
過去スレじゃシンジきゅん関連の話題、14歳男子中学生の女装については、盛り上がる話題のひとつだったのに・・・・・・.
まあ、語りつくされた感もあるがw

他の話題が良いなら、皆が食いつきそうな話題を自分で振れば良いじゃん

715:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 21:10:53
腐女子乙

716:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/02/19 21:30:09
>>714
そういうお前も他力本願なわけだが

717:evaπ(1/4)
06/02/19 21:44:26

第16話「命の選択を」

まだ、昼間の暑さの無い早朝。
人も車もまばらで、蝉の鳴く音もしない。
僕はケンスケからトウジの住んでるマンションの場所を聞いて、トウジを待っていた。
今までトウジの家さえも知らなかった自分に腹が立つ。
ただ私欲のために友達を使ってただけなんだと実感させられた。
少し待っていると、トウジが姿を現す。
「珍しいな、お前が迎えくるんいうのは」
「今日、参号機の起動実験だって聞いたから」
「さよか」
軽く挨拶を交して、僕等は歩き出した。
「まだ恐い?」
この前のことが気になって訊いてみる。
トウジは少し考えて口を開いた。
「わからんわ。落ち着いとるけど、きっと……恐いんやろな」
確かにこの前よりは落ち着いているように見える。
でもそれが返って、不安になる。
「トウジと一緒に戦うなんて、考えたこともなかった」
「ワシもや」
互いに苦笑い。
トウジがエヴァに乗って、僕達と一緒に使徒と戦う。
本当に考えてもみなかった。
「シンジ、それじゃまたな」
いつの間にか、トウジとは行く道が違っていて…
「あ、あのさ、帰ってきたら…」
トウジはもうずっと先に行ってしまっていた。
別れ際の挨拶もできなかった。

718:evaπ(2/4)
06/02/19 21:45:53
でも、これが永遠の別れってわけでもないのに…なんだろう。
小さくなっていくトウジの背中を見つめながら、僕はまだ理由のない心配に見回れていた。

トウジと別れて、学校に着いて、授業を受けて、数時間。
いつかの時のように、チルドレンの携帯が、一斉に鳴った。
早退して、NERVに向かう。
プラグスーツに着替えると、すぐさまエヴァに乗って、地上に出て、街の郊外に配置された僕達は使徒を迎え討つ。
山の合間から影が見えた。
緊張が走る。
そして、それは姿を現した。
え…?
「でも…あれはエヴァだよ…」
『あれはもうエヴァではない、使徒だ』
使徒?
でもあれは、あの形は、エヴァじゃないか。
それにあれには、きっと…
「パイロットは?トウジは乗ってるの!?」
『わからない。でも、乗ってたら助けなきゃ』
アスカが言う。
エヴァなのか使徒なのかわからないそれがゆっくりと近付いてくる。
『きゃああぁぁぁ!!』
突然、アスカが悲鳴を上げた。
「アスカ!」
何かされたのか全然わからなかった。
弐号機が倒れて、動かなっている。
『エントリープラグ確認。碇くん、パイロットはいるわ』
接近した零号機から報告がくる。
「どうしよう…どうすれば…」

719:evaπ(3/4)
06/02/19 21:47:44
『シンジ、あれは使徒だ。やれ』
「そんなことできない!できるわけないよ!!」
近付いてくるそれを見ると、焦りが募って何をしていいかわからなくなる。
『レイ』
『…………了解』
父さんは綾波さんに命令を下した。
零号機がライフルを構え、更に接近していく。
けど、零号機は後ろを向いたまま跳んできたそれに頭を押さえられ地面に叩き付けられた。
そして、それは零号機の左腕にドロドロと液体を流し込んでくる。
『あああああぁぁッ!!』
綾波さんの叫びが聞こえた。
綾波さんも、トウジも、助けなきゃ…!
助けなきゃならないのに!
気付くと、零号機はもう……
『シンジ、もう残っているのはお前だけだ。戦え』
「嫌だ…嫌……」
体が動かない。
今度はこちらに迫ってくる。
使徒の力なのか、腕を伸ばしてきた。
避けなきゃ。でも回避する反応が遅くて、捕まってしまう。
「うっ!……あぁ…」首を絞められ、苦しさに呻くしかできない。
『ダミーシステム起動』
『しかしダミーシステムは…』
『構わん、やれ』
遠退きそうになる意識の中で、そんなやりとりが聞こえた。
次の瞬間、苦しさが消える。
それと同時に、何もしていないのに初号機が動きだした。

720:evaπ(4/4)
06/02/19 21:49:28
目の前のそれの、腕を引き千切っていく。
初号機は執拗に攻撃を繰り返した。
そんなに乱暴にしないで…
お願いだから…トウジを殺さないで……
   ドクンッ
『初号機、ダミーシステムを拒絶!操縦は通常に戻ります!』
『ユイ、私を拒絶するつもりか…!』
動く…戻ったんだ。
相手も動かない。
今なら、助けられる。
「シンジ…聞こえるか?」
トウジの声だった。
「トウジ!大丈夫なの!?」
「アカンな…全身の感覚、ないねん…」
トウジの声は、とても力が無くて弱々しい。
「シンジ、よう聞け」
それでも、声を精一杯絞りだして、僕に向けて言い続けた。
「たぶん今、ワシの中に使徒がおる。使徒を抑えつけとる今やってたら、使徒を倒せる」
「でも、それじゃトウジが…!!」
「やらなワシだけやない、みんな死んでまうんや…」
そんなのできるはずないじゃないか。
だって、トウジを殺すことなんて、僕にはできない!
「やるんや!!お前は男やろッ!!!!」
張り上げられた声に、体がビクッとなった。
「ワシを、ワシを殺せぇぇぇぇぇッッ!!!!」
装甲を剥いで、エントリープラグを取り出す。
「……うわあああぁぁぁ!!」

   グシャ




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