06/03/30 19:47:41
その夜、シンジの出張先から電話がかかってきた。
『うぅぅ…、アスカ、ごめん。ごめんね…』
涙声で謝罪を繰り返すシンジ。
無論、何のことか分からぬアスカは「ど、どうしたのよ」と
動揺しながらも、問い質した。
だが、シンジは相変わらず泣きながら謝るだけだ。
アスカ以上に混乱をしている。
根負けせず、泣いている理由を訊いていると、
どうやら一緒に出張に行った上司に連れられて、
ソープに入店したらしい。
黙っていればバレないのにこのバカは…。
アスカは大きく溜息を吐いた。
その溜息に反応して、ますます泣きじゃくるシンジ。
「も、もう行かないから。今度はきちんと断るから、許してぇ…」
どうしてこんなのと結婚したんだろう?
とりあえず帰ってきたら、抱き締めてチューしてやろう。