シンジとアスカの夫婦生活 二日目at EVA
シンジとアスカの夫婦生活 二日目 - 暇つぶし2ch5:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/09/24 23:30:28
ここはアスカの研究室。
夜遅くまで仕事を続けているアスカのところに、シンジがびくびくしながらやってきた。

「あ、あの、アスカ…」
「なによ、バカシンジ。今日中に明日のプレゼンの資料まとめないといけないから、あたし今いそがしいのよ」
「手、とめなくていいからさ、そのまま聞いてよ」
「……………………」
「この間みんなで飲みに行ったときにさぁ、アスカ、『今年ぐらいに結婚したい』って…」
「そんなこと言ってた?」
「………言ってたような、言ってなかったような」
「なによ、アンタ、アタシと結婚したいの?」
「………え、まぁ、こんな僕でよかったら」
「……………………ふぅん」

気のない返事をしながら、アスカは何やらプリントアウトしている。

「はい、今アタシサインしたから、アンタこれにハンコついて市役所に持っていっといて」
「………婚姻届」
「それと、クレジットカード出して。これ決済するから」
「………婚約指輪と、結婚指輪と、目黒雅叙園のお申し込みって…………これ、明後日じゃないか!!」
「司令も副指令もその日しかあいてないのよ」
「なに言ってんだよ!他にも呼ばなきゃいけない人もいるじゃないか!テーブルの席順決めるのだって大変だよ!」
「あ、もしもし、リツコ?明後日シンジと結婚するんだけど、マギで招待客のスケジュール帳全部書き換えちゃって。
うん、テーブルの席順も決めといてね。お車代の計算もよろしく。サンキュ~」
「なんてことするんだよ、アスカ!僕だって仕事の都合があるんだよ!」
「アンタこそ、何ジタバタしてんのよ。仕事の都合は全部マギが調整してくれるから大丈夫なの」
「………だからといって、無茶苦茶だよ、こんなやり方」
「バーカ。今からもとに戻したら余計に無茶苦茶になるわよ。はい、明々後日からは三週間の南米旅行だから決済しといてね」

二日後の結婚式、いつになく愛想笑いを振りまき、いつも以上に嘘泣きの演技に力がこもっているアスカを、シンジは白けた気持ちで眺めていた。
しかし、アスカの唇の柔らかさを思い出して、まあどうでもいいかと思い直し、やけくそで笑顔を振りまくことにした。
人々は、この上なく幸せそうな笑顔の二人に、惜しみない拍手を送ったという……。


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