俺のど下手なssをみんなが我慢して読むスレat EVA
俺のど下手なssをみんなが我慢して読むスレ - 暇つぶし2ch136:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/09/13 01:01:53 g+uNkkSG
「どうする?」
冬月が問うた。
「何を俺たちが気に病む?サードには自立してもらう必要がある。状況に応じてな」
少なくともゲンドウはそれを望んでいた。というかこれまで彼はシンジを大して信頼
すらしていなかった。
「ではお前は、ただ1つ残された選択肢が、シンジ君を独り放り出して自活させること
だとでも言うのか?」
冬月はこのような状況を継続させるゲンドウにただ驚きを感じていた。
「懲りん奴め」
そもそも初号機パイロットが鬱な少年である責任は、経歴から見ても完全にゲンドウにある。
冬月の付け加えた言葉はそのことも暗示していた。
「万一の場合に備え第二班に事前の損害回避対策を」
冬月の辛辣な言葉をゲンドウはさらっと流した。
「そして青葉二尉に連絡を」
「青葉君をか?彼なら『誰がサードを'モノ'にするか』で宝クジを経営していなかったかね」
当のクジはシンジが第3新東京市に住み始めた日から開業されている。今では特賞は、セカンド
インパクト後残った沖縄一帯の南国諸島を文字通り丸ごと買い取れる額にまでなっていた。
「ああ、そういえばそうだったな」
ゲンドウは、ネルフ内におけるギャンブルやら乱痴気騒ぎには見て見ぬふりをしてきた。主な
理由は、彼があらゆる全てのネルフにおける取引で幾つかの分け前を得ていたからだ。暗にいう
ワイロという奴である。
「ナンバーワンよりオンリーワン」といった言葉が十数年前流行っていたようだが、なかなか
どうしてトップに立つのも悪くない。
「で、お前は誰に賭けたんだ?」
自分の対象と比べようとゲンドウに揺さぶりをかける冬月だった。

***

ファースト・ミステイク  完

           つづく…?


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