05/11/08 08:05:31
). _..,,,,
(. ●'''" * ""'';;, また新スレ立てたよ~他スレageて
) \.从 从 ;;;ミ
(∴ ゝ゚ー ゚ν ;;;ミ. 目指すはスレ一覧の最下層!!!
=====⇒∞∞━(,,,ノ(,,,ノ━━
( ヽ ;;ミ (´´ほじほじせっせ。ほじせっせ♪
\. > > ,/~ (´⌒(´
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
774:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 16:54:57
猫氏には猫氏のペースがある。それを忘れるな
775:Aurora Tour ◆/75iL116..
05/11/08 17:57:05
部屋を暗くすると、明かりとなるものはテーブルに置かれたロウソク一本だけになった。
…今日はマイが生まれてから1年目の日。
「「「「ハッピーバースディトゥユー♪」」」」
今日も家には沢山のお客様…お父様に冬月さん
「「「「Happy Birth dey to you♪」」」」
アスカに赤木さん、相田君夫妻
「「「「「「「はっぴばーすでぃでぃーあマイちゃ~ん!!」」」」」」」
鈴原夫妻に葛城夫妻、マヤさんに日向さん青葉さんも。
こんなに居るといつもは広めな部屋もぎゅうぎゅう詰めで、何人か立ってもらうハメに…
「「ハッピーバースディトゥユー♪」」
「…さぁ、マイはちゃんと吹き消せるかな?」
「シンジ君、言葉も喋れないのにそれは無理よ…私達で消してあげましょ?」
薄明かりの中頷くシンジ君とタイミングを計り、せーので火を吹き消した。
…沢山の拍手と共に電気が点いて、マイのお誕生会が始まった。
マイは色んな人に抱き上げられてはビックリしたり泣きそうになったりでとても忙しそう。
この分だと今日は早めに寝付いてくれるかもしれない…
「マイ~♪ほらほら、ぶぁ~っ」
アスカは特にマイを随分と可愛がってくれていた、まるで自分の子供みたく。
…お父様はそのせいか少し寂しげ。
「青葉シゲル、遂に結婚が決まりましたーっ!!」
とかなんとか騒いだ拍子にマイが泣き出してしまった…
ご近所には前もって一言「ご迷惑おかけします」と言ってはいたけど、皆のテンションは高過ぎるわ。
776:Aurora Tour ◆/75iL116..
05/11/08 17:58:53
…夜が更けるにつれ「もっと騒ごう!!」と言ってカラオケに行く人達、「そろそろおいとまするね…」と静かに帰る人達。
流れ解散となって、今家に残ってる来客はアスカだけになった…
「アスカ、旦那さんをほっといても良いの?」
「…いいのよー、心配する様な事はなんも無いんだから~。」
ベランダで涼むアスカは、さっきまでの笑顔をどこかに置き忘れた感じがした。
「そんな薄着じゃ風邪ひくわ、中でテレビでも見る?」
「アンタねぇ、こういう時ゃ普通『大丈夫ぅ?』とか『何か悩み事でもあるのぉ?』とか気ー利かせるモノでしょが。」
「私はそんな嫌ったらしい喋り方じゃないわよ?」
「あ~もーいいわよ、んな事。」
ぶっきらぼうに話した後、アスカはベランダの縁に寄り掛かる…
「マイ可愛いよね、ホント。」
「ありがと。あなたもいずれ子供欲しくなった?」
「んー、まぁね…でもダメかも。」
風が、アスカの髪を散らす。
「あたしのママはさ、赤ちゃん出来にくいんだか生めないんだかであたしは試験管ベイビーなのよ。」
「…初めて聞いたわ。」
「へぇ…シンジ、話してないんだ?まぁとにかく、もしあたしもそんな体だったらそんなの想うだけ無駄になるじゃない。彼にも彼の親にもガッカリさせるだろうし。」
「それで、検査したの?」
「まだ。いざそうだって判ったら…彼の顔見れないから」
「そんなの間違ってる!!」
いきなりシンジ君が現われ、私もアスカも目が点になる。
777:Aurora Tour ◆/75iL116..
05/11/08 18:17:10
「シンジ君?」
「その、夫としちゃ子供云々よりも君の事が心配だろうし、そういう問題を抱えてる時は支えてくれる人が必要だと…思う。」
シンジ君が一息ついた所で、アスカが体を起こして怪訝な顔をする…
「アンタ、今の聞いてたんだ?」
「えっ、あっ!!…うん。」
「いい根性してるわよ全く、立ち聞きして説教かますなんてさ。」
「でもシンジ君の言う通り、それは旦那さんと一緒に乗り越えるべき問題だわ…あなた一人で抱え込んでたら、彼だって悲しむ筈よ?」
「…そう言ったってね、怖いのよ!しょうがないでしょ!?あたしはママみたくおかしくなりたくないの!!二度と見放されたりしたくないのよ!!誰からも!!」
「…じゃあ私が一緒に付き添うわ。
何か行動を起こさなきゃ何も良くならないし、変われないもの。」
「それなら僕も付き添うよ。大丈夫さ、アスカって昔から体丈夫だし。
あ、コーンポタージュ飲む?もうぬるいけど…」
アスカがシンジ君に抱き付いて、鼻をすする…
「…体が丈夫なのは関係ないでしょ、バカ。」
アスカに抱き付かれ苦笑するシンジ君からマグカップを一つうばって、私はさっさと部屋に戻りシンジ君のポタージュをすすった…
翌朝見るとソファでくっついて寝ている二人。
「…シンジ君?」
シンジ君の腕には幸せそうな寝顔のアスカがしっかりとしがみついている。
「…昨日は仕方ないにせよ、翌朝もこういう状況を見たら私も怒って良い筈よね?」
早速二人を叩き起こし、シンジ君をど突きまわした。
778:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/08 18:44:55
>>762-764殿、>>769-772殿、774殿、
イキテルヨ~ ノシ
>>765殿、
暴走しっぱでここまで来たとデス。
>>772殿、
ウヒョッ(*゚∀゚)元気注入!!
>>767殿、
最初から読んでくれてサンキュー千万でつ、155氏や他の方にも代わり感謝を。
このスレ埋まったら、一回リセットして新しいの書こうかな…書けたらだけど。
さすがにこのまま延々引っ張るとマイの話になって、LRSおろか結婚話でなくなるデスヨ。
ちなみに>>759は酉忘れたとです、ギャー。
779:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 19:04:08
残酷な青葉のテーゼ
780:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 19:52:48
うぉ~!猫氏、乙でつ。
そういえば、155氏はどこへ行ったのだろうか・・・。
781:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 20:14:13
レイ猫。さん乙でした。相変わらずGJ流石。
782:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 20:55:59
猫氏乙カレー
猫氏はつまりこう言いたいんだ
”結婚話ではなく、もっと自由な(ry
783:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/08 21:56:46
カツラギ夫妻ってことはリョウジさんが籍を入れたのか?
784:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/08 22:17:50
>>783殿、このスレの番外を読めば謎は解けます。
タブンネ(´・ω・`)
785:Aurora Tour ◆/75iL116..
05/11/09 02:23:38
「私も何か、これって言う趣味を持つべきかしら?」
チェロをケースから取り出すシンジ君を眺め、漏らした言葉に自分で驚く。
「チェロやってみる?レイなら何やっても上手く出来そうだけど。」
「ん~、できれば手軽に練習出来る方が良いかしら…せっかくの申し出だけど。」
「むぅ、軽くヘコまされたよ。」
そう言ってシンジ君はチェロを拭いたり、何か塗ったり、磨いたりしている。
今から出来る事…できればこれから先もずっと、何処に居ても出来る事をしたい。
…色々と考えてみたけど、なかなか良い考えって出てこないものね。
絵画とか色々と揃える物が多いとマイを見ながらじゃ出来ないし、どこかで習い事というのも家の事やる時間が削れてしまいそうだし…
考えても答えは出ずに結局今日も終わる、お風呂に身を沈めて目を閉じる。
(私には残せる物も出来る事も、何も無いのかしら…)
天井から滴る水滴が冷たい。
「…マイ、眠れないの?目はおねむなのに。」
マイの寝付きが悪い夜は、ゆっくり揺らしながらテレビで聞いた歌を歌う。
「♪魂が揺れる時 それが合図 私が私で居られる様に 在るがままを受け止めて 心の翼で…」
「…マイ、寝たみたいだね。」
「えぇ、ようやくね。」
「レイ、歌うのはどうかな?」
「え。でも、私上手くないし…」
「そう?今のもなかなか上手だと思ったけどなぁ…先に部屋行ってるよ。」
歌、かぁ…
私は特に声が大きい訳じゃないし、今までも喋る方じゃなかったんだけどな…
まぁ、歌ならお風呂とか料理しながらでも練習出来るし、道具とか要らないし…ちょっと練習だけしてみようかな。
786:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/09 02:34:01
歌詞は(エヴァ繋がりに)高橋洋子さんのアルバム『Lange de metamorphse』の「心の翼」より抜粋、久々ランジェドゥ~やジュクロワを聞いてウハーとか思ったので勢いで書いてしまいまつた。
レイさんが歌うなら「地球は歌ってる」とか聞きたいなぁ…とか妄想。
短くてスマソ。
787:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/09 09:33:09
猫氏、乙&GJ!
短いからといってバカにできませんぞ。
幸せな結婚生活に萌え。
788:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/09 13:51:47
猫氏のレイがユイになっていく・・・
お父様の新婚生活もこんなんだったのか
789:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/10 22:18:28
子守歌に甘き死とかいいなぁ
790:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/10 23:35:07 Gwn4/4nQ
あげーーーー
791:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 00:05:46
シンジはアスカと結婚するよ。
792:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 00:11:17
やれやれ、どこにでも現実が見えてないヤツはいるもんだ。
793:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 00:13:45
これだから嫌がられるんだろーになあ
794:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 00:42:16
マターリ,マターリ
795:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 08:31:15
マターリ行くよ
796:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 15:50:51
ショートショート 碇くん家族とカヲルくん
僕とレイが23歳の時に結ばれて早一年。イタリアへ音楽留学していて、結婚の連絡だけに留まっていたカヲルくんが遂に日本に帰国し、我が家へ来てくれると言う。
久しぶりの旧友との再会とあって、僕は落ち着いてはいられなかった。
「私、なぜかあの人の事受け入れられないの」
「そんなこと言わないでよ・・・折角カヲルくんに会えるんだからさ」
なんだかレイは乗り気じゃない様だ。
「シンジくん?だいたい24にもなって<カヲルくん>って言うのはどうかと思うけど?」
「別にいいじゃないか・・・ねぇユウちゃん」僕はユウに話かける。
ユウは、3ヶ月前に生まれた僕とレイの娘である。最近、自分でもマズいと思い始めるほど親バカに拍車がかかって来た。
「もう三時だね。カヲルくんは六時に来るらしいからそろそろ始めようか」
僕とレイは歓迎するための準備を始めた。
797:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 16:04:29
+ +
∧_∧ +
(0゜・∀・) ワクワクテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
798:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 20:42:08
>>796 うぉぉぉぉ!ここにきて、
新職人の参上か!?
799:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 21:04:11
>>796
カタカナが半角なのが気になるが乙!
800:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 21:42:33
続きに期待(*´д`*)
801:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 22:01:49
シンジとレイの結婚式?URLリンク(h.pic.to)
802:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 22:06:43 ftjKzwPP
>>801
それはNewTypeのサイトのパーティって画像だろ
803:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 22:12:52
>>801
PC許可にしてくらはい
804:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/11 23:08:07
>>802 今見たら確かに書いてあった・・・。
>>803 やりますた。
805: ◆/75iL116..
05/11/11 23:54:41
700後半入ってから何故だか上がりっ放しデシネ。
|∧⌒⌒∧
|t(从、从)) ナズェニ…
|ゝ;゚w゚ν
|⊂
806:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/12 00:06:56
>>805
神スレに人が集まるのは当然でしゅ。
807:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/12 14:43:02 s/5qoLeA
期待!!
808:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/12 15:15:34
801
その下敷き持ってる
809:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/12 17:01:29
ガンガンsageるよー
810:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/12 23:28:06
ピンポーン
「やぁ、元気だったかい?シンジ君と綾波さん。久しぶりだねぇ。少し遅れてしまったかな?」
カヲル君がいつもと変わらぬ様子で我が家へ到着した。
「久しぶりだね!カヲル君は元気だった?」「・・・久しぶり・・・」
レイは明らかに機嫌が悪い。ミサトさんにお世話になってる頃に一晩共にした事を知っているのかな?
「僕は平気だったよ。シンジ君の応援のメールもあったからね。」
レイの目が怪しく光ってる。マズい。
「それはそうと・・・綾波さんが抱いている赤ちゃんは君達の愛の結晶かい?」
「えっ・・・えぇ、そうよ。」
相変わらず恥ずかしい言い方するわね。この人。
「ユウって言うんだ。名前。女の子で、目鼻立ちはレイに似てるかな?でも口元と頬は僕似って良く言われるんだ。可愛いでしょ?」
「ユウか・・・素敵な名前だねぇ。可愛い。でも嬉しそうに焦って紹介してるシンジ君もなかなか可愛かったかな?」
「やめてよっ・・・カヲル君。恥ずかしいじゃないか。」そう言いながら満更でもないシンジ君は一体・・・
「カヲル君抱っこしてみる?」
「シンジ君、良いのかい?」僕がユウをカヲル君に受け渡す。
811:訂正
05/11/12 23:31:07
ピンポーン
「やぁ、元気だったかい?シンジ君と綾波さん。久しぶりだねぇ。少し遅れてしまったかな?」
カヲル君がいつもと変わらぬ様子で我が家へ到着した。
「久しぶりだね!カヲル君は元気だった?」「・・・久しぶり・・・」
レイは明らかに機嫌が悪い。ミサトさんにお世話になってる頃に一晩共にした事を知っているのかな?
「僕は平気だったよ。シンジ君の応援のメールもあったからね。」
レイの目が怪しく光ってる。マズい。
「それはそうと・・・綾波さんが抱いている赤ちゃんは君達の愛の結晶かい?」
「えっ・・・えぇ、そうよ。」
相変わらず恥ずかしい言い方するわね。この人。
「ユウって言うんだ。名前。女の子で、目鼻立ちはレイに似てるかな?でも口元と頬は僕似って良く言われるんだ。可愛いでしょ?」
「ユウか・・・素敵な名前だねぇ。可愛い。でも嬉しそうに焦って紹介してるシンジ君の方が可愛かったかな?」
「やめてよっ・・・カヲル君。恥ずかしいじゃないか。」そう言いながら満更でもないシンジ君は一体・・・
「カヲル君抱っこしてみる?」
「シンジ君、良いのかい?」僕がユウをカヲル君に受け渡す。
812:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 00:18:33
|∀゚)ワクワクドキドキ
813:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 00:59:21
シンジのカヲルに対する感情はどういうものなんだろう
814:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 01:01:11
トモダチ以上ホモダチ以下
815:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 10:31:54 lGFjH0iT
くそ、こんな人生羨ましすぎるぜ…
816:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 11:24:51 CZQ002UH
>>811
GJ!
817:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 11:33:52
いdがQOOなのはすごいがsageようよ
818:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 21:11:26
期待!期待!(・∀・)
819:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 21:48:58
新職人の名前が知りたい
820:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/13 22:45:31
猫氏も遠慮する必要はありませぬぞ!
821:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 03:23:10
>>719
名前・・・決めてないですねぇ。どうしましょ?
今回SS書くのも初ですし小説自体も初なんでおかしな所とか指摘してくださると幸いです。
後、何かと忙しい身分(学生なもので・・・)なんで長い目で見て頂けるとありがたいです。
822:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 16:28:23
>>821
>長い目で見て
OK、それはスレ住人の特技だ
我々は幾らでも待とう
823:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 17:49:05
猫タソ、マダ―(・Д・)
824:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 18:26:54
>>823
楽しみにしてる気持ちは痛い程わかるけど
猫氏にも色々と事情もあるでしょうから焦らせるような発言は控えましょうよ。
マターリ待つのも良いものですよ。
825:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 18:38:36
先の展開を妄想するのも楽しいょ
826:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 19:46:04
今月に出産予定の子供の名前、女の子ならマイにしようかなと思った。 猫氏感動をありがとう
827:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 21:26:03
そろそろ次スレを考えないとな・・・。
821氏、そして猫氏、我らは待つ。いくらでも。
828:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/14 23:05:27
猫様。貴方の功績はあまりにも大きい…
829:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/15 00:12:58
その功績が重圧となる。。
830:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/15 01:34:49
「暖かい・・・それでいて全てを受け止めようとする優しさ、いや儚さ・・・」
「リアクションがカヲル君らしいね(笑)」
ユウはカヲル君に抱かれても落ち着いているね・・・むしろ喜んでいるかな?
「そうかい・・・なんだかこの子は僕に近い様な気がするよ。」
僕はレイを振り返って話す。
「良かったね、ユウがカヲル君を気に入って。」
「そうね・・・私はまだダメだけれど。」キツいなぁ。
「そうだ!今日カヲル君の為にとっておきンチュワインをチュ買っ・・・ぅわぁぁあぁ!」
ふと目を離した瞬間、カヲル君とユウがキキキキスしてるじゃないか!
「渚君、止めて。」
物凄い怒気を含んでいる声でレイが止めた。
「どうしてだい?僕が近しい・・・それ以上の存在のシンジ君、僕と同じ君。その愛の結晶、ユウに僕が好意を抱いてはいけないのかい?」僕にはよく分からないよカヲル君。
レイはもう顔を真っ赤にしている。
なんとかなだめて、カヲル君と歓迎したが、ほぼ放心状態である。しかしなんとか持ちこたえてカヲル君が帰宅する時間となった。
831:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/15 16:59:35
俺でもユウやマイに思わずキスすると思うな
832:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/15 18:33:24
イイスレだねー
833:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/16 16:26:50
ずっと待ってるからな
834:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/16 17:57:18
こらこら、プレッシャーかけないの。
835:Aurora Tour 炬燵、魂の座 ◆/75iL116..
05/11/17 02:39:09
産後から冷え性になったらしく、家では秋口には居間の電気カーペットがオンになっている。
…しかし、ついこないだお湯がこぼれてカーペットは機能しなくなっていた。
「レイ、見せたいものがあるんだ…」
「なぁに、また何か壊したの?」
昼間に比べ冷え込みの厳しくなってきた中、買い物から帰ったばかりの私は少し不機嫌。
…だって他でもないシンジ君なんだもの、カーペット壊したのは。
「き、今日はいい知らせなんだから!ほらほら居間に来てよ?」
買い物袋を下ろしてすぐさま襖の前に立たされる…冷えるんだからリビングに立たせ
「ジャジャーン!」
と、シンジ君の声と共に開かれた居間の中には…盛上がった布団とそれに乗る板。
「…で、何これ?」
「え?やだなぁ『コタツ』だよ、暖めといたから入って入って!」
暖めといたから~って、それより早くお風呂…
「あっ、あぁ~んっ♪」
布団の端をめくり足を突っ込んだ瞬間から広がるこの暖かさ、何これ!?
布団1枚隔ててここだけ別世界じゃない!!
「今までレイも特別寒がらなかったし電気カーペットもあったからできるだけ使わない様にって思ってたんだよね。」
「…布団の中は凄く暖かい、素敵だわ。」
「…ねぇ、『コタツ』ってもしかして初めて聞いた感じ?」
「うん、こんな不思議な物聞いた事も無いわ。」
「やっぱりそうだよね、実は僕もこないだ初めて見つけたんだよ…」
急いでマイ連れて来たシンジ君も、ようやく笑顔でコタツに足を入れた。
836:Aurora Tour 炬燵、魂の座 ◆/75iL116..
05/11/17 02:43:40
セカンドインパクト以来四季の隔たりも無く暑いかせいぜい涼しいかぐらいしかなかった世界は、ほんの少しづつではあるけど昔へ戻りつつもあるらしい。
何処かの研究者の発表によると『このまま状態が良くなればあと100年で北極にまた氷ができ2、300年あれば四季折々の姿が甦るだろう』とかなんとか。
あ、ネルフもなんだかそれに協力してるらしい。
資料だけじゃなく目で四季を見られるなら、それはとても羨ましい事だわ…でも今現にこうして復興した街があるんだから、それはきっと絵空事では無いのよね。
「…まぁとにかく、機嫌を治していただけましたか姫君?」
「うむ、よきにはからえ…結構な働きぶりを褒めて遣わす♪」
コタツの中で、シンジ君の脚を私の足で撫で付ける。
「うひゃ、ちめたい。反撃開始!」
「やっ、シンジ君だって爪先冷たいじゃない!よくも…」
脛や腿をぺたぺたやりあうのはなかなか楽しかったし…久々ちょっぴりエッチな気分にもなってきた。
と、その前に。
「マイは小さすぎるからもう少し大きくなってからね、代わりに牛さんパジャマとタオルをたくさんかけてあげるから…」
マイも暖かくさせて、さぁ戦闘再開よ。
今度はもう少し上を狙って動けなくしちゃうんだから♪
…しかし、私は思い知らされた。
足だけとなると、シンジ君って…
すごいテクニックの持ち主だったわ。(///)
837:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/17 02:50:41
お待たせしますた、待って無くてもお久し振りの猫が来ましたよん。
うわ~ん!
レス大杉で一人一人に出来ないスよぅ…
それもこれも猫のネタが遅漏なせいデシネ、
(( ∧⌒⌒∧
t(从 从)) スマソミナタマ。
Yゝ;ーwーν ペコリー
ヾ(nUUn
猫ん家はおこた無いから、おこたある場所に行くと今でもちょっと感動的になるのです。
おこたテラウラヤマシス…
838:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 03:00:58
お帰りなさい!相変わらず面白いですねぇ。
夫婦生活も板についてきたようで、ちょいエロな感じがドキドキです。
ゆっくりで良いですよ~。義務感にとらわれず、のんびり書いてくださいまし。
皆の者!猫サマのご帰還じゃ!
宴の準備をせい!
839:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 08:40:10
猫タソキタ━━━ヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノヽ(゚∀゚)ノ━━━ !!
840:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 10:39:29
>>835-837 猫たん、乙&GJ!
待ちに待った続編ですな。エッチな要素が増えて、萌えですな。
841:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 10:48:29 BR0l9gZV
猫さまGJ!
レイタソ(;゚∀゚)ムッハー!!
842:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 15:57:53
ちょいエロ萌えー
843:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 16:12:56
猫氏の再来・・・GJ!!
>>838
OK、俺も宴に参加しよう
844:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/17 22:58:50
こうして展開していって、最後にどうなるのだろう?
いけね、それは不粋ナ考えだ…
845:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/18 06:38:48
使徒再来、夫婦そろってエヴァ搭乗。と言う展開は無し?
846:漫画最萌トーナメント
05/11/18 08:42:09
神スレの作家さん&読み手のみなさん、お邪魔致します。
投票所板において漫画トナメを開催中で投票のお願いに参りました。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
本日綾波さんの試合日!投票宜しくお願いします!!
3回戦第1試合 11/18(金)01:00:00~23:00:59
<<綾波レイ@新世紀エヴァンゲリオン>>
vs
國生陽菜@こわしや我聞
まとめサイト
URLリンク(mangasaimoe.hp.infoseek.co.jp)
コード発行所(必須)※コード発行までに1H掛かります
URLリンク(code.2-d.jp)
投票は、投票所板内の漫画最萌スレへお願いします。
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自作絵やSS支援も大歓迎!綾波さんへの萌えの1票宜しくお願い致しますm(__)m
スレ汚し、大変失礼しました。
>>837
こたつ攻撃萌え~シンジの凄腕ならぬ凄足テクニック(*´д`*)ハァハァ
847:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/18 23:53:10
ゼーレが地下で活動していた。夫婦でエヴァに搭乗し、量産機の対
848:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/19 02:19:10
やっぱり猫たんが好き!!
たまらんとです!!
849:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/19 09:46:50
>>848
お前は福岡県民かw
850:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/19 13:28:40
いいなあ・・・炬燵・・・
エロいんじゃなくて「えっち」なあたりがまたツボw
851:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/19 13:34:03
エッチのほうがしっくりくるな
852:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/19 19:57:40
俺も含め、エロガキがいぱ~い
853:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 00:51:40
エロガキ達をも感動させる。
それが猫クオリティ。
854:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 10:56:41
左様、次の投下が待ち遠しいことだ。
855:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 13:51:22
だいぶ前にバイトの面接を受けたって言ってたけど結果はどうだったんだろ?
856:猫。 ◆/75iL116..
05/11/20 14:17:55
>>855
______
|∧⌒⌒∧ |
|t(从 从))o ))
|Yゝ゚w゚ν ウカリマスタ、
 ̄∪ ̄ ̄ ̄ ̄ ガンバッテナス
857:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 18:42:16
おお、猫様よ、おめでとう!
忙しくても投下これからもよろしく頼む。
皆の者!猫様のバイト決定祝賀会じゃ!準備せい!
858:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 19:34:03
遅いってばw
859:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/20 20:01:50
何の仕事?
860:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/21 00:38:45
都内某所の 屋さんでつ。
エチーお店ではございません。
861:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/21 00:46:17
酉は無いが猫様だよな?
862:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/22 15:52:09
今、このスレ始めから読み返してみたんだけど、また泣いた
863:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/22 22:52:08
――あれ?
いつものように家へと帰る途中で足を止めた彼の目線の先にあったのは、
小さな花屋。けして派手ではないが、色とりどりの花をこぼれさせていた。
興味を引かれ、足を進ませる。
「いらっしゃいませ」
奥のカウンターから声がかかるが、別段こちらへ来る様子もない。
それならそれでよしと、彼はゆっくりと花を見てまわった。が、しかし。
――どんなのがいいんだろう?
どの花もきれいだったので、優柔不断、もとい博愛主義の彼には決めがたかった。
無意識のうちにイメージしていたものがなかったのも、その一因だったのだが。
考え込んでしまった彼がふと傍らに目をやると、そこには小さな白い花。
「あの・・・」
知らず知らずの内に、声が出ていた。
その花を買い、帰路に着く。
864:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/22 22:53:29
「ただいまー」
ドアを空けて家の中に向かい声をかけると、パタパタと音のしそうな雰囲気で
妻がかけよってきた。
「おかえりなさい、シンジさん」
「ただいま」
もう一度彼女に言葉をかけ、口付けを交わす。
片手に持った小さなブーケに、妻の視線がいった。
「今日、何かあった?」
「いや。でも・・・・・・レイに、あげたくて」
少しはにかみながら答えると、彼女は頬を赤く染めたあと
うれしそうに微笑んだ。
「ありがとう」
彼の手から受け取り、もう一度顔をほころばせる。
買ってよかったと、彼は思った。
彼が風呂から上がったあとも、小さな花瓶に入れた小さな花を
彼女はやはりうれしそうに見ていた。
「そんなに気に入ってくれた?その花」
彼女はコクリとうなずいて、ソファの隣に腰掛けた彼に問いかける。
「この花の花言葉、知ってる?」
「いや・・・なんて花かも、知らなかったから」
彼女は落胆とも安堵とも取れないため息をつき、話し始める。
「この花は・・・」
花の名は、スノーフレーク―雪のかけら―
花言葉は――「純粋な愛」
865:863
05/11/22 23:00:09
>>863-864
やば、タイトル書けばよかった・・・OTL
11月22日(いい夫婦の日)記念投下です。
即興で書いたので粗が目立つかも知れません・・・
ですが、お納めください。
866:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 00:13:00
いやいや、俺の鼻血を誘うには十分すぎるほどでつよ。
867:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 00:26:50
ぐぅうううううううううううじょぶ
868:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 06:25:02
すばらしい、大変な功績だ
869:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 09:34:06
猫様をはじめ、職人達に勤労感謝です。
870:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 15:24:49
すばらしい。
休日1日使ってスレ全部読んでしまった。
871:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/23 16:55:06
863氏、乙デシ。
近々にAurora Tourの最終回チックなモノを書かせて頂きたいと思いまつ。
あ、いや。
一応話全体のラストとしてのケジメをつけようかと…小ネタがあればスレ終わりまでは落させてもらいまつ、ヤメルワケデナイノナ。
新スレ建ったら、またココみたいに結婚までのいきさつ云々書けたら良いなぁ…
あ。でも結婚オンリースレでしたっけ、一応。ゝ;゚w゚
872:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 17:59:53
【浮気禁止】LRS総合【幸せな日々】みたいなスレタイで。
873:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/23 20:26:41
落ち着いてLRS小説を投下するスレ2
スレリンク(eva板)
874:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/24 20:42:23
>>872
にサンセー
875:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/24 21:10:23
>>872に一票
876:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/24 21:51:05
>>872
いいこと言ったw
877:872
05/11/24 23:07:41
御誉めに預かり光栄でち。
猫様はどんなスレタイがイイですか?
878:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/24 23:17:03 AyYsqZY0
ゲンドウ
879:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/25 05:34:25
【あなたとの】浮気禁止・LRS総合【絆だから】
【浮気は】レイさんのエプロン【許さないわ】
【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活・(二夜目、二日目、第二部…等)
…みたいな感じでつか>>877殿?
建ててくれる方の好みで良いかとは思いマスでつ、はい。
880:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/25 10:46:20
>【浮気は】レイさんのエプロン【許さないわ】
エプロン萌え~(*´д`)
881:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/25 13:41:22
碇夫婦の恋愛白書
882:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/25 17:53:03
ここは本当に素晴らしいスレです。感動です。
次スレも激しく楽しみにしております。
883:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/25 20:59:45
みんなに読んで欲しいけど荒らされるかも、というヤマアラシのジレンマ
884:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 00:00:04
なんでもええから、 書きこまんか~い
885:Aurora Tour~エピローグ ◆/75iL116..
05/11/26 00:56:54
「マイ寝ちゃった?」
私がマイを寝かしつけた所で、シンジ君が顔を覗かせる。
「えぇ、ちょうど今。」
「なんだぁ、マイが寝る所見たかったんだけどな。うとうとしてる時ってすごい可愛いじゃない?」
「そうね…でも寝顔だってとっても可愛いからいいじゃない。」
シンジ君も私の隣に立って、二人でマイの寝顔をじっと眺めている…
「ねぇシンジ君?」
「ん、何?」
「マイが私達の初めて会った時ぐらい、14才になる頃には…私達おじさんおばさんになっちゃうわね。」
「どうしたのいきなり?」
「ううん、ちょっとそう思っただけ…今はシンジ君、私の事だけ見ててくれるじゃない?
でも将来的にはきっと若い娘に目が行くのよ、どうしたって。」
「随分と先の事で悩んでるんだね…」
「遠い未来の話じゃないわ、だって初めて会った日から10年以上はとっくに過ごしたのよ?」
「確かにあっという間だよね、君は無愛想だったなー。」
シンジ君は私を抱き寄せて頭をくっつける…
「その無愛想さんも今じゃこんなによく笑う、僕が夢中にもなる訳だよね。」
伊達男が板に付いてきたシンジ君は、前よりも素敵になった。
アスカも何だかんだで今じゃ新婚さん、きっと素敵なお母さんになれるはず。
「おだてたって、私の悩みは消えないのよ?」
困った顔をして物思いにふけるシンジ君がようやく口を開く…
「約束するって言葉だけじゃ安心出来ないよね?」
「できないわね。」
「…それじゃちょっと寒いけど、ベランダ出ない?」
886:Aurora Tour~エピローグ ◆/75iL116..
05/11/26 01:01:02
…今日の午後は風が強かったから、空は雲一つ無い星空。
地に潜る事を忘れたビルにへばり付くネオンも、深夜ともなるとさすがに明かりを落していて邪魔な光はほとんど無い。
「何度見上げても綺麗だよね、星空って。」
少し震えつつ、白い息を空へ放つ私達…
「私は寒いから早くコタツに入りたいな。」
「君ときたらたま~にすごくツレない事言うよね…」
苦笑いしつつも、シンジ君が私の後ろからおぶさる様に抱き締めてくれた。
「今ここで、もう一回結婚式しようよ。」
「…ふぅん、そう。じゃあやりましょ。」
「随分とノリ悪いね…
汝碇レイは碇シンジを生涯の伴侶とし、愛し続ける事を誓いますか?」
「…誓います。
汝碇シンジは、碇レイを生涯…いや、いつまでも愛し続けると誓えますか?」
「誓います。生まれ変わっても、違う世界に生まれても、きっと君と一緒に居る事を…愛し続ける事を。」チュッ
「こら、誓いのキスはつむじじゃなくて唇にでしょ。」
「あー、待ちきれなかったから…」
窓の縁に座り直し向き合う私達…寒いからかこんな事をしてるからか、肩が揺れている。
887:Aurora Tour~エピローグ ◆/75iL116..
05/11/26 01:04:22
…本当は今にも声を出して笑いそうになっていた。
こうして不思議な結婚式をしている事も、こんな風にしていられる平穏な日常も…そして何よりシンジ君とこうして一緒に居られる事が、幸せでしょうがなかったから。
「あ、ちょっと待って。」
「…雰囲気台無し。」
「ご、ごめんって!いや、アレを忘れてたんだよ。」
「では、二人の誓いに異議が無ければ沈黙をもって祝福を…」
…今夜は素敵な夜、そして不思議な夜。
車の音も人の声も、吹き抜けていた風の音まで止んでしまった様に感じた。
その静けさが笑いそうだった私を拭い去り、まるで夢の中だと錯覚してしまう位に淡く、でもはっきりとシンジ君の眼を見つめていた…
アアア゙ァーン、ア゙ァーンッ…
「ありゃ。」
「…マイは、自分も一緒じゃなきゃ嫌らしいわね。」
「じゃあ今度、三人で結婚式挙げようか?」
「フフ、そうね…アハハハハ♪」
心配や悩みなら、きっとあなたと乗り越えて行ける。
あなたとなら、この先もきっと素敵な毎日を過ごせる。
シンジ君との幸せな日々が、いつまでも続きます様に…
━━━━━━願いは遥か彼方、それはこの世界まできっと届くくらい…
空に、星が流れた。
おしまい☆彡
888:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/26 01:16:45
おーろらつあー編、これにて(一応の)完結にござりまつ。
スレ始めよりお付き合い頂いた名無しの方がいらっしゃれば、まこと嬉しきかな何たらと。
…ハイ、というわけで。
∧⌒⌒∧ アーナガカッタ!!
t(从、从))o))
Yゝ*゚w゚ν
ヾ/o
しーJ
このスレをもう一回読み倒したいと思いまつ。
どなたかテキストとっといてくれませにか?
いつか修正版とか書けたら良いなぁと…皆様乙デチタ。
889:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 01:59:26
我々は歴史の目撃者になれた
890:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 02:22:50
さいごのオチ イイ!
神の宿りしスレに出会えたことに感謝
891:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 03:29:11
猫様乙です~!
あまりに素晴らしいので、
新潟は佐渡島名物「金粉入り緑茶」を献上いたします。
つ~旦 粗茶デスガ・・・
892:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 04:27:01
猫様、本当に素晴らしいお話をありがとうです
このスレは永久保存で。
とりあえずお口に合うかわかりませんがお約束のエビチュドゾ つ日日日日日日
893:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 09:16:25
猫さんサイコー!
このスレにいてよかったと心から思った・・・
さて、保存保存。
894:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 10:10:28
なんか...心があったかいよぉ
895:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 11:26:12 6CNjeJAk
>>893>>894激しく同意しつつ
あぁ終わっちゃった~。・゚・(ノД`)・゚・。
猫さま次回作も期待しております。
896:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 12:02:14
良かった、本当に良かった
猫氏についてきてよかった
GJ!
897:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 12:03:19
,、‐ ''"  ̄ ``'' ‐- 、
/イハ/レ:::/V\∧ド\
/::^'´::::::::::::i、::::::::::::::::::::::::::::\
‐'7::::::::::::::::::::::::ハ:ハ::|ヽ:::;、::::::::::::丶
/::::::::::::::/!i::/|/ ! ヾ リハ:|;!、:::::::l
/´7::::::::::〃|!/_,,、 ''"゛_^`''`‐ly:::ト
/|;ィ:::::N,、‐'゛_,,.\ ´''""'ヽ !;K
! |ハト〈 ,r''"゛ , リイ)|
`y't ヽ' //
! ぃ、 、;:==ヲ 〃
`'' へ、 ` ‐ '゜ .イ
`i;、 / l
〉 ` ‐ ´ l`ヽ
シンジ シンジ シン シン シ~ンジ (ホッ!ハッ!)
使徒が踊るよ シ~ンジ アスカでヌく~よ シ~ンジ
シンジ、シンジ、シンジと仲間達! (ホッ!)
チムポを立てろ~~~ ホッホッホ~! ホッホッホ~~~!
阿呆たちがついて来る~ ~~ ♪
反則OK シ~ンジ タイガージェットだ シ~ンジ
シンジ、シンジ、シンジと仲間達 ♪
898:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 12:59:30
番外に期待
899:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 14:15:17
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚スゴイヨカタ…でも終わるのもサミシイ。ヌコタンGJ!!
900:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 15:16:12
900
901:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 15:44:13
↑次スレよろ
902:900
05/11/26 15:49:53
スレの名前は結局どれ?
903:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 18:37:32
自己判断w
建造主の良識に任せる。
904:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 22:43:19
猫様、ありがTO
905:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 23:09:52
その他の職人さんはどうしたのかしら。
906:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 23:48:38
僕らも職人に成ろうよ!
907:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 23:51:33
僕らも職人に成ろうよ!
908:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/26 23:59:24
良スレに今頃気づいた。
909:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 00:10:41
誰かまとめサイト作られ
910:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 05:14:04
「そろそろお別れだね・・・とても寂しいよ」
「そんなこと言わないでよ。またいつでも会えるんだからさ。来たくなったらまた来てよ、カヲル君」
(ボソッ)「こんなヒヤヒヤするのはもう嫌。」
なんか聞こえたけど気にしない気にしない。
「そう言って貰えて嬉しいよ。・・・おや、もう一時か・・・終電を逃したか。。。」
「嘘っ!・・・ごめんね、ずっと話し込んじゃって。そうだ!良かったら今日泊まって行ってよ!うちは大丈夫だよ。」
「図ったな渚・・・」
一瞬信長が見えた・・・?
「そうかい?じゃあお言葉に甘えようかな?」
「ユウの夜泣きがあるかも知れないけど・・・じゃあお風呂沸いてるから先に浸からない?」
「わざわざ悪いね・・・やはり君は僕の中で最も好意に値する人だよ。どうだい?パイロット時代の様に一緒に入らないかい?」
「そうしよ」「生憎うちのお風呂はそんなに広くないわ」
しまった。レイが本気で怒ってる。
911:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 10:18:55
GJ!!「逃したな...」の方がイイカモ
「~~か」が二回続くとなぁ。
912:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 12:10:59
寝る前にフラリと寄った板でこんな神スレに出会えるとは・・・
一気に読んで寝不足になっちまったぞコノヤロー
1000前にこのスレに出会えて自分も足跡残せて良かった
最後に・・・神達よ!感動をありがとう!
次スレは最初から見続けてやる!
913:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 17:18:37
次スレどうするよ?
914:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 17:24:04
あと100KBあるし950くらいで立てればいいんじゃないか?
スレタイは 【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活2 でいいだろ。
915:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/27 18:10:31
そのスレタイに落ち着くか
916:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 00:05:49
結婚生活に限定しなくてもいいかもな。
ラブラブ生活とか。
917:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 00:58:03
【永遠の愛】碇シンジと綾波レイ【不滅の絆】
918:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 01:05:45
今立てたら「やってくれたな」等を書き込まれる恐れが
919:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 03:22:19
落ち着いてLRS小説を投下するスレ2
スレリンク(eva板)
920:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 06:44:06
猫様。ありがとうございました。本当にお疲れ様です。
921:カーテンコール ◆/75iL116..
05/11/28 14:17:16
━━━━━━第三新東京市、とある幼稚園。
「おとーさ~ん!」
黒髪に赤目という、それこそ人目を引く園児が園内から駆け出してゆく…
バフッ
「おー、マイは今日も元気にしてた?」
「うん♪きょうはちゃんとおひるねもした!」
「えらいねマイ、よいしょっ」
男性が園児を抱き上げて笑う。
「今日はお母さんがご飯作る日だから、帰りにお買い物だよ~」
「マイおてつだいしまーす!!」
「そっかぁ、じゃあ頑張ってくれたらお菓子買ってあげようかな?」
「おとーさんだいすき~っ♪」
男性はしがみつく園児を降ろし、園児がその手をしっかりと握る。
夕陽に並ぶ長い影が家に付く頃には、他の家々からも夕食の薫りが立ち上ぼっていた…
「…あ、今日はロールキャベツがあるね。」
「すごい、おとーさんどうしてしってるのー!?」
「それはね、お母さんの作るご飯のにおいは『とくべつ』なんだよ。」
「とくべつ?とくべつってな~に?」
「とくべつっていうのは素敵な事なんだよ…あ、でもそうじゃないのもあるか。」
「とくべつってすごいこと?」
「う~、すごいけど、いや、すごいから…うーん…お母さんに聞いてみようか。」
二人が帰宅し、これまた人目を引く水色の髪に赤目という女性が夕飯の仕度を進める…
922:カーテンコール ◆/75iL116..
05/11/28 14:20:47
「ねーおかーさん、とくべつってなに?」
「あらシンジ君、今度は何教えたの?」
「おかーさんのごはんはとくべつなんだって!だからにおいでわかるの!」
「フフ…そうなの?」
「あー…うん、まぁ。」
「ねーとくべつってな~に?なーに?」
「特別っていうのは、大切と言う事…特別ってつくのは、素敵な事よ。」
「じゃあマイのかばんもとくべつってつけるとすてき?」
「あら、マイの鞄は特別ってつけなくても素敵よ?とっても似合ってるわ。」
「えー?へんなのー!」
「地球には特別ってつけなくても素敵なモノがたくさんあるのよ、中には特別なモノもあるってだけ。」
「…わかんないー。あ、おかあさんのとくべつはなに?」
「んー、お父さんもマイも、アスカもおじいちゃんもみんな特別かもしれないわね。」
「とくべつっていっぱいあるの?」
「マイが頑張ったら、特別はいっぱいあるわ。」
「へぇー…じゃあマイがんばる!」
「うん、それじゃご飯にしましょ♪」
終始笑顔のこの家庭も、それは見た目の問題ではなく心の持ち方。
それこそ本当は特別ではない。
ヒトはその術を知っているから、希望やら夢やらの薄れそうな甘い想いも掻き抱く。
生きていく上で、本来は誰しもそれを捨てる必要なんて無いんだろう。
923:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/28 14:24:20
>>920殿、
まだだ、まだ終わらんよ!!
あと50程度はあるのデシ!!
…とは言うものの、解りにくいモノやもしれなくて スマソorz
924:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 15:47:10
猫氏、貴殿の心意気に惚れますた
925:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 18:34:43
どう発展するか楽しみだ
926:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 19:09:55
猫氏、18歳男の俺でよければ結婚して下さい
927:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 21:11:51 2xPZ66Rt
↑エヴァ放送当日、八歳かよ。。。ワカ―イ
928:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/28 23:23:32
僕は今14歳なんでしゅが...
929:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/29 09:44:22 j3WZX3BG
いやぁ~参った!最高に面白いスレだな。各作者殿、次回作も期待して待っております。特に猫氏ありがとう。心癒されましたよ
930:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/11/29 16:55:34
>>926殿は10年後キープで。
931:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/29 18:30:42
10年後まで書き続けなきゃなw
932:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/29 21:11:59
猫は♂たぜよ
933:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/29 23:39:49
なんなんだこのスレは…受験生の荒んだ心が…
934:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/30 00:50:33 /H5nqGAu
猫たんは♀だい!
935:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/30 07:15:31
猫は両刀使い、つまり♂♀どっちも行けるのよ
936:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/30 17:13:13
こらこら、勝手に妄想をひろげないの。
937:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/11/30 22:31:43
マイとゲンドウおじいちゃんの絡みとか面白そう
938:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 15:39:46
まとめサイトキボンヌ
939:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 20:14:27
最近かなり寒くなってきたね、職人方も住人達も体に気を付けて下さいね(^-^)
940:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 20:58:17
12月に入ったことだし、新年に次スレ誕生といったら結構よさげかも。
941:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 23:04:32
あと一ヶ月で60か。
国が一つ傾くよ。
942:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 23:08:36
誰か1月1日の0時ちょうどに新スレ立ててくれ。
漏れは出かけるから無理。
943:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/01 23:53:43
でも当日は重くね?
944:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/02 02:09:30
>>938
FF転載板にマトメ依頼かかってるよ
945:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/02 22:11:23
誰か作品投下キボン
946:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/02 23:07:56
エゴだよ、それは!
947:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 03:38:32
猫たん元気かなぁ...
948:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 05:38:47 L6zecXjf
次回予告
ネルフ本部占拠作戦から7年。
戦いを生き延びた人類と少年達は、新たな恐怖の襲来に心を凍らせた。
そして現実は、大人になったかつての少年達を、再びあの地へ舞い戻らせる。
結婚式を控えての突然の召集命令に、シンジとレイは涙を流す。
次回、「四番目の衝撃」 この次は、サービス・・・できるかしら?
949:948
05/12/03 05:41:16 L6zecXjf
↑みたいので話を考えてるんだけど、投下して良いかな?
950:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 05:48:11
スマソ、ageてしまった・・・
とりあえず書いてみるから、見た人批評頼みます。
ダメなようなら打ち切りENDするから。
951:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 06:39:59
期待!
952:四番目の衝撃
05/12/03 06:44:21
西暦2022年。
7年前、人類は滅亡の道を辛うじて引き返した。その事を知る人間は、地球上に数えるほどしかいない。
そして、再び人類が存亡の危機に瀕している事を知る者は、更に少なかった。
第二新東京市、新銀座。
「シンジくん、これがいい」
「随分シンプルだね…普通のドレスみたいだ」
「でも、私はこれがいいの。これが着たいの」
彼の名は碇シンジ。彼女の名は綾波レイ。
7年前、二人は戦っていた。あれほどまでに傷つき、苦しんだ記憶は死ぬまで消えない。
だが今は、目の前の幸福で胸がいっぱいだった。
「不思議だよね」
「何が?」
「あの頃は、まさかレイと結婚するなんて想像しなかったからさ」
「・・・そう。あの頃は、アスカと結婚する事を想像してたのね」
「ち、違うよ!昔は女の子と付き合うとか考える余裕が無かったって意味で」
「そうね。余裕が出来たら、浮気する事も考えられるものね」
「そ、それは・・・」
953:四番目の衝撃
05/12/03 07:07:28
レイは、半年前に一度だけ、シンジが女性の家に泊まってしまった事を根に持っていた。
それは、酔いつぶれたシンジを霧島マナという女性が家で介抱してくれただけの事なのだが
それでもその話をアスカから聞いた彼女は、表に出さないながらも激しい怒りと哀しみを感じた。
「本当に霧島とは何でもないんだって!」
「……」その言葉に聞き飽きたとでも言うように、(いつも通りだが)表情を変えずに歩くレイ。
「…ねえ」
「なに?」
「どうしてレイは、浮気したと思った僕と結婚したいなんて思ったの?」
「恋人と夫婦は違うわ。恋人なら、別れても記録に残らないけど、夫婦になって別れたら、
記録として傷が付くでしょう?」
「もし、それでも別れようと僕が言ったら…?」
シンジは気付かなかったが、レイはその言葉に少し笑った。
「あなたにそんな勇気は無いわ」
「う…」
「それに、私は絶対に書類にサインしないもの。もしあなたがどこかへ逃げても、私はずっと待つわ。
あなたは、絶対私の所へ帰って来る。だから、記録の上でも夫婦にして差し支えないと思ったから」
「ちぇ、そこまで言われたら言い返せないよ。でも、ありがとう」
(レイは、昔に比べてワガママになった。でも、それは生きる希望を持ってるって事だから、
決して悪い事じゃないんだよな)
954:四番目の衝撃
05/12/03 07:23:02
「レイ」
「あっ…」
思わずレイを抱きしめる。レイもシンジを見つめ、目を閉じる。
「レイ…」少し突き出されたレイの唇に、顔を近づけ…そして…。
「コホン、お取り込み中悪いんだが…」
驚いて声の方を見ると、男が数人立っていた。黒服にサングラス…二人に、嫌な記憶が押し寄せる。
「あなたたちは…」
「二人共、察しは付いてるだろうから説明は省く。一緒に来てもらおう」
車で近くのヘリポートまで運ばれ、そこからヘリで数時間。
周囲の地形を見れば、そこがどこなのか二人には嫌でもすぐ解った。
かつて富士五湖と呼ばれた五つの湖が、今は三つしかない。
零号機の自爆により二つの湖が一つになり、N2地雷によってその湖も全て蒸発した。
地表より更に深い所に、四角錐の建造物・・・忌まわしい記憶が蘇る。
レイも、悲しげな眼差しで剥き出しのジオフロントを見ている。
ネルフ本部は、見るからに新しく再建造されていた。第十四使徒戦での穴も消えている。
ヘリポートに降り立つと、地面はそのまま地下へと下っていった。
手が汗ばむ。レイが身体を預けて来たので抱きしめたが、それは彼女を守ろうとする意思では
無かった。彼は、かつての恐怖におびえ、レイにすがって、抱きしめたのだ。
955:四番目の衝撃
05/12/03 07:35:41
地面の下降が止まり、彼らはヘリを降りた。
案内されるまでもなく、本部内の仕組みは解っていた。
「大丈夫よ、シンジくん」
毅然と歩くレイの手を、無理矢理握り締めて歩いていたシンジは、その言葉に恥ずかしくなった。
「怖くないの…?」
「何故か、安心出来るの。多分、お義母様が見守ってくれてるわ」
「母さん…そんな…だって、母さんは…」
そして、見慣れた扉に辿り着いた。彼の苦しみの原点であり、人生の伴侶となる女性と初めて出会った、
あの場所。
真っ暗だったが、遥か上の天井からライトが照らされる。
「……初号機」
「待っていたわ、シンジくん、レイ」
懐かしい声。最後に会った時より少し老けてはいるが、紛れも無い、あの声。
昔最後に聞いたあの言葉に、彼の胸は熱くなり、ふとレイには絶対に言えない想像をして、
股間も熱くなってしまった。レイに見られないよう、後ろに少し下がる。
「ミサトさん・・・」
かつて父の立っていた場所に、その女性は立っていた。見た目も老けたが、それでも綺麗な人だ。
「二人共…ごめんなさい。説明してる時間は無いの…出撃準備を!」
956:四番目の衝撃
05/12/03 07:58:34
彼は、自分でも昔よりは成長出来たと実感した。エヴァを知らなかった頃とは違うのだから、
当たり前かもしれないけど、ミサトが出撃命令を出したのは、エヴァが必要だからだと落ち着
いて考えられた。だから彼は再び、エヴァに乗れたのだ。
『パイロット…コックピット位置に着きました!』
『了解!エントリープラグ挿入!!』
全ての言葉が懐かしい。蘇る思い出は彼を苦しめたが、同時に懐かしくもあった。時が傷を癒
すとは、こういう事なのだろうか。
『エヴァンゲリオン初号機、起動』
神経接続が開始される。エヴァとシンクロした瞬間、シンジは気分が高揚していた。それが戦
士の戦いへの興奮などでは無く、母に再び会えた嬉しさでもあり、同時に成長した息子に再会
出来た、母の喜びでもあった。
『エヴァ全機、スタンバイ完了!!』
『…皆、お願いね…エヴァンゲリオン、発進!!』ミサトの声が響き渡る。
(皆…?まさか…)
地上に射出されると、右前方に青いエヴァ零号機。そして左前方には、紅いエヴァが立っていた。
「アスカ…アスカなの!?」
「何よ、毎日学校で顔合わせてるじゃない」
「だって弐号機は…」
「コアが無事なら、死なないんだってさ」
『皆、今からその近くに、大質量の隕石が落ちてくるわ。それを受け止めて!』
「受け止めるったって…受け止めてどうするんですか!?」
『落下の速度さえ失くせばただの石ころよ。そこら辺に転がしなさい』
957:四番目の衝撃
05/12/03 08:12:34
そうする内に、警報が鳴り響く。あのMAGIから、落下予測地点が示される。
ざっと見て、エヴァより遥かに大きな隕石だった。
「A.T.フィールド、全開!」
三体のエヴァで隕石を受け止める。最初はその質量と速度が掛け合わさった重みが感じられたが、
次第に弱くなっていく。そして、ゼロになった瞬間、A.T.フィールドを解除し、三体で隕石を
ゆっくり地面に降ろした。
着替えて発令所に行くと、ミサトの他に、かつてのオペレーター三名がこっちを懐かしそうに振り返った
「三人共、お疲れ様。」
「お久しぶりです…ミサトさん」
「お久しぶりです」
「ミサト~、随分老けたわねぇ」
「相変わらずね…みんな」
ミサトは、一人ずつしっかりと抱きしめた。
「急に呼び出して、ごめんなさい…」
「ホントよ~。デートの途中でいきなり拉致されて、ミサトに会うまで…今もだけど、
本気でムカついたんだから」
「それは、アスカが諜報部の連中をギタギタにのしちゃうからでしょ~…シンジくん、レイ、二人共、ごめんね」
「……なんで僕達が呼ばれたのか、またエヴァが必要になったのか、教えてくれませんか?」
ミサトは、笑顔から厳しい作戦部長の顔に戻った。
「さっきの隕石…あれが原因よ」
958:四番目の衝撃
05/12/03 08:22:29
天体望遠鏡の画像が、モニターに映される。そこには、沢山の大小様々な隕石群が写っていた。
「これ…ですか」
「そう。この隕石群が、地球に向かっているの」
「でも、こんなに沢山の隕石、全部カバーできないわよ。それこそ…なんでもない」
「…現存するエヴァはあの三体だけ。確かに隕石はカバー出来ないわ。でも、一番の問題は
隕石そのものじゃないのよ」
映像が、ある点を拡大する。そこには他の隕石とは明らかに異様な、まるで人工物のように完璧な
黒い球体が写っていた。
「惑星…いや、違う……」
「あれは…月」レイが目を見開いて、食い入るように映像を見ている。
「月…?そんな…いや、嘘だ!」
「ねぇ、結局何なのよー。バカシンジの癖に、あたしを差し置いて解った顔してんじゃないわよー!」
「あれは月……黒い…月」
「そう、このジオフロントと同じ、生命の源…きっとあの中には、19番目の使徒がいるわ」
959:四番目の衝撃
05/12/03 08:33:17
次回予告
地球に迫り来る、第二の黒い月。
黒い月の地球への到達。それは、太古の昔起きたファーストインパクトと同意儀だという。
地球はリリンの物となるのか、それとも新たな使徒の物となるのか。
次回、『最後のシ者、再び』 この次も!「僕がサービスするよ(カヲル)」
960:952-959
05/12/03 08:38:19
長々とスミマセン…予想より長くなってしまいました。
えー、まず。微妙にスレ違いっぽくなってホントスミマセン。これから軌道修正しまふ。
補足ですが、黒い月とかの設定はPS2の「新世紀エヴァンゲリオン2」のものです。
他の解釈だと、それぞれ違いがあって切りがないので、一応の公式設定である
エヴァ2を使わせてもらいました。
良ければご感想、ご批判をいただければ幸いです。
あと、次スレってもう立っているのでしたっけ?
961:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 09:02:28
なかなか良い感じなんではないでしょうか。シンジがまだまだヘタレってあたりもこのみ。
宇宙からなんか来るってのは何回か読んだ事有る気がしますが、エヴァ2を踏襲しているのは初めてです。
面白くなりそうですし、頑張って続き書けたらまた投下してください。期待しています。
962:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 09:22:51
>>961さん、ありがとうです。
シンジは、まあ多少変わってもあのヘタレな部分は消えないかな、と。
最近エヴァ板を見るようになったのですが、宇宙からの訪問者ネタを見た事
無かったんで…もし良かったら教えて下さいませm(_ _)m
エヴァ2は賛否両論激しいから、諸刃の剣なんですよね。皆さんの反応が怖いどす。
とりあえずラストはハッピーと決めてるのですが、フォースインパクト後の世界も
見てみたい漏れはイケナイ子でしょうか(´A`)書いた以上、精一杯頑張りますます。
963:950
05/12/03 09:26:08
しまったwww950番踏んでたwww
λ.......次スレ立ててきます
964:950
05/12/03 09:54:23
「このホストではしばらくスレを立てられません」と出てしまい、
任務失敗しました…。一応今日の夕方か明日の昼頃試してみますが…。
どなたかお時間ありましたら、よろしくお願いします~。
965:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:00:31
猫様とはまた違って面白かった。
宇宙戦仕様のO型装備とか...
966:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:01:27
俺が立てようか?
967:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:03:01
よろぴこ
968:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:25:08
【碇シンジ】愛の記憶【綾波レイ】
みたいな感じでいい?
969:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:35:05
候補:
【浮気禁止】LRS総合【幸せな日々】
【あなたとの】浮気禁止・LRS総合【絆だから】
【浮気は】レイさんのエプロン【許さないわ】
【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活・(二夜目、二日目、第二部…等)
【永遠の愛】碇シンジと綾波レイ【不滅の絆】
970:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:35:27
いや、スレタイはかえなさんな。
つーかなんだそのスレタイはw
971:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 11:40:36
職人軍<結婚生活に限定すると書きづらい
972:966
05/12/03 11:49:16
時間がぁ…
夕方でもいい?
てか、スレタイどうするの??
973:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 12:15:56
スレタイに「結婚生活」が無いとスレの方向性が変わっちゃうかもしれないから、とりあえず"【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活・(二夜目、二日目、第二部…等)"
にして、「話のどこかで2人の結婚生活が絡めばOK」みたいなルールにするってのはどうよ?
974:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 12:34:23
>>973
>>1がそこらへんのルールを書けばいいか
975:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 12:36:49
じゃあ、あれか
テンプレ居るんじゃないか?
後、>>973の案に賛成
976:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 12:39:18
>>969
落ち着いてLRS小説を投下するスレ2
スレリンク(eva板)
977:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 12:52:20
○荒らしは無視○sage進行
○作品はちゃんと評価する
○ときどき自分でも書いてみる
978:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 13:00:20
皆、1000はレイ猫様に取って頂こうぜ!
979:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 13:40:05
○結婚生活に絡めば話が多少それてもOK!
980:テンプレ案
05/12/03 13:44:49
【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活二日目(仮)
○荒らしは無視○sage進行
○作品はちゃんと評価する
○ときどき自分でも書いてみる
このスレは本編ではありそうにない二人の結婚生活を妄想するスレです。
話のどこかで2人の結婚生活が絡めばOK!
(前スレ)
【浮気禁止】シンジとレイの結婚生活
スレリンク(eva板)l50
【関連スレ】
落ち着いてLRS小説を投下するスレ2
スレリンク(eva板)
LRSって少数派? 九人目
スレリンク(eva板)
おすすめLRS小説を教えてください 10
スレリンク(eva板)
アンチスレ
LRSは非現実
スレリンク(eva板)
981:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:12:30
>>980
の案で(・∀・)イイ!と思う
あと、>>978の意見にも賛成!
982:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:32:34
テンプレは>>980でおkだと思う
誰か!誰か新スレ立てて来い!
>>978
OK
983:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:36:53
>>982
ウラキ少尉、吶喊します!ノシ
984:ウラキ少尉
05/12/03 14:41:18
このホストではスレ立て出来ません…orz
みんな…後は頼むぞ…
985:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:43:21
ちょっと立ててみる ノシ
986:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:45:08
おk、立てれた
スレリンク(eva板)
987:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:50:31
次スレ!次スレ!(AA略)
988:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:56:12
総員、第一種戦闘配置!
みんな、レイ猫様の光臨まで、待機よ!
以降の会話は、第二発令所「次スレ」で行うものとします!
なんとしてもレイ猫様が来るまで、このスレ進行を抑えて!
勝手に指揮ってすみません・・・早めに言っておいた方が良いかと思って。
989:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 14:58:59
いつも思うんだが、過剰な信者的行動はアンチに付け入る隙与えるだけだから
適当なところで自制するべきなんじゃないのかね。
猫氏本人の意見も聞かずに決めてるし。
別にいいけど。
990:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 15:04:35
どうせ猫以外の誰かが1000とるだろうしな
991:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 16:10:55
俺はここの住人を信じる。
992:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 16:39:33
良い。総ては、これで良い。
993:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 17:38:05
このスレ最高だった。ありがとう。最後に猫氏・・・GJ!!!
994:レイ猫。 ◆/75iL116..
05/12/03 18:42:11
>>986殿乙デシー。
猫も仕事終わり次第ヒト肌脱ぎに行って来るでつ!!
995:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 18:58:15
このスレにもお世話になった。 職人達アリガトゥー そして次スレにGO!!
996:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 19:46:51
全ての住人に
おめでとう
997:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 20:10:49
イイヨイイヨー(´ω`)997げと
998:1
05/12/03 20:27:55
998
999:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 20:56:01
999
1000:名無しが氏んでも代わりはいるもの
05/12/03 21:07:26
1000
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