(コンナコト)EVA2リプレイ・プレイ日記(ナリマスタ2)at EVA
(コンナコト)EVA2リプレイ・プレイ日記(ナリマスタ2) - 暇つぶし2ch850:831
06/06/12 11:07:11
第10話

学校でシンジにあいさつしたら、無視されてもた。まだ前のこと引きずっとるんかいな。
ちょっと落ち込み気分でネルフ本部行ったら、下手くそな鼻歌が聞こえてきた。
あかんなあ。こんなんより、ワシの尻芸のほうがよっぽどウケ取れるで。
……と思とったら、こいつ、ワシの名前を知っとった。
なんや、新しいエヴァのパイロットかいな。それならそれと先に言えや。

今回の使徒は、遠くからビーム撃ってくる厄介なやつや。
レーザーか? まあどっちでもええわ。
作戦は、シンジがポジトロン……なんとかちゅうすごい武器持って、
ワシが盾でシンジを援護、
綾波は、なんちゅうか、適当な扱いやな。
ていうか綾波のやつ、この頃全然戦っとらんかったせいか、
かなり調子悪そうやけど大丈夫なんか?
とか思てたら案の定、ビーム一発で零号機はやられてもた。
ワシはブチ切れて使徒に接近したんやけど、
やっぱビーム一発で盾をぶっ壊されて、ちょいやばいかなー思たで。
そしたらシンジがうまいこと、なんとかライフルで使徒を仕留めてくれた(シャレちゃうで)。
うん、やっぱやるときはやってくれるやつやのう。

そんで綾波なんやが、意識不明の重体って聞いとったのに、
3日後にはこの前入院した惣流と一緒に退院してきおった。
大丈夫なんかいな。

851:831
06/06/12 11:08:00
11話

体育の時間、ワシが女子のほうを見とったんやないかって、ケンスケにからかわれた。
確かに見とったけど、別に変なこと考えとったんとちゃうで。
なんせ綾波の様子が尋常やないんや。
普段から影薄いやつやけど、今回は存在感がほとんどないねん。
ATに換算したら、ぶっちぎりのゼロやな。
しかも話したら、私は3人目だから、とかわけわからんこと言うし。あかんわ。重体や。
で、なんか知らんけどシンジのほうは絶好調やねんな。
ATに換算したら、ぶっちぎりの100や。なんや、この差は。
とりあえず綾波がヤバすぎるんで、励ますようシンジに頼んどいた。
そしたらシンジのやつ、ちゃんと綾波に声かけたり、なんやプレゼント贈ったりしとったわ。
よしよし。

後はのう、この前来た鼻歌が下手なやつ、カヲルゆうんやけど、こいつも変でな。
ワシとシンジがしゃべっとったら割り込んでくるし、
急に半年前、ワシがミサトさんちで綾波の話に興味持ったゆう話をしてくるし。
なんでお前がそんな昔のこと知っとんねん。つーかワシ自身忘れとったわ、そんなん。
あと、惣流に近づこうとして、距離開けられたりもしとったな。
わからん。単に人なつっこいやつなんやろか。

852:831
06/06/12 11:08:48
次の日、学校行ったら、廊下でシンジとぶつかった。
目の前にシンジの股間があって、ワシ、思わず鼻血吹き出してもた。
いやいや、こんな書き方したら誤解招くな。ワシはいたってノーマルやで。
将来は気風のいいカミさんもろって、子ども9人作って野球チーム結成するって決めとるんや。

相変わらず綾波は元気ない。
そういやあのヒゲメガネ司令、綾波の保護者やったなと思い出したんや。
んで綾波を励ましてもらうよう頼みに行ったら、
なんか、日向さんに「私のことが好きか」とか何度も聞いとった。
ワシが知らん間に、ネルフの人間関係になにが起こっとったんやろ。
こわなって、結局綾波のことは言えずに帰ってしもたわ。

ええと、今回の使徒はいつもと違って、火山の中にいるのをこっちから攻めたった。
最初は捕まえる予定やったけど、なんか急に活動し始めよってな。
ワシは一撃喰らってもたけど、ほらアレや、理科で習った……膨張。
なにが膨張するんやっけ。マタンキか? まあなんでもええわ。
ともかく使徒は倒せたんやけど、危なく火山の底へ落ちそうになったところを、
シンジに助けられた。すまんのう。
んでちょっと怪我したんで、ワシ、生まれて初めての入院生活や。あー、暇や暇や。

853:831
06/06/12 11:09:38
第12話

ワシの怪我は軽かったんで、3日で退院できた。
そしたらちょうど、ネルフ本部で騒ぎが起きとってな。
なんとあのカヲルちゅうやつが、弐号機乗っ取って、実は使徒で、
地面の底もぐってって、サードインパクトでさあ大変なんやて。
いかん、自分でなにゆうとんのかわからんくなった。
ようわからんけど、ともかくシンジが説得したら、カヲルのやつも落ち着きおったわ。
全く、変なやっちゃな。
ああ、そんときシンジが軽い怪我をして、ワシと入れ替わりで入院してしもた。

854:831
06/06/12 11:10:34
第13話

シンジはまだ戻ってこうへん。なんやつまらんのう。
そしたらカヲルのあほんだらが、芸見せたるちゅうてきた。
なんや。今度つまらんもん見せたら、ワシが必殺の尻芸伝授したるから覚悟しとけや。
……うお、こいつ、空からエヴァを呼び出しおった。
あかん。ワシの尻芸じゃ勝てん。どないしよ。

後はしばらく、暇な日が続いた。
ワシの参号機がやけに汚れとったんで、スタッフの人に掃除頼んだとか、それぐらいやな。
そしたらいきなり、なんとかゆう法令かなんかが発動して、
ネルフに軍隊が攻め込んで来おった。
そんとき、助けに来てくれたミサトさんは、ワシをかばって……死んでもた。
ワシ、ブチ切れて、参号機で出撃したんや。
なんやと? 敵はエヴァ9機? 上等やないけ。
こっちはワシの他に、惣流とカヲルがおるんや。負けへんで。
ん、なんやこのサイレン。
おお、よくわからんけど、変なおっさんが変なロボットで助けに来てくれた。
これで4対9や。こらもう楽勝やな。

それからのことは、記憶が曖昧や。ともかく、ワシらが勝ったことは覚えとる。
その後、綾波が巨大化したような気がしたけど、まさかな。
気づいたらワシは自分の家で妹に起こされとった。
家にはおかんもおとんもおじいもおって、家族みんなそろとって……。
……なんやろ。なにか変な気ぃするけど、わからん。
まあえっか。明日から妹も夏休みやしな。みんなで海行こ。

(完)

855:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/12 12:24:34
>>854
乙! 尻芸とかトウジっぽくて笑った。
PSP版持ってないんだけど、ラストは「結局補完された」ってことなのか。

856:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/12 12:51:58
>>840>>841
>なんやねん。みんな嫌いや。
>なんやねん。嫌いや。
で、トウジが('A`)ウヘアってなってるところが浮かんでワロタ。
GJ!

857:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/12 13:17:00
>>831
GJ!トウジのアホっぽさが出ててイイw
やっぱりトウジがいると明るくていいな。

858:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/12 21:38:35
乙! シンジがいい味出しているなw

859:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/12 21:51:00
>>854
乙です!面白かったよ~w
SDAT取り上げようとするトウジの奮闘に笑った。

860:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/13 00:19:56
オッテュ

861:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/14 06:53:51


862:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/16 02:33:26
おつ

863:831
06/06/16 21:14:08
>>855-862
好評みたいでよかった。ありがとう。
さておき、そろそろ他の人のリプレイ投下に期待。

864:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 05:30:33
冬月リプレイって書いてる人いなかった気がするからやってみた。PS2版。

第壱話 「補完される心」

特務機関ネルフにおいて、副司令というポジションについている私だが
最近気にかかることがある……。
ずばり、サードチルドレン・碇シンジ君についてだ。

父親の碇ときたら仕事に没頭するばかりで、大事な我が子を
幼い時から他の家に預けっぱなしだったというのだから呆れる。
シンジ君とはネルフで挨拶をしたりはするが、今のところそれ以上の間柄ではない。
だがここはひとつ、不甲斐ない碇に変わって、私が彼のことを気にかけてやらなければな。
何しろ彼は、あのユイ君の、ただ一人の息子なのだから。

手始めに、周りの職員にシンジ君の評判を聞いてみることにした。
まずは葛城一尉。今一緒に暮らしているのだから、シンジ君についてよくわかっているだろう。

「……」 あっちゃーといった表情。何かまずいことでもあったのかね。
ならば、葛城邸に出入りしているらしい加持君に聞いてみるとするか。
「えーと今何の話をしてましたっけ?」 しれっとした口調でとぼけられる。

そんなことをしているうちに、深夜になったので自宅へ。年のせいで、徹夜は堪えるからな。
その代わり早起きは得意なので、出勤はいつも早めだ。

次の日の朝、発令所へ行くと青葉二尉が仕事をしていた。意見書を差し出される。
ご苦労。後で目を通しておこう。ところで、君はシンジ君についてどう思うかね?

「…そういえば俺最近(ry」 早口で話題を変える青葉二尉。
馬鹿な。あまりに不自然すぎる。シンジ君の話題は、何かのタブーだとでも言うのか?
私はこの件について、更に深く調査していく決意を固めた。

第伍使徒・ゼルエル。エヴァ全機被害なし、街の被害軽微。

865:864
06/06/17 05:31:58
第弐話 「あふれよわが涙、と警官は言った」

さて、前回の調査の続きから始めるとするか。
ここはひとつ、彼と同世代、すなわち他のパイロットに聞いてみるのが得策かもしれんな。

アスカ 「…そういえば(ry」 (話をそらす)
 レイ  「………」 (無視)

なんだこの反応は? ますます意図的なものを感じる。

一方、自分が皆からはれものあつかいされていると気づいていないシンジ君は、
学校に提出する書類に父親のサインが必要な件で、頭を悩ませているようだ。

そんな中、興味深い出来事があった。
碇が私に近寄ってきたので、業務連絡かゼーレの動向についてか、と思ったら

「…シンジは、どんな人間だ」

と尋ねてきたのである。しかも、二回連続でだ。
「可愛いところがあると思うが」と答えると、碇は少し微笑んで礼を言った。

うむ。やはり、お前は内心シンジ君のことを気にかけているのだろう?

「私はやつが嫌いなんだ」 …もういい年なのだから、屈折もほどほどにな…。

その夜、第七ケイジでエヴァ稼動状況を確認していると、シンジ君がやってきて雑談になった。
するとそこに、ひょっこりと碇が現れ、こちらへ近づいてきたのである。

驚くべきことに、シンジ君は碇に向かって自分から話しかけた。あの書類の件だろうか?
悪くなさそうな雰囲気のまま、会話は終了した。よくやったぞ、シンジ君。その調子だ。

第六使徒・レリエル。零号機、弐号機小破。レイが軽症で入院。

866:864
06/06/17 05:33:02
第参話 「最後から二番目の真実」

シンジ君のことに構ってばかりのように見えるが、もちろん副司令として
司令室で業務をしたり、意見書を受け取って可否を判断したりと
仕事に一切手は抜いていない。

省略したが、前回は停電でネルフ内の空調設備が全面的にストップするという
大事件もあったりしたのだ。
例のバケツのおかげで「暑さに慌てふためく司令達」というみっともない姿を
部下の前に晒すことは免れたが、まったくもって忌々しい数時間だった。

ところで、何故だか最近、自動販売機コーナーに出入りすると
赤木君や伊吹二尉といった女性メンバーからじろじろ見つめられることが多い。
何かと思って見返すと、「やだ…もう!」と赤面される始末だ。

まさか……まさかとは思うが……!!

……うむ、大丈夫だ。ズボンのチャックはきちんと閉まっている。
「やだー、副司令ったらチャック全開で徘徊してるー」というオチではないようだ。
私はトイレに行く回数が多いから、万が一にもうっかりせぬよう気をつけねばならないな。
そろそろお前も気をつけたほうがいいぞ、碇。

第七使徒・サハクィエル。
零号機、初号機、弐号機それぞれ小破。パイロットは軽症により入院。数日で退院する。

867:864
06/06/17 05:34:04
第四話 「心にかけられたる者」

私が心にかけている者といえば、シンジ君の他にはあの少年……
渚……渚カヲル、と言ったな。老人達が送り込んできた不気味な存在だ。
だが、所詮はまだ子供だ。恐るるには足りん。

などと思っていたら、

「で、いつ日本に届くんです? ロンギヌスの槍は」

と、彼は雑談がてらに、機密事項をあっさりとした表情で聞いてきたのである。
次の日、槍はネルフへと搬入された。まるで渚の問いに答えるかのように。

そして同日、私は決定的な瞬間を目撃した。

場所は第七ケイジ。
そこにはレイ、アスカ、シンジ君、渚カヲル、とエヴァのパイロットが集結していた。
戦闘まで恐らくあと数時間足らず。
各人のコンディションを調整しなければならない時だ。

パイロット達と雑談を交わしたりしつつ、ATの変化に気を配っていると……
なんと、渚はシンジ君にやけにまとわりつき「動揺させる」行動を
繰り返していたのだ!!

恐らく彼は、エヴァを操るパイロットの未熟な自我につけ込み、使徒との戦闘に
干渉しようとしているのだ。つくづく陰湿な作戦だな。
だが、私がこの事実に気づいたからには、奴ら─ゼーレの老人達の思い通りにはさせん。
それが副司令としての、私のプライドだ。

第八使徒、アルミサエル。零号機中破、初号機・弐号機小破。街の被害中規模。

868:864
06/06/17 05:35:00
第伍話 「堕ちてゆく僕たち」

渚カヲルを使ったゼーレの作戦に対抗するには、ネルフ内部の結束を高めるしかあるまい。

というわけで、部下達やパイロットと自動販売機前で積極的にコミュニケーションを取る。
心なしか、私も少々フランクな性格へと変わったようだ。

だが、幾らなんでも伊吹二尉に「今、何をしたいんですか?」と聞かれて

「トイレへ行きたいんだ」

と焦った顔で返答することはなかったのではないかと思う。
あまりの恥ずかしさに壁を連続殴打したい気分だが、更に呪わしいことに
私くらいの年にもなると、常にATが安定しているときたものだ。
やけに不安定な日向二尉が羨ましいな…。

碇から「我々の未来は、どのように進むのだろうか」と相談を受けたので
「今が正念場だな」と答える。
この前の渚カヲルの件といい、不気味な動きが多い。

ところで、最近やけにネルフ施設内でシンジ君の姿を見かけるようになった。

夜の9時にネルフに来て、夜の11時にネルフの食堂で1人食事をする、というのは
よほど葛城君宅に居辛い理由でもあるのだろうか…??

第九使徒、サンダルフォン。弐号機中破、パイロット軽傷。

869:864
06/06/17 05:35:52
第六話 「すべての時間が噴きでた夜」

エヴァ十三号機までの量産が決定。
前回のアメリカ支部消滅事件もそうだが、
老人達はいよいよ本格的に動き始めたようだな…。
碇に告げたとおり、我々のシナリオは正念場を迎えつつあるようだ。

などとトイレを出てシリアスな考えに浸っていたら、葛城一尉が近づいてきて
「オススメのおいしいものがあったら、私にもください…」と
上官である私に向かって、食料を要求してきたのである。

ネルフ食堂は一体何のためにあるのかね?と皮肉を言うのも面倒になって
夜食用のコンビニ弁当を渡すと、その場で凄い勢いでそれをたいらげる葛城君。

…現保護者であるはずの葛城君がこのだらしなさときては、
シンジ君は、家でまともな食事を与えられていないのではないだろうか。

私は彼のネルフ通いの理由を察し、痛々しい気分になってしまった。

第拾使徒、サキエル。零号機、弐号機中破。パイロット軽傷。

870:864
06/06/17 05:36:44
第七話 「そして目覚めると私はこの肌寒い丘にいた」

その日、ネルフ内はどこかギスギスした雰囲気に包まれていた。
都市被害こそ中規模のまま抑えているが、皆、激務続きで疲れが出ているようだ。

次の日、葛城一尉の心の迷宮を偶然目撃してしまった。

「こんなところでつまづくと思っていなかった。自分にも他人にも……」

仕事に疲れ果てている様子がうかがえる。
パイロットの生活管理までも彼女に任せたのは、荷が重すぎたかもしれんな。
シンジ君達パイロットが、ネルフ食堂で夕食をとる光景も、もう当たり前になっている。
私も一緒に食事を取り、皆で雑談をするのが最近の習慣だ。やれやれ。

第拾壱使徒、アラエル。零号機、弐号機小破。パイロット軽傷。
ロンギヌスの槍については、老人達が黙ってはいないだろうな。気を引き締めなければ。

871:864
06/06/17 05:37:39
第八話 「旅にでるときにはほほえみを」

最近、シンジ君がかなり明るくなったようだ。
夕食の後、「今度、どこかへ遊びに行きませんか?」と無邪気にはしゃいでみせたり、
「好きな人がいるんだけど、どうしていいかわからなくて……」と恋愛の悩みを打ち明けたりと
私のことを相当信頼してくれているのが伝わってくる。恐らく、父親の碇よりも。

しかし、シンジ君──すまない。私は君の思うような、立派な大人ではない。

私は回想する。
実は前回、渚に接触し、情報収集をしてくれないかと頼んでいたことを。

私の求めるものは、ゼーレの情報ではなく、ネルフの更なる深層。
ゼーレ側の渚と、この点においてお互いの利害は一致しているともいえる。
予想通り、彼はあっさりと承諾した。

今日、第7ケイジで渚と二度目の接触を行う。
情報の交換ができるかと思ったのだが、結局今回も何も得ることはできなかった。
「槍なくしてはあの計画を遂行できないはずだ。いや、やはり初号機を……」と
動揺しているような台詞を残す渚。
この様子だと、ゼーレの老人達も相当苛立っているに違いない。

そして、加持君が姿を消した。

後で入った情報によると、老人達による「見せしめ」の矛先が、彼に向かったらしい。
旅にでるときには……やけに全てを見透かしたようなタイトルだったが、
これもシナリオ通りなのだろうか。

加持君、君は最期まで、いつものように微笑んでいたのかね?

第拾弐使徒、マトリエル。零号機中破。初号機、弐号機小破。パイロットは全員軽傷。
都市被害──甚大。

872:864
06/06/17 05:38:52
第九話 「かくて光あり」

二人目の綾波レイが死んだ。何もかもが、加持君の時と同じ手口だった。

「もう、後戻りはできない。全ては決定された事なのだ」
「甚大」を示した都市被害、そして今回の事件。現状を目の当たりにして、碇はそう呟いた。

渚とまた第7ケイジにて接触。「計画書などの類があったら見せてくれないか?」と聞いてみたのだが、
全然見当はずれとしか思えない物を私に押し付け、彼は去っていった。

「パターン青! 使徒です!」
悲鳴のような日向君の声で、我に返った私は巨大スクリーンを見つめる。
そうだ、今は戦闘のことを考えなければ。
零号機はダミープラグを使うしかあるまいし、弐号機のアスカはまだ入院している。
実質、初号機のみで使徒と対峙せねばならん。これは難局だな。いや、待て、これは!

それからの出来事は、永遠にも、一瞬のようにも感じられた。
セントラルドグマへ降りる、赤い機体。それを追う、もう一体のエヴァ。
途中で両機はかつてなく強力なATフィールドに包まれ、全ての通信が遮断された。

ヘヴンズドアの内側で、何が起こったのかはさだかではない。
全てが終わった後に我々が見たものは、立ち尽くす初号機と、
その手に握られた「使徒の残骸」。かつて、渚カヲルと呼ばれていた存在だった。

老人達は──まさかこのために、初号機しか使用できないという状況を作り出したのか?
そしてこの時、ようやく私はある事に思い当たった。
昨日、渚が私に渡したのはネルフスタッフID……あれはフィフス・チルドレンの証を放棄し、
自らが使徒化するというメッセージだったのだと。

これにもっと早く気づいていれば、もっと違う未来……
例えば、シンジ君に渚を説得させ、再びフィフスに戻すということも有り得たのかもしれない。
だが碇の言葉通り、もう、後戻りはできないのだ。私は唇を噛みしめた。

873:864
06/06/17 05:41:10
第拾話 「コウスルト感ジマスカ?」

支援兵器が到着する。
頼んだ覚えもないのに、ずいぶん色々と来るものだな。

碇は相変わらず黙々と業務に励んでいる。
シンジ君との関係も別に好転する気配はない。
せっかくシンジ君がネルフに日参しているというのに、気の利かない奴だ。

今日はシンジ君から思わぬプレゼントがあった。香水袋だ。
私が誰かからプレゼントを貰うなど、滅多にないことだな。
しかし、香水袋という変わったものを、よりによって私にプレゼントしてきたのは
「そろそろ加齢臭が気になりますよ」というメッセージでないことを……祈る。

第拾四使徒、ラミエル。零号機、弐号機大破。初号機小破。被害甚大。
都市被害が広がり過ぎなかったのは、支援兵器のおかげかもしれんな。

第拾壱話 「無辺への切符」

第7ケイジで、エヴァの稼働率をチェックみるが、そろそろどの機体も限界のようだ。
初号機の場合、半分弱しか稼動していない。これでは不安だが……うむ。

その後間もなくして、召集のサイレンがネルフ内に鳴り響いた。

第拾伍使徒、シャムシエル。
弐号機が出撃できないまま、二機のエヴァで高速移動する使徒に立ち向かっていく。

街は壊滅してしまたものの、かろうじて、使徒は殲滅された。
そう、それは本当に「かろうじて」だったのだ。

零号機はまたしても大破、そして──初号機のロストと、パイロットの死亡。
それが、私に突きつけられた冷酷な現実だった。

874:864
06/06/17 05:50:32
最終話 「眠れ、安らかに」

──数日後。モニターが瞬く間に真っ赤に染まり、"敵"の侵入をけたたましく知らせた。
相手は使徒ではなく、同じ人間だった。
そしてついに、敵は発令所へ侵入──ターミナルドグマ占拠のため、BC兵器を散布した。

私はゆっくりとうなずき、自爆装置を作動させた。
「残り60秒」 無機質な合成ヴォイスが、ここにいる者たちの余命をカウントし始めた。

恐らく、知っているのは私だけだろう。本来ならばここにいるはずの人物……碇の居場所を。

私がシンジ君と楽しく会話している間、仕事をしている碇のことを、
つまらない奴だと心の底では思っていた。だが違う。私は、ようやく碇の行動を理解した。

「残り30秒」

碇は目の前の息子とのコミュニケーションに割く時間を仕事に費やし、
結果としてエヴァと使徒との戦闘を、強力にサポートしていたのだと。
今となってはわからないが、あの支援兵器も碇が発注していたのではないだろうか?

「残り20秒」

碇は地下へ向かい、アダムとリリスの融合を試みているはずだ。
ここが爆破されても、巨大な地下空間全体が崩落するまでには多少時間が残されている。
その間に融合を開始することができたなら……碇、お前の勝ちだ。

「残り、10・9・8・7……」

私はもういい年だ。先に眠らせてもらうとするよ。
目の前で白い光が弾けた瞬間、私は碇にかけた最後の言葉を思い出した。
──「ユイ君によろしくな」と。                            《終劇》

875:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 08:14:47
乙。いい感じに悲劇的になってるな。

876:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 10:13:07
オッテュ

877:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 21:09:45
乙。

878:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/17 21:58:46
乙。冬月先生かっこいいな。

879:784
06/06/18 13:35:35 cNI2xyfL
みなさんお久しぶりです。堕天使・渚カヲルです。

風の噂でシンジ君の成長を妨げるSDATなる呪われた物をが持ってると聞きました
それはいけないな・・・彼は僕の大事な親友だ。
それとなく取り上げるとしよう・・・
・・・・・・作戦は成功。SDATを手に入れる事は出来た。さてあとは・・・これをどう処分するかだが・・・
そんな事を考えながら町を歩いているとコンビニから相田君が出てくるのを見かけた

チャ~ンス(キラリーン)

カヲル「やあ、相田君。買い物かい?」
ケンスケ「あ、渚か。そうなんだよ。俺、親父と二人暮らしなんだけど親父の帰りがいつも遅くってね。だから俺がメシの準備してるんだよ」
カヲル「そっか、大変だね。あ、そうだ。よかったらこれ貰ってくれないかな?さっき福引で当てたんだけど(嘘)僕は機械オンチでね。持っていてもしょうがないんだ(シンジのSDATを差し出す)
ケンスケ「え?いいの、サンキューサンキュー」
カヲル「喜んでもらえて僕も嬉しいよ(なんか持っていると僕までコレに呪われそうで嫌だからね)」

それから僕と相田君はすこし話をして別れた。相田君の手にはしっかりあのSDATが握られながら・・・
そうだ、ちょうどコンビニの前だし、ノートを買って帰ろう。
相田君がこれからどういう風になっていくかを記録するノートを♪
ネルフの機密情報をハッキングするという別の楽しみも出来たし明日からまた楽しくなりそうだ。

880:830
06/06/19 22:43:46
やっと暇を取れました
PSP版のシンジシナリオです
次は明日になりそうです

881:830
06/06/19 22:45:39
PSP版「でも、この世界が好き」
第一話

自分の部屋のふすまを開けるとアスカがいた。「あ、おはよう」僕は軽く挨拶を交わす
アスカからはまともな返事が返ってきた。ふぅ良かった
続けてペンペンにも挨拶、ペンギン語?で返事が返る
ミサトさんは・・・どうやら出掛けたみたい。たいして仕事してないくせに・・・きっと今も加持さんといちゃいちゃしてるに違いない。僕もそろそろ学校へ行こうかな
授業が終わり放課後に。あれ?トウジやケンスケがいない?少し探してみるとトイレにいた。きっと授業中ずっと我慢してたんだろう。二人とも
「トウジ、こんにちは」ってトウジ!ケンスケ!なんで走って逃げるんだよ!
ふぅやっと追いついたよでも特に何もなかったね
じゃあそろそろネルフ本部へ行こうかな。アスカを誘ったけど断られたよ一人で登庁しよう・・・
ネルフに着くとミサトさんからデフコンの説明を受ける。ふぅこの説明もう何度目か・・・
自販機コーナーに行きリツコさんに話しかける。返事はそっけない・・・はぁ・・・
あっ日向さんだ話しかけよう。返事はそっけない・(ry
あっ加持さんだ話しかけよう。返事はそっk(ry
やっぱり僕はだれからも愛されてないんだ。場所を食堂に移動
あっと、父さん・・・聞いてよ父さん僕の心は傷ついたんだ父さんだったら分かるよね
僕の気持ち・・・
父さんに話しかける。返事はそっけない・・・。裏切ったんだ!父さんは僕の気持ちを裏切ったんだ!
もう・・・帰ろう・・・食堂から逃げ出すように走る
しかし綾波から何を食べるか尋ねられる。僕が目玉焼き定食を選んだ
話しかけてくれてありがとう綾波。でも僕は今日はもう家で寝るよ
家に着き自分の部屋のふすまを開ける。そのときに綾波、襲来
僕を心配してきてくれたんだねでも居留守をするよ。ふとんに潜り込む
朝になり起きる。学校に行きまた家に帰り寝る・・・寂しいよ母さん・・・
朝起きて使徒襲来。
第四使徒 ラミエル

被害:初号機 中破
   弐号機 損害なし
   零号機 損害なし
街:軽微

882:864
06/06/20 17:31:04
>>875-878
遅レスだがありがとう。
冬月先生はトイレと眠気の欲求が激しいし辛かった……。
あとNPC職員達が「対人防衛施設の増強」の意見書をまったく出してくれないのは謎だ。
エヴァ修理>自販機>対人防衛みたいな優先順位でもあるんだろうか。

じゃ、他の人のリプレイ投下も始まったし期待してる。

883:830
06/06/20 17:47:58
第二話

部屋からでるとみんなそわそわと歩き回っている。何かあるのかな?
とりあえず学校へ行く。授業が終わり、誰とも話さずにネルフへ。
ネルフに着くと鼻歌が聞こえる。何だろう?
どうやらフィフスチルドレンのカヲル君が来たみたいだ。
自販機コーナーへでも行こう。しばらく歩いていると青葉さんがいた。
青葉さんに前回の使徒戦の事を話す。青葉さんはホントに大丈夫なのか?とか死なれたら悔やみきれないとかいってきた。・・・はぁ・・・
仕方なく家に帰りミサトさんと適当に話して就寝。
朝起きても最悪な気分だ。とりあえず学校へ。
何事もなく家に帰る。就寝。次の朝、使徒襲来
第五使徒 マトリエル

起動指数ぎりぎりだったけどアスカが途中でエヴァとシンクロできなくなってしまったけど何とか殲滅。

被害:初号機 損害なし
   弐号機 大破
街:軽微

884:830
06/06/20 18:31:57
第三話

ATも平均並になりミサトさんからお小遣いを要求し学校へ。
途中でトウジから体育の時間に女子を見てただろ?と言われた
そ、そうかもしれない。クラスメイトと適当に話しカヲル君を誘ってネルフへ行こうとしたけどカヲル君からはあいまいに断られる。一人で登庁・・・
ネルフにつくと修学旅行には行けないと言われる。まぁうすうすこうなるだろうと思ってたけどね。
四日後
今日は学校へ行かずネルフへ。自販機コーナーへ行っても誰もいない・・・。みんな働いているのか・・・。仕方なく大浴場に入ったり射撃訓練をしてすごす
しかし誰も来なかったので学校へ。教室に入ろうとした時、派手に誰かとぶつかり転倒
いてて、ててぶつかった人はトウジだった。いろいろ妄想した結果、鼻から血が・・・
家に帰り、とりあえずテレビを見る。テレビを見た後就寝。
朝、起きる。アスカと挨拶しとりあえず学校へ。今日はケンスケだけしか登校してない。みんな何かあったのかな?
ケンスケと授業の復習。結果はイマイチ。
ネルフに行き、スタッフと適当に話す。家に帰り就寝。
朝になり箱根駅へ。カヲル君がいる。話しかけよう。
「今の体調はどうだい?」今は普通だよ。この情報で彼が利益になるのか分からないけど関係を良くする為にね。元々カヲル君は言ってる事がよく分からないしね。
話していると使徒襲来。

第六使徒 レリエル

使徒に取り込まれていろいろ僕の影と対話。
後、エヴァが暴走し使徒をぶち破り殲滅。

被害:初号機 損害なし
   弐号機 損害なし
   零号機 損害なし
街:軽微


885:830
06/06/21 19:04:31
第四話


どうやら今日は支援兵器がネルフに届いたみたいだ。学校へ行く。アスカが授業の復習を誘ってきた。
別に断る理由もないので一緒にする。結果は良くもなく悪くもなくといったところかな。
復習を終わらせ一緒にネルフへ行こう。と誘ってみる。
返事はOKだった。
一緒に登庁しネルフに到着。後で戦闘訓練も一緒にする。結果はイマイチだったけど・・・
終わった後はもう7時過ぎ、早く帰らないとミサトさんから怒られるので帰宅。
風呂に入り就寝。今日は寝るのが少し遅かったかな。
朝になり学校に登校したが・・・あろうことか授業中に居眠りしてしまった。
きっと昨日夜遅くまで起きていたからだ・・・
だが後でトウジと授業の復習をしたのでなんとかこれからの授業についていけそうだ。
もっともトウジも居眠りしてたのなら意味ないが・・・
ネルフに行き父さんを見つけ話す。家に帰ると使徒襲来
第七使徒 サンダルフォン


被害:初号機 損害なし
   弐号機 同


886:830
06/06/21 20:49:13
第五話
朝起きて学校に登校。授業も普通に受ける。
カヲル君に話し掛けられた普通に対応する。そのままネルフに一緒に行くことを誘ったら断なれた。どうやらカヲル君は誰かと一緒とゆうのは嫌いなようだ。
仕方なく一人で・・・。ネルフに着くと使徒襲来。
アスカと出撃したけど相手が分裂して敗退してしまった。
アスカからボロクソ言われるがこっちも反論。
最後はミサトさんから怒られた。次はユニゾンに高いパイロット二人が出撃するようだ。

翌日

朝一に学校へ行き委員長と天気の話題や宿題をしてきた?など話す。
授業が終わりネルフへ行く。アスカがいたのでユニゾン訓練を結果は・・・まあまあ
訓練終了の後でスタッフに仕事の調子をを聞いた。皆、順調な様だ。
みんな頑張ってるんですね。みんなと適当に話し家に帰宅。就寝。
起きるとアスカから香水袋をプレゼントされる。ありがとう、アスカ。
嬉しくなってアスカと一緒に登校。授業が終わると使徒襲来

第八使徒 イスラフェル

出撃パイロットはアスカと僕。

被害:初号機 小破
   弐号機 同
街:軽微

887:830
06/06/21 21:40:02
第六話

ふすまを開け誰とも挨拶せずに学校へ。毎日学校へ行ってる僕は偉いな。
そして誰とも会話せずにネルフへ。食堂に父さんがいる。話しかけよう。
仕事の調子を尋ねると芳しくないみたい。僕は邪魔だった?とあやまった。
前回の使徒戦の話をする。
シ「この前の使徒、勝ったよ。何発か当たったけどね・・・」
ゲ「勝たなければ困る」
どうやらこの調子でいけとゆう意味らしい。
話した後は風呂に入り家へ。就寝。
起きて学校へ。今日はよそ見をして授業に集中できず・・・
ネルフへ行き父さんと話す。途中で使徒襲来。
「さあ、行くよ。おいで、アダムの分身、そしてリリンのしもべ」

第九使徒 タブリス

どうやら弐号機が勝手に起動したらしい
原因はカヲル君みたいだ
カヲル君はホントは使徒だったみたい
僕が彼を止めるまずは弐号機にパンチ!
次はカヲル君と対話。今のところ考え直す気はない
弐号機を殴りまくって停止させる
これでカヲル君と話せる!暫く説得を試みる
説得の甲斐ありカヲル君はこれからもフィフスチルドレンとしているらしい

被害:初号機 損害なし

888:830
06/06/22 19:31:18
第七話

アスカに挨拶しミサトさんからお小遣いを貰い学校へ。
トウジと授業の復習をする。結果は・・・かなりはかどった!
そろそろネルフへ行かないと、今日は約束があるんだった。
ネルフへ行く。到着すると父さんがいる。
今日は一緒に母さんのお墓参りに行くんだ。
これを機に仲良くできたらいいけど・・・。と僕は心の中で思う。

翌日

アスカに挨拶しペンペンがミサトさんに近づきミサトさんから引かれているのを見ながら登校。
カヲル君と話す。そのまま本部へ一緒に登庁。
父さんがいる・・・。仲良くなる為にいろいろ話す。
仕事の調子は順調な様だ。
アスカと戦闘訓練を行い、家に帰宅。
一日の疲れを取るため風呂に入り就寝。
深夜に使徒襲来

第十使徒 シャムシエル

被害:初号機 損害なし
   弐号機 同
街:中規模の被害

889:830
06/06/23 21:58:22
第八話

ミサトさんからお小遣いを貰う。ついでに父さんの事を尋ねると僕の態度に突っ込まれた・・・
学校へ行こう。ケンスケと授業の復習をする
結果はまあまあだ。
ネルフへ向かう。父さんが自販機コーナーでベンチに座って休んでる。
話しかけよう。どうやら仕事の調子はいいようだ。
綾波と戦闘訓練をする。結果はまあまあだ。
終わった後も父さんはベンチに座っている。疲れているのかな?
差し入れとして入浴剤とプリンとコーヒーをプレゼント。
良かった。喜んで貰ってくれたよ。
家に帰宅。アスカといろいろ話す。就寝。
起きてネルフに行く。今日も父さんがベンチにいる・・・。
仕事の調子を聞くとこれまた順調らしい。順調だからといってサボりすぎだよ!父さん!
ぼーっとしていると使徒襲来。

第十一使徒 サハクィエル

被害:初号機 損害なし
   弐号機 同
   零号機 同
街:中規模の被害


890:830
06/06/23 22:00:30
第九話

朝。起きて学校へ行かずネルフに行く。やはり今日もベンチに父さんがいる。話しかける。
だんだん父さんが僕にやさしくなっている気がする。
僕と父さんは仲良くなれたみたいだ。あることを心の中に決めてネルフを出て学校へ行く。
授業が終わりネルフへ行く。父さんの姿が見えない。仕事をしにいったのかな?しばらく探すが見当たらず・・・。
今日は誘えないな・・・。とぼとぼと家に帰る。
ふと箱根駅に行くとそこにはベンチで休んでいる父さんが・・・!
僕は思い切って話す。
「・・・と、父さんって休みの日はないの?」
僕は聞いた。どうせこんな事を聞いて怒られると思っていた
しかし父さんは僕の思っていたこととは大違いのことを言った。僕は釣りに誘う。

数日後・・・

僕と父さんは防波堤に来ている。おそろの麦わら帽子を着て釣りをしている。
なかなか魚は釣れない・・・
ふと父さんのお腹が鳴る。僕は用意しておいた弁当を取り出す。
父さんと昼ごはんにはちょっと早いけど一緒に食べる。
父さんはおいしそうにごはんを食べてくれる。
僕は食べながら父さんのことを考える。
今まで憎んでいたけど今はこんなふうに仲良くしている
「一匹も釣れんな」と父さんが言う
「でも、僕は・・・僕は楽しいよ」と僕は言った
・・・・・・・・・・・・・
少し沈黙する。
僕は言った「父さん、今日はありがとう」
「ああ、シンジ。今日はありがとう」

~完~

891:830
06/06/23 22:06:50
長くなってしまって申し訳ありませんでた
釣りENDでおわることができました
誤字・脱字があるかもしれません
自分、文才はないほうなんで少々おかしいところがあるかもしれませんが

892:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/23 22:20:00
>>830
乙でした。第一話の鬱々具合から釣りエンドか~。
やっぱり釣りエンドはいいねぇ。

893:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/23 23:32:14
>>830
乙でした
毎日毎日ベンチに座っているゲンドウ…想像すると和むなw

894:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/23 23:58:24
オッテュ

895:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/26 15:32:30
前スレのログ持ってる人いない?

896:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/26 15:42:37
>>895
ネットアーカイブに757レスまでなら残ってる。
自分が持ってるのは880レスのまで。

897:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/06/29 21:08:28
保全

898:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/02 07:23:19
ほし

899:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/04 08:54:02
いまさらだが
29ch - (コンナコトニ)EVA2 リプレイ・プレイ日記(ナリマスタ)
URLリンク(makimo.to)

900:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/08 05:17:36
保全

901:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/10 19:34:34
保守

902:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/17 12:01:03
    へ
  //  \
/__/________\
\ ヘ    /  ))))))
.  \ヘ../
 ̄|―| ̄ ̄|_| ̄|―

903:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/18 08:29:53
hoshu

904:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/23 20:59:58
保守

905:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/25 14:54:58
定期保守

906:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/26 14:16:27
ファフナーになってるスレはここですか?

907:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/28 20:59:20
とりあえずageておくけど
漏れもやってみていいですか?
PSP「折れた翼」なんですが。

908:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/28 21:04:09
だめ









じゃないよ
イインダヨ

909:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/28 22:47:08
このスレ見て買ってしまった。
ミサトシナリオがタノシス

910:907 ◆CbVpbOagy.
06/07/29 05:01:48
じゃあやってしまいたいと思います、PSPカヲルシナリオ。
異常なノリだけどその辺は…なんとか。


第一話「折れた翼」

どうも、渚カヲルです。
みんなご存知の通り僕は歌が大好きだ、だから何だって?まぁ落ち着きなよ。
そんな僕だから現世…『ここ』に存在してるある物が気になっている。
…そう、その名はSDAT、生憎僕はコンビニに行けないし
そんな物を意識して買う人はゼロだろう、となったらデフォで持っている人物…
碇シンジ、この人がターゲットだ、この人から強奪するしか手は無い。

ミッション:SDAT強奪、終了したらシンジ社会復帰、使徒をひたすら殲滅。その他

911:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/07/29 11:25:13
お、久々の投下だ。楽しみにしてるよん>>910

912:907 ◆CbVpbOagy.
06/07/31 00:55:00
とにかく学校へ向かう事に、ネルフからのスタートなので少々遅刻する。
さわやかな朝、さえずる小鳥、最高の気分だった。

…さっそくターゲットが学校に来ていない事以外は・・・orz
二日目も、三日目も、視界に移ることさえない、
(ケンスケから奪い去った携帯で)諜報部に調べてもらうと
ほぼ必ずいつも自宅にいるようだ、


イキナリ引きこもり!?…ミッション1、2早くも難航の予感、
ついでに第四使徒「レリエル」襲来。

ハイ、皆さんご存知の通り飲まれましたよ、普通にガバーッと
その後、ご存知の通りエヴァ脱出、引き裂いて殲滅。

エヴァ、全機損害無し、
同パイロット、全員無傷
都市被害、損害無し。

913:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/04 14:24:31
リプレイマダー?

914:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/08 05:46:30
hozen

915:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/11 11:49:50
ほしゅ

916:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/13 00:56:57
保全

917:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/14 23:43:27
hosyu

918:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/16 00:09:13
スレチスマソ

PS2版のエヴァ2の全シナリオ出現コマンドってどーやんの?

919:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/16 13:57:19
>>918
新世紀エヴァンゲリオン2 第参拾四話
スレリンク(eva板)
の、テンプレ参照。

そういえばここのスレ、テンプレの類がないんだよな・・・。
次スレに行く前に、>7あたりを参考にして何か考えるか。

920:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/20 07:18:36
よろしこ

921:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/22 21:18:36
シバムラティックで鬱プレイしてみた
学校いかない、友達いない、家出しまくり、挙句に辞表。
ミサトは死ぬしオペレーターズも死ぬ
使徒も止められず、綾波に自爆してもらうヘタレっぷり
おまけにトウジは潰すしカオルも死なす
最後は量産機に勝てず、3rdインパクト敗北Ver発動

これぞ望んだ通りの結末!!!
劇中より暗い・・・鬱だ・・・・・

922:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/22 22:40:02
それでも量産機戦までたどりついてるのがすごい
1stプレイでミサトが暗殺されたのが今でもトラウマ…

923:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/26 12:03:21
すご

924:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/26 19:43:50
>>921とは逆に「使徒、襲来」でスーパーシンジプレイに挑戦中
学校ほぼ毎回登校、みんなから好かれる、常に高AT
トウジとカヲルは無事パイロット就任。夢のエヴァ五体配属!
戦闘は、ほぼ毎回全員無傷で街の被害も軽微
白兵にも長けて、誰も死なせない
アスカと綾波からの愛情も高く、鋼鉄のような三角関係
そして最後はゲンドウと釣りに行ってハッピーエンド

そんな平和なエヴァを目指してプレイ中。

925:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/27 21:27:11
おつ

926:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/30 01:15:51
保全

927:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/30 15:47:37
絶好調→死亡で日記つけようと思ったのに、うっかりバルディエルとイロウル以外全部殲滅。終末モードに。
そしてたった今、量産機に完勝。…アルミサエルが前半に出たのが痛かった

928:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/08/31 20:31:35
どうせ死ぬならアルミサエルに殺されたいよね、派手だし泣ける
特にアスカで死ぬ時が・・・
「誰か・・・助けてよ・・・」
惣流・アスカ・ラングレー 死亡
ウッ(´;ω;`)


929:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 00:32:46
>>928
同意。初めは釣りエンド可、カヲル君もトウジも死ぬ心配無し、レイが代わったりアスカが凹む事もなく幸せ!
って劇的状態で自爆させる気だったんだが…ゲンドウが照れ屋さんすぎて間に合わなかったorz

930:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 03:02:03
>>928
あれ、プレイヤーキャラが助けることが出来たらもっとよかったのにな

931:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/01 19:32:15
>>930
もしあそこで初号機が暴走してアルミサエル引きずり出して
食べたりできたら初号機に惚れ直す

932:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/02 12:15:50
>>931
侵食された奴は劇場版アスカ気分になるぞ…

933:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/07 00:03:12
hozen

934:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/13 17:35:21
保守

935:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/17 06:51:04
保全

936:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/18 10:14:21 jX057ygv
セントラルドグマってどうやったら行けるんですか? IDは持ってるんですが、使い途が… スレ違いですみませんが、どなたかお願いします。

937:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/18 14:45:12
>>936
PSPエヴァ2のスレ行って、Wikiの所在を確認してそこ見て下さい。
必要なことはたいてい書いてあります。

938:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/20 10:48:54 kja3QiVe
 >>937さんありがとうございました。やっとわかりました。

939:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/22 16:42:49
ぃようし、これからプレイして終わったらとうかするお

940:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/23 13:13:10
ガンガレ

941:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/25 11:20:05
にっきまち

942:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/28 08:55:51
しかしもう容量が

943:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/09/29 03:49:20
次スレのテンプレ案作ったんだが貼ろうにも容量が……

944:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/02 18:12:07 qTdKAEaG
スレリンク(news2板:36番)
スレリンク(news2板:36番)
スレリンク(news2板:36番)

↑のレイプ魔を警察に通報しよう!

警視庁連絡先 
URLリンク(www.keishicho.metro.tokyo.jp)

945:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/03 18:59:46
このスレおもしれーな
オマイラのせいで俺はPSP買うことになってしまった
エヴァ2、はまった・・・毎日寝不足

まぁ今いろいろ試してるけど(使徒にやられまくりですぐ終了)
これからやってみようと思っているのが
日頃自分がやってみたいと思っていることを
EVA2の世界で実現すること

>>921に近いんだけど、外出しないで
ひたすらペンペンをかわいがるプレイ

俺さ会社やめて猫とのんびり暮らしたいと思ってる
うまくいったらリプレイ書くぞ

946:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 01:02:26
がんがれ

947:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 15:31:34
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

私はネルフの総司令として職員たちとのコミュニケーションに努めようと考えた。
と思ったら都合よく青葉君が話しかけてきた。
「副司令は日向のこと嫌いじゃないみたいですよ」
・・・ネルフの職員の中にそういう趣味の連中がいたとは。
よりによって冬月か…。
私自身がターゲットにされないよう、さりげなく葛城君から、冬月へ興味ないと
伝えてもらおうと頼んだが困った顔で断られてしまった。
頼む相手を間違えたか…。
当の日向君に冬月のことをどう思うか聞いてみたが、困った顔して黙ってしまった。
少し性急だったか。
自販機コーナーに行くと青葉君に見つめられた。何のけなしに見返すと
「あ…」
と顔を赤らめた。お前もか。
そこで伊吹君を捕まえて、青葉に興味ないと伝言を頼もうとしたのだが
「私には無理です」
むぅ。やはり伊吹君のような潔癖症が踏み込める世界ではないか。
逆に密かに噂になっているリツコ君との関係を問いただしてみようと
思った。
「赤木博士とはどういった人物か」
「なんだかんだいってわいいところありますよ」
いつの間にネルフはこんな組織になっていたのだろう。

第4使徒シャムシエル襲来

初号機、零号機損傷なし
パイロット両名とも負傷なし
第3新東京市の被害 甚大

948:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 16:24:25
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第弐話(前編)

加持がアダムのサンプルを持ってきた。
ケイジで冬月にばったり会ったので思い切って日向君をどう思うか聞いてみた。
「なかなか可愛いところがあると思うが」
かつてゼーレにケンカを売ろうとしていたころの冬月先生が懐かしくなった。
私はさりげなくその場を離れ発令所に向かった。
あとで何気なく日向君を見たら冬月が「何を見てるんだ」と割り込んできた。
男の嫉妬は醜いぞ、冬月。
すると今度は伊吹君が私に声をかけてきて
「ミサトさんはレイのこと嫌いじゃないみたいですよ」
まて、レイは私のものだ。なぜ葛城君が…。
逆に伊吹君に冬月のことをどう思うか聞いてみた
「あの人には恐ろしささえ感じます」
やはりか。
いつの間にネルフはこんな組織に・・・私のシナリオにこんな展開はなかったはずだが…。

949:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 16:25:58
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第弐話(後編)

使徒の残骸を視察しに行ったあと、自販機コーナーにレイがいた。
私の心のオアシス。
迷彩服を渡そうとするが
「いりません」
何度も渡そうとするが受け取らないので思わず私はレイを叱ってしまった。
言い過ぎたかと反省したが、レイは
「これ以上私を追い詰めないで!」
と言い返してきた。レイ、私を拒絶するのか・・・?

その日は一度帰宅し、翌朝6時に起床。レイのマンションへ寝顔を見に行った。
案の定レイは寝ていたが、私が入室した途端、起き出して来客の対応に向かった。
来客…?まだ朝の6時半だが。
入室してきたのは青葉だった。レイ…いつの間に。
2人仲良く外出するのを見送り、私のものだと思っていたレイが遠い存在に感じた。

そういえばオペレータたちに渡そうとした参考書はまだ誰にも受け取ってもらっていない。

第五使徒サハクィエル襲来

初号機、零号機少破
パイロット両名とも軽症
第3新東京市の被害 甚大

950:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 17:34:08
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第参話 (前編)

ロンギヌスの槍が南極から届いた。
自販機コーナーにいると冬月が何度も私の方を見てくる。
よせ、私にはその気はない。ひたすら無視をした。
すると冬月が今の気分を聞いてきたので
「複雑な気分だ」
と、正直に答えた。
レイとは、朝彼女を部屋まで迎えに行くも、一言も言葉をかわさずに出て行ってしまい傷ついたが
どうにか迷彩服を無理やり渡すことができ、少し満足した。
その日の夜、私はレイの寝顔を見に行った。
悪い夢でも見ているのかレイはうなされっぱなしだった。私が原因だと言うのか…。
すると突然ノックの音がした。時間は深夜1時。何者だ。まさか青葉か…?
だが幸いなことに訪問者は部屋には入らずに帰った。


951:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 17:35:08
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第参話 (後編)

翌日、ネルフに登庁すると停電が起きた。あの男の仕業か…。
この時私はあの男を始末することを決意した。
発令所では冬月が3回も壁に八つ当たりしていた。そろそろネルフも限界か…。
日向君、青葉君に参考書を渡した。これで業務効率が上がってくれれば多少のことには目をつぶろうと思う。
が、その直後に日向君は私に参考書をプレゼントしてきた。間違いなく私がプレゼントしたものだろう。
このクソメガネ。
「いらん」
と即答しておいた。すると今度は
「マヤちゃんは赤木博士と気が会うようですね」
とリツコ君の目の前で爆弾発言をしてくれた。すかさずリツコ君本人が話しに割り込んできたので話題を転じた。
疲れてきた。

第六使徒ゼルエル襲来

初号機の暴走により殲滅。

初号機損傷なし。零号機大破
レイ 意識不明の重態
シンジ 負傷なし
第3新東京市の被害 甚大

952:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 18:13:12
途中にゴメン、すげー面白い。
期待してます。

953:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 18:42:05
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第四話(前編)

先の戦闘で零号機が大破し、レイは3人目になった。だがレイに違いはない。
朝、レイのところへ行くが大事な用がある、といわれて部屋にいれてくれず、しつこく粘ったが
とうとう入れてくれなかった…。誰かがいる気配はなかったのでとりあえず引き下がった。
登庁前にプリンが無性に食べたくなりコンビニに寄ったら相田ケンスケから今の体調を尋ねられた。
こんな子供にまで心配されるほど私もネルフも病んでいるということか。自嘲気味に私は微笑んだ。
ネルフに行くとアメリカの第2支部消滅のニュースが飛び込んできた。
リツコ君の部屋に行くと、彼女が私の胸元を覗いてきた。久々に燃え上がるつもりか?しかし隣には
加持がいる。リツコ君は仕事で疲れているようだが、さすがに私は人前でやるほど壊れてない。
胸元を隠すと機嫌を損ねたようだ。・・・すまん。
その後、リツコ君の部屋で1人でいると、青葉君が部屋にきたが私の顔を見た途端出て行ってしまった。
なんなのだ、一体。
昼、食堂でレイに会った。案の定私は3人目と言ってきた。予定より早いがまぁいいだろう。
今の気分を聞いてみると
「そんな目つきをするんですね。いつもそうなんですか?」
と強気な態度をとってきた。2人目にもまして3人目は反抗的だ。だがまだ修正範囲内だろう…と思う。
夜、レイが帰宅していないうちにレイの部屋に忍び込んだ。
レイの帰宅後だとまた入れてくれないだろうと思ったからだ。勝手に入るのもどうかと思うが聞くところによるとシンジも勝手に入ったそうだから似たもの親子だろう。
ほどなくレイが帰ってきたが、来客を居留守で追い払った後、私とは一言も言葉をかわさずに寝てしまった。
私は私で睡魔に負けて、トイレを借りて帰宅した。

954:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 18:43:28
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第四話(後編)

翌朝6時半にレイの家に上がりこんだ私はレイが起きるまで2時間、枕元で彼女の寝顔を見ていた。
途中、何度もドアがノックされた。まったく朝っぱらから失礼なやつだ。入ってきたら射殺だ。
やっと彼女が目を覚ますと私は思わず抱きついた。が、レイは
「用があるならはっきりいってください」
とつれない返事に一気にトーンダウンしてしまった。
9時に来客。意外にも鈴原トウジだった。
「こんなところで会うなんて奇遇ですな」
そんなのんきなことを言ってられるシチュエーションではないだろう。何を考えてる?

第六使徒イロウル襲来

みんな一斉にリツコ君のATを上げに向かった。私も無論向かったが、後から振り返ると
この非常時に50000円ねだったり、恋愛相談を持ちかけたりと、どうも足元が浮ついていたかもしれない。
3回目のアタックで使徒殲滅に成功。

955:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 20:01:03
>>952 レスどうもです。プレイしながら書いてるので更新遅いです

PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第五話(前編)

朝、もはや日課となりつつあるレイの部屋訪問。
渋々だが部屋に入れてくれたのが嬉しくなり、リツコ君の部屋から拝借した
マグカップをプレゼントすると大変に喜んでくれた。
そしてその勢いで抱きついた。すると
「思い上がらないで下さい!」
ときつい目つきで言われてしまった。
動揺を隠そうと、
「つまらん奴だ」
と強がったが、早く4人目にならないだろうかという思いがほんの少しだけ脳裏をよぎった。
するとレイがなんと
「プレゼントです」
SDATを私にくれた。…よりによってSDATか。親子そろってSDAT。ダメ人間の証…

ネルフに行き、昼食と食べていると目の前でリツコ君と加持が情事を始めだした!
待て、リツコ君、私にはまだ君が必要なのだ!いやその前にこんなところでなんて…!
あわてて情事の邪魔をするとリツコ君には
邪魔扱いされ、加持には
「こんなところで本気でする訳ないじゃないですか」
としれっといいやがった。殺す。この男は必ず殲滅する。
後でリツコ君の部屋に行くと加持がいた。ちょうどいい、リツコ君をどう思っているのか
聞いてみた。が、話しをはぐらかされた。
ますます殺意が湧き出たところにアホメガネ日向が下らない話しを
ふってきたので黙れと一喝してへこませたら少し気分が落ち着いた。
ようやくリツコ君と二人きりになれたので抱きつきまくった。
だがリツコ君はマグロ状態で、明らかにさっきのことを引きずっていた。

956:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 20:03:33
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第五話(後編)

ひとりになりたくなった私はケイジに行った。するとシンジがいた。
そういえばあまり会話していなかったな…。シンジに声をかけ久々に親子の対話を満喫しようと
した…が、シンジは私が何を話しかけても無視している。息子も私を裏切るのか。
思わず怒ってしまい、ただでさえ低いATをさらに起動指数ギリギリまで追い詰めてしまった。
今夜はレイの寝顔を見に行く気になれず自宅に直行した。

翌朝、10時頃にレイの部屋に行った。今回も渋々だが入れてくれた。
何かあげれば喜んでくれるだろうか?私は3ヶ月くらい前に買ったプリンをレイにあげた。
すると、よほどお腹が空いていたのか、そのまま玄関先で食べだした。
…まぁいい。少しは二人の関係も修復された。
すると来客があった。今回もトウジだ。この二人、何かあるのか…

第八使徒ゼルエル襲来

初号機、零号機損傷なし
パイロット両名とも負傷なし
第3新東京市の被害 甚大

957:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 21:02:06
>>956 第八使徒はラミエルの間違いでした。すいません・・・

PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第六話 (前編)

朝、レイの部屋に行く。応答がないので勝手に入るとすでにレイは起きていて来客の対応を
していた。また鈴原トウジか・・・!?
入ってきたのは青葉君だった。そういえば前にも来たな、この男。
今朝はさらに洞木ヒカリ、リツコ君まで入ってきた。
一体どういうことだ?ここでパーティーでも始まるのか!?
するとレイが私の心を見透かしたように今の気分を聞いてきた。
「快調だ」
「本当に?」
「ああ、間違いない」
少しいらつき、レイの部屋を出た。

ネルフに行った私はドグマを降り一心不乱に白兵戦の訓練に明け暮れた。
邪魔な奴はこの手で殺す・・・!
自販機コーナーに行くと冬月がいた。そろそろ和解しようと思い、彼がトイレを出てきた
タイミングで声をかけた。話しは概ね問題なかったが、会話が終わった直後にまたトイレに
入った冬月を見て、老いとは醜いな、と埒もない感想をいだいた。
すると今度は伊吹君が声をかけてきて
「ミサトさんはシンジ君のことを気に入ってるみたいです」
とさりげなく爆弾投下してくれた。
葛城君・・・私の息子ということを差し置いても14歳に手を出すとは・・・
彼女の更迭を考えた方がいいだろうか。



958:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 21:04:15
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第六話 (後編)

この日ばかりはレイの顔を見る気になれず帰宅した。
翌日も私は白兵戦の訓練に明け暮れた。

第九使徒アルミサエル襲来

ATの低い初号機、零号機ではなかなか致命傷を与えられなかったが、二機がかりで
ATフィールドを中和し、どうにかダメージを与えられるようになった。
「勝ったな」
冬月が隣でつぶやいた直後のことだった。零号機が融合されてしまいった。
そして葛城君は零号機の自爆を選んだ…!
くっ、やはりこいつは更迭しておくべきだったか…

初号機損傷なし、零号機ロスト
シンジ負傷なし、レイ意識不明の重態
第3新東京市の被害 壊滅的な打撃

959:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 21:26:30
オッテュ

960:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 22:17:19
ゲンドウとレイのすれ違いっぷりが面白いw

961:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 23:48:21
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第七話(前編)

ネルフ職員はすべてネルフ施設内で生活することになった。
登庁の行き帰りにレイの部屋を訪れることができなくった。
しかし、学校がなくなり、四六時中ネルフ内でレイと顔をあわせられるようになったのは
不幸中の幸いというべきか…。
さっそくレイに会ったので声をかけると
「私は4人目だから・・・」
まずい。こんなことを誰彼かまわず言いふらすのはやめさせなければ。
「そのことは他言してはならない」
釘を刺したが果たして守るだろうか。
話題を変えようと思い、たわいのない話しをしたが、
「そんな目つきをするんですね。いつもそうなんですか?」
・・・!3人目のときと同じセリフ。私はショックを隠せずその場を
離れようとした。ふと気づくと日向君が私の方を見ているので愛想笑いをしてやったら
「あ・・・」
なに頬を赤らめている。くそ!
葛城君の部屋に行くと、本人がいた。
この間から気になっていたことを聞いてみた。
「シンジのことをどう思っている」
「・・・・・・」
ふたりの間に何かあったのだろうか。あったらあったで心配になった。
今度は急いでシンジを探した。

962:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 23:49:19
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

第八話(後編)

自販機コーナーで発見すると、意外にもシンジの方から声をかけてきた。
どうやらシンジも私に依存するようになってきてくれたか。
「自分の顔を鏡で見たことある?性格の悪さは顔に出るんだよ」
「おまえには人を不愉快にさせる才能があるらしいな」
思わず言ってしまった。もうシンジとは修復不可能なのだろう。

久々に司令業務をこなしているうちに、やはり使徒の殲滅のため、シンジと
和解しようと決意した。
さっそく自販機コーナーでシンジを捕まえ、とにかくATを上げることに専念。
やっと44まで上がった。

第拾使徒マトリエル襲来

初号機の攻撃で徐々に使徒にダメージを与えるも、結局初号機は沈黙。
ついに使徒はジオフロント最深部に眠るリリスのところまで辿り着いた。
使徒とレイがリリスの中に取り込まれ、サードインパクトが始まる。
私は気がつくとレイの部屋にいた。が、それは錯覚にすぎない。
S2機関の中に取り込まれていたのだ。
「おやすみなさい・・・」
どこからかレイの声が聞こえた。

<終劇>


963:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/06 23:52:26
PS2 ゲンドウ「人類補完計画」

あとがき

最後まで読んでくれたみなさん、ありがとうございます。
まさかこんな終わり方になるとは自分でも思いませんでした。
あえて敗因をあげるとミサトさんの指揮がまず過ぎたのではないかと。。。
まぁ変態職員ばっかりだったので当然の結果な気もしますが。


964:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 00:26:28

面白かったよ

965:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 01:27:22
オッテュ

966:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 01:41:28
PS2 リツコ

私はネルフ技術開発部の赤木リツコ。
エヴァのテクノロジーから人類補完計画まで、要となる研究を
一手に引き受けている世界一のキャリアウーマン。

第壱話(前編)

今日は朝からダミーシステムの研究に取り組むわ。
と思ったけどミサトや加持君が何度も話しかけてくるからはかどらないじゃないの!
仕方ないから私は気分転換にコンビニへ。
徹夜に備えて色々買い込んでからもう一度ダミーシステムの研究を再開。
あっという間に完成したわ。やはり母さん譲りの才能は健在ね。
続いてエヴァの稼働時間の延長の研究に取り組んだの。これもすぐに完成。
なんて凄いのかしら、私って。
もちろんその合間には意見書も作成して司令に提出してるわ。はっきり言ってネルフの
男どもは大人も子供もあてにならないからね。私がすべて担うのよ。
特に碇司令は何を考えているのか、私が作成した意見書を目の前で破り捨てる暴挙に
出た!母さんもユイさんもこんな男のどこに・・・。
って私も人のこと言えないか。ロジックじゃないものね、男と女は。

967:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/10/07 01:42:35
PS2 リツコ 第壱話(後編)

パイロットの育成も私はミサトに任せたりしない。
まずはシンジ君に迷彩服と高級財布を渡しておいた。
SDATはまた次の機会に取り上げましょう。
一番見所のあるパイロットのカヲル君は今のところ予備に回されてるけど、
本音をいうと彼みたいな子に載ってほしいのよ。

これくらいなら他人にもこなせるかもしれないけど、私はさらに
セントラルドグマ内からMAGIにハッキングしてこの世界の謎も追求
してるの。
碇司令からはゼーレIDももらったし、徹夜でハッキングね。
司令は私を利用しているつもりでしょうけど、それはお互い様。
後々は加持君も利用するつもりよ。

第五使徒タブリス襲来

そんな・・・彼が使徒だったなんて。
いいシンジ君、なんとしても彼を説得して連れ戻すのよ!

初号機少破
パイロット軽傷
使徒・・・殲滅。

やっぱり男はあてにならないわね。


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