05/05/14 22:30:06
>>324
「シンジィ~ご飯マダァ~?」
「ちょっとは手伝ってよっ」
台所とテーブルを行ったり来たりしているシンジはアスカに文句を言う。
「イヤよっ。アンタの仕事でしょっ!ほらっ、ご飯よそってよ!」
「なんで僕がそこまでしなくちゃ「右腕バッサリ裂けちゃった時の後遺症が残ってるのよねぇ」
その言葉にビクッと反応するシンジはすぐさまアスカの茶碗を奪い
「ご、ご飯の量このぐらいでいい?」
「ダメよっ、大盛よ、お・お・も・り!!」
ようやく全てのおかずがそろったテーブルで2人一緒に「「いただきます」」の挨拶。
いきなり箸を置き隣で座るシンジの方を向き小さな口を雛鳥のように開けるアスカ。
「あ~ん」
「ちょっ、自分で食べてよ」
「左目の視力がまだ完全に直ってないから距離感掴めなくてポロポロとご飯こぼしちゃうもん。あ~ん」
またしてもビクッと反応し冷や汗を流しながらアスカにご飯を食べさせる。
「お、おいしい?アスカ?」
「まっ、こんなもんじゃない」
そういうアスカの表情はどこか満足そう。
「次はお味噌汁飲ませてっ」
「え~~!か、勘弁してよ、もう」
「だって、誰かさんにギュウって首絞められちゃったから自分の力じゃうまく飲め「や、やります、是非やらせてくださいっ」
顔面蒼白になりながらも今までに無い素早さで了承したシンジは自分の口に味噌汁を含み開いているアスカの口へ。
チュッ…コクッ、コクッ…
これもしあわせのかたち?