06/12/25 00:58:57
あすかガンガレ
419:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/26 07:31:01
乙
420:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/26 17:07:20
ほ
421:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/28 14:40:46
稲荷町
422:名無しが氏んでも代わりはいるもの
06/12/30 12:52:03
十日町
423:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/01 23:03:30
投下まち
424:惣流さん(2日目)
07/01/03 02:03:52
あ 月 へ 日
年末は、せわしなく動き回るみんなを横目に、のんびりと過ごす筈だった。
だって、年末進行で仕事に追われているわけでもないし、
ネルフ本部に居れば、食料や日用品の買出しの必要もないし。
わざわざ大掃除なんてしなくても、私の部屋は常日頃からキレイにしてあるもの。
勘違いされている部分があるかもしれないが、別に私は、掃除・洗濯・料理・
その他家事一般が「できない」訳じゃなく、身近な所に、私よりも家事に適した
「碇シンジ君」と言う人材が居たので、彼に活躍の場を提供していただけの事だ。
「適材適所」ってヤツよ。まあ、自分でするのも面倒臭いってのもあるけど。
それにしても、ホントに人の行き来が激しい。
自販機コーナーのベンチに座っていたら、右から左へ、人が通る通る!
そんなに急がなくたって、よさそうなものなのに、これが「日本の文化」なのかなあ?
まあ、私は別段用も無いので、例によって部屋でテレビゲームでも・・・
と思っていたら、緊急の招集がかかる。
「チルドレンの三人は、至急、発令所まで来るように!」
渋々ながら発令所まで来てみると、シンジとファーストは既にそこに居た。
そして二人の前には、招集をかけた赤木博士と、ミサトの姿があった。
私が到着し、三人が揃うと、赤木博士からの指示が出る。
「いい、三人とも、これから私についてきて。」
赤木博士が私たち三人を率いて向かった先は、ミサトの執務室、
の横にある、ミサトのプライベートルーム。通称「本部内のゴミ屋敷」。
「みんな、もう分かってると思うけど、今日の仕事はこの部屋の掃除よ!」
まさか、自分の部屋でなく、ミサトの部屋の大掃除をすることになるとは・・・・・・。
425:惣流さん(2日目)
07/01/03 02:05:31
「リツコぉ、やっぱ、いいよぉ、後で自分でやるから・・・・・・。」
ミサトは、バツの悪そうな顔で赤木博士に訴えていたが、
「ダメよ!こういう機会にやっておかなきゃ。貴方の『後で』は、いつになるか分からないわ!」
と、一発で却下。なおも抵抗を試みるミサトは、
「シンちゃ~ん、ちょっと聞いてくれる?リツコったら、マヤちゃんに何言ったと思う?
『潔癖症は辛いわよ、ミサトの部屋を見たらわかるわ』だって・・・・・・。」
「そこ!話を逸らさない!!!」
・・・・・・今日の赤木博士、いつに無くコワイ・・・・・・。
そんな訳で、私達は片付けに取り掛かったのだが、部屋一面がゴミ箱状態に
なっているので、まずは、それを取り除く事から始まった。
普通、人の部屋にあるものを動かす時は、たとえ不用品に見えても、その部屋の主に
とっては、大事な物かもしれない、なんて、少しは迷うものだけれど、
この部屋に関しては、そんな考慮は必要無さそうだ。
「モノを捨てられない人」というのは、その「モノ」を、いつか使える時が来る、って
考えるから、捨てるに忍びないんだろうけど、ここにあるビールの空き缶や
ラーメンのカップ等については、どう考えても使える機会を想像できない。
何故ここまで捨てずに溜め込むのか、さすがの私も理解に苦しむわ。
まあ、ゴミを片付けて、掃除して、荷物を整理するぐらいなら、思いのほか
早く終わるんじゃないのかな、なんて思っていたんだけど、ところが!である。
一連の、缶や容器などの「不燃物」を始末した後、同じように今度は
そこいら中に散乱した、包装紙やら割り箸やら紙屑やらを集めて捨てていたのだが・・・。
「アスカ、その紙、捨てちゃっていいの?」
機械的に作業していた私は、シンジのその声で我に返った。
まったく、バカねえ、ゴミは捨てていいに決まってるじゃない!などど思いつつ、
私の手の中でグシャグシャになったその紙を広げてみると・・・・・・。
何か、重要そうなハンコが、いっぱい捺してあるんですけど・・・・・・。
426:惣流さん(2日目)
07/01/03 02:07:03
念のため、赤木博士によって、隣の執務室に監禁されているミサトに確認を取る。
あ、何故、ミサトが監禁されているのかというと、私達の作業に口出しさせない為、とのこと。
ついでに言っておくと、赤木博士が何故、私達に作業させるのかというと、
「さすがに私が直接、友人の部屋に手をつけるのは、気が引ける」だそうだ。
ミサトと赤木博士に、さっきの紙を見せると、二人の顔が、見る見る青くなっていく。
・・・・・・どうやら、これ、重要な書類だったようだ。
結果、私がせっかく集めたゴミは、もう一度ゴミ袋をひっくり返して確認するハメに。
更には、書類を日付順に並べておく、なんて余計な仕事まで言い付かってしまった。
大体ねえ、そんな重要な物を、こんな汚い私室に持ち込む方が問題あるのよ!
・・・などと罵声を飛ばしながらゴミ袋をひっくり返す、私とシンジを尻目に、
ファーストだけは黙々と作業を進めている。相変らずだなあ。
この構図だけはいつまで経っても変わらないような気がする・・・・・・。
疲れてきたところで、適当に休憩。さっきから気になっていたんだけれど、
この汚い部屋の中に、一ヶ所だけ、埃一つ無くキレイになっている部分がある。
テレビ台の上の、テレビの横の一部分。そこに小箱が一つ、置かれている。
これはきっとミサトの大切な物なんだろうなあ。この部屋で生活できるミサトが、
その場所だけはキレイにしているぐらいだから、否応なしに、そう思わせる。
私は、好奇心を抑えられず、ミサトに悪いと思いつつも、その小箱の中を見てみた。
何これ?超小型のマイクロチップ、かな?薬のカプセルにでも入りそうなサイズだ。
何でこんな物大事にしてんの?ワケ分かんないわねえ、期待して損しちゃった。
結局、ダラダラ作業したのと、手間が増えたのとで、終わったのは午後11時過ぎ。
「お疲れ様。じゃ、これ、ちょっと早いけど、お年玉よ。」
赤木博士からお年玉(というかバイト賃?)を貰って、思わず喜ぶ自分が悲しい。
それにしても、ミサトのこの生活能力・・・加持さん、考え直した方がいいんじゃない?
427:Adrienne ◆HI8ebVe8lo
07/01/03 14:16:01
乙~
うーむ、ハンコのある書類ってやっぱり伏線なのかな?
wktk
428:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/07 19:47:43
ほ
429:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/08 08:29:46
乙
430:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/09 14:43:40
おつ
431:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/12 11:58:37
ほ
432:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/14 10:40:55
しゅ
433:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/15 14:58:05
稲荷町
434:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/17 19:37:02
十日町
435:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/18 21:21:27
GJ
436:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/19 15:13:48
gj
437:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/22 17:30:30
十日町
438:名無しが氏んでも代わりはいるもの
07/01/24 09:36:22
職人町