04/11/05 22:24:08
それから少しして綾波さんが、その次は山岸さんが、同じように「シンジ分の補給」に行きました。
私にとっての葛城邸はアスカの家。
だけど、きっと霧島さん達にとってみれば、何より碇君の家。
せっかく好きな人の家に来てるのだから、もっと会いたい、おしゃべりしたい気持ちは当然だと思います。
シンジ分って、そういう願いを満たす事の比喩みたい。
ただ、時折聞こえる碇君の声と、アスカの落ち着かない様子が気がかりでした。
碇君の声・・・文字にしたら「んぁぅっ!?」とかかな。
音が高いし、知らないと女の子と勘違いされそうです。
勉強会は6時くらいに終了。
そこでまた、今度は3人ともが碇君の部屋に入ってしまって、私とアスカだけがリビングに残りました。
この時のアスカを表現すると、正に「心ここにあらず」。
けどすぐに、アスカもとうとう席を立って、碇君の部屋へ引き寄せられていきました。
足がしびれてたみたいで、おぼつかない足取りでした。
私は一人だけ蚊屋の外で疎外感もあったけど、あの中に入っていくのも気まずいので、リビングで読書をしていました。
こんなこと考えるのはいけないかも知れないけど、私はアスカに頑張って欲しいと思っています。
アスカ、あんなになるまで我慢しないで、もっと素直になればいいのに。
綾波さんだけは帰ってしまったけど、夕御飯も葛城邸で頂きました。
友達同士の夕食は、いつもと違う楽しさがありました。
アスカの機嫌も直っていて、一安心。
なんと食事中、碇君にお肉をあげたりもしていました。
「あんたはタンパク質取らなくちゃダメよ」なんて言いながら。
碇君、線が細いもんね。
アスカ、碇君、今日はお世話になりました。