シンジハーレムを追い求めるスレ4at EVA
シンジハーレムを追い求めるスレ4 - 暇つぶし2ch125:1
04/11/10 00:58:35
――彼はどんな人物ですか?

「すっごく可愛いんですよ」
霧島マナはにっこりと笑った。
そう言う彼女自身も、充分に可愛らしい少女だ。清涼で瑞々しい。
取材前に読んだその経歴――戦略自衛隊、少年兵といった物々しい単語が並ぶ――から私が勝手に描いていたイメージとは、随分と異なる。
「ひょっとして、男の人が女の子に期待する可愛らしさに近い『カワイイ』かも」
霧島は、何度も「可愛い」と繰り返していた。

使徒の脅威、サードインパクトの悪夢。
もう3年前の出来事になる。
その中で中心的な役割を果たした人物の一人、かのサードチルドレン=碇シンジについて一冊の本にまとめるのが、今回の私の仕事だ。
残念ながら碇シンジ本人には取材を拒否されたが、彼の周辺への調査には許可が下りた。
チルドレンに関する、NERVを通さない直接的な取材が許されたのは、事実上初めてということになる。
といって、国際的な暗部(いくらでもあるだろう)を暴くような物騒な内容ではない。
出版社が私に求めた仕事はもっと俗物的、ぶっちゃけるならミーハー向けのもので、それだけに気軽でもあった。

「バカよ。すっごくバカ」
碇の同志であった惣流・アスカ・ラングレーの評価は、最も辛辣だった。
「何かを信じるって力が、根本的に不足してんのよ」
――何か、とは例えば…
「自分!」
私より随分と年下だが、惣流は終始”タメ口”で通した。
そして、それがひどく似合う。
噂以上のエネルギー、脳裏に焼きつく迫力の美少女だ。

惣流と同じくかつてのパイロット、劣らぬ美貌ながら、綾波レイは惣流と180度真逆の存在だ。
極端に口数が少なく、常に無表情。
可憐な唇から聞かれる言葉は時に鋭く尖り、時に抽象的だったりと、掴みどころがない。
「碇君は碇君だわ」
冒頭の問いへの返答は、いい加減なのか、あるいは哲学的なのか。


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