エヴァで801するスレat EVAエヴァで801するスレ - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト918:鬼畜ケンスケ 06/07/26 00:57:57 「何でや…何でこんな事……」 映りこんだシンジの姿は酷い有様だった。 手錠で拘束され内部を何かに掻きまわされている。その目には薄らと涙が浮かび、唇の端は 切れているのだろうか、血が滲んでいる様さえ見てとれた。 これを、ケンスケがしたというのだろうか。 彼がそれを差し出したということは、そういう事なのだろう。だがトウジにはおいそれとそれを 信じる事は難しかった。 だがそんな彼の微かな希望は、目の前の友自身の口からきっぱりと否定されてしまう。 「俺さ、前からシンジの事懲らしめたいと思ってたんだよね」 トウジは彼のその言葉に、信じられない思いでその表情を見つめた。気心が知れていたはずの 目の前の友人が、やけに遠い存在に感じて仕方がない。 「だってそうだろ。あいつはエヴァにも乗れて、偉い親父さんも居て、あんな美人に親切にしてもらって。 なのに自分がこの世で一番不幸だって顔してさ…それで周りを巻き込むんだ」 独り言のように呟くケンスケを、トウジは未だ混乱のままに受け入れられずに居た。 彼もまた自分と共に見ていたはずだ。シンジがどんな思いでエヴァに乗っていたのかを。 目の前で使徒に対峙し、そして泣き崩れる彼の姿を。 自分はあの時己を恥じた。あんなものに乗って戦う事を『当然』だと思い、その被害すらも彼の所為に して、怒りをぶつけた自分の傲慢さを。 選ばれた立場であるという事など、シンジにとっては痛みでしかなかったのだと。 だからこそそれをしないで済む時間には、彼と共に笑っていようと思った。それくらいしか平凡な立場の 自分達にはしてやれる事などなかったから。 トウジはケンスケもそう考えているのだとばかり勝手に思っていたのだ。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch